[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3574198B2 - ビスオレフィンに由来するモノマー単位を含む新規フッ素エラストマー - Google Patents

ビスオレフィンに由来するモノマー単位を含む新規フッ素エラストマー Download PDF

Info

Publication number
JP3574198B2
JP3574198B2 JP32905694A JP32905694A JP3574198B2 JP 3574198 B2 JP3574198 B2 JP 3574198B2 JP 32905694 A JP32905694 A JP 32905694A JP 32905694 A JP32905694 A JP 32905694A JP 3574198 B2 JP3574198 B2 JP 3574198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
per
tfe
vdf
mol
olefin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32905694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0812726A (ja
Inventor
ヴィンセンゾ・アレセラ
ギウリオ・ブリナチ
マルゲリータ・アルバノ
ヴィト・トルテリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Solvay Specialty Polymers Italy SpA
Original Assignee
Ausimont SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ausimont SpA filed Critical Ausimont SpA
Publication of JPH0812726A publication Critical patent/JPH0812726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3574198B2 publication Critical patent/JP3574198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F291/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
    • C08F291/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00 on to elastomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • C08F214/184Monomers containing fluorine with fluorinated vinyl ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0025Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • C08F214/22Vinylidene fluoride
    • C08F214/222Vinylidene fluoride with fluorinated vinyl ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • C08F214/26Tetrafluoroethene
    • C08F214/262Tetrafluoroethene with fluorinated vinyl ethers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は加工性が改良され、機械的特性や弾力性が非常に優れた新規のフッ素エラストマーに関する。
【0002】
【従来の技術】
当該技術分野においては、優れた熱化学安定性と組み合わせた高度の弾性が求められるすべての分野で広く使用される各種のフッ素エラストマーが紹介されている。当該製品類の広範な調査には、例えば” Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry” A−11巻、417−429ページ(1988、VCH・フェルラーグスゲゼルシャフト)を参照すると良い。
【0003】
フッ素エラストマー類の加硫はイオン共重合又は過酸化物類の何れかにより行うことができる。前者(イオン共重合)の場合は、適当な加硫剤(例えばポリヒドロキシル化合物類)と加硫促進剤(例えばテトラアルキルアンモニウム塩類)をフッ素エラストマーに添加する。過酸化物による加硫の場合は、当該ポリマーは過酸化物類の存在下でラジカルを形成する加硫部位を持たなければならない。この目的で、例えば米国特許第4,035,565号、同4,745,165号及び欧州特許199,138号に記載の通り、ヨウ素及び/又は臭素を含有する“加硫部位”モノマーを導入したり、又はヨウ素及び/又は臭素を含有する連鎖移動剤を重合時に使用することが可能であるが、当該連鎖移動剤はヨウ素化及び/又は臭素化した末端基を形成する(例として米国特許第4,243,770号及び5,173,553号を参照)。
【0004】
通常、加硫混合物を処方する場合に出会う欠点は、加工性、特に長時間を要するカレンダー時に、特に当該混合物に添加剤や充填剤を混入する際に加工性が低いことである。添加剤とは加硫剤、抗酸化剤、安定剤等として作用する加硫混合物に混合する物質類を指し、一方、充填剤とは一般的に顔料、濃厚剤、補強剤、可塑剤等(カーボンブラック、二価の金属酸化物類と水酸化物類、ケイ素、タルク等)として作用する物質類である。
【0005】
分子量の分布の範囲が広いポリマー類は一般的に加工性が良いことが明らかので、前述の欠点は、重合工程のパラメーターに影響するフッ素エラストマーの分子量分布を修正することにより、特に反応器に供給する重合開始剤及び連鎖移動剤の量及び/又は供給方法を修正することにより克服できると考えられる。しかしながら、かかる便法に依存する場合は、ガーベイ速度測定値が示す通り、押出し後に成型品が膨潤する現象がはっきりと見受けられる結果となる。フッ素エラストマーの加工性は分子量分布の異なるポリマー類を適当に混合することにより改良できることも知られている。押出し成形後の膨潤の他に、避けられない帰結として、最終製品の機械的特性と成型性の低下がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本特許出願人は、加工性、特に加硫混合物のカレンダー時の加工性が改良された上に、押出し、射出成形中の機械的特性と加工性が優れ、更に離型性にも優れている新しいフッ素エラストマーの製造が可能であるという驚くべき発見をした。即ち、少量のビス−オレフィンをポリマー連鎖に導入することによりこのような効果が得られるのである。ビス−オレフィンの構造は後述する。
【0007】
本発明は、下記の一般式(I)を有するビス−オレフィンから由来するモノマーよりなるフッ素エラストマーを得ることを目的とする。
【0008】
【化2】
Figure 0003574198
【0009】
上式で、R, R, R, R, R, Rは互いに同等若しくは異なる水素又はC−Cのアルキル類であり、Zは直鎖又は分枝状の、任意に酸素原子を含有し、好適には少なくとも部分的にフッ素化されたC−C18のアルキレン又はシクロアルキレンラジカル若しくは(パー)フルオロポリオキシアルキレンラジカルである。
【0010】
(II)式でZは好適にはC−C12のパーフルオロアルキレンラジカルで、更に望ましいのはC−Cのパーフルオロアルキレンラジカルであり、一方R, R
, R, R, Rは水素であることが望ましい。
【0011】
Zが(パー)フルオロポリオキシアルキレンラジカルの場合は、下記の化学式(II)を有することが望ましい。
Figure 0003574198
ここでQは、C−C10のアルキレン又はオキシアルキレンラジカルで、pは0か1で、mとnはm/n比が0.2から5となる整数であり、当該(パー)フルオロポリオキシアルキレンラジカルの分子量は500から10000、希望としては1000から4000である。Qは、−CHOCH−;−CHO(CHCHO)−CH−、s=1−3、から選択されることが望ましい。
【0012】
Zがアルキレン又はシクロアルキレンラジカルである(II)式のビス−オレフィン類は、例えばI.L.Knunyants等がIzv.Akad.Nauk.ソ連邦、Ser.Khim、1964(2)、384−6に記載している方法にしたがって調製が可能であり、一方、(パー)フルオロポリオキシアルキレン配列を含有するビス−オレフィン類は米国特許第3,810,874号に記載されている。
【0013】
かかるビス−オレフィン類から由来する鎖中のモノマーの量は一般的に他の基本モノマーの100モル当たり0.01から1.0モル、希望としては0.03から0.5モル、更に望ましいのは0.05から0.2モルである。
【0014】
本フッ素エラストマーの基本的構造は特に下記の物質、
(1)VDFベースのコポリマー、該VDFは、パーフルオロオレフィンC−C;クロロ−および/またはブロモ−および/またはヨード−フルオロオレフィンC−C;(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF=CFOR、ここでRは(パー)フルオロアルキルC−C;(パー)フルオロ−オキシアルキルビニルエーテルCF=CFOX、ここでXは1またはそれ以上のエーテル基を有する(パー)フルオロ−オキシアルキルC−C12である;非フッ化オレフィン(Ol)C−Cから選択された少なくともコモノマーと共重合化されたもの、
(2)TFEベースのコポリマー、このTFEは、(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF=CFOR、ここでRは(パー)フルオロアルキルC−C;(パー)フルオロ−オキシアルキルビニルエーテルCF=CFOX、ここでXは1またはそれ以上のエーテル基を有する(パー)フルオロ−オキシアルキルC−C12である;水素および/または塩素および/または臭素および/またはヨウ素原子含有フルオロオレフィンC−C;非フッ化オレフィン(Ol)C−Cから選択された少なくともコモノマーにより共重合化されたもの、から選択可能である。
【0015】
上述の項目の中で、望ましい基本的モノマー組成は以下の通りである(単位:モル%):(a)VDF 45−85%、HFP 15−45%、TFE 0−30%;(b)VDF 50−80%、PAVE 5−50%、TFE 0−20%;(c)VDF 20−30%、Ol 10−30%、HFPおよび/またはPAVE 18−27%、TFE 10−30%;(d)TFE 50−80%、PAVE 20−50%;(e)TFE 45−65%、Ol 20−55%、0−30% VDF;(f)TFE 32−60%、Ol 10−40%、PAVE 20−40%;(g)TFE 33−75%,15−45% PAVE、10−22%VDF。
【0016】
過酸化物により加硫するフッ素エラストマー類の場合、本発明にしたがって少量のビス−オレフィンを添加することにより更なる格別な有効性が得られるということは極めて重要である。良好な加硫レベルを得るためには、反応部位、即ち連鎖当たりのヨウ素及び/又は臭素の量を出来るだけ増やすことが必要なことが実際に知られている。この目的で、反応速度の低下を出来るだけ避けながら、ヨウ素化及び/又は臭素化された連鎖移動剤の量を増やすことは可能である。かかる方法に伴う作業上の問題点は別にして、その技術で導入される連鎖移動剤が含有するヨウ素及び/又は臭素の原子数は最大で2ケであることから、連鎖当たりのヨウ素及び/又は臭素の原子数は多くても2ケ止まりである。実際に、反応速度を許容範囲内に抑えながら、一定限度を越えて連鎖移動剤/重合開始剤の比率を上げることは不可能なので、かかる理論的限界には未だ到達していない。かかる方法を採用した場合の連鎖当たりのヨウ素及び/又は臭素の原子の実現可能な最大数は通常約1.8である。従って、最終製品の加硫レベルは高弾性が要求される多くの用途には不向きであることが判明している。例えば、かかる製品の圧縮永久ひずみ値は一般的に少なくとも28−30%(標準ASTM D395, B法に準拠して200℃、70時間で測定)である。
【0017】
後述の本発明の実施例の結果と比較用の結果との比較で明らかなように、本発明にしたがって少量のビス−オレフィンを添加することにより製品に一種の前加硫を行うことにより(達成した高分子量が示す通り)、過酸化物による加硫の場合、ビス−オレフィンを使用せずに調製した同じポリマーと比較して、連鎖当たりの末端のヨウ素及び/又は臭素の量が顕著に増加している。その結果として、高加硫レベルに到達可能であり、更に並外れた低い圧縮永久ひずみ値も達成可能である。例えば、Oリングの場合、標準ASTM D395、B法に準拠して200℃、70時間で測定した場合に、圧縮永久ひずみ値は概して25%以下である。
【0018】
