JP3434394B2 - 建設機械の制御回路 - Google Patents
建設機械の制御回路Info
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- JP3434394B2 JP3434394B2 JP17509995A JP17509995A JP3434394B2 JP 3434394 B2 JP3434394 B2 JP 3434394B2 JP 17509995 A JP17509995 A JP 17509995A JP 17509995 A JP17509995 A JP 17509995A JP 3434394 B2 JP3434394 B2 JP 3434394B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械に備えられ、複数のアクチュエータの中に、作動に
際して主油圧ポンプが吐出可能な最大流量よりも大きな
流量を必要とする特定アクチュエータを含むとともに、
複数のアクチュエータのそれぞれを制御する流量制御弁
に供給される流量を、主油圧ポンプの吐出圧力と最大負
荷圧との差圧であるロードセンシング差圧に応じて制御
するロードセンシングシステムを有する制御回路に関す
る。
機械に備えられ、複数のアクチュエータの中に、作動に
際して主油圧ポンプが吐出可能な最大流量よりも大きな
流量を必要とする特定アクチュエータを含むとともに、
複数のアクチュエータのそれぞれを制御する流量制御弁
に供給される流量を、主油圧ポンプの吐出圧力と最大負
荷圧との差圧であるロードセンシング差圧に応じて制御
するロードセンシングシステムを有する制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、この種の従来の建設機械の制御
回路の一例を示す回路図である。この図4に示す従来技
術は、例えば油圧ショベルに備えられるものであり、原
動機1と、主油圧ポンプを構成する可変容量油圧ポンプ
2と、この油圧ポンプ2から吐出される圧油によって駆
動する複数のアクチュエータ、例えば図示しないアーム
の先端にアタッチメントとして装着される破砕機を駆動
する油圧シリンダ61、及び旋回モータ等の油圧モータ
62などのアクチュエータと、これらのアクチュエータ
に対応して設けられ、該当するアクチュエータに供給さ
れる圧油の流れを制御する流量制御弁、例えば油圧シリ
ンダ61を制御する流量制御弁51、及び油圧モータ6
2を制御する流量制御弁52などの流量制御弁とを備え
ている。なお、上述した油圧シリンダ61は、油圧ポン
プ2の最大可能吐出流量よりも要求流量が大きくなる特
定アクチュエータを構成している。
回路の一例を示す回路図である。この図4に示す従来技
術は、例えば油圧ショベルに備えられるものであり、原
動機1と、主油圧ポンプを構成する可変容量油圧ポンプ
2と、この油圧ポンプ2から吐出される圧油によって駆
動する複数のアクチュエータ、例えば図示しないアーム
の先端にアタッチメントとして装着される破砕機を駆動
する油圧シリンダ61、及び旋回モータ等の油圧モータ
62などのアクチュエータと、これらのアクチュエータ
に対応して設けられ、該当するアクチュエータに供給さ
れる圧油の流れを制御する流量制御弁、例えば油圧シリ
ンダ61を制御する流量制御弁51、及び油圧モータ6
2を制御する流量制御弁52などの流量制御弁とを備え
ている。なお、上述した油圧シリンダ61は、油圧ポン
プ2の最大可能吐出流量よりも要求流量が大きくなる特
定アクチュエータを構成している。
【0003】また、この従来技術は、上記アクチュエー
タのそれぞれに対応して設けられ、該当するアクチュエ
ータの負荷圧を検出する負荷圧検出管路、例えば油圧シ
リンダ61の負荷圧PLを検出する負荷圧検出管路3
0、及び油圧モータ62の負荷圧を検出する負荷圧検出
管路31などの負荷圧検出管路と、これらの負荷圧検出
管路の圧力のうちの最大負荷圧PLmaxを取り出すシ
ャトル弁32,33と、シャトル弁33で取り出された
最大負荷圧PLmaxを導く最大負荷圧検出管路70
と、油圧ポンプ2の吐出圧力PSを検出するポンプ圧検
出管路80とを備えている。
タのそれぞれに対応して設けられ、該当するアクチュエ
ータの負荷圧を検出する負荷圧検出管路、例えば油圧シ
リンダ61の負荷圧PLを検出する負荷圧検出管路3
0、及び油圧モータ62の負荷圧を検出する負荷圧検出
管路31などの負荷圧検出管路と、これらの負荷圧検出
管路の圧力のうちの最大負荷圧PLmaxを取り出すシ
ャトル弁32,33と、シャトル弁33で取り出された
最大負荷圧PLmaxを導く最大負荷圧検出管路70
と、油圧ポンプ2の吐出圧力PSを検出するポンプ圧検
出管路80とを備えている。
【0004】また、同図4に示すように、流量制御弁5
1,52等のそれぞれに対応して設けられ、該当する流
量制御弁に係る負荷圧検出管路で導かれる負荷圧に応じ
て駆動し、該当する流量制御弁の上流側の圧力と下流側
の圧力との差である前後差圧を制御可能な圧力補償弁4
1,42等とを備えている。油圧シリンダ61を制御す
る流量制御弁51に係る圧力補償弁41は、上流圧検出
管路34で導かれる流量制御弁51の上流側の圧力と、
負荷圧検出管路30で導かれる油圧シリンダ61の負荷
圧PLとの差圧である前後差圧が、ポンプ圧検出管路8
0で導かれる油圧ポンプ2の吐出圧力PSと、最大負荷
圧検出管路70で導かれる最大負荷圧PLmaxとの差
に等しくなるように制御される。同様に、例えば油圧モ
ータ62を制御する流量制御弁52に係る圧力補償弁4
2は、上流圧検出管路35で導かれる流量制御弁52の
上流側の圧力と、負荷圧検出管路31で導かれる油圧モ
ータ62の負荷圧との差圧である前後差圧が、ポンプ圧
検出管路80で導かれる油圧ポンプ2の吐出圧力PS
と、最大負荷圧検出管路70で導かれる最大負荷圧PL
maxとの差であるロードセンシング差圧Δに等しくな
るように制御される。すなわち、各圧力補償弁41,4
2等を介して、該当する流量制御弁51,52等の前後
差圧が、共通のロードセンシング差圧Δ(=PS−PL
max)によって制御されるようになっている。
1,52等のそれぞれに対応して設けられ、該当する流
量制御弁に係る負荷圧検出管路で導かれる負荷圧に応じ
て駆動し、該当する流量制御弁の上流側の圧力と下流側
の圧力との差である前後差圧を制御可能な圧力補償弁4
