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JP3566507B2 - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

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JP3566507B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関するものである。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ装置及びワードプロセッサー等が含まれる。
【0002】
また、プロセスカートリッジとは帯電手段、現像手段とクリーニング手段及び電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、そのカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。または帯電手段、クリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及びクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。使用者自身によって装置本体に対する着脱を行うことができるから、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は後述従来の技術を更に発展させたものである。
【0004】
本発明は受光部材、発光部材がプロセスカートリッジの装置本体への着脱の操作性を低下させることがなく、又、プロセスカートリッジの装置本体への着脱のために光路長を長くせざるを得ずそのために検出精度が低下するということがなく、又発光部材、受光部材への配線が簡単となるプロセスカートリッジ中の廃トナーの検出手段を有する電子写真画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明はプロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
(a)電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形成されたトナー像を転写後に、前記電子写真感光体ドラムに残ったトナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段が除去したトナーを収納するトナー収納容器内のトナー収納空間を横切るように光を入射するための、前記トナー収納容器に設けられた第一の光透過口と、前記トナー収納空間を通過した光を出射するための、前記トナー収納容器に設けられた第二の光透過口と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するカートリッジガイドであって、画像形成をおこなうための画像形成位置と、前記プロセスカートリッジの着脱をおこなうための前記電子写真画像形成装置の本体の外側に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能なカートリッジガイドと、(b)発光部材と、(c)前記発光部材から発した光を受光する受光部材と、(d)前記発光部材と前記第一の光透過口との間の光路を構成する、前記カートリッジガイドに設けられた光ガイド部材と、(e)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0006】
本出願に係る第2の発明は前記発光部材と前記受光部材とは、一つの基板に設けられていることを特徴とする第1の発明に記載の電子写真画像形成装置である。
【0021】
【従来の技術】
従来、装置本体より脱着自在なプロセスカートリッジの廃トナー満タン(容器にトナーが充満することをいう)検知の方法のなかで、光透過方式を用いたものは、感光体ドラム上から取り除いた廃トナーを収納する廃トナー収納部に2つの光透過窓を一直線上に設け、装置本体に設けた発光部材からの光が第1の光透過窓、廃トナー収納部、第2の光透過窓を通過して、装置本体に設けた受光部材に入射するように構成される。ここで、感光体ドラムのクリーニング部で回収された廃トナーは第一搬送部材により最初の廃トナー収納部に搬送され、最初の廃トナー収納部にトナーが充満すると、第二搬送部材により、次の廃トナー収納部に搬送され、同様にこの収納部にトナーが充満すると、第三搬送部材より、最後の廃トナー収納部に搬送され、最後の廃トナー収納部にトナーが充満すると、前記光透過窓を通過する光が廃トナーにより、遮蔽されることにより、廃トナーの充満が検知される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
【0023】
以下の説明において、プロセスカートリッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体14へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致している。またプロセスカートリッジBの長手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体14へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。又、プロセスカートリッジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録媒体を上から見て右又は左である。
【0024】
(実施の形態1)
以下図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
{画像形成装置の全体構成}
図1は本発明に係る電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)全体の概略構成を示す縦断面図である。
【0026】
まず、図1を参照して、画像形成装置Aの全体についての概略を説明する。なお、同図に示す画像形成装置Aは4色フルカラーのレーザービームプリンタである。
【0027】
同図に示す画像形成装置Aは、ドラム型の電子写真感光体(以下「感光体ドラム」という)1を備えている。感光体ドラム1は、駆動手段(不図示後述)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成する露光手段3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4、感光体ドラム1上のトナー像が1次転写される転写ユニット5、1次転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6等が配設されている。
【0028】
ここで感光体ドラム1と帯電装置2、トナーを除去するクリーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジBを形成し画像形成装置Aの装置本体14に着脱可能なものとなっている。
【0029】
その他に、記録媒体Sを転写ユニット5に向けて給送するとともに、記録媒体Sを搬送する給搬送手段7、2次転写後の記録媒体Sにトナー像を定着させる定着器8が配設されている。
【0030】
以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0031】
感光ドラム1は、図20に示すように例えば、直径約47mmのアルミニウムシリンダー1cの外周面に、有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、矢印方向に回転駆動される。
【0032】
帯電装置2としては、例えば、特開昭63−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電方式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに電源(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
【0033】
露光手段3は、ポリゴンミラー3aを有し、このポリゴンミラー3aには、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射される。ポリゴンミラー3aはスキャナーモータ(不図示)によって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済の感光体ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成している。
【0034】
現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、すなわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーをそれぞれ収納した現像器4Y,4M,4C,4Bkを備えている。感光体ドラム1上の静電潜像の現像時には、その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が現像位置に配置される。すなわち、所定の現像器が回転体4Aの割出回転によって感光体ドラム1に対向した現像位置に止まり、さらにその現像器の現像スリーブ4bが感光体ドラム1に対して微小間隙(300μm程度)をもって対向するように位置決めされた後、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。この現像は、次のようにして行う。現像する色に対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ4aへ送り込み、回転する塗布ローラ4a及びトナー規正ブレード4cによって、回転する現像スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4bと、静電潜像が形成された感光体ドラム1との間に現像バイアスを印加することにより、静電潜像にトナー像を付着させてトナー像として現像するものである。また、各現像器4Y,4M,4C,4Bkの現像スリーブ4bには、各現像器が現像位置に配置されたときに、画像形成装置本体14に設けられた各色現像用高圧電源と接続されるようになっており、各色の現像毎に選択的に電圧が印加される。なお、各現像器4Y,4M,4C,4Bkは、回転体4Aに対して個別に、着脱可能である。また回転体4Aは装置本体14に対して着脱可能に構成されている。
【0035】
転写ユニット5は、感光体ドラム1から順次に1次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して記録媒体Sに2次転写するものである。転写ユニット5は、矢印R5方向に走行する中間転写ベルト5aを備えている。本実施の形態の中間転写ベルト5aは、周長約440mmのベルトであり、駆動ローラ5b、2次転写対向ローラ5c、従動ローラ5dの3本のローラにより掛け渡されている。従動ローラ5dに近接して中間転写ベルト5aを感光体ドラム1に押圧する位置と中間転写ベルト5aが感光体ドラム1から離れる位置をとるように後退する押えローラ5jを備えている。中間転写ベルト5aは、駆動ローラ5bの回転によって、矢印R5方向に走行する。さらに、中間転写ベルト5aの外側の所定位置には、中間転写ベルト5aの表面に接離可能なクリーニングユニット5eが設けてあり、後述の記録媒体Sに一括して2次転写後に残った転写残トナーを除去する。このクリーニングユニット5eは帯電ローラ5fを中間転写ベルト5aに当接させてトナーに転写時と逆の電荷を与える。逆の電荷を付与されたトナーは、感光体ドラム1に静電的に付着され、その後、感光体ドラム1用の後述のクリーニング装置6によって回収されるものである。なお、中間転写ベルト5aのクリーニング方法としては、上述の静電クリーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの機械的な方法や、これらを併用したものと等でもよい。
【0036】
クリーニング装置6は、現像装置4によって感光体ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト5aに1次転写された後、1次転写されないで感光ドラム1表面に残ったいわゆる転写残トナーを除去するものである。同図のクリーニング装置6では転写残トナーはクリーニング容器11aの中に蓄積されていく。なお、図1ではクリーニング容器11aは内部は図略されており、後に詳述する。
【0037】
給搬送手段7は、画像形成部へ記録媒体Sを給送するものであり、複数枚の記録媒体Sが収納されて、画像形成装置本体14の下部に装填される給紙カセット7aを備えている。画像形成時にはピックアップ部材7e、搬送ローラ7bが画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット7a内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送するとともに、ガイド板7cによってガイドし、レジストローラ7dを通り中間転写ベルト5aへと給送するものである。
【0038】
定着器8は、記録媒体Sに2次転写された複数のトナー画像を定着させるものであり、図1に示すように、駆動回転する駆動ローラ8aと、これに圧接して記録媒体Sに熱及び圧力を印加する定着ローラ8bとからなる。すなわち、中間転写ベルト5a上のトナーを一括転写させる2次転写ローラ5nを通過した記録媒体Sは定着器8を通過する際に駆動ローラ8aで搬送されるとともに、定着ローラ8bによって熱及び圧力を印加される。これにより複数色のトナー像が記録媒体S表面に定着される。
【0039】
次に、上述構成の画像形成装置の画像形成動作について説明する。
【0040】
中間転写ベルト5aの回転と同期して感光体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するとともに、露光手段3によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して静電潜像にイエローのトナーを付着させて現像する。1次転写ローラ(従動ローラ)5dにトナーと逆極性の電圧を印加して感光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
【0041】
上述のようにしてイエロートナー像の1次転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光体ドラム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次に行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。これらトナー像を、給搬送手段7から供給された記録媒体Sに一括して2次転写する。
【0042】
そして2次転写後の記録媒体Sを定着器8に搬送して、ここで、トナー像の定着を行った後、図示矢印方向に移動するベルト9aと巻掛けたベルト9aで駆動される排出ローラ9によって画像形成装置本体14外部の排紙トレイ10上に排出して画像形成を終了するものである。
【0043】
次に画像形成装置本体14へのプロセスカートリッジBの装着について概略の説明をする。
【0044】
画像形成装置本体14へのプロセスカートリッジBの装着は図2に示すようにプロセスカートリッジBを画像形成装置本体14へ導くためのカートリッジガイド50が画像形成装置本体14の中で引き出し可能な構成を有している。そして引き出されたカートリッジガイド50に対しプロセスカートリッジBは図15、図16に示すようにカートリッジガイド50のガイド面51に沿ってプロセスカートリッジBの軸継手部材23及び円筒形ガイド11Z(図47参照)が導かれる。そして、図17に示すようにプロセスカートリッジBの感光体ドラム1の軸線と同軸線上に設けられた軸継手部材23と軸方向に並列する円筒形位置決めボス11hがカートリッジガイド50のU溝52に入り、このU溝52を中心に矢印53方向に揺動し、図18に示すようにカートリッジガイド50に装着される。
【0045】
さらにカートリッジガイド50を画像形成装置Aに納めることで図1に示すように画像形成が可能な状態となる。
【0046】
{プロセスカートリッジの枠体}
プロセスカートリッジBのカートリッジ枠体11は図3に示すように感光体ドラム1及び帯電装置2の長手方向の両端部に延出されたドラム支持部11d、クリーニング部材取付部11m及び帯電装置支持部11eを有するクリーニング容器11aと、クリーニング容器11aの後端部に超音波により接合される後部容器11bを備えている。そして、図6に示すようにクリーニング容器11a、後部容器11bにわたり長手方向の駆動側にはギアーカバー(一方のサイドカバー)11cが固定されており、長手方向の反駆動側にはサイドカバー11fが固定されている。そして、帯電装置2の長手方向及びその両端部を蔽う帯電装置カバー11gが取り付けてある。また、帯電装置2を蔽う帯電装置カバー11gがクリーニング枠体11aに取り付けてある。
【0047】
感光体ドラム1を装置本体14の外部へ取り出した場合に感光体ドラム1を外光及び人がふれること等から保護するため、クリーニング容器11aにはドラムシャッター18が設けられている。
【0048】
{プロセスカートリッジ}
図3に示すようにプロセスカートリッジBは感光体ドラム1の周りに帯電装置2、クリーニング装置6、を配設しこれらをカートリッジ枠体11でもって一体化してカートリッジガイド50に着脱可能に構成してある。
【0049】