本発明の目的であるフッ素エラストマーの調製は本技術において良く知られている方法によって水性エマルジョン中で、ラジカル重合開始剤(例えばアルカリ金属、過硫酸アンモニウム、過リン酸塩、過ホウ酸塩、過炭酸塩)、任意に第一鉄塩、第一銅塩又は銀塩との組み合わせで、又はその他の容易に酸化可能な金属類の存在下でモノマー類を共重合させることにより行われる。反応媒体にも各種の界面活性剤が通常存在し、その中でとくに望ましいのは下記の化学式、
−X
ここで、RはC−C16の(パー)フルオロアルキル鎖又は(パー)フルオロ−ポリオキシアルキレン鎖であり、Xは−COO又は−SO で、Mは水素イオン、アンモニウムイオン又はアルカリ金属イオンから選ばれる、
のフッ素化界面活性剤であり、中でも最も一般的に使用されるものを挙げると、過フルオロオクチル酸アンモニウム、末端が1ケ又はそれ以上のカルボキシル基の(パー)フルオロ−ポリオキシアルキレン類等である。
【0019】
反応混合物に添加するビス−オレフィンの量は最終製品に望まれるビス−オレフィンから由来するモノマー量により決まるが、反応媒体中に存在するすべてのビス−オレフィンが連鎖に関与する量は実際には本発明に準拠して少量であることに留意する必要がある。
【0020】
重合が完結した時、電解質を添加するとか冷却することによる凝固のような従来の方法によってエマルジョンからフッ素エラストマーを単離する。
【0021】
選択的に、重合反応は塊状中又は懸濁液中で、適当なラジカル重合開始剤が存在する有機性の液体中で、周知の手法にしたがって行われる。
【0022】
重合反応は一般的に25°から150℃までの温度で10MPaの圧力下で行われる。
【0023】
本発明の目的であるフッ素エラストマーの調製は、米国特許第4,789,717号及び米国特許第4,864,006号に記載されている方法に準拠して、パーフルオロポリオキシアルキレン類のエマルジョン、分散系又はマイクロエマルジョンの存在下の水性エマルジョン中で行われることが望ましい。
【0024】
本発明の目的であるフッ素エラストマー類は、連鎖中及び/又は高分子の末端基にヨウ素及び/又は臭素の原子を含有することが望ましいので、過酸化物類で加硫されることが望ましい。かかるヨウ素及び/又は臭素の原子の反応混合物中への導入は、臭素化及び/又はヨウ素化した“加硫部位”コモノマー類、例えば2から10ケの炭素原子を有する臭素化及び/又はヨウ素化オレフィンの添加(例えば米国特許第4,035,565号及び同4,694,045号に記載の通り)若しくは(米国特許第4,745,165号、同4,564,662号及び欧州特許199,138号に記載されている通りに)ヨウ素化及び/又は臭素化フルオロアルキルビニルエーテル類の添加により達成されるが、添加量は“加硫部位”コモノマーの量が一般的に最終製品でその他の基本的モノマーの100モル当たり0.05から2モルまでである。
【0025】
選択的に若しくは“加硫部位”コモノマーとの関連においても、ヨウ素化及び/又は臭素化した連鎖移動剤類を反応混合物に添加することにより末端基ヨウ素及び/又は臭素を導入することは可能である。当該連鎖移動剤類とは、例えば、R(I)(Br)の式の化合物類であり、この式でRは1から8ケの炭素原子を有する(パー)フルオロアルキル又は(パー)フルオロクロロアルキルであり、一方xとyは0と2までの整数で、1≦x+y≦2である(米国特許第4,243,770号及び同4,943,662号を参照)。連鎖移動剤類としては米国特許第5,173,553に記載の方法にしたがってヨウ素化、臭素化したアルカリ又はアルカリ土類金属を使用することも可能である。
【0026】
選択的に若しくはヨウ素及び/又は臭素を含有する連鎖移動剤類との関連において、本技術で既知のその他の連鎖移動剤類、例えば酢酸エチル、マロン酸ジエチル等を使用することが出来る。
【0027】
過酸化物による加硫は既知の手法に準拠して、加熱によりラジカルを生成する適当な過酸化物を添加することにより行うことができる。最も一般的に使用される過酸化物類は過酸化ジアルキル類、例えば過酸化ジターブチルと2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターブチルパーオキシ)−ヘキサン;過酸化ジクミル;過酸化ジベンゾイル;過安息香酸ジターブチル;炭酸ジ[1,3−ジメチル−3−(ターブチル−ペルオキシ)ブチル]である。その他の過酸化物類は例えば欧州特許出願EP−136,596号と同410,351号に記載されている。
【0028】
加硫混合物にはその他の物質も添加できる。例えば:
(a) 補加硫剤で、添加量は一般的にポリマーを基準として0.5から10重量%、好適には1から7重量%。一般的に使用される補加硫剤としては、シアヌル酸トリアリル;イソシアヌル酸トリアリル(TAIC);トリス(ジアリルアミン)−s−トリアジン;亜リン酸トリアリル;N,N−ジアリル−アクリルアミド;N,N,N’,N’−テトラアリル−マロンアミド;イソシアヌル酸トリビニル;2,4,6−トリビニル−メチルトリシロキサン等があるが、TAICは特に望ましい。
(b) 金属化合物で、添加量はポリマーを基準として1から15重量%、好適には2から10重量%で、以下の物質から選択する。二価の金属、例えばマグネシウム、亜鉛、カルシウム又は鉛の酸化物類又は水酸化物類、任意に弱酸塩と結合、例えばバリウム、ナトリウム、カリウム、鉛、カルシウムのステアリン酸塩類、安息香酸塩類、炭酸塩類、シュウ酸塩類、亜リン酸塩類。
(c) その他の従来の添加剤、例えば濃厚剤、顔料、抗酸化剤、安定剤等。
【0029】
本発明の目的であるフッ素エラストマーのイオン共重合による加硫を行う場合、上記b)、c)項に記載の物質の他に、本技術で周知の適当な加硫剤と促進剤を加硫混合物に添加する。例えば、加硫剤としては、芳香族、脂肪族のポリヒドロキシル化合物又はその誘導体が、例えば欧州特許335,705号と米国特許第4,223,427号に記載の通り使用し得る。これらの物質の中でも、特に、ジ−、トリ−、テトラ−ヒドロキシベンゼン類、ナフタレン類又はアントラセン類;その他脂肪族、脂環族、芳香族系の二価のラジカルや、酸素、硫黄原子又はカルボニル基により2ケの芳香環が結合しているビスフェノール類が挙げられる。芳香環は1ケ若しくはそれ以上の塩素、フッ素、臭素原子又はカルボニル、アルキル、アシル基によって代替が可能である。
【0030】
使用可能な加硫促進剤類は、例えばアンモニウム、ホスホニウム、アルソニウム、アンチモニウムの第四級塩類(欧州特許335,705号と米国特許第3,876,654号を参照);アミノ−ホスホニウム塩類(米国特許第4,259,463号を参照);ホスホラン類(米国特許第3,752,787号を参照);欧州特許第182,299号と同120,462号に記載のイミン化合物類である。
【0031】
欧州特許第136,596号に記載されているように、イオン共重合と過酸化物使用の混合加硫方式も可能である。
【0032】
本発明は以下に記載の実施例によって今や更に具体的に例証できる。当該実施例は単なる事実の記載であるが、本発明の範囲を限定するものではない。
【0033】
カレンダー加工性はブラック・インコーポレーション・タイム(BIT)、即ちポリマーがカレンダー加工中に充填剤を取り込む時間の測定により評価した。操業中に、当該測定は直径が150mmのカレンダー・ロールを使用して行ったが、このロールに約0.5kgのポリマーを付着させた。ポリマーがロール上に均一層を形成した時点で、表に記載された量の充填剤を添加した。BITは、充填剤の添加から充填剤が最早ロールから剥離しないまでの経過時間のことである。勿論、BITが短い程、充填剤の取り込み速度が早いことであり、従ってカレンダー加工の生産性もより高くなる。
【0034】
【実施例】
実施例1
630rpmで作動する撹拌機を備えた5lのオートクレーブを減圧した後、その中に4lの脱塩水と41.1mlの以下の混合で得られるパーフルオロポリオキシアルキレン マイクロエマルジョンを投入した。
− 8.9mlの下式の酸末端パーフルオロポリオキシアルキレン:
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CFCOOH
ここで、n/m=10であり、600の平均分子量を有する;
− 8.9mlの30容量%のNHOH水溶液;
− 17.8mlの脱塩水;
− 5.5mlの下式の Galden(R) D02 :
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CF
ここで、n/m=20であり、450の平均分子量を有する。
【0035】
次いで、オートクレーブを85℃にし、反応の間中その温度に保った。次に、以下のモノマーの混合物を加え、圧力を22バールとした。
フッ化ビニリデン (VDF) 14.7モル%
六フッ化プロペン (HFP) 78.0モル%
四フッ化エチレン (TFE) 7.3モル%
【0036】
さらに、オートクレーブ中に以下を導入した。
− 重合開始剤として、50g/lの濃度の水溶液の形で過硫酸アンモニウム(APS)。添加は10回に分けて行った。初回は30ml、次回以降は3.4mlから始めてモノマー換算で毎回10%増量した。
− 連鎖移動剤として、マイクロエマルジョンに使用の同一のGalden(R)DO2の45.74mlにヨウ化物の4.26mlを溶解して得られた溶液の形で1,4−ジヨードパーフルオロブタン(C)。添加は20回に分けて行った。重合開始時に、2.5ml添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
− 次式のビス−オレフィン:CH=CH−(CF−CH=CH
前記の同一のGalden(R)DO2の47.5mlに2.5mlを溶解して得られた溶液の形で添加した。添加は20回に分けて行い、重合開始時に2.5mlを添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
【0037】
22バールの圧力は、全重合時の間は下記の混合物を添加しながら一定に保った。
VDF 50モル%
HFP 26モル%
TFE 24モル%
【0038】
反応開始して23分後にオートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出し、ポリマーを凝固、水洗、乾燥した。この様にして得た製品の622gは表1に記載の特徴を有していた。
【0039】
ポリマーのモノマー組成は19F−NMRと赤外線分析で定量した。ヨウ素の含有%はX線蛍光分析で測定した。平均分子量M(数)、M(重量)及びMzはゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した。この測定値から、浸透圧法による分子量(Momw)を校正曲線により計算した。
【0040】
次いで、ポリマーを過酸化物加硫した。加硫混合物の組成と加硫製品の特徴は表2に記載の通りである。
【0041】
実施例2(比較例)
実施例1と同一の手順により、同一タイプであるが、ビス−オレフィン無しのポリマーを調製した。当該製品及び過酸化物加硫品の特徴は表1と表2にそれぞれ記載されている。
【0042】
【表1】
Figure 0003574198
【0043】
【表2】
Figure 0003574198
【0044】
実施例3
630rpmで作動する撹拌機を備えた5lのオートクレーブを減圧した後、その中に3.5lの脱塩水と36.0mlの以下の混合で得られるパーフルオロポリオキシアルキレン マイクロエマルジョンを投入した。
− 7.8mlの下式の酸末端パーフルオロポリオキシアルキレン:
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CFCOOH
ここで、n/m=10であり、600の平均分子量を有する;
− 7.8mlの30容量%のNHOH水溶液;
− 15.6mlの脱塩水;
− 5.5mlの下式の Galden(R) D02 :
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CF
ここで、n/m=20であり、450の平均分子量を有する。
【0045】
次いで、オートクレーブを80℃にし、反応の間中その温度に保った。次に、以下のモノマーの混合物を加え、圧力を22バールとした。
フッ化ビニリデン (VDF) 45モル%
パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE) 36モル%
四フッ化エチレン (TFE) 19モル%
【0046】
さらに、オートクレーブ中に以下を導入した。
− 重合開始剤として、2g/lの濃度の水溶液の形で過硫酸アンモニウム(APS)。添加は50mlの1回で行った。
− 連鎖移動剤として、マイクロエマルジョンに使用の同一のGalden(R)DO2の45.74mlにヨウ化物の4.26mlを溶解して得られた溶液の形で1,4−ジヨードパーフルオロブタン(C)。添加は20回に分けて行った。重合開始時に、2.5ml添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
− 次式のビス−オレフィン:CH=CH−(CF−CH=CH
前記の同一のGalden(R)DO2の47.1mlに2.9mlを溶解して得られた溶液の形で添加した。添加は20回に分けて行い、重合開始時に2.5mlを添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
【0047】
