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JP3427762B2 - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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Publication number
JP3427762B2
JP3427762B2 JP01282399A JP1282399A JP3427762B2 JP 3427762 B2 JP3427762 B2 JP 3427762B2 JP 01282399 A JP01282399 A JP 01282399A JP 1282399 A JP1282399 A JP 1282399A JP 3427762 B2 JP3427762 B2 JP 3427762B2
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JP
Japan
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timer
ultrasonic
time
measurement
output
Prior art date
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JP01282399A
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裕治 中林
秀二 安倍
謙三 黄地
明久 足立
文一 芝
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に超音波によっ
て流量を測定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波流速計は、図7に示すよう
に、流体管路1に超音波振動子2および3を流れの方向
に相対して設置し、制御部4はタイマ5をスタートさせ
ると同時に駆動回路6に発信信号を出力する。駆動回路
6の出力を受けた超音波振動子2から超音波を送信し、
超音波振動子3で受信する。そして、超音波振動子3の
出力を受けた受信検知回路7で超音波を検知し、タイマ
5によって超音波が送信されてから検知されるまでの時
間を測定し、この時間から演算部8によって流体管路1
の中の流速を演算によって求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、測定分解能がタイマ5の分解能によって制
限され、単に測定値を平均処理したのでは測定精度が上
がらず、分解能が必要な測定を行うにはタイマ5の分解
能を高くする必要かある。つまりタイマ5を高い周波数
で動作させる必要があった。しかしタイマ5の動作クロ
ックを高周波数に変更すると、消費電流や、高周波ノイ
ズが増大したり、又回路規模が増大するなどの課題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波流量計に
おいては、超音波信号を送信する送信器と、前記送信器
から送信され流体を伝搬した超音波信号を受信する受信
器と、前記受信器の出力を受け超音波信号を検知する受
信検知回路と、前記受信検知回路の出力を受け前記送信
器へ出力し再度超音波の送信を行わせる遅延手段と、前
記受信検知回路の検知回数をカウントするカウンタと、
少なくとも前記送信器による超音波発信開始から前記カ
ウンタがあらかじめ設定した値に達するまでの時間を
数回繰り返し測定するタイマと、前記タイマの出力信号
より流量を演算によって求める演算部と、前記遅延手段
の遅延時間を複数回繰り返し行う測定毎に順次変更制御
する遅延制御部とを備えたものである。
【0005】この本発明によれば、遅延時間とタイマの
分解能の差で決まる分解能で測定を行うことができ、遅
延時間を適当な値とすることによって、簡単な構成で高
精度の測定を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】超音波信号を送信する送信器と、
前記送信器から送信され流体を伝搬した超音波信号を受
信する受信器と、前記受信器の出力を受け超音波信号を
検知する受信検知回路と、前記受信検知回路の出力を受
け前記送信器へ出力し再度超音波の送信を行わせる遅延
手段と、前記受信検知回路の検知回数をカウントするカ
ウンタと、少なくとも前記送信器による超音波発信開始
から前記カウンタがあらかじめ設定した値に達するまで
の時間を複数回繰り返し測定するタイマと、前記タイマ
の出力信号より流量を演算によって求める演算部と、前
記遅延手段の遅延時間を複数回繰り返し行う測定毎に
次変更制御する遅延制御部とを有するものである。
【0007】そして前記送信器から流れ方向に超音波を
発生し、この超音波を前記受信器で検出すると前記遅延
手段を経て再び送信器から超音波を発生させ、この繰り
返しを前記カウンタの出力が設定回数になるまで繰り返
す。その時間を前記タイマで計測する。逆に第2の超音
波振動子から流れに逆らって超音波を発生し同様の繰り
返し時間を計測し、この時間の差から流体の速度を演算
する。このため測定毎に遅延時間を遅延制御部が変更す
ることによって、測定分解能を高くすることができ、な
おかつ受信検知から次の送信までの間に遅延時間が入る
ので、以前送信した超音波の反射波と本来受信すべき超
音波とを重複して受信することを防ぐことができる。
【0008】そして、遅延時間を順次変え超音波の送受
信を行うので、測定精度を遅延時間とタイマの分解能の
差で決まる分解能で測定を行うことができる。よって遅
延時間を適当な値とすることによって簡単な構成で、高
精度の測定を行うことができる。さらに繰り返し動作に
伴う雑音で発生する測定誤差や、送受信器の自己振動で
発生する測定誤差を計測中に遅延時間を変更し規則性を
乱すことで均一に分散しなおかつ繰り返し測定によって
平均化を行う必要がないのでまたくり返し計測によって
平均化を同時に行なうので安定な測定をすばやく行うこ
とができる。
【0009】なお、伝搬時間が温度によって変化するた
めシングアラウンド方式では超音波の送信間隔は温度特
性を持つ。このため測定間隔の規則性によって起こる誤
差も温度特性を持つ。したがって、同じ流量でも温度が
変化すると測定結果が変化するという現象があるもの
の、本発明ではこの誤差を均一に分散させ平均化するの
で、温度変動に影響されない超音波流量計を実現できる
ものである。
【0010】また遅延制御部は、演算部の出力が設定値
以上のときには遅延時間を一定とするように遅延手段を
制御するものである。流量が大きく時間の測定分解能が
必要でないときには遅延時間を入れずに測定を行うの
で、少ない測定回数で流量が測定でき、低消費力で測定
できる。
【0011】また超音波信号を送信する送信器と、前記
送信器から送信され流体を伝搬した超音波信号を受信す
る受信器と、前記受信器が受信し出力する信号から超音
波の受信を検知する受信検知回路と、少なくとも前記送
信器が超音波発信してから前記受信検知回路が受信検知
するまでの時間を測定する第1のタイマと、前記受信検
知回路が受信検知してから前記第1のタイマ値が変化す
るまでの時間を測定する第2のタイマと、前記第1のタ
イマおよび前記第2タイマの測定時間より流量を演算に
よって求める演算部とを有するものである。
【0012】そして前記第1のタイマの値から前記第2
のタイマの値を引いた値によって流量の演算を行うの
で、計時分解能は前記第2のタイマと同等になる。そし
て第2のタイマの動作時間は非常に短いので消費電力を
小さくすることができ、分解能の高い流量計を低消費電
力で実現することができる。
【0013】また第2のタイマを第1のタイマで補正す
る構成とするものである。このため補正後流量測定する
までの間前記第2のタイマが安定に動作すれば正確な流
量測定ができるので、前記第2のタイマに長期的な安定
性がなくても正確な測定を行うことができる。さらに一
般的な部品で容易に高精度の流量計を実現できる。
【0014】また温度センサを設け、温度センサの出力
が設定値以上変化した時に第2のタイマを第1のタイマ
で補正するものである。このため、前記第2のタイマが
温度変化に対して特性が変化するものであっても温度変
化が起こる都度補正し正確な測定を行うことができる。
と同時に、必要なときだけ補正を行うので、消費電力を
小さくすることができる。
【0015】また回路の電源電圧を検知する電源電圧セ
ンサを設け、電源電圧センサの出力が設定値以上変化し
た時に第2のタイマを第1のタイマで補正する構成とす
るものである。このため、前記第2のタイマが電源電圧
変化に対して特性が変化するものであっても電源電圧変
化が起こる都度補正し正確な測定を行うことができる。
同時に、定期的に補正を行う必要がないので、消費電力
を小さくすることができる。
【0016】また計測の直後に第2のタイマを第1のタ
イマで補正する構成とするものである。そして計測から
補正までの時間が短く前記第2のタイマの動作が計測中
と近い状態で補正するので、簡単な構成で正確な補正を
行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0018】(実施例1) 図1を用いて請求項1および2を説明する。図1は本発
明の実施例1の超音波流量計のブロック図である。
【0019】図1において、流体管路1の途中に超音波
を発信する第1の超音波振動子2と受信する第2の超音
波振動子3を流れ方向に配置している。制御部4はトリ
ガ回路9に計測開始の信号を出力すると同時にタイマ5
の時間計測をスタートさせる。トリガ回路9はタイマ5
のカウントUPタイミングを入力しておりカウントUP
タイミングと同じタイミングで駆動回路6に計測信号を
出力する。駆動回路6は信号入力があると超音波振動子
2を駆動し超音波を発信する。発信された超音波は流体
を伝播し超音波振動子3で受信される。受信検知回路7
は超音波振動子3の出力を入力し信号処理して遅延手段
10に出力する。遅延手段10は遅延制御部11によっ
て設定された時間だけ信号を遅らせて駆動回路6へ出力
する。信号を入力した駆動回路6は再度超音波振動子2
を駆動し超音波を発信する。この繰り返しはカウンタ1
2で数えられ設定値になるまで繰り返される。カウンタ
12は繰り返し回数が設定値になると、タイマ5をスト
ップさせる。演算部8ではタイマの時間計測結果を受け
取り演算によって流量を求める。
【0020】タイマ5で計測した時間は超音波の伝播時
間と遅延時間の繰り返し回数倍とを含んでいる。そのた
め演算部8ではタイマ5の測定結果を繰り返し回数で割
ってさらに遅延時間を引き伝播時間(1回目)を求め
る。さらに同様に測定を行うが、この時遅延時間のトー
タルが変わるように遅延時間を変更して伝播時間(2回
目)を求める。さらに同様に測定毎に遅延時間を変更し
て伝播時間(3回目)、(4回目)を求め、平均化する
ことによって超音波の伝播時間を求める。
【0021】こうすることによって、測定分解能を遅延
時間の分解能で得ることができる。つまり、遅延時間の
分解能をタイマ5の分解能よりも大きくすることによっ
てより高精度な測定を行うことができる。
【0022】さらに遅延手段10を適当な時間たとえば
伝播時間の約2/3に設定することによって超音波振動
子2から発信した超音波が、その前の繰り返しのときに
超音波音波振動子2から発信し超音波振動子3と2
射して再度超音波振動子3に到達する超音波と重複しな
いようにし、誤差原因を未然に避けることができる。
【0023】また演算部8の計算結果があらかじめ演算
部に設定した値よりも大きい場合演算部8は遅延制御部
11に遅延停止信号を出力し遅延制御部11の動作を停
止させる。演算部8の演算結果が大きい場合つまり測定
流量が多い場合には、伝搬時間の変化が大きくなり、タ
イマの分解能と比べ十分変化している場合には測定精度
は相対的に高くなる。このため遅延制御部11の動作を
止めても測定精度が落ちることはない。このため遅延時
間を短く固定することによって計測時間が短くなり低消
費電力化を行うことができると同時に、遅延時間の切り
換えに伴うノイズの発生を押さえることができる。
【0024】また、図2は遅延手段の一例を示すブロッ
ク図である。図において10Aは遅延回路であり、外部
からの入力がOR回路13を通して入ってくると一定時
間遅れて出力を発生する。遅延回路10Aの出力は同回
路の入力にAND回路14とOR回路13を通してフィ
ードバックされており、AND回路14の他端がLOに
なるまで動作を繰り返す。15はカウンタであり遅延回
10Aの出力を数え、設定部16が設定された値に達
すると外部へ出力を行うと同時に、AND回路14の入
力の一方をLOとする。遅延回路10Aは遅延時間がタ
イマ5の時間分解能よりも短い時間としている。カウン
タ15の設定回数を変えることで、遅延時間を容易に変
更することができる。そのため簡単な構成で容易に遅延
時間を変更することができ、変更間隔を均一にすること
ができる。
【0025】(実施例2) 図3から図5を用いて請求項3を説明する。図3は本発
明の実施例2の超音波流速計のブロック図である。
【0026】図3において、流体管路1の途中に超音波
を発信する第1の超音波振動子2と受信する第2の超音
波振動子3を流れ方向に配置している。制御部4は駆動
回路6に計測開始の信号を出力すると同時に第1のタイ
マ5の時間計測をスタートさせる。駆動回路6は信号
入力があると超音波振動子2を駆動し超音波を発信す
る。発信された超音波は流体を伝播し超音波振動子3で
受信される。受信検知回路7は受信した超音波信号を入
力し信号処理して第1のタイマ5および第2のタイマ
18へ出力する。第1のタイマ5は受信検知回路7か
らの入力信号をうけ時間計測をストップさせる。第2の
タイマ18は受信検知回路7の出力を受け計時を開始
し、第1のタイマ5から出力されているカウントアッ
プタイミングに同期し計時をストップさせる。演算部8
では第1のタイマ5および第2のタイマ18の時間計
測結果を受け取り演算によって流量を求める。
【0027】図4に第1のタイマ5およびタイマ18
の動作タイミングを示す。図4に示すように第1のタイ
マ5はAで示す部分を余分に測定している。第1の
イマ5の測定分解能が図4のBで示す間隔となってい
るため測定誤差となるAの部分は測定のほぼ毎回に発生
している。そこで余分なA部を第2のタイマ18で測定
し演算部8で引き、より分解能の高い超音波の伝播時間
を求め正確な流量値を得ている。
【0028】また本実施例では第2のタイマ18に、図
5に示す回路を用いている。動作はAND回路14A
入力信号の一部と、出力がカウンタの値に変わった以外
は実施例1の図2に示した回路と同じであり説明は省略
する。水晶振動子を使用したタイマなどではクロックが
安定するまでに時間がかかり、このようなすばやい立ち
上がり動作が求められる回路では使用できない。しかし
図5に示すような回路を使うことによって、非同期です
ばやく動作するタイマを容易に実現することができる。
【0029】また遅延手段としては、ディレイライン、
インバータを複数つないだものなどを使用することがで
きる。
【0030】(実施例3) 図6を用いて請求項4から7を説明する。図6は本発明
の実施例3の超音波流速計のブロック図である。
【0031】図6において、図3と異なるところは制御
部4の出力が第2のタイマ18のスタート入力につなが
っているところと、制御部4に温度センサ19と電源電
圧センサ20の出力が接続されているところである。計
測時の動作は実施例2と同等なので省略する。
【0032】次に動作を説明すると、制御部4は第1の
タイマ5をスタートすると同時に第2のタイマ18の
スタート入力に信号出力しタイマ18をスタートする。
第1のタイマ5がカウントアップするタイミングとな
ると、第1のタイマ5から第2のタイマ18にカウン
トアップタイミングと同期した信号が発生し第2のタイ
マ18を停止させる。この値を演算部8で処理し、第2
タイマ18の1クロックあたりの時間を求め演算に使
用する第2のタイマ18の1クロックあたりの時間を補
正する。
【0033】この動作を温度センサ19または、電源電
圧センサ20の出力がそれぞれ設定した値以上変動した
場合に行う。このようにすることで、第2のタイマ18
は温度、電源電圧に対する安定度は不要となり、安価な
部品を使用することができるようになる。さらに、頻繁
に補正を行う必要もなく、消費電力を低く押さえる事が
できる。
【0034】また、測定の直後に補正を行うことによっ
て、より測定時に近い状態で正確に補正を行うことがで
きる。また、低消費電力化のために電源供給を停止して
スリープ動作を行う様にしている場合、補正のためだけ
に電源を投入する必要がなく効率がよくなる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
超音波流速計によれば次の効果を奏する。
【0036】(1)測定毎に遅延時間を遅延制御部が変
更し数回測定を行い平均化演算を行うことによって、低
い分解能のタイマで測定時間の分解能をあげることがで
きるので、流量の測定分解能をあげることができる。ま
た同じ分解能のタイマを使用した超音波流量計に比べ低
消費電力の超音波流量計を実現することができる。なお
かつ受信検知から次の送信までの間に遅延時間が入るの
で、以前送信した超音波の反射波と本来受信すべき超音
波とを重複して受信することを防ぐことができる。そし
て、遅延時間を順次変え超音波の送受信を行うので、測
定精度を遅延時間とタイマの分解能の差で決まる分解能
で測定を行うことができる。よって遅延時間を適当な値
とすることによって簡単な構成で、高精度の測定を行う
ことができる。さらに繰り返し動作に伴う雑音で発生す
る測定誤差や、送受信器の自己振動で発生する測定誤差
を計測中に遅延時間を変更し規則性を乱すことで均一に
分散するので安定な測定をすばやく行うことができる。
【0037】(2)一定以上の流量が流れた時には遅延
時間を入れないように遅延制御部が制御するので、少流
量から大流量まで分解能を落とすことなく測定できると
ともに、低消費電力の超音波流量計を実現することがで
きる。
【0038】(3)第2のタイマによって、受信検知か
ら次のタイマのカウントアップ・タイムまでの時間を測
定することによって、第1のタイマより分解能が高い測
定をすることができる。また、同じ分解能の超音波流量
計と比較して、受信検知後にわずかな時間第2のタイマ
を動作させればよいので、消費電力も小さくすることが
できる。
【0039】(4)第2のタイマを第1のタイマで補正
するので、第2のタイマは短い時間の安定度さえあれば
よく、特殊な部品を使用する必要がない。このため高分
解能の流量計を容易に実現できる。
【0040】(5)温度センサの出力が設定値以上変動
した場合に第1のタイマによって第2のタイマを補正す
るので、第2のタイマが温度の変化によって動作が大き
く変化するものであっても使用することが可能となる。
【0041】(6)電源電圧センサの出力が設定値以上
変動した場合に第1のタイマによって第2のタイマを補
正するので、第2のタイマが電圧の変化によって動作が
大きく変化するものであっても使用することが可能とな
る。
【0042】(7)第2のタイマを使用した直後に補正
を行うので、第2のタイマの動作が計測中とほとんど同
じ状態で補正することができ、分解能の良い補正を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における超音波流量計のブロ
ック図
【図2】同流量計の遅延手段の一例を示すブロック図
【図3】本発明の実施例2における超音波流量計のブロ
ック図
【図4】同流量計の第1のタイマ5および第2のタイ
マ18の動作タイミング図
【図5】同流量計の第2のタイマ18の詳細なブロック
【図6】本発明の実施例3における超音波流量計のブロ
ック図
【図7】従来の超音波流量計を示す図
【符号の説明】
2 送信器 3 受信器 4 制御部 5 タイマ 5A 第1のタイマ 7 受信検知回路 8 演算部 10 遅延手段 11 遅延制御部 12 カウンタ 18 第2のタイマ 19 温度センサ 20 電源電圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 明久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 芝 文一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−23333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/66 101

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波信号を送信する送信器と、前記送信
    器から送信され流体を介して伝搬した超音波信号を受信
    する受信器と、前記受信器の出力を受け超音波信号を検
    知する受信検知回路と、前記受信検知回路の出力を受け
    前記送信器へ出力し再度超音波の送信を行わせる遅延手
    段と、前記受信検知回路の検知回数をカウントするカウ
    ンタと、前記送信器による超音波発信開始から前記カウ
    ンタがあらかじめ設定した値に達するまでの時間を複数
    回繰り返し測定するタイマと、前記タイマの出力信号よ
    り流量を演算によって求める演算部と、前記遅延手段の
    遅延時間を複数回繰り返し行う測定毎に順次変更制御す
    る遅延制御部とを有した超音波流量計。
  2. 【請求項2】遅延制御部は、演算部の出力が設定値以上
    のときには遅延時間を一定とするように遅延手段を制御
    する請求項1記載の超音波流量計。
  3. 【請求項3】超音波信号を送信する送信器と、前記送信
    器から送信され流体を介して伝搬した超音波信号を受信
    する受信器と、前記受信器の出力を受け超音波信号を検
    知する受信検知回路と、前記送信器が超音波発信してか
    ら前記受信検知回路が受信検知するまでの時間を測定す
    る第1のタイマと、前記受信検知回路が受信検知してか
    ら前記第1のタイマの値が変化するまでの時間を測定す
    る第2のタイマと、前記第1のタイマおよび前記第2の
    タイマの測定時間より流量を演算によって求める演算部
    とを有した超音波流量計。
  4. 【請求項4】第2のタイマを第1のタイマで補正する構
    成とした請求項3記載の超音波流量計。
  5. 【請求項5】温度センサを設け、温度センサの出力が設
    定値以上変化した時に第2のタイマを第1のタイマで補
    正する構成とした請求項3記載の超音波流量計。
  6. 【請求項6】回路の電源電圧を検知する電源電圧センサ
    を設け、電源電圧センサの出力が設定値以上変化した時
    に第2のタイマを第1のタイマで補正する請求項3記載
    の超音波流量計。
  7. 【請求項7】第2のタイマによる時間測定の直後に前記
    第2のタイマを第1のタイマで補正する構成とした請求
    項3記載の超音波流量計。
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