JP3564252B2 - Armature winding - Google Patents
Armature winding Download PDFInfo
- Publication number
- JP3564252B2 JP3564252B2 JP02368997A JP2368997A JP3564252B2 JP 3564252 B2 JP3564252 B2 JP 3564252B2 JP 02368997 A JP02368997 A JP 02368997A JP 2368997 A JP2368997 A JP 2368997A JP 3564252 B2 JP3564252 B2 JP 3564252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- coil
- tooth
- teeth
- poles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、小形でコギングトルクの少ないモータの電機子の巻線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来のこの種の電機子の巻線を示すための電機子の断面図である。図においては、4極6スロット(ティース)の場合の従来の電機子巻線を示しており、第1のティース11にはU相のコイルU1、第2のティース12にはV相のコイルV2、第3のティース13にはW相のコイルW3、第4のティース14にはU相のコイルU4、第5のティース15にはV相のコイルV5、第6のティース16にはW相のコイルW6が各々スロットをまたがずに各ティースに巻き付けられ、コイルエンドが小さい小形のモータになっている。
【0003】
ところが、スロットパーミアンスとロータの起磁力に起因するコギングトルクはロータ1回転当たり極数とスロット数の最小公倍数だけ発生するので、この場合4極6スロットであるからロータの1回転当たり12回のコギングトルクが現れる。コギングトルクの数が少ないと、一つのコギングトルクのピーク値は大きくなり、したがって振動、騒音が大きく、トルクむらも大きくなるので、これを解消するために例えば特公平5−34897号公報に示される様に2極、15スロットで、各スロットに巻かれるコイル数を変える方法がある。しかしながら、この方法では各コイルは1つ以上のスロットをまたぎ、コイルエンドが大きく、大形のモータとなってしまう。
【0004】
スロットをまたがない小形のモータの電機子巻線の従来の他の例としては、特開平7−59283号公報に示されるように、8極9スロットや4極6スロットとし、かつ各ティースにはスロットをまたがないようにいずれかの相のコイルが巻かれているものがあるが、空間位相と電流位相がずれているため合成された回転起磁力には多くの高調波を含み、振動、騒音の大きいものとなってしまう欠点があった。
【0005】
また、4極5スロットのような構成ではスロット数を相数(3)で割り切れないので、例えば5相交流電源を接続することとなるが、これでは結線数が増加してしまい、インバータが複雑になる等の欠点がある。
【0006】
更に、4極9スロットなど、スロット数を増やしてスロットをまたがない巻線を施すとコギングトルクは小さくなるが、コイルピッチが小さくなり、1コイルあたりの起磁力が小さくなってしまうため、多くの巻線が必要となり、大きなモータとなってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電機子巻線は以上のように構成されているので、コイルエンドが大きく、大形のモータとなってしまったり、あるいはコギングトルクのピーク値が大きくなり、振動、騒音が大きくなる欠点があった。
【0008】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、コイルエンドが小さく、起磁力のバランスがとれ、なおかつコギングトルクが小さいモータの電機子巻線を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る電機子巻線は、極数+1個のティースを有する電機子コアの各ティースに、スロットをまたがないように巻かれた電機子巻線であって、少なくとも1つのティースには単一の相のコイルしか巻かず、他のティースには異なる2つの相の巻線を施すとともに、1つのティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルが、隣のティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルと、位相において、(極数)/(ティース数)×πずつずれるようにコイルの巻数比を定める。
【0010】
この発明の請求項2に係る電機子巻線は、極数+1個のティースを有する電機子コアの各ティースに、スロットをまたがないように巻かれた電機子巻線であって、各ティースに異なる2つの相の巻線を施すとともに、1つのティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルが、隣のティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルと、位相において、(極数)/(ティース数)×πずつずれるようにコイルの巻数比を定める。
【0011】
この発明の請求項3に係る電機子巻線は、kn極の極数に対し、k(n+1)個のティース(nは自然数、kは2以上の自然数)を有する電機子コアの各ティースに、スロットをまたがないように巻かれた電機子巻線であって、少なくとも1つのティースには単一の相のコイルしか巻かず、他のティースには異なる2つの相の巻線を施すとともに、1つのティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルが、隣のティースに巻かれたコイ ルに流れる電流の合成ベクトルと、位相において、(極数)/(ティース数)×πずつずれるようにコイルの巻数比を定める。
