JP3428880B2 - インターホン装置 - Google Patents
インターホン装置Info
- Publication number
- JP3428880B2 JP3428880B2 JP30059897A JP30059897A JP3428880B2 JP 3428880 B2 JP3428880 B2 JP 3428880B2 JP 30059897 A JP30059897 A JP 30059897A JP 30059897 A JP30059897 A JP 30059897A JP 3428880 B2 JP3428880 B2 JP 3428880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- call
- handset
- chime sound
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインターホン装置
に係わり、特に、呼出時に鳴動される呼出音であるチャ
イム音をハンドセットのマイクで放音させるインターホ
ン装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来からこの種のインターホン装置とし
て、図3に示すものが提案されている。図3(a)、
(b)は室内に設置される室内親機51、61を示して
おり、室内親機51、61には、該室内親機に伸縮自在
のカールコードを介して接続され、通常、室内の居住者
が来訪者との通話を成立させるために用いるハンドセッ
ト52と、ハンドセット52のフックオフ/フックオン
時等にオフ/オンされるフック53とが夫々設けられて
いる。 【0003】また、図3(b)に示す室内親機61に
は、呼出時に鳴動され呼出音であるチャイム音を放音す
る親機スピーカ62が設けられている。このようなイン
ターホン装置をなす室内親機のうち、図3(a)に示す
室内親機51において、居住者がハンドセット52をフ
ックオフしフック53がオフされている際に、来訪者が
玄関(玄関子機:図示せず)において呼出操作を行った
ときには、室内親機51においてチャイム音は鳴動され
ない。しかしながら、居住者がハンドセット52をアッ
プし耳にあて、更に、指先等でフック53をオンさせる
ように操作している際に、来訪者が玄関(玄関子機:図
示せず)において呼出操作を行ったときには、ハンドセ
ット52に内蔵されているスピーカ(図示せず)より居
住者の耳元でチャイム音が鳴動されることから、このよ
うな耳元でのチャイム音の鳴動を防止するために、該フ
ック53の横幅を居住者の指先が挿入できぬように狭く
し、指先でフック53を押下できないようにしていた。 【0004】また、図3(b)に示す室内親機61にお
いては、ハンドセット52がフックオンされフック53
がオンのときには、来訪者が玄関(玄関子機:図示せ
ず)において呼出操作を行うと、室内親機61の親機ス
ピーカ62からチャイム音が鳴動されていた。尚、ハン
ドセット52がフックオフされフック53がオフのとき
には、来訪者が玄関において呼出操作を行なっても室内
親機61の親機スピーカ62からチャイム音が鳴動され
ないようにしていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インターホン装置は、以上のように構成されているの
で、図3(a)に示す室内親機51では、居住者の耳元
でのチャイム音の鳴動を防止する対策が十分に成されて
いないために、ハンドセット52のアップ時に、フック
53を指先以外の例えばボールペン等の細いものでオン
させることが可能であことから、結果的にはチャイム音
が居住者の耳元で鳴動されてしまうといった難点があっ
た。 【0006】また、図3(b)に示す室内親機61で
は、居住者の耳元でチャイム音が鳴動されることはない
が、ハンドセット52に内蔵されているスピーカ(図示
せず)以外に、室内親機61にスピーカ(親機スピーカ
62)を追加せねばならないことから、コストUPの問
題が生じてしまうといった難点があった。本発明はこの
ような難点を解消するためになされたもので、室内親機
のハンドセットに内蔵されている親機マイクをダイナミ
ックスピーカで構成することにより、呼出時に鳴動され
る呼出音であるチャイム音をダイナミックスピーカで構
成された親機マイクから放音させ、居住者の耳元でのチ
ャイム音の鳴動を防止したインターホン装置を提供する
ことを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明のインターホン装置は、玄関子機で呼出ボ
