JP3549304B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字ヘッドとしてインクジェット記録ヘッドを備え、そのインクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録紙の記録幅方向に往復移動して、その記録紙に情報を記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型のファクシミリ装置の中に、受信画像を記録出力するための記録装置として、いわゆるインクジェット式の記録装置(以下、インクジェット式プリンタという)を備えたものが実用されている。
【0003】
また、かかるファクシミリ装置の中には、そのインクジェット式プリンタを外部のパーソナルコンピュータ装置などのデータ処理装置から共用できるようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0005】
すなわち、インクジェット式プリンタでは、印字ヘッドとして用いるインクジェット記録ヘッドユニットをキャリッジに搭載し、そのキャリッジを記録紙の記録幅方向に往復移動することで、記録紙に画像を記録している。そして、印字ヘッドの記録紙に対する記録開始位置は、キャリッジを所定の記録開始位置に位置決めした後に、所定の距離だけ記録紙幅方向に移動することで位置決めしている。
【0006】
ここで、キャリッジに対して印字ヘッドを取り付けるときには、なんらかの固定手段等を用いるため、キャリッジと印字ヘッドの位置関係にはわずかながらずれを生じ、また、そのずれは、印字ヘッドを破損しないように上記固定手段等がキャリッジに対して印字ヘッドをある程度の余裕をもって取り付けるために、キャリッジが往復移動することで微小ながら変動する。
【0007】
そのために、印字ヘッドの記録開始位置が、キャリッジの往復動作毎に微小ながら変動し、その結果、例えば、縦方向の細線がゆがんでしまうという不都合を生じる。
【0008】
また、記録紙として用いられるものに、いわゆる航空書簡用紙等、幅方向の寸法が途中で変化するようなものがある。あるいは、場合によっては、孔の空いた紙が記録紙として用いられる場合がある。
【0009】
かかる場合には、用紙でない部分にまで画像の記録動作が行われ、そのために、プラテンローラ等印字部周囲をインクで汚してしまうという事態を生じることもあった。
【0010】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、記録画質を良好にできるとともに、記録紙の状態に応じた適切な記録動作が可能な記録装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印字ヘッドとしてインクジェット記録ヘッドを備え、そのインクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録紙の記録幅方向に往復移動して、その記録紙に情報を記録する記録装置において、上記インクジェット記録ヘッドの記録位置よりも記録紙搬送方向上流側の上記キャリッジに設けられた反射型センサ手段を備え、画像記録中、上記反射型センサ手段の検出信号と、キャリッジの記録幅方向の位置情報に基づいて、記録紙の記録幅方向の寸法を判定するとともに、記録中における記録紙の幅寸法変化を判定するようにしたものである。
【0013】
また、印字幅よりも判定した記録紙の幅寸法が短い場合には、記録紙の幅寸法の外側への印字を行わないようにしたものである。
【0014】
また、前記印字を行わなかった部分の印字内容は、次ページに記録するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシミリ装置を示している。
【0019】
同図において、システム制御部1は、このグループ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの種々の制御処理等を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものである。
【0020】
スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、インクジェット式プリンタからなる。また、操作表示部6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0021】
符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0022】
グループ3ファクシミリモデム9は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.33モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0023】
網制御装置10は、このファクシミリ装置を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0024】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、内部バス11に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス11を介して行われている。
【0025】
また、網制御装置10とグループ3ファクシミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0026】
図2、図3および図4は、プロッタ5の印字機構の概略構成を示している。
【0027】
図において、自動給紙装置20に積載されているシート状の記録紙21は、自動給紙装置20により1枚ずつ分離されて印字部の方向に送り出される。自動給紙装置20から送り出された記録紙22は、インクジェット記録ヘッドユニット23の印字ヘッド24とプラテンローラ25の間に送り込まれ、プラテンローラ25により排出方向に搬送されるとともに、印字ヘッド24により画像が記録される。
【0028】
画像記録された記録紙22は、プラテンローラ25および排出ローラ26により、搬送されて、排紙される。
【0029】
印字部23は、キャリッジ28に着脱自在に取り付けられており、キャリッジ24は、ガイド棒29によりその移動方向が規定されており、プーリ31,32の間に巻回されているベルト33に連結している。
【0030】
このベルト33は、キャリッジモータ35の駆動により2方向に移動されるものであり、キャリッジモータ35が順方向に駆動されると、キャリッジ28は主走査方向に移動し、キャリッジモータ35が復帰方向に駆動されると、キャリッジ29は復帰方向に移動する。
【0031】
また、搬送ローラ25および排出ローラ26には、搬送モータ36の駆動力が伝達機構37を介して伝達されており、搬送モータ36が順方向に駆動されると、搬送ローラ25および排出ローラ26は、記録紙22を搬送方向に搬送し、搬送モータ36が反対方向に駆動されると、搬送ローラ25および排出ローラ26は、記録紙22を反搬送方向に搬送する。
【0032】
また、記録紙22を検出するための記録紙センサ38は、インクジェット記録ヘッドユニット23の手前で記録紙22を検出可能な位置に配設され、また、記録紙22に記録されたインクエンドマーク(後述)を検出するためのインクエンドマークセンサ39は、印字ヘッド24よりも記録紙22の搬送方向上流側でキャリッジ28に設けられている。
【0033】
また、一対の発光素子と受光素子からなるイニシャライズセンサ40は、インクジェット記録ヘッドユニット23が所定の初期位置に移動していることを検出するためのものであり、インクジェット記録ヘッドユニット23の側端部には、このイニシャライズセンサ40の検知部を遮光する切片状の突起41が設けられている。したがって、インクジェット記録ヘッドユニット23が初期位置に移動しているときには、イニシャライズセンサ40はオフ状態となり、それ以外の場合には、イニシャライズセンサ40はオン状態となる。
【0034】
図5は、プロッタ5の制御系の要部の一例を示している。
【0035】
同図において、記録紙センサ38から出力される検出信号S1、インクエンドマークセンサ39から出力される検出信号S2、および、イニシャライズセンサ36から出力される検出信号S3は、記録制御部45に加えられている。
【0036】
記録制御部45は、プロッタ5の所定の記録動作を制御するものであり、自動給紙装置20、キャリッジモータ35および搬送モータ36を駆動制御するとともに、外部装置より入力した印字データを印字部46に出力する。
【0037】
印字部46は、記録制御部45から入力した印字データを、インクジェット記録ヘッドユニット23を用いて、記録紙22に記録するものである。
【0038】
さて、本実施例では、図6(a)に示すように、1ページ分の画像記録を終了すると、所定サイズの矩形領域をベタ黒で塗りつぶすパターンからなるインクエンドマークMEを記録して、このインクエンドマークMEをインクエンドマークセンサ39で検出し、このインクエンドマークセンサ39の検出信号S2が所定濃度範囲に入っているときには、インクジェット記録ヘッドユニット23に貯留されているインクの量が十分にあると判断している。
【0039】
また、例えば、同図(a)に示すような画像を記録しようとしたが、同図(b)に示すように、記録紙22の幅寸法が途中で短くなっている場合には、その短くなっている部分には画像を記録せず、そのページの画像記録を終了すると、インクエンドマークMEとともに、このページの画像の一部が記録されていないことをあらわす所定パターンの画像切れマークMMを、記録紙22に記録する。
【0040】
ここで、記録紙22の幅寸法の測定は、次のようにした行うことができる。すなわち、キャリッジ28を往復移動しているときに、インクエンドマークセンサ23の検出信号S2を常時または適宜な間隔で検出し、インクエンドマークセンサ23の検出信号S2の値が、記録紙22の反射率に対応した所定範囲内にあるかどうかを監視する。そして、検出信号S2の値が、所定範囲から逸脱していた場合に、そのときのキャリッジ28の主走査方向への駆動位置から、記録紙22の幅方向の寸法を判定する。なお、キャリッジ28の主走査方向への駆動位置は、初期位置から移動したキャリッジモータ35のステップ数から得ることができる。
【0041】
さらに、同図(a)に示すような画像を記録しようとしたが、記録紙22の幅方向の寸法が元の画像の幅方向の寸法よりも小さい場合、同図(c)に示すように、画像を縮小して記録し、そのページの画像記録を終了すると、インクエンドマークMEとともに、縮小記録をあらわす所定パターンの縮小マークMSを、記録紙22に記録する。
【0042】
ここで、例えば、図6(b)の場合では、変形用紙(例えば、航空書簡用紙や封筒等、あるいは、孔の空いた用紙)に画像を記録するとき、記録できない部分の画像を削除しているが、図7(a),(b)に示すように、この記録できない部分の画像を一時的に保存し、その保存した画像は、次のページの記録紙に記録することもできる。その場合、用紙の後端部に、画像を分割したことをあらわす所定パターンの分割マークMNを記録するとよい。
【0043】
また、この場合、図8(a),(b)に示すように、1ページ目の記録紙に記録できなかった部分を2ページ目の記録紙に記録する際、1ページ目の記録紙に記録した画像の一部を付加すると、1ページ目の記録紙と2ページ目の記録紙を突き合わせて、元の画像を構成しようとする作業に便利である。
【0044】
以上の構成で、記録制御部45は、システム制御部1から、例えば、受信画像を記録出力するための印字命令を受信すると、図9〜図12に示したような処理を実行する。
【0045】
すなわち、印字命令を受信して判断101の結果がYESになると、キャリッジ28を初期位置へ移動する(処理102)。ここで、イニシャライズセンサ40がインクジェット記録ヘッドユニット23を検出しているかどうかを調べ(判断103)、判断103の結果がNOになるときには、印字ユニット(インクジェット記録ヘッドユニット23)が装着されていない旨のエラー処理(印字ユニットエラー処理;処理104)を実行して、この記録動作をエラー終了する。
【0046】
また、判断103の結果がYESになるときには、自動給紙装置20に指令して、記録紙22を1枚給紙させる。これにより、自動給紙装置20によって記録紙22が1枚分離されて送り出され、その先端が印字ヘッド24とプラテンローラ25の間に送り込まれる(処理105)。
【0047】
この状態で、画像記録に先立って、キャリッジ28を1回往復移動させ、その間に得られる検出信号S3に基づいて、給紙された記録紙22の幅方向の寸法を検出する(処理106)。
【0048】
幅寸法が、記録しようとしている画像の幅寸法よりも小さい場合で、判断107の結果がNOになるときには、そのときの1ページ分の記録画像データを、画像の幅寸法と検出した幅寸法の比に応じて、主走査方向に縮小し(処理108)、そのときの記録画像データを形成する。また、判断107の結果がYESになるときには、処理108を実行せず、記録画像データをそのまま用いる。
【0049】
そして、キャリッジ28を1回往復移動させながら、そのときに記録する画像部分の記録画像データを印字部46に転送して、1ライン(1スキャンライン;後述)分の画像を記録紙22に記録するとともに、その間に得られる検出信号S3に基づいて、給紙された記録紙22の幅方向の寸法を検出する(処理109)。ここで、1スキャンラインとは、印字ヘッド24が1回の印字動作で記録するドット数分のラインをいう。例えば、印字ヘッド24が副走査方向(記録紙搬送方向)に64個のインク吐出口を備えている場合には、印字ヘッド24は、1回の印字動作で副走査方向に64ドットの画像(画素)を記録できるから、この場合の1スキャンラインは、画像の64ライン分に相当する。
【0050】
1スキャンライン分の画像記録を終了すると、その時点で1ページ分の画像記録を終了したかどうかを調べ(判断110)、判断110の結果がNOになるときには、幅寸法が変化していないかどうかを調べ(判断111)、判断111の結果がNOになるときには、処理109に戻って、次の1スキャンライン分の画像記録動作を行う。
【0051】
1ページ分の画像記録が終了して判断110の結果がYESになるときには、上述したインクエンドマークMEを記録する(処理112)。そして、そのときに縮小記録を行ったかどうかを調べ(判断113)、判断113の結果がYESになるときには、上述した縮小マークMMを記録する(処理114)。また、判断113の結果がNOになるときには処理114を行わず、縮小マークMMの記録動作は行わない。
【0052】
次いで、インクエンドマークMEを検出するモードが設定(ユーザ等による設定)されているかどうかを調べ(判断115)、判断115の結果がYESになるときには、インクエンドマークセンサ39がインクエンドマークMEを検出できるように、記録紙22を所定距離だけ反搬送方向に戻し(処理116)、インクエンドマークセンサ39によるインクエンドマークMEの検出動作を行わせる。
【0053】
このときに、インクエンドマークMEを検出できなかった場合で、判断117の結果がNOになるときには、例えば、インクなしを表示する等の所定のインクエンドエラー処理(処理118)を実行し、記録紙22を排紙して(処理119)、1ページ分の画像記録処理を終了する。
【0054】
また、判断115の結果がNOになるとき、および、判断117の結果がYESになるときには、処理109に進み、記録紙22を排紙して、1ページ分の画像記録処理を終了する。
【0055】
また、判断111の結果がNOになるときには、そのときに検出した幅寸法lを記憶する(処理120)。そして、それ以降は、1ページ分の画像記録を終了するまで、幅寸法lまでの画像部分について、1スキャンライン分の画像記録を行うとともに、そのときに記録しなかった部分の画像データを保存する(処理121,122、判断123のNOループ)。
【0056】
1ページ分の画像記録が終了して、判断123の結果がYESになると、上述したインクエンドマークMEを記録する(処理124)。そして、そのときに記録しなかった部分の画像を別の記録紙22に記録するように設定(ユーザ等による設定)されているかどうかを調べる(判断125)。判断125の結果がNOになるときには、上述した削除マークMSを記録して(処理126)、判断115に移行し、それ以降の処理を実行する。
【0057】
また、判断125の結果がYESになるときには、上述した分割マークを記録する(処理127)。次いで、インクエンドマークMEを検出するモードが設定(ユーザ等による設定)されているかどうかを調べ(判断128)、判断128の結果がYESになるときには、インクエンドマークセンサ39がインクエンドマークMEを検出できるように、記録紙22を所定距離だけ反搬送方向に戻し(処理129)、インクエンドマークセンサ39によるインクエンドマークMEの検出動作を行わせる。
【0058】
このときに、インクエンドマークMEを検出できなかった場合で、判断130の結果がNOになるときには、例えば、インクなしを表示する等の所定のインクエンドエラー処理(処理131)を実行し、エラー終了する。
【0059】
また、判断128の結果がNOになるとき、および、判断129の結果がYESになるときには、処理132に進み、記録紙22を排紙する。次に、自動給紙装置20に指令して、記録紙22を1枚給紙させる。これにより、自動給紙装置20によって記録紙22が1枚分離されて送り出され、その先端が印字ヘッド24とプラテンローラ25の間に送り込まれる(処理133)。
【0060】
この状態で、画像記録に先立って、キャリッジ28を1回往復移動させ、その間に得られる検出信号S3に基づいて、給紙された記録紙22の幅方向の寸法を検出する(処理134)。
【0061】
幅寸法が、記録しようとしている画像の幅寸法よりも小さい場合で、判断135の結果がNOになるときには、例えば、適切な記録紙がセットされていない等を通知する所定の記録紙エラー処理を実行して(処理136)、エラー終了する。
【0062】
また、判断135の結果がYESになるときには、それ以降は、1ページ分の画像記録を終了するまで、そのときに保存している画像データを1スキャンライン分の画像記録を行う(処理137、判断138のNOループ)。
【0063】
1ページ分の画像記録が終了して、判断138の結果がYESになると、上述したインクエンドマークMEを記録し(処理139)、上述した分割マークを記録した後に(処理140)、判断115に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0064】
このようにして、本実施例では、キャリッジ28に搭載したインクジェット記録ヘッドユニット23に突起41を設け、この突起41をイニシャライズセンサ40で検出しているので、初期位置への位置決めと、インクジェット記録ヘッドユニット23の有無の検出を同一のイニシャライズセンサ40により行うことができ、部品点数を減少できて、装置コストを低減できる。
【0065】
また、印字ヘッド24が設けられているインクジェット記録ヘッドユニット23を初期位置へ直接位置決めしているので、位置決め誤差を抑制することができ、記録画像の画質を大幅に向上することができる。
【0066】
また、印字ヘッド24よりも記録紙22の搬送方向上流側に設けたインクエンドマークセンサ39によって記録紙22の幅方向の寸法を検出しながら、画像記録動作を行っているので、記録紙22の存在しない部分への画像記録動作を抑制でき、印字ユニット周囲を汚すなどの不都合を回避することができる。
【0067】
また、記録紙22の幅寸法が画像の幅寸法よりも小さいときには、画像を縮小して記録するとともに、縮小マークMSを記録するので、1ページ分の画像を全て記録紙22に納めて記録できるとともに、ユーザが縮小マークMSを見ることで、かかる事態を確認でき、使い勝手の良好なプロッタ5を実現できる。
【0068】
また、記録紙22の幅寸法が途中で小さくなっている場合には、その部分への画像記録を行わないとともに、画像分割モードが指定されているときには、記録しなかった画像部分は、次のページの記録紙22に記録するので、適切な画像記録動作を行えるとともに、画像の欠落を防止することができる。また、この場合には、分割マークMNを記録するので、ユーザは、2ページにまたがって画像が記録されていることを容易に知ることができ、プロッタ5の使い勝手が向上する。
【0069】
なお、上述した実施例では、グループ3ファクシミリ装置に適用するプロッタについて、本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、それ以外の装置に適用するインクジェット式プリンタについて、同様に適用することができる。また、本発明は、単体のインクジェット式プリンタについても、同様にして適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像記録中、反射型センサ手段の検出信号と、キャリッジの記録幅方向の位置情報に基づいて、記録紙の記録幅方向の寸法を判定するとともに、記録中における記録紙の幅寸法変化を判定するようにしたので、ページの途中で記録幅が変化するような変形用紙に記録する際、記録動作を中断することなく、記録幅の外側の記録内容については印字を行わないなどの適切な動作を行うことができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図2】印字機構の概略構成を示した平面図。
【図3】印字機構の概略構成を示した正面図。
【図4】印字機構の概略構成を示した側面図。
【図5】プロッタの制御系の要部の一例を示したブロック図。
【図6】画像記録の一例を示した概略図。
【図7】画像記録の他の例を示した概略図。
【図8】画像記録のさらに他の例を示した概略図。
【図9】画像記録処理の一例の一部を示したフローチャート。
【図10】画像記録処理の一例の他の部分を示したフローチャート。
【図11】画像記録処理の一例のさらに他の部分を示したフローチャート。
【図12】画像記録処理の一例の残りの部分を示したフローチャート。
【符号の説明】
23 インクジェット記録ヘッドユニット
24 印字ヘッド
28 キャリッジ
39 インクエンドマークセンサ
40 イニシャライズセンサ
41 突起
45 記録制御部
Claims (3)
- 印字ヘッドとしてインクジェット記録ヘッドを備え、そのインクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録紙の記録幅方向に往復移動して、その記録紙に情報を記録する記録装置において、
上記インクジェット記録ヘッドの記録位置よりも記録紙搬送方向上流側の上記キャリッジに設けられた反射型センサ手段を備え、
画像記録中、上記反射型センサ手段の検出信号と、キャリッジの記録幅方向の位置情報に基づいて、記録紙の記録幅方向の寸法を判定するとともに、記録中における記録紙の幅寸法変化を判定するようにしたことを特徴とする記録装置。 - 印字幅よりも判定した記録紙の幅寸法が短い場合には、記録紙の幅寸法の外側への印字を行わないようにしたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記印字を行わなかった部分の印字内容は、次ページに記録することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
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