22バールの圧力は、全重合時の間は下記の混合物を添加しながら一定に保った。
VDF 58モル%
MVE 18モル%
TFE 24モル%
【0048】
反応開始して116分後にオートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出し、ポリマーを凝固、水洗、乾燥した。この様にして得た製品の1500gは表3に記載の特徴を有していた。
【0049】
次いで、ポリマーを過酸化物加硫した。加硫混合物の組成と加硫製品の特徴は表4に記載の通りである。
【0050】
実施例4(比較例)
実施例3と同一の手順により、同一タイプであるが、ビス−オレフィン無しのポリマーを調製した。当該製品及び過酸化物加硫品の特徴は表3と表4にそれぞれ記載されている。
【0051】
【表3】
Figure 0003574198
【0052】
【表4】
Figure 0003574198
【0053】
実施例5
630rpmで作動する撹拌機を備えた5lのオートクレーブを減圧した後、その中に3.5lの脱塩水と36.0mlの以下の混合で得られるパーフルオロポリオキシアルキレン マイクロエマルジョンを投入した。
− 7.8mlの下式の酸末端パーフルオロポリオキシアルキレン:
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CFCOOH
ここで、n/m=10であり、600の平均分子量を有する;
− 7.8mlの30容量%のNHOH水溶液;
− 15.6mlの脱塩水;
− 5.5mlの下式の Galden(R) D02 :
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CF
ここで、n/m=20であり、450の平均分子量を有する。
【0054】
次いで、オートクレーブを80℃にし、反応の間中その温度に保った。次に、以下のモノマーの混合物を加え、圧力を25バールとした。
フッ化ビニリデン (VDF) 27モル%
パーフルオロプロペン(HFP) 57モル%
四フッ化エチレン (TFE) 16モル%
【0055】
さらに、オートクレーブ中に以下を導入した。
− 重合開始剤として、1g/lの濃度の水溶液の形で過硫酸アンモニウム(APS)。添加は140mlの1回で行った。
− 連鎖移動剤として、マイクロエマルジョンに使用の同一のGalden(R)DO2の50mlにヨウ化物の4.4mlを溶解して得られた溶液の形で1,4−ジヨードパーフルオロブタン(C)。添加は重合開始が検出された時の1回として行った。
− 次式のビス−オレフィン:CH=CH−(CF−CH=CH
前記の同一のGalden(R)DO2の46.3mlに3.7mlを溶解して得られた溶液の形で添加した。添加は20回に分けて行い、重合開始時に2.5mlを添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
【0056】
25バールの圧力は、全重合時の間は下記の混合物を添加しながら一定に保った。
VDF 50モル%
HFP 26モル%
TFE 24モル%
【0057】
反応開始して130分後にオートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出し、ポリマーを凝固、水洗、乾燥した。この様にして得た製品の1550gは表5に記載の特徴を有していた。
【0058】
次いで、ポリマーを過酸化物加硫した。加硫混合物の組成と加硫製品の特徴は表6に記載の通りである。
【0059】
実施例6(比較例)
実施例5と同一の手順により、同一タイプであるが、ビス−オレフィン無しでかつ2.6mlのヨウ化連鎖移動剤を使用してポリマーを調製した。当該製品及び過酸化物加硫品の特徴は表5と表6にそれぞれ記載されている。
【0060】
【表5】
Figure 0003574198
【0061】
【表6】
Figure 0003574198
【0062】
実施例7
630rpmで作動する撹拌機を備えた5lのオートクレーブを減圧した後、その中に4lの脱塩水と410.1mlの以下の混合で得られるパーフルオロポリオキシアルキレン マイクロエマルジョンを投入した。
− 8.9mlの下式の酸末端パーフルオロポリオキシアルキレン:
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CFCOOH
ここで、n/m=10であり、600の平均分子量を有する;
− 8.9mlの30容量%のNHOH水溶液;
− 17.8mlの脱塩水;
− 5.5mlの下式の Galden(R) D02 :
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CF
ここで、n/m=20であり、450の平均分子量を有する。
【0063】
次いで、オートクレーブを85℃にし、反応の間中その温度に保った。次に、以下のモノマーの混合物を加え、圧力を22バールとした。
フッ化ビニリデン (VDF) 53.5モル%
パーフルオロプロペン(HFP) 46.5モル%
【0064】
さらに、オートクレーブ中に以下を導入した。
− 重合開始剤として、50g/lの濃度の水溶液の形で過硫酸アンモニウム(APS)。添加は10回に分けて行い、初回に40.4ml添加し、次回以降は4.4mlからモノマー換算で毎回10%増量して行った。
− 連鎖移動剤として、酢酸エチルを、水1000ml中に66mlを溶解させて得られた水溶液の状態で、その50mlを、重合開始が検出された時の1回添加した。
− 次式のビス−オレフィン:CH=CH−(CF−CH=CH
前記の同一のGalden(R)DO2の47.5mlに2.5mlを溶解して得られた溶液の形で添加した。添加は20回に分けて行い、重合開始時に2.5mlを添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
【0065】
22バールの圧力は、全重合時の間は下記の混合物を添加しながら一定に保った。
VDF 78.5モル%
HFP 21.5モル%
【0066】
反応開始して30分後にオートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出し、ポリマーを凝析、水洗、乾燥した。この様にして得た製品の626gは表7に記載の特徴を有していた。
【0067】
次いで、ポリマーを過酸化物加硫した。加硫混合物の組成と加硫製品の特徴は表8に記載の通りである。
【0068】
実施例8(比較例)
実施例7と同一の手順により、同一タイプであるが、ビス−オレフィン無しでポリマーを調製した。当該製品及び過酸化物加硫品の特徴は表7と表8にそれぞれ記載されている。
【0069】
【表7】
Figure 0003574198
【0070】
【表8】
Figure 0003574198
【0071】
実施例9
630rpmで作動する撹拌機を備えた5lのオートクレーブを減圧した後、その中に3.5lの脱塩水と36.0mlの以下の混合で得られるパーフルオロポリオキシアルキレン マイクロエマルジョンを投入した。
− 7.8mlの下式の酸末端パーフルオロポリオキシアルキレン:
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CFCOOH
ここで、n/m=10であり、600の平均分子量を有する;
− 7.8mlの30容量%のNHOH水溶液;
− 15.6mlの脱塩水;
− 4.8mlの下式の Galden(R) D02 :
CFO(CF−CF(CF)O)(CFO)CF
ここで、n/m=20であり、450の平均分子量を有する。
【0072】
次いで、オートクレーブを80℃にし、反応の間中その温度に保った。次に、以下のモノマーの混合物を加え、圧力を21バールとした。
フッ化ビニリデン (VDF) 30.0モル%
六フッ化プロペン (HFP) 54.0モル%
四フッ化エチレン (TFE) 16.0モル%
【0073】
さらに、オートクレーブ中に以下を導入した。
− 重合開始剤として、1.0g/lの濃度の水溶液の形で過硫酸アンモニウム(APS)140ml。
− 連鎖移動剤として、マイクロエマルジョンに使用の同一のGalden(R)DO2の14.5mlにヨウ化物の5.5mlを溶解して得られた溶液の形で1,6−ジヨードパーフルオロヘキサン(C12)。
− 次式のビス−オレフィン:CH=CH−(CF−CH=CH
前記の同一のGalden(R)DO2の47.5mlに2.5mlを溶解して得られた溶液の形で添加した。添加は20回に分けて行い、重合開始時に2.5mlを添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
【0074】
21バールの圧力は、全重合時の間は下記の混合物を添加しながら一定に保った。
VDF 50モル%
HFP 26モル%
TFE 24モル%
【0075】
反応開始して164分後にオートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出し、ポリマーを凝析、水洗、乾燥した。この様にして得た製品の1522gは表9に記載の特徴を有していた。
【0076】
次いで、ポリマーを過酸化物加硫した。加硫混合物の組成と加硫製品の特徴は表10に記載の通りである。
【0077】
実施例10
630rpmで作動する撹拌機を備えた5lのオートクレーブを減圧した後、その中に3.5lの脱塩水と36.0mlの実施例9と同じパーフルオロポリオキシアルキレン マイクロエマルジョンを投入した。
【0078】
次いで、オートクレーブを80℃にし、反応の間中その温度に保った。次に、以下のモノマーの混合物を加え、圧力を21バールとした。
フッ化ビニリデン (VDF) 30.0モル%
六フッ化プロペン (HFP) 54.0モル%
四フッ化エチレン (TFE) 16.0モル%
【0079】
さらに、オートクレーブ中に以下を導入した。
− 重合開始剤として、1.0g/lの濃度の水溶液の形で過硫酸アンモニウム(APS)140ml。
− 連鎖移動剤として、マイクロエマルジョンに使用の同一のGalden(R)DO2の14.5mlにヨウ化物の5.5mlを溶解して得られた溶液の形で1,6−ジヨードパーフルオロヘキサン(C12)。
− 次式のビス−オレフィン:
CH=CH−CHOCH−CFO−(CFCFO)(CFO)−CF−CHOCH−CH=CH
ここでm/n比は0.5であり、該パーフルオロポリオキシアルキレンラジカルの分子量は2000である。これを前記の同一のGalden(R)DO2の38.0mlに12.0mlを溶解して得られた溶液の形で添加した。添加は20回に分けて行い、重合開始時に2.5mlを添加し、次回以降はモノマー換算で毎回5%増量した。
【0080】
21バールの圧力は、全重合時の間は下記の混合物を添加しながら一定に保った。
VDF 50モル%
HFP 26モル%
TFE 24モル%
【0081】
反応開始して200分後にオートクレーブを冷却し、ラテックスを取り出し、ポリマーを凝固、水洗、乾燥した。この様にして得た製品の1589gは表9に記載の特徴を有していた。
【0082】
次いで、ポリマーを過酸化物加硫した。加硫混合物の組成と加硫製品の特徴は表10に記載の通りである。
【0083】
【表9】
Figure 0003574198
【0084】
【表10】
Figure 0003574198

Claims (10)

  1. 下記一般式:
    Figure 0003574198
    〔式中、
    互いに同等又は異なるR1, R2, R3, R4, R5, R6は水素又はC1-C5アルキルあり
    Zは、少なくとも部分的にフッ素化しているC 1 - 1 アルキレン又はオキシアルキレン基、C 4 - 12 パーフルオロアルキレン基、又は、式( II
    −(Q) p −CF 2 O−(CF 2 CF 2 O) m (CF 2 O) n −CF 2 −(Q) p II
    (式中、QはC 1 −C 10 アルキレン又はオキシアルキレン基であり、pは0または1であり、mとnは、m/nが0.2から5までである数であり、かつ、上記(パー)フルオロポリオキシアルキレン基の分子量が500から10000である)で表される(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である〕
    のビス−オレフィンに由来するモノマー単位を含むフッ素エラストマー。
  2. Qが、−CH2OCH2−;−CH2O(CH2CH2O)s−CH2s=1−3から選択されたものであることを特徴とする請求項のフッ素エラストマー。
  3. 1、R2、R3、R4、R5、R6が水素であることを特徴とする請求項1又は2のフッ素エラストマー。
  4. ビス-オレフィンに由来するモノマー単位の量がその他の基本的モノマーの100モル当たり0.01から1.0モル%であることを特徴とする請求項1からのいずれかのフッ素エラストマー。
  5. ビス-オレフィンに由来するモノマー単位の量がその他の基本的モノマーの100モル当たり0.03から0.5モル%であることを特徴とする請求項のフッ素エラストマー。
