JP3432504B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交する辺にそれ
ぞれX電極とY電極とを有する回路ユニットの、該X電
極とY電極とに接続する電極部を有するフレキシブル接
続基板およびこれを用いた回路ユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば電気信号を光学的に表示するため
の手段として、プラズマ表示装置や液晶表示装置等があ
るが、これらの表示装置は表示部を制御するための回路
が必要であり、及び表示部を駆動するための回路が必要
である。これらの回路は、一般に表示部と分離された構
成をなすが、表示部を駆動する回路に於いては表示部と
一体形成する構造をなす場合もある。このため表示部と
回路部分を接続する手段が必要であった。この手段とし
て変形自由で量産加工容易な基板であるフレキシブル接
続基板が用いられている。 【0003】第2回路ユニットの例であるところ表示装
置の前記表示部の端部には、一般にX軸方向にX電極が
設けられており、Y軸方向にはY電極が設けられてい
る。表示部のX電極とY電極に沿ってX電極用フレキシ
ブル接続基板とY電極用フレキシブル接続基板とを配置
して、各フレキシブル接続基板の接続電極と表示部のX
電極とY電極とを異方性導電接着剤等の導電手段を介し
て接続を行う。さらに前記X電極用とY電極用のそれぞ
れのフレキシブル接続基板の端部に設けられた第1回路
ユニット接続部により、表示部と分離されてなる表示部
の制御回路ユニットである第1回路ユニットとフレキシ
ブル接続基板を接続する構成をなしている。 【0004】従来例を、特開平1−235922号公報
(以下「従来例1」と言う)で開示されている図8を用
いて示す。図8において第2回路ユニット10の例であ
るところの液晶表示体は、片側の面に形成された電極を
有す上下2枚のガラス基板を対向させ、この間隙に液晶
を挟持し、挟持した液晶の周囲をシ−ル材でシ−ルした
構成をなし、液晶部分で表示部11を形成する。また液
晶を駆動する駆動用ICを前記上下のガラス基板の端部
に実装し、フレキシブル接続基板20との接続を行う電
極を設けるために表示部11の外周よりガラス基板を大
きく形成している。図8に於いては下ガラス基板はY軸
方向の電極であるY電極13を形成しており、上ガラス
基板はX軸方向の電極であるX電極12を形成してい
る。第2回路ユニット10のX電極12とY電極13と
第1回路ユニット30とを電気的に接続するために、略
直角形状をなしたフレキシブル接続基板20を配設し、
直角形状のフレキシブル接続基板20のX軸方向にはX
電極部22を形成し、上ガラス基板のX電極12とフレ
キシブル接続基板20のX電極部22とを異方性導電接
着剤で接着し、下ガラス基板のY電極13とフレキシブ
ル接続基板20のY電極部23とを異方性導電接着剤で
接着している。さらにフレキシブル接続基板20のX電
極部と反対方向に回路ユニット接続部21を形成して、
フレキシブル接続基板20を介して液晶表示体である第
2回路ユニット10と第1回路ユニット30とを接続す
る。 【0005】しかしながら、上記公報で示されているフ
レキシブル接続基板20は、X電極部22とY電極部2
3とにより略直角形状(L形状)をなしており、さらに
X電極部と反対方向に回路ユニット接続部21が形成さ
れているためフレキシブル接続基板がT形状をなす。こ
のため長方形のフレキシブル接続基板の原材料より、T
形状やL形状のフレキシブル接続基板を型抜きして取り
出すと液晶表示部分に相当するフレキシブル接続基板が
無駄になってしまう問題を有しており、この問題を対策
すべく特開平2−170132号公報が開示されてい
る。 【0006】特開平2−170132号公報(以下「従
来例2」と言う)で開示されているところは、直方体を
なすフレキシブル接続基板を第2回路ユニットであると
ころの長方形をなす表示部の辺に沿ってコの字型に2回
90度曲げた後、第2回路ユニットと接続しさらにフレ
キシブル接続基板の上に表示部駆動回路を形成した構成
をなすテ−プキャリヤ用フレキシブル接続基板(TA
B)が開示されている。前記公報ではフレキシブル接続
基板が直方体であるためフレキシブル接続基板の無駄が
省ける。しかしながら、前記公報ではフレキシブル接続
基板上の駆動回路と表示部とを別体で設けた第1回路ユ
ニットを接続するために、第2回路ユニットに接続した
フレキシブル接続基板の反対の端部に第1回路ユニット
を形成したプリント基板を接続せねばならず、このため
回路ユニットを形成するプリント基板をフレキシブル接
続基板のコの字形にあわせた形状とせねばならずプリン
ト基板に無駄が生じる問題を有している。さらにフレキ
シブル接続基板の幅が広く、第2回路ユニットの表示部
をフレキシブル接続基板が覆い表示部を狭くしていた。
他の従来技術として特開昭62−289815号公報に
開示された技術(以下「従来例3」と言う)がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来例1または
従来例2のような従来技術では、第2回路ユニットに合
わせてフレキシブル接続基板を形成せねばならず、フレ
キシブル接続基板がT形状をなしたりL形状をなすた
め、長方形をなすフレキシブル接続基板の原材料より、
T形状やL形状のフレキシブル接続基板を型抜きして取
り出すと液晶表示部分に相当するフレキシブル接続基板
が無駄になってしまう問題を有している。また、直方体