1,42等とを備えている。油圧シリンダ61を制御す
る流量制御弁51に係る圧力補償弁41は、上流圧検出
管路34で導かれる流量制御弁51の上流側の圧力と、
負荷圧検出管路30で導かれる油圧シリンダ61の負荷
圧PLとの差圧である前後差圧が、ポンプ圧検出管路8
0で導かれる油圧ポンプ2の吐出圧力PSと、最大負荷
圧検出管路70で導かれる最大負荷圧PLmaxとの差
に等しくなるように制御される。同様に、例えば油圧モ
ータ62を制御する流量制御弁52に係る圧力補償弁4
2は、上流圧検出管路35で導かれる流量制御弁52の
上流側の圧力と、負荷圧検出管路31で導かれる油圧モ
ータ62の負荷圧との差圧である前後差圧が、ポンプ圧
検出管路80で導かれる油圧ポンプ2の吐出圧力PS
と、最大負荷圧検出管路70で導かれる最大負荷圧PL
maxとの差であるロードセンシング差圧Δに等しくな
るように制御される。すなわち、各圧力補償弁41,4
2等を介して、該当する流量制御弁51,52等の前後
差圧が、共通のロードセンシング差圧Δ(=PS−PL
max)によって制御されるようになっている。
【0005】また、油圧ポンプ2の吐出管路2bにロー
ドセンシング差圧Δに応じて制御されるアンロード弁3
を備えているとともに、流量制御弁51,52等のそれ
ぞれに供給される流量を、ロードセンシング差圧Δに応
じて制御する流量制御手段、例えば油圧ポンプ2の傾転
量を制御し、ロードセンシング差圧Δが目標とする設定
差圧となるように、油圧ポンプ2の吐出流量Qを制御す
るレギュレータ2aを備えている。図5は図4に示す従
来技術で得られる特性を示している。この図5に示すよ
うに、ロードセンシング差圧Δと流量制御弁51への流
入流量、すなわちポンプ吐出流量Qとの相関関係を示す
特性線90は、右上がりの曲線となっている。また、ロ
ードセンシング差圧Δの設定差圧に対応するポンプ吐出
流量をQpで示してある。レギュレータ2aは、例えば
油圧ポンプ2の吐出圧力PSにより油圧ポンプ2の最大
吐出流量を制御する定トルク制御をおこなうものであ
る。
ドセンシング差圧Δに応じて制御されるアンロード弁3
を備えているとともに、流量制御弁51,52等のそれ
ぞれに供給される流量を、ロードセンシング差圧Δに応
じて制御する流量制御手段、例えば油圧ポンプ2の傾転
量を制御し、ロードセンシング差圧Δが目標とする設定
差圧となるように、油圧ポンプ2の吐出流量Qを制御す
るレギュレータ2aを備えている。図5は図4に示す従
来技術で得られる特性を示している。この図5に示すよ
うに、ロードセンシング差圧Δと流量制御弁51への流
入流量、すなわちポンプ吐出流量Qとの相関関係を示す
特性線90は、右上がりの曲線となっている。また、ロ
ードセンシング差圧Δの設定差圧に対応するポンプ吐出
流量をQpで示してある。レギュレータ2aは、例えば
油圧ポンプ2の吐出圧力PSにより油圧ポンプ2の最大
吐出流量を制御する定トルク制御をおこなうものであ
る。
【0006】この従来技術では、図示しない破砕機の単
独駆動時には、油圧ポンプ2の全量が圧力補償弁41、
流量制御弁51を介して特定アクチュエータである油圧
シリンダ61に供給される。図6は油圧シリンダ61に
対する流量メータリング特性を示す図、すなわち、流量
制御弁51の操作量に対する油圧シリンダ61の供給流
量の関係を示す図である。この図6に示すように、流量
制御弁51の操作量の増加に伴って油圧シリンダ61に
直線的に増加する流量が供給され、流量制御弁51のフ
ル操作状態で、油圧シリンダ61に最大流量Qa(=油
圧ポンプ2の吐出流量Qp)が供給される。また、図示
しない破砕機と図示しない旋回体等の複合駆動時には、
油圧ポンプ2の吐出流量Qpが該当する各圧力補償弁4
1,42等に分流されて、各流量制御弁51,52等を
介して油圧シリンダ61、油圧モータ62等に供給され
る。
独駆動時には、油圧ポンプ2の全量が圧力補償弁41、
流量制御弁51を介して特定アクチュエータである油圧
シリンダ61に供給される。図6は油圧シリンダ61に
対する流量メータリング特性を示す図、すなわち、流量
制御弁51の操作量に対する油圧シリンダ61の供給流
量の関係を示す図である。この図6に示すように、流量
制御弁51の操作量の増加に伴って油圧シリンダ61に
直線的に増加する流量が供給され、流量制御弁51のフ
ル操作状態で、油圧シリンダ61に最大流量Qa(=油
圧ポンプ2の吐出流量Qp)が供給される。また、図示
しない破砕機と図示しない旋回体等の複合駆動時には、
油圧ポンプ2の吐出流量Qpが該当する各圧力補償弁4
1,42等に分流されて、各流量制御弁51,52等を
介して油圧シリンダ61、油圧モータ62等に供給され
る。
【0007】なお、この種のロードセンシングシステム
を含む制御回路を備えた公知技術としては、例えば特開
昭60−11706号公報に記載のものがある。
を含む制御回路を備えた公知技術としては、例えば特開
昭60−11706号公報に記載のものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
油圧シリンダ61の要求流量が油圧ポンプ2の最大可能
吐出流量よりも大きく、したがって、破砕機のみの単独
駆動に際し、油圧ポンプ2から最大の流量を油圧シリン
ダ61に供給しても破砕機を望ましい作動速度で駆動し
得ない場合があり、破砕機を介しておこなわれる作業の
能率の向上を見込み難い問題がある。また、破砕機と他
の作業機等の複合操作にあっては、油圧シリンダ61に
供給される流量が小さくなるとともに、他のアクチュエ
ータに供給される流量が著しく小さくなり、破砕機を介
しておこなわれる作業の作業性ならびに他のアクチュエ
ータを介しておこなわれる作業、すなわち複合作業の作
業性が低下しやすい。
油圧シリンダ61の要求流量が油圧ポンプ2の最大可能
吐出流量よりも大きく、したがって、破砕機のみの単独
駆動に際し、油圧ポンプ2から最大の流量を油圧シリン
ダ61に供給しても破砕機を望ましい作動速度で駆動し
得ない場合があり、破砕機を介しておこなわれる作業の
能率の向上を見込み難い問題がある。また、破砕機と他
の作業機等の複合操作にあっては、油圧シリンダ61に
供給される流量が小さくなるとともに、他のアクチュエ
ータに供給される流量が著しく小さくなり、破砕機を介
しておこなわれる作業の作業性ならびに他のアクチュエ
ータを介しておこなわれる作業、すなわち複合作業の作
業性が低下しやすい。
【0009】なお、上述では特定アクチュエータを破砕
機を駆動する油圧シリンダ61として説明したが、特定
アクチュエータが他の作業機を駆動するものであっても
同様の問題がある。
機を駆動する油圧シリンダ61として説明したが、特定
アクチュエータが他の作業機を駆動するものであっても
同様の問題がある。
【0010】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、要求流量
が主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも大きな特定ア
クチュエータの単独操作時に、この特定アクチュエータ
に主油圧ポンプの吐出流量よりも大きな流量を供給する
ことができる建設機械の制御回路を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、要求流量
が主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも大きな特定ア
クチュエータの単独操作時に、この特定アクチュエータ
に主油圧ポンプの吐出流量よりも大きな流量を供給する
ことができる建設機械の制御回路を提供することにあ
る。
【0011】また、第2の目的は、特定アクチュエータ
と、この特定アクチュエータとは異なる他のアクチュエ
ータとの複合操作時に、他のアクチュエータ側にも比較
的大きな流量を供給できる建設機械の制御回路を提供す
ることにある。
と、この特定アクチュエータとは異なる他のアクチュエ
ータとの複合操作時に、他のアクチュエータ側にも比較
的大きな流量を供給できる建設機械の制御回路を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、主油圧ポンプと、
この主油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
複数のアクチュエータと、これらのアクチュエータに対
応して設けられ、該当するアクチュエータに供給される
圧油の流れを制御する流量制御弁と、上記アクチュエー
タのそれぞれに対応して設けられ、該当するアクチュエ
ータの最大負荷圧を検出する最大負荷圧検出管路と、上
記主油圧ポンプの吐出圧力を検出するポンプ圧検出管路
と、上記流量制御弁のそれぞれに対応して該当する流量
制御弁の上流側に設けられ、上記ポンプ圧検出管路によ
って導かれる主油圧ポンプの吐出圧力と上記最大負荷圧
検出管路によって導かれる最大負荷圧との差圧であるロ
ードセンシング差圧に応じて駆動し、該当する流量制御
弁の上流側の圧力と下流側の圧力との差圧である前後差
圧を制御可能な圧力補償弁とを備えるとともに、上記複
数のアクチュエータが、上記主油圧ポンプが吐出可能な
最大流量よりも大きい流量を要求する特定アクチュエー
タを含み、上記流量制御弁のそれぞれに供給される流量
を、ロードセンシング差圧に応じて制御する流量制御手
段とを備えた建設機械の制御回路において、補助ポンプ
と、この補助ポンプの吐出流量を上記特定アクチュエー
タに係る流量制御弁と、この流量制御弁に係る圧力補償
弁との間に位置するアクチュエータ供給側主管路部分に
導く補助管路とを備えた構成にしてある。
に、本発明の請求項1に係る発明は、主油圧ポンプと、
この主油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
複数のアクチュエータと、これらのアクチュエータに対
応して設けられ、該当するアクチュエータに供給される
圧油の流れを制御する流量制御弁と、上記アクチュエー
タのそれぞれに対応して設けられ、該当するアクチュエ
ータの最大負荷圧を検出する最大負荷圧検出管路と、上
記主油圧ポンプの吐出圧力を検出するポンプ圧検出管路
と、上記流量制御弁のそれぞれに対応して該当する流量
制御弁の上流側に設けられ、上記ポンプ圧検出管路によ
って導かれる主油圧ポンプの吐出圧力と上記最大負荷圧
検出管路によって導かれる最大負荷圧との差圧であるロ
ードセンシング差圧に応じて駆動し、該当する流量制御
弁の上流側の圧力と下流側の圧力との差圧である前後差
圧を制御可能な圧力補償弁とを備えるとともに、上記複
数のアクチュエータが、上記主油圧ポンプが吐出可能な
最大流量よりも大きい流量を要求する特定アクチュエー
タを含み、上記流量制御弁のそれぞれに供給される流量
を、ロードセンシング差圧に応じて制御する流量制御手
段とを備えた建設機械の制御回路において、補助ポンプ
と、この補助ポンプの吐出流量を上記特定アクチュエー
タに係る流量制御弁と、この流量制御弁に係る圧力補償
弁との間に位置するアクチュエータ供給側主管路部分に
導く補助管路とを備えた構成にしてある。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係る発明は、特定アクチユ
エータの単独操作時には、主油圧ポンプの吐出流量が、
アクチュエータ供給側主管路、圧力補償弁、流量制御弁
を介して特定アクチュエータに供給されるとともに、補
助ポンプの流量が補助管路を介してアクチュエータ供給
側主管路に供給される。すなわち、特定アクチュエータ
には、主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも総和が大
きくなる主油圧ポンプ、補助ポンプの合流流量を供給し
得る。これにより、特定アクチュエータを主油圧ポンプ
の吐出流量で駆動させていた従前の場合に比べて増速さ
せることができる。
エータの単独操作時には、主油圧ポンプの吐出流量が、
アクチュエータ供給側主管路、圧力補償弁、流量制御弁
を介して特定アクチュエータに供給されるとともに、補
助ポンプの流量が補助管路を介してアクチュエータ供給
側主管路に供給される。すなわち、特定アクチュエータ
には、主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも総和が大
きくなる主油圧ポンプ、補助ポンプの合流流量を供給し
得る。これにより、特定アクチュエータを主油圧ポンプ
の吐出流量で駆動させていた従前の場合に比べて増速さ
せることができる。
【0014】また、特定アクチュエータと、この特定ア
クチュエータと異なる他のアクチュエータとの複合操作
に際しては、以下のように作用する。特定アクチュエー
タに係る流量制御弁には、主油圧ポンプの流量の一部と