タンを押したとき、室内親機でチャイム音発生回路から
の呼出音を鳴動手段において鳴動し、親機マイク、親機
スピーカを内蔵するハンドセットをフックオフして玄関
子機の子機マイク、子機スピーカとで通話を行なうイン
ターホン装置であって、親機マイクは、ダイナミックス
ピーカで構成し、呼出時には、制御回路により制御され
チャイム音発生回路からの呼出音を鳴動手段としてダイ
ナミックスピーカから鳴動し、通話時には、ダイナミッ
クスピーカからの送話音声を玄関子機に送出する信号切
替スイッチ回路を備えたものである。 【0008】このようなインターホン装置において、来
訪者が室内の居住者を呼び出すために玄関子機の呼出ボ
タンを押下した呼出時に、室内親機のチャイム音発生回
路から生成送出されるチャイム音(信号)は、呼び出さ
れたことを検知した制御回路により制御される信号切替
スイッチ回路を介してハンドセットに内蔵されている親
機マイクを構成するダイナミックスピーカから鳴動され
ることにより、居住者は耳元でのチャイム音(呼出音)
の鳴動を回避でき、不快を感じることなく来訪者の存在
を確認することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明のインターホン装置
の一実施例について、図面を参照して説明する。図1に
示すインターホン装置は、玄関に設置された玄関子機1
と、室内に設置された室内親機2とが伝送路L1を介し
て接続されている。 【0010】玄関子機1には、来訪者が室内の居住者を
呼び出すために押下操作する呼出ボタン11と、来訪者
が居住者との通話のための音声信号(送話音声信号f
4、受話音声信号f5)の送受に用いる子機スピーカ13
および子機マイク12とが備えられている。尚、前述の
送話音声信号f4、受話音声信号f5は、夫々、居住者か
ら来訪者に伝送される通話のための音声信号、来訪者か
ら居住者に伝送される通話のための音声信号とする。 【0011】室内親機2には、伸縮自在のカールコード
L2、L3を介し室内親機2に接続されており、通常、居
住者が来訪者との通話のための音声信号(送話音声信号
f4、受話音声信号f5)の送受に用いる親機マイク31
を構成するダイナミックスピーカ(以下、ダイナミック
スピーカ31と称す)と親機スピーカ32とが内蔵され
ているハンドセット21と、玄関子機1の呼出ボタン1
1が押下操作された際に伝送路L1を介した呼出信号f1
を入力することにより該呼出ボタン11が押下されたこ
とを検出し、呼出検出信号f2を送出する呼出検出回路
22と、制御回路23と、呼出検出信号f2によりチャ
イム音信号f3を生成送出するチャイム音発生回路24
と、チャイム音信号f3を増幅して送出するパワーアン
プ25と、制御回路23により制御され前述のチャイム
音信号f3と送話音声信号f4とを選択切り替えてハンド
セット21に内蔵されているダイナミックスピーカ31
から入出力させる切替スイッチ26aと切替制御回路2
6bとからなる信号切替スイッチ回路26と、送話音声
信号f4および受話音声信号f5を多重、分離するハイブ
リッド回路29と、送話音声信号f4および受話音声信
号f5を夫々増幅して送出する送話用アンプ27および
受話用アンプ28とが備えられている。 【0012】玄関子機1の子機側端子T1は、伝送路L1
を介して室内親機2の親機側端子T2に接続されてい
る。親機側端子T2は呼出検出回路22の入力側とハイ
ブリッド回路29の多重側に接続され、ハイブリッド回
路29の分離入力側と分離出力側は送話用アンプ27の
出力側、受話用アンプ28の入力側に夫々接続されてい
る。呼出検出回路22の出力側は制御回路23の入力側
に接続されており、制御回路23の出力側はチャイム音
発生回路24の入力側および信号切替スイッチ回路26
をなし出力側が切替スイッチ26aに接続されている切
替制御回路26bの入力側に接続されている。チャイム
音発生回路24の出力側はパワーアンプ25の入力側に
接続されており、パワーアンプ25の出力側は切替スイ
ッチ26aの常閉接点P2に接続されている。また、切替
スイッチ26aの常開接点P3は送話用アンプ27の入力
側に接続されている。 【0013】切替スイッチ26aの切替接点P1はカー
ルコードL2を介してハンドセット21に内蔵されてい
るダイナミックスピーカ31に接続されており、受話用
アンプ28の出力側はカールコードL3を介してハンド
セット21に内蔵されている親機スピーカ32に接続さ
れている。尚、図2は、図1に示すインターホン装置を
なす室内親機2を具体的に表わす概観図であり、ハンド