をなすフレキシブル接続基板を第2回路ユニットである
ところの長方形をなす表示部の辺に沿ってコの字型に2
回90度曲げたフレキシブル接続基板を用いると、フレ
キシブル接続基板の反対の端部にプリント基板を接続せ
ねばならず、外部制御回路を形成しているプリント基板
をフレキシブル接続基板にあわせて形状を決めねばなら
ない問題を有している。さらにフレキシブル接続基板の
幅が広く、第2回路ユニットの表示部をフレキシブル接
続基板が覆わないようにフレキシブル接続基板の基板配
置が難くなる問題も有している。上記の従来例3の場合
は、原材料からフレキシブル接続基板を効率よく得る事
が出来る点では前記従来例1,2より優れていると考え
られる。しかし、フレキシブル接続基板の配設スペース
を減少させるために該フレキシブル接続基板を折り曲げ
る場合、折り曲げ箇所が多くなってしまう問題がある。
すなわち同公報の第1図と第3図とを比較しながら検討
すれば明らかなように、コモン側を折り込むために、該
フレキシブル接続基板の90度折り曲げ部付近に追加の
1カ所の折り曲げ部が必要であり、次にセグメント側を
折り込むために更に追加の1カ所の折り曲げ部が必要で
ある。すなわち電極部の折り曲げ部分以外の中間部に合
計3カ所の折り曲げ箇所が必要となる。電極部の折り曲
げは、基板の反対側に折り曲げるようにすれば、該折り
曲げ部の折り曲げ角度は90度以上とする事が出来る
が、前記中間部での折り曲げ角度は鋭角となり、断線の
虞がある。断線の危険を回避するため折り曲げ角度を大
きくすると折り曲げ部分の厚みが増加し、スペースに無
駄が生じる。従ってこのような折り曲げ箇所は出来るだ
け少ない方が望ましい。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
の本発明は、隣接して直交する2辺のそれぞれにX電極
とY電極を備えた表示体と、一端側に前記X電極及び前
記Y電極のそれぞれに接続するX電極部とY電極部とが
形成され、他端側に前記表示体外の回路と接続する接続
部とを備えたフレキシブル接続基板と、を有する表示装
置において、前記フレキシブル接続基板は、前記Y電極
を備えた辺に平行な軸を中心に、前記Y電極部の表裏を
反転するように折り曲げる第1の折り曲げ部と、前記Y
電極を備えた前記辺に対し傾斜した軸を中心に、前記X
電極部の表裏を反転するように折り曲げる第2の折り曲
げ部と、前記X電極を備えた辺に平行な軸を中心に、前
記X電極部の表裏を反転するように折り曲げる第3の折
り曲げ部を有し、前記第1の折り曲げ部、前記第2の折
り曲げ部及び第3の折り曲げ部を、前記Y電極を備えた
辺に平行な軸と前記X電極を備えた辺に平行な軸との交
差部とはずれた位置に形成したことを特徴とする表示装
置。 すなわち、前記問題を解決するための本発明の主旨
は、直交する辺にそれぞれX電極とY電極とを有する回
路ユニットの、該X電極とY電極とに接続する電極部を
有するフレキシブル接続基板を、フレキシブル接続基板
の原材料より経済的に取り出すとともに、該フレキシブ
ル接続基板の配設スペースを少なくするための折り曲げ
箇所数少なくすることにある。 【0009】 【発明の実施の形態】以下図面により本発明の1実施例
を液晶表示装置について説明する。図1〜図5は第1の
実施例の構成を説明するための図である。図1には第2
回路ユニット10の1例である液晶表示体が示されてい
る。図1を正面方向から見て被接続体10の裏面側にX
電極12が形成されており、表面側にY電極13が形成
されている。さらに図2には、従来例で図示したところ
の液晶表示体を駆動するための回路あるいは制御するた
めの回路が実装されている第1回路ユニット30と第2
回路ユニット10とを接続するためのフレキシブル接続
基板20が図示されている。 図2において、フレキシブ
ル接続基板20にはY電極部23とX電極部22が図2
のように長辺と短辺を有する略長方形状に突出して形成
されている。このようなフレキシブル接続基板20は、
長方形の長辺にX電極部22を有するフレキシブル基板
部と長方形の長辺にY電極部23を有するフレキシブル
基板部とよりなる。これらのX電極部22を有するフレ
キシブル基板部とY電極部23を有するフレキシブル基
板部とは、その長辺が互いに平行になるように配設され
ている。また、Y電極部23を有するフレキシブル基板
部がX電極部22を有するフレキシブル基板部の延出方
向に沿って配設され、そして、短辺側でお互いが接続さ
れる如く一体形成されてフレキシブル接続基板20の一
部が形成されている。このフレキシブ接続基板20に
は、図2のように、Y電極部23とX電極部22との間
から斜め下方向に引き出された回路ユニット接続部21
が設けられている。この回路ユニット接続部21は、Y
電極部23を有するフレキシブル基板部とX電極部22
を有するフレキシブル基板部とが接続される如く一体形
成された部位の近傍から斜め下に引き出された後に、X
電極部22を有するフレキシブル基板部の長辺と略平行
になる如く延出している。フレキシブ接続基板20が第
2回路ユニット10に組み付けられた状態である図5に
示されたように、回路ユニット接続部21は、X電極1
2を有する第2回路ユニット10の辺を横切って、図5
の図をみての下方に引き出されることにな る。このよう
に引き出される回路ユニット接続部21は、前記X電極
12を有する第2回路ユニット10の辺の延長線とY電
極13を有する第2回路ユニット10の辺の延長線とが
交差する部位を通過せずに、外部の回路と接続すること
ができる。また、図2のフレキシブル接続基板20にお