  6. モノマー構造が、パーフルオロ 2 −C 8 オレフィン;クロロ-および/またはブロモ-および/またはヨード-フルオロ 2 −C 8 オレフィン;(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF2=CFORf、ここでRfは(パー)フルオロ 1 −C 6 アルキル;(パー)フルオロ-オキシアルキルビニルエーテルCF2=CFOX、ここでXは1またはそれ以上のエーテル基を有する(パー)フルオロ-オキシ 1 −C 12 アルキルである;非フッ化 2 −C 8 オレフィン(Ol)から選択された少なくともコモノマーと共重合化されたフッ化ビニリデン(VDF)に基づくものであることを特徴とする請求項1のフッ素エラストマー。
  7. モノマー構造が、(a)VDF 45−85%、HFP 15−45%、TFE 0−30%;(b)VDF 50−80%、PAVE 5−50%、TFE 0−20%;(c)VDF 20−30%、Ol 10−30%、HFPおよび/またはPAVE 18−27%、TFE 10−30%(各々モル%)から選択されたものであることを特徴とする請求項のフッ素エラストマー。
  8. モノマー構造が、(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)CF2=CFORf、ここでRfは(パー)フルオロ 1 −C 6 アルキル;(パー)フルオロ-オキシアルキルビニルエーテルCF2=CFOX、ここでXは1またはそれ以上のエーテル基を有する(パー)フルオロ-オキシ 1 −C 12 アルキルである;水素および/または塩素および/または臭素および/またはヨウ素原子含有フルオロ 2 −C 8 オレフィン;非フッ化 2 −C 8 オレフィン(Ol)から選択された少なくともコモノマーにより共重合化された四フッ化エチレン(TFE)に基づくものであることを特徴とする請求項1のフッ素エラストマー。
  9. ベースモノマー構造が、(d)TFE 50−80%、PAVE 20−50%;(e)TFE 45−65%、Ol 20−55%、0−30% VDF;(f)TFE 32−60%、Ol 10−40%、PAVE 20−40%;(g)TFE 33−75%,15−45% PAVE、10−22%VDF(各々モル%)から選択されたものであることを特徴とする請求項のフッ素エラストマー。
  10. ヨウ素及び/又は臭素の原子が高分子の連鎖中及び/又は末端の場所に存在し、過酸化物類により加硫が可能であることを特徴とする請求項1からのいずれかのフッ素エラストマー。
JP32905694A 1993-12-29 1994-12-28 ビスオレフィンに由来するモノマー単位を含む新規フッ素エラストマー Expired - Lifetime JP3574198B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT93A002750 1993-12-29
IT93MI002750A IT1265461B1 (it) 1993-12-29 1993-12-29 Fluoroelastomeri comprendenti unita' monomeriche derivanti da una bis-olefina

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0812726A JPH0812726A (ja) 1996-01-16
JP3574198B2 true JP3574198B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=11367423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32905694A Expired - Lifetime JP3574198B2 (ja) 1993-12-29 1994-12-28 ビスオレフィンに由来するモノマー単位を含む新規フッ素エラストマー

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5585449A (ja)
EP (2) EP0784064B1 (ja)
JP (1) JP3574198B2 (ja)
KR (1) KR100359143B1 (ja)
CN (1) CN1053200C (ja)
AT (2) ATE186309T1 (ja)
BR (1) BR9405300A (ja)
CA (1) CA2139260C (ja)
DE (2) DE69406408T2 (ja)
IT (1) IT1265461B1 (ja)
RU (1) RU2136702C1 (ja)
TW (1) TW287172B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141129A1 (ja) 2011-04-11 2012-10-18 ユニマテック株式会社 含フッ素エラストマーの製造方法

Families Citing this family (181)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1273608B (it) * 1995-04-28 1997-07-08 Ausimont Spa Fluoroelastomeri sostanzialmente privi di terminali polari e relativo processo di preparazione
JP3178312B2 (ja) * 1995-10-13 2001-06-18 日本メクトロン株式会社 フルオロエラストマーおよびその架橋性組成物
IT1276979B1 (it) * 1995-10-20 1997-11-03 Ausimont Spa Composizioni fluoroelastomeriche
IT1276980B1 (it) * 1995-10-20 1997-11-03 Ausimont Spa Composizioni fluoroelastomeriche
IT1286042B1 (it) * 1996-10-25 1998-07-07 Ausimont Spa O-rings da fluoroelastomeri vulcanizzabili per via ionica
US6087406A (en) * 1997-03-12 2000-07-11 Dyneon Llc Recycle of vulcanized fluorinated elastomers
IT1292391B1 (it) * 1997-06-20 1999-02-08 Ausimont Spa Elastomeri termoplastici
US6239223B1 (en) 1997-09-05 2001-05-29 Chemfab Corporation Fluoropolymeric composition
WO1999050319A1 (fr) * 1998-03-25 1999-10-07 Daikin Industries, Ltd. Procede de reduction de la teneur en metal d'un fluoroelastomere
IT1301780B1 (it) * 1998-06-23 2000-07-07 Ausimont Spa Fluoroelastomeri vulcanizzabili per via perossidica
IT1308627B1 (it) 1999-02-23 2002-01-09 Ausimont Spa Composizioni fluoroelastomeriche.
EP1194462A1 (en) 1999-07-02 2002-04-10 Dyneon LLC Fluoroelastomer compositions and articles made therefrom
US6593416B2 (en) 2000-02-01 2003-07-15 3M Innovative Properties Company Fluoropolymers
US6720360B1 (en) 2000-02-01 2004-04-13 3M Innovative Properties Company Ultra-clean fluoropolymers
IT1318487B1 (it) * 2000-04-21 2003-08-25 Ausimont Spa Fluoroelastomeri.
US7534845B2 (en) 2000-04-21 2009-05-19 Solvay Solexis S.P.A. Fluorovinyl ethers and polymers obtainable therefrom
IT1318488B1 (it) * 2000-04-21 2003-08-25 Ausimont Spa Fluorovinileteri e polimeri da essi ottenibili.
IT1318593B1 (it) 2000-06-23 2003-08-27 Ausimont Spa Ionomeri fluorurati.
IT1318594B1 (it) * 2000-06-23 2003-08-27 Ausimont Spa Processo di polimerizzazione di monomeri solfonici.
EP1167441B1 (en) 2000-06-29 2015-07-29 3M Innovative Properties Company Fluoroelastomer composition comprising a mineral oil
IT1318669B1 (it) 2000-08-08 2003-08-27 Ausimont Spa Ionomeri fluorurati solfonici.
KR100711156B1 (ko) * 2000-08-29 2007-04-24 다이킨 고교 가부시키가이샤 경화성 함불소 중합체, 이것을 이용한 경화성 수지 조성물및 반사 방지막
CA2421052A1 (en) 2000-09-18 2002-03-28 3M Innovative Properties Company Metal amine complex containing fluoropolymer compositions
JP2004514777A (ja) 2000-12-01 2004-05-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ヒドロシロキサンまたはヒドロシラザンを含む硬化性フルオロエラストマー組成物
US6890995B2 (en) * 2001-01-31 2005-05-10 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions
US6730760B2 (en) 2001-01-31 2004-05-04 3M Innovative Properties Company Perfluoroelastomers having a low glass transition temperature and method of making them
US6803425B2 (en) 2001-04-12 2004-10-12 3M Innovative Properties Company Fluoropolymers having pendant imidate structures
US6844388B2 (en) 2001-04-12 2005-01-18 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions containing a nitrogen cure site monomer
US6794457B2 (en) 2001-04-30 2004-09-21 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer curing system containing a nitrogen cure site monomer
CN1289547C (zh) 2001-05-02 2006-12-13 3M创新有限公司 在醚类链转移剂存在下制备含氟聚合物的水乳液聚合方法
EP1392744B1 (en) 2001-05-02 2008-07-09 3M Innovative Properties Company Emulsifier free aqueous emulsion polymerization process for making fluoropolymers
DE60221066T2 (de) * 2001-05-07 2008-03-13 Solvay Solexis S.P.A. Amorphe perfluorierte Polymere
ITMI20011061A1 (it) 2001-05-22 2002-11-22 Ausimont Spa Composizioni fluoroelastomeriche
ITMI20011059A1 (it) 2001-05-22 2002-11-22 Ausimont Spa Composizioni fluoroelastomeriche
ITMI20012165A1 (it) * 2001-10-18 2003-04-18 Ausimont Spa Perfluoroelastomeri
ITMI20012164A1 (it) * 2001-10-18 2003-04-18 Ausimont Spa Fluoroelastomeri
