JP3548617B2 - 情報検索装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、情報検索装置の検索用データ生成方法および検索用データ表示方法ならびに情報検索方法に係り、テキスト、表、グラフ、ビットマップ、動画、音声等の多様なデータを扱うワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置上で実現される情報検索装置であって、特に、検索用データを容易に生成しうる検索用データ生成方法および多数の検索用データをカラーディスプレイに表示する際に好適な検索用データ表示方法ならびに動画や音声の一部分を再生するのに好適な情報検索方法に関する。さらに、大容量のデータを検索するときにも、ハードウェアにあまり負担をかけない情報検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置においては、アプリケーションプログラムによって作成されたテキスト、文書、表、グラフ、ビットマップ、グラフィック等のデータが、ファイルとしてディスク等の記憶装置に格納されている(以降、これらのデータを「アプリケーションデータ」と呼ぶ)。使用者は、ファイルの名称を指定するか、ファイルに対応するアイコン(ファイルを小さな絵として表現し、内容を直感的に理解しやすくしたもの)を選択することにより、アクセスするファイルを指定することができる。この時使用者は、ファイルの名称やアイコンの絵からファイル内容を連想し、必要とするファイルを指定する。
【0003】
しかし一般的なアイコンは、ファイルの生成に用いられたアプリケーション毎に決められた絵と、ファイルの名称で構成されており、これらの情報だけではファイル内容を十分に把握することが困難であった。
【0004】
そこで、特願平5−33020号の特許出願の明細書に記載の技術(従来技術1)においては、それぞれのファイルの内容を把握するためのデータ(以下、このデータを「ブラウジングデータ」といい、このデータを参照することによりファイル内容を把握することを「ブラウジング」ということにする)として、ファイル内容の縮小画像データを生成し、その画像データをアイコンとして表示する。これにより、ファイルを生成したアプリケーションプログラムを起動することなく、アプリケーションデータの内容を把握できる。
【0005】
また、特願平5−170021号の特許出願の明細書に記載の技術(従来技術2)においては、アプリケーションデータをディスプレイに表示して、これを切り貼りするイメージの操作をしたり、プリンタに出力されるデータを利用することにより、ブラウジングデータを生成していた。これにより、アプリケーションプログラムを全く変更することなく、アプリケーションプログラム固有のデータに対応するブラウジングデータを作成することができるものであった。また、アプリケーションデータが複数ページにわたる場合でも、ページめくり等によって内容を把握することができた。
【0006】
一方、近年では、ディスク容量の増加、CPU性能の向上などに伴い、コンピュータ上で音声データや動画データを扱うことが多い。これらのデータは従来のデータとは異なり、時間軸に沿って音声を伴いながら再生されるため、従来の静止画のように表示装置への表示だけではその内容を把握することができない。そこで従来ではブラウジングを行う場合、これらの時間軸を持ったデータが選択された場合は、そのデータ全体、または一部を再生することで、内容の提示をおこなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術1は、ブラウジングの基礎技術であり、上記従来技術2は、上記従来技術1に加えて、ブラウジングデータを作成する場合により簡単に、ユーザがおこなうことができることを、めざしたものであった。しかしながら、上記従来技術2においては、表示される画面からブラウジングデータを作成する場合には、あらかじめ登録したいアプリケーションデータを、ディスプレイの画面上に表示しておく必要があった。このため、ブラウジングする直前にブラウジングデータを一括して作成したい場合などには、まずアプリケーションを起動して、各アプリケーションデータを画面に表示する必要があり、煩わしいという問題点があった。
【0009】
また、上記従来技術2において、プリンタに出力されるデータからブラウジングデータを生成する場合には、アプリケーションに印刷機能が付加していることが前提となる。そのため、印刷機能が付加していないアプリケーションのデータについては、ブラウジングデータを作成することができないという問題点があった。
【0010】
また、上記従来技術2において、ページめくりによってファイル内容を閲覧する場合には、作成されるブラウジングデータのページ数に上限がない。そのため、アプリケーションデータが多量のページを持つ場合、ブラウジングデータも多数のページを持ってしまい、ブラウジングデータのデータ量が大きくなる。したがって、ブラウジングデータを保持するためには、大容量の記憶装置が必要になるという問題点があった。
【0011】
また、時間軸を持ったデータのブラウジングで、そのデータ全体を再生する場合には、そのデータの再生時間が非常に長いものである場合、一つのデータの再生時間が終了しない限り次のデータのブラウジングができず、ブラウジングの能率が悪くなり、使い勝手が悪くなるという問題点があった。反面、これを避けるために、データの一部だけを再生する場合には、データの適切な特徴部分を自動的に抽出することが困難なため、目的とするデータを能率良く検索することは難しくなるとという事態も考えられる。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ブラウジングデータを生成するに際し、既存の技術を利用することによって、簡単にブラウジングデータを生成しうる情報検索装置の検索用データ生成方法を提供することである。
【0015】
また他の目的は、動画や音声をブラウジングする場合に、ブラウジングしたいところのみを指定してブラウジングできるような情報検索方法を提供することである。
【0016】
さらに、ブラウジングデータの容量の最大値を持つことにより、元のアプリケーションデータが大きい場合であっても、ハードウェアにあまり負担を強いることのない情報検索方法を提供することである。
【0017】
上記目的を達成するために、本発明の情報検索装置に係る発明の構成は、アプリケーションプログラムにより作成されたデータファイルを被検索データとして記憶するデータ記憶手段と、使用者が指示を入力するための入力手段と、ある種類のデータファイルから指定するデータ形式でのデータを取得するデータ取得手段を備えた情報検索装置であって、前記情報検索装置は、前記被検索データから、その内容を示すブラウジングデータを生成するブラウジングデータ生成処理部と、前記入力手段から入力された、被検索データの種類と生成するブラウジングデータの形式との対応を登録する登録設定テーブルと、前記ブラウジングデータを出力する出力部とを更に備え、前記ブラウジングデータ生成処理部は、前記登録設定テーブルに基づいて、前記入力手段から入力された前記ブラウジングデータを作成する被検索データの種類に対応したブラウジングデータの形式を調べ、前記データ取得手段から、前記被検索データを前記ある種類のデータファイルとし、前記ブラウジングデータの形式を前記指定するデータ形式としてデータを取得し、当該データから前記ブラウジングデータを生成し、前記出力部は生成されたブラウジングデータを出力するようにしたものである。
【0018】
より詳しくは、上記情報検索装置において、前記データ取得手段が、複合ドキュメントを生成する手段またはクリップボードを生成する手段であるようにしたものである。
【0026】
また詳しくは、上記情報検索装置において、前記ブラウジングデータがページによって検索しうる場合に、前記ブラウジングデータ生成処理部において生成されるブラウジングデータのページ数の上限を入力する手段を有し、それによって入力されたページ数の上限を、前記生成されるブラウジングデータのページ数の上限とする検索用データがページによって検索しうる場合に、前記検索用データ生成手段において生成される検索用データのページ数の上限を入力する手段を有し、それによって入力されたページ数の上限を、前記生成される検索用データのページ数の上限とするようにしたものである。
【0027】
さらに詳しくは、上記情報検索装置において、前記ブラウジングデータを記憶するデータ記憶手段を有し、前記ブラウジングデータがページによって検索しうる場合に、前記生成されるブラウジングデータのページ数の上限が、前記データ記憶手段のブラウジングデータの記憶のために割り当てることのできる容量より決定されるようにしたものである。
【0028】
【作用】
本発明によれば、アプリケーションプログラム固有のデータからブラウジングデータを作成したり、ブラウジングデータの形式をユーザが選択するために、複合ドキュメントプログラムを用いるので、アプリケーションが作成したアプリケーションデータが、複合ドキュメントプログラムにより取り扱える場合ならば、アプリケーションをいちいちウィンドウに表示させるという操作をしなくてもよく、さらに印刷機能を持たないアプリケーションのデータでもブラウジングデータを作成することができる。したがって、アプリケーションデータからブラウジングデータを作成するのが容易になる。また、そのためのデータ形式を選択することも可能なので、ブラウジングに最も適したデータ形式を選べばよいことになる。
【0030】
さらに、音声、動画データについて仮想的なページという概念を設け、ページ単位でブラウジングできるようにしたため、時間軸に沿って再生される音声、動画データを、複数ページを持つ文書データ等と同様の手法で、ブラウジングできることになった。そのため、ユーザにとって理解しやすく、望みのところのみを再生できるため使いやすいユーザインターフェースを提供することが可能になった。
【0031】
また、音声、動画データの再生を表すアイコンを指示している間だけ、再生するようにしたため、音声、動画データを見たり、聴いたりしたいところだけを簡単に再生することができる。
【0032】
ブラウジングデータとして登録できるページ数に上限を付けるようにしたので、アプリケーションデータのデータ量が大きい場合であっても、プラウジングデータのデータ量が大きくなりすぎることを防ぐことができ、ブラウジングデータを保存するために必要なディスクの容量を節約することができる。
【0033】
【実施例】
以下、本発明に係る実施例について、図1ないし図20を用いて説明する。
〔情報検索装置のハードウェア構成とソフトウェア構成〕
最初に、図1ないし図3を用いて本発明に係る情報検索装置のハードウェア構成とソフトウェア構成について説明しよう。
先ず、図2を用いて情報検索装置のハードウェア構成を説明する。
図2は、本発明に係る情報検索装置のハードウェア構成を示す模式図である。
【0034】
CPU(中央処理装置、Central Processing Unitの略である)2010は、ハードウェア全体の制御とプログラムの実行処理をおこなう。マウス2020とキーボード2030は、使用者が任意の処理を選択したり、データを入力するための入力装置である。また、入力装置として、タッチパネルやトラックボールを用いることも可能である。ディスプレイ2040は、画面に検索結果やシステムの情報を表示する出力装置であり、スピーカ2050は、音声を出力するための出力装置である。
【0035】
磁気ディスク装置2070は、データやプログラム等を保存するための補助記憶装置である。主記憶装置2060は、通常RAM(Random access Meomory)で構成され、実行するプログラムはここに読み込まれ、かつ実行中のワークデータなどもここに記憶される。
【0036】
また、これらの2010〜2070は、バス2080を介して接続されていて、このバス2080を用いることによって2010〜2080間でデータ伝達をおこなう。
【0037】
次に、図1を用いて本発明に係る情報検索装置のソフトウェア構成について説明する。
図1は、本発明に係る情報検索装置のソフトウェア構成を示す模式図である。
【0038】
この図は、階層構造になっており、下位に行くほどハードウェアに密着したプログラム機能を持つようになっている。デバイスドライバ4010は、ハードウェアデバイスであるキーボード2030、マウス2020、磁気ディスク装置2070、スピーカ2050などを制御するプログラムである。
【0039】
オペレーティングシステム(Operating System、以下、「OS」と略記する)は、アプリケーションプログラムとハードウェアとの仲介をして、システム全体の制御をおこなうプログラムである。また、特に、ディスプレイ2040に表示されるウィンドウを制御するプログラムをウィンドウシステムと呼んでいる。
【0040】
複合ドキュメントプログラム4030は、指定するアプリケーションデータファイルを組み合わせたオブジェクトを作成したり、オブジェクトの内容を指定するデータ形式で取得するためのプログラムである。この複合ドキュメントプログラムについては、後に詳しく説明する。
【0041】
アプリケーションプログラム4040は、このOS上で動作する様々な応用プログラムである。ブラウジングプログラム4050は、本発明に係る情報検索ののためのブラウジングを実現するためのプログラムであり、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070と、ブラウジングデータ生成処理部4080と、ブラウジングデータ削除処理部4090から構成されている。これらのプログラムは、情報検索装置の稼働中は、主記憶装置2060にロードされて実行される。
【0042】
次に、図3を用いて、本発明に係る情報検索装置の磁気ディスク装置に格納される情報について説明する。
図3は、本発明に係る情報検索装置の磁気ディスク装置に格納されるデータおよびプログラムを模式的に示した図である。
【0043】
磁気ディスク装置2070には、図3に示されるデータとプログラムが格納される。
【0044】
すなわち、上述のデバイスドライバ、オペレーティングシステム、ウインドウシステム、複合ドキュメントプログラム、ブラウジングプログラムおよびアプリケーションプログラムというプログラム群が、実行時にロードされるように格納されている。
【0045】
また、データとしては、ブラウジングのために用いるブラウジングデータ3020、アプリケーションプログラムが使用するアプリケーションデータ3050、ブラウジングプログラムが制御のために用いる登録設定テーブル3070とブラウジングデータ管理テーブル3060が格納される。登録設定テーブルは、ブラウジングデータの生成条件を保持するテーブルであり、ブラウジングデータ登録管理テーブルで、アプリケーションデータとブラウジングデータを関連付けるためのテーブルである。なお、登録設定テーブルについては、後に図9を用いて、ブラウジングデータ登録管理テーブルについては、図7を用いて、それぞれ詳しく説明するものとする。
【0046】
〔情報検索装置のユーザインターフェース〕
次に、図4および図5を用いて本発明に係る情報検索装置のユーザインターフェースについて説明する。
図4は、ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの検索表示画面例を示す図である。
【0047】
本発明に係る情報検索装置は、様々な検索対象となるオブジェクトをブラウジングするものであるが、テキストファイルやビットマップファイルなど画面に表示されるものの他、動画や音声などもブラウジングできるものである。
【0048】
検索表示画面5010は、ブラウジングプログラムの起動直後に表示され、
ブラウジングの対象を選択する領域5020〜5050とブラウジングの位置を指示する領域5090〜5120とブラウジングデータの表示やブラウジングタイミングを指示するための領域5160とコマンド入力のための領域5130〜5180とから構成されている。
【0049】