上記感光体ドラム1は図20、図21に示すようにクリーニング装置のクリーニング容器11aに回転自在に支持されている。感光体ドラム1はアルミシリンダー1cの両端にドラムフランジ1a,1bが嵌入し、夫々アルミシリンダー1cの端部の周囲4個所をかしめ1mることにより固定されている。ドラムフランジ1a,1bには夫々の中心にドラム支持軸1d,1eの最大径部分が圧入固定されている。ドラム支持軸1d,1eは、夫々クリーニング容器11aのドラム支持部11dに嵌合し、ギアーカバー11c、サイドカバー11fにより軸方向へ脱出しないように固定支持された玉軸受21、合成樹脂製ブッシュ22に嵌入し、回転自在に支持されている。
【0050】
プロセスカートリッジBを装置本体14へ装着するためにクリーニング容器11aにはギアーカバー11c、サイドカバー11f夫々に一体に円筒形の位置決めボス11hが設けられている。またクリーニング容器11aの上面部11iには回転止め部材11jが一体に設けられている(図3、図6、図9〜図11、図13、図15〜図19参照)。
【0051】
位置決めボス11hはドラム支持軸1d,1eに取り付けられる軸継手部材23,24と軸方向に近接して設けられる。位置決めボス11hの直径は軸継手部材23,24よりも直径がわずかに大きい。この円筒形位置決めボス11hの長手方向の外側端面の位置は、ギアーカバー11c、サイドカバー11fの外側板部の長手方向の位置と同じか、あるいはそれより内側になっている。一方、軸継手部材23,24の長手方向の位置は、該外側板部より外側になる。円筒形位置決めボス11hの外形D1と軸継手部材23,24の外形D2の関係は、D1>D2である。
【0052】
軸継手部材23よりプロセスカートリッジBの挿入方向上流側には、図4、図10に示すようにトナー搬送系駆動入力手段44がある。このトナー搬送系駆動入力手段44はクリーニング容器11aに固定したギアーカバー11cと一体の第二円筒形ボス45によって保護されている。この第二円筒形ボス45の長手方向の位置は、ギアーカバー11cの外側板部より外側で、かつ、軸継手部材23の長手方向の最外部より内側になる。また、第二円筒形ボス45の外径D3と軸継手部材23,24の外径D2の関係は、D3<D2である。
【0053】
軸継手部材23,24より挿入方向上流側でかつ、第二円筒形ボス45より下流側には、ラフガイド46がギアカバー11cと一体に設けられている。このラフガイド46は軸継手部材23の中心と第二円筒形ボス45の中心を結んだ軸線より上側に位置している。このラフガイド46の長手方向の位置は、ギアーカバー11cの外側板部より外側で、かつ、軸継手部材23の長手最外部より内側になる。
【0054】
クリーニング容器11aの第二円筒形ボス45より装入方向上流側の上面部11iには、回転止め部材11jが設けられている。
【0055】
{プロセスカートリッジ着脱用可動体}
ここで、プロセスカートリッジの着脱に用いる引き出し機構を有するカートリッジガイド50について図14、図15を用いて詳細に説明する。
【0056】
カートリッジガイド50の側板部50a内側面50bには、プロセスカートリッジBをカートリッジガイド50に挿入するための溝状としたガイド面51が左右対称に設けられている。駆動側のガイド面51の一部は、廃トナー搬送系駆動入力手段44への装置本体14からの駆動入力のために側板部50aに設けた貫通穴50cと一致する切り欠き51aがある。ガイド面51より挿入方向下流側かつ長手方向内側には、円筒形位置決めボス11hと係合する係合部材54が設けられている。この係合部材54は、上向きに開口を有するハーフパイプ形状になっており、U溝52が形成されている。
【0057】
挿入方向最上流側の後側板55にはカートリッジガイド50が画像形成装置本体14に挿入された際にプロセスカートリッジBのカートリッジ枠体11の挿入方向最上流側後側面部11Dを押圧するための押圧部材56が設けられている。
【0058】
この押圧部材56は装置本体14の本体後側面部14a(図19参照)に設けた開口部14bを開閉する図示されない開閉部材の内側面に設けられている板ばね等の弾性部材であって、カートリッジガイド50にはこの押圧部材56がカートリッジ50内へ進入してカートリッジ50に装着されたプロセスカートリッジBの後部容器11bを押圧するように開口部56aを設けてある。
【0059】
さらに、カートリッジガイド50の反駆動側側板部50aには、この側板部50aの長手内側からも長手外側からもプロセスカートリッジBの側面部(サイドカバー11f)に当接してプロセスカートリッジBを長手方向に付勢することができる構成の付勢部材57が設けられている。
【0060】
この付勢部材57は板ばねであって、図14に示すようにカートリッジガイド50の側板部50aに設けた開口部57aの上下の両側に小ねじ57bにより両端が固定され、両端を除くとほぼクランク状であり、このクランク1つの角57cは側板部50aの内側面より内側へ向けて突出し、他の一つの角57dは側板部50aの外側面より外側へ向けて突出している。従って、プロセスカートリッジBをカートリッジガイド50を示す図14に付記した板ばねの断面図に矢印イで示すように押し込むとプロセスカートリッジBの長手方向の側面が押圧部材57の角57c側により押圧されてプロセスカートリッジBがカートリッジガイド50へ装着された状態においてはプロセスカートリッジBは板ばねの角57cを押し、プロセスカートリッジBはカートリッジガイド50の駆動側の内側板部50bに押圧される。また、カートリッジガイド50を装置本体14へ挿入したときは、装置本体14側の部材が板ばねの角57dを押し、カートリッジガイド50を駆動側の装置本体14の部材へ押しつけると共にプロセスカートリッジBを駆動側の内側面50bに更に押圧力を加える。ここで駆動側とはプロセスカートリッジB及びカートリッジガイド50の装着、挿入方向を上から見て右側であり、この側に装置本体14側の軸継手部材が配設されている。
【0061】
{プロセスカートリッジの可動体への着脱動作}
ここで、プロセスカートリッジBの可動体への着脱動作について図15〜図18を用いて詳細に説明する。図15〜図18は駆動側の側板50aを外側から透視して見る側面図である。
【0062】
図15のように、感光体ドラム1に固定した軸継手部材23の外径部をカートリッジ50のガイド面51に載せながら挿入方向に向かって軸継手部材23をガイドさせていく。この際、駆動側ガイド部には切り欠き51aがあるが、切り欠き幅D4は軸継手部材23の外径D2より小さいので、挿入途中で軸継手部材23が切り欠き51aに脱落することはないし、反駆動側の軸継手部材24が係合するガイド面51には切り欠き51aがないので、プロセスカートリッジBの後部と上部の手掛け11r,11r1(図3参照)を手で持つことと併せる(図16参照)と円滑に挿入される。
【0063】
図16の位置までプロセスカートリッジBが挿入されると、第二円筒形ボス45およびラフガイド46もガイド面51にガイドされる。第二円筒形ボス45は軸継手部材23を中心としてプロセスカートリッジBの挿入方向後部が下側へ回転するのを防止する回転止め機能を有し、ラフガイド46は軸継手部材23を中心としてプロセスカートリッジBの挿入方向後部が上側へ回転するのを防止する回転止め機能を有するので、プロセスカートリッジBの誤挿入が生じにくい。
【0064】
さらにプロセスカートリッジBが挿入されていくと、図17のように、軸継手部材23はガイド面51をとおり抜け、代わって円筒形位置決めボス11hが係合部材54と係合する。これにより、プロセスカートリッジBの感光体ドラム1中心の位置がカートリッジガイド50に対して決まることになる。このとき、円筒形位置決めボス11hの外径の方が軸継手部材23の外径より大きいので、係合部材54と軸継手部材23が長手方向で干渉して駆動入力に影響を及ぼすことは生じない。
【0065】
また、このとき第二円筒形ボス45も駆動側ガイド部材途中にある切り欠き51aと係合してプロセスカートリッジBの姿勢がカートリッジガイド50に対して仮位置決めされる。この時点で、クリーニング容器11aに固定した反駆動側サイドカバー11fをカートリッジガイド50に設けられた付勢部材57が付勢する。これにより、プロセスカートリッジBは駆動側に付勢され、駆動側のギアーカバー11cがカートリッジガイド50の内側面50bに対して突き当てられて、長手方向のプロセスカートリッジBの位置が決まる。
【0066】
これらの場合、軸継手部材23が長手方向最外部にあるので装置本体14側からの駆動入力ストロークが短くてよい。さらに、軸継手部材23がガイド面51にガイドされるので、プロセスカートリッジBの長手方向側面部に新たな挿入ガイドを設ける必要がないので長手方向の省スペース化を図ることができる。また、第二ガイド部となる円筒形ボス45やラフガイド46もカートリッジガイド50挿入時にガイド面51にガイドされるので軸継手部材23を支点とする回転を規制することができ、誤挿入を防いで操作性を向上することができる。カートリッジガイド50の係合部材54は軸継手部材23より長手方向内側に位置する円筒形位置決めボス11hと係合するように配置しているので、カートリッジガイド50の長手方向の省スペース化を図ることができる。
【0067】
上述は駆動側について述べたが、反駆動側の軸継手部材24も同様の動作をする。即ち、反駆動側の軸継手部材24が係合するガイド面51には切り欠き51aが存在しない。そして、ガイド面51はプロセスカートリッジBの挿入方向から見て左右で同形同寸であり、軸継手部材23,24は同直径であり、感光体ドラム1の軸心上にあるから、反駆動側の軸継手部材24は切り欠き51aが存在しないガイド面51上を移動して、軸継手部材23と同時的に位置決め用のU溝52に嵌め込むものである。なお、軸継手部材24は外径及び幅のみが軸継手部材24と左右対称であれば、軸継手として機能する訳ではないので、円板でもよい。
【0068】
{画像形成装置本体のプロセスカートリッジ着脱に関わる部分}
次に、画像形成装置本体のプロセスカートリッジ着脱に係わる部分について図19を用いて詳細に説明する。
【0069】
画像形成装置本体14の側面のうち、感光体ドラム1の長手方向に平行で、かつ、感光体ドラム1からみて現像装置4と反対側の本体後側面部14aに、プロセスカートリッジBを載置したカートリッジガイド50を挿入するための開口部14bがある。この開口部14bの長手方向両側面部には、挿入方向に向かって図示しないレール部材があり、カートリッジガイド50の両側面部にある図示しないガイド部材をガイドする。カートリッジガイド50およびプロセスカートリッジBが画像形成装置本体14内の所定位置に挿入されたときに、プロセスカートリッジBのカートリッジ枠体11に設けた円筒形位置決めボス11hと係合する位置に、挿入方向に対向する開口方向のハーフパイプ状の本体係合部材14cがある。また、スキャナー下カバー3dの一部として、プロセスカートリッジBの感光体ドラム1を中心とする回転に対する回転止め部材3eを有する。
【0070】
{可動体およびプロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱}
画像形成装置本体14から、図示しないレール部材に沿ってカートリッジガイド50が所定の装置本体14外の位置まで引き出される。プロセスカートリッジBを載置されたカートリッジガイド50はカートリッジガイド50の挿入方向上流側の後側板55を押されて画像形成装置本体14内に挿入される。所定位置にカートリッジガイド50が達すると、挿入方向に対向して開口しているハーフパイプ状の本体係合部材14cに、プロセスカートリッジBの円筒形位置決めボス11hが係合する。この状態ではカートリッジガイドの係合部材54と本体係合部材14cは長手方向に隣接し,共に上記位置決めボス11hの外周と接している。これにより、画像形成装置本体14に対してプロセスカートリッジBの位置が一点のみ決まる。この時点では、プロセスカートリッジBは感光体ドラム1の中心を支点とした回転方向では位置決めされていない。また、所定の位置に達したカートリッジガイド50は、付勢部材57が画像形成装置本体14の反駆動側内壁部(不図示)と当接して、画像形成装置本体14内で駆動側に付勢されている。これによって、カートリッジガイド50は駆動側に付勢され、画像形成装置本体14の駆動側内壁部に突き当てられて、長手方向のカートリッジガイド50の位置が決まる。このとき、カートリッジガイド50に対しててプロセスカートリッジBの長手方向の位置も決まっているので、画像形成装置本体14に対するプロセスカートリッジBの長手方向の位置も駆動側突き当てで決まっている。
【0071】
さらに、カートリッジガイド50の挿入方向上流側の後側板55は、カートリッジガイド50が装置本体14内の所定位置に挿入されたときに、画像形成装置本体14の後側面部14aの一部分を形成する。装置本体14内所定位置に挿入されたカートリッジガイド50の装置本体14への挿入方向上流側後側板55の一部に設けられた押圧部材56で、プロセスカートリッジBの挿入方向上流側後側面部Dを押圧すると、押圧方向が図19の矢印のように感光体ドラム1の中心とずれているので、感光体ドラム1を中心としてプロセスカートリッジBの後部に上向きの回転を生じる。また、この回転方向は感光体ドラム1の駆動方向とも一致しているので、プロセスカートリッジBの上面部11iの回転止め部材11jが、画像形成装置本体14内の回転止め部材3eに突き当てられてプロセスカートリッジBの装置本体14内での姿勢が決められる。
【0072】
これらの場合、本体位置決めの本体係合部材14cはプロセスカートリッジBの円筒形位置決めボス11hと係合することで、円筒形位置決めボス11hと係合していたカートリッジガイド50に対しても一点の位置決めを行うことができ、新たに装置本体14とカートリッジガイド50との間の感光体ドラム1の中心と同一の一点を決定するための位置決め部材を設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、カートリッジガイド50に設けた一つの付勢部材により、プロセスカートリッジBのカートリッジガイド50への載置時にはプロセスカートリッジBをカートリッジガイド50の駆動側へ突き当てて位置決めし、カートリッジガイド50の装置本体内挿入時にはカートリッジガイド50を本体駆動側に突き当てて位置決めすることにより、感光体ドラム1の駆動入力手段を駆動側に付勢し、駆動入力を確実に行うとともに駆動入力ストロークを最小限に抑えて駆動入力構成の簡素化を図ることができる。さらに、カートリッジガイド50の押圧部材56でプロセスカートリッジBに感光体ドラム1の駆動入力手段中心の感光体ドラム1の駆動回転方向と同一の回転モーメントを生じさせ、プロセスカートリッジ上面の回転止め部材11jで装置本体14に突き当てて姿勢を決めることにより、プロセスカートリッジBの装置本体14に対する確実な位置決めを行うことができる。
【0073】
プロセスカートリッジとカートリッジガイドにおいて、感光体ドラムへの入力手段が長手方向最外部にあるので装置本体側からの駆動入力ストロークが短くてよい。さらに、感光体ドラムへの入力手段がカートリッジガイドにガイドされるので、プロセスカートリッジの長手方向側面部に新たな挿入ガイドを設ける必要がないので長手方向の省スペース化を図ることができる。また、第二ガイド部の円筒形ボスやラフガイドもカートリッジガイド挿入時にガイド面にガイドされるので感光体ドラムへの入力手段を支点とする回転を規制することができ、誤挿入を防いで操作性を向上することができる。カートリッジガイドの係合部材は感光体ドラムへの入力手段より長手方向内側に位置する円筒形位置決めボスと係合するよう配置しているので、カートリッジガイドの長手方向の省スペース化を図ることができる。
【0074】
カートリッジガイドに載置されたプロセスカートリッジをカートリッジガイドとともに着脱する場合において、装置本体位置決め部材の係合部材はプロセスカートリッジの円筒形位置決めボスと係合することで、円筒形位置決めボスと係合していたカートリッジガイドに対しても一点の位置決めを行うことができ、新たに装置本体とカートリッジガイドとの間の位置決め部材を設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、カートリッジガイドに設けた一つの付勢部材により、プロセスカートリッジのカートリッジガイドへの載置時にプロセスカートリッジをカートリッジガイドの駆動側へ突き当てて位置決めし、カートリッジガイドの本体内挿入時にはカートリッジガイドを本駆動側に突き当てて位置決めすることにより、感光体ドラムの入力手段を駆動側に付勢し、駆動入力を確実に行うとともに駆動入力ストロークを最小限に抑えて駆動入力構成の簡素化を図ることができる。さらに、カートリッジガイドの押圧部材でプロセスカートリッジに感光体ドラムの入力手段中心の感光体ドラムの駆動回転方向と同一の回転モーメントを生じさせ、プロセスカートリッジ上面の回転止め部材で装置本体に突き当てて姿勢を決めることにより、プロセスカートリッジの装置本体に対する確実な位置決めを行うことができる。
【0075】
次に更にプロセスカートリッジの構成について説明を補充する。
【0076】
ドラム支持軸1d,1eの軸端には夫々軸継手部材23,24が嵌合している。この内軸継手部材23は装置本体14側からの回転力を受ける力受け部材である。軸継手部材24は軸継手部材23と同一部材が用いられるが装置本体14側の駆動手段とは関係がなく、プロセスカートリッジBのカートリッジガイド50へのガイド部材としてのみ機能する。図21(b)に示すようにこのドラム支持軸1d,1eと軸継手部材23,24の嵌合部断面は共にDカット状であり、ドラム支持軸11d,1eに設けた円弧部の周方向の溝1d1,1e1へ夫々軸継手部材23,24のDカット穴の一部がくい込む突部23a,24aが設けられている。この突部23a,24bは軸方向に溝23b,24bを設けることにより形成した軸方向の突片23c,24cに設けられている。