US6916871B2 (en) 2001-10-31 2005-07-12 3M Innovative Properties Company Composition and method for making a fluoroelastomer
US6906145B2 (en) 2001-10-31 2005-06-14 3M Innovative Properties Company Bonding of a fluoropolymer layer to a substrate
ITMI20020598A1 (it) * 2002-03-22 2003-09-22 Ausimont Spa Fluoroelastomeri vulcanizzabili
JP2005530889A (ja) 2002-06-21 2005-10-13 スリーエム イノベイティブ プロパティーズ カンパニー 極性末端基の量が減少したフルオロポリマーを製造する方法
US6646077B1 (en) * 2002-07-11 2003-11-11 Dupont Dow Elastomers Llc Peroxide curable fluoroelastomers
US6803435B2 (en) 2002-07-18 2004-10-12 3M Innovative Properties Company Curable fluoropolymers containing bromine groups having improved compression set
US6884860B1 (en) 2002-07-29 2005-04-26 3M Innovative Properties Company Fluoroelastomer copolymer based on tetrafluoroethylene, chlorotrifluoroethylene, hexafluoropropylene and vinylidene fluoride
CN101974188B (zh) 2002-07-29 2012-05-30 3M创新有限公司 适用于制造电子元件的超净的含氟弹性体
RU2005101204A (ru) 2002-07-29 2005-08-10 3М Инновейтив Пропертиз Компани (US) Процесс получения фторэластомера
US6887927B2 (en) 2002-08-27 2005-05-03 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions containing a nitrogen cure site monomer and a sulfone or sulfoxide compound
WO2004024786A1 (en) 2002-09-12 2004-03-25 3M Innovative Properties Company Fluoroelastomers having low temperature characteristics and solvent resistance
US6846880B2 (en) * 2002-10-11 2005-01-25 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions
DE60327452D1 (de) 2002-10-31 2009-06-10 3M Innovative Properties Co Emulgatorfreies wässriges emulsionspolymerisationsverfahren zur herstellung fluorierter olefine und olefinischer kohlenwasserstoffcopolymere
JP2006506513A (ja) 2002-11-20 2006-02-23 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ニトリル末端基を有するフルオロポリマーを製造する方法
US6734254B1 (en) 2003-01-13 2004-05-11 3M Innovative Properties Company Co-curable blends featuring bromine-and iodine-containing fluoroplastic polymers
US20040142135A1 (en) 2003-01-21 2004-07-22 3M Innovative Properties Company Fuel management system comprising a fluoroelastomer layer having a hydrotalcite compound
US6956085B2 (en) * 2003-02-14 2005-10-18 3M Innovative Properties Company Fluoroelastomer compositions
DE60303481T2 (de) 2003-03-04 2006-09-07 3M Innovative Properties Co., St. Paul Verfahren zur Verbindung von einer Fluoroelastomerschicht mit einer Silikonelastomerschicht, Laminat und Artikel davon
CN100558769C (zh) * 2003-06-09 2009-11-11 3M创新有限公司 一种包含具有长支链的含氟聚合物的可熔融加工的聚合物组合物
ATE529451T1 (de) 2003-11-17 2011-11-15 3M Innovative Properties Co Wässrige ptfe-dispersionen mit einem niedrigen gehalt an fluorierten emulgatoren
WO2005066218A1 (en) * 2003-12-30 2005-07-21 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer coagulation method and composition
US20050143529A1 (en) * 2003-12-30 2005-06-30 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions with nitrogen curing
WO2007021762A2 (en) 2005-08-09 2007-02-22 The University Of North Carolina At Chapel Hill Methods and materials for fabricating microfluidic devices
ITMI20040789A1 (it) 2004-04-22 2004-07-22 Solvay Solexis Spa Membrane fluorurate
ITMI20040830A1 (it) 2004-04-27 2004-07-27 Solvay Solexis Spa Fluoroelastomeri vulcanizzabili
ITMI20041251A1 (it) * 2004-06-22 2004-09-22 Solvay Solexis Spa Gel di perfluoroelastomeri
ITMI20041252A1 (it) * 2004-06-22 2004-09-22 Solvay Solexis Spa Composizioni perfluoroelastomeriche
ITMI20041253A1 (it) * 2004-06-22 2004-09-22 Solvay Solexis Spa Gel di fluoroelastomeri
US20080306196A1 (en) * 2004-07-28 2008-12-11 Daikin Industries, Ltd Peroxide-Vulcanizable Fluorine-Containing Elastomer Composition
ITMI20041571A1 (it) 2004-07-30 2004-10-30 Solvay Solexis Spa Perfluoroelastomeri
ITMI20041573A1 (it) 2004-07-30 2006-01-31 Solvay Solexis Spa Fluoroelastomeri
ITMI20041801A1 (it) * 2004-09-21 2004-12-21 Solvay Solexis Spa Uso di lattici submicrometrici di perfluoropolimeri nella determinazione di interazione molecolari mediante laser light scattering (lls)
US7402630B2 (en) * 2004-12-16 2008-07-22 3M Innovative Properties Company Curing compositions for fluoropolymers
US7300985B2 (en) * 2004-12-21 2007-11-27 3M Innovative Properties Company Fluoropolymers having pendant amidoxime or amidrazone structures
JP5061446B2 (ja) * 2005-03-04 2012-10-31 旭硝子株式会社 含フッ素エラストマーラテックス、その製造方法、含フッ素エラストマーおよび含フッ素ゴム成形品
US7294677B2 (en) * 2005-08-25 2007-11-13 3M Innovative Properties Company Catalyst for making fluoroelastomer compositions and methods of using the same
US7381774B2 (en) * 2005-10-25 2008-06-03 Dupont Performance Elastomers, Llc Perfluoroelastomer compositions for low temperature applications
US20070100062A1 (en) * 2005-10-28 2007-05-03 Lyons Donald F Process for the manufacture of fluoroelastomers having bromine or lodine atom cure sites
US8557938B2 (en) * 2005-11-10 2013-10-15 Arkema Inc. Branched fluoropolymers
ITMI20052509A1 (it) 2005-12-28 2007-06-29 Solvay Solexis Spa Assemblati per dispositivi elettrochimici
ITMI20052508A1 (it) 2005-12-28 2007-06-29 Solvay Solexis Spa Processo per ottenere ccm con subgasket
WO2007081876A2 (en) 2006-01-04 2007-07-19 Liquidia Technologies, Inc. Nanostructured surfaces for biomedical/biomaterial applications and processes thereof
ITMI20060480A1 (it) * 2006-03-16 2007-09-17 Solvay Solexis Spa Usom di perfluoropolimeri nella dtermibnazione della costante di legame recettore-ligando
EP2009054A4 (en) 2006-04-19 2010-09-29 Asahi Glass Co Ltd FLUORO-ELASTOMERIC COMPOSITION AND MOLDED FLUORO-RUBBER ARTICLE
KR101351212B1 (ko) * 2006-06-12 2014-01-14 아사히 가라스 가부시키가이샤 경화성 조성물 및 함불소 경화물
US20080021148A1 (en) * 2006-07-24 2008-01-24 3M Innovative Properties Company Scorch safe fluoropolymer compositions
US7592386B2 (en) * 2006-11-20 2009-09-22 3M Innovative Properties Company Dual cure hydrotalcite containing fluoropolymer compositions