いては、X電極部22とY電極部23の第2回路ユニッ
ト10と接続する接続部が略直線上に形成される。この
X電極部22とY電極部23の長辺は略平行に形成され
ている。さらに第1回路ユニット30と接続するための
略長方形をなす回路ユニット接続部21が、一部を除き
その長辺を前記X電極部22または前記Y電極部23の
長辺と略平行になるようにしてフレキシブル接続基板2
0に形成される。前記したX電極部22と前記したY電
極部23は、接続側の先端辺を互いにほぼ平行に配設さ
れ、かつ前記先端辺が同一の方向に向かうように配設さ
れた構成を成している。 このように、フレキシブル接続
基板20にはY電極部23とX電極部22が形成されて
おり、X電極部22とY電極部23との接続部が略直線
上に形成され、さらに前記X電極部22または前記Y電
極部23と平行に第1回路ユニット30と接続するため
の回路ユニット接続部21を形成した構成をなす。図2
から明らかなようにX電極部22とY電極部23の先端
辺は互いにほぼ平行に、かつ同一の方向に向かって設け
てある。フレキシブル接続基板20のY電極部23と被
接続体である第2回路ユニット10のY電極13とを平
行に配置しかつ電極同士を重ね合わせて、Y電極13と
Y電極部23とを異方性導電接着剤で接着する。Y電極
13とY電極部23の接着後、Y電極部23の接着端部
と反対側の端部をY電極13の端部を中心に180度折
り曲げ、Y電極13との接続に関係しないフレキシブル
接続基板20のY電極部23をY電極13の裏面に配置
する。すなわちフレキシブル接続基板20は、Y電極1
3が設けられた第2回路ユニット10の辺に平行な軸を
中心に、前記X電極部22の表裏を反転するように折り
曲げられ、第1の折り曲げ部を形成する。このようなフ
レキシブル接続基板20を第2回路ユニット10のX電
極12 とY電極13と接続するのであるが、このとき
に、長方形状のままでは接続できないので、フレキシブ
ル接続基板20を折り曲げる。このことをさらに説明す
ると、フレキシブル接続基板20のY電極部23と第2
回路ユニット10のY電極13を異方性導電接着剤で接
続する。この状態で、第2回路ユニット10のY電極1
3を備えた辺に平行な軸を中心に、Y電極部23の表裏
を反転するように折り曲げることで、第1の折り曲げ部
を形成する。図2から図3に移行する如く。さらに前記
X電極部22と前記Y電極部23の一体化された部位が
フレキシブル接続基板20の長辺を横切る方向に曲げら
れて第2回路ユニット10のX電極12とフレキシブル
基板ユニット20のX電極部22を接続する。すなわ
ち、第2回路ユニット10のY電極13を備えた辺に対
し傾斜した軸を中心に、X電極部22の表裏を反転する
ように折り曲げる第2の折り曲げ部を形成する。図3か
ら図4へ移行する如く。さらに第2回路ユニット10の
X電極12を備えた辺に平行な軸を中心に、X電極部2
2の表裏を反転するように折り曲げる第3の折り曲げ部
を形成する。図4から図5に移行する如く。このように
折り曲げることで、図5の本発明の表示装置が得られ
る。このようにして得られた表示装置は図5の如く、前
記第1の折り曲げ部、前記第2の折り曲げ部及び第3の
折り曲げ部を、第2回路ユニット10のY電極13を備
えた辺に平行な軸とX電極12を備えた辺に平行な軸と
の交差部には、前記折り曲げ部が位置していない。さら
に図5の状態の如く、折り曲げ部は第2回路ユニット1
0を構成しているガラス基板の上あるいは下に位置して
おり、前記交差部であるガラス基板の無い位置とは、ず
れた位置に配設されている。このように折り曲げられた
フレキシブル接続基板20であるから、後述するところ
の両面接着テープにより効果的な固定がなされている。
また、前記交差部であるガラス基板が存在しない位置に
は、フレキシブル接続基板20が存在しない。そこで、
この交差部を用いて図5の表示装置を装置に組み込むこ
とができるので、後述した組み込み作業性の向上に本発
明は有効に働く。 さらに、図2、図3をみると、フレキ
シブル接続基板20のX電極部22とY電極部23の一
体化された部位における前記短辺の幅は、X電極部22
を有するフレキシブル基板部あるいはY電極部23を有
するフレキシブル基板部の短辺の幅より細い。 図3に第
2回路ユニット10を省略した図を示す。第2回路ユニ
ット10を省略した図である図3と図4に於いて、図3
の状態からX電極部22を有するフレキシブル基板部と
Y電極部23とを有するフレキシブル基板部の一体部近
傍よりX電極部に近い場所を、第2回路ユニット10の
X電極12とフレキシブル接続基板20のX電極部22
とが向かい合うようにフレキシブル接続基板20を略1
80度折り曲げて図4の状態とする。すなわち、Y電極
13を備えた前記辺に対し傾斜した軸を中心に、前記X
電極部22の表裏を反転するように折り曲げ、第2の折
り曲げ部とする。このような第2の折り曲げにより向か
い合った第2回路ユニット10のX電極12とフレキシ
ブル接続基板20のX電極部22を異方性導電接着剤に
より接続する。さらに図5に示すようにX電極部22が
第2回路ユニット10のX電極12と接続をなす端部と
反対側の端部をX電極12の端部を中心に略180度折
り曲げフレキシブル接続基板20をX電極12の裏面に
配置した構成とする。この図5及び先の説明の図4から
明らかな如く、前記第2の折り曲げ部が第2回路ユニッ
ト10のX電極12の近傍であり第2回路ユニット10
の上に位置する。この図5の状態では、後述するところ
の両面テープよりなる固定手段24が設けられている。
X電極部を有するフレキシブル接続基板部20におい
て、前記固定手段により、X電極部22の端部と反対側
の端部が、第2回路ユニット10に固定される。このよ
うにして第2回路ユニット10に接続され組み付けられ
たフレキシブル接続基板20の回路ユニット接続部21
は、第2回路ユニット10のX電極12が設けられた辺
から突出するように組み立てられている。 【0010】また、両面接着テープや接着剤等の固定手
段24を図5に示す如く前記フレキシブル接続基板のX
電極部22近傍あるいはY電極部23近傍あるいは両電
極部の近傍に設け、第2回路ユニット10の電極端部を
中心に180度折り曲げたフレキシブル接続基板20を
固定する構成としても良い。 【0011】また、回路ユニット接続部21を図6に示
す如くX電極部22のX軸方向の延長上に配設しても取
り個数に係る従来の欠点を解決できる。さらに、回路ユ
ニット接続部21を図7に示した如くY電極部23のY
軸方向の延長上に配設しても良い。図4と図5を比較す
れば明らかなように、X電極部とY電極部の中間部での
折り曲げ箇所は2カ所で良い。さらにこの実施例では追
加の折り曲げ箇所は基板を挟むように折り曲げてあるた
め、90度以上の折り曲げ角度とする事が出来、断線の
虞は大幅に減少できる。 【0012】 【発明の効果】以上に説明したごとく、本発明は第2回
路ユニットに合わせてフレキシブル接続基板をT形状や
L形状とする必要がなく、略直線状態のフレキシブル接
続基板とすることが出来るため、従来技術で問題となっ
ていた長方形のフレキシブル接続基板の原材料よりフレ
キシブル接続基板を型抜きして取り出したとき無駄とな
る液晶表示部分に相当するフレキシブル接続基板を無く
すことが出来、経済性の良いフレキシブル接続基板の製
造が出来る。また、他の従来例である直方体をなすフレ
キシブル接続基板を第2回路ユニットであるところの長
方形をなす表示部の辺に沿ってコの字型に2回90度曲
げたフレキシブル接続基板を用いるときに生じる、第1
回路ユニットを形成するプリント基板をフレキシブル接
続基板にあわせて形状を決めねばならない問題を回路ユ
ニット接続部をX電極部とY電極部と平行あるいは直線
上に形成することにより解決し、さらに従来のフレキシ
ブル接続基板の幅が広く、第2回路ユニットの表示部を
フレキシブル接続基板が覆う問題も第2回路ユニットの
電極端部に沿って曲げ込むことで解決できる。さらにフ
レキシブル接続基板のX電極部やY電極部の配線部分の
フレキシブル接続基板を第2回路ユニットの電極下部に
曲げ込んであるため、第2回路ユニットの例である液晶
表示体の表示部分を大きくでき、装置全体の小型化や経
済性の効果がある。 【0013】さらにフレキシブル接続基板のX電極部や
Y電極部の配線部分を第2回路ユニットの電極下部に曲
げ込むと共に固定部材でフレキシブル接続基板を固定す
るため、表示画面上にフレキシブル接続基板が飛び出す
危険もなくなり、さらに回路接続ユニットの組み込み作
業性も向上するとともに、電極部以外の中間部での折り
曲げ箇所も少なく、該折り曲げ箇所での断線の虞が大幅
に低下し、信頼性が向上する。特に該中間部での折り曲
げを、基板の両面を挟むように行えば更に効果は大き
い。 【0014】さらに、本発明は回路接続ユニットを構成
している一つの部品であるフレキシブル接続基板上にI
Cを配置したTABにも前記と同様の効果が得られる。
とくに液晶表示体のような表示部を有し、第2回路ユニ
ットの端部にICを実装したCOG方式の液晶表示体に
対して本発明の回路接続ユニットの効果が大である。
ぞれX電極とY電極とを有する回路ユニットの、該X電
極とY電極とに接続する電極部を有するフレキシブル接
続基板およびこれを用いた回路ユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば電気信号を光学的に表示するため
の手段として、プラズマ表示装置や液晶表示装置等があ
るが、これらの表示装置は表示部を制御するための回路
が必要であり、及び表示部を駆動するための回路が必要
である。これらの回路は、一般に表示部と分離された構
成をなすが、表示部を駆動する回路に於いては表示部と
一体形成する構造をなす場合もある。このため表示部と
回路部分を接続する手段が必要であった。この手段とし
て変形自由で量産加工容易な基板であるフレキシブル接
続基板が用いられている。 【0003】第2回路ユニットの例であるところ表示装
置の前記表示部の端部には、一般にX軸方向にX電極が
設けられており、Y軸方向にはY電極が設けられてい
る。表示部のX電極とY電極に沿ってX電極用フレキシ
ブル接続基板とY電極用フレキシブル接続基板とを配置
して、各フレキシブル接続基板の接続電極と表示部のX
電極とY電極とを異方性導電接着剤等の導電手段を介し
て接続を行う。さらに前記X電極用とY電極用のそれぞ
れのフレキシブル接続基板の端部に設けられた第1回路
ユニット接続部により、表示部と分離されてなる表示部
の制御回路ユニットである第1回路ユニットとフレキシ
ブル接続基板を接続する構成をなしている。 【0004】従来例を、特開平1−235922号公報
(以下「従来例1」と言う)で開示されている図8を用
いて示す。図8において第2回路ユニット10の例であ
るところの液晶表示体は、片側の面に形成された電極を
有す上下2枚のガラス基板を対向させ、この間隙に液晶
を挟持し、挟持した液晶の周囲をシ−ル材でシ−ルした
構成をなし、液晶部分で表示部11を形成する。また液