補助ポンプの流量の全量との合流流量が供給され、他の
アクチュエータには主油圧ポンプの残りの流量が供給さ
れる。特定アクチュエータに係る流量制御弁の上流側の
圧力は、補助ポンプの吐出圧力を含む比較的大きな供給
圧力となり、これに応じて、当該流量制御弁の上流側に
位置するこの流量制御弁に係る圧力補償弁の制御に際し
ては、ロードセンシング差圧が見掛け上、大きくなり、
当該流量制御弁への流入流量を設定差圧に対応するよう
に抑えるべく当該圧力補償弁は、従前の補助ポンプがな
い場合の圧力補償弁に比べて閉じ気味に駆動する。した
がって、この複合操作に際し、特定アクチュエータに供
給される主油圧ポンプの流量は、従前の補助ポンプがな
い場合における特定アクチュエータに供給される主油圧
ポンプの流量に比べて小さくなり、これに伴って他のア
クチュエータ側に、より大きな主油圧ポンプの余剰流量
を供給することができる。
クチュエータと異なる他のアクチュエータとの複合操作
に際しては、以下のように作用する。特定アクチュエー
タに係る流量制御弁には、主油圧ポンプの流量の一部と
補助ポンプの流量の全量との合流流量が供給され、他の
アクチュエータには主油圧ポンプの残りの流量が供給さ
れる。特定アクチュエータに係る流量制御弁の上流側の
圧力は、補助ポンプの吐出圧力を含む比較的大きな供給
圧力となり、これに応じて、当該流量制御弁の上流側に
位置するこの流量制御弁に係る圧力補償弁の制御に際し
ては、ロードセンシング差圧が見掛け上、大きくなり、
当該流量制御弁への流入流量を設定差圧に対応するよう
に抑えるべく当該圧力補償弁は、従前の補助ポンプがな
い場合の圧力補償弁に比べて閉じ気味に駆動する。した
がって、この複合操作に際し、特定アクチュエータに供
給される主油圧ポンプの流量は、従前の補助ポンプがな
い場合における特定アクチュエータに供給される主油圧
ポンプの流量に比べて小さくなり、これに伴って他のア
クチュエータ側に、より大きな主油圧ポンプの余剰流量
を供給することができる。
【0015】このように、本発明では、特定アクチュエ
ータ側に補助ポンプの流量を含む流量を供給して、ある
程度の特定アクチュエータの作動速度(例えば、従前の
特定アクチュエータの作動速度と同等の作動速度)を確
保した状態にあって、他のアクチュエータの作動速度を
従前の他のアクチュエータの作動速度よりも速くするこ
とができる。
ータ側に補助ポンプの流量を含む流量を供給して、ある
程度の特定アクチュエータの作動速度(例えば、従前の
特定アクチュエータの作動速度と同等の作動速度)を確
保した状態にあって、他のアクチュエータの作動速度を
従前の他のアクチュエータの作動速度よりも速くするこ
とができる。
【0016】また、このとき、上述したロードセンシン
グ差圧に応じた圧力補償弁の制御により、本発明の特定
アクチュエータに係る流量制御弁の操作量、すなわち開
口量が、従前の補助ポンプがない場合における特定アク
チュエータに係る流量制御弁の開口量と同じであるとす
れば、本発明の特定アクチュエータに係る流量制御弁の
通過流量と、従前の特定アクチュエータに係る流量制御
弁の通過流量とを等しくすることができる。つまり、本
発明は、特定アクチュエータに供給される流量が補助ポ
ンプの流量を含むものであるものの、従来同様の特定ア
クチュエータに対するメータリング、すなわち、流量制
御弁の操作量に対する特定アクチュエータへの供給流量
の関係を確保できる。
グ差圧に応じた圧力補償弁の制御により、本発明の特定
アクチュエータに係る流量制御弁の操作量、すなわち開
口量が、従前の補助ポンプがない場合における特定アク
チュエータに係る流量制御弁の開口量と同じであるとす
れば、本発明の特定アクチュエータに係る流量制御弁の
通過流量と、従前の特定アクチュエータに係る流量制御
弁の通過流量とを等しくすることができる。つまり、本
発明は、特定アクチュエータに供給される流量が補助ポ
ンプの流量を含むものであるものの、従来同様の特定ア
クチュエータに対するメータリング、すなわち、流量制
御弁の操作量に対する特定アクチュエータへの供給流量
の関係を確保できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の建設機械の制御回路の実施例
を図に基づいて説明する。図1は本発明の建設機械の制
御回路の請求項1,2,3,4に係る発明に相当する一
実施例を示す回路図である。図2は図1に示す実施例で
得られる特性のうち、ロードセンシング差圧と、特定ア
クチュエータに係る流量制御弁への流入流量との関係を
示す図、図3は図1に示す実施例で得られる特性のう
ち、流量制御弁の操作量と、特定アクチュエータすなわ
ち油圧シリンダの供給流量との関係を示す図である。
を図に基づいて説明する。図1は本発明の建設機械の制
御回路の請求項1,2,3,4に係る発明に相当する一
実施例を示す回路図である。図2は図1に示す実施例で
得られる特性のうち、ロードセンシング差圧と、特定ア
クチュエータに係る流量制御弁への流入流量との関係を
示す図、図3は図1に示す実施例で得られる特性のう
ち、流量制御弁の操作量と、特定アクチュエータすなわ
ち油圧シリンダの供給流量との関係を示す図である。
【0018】図1は前述した図4に対応させて描いたも
のであり、油圧ショベルに適用させた実施例を示してい
る。この図1において前述した図4に示したものと同等
のものは、同じ符号で示してある。すなわち、この図1
に示す実施例にあっても、原動機1と、主油圧ポンプを
構成する可変容量油圧ポンプ2と、複数のアクチュエー
タ、例えば破砕機を駆動する油圧シリンダ61、及び旋
回モータ等の油圧モータ62などのアクチュエータと、
これらのアクチュエータに対応して設けた流量制御弁、
例えば油圧シリンダ61を制御する流量制御弁51、及
び油圧モータ62を制御する流量制御弁52などの流量
制御弁とを備えている。なお、油圧シリンダ61は、油
圧ポンプ2の最大可能吐出流量よりも要求流量が大きく
なる特定アクチュエータを構成している。
のであり、油圧ショベルに適用させた実施例を示してい
る。この図1において前述した図4に示したものと同等
のものは、同じ符号で示してある。すなわち、この図1
に示す実施例にあっても、原動機1と、主油圧ポンプを
構成する可変容量油圧ポンプ2と、複数のアクチュエー
タ、例えば破砕機を駆動する油圧シリンダ61、及び旋
回モータ等の油圧モータ62などのアクチュエータと、