US8128393B2 (en) 2006-12-04 2012-03-06 Liquidia Technologies, Inc. Methods and materials for fabricating laminate nanomolds and nanoparticles therefrom
GB0709033D0 (en) * 2007-05-11 2007-06-20 3M Innovative Properties Co Melt-Processible fluoropolymers having long-chain branches, Methods of preparing them and uses thereof
EP2185647B1 (en) * 2007-08-29 2015-10-14 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. (per)fluoroelastomeric compositions
EP2065441A1 (en) 2007-11-30 2009-06-03 Solvay Solexis S.p.A. Fluoroelastomer composition
GB0801194D0 (en) * 2008-01-23 2008-02-27 3M Innovative Properties Co Processing aid compositions comprising fluoropolymers having long-chain branches
JP5452508B2 (ja) 2008-02-29 2014-03-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 低カルボニル末端基率を有するペルフルオロエラストマー
CN102159641B (zh) 2008-07-31 2013-12-18 3M创新有限公司 含氟聚合物组合物及其制备和使用方法
US8575273B2 (en) 2008-11-26 2013-11-05 Schlumberger Technology Corporation Coupling agents and compositions produced using them
JP5524233B2 (ja) 2008-12-05 2014-06-18 ソルヴェイ・スペシャルティ・ポリマーズ・イタリー・エッセ・ピ・ア 加硫(パー)フルオロエラストマーシール物品
EP2194094A1 (en) 2008-12-08 2010-06-09 Solvay Solexis S.p.A. (Per)fluoroelastomer composition
TWI482784B (zh) * 2009-02-13 2015-05-01 Solvay Solexis Spa 全氟彈性體
TWI496796B (zh) * 2009-02-13 2015-08-21 Solvay Solexis Spa 全氟彈性體
US8906821B2 (en) 2009-06-25 2014-12-09 3M Innovative Properties Company Curing compositions for fluoropolymers
US20110274861A1 (en) 2009-12-02 2011-11-10 Dupont Performance Elastomers Llc Fuel management systems having a fluororubber component in contact with fuel
US20110143138A1 (en) * 2009-12-10 2011-06-16 3M Properties Company Perfluoroelastomer bonding
KR101706582B1 (ko) * 2010-02-17 2017-02-27 니폰 가세이 가부시키가이샤 트리아진 유도체 및 그의 응용
US9267012B2 (en) * 2010-07-14 2016-02-23 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroelastomer composition
TWI523900B (zh) 2010-07-20 2016-03-01 首威索勒希斯股份有限公司 氟彈性體組合物
GB201012944D0 (en) 2010-08-02 2010-09-15 3M Innovative Properties Co Peroxide curable fluoroelastomers containing modifiers and iodine or bromine endgroups
EP2627683B1 (en) * 2010-10-15 2014-08-13 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Fluoroelastomers
WO2012083107A2 (en) 2010-12-17 2012-06-21 3M Innovative Properties Company Fluorine-containing polymer comprising a sulfinate-containing molecule
US9458272B2 (en) 2010-12-20 2016-10-04 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Low viscosity fluoroelastomers
EP2705061B1 (en) 2011-05-03 2017-02-01 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Method for manufacturing fluoroelastomers
GB201108963D0 (en) 2011-05-27 2011-07-13 3M Innovative Properties Co Composite materials comprising polyamides and fluoroelastomers
WO2012168351A1 (en) * 2011-06-09 2012-12-13 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Hyperbranched fluoroelastomer additive
EP2557109B1 (en) 2011-08-11 2019-01-23 3M Innovative Properties Company Method of bonding a fluoroelastomer compound to a metal substrate using low molecular weight functional hydrocarbons as bonding promoter
CN103874716B (zh) 2011-08-17 2017-04-05 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 研磨方法
SG11201402891XA (en) * 2011-12-16 2014-08-28 Solvay Specialty Polymers It Crosslinkable vinylidene fluoride and trifluoroethylene polymers
US10208147B2 (en) 2011-12-16 2019-02-19 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroallylsulfonyl azide monomers and polymers there from
US9403962B2 (en) 2011-12-22 2016-08-02 Schlumberger Technology Corporation Elastomer compositions with silane functionalized silica as reinforcing fillers
JP6070699B2 (ja) * 2012-04-27 2017-02-01 旭硝子株式会社 蓄電デバイス用バインダー
WO2014099453A1 (en) 2012-12-18 2014-06-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for producing fluoroelastomers
US9556298B2 (en) 2012-12-19 2017-01-31 3M Innovative Properties Company Method of making fluoropolymers with a polyiodide, compositions and articles thereof
CN103923578A (zh) 2013-01-10 2014-07-16 杜邦公司 包括含氟弹性体的导电粘合剂
RU2522590C1 (ru) * 2013-02-19 2014-07-20 Федеральное государственное унитарное предприятие "Ордена Ленина и ордена Трудового Красного Знамени научно-исследовательский институт синтетического каучука имени академика С.В. Лебедева" (ФГУП "НИИСК") Сополимеры на основе винилиденфторида для термоагрессивостойких материалов
JP6356220B2 (ja) 2013-04-22 2018-07-11 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. スルホン酸官能基を含む架橋性ポリマー
US20160369021A1 (en) * 2013-06-28 2016-12-22 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroelastomers
EP3080601B1 (en) 2013-12-09 2018-09-26 3M Innovative Properties Company A fluoroelastomer component for contacting ammonia and/or urea
WO2015134435A1 (en) 2014-03-06 2015-09-11 3M Innovative Properties Company Highly fluorinated elastomers
WO2015173194A1 (en) 2014-05-12 2015-11-19 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroelastomers
WO2015173193A1 (en) 2014-05-12 2015-11-19 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Method for the controlled polymerization of fluoromonomers
WO2016087439A1 (en) 2014-12-05 2016-06-09 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. One-dimensional planar photonic crystals including fluoropolymer compositions and corresponding fabrication methods
KR102493006B1 (ko) 2015-05-08 2023-01-30 솔베이 스페셜티 폴리머스 이태리 에스.피.에이. 플루오로엘라스토머 조성물
JP6910306B2 (ja) * 2015-05-29 2021-07-28 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. フルオロエラストマー組成物
JP6987740B2 (ja) 2015-07-13 2022-01-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー フッ素化ブロックコポリマー
WO2017021783A2 (en) 2015-08-05 2017-02-09 Thin Film Electronics Asa Pvdf-trfe co-polymer having improved ferroelectric properties, methods of making a pvdf-trfe co-polymer having improved ferroelectric properties, and methods of changing the end group of a pvdf-trfe co-polymer
EP3135477B1 (en) 2015-08-27 2018-04-18 3M Innovative Properties Company Multilayer articles with improved thermal resistance containing one or more fluoropolymers