セット21をアップしフック20をオフさせた状態を示
すものである。 【0014】このように構成されたインターホン装置に
おいて、以下、その動作について説明する。例えば、室
内の居住者がハンドセット21をフックオフして耳にあ
て、図2に示すフック20をオフさせているとき、フッ
ク20により制御回路23がフックオフを検出し、信号
切替スイッチ回路26をなす切替制御回路26bを制御
することにより、切替制御回路26bは切替スイッチ2
6aを常開接点P3側に切り替える。このとき、来訪者
が室内の居住者を呼び出すための玄関子機1の呼出ボタ
ン11を押下操作しても制御回路23がフックオフを検
出し、チャイム音発生路24を能動にしないため、チャ
イム音は鳴動されない。 【0015】また、室内の居住者がハンドセット21を
フックオフして耳にあて、図2に示すフック20を指先
等でオンするように操作しているとき(切替制御回路2
6bにより切替スイッチ26aは常閉接点P2側に接続
されている)、来訪者が室内の居住者を呼び出すために
玄関子機1の呼出ボタン11を押下操作することにより
生成送出される呼出信号f1は、子機側端子T1、伝送路
L1、親機側端子T2を介して室内親機2の呼出検出回路
22にて検出され、呼出検出信号f2が制御回路23に
入力される。 【0016】呼出検出信号f2を入力検知した制御回路
23は、チャイム音発生回路24を能動にすることか
ら、チャイム音発生回路24から生成送出されるチャイ
ム音信号f3はパワーアンプ25を介し増幅されて、切
替スイッチ26aの常閉接点P2、切替接点P1、カール
コードL2を介してハンドセット21に内蔵されている
ダイナミックスピーカ31からチャイム音が鳴動され
る。 【0017】よって、居住者は来訪者の呼出操作時に鳴
動されるチャイム音を、耳元以外で聞き取ることによ
り、不快を感じることなく来訪者の存在を確認すること
ができる。また、チャイム音の鳴動に応じてハンドセッ
ト21をフックオフさせフック20をオフさせていると
き、通話のための音声信号である送話音声信号f4をダ
イナミックスピーカ31から入力することにより、この
送話音声信号f4はカールコードL2を介して切替スイッ
チ26aの切替接点P1に入力される。この送話音声信
号f4は、切替スイッチ26aの切替接点P1から常開接
点P3、送話用アンプ27、ハイブリッド回路29、親
機側端子T2、伝送路L1および子機側端子T1を介して
玄関子機1の子機スピーカ13から送出される。 【0018】一方、来訪者が通話のために玄関子機1の
子機マイク12へ入力する受話音声信号f5は、子機側
端子T1、伝送路L1、親機側端子T2およびハイブリッ
ド回路29を介し受話用アンプ28、カールコードL3
を介してハンドセット21に内蔵されている親機スピー
カ32から送出される。これにより、通話のための音声
信号(送話音声信号f4、受話音声信号f5)の送受が可
能となり、通話が成立する。 【0019】尚、上述の説明では、室内の居住者がハン
ドセット21をフックオフしている状態におけるチャイ
ム音(チャイム音信号f3)の鳴動方法、および通話の
ための音声信号(送話音声信号f4、受話音声信号f5)
の送受方法について述べたが、ハンドセット21がフッ
クオンされフック20がオンされている場合においても
上述と同様に、チャイム音(チャイム音信号f3)はハ
ンドセット21に内蔵されているダイナミックスピーカ
31から鳴動される。 【0020】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のインターホン装置によれば、ハンドセットのフックオ
フ/フックオンにかかわらず、チャイム音をダイナミッ
クスピーカで構成されたマイクで鳴動するように構成し
たので、呼出時に居住者の耳元でのチャイム音の鳴動を
回避できる。
に係わり、特に、呼出時に鳴動される呼出音であるチャ
イム音をハンドセットのマイクで放音させるインターホ
ン装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来からこの種のインターホン装置とし
て、図3に示すものが提案されている。図3(a)、
(b)は室内に設置される室内親機51、61を示して
おり、室内親機51、61には、該室内親機に伸縮自在
のカールコードを介して接続され、通常、室内の居住者
が来訪者との通話を成立させるために用いるハンドセッ
ト52と、ハンドセット52のフックオフ/フックオン
時等にオフ/オンされるフック53とが夫々設けられて
いる。 【0003】また、図3(b)に示す室内親機61に