これらのアクチュエータに対応して設けた流量制御弁、
例えば油圧シリンダ61を制御する流量制御弁51、及
び油圧モータ62を制御する流量制御弁52などの流量
制御弁とを備えている。なお、油圧シリンダ61は、油
圧ポンプ2の最大可能吐出流量よりも要求流量が大きく
なる特定アクチュエータを構成している。
【0019】また、該当するアクチュエータの負荷圧を
検出する負荷圧検出管路、例えば油圧シリンダ61の負
荷圧PLを検出する負荷圧検出管路30、及び油圧モー
タ62の負荷圧を検出する負荷圧検出管路31などの負
荷圧検出管路と、これらの負荷圧検出管路30,31等
の圧力のうちの最大負荷圧PLmaxを取り出すシャト
ル弁32,33と、シャトル弁33で取り出された最大
負荷圧PLmaxを導く最大負荷圧検出管路70と、油
圧ポンプ2の吐出圧力PSを検出するポンプ圧検出管路
80とを備えている。
検出する負荷圧検出管路、例えば油圧シリンダ61の負
荷圧PLを検出する負荷圧検出管路30、及び油圧モー
タ62の負荷圧を検出する負荷圧検出管路31などの負
荷圧検出管路と、これらの負荷圧検出管路30,31等
の圧力のうちの最大負荷圧PLmaxを取り出すシャト
ル弁32,33と、シャトル弁33で取り出された最大
負荷圧PLmaxを導く最大負荷圧検出管路70と、油
圧ポンプ2の吐出圧力PSを検出するポンプ圧検出管路
80とを備えている。
【0020】また、同図1に示すように、流量制御弁5
1,52等のそれぞれに対応して該当する流量制御弁5
1,52等の上流側に設けられ、ポンプ圧検出管路80
によって導かれる主油圧ポンプ2の吐出圧力PSと最大
負荷圧検出管路70によって導かれる最大負荷圧PLm
axとの差圧であるロードセンシング差圧Δに応じて駆
動し、該当する流量制御弁51,52の上流側の圧力と
下流側の圧力との差圧である前後差圧を制御可能な圧力
補償弁41,42等とを備えている。油圧シリンダ61
を制御する流量制御弁51に係る圧力補償弁41は、上
流圧検出管路34で導かれる流量制御弁51の上流側の
圧力と、負荷圧検出管路30で導かれる油圧シリンダ6
1の負荷圧PLとの差圧である前後差圧が、ポンプ圧検
出管路80で導かれる油圧ポンプ2の吐出圧力PSと、
最大負荷圧検出管路70で導かれる最大負荷圧PLma
xとの差圧に等しくなるように制御される。同様に、例
えば油圧モータ62を制御する流量制御弁52に係る圧
力補償弁42は、上流圧検出管路35で導かれる流量制
御弁52の上流側の圧力と、負荷圧検出管路31で導か
れる油圧モータ62の負荷圧との差である前後差圧が、
ポンプ圧検出管路80で導かれる油圧ポンプ2のポンプ
圧PSと、最大負荷圧検出管路70で導かれる最大負荷
圧PLmaxとの差圧であるロードセンシング差圧Δに
等しくなるように制御される。すなわち、各圧力補償弁
41,42等を介して、該当する流量制御弁51,52
等の前後差圧が、共通のロードセンシング差圧Δ(=P
S−PLmax)によって制御されるようになってい
る。
1,52等のそれぞれに対応して該当する流量制御弁5
1,52等の上流側に設けられ、ポンプ圧検出管路80
によって導かれる主油圧ポンプ2の吐出圧力PSと最大
負荷圧検出管路70によって導かれる最大負荷圧PLm
axとの差圧であるロードセンシング差圧Δに応じて駆
動し、該当する流量制御弁51,52の上流側の圧力と
下流側の圧力との差圧である前後差圧を制御可能な圧力
補償弁41,42等とを備えている。油圧シリンダ61
を制御する流量制御弁51に係る圧力補償弁41は、上
流圧検出管路34で導かれる流量制御弁51の上流側の
圧力と、負荷圧検出管路30で導かれる油圧シリンダ6
1の負荷圧PLとの差圧である前後差圧が、ポンプ圧検
出管路80で導かれる油圧ポンプ2の吐出圧力PSと、
最大負荷圧検出管路70で導かれる最大負荷圧PLma
xとの差圧に等しくなるように制御される。同様に、例
えば油圧モータ62を制御する流量制御弁52に係る圧
力補償弁42は、上流圧検出管路35で導かれる流量制
御弁52の上流側の圧力と、負荷圧検出管路31で導か
れる油圧モータ62の負荷圧との差である前後差圧が、
ポンプ圧検出管路80で導かれる油圧ポンプ2のポンプ
圧PSと、最大負荷圧検出管路70で導かれる最大負荷
圧PLmaxとの差圧であるロードセンシング差圧Δに
等しくなるように制御される。すなわち、各圧力補償弁
41,42等を介して、該当する流量制御弁51,52
等の前後差圧が、共通のロードセンシング差圧Δ(=P
S−PLmax)によって制御されるようになってい
る。
【0021】また、油圧ポンプ2の吐出管路2bにロー
ドセンシング差圧Δに応じて制御されるアンロード弁3
を備えているとともに、流量制御弁51,52等のそれ
ぞれに供給される流量を、ロードセンシング差圧Δに応
じて制御する流量制御手段、例えば油圧ポンプ2の傾転
量を制御し、ロードセンシング差圧Δが目標とする設定
差圧となるように、油圧ポンプ2の吐出流量Qを制御す
るレギュレータ2aを備えている。このレギュレータ2
aは、例えば吐出圧力PSにより油圧ポンプ2の最大吐
出流量を制御する定トルク制御をおこなうものである。
ドセンシング差圧Δに応じて制御されるアンロード弁3
を備えているとともに、流量制御弁51,52等のそれ
ぞれに供給される流量を、ロードセンシング差圧Δに応
じて制御する流量制御手段、例えば油圧ポンプ2の傾転
量を制御し、ロードセンシング差圧Δが目標とする設定
差圧となるように、油圧ポンプ2の吐出流量Qを制御す
るレギュレータ2aを備えている。このレギュレータ2
aは、例えば吐出圧力PSにより油圧ポンプ2の最大吐
出流量を制御する定トルク制御をおこなうものである。
【0022】以上の構成については、前述した図3に示
したものとほぼ同等である。
したものとほぼ同等である。
【0023】そして特に、本実施例では、原動機1によ
り油圧ポンプ2と同期して駆動する補助ポンプ100を
設け、この補助ポンプ100から吐出される流量Qs
を、油圧シリンダ61に係る流量制御弁51と、この流
量制御弁51に係る圧力補償弁41との間に位置するア
クチュエータ供給側主管路106部分に導く補助管路1
04を設けてある。また、補助管路104には、補助ポ
ンプ100方向への圧油の逆流を防止する逆止弁105
を設けてあるとともに、補助ポンプ圧検出管路102を
介して導かれる補助ポンプ圧PPと、負荷圧検出管路1
03を介して導かれる油圧シリンダ61の負荷圧PLと
の差圧に応じて制御される補助ポンプ用アンロード弁1
01を設けてある。
り油圧ポンプ2と同期して駆動する補助ポンプ100を
設け、この補助ポンプ100から吐出される流量Qs
を、油圧シリンダ61に係る流量制御弁51と、この流
量制御弁51に係る圧力補償弁41との間に位置するア
クチュエータ供給側主管路106部分に導く補助管路1
04を設けてある。また、補助管路104には、補助ポ
ンプ100方向への圧油の逆流を防止する逆止弁105
を設けてあるとともに、補助ポンプ圧検出管路102を
介して導かれる補助ポンプ圧PPと、負荷圧検出管路1
03を介して導かれる油圧シリンダ61の負荷圧PLと
の差圧に応じて制御される補助ポンプ用アンロード弁1
01を設けてある。
【0024】このように構成した実施例では、要求流量
が主油圧ポンプである油圧ポンプ2の最大可能吐出流量
よりも大きい特定アクチュエータ、すなわち図示しない
破砕機を駆動する油圧シリンダ61の単独操作時には、
流量制御弁51の切換えに伴って、油圧ポンプ2の吐出
流量が、アクチュエータ供給側主管路106、圧力補償
弁41、流量制御弁51を介して油圧シリンダ61に供
給されるとともに、補助ポンプ100の流量Qsが、補
助管路104、逆止弁105を介してアクチュエータ供
給側主管路106に供給され、さらに流量制御弁51を
介して油圧シリンダ61に供給される。すなわち、油圧
シリンダ61には、油圧ポンプ2の最大可能吐出流量よ
りも大きい油圧ポンプ2、補助ポンプ100の合流流量
を供給し得る。これにより、油圧シリンダ61の増速を
実現させることができる。
が主油圧ポンプである油圧ポンプ2の最大可能吐出流量
よりも大きい特定アクチュエータ、すなわち図示しない
破砕機を駆動する油圧シリンダ61の単独操作時には、
流量制御弁51の切換えに伴って、油圧ポンプ2の吐出
流量が、アクチュエータ供給側主管路106、圧力補償
弁41、流量制御弁51を介して油圧シリンダ61に供
給されるとともに、補助ポンプ100の流量Qsが、補
助管路104、逆止弁105を介してアクチュエータ供
給側主管路106に供給され、さらに流量制御弁51を
介して油圧シリンダ61に供給される。すなわち、油圧
シリンダ61には、油圧ポンプ2の最大可能吐出流量よ
りも大きい油圧ポンプ2、補助ポンプ100の合流流量
を供給し得る。これにより、油圧シリンダ61の増速を
実現させることができる。
【0025】また、特定アクチュエータである油圧シリ
ンダ61と、図示しない旋回体を駆動する旋回モータ6
2、あるいは図示しない他のアクチュエータとの複合操
作に際しては以下のようになる。
ンダ61と、図示しない旋回体を駆動する旋回モータ6
2、あるいは図示しない他のアクチュエータとの複合操
作に際しては以下のようになる。
【0026】すなわち、油圧シリンダ61の流量制御弁
51には、油圧ポンプ2の流量の一部と補助ポンプ10
0の流量の全量の合流流量が供給され、旋回モータ62
等の他のアクチュエータには、油圧ポンプ2の残りの流
量が供給される。油圧シリンダ61に係る流量制御弁5
1の上流側の圧力は、補助ポンプ100の吐出圧力PP
を含む比較的大きな供給圧力となり、これに応じて、こ
の流量制御弁51に係る圧力補償弁41を制御するロー
ドセンシング差圧Δは、過渡的に下記の式で示すよう
に、見掛け上大きくなる。 Δ=(PS+PP)−PLmax>PS−PLmax なお、最大負荷圧PLmaxは、シャトル弁32,33
を介して最大負荷圧検出管路70に導かれる。油圧シリ
ンダ61側の圧力補償弁41は、流量制御弁51への流
入流量を設定誤差に対応するように、閉じ気味(絞り気
味)に制御される。これに伴い、流量制御弁51の流入
流量のうちの油圧ポンプ2の流量は、前述した図4に示
す従来の場合に比べて小さくなる。
51には、油圧ポンプ2の流量の一部と補助ポンプ10
0の流量の全量の合流流量が供給され、旋回モータ62
等の他のアクチュエータには、油圧ポンプ2の残りの流
量が供給される。油圧シリンダ61に係る流量制御弁5
1の上流側の圧力は、補助ポンプ100の吐出圧力PP
を含む比較的大きな供給圧力となり、これに応じて、こ
の流量制御弁51に係る圧力補償弁41を制御するロー
ドセンシング差圧Δは、過渡的に下記の式で示すよう
に、見掛け上大きくなる。 Δ=(PS+PP)−PLmax>PS−PLmax なお、最大負荷圧PLmaxは、シャトル弁32,33
を介して最大負荷圧検出管路70に導かれる。油圧シリ
ンダ61側の圧力補償弁41は、流量制御弁51への流
入流量を設定誤差に対応するように、閉じ気味(絞り気
味)に制御される。これに伴い、流量制御弁51の流入
流量のうちの油圧ポンプ2の流量は、前述した図4に示
す従来の場合に比べて小さくなる。
【0027】図2に示す特性図は、このときのロードセ
ンシング差圧Δと流量制御弁51への流入流量の相関関
係を示している。同図2中、特性線92は前述した図5
に示した従来の特性線90と同じ特性線である。また、
油圧ポンプ2の流量は、特性性93に示すように、圧力
補償弁41で絞られることにより減少している。流量制
御弁51への流入流量QTは、下記のようになる。
ンシング差圧Δと流量制御弁51への流入流量の相関関
係を示している。同図2中、特性線92は前述した図5
に示した従来の特性線90と同じ特性線である。また、
油圧ポンプ2の流量は、特性性93に示すように、圧力
補償弁41で絞られることにより減少している。流量制
御弁51への流入流量QTは、下記のようになる。
【0028】QT=油圧ポンプ2の吐出流量αQp+補
助ポンプ100の吐出流量Qs また、このとき、図3の特性線94に示すように、流量
制御弁51の操作量に対する油圧シリンダ61の供給流
量の関係は、流量制御弁51の操作量の増加に応じて直
線的に増加する関係である。特性線95は油圧ポンプ2
から供給される流量を示している。なお、前述した油圧
シリンダ61の単独操作に際し、流量制御弁51をフル
操作したときには、油圧シリンダ61の供給流量Qb
は、前述のように、 Qb=補助ポンプ100の流量Qs+Qa(=油圧ポン
プ2の流量αQp) となる。
助ポンプ100の吐出流量Qs また、このとき、図3の特性線94に示すように、流量
制御弁51の操作量に対する油圧シリンダ61の供給流
量の関係は、流量制御弁51の操作量の増加に応じて直
線的に増加する関係である。特性線95は油圧ポンプ2
から供給される流量を示している。なお、前述した油圧
シリンダ61の単独操作に際し、流量制御弁51をフル
操作したときには、油圧シリンダ61の供給流量Qb
は、前述のように、 Qb=補助ポンプ100の流量Qs+Qa(=油圧ポン
プ2の流量αQp) となる。
【0029】そして、上述した油圧シリンダ61と油圧
モータ62等の複合操作に際し、他のアクチュエータで
ある油圧モータ62等へは、油圧ポンプ2の余剰流量が
供給される。
モータ62等の複合操作に際し、他のアクチュエータで
ある油圧モータ62等へは、油圧ポンプ2の余剰流量が
供給される。
【0030】このように構成した実施例にあっては、上
述のように特定アクチュエータである油圧シリンダ61
の単独操作に際しては、この油圧シリンダ61に油圧ポ
ンプ2の流量よりも大きな流量を供給でき、油圧シリン
ダ61を増速させて図示しない破砕機を速く作動させ、
その作業能率を向上させることができる。
述のように特定アクチュエータである油圧シリンダ61
の単独操作に際しては、この油圧シリンダ61に油圧ポ
ンプ2の流量よりも大きな流量を供給でき、油圧シリン
ダ61を増速させて図示しない破砕機を速く作動させ、
その作業能率を向上させることができる。
【0031】また、油圧シリンダ61と他のアクチュエ
ータとの複合操作に際しては、油圧シリンダ61に供給
される油圧ポンプ2の吐出流量を、補助ポンプ100の
流量に相応する量だけ減少させることにより、この油圧
シリンダ61の作動速度をある程度保持することができ
るとともに(例えば、図4に示した従来の油圧シリンダ
61で得られる作動速度に維持)、上述のように旋回モ
ータ62等の他のアクチュエータに油圧ポンプ2の比較
的大きな余剰流量を供給でき、この他のアクチュエータ
の作動速度を速くすることができる。したがって、破砕
機と、旋回体の旋回等を含む他の作業機の複合駆動にあ
たって、破砕機の作業性をある程度確保できるととも
に、他のアクチュエータで駆動する作業機の作業性を向
上させることができ、これらにより複合作業の能率を向
上させることができる。
ータとの複合操作に際しては、油圧シリンダ61に供給
される油圧ポンプ2の吐出流量を、補助ポンプ100の
流量に相応する量だけ減少させることにより、この油圧
シリンダ61の作動速度をある程度保持することができ
るとともに(例えば、図4に示した従来の油圧シリンダ
61で得られる作動速度に維持)、上述のように旋回モ
ータ62等の他のアクチュエータに油圧ポンプ2の比較
的大きな余剰流量を供給でき、この他のアクチュエータ
の作動速度を速くすることができる。したがって、破砕
機と、旋回体の旋回等を含む他の作業機の複合駆動にあ
たって、破砕機の作業性をある程度確保できるととも
に、他のアクチュエータで駆動する作業機の作業性を向
上させることができ、これらにより複合作業の能率を向
上させることができる。
【0032】また、図3の特性線94に示すように、油
圧シリンダ61に対するメータリング、すなわち流量制
御弁51の操作量に対する油圧シリンダ61の供給流量
の関係を、前述した図6に示す特性線91と同様の関係
にすることができ、従来同様の特定アクチュエータに対
するメータリングを確保でき、油圧シリンダ61に対す
る安定した操作性を得ることができる。
圧シリンダ61に対するメータリング、すなわち流量制
御弁51の操作量に対する油圧シリンダ61の供給流量
の関係を、前述した図6に示す特性線91と同様の関係
にすることができ、従来同様の特定アクチュエータに対
するメータリングを確保でき、油圧シリンダ61に対す
る安定した操作性を得ることができる。
【0033】なお、上記実施例では特定アクチュエータ
として、破砕機を駆動する油圧シリンダ61を挙げた
が、本発明はこのような油圧シリンダ61には限定され
ず、各種の作業機を駆動するアクチュエータに適用可能
である。
として、破砕機を駆動する油圧シリンダ61を挙げた
が、本発明はこのような油圧シリンダ61には限定され
ず、各種の作業機を駆動するアクチュエータに適用可能
である。
【0034】また、上記実施例では、適用される建設機
械として油圧ショベルを挙げたが、本発明は、この油圧
ショベルに適用することに限られない。要求流量が主油
圧ポンプの最大可能吐出流量よりも大きい特定クアチュ
エータを有し、基本的に主油圧ポンプの吐出圧力が最大
負荷圧よりも目標とする設定差圧だけ大きくなるよう
に、流量制御弁に供給される流量を制御するロードセン
シングシステムを有する建設機械であれば適用可能であ
る。
械として油圧ショベルを挙げたが、本発明は、この油圧
ショベルに適用することに限られない。要求流量が主油
圧ポンプの最大可能吐出流量よりも大きい特定クアチュ
エータを有し、基本的に主油圧ポンプの吐出圧力が最大
負荷圧よりも目標とする設定差圧だけ大きくなるよう
に、流量制御弁に供給される流量を制御するロードセン
シングシステムを有する建設機械であれば適用可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成してあるの
で、要求流量が主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも
大きな特定アクチュエータの単独操作時に、この特定ア
クチュエータに主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも
大きな流量を供給でき、従来技術に比べて特定アクチュ
エータを増速させてこの特定アクチュエータで駆動する
作業機等を速く作動させ、その作業能率を従来よりも向
上させることができる。
で、要求流量が主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも
大きな特定アクチュエータの単独操作時に、この特定ア
クチュエータに主油圧ポンプの最大可能吐出流量よりも
大きな流量を供給でき、従来技術に比べて特定アクチュ
エータを増速させてこの特定アクチュエータで駆動する
作業機等を速く作動させ、その作業能率を従来よりも向
上させることができる。
【0036】また、特定アクチュエータと他のアクチュ
エータとの複合操作時に、特定アクチュエータの作動速
度をある程度維持した状態で、他のアクチュエータの作
動速度を従来よりも速くすることができ、特に他のアク
チュエータで駆動する作業機の作業性を向上させること
ができ、これに伴って従来よりも複合作業の能率を向上
させることができる。
エータとの複合操作時に、特定アクチュエータの作動速
度をある程度維持した状態で、他のアクチュエータの作
動速度を従来よりも速くすることができ、特に他のアク
チュエータで駆動する作業機の作業性を向上させること
ができ、これに伴って従来よりも複合作業の能率を向上
させることができる。
【0037】また、補助ポンプの流量を主油圧ポンプの
流量に合流させて特定アクチュエータに供給するにもか
かわらず、従来と同等の特定アクチュエータに対するメ
ータリングを確保することができ、これにより特定アク
チュエータを安定して操作できる。
流量に合流させて特定アクチュエータに供給するにもか
かわらず、従来と同等の特定アクチュエータに対するメ
ータリングを確保することができ、これにより特定アク
チュエータを安定して操作できる。
【図1】本発明の建設機械の制御回路の一実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】図1に示す実施例で得られる特性のうち、ロー
ドセンシング差圧と、特定アクチュエータに係る流量制
御弁への流入流量との関係を示す図である。
ドセンシング差圧と、特定アクチュエータに係る流量制
御弁への流入流量との関係を示す図である。
【図3】図1に示す実施例で得られる特性のうち、流量
制御弁の操作量と、特定アクチュエータの供給流量との
関係を示す図である。
制御弁の操作量と、特定アクチュエータの供給流量との
関係を示す図である。
【図4】従来の建設機械の制御回路の一例を示す回路図
である。
である。
【図5】図3に示す従来例で得られる特性のうち、ロー
ドセンシング差圧と、特定アクチュエータに係る流量制
御弁との関係を示す図である。
ドセンシング差圧と、特定アクチュエータに係る流量制
御弁との関係を示す図である。
【図6】図3に示す従来例で得られる特性のうち、流量
制御弁の操作量と、特定アクチュエータの供給流量との
関係を示す図である。
制御弁の操作量と、特定アクチュエータの供給流量との
関係を示す図である。
1 原動機
2 可変容量油圧ポンプ(主油圧ポンプ)
2a レギュレータ(流量制御手段)
2b 吐出管路
3 主ポンプ用アンロード弁
30 負荷圧検出管路
41 圧力補償弁
42 圧力補償弁
51 流量制御弁
52 流量制御弁
61 油圧シリンダ(特定アクチュエータ)
62 油圧モータ(他のアクチュエータ)
70 最大負荷圧検出管路
80 ポンプ圧検出管路
100 補助ポンプ
101 補助ポンプ用アンロード弁
102 補助ポンプ圧検出管路
103 負荷圧検出管路
104 補助管路
105 逆止弁
106 アクチュエータ供給側主管路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E02F 9/22
F15B 11/02
F15B 11/028
F15B 11/17
Claims (4)
- 【請求項1】 主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから
吐出される圧油によって駆動する複数のアクチュエータ
と、これらのアクチュエータに対応して設けられ、該当
するアクチュエータに供給される圧油の流れを制御する
流量制御弁と、 上記アクチュエータのそれぞれに対応して設けられ、該
当するアクチュエータの最大負荷圧を検出する最大負荷
圧検出管路と、上記主油圧ポンプの吐出圧力を検出する
ポンプ圧検出管路と、 上記流量制御弁のそれぞれに対応して該当する流量制御
弁の上流側に設けられ、上記ポンプ圧検出管路によって
導かれる主油圧ポンプの吐出圧力と上記最大負荷圧検出
管路によって導かれる最大負荷圧との差圧であるロード
センシング差圧に応じて駆動し、該当する流量制御弁の
上流側の圧力と下流側の圧力との差圧である前後差圧を
制御可能な圧力補償弁とを備えるとともに、 上記複数のアクチュエータが、上記主油圧ポンプが吐出
可能な最大流量よりも大きい流量を要求する特定アクチ
ュエータを含み、 上記流量制御弁のそれぞれに供給される流量を、ロード
センシング差圧に応じて制御する流量制御手段とを備え
た建設機械の制御回路において、 補助ポンプと、 この補助ポンプの吐出流量を上記特定アクチュエータに
係る流量制御弁と、この流量制御弁に係る圧力補償弁と
の間に位置するアクチュエータ供給側主管路部分に導く
補助管路とを備えたことを特徴とする建設機械の制御回
路。 - 【請求項2】 上記主油圧ポンプが可変容量油圧ポンプ
であるとともに、上記流量制御手段が、上記可変容量油
圧ポンプの傾転量を制御するレギュレータであることを
特徴とする請求項1記載の建設機械の制御回路。 - 【請求項3】 上記主油圧ポンプの吐出管路に、上記ロ
ードセンシング差圧に応じて駆動する主ポンプ用アンロ
ード弁を設けるとともに、上記補助管路に上記補助ポン
プの吐出圧力と上記特定アクチュエータの負荷圧との差
圧に応じて駆動する補助ポンプ用アンロード弁を設けた
ことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の制
御回路。 - 【請求項4】 建設機械が油圧ショベルであることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械の制
御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17509995A JP3434394B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 建設機械の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17509995A JP3434394B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 建設機械の制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925652A JPH0925652A (ja) | 1997-01-28 |
JP3434394B2 true JP3434394B2 (ja) | 2003-08-04 |
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