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JP3432106B2 - カラー画像読取装置 - Google Patents

カラー画像読取装置

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Publication number
JP3432106B2
JP3432106B2 JP08198097A JP8198097A JP3432106B2 JP 3432106 B2 JP3432106 B2 JP 3432106B2 JP 08198097 A JP08198097 A JP 08198097A JP 8198097 A JP8198097 A JP 8198097A JP 3432106 B2 JP3432106 B2 JP 3432106B2
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秀和 下村
浩 佐藤
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Canon Inc
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Priority to US09/041,692 priority patent/US6064057A/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/486Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component
    • H04N1/488Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component using beam-splitters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像読取装置
に関し、特に反射型又は透過型の1次元ブレーズド回折
格子より成る色分解手段で色分解された回折光の波長の
違いにより生じる集光位置(結像位置)のズレに起因す
る受光手段面上での副走査方向に色分解される複数の色
光の間隔の非対称性を補正手段により補正することによ
り、簡易な構成のモノリシック3ラインセンサーで原稿
面上のカラー画像情報を高精度に読取ることができる、
例えばカラースキャナやカラーファクシミリ等に好適な
カラー画像読取装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より原稿面上のカラー画像情報を光
学系を介してラインセンサー(CCD)面上に結像させ
て、このときのラインセンサーからの出力信号を利用し
てカラー画像情報をデジタル的に読取る装置が種々と提
案されている。 【0003】例えば図6は従来のカラー画像読取装置の
光学系の要部概略図である。同図では原稿面64上のカ
ラー画像からの光束を結像レンズ69で集光し後述する
ラインセンサー面上に結像させる際、該光束を3Pプリ
ズム60を介して例えば赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の3色に色分解した後、各々のラインセンサー6
1,62,63面上に導光している。そして各ラインセ
ンサー61,62,63面上に結像したカラー画像を各
々副走査方向にライン走査し各色光毎に読取りを行なっ
ている。 【0004】図7は従来のカラー画像読取装置の光学系
の要部概略図である。同図では原稿面64上のカラー画
像からの光束を結像レンズ79で集光し後述するライン
センサー面上に結像させる際、該光束を2色性を有する
波長選択透過膜が付加された2つの色分解用のビームス
プリッター70,71を介して3色に対応する3つの光
束に分離している。 【0005】そして3つの色光に基づくカラー画像を3
つのラインセンサーを同一基板面上に設けた所謂モノリ
シック3ラインセンサー72面上に各々結像させてい
る。これによりカラー画像を副走査方向にライン走査し
各色光毎に読取りを行なっている。 【0006】図8は図7に示したモノリシック3ライン
センサー72の説明図であり、該モノリシック3ライン
センサー72は同図に示すように3つのラインセンサー
(CCD)65,66,67を互いに平行となるように
同一基板面上に有限距離離して配置しており、該ライン
センサー面上には各々の色光に基づく不図示の色フィル
