JP3423657B2 - 複合材の製造方法 - Google Patents
複合材の製造方法Info
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Description
の部品として使用され、FRP(繊維強化プラスチッ
ク)などのように繊維および樹脂を複合させて成る複合
材の製造方法に関する。
レグ(pre-impregnatedの省略形)を使用する方法、2次
元の織物を使用する方法、3次元の織物を使用する方法
などがある。2次元プリプレグを使用する方法では、2
次元プリプレグを裁断し積み重ねることで適当な形状を
形成しこれを硬化する。2次元の織物を使用する方法で
は、2次元の織物を裁断して積み重ねた状態で樹脂を含
浸させ硬化する。3次元の織物を使用する方法は、特公
平7−29304に記載されるように、適当な形状の3
次元の織物を織り、これに樹脂を含浸させて硬化するも
のである。
グや2次元織物を使用した2次元複合材の製造方法によ
れば、硬化した複合材は繊維に平行な方向には高い強度
を示すが、面に垂直な方向(板厚方向)の強度は、面内
の繊維方向の強度に比べて低い。特に繊維を一方向に引
き揃えた2次元プリプレグの場合は、複雑な形状に対し
ては成形しにくい。2次元織物は、2次元プリプレグに
比べて、より複雑な形状に成形できるが、、繊維を1方
向に引きそろえた2次元のプリプレグに比べると、強度
が低い。3次元織物は、板厚方向にも繊維で補強されて
いて高い強度を有するが、所定の形状に部品1点ごとに
織る必要があるため、一般にコストが高くなり、複合材
の製造コストを引き上げてしまう。
2次元織物または3次元織物のドライ繊維に樹脂を含浸
させるためには、金型内に配置したドライ繊維に樹脂を
圧送するなどの大掛かりな設備が必要であり、このよう
な設備が、複合材の製造工程を複雑にし、製造コストを
引上げている。
材の製造方法、およびドライ繊維に簡単に樹脂を含浸さ
せる複合材の製造方法を提供することである。
に、2次元織物および3次元織物のいずれか一方である
織物部材と、この織物部材とは異なる他部材とを並べ
て、内部を密閉する工程と、成型治具内に熱硬化性の樹
脂を注入して、織物部材に樹脂を含浸させる工程と、成
型治具を加熱することによって、樹脂を硬化して織物部
材および他部材を一体化させる工程と、を含むことを特
徴とする複合材の製造方法である。
ば、ドライ繊維の2次元織物および3次元織物のいずれ
か一方である織物部材と、繊維に樹脂を含浸させて半硬
化させて成るプリプレグなどの前記織物部材とは異なる
他部材と、が並べられる。この状態で、成型治具内が密
閉され、その内部空間のうち、織物部材の繊維の隙間は
空の状態となる。この状態の成型治具内に樹脂が注入さ
れるので、織物部材に樹脂が含浸する。含浸した樹脂
は、他部材に接触するので、その樹脂を硬化すれば、織
物部材と他部材とを一体化させることができる。
の部材の中に、ドライ繊維の2次元織物および3次元織
物のいずれか一方である織物部材が含まれるので、その
織物部材に含浸して硬化される樹脂によって、各部材同
士を一体化させた複合材を製造することができる。たと
えば、複雑な形状を有する部分には、複雑な形状を形成
しやすい2次元織物を、高い強度を必要とする部分には
3次元織物を、平面的形状で面内に高い強度が必要な部
分には、2次元プリプレグを適用することで、2次元織
物、3次元織物、2次元プリプレグの特徴を生かした一
体成型部品を低コストで製造することができる。
および3次元織物のいずれか一方である織物部材と、こ
の織物部材とは異なる他部材とを並べて、これらを可撓
性のバッグで覆う工程と、バッグ内に熱硬化性の樹脂を
注入して、織物部材に樹脂を含浸させる工程と、成型治
具をオートクレーブ内で加熱加圧することによって、樹
脂を硬化して織物部材および他部材を一体化させる工程
と、を含むことを特徴とする複合材の製造方法である。
ば、ドライ繊維の2次元織物および3次元織物のいずれ
か一方である織物部材と、繊維に樹脂を含浸させて半硬
化させて成るプリプレグなどの前記織物部材とは異なる
他部材と、が並べられ、可撓性のバッグで覆われる。成
型治具上でバッグに覆われた状態で、バッグ内の空間の
うち、織物部材の繊維の隙間は、空の状態となる。この
状態のバッグ内に樹脂が注入されるので、織物部材に樹
脂が含浸する。含浸した樹脂は、他部材に接触するの
で、その樹脂を硬化すれば、織物部材と他部材とを一体
化させることができる。
られる複数の部材の中に、ドライ繊維の2次元織物およ
び3次元織物のいずれか一方である織物部材が含まれる
ので、その織物部材に含浸して硬化される樹脂によっ
て、各部材同士を一体化させた複合材を製造することが
できる。たとえば、複雑な形状を有する部分には、複雑
な形状を形成しやすい2次元織物を、高い強度を必要と
する部分には3次元織物を、平面的形状で面内に高い強
度が必要な部分には、2次元プリプレグを適用すること
で、2次元織物、3次元織物、2次元プリプレグの特徴
を生かした一体成型部品を低コストで製造することがで
きる。
および3次元織物のいずれか一方である織物部材と、こ
の織物部材とは異なる他部材とを並べて、これらを可撓
性のバッグで覆う工程と、熱硬化性の樹脂を織物部材に
含浸させる工程と、成型治具をオートクレーブ内で加熱
加圧することによって、樹脂を硬化して織物部材および
他部材を一体化させる工程と、を含む複合材の製造方法
であって、前記樹脂を織物部材に含浸させる工程におい
て、成型治具のバッグが覆う位置に予め窪みを設けてお
き、その窪みに樹脂を溜めた状態でバッグ内を脱気する
ことによって、バッグを窪みに押圧させ、窪みに溜めら
れた樹脂を押出して織物部材に含浸させることを特徴と
する複合材の製造方法である。
ば、ドライ繊維の2次元織物および3次元織物のいずれ
か一方である織物部材と、繊維に樹脂を含浸させて半硬
化させて成るプリプレグなどの前記織物部材とは異なる
他部材とが並べられ、可撓性のバッグで覆われる。この
状態で、バッグ内を脱気する。バッグは、脱気によって
内側に引寄せられて、各部材に密着するとともに、成型
治具に形成される窪み内の樹脂を押圧する。バッグによ
って押圧された樹脂は、窪みから押出されて織物部材に
含浸する。このとき、含浸した樹脂は、他部材に接触す
るので、オートクレーブ内で加熱加圧して樹脂を硬化さ
せることによって、織物部材と他部材とを一体化させる
ことができる。
の窪みに樹脂を溜めておくという簡単な方法で、織物部
材に樹脂が含浸されるので、樹脂を圧送する大掛かりな
設備が不要であり、複合材の製造工程を大幅に簡略化す
ることができ、製造コストを低減することができる。
脂を溜める工程と、貫通孔を有する板を樹脂上に浮かべ
る工程と、2次元織物および3次元織物のいずれか一方
である織物部材と、この織物部材とは異なる他部材を板
上に並べる工程と、複数の部材を可撓性のバッグで覆う
工程と、バッグ内を脱気することで、樹脂を貫通孔から
織物部材に含浸させる工程と、成型治具をオートクレー
ブ内で加熱加圧することによって、樹脂を硬化して織物
部材および他部材を一体化させる工程と、を含むことを
特徴とする複合材の製造方法である。
によって、板状の織物部材および他部材が下方に押圧さ
れ、さらに板が樹脂の方に押圧されて樹脂中に押し沈め
られ、貫通孔から樹脂を織物部材に含浸させることがで
きる。このとき、含浸した樹脂は、他部材に接触するの
で、オートクレーブ内で加熱加圧して樹脂を硬化させる
ことによって、織物部材と他部材とを一体化させること
ができる。このように、簡単な方法で、織物部材に樹脂
が含浸されるので、樹脂を圧送する大掛かりな設備が不
要であり、複合材の製造工程を大幅に簡略化することが
でき、製造コストを低減することができる。
を含浸させて半硬化させたプリプレグを含むことを特徴
とする。
るプリプレグを使用するので、さらに汎用的な複合材の
製造方法を実現することができる。
を含浸させて硬化させたプリキュア部材を含むことを特
徴とする。
プリキュア部材を使用するので、単独で製品となる資源
を利用でき、さらに汎用的な複合材の製造方法を実現し
て、製造コストを低減することができる。
示す断面図である。成型治具12aは土台部31および
蓋部32を備え、土台部31の表面には、凹所31aが
形成されている。その凹所31aに複数の2次元織物4
2および3次元織物43を並べて載置し、土台部31の
上から蓋部32を被せて、ボルトなどで固定する。土台
部31に蓋部32を固定したときに、蓋部32の下面
と、土台部31の凹所31aとの間に形成された内部空
間36は、密閉される。この内部空間36は、製品とな
る複合材に対応する形状を成し、内部空間36に載置さ
れた2次元織物42、および3次元織物43の形状を保
持する。
ット33とを連結する樹脂注入管34が設けられてお
り、レジンポット33には、液状の熱硬化性樹脂が溜め
られている。このレジンポット33に、窒素ガスを送込
むことによって、レジンポット33内が加圧され、液状
の熱硬化型樹脂が内部空間36に向かって送出される。
なお、レジンポット33内の加圧は、ピストン等の機械
的作動によるものであっても良い。内部空間36に送ら
れた樹脂は、内部空間36に配置された2次元織物42
および3次元織物43に含浸する。一方、蓋部32には
樹脂排出管35が設けられており、内部空間36から外
部に、内部空間36に存在した空気および余分な樹脂を
排出する。
るためのヒータが設けられており、2次元織物42およ
び3次元織物43に樹脂を含浸させた後、成型治具12
aを介して樹脂を加熱して、硬化する。これによって、
2次元織物42と3次元織物43とは一体となり、複合
材が完成する。
平面図であり、図2(b)はその断面図であり、図3は
図1の3次元織物43を示す斜視図である。図2に示す
2次元織物42は、長い繊維を2次元の互いに直交する
X方向およびY方向に織込んだ織物であり、一般に、ク
ロスと呼ばれるものである。図3に示す3次元織物53
は、長い繊維を互いに直交するX方向、Y方向で形成さ
れる面内およびその面に直交するZ方向に織込んだ織物
である。
繊維の2次元織物42および3次元織物53を用いてい
るが、第1実施形態では、2次元織物および3次元織物
のいずれかの代わりに、プリプレグまたはプリキュア部
材などの他の部材を使用してもよい。
図である。図4の成型治具12bは、図1の成型治具1
2aのうちの土台部31に相当する土台部のみで構成さ
れる。この成型治具12b上に、3次元織物43および
複数のプリプレグ52を積重ねたものが並べて載置され
る。プリプレグ52は、図2に示した構造の2次元織物
42に樹脂を含浸させて半硬化させて成る。3次元織物
43およびプリプレグ52は、シリコンマンドレル24
によって覆われ、さらにその上方から可撓性のバッグ2
5によって覆われる。バッグ25の周縁部と、成型治具
12bの上面とは、シール57によって密着され、バッ
グ25の内部は密閉される。
接続された樹脂注入管55が設けられており、このレジ
ンポット11から樹脂注入管55を介して成型治具12
bに樹脂が送られ、3次元織物43に樹脂が含浸する。
このとき、樹脂の注入圧力はオートクレーブ内圧よりも
低くする。なお、レジンポット11内の加圧は、ピスト
ン等の機械的作動によるものでも良い。
6も設けられており、3次元織物43内に存在した空気
および余分な樹脂を排出する。樹脂の注入後の成型治具
12bは、オートクレーブ58内で加熱加圧される。こ
れによって、3次元織物43に含浸した樹脂は、硬化さ
れて3次元織物43およびプリプレグ52を一体化させ
る。
りに、2次元織物を複数積重ねたものを用いてもよい。
また、プリプレグ52として、複数の繊維を1方向に平
行に束ねて樹脂を含浸させて半硬化されたものを用いて
もよいし、3次元織物に樹脂を含浸させて半硬化させた
ものを用いてもよい。さらに、プリプレグ52に代わっ
て、繊維に含浸させた樹脂を完全に硬化して成るプリキ
ュアを用いてもよい。さらに、シリコンマンドレル24
を使用しない方法も可能であり、その場合、3次元織物
43およびプリプレグ52は、直接バッグ25によって
覆われる。
であり、図6(a)および図6(b)はドライ繊維に樹
脂を含浸させる工程を示す断面図である。図5の成型治
具12eは、図4の成型治具12bと同様に、図1の成
型治具12aのうちの土台部31に相当する土台部のみ
で構成される。この成型治具12e上に、3次元織物4
3および複数のプリプレグ52を積重ねたものが並べて
載置される。プリプレグ52は、2次元織物に樹脂を含
浸させて半硬化させて成る。この3次元織物43および
プリプレグ52は、可撓性のバッグ53によって覆われ
る。バッグ53の周縁部と、成型治具12eの上面と
は、シール57によって密着される。
43とシール57との間の領域に予め窪み71を設けて
おき、バッグ53で覆う前に窪み71に樹脂を溜めてお
く。これによってバッグ53は、3次元織物43とプリ
プレグ52とともに窪み71の口を覆う。この状態でバ
ッグ53内を脱気することによって、バッグ53は内側
に引寄せられて、3次元織物43とプリプレグ52とに
密着するとともに、窪み71内の樹脂を押圧する。バッ
グ53によって押圧された樹脂は、窪み71から押出さ
れて3次元織物43に含浸する。このとき、含浸した樹
脂は、プリプレグ52に接触する。
2eは、オートクレーブ58内で加熱加圧される。これ
によって、3次元織物43に含浸した樹脂は、硬化され
て3次元織物43およびプリプレグ52を一体化させ
る。
して3次元織物43とプリプレグ52とを使用している
が、第3実施形態では、3次元織物43の代わりに2次
元織物を使用してもよく、プリプレグ52の代わりに繊
維に樹脂を含浸させて完全に硬化したプリキュア部材を
使用してもよい。また、複数の部材を使用しているが、
ドライ繊維の2次元織物または3次元織物を単独で使用
しただけで、複合材を製造してもよい。
図である。成型治具12f上にロケータ60を置き、ロ
ケータ60に囲まれた部分に樹脂を入れ、樹脂の上に単
孔あるいは多孔板61を置き、多孔板61上に3次元織
物43およびプリプレグ52を並べる。この上部全体
に、周囲がシール57にて封印され、一端に真空引き用
の金具が設けられたバッグ53を被せる。樹脂を含浸さ
せる工程は、真空ポンプなどを使用してバッグ53で覆
われた内部を真空引きし、3次元織物43に樹脂が浸透
してゆく。
2fは、オートクレーブ58内で加熱加圧される。これ
によって、3次元織物43に含浸した樹脂は、硬化され
て3次元織物43およびプリプレグ52を一体化させ
る。
次元織物43の代わりに2次元織物を使用してもよく、
プリプレグ52の代わりに繊維に樹脂を含浸させて完全
に硬化したプリキュア部材を使用してもよい。また、複
数の部材を使用しているが、ドライ繊維の2次元織物ま
たは3次元織物を単独で使用しただけで、複合材を製造
してもよい。
て、無機系のガラス、炭素、ボロン、アルミナ、チタン
酸カリウム、シリカなど、または有機系のアラミド、ビ
ニロン、アクリルなどが使用され、樹脂としては、熱硬
化性の不飽和ポリエステル、エポキシ、フェノール、シ
リコン、アクリルなどが使用される。
維の2次元織物および3次元織物のいずれか一方である
織物部材と他部材とを入れた成型治具を密閉して、織物
部材に樹脂を含浸して硬化することによって、各部材同
士を一体化させた複合材を製造することができる。また
複雑な形状を有する部分には、複雑な形状を形成しやす
い2次元織物を、高い強度を必要とする部分には3次元
織物を、平面的形状で面内に高い強度が必要な部分に
は、2次元プリプレグを適用することで、2次元織物、
3次元織物、2次元プリプレグの特徴を生かした一体成
型部品を低コストで製造することができる。
織物および3次元織物のいずれか一方である織物部材と
他部材とを並べて、これらを可撓性のバッグで覆い、織
物部材に樹脂を含浸、硬化することによって、同様に、
各部材同士を一体化させた複合材を製造することができ
る。また、複雑な形状を有する部分には、複雑な形状を
形成しやすい2次元織物を、高い強度を必要とする部分
には3次元織物を、平面的形状で面内に高い強度が必要
な部分には、2次元プリプレグを適用することで、同様
に、2次元織物、3次元織物、2次元プリプレグの特徴
を生かした一体成型部品を低コストで製造することがで
きる。
に樹脂を溜めておくという簡単な方法によって、複合材
の製造工程を大幅に簡略化することができ、製造コスト
を低減することができる。
る板を浮かべ、この板上に織物部材と他部材とを並べ、
可撓性のバッグで覆って、バッグ内を脱気するという簡
単な方法によって、複合材の製造工程を大幅に簡略化す
ることができ、製造コストを低減することができる。
リキュア部材を使用することで、さらに汎用的な複合材
の製造方法を実現することができる。
図であり、図2(b)はその断面図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 成型治具内に、2次元織物および3次元
織物のいずれか一方である織物部材と、この織物部材と
は異なる他部材とを並べて、内部を密閉する工程と、 成型治具内に熱硬化性の樹脂を注入して、織物部材に樹
脂を含浸させる工程と、 成型治具を加熱することによって、樹脂を硬化して織物
部材および他部材を一体化させる工程と、を含むことを
特徴とする複合材の製造方法。 - 【請求項2】 成型治具上に、2次元織物および3次元
織物のいずれか一方である織物部材と、この織物部材と
は異なる他部材とを並べて、これらを可撓性のバッグで
覆う工程と、 バッグ内に熱硬化性の樹脂を注入して、織物部材に樹脂
を含浸させる工程と、 成型治具をオートクレーブ内で加熱加圧することによっ
て、樹脂を硬化して織物部材および他部材を一体化させ
る工程と、を含むことを特徴とする複合材の製造方法。 - 【請求項3】 成型治具上に、2次元織物および3次元
織物のいずれか一方である織物部材と、この織物部材と
は異なる他部材とを並べて、これらを可撓性のバッグで
覆う工程と、 熱硬化性の樹脂を織物部材に含浸させる工程と、 成型治具をオートクレーブ内で加熱加圧することによっ
て、樹脂を硬化して織物部材および他部材を一体化させ
る工程と、を含む複合材の製造方法であって、 前記樹脂を織物部材に含浸させる工程において、成型治
具のバッグが覆う位置に予め窪みを設けておき、その窪
みに樹脂を溜めた状態でバッグ内を脱気することによっ
て、バッグを窪みに押圧させ、窪みに溜められた樹脂を
押出して織物部材に含浸させることを特徴とする複合材
の製造方法。 - 【請求項4】 成型治具上に熱硬化性の樹脂を溜める工
程と、 貫通孔を有する板を樹脂上に浮かべる工程と、 2次元織物および3次元織物のいずれか一方である織物
部材と、この織物部材とは異なる他部材を板上に並べる
工程と、 複数の部材を可撓性のバッグで覆う工程と、 バッグ内を脱気することで、樹脂を貫通孔から織物部材
に含浸させる工程と、 成型治具をオートクレーブ内で加熱加圧することによっ
て、樹脂を硬化して織物部材および他部材を一体化させ
る工程と、を含むことを特徴とする複合材の製造方法。 - 【請求項5】 前記他部材は、繊維に樹脂を含浸させて
半硬化させたプリプレグを含むことを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の複合材の製造方法。 - 【請求項6】 前記他部材は、繊維に樹脂を含浸させて
硬化させたプリキュア部材を含むことを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載の複合材の製造方法。
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Publication Number | Publication Date |
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- 2000-01-12 JP JP2000003975A patent/JP3423657B2/ja not_active Expired - Lifetime
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