晶を駆動する駆動用ICを前記上下のガラス基板の端部
に実装し、フレキシブル接続基板20との接続を行う電
極を設けるために表示部11の外周よりガラス基板を大
きく形成している。図8に於いては下ガラス基板はY軸
方向の電極であるY電極13を形成しており、上ガラス
基板はX軸方向の電極であるX電極12を形成してい
る。第2回路ユニット10のX電極12とY電極13と
第1回路ユニット30とを電気的に接続するために、略
直角形状をなしたフレキシブル接続基板20を配設し、
直角形状のフレキシブル接続基板20のX軸方向にはX
電極部22を形成し、上ガラス基板のX電極12とフレ
キシブル接続基板20のX電極部22とを異方性導電接
着剤で接着し、下ガラス基板のY電極13とフレキシブ
ル接続基板20のY電極部23とを異方性導電接着剤で
接着している。さらにフレキシブル接続基板20のX電
極部と反対方向に回路ユニット接続部21を形成して、
フレキシブル接続基板20を介して液晶表示体である第
2回路ユニット10と第1回路ユニット30とを接続す
る。 【0005】しかしながら、上記公報で示されているフ
レキシブル接続基板20は、X電極部22とY電極部2
3とにより略直角形状(L形状)をなしており、さらに
X電極部と反対方向に回路ユニット接続部21が形成さ
れているためフレキシブル接続基板がT形状をなす。こ
のため長方形のフレキシブル接続基板の原材料より、T
形状やL形状のフレキシブル接続基板を型抜きして取り
出すと液晶表示部分に相当するフレキシブル接続基板が
無駄になってしまう問題を有しており、この問題を対策
すべく特開平2−170132号公報が開示されてい
る。 【0006】特開平2−170132号公報(以下「従
来例2」と言う)で開示されているところは、直方体を
なすフレキシブル接続基板を第2回路ユニットであると
ころの長方形をなす表示部の辺に沿ってコの字型に2回
90度曲げた後、第2回路ユニットと接続しさらにフレ
キシブル接続基板の上に表示部駆動回路を形成した構成
をなすテ−プキャリヤ用フレキシブル接続基板(TA
B)が開示されている。前記公報ではフレキシブル接続
基板が直方体であるためフレキシブル接続基板の無駄が
省ける。しかしながら、前記公報ではフレキシブル接続
基板上の駆動回路と表示部とを別体で設けた第1回路ユ
ニットを接続するために、第2回路ユニットに接続した
フレキシブル接続基板の反対の端部に第1回路ユニット
を形成したプリント基板を接続せねばならず、このため
回路ユニットを形成するプリント基板をフレキシブル接
続基板のコの字形にあわせた形状とせねばならずプリン
ト基板に無駄が生じる問題を有している。さらにフレキ
シブル接続基板の幅が広く、第2回路ユニットの表示部
をフレキシブル接続基板が覆い表示部を狭くしていた。
他の従来技術として特開昭62−289815号公報に
開示された技術(以下「従来例3」と言う)がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来例1または
従来例2のような従来技術では、第2回路ユニットに合
わせてフレキシブル接続基板を形成せねばならず、フレ
キシブル接続基板がT形状をなしたりL形状をなすた
め、長方形をなすフレキシブル接続基板の原材料より、
T形状やL形状のフレキシブル接続基板を型抜きして取
り出すと液晶表示部分に相当するフレキシブル接続基板
が無駄になってしまう問題を有している。また、直方体
をなすフレキシブル接続基板を第2回路ユニットである
ところの長方形をなす表示部の辺に沿ってコの字型に2
回90度曲げたフレキシブル接続基板を用いると、フレ
キシブル接続基板の反対の端部にプリント基板を接続せ
ねばならず、外部制御回路を形成しているプリント基板
をフレキシブル接続基板にあわせて形状を決めねばなら
ない問題を有している。さらにフレキシブル接続基板の
幅が広く、第2回路ユニットの表示部をフレキシブル接
続基板が覆わないようにフレキシブル接続基板の基板配
置が難くなる問題も有している。上記の従来例3の場合
は、原材料からフレキシブル接続基板を効率よく得る事
が出来る点では前記従来例1,2より優れていると考え
られる。しかし、フレキシブル接続基板の配設スペース
を減少させるために該フレキシブル接続基板を折り曲げ
る場合、折り曲げ箇所が多くなってしまう問題がある。
すなわち同公報の第1図と第3図とを比較しながら検討
すれば明らかなように、コモン側を折り込むために、該
フレキシブル接続基板の90度折り曲げ部付近に追加の
1カ所の折り曲げ部が必要であり、次にセグメント側を
折り込むために更に追加の1カ所の折り曲げ部が必要で
ある。すなわち電極部の折り曲げ部分以外の中間部に合
計3カ所の折り曲げ箇所が必要となる。電極部の折り曲
げは、基板の反対側に折り曲げるようにすれば、該折り
曲げ部の折り曲げ角度は90度以上とする事が出来る
が、前記中間部での折り曲げ角度は鋭角となり、断線の
虞がある。断線の危険を回避するため折り曲げ角度を大
きくすると折り曲げ部分の厚みが増加し、スペースに無
駄が生じる。従ってこのような折り曲げ箇所は出来るだ
け少ない方が望ましい。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
の本発明は、隣接して直交する2辺のそれぞれにX電極
とY電極を備えた表示体と、一端側に前記X電極及び前
記Y電極のそれぞれに接続するX電極部とY電極部とが
形成され、他端側に前記表示体外の回路と接続する接続
部とを備えたフレキシブル接続基板と、を有する表示装