ターが設けられている。 【0007】又、各ラインセンサー65,66,67の
間隔S1 ,S2 は様々な製作上の条件から一般的に例え
ば0.064〜0.2mm程度で製作されており、又各
単一素子68の画素幅W1,W2は例えば7μm×7μ
m、10μm×10μm程度で設定されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】図6に示すカラー画像
読取装置では3つの独立のラインセンサーを必要とし、
又高精度化が要求され、しかも製作上困難な3Pプリズ
ムを必要とする為、装置全体が複雑化し、又高価となっ
てくる。更に結像光束と各ラインセンサーとの合致調整
を各々独立に3回行なう必要があり、組立調整が面倒と
なる等の問題点があった。 【0009】又、図7に示すカラー画像読取装置はビー
ムスプリッター70,71の板厚をxとした場合、ライ
ンセンサーの各ライン間の距離は2√2xとなる。今、
製作上好ましいラインセンサーの各ライン間の距離を
0.1〜0.2mm程度とするとビームスプリッター7
0,71の板厚xは35〜70μm程度となる。 【0010】一般にこのような薄い厚さで光学的に平面
性を良好に維持したビームスプリッターを構成すること
は大変難しく、このような厚さのビームスプリッターを
用いるとラインセンサー面上に結像させるカラー画像の
光学性能が低下してくるという問題点があった。 【0011】一方、図9に示すようにモノリシック3ラ
インセンサーの中央のライン66に対する他の2つのラ
イン65,67のライン間の距離S1 ,S2 は一般的に
各反対方向に等距離、かつ副走査方向の画素サイズ(図
8参照)W2の整数倍になるように設定している。これ
は次の理由からによる。 【0012】即ち、図9に示すように通常の結像光学系
89のみを用いて上記に示したモノリシック3ラインセ
ンサーでカラー画像の読取りを行なう場合、3つのライ
ンセンサー65,66,67で同時に読取れる原稿面6
4上の読取位置は同図に示す如く異なる3つの位置65
´,66´,67´となる。 【0013】この為、原稿面64上の任意の位置に対す
る3色(R,G,B)の各信号成分は同時に読取ること
ができず、それぞれ3ラインセンサーで読取り後、一致
させ合成する必要が生じてくる。 【0014】これには3ラインセンサーの各ライン間の
距離S1 ,S2 を各画素サイズW2の整数倍となるよう
に設定し、これに応じた冗長ラインメモリーを具備した
上で例えばB信号(B色光に基づく信号成分)に対し各
G,R信号(G,R色光に基づく信号成分)を遅延させ
ることによって比較的容易に3色の合成信号成分を得て
いる。 【0015】従って上記の如く3ラインセンサーの中央
のラインセンサー66に対する他の2つのラインセンサ
ー65,67間の距離S1 ,S2 は副走査方向の画素サ
イズW2の整数倍となるように設定しているのである。 【0016】しかしながら上記に示したカラー画像読取
装置において冗長ラインメモリーを3ラインセンサーの
ライン間距離相当に充当することは高価なラインメモリ
ーを複数列具備しなければならず、これはコスト的にみ
て極めて不利となり、又装置全体が複雑化してくる等の
問題点があった。 【0017】又、一般的に言って半導体プロセスにおけ
る容易性から3ラインセンサーの各ライン間の距離S
1 ,S2 は等しい値がとられるのが望ましい。 【0018】更に別な手法として図10に示すようにモ
ノリシックな3ラインセンサーを受光手段(受光素子)
104として用い、結像光路中に色分解手段としての反
射型1次元ブレーズド回折格子103を結像レンズ(投
影レンズ)109の射出瞳から受光手段104面方向に
離して配置し、反射回折を用いて色分解を行ない、原稿
面64の1ラインのカラー画像情報を3ラインセンサー
104面上に副走査方向に色分解して結像させることに
より、該カラー画像情報を読取るカラー画像読取装置が
提案されている。 【0019】上記色分解手段として反射型1次元ブレー
ズド回折格子を用いたカラー画像読取装置においては、
以下に示す課題があった。 【0020】色分解系によって色分解される各色の読取
波長域には、ピーク波長、半値波長幅、各色のオーバー
ラップ量等に対する制約が発生してくる。例えばその1
例として図11に示す波長特性を読取系の理想的な波長
特性としたとき、反射型1次元ブレーズド回折格子のピ
ッチをいかに設定しようとも±1次回折光の0次回折光
に対する角度は一致せず非対称性が残る。その為3ライ
ンセンサー面上で各色光の間隔(色光間隔)が異なって
くる。 【0021】従って従来はモノリシック3ラインセンサ
ーの副走査方向のライン間隔(センサー間隔)を非対称
にした一般的な等ライン間隔ではない特殊なセンサーの
作成が必要となっていた。 【0022】本発明は色分解手段としての反射型もしく
は透過型の1次元ブレーズド回折格子を用いてカラー画
像を複数の色光に色分解して各々受光手段(モノリシッ
ク3ラインセンサー)面上に導光して、該受光手段によ
りカラー画像を読み取る際、該色分解手段と該受光手段
との間の光路中に設けた補正手段により、該回折格子で
色分解された各色光(回折光)の波長の違いにより生じ
る結像位置のズレを波長の違いによる屈折率の差を利用
して補正することにより、該受光手段面上で副走査方向
に色分解される複数の色光の間隔を等間隔とすることが
できるカラー画像読取装置の提供を目的とする。 【0023】 【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像読取
装置は、 (1)カラー画像を結像光学系により入射光束を複数の
色光に色分解する1次元ブレーズド回折格子より成る色
分解手段を介して複数のラインセンサーを同一基板面上
に配置した受光手段面上に結像させ、該カラー画像と該
受光手段とを相対的に走査させて該受光手段で該カラー
画像を読取るカラー画像読取装置において、該色分解手
段と該受光手段との間の光路中に該色分解手段により色
分解された各色光の波長の違いにより生じる該受光手段
面上における結像位置のズレを補正する補正手段を設
け、該補正手段は波長の違いによる屈折率の差を利用し
て各色光の光路を変化させ、該受光手段面上で副走査方
向に色分解される複数の色光の間隔を等間隔となるよう
にしていることを特徴としている。 【0024】特に(1-1) 前記補正手段は前記結像光学系
の光軸に対して傾斜させた平板ガラスであることや、(1
-2) 前記補正手段はプリズムであることや、(1-3) 前記
1次元ブレーズド回折格子は透過型の1次元ブレーズド
回折格子より成ることや、(1-4) 前記1次元ブレーズド
回折格子は反射型の1次元ブレーズド回折格子より成る
ことや、(1-5) 前記補正手段は平板ガラスであり、前記
1次元ブレーズド回折格子は透過型の1次元ブレーズド
回折格子であり、該平板ガラスと該1次元ブレーズド回
折格子とを一体的に構成し、前記結像光学系の光軸に対
して傾斜させて配置したことや、(1-6) 前記補正手段は
プリズムであり、前記1次元ブレーズド回折格子は反射
型の1次元ブレーズド回折格子であり、該プリズムと該
1次元ブレーズド回折格子とを一体的に構成したこと
や、(1-7) 前記色分解手段は入射光束を前記ラインセン
サーの画素の並び方向と直交する方向に3つの色光に色
分解していること、等を特徴としている。 【0025】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
側面図(副走査断面図)である。 【0026】図中、1は原稿面であり、カラー画像が形
成されている。2は結像光学系であり、カラー画像に基
づく光束を後述する透過型の1次元ブレーズド回折格子
を介して受光手段(モノリシック3ラインセンサー)面
上に結像させている。 【0027】3は色分解手段であり、透過型の1次元ブ
レーズド回折格子より構成しており、入射光束をライン
センサーの画素の並び方向と直交する方向に所定の色
光、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の色
光に分解し透過回折させている。本実施形態では−1次
回折光5でB色光、0次回折光6でR色光、+1次回折
光7でG色光を得ている。 【0028】4は受光手段であり、3つのラインセンサ
ー(CCD)8,9,10を互いに平行となるように同
一基板面上に配置した、所謂モノリシック3ラインセン
サー(以下「3ラインセンサー」とも称す。)より成っ
ており、1画素8μm×8μmで8ライン間隔、隔てて
構成している。 【0029】11は補正手段であり、結像光学系2の光
軸に対して傾斜させたS−TIH11材(OHARA社
製商品名)より成る平板ガラスより成っている。この補
正手段11は回折光の波長の違いにより発生する副走査
方向の結像位置(集束位置)のズレを波長の違い(色)
による屈折率の差を利用して各色光の光路を変化(シフ
ト)させて補正し、3ラインセンサー4面上で副走査方
向に色分解される複数の色光の間隔S1 ,S2 が等間隔
となるようにしている。 【0030】本実施形態では原稿面1上のカラー画像を
不図示のミラー等より成る走査手段によりライン走査