ブラウジング対象となるファイルの情報は、ファイル名5020、ファイルの種類(ビットマップファイル、音声ファイル等)5030、ディレクトリ名5040、ドライブ名5050として、図4に示されるようなメニュー形式で表示される。使用者はこの5020〜5050の該当する項目にマウスカーソルを位置付け、そのときにマウスボタンをクリックする(以下、この動作を単に「マウスでクリックする」という)ことによって、ブラウジングすべき複数または唯一のファイルを選択することができる。
【0050】
領域5060は、複数のアイコン5070とアイコンに対応するファイル名5080とから成り立っている。この領域5060には、ブラウジングプログラム起動直後は、何も表示されない。
【0051】
ブラウジングの対象とする場合には、該当するアイコン5070をマウスの左ボタンでクリックすることにより、その内の一つを選択することが可能である。また、アイコンと関連付けられたファイルが音声、動画の場合は、アイコン5070を一定時間以上(例えば、2秒程度)マウスの右ボタンを押したままで選択し続けると、押し続けている間だけ、領域5070においてデータを先頭から再生する。図4のマイクのアイコンは、関連付けられたファイルが音声をブラウジングために用いるものであり、したがって、tiger.wavというファイルの音声をブラウジングするの場合には、このマイクのアイコンをマウスで選択し続けることになる。なお、この音声と動画のブラウジング方法は、後に詳説することとする。
【0052】
また、先頭ボタン5090、前ボタン5100、次ボタン5110、最終ボタン5120を押す(マウスカーソルを移動させ、対応するボタン型の表示対象に合わせて、マウスボタンをクリックすることである。以下でも、単に「ボタンをクリックする」と表現する)と、上述の方法で選択されたアイコンのそれぞれ先頭、前、次、最終ページを領域5070に表示することができる。
【0053】
次に、ブラウジングのためのコマンド入力について説明する。
データ表示ボタン5130を押すと、5020〜5050で選択されたファイルに関連付けられたブラウジングデータが、領域5060に表示される。例えば、図4では、document.txtに関連づけられたブラウジングデータ(この場合は、テキストファイルの内容)が表示されている。
【0054】
データ登録ボタン5140を押すと、5020〜5050で選択されたファイルのブラウジングデータを作成した後、領域5060に表示する。
【0055】
データ更新ボタン5150を押すと、ブラウジングデータが更新される。すなわち、5020〜5050で選択されたファイルと、そのファイルに関連付けられたブラウジングデータファイルを調べ、ファイルの最終更新日時とブラウジングデータファイルの最終更新日時を比較して、ファイルの最終更新日時の方が新しければ、新たに該当するブラウジングデータを作り直した後、領域5060に表示するものである。データ削除ボタン5160を押すと、5020〜5050で選択されたファイルに関連付けられているブラウジングデータを削除する。
【0056】
登録設定ボタン5170を押すと、次に説明する登録設定画面6000を表示する。終了ボタン5180を押すと、検索表示画面5010は、消去されて、ブラウジングプログラムの実行は終了である。
【0057】
次に、図5を用いてブラウジングデータ登録の際のユーザインターフェースについて説明する。
図5は、ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの登録設定画面を示す図である。
【0058】
登録設定画面6000は、ブラウジングデータとして登録するファイルの登録データの種類、ブラウジングデータの形式、登録するデータのページ数の最大値を入力するための画面である。
【0059】
登録データの種類を選択する領域6010は、登録するアプリケーションデータの種類(ワープロデータ、スプレッドシートデータ等)を選択するための領域である。
【0060】
ブラウジングデータの形式を選択する領域6020は、複合ドキュメントプログラムを用いてブラウジングデータを登録する際に、作成するブラウジングデータの形式を設定するための領域である。本実施例では、作成するブラウジングデータの形式は、テキスト、ビットマップ、グラフィックの3つの内から選択するものとして説明する。登録するページ数の最大値を入力する領域6030は、ブラウジングデータの最大ページ数を設定するための領域である。そして、ブラウジングデータは、最大ページ数がこの値を越えない範囲で作成される。例えば、アプリケーションファイルが300ページある場合に、この領域に30と入力したときは、最初の30ページのみがブラウジングできるブラウジングデータを作成する。
【0061】
設定ボタン6040を押すと、設定された条件を登録設定テーブルに記録する。
【0062】
終了ボタン6050を押すと、登録設定を終了し、この登録設定画面6000は、閉じられる。
【0063】
〔複合ドキュメントプログラム〕
アプリケーションプログラム固有のデータからブラウジングデータを作成するのとブラウジングデータの形式をユーザに選択させるために、本実施例では、複合ドキュメントプログラムを利用する。
【0064】
複合ドキュメント(Compound Document)に関する技術については、日経オープンシステム1994年1月号p143〜p150に詳しい。複合ドキュメントに関する技術では、ファイルというオブジェクト(部品)に対して、その内容の描画や、指定するデータ形式でのデータの取得を要求することが可能である。このような複合ドキュメント機能を実現するためのプログラムが、複合ドキュメントプログラムであり、これによって、アプリケーションプログラム固有のデータから、ユーザが選択する形式のブラウジングデータを作成することができる。
【0065】
〔汎用パレット〕
次に、図20を用いて本発明に係る情報検索装置の表示方法に用いられる汎用パレットの概念について説明する。
図20は、汎用パレットを用いた表示方法について模式的に説明した図である。
【0066】
先ず、現行の表示装置では、ただ単に表示できる色は多いが、同時に表示できる色は、かなり少なくなることを認識する必要がある。したがって、既に説明した検索表示画面5010のように、一つのデータに複数のブラウジングデータを表示すると、どうしても、使用している色が、使用できる色の上限を越えてしまうという事態を生ずる。それゆえ、ブラウジングデータは、完全には元の色で見ることは、不可能であるが、そのような不具合を緩和するのが、この汎用パレットである。
【0067】
表示装置上の色は、RGB三原色の組合せで、R(赤)、G(緑)、B(青)のビット表現で表現されるわけであるが、汎用パレットは、この表現できる色の中から、「まんべんなく」とってきて、一組のパレットとして構成したものである。
【0068】
そして、これにより、ブラウジングデータなどを表示する場合には、元のアプリケーションが表示している画面の色表現と最も近い色の汎用パレットのパレットを割り当てて表示するものである。
【0069】
以下、これを図20を用いて具体的に説明していこう。
今、80に示す8色(赤成分、緑成分、青成分のそれぞれの色が強い順に並んでいるものとする)の内で、4色のみ表示できるディスプレイがあったと仮定しよう。
【0070】
そして、このディスプレイにパレット30を持つビットマップ10とパレット40を持つビットマップ20を同時に表示したいとする。
【0071】
この場合に、2つのビットマップで、表示している色の総計は、8色であり、1つのパレットでは、うまく表示することができない。
【0072】
そして、80に示す8色から平均的に色を抽出して(この場合は、一色おきに抽出して)、パレット70を作る。このパレットには、ビットマップ10とビットマップ20で使われている色が2色づつ含まれている。したがって、このようにすれば、それぞれのビットマップの色とある程度、近似した色で、ビットマップ50,60の様に表示できることが期待される。このパレット70が、汎用パレットである。
【0073】
〔動画、音声のブラウジング方法〕
次に、図13ないし図15を用いて動画、音声のブラウジングをするために、仮想的なページという概念により操作する手法について説明する。
図13は、再生時間を有するデータに、ページという概念を導入した場合の模式図である。
【0074】
ページという概念は、一区切りのデータの単位を表すために、テキストファイルやビットマップファイルに用いられるのが通例である。一方、音声や動画では、ブラウジングするために、再生時間がかかるため、これにより、データの区分をするのが自然である。したがって、図13に示すようにこの音声や動画にもページという概念を導入し、ページ単位で操作できるようにした。このページ分割をするのに、データの再生時間を等分割してもよいし、あらかじめ、あるいは別途、使用者が対話形式等で設定した一定時間を1ページの単位としてもよい。このページ単位の取得処理は、ブラウジングプログラム4050に従い実行され、このプログラム内に得られたページ単位が記憶される。なお、指定区間のみ再生する方法や、現在再生している位置を取得する方法については、別冊インターフェース ブートストラップ Project−3 No.5のp4〜p13に詳しい。
【0075】
すなわち、これによって、動画、音声のブラウジングにおいても、テキストファイルなどと同じように、先頭ページ表示、前ページ表示、次ページ表示、最終ページ表示という操作ができるようになった。
【0076】
さて、この場合に、先頭ページ表示と最終ページ表示のブラウジング動作については、理解しやすいので、前ページ表示と次ページ表示の二つの場合のブラウジング動作について詳しく説明することにしよう。
【0077】
前提として、ここでは、データ全体をaページに等分した場合について考える。1ページの時間はtとすると、データ全体の再生時間はatということになる。もちろん、データの先頭から一定時間づつ、例えば、t=10秒のように、ページ分割してもよい。また、tは、あらかじめ定義された値でも、使用者が指定する値でも、データ全体の再生時間をもとに計算された値でもよい。
【0078】
先ず、図14を用いて前ページ表示の場合の動作について説明する。
図14は、動画、音声のブラウジングにおいて、前ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【0079】
図14において、15010,15030,15050は、前ページ表示が指示されたときのファイルの再生位置としたときに、15020,15040,15060は、それぞれ、その指示に応じて、ブラウジングのために再生する範囲を表している。すなわち、図の丸数字がそれぞれ指示された時点の再生位置と再生する範囲として対応している。前ページ表示の指示は、図4の前ボタン5100を押すことにより実現することができる。
【0080】
図14においては、15030で、3ページ内にある再生時間に、前ページ表示が指示されたときに、2ページ目を再生している(▲2▼)。また、ファイルの再生位置が15010で、1ページ内にある再生時間に、前ページ表示が指示されたときには前のページが存在しないので、1ページ目を再生する(▲1▼)。ファイルの再生位置が、15050の場合のように、クリティカルなところで、前ページ表示が指示されたときには、その時間よりも前のページに該当するページである15060の範囲を再生するものとする(▲3▼)。
【0081】
次に、図15を用いて次ページ表示の場合の動作について説明する。
図15は、動画、音声のブラウジングにおいて、次ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【0082】
図15において、17010,17030,17050は、前ページ表示が指示されたときのファイルの再生位置としたときに、17020,17040,17060は、それぞれ、その指示に応じて、ブラウジングのために再生する範囲を表している。すなわち、ここでも、図の丸数字がそれぞれ指示された時点の再生位置と再生する範囲として対応している。
【0083】
図15においては、17030で、3ページ内にある再生時間に、次ページ表示が指示されたときに、4ページ目を再生している(▲2▼)。また、ファイルの再生位置が17050で、最終ページ内にある再生時間に、次ページ表示が指示されたときには次のページが存在しないので、最終ページを再生する(▲3▼)。ファイルの再生位置が、17010の場合のように、クリティカルなところで、次ページ表示が指示されたときには、その時間よりも後のページに該当するページである17020の範囲を再生するものとする(▲3▼)。
【0084】
〔ブラウジングデータ管理テーブル、登録設定テーブル〕
次に、図7および図9を用いてブラウジングデータ管理テーブルと登録設定テーブルのデータ構造について説明する。
図7は、ブラウジングデータ管理テーブルの模式図である。
【0085】
ブラウジングデータ管理テーブルは、アプリケーションデータのファイル名8020と、それに関連付けられたブラウジングデータのファイル名8010と、そのアプリケーションデータの種類(テキスト、動画、音声等)8030とからなる。ブラウジングプログラムは、このテーブルを参照することにより、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを調べたり、アプリケーションデータのファイル名をもとに、関連付けられたブラウジングデータにアクセスすることが可能になる。アプリケーションデータの種類8030は、アプリケーションデータのファイル名の拡張子から判別することができる。例えば、拡張子がtxtならテキストファイル、aviなら動画ファイルと判断するというようにである。
【0086】
図9は、登録設定テーブルの模式図である。
登録設定テーブルは、アプリケーションデータの種類10010と、生成するブラウジングデータの形式10020と、登録する最大ページ数10030とからなる。登録設定画面6000で設定された条件は、このテーブルに記憶され、ブラウジングデータを作成する際に参照される。生成するブラウジングデータの形式10020は、複合ドキュメントプログラムを用いてブラウジングデータを作成する場合のみ、有効な条件である。なお、本実施例で指定できる条件として、テキスト、グラフィック、ビットマップの3つであると仮定している。
【0087】
〔情報検索装置の処理概要〕
次に、図1ないし図3を参照しつつ、本発明に係る情報処理検索装置の大まかな処理の流れを説明する。
ブラウジングプログラム4050を実行するときには、予め磁気ディスク装置2070から、デバイスドライバとOSとウインドウシステムと複合ドキュメントプログラム3010を、主記憶装置2060にロードして、(4010,4020,4030)、CPU2010によって実行できる状態にしておく必要がある。
【0088】
ブラウジングプログラムは、図では特に示さなかったが、使用者がブラウジングプログラムを示すアイコンをマウス2020でダブルクリック(マウスの左ボタンを2回連続して押す)したり、キーボード2030から所定のコマンドを入力することにより起動される。起動すると、ブラウジングプログラムは、主記憶装置2060に格納され、CPU2010によって実行される。
【0089】
そして、使用者は、ブラウジングに対する操作として、マウス2020とキーボード2030とを用いて、様々な処理を入力または選択し、指定するファイルのブラウジングデータ表示、登録、更新、削除をおこなうことができる。
【0090】
ブラウジングデータ表示は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070によっておこなわれる。
【0091】
ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在する場合、または、指定するファイルがグラフィック、テキスト、音声のいずれかの場合、ブラウジングデータ表示処理部は、そのデータをディスプレイ2040またはスピーカ2050に出力する。
【0092】
ブラウジングデータ登録は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070と、ブラウジングデータ生成処理部4080によっておこなわれる。
【0093】
ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在しない場合、ブラウジングデータ生成処理部は、登録設定テーブル3070の設定に基づいてブラウジングデータを生成し、ブラウジングデータ管理テーブルに必要な情報を記録する。複合ドキュメントプログラムを用いてブラウジングデータを作成する場合、ブラウジングデータ生成処理部は、複合ドキュメントプログラム4030を介して、指定するファイルを作成したアプリケーションプログラム4040に対し、指定する形式でのデータの要求、取得を行う。ブラウジングデータ表示処理部は、そのデータをディスプレイ2040またはスピーカ2050に出力する。
【0094】
ブラウジングデータ更新は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070と、ブラウジングデータ生成処理部4080と、ブラウジングデータ削除処理部4090とによっておこなわれる。
【0095】
ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在する場合は、指定ファイルとその対応するブラウジングデータファイルのどちらの最終更新日時が新しいかを調べる。指定ファイルの方が新しければ、ブラウジングデータ削除処理部がそのブラウジングデータを削除し、ブラウジングデータ生成処理部で作り直す。ブラウジングデータ表示処理部は、そのブラウジングデータをディスプレイ2040またはスピーカ2050に出力する。
【0096】
ブラウジングデータ削除は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ削除処理部4090とによっておこなわれる。ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在する場合は、ブラウジングデータ削除処理部が該ブラウジングデータを削除し、ブラウジングデータ管理テーブルからも該当項目を削除する。
【0097】
〔情報検索装置の処理詳細〕
次に、図4および図5ならびに図7および図9を参照しつつ、図6および図8ないし図17を用いて本発明に係る情報検索装置の処理の詳細について説明する。
(I)ブラウジングプログラムの処理全体
先ず、図6の順を追ってブラウジングプログラムの処理全体について説明しよう。
図6は、本発明に係るブラウジングプログラムの処理全体を示すフローチャートである。
【0098】
所定の操作によってプログラムが開始されると、図4に示した検索表示画面5010を表示する(ステップ7010)。
【0099】
次に、あらかじめ用意した汎用パレットを読み込む(ステップ7020)。以降、本プログラム中でビットマップを表示する場合には、汎用パレットを用いることになる。
【0100】
次に、ユーザ入力を受け付ける(ステップ7030)。図4に示した5020〜5050を用いて、検索するドライブ、ディレクトリ、ファイルまたはファイルの種類が入力または選択する(ステップ7040)。そして、その結果を記憶して(ステップ7050)、ステップ7030に戻る。
【0101】
図4に示すデータ表示ボタン5130、データ登録ボタン5140、データ更新ボタン5150、データ削除ボタン5160のいずれかが押されときには(ステップ7060,7070,7080,7090)、ボタンに対応するフラグ(表示フラグ、登録フラグ、更新フラグ、削除フラグ)を一つだけ立て、他のフラグは降ろす(ステップ7100)。
【0102】
次に、5020〜5050によってドライブ、ディレクトリ、ファイル、ファイルの種類が選択されているかどうかを調べ(ステップ7110)、選択されていなければステップ7030に戻る。
【0103】
選択されていれば、選択されている一つ目のファイルを調べる(ステップ7120)。
【0104】
更新フラグが立っていれば(ステップ7130,7140)、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して調べる(ステップ7150)。
【0105】
ブラウジングデータが存在する場合は、アプリケーションデータとブラウジングデータの最終更新日時を比較し(ステップ7160)、ブラウジングデータの方が古ければ、そのブラウジングデータファイルを削除し、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルからも該当する項目を削除し(ステップ7170)、ブラウジングデータ登録ルーチン(ステップ7180)、ブラウジングデータ表示ルーチン(ステップ7190)を経た後、ステップ7240に移る。
【0106】
このブラウジングデータ登録ルーチンとブラウジングデータ表示ルーチンについては、後に、それぞれ図11および図12を用いて説明する。
【0107】
ステップ7150でブラウジングデータが存在しないか、ステップ7160でブラウジングデータの方が新しければ、ステップ7190に移る。
【0108】
登録フラグが立っていれば(ステップ7130、7140)、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して調べる(ステップ7230)。ブラウジングデータが存在する場合はステップ7190に、存在しない場合はステップ7180に移る。
【0109】
表示フラグが立っていれば(ステップ7130,7200)、ステップ7230に移る。
【0110】
削除フラグが立っていれば(ステップ7130,7200)、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して調べる(ステップ7210)。ブラウジングデータが存在しない場合はステップ7240に、存在する場合は、そのブラウジングデータファイルを削除し、ブラウジングデータ管理テーブルからも該当する項目を削除し(ステップ7220)、ステップ7240に移る。
【0111】
ステップ7240では、次のファイルが存在するか否かを調べ、存在すればステップ7130に、存在しなければステップ7030に戻る。
【0112】
ステップ7060〜7090で、データ表示ボタン5130、データ登録ボタン5140、データ更新ボタン5150、データ削除ボタン5160が押されなかった場合で、アイコン5070のいずれかが選択されたら(ステップ7250)、選択されたアイコンを記憶して(ステップ7260)、ステップ7030に戻る。
【0113】
先頭ボタン5090が押されたときには(ステップ7270)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7280)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば先頭ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7290)、ステップ7030へ戻る。先頭ページ表示ルーチンについては、後に、図16を用いて説明する。
【0114】
前ボタン5100が押されたときには(ステップ7300)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7310)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば前ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7320)、ステップ7030へ戻る。前ページ表示ルーチンについては、後に、図17を用いて説明する。
【0115】
次ボタン5110が押されたときには(ステップ7330)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7340)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば次ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7350)、ステップ7030へ戻る。次ページ表示ルーチンについては、後に、図18を用いて説明する。
【0116】
最終ボタン5120が押されたときには(ステップ7360)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7370)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば最終ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7380)、ステップ7030へ戻る。最終ページ表示ルーチンについては、後に、図19を用いて説明する。
【0117】
アイコン5070がマウスの右ボタンを押したままで選択され続けているならば(ステップ7390)、再生ルーチンを経た後(ステップ7400)、ステップ7030へ戻る。再生ルーチンについては、後に、図10を用いて説明する。
【0118】
登録設定ボタン5170が押されたときには(ステップ7410)、登録設定ルーチン7420を経た後、ステップ7030へ移る。登録設定ルーチンについては、後に、図8を用いて説明する。
【0119】
終了ボタン5180が押されたときには(ステップ7430)、検索表示画面を消去して(ステップ7440)、ブラウジングプログラムを終了する。そうでなければ、ステップ7030に戻る。
【0120】
(II)登録設定ルーチンの処理
次に、図8の順を追って登録設定ルーチンの処理の詳細について説明しよう。図8は、図6のフローチャート中の登録設定ルーチンを示すフローチャートである。
【0121】
先ず、登録設定画面6000を表示し(ステップ9010)、ユーザ入力を受け付ける(ステップ9020)。6010〜6030を用いて登録条件が指定されたら(ステップ9030)、それを記憶して(ステップ9040)、ステップ9020に戻る。
【0122】
設定ボタン6040が押されたときには(ステップ9050)、記憶した登録条件を登録設定テーブル10010〜10030に登録し(ステップ9060)、ステップ9020に戻る。
【0123】
そうでなければ、終了ボタン6050が押されたかどうかを調べ(ステップ9070)、押されていなければステップ9020に戻る。押されていれば、登録設定画面6000を消去して(ステップ9080)、登録設定ルーチンを終了する。
【0124】
(III)再生ルーチンの処理
次に、図10の順を追って再生ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図10は、図6のフローチャート中の再生ルーチンを示すフローチャートである。
【0125】
先ず、マウスの右ボタンを押したままで選択され続けているアイコンに関連付けられているファイルが、動画または音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ11010)。動画または音声ファイルであれば、そのファイルを領域5070内で先頭から再生し(ステップ11020)、右ボタンが離されるまで再生を続ける(ステップ11030)。
【0126】
右ボタンが離されたらファイルの再生を中止し(ステップ11040)、再生ルーチンを終了する。
【0127】
右ボタンを押したままで選択され続けているアイコンに関連付けられているファイルが動画もしくは音声ファイルでなければ、何もおこなわずに再生ルーチンを終了する。
【0128】
(IV)ブラウジングデータ登録ルーチンの処理
次に、図11の順を追ってブラウジングデータ登録ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図11は、図6のフローチャート中のブラウジングデータ登録ルーチンを示すフローチャートである。
【0129】
選択されたファイルがビットマップファイルであれば(ステップ12010)、ビットマップを縮小したアイコンを作成する(ステップ12020)。そして、そのアイコンのパレットを汎用パレットに変換してブラウジングデータとして保存し、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルに追加して(ステップ12030)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0130】
選択されたファイルが動画ファイルであれば(ステップ12040)、先頭フレームを縮小したアイコンを作成する(ステップ12050)。そして、そのアイコンのパレットを汎用パレットに変換してブラウジングデータとして保存し、ブラウジングデータ管理テーブルに追加して(ステップ12060)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0131】
選択したファイルがテキストファイル、グラフィックファイル、音声ファイルのいずれかであれば(ステップ12070)、何もおこなわずブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0132】
ファイルが上記ファイル以外のファイルで、かつ複合ドキュメントプログラムで処理できるファイルであれば(ステップ12080)、図9に示した登録設定テーブルを参照し、そのアプリケーションファイルの種類10010から、登録するブラウジングデータの形式10020を調べる。
【0133】
登録データ形式がビットマップであれば(ステップ12090)、複合ドキュメントプログラムによってファイルからオブジェクトを作成し、それを縮小描画することによりアイコンを作成する。その後(ステップ12100)、そのアイコンのパレットを汎用パレットに変換してブラウジングデータとして保存し、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルに追加して(ステップ12110)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0134】
登録データ形式がグラフィックであれば(ステップ12120)、複合ドキュメントプログラムによってファイルからオブジェクトを作成し、オブジェクトからグラフィック形式のデータを取得してブラウジングデータとして保存する。そして、ブラウジングデータ管理テーブルに該当する項目を追加して(ステップ12130)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0135】
上の2つに該当しなければ、登録データ形式は、テキスト形式であるから、複合ドキュメントプログラムによってファイルからオブジェクトを作成し、オブジェクトからテキスト形式のデータを取得してブラウジングデータとして保存する。そして、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルに該当する項目を追加して(ステップ12140)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0136】
なお、ステップ12100,12130,12140において、得られるデータが複数ページある場合は、図9に示した登録設定テーブルに記憶されている登録できるページ数の上限値10030を調べ、上限値を越える場合には、1ページ目から上限値のページまでのデータをブラウジングデータとして保存する。
【0137】
ファイルが上記ケースのいずれにも該当しない場合は、何もおこなわずにブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0138】
(IV)ブラウジングデータ表示ルーチンの処理
次に、図12の順を追ってブラウジングデータ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図12は、図6のフローチャート中のブラウジングデータ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0139】
先ず、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して、アプリケーションデータのファイル名から、ファイルに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを調べる(ステップ13010)。ブラウジングデータが存在すれば、そのブラウジングデータがアイコンか否かを調べる(ステップ13020)。ブラウジングデータがアイコンであれば、1ページ目のアイコンを領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13030)、ステップ13120に移る。
【0140】
ブラウジングデータがアイコンでない場合は、ブラウジングデータがグラフィックデータか否かを調べる(ステップ13040)。ブラウジングデータがグラフィックデータであれば、そのグラフィックデータをアイコンのサイズで図4で示した領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13050)、ステップ13120に移る。
【0141】
ブラウジングデータがグラフィックデータでなければ、ブラウジングデータはテキストであるので、そのテキストデータをアイコンのサイズで領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13060)、ステップ13120に移る。
【0142】
ファイルに関連付けられたブラウジングデータが存在しない場合は、そのファイルのデータがグラフィックデータか否かを調べる(ステップ13070)。グラフィックデータであれば、ステップ13050へ移る。そのファイルのデータがグラフィックデータでない場合は、テキストデータか否かを調べる(ステップ13080)。テキストデータであれば、ステップ13060に移る。
【0143】
そのファイルのデータがテキストデータでない場合は、音声データか否かを調べる(ステップ13090)。音声データであれば、あらかじめ用意しておいた音声ファイルであることを表すアイコン(図4では、マイクのアイコンであった)を領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13100)、ステップ13120に移る。
【0144】
そのファイルのデータが音声データでない場合は、ファイル名のみを5080に表示して(ステップ13110)、ステップ13120に移る。
【0145】
ステップ13120では、現在表示しているページを表すページカウンタに1を設定し、ブラウジングデータ表示ルーチンを終了する。
【0146】
(V)先頭ページ表示ルーチン、前ページ表示ルーチン、次ページ表示ルーチン、最終ページ表示ルーチンの処理
以下、先頭ページ表示ルーチン、前ページ表示ルーチン、次ページ表示ルーチン、最終ページ表示ルーチンについて説明する。
【0147】
先に〔動画、音声のブラウジング方法〕のところでもそうした様に、データ全体をaページに等分し、1ページの時間はtであるものと仮定する。
【0148】
(V−1)先頭ページ表示ルーチンの処理
先ず、図16の順を追って先頭ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図16は、図6のフローチャート中の先頭ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0149】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたアプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ14010)。動画または音声ファイルであれば、そのデータを0〜tの時間まで再生し(ステップ14020)、先頭ページ表示ルーチンを終了する。
【0150】
動画ファイルまたは音声ファイルではなければ、先頭ページを領域5070に表示し(ステップ14030)、ページカウンタの値を1に設定し(ステップ14040)、先頭ページ表示ルーチンを終了する。
【0151】
現在表示されているアイコンが既に先頭ページの場合には、何もおこなわない。 (V−2)前ページ表示ルーチンの処理
次に、図17の順を追って前ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図17は、図6のフローチャート中の前ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0152】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたアプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ16010)。動画または音声ファイルであれば、現在の再生位置xを調べる(ステップ16020)。xが0〜tの時間の範囲内にあれば(ステップ16030)、0〜tまでを再生し(ステップ16040)、前ページ表示ルーチンを終了する。 xが0〜tの範囲外にあれば、一つ前の区切りを再生し(ステップ16050)、前ページ表示ルーチンを終了する。
【0153】
アプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルでなければ(ステップ16010)、ページカウンタから1を引いて(ステップ16060)、ページカウンタのページが存在するか否かを調べる(ステップ16070)。ページカウンタのページが存在すれば、ページカウンタのページを表示し(ステップ16080)、前ページ表示ルーチンを終了する。ページカウンタのページが存在しなければ、ページカウンタに1を加えて(ステップ16090)前ページ表示ルーチンを終了する。
【0154】
(V−3)次ページ表示ルーチンの処理
次に、図18の順を追って次ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図18は、図6のフローチャート中の次ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0155】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたアプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ18010)。動画または音声ファイルであれば、現在の再生位置xを調べる(ステップ18020)。xが(a−1)t〜atの時間の範囲内にあれば(ステップ18030)、(a−1)t〜atの時間に対応するデータを再生し(ステップ18040)、次ページ表示ルーチンを終了する。
【0156】
xが(a−1)t〜atの時間の範囲外にあれば、一つ先の区切りを再生し(ステップ18050)、次ページ表示ルーチンを終了する。
【0157】
アプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルでなければ(ステップ18010)、ページカウンタに1を加えて(ステップ18060)、ページカウンタのページが存在するか否かを調べる(ステップ18070)。ページカウンタのページが存在すれば、ページカウンタのページを表示し(ステップ18080)、次ページ表示ルーチンを終了する。ページカウンタのページが存在しなければ、ページカウンタから1を引いて(ステップ18090)次ページ表示ルーチンを終了する。
【0158】
(V−4)最終ページ表示ルーチンの処理
次に、図19の順を追って最終ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図19は、図6のフローチャート中の最終ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0159】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ19010)。
【0160】
動画または音声ファイルであれば、(a−1)t〜atの時間に対応するデータを再生し(ステップ19020)、最終ページ表示ルーチンを終了する。
【0161】
動画または音声ファイルでなければ、aページ目を表示し(ステップ19030)、ページカウンタの値をaとして(ステップ19040)、最終ページ表示ルーチンを終了する。
【0162】
〔本発明の適用例〕
以上、本実施例では複合ドキュメントプログラムによって作成したブラウジングデータの形式は、ビットマップ、グラフィック、テキストの3種類のみであった。しかし、複合ドキュメントプログラムで作成できるデータ形式で、かつブラウジングに適したデータ形式であれば、その他の種類のブラウジングデータを作成してもよい。
【0163】
また、本実施例では複合ドキュメントプログラムを利用した。しかし、複合ドキュメントプログラムに限らず、ファイルから特定の形式のデータを取得でき、そのデータがブラウジング用のデータとして適切であるような技術であれば、他の技術を用いることもできる。このような技術として、別冊インターフェース ブートストラップ Project−3 No.3 p106〜125に記載のクリップボード技術がある。
【0164】
また、本実施例では登録できるブラウジングデータのページ数の上限を使用者が設定できるようにしたが、ブラウジングデータを保存する記憶装置の使用可能な残り容量によって、ページ数の上限を自動的に決定するようにしてもよい。この場合、ブラウジングデータを作成する前に記憶装置の使用可能な残り容量を調べ、残り容量を一定数で割った値をページ数の上限とする。例えば、残り容量が30メガバイトで、一定数が6ならば、ページ数の上限は5ページとなる。
【0165】
また、本実施例ではブラウジングデータの表示、登録、更新を、ボタンを押すことによっておこなっていたが、ブラウジングしたいファイルを指定すると同時に、自動的に表示、登録、更新をおこなうようにすることもできる。さらに、オプションとして、ボタンを押すことによってこのような操作をおこなうか、自動的におこなうようにさせるかを使用者が設定できるようにすることもできる。
【0166】
【発明の効果】
本発明によれば、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ブラウジングデータを生成するに際し、既存の技術を利用することによって、簡単にブラウジングデータを生成しうる情報検索装置の検索用データ生成方法を提供することができる。
【0168】
さらに本発明によれば、動画や音声をブラウジングする場合に、ブラウジングしたいところのみを指定してブラウジングできるような情報検索方法を提供することができる。
【0169】
また本発明によれば、ブラウジングデータの容量の最大値を持つことにより、元のアプリケーションデータが大きい場合であっても、ハードウェアにあまり負担を強いることのない情報検索方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報検索装置のソフトウェア構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係る情報検索装置のハードウェア構成を示す模式図である。
【図3】本発明に係る情報検索装置の磁気ディスク装置に格納されるデータおよびプログラムを模式的に示した図である。
【図4】ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの検索表示画面例を示す図である。
【図5】ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの登録設定画面を示す図である。
【図6】本発明に係るブラウジングプログラムの処理全体を示すフローチャートである。
【図7】ブラウジングデータ管理テーブルの模式図である。
【図8】図6のフローチャート中の登録設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】登録設定テーブルの模式図である。
【図10】図6のフローチャート中の再生ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】図6のフローチャート中のブラウジングデータ登録ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】図6のフローチャート中のブラウジングデータ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】再生時間を有するデータに、ページという概念を導入した場合の模式図である。
【図14】動画、音声のブラウジングにおいて、前ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【図15】動画、音声のブラウジングにおいて、次ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【図16】図6のフローチャート中の先頭ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図17】図6のフローチャート中の前ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】図6のフローチャート中の次ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図19】図6のフローチャート中の最終ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図20】汎用パレットを用いた表示方法について模式的に説明した図である。
【符号の説明】
1010…ページ1、1020…ページ2、1030…ページn−1、1040…ページn、
2010…CPU、2020…マウス、2030…キーボード、2040…ディスプレイ、2050…スピーカ、2060…主記憶装置、2070…磁気ディスク装置、2080…バス、
4010…デバイスドライバ、4020…オペレーティングシステムとウインドウシステム、4030…複合ドキュメントプログラム、4040…アプリケーションプログラム、4050…ブラウジングプログラム、4060…ブラウジングデータ管理部、4070…ブラウジングデータ表示処理部、4080…ブラウジングデータ生成処理部、4090…ブラウジングデータ削除処理部、
5000…ディスプレイ装置、5010…検索表示画面、5020…ファイル名入力選択領域、5030…ファイル種類入力選択領域、5040…ディレクトリ名入力選択領域、5050…ドライブ名入力選択領域、5060…検索結果表示領域、5070…アイコン、5080…ファイル名、5090…先頭ボタン、5100…前ボタン、5110…次ボタン、5120…最終ボタン、5130…データ表示ボタン、5140…データ登録ボタン、5150…データ更新ボタン、5160…データ削除ボタン、5170…登録設定ボタン、5180…終了ボタン、
6000…登録設定画面、6010…登録データ種類入力選択領域、6020…ブラウジングデータ形式選択領域、6030…登録ページ上限値選択領域、6040…設定ボタン、6050…終了ボタン。
【産業上の利用分野】
本発明は、情報検索装置の検索用データ生成方法および検索用データ表示方法ならびに情報検索方法に係り、テキスト、表、グラフ、ビットマップ、動画、音声等の多様なデータを扱うワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置上で実現される情報検索装置であって、特に、検索用データを容易に生成しうる検索用データ生成方法および多数の検索用データをカラーディスプレイに表示する際に好適な検索用データ表示方法ならびに動画や音声の一部分を再生するのに好適な情報検索方法に関する。さらに、大容量のデータを検索するときにも、ハードウェアにあまり負担をかけない情報検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置においては、アプリケーションプログラムによって作成されたテキスト、文書、表、グラフ、ビットマップ、グラフィック等のデータが、ファイルとしてディスク等の記憶装置に格納されている(以降、これらのデータを「アプリケーションデータ」と呼ぶ)。使用者は、ファイルの名称を指定するか、ファイルに対応するアイコン(ファイルを小さな絵として表現し、内容を直感的に理解しやすくしたもの)を選択することにより、アクセスするファイルを指定することができる。この時使用者は、ファイルの名称やアイコンの絵からファイル内容を連想し、必要とするファイルを指定する。
【0003】
しかし一般的なアイコンは、ファイルの生成に用いられたアプリケーション毎に決められた絵と、ファイルの名称で構成されており、これらの情報だけではファイル内容を十分に把握することが困難であった。
【0004】
そこで、特願平5−33020号の特許出願の明細書に記載の技術(従来技術1)においては、それぞれのファイルの内容を把握するためのデータ(以下、このデータを「ブラウジングデータ」といい、このデータを参照することによりファイル内容を把握することを「ブラウジング」ということにする)として、ファイル内容の縮小画像データを生成し、その画像データをアイコンとして表示する。これにより、ファイルを生成したアプリケーションプログラムを起動することなく、アプリケーションデータの内容を把握できる。
【0005】
また、特願平5−170021号の特許出願の明細書に記載の技術(従来技術2)においては、アプリケーションデータをディスプレイに表示して、これを切り貼りするイメージの操作をしたり、プリンタに出力されるデータを利用することにより、ブラウジングデータを生成していた。これにより、アプリケーションプログラムを全く変更することなく、アプリケーションプログラム固有のデータに対応するブラウジングデータを作成することができるものであった。また、アプリケーションデータが複数ページにわたる場合でも、ページめくり等によって内容を把握することができた。
【0006】
一方、近年では、ディスク容量の増加、CPU性能の向上などに伴い、コンピュータ上で音声データや動画データを扱うことが多い。これらのデータは従来のデータとは異なり、時間軸に沿って音声を伴いながら再生されるため、従来の静止画のように表示装置への表示だけではその内容を把握することができない。そこで従来ではブラウジングを行う場合、これらの時間軸を持ったデータが選択された場合は、そのデータ全体、または一部を再生することで、内容の提示をおこなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術1は、ブラウジングの基礎技術であり、上記従来技術2は、上記従来技術1に加えて、ブラウジングデータを作成する場合により簡単に、ユーザがおこなうことができることを、めざしたものであった。しかしながら、上記従来技術2においては、表示される画面からブラウジングデータを作成する場合には、あらかじめ登録したいアプリケーションデータを、ディスプレイの画面上に表示しておく必要があった。このため、ブラウジングする直前にブラウジングデータを一括して作成したい場合などには、まずアプリケーションを起動して、各アプリケーションデータを画面に表示する必要があり、煩わしいという問題点があった。
【0009】
また、上記従来技術2において、プリンタに出力されるデータからブラウジングデータを生成する場合には、アプリケーションに印刷機能が付加していることが前提となる。そのため、印刷機能が付加していないアプリケーションのデータについては、ブラウジングデータを作成することができないという問題点があった。
【0010】
また、上記従来技術2において、ページめくりによってファイル内容を閲覧する場合には、作成されるブラウジングデータのページ数に上限がない。そのため、アプリケーションデータが多量のページを持つ場合、ブラウジングデータも多数のページを持ってしまい、ブラウジングデータのデータ量が大きくなる。したがって、ブラウジングデータを保持するためには、大容量の記憶装置が必要になるという問題点があった。
【0011】
また、時間軸を持ったデータのブラウジングで、そのデータ全体を再生する場合には、そのデータの再生時間が非常に長いものである場合、一つのデータの再生時間が終了しない限り次のデータのブラウジングができず、ブラウジングの能率が悪くなり、使い勝手が悪くなるという問題点があった。反面、これを避けるために、データの一部だけを再生する場合には、データの適切な特徴部分を自動的に抽出することが困難なため、目的とするデータを能率良く検索することは難しくなるとという事態も考えられる。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ブラウジングデータを生成するに際し、既存の技術を利用することによって、簡単にブラウジングデータを生成しうる情報検索装置の検索用データ生成方法を提供することである。
【0015】
また他の目的は、動画や音声をブラウジングする場合に、ブラウジングしたいところのみを指定してブラウジングできるような情報検索方法を提供することである。
【0016】
さらに、ブラウジングデータの容量の最大値を持つことにより、元のアプリケーションデータが大きい場合であっても、ハードウェアにあまり負担を強いることのない情報検索方法を提供することである。
【0017】
上記目的を達成するために、本発明の情報検索装置に係る発明の構成は、アプリケーションプログラムにより作成されたデータファイルを被検索データとして記憶するデータ記憶手段と、使用者が指示を入力するための入力手段と、ある種類のデータファイルから指定するデータ形式でのデータを取得するデータ取得手段を備えた情報検索装置であって、前記情報検索装置は、前記被検索データから、その内容を示すブラウジングデータを生成するブラウジングデータ生成処理部と、前記入力手段から入力された、被検索データの種類と生成するブラウジングデータの形式との対応を登録する登録設定テーブルと、前記ブラウジングデータを出力する出力部とを更に備え、前記ブラウジングデータ生成処理部は、前記登録設定テーブルに基づいて、前記入力手段から入力された前記ブラウジングデータを作成する被検索データの種類に対応したブラウジングデータの形式を調べ、前記データ取得手段から、前記被検索データを前記ある種類のデータファイルとし、前記ブラウジングデータの形式を前記指定するデータ形式としてデータを取得し、当該データから前記ブラウジングデータを生成し、前記出力部は生成されたブラウジングデータを出力するようにしたものである。
【0018】
より詳しくは、上記情報検索装置において、前記データ取得手段が、複合ドキュメントを生成する手段またはクリップボードを生成する手段であるようにしたものである。
【0026】
また詳しくは、上記情報検索装置において、前記ブラウジングデータがページによって検索しうる場合に、前記ブラウジングデータ生成処理部において生成されるブラウジングデータのページ数の上限を入力する手段を有し、それによって入力されたページ数の上限を、前記生成されるブラウジングデータのページ数の上限とする検索用データがページによって検索しうる場合に、前記検索用データ生成手段において生成される検索用データのページ数の上限を入力する手段を有し、それによって入力されたページ数の上限を、前記生成される検索用データのページ数の上限とするようにしたものである。
【0027】
さらに詳しくは、上記情報検索装置において、前記ブラウジングデータを記憶するデータ記憶手段を有し、前記ブラウジングデータがページによって検索しうる場合に、前記生成されるブラウジングデータのページ数の上限が、前記データ記憶手段のブラウジングデータの記憶のために割り当てることのできる容量より決定されるようにしたものである。
【0028】
【作用】
本発明によれば、アプリケーションプログラム固有のデータからブラウジングデータを作成したり、ブラウジングデータの形式をユーザが選択するために、複合ドキュメントプログラムを用いるので、アプリケーションが作成したアプリケーションデータが、複合ドキュメントプログラムにより取り扱える場合ならば、アプリケーションをいちいちウィンドウに表示させるという操作をしなくてもよく、さらに印刷機能を持たないアプリケーションのデータでもブラウジングデータを作成することができる。したがって、アプリケーションデータからブラウジングデータを作成するのが容易になる。また、そのためのデータ形式を選択することも可能なので、ブラウジングに最も適したデータ形式を選べばよいことになる。
【0030】
さらに、音声、動画データについて仮想的なページという概念を設け、ページ単位でブラウジングできるようにしたため、時間軸に沿って再生される音声、動画データを、複数ページを持つ文書データ等と同様の手法で、ブラウジングできることになった。そのため、ユーザにとって理解しやすく、望みのところのみを再生できるため使いやすいユーザインターフェースを提供することが可能になった。
【0031】
また、音声、動画データの再生を表すアイコンを指示している間だけ、再生するようにしたため、音声、動画データを見たり、聴いたりしたいところだけを簡単に再生することができる。
【0032】
ブラウジングデータとして登録できるページ数に上限を付けるようにしたので、アプリケーションデータのデータ量が大きい場合であっても、プラウジングデータのデータ量が大きくなりすぎることを防ぐことができ、ブラウジングデータを保存するために必要なディスクの容量を節約することができる。
【0033】
【実施例】
以下、本発明に係る実施例について、図1ないし図20を用いて説明する。
〔情報検索装置のハードウェア構成とソフトウェア構成〕
最初に、図1ないし図3を用いて本発明に係る情報検索装置のハードウェア構成とソフトウェア構成について説明しよう。
先ず、図2を用いて情報検索装置のハードウェア構成を説明する。
図2は、本発明に係る情報検索装置のハードウェア構成を示す模式図である。
【0034】
CPU(中央処理装置、Central Processing Unitの略である)2010は、ハードウェア全体の制御とプログラムの実行処理をおこなう。マウス2020とキーボード2030は、使用者が任意の処理を選択したり、データを入力するための入力装置である。また、入力装置として、タッチパネルやトラックボールを用いることも可能である。ディスプレイ2040は、画面に検索結果やシステムの情報を表示する出力装置であり、スピーカ2050は、音声を出力するための出力装置である。
【0035】
磁気ディスク装置2070は、データやプログラム等を保存するための補助記憶装置である。主記憶装置2060は、通常RAM(Random access Meomory)で構成され、実行するプログラムはここに読み込まれ、かつ実行中のワークデータなどもここに記憶される。
【0036】
また、これらの2010〜2070は、バス2080を介して接続されていて、このバス2080を用いることによって2010〜2080間でデータ伝達をおこなう。
【0037】
次に、図1を用いて本発明に係る情報検索装置のソフトウェア構成について説明する。
図1は、本発明に係る情報検索装置のソフトウェア構成を示す模式図である。
【0038】
この図は、階層構造になっており、下位に行くほどハードウェアに密着したプログラム機能を持つようになっている。デバイスドライバ4010は、ハードウェアデバイスであるキーボード2030、マウス2020、磁気ディスク装置2070、スピーカ2050などを制御するプログラムである。
【0039】
オペレーティングシステム(Operating System、以下、「OS」と略記する)は、アプリケーションプログラムとハードウェアとの仲介をして、システム全体の制御をおこなうプログラムである。また、特に、ディスプレイ2040に表示されるウィンドウを制御するプログラムをウィンドウシステムと呼んでいる。
【0040】
複合ドキュメントプログラム4030は、指定するアプリケーションデータファイルを組み合わせたオブジェクトを作成したり、オブジェクトの内容を指定するデータ形式で取得するためのプログラムである。この複合ドキュメントプログラムについては、後に詳しく説明する。
【0041】
アプリケーションプログラム4040は、このOS上で動作する様々な応用プログラムである。ブラウジングプログラム4050は、本発明に係る情報検索ののためのブラウジングを実現するためのプログラムであり、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070と、ブラウジングデータ生成処理部4080と、ブラウジングデータ削除処理部4090から構成されている。これらのプログラムは、情報検索装置の稼働中は、主記憶装置2060にロードされて実行される。
【0042】
次に、図3を用いて、本発明に係る情報検索装置の磁気ディスク装置に格納される情報について説明する。
図3は、本発明に係る情報検索装置の磁気ディスク装置に格納されるデータおよびプログラムを模式的に示した図である。
【0043】
磁気ディスク装置2070には、図3に示されるデータとプログラムが格納される。
【0044】
すなわち、上述のデバイスドライバ、オペレーティングシステム、ウインドウシステム、複合ドキュメントプログラム、ブラウジングプログラムおよびアプリケーションプログラムというプログラム群が、実行時にロードされるように格納されている。
【0045】
また、データとしては、ブラウジングのために用いるブラウジングデータ3020、アプリケーションプログラムが使用するアプリケーションデータ3050、ブラウジングプログラムが制御のために用いる登録設定テーブル3070とブラウジングデータ管理テーブル3060が格納される。登録設定テーブルは、ブラウジングデータの生成条件を保持するテーブルであり、ブラウジングデータ登録管理テーブルで、アプリケーションデータとブラウジングデータを関連付けるためのテーブルである。なお、登録設定テーブルについては、後に図9を用いて、ブラウジングデータ登録管理テーブルについては、図7を用いて、それぞれ詳しく説明するものとする。
【0046】
〔情報検索装置のユーザインターフェース〕
次に、図4および図5を用いて本発明に係る情報検索装置のユーザインターフェースについて説明する。
図4は、ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの検索表示画面例を示す図である。
【0047】
本発明に係る情報検索装置は、様々な検索対象となるオブジェクトをブラウジングするものであるが、テキストファイルやビットマップファイルなど画面に表示されるものの他、動画や音声などもブラウジングできるものである。
【0048】
検索表示画面5010は、ブラウジングプログラムの起動直後に表示され、
ブラウジングの対象を選択する領域5020〜5050とブラウジングの位置を指示する領域5090〜5120とブラウジングデータの表示やブラウジングタイミングを指示するための領域5160とコマンド入力のための領域5130〜5180とから構成されている。
【0049】
ブラウジング対象となるファイルの情報は、ファイル名5020、ファイルの種類(ビットマップファイル、音声ファイル等)5030、ディレクトリ名5040、ドライブ名5050として、図4に示されるようなメニュー形式で表示される。使用者はこの5020〜5050の該当する項目にマウスカーソルを位置付け、そのときにマウスボタンをクリックする(以下、この動作を単に「マウスでクリックする」という)ことによって、ブラウジングすべき複数または唯一のファイルを選択することができる。
【0050】
領域5060は、複数のアイコン5070とアイコンに対応するファイル名5080とから成り立っている。この領域5060には、ブラウジングプログラム起動直後は、何も表示されない。
【0051】
ブラウジングの対象とする場合には、該当するアイコン5070をマウスの左ボタンでクリックすることにより、その内の一つを選択することが可能である。また、アイコンと関連付けられたファイルが音声、動画の場合は、アイコン5070を一定時間以上(例えば、2秒程度)マウスの右ボタンを押したままで選択し続けると、押し続けている間だけ、領域5070においてデータを先頭から再生する。図4のマイクのアイコンは、関連付けられたファイルが音声をブラウジングために用いるものであり、したがって、tiger.wavというファイルの音声をブラウジングするの場合には、このマイクのアイコンをマウスで選択し続けることになる。なお、この音声と動画のブラウジング方法は、後に詳説することとする。
【0052】
また、先頭ボタン5090、前ボタン5100、次ボタン5110、最終ボタン5120を押す(マウスカーソルを移動させ、対応するボタン型の表示対象に合わせて、マウスボタンをクリックすることである。以下でも、単に「ボタンをクリックする」と表現する)と、上述の方法で選択されたアイコンのそれぞれ先頭、前、次、最終ページを領域5070に表示することができる。
【0053】
次に、ブラウジングのためのコマンド入力について説明する。
データ表示ボタン5130を押すと、5020〜5050で選択されたファイルに関連付けられたブラウジングデータが、領域5060に表示される。例えば、図4では、document.txtに関連づけられたブラウジングデータ(この場合は、テキストファイルの内容)が表示されている。
【0054】
データ登録ボタン5140を押すと、5020〜5050で選択されたファイルのブラウジングデータを作成した後、領域5060に表示する。
【0055】
データ更新ボタン5150を押すと、ブラウジングデータが更新される。すなわち、5020〜5050で選択されたファイルと、そのファイルに関連付けられたブラウジングデータファイルを調べ、ファイルの最終更新日時とブラウジングデータファイルの最終更新日時を比較して、ファイルの最終更新日時の方が新しければ、新たに該当するブラウジングデータを作り直した後、領域5060に表示するものである。データ削除ボタン5160を押すと、5020〜5050で選択されたファイルに関連付けられているブラウジングデータを削除する。
【0056】
登録設定ボタン5170を押すと、次に説明する登録設定画面6000を表示する。終了ボタン5180を押すと、検索表示画面5010は、消去されて、ブラウジングプログラムの実行は終了である。
【0057】
次に、図5を用いてブラウジングデータ登録の際のユーザインターフェースについて説明する。
図5は、ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの登録設定画面を示す図である。
【0058】
登録設定画面6000は、ブラウジングデータとして登録するファイルの登録データの種類、ブラウジングデータの形式、登録するデータのページ数の最大値を入力するための画面である。
【0059】
登録データの種類を選択する領域6010は、登録するアプリケーションデータの種類(ワープロデータ、スプレッドシートデータ等)を選択するための領域である。
【0060】
ブラウジングデータの形式を選択する領域6020は、複合ドキュメントプログラムを用いてブラウジングデータを登録する際に、作成するブラウジングデータの形式を設定するための領域である。本実施例では、作成するブラウジングデータの形式は、テキスト、ビットマップ、グラフィックの3つの内から選択するものとして説明する。登録するページ数の最大値を入力する領域6030は、ブラウジングデータの最大ページ数を設定するための領域である。そして、ブラウジングデータは、最大ページ数がこの値を越えない範囲で作成される。例えば、アプリケーションファイルが300ページある場合に、この領域に30と入力したときは、最初の30ページのみがブラウジングできるブラウジングデータを作成する。
【0061】
設定ボタン6040を押すと、設定された条件を登録設定テーブルに記録する。
【0062】
終了ボタン6050を押すと、登録設定を終了し、この登録設定画面6000は、閉じられる。
【0063】
〔複合ドキュメントプログラム〕
アプリケーションプログラム固有のデータからブラウジングデータを作成するのとブラウジングデータの形式をユーザに選択させるために、本実施例では、複合ドキュメントプログラムを利用する。
【0064】
複合ドキュメント(Compound Document)に関する技術については、日経オープンシステム1994年1月号p143〜p150に詳しい。複合ドキュメントに関する技術では、ファイルというオブジェクト(部品)に対して、その内容の描画や、指定するデータ形式でのデータの取得を要求することが可能である。このような複合ドキュメント機能を実現するためのプログラムが、複合ドキュメントプログラムであり、これによって、アプリケーションプログラム固有のデータから、ユーザが選択する形式のブラウジングデータを作成することができる。
【0065】
〔汎用パレット〕
次に、図20を用いて本発明に係る情報検索装置の表示方法に用いられる汎用パレットの概念について説明する。
図20は、汎用パレットを用いた表示方法について模式的に説明した図である。
【0066】
先ず、現行の表示装置では、ただ単に表示できる色は多いが、同時に表示できる色は、かなり少なくなることを認識する必要がある。したがって、既に説明した検索表示画面5010のように、一つのデータに複数のブラウジングデータを表示すると、どうしても、使用している色が、使用できる色の上限を越えてしまうという事態を生ずる。それゆえ、ブラウジングデータは、完全には元の色で見ることは、不可能であるが、そのような不具合を緩和するのが、この汎用パレットである。
【0067】
表示装置上の色は、RGB三原色の組合せで、R(赤)、G(緑)、B(青)のビット表現で表現されるわけであるが、汎用パレットは、この表現できる色の中から、「まんべんなく」とってきて、一組のパレットとして構成したものである。
【0068】
そして、これにより、ブラウジングデータなどを表示する場合には、元のアプリケーションが表示している画面の色表現と最も近い色の汎用パレットのパレットを割り当てて表示するものである。
【0069】
以下、これを図20を用いて具体的に説明していこう。
今、80に示す8色(赤成分、緑成分、青成分のそれぞれの色が強い順に並んでいるものとする)の内で、4色のみ表示できるディスプレイがあったと仮定しよう。
【0070】
そして、このディスプレイにパレット30を持つビットマップ10とパレット40を持つビットマップ20を同時に表示したいとする。
【0071】
この場合に、2つのビットマップで、表示している色の総計は、8色であり、1つのパレットでは、うまく表示することができない。
【0072】
そして、80に示す8色から平均的に色を抽出して(この場合は、一色おきに抽出して)、パレット70を作る。このパレットには、ビットマップ10とビットマップ20で使われている色が2色づつ含まれている。したがって、このようにすれば、それぞれのビットマップの色とある程度、近似した色で、ビットマップ50,60の様に表示できることが期待される。このパレット70が、汎用パレットである。
【0073】
〔動画、音声のブラウジング方法〕
次に、図13ないし図15を用いて動画、音声のブラウジングをするために、仮想的なページという概念により操作する手法について説明する。
図13は、再生時間を有するデータに、ページという概念を導入した場合の模式図である。
【0074】
ページという概念は、一区切りのデータの単位を表すために、テキストファイルやビットマップファイルに用いられるのが通例である。一方、音声や動画では、ブラウジングするために、再生時間がかかるため、これにより、データの区分をするのが自然である。したがって、図13に示すようにこの音声や動画にもページという概念を導入し、ページ単位で操作できるようにした。このページ分割をするのに、データの再生時間を等分割してもよいし、あらかじめ、あるいは別途、使用者が対話形式等で設定した一定時間を1ページの単位としてもよい。このページ単位の取得処理は、ブラウジングプログラム4050に従い実行され、このプログラム内に得られたページ単位が記憶される。なお、指定区間のみ再生する方法や、現在再生している位置を取得する方法については、別冊インターフェース ブートストラップ Project−3 No.5のp4〜p13に詳しい。
【0075】
すなわち、これによって、動画、音声のブラウジングにおいても、テキストファイルなどと同じように、先頭ページ表示、前ページ表示、次ページ表示、最終ページ表示という操作ができるようになった。
【0076】
さて、この場合に、先頭ページ表示と最終ページ表示のブラウジング動作については、理解しやすいので、前ページ表示と次ページ表示の二つの場合のブラウジング動作について詳しく説明することにしよう。
【0077】
前提として、ここでは、データ全体をaページに等分した場合について考える。1ページの時間はtとすると、データ全体の再生時間はatということになる。もちろん、データの先頭から一定時間づつ、例えば、t=10秒のように、ページ分割してもよい。また、tは、あらかじめ定義された値でも、使用者が指定する値でも、データ全体の再生時間をもとに計算された値でもよい。
【0078】
先ず、図14を用いて前ページ表示の場合の動作について説明する。
図14は、動画、音声のブラウジングにおいて、前ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【0079】
図14において、15010,15030,15050は、前ページ表示が指示されたときのファイルの再生位置としたときに、15020,15040,15060は、それぞれ、その指示に応じて、ブラウジングのために再生する範囲を表している。すなわち、図の丸数字がそれぞれ指示された時点の再生位置と再生する範囲として対応している。前ページ表示の指示は、図4の前ボタン5100を押すことにより実現することができる。
【0080】
図14においては、15030で、3ページ内にある再生時間に、前ページ表示が指示されたときに、2ページ目を再生している(▲2▼)。また、ファイルの再生位置が15010で、1ページ内にある再生時間に、前ページ表示が指示されたときには前のページが存在しないので、1ページ目を再生する(▲1▼)。ファイルの再生位置が、15050の場合のように、クリティカルなところで、前ページ表示が指示されたときには、その時間よりも前のページに該当するページである15060の範囲を再生するものとする(▲3▼)。
【0081】
次に、図15を用いて次ページ表示の場合の動作について説明する。
図15は、動画、音声のブラウジングにおいて、次ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【0082】
図15において、17010,17030,17050は、前ページ表示が指示されたときのファイルの再生位置としたときに、17020,17040,17060は、それぞれ、その指示に応じて、ブラウジングのために再生する範囲を表している。すなわち、ここでも、図の丸数字がそれぞれ指示された時点の再生位置と再生する範囲として対応している。
【0083】
図15においては、17030で、3ページ内にある再生時間に、次ページ表示が指示されたときに、4ページ目を再生している(▲2▼)。また、ファイルの再生位置が17050で、最終ページ内にある再生時間に、次ページ表示が指示されたときには次のページが存在しないので、最終ページを再生する(▲3▼)。ファイルの再生位置が、17010の場合のように、クリティカルなところで、次ページ表示が指示されたときには、その時間よりも後のページに該当するページである17020の範囲を再生するものとする(▲3▼)。
【0084】
〔ブラウジングデータ管理テーブル、登録設定テーブル〕
次に、図7および図9を用いてブラウジングデータ管理テーブルと登録設定テーブルのデータ構造について説明する。
図7は、ブラウジングデータ管理テーブルの模式図である。
【0085】
ブラウジングデータ管理テーブルは、アプリケーションデータのファイル名8020と、それに関連付けられたブラウジングデータのファイル名8010と、そのアプリケーションデータの種類(テキスト、動画、音声等)8030とからなる。ブラウジングプログラムは、このテーブルを参照することにより、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを調べたり、アプリケーションデータのファイル名をもとに、関連付けられたブラウジングデータにアクセスすることが可能になる。アプリケーションデータの種類8030は、アプリケーションデータのファイル名の拡張子から判別することができる。例えば、拡張子がtxtならテキストファイル、aviなら動画ファイルと判断するというようにである。
【0086】
図9は、登録設定テーブルの模式図である。
登録設定テーブルは、アプリケーションデータの種類10010と、生成するブラウジングデータの形式10020と、登録する最大ページ数10030とからなる。登録設定画面6000で設定された条件は、このテーブルに記憶され、ブラウジングデータを作成する際に参照される。生成するブラウジングデータの形式10020は、複合ドキュメントプログラムを用いてブラウジングデータを作成する場合のみ、有効な条件である。なお、本実施例で指定できる条件として、テキスト、グラフィック、ビットマップの3つであると仮定している。
【0087】
〔情報検索装置の処理概要〕
次に、図1ないし図3を参照しつつ、本発明に係る情報処理検索装置の大まかな処理の流れを説明する。
ブラウジングプログラム4050を実行するときには、予め磁気ディスク装置2070から、デバイスドライバとOSとウインドウシステムと複合ドキュメントプログラム3010を、主記憶装置2060にロードして、(4010,4020,4030)、CPU2010によって実行できる状態にしておく必要がある。
【0088】
ブラウジングプログラムは、図では特に示さなかったが、使用者がブラウジングプログラムを示すアイコンをマウス2020でダブルクリック(マウスの左ボタンを2回連続して押す)したり、キーボード2030から所定のコマンドを入力することにより起動される。起動すると、ブラウジングプログラムは、主記憶装置2060に格納され、CPU2010によって実行される。
【0089】
そして、使用者は、ブラウジングに対する操作として、マウス2020とキーボード2030とを用いて、様々な処理を入力または選択し、指定するファイルのブラウジングデータ表示、登録、更新、削除をおこなうことができる。
【0090】
ブラウジングデータ表示は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070によっておこなわれる。
【0091】
ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在する場合、または、指定するファイルがグラフィック、テキスト、音声のいずれかの場合、ブラウジングデータ表示処理部は、そのデータをディスプレイ2040またはスピーカ2050に出力する。
【0092】
ブラウジングデータ登録は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070と、ブラウジングデータ生成処理部4080によっておこなわれる。
【0093】
ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在しない場合、ブラウジングデータ生成処理部は、登録設定テーブル3070の設定に基づいてブラウジングデータを生成し、ブラウジングデータ管理テーブルに必要な情報を記録する。複合ドキュメントプログラムを用いてブラウジングデータを作成する場合、ブラウジングデータ生成処理部は、複合ドキュメントプログラム4030を介して、指定するファイルを作成したアプリケーションプログラム4040に対し、指定する形式でのデータの要求、取得を行う。ブラウジングデータ表示処理部は、そのデータをディスプレイ2040またはスピーカ2050に出力する。
【0094】
ブラウジングデータ更新は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ表示処理部4070と、ブラウジングデータ生成処理部4080と、ブラウジングデータ削除処理部4090とによっておこなわれる。
【0095】
ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在する場合は、指定ファイルとその対応するブラウジングデータファイルのどちらの最終更新日時が新しいかを調べる。指定ファイルの方が新しければ、ブラウジングデータ削除処理部がそのブラウジングデータを削除し、ブラウジングデータ生成処理部で作り直す。ブラウジングデータ表示処理部は、そのブラウジングデータをディスプレイ2040またはスピーカ2050に出力する。
【0096】
ブラウジングデータ削除は、ブラウジングデータ管理部4060と、ブラウジングデータ削除処理部4090とによっておこなわれる。ブラウジングデータ管理部は、指定するファイルに対応するブラウジングデータが存在するか否かを、ブラウジングデータ管理テーブル3060を参照して調べる。ブラウジングデータが存在する場合は、ブラウジングデータ削除処理部が該ブラウジングデータを削除し、ブラウジングデータ管理テーブルからも該当項目を削除する。
【0097】
〔情報検索装置の処理詳細〕
次に、図4および図5ならびに図7および図9を参照しつつ、図6および図8ないし図17を用いて本発明に係る情報検索装置の処理の詳細について説明する。
(I)ブラウジングプログラムの処理全体
先ず、図6の順を追ってブラウジングプログラムの処理全体について説明しよう。
図6は、本発明に係るブラウジングプログラムの処理全体を示すフローチャートである。
【0098】
所定の操作によってプログラムが開始されると、図4に示した検索表示画面5010を表示する(ステップ7010)。
【0099】
次に、あらかじめ用意した汎用パレットを読み込む(ステップ7020)。以降、本プログラム中でビットマップを表示する場合には、汎用パレットを用いることになる。
【0100】
次に、ユーザ入力を受け付ける(ステップ7030)。図4に示した5020〜5050を用いて、検索するドライブ、ディレクトリ、ファイルまたはファイルの種類が入力または選択する(ステップ7040)。そして、その結果を記憶して(ステップ7050)、ステップ7030に戻る。
【0101】
図4に示すデータ表示ボタン5130、データ登録ボタン5140、データ更新ボタン5150、データ削除ボタン5160のいずれかが押されときには(ステップ7060,7070,7080,7090)、ボタンに対応するフラグ(表示フラグ、登録フラグ、更新フラグ、削除フラグ)を一つだけ立て、他のフラグは降ろす(ステップ7100)。
【0102】
次に、5020〜5050によってドライブ、ディレクトリ、ファイル、ファイルの種類が選択されているかどうかを調べ(ステップ7110)、選択されていなければステップ7030に戻る。
【0103】
選択されていれば、選択されている一つ目のファイルを調べる(ステップ7120)。
【0104】
更新フラグが立っていれば(ステップ7130,7140)、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して調べる(ステップ7150)。
【0105】
ブラウジングデータが存在する場合は、アプリケーションデータとブラウジングデータの最終更新日時を比較し(ステップ7160)、ブラウジングデータの方が古ければ、そのブラウジングデータファイルを削除し、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルからも該当する項目を削除し(ステップ7170)、ブラウジングデータ登録ルーチン(ステップ7180)、ブラウジングデータ表示ルーチン(ステップ7190)を経た後、ステップ7240に移る。
【0106】
このブラウジングデータ登録ルーチンとブラウジングデータ表示ルーチンについては、後に、それぞれ図11および図12を用いて説明する。
【0107】
ステップ7150でブラウジングデータが存在しないか、ステップ7160でブラウジングデータの方が新しければ、ステップ7190に移る。
【0108】
登録フラグが立っていれば(ステップ7130、7140)、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して調べる(ステップ7230)。ブラウジングデータが存在する場合はステップ7190に、存在しない場合はステップ7180に移る。
【0109】
表示フラグが立っていれば(ステップ7130,7200)、ステップ7230に移る。
【0110】
削除フラグが立っていれば(ステップ7130,7200)、アプリケーションデータに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して調べる(ステップ7210)。ブラウジングデータが存在しない場合はステップ7240に、存在する場合は、そのブラウジングデータファイルを削除し、ブラウジングデータ管理テーブルからも該当する項目を削除し(ステップ7220)、ステップ7240に移る。
【0111】
ステップ7240では、次のファイルが存在するか否かを調べ、存在すればステップ7130に、存在しなければステップ7030に戻る。
【0112】
ステップ7060〜7090で、データ表示ボタン5130、データ登録ボタン5140、データ更新ボタン5150、データ削除ボタン5160が押されなかった場合で、アイコン5070のいずれかが選択されたら(ステップ7250)、選択されたアイコンを記憶して(ステップ7260)、ステップ7030に戻る。
【0113】
先頭ボタン5090が押されたときには(ステップ7270)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7280)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば先頭ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7290)、ステップ7030へ戻る。先頭ページ表示ルーチンについては、後に、図16を用いて説明する。
【0114】
前ボタン5100が押されたときには(ステップ7300)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7310)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば前ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7320)、ステップ7030へ戻る。前ページ表示ルーチンについては、後に、図17を用いて説明する。
【0115】
次ボタン5110が押されたときには(ステップ7330)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7340)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば次ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7350)、ステップ7030へ戻る。次ページ表示ルーチンについては、後に、図18を用いて説明する。
【0116】
最終ボタン5120が押されたときには(ステップ7360)、アイコンが選択されているかを調べ(ステップ7370)、選択されていなければそのままステップ7030へ、選択されていれば最終ページ表示ルーチンを経た後(ステップ7380)、ステップ7030へ戻る。最終ページ表示ルーチンについては、後に、図19を用いて説明する。
【0117】
アイコン5070がマウスの右ボタンを押したままで選択され続けているならば(ステップ7390)、再生ルーチンを経た後(ステップ7400)、ステップ7030へ戻る。再生ルーチンについては、後に、図10を用いて説明する。
【0118】
登録設定ボタン5170が押されたときには(ステップ7410)、登録設定ルーチン7420を経た後、ステップ7030へ移る。登録設定ルーチンについては、後に、図8を用いて説明する。
【0119】
終了ボタン5180が押されたときには(ステップ7430)、検索表示画面を消去して(ステップ7440)、ブラウジングプログラムを終了する。そうでなければ、ステップ7030に戻る。
【0120】
(II)登録設定ルーチンの処理
次に、図8の順を追って登録設定ルーチンの処理の詳細について説明しよう。図8は、図6のフローチャート中の登録設定ルーチンを示すフローチャートである。
【0121】
先ず、登録設定画面6000を表示し(ステップ9010)、ユーザ入力を受け付ける(ステップ9020)。6010〜6030を用いて登録条件が指定されたら(ステップ9030)、それを記憶して(ステップ9040)、ステップ9020に戻る。
【0122】
設定ボタン6040が押されたときには(ステップ9050)、記憶した登録条件を登録設定テーブル10010〜10030に登録し(ステップ9060)、ステップ9020に戻る。
【0123】
そうでなければ、終了ボタン6050が押されたかどうかを調べ(ステップ9070)、押されていなければステップ9020に戻る。押されていれば、登録設定画面6000を消去して(ステップ9080)、登録設定ルーチンを終了する。
【0124】
(III)再生ルーチンの処理
次に、図10の順を追って再生ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図10は、図6のフローチャート中の再生ルーチンを示すフローチャートである。
【0125】
先ず、マウスの右ボタンを押したままで選択され続けているアイコンに関連付けられているファイルが、動画または音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ11010)。動画または音声ファイルであれば、そのファイルを領域5070内で先頭から再生し(ステップ11020)、右ボタンが離されるまで再生を続ける(ステップ11030)。
【0126】
右ボタンが離されたらファイルの再生を中止し(ステップ11040)、再生ルーチンを終了する。
【0127】
右ボタンを押したままで選択され続けているアイコンに関連付けられているファイルが動画もしくは音声ファイルでなければ、何もおこなわずに再生ルーチンを終了する。
【0128】
(IV)ブラウジングデータ登録ルーチンの処理
次に、図11の順を追ってブラウジングデータ登録ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図11は、図6のフローチャート中のブラウジングデータ登録ルーチンを示すフローチャートである。
【0129】
選択されたファイルがビットマップファイルであれば(ステップ12010)、ビットマップを縮小したアイコンを作成する(ステップ12020)。そして、そのアイコンのパレットを汎用パレットに変換してブラウジングデータとして保存し、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルに追加して(ステップ12030)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0130】
選択されたファイルが動画ファイルであれば(ステップ12040)、先頭フレームを縮小したアイコンを作成する(ステップ12050)。そして、そのアイコンのパレットを汎用パレットに変換してブラウジングデータとして保存し、ブラウジングデータ管理テーブルに追加して(ステップ12060)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0131】
選択したファイルがテキストファイル、グラフィックファイル、音声ファイルのいずれかであれば(ステップ12070)、何もおこなわずブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0132】
ファイルが上記ファイル以外のファイルで、かつ複合ドキュメントプログラムで処理できるファイルであれば(ステップ12080)、図9に示した登録設定テーブルを参照し、そのアプリケーションファイルの種類10010から、登録するブラウジングデータの形式10020を調べる。
【0133】
登録データ形式がビットマップであれば(ステップ12090)、複合ドキュメントプログラムによってファイルからオブジェクトを作成し、それを縮小描画することによりアイコンを作成する。その後(ステップ12100)、そのアイコンのパレットを汎用パレットに変換してブラウジングデータとして保存し、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルに追加して(ステップ12110)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0134】
登録データ形式がグラフィックであれば(ステップ12120)、複合ドキュメントプログラムによってファイルからオブジェクトを作成し、オブジェクトからグラフィック形式のデータを取得してブラウジングデータとして保存する。そして、ブラウジングデータ管理テーブルに該当する項目を追加して(ステップ12130)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0135】
上の2つに該当しなければ、登録データ形式は、テキスト形式であるから、複合ドキュメントプログラムによってファイルからオブジェクトを作成し、オブジェクトからテキスト形式のデータを取得してブラウジングデータとして保存する。そして、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルに該当する項目を追加して(ステップ12140)、ブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0136】
なお、ステップ12100,12130,12140において、得られるデータが複数ページある場合は、図9に示した登録設定テーブルに記憶されている登録できるページ数の上限値10030を調べ、上限値を越える場合には、1ページ目から上限値のページまでのデータをブラウジングデータとして保存する。
【0137】
ファイルが上記ケースのいずれにも該当しない場合は、何もおこなわずにブラウジングデータ登録ルーチンを終了する。
【0138】
(IV)ブラウジングデータ表示ルーチンの処理
次に、図12の順を追ってブラウジングデータ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図12は、図6のフローチャート中のブラウジングデータ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0139】
先ず、図7に示したブラウジングデータ管理テーブルを参照して、アプリケーションデータのファイル名から、ファイルに関連付けられたブラウジングデータが存在するか否かを調べる(ステップ13010)。ブラウジングデータが存在すれば、そのブラウジングデータがアイコンか否かを調べる(ステップ13020)。ブラウジングデータがアイコンであれば、1ページ目のアイコンを領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13030)、ステップ13120に移る。
【0140】
ブラウジングデータがアイコンでない場合は、ブラウジングデータがグラフィックデータか否かを調べる(ステップ13040)。ブラウジングデータがグラフィックデータであれば、そのグラフィックデータをアイコンのサイズで図4で示した領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13050)、ステップ13120に移る。
【0141】
ブラウジングデータがグラフィックデータでなければ、ブラウジングデータはテキストであるので、そのテキストデータをアイコンのサイズで領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13060)、ステップ13120に移る。
【0142】
ファイルに関連付けられたブラウジングデータが存在しない場合は、そのファイルのデータがグラフィックデータか否かを調べる(ステップ13070)。グラフィックデータであれば、ステップ13050へ移る。そのファイルのデータがグラフィックデータでない場合は、テキストデータか否かを調べる(ステップ13080)。テキストデータであれば、ステップ13060に移る。
【0143】
そのファイルのデータがテキストデータでない場合は、音声データか否かを調べる(ステップ13090)。音声データであれば、あらかじめ用意しておいた音声ファイルであることを表すアイコン(図4では、マイクのアイコンであった)を領域5070に、ファイル名を5080に表示して(ステップ13100)、ステップ13120に移る。
【0144】
そのファイルのデータが音声データでない場合は、ファイル名のみを5080に表示して(ステップ13110)、ステップ13120に移る。
【0145】
ステップ13120では、現在表示しているページを表すページカウンタに1を設定し、ブラウジングデータ表示ルーチンを終了する。
【0146】
(V)先頭ページ表示ルーチン、前ページ表示ルーチン、次ページ表示ルーチン、最終ページ表示ルーチンの処理
以下、先頭ページ表示ルーチン、前ページ表示ルーチン、次ページ表示ルーチン、最終ページ表示ルーチンについて説明する。
【0147】
先に〔動画、音声のブラウジング方法〕のところでもそうした様に、データ全体をaページに等分し、1ページの時間はtであるものと仮定する。
【0148】
(V−1)先頭ページ表示ルーチンの処理
先ず、図16の順を追って先頭ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図16は、図6のフローチャート中の先頭ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0149】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたアプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ14010)。動画または音声ファイルであれば、そのデータを0〜tの時間まで再生し(ステップ14020)、先頭ページ表示ルーチンを終了する。
【0150】
動画ファイルまたは音声ファイルではなければ、先頭ページを領域5070に表示し(ステップ14030)、ページカウンタの値を1に設定し(ステップ14040)、先頭ページ表示ルーチンを終了する。
【0151】
現在表示されているアイコンが既に先頭ページの場合には、何もおこなわない。 (V−2)前ページ表示ルーチンの処理
次に、図17の順を追って前ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図17は、図6のフローチャート中の前ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0152】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたアプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ16010)。動画または音声ファイルであれば、現在の再生位置xを調べる(ステップ16020)。xが0〜tの時間の範囲内にあれば(ステップ16030)、0〜tまでを再生し(ステップ16040)、前ページ表示ルーチンを終了する。 xが0〜tの範囲外にあれば、一つ前の区切りを再生し(ステップ16050)、前ページ表示ルーチンを終了する。
【0153】
アプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルでなければ(ステップ16010)、ページカウンタから1を引いて(ステップ16060)、ページカウンタのページが存在するか否かを調べる(ステップ16070)。ページカウンタのページが存在すれば、ページカウンタのページを表示し(ステップ16080)、前ページ表示ルーチンを終了する。ページカウンタのページが存在しなければ、ページカウンタに1を加えて(ステップ16090)前ページ表示ルーチンを終了する。
【0154】
(V−3)次ページ表示ルーチンの処理
次に、図18の順を追って次ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図18は、図6のフローチャート中の次ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0155】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたアプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ18010)。動画または音声ファイルであれば、現在の再生位置xを調べる(ステップ18020)。xが(a−1)t〜atの時間の範囲内にあれば(ステップ18030)、(a−1)t〜atの時間に対応するデータを再生し(ステップ18040)、次ページ表示ルーチンを終了する。
【0156】
xが(a−1)t〜atの時間の範囲外にあれば、一つ先の区切りを再生し(ステップ18050)、次ページ表示ルーチンを終了する。
【0157】
アプリケーションデータファイルが動画ファイルまたは音声ファイルでなければ(ステップ18010)、ページカウンタに1を加えて(ステップ18060)、ページカウンタのページが存在するか否かを調べる(ステップ18070)。ページカウンタのページが存在すれば、ページカウンタのページを表示し(ステップ18080)、次ページ表示ルーチンを終了する。ページカウンタのページが存在しなければ、ページカウンタから1を引いて(ステップ18090)次ページ表示ルーチンを終了する。
【0158】
(V−4)最終ページ表示ルーチンの処理
次に、図19の順を追って最終ページ表示ルーチンの処理の詳細について説明しよう。
図19は、図6のフローチャート中の最終ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0159】
先ず、選択されているアイコンに関連付けられたファイルが動画ファイルまたは音声ファイルであるか否かを調べる(ステップ19010)。
【0160】
動画または音声ファイルであれば、(a−1)t〜atの時間に対応するデータを再生し(ステップ19020)、最終ページ表示ルーチンを終了する。
【0161】
動画または音声ファイルでなければ、aページ目を表示し(ステップ19030)、ページカウンタの値をaとして(ステップ19040)、最終ページ表示ルーチンを終了する。
【0162】
〔本発明の適用例〕
以上、本実施例では複合ドキュメントプログラムによって作成したブラウジングデータの形式は、ビットマップ、グラフィック、テキストの3種類のみであった。しかし、複合ドキュメントプログラムで作成できるデータ形式で、かつブラウジングに適したデータ形式であれば、その他の種類のブラウジングデータを作成してもよい。
【0163】
また、本実施例では複合ドキュメントプログラムを利用した。しかし、複合ドキュメントプログラムに限らず、ファイルから特定の形式のデータを取得でき、そのデータがブラウジング用のデータとして適切であるような技術であれば、他の技術を用いることもできる。このような技術として、別冊インターフェース ブートストラップ Project−3 No.3 p106〜125に記載のクリップボード技術がある。
【0164】
また、本実施例では登録できるブラウジングデータのページ数の上限を使用者が設定できるようにしたが、ブラウジングデータを保存する記憶装置の使用可能な残り容量によって、ページ数の上限を自動的に決定するようにしてもよい。この場合、ブラウジングデータを作成する前に記憶装置の使用可能な残り容量を調べ、残り容量を一定数で割った値をページ数の上限とする。例えば、残り容量が30メガバイトで、一定数が6ならば、ページ数の上限は5ページとなる。
【0165】
また、本実施例ではブラウジングデータの表示、登録、更新を、ボタンを押すことによっておこなっていたが、ブラウジングしたいファイルを指定すると同時に、自動的に表示、登録、更新をおこなうようにすることもできる。さらに、オプションとして、ボタンを押すことによってこのような操作をおこなうか、自動的におこなうようにさせるかを使用者が設定できるようにすることもできる。
【0166】
【発明の効果】
本発明によれば、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ブラウジングデータを生成するに際し、既存の技術を利用することによって、簡単にブラウジングデータを生成しうる情報検索装置の検索用データ生成方法を提供することができる。
【0168】
さらに本発明によれば、動画や音声をブラウジングする場合に、ブラウジングしたいところのみを指定してブラウジングできるような情報検索方法を提供することができる。
【0169】
また本発明によれば、ブラウジングデータの容量の最大値を持つことにより、元のアプリケーションデータが大きい場合であっても、ハードウェアにあまり負担を強いることのない情報検索方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報検索装置のソフトウェア構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係る情報検索装置のハードウェア構成を示す模式図である。
【図3】本発明に係る情報検索装置の磁気ディスク装置に格納されるデータおよびプログラムを模式的に示した図である。
【図4】ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの検索表示画面例を示す図である。
【図5】ディスプレイ装置2040に表示されるブラウジングデータの登録設定画面を示す図である。
【図6】本発明に係るブラウジングプログラムの処理全体を示すフローチャートである。
【図7】ブラウジングデータ管理テーブルの模式図である。
【図8】図6のフローチャート中の登録設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】登録設定テーブルの模式図である。
【図10】図6のフローチャート中の再生ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】図6のフローチャート中のブラウジングデータ登録ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】図6のフローチャート中のブラウジングデータ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】再生時間を有するデータに、ページという概念を導入した場合の模式図である。
【図14】動画、音声のブラウジングにおいて、前ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【図15】動画、音声のブラウジングにおいて、次ページをブラウジングする場合の動作を説明するための模式図である。
【図16】図6のフローチャート中の先頭ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図17】図6のフローチャート中の前ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】図6のフローチャート中の次ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図19】図6のフローチャート中の最終ページ表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図20】汎用パレットを用いた表示方法について模式的に説明した図である。
【符号の説明】
1010…ページ1、1020…ページ2、1030…ページn−1、1040…ページn、
2010…CPU、2020…マウス、2030…キーボード、2040…ディスプレイ、2050…スピーカ、2060…主記憶装置、2070…磁気ディスク装置、2080…バス、
4010…デバイスドライバ、4020…オペレーティングシステムとウインドウシステム、4030…複合ドキュメントプログラム、4040…アプリケーションプログラム、4050…ブラウジングプログラム、4060…ブラウジングデータ管理部、4070…ブラウジングデータ表示処理部、4080…ブラウジングデータ生成処理部、4090…ブラウジングデータ削除処理部、
5000…ディスプレイ装置、5010…検索表示画面、5020…ファイル名入力選択領域、5030…ファイル種類入力選択領域、5040…ディレクトリ名入力選択領域、5050…ドライブ名入力選択領域、5060…検索結果表示領域、5070…アイコン、5080…ファイル名、5090…先頭ボタン、5100…前ボタン、5110…次ボタン、5120…最終ボタン、5130…データ表示ボタン、5140…データ登録ボタン、5150…データ更新ボタン、5160…データ削除ボタン、5170…登録設定ボタン、5180…終了ボタン、
6000…登録設定画面、6010…登録データ種類入力選択領域、6020…ブラウジングデータ形式選択領域、6030…登録ページ上限値選択領域、6040…設定ボタン、6050…終了ボタン。
Claims (4)
- アプリケーションプログラムにより作成されたデータファイルを被検索データとして記憶するデータ記憶手段と、
使用者が指示を入力するための入力手段と、
ある種類のデータファイルから指定するデータ形式でのデータを取得するデータ取得手段を備えた情報検索装置であって、
前記情報検索装置は、
前記被検索データから、その内容を示すブラウジングデータを生成するブラウジングデータ生成処理部と、
前記入力手段から入力された、被検索データの種類と生成するブラウジングデータの形式との対応を登録する登録設定テーブルと、
前記ブラウジングデータを出力する出力部とを更に備え、
前記ブラウジングデータ生成処理部は、前記登録設定テーブルに基づいて、前記入力手段から入力された前記ブラウジングデータを作成する被検索データの種類に対応したブラウジングデータの形式を調べ、
前記データ取得手段から、前記被検索データを前記ある種類のデータファイルとし、前記ブラウジングデータの形式を前記指定するデータ形式としてデータを取得し、
当該データから前記ブラウジングデータを生成し、
前記出力部は生成されたブラウジングデータを出力することを特徴とする情報検索装置。 - 前記データ取得手段が、複合ドキュメントを生成する手段またはクリップボードを生成する手段であることを特徴とする請求項1記載の情報検索装置。
- 前記ブラウジングデータがページによって検索しうる場合に、
前記ブラウジングデータ生成処理部において生成されるブラウジングデータのページ数の上限を入力する手段を有し、
それによって入力されたページ数の上限を、前記生成されるブラウジングデータのページ数の上限とすることを特徴とする請求項1記載の情報検索装置。 - 前記ブラウジングデータを記憶するデータ記憶手段を有し、
前記ブラウジングデータがページによって検索しうる場合に、
前記生成されるブラウジングデータのページ数の上限が、前記データ記憶手段のブラウジングデータの記憶のために割り当てることのできる容量より決定されることを特徴とする請求項1記載の情報検索装置。
Priority Applications (4)
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US08/592,033 US6009438A (en) | 1995-01-31 | 1996-01-26 | Browsing data creation system of an information searching apparatus |
US09/394,046 US6332145B1 (en) | 1995-01-31 | 1999-09-13 | Method for creating browsing data of an information searching apparatus and method for searching information |
US09/968,795 US6691130B2 (en) | 1995-01-31 | 2001-10-03 | Method for creating browsing data of an information searching apparatus and method for searching information |
Applications Claiming Priority (1)
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