置において、前記フレキシブル接続基板は、前記Y電極
を備えた辺に平行な軸を中心に、前記Y電極部の表裏を
反転するように折り曲げる第1の折り曲げ部と、前記Y
電極を備えた前記辺に対し傾斜した軸を中心に、前記X
電極部の表裏を反転するように折り曲げる第2の折り曲
げ部と、前記X電極を備えた辺に平行な軸を中心に、前
記X電極部の表裏を反転するように折り曲げる第3の折
り曲げ部を有し、前記第1の折り曲げ部、前記第2の折
り曲げ部及び第3の折り曲げ部を、前記Y電極を備えた
辺に平行な軸と前記X電極を備えた辺に平行な軸との交
差部とはずれた位置に形成したことを特徴とする表示装
置。 すなわち、前記問題を解決するための本発明の主旨
は、直交する辺にそれぞれX電極とY電極とを有する回
路ユニットの、該X電極とY電極とに接続する電極部を
有するフレキシブル接続基板を、フレキシブル接続基板
の原材料より経済的に取り出すとともに、該フレキシブ
ル接続基板の配設スペースを少なくするための折り曲げ
箇所数少なくすることにある。 【0009】 【発明の実施の形態】以下図面により本発明の1実施例
を液晶表示装置について説明する。図1〜図5は第1の
実施例の構成を説明するための図である。図1には第2
回路ユニット10の1例である液晶表示体が示されてい
る。図1を正面方向から見て被接続体10の裏面側にX
電極12が形成されており、表面側にY電極13が形成
されている。さらに図2には、従来例で図示したところ
の液晶表示体を駆動するための回路あるいは制御するた
めの回路が実装されている第1回路ユニット30と第2
回路ユニット10とを接続するためのフレキシブル接続
基板20が図示されている。 図2において、フレキシブ
ル接続基板20にはY電極部23とX電極部22が図2
のように長辺と短辺を有する略長方形状に突出して形成
されている。このようなフレキシブル接続基板20は、
長方形の長辺にX電極部22を有するフレキシブル基板
部と長方形の長辺にY電極部23を有するフレキシブル
基板部とよりなる。これらのX電極部22を有するフレ
キシブル基板部とY電極部23を有するフレキシブル基
板部とは、その長辺が互いに平行になるように配設され
ている。また、Y電極部23を有するフレキシブル基板
部がX電極部22を有するフレキシブル基板部の延出方
向に沿って配設され、そして、短辺側でお互いが接続さ
れる如く一体形成されてフレキシブル接続基板20の一
部が形成されている。このフレキシブ接続基板20に
は、図2のように、Y電極部23とX電極部22との間
から斜め下方向に引き出された回路ユニット接続部21
が設けられている。この回路ユニット接続部21は、Y
電極部23を有するフレキシブル基板部とX電極部22
を有するフレキシブル基板部とが接続される如く一体形
成された部位の近傍から斜め下に引き出された後に、X
電極部22を有するフレキシブル基板部の長辺と略平行
になる如く延出している。フレキシブ接続基板20が第
2回路ユニット10に組み付けられた状態である図5に
示されたように、回路ユニット接続部21は、X電極1
2を有する第2回路ユニット10の辺を横切って、図5
の図をみての下方に引き出されることにな る。このよう
に引き出される回路ユニット接続部21は、前記X電極
12を有する第2回路ユニット10の辺の延長線とY電
極13を有する第2回路ユニット10の辺の延長線とが
交差する部位を通過せずに、外部の回路と接続すること
ができる。また、図2のフレキシブル接続基板20にお
いては、X電極部22とY電極部23の第2回路ユニッ
ト10と接続する接続部が略直線上に形成される。この
X電極部22とY電極部23の長辺は略平行に形成され
ている。さらに第1回路ユニット30と接続するための
略長方形をなす回路ユニット接続部21が、一部を除き
その長辺を前記X電極部22または前記Y電極部23の
長辺と略平行になるようにしてフレキシブル接続基板2
0に形成される。前記したX電極部22と前記したY電
極部23は、接続側の先端辺を互いにほぼ平行に配設さ
れ、かつ前記先端辺が同一の方向に向かうように配設さ
れた構成を成している。 このように、フレキシブル接続
基板20にはY電極部23とX電極部22が形成されて
おり、X電極部22とY電極部23との接続部が略直線
上に形成され、さらに前記X電極部22または前記Y電
極部23と平行に第1回路ユニット30と接続するため
の回路ユニット接続部21を形成した構成をなす。図2
から明らかなようにX電極部22とY電極部23の先端
辺は互いにほぼ平行に、かつ同一の方向に向かって設け
てある。フレキシブル接続基板20のY電極部23と被
接続体である第2回路ユニット10のY電極13とを平
行に配置しかつ電極同士を重ね合わせて、Y電極13と
Y電極部23とを異方性導電接着剤で接着する。Y電極
13とY電極部23の接着後、Y電極部23の接着端部
と反対側の端部をY電極13の端部を中心に180度折
り曲げ、Y電極13との接続に関係しないフレキシブル
接続基板20のY電極部23をY電極13の裏面に配置
する。すなわちフレキシブル接続基板20は、Y電極1
3が設けられた第2回路ユニット10の辺に平行な軸を
中心に、前記X電極部22の表裏を反転するように折り
曲げられ、第1の折り曲げ部を形成する。このようなフ
レキシブル接続基板20を第2回路ユニット10のX電
極12 とY電極13と接続するのであるが、このとき
に、長方形状のままでは接続できないので、フレキシブ
ル接続基板20を折り曲げる。このことをさらに説明す
ると、フレキシブル接続基板20のY電極部23と第2
回路ユニット10のY電極13を異方性導電接着剤で接
続する。この状態で、第2回路ユニット10のY電極1
3を備えた辺に平行な軸を中心に、Y電極部23の表裏
を反転するように折り曲げることで、第1の折り曲げ部
を形成する。図2から図3に移行する如く。さらに前記
X電極部22と前記Y電極部23の一体化された部位が
フレキシブル接続基板20の長辺を横切る方向に曲げら
れて第2回路ユニット10のX電極12とフレキシブル
基板ユニット20のX電極部22を接続する。すなわ
ち、第2回路ユニット10のY電極13を備えた辺に対
し傾斜した軸を中心に、X電極部22の表裏を反転する
ように折り曲げる第2の折り曲げ部を形成する。図3か
ら図4へ移行する如く。さらに第2回路ユニット10の
X電極12を備えた辺に平行な軸を中心に、X電極部2
2の表裏を反転するように折り曲げる第3の折り曲げ部
を形成する。図4から図5に移行する如く。このように
折り曲げることで、図5の本発明の表示装置が得られ
る。このようにして得られた表示装置は図5の如く、前
記第1の折り曲げ部、前記第2の折り曲げ部及び第3の
折り曲げ部を、第2回路ユニット10のY電極13を備
えた辺に平行な軸とX電極12を備えた辺に平行な軸と
の交差部には、前記折り曲げ部が位置していない。さら
に図5の状態の如く、折り曲げ部は第2回路ユニット1
0を構成しているガラス基板の上あるいは下に位置して
おり、前記交差部であるガラス基板の無い位置とは、ず
れた位置に配設されている。このように折り曲げられた
フレキシブル接続基板20であるから、後述するところ
の両面接着テープにより効果的な固定がなされている。
また、前記交差部であるガラス基板が存在しない位置に
は、フレキシブル接続基板20が存在しない。そこで、
この交差部を用いて図5の表示装置を装置に組み込むこ
とができるので、後述した組み込み作業性の向上に本発
明は有効に働く。 さらに、図2、図3をみると、フレキ
シブル接続基板20のX電極部22とY電極部23の一
体化された部位における前記短辺の幅は、X電極部22
を有するフレキシブル基板部あるいはY電極部23を有
するフレキシブル基板部の短辺の幅より細い。 図3に第
2回路ユニット10を省略した図を示す。第2回路ユニ
ット10を省略した図である図3と図4に於いて、図3
の状態からX電極部22を有するフレキシブル基板部と
Y電極部23とを有するフレキシブル基板部の一体部近
傍よりX電極部に近い場所を、第2回路ユニット10の
X電極12とフレキシブル接続基板20のX電極部22
とが向かい合うようにフレキシブル接続基板20を略1
80度折り曲げて図4の状態とする。すなわち、Y電極
13を備えた前記辺に対し傾斜した軸を中心に、前記X
電極部22の表裏を反転するように折り曲げ、第2の折
り曲げ部とする。このような第2の折り曲げにより向か
い合った第2回路ユニット10のX電極12とフレキシ
ブル接続基板20のX電極部22を異方性導電接着剤に
より接続する。さらに図5に示すようにX電極部22が
第2回路ユニット10のX電極12と接続をなす端部と
反対側の端部をX電極12の端部を中心に略180度折
り曲げフレキシブル接続基板20をX電極12の裏面に
配置した構成とする。この図5及び先の説明の図4から
明らかな如く、前記第2の折り曲げ部が第2回路ユニッ
ト10のX電極12の近傍であり第2回路ユニット10
の上に位置する。この図5の状態では、後述するところ
の両面テープよりなる固定手段24が設けられている。
X電極部を有するフレキシブル接続基板部20におい
て、前記固定手段により、X電極部22の端部と反対側
の端部が、第2回路ユニット10に固定される。このよ
うにして第2回路ユニット10に接続され組み付けられ
たフレキシブル接続基板20の回路ユニット接続部21
は、第2回路ユニット10のX電極12が設けられた辺
から突出するように組み立てられている。 【0010】また、両面接着テープや接着剤等の固定手
段24を図5に示す如く前記フレキシブル接続基板のX
電極部22近傍あるいはY電極部23近傍あるいは両電
極部の近傍に設け、第2回路ユニット10の電極端部を
中心に180度折り曲げたフレキシブル接続基板20を
固定する構成としても良い。 【0011】また、回路ユニット接続部21を図6に示
す如くX電極部22のX軸方向の延長上に配設しても取
り個数に係る従来の欠点を解決できる。さらに、回路ユ
ニット接続部21を図7に示した如くY電極部23のY
軸方向の延長上に配設しても良い。図4と図5を比較す
れば明らかなように、X電極部とY電極部の中間部での
折り曲げ箇所は2カ所で良い。さらにこの実施例では追
加の折り曲げ箇所は基板を挟むように折り曲げてあるた
め、90度以上の折り曲げ角度とする事が出来、断線の
虞は大幅に減少できる。 【0012】 【発明の効果】以上に説明したごとく、本発明は第2回
路ユニットに合わせてフレキシブル接続基板をT形状や
L形状とする必要がなく、略直線状態のフレキシブル接
続基板とすることが出来るため、従来技術で問題となっ
ていた長方形のフレキシブル接続基板の原材料よりフレ
キシブル接続基板を型抜きして取り出したとき無駄とな
る液晶表示部分に相当するフレキシブル接続基板を無く
すことが出来、経済性の良いフレキシブル接続基板の製
造が出来る。また、他の従来例である直方体をなすフレ
キシブル接続基板を第2回路ユニットであるところの長
方形をなす表示部の辺に沿ってコの字型に2回90度曲
げたフレキシブル接続基板を用いるときに生じる、第1
回路ユニットを形成するプリント基板をフレキシブル接
続基板にあわせて形状を決めねばならない問題を回路ユ
ニット接続部をX電極部とY電極部と平行あるいは直線
上に形成することにより解決し、さらに従来のフレキシ
ブル接続基板の幅が広く、第2回路ユニットの表示部を
フレキシブル接続基板が覆う問題も第2回路ユニットの
電極端部に沿って曲げ込むことで解決できる。さらにフ
レキシブル接続基板のX電極部やY電極部の配線部分の
フレキシブル接続基板を第2回路ユニットの電極下部に
曲げ込んであるため、第2回路ユニットの例である液晶
表示体の表示部分を大きくでき、装置全体の小型化や経
済性の効果がある。 【0013】さらにフレキシブル接続基板のX電極部や
Y電極部の配線部分を第2回路ユニットの電極下部に曲
げ込むと共に固定部材でフレキシブル接続基板を固定す
るため、表示画面上にフレキシブル接続基板が飛び出す
危険もなくなり、さらに回路接続ユニットの組み込み作
業性も向上するとともに、電極部以外の中間部での折り
曲げ箇所も少なく、該折り曲げ箇所での断線の虞が大幅
に低下し、信頼性が向上する。特に該中間部での折り曲
げを、基板の両面を挟むように行えば更に効果は大き
い。 【0014】さらに、本発明は回路接続ユニットを構成
している一つの部品であるフレキシブル接続基板上にI
Cを配置したTABにも前記と同様の効果が得られる。
とくに液晶表示体のような表示部を有し、第2回路ユニ
ットの端部にICを実装したCOG方式の液晶表示体に
対して本発明の回路接続ユニットの効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットの
第2回路ユニット平面図である。 【図2】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おける第1回路ユニットを省略した平面図である。 【図3】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おけるフレキシブル接続基板と第1回路ユニットを省略
した平面図である。 【図4】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おけるフレキシブル接続基板と第1回路ユニットを省略
した平面図である。 【図5】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おける第1回路ユニットを省略した平面図である。 【図6】本発明の第2の実施例を示すフレキシブル接続
基板の平面図である。 【図7】本発明の第3の実施例を示すフレキシブル接続
基板の平面図である。 【図8】従来例を示す回路接続ユニットの平面図であ
る。 【符号の説明】 10 第2回路ユニット 11 表示部 12 X電極 13 Y電極 20 フレキシブル接続基板 21 回路ユニット接続部 22 X電極部 23 Y電極部 24 固定手段 30 第1回路ユニット
第2回路ユニット平面図である。 【図2】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おける第1回路ユニットを省略した平面図である。 【図3】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おけるフレキシブル接続基板と第1回路ユニットを省略
した平面図である。 【図4】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おけるフレキシブル接続基板と第1回路ユニットを省略
した平面図である。 【図5】本発明の第1実施例をなす回路接続ユニットに
おける第1回路ユニットを省略した平面図である。 【図6】本発明の第2の実施例を示すフレキシブル接続
基板の平面図である。 【図7】本発明の第3の実施例を示すフレキシブル接続
基板の平面図である。 【図8】従来例を示す回路接続ユニットの平面図であ
る。 【符号の説明】 10 第2回路ユニット 11 表示部 12 X電極 13 Y電極 20 フレキシブル接続基板 21 回路ユニット接続部 22 X電極部 23 Y電極部 24 固定手段 30 第1回路ユニット
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02F 1/1345
H05K 1/02
H05K 1/14
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 隣接して直交する2辺のそれぞれにX電
極とY電極を備えた表示体と、一端側に前記X電極及び
前記Y電極のそれぞれに接続するX電極部とY電極部と
が形成され、他端側に前記表示体外の回路と接続する接
続部とを備えたフレキシブル接続基板と、を有する表示
装置において、 前記フレキシブル接続基板は、前記Y電極を備えた辺に
平行な軸を中心に、前記Y電極部の表裏を反転するよう
に折り曲げる第1の折り曲げ部と、前記Y電極を備えた
前記辺に対し傾斜した軸を中心に、前記X電極部の表裏
を反転するように折り曲げる第2の折り曲げ部と、前記
X電極を備えた辺に平行な軸を中心に、前記X電極部の
表裏を反転するように折り曲げる第3の折り曲げ部を有
し、前記第1の折り曲げ部、前記第2の折り曲げ部及び
第3の折り曲げ部を、前記Y電極を備えた辺に平行な軸
と前記X電極を備えた辺に平行な軸との交差部とはずれ
た位置に形成したことを特徴とする表示装置。
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