【0012】
この発明の請求項4に係る電機子巻線は、kn極の極数に対し、k(n+1)個のティース(nは自然数、kは2以上の自然数)を有する電機子コアの各ティースに、スロットをまたがないように巻かれた電機子巻線であって、各ティースに異なる2つの相の巻線を施すとともに、1つのティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルが、隣のティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルと、位相において、(極数)/(ティース数)×πずつずれるようにコイルの巻数比を定める。
【0013】
この発明の請求項5に係る電機子巻線は、各相のコイルの抵抗値が等しくなるように、少なくとも1つの相のコイルの断面積が他の相のコイルの断面積と相違するものである。
【0014】
この発明の請求項6に係る電機子巻線は、コイルの相数を3とするものである。
【0015】
この発明の請求項7に係る電機子巻線は、3相コイルをY結線にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下この発明の一実施形態について説明する。本実施形態においてはモータの極数を4極とし、スロット数は極数+1である5スロット(5ティース)とする。このような4極5スロットの場合、コギングトルクはロータ1回転につき極数×スロット数すなわち4×5=20回現れ、4極6スロットの場合の12回より多いので、コギングトルクの数が増え、ビーク値が小さくなるので結果としてコギングトルクの振幅は小さくなる。
【0017】
図1はこの発明の実施形態による電機子巻線を示すための電機子の断面図である。図において、第1のティース1にU相コイルU1を正方向にNu1回巻く。ここで、正方向とはコイルの+側から−側に電流を流したとき、ティースの先の方に磁界が向くような巻線方向とする。
【0018】
1つのティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルが、隣のティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルと、位相にして(極数)/(ティース数)×πずつずれるように巻数比を求めるので、第2のティース2にはU相から4/5×π遅れた位相が必要となる。そこで第2のティース2にはU相コイルU2をNu2回逆方向に、V相コイルV2をNv2回正方向に巻く。ここで、逆方向とはコイルの−側から+側に電流を流したとき、ティースの先の方に磁界が向くような巻線方向とする。尚、各コイルはスロットをまたがないように巻くものとする。
【0019】
次に第2のティース2に巻くU相コイルU2、V相コイルV2の巻き回数Nu2,Nv2の決め方を説明する。U相にcos(ωt)、V相にcos(ωt−2π/3)の電流を流すので、この電流による合成起磁力は、式(1)となる。
【0020】
【数1】
【0021】
これが、式(2)になればよい。
【0022】
【数2】
【0023】
複素平面上にU相電流ベクトル、V相電流ベクトル、および第2のティースに必要な電流ベクトルを図2のように描けば、図より幾何学的に解析することにより、式(3)を得る。
【0024】
【数3】
【0025】
すなわち、第2のティース2に巻くU相、V相のコイル巻き数Nu2,Nv2を各々第1のティースに巻いたU相コイルU1の巻き数Nu1の0.47倍、0.68倍
とし、V相のコイルV2に流れる電流の位相が2π/3遅れた3相交流電流(この場合W相は未だ使っていない)を流せば第2のティース2には第1のティース1と大きさが同じで位相が(4/5)πずれた起磁力が得られる。
【0026】
次に、第3のティース3の起磁力は第1のティース1の起磁力に対し(8/5)π位相を遅らせるために、V相のコイルV3を逆方向にNv3回、W相のコイルW3を正方向にNw3回巻く。起磁力の関係を式で示すと式(4)となる。
【0027】
【数4】
【0028】
同様に各巻き数を決めるために電流のベクトル図を図3のように描けば、図より幾何学的に解析することにより、式(5)を得る。
【0029】
【数5】
【0030】
第4のティース4は第1のティース1を基準に第3のティース3と対称であるから、第1のティース1の起磁力に対し(8/5)π位相を進めるために、W相のコイルW4を逆方向にNw4回、V相のコイルV4を正方向にNv4回巻くが、各々の巻き数は、第3のティースの場合と同様に幾何学的に解析して求めると式(6)となる。
【0031】
【数6】
【0032】
さらに、第5のティース5は第1のティース1を基準に第2のティース2と対称であるから、第1のティース1の起磁力に対し(4/5)π位相を進めるために、U相のコイルU5を逆方向にNu5回、W相のコイルW5を正方向にNw5回巻くが、各々の巻き数は、第2のティースの場合と同様に幾何学的に解析して求めると、式(7)となる。
【0033】
【数7】
【0034】
以上のように巻かれたコイルを図4のように、U相はU相同士、V相はV相同士、W相はW相同士、直列に接続してU相、V相、W相のコイルを得る。この状態でU,V,W各相に3相交流電流を流せば5つのティースにはあたかも5相交流電流が流されているかのようにバランスした回転起磁力が発生する。
【0035】
次に、U,V,W各相のコイルの総巻き数を調べてみる。U相のコイルは第1のティース1にNu1回巻かれているが、簡略化のためこれを単位巻き数1として数える。すると、U相のコイルは第1のティース1に1回、第2のティース2に0.47回、第5のティース5に0.47回巻かれており、合計1.94回である。また、V相のコイルは第2のティース2に0.68回、第3のティース3に0.86回、第4のティース4に0.24回巻かれており、合計1.78回である。同様にW相のコイルも第3のティース3に0.24回、第4のティース4に0.86回、第5のティース5に0.68回巻かれており、合計1.78回となる。