【0077】
図22、図23に示すように帯電装置2は接触帯電方法を用いたものであり、両端支持され感光体ドラム1に平行な金属軸2aの外周に導電性ゴム2bを設けた帯電ローラ2cが用いられている。この金属軸2aの両端は感光体ドラム1の半径方向を向いた軸受ガイド11l(エル)に移動自在に嵌合している帯電ローラ軸受25に回転自在に嵌合している。該帯電ローラ軸受25と軸受ガイド11l(エル)の終端との間に縮設した複合ばね26により帯電ローラ2cは感光体ドラム1の母線に圧接し、感光体ドラム1に従動回転するようになっている。
【0078】
クリーニング装置6は、現像装置4によって感光体ドラム1に可視像化されたトナーが中間転写ベルト5aに転写された後、感光体ドラム1上に残ったトナーをクリーニングするものであり、クリーニングされた廃トナーはクリーニング容器11aに蓄えられる。クリーニング容器11aに蓄えられる廃トナーの量は、感光体ドラム1の寿命より早くクリーニング容器11aを満たすことはなく、従ってクリーニング容器11aは感光体ドラム1の寿命交換時に一体で交換処理される。
【0079】
上記クリーニング装置6は図3に示すようにクリーニングローラ27とクリーニングブレード28を感光体ドラム1の周面の移動方向で隣り合ってこの順序で設けられている。クリーニングローラ27はクリーニングローラ軸27aの周囲にスポンジゴム等の軟質の清掃部材27bを一体的に設けたものであって清掃部材27bは感光体ドラム1に平行して感光体ドラム1の全幅近くを圧接している。クリーニングローラ軸27aは清掃部材27bより両端に突出し、この突出部分をクリーニング容器11aの長手方向両側の側板11k(図27、図31参照)に回転自在に支持されているクリーニングローラギア27c及びジャーナル27dに断面D形の嵌合部で夫々結合されている。
【0080】
クリーニングブレード28は図3に示すように感光体ドラム1と平行していて全体として板状であり、感光体ドラム1の周面の移動方向に対してカウンター方向に先端が向いて感光体ドラム1に圧接するゴムブレード28aとゴムブレード28aを接着、溶着等で固定された支持板金28bを有する。クリーニングブレード28はクリーニングローラ27の清掃部材27bとほぼ同長であって、支持板金28bは断面L形で両端部の切欠き部がクリーニング容器11aに一体成形して突出するクリーニング部材取付部11mに嵌合位置決めされ、図示されない小ねじでもってクリーニング容器11aに固定されている。
【0081】
スクイシート29は弾性のあるシートであって、転写後感光体ドラム1上に残留するトナーは通過させるが、クリーニングローラ27、及び、クリーニングブレード28によって感光体ドラム1から除去されたトナーはクリーニング容器11a内へ確実に導くように感光体ドラム1に軽く圧接している。
【0082】
クリーニング容器11aは既に述べたように装置本体14への挿入方向の後部に後部容器11bを有し、感光体ドラム1に面する開口部11nを有する密閉容器である。この内部はクリーニング容器内仕切り部材41で仕切られていて内部は装置本体14へプロセスカートリッジBを装着した際、上方に来るトナー搬送部11Aとその下方に位置するトナー収納部11Bがトナー搬送部間仕切り部材41aでもって仕切られている。プロセスカートリッジBを装置本体14に装着した状態において、このトナー搬送部間仕切り部材41aは感光体ドラム1から遠のくほど全体としては上昇するように配設されている(図3、図44(イーロ間)参照)。
【0083】
トナー搬送部11Aはトナー搬送部仕切り部材41bで第1トナー搬送部11A1、第2トナー搬送部11A2、第3トナー搬送部11A3に分れており、クリーニング容器内仕切り部材41の後側板41cと後部容器11bとの間の空間はトナー収納部11Bの一部である。
【0084】
トナー収納部11Bはトナー収納部内仕切り部材41dで仕切られている。なおクリーニング容器内仕切り部材41の後側板41cは実質的にトナー収納部内仕切り部材である。このトナー収納部内仕切り部材41dと後側板41cによって、トナー収納部11Bは第1、第2、第3のトナー収納部11B1,11B2,11B3に分かれている。
【0085】
各トナー搬送部11A1,11A2,11A3には夫々トナーを送る送り部材(トナー搬送部材)として回転板19a,19b,19c,19dが設けられており、各々軸心Cを中心にして反時計回りに回転するようになっている。従って、感光体ドラム1から除去されたトナーは各回転板19a,19b,19c,19dによって、感光体ドラム1から遠ざかる方向へ搬送される。
【0086】
この回転板19(19a,19b,19c,19d)はトナー搬送部11A内の仕切り部材41b(図3、図44参照)をカットして示した図31に示すようにクリーニング容器内仕切り部材41の側板41mにあけられた丸い穴41nに夫々両端部が回動可能に遊嵌している。この回転板19の前記両端部は両側の前記側板41m間に入る部分の幅よりもせまい延出部19eとなっており、この延出部19eに駆動ギア31(31a,31b,31c,31d)及び、ジャーナル32(32a,32b,32c,32d)の夫々のスリット31s,32sが夫々嵌入した際、このスリット31s,32sよりも奥側に設けた穴30に密に嵌合する心出し突片19fが設けられている。従って、駆動ギア31を夫々軸受穴12(12a,12b,12c,12d)に夫々嵌合して、回転板19の延出部19eにスリット31s,32sを嵌合して押し込むと、心出し突片19fが駆動ギア31、ジャーナル32の夫々の穴30に嵌入すると、クリーニング容器内仕切り部材41の側板41mに設けた丸い穴41nの縁と回転板19の延出部19eは接しないようになっている。
【0087】
回転板19a,19b,19cは夫々の縁に厚さ50μm程度の可撓性シートでできている送り羽根17を有している。この送り羽根17を回転板19(19a,19b,19c)が回転するとき夫々の送り羽根17をたわませてトナー搬送部間仕切り部材41aを摺擦するように、第1トナー搬送部11A1は右下四分円以内、第2、第3トナー搬送部11A2,11A3は直下後部寄りにほぼ四分円の円弧部41a1,41a2,41a3が設けられている。
【0088】
回転板19a,19b,19cのように廃トナーを搬送する部材の中心も感光ドラム1から遠のくにつれて順次高い位置に配設されている。
【0089】
各トナー搬送部11A間にはトナー搬送部内仕切り部材41bの下方において搬送開口(トナー通過開口)41eが設けられ、各トナー搬送部11Aは通じている。
【0090】
トナー搬送部間仕切り部材41aには収納開口(落下開口)41f1,41f2,41f3,41f4,41f5が設けられ、トナー搬送部11Aとトナー収納部11Bを通じている(図3、図44、図45参照)。ここで前記トナー収納部11BはプロセスカートリッジBを装置本体14に装着した際に、前記トナー搬送部11Aの下方に位置するように配置されている。
【0091】
収納開口41f1は回転板19aが反時計回りに回転した際に第1、第2搬送部11A1,11A2間の搬送開口41e間の各トナー搬送部11A1,11A2におけるトナー搬送部間仕切り部材41aの高くなった稜線41g1(搬送開口41eのほぼ直下で円弧部41a1の終り)の向側に設けられており、第1のトナー搬送部11A1に排出された廃トナーは先ずこのトナー搬送部11A1の収納開口41f1から第1のトナー収納部11B1へ送り込むようになっている。
【0092】
第2、第3のトナー搬送部11A2,11A3における収納開口41f2,41f4は夫々円弧部41a2,41a3の最低部に設けられおり、夫々第1、第2のトナー収納室11B1,11B2に通じている。第2のトナー搬送部11A2に設けた収納開口41f3はトナー収納部11B2の手前側に開口しており、この開口部は第2、第3のトナー搬送部11A2,11A3間におけるトナー搬送部間仕切り部材41aの高くなっている稜線41g2の向側にあけられている。
【0093】
第3のトナー搬送部11A3の収納開口41f5は回転板19cが反時計方向に回転して送り羽根17が廃トナーを稜線41g3まで円弧部41a3に沿って持ち上げた際に第3のトナー収納部11B3へ廃トナーを送り込む位置にある。
【0094】
図3で説明したトナー搬送部間仕切り部材41a、トナー搬送部内仕切り部材41b、後側板41c、トナー収納部内仕切り部材41d及び後述の上面部41rは長手方向の両端が図31(トナー搬送部内仕切り部材41bは図略)に示すように側板41mで一体に結合されクリーニング容器内仕切り部材41となっている。
【0095】
分解斜視図の図31に示すようにトナー容器11aの後部容器11bとの間は大きく開口しており、クリーニング容器内仕切り部材41がトナー容器11a内に挿入されて組立てられる。
【0096】
クリーニング容器11aの両側の側板11kの内側には平行して容器内ガイド11o(オー)が設けられている。クリーニング容器11aにクリーニング容器内仕切り部材41を挿入する途中で、この容器内ガイド11o(オー)にトナー収納部材内仕切り部材41dの長手方向の両側下縁に設けガイド溝41sが係合して、このガイド溝41sの底が容器内ガイド11o(オー)の上縁にのっかって案内される。
【0097】
図3に示すようにトナー収納部内仕切り部材41dに平行して前部に取付板41iが設けられ、トナー容器11aに一体に成形された位置決め突起11pに取付板41iに位置決め穴41jが嵌合することにより、且つ先端が先細の位置決め突起11pの根本まで挿入するようになっている。そしてクリーニング容器内仕切り部材41の上面に設けたスナップフィット位置決め部41kがプロセスカートリッジBの縦断面図の図3に示すようにトナー容器11aの上面部11iが前側で終る位置の内角に係合する。この状態では図44で示すように最後部のトナー搬送部内仕切り壁41の上端面41vはクリーニング容器11aの上面の内壁に接する。上記スナップフィット位置決め部41kは図31に示すようにクリーニング容器内仕切り部材41の上面部41rにコ字形に切り込まれ形の突形部先端に逆爪を設けたものである。
【0098】
トナー容器11aの両側の側板11kにはほぼ一平面上において、軸受穴12a,12b,12c,27eがあけられている。又、後部容器11bの側板にも軸受穴12d(図42参照)があけられている。この軸受穴12a,12b,12c,12d,27eには夫々駆動側においてはクリーニングローラギア27c、駆動ギア31a,31b,31c,31d(31dは図示されない)のジャーナル部31jが回転自在に嵌合し、ギアー部はクリーニング容器11aの外部へ出ている。また反駆動側にはジャーナル27d,32a,32b,32c,32d(32dは図示されない)が回転自在に嵌合する。駆動ギア31a,31b,31c,31d及びジャーナル32a,32b,32c,32dの先端には各々軸方向にスリット31s,32sが設けられている。
【0099】
クリーニング容器内仕切り部材41の両側の側板41mには組立状態でクリーニング容器11aの側板11kに設けた軸受穴12a,12b,12c及び後部容器11bの側板に設けた軸受穴12dと一直線上に回転板支持穴41nが夫々設けられ回転板19a,19b,19c,19dが回転可能に支持されている。この回転板支持穴41nから上方へ向って回転板19の板厚よりもわずかに大きなスリット41pが設けられ、回転板支持穴41nは開いた図形であり、回転板19の組立用としてある。
【0100】
また、側板41mの感光体ドラム1に近い側の先端には切り込みの位置決めガイド41qが設けられ、このガイド41qにクリーニングローラ軸27bを嵌め込んで保持し、回転板19a,19b,19c及びクリーニングローラ27を組付いたクリーニング容器内仕切り部材41をクリーニング容器11aに図31の矢印方向に挿入することで組立てを容易としている。
【0101】
後部容器11b内には回転板19dが収容され、前述したように回転自在に支持されており、図3においては時計回りに回転駆動されるようになっている。この回転板19dが有する可撓性薄片のならし羽根17dは光透過口33aに当り、たわみ乍ら、光透過口33a内面を摺擦して、光透過口33aをとおる廃トナー充満検知のための光路Lを確保するようになっている。ならし羽根17d及び送り羽根17はクリーニング容器内仕切り部材41の長手方向両側の側板41m間にわたっている。
【0102】
装置本体14にはランプ34aとランプ34aから発した光を受光する光検知素子34bとが固設されており、この光のとおる光路L上に光透過口33a,33bを設けてある。前記光透過口33a,33bは後部容器11bの一部にリブ状の手掛け11rを有し長手方向の二個所に設けた凹部11qの内1個所の傍に手掛け11r用のリブを設けることなく、この凹部11qの一つの壁面と後部容器11bの背後の壁面との間に角度をなす突出した壁面を夫々作り、この壁面に合成樹脂製透明部材を嵌め込んでなる。
【0103】
上述の構成から明らかに光透過口33a,33bはトナー容器11aの廃トナー搬送方向において下流側に配置されている。
【0104】
トナー搬送方向において下流側に設けられたトナー収納部11B3(下流側トナー収納部)に収納された廃トナーが充満してくると回転板19dを回転しても、最終的には光透過口33a,33bは廃トナーで覆われて光路Lを遮断されて、光検知素子34bが今までランプ34aからの光を受光していて光電変換したH能動信号が受光が途だえることによりL能動信号への変換を受けて、装置本体14のエンジンコントローラ131(後述)がプロセスカートリッジBのクリーニング容器11aに廃トナーが充満したことを知らせるようになっている。クリーニング容器6aの後側板41cには後方へ向って立設したリブ41uが設けらており、後部容器41bには後部側板D下方の内部側にリブ11b1が設けられている。これらのリブ41u,11b1は互い違いの位置に長手方向に並列しており、協同して廃トナーの長手方向移動を防止している。これによって、プロセスカートリッジBを装置本体14から取り外した際に、廃トナーが取り扱いにより光透過口33a,33b側へ片寄ってしまい、そのまま再び装着した際、廃トナーがクリーニング容器11aの第3のトナー収納部11B3に充満していないのに廃トナーが充満した信号を出す誤動作を防止している。
【0105】
感光体ドラム1、クリーニングローラ27、回転板19は駆動力を受けて同時に回転する。この駆動装置の構成は後述するが、ここでクリーニング装置6における作用を説明する。
【0106】
{クリーニング装置の作用}
クリーニング装置6はクリーニングローラ27及びクリーニングブレード28により感光体ドラム1上の転写後に残ったトナーを廃トナーとしてクリーニング容器11aに収納する。
【0107】
クリーニングローラ27は図3において感光体ドラム1と同方向の反時計回りに回転していて、感光体ドラム1の周面の移動方向に対して、クリーニングローラ27の周面は感光体ドラム1との接触部において反対方向に移動して感光体ドラム1と摺擦し、感光体ドラム1上に転写後残ったトナーを除去し、第1のトナー搬送部11A1の奥側(感光体ドラム1から離れる方向)に廃トナーとして飛散させて送り、この廃トナーは第1のトナー搬送部11A1におけるトナー容器11a内の感光体ドラム1に対する開口部11n付近及びトナー搬送部間仕切り部材41a上に落下する。上記開口部11n付近に堆積したトナーはスクイシート29の作用により、スクイシート29と感光体ドラム1の隙間からクリーニング容器11a外へ洩れない。第1のトナー搬送部11A1のトナー搬送部間仕切り部材41a上に堆積した廃トナーは第1の回転板19aの送り羽根17により、第2の搬送部11A2へ向って進もうとするが稜線41g1へ持ち上げられ稜線41g1を越えて収納開口41f1にくるとこの開口41f1から第1のトナー収納部11B1の廃トナー搬送方向の手前側へ落下して堆積する。回転板19aの回転する勢いと、稜線41gをとおりすぎた送り羽根17の弾力を開放された反撥により、若干の廃トナーは第2のトナー搬送部11A2へ送られる。第2のトナー搬送部11A2におけるトナー搬送部間仕切り部材41aは上記稜線41gから収納開口41f2へ向って下っているので廃トナーは、収納開口41f2へ向い、途中堆積しようとすると、第2の回転板19bの送り羽根17が回転してきて廃トナーを収納開口41f2に送り込み、収納開口41f2から第1のトナー収納部11B1内へ落下させる。
【0108】
かくして、第1のトナー収納部11B1には支配的に多く投入される収納開口41f1を通じてほぼ収納開口41f1直下を山頂として廃トナーが堆積し、この山頂が収納開口41f1に達して収納開口41f1に廃トナーが充満した後には、クリーニングされて第1の搬送部11A1に排出された廃トナーは、第1の回転板19aの送り羽根17により総て搬送開口41eを通じて第2のトナー搬送部11A2に送り込まれ、収納開口41f2から第1のトナー収納部11B1のあいている空間へ廃トナーを送り込む。第1のトナー収納部11B1に廃トナーが充満すると収納開口41f2はふさがれていしまうので、クリーニングされた廃トナーは第1のトナー搬送部11A1を通じて第2のトナー搬送部11A2へ送られる。ここで第2、第3のトナー搬送部11A2,11A3間の搬送開口41e手前の稜線41g2に向って回転板19bの送り羽根17が廃トナーを持ち上げて、収納開口41f3から第2のトナー収納部11B2の感光体ドラム1に近い側へ落し込む。回転板19bの送り羽根17の回転と稜線41g2通過による弾力の開放による反発で、若干の廃トナーは第3のトナー搬送部11A3へ送り込まれる。
【0109】
かくして第2のトナー収納部11B2に落下した廃トナーは収納開口41f3の直下に山形に堆積できない。なんとなれば収納開口41f3は第1、第2のトナー収納部11B1,11B2を仕切っているトナー収納部内仕切り部材41dの近くにあるからである。そこで第2のトナー収納部11B2において収納開口41f3直下を最高所として感光体ドラム1から見て遠い側が下るように廃トナーの表面が形成され、次第にその表面が上昇し、その最高部が収納開口41f3に達して収納開口41f3が廃トナーでふさがれる。その後、第1、第2の搬送部11A1,11A2を通じて搬送される廃トナーは総て第2の搬送部11A2と第3の搬送部11A3間の稜線41g2を越え搬送開口41eから第3の搬送部11A3へ送り込まれて、稜線41g2から収納開口41f3までの下り斜面と、第3の回転板19cの送り羽根17の移動により、廃トナーは稜線41g2から収納開口41f4へ第3のトナー搬送部11A3におけるトナー搬送部間仕切り部材41a上を移動し、該仕切部材41aの最下位にある収納開口41f4から第2のトナー収納部11B2へ廃トナーを落し込む。かくして第2のトナー収納部11B2が廃トナーで充満して収納開口41f4が廃トナーでふさがれると第3のトナー搬送部11A3へ送られてくる廃トナーは回転板19cの送り羽根17でもって第3のトナー搬送部11A3におけるトナー搬送部間仕切り部材41a上を感光体ドラム1に近い側の稜線41g2から収納開口41f4に向う廃トナーを円弧部41a3上を移動させて稜線41g3まで持上げる。稜線41g3は収納開口41f5の下縁をなしており、稜線41g3まで持ち上げられた廃トナーは第3のトナー収納部11B3へ落下する。なお、この収納開口41f5は搬送開口41eを兼ねており、廃トナーをトナー収納部11B3へ送り込みと、落し込みを行う。
【0110】
第3のトナー収納部11B3へ落下した廃トナーは後側板41c側を最高所として奥側が下った表面状態で堆積して行く。この堆積する廃トナーは表面は水平面に対し安息角に対応して傾斜しており平面である。この廃トナーの表面が次第に上昇して回転板19dのならし羽根17dによって引きかかれるとこのならし羽根17dの回転力で廃トナーがはね飛ばされて廃トナーは後側板41c側へ送られる。又、このならし羽根17dは半径方向の幅を大きくしてあり、光路Lが横切る位置の光透過口33aの部分は、このならし羽根17dで常に清掃されている。廃トナーが第3のトナー収納部11B3の後側板41c側へ飛散させた廃トナーで第3のトナー収納部11B3が充満状態に近くなると、回転板19dのならし羽根17dによっては、もはや常に光透過口33aを清掃できず廃トナーで光透過口33aがふさがれ、光路Lが遮断される。したがって、光検知素子34bが光を検知しなくなると、この信号を設けて装置本体14において、プロセスカートリッジB内の廃トナーが充満したことを報知するカートリッジ交換予告が表示される。その後、所定枚数の画像形成後に、装置を停止する。
【0111】
{プロセスカートリッジにおける廃トナー搬送部材の駆動装置}
図27はプロセスカートリッジBのギアカバー(駆動側サイドカバー)11cを取り外した側面図を示してある。図24は感光体ドラム1と第1の回転板19aのクリーニング容器11aの駆動側を示す模式的断面図である。
【0112】
感光体ドラム1のドラム支持軸1cには周方向を4等配して軸方向から一本の丸いピン35aが嵌入できる溝23aを有する軸継手部材23が設けられており、装置本体14側には軸方向に進退してピン35aが上記溝23aに進入した位置と、離脱した位置をとるようにピン35aを設けた駆動側軸継手部材35が設けてある。この軸継手部材35は駆動軸36に固定されており駆動軸36はドラム支持軸1cと同心で軸方向に進退する。駆動軸36は装置本体14の枠体14dに回転自在且つ軸方向移動自在に支持されている。前記溝23aはピン35aが半径方向に移動自在な形状、例えば等幅の溝である。
【0113】
第1の回転板19aは既に述べたように端部が駆動ギア31aのスリット31sに嵌合しており、駆動ギア31aはクリーニング容器11aの側板11kにジャーナル部31jが回転自在に嵌合している。駆動ギア31aの端面には半径方向に板状のリブが十文字状に設けられて凸形クラッチ31a1となっており、この凸形クラッチ31a1のリブに嵌め合う十文字溝を有する凹形クラッチ37を有する駆動軸37aは装置本体14の枠体14dに軸方向に移動自在で且つ回転自在に支持されている。この凹形クラッチ37はカートリッジガイド50のガイド面51に設けた切り欠き51aに通ずる貫通穴50cを挿通して凸形クラッチ31a1と係脱するものである。感光体ドラム1の駆動部及び除去トナー搬送系駆動入力手段44に対する装置本体14側の駆動軸36,37aは夫々図示矢印イ方向へは不図示のばね力で付勢されており、矢印イと反対方向へは説明を省略するが解除手段により後退するようになっている。ここでクラッチ37は2股、又は、4股である。
【0114】
図27に示すように、凸形クラッチ31a1を備えた駆動ギア31aはアイドラギア38aを介してクリーニングローラギア27cと噛合い、又アイドラギア38bを介して駆動ギア31bと噛合っている。駆動ギア31bはアイドラギア38cを介して駆動ギア31cと噛合っている。駆動ギア31cは二つの夫々噛合うアイドラギア38d,38eを介して駆動ギア31dに噛み合っている。
【0115】
図43に示すようにギアーカバー11cの裏面に突設したダボ11c1〜11c3がクリーニングローラギア27c、駆動ギア31b,31cの夫々の中心穴に嵌入し、クリーニングローラギア27c、駆動ギア31b,31cを回転自在に支持している。ダボ11c2,11c3は段付であり、段部で駆動ギア31b,31cの外方への軸方向移動を制止している。各アイドラギア38a〜38eは夫々クリーニング容器11aの側板11kに突設したダボ11k1に回転自在に支持されている(図4参照)。このダボ11k1はギアーカバー11cに設けた穴11c4に夫々嵌入している。ならし羽根17dを有する回転板19dを連結する駆動ギア31dはギアーカバー11cの背面に設けた中空円筒形のダボ11c7の外周に回転自在に嵌入している。
【0116】
プロセスカートリッジBをカートリッジガイド50を介して装置本体14に装着された感光体ドラム1と駆動ギア31aは装置本体14側から夫々駆動軸36,37a端に設けた駆動側軸継手部材35、凹形クラッチ37が、軸継手部材23、凸形クラッチ31a1と係合することで夫々別個に駆動力を受けるようになっている(図24参照)。
【0117】
上述したクリーニング装置6において、感光体ドラム1からクリーニングローラ27及びクリーニングブレード28により除去した転写後の残留トナーを廃トナーとしてクリーニング容器11a内へ搬送し、次々に第1から第3のトナー収納部11B1〜11B3へ廃トナーを充満する動作の駆動は、装置本体14側の駆動源(不図示)から凹形クラッチ37へ回転力が伝えられ、凹形クラッチ37は駆動ギア31aを駆動する。
【0118】
これによって、駆動ギア31aからアイドラギア38aを介してクリーニングローラギア27cが回転されてクリーニングローラ27が既に述べたように感光体ドラム1が回転中は感光体ドラム1と同方向に回転する。一方、順次に噛合う駆動ギア31a、アイドラギア38b、駆動ギア31b、アイドラギア38c、駆動ギア31c、アイドラギア38d,38e、駆動ギア38dは同時に回転し、クリーニングローラギア27c、駆動ギア31a〜31cは同方向に回転し、これらギア27c,31a〜31cに対して駆動ギア31dは逆方向に回転するものである。
【0119】
ここで前述したプロセスカートリッジは、電子写真感光体ドラム1と、
前記電子写真感光体ドラム1に付着するトナーを除去するためのクリーニング部材(例えばクリーニングローラ)27及び/又は(例えばクリーニングブレード)28と、
前記電子写真感光体ドラム1に帯電を行うための帯電ローラ2cと、ここで前記帯電ローラ2cは前記電子写真感光体ドラム1に接触して設けられている、
前記クリーニング部材27及び/又は28によって前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを前記電子写真感光体ドラム1から遠ざかる方向へ搬送するための、トナー搬送方向に沿って複数個並んで設けられたトナー搬送部材(例えば回転板)19a〜19dと、
前記トナー搬送部材19a〜19dによって、前記電子写真感光体ドラム(1)から遠ざかる方向へトナーを搬送するためのトナー搬送部11Aと、
前記トナー搬送部11A内を前記トナー搬送方向において仕切るための、前記トナー搬送方向に複数個並んで設けられた仕切り部材41bと、ここで前記各仕切り部材41bには、前記トナー搬送方向へ搬送するトナーが通過するためのトナー通過開口(搬送開口)41eが設けられている、
前記プロセスカートリッジBが電子写真画像形成装置本体14に装着された際に、前記トナー搬送部11Aの下方に位置するように配置された、前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを収納するためのトナー収納部11Bと、ここで前記トナー収納部11Bは前記トナー搬送方向において複数部分に仕切られている、
前記トナー搬送部材19a〜19dによって前記トナー搬送部内を搬送されるトナーを前記トナー収納部へ落下させるための、前記トナー搬送方向に沿って複数箇所に設けられた落下開口(収納開口)41f1〜41f5と、
前記トナー搬送方向において下流側に設けられた下流側トナー収納部(第3トナー収納部)11B3と、
前記プロセスカートリッジBが電子写真画像形成装置本体14に装着された際に、前記下流側トナー収納部内11B3に実質的に所定量のトナーが収納されたことを装置本体でもって検出するための、第一の光透過口33aと第二の光透過口33bと、
前記プロセスカートリッジBが電子写真画像形成装置本体14に装着された際に、前記装置本体14から前記電子写真感光体ドラム1を回転させるための駆動力を受けるためのドラム駆動力受け部(例えば軸継手部材)23と、
前記プロセスカートリッジBが電子写真画像形成装置本体14に装着された際に、前記装置本体14から前記トナー搬送部材を回転させるための駆動力を受けるための搬送部材駆動力受け部(例えば駆動力入力手段)44と、ここで前記複数のトナー搬送部材19a〜19dは、前記搬送部材駆動力受け部44が装置本体14から受けた駆動力でもって回転する、
を有する。
【0120】
また、前述したプロセスカートリッジBは、カートリッジフレーム11と、
電子写真感光体ドラム1と、
前記電子写真感光体ドラム1に帯電を行うための帯電部材(例えば帯電ローラ)2cと、
前記電子写真感光体ドラム1に付着するトナーを除去するためのクリーニング部材(例えばクリーニングローラ)27及び/又は(例えばクリーニングブレード)28と、
前記クリーニング部材27及び/又は28によって前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを前記電子写真感光体ドラム1から遠ざかる方向へ搬送するためのトナー搬送部材(例えば回転板)19a〜19dと、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14の装着位置に装着される際に前記プロセスカートリッジBの位置決めを行うために、前記装置本体14に設けられた本体位置決め部材(例えばU溝)52と係合する、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側に、前記電子写真感光体ドラム1の軸線と同軸線上に前記カートリッジフレーム11から外方へ突出して設けられた第一の位置決め部(例えば位置決めボス)11hと、ここで、前記第一の位置決め部11hは前記カートリッジフレーム11と一体成形されている、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14の装着位置に装着される際に前記プロセスカートリッジBの位置決めを行うために、前記装置本体14に設けられた本体位置決め部材(U溝)52と係合する、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の他端側に、前記電子写真感光体ドラム1の軸線と同軸線上に前記カートリッジフレーム11から外方へ突出して設けられた第二の位置決め位置決め部(位置決めボス)11hと、ここで、前記第二の位置決め部11hは前記カートリッジフレーム11と一体成形されている、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14の装着位置に装着された際に、前記装置本体14から前記電子写真感光体ドラム1を回転させる駆動力を受けるための、前記電子写真感光体ドラム1の軸線と同軸線上に、前記第一の位置決め部と並んで前記第一の位置決め部11hよりも外方へ突出して設けられたドラム駆動力受け部材(例えば軸継手部材)23と、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14の装着位置に装着された際に、前記装置本体14から前記トナー搬送部材19a〜19dを回転させる駆動力を受けるためのトナー搬送部材駆動力受け部材(例えば駆動力入力手段)44と、ここで前記トナー搬送部材駆動力受け部材(駆動力入力手段)44は、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向において、前記ドラム駆動力受け部材(軸継手部材)23が配置されているのと同じ前記カートリッジフレーム側に配置されている、
前記トナー搬送部材駆動力受け部材(駆動力入力手段)44の先端部分の周囲に沿って前記カートリッジフレーム11から突出して設けられた円形部(例えば円筒形ボス)45と、ここで、前記円形部(円筒形ボス)45は前記カートリッジフレーム11と一体成形されている、
を有し、
ここで、前記ドラム駆動力受け部材(軸継手部材)23の外側端部が、前記トナー搬送部材駆動力受け部材(駆動力入力手段)44の外側端部よりも、前記カートリッジフレーム11から外方へ突出している、また、前記プロセスカートリッジBを装置本体14へ装着する際の装着方向において、前記ドラム駆動力受け部材(軸継手部材)23は前記トナー搬送部材駆動力受け部材(駆動力入力手段)よりも上流側に配置されている、また、前記プロセスカートリッジBは前記電子写真感光体ドラム1の長手方向と交差する方向から前記装置本体14へ装着される。ここで前記ドラム駆動力受け部材の外側端部がトナー搬送部材駆動力受け部材の外側端部よりも外方へ突出している量は、約1.0mm〜5.0mm程度である。
【0121】
尚、前記カートリッジフレーム11はプラスチック製である。そして、前記プラスチックは、例えばポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネイト、ポリエチレン、及びポリプロピレン等である。
【0122】
{クリーニング装置の組立方法}
上述の構成のクリーニング装置6の組立について述べる。
【0123】
組立時には図31に示すように、まず、クリーニング容器内仕切り部材41の側板41mに設けた切欠きのクリーニングローラ27用口部がクリーニングローラ軸27aの直径よりもせまく、奥が該軸の遊嵌する大きさの位置決めガイド41qにクリーニングローラ27を挿入する。
【0124】
次に、回転板19a,19b,19cをスリット41pを通じて穴41nに挿入し、クリーニング容器11aにクリーニング容器内仕切り部材41を組み付ける。
【0125】
次に、クリーニングローラ27のジャーナル27dと駆動用のクリーニングローラギア27cをクリーニング容器11aの両側面から挿入する。
【0126】
このとき、クリーニングローラ27はクリーニング容器内仕切り部材41に仮位置決めされてクリーニング容器11a中に挿入されていて、取り付けるべきジャーナル27d、該ギア27cとほぼ同軸にあるので、ジャーナル27dとギア27cは容易にクリーニングローラ27の軸27aと係合させることができる。
【0127】
これによって、クリーニングローラ27は正規の位置に位置決めされる。このとき、クリーニング容器内仕切り部材41の仮位置決めガイド41qの一部にクリーニングローラ軸27aが接触するようになっており、クリーニングローラ27が感光体ドラム1に押し当てられている反力を受ける形になっている。このような構成にすることにより、クリーニングローラ27の軸27aを太くすることなくクリーニングローラ27のたわみを抑えることができる。
【0128】
次にクリーニング容器11aの丸形のダボ11a1、角形のダボ11a2に夫々同形の位置決め穴11b1,11b2を合せ、これら位置決め穴を有する後部容器11bとクリーニング容器11aの夫々の開口周囲のフランジを接合し高周波溶着する。
【0129】
この後部容器11bを溶着し一体化されたクリーニング容器11aの両側面を夫々全部覆ってギアーカバー11c、サイドカバー11bをねじ止めして組立てる前に、感光体ドラム1、帯電装置2、クリーニングブレード28をクリーニング容器11aに組付け、帯電装置カバー11gを取り付ける。
【0130】
さらにクリーニング装置6の他の実施の形態2について図28を用いて詳細に説明する。クリーニング装置6はクリーニングブレード28により感光体ドラム1上の転写後に残ったトナーを除去トナーとしてクリーニング容器11aに収納する。感光体ドラム1上から除去した除去トナーはまず、第1のトナー搬送部11A1の感光体ドラム1側の開口部11n付近に落下し、堆積する。開口部11nの下方にはスクイシート29をある角度と圧力で感光体ドラム1に当接させている。感光体ドラム1上の転写後に残ったトナーはこの当接したスクイシート29をすり抜け、第1のトナー搬送部11A1内に入り込んでくる。しかし、クリーニングブレード28でかき落されて堆積した廃トナーはスクイシート29と感光体ドラム1の隙間をすり抜けて落ちることなく堆積する。第1のトナー搬送部11A1で図において反時計回りの回転方向で回転板19と共にトナー送り羽根17が回転する。トナー送り羽根17の駆動力は図の後方の図示しない装置本体14の駆動軸から直接もらい回転するようになつており、第1のトナー搬送部11A1内に堆積した廃トナーを容器後方へと送り込むとともに容器上方へ持ち上げる。容器中央部にはクリーニング容器11aをトナー搬送部11A1,11A2とトナー収納部11Bに2分するトナー搬送部間仕切り部材41aがあり、この間仕切り部材41aの容器後方側端部には送り羽根17によって運ばれた廃トナーをトナー収納部11Bに送る収納開口41fがある。又、間仕切り部材41aは廃トナー搬送部11A1,11A2の底部を兼ねており、この底部が容器後方に行くにつれて感光体ドラム1側に比べて相対的に高くなるような構成をとる。これにより、収納開口41fをトナー収納部11Bの中央部の上部付近に設けることができ、収納開口41fから送られた廃トナーが均一に堆積してデッドスペースが生じにくい構成をとることができる。さらに、収納開口41fが容器上部にあるため、ユーザーがプロセスカートリッジBを装置本体14から着脱し取り扱い、例えば感光体ドラム1側を下に向けて持ったとしても、廃トナーはクリーニング容器11a内のトナー収納部11Bからトナー搬送部11A2にはいることなく、トナー搬送部11A1の感光体ドラム1側の開口部11n付近はいつも、廃トナーがない粉圧のかからない状態を維持できる。それによって、感光体ドラム1の寿命期間中は適切なクリーニング性能を保証できる。
【0131】
次にクリーニング装置6の他の実施の形態3について説明する。なお、前述した実施の形態2と異なる点のみ説明する。
【0132】
図29に示すように、クリーニング容器11aのトナー搬送部間仕切り部材41aに複数個の収納開口41f1,41f2,41f3を設ける。これらの開口は送り羽根17とほぼ同じ長さで、送り羽根17により搬送された廃トナーはまず、第一収納開口41f1からトナー収納部11Bへ落ちていき、堆積する。そして、廃トナー収納開口41f1に達するほどに堆積すると、以後搬送される廃トナーは第一の収納開口41f1上を通ってさらに容器後方へと搬送される。そして、第二収納開口11f2まで搬送されると、トナー収納部11Bへ落ちて行って堆積する。第一収納開口41f1のときと同様に、落下して堆積した廃トナーが第二収納開口11f2に達すると、以後搬送される廃トナーはさらに容器後方へ搬送され、第三収納開口41f3まで送られ、トナー収納部11Bに落ちていく。これにより、廃トナーをトナー収納部11Bの感光体ドラム1側、中央部、容器後方側へ順次送って均一に堆積させることができ、デッドスペースが生じにくくなる。このことから、トナー搬送部11A1内の廃トナーは常に少量に維持できるそして、より高寿命になった感光体ドラム1の寿命期間中も安定したクリーニング性能を維持できるとともに、イージーメンテナンスをユーザーに供給することができる。
【0133】
更にクリーニング装置6の他の実施の形態4について、図30を参照して説明する。尚、前述した実施の形態2と異なる点のみ説明する。
【0134】
図30に示すように、トナー搬送部11A1,11A2には、夫々トナー搬送手段として送り羽根17付の回転板19a,19bがある。回転板19aの駆動力は図の後方の図示しない装置本体14の駆動軸から直接もらい回転するようになっており、回転板19bの駆動は送り羽根19aとギア連結で伝達され、ともに反時計回りの回転方向で回転する。又、感光体ドラム1側の回転板19aに対して容器後方の第二回転板19bは回転中心が相対的に高い位置にあり、第一回転板19aで搬送された廃トナーが第二回転板19b部に送られ、さらに容器後方へ搬送される過程でトナー収納部11B2上部に持ち上げられるような構成になつている。これにより、トナー搬送部11A1,11A2での廃トナーの容器後方への搬送能力が向上し、感光体ドラム1後方に廃トナーが堆積しにくくなり、感光体ドラム1の寿命期間中は安定したクリーニング性能を維持することができる。なお、トナー収納部内仕切り部材41dでトナー収納部11Bを第1、第2のトナー収納部11B1,11B2に分けている点の作用は実施の形態1と同様であり、同様の作用を呈するものである。なお、図46に示すようにトナー収納部内仕切り部材41dでトナー収納室11Bを仕切らないようにしてもよい。
【0135】
{クリーニング容器への廃トナー充満(満タン検知)の検知手段}
(満タン検知の実施の形態1)
図1に示すように廃トナー満タン(廃トナーがクリーニング容器11aに充満することをいう)検知のための発光部材であるランプ34aと光検知素子34bは装置本体14に設けられ、光ガイド部材30は、上引き出しとなっているカートリッジガイド50に設けられ、プロセスカートリッジBの取り外しのためにカートリッジガイド50が装置本体14より、引き出される際には、図1から図2に示すように一体に引き出される。従って、カートリッジガイド50を引き出した状態ではランプ34a、光検知素子34bは外部からの保守点検清掃等を容易に行うことができる。そしてランプ34aと光検知素子34bを近くに配設できる。従って後述するようにランプ34a、光検知素子34bを一体化することが可能となる。
【0136】
上記光ガイド部材30はアクリル樹脂製であり、低コストで製造可能となっている。
【0137】
図3に満タン検知部の詳細を示す。装置本体14に設けられたランプ34aから出射された光はカートリッジガイド50に設けられた光ガイド部材30の入射面30aに入射し、反射面30b,30c,30dで反射されて、出射面30eより、出射され、プロセスカートリッジBの光透過口33a、クリーニング容器11aの第3トナー収納部11B3、光透過口33bを通過して装置本体14の光検知素子34bに受光される。ここで、前記第3トナー収納部11B3に廃トナーのない場合の光検知素子34bの受光量と廃トナーにより遮蔽された際の受光量をCPU141(図39参照)で比較して、廃トナーの満タンかどうかが判断される。
【0138】
(満タン検知の実施の形態2)
前述の満タン検知の実施の形態1では、ランプ34aと光検知素子34bは夫々装置本体14に固定してある。従って、ランプ34aと光検知素子34bは夫々制御装置との間には配線が必要である。この満タン検知の実施の形態2では装置本体内に固定された1つのプリント基板34cにランプ34a、光検知素子34bを固定してある。ランプ34a、光検知素子34cの光ガイド部材30及び光透過口33bに対する配置は前記した満タン検知の実施の形態1と同様である。
【0139】
この実施の形態によれば、ランプ、光検知部材、プリント基板を一体のユニットとして装置本体14に取り付け可能となるため、プリント基板とランプ及び光検知部材間の配線が不要となり、光検知部材の装置本体への組立性が向上する。
【0140】
(満タン検知の参考例1
図48、図49は満タン検知の参考例1を示す。装置本体14に取り付けられる取付け部材34dにはランプ34a、及びランプ34bが設けられている。この光検知部材はカートリッジガイド50の片側の外側において装置本体14に夫々長手方向(感光体ドラム1と平行な方向)を向いてランプ34a、光検知素子34bを配設してある。プロセスカートリッジBをカートリッジガイド50に装着し、カートリッジガイド50を装置本体14に押し込んだ状態でこのランプ34a、光検知素子34bに夫々光ガイド部材30,39が入射面30a、出射面39aを対向し、光ガイド部材30,39は長手方向に配設してある。
【0141】
プロセスカートリッジBをカートリッジガイド50に装着した状態では光ガイド部材30,39の夫々出射面30e、入射面39cはプロセスカートリッジBの光透過口33a,33bに対向している。本例では図48に示すように光ガイド部材39の上方に光ガイド部材39と平行に先端を外方に向けて手掛け11r2が片持梁状に後部容器11bに一体に設けられている。
【0142】
図49において、装置本体14に設けられたランプ34aから出射された光は、カートリッジガイド50に設けられた入力光ガイド部材30の入射面30aに入射し、反射面30bで反射され、出射面30eより出射され、プロセスカートリッジBの光透過口33a、第3トナー収納部11B3、光透過口33bを通過して、カートリッジガイド50に設けられた出力光ガイド部材39の入射面39cに入射し、反射面39bで反射され、出射面39aより出射され、装置本体14の光検知素子34bに受光される。ここで、ランプ34aと光検知素子34bは共に取付部材34dに取り付けられることより、ユニットとされる。
【0143】
この満タン検知の参考例1ではプロセスカートリッジBをカートリッジガイド50への着脱に際しては、カートリッジガイド50のU溝52(図14参照)からプロセスカートリッジBの円筒形位置決めボス11h(図10参照)を持ち上げて外した後にプロセスカートリッジBを前進させ、光ガイド部材30,39がプロセスカートリッジBの後側板外へでた位置でプロセスカートリッジBをカートリッジガイド50から取り外す、装着の場合も同様である。
【0144】
(満タン検知の参考例2
図50に示すようにプロセスカートリッジBに光ガイド部材30を取り付けてもよい。
【0145】
光ガイド部材30はプロセスカートリッジBの後部容器11bの後側板と手掛け11r2の背面にわたり取り付けてある。この手掛け11r2は満タン検知の参考例1で説明したのと同様である。
【0146】
この参考例によれば、プロセスカートリッジBと光ガイド部材30との関係位置が正確に定まるという特徴がある。
【0147】
満タン検知の上記実施の形態1、2では入力光ガイド部材30、又参考例1では、入力光ガイド部材30及び出力光ガイド部材39を用いた場合を説明したが、実施の形態1、2において出力光ガイド部材のみを採用してもよい。
【0148】
上記光ガイド部材はアクリル樹脂製のものについて説明したが、ガラス、光ファイバー等であってもよい。
【0149】
以上説明した通り、プリント可能枚数が極端に増えた感光体ドラムを有しクリーニング部を有するプロセスカートリッジで、クリーニング容器内を上部の除去トナーのトナー搬送部と下部の除去トナーのトナー収納部に二分するトナー収納部間仕切り部材を設けること、更には、除去トナーの収納部をトナー搬送方向に従って二つ以上に分割するトナー収納部内仕切り部材、トナー搬送部をトナー搬送方向を二つ以上に分割するトナー搬送部仕切り部材、回転板であるトナー搬送手段を配置することで、使用中のメンテナンス時にプロセスカートリッジを着脱、移動させても除去トナーは感光体ドラム1に対する開口部に片寄らず、開口部はいつも適切なクリーニング性能を維持できる。また取り扱い時に開口部からのトナーの漏れを防ぎ、快適な使用を継続することができる。
【0150】
さらに、クリーニング容器を上下に二分するトナー搬送部間仕切り部材に、容器内部の長手幅と同程度の長手方向長さを有する収納開口を複数個設けることにより、トナー搬送部からトナー収納部へ除去トナーを送る場所が複数になり、一個所から除去トナーを落と込むより除去トナー堆積の偏りを軽減することができる。その結果、除去トナー収納部にデッドスペースが生じにくくなり、限られたスペースに効率よく除去トナーを収容することができる。
【0151】
また、トナー搬送部間仕切り部材によって上下に二分されたクリーニング容器内のトナー収納部の最後部に光透過方式の満タン(トナー収納部に除去トナーが充満すること)検知機構のための光透過口を有し、トナー収納部内には、堆積した廃トナーをならす手段として回転するならし羽根を有することにより、光透過口部分だけに除去トナーが堆積してしまい、スペース的に余裕があるにもかかわらず満タン検知が誤動作するおそれがなくなり、満タン検知の検知精度を向上することができる。
【0152】
前記ならし羽根の回転方向が満タン検知用光透過口から除去トナーを遠ざける方向に回転することにより、満タン検知用光透過口近傍には満タンにならない限り廃トナーが溜らない構成となり、検知窓部分だけに除去トナーが堆積してしまい、スペース的に余裕があるにもかかわらず満タン検知が誤作動するおそれがなくなり、満タン検知の検知精度を向上することができる。
【0153】
クリーニング容器内を上下に二分してトナー搬送部とトナー収納部を形成するためのクリーニング容器内仕切り部材をクリーニング容器とは別部材にするとともに、前記仕切り部材にはクリーニング容器に挿入するため取付板41iに位置決め突起11pへ嵌入するため設けた穴である挿入ガイドが設けられていることも特徴である。これにより、クリーニング容器の形状が複雑にならず、設計の自由度が増す。また、前記トナー容器内仕切り部材に設けられた挿入ガイドにより、クリーニング容器内の所定の位置への組付けが決まりやすく組立性も向上するので、組立ミスを軽減することができる。
【0154】
この別部材で設けたクリーニング容器内仕切り部材に、トナー搬送用の回転板の回転軸の仮位置決め機構を設けたことにより、クリーニング容器内仕切り部材をクリーニング容器に組み付ける際に、あらかじめクリーニング容器内仕切り部材上で仮位置決めされた回転板を同時に挿入し、クリーニング容器内仕切り部材がクリーニング容器内の所定の位置になったときに回転板も所定の位置付近で仮位置決めされるような構成をとることができる。これにより、回転板のクリーニング容器本体への組付けが容易になり、作業性が向上する。
【0155】
また、前記別部材で設けたクリーニング容器内仕切り部材に、感光体ドラム清掃用のクリーニングローラの回転軸の仮位置決め機構を設けたことにより、クリーニング容器内仕切り部材をクリーニング容器に組み付ける際に、あらかじめクリーニング容器内仕切り部材上で仮位置決めされたクリーニングローラを同時に挿入し、クリーニング容器内仕切り部材が所定の位置になったときにクリーニングローラも所定の位置付近で仮位置決めされるような構成をとることができる。これにより、クリーニングローラのクリーニング容器本体への組付けが容易になり、作業性が向上する。
【0156】
さらに、前記別部材で設けたクリーニング容器内仕切り部材に、前記クリーニングローラの回転時の位置決め機構を設けたことにより、クリーニングローラの感光体ドラムに対する当接圧を一定に保つことができる。また、新たに別部品を設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、構成の簡略化につながる。
【0157】
{電気接点の構成}
次に、前記プロセスカートリッジBを画像形成装置本体に14に装着したときに、両者を電気的に接続するための接点の接続と配置について図10〜図12、図20、図22〜図24を用いて説明する。
【0158】
プロセスカートリッジBには図10〜図12に示すように、複数の電気接点が設けてある。即ち、▲1▼感光体ドラム1を装置本体14との間でアースするために、該感光体ドラム1と電気的に接続した導電性アース接点として、装置本体14から駆動力を受ける側とは反対側に設けられた、ドラム支持軸1dの外側端面(導電性アース接点として説明する場合は符号61を用いる)、▲2▼帯電ローラ2cへ装置本体14から帯電バイアスを印加するために、帯電ローラの金属軸2aと電気的に接続した導電性帯電バイアス接点63、▲3▼プロセスカートリッジBに関する情報を記憶しておくためにプロセスカートリッジに設けた記憶部材へ装置本体14側からの情報を伝えるためのプロセスカートリッジB側コネクター71を有している。
【0159】
上記アース接点61は感光体ドラム1をカートリッジ枠体11に支持するためのドラム支持軸1eの先端面が用いられており、装置本体14側の本体アース接点62と感光体ドラム1の軸線上で接するようになっている。尚、本体アース接点62は金属製である。
【0160】
アース接点61は円筒状の位置決めボス11hの外側に配置された円筒形のガイド11Zの中心に位置する支持軸1eの先端面である。これによって、プロセスカートリッジBのカートリッジガイド50への着脱、カートリッジガイド50から取り外した後の取り扱いによりアース接点61が損傷することがないようになっている。尚、円筒形ガイド11Z、及び、軸継手部材23はプロセスカートリッジを装置本体14へ着脱する際に、カートリッジガイド50によってガイドされる。また、感光体ドラム1の長手方向の両端部に設けた位置決めボス11h及びガイド11Zはカートリッジ枠体11と一体形成されており、材質はプラスチック製である。また軸継手部材23及びガイド11Zの直径は、位置決めボス11hの直径よりも僅かに小さい。
【0161】
感光体ドラム1を長手方向に切断した断面図の図20、及び図20のC矢視図の図21(a)に示すようにアルミシリンダー1c内において、アース板1fがドラム支持軸1e(アース接点61)及びアルミシリンダー1cに弾発して嵌め込まれている。
【0162】
アース板1fはアルミシリンダー1cに嵌入する側が溝1gでもって突起1hを設けられており、アルミシリンダー1c外にあるときはアルミシリンダー1cの直径をわたる両側の突起1h先端間の距離はアルミシリンダー1cの内径よりもわずかに大きい。
【0163】
アース板1fはドラム支持軸1eが貫通する穴1jが設けられており、この穴1jから溝1iを切り込んで感光体ドラム中心に向かって板ばね部1kが設けられている。この板ばね部1kの先端部は折り曲げられて接点部1k1を形成している。
【0164】
反駆動側ドラムフランジ1bに熱溶着等によって固定されたアース板1fはアルミシリンダー1cの端部にかしめ、接着等の固定方法によって固定される。このとき、突起1hの先端はアルミシリンダー1cにくい込み固定される。尚、駆動側ドラムフランジ1aはドラムシリンダー1cの他端部に固定されている。そしてドラム支持軸1eをアルミシリンダー1cに挿入した際に、板ばね部1kの接点部1k1がドラム支持軸1eの先端面と接触する。
【0165】
ここで、上記アース板1fは例えば、ステンレス板、燐青銅板、ベリリウム青銅板等の導電性ばね材料で作られており、アルミシリンダー1cとドラム支持軸1e(アース接点61)はアース板1fを介して電気的に導通する。
【0166】
また、帯電バイアス接点63は図10、図11に示すようにカートリッジ枠体の一部である帯電装置カバー11gの上面11g1に露出している。この帯電装置カバー11gは長手方向に直角な断面が台形形状をしており、帯電バイアス接点63aは帯電装置カバー11gの平面をなす上面11g1とほぼ同一面上に存在する。
【0167】
上記帯電装置カバー11gはプロセスカートリッジBの縦断面図の図3に示すように、クリーニング容器11aの感光体ドラム1側に上方へ向って立設した立壁11sの下外側に空間1tを設けてこの空間1t上の薄くなった立壁11s上部にカバー止め穴11uを設け、この穴11uに帯電装置カバー11gの内側に一体に設けたフック11g2が係合している。なお、この穴11uはクリーニング容器内仕切り部材41をクリーニング容器11aからぬけないようにしているスナップフィット位置決め部41kの真上にあり、この穴11uを通じて、例えばねじ回しの先端でスナップフィット位置決め部41kを押し下げた状態で、クリーニング容器11aからクリーニング容器内仕切り部材41を引き出すことができる。また帯電装置カバー11gの長手方向両端板には長手方向外側へ向って突出する図示されない二つのダボがあり、このダボがギアカバー11c及びサイドカバー11fの内側に設けた行き止まりの穴11c5、長穴11c6に夫々嵌合している(図43参照、サイドカバー11fについてはこの穴11c5、長穴11c6は図示されない)。
【0168】
上記帯電バイアス接点部材63は帯電ローラ2cの支持を示す軸受部を示した図22、図23に詳細が示されている。
【0169】
クリーニング容器11aには上述した感光体ドラム1上方の立壁11sの長手方向両端部の帯電装置支持部1eに軸受ガイド11l(エル)が設けられており、この軸受ガイドl1l(エル)はドラム支持部11dと一体モールドにてつながれている。この軸受ガイドl1l(エル)の上方は感光体ドラム1の軸方向から見て台形形状をしており、丁度帯電装置カバー11gと合致する。また、この台形状に直角な断面は角形で帯電バイアス接点保持部11vとなっている。ただし、反駆動側の軸受ガイドl1l(エル)上部は上記台形形状より後退している(図示されない)。上記帯電バイアス接点63は長手方向の一端側に設けられている。
【0170】
上記帯電バイアス接点部材63は例えば、鉄、ステンレス板、燐青銅板、ベリリウム青銅板等の金属の帯状板で作られていて、帯状の長手方向に折曲している。帯電バイアス接点保持部11vには帯電装置カバー11gの帯電バイアス接点部材63が丁度嵌合する穴に対応して上方突起11v1が上方へ突出している。また帯電バイアス接点保持部11vには長手方向へ突出するダボ11v2が設けられている。又、複合ばね26の上方ばね座にはダボ11v3が設けられている。
【0171】
帯電バイアス接点部材63は帯電バイアス接点保持部11vの上面に接する端部から、上方突起11v1に沿って折曲され上方突起11v1の上に帯電バイアス接点63aを設けている。そして更に該保持部11vの上面から長手方向の外側面へ折曲して外側面に沿い、外側面において、帯電バイアス接点63にはダボ11v2に、穴の縁から切り込み63bを設けた取付穴63cを圧入してあり、更に帯電バイアス接点保持部11vの外側面から下面へ折曲してダボ11v3に嵌合する端部穴63dを有する。
【0172】
複合ばね26は圧縮コイルばね26aと一体に圧縮コイルばね26aの上部の座巻部から一直線に斜め下方へ延出して帯電ローラ軸2aに圧接する接点ばね26bが設けてある。この接点ばね26bは帯電ローラ軸2aとの接触部から更に延出して軸受ガイド11l(エル)に沿って上方へ折曲し更に軸受ガイド11l(エル)から離れる方向へ折曲している。なお、反駆動側の帯電ローラ軸受25を感光体ドラム1へ向って付勢するばねは圧縮コイルばね26aのみである。
【0173】
上述のように帯電バイアス接点部材63が構成してあるので、長手方向外方から両端部を弾力に抗して拡げて押し込み、ダボ11v2に取付穴63cを差し込み切ると、外部接点63aは上方突起11v1に嵌入し、端部穴63dはダボ11v3へ弾力で嵌入し、帯電バイアス接点部材63のクリーニング容器11aへの取り付けはきわめて簡単である。
【0174】
この帯電バイアス接点63aはカートリッジガイド50の装置本体14への水平な挿入方向から見て前下りになっており、カートリッジガイド50が装置本体14へ挿入されると帯電バイアス接点63aはばね付プランジャーとなっている本体帯電バイアス接点64をばね64aのばね力に抗して押し込み接触する。この本体帯電バイアス接点64は装置本体14の制御装置により制御される電源から交流電圧と直流電圧が重畳した電圧が印加され、帯電バイアス接点部材63、接点ばね26b、帯電ローラ2cを通じて感光体ドラム1表面の感光層を一様に帯電できる。すなわち、帯電バイアス接点63aと本体帯電バイアス接点64が接続することによって、装置本体14から帯電ローラ2cに交流電圧と直流電圧とが重畳した電圧が印加される。
【0175】
{プロセスカートリッジの記憶手段等の電子メモリ}
本実施の形態の画像形成装置では、例えば長期使用によりプロセスカートリッジに組込まれた構成部品の機能が低下した場合プロセスカートリッジ全体が交換されている。この交換作業はワンタッチで画像形成装置本体を開放して装置本体内部から古いプロセスカートリッジを取り出し、装置本体に新品のプロセスカートリッジを装着するといった極めて簡単な作業であり、操作者自身で容易に実施することができるものであり、メインテナンスフリーの画像形成装置を実現している。
【0176】
さらに本実施の形態では上述の従来技術をさらに発展させ画像形成装置の利用のユーザビリティーを向上するために以下のような機能を付加することが可能である。
(1)プロセスカートリッジにメモリー等の電子デバイスを搭載することにより製造出荷時に製造条件等のデータを書き込み、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際、画像形成装置側がこのデータを参照し、そのプロセスカートリッジの最適条件での画像形成動作を行わせる。
(2)一つのプロセスカートリッジに関し、画像形成回数又は時間をメモリーに記録することにより、プロセスカートリッジの累計使用時間を知る。
(3)画像形成装置本体の診断データをプロセスカートリッジのメモリーに保持し、異常発生時、あるいはメンテナンス時にサービス提供者がこの内容を参照することにより迅速なサービス対応を可能とする画像形成装置の事故診断機能。
【0177】
上述の機能を画像形成装置に付加する場合、プロセスカートリッジ等の着脱可能なユニットに不揮発性メモリーとして例えばEEPROM等の電子バイアスを搭載する。
【0178】
図39は、本実施の形態における画像形成装置本体およびプロセスカートリッジの制御ブロック図である。本図は、電源系統等を除く制御系のみを示した。初めに、画像形成装置の基本制御について説明する。
【0179】
図39において、画像形成装置本体14への電子デバイスの搭載部分は二点鎖線130で囲まれている。エンジンコントローラ(MPU)131は、演算、メモリー、内部クロックおよび入出力機能を有し、通常、ASiC等の形で提供されるデバイスである。このエンジンコントローラ131に対して、メインモータ制御ブロック132、一次帯電電圧・電流制御ブロック133a、現像バイアス電圧制御ブロック133b、1次及び2次の転写電圧制御ブロック133c、スキャナユニット制御ブロック133dが接続され、エンジンコントローラ131内のプログラムにより各々のユニットの制御が行なわれている。
【0180】
画像形成装置本体14内の各部に各種センサースイッチ群137が設置され、このセンサースイッチ群137の出力をエンジンコントローラ131に接続することにより、プリント動作シーケンス中の各部の動作状況がエンジンコントローラ131により監視される。又エンジンコントローラ131にフォーマッター134が接続されている。このフォーマッター134は、外部機器のI/Oポートとの入出力、印字フォーマットの内蔵及び画像データへの展開を行なうデバイスであり、エンジンコントローラ131の前段処理の機能を有する。
【0181】
図39において、符号B′の2点鎖線で囲まれる部分は、プロセスカートリッジBに搭載される部分であり、プロセスカートリッジBの画像形成装置本体14への装着と同時に、I/Oコネクタ部149(コネクタ71,72)において画像形成装置本体14のエンジンコントローラ131とプロセスカートリッジBへの搭載部分B′の回路が接続される。そしてエンジンコントローラ131はこのI/Oコネクタ部149を介してその入出力デバイス(I/Oポート)148と、プロセスカートリッジB側の入出力デバイス(I/Oポート)144とが接続されて、メモリーデバイス142に記憶されているデータを参照することができる。
【0182】
以下、プロセスカートリッジBに搭載されるメモリーデバイス142に記憶されるデータ143について説明する。
【0183】
EPROM等のメモリーデバイス142には、感光体ドラム1の回転数(累積する)143a、及び、帯電ローラ2cによる感光体ドラム1に対する帯電時間(累積する)143bが記憶される。これによって感光体ドラム1の寿命を検出することができる。また、更に、メモリーデバイス142には、装置本体14によって検出されるトナー収納部11B(11B3)内のトナー満杯情報143cが記憶される。尚、このトナー満杯情報143cは、装置本体14に設けられた受光素子34bからの信号によって、エンジンコントローラ(MPU)131へ知らされる。そしてその情報143cは、入出力デバイス148及びI/Oコネクタ部149を介して、メモリーデバイス142に記憶される。
【0184】
一方、エンジンコントローラ(MPU)131は、メモリーデバイス142に記憶される感光体ドラム1の回転数143a及び帯電ローラ2cによる帯電時間143bが第1の所定量に達すると、カートリッジ交換予告表示138を行う。次いで、第2の所定量に達するカートリッジ交換表示139を行う。
【0185】
同様に、エンジンコントローラ(MPU)は、受光素子34bからトナー満杯情報を受けると、カートリッジ交換予告表示138を行う。次いで、更に、所定量の画像形成がカウントされると、カートリッジ交換予告表示139を行う。
【0186】
そして、エンジンコントローラ(MPU)は、カートリッジ交換表示139を行った後に、画像形成動作を禁止する。これは、不良な画像を形成することを未然に防止するためである。
【0187】
前述した通りプロセスカートリッジBの有するメモリーデバイス142には、前述した各情報が記憶されるので、プロセスカートリッジBが装置本体14から一旦取り外されて、他の装置本体あるいは同じ装置本体に再び装着された際に、装置本体にプロセスカートリッジの状況を正しく伝えることができる。
【0188】
尚、本実施の形態では、メモリーデバイス142として再書込み可能なEP−ROMを用いた。又本実施の形態では、上記の画像形成装置本体14のエンジンコントローラ131とプロセスカートリッジB側の演算装置141との入出力を行なう入出力デバイス144には、接点数の接触不良等を回避するために、シリアルポートを用いて接点数を削減した。
【0189】
上記制御回路のプロセスカートリッジ搭載部分B′はICとしてプロセスカートリッジ側コネクタ71に内蔵されている。
【0190】
上記のように本実施の形態ではプロセスカートリッジBにメモリIC等の電子デバイスを備えてメモリICにプロセスカートリッジBでの検知データ及び装置本体14から情報を送り込み記憶させておいて、装置本体14にプロセスカートリッジBを装着した際にプロセスカートリッジBの状態を認識できるようにしてある。
【0191】
ここでこのメモリICに情報を送り込み取り出すのにプロセスカートリッジBと装置本体14とはコネクタ71,72が設けられる。
【0192】
本発明の実施の形態に関し、第1の目的は感光体ドラム中心にプロセスカートリッジを揺動させ、画像形成装置本体に設置させる際の、この動作で、プロセスカートリッジ側コネクタと画像形成装置本体コネクタとの安定した電気的接続を行うことである。
【0193】
第2の目的は、プロセスカートリッジ側コネクタをクリーニング容器側板に設けることで廃トナー容量に影響をおよぼさないことである。
【0194】
第3の目的はプロセスカートリッジを装着する際に回動する回動中心側にアース接続端子を設けることで、アース接続端が他の接続端子よりも早く接続が行なわれるのでメモリICを確実に保護することができる。
【0195】
第4の目的は、クリーニング容器側板に取付けられたメモリIC付きコネクタをサイドカバーで覆うことで、組立時や、ユーザーが容易に触れることを防止できるためメモリICを保護することができる。
【0196】
第5の目的は、クリーニング容器側板に取り付けられるメモリIC付きコネクタの誤組立防止を目的とする。
【0197】
図12はプロセスカートリッジBを上下逆にして斜め方向から反駆動側を見る斜視図である。プロセスカートリッジ側コネクタ71はICメモリ等の電子デバイスを有し、このICメモリへの入出力を装置本体14側とやりとりするため、プロセスカートリッジ側コネクタ71と図32〜図34に示す装置本体側コネクタ72とはプロセスカートリッジBを装置本体14へ挿入する前にカートリッジガイド50へ装着されることにより接続されるようになっている。
【0198】
プロセスカートリッジBの反駆動側側面にはコネクタ71が接続端子73を下向きにして露出して取り付けてある。このため、図33に示すようにクリーニング容器11aの側板11kに外方へ突出する取付座部11wを設けてある。
【0199】
次にプロセスカートリッジBのコネクタ71について説明する。
【0200】
コネクタ71は具体的には、例えばRAMや不揮発性メモリのROM等のメモリチップ等の電子デバイスB′を搭載したコネクタで、これに必要な情報を予め入力しておいたり、装置本体14へ装着時に装置本体14と情報をやり取りすることにより、プロセスカートリッジBの使用状況を判断する等の目的のために使用される。
【0201】
コネクタ71は、図33に示すように感光体ドラム1を中心にしてプロセスカートリッジBが揺動する時の動作力とプロセスカートリッジBの自重のモーメントにより図34に示すように装置本体側コネクタ72と電気的接続が安定して行われる。
【0202】
次にコネクタ71の取り付けられている位置について説明する。
【0203】
図35に示すようにコネクタ71はクリーニング容器11aの側板11kに取りつけられている。そして装置本体側コネクタ72と接続するため接続端子73を下向きにして取りつけられる。クリーニング容器11aのドラム支持部11dとほぼ同一平面上にある側板11kの外部側に取り付けられることで、クリーニング容器11aの内部の廃トナー収納容量を減らすことなく設置することができ、先の説明でもした装着動作でコネクタ71,72の接続が可能となる。
【0204】
またクリーニング容器11aの側板11kにコネクタ71を取り付けたのちサイドカバー部材11fで覆うことで、ユーザーがコネクタ71に触れにくくでき静電気等からもICメモリ等の電子デバイスB′を保護することができるようになる。
【0205】
この時装置本体側コネクタ72は図34で示したように、サイドカバー11fの中に進入してきて接続されることになる。
【0206】
次にコネクタ71と装置本体側コネクタ72の接続についてくわしく説明する。
【0207】
図33に示すようにコネクタ71の内部の接続端子73のうちアース接続端子73aが感光体ドラム1の中心に最も近い位置に設定している。
【0208】
これは、プロセスカートリッジBを装置本体14の装着位置に装着する際に、位置決めボス11hを中心にして回動させる際、必ずアース接続端子を最初に接続させることができるからである。
【0209】
これにより、メモリを確実に保護でき、メモリの破壊を防止することができる。又、他の接続端子73よりアース接続端子73aを数ミリL1だけ突出させておくならばさらに安全なものとなる。
【0210】
次にコネクタ71のクリーニング容器11aへの取り付けについてくわしく説明する。図38における矢視Dのコネクタ71の取りつけ部の斜視図を図35に示す。リブ71eを除いて2つのタッピング穴71cを含む平面上において、コネクタ挿入穴71b、タッピング穴71c、コネクタ本体71a、タッピング穴71cと一致する小ねじ穴71dは夫々対称につくられている。コネクタ挿入穴71b内にリブ71eを設けている。リブ71eは二つのタッピング穴71cを含む平面上にある。又図36、図37は取りつけ座部11wの断面図であるがコネクタ71には突起71fを設けてある。図36に示す取りつけが正規状態であるが、図37の如く突起71fを逆にして取りつけようとすると突起71fとリブ71eが干渉し取りつけることができない。これによりコネクタ71の逆付け防止をはかっている。
【0211】
以上説明したように、感光体ドラム中心にプロセスカートリッジBを揺動させ、画像形成装置本体14に装着させる動作でコネクタの安定した電気的接続を行うことができる。プロセスカートリッジ側コネクタ71をクリーニング容器11aの側板11kに設けることで、廃トナーの容量を減らすことなく構成することができる。
【0212】
回動中心側に最も近い位置にアース接続端子73aを設けることで、アース接続端子73aよりコネクタ71の接続が行われるのでメモリIC等を確実に保護することができる。
【0213】
クリーニング容器11aの側板11kに取付けられたコネクタ71をサイドカバー11fで覆うことで、ユーザーが容易に触れることを防止できメモリIC等を保護すことができる。
【0214】
コネクタ取り付け座部11wのコネクタ挿入穴71bとコネクタ71に設けた突起71f部とが干渉しないように組むことでコネクタ71を正しい向きに組むことができ、コネクタ71の誤組み防止をはかることができる。
【0215】
ここで前述したプロセスカートリッジBは、電子写真感光体ドラム1と、
前記電子写真感光体ドラム1に帯電を行うための帯電ローラ2cであって、前記電子写真感光体ドラム1に接触して設けられている帯電ローラ2cと、ここで、前記帯電ローラ2cは、前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に上方に位置する面から突出しているカートリッジフレーム(例えば帯電装置カバー)11gにカバーされている、
前記電子写真感光体ドラム1に残留するトナーを除去するためのクリーニング部材(例えばクリーニングローラ)27及び/又は(例えばクリーニングブレード)28と、
前記クリーニング部材(クリーニングローラ)27及び/又は(クリーニングブレード)28によって、前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを収納するトナー収納部11Bと、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に前記電子写真感光体ドラム1を回転させるための駆動力を装置本体14から受けるための、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の他端側であって、前記電子写真感光体ドラム1の軸線と同軸線上に設けられた回転体(例えば軸継手部材)23と、ここで、前記回転体(軸継手部材)23が装置本体14から駆動力の伝達を受けて回転することによって、前記電子写真感光体ドラム1が回転する、
前記帯電ローラ2cによる前記電子写真感光体ドラム1に対する帯電時間と、前記電子写真感光体ドラムの回転数を記憶する記憶部材(例えばメモリーデバイス)142と、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に、前記装置本体14との間で前記電子写真感光体ドラム1のアースを行うための、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側であって、前記電子写真感光体ドラム1の軸線と同軸線上に設けられたアース接点61と、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に、前記帯電ローラ2cに印加する帯電バイアスを前記装置本体14から受けるための、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の他端側であって、前記突出しているカートリッジフレームの上面11g1に配置された帯電バイアス接点63aと、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に、前記記憶部材(メモリーデバイス)142が記憶する前記情報を前記装置本体14に伝達するために前記装置本体14と電気的に接続するための接続端子を備えたコネクタ71であって、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側に、前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に下方に位置する部分に下向きに配置されたコネクター71と、ここで、前記コネクター71は前記トナー収納部11Bの長手方向他端側部であって、前記トナー収納部11Bの外側に配置されている、
を有する。
【0216】
また更に前述したプロセスカートリッジBは、
カートリッジフレーム11と、
電子写真感光体ドラム1と、
前記電子写真感光体ドラム1に帯電を行うための帯電ローラ2cであって、前記電子写真感光体ドラムに接触して設けられている帯電ローラ2cと、
前記電子写真感光体ドラム1に残留するトナーを除去するためのクリーニング部材(例えばクリーニングローラ)27及び/又は(例えばクリーニングブレード)28と、
前記クリーニング部材27,28によって、前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを収納するトナー収納部11Bと、
前記帯電ローラ2cによる前記電子写真感光体ドラム1に対する帯電時間と、前記電子写真感光体ドラム1の回転数を記憶する記憶部材(例えばメモリーデバイス)142と、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14の装着位置に装着される際に前記プロセスカートリッジBの位置決めを行うために、前記装置本体14に設けられた本体位置決め部材(例えばU溝)52と係合する、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側と他端側とに、前記電子写真感光体ドラムの軸線と同軸線上に前記カートリッジフレーム11から突出して設けられた位置決め部(例えば位置決めボス)11hと、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に、前記装置本体14との間で前記電子写真感光体ドラム1のアースを行うための、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側であって、前記電子写真感光体ドラム1の軸線と同軸線上に設けられたアース接点61と、
前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に、前記記憶部材(メモリーデバイス)142が記憶する前記情報を前記装置本体14に伝達するために前記装置本体と電気的に接続するための複数個の接続端子を備えたコネクタ71であって、電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側に、前記プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された際に下方に位置する部分に下向きに配置されたコネクタ71と、ここで、前記コネクタ71は前記トナー収納部11Bの長手方向側端部であって、前記トナー収納部11Bの外側に配置されている、また、前記複数個の接続端子73は前記電子写真感光体ドラム1の長手方向と略直交する直線に略沿って並んで配置されている、そして、前記複数個の接続端子73のうち前記電子写真感光体ドラム1に最も近い側に前記記憶部材142の基板のアースを取るためのアース接続端子73aを配置している、そして、前記アース接続端子73aは他の接続端子73よりも外方へ突出(L1)している、ここで、前記プロセスカートリッジBは装置本体14の装着位置に装着される際に、前記位置決め部(例えば位置決めボス)11hを中心にして下方へ回転される、そして、前記プロセスカートリッジは下方へ回転される際に、前記アース接続端子73aが装置本体14に設られた本体アース接続端子72aと、他の接続端子73が他の本体接続端子72と接続されるのよりも最初に接続する、
を有する。ここで前記アース接続端子73aは、他の接続端子73よりも約1.0mm〜2.0mm程度(L1)外方へ突出している。
【0217】
{画像濃度の調整装置}
本発明では記録媒体上に形成される画像の濃度及び色調を調整するため、予め感光体ドラム1上に現像像による各色のテストパターンを作成し、このテストパターンの濃度を検知してエンジンコントローラ131により各色の画像濃度の調整を行っている。
【0218】
図40に示すように一次帯電後の感光体ドラム1の表面電位を検知する表面電位検知器91は表面電位計94を介してエンジンコントローラ131に結ばれている。感光体ドラム1上に現像器4Y,4M,4C,4Bkの何れか1つにより感光体ドラム1上に形成されたトナー像によるテストパターン92を読み取るパターン読み取り装置93が配設されている。該読み取り装置93は読み取りセンサ93a例えばCCD等の受光部材と、テストパターン92で反射させてCCD等の受光部材にテストパターン92の像光を送るためのランプ93bとからなっている。読み取りセンサ93aで読み取られたテストパターン92は濃度変換回路95を介して濃度信号に変換されエンジンコントローラ131へ入力されるようになっている。
【0219】
検知されたトナー濃度はエンジンコントローラ131で演算処理され画像形成手段、例えば帯電電位、LUTトナー濃度、転写電流等を制御する。
【0220】
プロセスカートリッジを上下逆にして見る斜視図の図12に示すように、上記読み取り装置93は夫々感光体ドラム1の長手方向に沿って、その略中央に配列された長方形の露出領域としての開口11xの位置に対向して設けられる。この開口11xはクリーニング容器11aのスクイシート29が貼りつけられた部分から感光体ドラム1に向かって斜めに垂下している下り壁11yに設けられている。
【0221】
尚、図51に露出領域として切り欠き11x1を設けてカートリッジフレームの一部を構成した例を示している。
【0222】
パターン読み取り装置93部分を含む縦断面図で画像形成装置Aの一部が図41に示してある。
【0223】
図41に示すようにパターン読み取り装置93は装置本体14の枠体両側に図示矢印方向に出入り可能なカートリッジガイド50の底板58上に固定されている。このパターン読み取り装置93のランプ93bの照射する方向は感光体ドラム1を向いており感光体ドラム1上に照射されたランプ93bの光の反射光を受ける位置に読み取りセンサ93aが位置している。このランプ93bの照射する光及びこの光の感光体ドラム1からの反射光は同じ一つの開口11xをとおるようになっている。開口11xは感光体ドラム1の回転方向で見てスクイシート29のすぐ上流側に位置している。
【0224】
テストパターン92は目的画像を形成するのと同様に帯電装置2により一様帯電された感光体ドラム1上に現像器4Y,4M,4C,4Bkにより作られた現像像であるが転写ユニット5との対向部をこの現像像が移動する際は、押えローラ5jは感光体ドラム1から遠のく方向へ後退し、中間転写ベルト5aは駆動ローラ5b、従動ローラ5d間において一平面となるように張設され、転写ベルト5aと感光体ドラム1との間には隙間が設けられ、テストパターン92はこの隙間を通過しパターン読み取り装置93により読み取られ、次に感光体ドラム1とスクイシート29の間を通過してクリーニングローラ27及びクリーニングブレード28により感光体ドラム1上から除去される。或は、従動ローラ5dにテストパターン92のトナーと同極性の電圧を加えて、テストパターン92が転写部を通過するようにする。
【0225】
上述のように画像濃度検出のための開口を感光体ドラムの回転方向に関しスクイシートのすぐ上方に配設してあるため、装置本体14側に設けるテストパターン読み取り装置の配設を感光体ドラム1の周面の移動方向に関し、帯電ローラから転写ユニット5間に於ける帯電装置2、現像装置4、転写ユニット5及び露光位置の配設に影響を与えない。
【0226】
又、感光体ドラムの長手方向に沿ってそのほぼ中央部分にトナー画像濃度検出のための開口を配設したので、平均的な画像濃度を検出することができる。
【0227】
尚、11Yは治具が係止するための開口である。スクイシート29をカートリッジフレーム11に貼付する際に、治具を開口11Yに係止して、カートリッジフレーム11を反らす。この状態でスクイシート29を貼付することによって、スクイシート29をカートリッジフレーム11にたるみなく貼付することができる。
【0228】
前述したプロセスカートリッジBは、
電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
カートリッジフレーム11と、
電子写真感光体ドラム1と、
前記プロセスカートリッジが装置本体14に装着された際に、装置本体14から前記電子写真感光体ドラム1を回転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部(例えば軸継手部材)23と、ここで、前記駆動力受け部23は前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の一端側に設けられている、
前記電子写真感光体ドラム1に帯電を行うための帯電部材(例えば帯電ローラ)2cと、
前記電子写真感光体ドラム(1)に付着するトナーを除去するためのクリーニング部材(例えばクリーニングローラ)27及び/又は(例えばクリーニングブレード)28と、
前記クリーニング部材27及び/又は28によって前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを収納するためのトナー収納部11Bと、
前記クリーニング部材27及び/又は28によって前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナーを前記トナー収納部11Bへ導くための、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向に沿って前記電子写真感光体ドラム1に接触して設けられた第一の可撓性シート(例えばスクイシート)21と、ここで、前記第一の可撓性シート29は前記電子写真感光体ドラム1に付着するトナーは通過させるように前記電子写真感光体ドラム1に接触して設けられている、
前記プロセスカートリッジが装置本体14に装着された際に、前記電子写真感光体ドラム1に形成されたトナー画像の濃度を前記装置本体14に設けられた検出部材(例えばランプ・光検知素子)93a,93bで検出するために、前記検出部材(ランプ)93bから発射された光を前記電子写真感光体ドラム1に形成されたトナー画像に照射するために、また、前記電子写真感光体ドラム1に形成されたトナー画像に照射された光が反射する反射光を前記検出部材(光検知素子)73aへ導くために、前記電子写真感光体ドラム1の一部分を前記電子写真感光体ドラム1の長手方向に沿って露出させるように、前記プロセスカートリッジが装置本体に装着された際に、底部となるカートリッジフレーム部分11に設けられた切り欠き11x1(図51)と、ここで前記切り欠き11x1は、前記電子写真感光体ドラム(1)の回転方向において、前記第一の可撓性シート29の設けられている位置よりも上流側に位置している、
前記切り欠き11x1に沿って、前記カートリッジフレーム部分11に設けられた第二の可撓性シート29aと、
を有する。ここで第二の可撓性シート29aは、切り欠き11x1から漏れ出るトナーを受け留めるものである。これによって、装置本体14に設けられた検出部材93a,93bにトナーが侵入するのを防ぐことができる。また、前記切り欠き11x1の長手方向の中心l(エル)2は、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向の中心l(エル)1よりも、前記駆動力受け部23が設けられている側に偏っている。尚、ランプ93bからの光は、感光体ドラム1の長手方向のほぼ中心l(エル)1の位置を照射する。ここで、切り欠き11x1の中心l(エル)2が働いている理由は、装置本体14に設けられた検出部材93a,93bが切り欠き11x1に良好に対向するためである。また、更に、前記底部となるカートリッジフレーム部分11には、前記電子写真感光体ドラム1の長手方向に沿って凹部11a3が設けられている、また前記凹部11a3の短手方向一端側から前記電子写真感光体ドラム1の周囲に沿って下る下り壁11yが設けられている、そして、前記切り欠き11x1は、前記下り壁11yの長手方向の一部分に設けられている。ここで凹部11a3には、装置本体14に設けられた検出部材93a,93bが位置する。
【0229】
ここで前記第一・第二の可撓性シートはプラスチック製である。そして前記第二の可撓性シートの表面は荒らしている。これによって、ランプ93bからの光が第二の可撓性シートに当っても反射するのを防止できる。
【0230】
{ドラムシャッターの構成}
ドラムシャッター18はプロセスカートリッジBを装置本体14から取り外して装置本体14外で取り扱う際に感光体ドラム1の特に感光層を損傷したり、露出して外光に晒すことにより感光層を劣化させるのを防止するように感光体ドラム1周面を覆うと共にプロセスカートリッジBを装置本体14へ装着した際には感光体ドラム1を現像装置4及び転写ユニット5に対設するため感光体ドラム1表面を開放するようになっている。
【0231】
駆動側の側面図を示す図4、及び反駆動側の側面図を示す図5のようにギアーカバー11c、サイドカバー11fには夫々アーム18aと一体の根本軸18bが枢着されており、このアーム18aの先端は長手方向で一本につながった軸18cとなっており、この軸18cに回動自在に第1シャッターカバー18dが嵌着されている。第1シャッターカバー18dにはピン軸18eでもって第2シャッターカバー18fが枢着されている。第1、第2のシャッターカバー18d,18fはドラムシャッター18が閉じた状態で感光体ドラム1と同心で側面より見て感光体ドラム1の半径よりも大きな円弧状であり、両側のドラム支持部11dの外側をも覆っている。ドラム支持部11dの下縁11d1は感光体ドラム1の中心を中心とする円弧状であり、前端は直線状である。この下縁11d1及び感光体ドラム1の端部の外周に接するように第2シャッターカバー18fの先端には円弧形のシュー18gが一体に成形されている。反駆動側の側面にはサイドカバー11fに一体成形された固定軸11f1には作動アーム18hが枢着され、作動アーム18hはピン軸18eと同心の軸18iでもって第2シャッターカバー18fの根本側に枢着されている。
【0232】
プロセスカートリッジBを上方から見る斜視図の図11に示すように両端部が夫々第1、第2シャッターカバー18d,18fの外表面に接するねじりコイルばね18jがピン軸18eに挿入されていて、第1、第2シャッターカバー18d,18fは夫々の内面側が接近するように付勢されている。
【0233】
作動アーム18hの根本には図5に示すようにボス(図に見えない)が設けられ、このボスに嵌め込まれたねじりコイルばね18mはサイドカバー11fに一体成形したばね受け11f2に一端が回り止めされ、他端は作動アーム18hによって回り止めされ、反駆動側を示す側面図の図5において固定軸11f1を中心に作動アーム18hは反時計回りに付勢されている。作動アーム18hにはプロセスカートリッジBがカートリッジガイド50に収容された状態で装置本体14に装着のため進入する際に装置本体14側の固定部材と衝接するカム部18nを備えている。
【0234】
プロセスカートリッジBが装置本体14へ装着のため前進すると作動アーム18hのカム部18nは前進を止められ、固定軸11f1を中心としてねじりコイルばね18mのばね力に抗して上方へ回動し、軸18i,18eが上方へ向かって持ち上げられる。
【0235】
これによって第1、第2シャッターカバー18d,18fは上方へ付勢され、第1シャッターカバー18dの根本側は根本軸18bを中心として上方へ向かって回動する軸18cの円弧軌跡と同軌跡を描いて上昇し、第1シャッターカバー18dの先端側及び第2シャッターカバー18fの根本側は作動アーム18aの上方への回動による軸18i,18eの固定軸11f1を中心とする円弧軌跡と同軌跡を描いて上昇し、第2シャッターカバー18fの先端のシュー18gはドラム保持部11dの下縁11d1又は感光体ドラム1の両端外周に、第1シャッターカバー18dと第2シャッターカバー18fを互いに内側へ折りたたもうとするねじりコイルばね18jのばね力により接して上昇し、ドラムシャッター18はプロセスカートリッジBを斜め上より見る図11のように感光体ドラム1を開放した上、帯電装置カバー11gの後方へ格納される。
【0236】
上述において、アーム18a、作動アーム18h、第1シャッターカバー18d、ギアーカバー11c及びサイドカバー11fを取り付けたクリーニング容器11aでもって四節連鎖機構をなし、この四節連鎖機構の第1シャッターカバー18dと作動アーム18hを結合する軸18i,18eを根本側として第2シャッターカバー18fを第1シャッターカバー18dに対して互いに内側が接近するようにねじりコイルばね18jで付勢したので感光体ドラム1がその中心角180度以上大きく露出開口しているにもかかわらずほぼ感光体ドラム1の周面に近い処を移動する軌跡を描くことができ、装置本体14側の現像装置4、転写ユニット5等の配置に影響を与えることがなく、また格納状態においてもクリーニング容器11aの上面に低く格納できる。
【0237】
【実施例】
実施の形態に併記した。
【0238】
本実施の形態によれば、プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成するため、電子写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラム上に形成されたトナー像を転写手段によって、前記記録媒体に転写された後に電子写真感光体ドラム上に残ったトナーを除去するクリーニング手段を備えた電子写真画像形成装置において、前記プロセスカートリッジの廃トナー収納部の満タン検知を発光部材、受光部材、及び光ガイド部材より構成される光透過方式により行う。これにより、発光部材、受光部材を1個所へ集めることが可能となる。又、光ガイド部材は発光部材と前記プロセスカートリッジ間又は受光部材と前記プロセスカートリッジ間の一方に設けられる。これにより、発光部材、受光部材等の電気部品を画像形成装置本体に設けることができ、電気配線が不要であり、組み立て性が向上する。
【0239】
又、光ガイド部材は発光部材と前記プロセスカートリッジ間及び受光部材と前記プロセスカートリッジ間の両方に設けられるように構成してもよい。
【0240】
前記光ガイド部材をアクリルで形成することで、低コストで製造可能となる。
【0241】
又、前記光ガイド部材は、前記プロセスカートリッジに一体で備えられてもよい。その場合には直接プロセスカートリッジに光ガイド部材が設けられることにより、位置精度の向上が図れ、検出精度が向上し、信頼性のアップにつながる。
【0242】
一方、前記受光部材及び前記発光部材を画像形成装置本体から一体で脱着される1つのユニット、又は、前記受光部材及び前記発光部材を単一の基板上に設けることにより、発光部材と受光部材を1対1で対応させることができ、素子のばらつきの補正が可能となり、検出精度が向上し、信頼性のアップにつながる。
【発明の効果】
本発明によれば、発光部材と受光部材とを1個所に集めることが可能となり、さらに、カートリッジガイドを引き出し位置に引き出した状態で、前記発光部材と前記受光部材の保守、点検、清掃を容易におこなうことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した装置のプロセスカートリッジ着脱を示す縦断面図である。
【図3】廃トナー量検出手段とプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】図3に示したプロセスカートリッジの右側面図である。
【図5】図3に示したプロセスカートリッジの左側面図である。
【図6】図3に示したプロセスカートリッジの平面図である。
【図7】図3に示したプロセスカートリッジの底面図である。
【図8】図3に示したプロセスカートリッジ正面図である。
【図9】図3に示したプロセスカートリッジの背面図である。
【図10】図3に示したプロセスカートリッジの前右上方から見る外観斜視図である。
【図11】図3に示したプロセスカートリッジの後右上から見る外観斜視図である。
【図12】図3に示したプロセスカートリッジを上下を逆にして左後から見る斜視図である。
【図13】プロセスカートリッジの装着ガイド部を説明のための略側面図である。
【図14】カートリッジガイドの一部断面を付記した斜視図である。
【図15】カートリッジガイドへのプロセスカートリッジの装着を示す概略側面図である。
【図16】カートリッジガイドへのプロセスカートリッジの装着を示す概略側面図である。
【図17】カートリッジガイドへのプロセスカートリッジの装着を示す概略側面図である。
【図18】カートリッジガイドへプロセスカートリッジを装着した状態を示す概略側面図である。
【図19】カートリッジガイドへ収容したプロセスカートリッジの装置本体への装着を示す概略側面図である。
【図20】感光体ドラムの縦断面図である。
【図21】(a)は図20のC矢視図である。(b)は図20のEーEまたはFーF断面図である。
【図22】帯電ローラと感光体ドラムを示す縦断面図である。
【図23】帯電ローラ部の支持装置を示す縦断面図である。
【図24】電子写真画像形成装置本体からプロセスカートリッジへの駆動系を示す略展開断面図である。
【図25】装置本体に設けられた軸継手部材の斜視図である。
【図26】装置本体に設けられたクラッチの斜視図である。
【図27】プロセスカートリッジ内の駆動伝達装置を示す側面図である。
【図28】クリーニング装置の他の実施の形態を示す模式縦断面図である。
【図29】クリーニング装置の更に他の実施の形態を示す模式縦断面図である。
【図30】クリーニング装置の別の実施の形態を示す模式縦断面図である。
【図31】クリーニング容器の枠体の構成を示す分解斜視図である。
【図32】プロセスカートリッジのコネクタと装置本体側のコネクタの結合動作を示す側面図である。
【図33】プロセスカートリッジのコネクタと装置本体側のコネクタの結合動作を示す側面図である。
【図34】プロセスカートリッジのコネクタと装置本体側のコネクタが結合された状態を示す側面図である。
【図35】プロセスカートリッジのコネクタ取付部を示す斜視図である。
【図36】図35の縦断面図である。
【図37】図35の縦断面図である。
【図38】プロセスカートリッジのコネクタ位置を示す概略斜視図である。
【図39】画像形成装置の制御ブロック図である。
【図40】テストパターン読み取り装置を示すブロック図である。
【図41】テストパターン読み取り装置を示す側面図である。
【図42】後部容器の斜視図である。
【図43】ギアカバーを内側から見る斜視図である。
【図44】図3におけるクリーニング容器部分の縦断面図である。
【図45】クリーニング容器内仕切り部材の斜視図である。
【図46】図30の変形例を示す縦断面図である。
【図47】実施の形態2の廃トナー検出手段とプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図48】参考例1の廃トナー検出手段とプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図49】参考例1の廃トナー検出手段の側面図である。
【図50】参考例2の廃トナー検出手段とプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図51】画像濃度を検出するための開口を示す斜視図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置
B…プロセスカートリッジ
B′…プロセスカートリッジ搭載部分
S…記録媒体
R5…矢印
1…感光体ドラム 1a,1b…ドラムフランジ 1c…アルミシリンダー
1d…ドラム支持軸 1d1…溝 1e…ドラム支持軸 1e1…溝 1f…アース板 1g…溝 1h…突起 1i…溝 1j…穴 1k…突起 1m…かしめ 1n…リブ’
2…帯電装置 2a…金属軸(帯電ローラ軸) 2b…導電性ゴム 2c…帯電ローラ
3…露光手段 3a…ポリゴンミラー 3b…結像レンズ 3c…反射ミラー 3d…スキャナー下カバー 3e…回転止め部材
4…現像装置 4A…回転体 4Y,4M,4C,4Bk…現像器 4a…塗布ローラ
4b…現像スリーブ 4c…現像ブレード 4d…軸
5…転写ユニット 5a…中間転写ベルト 5b…駆動ローラ 5c…2次転写対向ローラ 5d…従動ローラ(1次転写ローラ) 5f…帯電ローラ 5j…押えローラ 5n…2次転写ローラ 5e…クリーニングユニット
6…クリーニング装置
7…給搬送手段 7a…給紙カセット 7b…搬送ローラ 7c…ガイド板
7d…レジストローラ 7e…ピックアップ部材
8…定着器 8a…駆動ローラ 8b…定着ローラ
9…排出ローラ 9a…ベルト
10…排紙トレイ
11…カートリッジ枠体
11a…クリーニング容器 11a1,11a2…ダボ
11b…後部容器 11b1,11b2…位置決め穴 11b3…リブ
11c…ギアーカバー 11c1〜11c3…ダボ 11c4,11c5…穴 11c6…長穴
11d…ドラム支持部 11d1…下縁 11D…後部側板
11e…帯電装置支持部
11f…サイドカバ− 11f1…固定軸 11f2…ばね受
11g…帯電装置カバー 11g1…上面部
11h…円筒形位置決めボス
11i…上面部
11j…回転止め部材
11k…側板
11l(エル)…軸受ガイド
11m…クリーニング部材取付部
11n…開口部
11o(オー)…容器内ガイド
11p…位置決め突起
11q…凹部
11r,11r1,11r2…手掛け
11s…立壁
11t…空間
11u…カバー止め穴
11v…導電バイアス接点保持部 v1…上方突起 v2,v3…ダボ
11w…取り付け座部
11x…開口
11y…下り壁
11A…トナー搬送部 11A1…第1トナー搬送部 11A2…第2トナー搬送部
11A3…第3トナー搬送部
11B…トナー収納部 11B1…第1トナー収納部 11B2…第2トナー収納部
11B3…第3トナー収納部
11D…プロセスカートリッジの後側面部
12a,12b,12c,12d…軸受穴
14…装置本体 14a…本体後側面部 14b…開口部 14c…本体係合部材 14d…枠体
17…送り羽根 17d…ならし羽根
18…ドラムシャッター 18a…アーム 18b…根本軸 18c…軸 18d…第1シャッターカバー 18e…ピン軸 18f…第2シャッターカバー 18g…シュー 18h…作動アーム 18i…ピン軸 18j…ねじりコイルばね 18m…ねじりコイルばね 18n…カム部
19…回転板 19a,19b,19c,19d…回転板 19e…延出部
19f…心出し突片
21…玉軸受
22…ブッシュ
23…軸継手部材 23a…突部 23b…溝 23c…突部
24…軸継手部材 24a…突部 24b…溝 24c…突部
25…帯電ローラ軸受
26…複合ばね 26a…圧縮コイルばね 26b…接点ばね
27…クリーニングローラ 27a…クリーニングローラ軸 27b…軟質清掃部材
27c…クリーニングローラギア 27d…ジャーナル 27e…軸受穴
28…クリーニングブレード 28a…ゴムブレード 28b…支持板金
29…スクイシート
30…光ガイド部材 30a…入射面 30b,30c,30d…反射面 30e…出射面
31a,31b,31c,31d…駆動ギア 31a1…凸形クラッチ 31s…スリット 31j…ジャーナル部
32a,32b,32c,32d…ジャーナル 32s…スリット
33a…光透過口 33b…光透過口
34a…ランプ 34b…光検知素子 34c…プリント基板
35…駆動側軸継手部材 35a…ピン
36…駆動軸
37…凹形クラッチ 37a…駆動軸
38a〜38e…アイドラギア
39…光ガイド部材 39a…出射面 39b…反射面 39c…入射面
41…クリーニング容器内仕切り部材 41a…トナー搬送部間仕切り部材
41a1,41a2,41a3…円弧部 41b…トナー搬送部仕切り部材
41c6,…後側板 41d…トナー収納部内仕切り部材 41e…搬送開口 41f1〜f5…収納開口 41g1,41g2,41g3…稜線 41i…取付板 41j…位置決め穴 41k…スナップフィット位置決め部 41m…側板 41n…回転板支持穴 41p…スリット 41q…仮位置決めガイド
41r…上面部 41s…ガイド溝 41u…後側板リブ
44…廃トナー搬送系駆動入力手段
45…第二円筒形ボス
46…ラフガイド
50…カートリッジガイド 50a…側板部 50b…内側面 50c…貫通穴
51…ガイド面 51a…切り欠き
52…U溝
53…矢印
54…係合部材
55…後側板
56…押圧部材
57…付勢部材 57a…開口部 57b…小ねじ 57c,57d…角
58…底板
61…アース接点
62…本体アース接点
63…帯電バイアス接点 63a…外部接点部 63b…切り込み 63c…取付穴
63d…端部穴
64…本体帯電バイアス接点 64a…ばね
71…プロセスカートリッジ側コネクタ 71a…コネクタ本体 71b…コネクタ挿入穴 71c…タッピング穴 71d…小ねじ穴 71e…リブ 71f…突起
72…装置本体側コネクタ
73…接続端子 73a…アース接続端子
91…表面電位検知器
92…テストパターン
93…パターン読み取り装置 93a…読み取りセンサ 93b…ランプ
94…表面電位計
95…濃度変換回路
130…電子デバイスの搭載部分
131…エンジンコントローラ
132…メインモータ制御ブロック
133a…一次帯電電圧、電流制御ブロック 133b…現像バイアス電圧制御ブロック 133c…転写電圧制御ブロック 133d…スキャナー電圧制御ブロック
134…フォーマッター
137…センサースイッチ群
141…プロセスカートリッジ側演算装置
142…メモリーデバイス
143…プロセスカートリッジ側センサー群 143a…カートリッジ有無センサー
143b…廃トナー量検知センサー 143c…帯電気抵抗検知センサー 143d…温度センサー
144…入出力デバイス
148…入出力デバイス
149…I/Oコネクタ

Claims (2)

  1. プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    (a)電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムに形成されたトナー像を転写後に、前記電子写真感光体ドラムに残ったトナーを除去するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段が除去したトナーを収納するトナー収納容器内のトナー収納空間を横切るように光を入射するための、前記トナー収納容器に設けられた第一の光透過口と、前記トナー収納空間を通過した光を出射するための、前記トナー収納容器に設けられた第二の光透過口と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するカートリッジガイドであって、画像形成をおこなうための画像形成位置と、前記プロセスカートリッジの着脱をおこなうための前記電子写真画像形成装置の本体の外側に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能なカートリッジガイドと、
    (b)発光部材と
    (c)前記発光部材から発した光を受光する受光部材と、
    (d)前記発光部材と前記第一の光透過口との間の光路を構成する、前記カートリッジガイドに設けられた光ガイド部材と、
    (e)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記発光部材と前記受光部材とは、一つの基板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
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