し、該カラー画像からの光束(情報光)を結像光学系2
により集光し、透過型の1次元ブレーズド回折格子3を
介して3つの色光(例えばR,G,B)に色分解した後
に各色像を各々対応するラインセンサー8,9,10面
上に結像させている。このとき本実施形態では1次元ブ
レーズド回折格子3で色分解された各次数の回折光を平
板ガラス11を透過させることにより、3ラインセンサ
ー4面上で副走査方向に色分解される3つの色光の間隔
1 ,S2 が等間隔となるように補正している。そして
3ラインセンサー4により各々の色光に基づくカラー画
像をデジタル的に読み取っている。 【0031】上記色分解手段としての透過型の1次元ブ
レーズド回折格子は、Applied Optics誌,第17巻,第
15号,2273-2279 ページ(1978年8月1日号)に開示
されているように、該透過型の回折格子に入射した入射
光束は透過回折されて主に3方向に分離されている。 【0032】この透過型の1次元ブレーズド回折格子は
該透過型の回折格子に入射し透過回折された光束を−1
次回折光5、0次回折光6、そして+1次回折光7の3
方向に分離し、結像光学系2による集束球面波の光束と
して各々3ラインセンサー4面上に結像している。本実
施形態では前述の如く−1次回折光5でB色光、0次回
折光6でR色光、+1次回折光7でG色光を得ている。 【0033】通常、ブレーズド回折格子のみで0次回折
光と±1次回折光とを用いてR,G,Bの3つの色光に
色分解・分離する場合、どのように格子ピッチを設定し
ても±1次回折光の0次回折光に対する回折角が一致せ
ず非対称性が残る。その為3ラインセンサー面上で各色
光の間隔(色光間隔)が異なってくる。 【0034】図2(A),(B)は各々波長の違い
(色)による屈折率の差(分散)による各波長のシフト
量の関係を示した説明図である。同図(A),(B)に
示すように平板ガラス11を光軸に対して傾斜配置した
場合でも、プリズム12を用いた場合でも光の屈折率の
一番大きいB光線が一番シフト量が大きく、次いでG光
線、R光線の順になっている。 【0035】図3はブレーズド回折格子で分離される光
線の次数と波長との関係を表した説明図であり、基本的
にはここで挙げた3パターンしか存在しない。 【0036】同図に示すタイプAは0次回折光にG光線
(G色光)、1次回折光にR光線(R色光)、−1次回
折光にB光線(B色光)を用い、長波長であるR光線の
回折角がB光線の回折角より大きく非対称性が存在して
いる。その為3ラインセンサー面上で各色光のライン間
隔が異なってくる。本実施形態ではこの非対称性を波長
の違いによる屈折率の差(分散)を利用して光線をシフ
トさせて補正するわけであるが、この場合0次回折光と
1次回折光とのライン間隔も0次回折光と−1次回折光
とのライン間隔も分散による光線のシフトによってライ
ン間隔が共に広がる方向であるので補正効果は薄い。 【0037】同図に示すタイプBは0次回折光にR光線
(R色光)、1次回折光にG光線(G色光)、−1次回
折光にB光線(B色光)を用い、長波長であるG光線の
回折角がB光線の回折角より大きく非対称性が存在して
いる。このタイプBの場合、回折角の大きい0次回折光
と1次回折光とのライン間隔は分散による光線のシフト
によりライン間隔が狭まる方向であり、回折角の小さい
0次回折光と−1次回折光とのライン間隔は広がる方向
であるので容易に非対称のライン間隔を補正することが
できる。 【0038】同図に示すタイプCにおいても回折角の大
きい0次回折光(B光線)と−1次回折光(R光線)と
のライン間隔は狭まる方向であり、回折角の小さい0次
回折光(B光線)と1次回折光(G光線)とのライン間
隔は広がる方向であるので容易に非対称のライン間隔を
補正することができる。 【0039】そこで本実施形態においては前述の如く−
1次回折光5でB色光、0次回折光6でR色光、+1次
回折光7でG色光を得るようにし、かつブレーズド回折
格子3と3ラインセンサー4との間の光路中に配した平
板ガラス11の光軸に対しての傾斜角度θを8.32
°、板厚dを5mm、ブレーズド回折格子3の格子ピッ
チPを263.90μmに設定している。これにより3
ラインセンサー4面上で副走査方向に色分解される複数
の色光の間隔S1 ,S2 が等間隔となるようにして高精
度のカラー画像読取が行なえるようにしている。 【0040】このように本実施形態では上述の如く平板
ガラス11を結像光学系2の光軸に対して所定の角度傾
けて配することにより、簡素な構成で高精度な調整も必
要とせずに簡易な3ラインセンサー4でカラー画像情報
を高精度に読み取ることができる。 【0041】尚、平板ガラス11の光軸に対しての傾斜
角度θを1°以上で、かつ40°以下に設定するのが良
い。また平板ガラス11の板厚dを1mm以上で、かつ
25mm以下に設定するのが良い。 【0042】また本実施形態では−1次回折光5でB色
光、0次回折光6でR色光、+1次回折光7でG色光を
得ているが、−1次回折光5でR色光、0次回折光6で
B色光、+1次回折光7でG色光を得るようにしても良
い。 【0043】図4は本発明の実施形態2の一部分の副走
査方向の要部断面図である。同図において図1に示した
要素と同一要素には同符番を付している。 【0044】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は透過型のブレーズド回折格子と平板ガラスとを
一体的に構成して、光軸に対して傾けて配置したことで
ある。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同
様であり、これにより同様な効果を得ている。 【0045】即ち、同図において41は透過型のブレー
ズド回折格子3と平板ガラス11とを一体的にして構成
した光学部材であり、結像光学系(不図示)の光軸に対
して所定の角度、傾けて配している。 【0046】本実施形態においては前述の実施形態1と
同様に−1次回折光5でB色光、0次回折光6でR色
光、+1次回折光7でG色光を得ており、かつブレーズ
ド回折格子3と平板ガラス11とを一体化にした光学部
材41を結像光学系の光軸に対して角度θ=8.44°
傾斜させると共にブレーズド回折格子3の格子ピッチP
を226.26μm、S−TIH11材(商品名)より
成る平板ガラス11の板厚d1 を5mm、そして0次回
折光(R色光)が平板ガラス11より射出する射出面4
1bから3ラインセンサー4面までの距離d2 を25m
mとなるように設定している。これにより3ラインセン
サー4面上で副走査方向に色分解される複数の色光の間
隔S1 ,S2 を等間隔となるようにして高精度のカラー
画像読取を行なっている。 【0047】このように本実施形態では上述の如く透過
型のブレーズド回折格子3と平板ガラス11とを一体的
に構成し、該一体的に構成された光学部材41を結像光
学系の光軸に対して所定の角度、傾斜させて光路内に配
することにより、部品点数を削減することができ、かつ
簡素な構成で高精度な調整も必要とせずに簡易な3ライ
ンセンサー4でカラー画像を高精度に読み取ることがで
きる。 【0048】図5は本発明の実施形態3の一部分の副走
査方向の要部断面図である。同図において図1に示した
要素と同一要素には同符番を付している。 【0049】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は色分解手段として反射型のブレーズド回折格子
を用い、補正手段としてプリズムを用い、かつ該反射型
のブレーズド回折格子とプリズムとを一体的に構成した
ことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1
と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。 【0050】即ち、同図において51は反射型のブレー
ズド回折格子53とS−TIH11材(商品名)より成
るプリズム52とを一体的に構成した光学部材である。
本実施形態においては前述の実施形態1と同様に−1次
回折光5でB色光、0次回折光6でR色光、+1次回折
光7でG色光を得ており、かつブレーズド回折格子53
とプリズム52とを一体化にした光学部材51を光路内
に配すると共にブレーズド回折格子53の格子ピッチP
を314.82μm、プリズム52の射出側のプリズム
面52cを結像光学系の光軸に対して角度θ=0.59
8°傾むけて構成し、また結像光学系からの光束の主光
線Aがブレーズド回折格子で反射回折される回折面(反
射面)52bから0次回折光(R色光)がプリズム52
より射出する射出面52cまでの距離d3 を6mm、そ
の射出面52cから3ラインセンサー4面までの距離d
4 を24mmとなるように設定している。これにより3
ラインセンサー4面上で副走査方向に色分解される複数
の色光の間隔S1 ,S2 を等間隔となるようにして高精
度のカラー画像読取りを行なっている。 【0051】このように本実施形態では上述の如く反射
型のブレーズド回折格子53とプリズム52とを一体的
に構成することにより、部品点数を削減することがで
き、かつ簡素な構成で高精度な調整も必要とせずに簡易
な3ラインセンサー4でカラー画像を高精度に読み取る
ことができる。 【0052】尚、本実施形態では反射型のブレーズド回
折格子53とプリズム52とを一体的に構成したが、こ
れに限定されることはなく、各々独立に構成しても良
い。 【0053】又以上の各実施形態においては補正手段と
して平板ガラス又はプリズムを用いたが、波長の違いに
よる屈折率の差を利用して各色光の光路を変化させるこ
とができる光学要素なら何を用いても本発明は前述の実
施形態と同様に適用することができる。 【0054】 【発明の効果】本発明によれば前述の如く色分解手段と
しての反射型もしくは透過型の1次元ブレーズド回折格
子を用いてカラー画像を複数の色光に色分解して各々受
光手段面上に導光して、該受光手段によりカラー画像を
読み取る際、結像光学系と該受光手段との間の光路中に
設けた補正手段により、該回折格子で色分解された各色
光(回折光)の波長の違いにより生じる結像位置のズレ
を波長の違い(色)による屈折率の差を利用して補正す
ることにより、該受光手段面上で副走査方向に色分解さ
れる複数の色光の間隔を等間隔とすることができ、これ
により例えばR,G,Bの3つの色光でカラー画像をデ
ジタル的に高精度に読み取ることができるカラー画像読
取装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施形態1の要部側面図(副走査断
面図) 【図2】 各色光の屈折率の差(分散)による光線のシ
フト量と各色光との関係を示した説明図 【図3】 ブレーズド回折格子で分離される光線の次数
と各波長との関係を示した説明図 【図4】 本発明の実施形態2の一部分の要部側面図
(副走査断面図) 【図5】 本発明の実施形態3の一部分の要部側面図
(副走査断面図) 【図6】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部概
略図 【図7】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部概
略図 【図8】 モノリシク3ラインセンサーの説明図 【図9】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部概
略図 【図10】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部
概略図 【図11】 1次元ブレーズド回折格子による各次数の
分光エネルギー分布を示す説明図 【符号の説明】 1 原稿面 2 結像光学系 3 色分解手段(透過型1次元ブレーズド回折格子) 53 色分解手段(反射型1次元ブレーズド回折格子) 4 受光手段(モノリシック3ラインセンサー) 5,6,7 色光(回折光) 8,9,10 ラインセンサー S1 ,S2 ライン間の距離 11 補正手段(平板ガラス) 52 補正手段(プリズム) 41,51 光学部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−18728(JP,A) 特開 平8−46748(JP,A) 特開 平3−132251(JP,A) 特開 昭58−182365(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/19 G02B 27/10 H04N 1/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 カラー画像を結像光学系により入射光束
    を複数の色光に色分解する1次元ブレーズド回折格子よ
    り成る色分解手段を介して複数のラインセンサーを同一
    基板面上に配置した受光手段面上に結像させ、該カラー
    画像と該受光手段とを相対的に走査させて該受光手段で
    該カラー画像を読取るカラー画像読取装置において、 該色分解手段と該受光手段との間の光路中に該色分解手
    段により色分解された各色光の波長の違いにより生じる
    該受光手段面上における結像位置のズレを補正する補正
    手段を設け、 該補正手段は波長の違いによる屈折率の差を利用して各
    色光の光路を変化させ、該受光手段面上で副走査方向に
    色分解される複数の色光の間隔を等間隔となるようにし
    ていることを特徴とするカラー画像読取装置。
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