【0036】
従って、V相とW相のコイルは巻き数が同じでコイル抵抗も等しいが、U相のコイルはV相、W相のコイルより0.16回多く巻かれており、約1.09倍の線長さとなり、線径を同じとすると抵抗値にアンバランスが生じてしまう。そこで、U相のコイル断面積を他の相のコイル断面積の1.09倍にしておけば、各相
の抵抗値をバランスさせることができる。
【0037】
次に、各相に誘起される起電力について確認する。第1から第5のティースに鎖交する磁束による起電力をコイル1ターンあたり、それぞれ、sin(wt)、sin(wt−4π/5)、sin(wt+2π/5)、sin(wt−2π/5)、sin
(wt+4π/5)とすれば、U相コイルに発生する起電力は式(8)となる。
【0038】
【数8】
【0039】
同様にV相に発生する起電力は式(9)となる。
【0040】
【数9】
【0041】
同じくW相に発生する起電力は式(10)となる。
【0042】
【数10】
【0043】
即ち、各V,W相の起電力はU相起電力に対し、振幅で1.624/1.76=0.922倍、位相で±(2π/3−16π/1000)ずれた起電力となり、
16π/1000はほとんど無視できるから、ほぼ対称3相交流起電力を得ることが出来る。
【0044】
次に、このようにして得られたU,V,W相のコイルを図5のようにY結線した場合を考える。図6は電機子巻線を判り易く説明した回路図である。各線間起電力を求めると、式(11)〜(13)となり、振幅が等しく位相が2π/3ずつずれた対称3相交流起電力が得られる。
【0045】
【数11】
【0046】
【数12】
【0047】
【数13】
【0048】
以上のようにして、5スロットの電機子コアに3相巻線を施してY結線すると、各ティースに発生する起磁力は平衡した5相交流相当の起磁力が得られ、また起電力は平衡した3相交流起電力が得られる。従って、この巻線方法を例えば電動機に用いれば、電源は3相電源でよいので、外部の結線が簡単になり、コイルエンドが小さく、小形で、コギングトルクが小さく、振動、騒音が小さい優れた電動機が得られる。
【0049】
上記のように、この発明における電機子の巻線においては、スロット数を極数+1とすると、極数とスロット数の最小公倍数は必ず極数×スロット数となり、コギングトルクの数を増やしてピーク値を小さくすることができる。
更に、この発明においては、位相の異なる相のコイルを1つのティースに巻くことで、合成されたティースの起磁力位相を所望の値にすることができる。
【0050】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、各ティースにコイルを巻いたあとで、U相はU相同士、V相はV相同士、W相はW相同士を直列接続する例を示したが、同等の接続状態になるように各相1本のコイルで巻線してもかまわない。この場合、巻線後の結線の数が減るので工作が簡単になる。
【0051】
実施の形態3.
又、上記実施の形態ではU相のコイル断面積を大きくして抵抗値をバランスさせる例を示しているが、各相のコイル断面積を同じとしても3相交流電流を流せば各ティースに5相交流起磁力が得られることに変わりはない。
【0052】
実施の形態4.
更に、上記実施の形態では3相のコイルをY結線した例を示したが、△結線としてもほぼ同等のものが得られる。ただしこの場合、若干の3相起電力の不平衡により循環電流が生じる。
【0053】
実施の形態5.
また、上記実施の形態では第1のティースにU相のコイルのみを巻いた例を示したが、全てのティースに位相が異なる2つの相のコイルを巻いて構成することも可能である。巻線の例を図7に示す。正方向の巻線を+、逆方向の巻線を−で表せば、例えば、表(1)の様に巻線をしてもよい。この場合、U,V,W相の起電力のばらつきが小さくなる。ただし、同じ起磁力を得ようとすると、前記実施の形態のように、少なくとも1つのティースに1つの相のコイルのみを巻く構成の方が、コイルの総巻き数を最も小さくすることができる。
【0054】
【表1】
【0055】
実施の形態6.
更に、上記実施の形態では4極、5スロットの場合を示しているが、6極7スロット、8極9スロット、10極11スロットなど、n極n+1スロットの構成であれば、1つのティースに位相の異なる2つの相のコイルを巻いて電流ベクトルを合成することにより、n+1相相当の回転起磁力を得ることが出来る。6極7スロットの場合の各ティースの巻き数比は例えば表(2)のようになる。
【0056】
【表2】
【0057】
又、8極9スロットの場合の各ティースの巻き数比は例えば表(3)のようになる。
【0058】
【表3】
【0059】
実施の形態7.
また、上記実施の形態では各コイル巻き数を巻き数比で表しており、必要な起電力を得る巻き数を決めたとき、丁度上記の巻き数比が得られないことがあるが、この場合は上記の比に最も近い巻き数比となる巻き数を選べばよい。
【0060】
実施の形態8.
上記実施の形態においては、4極5スロット,6極7スロット等、n極n+1スロットの構成を有する場合について説明したが、8極10スロット,12極14スロット等、kn極k(n+1)スロット(kは2以上の自然数)とすることもできる。
【0061】
ここでは8極10スロットの場合について説明する。8極10スロットの場合の巻き数比は4極5スロットの場合と同じとなり、ティース6からティース10の巻き数比はティース1からティース5までと同じとなる。このように構成することにより、ギャップの磁束分布が点対称となるので、半径方向の力がバランスし、ロータの振動が低減される効果がある。
尚、この場合でも、実施の形態1の場合と同様、1つのティースには単一の相のコイルしか巻かず、他のティースには異なる2つの相の巻線を施す構成を採用することができ、更に、各ティースに異なる2つの相の巻線を施してもよい。
【0062】
実施の形態9.