は、呼出時に鳴動され呼出音であるチャイム音を放音す
る親機スピーカ62が設けられている。このようなイン
ターホン装置をなす室内親機のうち、図3(a)に示す
室内親機51において、居住者がハンドセット52をフ
ックオフしフック53がオフされている際に、来訪者が
玄関(玄関子機:図示せず)において呼出操作を行った
ときには、室内親機51においてチャイム音は鳴動され
ない。しかしながら、居住者がハンドセット52をアッ
プし耳にあて、更に、指先等でフック53をオンさせる
ように操作している際に、来訪者が玄関(玄関子機:図
示せず)において呼出操作を行ったときには、ハンドセ
ット52に内蔵されているスピーカ(図示せず)より居
住者の耳元でチャイム音が鳴動されることから、このよ
うな耳元でのチャイム音の鳴動を防止するために、該フ
ック53の横幅を居住者の指先が挿入できぬように狭く
し、指先でフック53を押下できないようにしていた。 【0004】また、図3(b)に示す室内親機61にお
いては、ハンドセット52がフックオンされフック53
がオンのときには、来訪者が玄関(玄関子機:図示せ
ず)において呼出操作を行うと、室内親機61の親機ス
ピーカ62からチャイム音が鳴動されていた。尚、ハン
ドセット52がフックオフされフック53がオフのとき
には、来訪者が玄関において呼出操作を行なっても室内
親機61の親機スピーカ62からチャイム音が鳴動され
ないようにしていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インターホン装置は、以上のように構成されているの
で、図3(a)に示す室内親機51では、居住者の耳元
でのチャイム音の鳴動を防止する対策が十分に成されて
いないために、ハンドセット52のアップ時に、フック
53を指先以外の例えばボールペン等の細いものでオン
させることが可能であことから、結果的にはチャイム音
が居住者の耳元で鳴動されてしまうといった難点があっ
た。 【0006】また、図3(b)に示す室内親機61で
は、居住者の耳元でチャイム音が鳴動されることはない
が、ハンドセット52に内蔵されているスピーカ(図示
せず)以外に、室内親機61にスピーカ(親機スピーカ
62)を追加せねばならないことから、コストUPの問
題が生じてしまうといった難点があった。本発明はこの
ような難点を解消するためになされたもので、室内親機
のハンドセットに内蔵されている親機マイクをダイナミ
ックスピーカで構成することにより、呼出時に鳴動され
る呼出音であるチャイム音をダイナミックスピーカで構
成された親機マイクから放音させ、居住者の耳元でのチ
ャイム音の鳴動を防止したインターホン装置を提供する
ことを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明のインターホン装置は、玄関子機で呼出ボ
タンを押したとき、室内親機でチャイム音発生回路から
の呼出音を鳴動手段において鳴動し、親機マイク、親機
スピーカを内蔵するハンドセットをフックオフして玄関
子機の子機マイク、子機スピーカとで通話を行なうイン
ターホン装置であって、親機マイクは、ダイナミックス
ピーカで構成し、呼出時には、制御回路により制御され
チャイム音発生回路からの呼出音を鳴動手段としてダイ
ナミックスピーカから鳴動し、通話時には、ダイナミッ
クスピーカからの送話音声を玄関子機に送出する信号切
替スイッチ回路を備えたものである。 【0008】このようなインターホン装置において、来
訪者が室内の居住者を呼び出すために玄関子機の呼出ボ
タンを押下した呼出時に、室内親機のチャイム音発生回
路から生成送出されるチャイム音(信号)は、呼び出さ
れたことを検知した制御回路により制御される信号切替
スイッチ回路を介してハンドセットに内蔵されている親
機マイクを構成するダイナミックスピーカから鳴動され
ることにより、居住者は耳元でのチャイム音(呼出音)
の鳴動を回避でき、不快を感じることなく来訪者の存在
を確認することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明のインターホン装置
の一実施例について、図面を参照して説明する。図1に
示すインターホン装置は、玄関に設置された玄関子機1
と、室内に設置された室内親機2とが伝送路L1を介し
て接続されている。 【0010】玄関子機1には、来訪者が室内の居住者を
呼び出すために押下操作する呼出ボタン11と、来訪者
が居住者との通話のための音声信号(送話音声信号f
4、受話音声信号f5)の送受に用いる子機スピーカ13
および子機マイク12とが備えられている。尚、前述の
送話音声信号f4、受話音声信号f5は、夫々、居住者か
ら来訪者に伝送される通話のための音声信号、来訪者か
ら居住者に伝送される通話のための音声信号とする。 【0011】室内親機2には、伸縮自在のカールコード
L2、L3を介し室内親機2に接続されており、通常、居
住者が来訪者との通話のための音声信号(送話音声信号
f4、受話音声信号f5)の送受に用いる親機マイク31
を構成するダイナミックスピーカ(以下、ダイナミック
スピーカ31と称す)と親機スピーカ32とが内蔵され
ているハンドセット21と、玄関子機1の呼出ボタン1
1が押下操作された際に伝送路L1を介した呼出信号f1
を入力することにより該呼出ボタン11が押下されたこ
とを検出し、呼出検出信号f2を送出する呼出検出回路
22と、制御回路23と、呼出検出信号f2によりチャ
イム音信号f3を生成送出するチャイム音発生回路24
と、チャイム音信号f3を増幅して送出するパワーアン
プ25と、制御回路23により制御され前述のチャイム
音信号f3と送話音声信号f4とを選択切り替えてハンド
セット21に内蔵されているダイナミックスピーカ31
から入出力させる切替スイッチ26aと切替制御回路2
6bとからなる信号切替スイッチ回路26と、送話音声
信号f4および受話音声信号f5を多重、分離するハイブ
リッド回路29と、送話音声信号f4および受話音声信
号f5を夫々増幅して送出する送話用アンプ27および
受話用アンプ28とが備えられている。 【0012】玄関子機1の子機側端子T1は、伝送路L1
を介して室内親機2の親機側端子T2に接続されてい
る。親機側端子T2は呼出検出回路22の入力側とハイ
ブリッド回路29の多重側に接続され、ハイブリッド回
路29の分離入力側と分離出力側は送話用アンプ27の
出力側、受話用アンプ28の入力側に夫々接続されてい
る。呼出検出回路22の出力側は制御回路23の入力側
に接続されており、制御回路23の出力側はチャイム音
発生回路24の入力側および信号切替スイッチ回路26
をなし出力側が切替スイッチ26aに接続されている切
替制御回路26bの入力側に接続されている。チャイム
音発生回路24の出力側はパワーアンプ25の入力側に
接続されており、パワーアンプ25の出力側は切替スイ
ッチ26aの常閉接点P2に接続されている。また、切替
スイッチ26aの常開接点P3は送話用アンプ27の入力
側に接続されている。 【0013】切替スイッチ26aの切替接点P1はカー
ルコードL2を介してハンドセット21に内蔵されてい
るダイナミックスピーカ31に接続されており、受話用
アンプ28の出力側はカールコードL3を介してハンド
セット21に内蔵されている親機スピーカ32に接続さ
れている。尚、図2は、図1に示すインターホン装置を
なす室内親機2を具体的に表わす概観図であり、ハンド
セット21をアップしフック20をオフさせた状態を示
すものである。 【0014】このように構成されたインターホン装置に
おいて、以下、その動作について説明する。例えば、室
内の居住者がハンドセット21をフックオフして耳にあ
て、図2に示すフック20をオフさせているとき、フッ
ク20により制御回路23がフックオフを検出し、信号
切替スイッチ回路26をなす切替制御回路26bを制御
することにより、切替制御回路26bは切替スイッチ2
6aを常開接点P3側に切り替える。このとき、来訪者
が室内の居住者を呼び出すための玄関子機1の呼出ボタ
ン11を押下操作しても制御回路23がフックオフを検
出し、チャイム音発生路24を能動にしないため、チャ
イム音は鳴動されない。 【0015】また、室内の居住者がハンドセット21を
フックオフして耳にあて、図2に示すフック20を指先
等でオンするように操作しているとき(切替制御回路2
6bにより切替スイッチ26aは常閉接点P2側に接続
されている)、来訪者が室内の居住者を呼び出すために
玄関子機1の呼出ボタン11を押下操作することにより
生成送出される呼出信号f1は、子機側端子T1、伝送路
L1、親機側端子T2を介して室内親機2の呼出検出回路
22にて検出され、呼出検出信号f2が制御回路23に
入力される。 【0016】呼出検出信号f2を入力検知した制御回路
23は、チャイム音発生回路24を能動にすることか
ら、チャイム音発生回路24から生成送出されるチャイ
ム音信号f3はパワーアンプ25を介し増幅されて、切
替スイッチ26aの常閉接点P2、切替接点P1、カール
コードL2を介してハンドセット21に内蔵されている
ダイナミックスピーカ31からチャイム音が鳴動され
る。 【0017】よって、居住者は来訪者の呼出操作時に鳴
動されるチャイム音を、耳元以外で聞き取ることによ
り、不快を感じることなく来訪者の存在を確認すること
ができる。また、チャイム音の鳴動に応じてハンドセッ
ト21をフックオフさせフック20をオフさせていると
き、通話のための音声信号である送話音声信号f4をダ
イナミックスピーカ31から入力することにより、この
送話音声信号f4はカールコードL2を介して切替スイッ
チ26aの切替接点P1に入力される。この送話音声信
号f4は、切替スイッチ26aの切替接点P1から常開接
点P3、送話用アンプ27、ハイブリッド回路29、親
機側端子T2、伝送路L1および子機側端子T1を介して
玄関子機1の子機スピーカ13から送出される。 【0018】一方、来訪者が通話のために玄関子機1の
子機マイク12へ入力する受話音声信号f5は、子機側
端子T1、伝送路L1、親機側端子T2およびハイブリッ
ド回路29を介し受話用アンプ28、カールコードL3
を介してハンドセット21に内蔵されている親機スピー
カ32から送出される。これにより、通話のための音声
信号(送話音声信号f4、受話音声信号f5)の送受が可
能となり、通話が成立する。 【0019】尚、上述の説明では、室内の居住者がハン
ドセット21をフックオフしている状態におけるチャイ
ム音(チャイム音信号f3)の鳴動方法、および通話の
ための音声信号(送話音声信号f4、受話音声信号f5)
の送受方法について述べたが、ハンドセット21がフッ
クオンされフック20がオンされている場合においても
上述と同様に、チャイム音(チャイム音信号f3)はハ
ンドセット21に内蔵されているダイナミックスピーカ
31から鳴動される。 【0020】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のインターホン装置によれば、ハンドセットのフックオ
フ/フックオンにかかわらず、チャイム音をダイナミッ
クスピーカで構成されたマイクで鳴動するように構成し
たので、呼出時に居住者の耳元でのチャイム音の鳴動を
回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターホン装置の一実施例を示す回
路ブロック図。 【図2】図1に示すインターホン装置をなす室内親機お
よびハンドセットを示す概観図。 【図3】従来のインターホン装置を示すブロック図。 【符号の説明】 1・・・・・玄関子機 2・・・・・室内親機 11・・・・・呼出ボタン 12・・・・・子機マイク 13・・・・・子機スピーカ 21・・・・・ハンドセット 23・・・・・制御回路 24・・・・・チャイム音発生回路 26・・・・・信号切替スイッチ回路 31・・・・・ダイナミックスピーカ(親機マイク) 32・・・・・親機スピーカ
路ブロック図。 【図2】図1に示すインターホン装置をなす室内親機お
よびハンドセットを示す概観図。 【図3】従来のインターホン装置を示すブロック図。 【符号の説明】 1・・・・・玄関子機 2・・・・・室内親機 11・・・・・呼出ボタン 12・・・・・子機マイク 13・・・・・子機スピーカ 21・・・・・ハンドセット 23・・・・・制御回路 24・・・・・チャイム音発生回路 26・・・・・信号切替スイッチ回路 31・・・・・ダイナミックスピーカ(親機マイク) 32・・・・・親機スピーカ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】玄関子機(1)で呼出ボタン(11)を押
したとき、室内親機(2)でチャイム音発生回路(2
4)からの呼出音を鳴動手段において鳴動し、親機マイ
ク(31)、親機スピーカ(32)を内蔵するハンドセ
ット(21)をフックオフして前記玄関子機の子機マイ
ク(12)、子機スピーカ(13)とで通話を行なうイ
ンターホン装置であって、 前記親機マイクは、ダイナミックスピーカで構成し、 呼出時には、制御回路(23)により制御され、前記チ
ャイム音発生回路からの呼出音を前記鳴動手段として前
記ダイナミックスピーカから鳴動し、通話時には、前記
ダイナミックスピーカからの送話音声を前記玄関子機に
送出する信号切替スイッチ回路(26)を備えたことを
特徴とするインターホン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30059897A JP3428880B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | インターホン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30059897A JP3428880B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | インターホン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11136372A JPH11136372A (ja) | 1999-05-21 |
JP3428880B2 true JP3428880B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=17886782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30059897A Expired - Fee Related JP3428880B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | インターホン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3428880B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07226801A (ja) * | 1994-02-14 | 1995-08-22 | Sekisui Chem Co Ltd | ドアホンシステム |
JPH08331686A (ja) * | 1995-05-29 | 1996-12-13 | Sony Corp | 音声記録・再生装置及び電話機 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30059897A patent/JP3428880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11136372A (ja) | 1999-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5784685A (en) | Wireless intercom communication system and method of using same | |
US5363434A (en) | Audio distribution system | |
JP3428880B2 (ja) | インターホン装置 | |
JPH10126466A (ja) | 携帯電話機 | |
JPH07235972A (ja) | ハンズフリーインターホン | |
JP2000151821A (ja) | インターホン装置 | |
JPH0426582B2 (ja) | ||
JP3289453B2 (ja) | 信号切換装置 | |
JP2534209Y2 (ja) | 補聴器対応式コードレス電話機 | |
JP2539255B2 (ja) | 拡声呼び出し方式及びそのための無線機 | |
JPS6167390A (ja) | ボタン電話装置 | |
JP3289688B2 (ja) | 電話装置 | |
JP2865478B2 (ja) | コードレス電話装置 | |
KR200205580Y1 (ko) | 통신시스템의 오디오 출력기능을 구비한 헤드셋형단말장치 | |
JPH07101896B2 (ja) | コードレス電話機の子機 | |
JP2560884B2 (ja) | 携帯無線電話機 | |
JP2002218015A (ja) | 通信装置 | |
JPS61214643A (ja) | ボタン電話装置 | |
JP2003189001A (ja) | ハンズフリーインターホン装置 | |
JP2000278370A (ja) | 秘話機能付き送受話器装置 | |
JP2000244607A (ja) | 電話装置 | |
JP2002111882A (ja) | インターホンシステム | |
JP2000244665A (ja) | インターホン装置 | |
GB2218302A (en) | Hands-free telephone | |
JP2000244671A (ja) | インターホン装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030401 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150516 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |