JP3437494B2 - 新規α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体及び外用組成物 - Google Patents
新規α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体及び外用組成物Info
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Description
シ脂肪酸誘導体並びに該誘導体及び該誘導体類縁体から
選ばれる化合物を含有することを特徴とする外用組成物
に関する。
さ及びツヤ等を付与する目的で、油性基剤が汎用されて
いる。これらの油性基剤は、その使用部位が人体の皮膚
又は毛髪であるため、その成分及び性状は生体構成物質
に類似したものが望ましく、特に、安全性の観点から皮
膚等に対して刺激や毒性の無いことが重要である。
物に関する検討がなされている。例えば、体温又は皮膚
の表面温度付近、あるいはそれ以下に融点を有する化合
物が好ましいため、該融点を持つ化合物を得るために、
化合物の構造中に不飽和結合を導入することが試みられ
ている。しかしながら、一般に不飽和結合を有する脂質
は光や空気(温度)等に対して非常に不安定であり、酸
化を受け易いことが知られている。この過酸化物は生体
に対して強い刺激性や毒性を有することが示唆されてい
るため、そのような脂質を外用剤に配合しようとした場
合、酸化防止等の手段を講じる必要がある。また、ヒト
角質層に多く含まれるセラミド等を用いること等が試み
られている(特公平6−57651号公報、特公平6−
37429号公報)が、セラミドは、融点が一般的に非
常に高く著しい結晶性を示すことや、入手が困難である
ために高価であること等の理由から、その用途は非常に
限られたものとなっているのが現状である。
肪酸と脂肪酸及び高級アルコールからなるワックスジエ
ステルとしては、ウシ、ウサギ、ネコ等、動物の毛の表
面に存在することが報告されている(T. Nikkari and
E. Haahti, Biochim. Biophys. Acta, 164,
294-305(1968), N. Nicolaides, H. C. Fu and
M. N. A. Ansari, Lipids, 5, 299-307(197
0))。これらのワックスジエステルは、α−ヒドロキシ
脂肪酸が炭素数は14から22、脂肪酸が炭素数14か
ら28、高級アルコールが炭素数14から28のもの主
成分として構成されるものである。しかしながら、炭素
数2から8等の低級アルコールによって構成されるワッ
クスジエステルの存在については報告がなされていな
い。また、この様な構造を有するワックスジエステルを
外用組成物に用いることは、何ら報告されていない。
れ、融点が低く、皮膚に対して刺激が無く、使用感に優
れた新規な油性基剤及び外用組成物を提供することを目
的とする。
的を解決するために鋭意検討した結果、下記一般式
(1)で示されるα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体が、飽和
化合物であるにもかかわらず融点が低く、安定性に優
れ、皮膚に対して刺激性が無く、使用感にも優れる等、
本目的に合致することを見出し本発明を完成した。
示されるα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体の一種又は二種以
上を含有する外用組成物にある。
直鎖又は分岐鎖のアルキル基、R2は炭素数1〜31の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基、R3は炭素数1〜10の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基。)
れるα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体及び該誘導体を含有す
ることを特徴とする外用組成物にある。
直鎖のアルキル基、R5は炭素数11〜31の直鎖又は
iso−型もしくはanteiso−型分岐鎖のアルキ
ル基、R 6は炭素数1〜7の直鎖又はiso−型もしく
はanteiso−型分岐鎖のアルキル基。)
する。
(2)のα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体は、下記化5で示
されるα−ヒドロキシ脂肪酸、下記6で示される脂肪
酸、下記7で示されるアルコールを原料として用い、公
知の手法を用いて製造することができる。
は分岐鎖のアルキル基。)
分岐鎖のアルキル基。)
分岐鎖のアルキル基。)
して容易に製造することができる。そして、必要に応じ
て常法により、脱酸、脱色及び脱臭等を行い精製して用
いることができる。また、未反応のα−ヒドロキシ脂肪
酸、脂肪酸、アルコール及び中間生成物であるα−ヒド
ロキシ脂肪酸モノアルキルエステル等が残存混入してい
ても良い。
α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体は、その低い融点、安全性
及び使用感等から、ローション、乳液、クリーム、パッ
ク類、洗顔剤、ファンデーション類、口紅類、入浴剤等
の皮膚用組成物、シャンプー、リンス、ヘアートリート
メント、ヘアクリーム等の毛髪用組成物に配合して用い
ることができる。すなわち、通常の化粧品、医薬部外
品、医薬品等に配合して用いることができる。
α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体の配合量は、配合すること
により得られる効果及び経済的な理由等により、外用組
成物全量に対し0.01〜60.0重量%(以下wt%
と記す)とすることが好ましい。
て化粧品、医薬部外品、医薬品等に通常配合される成分
を用いることができる。すなわち、具体的成分として、
油脂類、色素、香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、酸化
防止剤、キレート剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、高
分子系粘剤、無機塩類、多価アルコール、糖類、ビタミ
ン類、植物抽出液等を挙げることができる。尚、本明細
書において外用組成物とは、頭髪用組成物及び皮膚用組
成物を包含するものである。
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。
チン酸エチルエステル] 2−ヒドロキシパルミチン酸27.2gを過剰のエタノ
ールに溶解し、塩酸存在下で50℃にて生成する水を除
去しながら12時間反応を行なった。反応終了後、ヘキ
サンを加えた後に、食塩水にて水洗を行ない、ヘキサン
層を乾燥し、減圧下で溶媒を除去し、白色固体を得た。
グラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=2
0/1)にて精製し、TLC分析におけるRf値0.5
(展開溶媒:クロロホルム)のフラクションを濃縮する
ことにより27.0gの白色固体を得た。この白色固体
の13C−NMR測定において175.4、70.6、6
1.5ppmにシグナルを観測したことから、2−ヒド
ロキシパルミチン酸エチルエステルの生成を確認した。
ルミチン酸エチルエステル27gと、パルミチン酸クロ
リド30gを用いて、ピリジン存在下で常法により反応
を行った。反応終了後、クロロホルムを加えた後に、酸
性条件下で水洗を行い、減圧下で溶媒を除去し、淡黄色
のワックスを得た。このワックスをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
20/1)にて精製し、TLC分析におけるRf値0.
85(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)の
フラクションを濃縮することにより29.1gの白色固
体を得た。この白色固体の13C−NMR測定結果を図1
に示した。結果に示したように173.3、170.
5、72.3、61.1ppmにシグナルを観測したこ
とから、本発明のα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体である2
−パルミトイルオキシパルミチン酸エチルエステルの生
成を確認した。尚、13C−NMR測定は測定装置として
JNM−LA400(400MHz)[日本電子社製]、
測定溶媒として重クロロホルムを用い、標準物質として
TMSを用いて行なった。以下、13C−NMR測定は全
て同様の手法にて行なった。
チルエステルの製造] 実施例1と同様の方法にて製造した2−ヒドロキシパル
ミチン酸エチルエステル15gと過剰の無水酢酸を用い
て、ピリジン存在下で常法により反応を行なった。反応
終了後、ヘキサンを加えた後に水洗を行ない、減圧下溶
媒を除去し、淡黄色の液体を得た。この液体をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢
酸エチル=20/1)にて精製し、TLC分析における
Rf値0.57(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1
0/1)のフラクションを濃縮することにより、淡黄色
の液体15.3gを得た。この液体の13C−NMR測定
結果を図2に示した。結果に示したように170.5、
170.4,72.5、61.2ppmにシグナルを観
測したことから、本発明のα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体
である2−アセトキシパルミチン酸エチルエステルの生
成を確認した。
チン酸イソプロピルエステルの製造] 実施例1のエタノールをイソプロピルアルコールに代え
た以外は、同様の方法により製造を行ない透明の液体を
得た。この液体の13C−NMR測定において、173.
3、170.0、72.4、68.8ppmにシグナル
を観測したことから、本発明のα−ヒドロキシ脂肪酸誘
導体である2−パルミトイルオキシパルミチン酸イソプ
ロピルエステルの生成を確認した。
チン酸イソブチルエステルの製造] 実施例1のエタノールをイソブチルアルコールに代えた
以外は、同様の方法により製造を行ない透明の液体を得
た。この液体の13C−NMR測定結果を図3に示した。
結果に示したように173.2、170.5、72.
3、71.2ppmにシグナルを観測したことから、本
発明のα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体である2−パルミト
イルオキシパルミチン酸イソブチルエステルの生成を確
認した。
クチルエステルの製造] 2−ヒドロキシパルミチン酸メチルエステル28.6g
とオクチルアルコール26.0gを混合した後、固定化
リパーゼ[Novozyme IM、ノボ ノルディク
ス バイオインダストリー社製]3gを加えて、60℃
にて生成するメタノールを除去しながら6時間反応を行
なった。次いで、ヘキサンを加え濾過を行なうことによ
り固定化リパーゼを除去し、減圧下で溶媒を除去し、淡
黄色の液体を得た。
フィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)
にて精製し、TLC分析におけるRf値0.67(展開
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)のフラクショ
ンを濃縮することにより、淡黄色の液体26.9gを得
た。この液体の13C−NMR測定において、175.
5、70.5、65.7ppmにシグナルを観測したこ
とから、2−ヒドロキシパルミチン酸オクチルエステル
の生成を確認した。
ルミチン酸オクチルエステル19.2gと過剰の無水酢
酸を用いて、ピリジン存在下で常法により反応を行なっ
た。反応終了後、ヘキサンを加えた後に水洗を行ない、
減圧下で溶媒を除去し、淡黄色の液体を得た。この液体
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘ
キサン/酢酸エチル=20/1)にて精製し、TLC分
析におけるRf値0.73(展開溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=10/1)のフラクションを濃縮することによ
り、透明の液体19.2gを得た。この液体の13C−N
MR測定において、170.4、72.5,65.3p
pmにシグナルを観測したことから、本発明のα−ヒド
ロキシ脂肪酸誘導体である2−アセトキシパルミチン酸
オクチルエステルの生成を確認した。
1)オキシ長鎖脂肪酸(14〜25)イソプロピルエス
テルの製造] 実施例1の、2−ヒドロキシパルミチン酸に代えて長鎖
α−ヒドロキシ脂肪酸(14〜25)[商品名:YOF
CO−FE−ALF、日本精化社製]を用い、エタノー
ルに代えてイソプロピルアルコールを用い、また、パル
ミチン酸クロリドに代えて長鎖分岐脂肪酸(12〜3
1)[商品名:YOFCO−FE−NH、日本精化社製]
を常法によりクロリド体として用いた以外は、同様の方
法により製造を行ない透明液体を得た。この液体の13C
−NMR測定結果を図4に示した。結果に示したように
173.3、170.0、72.4、68.7ppmに
シグナルを観測したことから、本発明のα−ヒドロキシ
脂肪酸誘導体である2−長鎖分岐脂肪酸(12〜31)
オキシ長鎖脂肪酸(14〜25)イソプロピルエステル
の生成を確認した。
酸オクチルエステルの製造] 実施例1の、2−ヒドロキシパルミチン酸に代えて2−
ヒドロキシラウリン酸を用い、エタノールに代えてオク
タノールを用い、また、パルミチン酸クロリドに代えて
ラウリン酸クロリドを用いた以外は、同様の方法により
製造を行ない、 13C−NMR測定により本発明のα−ヒ
ドロキシ脂肪酸誘導体である2−ラウロイルオキシラウ
リン酸オクチルエステルの生成を確認した。
チン酸エチルエステルの製造] 実施例1の、パルミチン酸クロリドに代えてイソ酪酸ク
ロリドを用いた以外は、同様の方法により製造を行な
い、13C−NMR測定により本発明のα−ヒドロキシ脂
肪酸誘導体である2−イソブチリルオキシパルミチン酸
エチルエステルの生成を確認した。
した本発明のα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体の融点を表1
に示す。但し、融点については種々の温度条件により測
定して観測し、最高温度のピークトップを融点として記
載した。尚、2−パルミトイルオキシパルミチン酸エチ
ルエステルは実施例1にて、2−アセトキシパルミチン
酸エチルエステルは実施例2にて、2−パルミトイルオ
キシパルミチン酸イソプロピルエステルは実施例3に
て、2−パルミトイルオキシパルミチン酸イソブチルエ
ステルは実施例4にて、2−長鎖分岐脂肪酸(12〜3
1)オキシ長鎖脂肪酸(14〜25)イソプロピルエス
テルは実施例6にて得られたものである。また比較とし
て、従来化粧品、医薬部外品及び医薬品等に用いられて
いるトリパルミチン酸グリセリル[東京化成社製]、パル
ミチン酸セチル[フナコシ社製]を用い、その結果を併せ
て表1に示す。
脂肪酸誘導体は飽和化合物であるにもかかわらず、格段
に融点は低く、同程度の分子量をもつ化合物よりも融点
は低い。これらの結果より、本発明のα−ヒドロキシ脂
肪酸誘導体は、皮膚又は毛髪組成物等の外用組成物に用
いる脂質としての物性は明らかに優れている。
激性を以下の方法で調べた。上記実施例で得たα−ヒド
ロキシ脂肪酸誘導体を、50wt%の濃度でオリーブオ
イルに溶解させて調製した試料をパッチテスト用絆創膏
に1ml染み込ませた。次いで、20人の被験者の上腕
内側部に24時間貼布し、貼布除去後24時間後に刺激
性を判定した。判定結果は、はっきりと紅斑を示したも
のを陽性とし、その陽性率で示した。その結果を表2に
示す。
酸誘導体には皮膚刺激性が無いことが確認された。
ム) 下記表3の組成からなるスキンケアクリームを常法によ
り調製した。尚、応用例1で用いた2−パルミトイルオ
キシパルミチン酸エチルエステルは実施例1にて得られ
たものである。また、比較例として本発明のα−ヒドロ
キシ脂肪酸誘導体を含まないスキンケアクリームを調製
した。そして、女性パネラー20名にて応用例1と比較
例1のスキケアクリームを、左右の下脚部にそれぞれ朝
夜の1日2回通常の方法で1週間使用して、比較官能評
価試験を実施した。尚、比較官能評価試験の結果は、平
滑性、湿潤性、弾力性の各項目について、「皮膚が滑ら
かになった」、「皮膚に潤いが生じた」、「皮膚に張り
が生じた」と回答した人数で表3に併せて示した。
である応用例1のスキンケアクリームは、本発明のα−
ヒドロキシ脂肪酸誘導体を含有しない比較例1と比較し
て、諸特性の全てに亘って優れていた。また、応用例1
は配合特性において問題は無く、刺激性等の皮膚トラブ
ルの異常は認められなかった。
製した。尚、応用例2で用いた2−アセトキシパルミチ
ン酸エチルエステルは実施例2にて得られたものであ
る。本発明の皮膚用組成物である応用例2のスキンケア
乳液は、乳化状態も極めて良好であり、顔や手足等に使
用した際に、べたつかず肌なじみも良好であり、使用後
に平滑性、湿潤性、弾力性を与える等の優れた官能特性
を有するものであった。
尚、応用例3で用いた2−パルミトイルオキシパルミチ
ン酸イソプロピルエステルは実施例3にて、2−パルミ
トイルオキシパルミチン酸イソブチルエステルは実施例
4にて得られたものである。本発明の皮膚用組成物であ
る応用例3の口紅は、顔料の分散性が良いなどの配合特
性に優れ、使用後もべたつかず、化粧持ちも良好である
等の優れた官能特性を示した。
した。尚、応用例4で用いた2−長鎖分岐脂肪酸(12
〜31)オキシ長鎖脂肪酸(14〜25)イソプロピル
エステルは実施例6にて得られたものである。また、比
較例2として本発明のα−ヒドロキシ脂肪酸誘導体を含
まないヘアーリンスを調製した。そして、女性パネラー
20名にて応用例4と比較例2のヘアーリンスを1日1
回通常の方法で3日間ずつ使用して、比較官能評価試験
を実施した。尚、比較官能評価試験の結果は、平滑性、
湿潤性、光沢性の各項目について、「毛髪が滑らかにな
った」、「毛髪に潤いが生じた」、「毛髪に艶が生じ
た」と回答した人数で表6に併せて示した。
である応用例4のヘアーリンスは、本発明のα−ヒドロ
キシ脂肪酸誘導体を含有しない比較例2と比較して、諸
特性の全てに亘って優れていた。また、応用例4は配合
特性において問題は無く、刺激性等の皮膚トラブルの異
常は認められなかった。
ンプーを常法により調製した。尚、応用例5で用いた2
−アセトキシパルミチン酸オクチルエステルは、実施例
5にて得られたものである。本発明の応用例5のヘアー
シャンプーは、泡立ちや洗浄性等に問題は認められず、
すすぎ時も滑らかであり、乾燥後の平滑性、湿潤性、光
沢性に優れる等の優れた官能特性を示した。
ドロキシ脂肪酸誘導体は飽和化合物であるのにもかかわ
らずに融点が低く、皮膚等に対して刺激の無い等、油性
基剤として優れた性質を有しており、更に、これらを必
須成分とする本発明の皮膚用又は頭髪用組成物も配合特
性や官能特性等に優れており、新規の皮膚用又は頭髪用
外用組成物を提供し得ることは明らかである。
エチルエステルの13C−NMRスペクトルを示す図であ
る。
ステルの13C−NMRスペクトルを示す図である。
イソブチルエステルの13C−NMRスペクトルを示す図
である。
キシ長鎖脂肪酸(14〜25)イソプロピルエステルの
13C−NMRスペクトルを示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (但し、式中、R1は炭素数10〜24の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基、R2は炭素数1〜31の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基、R3は炭素数1〜10の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基。)で表されるα−ヒドロキシ脂肪酸誘
導体の一種又は二種以上を含有することを特徴とする外
用組成物。 - 【請求項2】 一般式(2) 【化2】 (但し、式中、R4は炭素数10〜20の直鎖のアルキ
ル基、R5は炭素数11〜31の直鎖又はiso−型も
しくはanteiso−型分岐鎖のアルキル基、R 6は
炭素数1〜7の直鎖又はiso−型もしくはantei
so−型分岐鎖のアルキル基。)で表されるα−ヒドロ
キシ脂肪酸誘導体。 - 【請求項3】 請求項2記載のα−ヒドロキシ脂肪酸誘
導体の一種又は二種以上を含有することを特徴とする外
用組成物。 - 【請求項4】 組成物が頭髪用である請求項1又は3記
載の外用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18751299A JP3437494B2 (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 新規α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体及び外用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18751299A JP3437494B2 (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 新規α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体及び外用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001010944A JP2001010944A (ja) | 2001-01-16 |
JP3437494B2 true JP3437494B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=16207377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18751299A Expired - Lifetime JP3437494B2 (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 新規α−ヒドロキシ脂肪酸誘導体及び外用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3437494B2 (ja) |
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US5686489A (en) * | 1986-12-23 | 1997-11-11 | Tristrata Technology, Inc. | Alpha hydroxyacid esters for skin aging |
CA2012475A1 (en) * | 1989-03-23 | 1990-09-23 | Hans M. Brand | Diesters and their use in waxes |
JPH08188524A (ja) * | 1994-12-29 | 1996-07-23 | Nippon Fine Chem Co Ltd | 脂肪酸変性ラノリン誘導体を用いた化粧料及び皮膚外用剤 |
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-
1999
- 1999-07-01 JP JP18751299A patent/JP3437494B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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