次にn極mスロットの電機子の場合でi番目のティースにおけるU,V,W各相コイルの一般的巻き数を表わす式を求める。
先ず、3相コイルの内2つの相のコイル(電流)を合成して、振幅1,任意の位相αを得ることを考える。
【0063】
(1)0<α≦π/3の場合、図8よりuと−wを合成すると式(14)のようになる。
【0064】
【数14】
【0065】
(2)次にπ/3<α≦2π/3の場合、図9により式(15)が導かれる。
【0066】
【数15】
【0067】
以下同様に−π<α<πの範囲でπ/3きざみに巻数が求まることとなる。
ここでU相のコイル巻数のみを求めると、
Nu=A/sin(π/3)
となる。
ただしAは−π<α≦−2π/3のときはA=sin(2π/3+α)となり、
−2π/3<α≦−π/3のときはA=0となり、−π/3<α≦0のときはA=sin(π/3+α)となり、0<α≦π/3のときはA=sin(π/3−α)となり、π/3<α≦2π/3のときはA=0となり、2π/3<α≦πのときはA=sin(2π/3−α)となる。
【0068】
ここでNu<0は−U(U相のコイルを逆方向に巻いたもの)を使うことを意
味する。V相,W相コイルはU相コイルと位相が±2π/3ずれているから、α±2π/3を上式のαに代入して求める。
【0069】
n極mスロット集中巻の場合、1番目のティースの位相を一般的にaとすると、aを上式αに代入して第1のティースのU相、V相、W相のそれぞれの巻数を求める。但し、この場合、巻数0となる相がでてくる。
【0070】
次に第2のティースの位相は、第1のティースの位相から(n/m)π遅れた位相が必要となるから、a=(n/m)πを上式αに代入して、同様に巻数を求めることができる。
そして、第i番目のティースの位相は、第1のティースの位相からn(i−1)π/m遅れた位相が必要であるから、a+n(i−1)π/mを上式αに代入して、同様に巻数を求めることができる。
ここで基準となる位相aを任意に選ぶことができるが、a=0の場合は第1のティースにはU相のコイルのみを巻く構成となる。
【0071】
以上の説明により、n極mスロットでi番目のティースにおけるU,V,W各相コイルの一般的巻き数Nは、N=A/sin(π/3)により求めることができ
ることとなる。
ただしAは、−π<C≦2π/3のときA=sin(2π/3+C)であり、−2π/3<C≦−π/3のときA=0であり、−π/3<C≦0のときA=sin(π/3+C)であり、0<C≦π/3のときA=sin(π/3−C)であり、π/3<C≦2π/3のときA=0であり、2π/3<C≦πのときA=sin(2π/3−C)である。
ここで、−π<C≦πであって、C=(n/m)π(i−1)+a+dであり、dはU相コイルのときd=0であり、V相コイルのときd=2π/3であり、W相コイルのときd=−2π/3である。
【0072】
実施の形態10.
上記の実施の形態ではこの発明を電動機に適用する場合を示したが、発電機に適用してもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1〜請求項4,請求項7,請求項8の電機子巻線によれば、ステータコアのティース数を極数+1かあるいはその自然数倍とすると共に、各ティースに1つ又は位相の異なる2つのコイルを巻いたので、コイルエンドが小さく、小形で、コギングトルクが小さく、振動、騒音が小さい優れた電動機が得られる効果がある。
【0074】
又、1つのティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルが、隣のティースに巻かれたコイルに流れる電流の合成ベクトルと、位相において、(極数)/(ティース数)×πずつずれるように、コイルの巻き数比を定めたので、各ティースの起磁力がバランスした巻線が得られる効果がある。
【0075】
更に、この発明の請求項5の電機子巻線によれば、各相のコイルの抵抗値が等しくなるように、少なくとも1つの相のコイルの断面積が他の相のコイルの断面積と相違するようにしたので、各相の抵抗値をバランスさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電機子を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1による第2のティースの起磁力の合成を示すベクトル図である。
【図3】この発明の実施の形態1による第3のティースの起磁力の合成を示すベクトル図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるコイルの接続図である。
【図5】この発明の実施の形態1によるコイルの接続図である。
【図6】この発明の実施の形態1によるコイルの接続図である。
【図7】この発明の実施の形態5によるコイルの接続図である。
【図8】この発明の実施の形態9による電流の合成を示すベクトル図である。
【図9】この発明の実施の形態9による電流の合成を示すベクトル図である。
【図10】従来の電機子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1のティース、2 第2のティース、3 第3のティース、4 第4のティース、5 第5のティース。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a small-sized motor having a small cogging torque and an armature winding.