JP7125263B2 (ja) * 2015-10-01 2022-08-24 Agc株式会社 含フッ素弾性共重合体、その製造方法、架橋ゴムおよびその製造方法
SG11201803368SA (en) 2015-10-23 2018-05-30 3M Innovative Properties Co Composition including amorphous fluoropolymer and fluoroplastic particles and methods of making the same
CN108291069B (zh) * 2015-11-19 2021-04-09 Agc株式会社 含有含氟共聚物的交联性组合物、交联物及半导体制造装置用密封材料
US11084923B2 (en) 2015-11-30 2021-08-10 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoropolymer compositions comprising a copolymer of vinylidene fluoride and trifluoroethylene and a fluorinated elastomer
WO2017102820A1 (en) 2015-12-14 2017-06-22 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Method of manufacturing fluoroelastomers
US10906999B2 (en) 2015-12-14 2021-02-02 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroelastomer compositions
CN108884198A (zh) 2016-03-11 2018-11-23 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 用于固化氟弹性体组合物的多不饱和化合物
CN108779260A (zh) 2016-03-24 2018-11-09 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 氟弹性体组合物
EP3469018A1 (en) 2016-06-13 2019-04-17 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Curable fluoroelastomer composition
US10774207B2 (en) 2016-07-18 2020-09-15 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroelastomer composition
US20190203026A1 (en) 2016-09-07 2019-07-04 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluorine-containing thermoplastic elastomer composition
EP3354687A1 (en) 2017-01-26 2018-08-01 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Fluorine-containing thermoplastic elastomer composition
US11261280B2 (en) 2017-01-18 2022-03-01 3M Innovative Properties Company Fluorinated block copolymers
EP3571235A4 (en) 2017-01-18 2020-11-11 3M Innovative Properties Company FLUORINATED BLOCK COPOLYMERS MADE FROM NITRILE CURE SITE MONOMERS
EP3392312A1 (en) 2017-04-21 2018-10-24 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Polymer alloy comprising a sulphur-containing aromatic polymer and a fluoroelastomer
EP3392311A1 (en) 2017-04-21 2018-10-24 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Polymer alloy comprising a sulphur-containing aromatic polymer and a thermoplastic vulcanizate
EP3649193B1 (en) 2017-07-05 2022-04-20 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Composition containing fluorinated thermoplastic elastomers and vulcanizates
JP7160035B2 (ja) * 2017-07-05 2022-10-25 Agc株式会社 含フッ素弾性共重合体、その組成物および架橋ゴム物品
WO2019162491A1 (en) 2018-02-23 2019-08-29 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluorinated monomers comprising anthracene moieties
EP3875536B1 (en) 2018-11-02 2023-12-20 Daikin Industries, Ltd. Fluororubber composition and molded article
JP2022513916A (ja) 2018-12-19 2022-02-09 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. 硬化性組成物
WO2020132213A1 (en) 2018-12-20 2020-06-25 3M Innovative Properties Company Latex blends of amorphous perfluorinated polymers and articles derived therefrom
CN113195628A (zh) 2018-12-20 2021-07-30 3M创新有限公司 非晶态全氟化聚合物的干粉共混物、其制备方法以及衍生自干粉共混物的制品
WO2020178303A1 (en) 2019-03-07 2020-09-10 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluorine-containing thermoplastic elastomer composition
US20220135774A1 (en) 2019-03-20 2022-05-05 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Fluoroelastomer composition
EP3985038A4 (en) * 2019-06-14 2023-06-14 Daikin Industries, Ltd. COMPRESSED ELECTROCHEMICAL DEVICE ELEMENT
US20220372267A1 (en) 2019-07-17 2022-11-24 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Composite material comprising polyamide and fluoroelastomer
WO2021099336A1 (en) 2019-11-22 2021-05-27 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Method for improving coefficient of friction in cured fluororubber parts
WO2021224164A1 (en) 2020-05-07 2021-11-11 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Polyamide/fluoroelastomer blends and corresponding articles and formation methods
WO2022059575A1 (ja) 2020-09-18 2022-03-24 ダイキン工業株式会社 フッ素ゴム架橋用組成物および成形品
WO2022128307A1 (en) 2020-12-14 2022-06-23 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Sulphur-containing aromatic polymer composition having improved processability
JPWO2022210040A1 (ja) 2021-04-02 2022-10-06
EP4317306A1 (en) 2021-04-02 2024-02-07 Daikin Industries, Ltd. Composition for fluorine rubber crosslinking, molded product, and sealing material
JP7572652B2 (ja) 2021-04-02 2024-10-24 ダイキン工業株式会社 フッ素ゴム架橋用組成物および成形品
EP4324856A1 (en) 2021-04-15 2024-02-21 Daikin Industries, Ltd. Composition for fluorine rubber crosslinking, molded product, and sealing member
EP4357415A1 (en) 2021-06-15 2024-04-24 Daikin Industries, Ltd. Fluorine rubber crosslinking composition, molded article, and sealing material
CN117500877A (zh) 2021-06-16 2024-02-02 大金工业株式会社 氟橡胶交联用组合物、成型品和密封材料
KR20240035802A (ko) 2021-07-16 2024-03-18 솔베이 스페셜티 폴리머스 이태리 에스.피.에이. 이차 전지용 바인더 조성물
CN118401595A (zh) 2021-10-14 2024-07-26 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 氟弹性体组合物
EP4417650A1 (en) 2021-10-15 2024-08-21 Daikin Industries, Ltd. Fluoro rubber crosslinking composition and molded article
JP2024540743A (ja) * 2021-11-04 2024-11-01 サイエンスコ エスアー (パー)フルオロエラストマーを含む保護層を有する二次電池
CN118159604A (zh) 2021-11-30 2024-06-07 大金工业株式会社 氟橡胶交联用组合物和成型品
CN118401579A (zh) 2021-12-17 2024-07-26 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 用于乳液聚合氟单体的方法
JP7492173B2 (ja) 2022-04-05 2024-05-29 ダイキン工業株式会社 フッ素ゴム架橋用組成物および成形品
WO2023195469A1 (ja) 2022-04-05 2023-10-12 ダイキン工業株式会社 フッ素ゴム架橋用組成物および成形品
WO2023247225A1 (en) 2022-06-23 2023-12-28 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Process for manufacturing aqueous dispersion comprising particles of a fluorinated polymer (f)
TW202419517A (zh) * 2022-09-28 2024-05-16 義大利商首威專業聚合物義大利公司 全氟聚醚聚合物
WO2024068676A1 (en) * 2022-09-28 2024-04-04 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Perfluoropolyether polymers
WO2024120805A1 (en) 2022-12-05 2024-06-13 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Composition (c) for manufacturing aqueous dispersion comprising particles of a fluorinated polymer (f)
WO2024200225A1 (en) 2023-03-27 2024-10-03 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Curable fluoroelastomer composition
CN117534929B (zh) * 2023-12-18 2024-09-24 上海芯密科技有限公司 一种低腐蚀性含氟密封圈组合物及其制备方法

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3235537A (en) * 1961-06-23 1966-02-15 Du Pont Fluorine containing terpolymer of a perfluorovinyl ether, vinylidene fluoride and a monomer of the structure cfx=cfy
US3810874A (en) * 1969-03-10 1974-05-14 Minnesota Mining & Mfg Polymers prepared from poly(perfluoro-alkylene oxide) compounds
US3876654A (en) * 1970-12-23 1975-04-08 Du Pont Fluoroelastomer composition
US3752787A (en) * 1972-01-28 1973-08-14 Du Pont Fluoroelastomer composition containing a triarylphosphorane vulcanization accelerator
US4035565A (en) * 1975-03-27 1977-07-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluoropolymer containing a small amount of bromine-containing olefin units
JPS53125491A (en) * 1977-04-08 1978-11-01 Daikin Ind Ltd Fluorine-containing polymer easily curable and its curable composition
DK553478A (da) * 1977-12-14 1979-06-15 Montedison Spa Vulkaniserbare blandinger paa basis af vinylidenfluoridelastomere samt fremgangsmaade til vulkanisering af saadanne blandinger
FR2414519A1 (fr) * 1978-01-16 1979-08-10 Rhone Poulenc Ind Copolymeres organopolysiloxaniques polysequences cristallins et leurs procedes de preparation
US4281092A (en) * 1978-11-30 1981-07-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Vulcanizable fluorinated copolymers
JPS55108410A (en) * 1979-02-14 1980-08-20 Daikin Ind Ltd Fluorine-containing polymer and composition thereof
IT1163158B (it) * 1983-03-22 1987-04-08 Montedison Spa Acceleranti per la vulcanizzazione di copolimeri elastomerici
IT1206517B (it) * 1983-09-07 1989-04-27 Montedison Spa Composizioni covulcanizzabili da fluoroelastomeri a base di fluoruro di vinilidene e copolimeri tetrafluoeoetilene-propilene.
US4564662A (en) * 1984-02-23 1986-01-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluorocarbon elastomer
CA1265288A (en) * 1984-11-22 1990-01-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Curable fluoroelastomer composition
EP0199138B1 (en) * 1985-03-28 1989-02-22 Daikin Industries, Limited Novel fluorovinyl ether and copolymer comprising the same
IT1187684B (it) * 1985-07-08 1987-12-23 Montefluos Spa Procedimento per la preparazione di fluoroelastomeri vulcanizzabili e prodotti cosi' ottenuti
US4694045A (en) * 1985-12-11 1987-09-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Base resistant fluoroelastomers
IT1189092B (it) * 1986-04-29 1988-01-28 Ausimont Spa Processo di polimerizzazione in dispersione acquosa di monomeri fluorurati
IT1204903B (it) * 1986-06-26 1989-03-10 Ausimont Spa Processo di polimerizzazione in dispersione acquosa di monomeri florati
JPS63304009A (ja) * 1987-06-04 1988-12-12 Nippon Mektron Ltd パ−オキサイド加硫可能な含フッ素エラストマ−の製造方法
CA1328533C (en) * 1988-04-01 1994-04-12 Werner Marie Aschille Grootaert Fluoroelastomer composition
IT1235545B (it) * 1989-07-10 1992-09-09 Ausimont Srl Fluoroelastomeri dotati di migliore processabilita' e procedimento di preparazione
IT1231174B (it) * 1989-07-24 1991-11-22 Ausimont Srl Mescole vulcanizzabili di fluoroelastomeri contenenti bromo o iodio e di perossidi organici
DE4114598A1 (de) * 1991-05-04 1992-11-05 Bayer Ag Unvernetzte copolymerisate mit reaktiven doppelbindungen aus fluormonomeren und nicht konjugierten dienen und verfahren zu ihrer herstellung
JPH05230151A (ja) * 1991-08-06 1993-09-07 Asahi Glass Co Ltd 含フッ素ポリマーおよび硬化物
US5274179A (en) * 1993-04-06 1993-12-28 Alliedsignal Inc. Fluorinated photoinitiators and their application in UV curing of fluorinated monomers
US5264508A (en) * 1992-06-25 1993-11-23 The Dow Chemical Company Polymers of haloperfluoro and perfluoro ethers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141129A1 (ja) 2011-04-11 2012-10-18 ユニマテック株式会社 含フッ素エラストマーの製造方法
EP2927251A1 (en) 2011-04-11 2015-10-07 Unimatec Co., Ltd. Method for producing fluorine-containing elastomer

Also Published As

Publication number Publication date
CA2139260C (en) 2005-10-25
RU94045137A (ru) 1996-10-10
EP0661304A1 (en) 1995-07-05
EP0784064A1 (en) 1997-07-16
EP0661304B1 (en) 1997-10-22
DE69406408D1 (de) 1997-11-27
JPH0812726A (ja) 1996-01-16
ITMI932750A1 (it) 1995-06-30
ATE159537T1 (de) 1997-11-15
ITMI932750A0 (it) 1993-12-29
DE69406408T2 (de) 1998-05-07
DE69421553D1 (de) 1999-12-09
KR950018107A (ko) 1995-07-22
IT1265461B1 (it) 1996-11-22
ATE186309T1 (de) 1999-11-15
CA2139260A1 (en) 1995-06-30
KR100359143B1 (ko) 2003-02-05
RU2136702C1 (ru) 1999-09-10
BR9405300A (pt) 1995-09-19
EP0784064B1 (en) 1999-11-03
CN1108263A (zh) 1995-09-13
CN1053200C (zh) 2000-06-07
DE69421553T2 (de) 2000-06-21
US5585449A (en) 1996-12-17
TW287172B (ja) 1996-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3574198B2 (ja) ビスオレフィンに由来するモノマー単位を含む新規フッ素エラストマー
JP3210003B2 (ja) 改良された加工性を有する新規なフルオロエラストマーおよびその製造法
JP4015213B2 (ja) フルオロエラストマー用硬化性組成物及びフルオロエラストマー
JP5205375B2 (ja) (パー)フルオロエラストマー組成物
JP4021960B2 (ja) フルオロエラストマー用の硬化剤及びフルオロエラストマー
JP5197587B2 (ja) (パー)フルオロエラストマー組成物
EP0683149B1 (en) New peroxide curable fluoroelastomers, particularly suitable for manufacturing O-rings
ES2226237T3 (es) Fluoroelastomeros curables.
TWI496796B (zh) 全氟彈性體
JP4321922B2 (ja) フルオロエラストマー
JP3549570B2 (ja) 極性溶剤および塩基に対する高い耐性を有するフルオロエラストマー
JPH04288305A (ja) パーオキサイド加硫可能な含フッ素エラストマ−の製造方法
KR20060048876A (ko) 플루오로엘라스토머
KR100407918B1 (ko) 실질적으로극성말단들이없는플루오르엘라스토머들과그에관련한제조공정
US4774302A (en) Process for producing peroxide-vulcanizable, fluorine-containing elastomer
EP1630179B1 (en) Fluorocopolymer
JPS6323907A (ja) パ−オキサイド加硫可能な含フツ素エラストマ−の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term