JP3574601B2 - 半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とから構成される。そして、前記マイクロホン部は、インピーダンス変換回路、増幅回路、ノイズキャンセル回路、AGC回路等の必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に対向する振動膜を有するリング部材とを有している。なお、リング部材のICチップへの固定は、接着剤で行われる。また、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有している。
【0003】
このように構成された半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、ICチップ、リング部材、振動膜、ケース部の本体部及びキャップ部等の多くの部品から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように部品点数が多い半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンには、製造工程の自動化の点で多く問題がある。実際に、製造工程の自動化は困難な状態にある。例えば、ケース部を構成する本体部とキャップ部とは接着剤で固定されるため、自動化の阻害要因の1つになっている。また、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの現状以上の薄型化、小型化の要請にも応じられないようになっている。さらに、マイクロホンとしての性能の向上、多機能化の点も限界に近づいている。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、製造工程の自動化を図ることができるとともに、より薄型より小型であり、かつ性能の向上及び多機能化ももたらすことができる半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とを備えており、前記マイクロホン部は、必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜を有するリング部材と、このリング部材をICチップに対して固定する固定部材とを有しており、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有しており、前記キャップ部は本体部に対してかしめによって固定されるようになっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの概略的断面図、図2は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的平面図、同図(B)は概略的正面図、同図(C)は概略的側面図、同図(D)は概略的底面図、図3は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンからケース部を構成するキャップ部を取り除いた状態の概略的平面図、図4は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに用いられる固定部材の概略的展開平面図、図5は本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的正面図、同図(B)は概略的底面図である。
【0008】
本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部100と、このマイクロホン部100を収納するケース部200とを具備しており、前記マイクロホン部100は、必要な電子回路が形成されたICチップ110と、このICチップ110に形成された固定電極(図示省略)に一定の間隔を有して対向する振動膜120を有するリング部材130と、このリング部材130をICチップ110に対して固定する固定部材140とを有しており、前記ケース部200は、前記マイクロホン部100が収納される本体部210と、この本体部210に被せられるキャップ部220とを有しており、前記キャップ部220は本体部210に対してかしめによって固定されるようになっている。
【0009】
前記ケース部200は、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの外殻をなすものである。このケース部200を構成する本体部210は、セラミックスシートからなる3つの枠体210A、210B、210Cを積層して焼成したものである。
【0010】
下層の枠体210Aは、略正方形状の平板であって、図2(D)に示すように底面には4つの独立した導電性膜213A1 、213A2 、213A3 、213A4 が形成されている。導電性膜213A1 は電源端子であり、導電性膜213A2 は出力端子であり、残りの2つの導電性膜213A3 、213A4 はアース端子である。これらの導電性膜213A1 、213A2 、213A3 、213A4 は、対向する2側面に形成された側面の導電性膜214A1 、214A2 、214A3 、214A4 と導通されている。なお、前記導電性膜214A1 、214A2 は、図2には示されていない。また、この下層の枠体210Aの側面の導電性膜214A1 、214A2 、214A3 、214A4 が形成されていない2側面には、底面にかけた凹部212Aが形成されている。この凹部212Aは、後述するキャップ部220のかしめの際に用いられる部分である。なお、前記導電性膜213A1 等は、金属メッキによって形成されている。
【0011】
また、前記下層の枠体210Cの上に積層される中層の枠体210Bは、略額縁状に形成されている。そして、この中層の枠体210Bの内側は、後述するマイクロホン部100が嵌まり込むことができる大きさに設定されている。また、この中層の枠体210Bの対向する2側面には、導電性膜214B1 、214B2 、214B3 、214B4 が形成されている。この導電性膜214B1 、214B2 、214B3 、214B4 は、下層の枠体210Aの前記導電性膜214A1 、214A2 、214A3 、214A4 と電気的に接続されることになる。なお、この中層の枠体210Bは、前記凹部212Aの部分を除いて外形は下層の枠体210Aと同じに設定されている。なお、前記導電性膜214B1 等は、金属メッキによって形成されている。また、前記導電性膜214B1 、214B2 は、図2には示されていない。
【0012】
さらに、前記中層の枠体210Bの上に積層される上層の枠体210Cは、略額縁状に形成されている。そして、この上層の枠体210Cの内側は、後述するマイクロホン部100が嵌まり込むことができる大きさに設定されている。上層の枠体210Cの内側は、具体的には図1に示すように、前記中層の枠体210Bより大きく設定されている。
【0013】
これらの3つの枠体210A、210B、210Cを積層して焼成することでケース部200の本体部210が形作られているのである。
【0014】
一方、上述した本体部210とでケース部200を構成するキャップ部220は、金属板をプレス成形することで構成されている。このキャップ部220は、下面側は本体部210が入り込む部分として開放されている。また、このキャップ部220の上面の中央部は、盛上部222として略矩形状に盛り上げられている。
【0015】
また、このキャップ部220の対向する2側面には、前記凹部212Aに対応するかしめ部221が形成されている。このかしめ部221は、平行な2本のスリットを設けることで構成されている。すなわち、外側から力が加えられたかしめ部221が内側に向かって突出するように変形することで、前記凹部212Aにかしめられて、キャップ部220が本体部210に固定される。また、このキャップ部220の盛上部222の中央には、音響を振動膜120にまで導く音孔223が開設されている。
【0016】
一方、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部100は、必要な電子回路が形成されたICチップ110と、このICチップ110に形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜120を有するリング部材130と、このリング部材130をICチップ110に対して固定する固定部材140とを有している。
【0017】
前記ICチップ110は、インピーダンス変換回路、増幅回路、ノイズキャンセル回路、AGC回路等の必要な電子回路が形成されている。そして、ICチップ110の表面には、背極としての固定電極が形成されている。なお、この固定電極は、ICチップ110に比較するときわめて薄いものであるため、図示は省略している。さらに、この固定電極の上には、後述する振動膜120との間に一定の間隔を確保するためのスペーサ(図示省略)が形成されている。なお、このスペーサも高さ寸法は約15μmというきわめて薄いものであるので、図示は省略している。
【0018】
前記リング部材130は、真鍮やステンレススチール或いは42アロイ等からなる金属リングである。このリング部材130に貼り付けられる振動膜120は、片面にアルミニウムやニッケル等の薄膜が蒸着されたFEP等の高分子フィルムであって、エレクトレット化されている。この振動膜120は、テンションを加えた状態でリング部材130に貼り付けられる。振動膜120のリング部材130への貼り付けは、導電性を有する熱硬化性エポキシ系接着剤で行う。また、振動膜120はリング部材130への貼り付け後、外周をカットする。また、振動膜120は、この外周のカットの後に前記高分子フィルムの蒸着面をアースに接地し、高分子フィルム面がコロナ分極によって分極・帯電されてエレクトレット化される。なお、前記高分子フィルムは約5〜12.5μmの膜厚で、前記薄膜は約500Åの膜厚にそれぞれ設定されている。
【0019】
また、マイクロホン部100を構成する固定部材140は、金属板材からなり、図5に示すように、略正方形状の上面部141と、この上面部141の縁部から外側に向かって突出した舌辺部142とが一体に形成されたものである。前記上面部141には、中央に開口部143が開設されるとともに、この開口部143を中心とした同心円状に複数段にわたる変形部145が設けられている。この変形部145は、本体部210に取り付けられたキャップ部220に押圧されることで奥側に向かって変形する部分である。また、前記舌辺部142は、図5に示す破線Lから略直角に折曲される。
【0020】
このようにして形成された固定部材140は、リング部材130が載置されたICチップ110に取り付けられると、リング部材130のICチップ110に対する位置決めを行う。すなわち、固定部材140の舌辺部142の間からは、下面側にリング部材130を介在させた場合、リング部材130の縁部がのぞいたようになり、固定部材140とリング部材130との相対的位置関係が決定される。また、固定部材140の舌辺部142は、ICチップ110に対して恰も蓋のように嵌まり込むものであるから、ICチップ110と固定部材140との相対的位置関係が決定される。これによって、ICチップ110とリング部材130との相対的位置関係が決定する。従って、固定部材130の舌辺部142は、リング部材130の固定部材140に対する位置関係を規制する規制手段になる。従って、リング部材130に取り付けられた振動膜120は、ICチップ110に形成された固定電極から横方向にずれることなく位置決めが行われる。
【0021】
次に、上述したような部品から構成される半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの製造工程について説明する。
まず、必要な電子回路が形成されたICチップ110に固定電極及びスペーサが形成されたものをケース部200の本体部210の収納部211にダイボンディングする。なお、このダイボンディングには導電性熱硬化エポキシ接着剤250を使用する。そして、ICチップ110に形成されている図示しない電極と前記中層の枠体210Bに形成されたボンディング部とをボンディングワイヤ260A、260B、260Cで電気的に接続する。なお、前記ボンディングワイヤ260Aはアース用、ボンディングワイヤ260Bは出力用、ボンディングワイヤ260Cは電源用である。なお、前記ボンディング部は、底面部の前記導電性膜213A1 、213A2 、213A3 、213A4 と電気的に接続されている。
【0022】
エレクトレット化された振動膜120が張りつけられたリング部材130を前記スペーサの上に載置する。この状態で、固定部材140をリング部材130及びICチップ110の上に被せる。すると、上述したように、固定部材140の舌辺部142によって、リング部材130はICチップ110に対して正しい位置に固定される。これによって、マイクロホン部100がケース部200の本体部210の収納部211に納められたことになる。
【0023】
これで、図示しない固定電極と振動膜120との間には、図示しないスペーサの厚さ寸法だけの空間があるコンデンサーが構成されたことになる。
【0024】
ところで、ケース部200の本体部210は上述したように、セラミックスシートからなる3つの枠体210A、210B、210Cを積層して焼成したものであるので、ある程度の寸法誤差は避けることができない。ここで、本体部210の収納部211の深さ寸法が不足していた場合には、本体部210にキャップ部220が取り付けられないという問題も発生する可能性がある。しかし、本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンであると、固定部材120には、同心円状に複数段にわたる変形部145が設けられているので、この変形部145がキャップ部220に押圧されて、厚さ方向に収縮することで前記誤差を吸収することが可能である。
【0025】
本体部210に被せられたキャップ部220の側面に形成されたかしめ部221をかしめて凹部212Aに入り込ませることで、本体部210にキャップ部220を固定する。これによって、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンが完成する。
【0026】
次に、本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンについて図5を参照しつつ説明する。
この半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンが上述したものと相違する点は、キャップ部220の本体部210への固定の方法である。この半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンでは、本体部210の底面側四隅に凹部212Bが設けられ、キャップ部220のかしめ部221Bは前記凹部212Bに対応するようにキャップ部220の四隅に設けられているのである。
なお、この他の点は上述した半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0027】
なお、上述した2つの半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンでは、振動膜120をエレクトレット化したが、固定電極をエレクトレット化することも可能である。この場合は、固定電極の表面にFEP等の高分子フィルムを張りつけてこれをエレクトレット化する。また、同時に、振動膜120をエレクトレット化できない素材、例えば、PPS樹脂やPET樹脂等からなるフィルム(厚さ寸法1.5〜4μm)で構成してもよい。
【0028】
また、エレクトレット化する素材としては、FEP等の高分子フィルムの他にPEA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)やSiO2 等の使用することができる。
【0029】
また、振動膜120を有するリング部材130を固定する固定部材は、弾力性を有する導電部材、例えば、導電性ゴム等を使用してもよい。すなわち、この固定部材はキャップ部220とリング部材130との間に介在され、両部材間の導通を確保するという役目と、ケース部200の本体部210の寸法誤差、特に収納部211の深さ寸法の誤差を吸収するという役目とを併有しているものであるため、弾力性を有する導電部材であればよいのである。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とを備えており、前記マイクロホン部は、必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜を有するリング部材と、このリング部材をICチップに対して固定する固定部材とを有しており、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有しており、前記キャップ部は本体部に対してかしめによって固定されるようになっている。
【0031】
従って、この半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、キャップ部がかしめによって本体部に固定されることになるので、従来のように両者の接着工程がない。このため、量産化が容易になるとともにコストダウンも可能である。さらに、リサイクルが可能になる。
【0032】
また、前記固定部材は、厚さ方向に収縮可能に構成されているので、ケース部、特に本体部の寸法誤差を吸収することができる。
【0033】
なお、前記固定部材が、厚さ方向に収縮可能な同心円状の変形部が設けられているものであると、単に金属板をプレス成形することで構成することができるので、コストダウンに大いに寄与することができる。
【0034】
さらに、前記固定部材は、ICチップに被せられることでリング部材をICチップに固定するものであって、リング部材の固定部材に対する位置関係を規制する規制手段を有している。このため、リング部材をICチップに対して正確な位置に固定することができるので、マイクロホンとしての性能の向上に資するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの概略的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的平面図、同図(B)は概略的正面図、同図(C)は概略的側面図、同図(D)は概略的底面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンからケース部を構成するキャップ部を取り除いた状態の概略的平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに用いられる固定部材の概略的展開平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的正面図、同図(B)は概略的底面図である。
【符号の説明】
100 マイクロホン部
110 ICチップ
120 振動膜
130 リング部材
140 固定部材
200 ケース部
210 本体部
220 キャップ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とから構成される。そして、前記マイクロホン部は、インピーダンス変換回路、増幅回路、ノイズキャンセル回路、AGC回路等の必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に対向する振動膜を有するリング部材とを有している。なお、リング部材のICチップへの固定は、接着剤で行われる。また、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有している。
【0003】
このように構成された半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、ICチップ、リング部材、振動膜、ケース部の本体部及びキャップ部等の多くの部品から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように部品点数が多い半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンには、製造工程の自動化の点で多く問題がある。実際に、製造工程の自動化は困難な状態にある。例えば、ケース部を構成する本体部とキャップ部とは接着剤で固定されるため、自動化の阻害要因の1つになっている。また、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの現状以上の薄型化、小型化の要請にも応じられないようになっている。さらに、マイクロホンとしての性能の向上、多機能化の点も限界に近づいている。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、製造工程の自動化を図ることができるとともに、より薄型より小型であり、かつ性能の向上及び多機能化ももたらすことができる半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とを備えており、前記マイクロホン部は、必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜を有するリング部材と、このリング部材をICチップに対して固定する固定部材とを有しており、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有しており、前記キャップ部は本体部に対してかしめによって固定されるようになっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの概略的断面図、図2は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的平面図、同図(B)は概略的正面図、同図(C)は概略的側面図、同図(D)は概略的底面図、図3は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンからケース部を構成するキャップ部を取り除いた状態の概略的平面図、図4は本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに用いられる固定部材の概略的展開平面図、図5は本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的正面図、同図(B)は概略的底面図である。
【0008】
本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部100と、このマイクロホン部100を収納するケース部200とを具備しており、前記マイクロホン部100は、必要な電子回路が形成されたICチップ110と、このICチップ110に形成された固定電極(図示省略)に一定の間隔を有して対向する振動膜120を有するリング部材130と、このリング部材130をICチップ110に対して固定する固定部材140とを有しており、前記ケース部200は、前記マイクロホン部100が収納される本体部210と、この本体部210に被せられるキャップ部220とを有しており、前記キャップ部220は本体部210に対してかしめによって固定されるようになっている。
【0009】
前記ケース部200は、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの外殻をなすものである。このケース部200を構成する本体部210は、セラミックスシートからなる3つの枠体210A、210B、210Cを積層して焼成したものである。
【0010】
下層の枠体210Aは、略正方形状の平板であって、図2(D)に示すように底面には4つの独立した導電性膜213A1 、213A2 、213A3 、213A4 が形成されている。導電性膜213A1 は電源端子であり、導電性膜213A2 は出力端子であり、残りの2つの導電性膜213A3 、213A4 はアース端子である。これらの導電性膜213A1 、213A2 、213A3 、213A4 は、対向する2側面に形成された側面の導電性膜214A1 、214A2 、214A3 、214A4 と導通されている。なお、前記導電性膜214A1 、214A2 は、図2には示されていない。また、この下層の枠体210Aの側面の導電性膜214A1 、214A2 、214A3 、214A4 が形成されていない2側面には、底面にかけた凹部212Aが形成されている。この凹部212Aは、後述するキャップ部220のかしめの際に用いられる部分である。なお、前記導電性膜213A1 等は、金属メッキによって形成されている。
【0011】
また、前記下層の枠体210Cの上に積層される中層の枠体210Bは、略額縁状に形成されている。そして、この中層の枠体210Bの内側は、後述するマイクロホン部100が嵌まり込むことができる大きさに設定されている。また、この中層の枠体210Bの対向する2側面には、導電性膜214B1 、214B2 、214B3 、214B4 が形成されている。この導電性膜214B1 、214B2 、214B3 、214B4 は、下層の枠体210Aの前記導電性膜214A1 、214A2 、214A3 、214A4 と電気的に接続されることになる。なお、この中層の枠体210Bは、前記凹部212Aの部分を除いて外形は下層の枠体210Aと同じに設定されている。なお、前記導電性膜214B1 等は、金属メッキによって形成されている。また、前記導電性膜214B1 、214B2 は、図2には示されていない。
【0012】
さらに、前記中層の枠体210Bの上に積層される上層の枠体210Cは、略額縁状に形成されている。そして、この上層の枠体210Cの内側は、後述するマイクロホン部100が嵌まり込むことができる大きさに設定されている。上層の枠体210Cの内側は、具体的には図1に示すように、前記中層の枠体210Bより大きく設定されている。
【0013】
これらの3つの枠体210A、210B、210Cを積層して焼成することでケース部200の本体部210が形作られているのである。
【0014】
一方、上述した本体部210とでケース部200を構成するキャップ部220は、金属板をプレス成形することで構成されている。このキャップ部220は、下面側は本体部210が入り込む部分として開放されている。また、このキャップ部220の上面の中央部は、盛上部222として略矩形状に盛り上げられている。
【0015】
また、このキャップ部220の対向する2側面には、前記凹部212Aに対応するかしめ部221が形成されている。このかしめ部221は、平行な2本のスリットを設けることで構成されている。すなわち、外側から力が加えられたかしめ部221が内側に向かって突出するように変形することで、前記凹部212Aにかしめられて、キャップ部220が本体部210に固定される。また、このキャップ部220の盛上部222の中央には、音響を振動膜120にまで導く音孔223が開設されている。
【0016】
一方、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部100は、必要な電子回路が形成されたICチップ110と、このICチップ110に形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜120を有するリング部材130と、このリング部材130をICチップ110に対して固定する固定部材140とを有している。
【0017】
前記ICチップ110は、インピーダンス変換回路、増幅回路、ノイズキャンセル回路、AGC回路等の必要な電子回路が形成されている。そして、ICチップ110の表面には、背極としての固定電極が形成されている。なお、この固定電極は、ICチップ110に比較するときわめて薄いものであるため、図示は省略している。さらに、この固定電極の上には、後述する振動膜120との間に一定の間隔を確保するためのスペーサ(図示省略)が形成されている。なお、このスペーサも高さ寸法は約15μmというきわめて薄いものであるので、図示は省略している。
【0018】
前記リング部材130は、真鍮やステンレススチール或いは42アロイ等からなる金属リングである。このリング部材130に貼り付けられる振動膜120は、片面にアルミニウムやニッケル等の薄膜が蒸着されたFEP等の高分子フィルムであって、エレクトレット化されている。この振動膜120は、テンションを加えた状態でリング部材130に貼り付けられる。振動膜120のリング部材130への貼り付けは、導電性を有する熱硬化性エポキシ系接着剤で行う。また、振動膜120はリング部材130への貼り付け後、外周をカットする。また、振動膜120は、この外周のカットの後に前記高分子フィルムの蒸着面をアースに接地し、高分子フィルム面がコロナ分極によって分極・帯電されてエレクトレット化される。なお、前記高分子フィルムは約5〜12.5μmの膜厚で、前記薄膜は約500Åの膜厚にそれぞれ設定されている。
【0019】
また、マイクロホン部100を構成する固定部材140は、金属板材からなり、図5に示すように、略正方形状の上面部141と、この上面部141の縁部から外側に向かって突出した舌辺部142とが一体に形成されたものである。前記上面部141には、中央に開口部143が開設されるとともに、この開口部143を中心とした同心円状に複数段にわたる変形部145が設けられている。この変形部145は、本体部210に取り付けられたキャップ部220に押圧されることで奥側に向かって変形する部分である。また、前記舌辺部142は、図5に示す破線Lから略直角に折曲される。
【0020】
このようにして形成された固定部材140は、リング部材130が載置されたICチップ110に取り付けられると、リング部材130のICチップ110に対する位置決めを行う。すなわち、固定部材140の舌辺部142の間からは、下面側にリング部材130を介在させた場合、リング部材130の縁部がのぞいたようになり、固定部材140とリング部材130との相対的位置関係が決定される。また、固定部材140の舌辺部142は、ICチップ110に対して恰も蓋のように嵌まり込むものであるから、ICチップ110と固定部材140との相対的位置関係が決定される。これによって、ICチップ110とリング部材130との相対的位置関係が決定する。従って、固定部材130の舌辺部142は、リング部材130の固定部材140に対する位置関係を規制する規制手段になる。従って、リング部材130に取り付けられた振動膜120は、ICチップ110に形成された固定電極から横方向にずれることなく位置決めが行われる。
【0021】
次に、上述したような部品から構成される半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの製造工程について説明する。
まず、必要な電子回路が形成されたICチップ110に固定電極及びスペーサが形成されたものをケース部200の本体部210の収納部211にダイボンディングする。なお、このダイボンディングには導電性熱硬化エポキシ接着剤250を使用する。そして、ICチップ110に形成されている図示しない電極と前記中層の枠体210Bに形成されたボンディング部とをボンディングワイヤ260A、260B、260Cで電気的に接続する。なお、前記ボンディングワイヤ260Aはアース用、ボンディングワイヤ260Bは出力用、ボンディングワイヤ260Cは電源用である。なお、前記ボンディング部は、底面部の前記導電性膜213A1 、213A2 、213A3 、213A4 と電気的に接続されている。
【0022】
エレクトレット化された振動膜120が張りつけられたリング部材130を前記スペーサの上に載置する。この状態で、固定部材140をリング部材130及びICチップ110の上に被せる。すると、上述したように、固定部材140の舌辺部142によって、リング部材130はICチップ110に対して正しい位置に固定される。これによって、マイクロホン部100がケース部200の本体部210の収納部211に納められたことになる。
【0023】
これで、図示しない固定電極と振動膜120との間には、図示しないスペーサの厚さ寸法だけの空間があるコンデンサーが構成されたことになる。
【0024】
ところで、ケース部200の本体部210は上述したように、セラミックスシートからなる3つの枠体210A、210B、210Cを積層して焼成したものであるので、ある程度の寸法誤差は避けることができない。ここで、本体部210の収納部211の深さ寸法が不足していた場合には、本体部210にキャップ部220が取り付けられないという問題も発生する可能性がある。しかし、本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンであると、固定部材120には、同心円状に複数段にわたる変形部145が設けられているので、この変形部145がキャップ部220に押圧されて、厚さ方向に収縮することで前記誤差を吸収することが可能である。
【0025】
本体部210に被せられたキャップ部220の側面に形成されたかしめ部221をかしめて凹部212Aに入り込ませることで、本体部210にキャップ部220を固定する。これによって、半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンが完成する。
【0026】
次に、本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンについて図5を参照しつつ説明する。
この半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンが上述したものと相違する点は、キャップ部220の本体部210への固定の方法である。この半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンでは、本体部210の底面側四隅に凹部212Bが設けられ、キャップ部220のかしめ部221Bは前記凹部212Bに対応するようにキャップ部220の四隅に設けられているのである。
なお、この他の点は上述した半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0027】
なお、上述した2つの半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンでは、振動膜120をエレクトレット化したが、固定電極をエレクトレット化することも可能である。この場合は、固定電極の表面にFEP等の高分子フィルムを張りつけてこれをエレクトレット化する。また、同時に、振動膜120をエレクトレット化できない素材、例えば、PPS樹脂やPET樹脂等からなるフィルム(厚さ寸法1.5〜4μm)で構成してもよい。
【0028】
また、エレクトレット化する素材としては、FEP等の高分子フィルムの他にPEA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)やSiO2 等の使用することができる。
【0029】
また、振動膜120を有するリング部材130を固定する固定部材は、弾力性を有する導電部材、例えば、導電性ゴム等を使用してもよい。すなわち、この固定部材はキャップ部220とリング部材130との間に介在され、両部材間の導通を確保するという役目と、ケース部200の本体部210の寸法誤差、特に収納部211の深さ寸法の誤差を吸収するという役目とを併有しているものであるため、弾力性を有する導電部材であればよいのである。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とを備えており、前記マイクロホン部は、必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜を有するリング部材と、このリング部材をICチップに対して固定する固定部材とを有しており、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有しており、前記キャップ部は本体部に対してかしめによって固定されるようになっている。
【0031】
従って、この半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンは、キャップ部がかしめによって本体部に固定されることになるので、従来のように両者の接着工程がない。このため、量産化が容易になるとともにコストダウンも可能である。さらに、リサイクルが可能になる。
【0032】
また、前記固定部材は、厚さ方向に収縮可能に構成されているので、ケース部、特に本体部の寸法誤差を吸収することができる。
【0033】
なお、前記固定部材が、厚さ方向に収縮可能な同心円状の変形部が設けられているものであると、単に金属板をプレス成形することで構成することができるので、コストダウンに大いに寄与することができる。
【0034】
さらに、前記固定部材は、ICチップに被せられることでリング部材をICチップに固定するものであって、リング部材の固定部材に対する位置関係を規制する規制手段を有している。このため、リング部材をICチップに対して正確な位置に固定することができるので、マイクロホンとしての性能の向上に資するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの概略的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的平面図、同図(B)は概略的正面図、同図(C)は概略的側面図、同図(D)は概略的底面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンからケース部を構成するキャップ部を取り除いた状態の概略的平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに用いられる固定部材の概略的展開平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンの図面であって、同図(A)が概略的正面図、同図(B)は概略的底面図である。
【符号の説明】
100 マイクロホン部
110 ICチップ
120 振動膜
130 リング部材
140 固定部材
200 ケース部
210 本体部
220 キャップ部
Claims (4)
- 入力された音響を電気信号として出力するマイクロホン部と、このマイクロホン部を収納するケース部とを具備しており、前記マイクロホン部は、必要な電子回路が形成されたICチップと、このICチップに形成された固定電極に一定の間隔を有して対向する振動膜を有するリング部材と、このリング部材をICチップに対して固定する固定部材とを有しており、前記ケース部は、前記マイクロホン部が収納される本体部と、この本体部に被せられるキャップ部とを有しており、前記キャップ部は本体部に対してかしめによって固定されることを特徴とする半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン。
- 前記固定部材は、厚さ方向に収縮可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン。
- 前記固定部材は、厚さ方向に収縮可能な同心円状の変形部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン。
- 前記固定部材は、ICチップに被せられることでリング部材をICチップに固定するものであって、リング部材の固定部材に対する位置関係を規制する規制手段を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン。
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