[0002]
[Prior art]
FIG. 10 is a cross-sectional view of an armature for illustrating a conventional armature winding of this type. In the figure, a conventional armature winding in the case of 4 poles and 6 slots (teeth) is shown, in which a first tooth 11 has a U-phase coil U1 and a
[0003]
However, the cogging torque caused by the slot permeance and the magnetomotive force of the rotor is generated by the least common multiple of the number of poles and the number of slots per one rotation of the rotor. Torque appears. When the number of cogging torques is small, the peak value of one cogging torque becomes large, so that vibration and noise are large, and torque unevenness is also large. To solve this, for example, Japanese Patent Publication No. 5-34897 discloses the method. As described above, there is a method of changing the number of coils wound in each slot with two poles and 15 slots. However, in this method, each coil straddles one or more slots, and the coil ends are large, resulting in a large motor.
[0004]
As another example of a conventional small-sized armature winding of a motor having no slots, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-59283, an 8-pole, 9-slot or 4-pole, 6-slot is provided. In some cases, coils of either phase are wound so as not to cross the slot, but because the spatial phase and the current phase are shifted, the combined magnetomotive force contains many harmonics, However, there is a disadvantage that the noise becomes large.
[0005]
Further, in a configuration such as 4 poles and 5 slots, the number of slots cannot be divided by the number of phases (3). For example, a five-phase AC power supply is connected. There are drawbacks such as
[0006]
Further, if the number of slots is increased and the number of slots is increased, such as four poles and nine slots, the cogging torque is reduced, but the coil pitch is reduced and the magnetomotive force per coil is reduced. Is required, resulting in a large motor.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional armature winding is configured as described above, the disadvantage is that the coil end is large and the motor becomes large, or the peak value of the cogging torque becomes large and vibration and noise increase. there were.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above problems, and has as its object to obtain an armature winding of a motor having a small coil end, a well-balanced magnetomotive force, and a small cogging torque.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
An armature winding according to claim 1 of the present invention is an armature winding wound around each tooth of an armature core having +1 number of teeth so as not to span a slot, and One tooth is wound with a single phase coil only, and the other teeth are wound with two different phases, and the combined vector of the current flowing through the coil wound on one tooth is transmitted to the next tooth. The turns ratio of the coil is determined such that the phase is shifted by (number of poles) / (number of teeth) × π in phase with the combined vector of the current flowing through the wound coil.
[0010]
An armature winding according to a second aspect of the present invention is an armature winding wound around each tooth of an armature core having the number of poles plus one tooth so as not to span a slot. And the combined vector of the current flowing through the coil wound on one tooth is different from the combined vector of the current flowing on the coil wound on the adjacent tooth in phase with (the number of poles) ) / (Number of teeth) × The number of turns of the coil is determined so as to shift by π.
[0011]
In the armature winding according to
[0012]
An armature winding according to a fourth aspect of the present invention is configured such that each armature core has k (n + 1) teeth (n is a natural number and k is a natural number of 2 or more) with respect to the number of kn poles. , An armature winding wound so as not to span a slot, in which two different-phase windings are applied to each tooth, and the combined vector of the current flowing through the coil wound on one tooth is adjacent to the armature winding. The number of turns of the coil is determined so as to be shifted by (number of poles) / (number of teeth) × π in phase with the combined vector of the current flowing through the coil wound around the tooth.
[0013]
An armature winding according to a fifth aspect of the present invention is configured such that the cross-sectional area of at least one phase coil is different from the cross-sectional area of another phase coil such that the resistance value of each phase coil is equal. is there.
[0014]
In the armature winding according to claim 6 of the present invention, the number of phases of the coil is three.
[0015]
An armature winding according to a seventh aspect of the present invention is one in which the three-phase coils are Y-connected.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described. In the present embodiment, the number of poles of the motor is 4 poles, and the number of slots is 5 slots (5 teeth), which is the number of poles + 1. In the case of such 4 poles and 5 slots, the cogging torque appears 20 times as the number of poles × slots per rotation of the rotor, ie, 4 × 5 = 20 times, and is larger than 12 times in the case of 4 poles and 6 slots, so that the number of cogging torques increases. , The amplitude of the cogging torque decreases as a result.
[0017]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an armature showing an armature winding according to an embodiment of the present invention. In the figure, a U-phase coil U1 is wound around the first teeth 1 by Nu1 times in the positive direction. Here, the positive direction is defined as a winding direction such that when a current flows from the positive side to the negative side of the coil, the magnetic field is directed toward the tip of the teeth.
[0018]
The combined vector of the current flowing through the coil wound on one tooth is shifted in phase from the combined vector of the current flowing on the coil wound on the adjacent tooth by (number of poles) / (number of teeth) × π. Since the turns ratio is obtained, the
[0019]
Next will be described how to determine the U-phase coil U2, V-phase coil V2 of the winding number N u2, N v2 winding the
[0020]
(Equation 1)
[0021]
This may be given by equation (2).
[0022]
(Equation 2)
[0023]
If a U-phase current vector, a V-phase current vector, and a current vector necessary for the second tooth are drawn on the complex plane as shown in FIG. 2, the equation (3) is obtained by geometrically analyzing the drawing. .
[0024]
(Equation 3)
[0025]
That is, the number of turns U u2 , N v2 of the U-phase and V-phase coils wound on the
[0026]
Next, in order to delay the (8/5) π phase with respect to the magnetomotive force of the first teeth 1, the magnetomotive force of the
[0027]
(Equation 4)
[0028]
Similarly, if a vector diagram of the current is drawn as shown in FIG. 3 in order to determine the number of turns, Equation (5) is obtained by performing a geometrical analysis from the drawing.
[0029]
(Equation 5)
[0030]
Since the
[0031]
(Equation 6)
[0032]
Further, since the
[0033]
(Equation 7)
[0034]
As shown in FIG. 4, the coils wound as described above are connected in series with the U-phase, the V-phase with the V-phase, the W-phase with the W-phase, and the U-phase, V-phase, and W-phase. Get the coil. In this state, if a three-phase AC current is applied to each of the U, V, and W phases, a balanced magnetomotive force is generated in the five teeth as if a five-phase AC current was applied.
[0035]
Next, the total number of turns of the U, V, W phase coils will be examined. The U-phase coil is wound N u1 times around the first tooth 1, but this is counted as one unit number of turns for simplification. Then, the U-phase coil is wound once on the first tooth 1, 0.47 times on the
[0036]
Accordingly, the V-phase coil and the W-phase coil have the same number of turns and the same coil resistance, but the U-phase coil is wound 0.16 times more than the V-phase and W-phase coils, which is about 1.09 times. If the wire length is the same and the wire diameter is the same, the resistance value will be unbalanced. Therefore, the resistance value of each phase can be balanced by setting the coil sectional area of the U phase to be 1.09 times the coil sectional area of the other phases.
[0037]
Next, the electromotive force induced in each phase will be confirmed. The electromotive force due to the magnetic flux linked to the first to fifth teeth is converted into sin (wt), sin (wt-4π / 5), sin (wt + 2π / 5), sin (wt-2π / 5), sin
If (wt + 4π / 5), the electromotive force generated in the U-phase coil is represented by Expression (8).
[0038]
(Equation 8)
[0039]
Similarly, the electromotive force generated in the V phase is represented by Expression (9).
[0040]
(Equation 9)
[0041]
Similarly, the electromotive force generated in the W phase is represented by Expression (10).
[0042]
(Equation 10)
[0043]
That is, the electromotive force of each V and W phase is an electromotive force shifted by 1.624 / 1.76 = 0.922 times in amplitude and ± (2π / 3-16π / 1000) in phase with respect to the U-phase electromotive force. ,
Since 16π / 1000 is almost negligible, a substantially symmetric three-phase AC electromotive force can be obtained.
[0044]
Next, a case is considered where the U, V, and W phase coils obtained in this way are Y-connected as shown in FIG. FIG. 6 is a circuit diagram illustrating the armature winding for easy understanding. When the inter-line electromotive force is obtained, the equations (11) to (13) are obtained, and a symmetric three-phase AC electromotive force having the same amplitude and the phase shifted by 2π / 3 is obtained.
[0045]
(Equation 11)
[0046]
(Equation 12)
[0047]
(Equation 13)
[0048]
When a three-phase winding is applied to the 5-slot armature core as described above and Y-connection is performed, the magnetomotive force generated in each tooth is equivalent to a balanced 5-phase alternating current, and the electromotive force is balanced. The obtained three-phase AC electromotive force is obtained. Therefore, if this winding method is used for an electric motor, for example, the power supply may be a three-phase power supply, so that the external connection is simplified, the coil end is small, the coil is small, the cogging torque is small, and the vibration and noise are small. An electric motor is obtained.
[0049]
As described above, in the armature winding according to the present invention, if the number of slots is set to the number of poles + 1, the least common multiple of the number of poles and the number of slots is always the number of poles × the number of slots. The value can be reduced.
Further, in the present invention, by winding coils of different phases around one tooth, the magnetomotive force phase of the synthesized tooth can be set to a desired value.
[0050]
In the first embodiment, after the coils are wound around the teeth, the U phase is connected in series with the U phase, the V phase is connected with the V phase, and the W phase is connected with the W phase in series. The coils may be wound with one coil for each phase so as to be in a state. In this case, since the number of connections after winding is reduced, the work is simplified.
[0051]
Further, in the above embodiment, an example is shown in which the coil cross-sectional area of the U-phase is increased to balance the resistance values. However, even if the coil cross-sectional area of each phase is the same, a 5-phase AC current is applied to each tooth. The phase alternating magnetomotive force is still obtained.
[0052]
Further, in the above-described embodiment, an example is shown in which three-phase coils are Y-connected, but substantially the same can be obtained as △ -connection. However, in this case, a circulating current is generated due to a slight imbalance of the three-phase electromotive force.
[0053]
Further, in the above-described embodiment, an example in which only the U-phase coil is wound around the first tooth is shown, but it is also possible to wind all the teeth with two-phase coils having different phases. FIG. 7 shows an example of the winding. If the winding in the forward direction is represented by + and the winding in the reverse direction is represented by-, for example, the winding may be as shown in Table (1). In this case, variations in the electromotive force of the U, V, and W phases are reduced. However, in order to obtain the same magnetomotive force, the configuration in which only one phase coil is wound around at least one tooth as in the above embodiment can minimize the total number of turns of the coil.
[0054]
[Table 1]
[0055]
Embodiment 6 FIG.
Further, in the above-described embodiment, the case of 4 poles and 5 slots is shown, but if the configuration is n poles and n + 1 slots such as 6 poles 7 slots, 8 poles 9 slots, and 10 poles 11 slots, one tooth is used. By winding a coil of two phases having different phases and synthesizing a current vector, a rotational magnetomotive force corresponding to the (n + 1) th phase can be obtained. The winding ratio of each tooth in the case of 6 poles and 7 slots is, for example, as shown in Table (2).
[0056]
[Table 2]
[0057]
The winding ratio of each tooth in the case of 8 poles and 9 slots is as shown in Table (3), for example.
[0058]
[Table 3]
[0059]
Embodiment 7 FIG.
Further, in the above embodiment, the number of turns of each coil is represented by a turns ratio, and when the number of turns for obtaining a necessary electromotive force is determined, the above turns ratio may not be obtained just in some cases. May be selected as the number of turns having the turn ratio closest to the above ratio.
[0060]
Embodiment 8 FIG.
In the above embodiment, the case where the configuration has n poles and n + 1 slots such as 4 poles, 5 slots, 6 poles and 7 slots has been described. (K is a natural number of 2 or more).
[0061]
Here, the case of 8 poles and 10 slots will be described. The winding ratio in the case of 8 poles and 10 slots is the same as that in the case of 4 poles and 5 slots, and the winding ratio of teeth 6 to 10 is the same as that of teeth 1 to 5. With this configuration, the magnetic flux distribution in the gap becomes point-symmetric, so that the radial forces are balanced and the rotor vibration is reduced.
In this case, as in the case of the first embodiment, a configuration in which only one phase coil is wound around one tooth and two different phase windings are wound around the other teeth may be adopted. Alternatively, each tooth may be provided with two different phase windings.
[0062]
Embodiment 9 FIG.
Next, in the case of an armature having n poles and m slots, an expression representing the general number of turns of the U, V, and W phase coils in the i-th tooth is obtained.
First, it is considered that two phases of three-phase coils (currents) are combined to obtain an amplitude of 1 and an arbitrary phase α.
[0063]
(1) In the case of 0 <α ≦ π / 3, combining u and −w from FIG. 8 gives Equation (14).
[0064]
[Equation 14]
[0065]
(2) Next, when π / 3 <α ≦ 2π / 3, Equation (15) is derived from FIG.
[0066]
(Equation 15)
[0067]
In the same manner, the number of turns is obtained in π / 3 steps in the range of -π <α <π.
Here, when only the number of turns of the U-phase coil is obtained,
Nu = A / sin (π / 3)
It becomes.
However, when A is −π <α ≦ −2π / 3, A = sin (2π / 3 + α), and
When −2π / 3 <α ≦ −π / 3, A = 0, when −π / 3 <α ≦ 0, A = sin (π / 3 + α), and when 0 <α ≦ π / 3, A = sin (π / 3−α), A = 0 when π / 3 <α ≦ 2π / 3, and A = sin (2π / 3−α) when 2π / 3 <α ≦ π Become.
[0068]
Here, Nu <0 means that -U (a U-phase coil wound in the opposite direction) is used. Since the phases of the V-phase and W-phase coils are shifted by ± 2π / 3 from the phase of the U-phase coil, α ± 2π / 3 is substituted into α in the above equation.
[0069]
In the case of n-pole m-slot concentrated winding, assuming that the phase of the first tooth is generally a, a is substituted into the above equation α, and the number of turns of each of the U, V, and W phases of the first tooth is calculated. Ask. However, in this case, a phase in which the number of turns is 0 appears.
[0070]
Next, since the phase of the second tooth requires a phase delayed by (n / m) π from the phase of the first tooth, a = (n / m) π is substituted into the above equation α, and The number of turns can be determined.
Then, since the phase of the i-th tooth needs to be delayed by n (i-1) π / m from the phase of the first tooth, a + n (i-1) π / m is expressed by the above equation α. The number of turns can be similarly obtained by substituting.
Here, the reference phase a can be arbitrarily selected. However, when a = 0, only the U-phase coil is wound around the first tooth.
[0071]
As described above, the general number of turns N of the U, V, and W phase coils in the i-th tooth with n poles and m slots can be obtained by N = A / sin (π / 3).
However, A is A = sin (2π / 3 + C) when −π <C ≦ 2π / 3, A = 0 when −2π / 3 <C ≦ −π / 3, and −π / 3 <C A ≦ sin (π / 3 + C) when ≦ 0, A = sin (π / 3−C) when 0 <C ≦ π / 3, and A = sin when π / 3 <C ≦ 2π / 3. 0, and A = sin (2π / 3−C) when 2π / 3 <C ≦ π.
Here, -π <C ≦ π, and C = (n / m) π (i−1) + a + d, where d = 0 for a U-phase coil and d = for a V-phase coil. 2π / 3, and for a W-phase coil, d = −2π / 3.
[0072]
Embodiment 10 FIG.
In the above-described embodiment, the case where the present invention is applied to the electric motor has been described.
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the armature windings of the first to fourth, seventh, and eighth aspects of the present invention, the number of teeth of the stator core is set to the number of poles +1 or a natural number multiple thereof. Since one or two coils having different phases are wound around the teeth, there is an effect that an excellent electric motor having a small coil end, a small size, a small cogging torque, and a small vibration and noise can be obtained.
[0074]
Also, the combined vector of the current flowing through the coil wound around one tooth is shifted in phase by the (number of poles) / (number of teeth) × π in phase with the combined vector of the current flowing through the coil wound around the adjacent tooth. As described above, since the winding number ratio of the coil is determined, there is an effect that a winding in which the magnetomotive force of each tooth is balanced can be obtained.
[0075]
Furthermore, according to the armature winding of the fifth aspect of the present invention, the cross-sectional area of at least one phase coil is different from the cross-sectional area of another phase coil so that the resistance value of each phase coil becomes equal. Therefore, the resistance value of each phase can be balanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an armature according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a vector diagram showing a combination of magnetomotive forces of second teeth according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a vector diagram showing a combination of magnetomotive forces of third teeth according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a connection diagram of a coil according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a connection diagram of a coil according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a connection diagram of a coil according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a connection diagram of a coil according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a vector diagram showing current combining according to a ninth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a vector diagram showing current combining according to a ninth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a sectional view showing a conventional armature.
[Explanation of symbols]
1 First teeth, 2nd teeth, 3rd teeth, 4th teeth, 5th teeth.
Claims (7)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02368997A JP3564252B2 (en) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | Armature winding |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02368997A JP3564252B2 (en) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | Armature winding |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10225035A JPH10225035A (en) | 1998-08-21 |
JP3564252B2 true JP3564252B2 (en) | 2004-09-08 |
Family
ID=12117412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02368997A Expired - Lifetime JP3564252B2 (en) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | Armature winding |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3564252B2 (en) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097247A (en) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Hitachi Ltd | Alternator for vehicle |
JP4745857B2 (en) * | 2006-02-20 | 2011-08-10 | 三菱電機株式会社 | Electric machine |
DE102006052111A1 (en) * | 2006-11-06 | 2008-05-08 | Robert Bosch Gmbh | Electric machine |
US8519592B2 (en) | 2008-07-30 | 2013-08-27 | Panasonic Corporation | Synchronous electric motor |
US8552609B2 (en) | 2009-08-06 | 2013-10-08 | Panasonic Corporation | Synchronous motor and system for driving synchronous motor |
JP4968350B2 (en) | 2010-02-18 | 2012-07-04 | 株式会社デンソー | DC motor controller |
JP5538984B2 (en) * | 2010-04-06 | 2014-07-02 | 三菱電機株式会社 | Permanent magnet motor |
JP5000773B2 (en) * | 2011-03-31 | 2012-08-15 | 三菱電機株式会社 | Electric machine |
JP6021772B2 (en) * | 2013-09-26 | 2016-11-09 | 三菱電機株式会社 | Rotating electric machine |
JP7173676B2 (en) * | 2018-11-19 | 2022-11-16 | 三菱電機株式会社 | Rotating electric machine |
WO2022201313A1 (en) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 三菱電機株式会社 | Electric motor |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748935B2 (en) * | 1990-11-30 | 1995-05-24 | 日本ビクター株式会社 | Multi-phase DC motor |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP02368997A patent/JP3564252B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10225035A (en) | 1998-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8487499B2 (en) | Electric rotating machine drivable with a single three-phase inverter | |
JP4158024B2 (en) | Induction motor | |
US6864667B2 (en) | Stator winding pattern for reduced magnetic noise | |
RU2685699C1 (en) | Rotating electric machine | |
US7852037B2 (en) | Induction and switched reluctance motor | |
JP2008005603A (en) | Synchronous machine and power generating system using it as generator | |
JP3564252B2 (en) | Armature winding | |
JP3535485B2 (en) | Three-phase hybrid type stepping motor | |
US20030057789A1 (en) | Five phase alternating current generator | |
WO2006002207A2 (en) | High phase order ac machine with short pitch winding | |
JP5466742B2 (en) | Generator winding | |
JP2003088078A (en) | Brushless dc motor | |
US7928683B2 (en) | High phase order AC machine with short pitch winding | |
EP1258968A2 (en) | Generator having stator assembly with improved phase coil insertion in order to reduce noise | |
JPH04347566A (en) | Brushless synchronous machine | |
JP4039074B2 (en) | Synchronous motor | |
JPS62230346A (en) | Winding method of brushless motor | |
JP3103435B2 (en) | AC generator for vehicles | |
JP2000060092A (en) | Multipolar generator | |
JP7173676B2 (en) | Rotating electric machine | |
JP2681940B2 (en) | Brushless motor | |
JP2006109675A (en) | Permanent magnet type three-phase dynamo-electric machine | |
JP2000078810A (en) | Generator for welding machine | |
JP2753721B2 (en) | Brushless self-excited synchronous generator | |
JPH1155913A (en) | Three-phase motor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |