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JP3419278B2 - 演奏設定データ選択装置、演奏設定データ選択方法及び記録媒体 - Google Patents

演奏設定データ選択装置、演奏設定データ選択方法及び記録媒体

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Publication number
JP3419278B2
JP3419278B2 JP29283497A JP29283497A JP3419278B2 JP 3419278 B2 JP3419278 B2 JP 3419278B2 JP 29283497 A JP29283497 A JP 29283497A JP 29283497 A JP29283497 A JP 29283497A JP 3419278 B2 JP3419278 B2 JP 3419278B2
Authority
JP
Japan
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setting data
performance setting
song
data
music
Prior art date
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JP29283497A
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JPH10207460A (ja
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敦 山浦
竹夫 渋川
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Family has litigation
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Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH10207460A publication Critical patent/JPH10207460A/ja
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は演奏設定データ選択
技術に関し、特に音色データ等の演奏に必要な演奏設定
データを容易に選択することができる演奏設定データ選
択技術に関する。
【0002】
【従来の技術】演奏設定データ選択装置は、例えば自動
伴奏装置に備えられている。ユーザは、演奏設定データ
選択装置を用いて、自動伴奏を行うために必要な演奏設
定データを選択することができる。演奏設定データは、
例えば、伴奏スタイル、音色、テンポ、ハーモニー等の
組み合わせである。
【0003】演奏設定データを選択する方法の一つに、
ワンタッチセッティング(いわゆるOTS)と呼ばれて
いるものがある。以下、ワンタッチセッティングの操作
方法を説明する。
【0004】(1)伴奏スタイルを選択する。例えば、
〔Pop Ballad Style〕を選択する。
【0005】(2)演奏設定データを選択するため、
〔OTS 〕のスイッチを押す。すると、以下に示すよう
に、当該伴奏スタイルに合った曲イメージのリストが4
個表示装置に表示される。 〔Pop Ballad Style〕 1.Richard's Solo 2.Classic Guitar 3.Orchestral Ballad 4.Piano Ballad
【0006】(3)表示装置に表示された4個の番号の
中から1つをスイッチで選択する。
【0007】(4)選択された番号の曲イメージに合っ
た演奏設定データのうちの伴奏スタイル以外の残りのデ
ータ(メロディ音色、テンポ、ハーモニー等)が自動的
に設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ユーザは、ある曲を演
奏する場合、メロディラインだけを演奏し、それに合っ
た伴奏を自動伴奏装置に自動伴奏させることができる。
その際、演奏する曲は予め決まっている。通常のユーザ
は、その演奏曲に合った演奏設定データを個々にマニュ
アルで設定することが困難であるので、ワンタッチセッ
ティングにより自動的に演奏設定データを設定する。
【0009】しかし、演奏を行いたい曲が決まっていて
も、その演奏曲に合った演奏設定データを設定するため
には、どの伴奏スタイル及び曲イメージを選択したらい
いのかが連想しにくい。
【0010】また、ワンタッチセッティングでは、まず
伴奏スタイルを選択し、その次に曲イメージを選択す
る。仮に、適切な曲イメージが分かっている場合であっ
ても、その曲イメージを選択するには、どの伴奏スタイ
ルを選択すればよいのかが分からないこともある。
【0011】さらに、伴奏スタイルを選択した後に、選
択する曲イメージも抽象的な名称しか表示されないの
で、どのような伴奏になるのか連想することが困難であ
る。
【0012】上記の問題があるので、ユーザが適切であ
ろうと判断して伴奏スタイル及び曲イメージを選択して
みても、実際に自動伴奏を行わせてみると、演奏したい
曲に合わないこともある。
【0013】実際に自動伴奏を行った結果、演奏曲に合
わないことが分かった場合、ユーザは、その後どうよう
にしたら適切な伴奏を行わせることができるのかが分か
らない。
【0014】本発明の目的は、演奏したい曲に適合した
演奏設定データを容易に選択することができる演奏設定
データ選択装置、演奏設定データ選択方法又はプログラ
ムを記録した媒体を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、電子楽器を用いてユーザが曲を演奏する際に該電子
楽器に対して設定する複数の演奏設定データを記憶する
データ記憶手段と、複数の曲名と該曲名の曲をユーザが
演奏する際に前記電子楽器に対して設定するのに適した
前記データ記憶手段に記憶される演奏設定データとの対
応関係を記憶するテーブルと、曲名を指定する指定手段
と、前記指定手段により指定される曲名に対応する演奏
設定データを前記テーブルに基づいて前記データ記憶手
段から読み出して前記電子楽器に対して設定する設定手
段とを有する演奏設定データ選択装置が提供される。
【0016】ユーザは、曲名を指定することにより、そ
の曲名の曲を演奏するのに適した演奏設定データを自動
的に設定することができる。ユーザは、曲名からその曲
の演奏を連想しやすいので、曲名を指定することによ
り、ユーザが連想する演奏に近い演奏設定データを設定
することができる。
【0017】本発明の他の観点によれば、複数の演奏設
定データを記憶し、さらに該演奏設定データ毎に該演奏
設定データを用いて演奏するのに適した曲の曲名を対応
付けて記憶する記憶手段と、曲名を指定する指定手段
と、前記指定手段により指定される曲名に対応する演奏
設定データを前記記憶手段から読み出して設定する設定
手段とを有する演奏設定データ選択装置が提供される。
【0018】記憶手段は、演奏設定データを記憶し、さ
らに該演奏設定データ毎に演奏に適した曲の曲名を対応
付けて記憶するので、新たな演奏設定データを容易に追
加することができる。また、ユーザは、曲名を指定する
ことにより、その曲名の曲を演奏するのに適した演奏設
定データを自動的に設定することができる。
【0019】本発明の他の観点によれば、(a)電子楽
器を用いてユーザが曲を演奏する際に該電子楽器に対し
て設定する複数の演奏設定データを記憶するデータ記憶
手段を準備する工程と、(b)複数の曲名と該曲名の曲
をユーザが演奏する際に前記電子楽器に対して設定する
のに適した前記データ記憶手段に記憶される演奏設定デ
ータとの対応関係を記憶するテーブルを準備する工程
と、(c)曲名を指定する工程と、(d)前記指定され
た曲名に対応する演奏設定データを前記テーブルに基づ
いて前記データ記憶手段から読み出して前記電子楽器に
対して設定する工程とを含む演奏設定データ選択方法が
提供される。
【0020】本発明の他の観点によれば、(a)複数の
演奏設定データを記憶し、さらに該演奏設定データ毎に
該演奏設定データを用いて演奏するのに適した曲の曲名
を対応付けて記憶する記憶手段を準備する工程と、
(b)曲名を指定する工程と、(c)前記指定された曲
名に対応する演奏設定データを前記記憶手段から読み出
して設定する工程とを含む演奏設定データ選択方法が提
供される。
【0021】本発明の他の観点によれば、(a)電子楽
器を用いてユーザが曲を演奏する際に該電子楽器に対し
て設定する複数の演奏設定データを記憶するデータ記憶
手段を準備する手順と、(b)複数の曲名と該曲名の曲
をユーザが演奏する際に前記電子楽器に対して設定する
のに適した前記データ記憶手段に記憶される演奏設定デ
ータとの対応関係を記憶するテーブルを準備する手順
と、(c)曲名を指定する手順と、(d)前記指定され
た曲名に対応する演奏設定データを前記テーブルに基づ
いて前記データ記憶手段から読み出して前記電子楽器に
対して設定する手順とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体が提供される。
【0022】本発明の他の観点によれば、(a)複数の
演奏設定データを記憶し、さらに該演奏設定データ毎に
該演奏設定データを用いて演奏するのに適した曲の曲名
を対応付けて記憶する記憶手段を準備する手順と、
(b)曲名を指定する手順と、(c)前記指定された曲
名に対応する演奏設定データを前記記憶手段から読み出
して設定する手順とをコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本発明の実施例によ
る演奏設定データ選択装置を用いて演奏設定データを選
択する方法を説明するための図である。本実施例による
演奏設定データ選択装置は、曲そのものを選択すること
により、その曲に合った演奏設定データを選択する。当
該選択方法を、以下ソングイメージセッティング(略し
てSIS)と呼ぶ。
【0024】図1は、演奏設定データ選択装置の表示画
面20と操作スイッチ21、22、23、24、25を
示す図である。
【0025】abcスイッチ21は、曲のリストを表示
画面20に表示させるためのスイッチである。当該スイ
ッチ21を押すと、表示画面20に6個の曲名28がア
ルファベット順(abc順)または50音順(あいうえ
お順)に表示される。曲名28は、例えばAAAA,A
AAB,BBBB,BBCC,CCCC,CDEFの順
番で表示される。
【0026】矢印27は、次画面があることを示す。表
示画面20には、例えば一度に6個の曲名しか表示する
ことができない。表示したい曲名が7個以上あるとき
は、矢印27を表示することにより、この画面には表示
されていない続きの曲名があることをユーザに知らせ
る。
【0027】ユーザは、カーソル移動スイッチ23を操
作することにより、表示画面20に表示されるカーソル
26を移動させることができる。左列の最下位の位置で
カーソルを下方向に移動させようとすると、カーソルは
右列の最上位の位置へ移動する。逆に、右列の最上位の
位置でカーソルを上方向に移動させようとすると、カー
ソルは左列の最下位の位置へと移動する。カーソルを右
列の最下位の位置に移動させると、続きの曲名を表示画
面20に表示させることができる。
【0028】次に、曲を選択する操作方法を説明する。
ユーザは、カーソル移動スイッチ23を操作することに
より、選択したい曲名の位置にカーソル26を移動させ
る。図1では、曲名AAAAの位置にカーソル26が位
置する。この状態で、ユーザがセットスイッチ24を押
すと、曲名AAAAに適合した演奏設定データが自動的
に設定される。演奏設定データの詳細は、後に説明す
る。
【0029】abcスイッチ21、カーソル移動スイッ
チ23、セットスイッチ24の他、キーワードスイッチ
22と数値変更スイッチ25がある。キーワードスイッ
チ22は、アーチストスイッチと作曲者スイッチとジャ
ンルスイッチからなる。ユーザは、キーワードスイッチ
22を操作することにより、キーワードとしてアーチス
ト、作曲者またはジャンルのいずれかを選択することが
できる。
【0030】以下、キーワードとしてアーチストを選択
する場合の例を説明する。作曲者またはジャンルを選択
した場合も同様である。
【0031】図2は、キーワードとしてアーチストを選
択した場合の表示画面を示す。キーワードとしてアーチ
ストが選択されたことを示すため、表示画面20の上部
に“Keyword List : Artist ”を表示する。なお、表示
画面20の下には、図1と同じ操作スイッチが存在する
が、図2および図3、図4では図示を省略する。
【0032】キーワードスイッチ22を操作することに
より、キーワードとしてアーチストを選択すると、表示
画面20にはアーチストのリストがアルファベット順ま
たは50音順に表示される。表示画面20には、例えば
6個のアーチスト名29が表示される。アーチスト名2
9は、例えばAaaa,Aabb,Bbbb,Ccc
c,Dddd,Defgの順番で表示される。アーチス
トは、例えば演奏者である。矢印27は、続きのアーチ
ストが存在することを意味する。
【0033】次に、アーチストを選択する操作方法を説
明する。ユーザは、カーソル移動スイッチ23を操作す
ることにより、選択したいアーチスト名の位置にカーソ
ル26を移動させる。図2では、アーチスト名Aaaa
の位置にカーソル26が位置する。この状態で、ユーザ
がセットスイッチ24を押すと、そのアーチストにより
演奏される曲名のリストが表示画面20に表示される。
【0034】図3は、アーチスト名Aaaaを選択しセ
ットスイッチを押したときの表示画面を示す。アーチス
ト名Aaaaが選択されたことを示すため、表示画面2
0の上部に“Artist : Aaaa ”を表示する。
【0035】表示画面20には選択したアーチスト名A
aaaにより演奏される曲のリストがアルファベット順
または50音順に表示される。表示画面20には、例え
ば6個の曲名30が表示される。曲名30は、例えばA
BCD,BBCC,HIJK,MMMM,NNNN,X
XYYの順番で表示される。
【0036】図1に示したように、abcスイッチを操
作したときには、全ての曲のリストが表示される。この
曲数はかなり多いので、曲数を絞るためにキーワードを
用いる。例えば、キーワードとしてアーチスト名Aaa
aを選択すれば、図3に示すように、アーチスト名Aa
aaに属する曲のリストのみが表示される。ユーザは、
キーワードを用いることにより、所望の曲名を迅速また
は容易に見つけることができる。
【0037】次に、図3において、曲を選択する操作方
法を説明する。ユーザは、カーソル移動スイッチ23を
操作することにより、選択したい曲名の位置にカーソル
26を移動させる。図3では、曲名ABCDの位置にカ
ーソル26が位置する。この状態で、ユーザがセットス
イッチ24を押すと、その曲名ABCDに適合する演奏
設定データが表示される。
【0038】図4は、図3において曲名ABCDを選択
した後の表示画面を示す。曲名ABCDが選択されたこ
とを示すため、表示画面20の上部に“Song : ABCD ”
を表示する。
【0039】表示画面20には選択した曲名ABCDに
適合する演奏設定データの内容が表示される。表示画面
20には、例えば伴奏スタイルが5番(Style : 5 )、
メロディ音色が32番(Tone Col : 32 )、テンポが1
10(Tempo : 110 )、ハーモニーが2番(Harmony :
2)であることが表示される。
【0040】ユーザは、表示された演奏設定データの内
容でよいか否かを確認することができる。よければ、セ
ットスイッチ24を押すことにより、当該演奏設定デー
タを設定することができる。
【0041】演奏設定データの内容を一部修正したい場
合、ユーザは、カーソル移動スイッチ23を操作するこ
とにより、修正したい演奏設定データの位置にカーソル
26を移動させる。そして、図1に示す数値変更スイッ
チ25を用いて、当該演奏設定データの数値を修正する
ことができる。その後、セットスイッチ24を押すと、
修正後の演奏設定データが設定される。これにより、演
奏設定データの内容が部分的に気に入らない場合であっ
ても、ユーザの望む内容にすることができる。
【0042】図5は、本実施例による演奏設定データ選
択装置を含む電子楽器の構成を示すブロック図である。
【0043】押鍵検出回路2は、鍵盤1における鍵操作
を検出し、ノートオンまたはノートオフ信号等を生成す
る。スイッチ検出回路4は、スイッチ3におけるスイッ
チ操作を検出し、スイッチ信号を生成する。
【0044】バス17には、押鍵検出回路2およびスイ
ッチ検出回路4の他、表示回路5、音源回路6、効果回
路7、RAM9、ROM10、CPU11、外部記憶装
置13、通信インターフェース14が接続される。
【0045】RAM9は、フラグまたはバッファ等を記
憶するCPU11用のワーキングエリアを有する。RO
M10は、各種パラメータまたはコンピュータプログラ
ムを記憶する。CPU11は、ROM10に記憶されて
いるコンピュータプログラムに従い、演算または制御を
行う。
【0046】タイマ12は、CPU11に接続される。
CPU11は、タイマ12から時間情報を得ることがで
きる。通信インターフェース14は、MIDIインター
フェースまたはその他の通信ネットワーク用インターフ
ェースである。
【0047】外部記憶装置13は、インターフェースを
含み、インターフェースを介してバス17に接続され
る。外部記憶装置13は、例えばフロッピディスクドラ
イブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、
光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コン
パクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ等で
ある。
【0048】外部記憶装置13またはROM10には、
演奏設定データを設定するために必要な曲テーブル(図
6)、キーワードテーブル(図7(A)〜(C))、演
奏設定データ(図8(A)〜(C))が記憶される。詳
細は、後に説明する。
【0049】上記の演奏設定データは、伴奏スタイルデ
ータ(伴奏パターンデータ)等の演奏データを含む。外
部記憶装置13に演奏データが記憶されている場合に
は、外部記憶装置13からRAM9に演奏データがロー
ドされてから、演奏データの再生処理が行われる。
【0050】CPU11は、RAM9またはROM10
に記憶されている演奏データを読み出し、楽音パラメー
タおよび効果パラメータをそれぞれ音源回路6および効
果回路7に供給する。また、CPU11は、押鍵検出回
路2で生成されるノートオン信号等やスイッチ検出回路
4で生成されるスイッチ信号に応じて、楽音パラメータ
および効果パラメータを生成し、それぞれ音源回路6お
よび効果回路7に供給する。
【0051】音源回路6は、供給される楽音パラメータ
に応じて楽音信号を生成する。効果回路7は、供給され
る効果パラメータに応じて、音源回路6で生成される楽
音信号に、例えばディレイやリバーブ等の効果を付与
し、サウンドシステム8に供給する。サウンドシステム
8は、D/A変換器およびスピーカを含み、供給される
デジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音
する。
【0052】なお、音源回路6は、波形メモリ方式、F
M方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマン
ト合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシンセ
サイザ方式等、どのような方式であってもよい。
【0053】また、音源回路6は、専用のハードを用い
て構成するものに限らず、DSP+マイクロプログラム
を用いて構成してもよいし、CPU+ソフトウェアのプ
ログラムで構成するようにしてもよい。
【0054】さらに、1つの音源回路を時分割で使用す
ることにより複数の発音チャンネルを形成するようにし
てもよいし、1つの発音チャンネルにつき1つの音源回
路で複数の発音チャンネルを構成するようにしてもよ
い。
【0055】コンピュータプログラムや各種データをR
OM10に記憶させずに、HDD内のハードディスクに
記憶させることができる。ハードディスクからRAM9
にコンピュータプログラム等を読み出すことにより、R
OM10にコンピュータプログラム等を記憶させている
場合と同様の動作をCPU11にさせることができる。
このようにすると、コンピュータプログラム等の追加や
バージョンアップ等が容易に行える。
【0056】また、コンピュータプログラムや各種デー
タをCD−ROMに記憶させることもできる。CD−R
OMからハードディスクにコンピュータプログラム等を
コピーすることができる。コンピュータプログラム等の
新規インストールやバージョンアップを容易に行うこと
ができる。
【0057】通信インターフェース14は、LAN(ロ
ーカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回
線等の通信ネットワーク15に接続されており、該通信
ネットワーク15を介して、サーバコンピュータ16と
接続される。HDD内にコンピュータプログラム等が記
憶されていない場合、サーバコンピュータ16からコン
ピュータプログラム等をダウンロードすることができ
る。クライアントとなる電子楽器は、通信インターフェ
ース14及び通信ネットワーク15を介してサーバコン
ピュータ16へとコンピュータプログラム等のダウンロ
ードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュー
タ16は、このコマンドを受け、要求されたコンピュー
タプログラム等を、通信ネットワーク15を介して電子
楽器へと配信し、電子楽器が通信インターフェース14
を介して、これらコンピュータプログラム等を受信して
HDD内に蓄積することにより、ダウンロードが完了す
る。
【0058】図6は、RAM等に記憶される曲テーブル
の構成を示す。曲テーブルは、曲番号35と曲名36と
キーワード37と演奏設定データ38を関連付けて記憶
する。例えば、400曲の曲名36が記憶され、当該曲
名36にそれぞれ曲番号35が対応している。曲番号3
5の増加に従って、曲名がアルファベット順または50
音順に並んでいることが好ましい。
【0059】キーワード37は、アーチスト番号と作曲
者番号とジャンル番号からなる。例えば、曲番号1は、
曲名がAAAAであり、アーチスト番号が35、作曲者
番号が5、ジャンル番号が22である。各番号は、キー
ワードの識別番号である。キーワード37を用いれば、
特定のキーワードについてのみ曲名を検索することがで
きる。
【0060】演奏設定データ38は、スタイル番号と音
色番号とテンポ値とハーモニー番号からなる。例えば、
曲番号1(曲名がAAAA)が選択されると、スタイル
番号が10、音色番号が1、テンポ値が150、ハーモ
ニー番号が2に設定される。
【0061】図7(A)〜(C)は、RAM等に記憶さ
れるキーワードテーブルの構成を示す。
【0062】図7(A)は、アーチストテーブルの構成
を示す。アーチストテーブルは、アーチスト番号とアー
チスト名を関連付けて記憶する。アーチスト番号は、図
6のキーワード37のアーチスト番号に対応する。例え
ば、アーチストテーブルには80のアーチスト名が記憶
され、当該アーチスト名にそれぞれアーチスト番号が対
応する。アーチスト番号に従って、アーチスト名がアル
ファベット順または50音順に並んでいることが好まし
い。
【0063】図7(B)は、作曲者テーブルの構成を示
す。作曲者テーブルは、作曲者番号と作曲者名を関連付
けて記憶する。作曲者番号は、図6のキーワード37の
作曲者番号に対応する。例えば、作曲者テーブルには6
2の作曲者名が記憶される。作曲者番号に従って、作曲
者名がアルファベット順または50音順に並んでいるこ
とが好ましい。
【0064】図7(C)は、ジャンルテーブルの構成を
示す。ジャンルテーブルは、ジャンル番号とジャンル名
を関連付けて記憶する。ジャンル番号は、図6のキーワ
ード37のジャンル番号に対応する。ジャンル名は、例
えばロック、ポップス、ダンス、演歌等である。ジャン
ル番号は、使用頻度の高いジャンルの順番、または類似
したジャンルを並べた順番が好ましい。
【0065】図8(A)〜(C)は、RAM等に記憶さ
れる演奏設定データの構成を示す。図8(A)は、スタ
イルデータの構成を示す。スタイルデータは、スタイル
番号に関連付けられる。スタイル番号は、図6の演奏設
定データ38のスタイル番号に対応する。スタイルデー
タは、スタイル名、初期テンポ、拍子、小節数、リズム
パターン、ベースパターン、コード(和音)パターンを
含む。
【0066】初期テンポは、図6のテンポ値とは異な
る。図6のテンポ値は、上記の方法により曲名を選択す
ることにより設定されるテンポ値である。一方、図8
(A)の初期テンポは、曲名を選択する方法ではなく、
スタイルのみを単独で選択する際に設定されるテンポで
ある。したがって、曲名を選択した際には、初期テンポ
は無視され、図6のテンポ値が採用される。
【0067】上記のリズムパターン、ベースパターン、
コードパターンは、イントロ、メイン、フィルイン、エ
ンディング等の複数セクションのパターンを含む。
【0068】図8(B)は、音色データの構成を示す。
音色データは、音色番号に関連付けられる。音色番号
は、図6の演奏設定データ38の音色番号に対応する。
音色データは、音色名と音色パラメータを含む。
【0069】図8(C)は、ハーモニーデータの構成を
示す。ハーモニーデータは、ハーモニー番号に関連付け
られる。ハーモニー番号は、図6の演奏設定データ38
のハーモニー番号に対応する。ハーモニー番号0は、ハ
ーモニーデータを有さず、ハーモニーが付加されない。
例えば、ピアノソロ演奏を行いたい場合には余分なハー
モニーは付加されない方がよい。
【0070】ハーモニー番号が1以上のものは、ハーモ
ニーデータを有し、ハーモニーが付加される。ハーモニ
ーデータは、ハーモニー名とハーモニーパラメータを含
む。ハーモニーパラメータは、演奏者が演奏するメロデ
ィ音に対して何度の音を何音だけ付加するのか、またそ
の時の音量や発音タイミングの情報を含む。
【0071】図9は、abcスイッチが操作されたとき
にCPUが処理するフローチャートである。
【0072】ステップSA1では、曲テーブル(図6)
内の全ての曲番号と曲名をソートテーブルに登録する。
図10に、ソートテーブルの構成を示す。図10は、キ
ーワード検索を行った後に曲番号と曲名を登録した場合
のソートテーブルの例を示しており、このステップにお
けるソートテーブルの内容(ソート順位と曲番号の対
応)は、図10の場合と必ずしも一致しない。ソートテ
ーブルには、例えば全400曲の曲番号と曲名が登録さ
れる。ソートテーブルは、ソート順位と曲番号と曲名を
対応付けて記憶する。
【0073】図6の曲テーブルにおいてアルファベット
順または50音順に曲名が並んでいるときには、abc
スイッチを操作すれば、ソート順位と曲番号が一致して
ソートテーブルに登録される。しかし、図6の曲テーブ
ルにアルファベット順または50音順に曲名が並んでい
ないときには、曲名をアルファベット順または50音順
にソートしてから登録する。図6の曲テーブルにアルフ
ァベット順または50音順に曲名が並んでいなくても、
ソートテーブルには、曲名がアルファベット順または5
0音順に並ぶ。
【0074】ステップSA2では、ソートテーブルに基
づいて、曲番号順に曲名リストを表示装置に表示する。
表示装置には、アルファベット順または50音順で曲名
が表示される(図1)。
【0075】ステップSA3では、キーワードモードフ
ラグKWD_MDを0にセットし、abcスイッチの処
理を終了する。キーワードモードフラグKWD_MD
は、0のとき曲選択モードであり、1のときキーワード
選択モードである。
【0076】図11は、キーワードスイッチが操作され
たときにCPUが処理するフローチャートである。
【0077】ステップSB1では、操作されたスイッチ
に対応するキーワードテーブル(図7(A)〜(C))
に基づいて、キーワードリストを表示装置に表示する
(図2)。キーワードがアーチストまたは作曲者のとき
には、アルファベット順または50音順に表示され、キ
ーワードがジャンルのときには、使用頻度が高い順や、
ジャンルが類似する順等で表示される。
【0078】ステップSB2では、キーワードモードフ
ラグKWD_MDを1にセットし、キーワードスイッチ
の処理を終了する。フラグKWD_MDを1にすること
により、キーワード選択モードになる。
【0079】図12は、カーソル移動スイッチが操作さ
れたときにCPUが処理するフローチャートである。
【0080】ステップSC1では、フラグKWD_MD
が1か否かをチェックする。フラグKWD_MDが0の
ときには、曲選択モードであるので、ステップSC4へ
進む。
【0081】ステップSC4では、ソートテーブル(図
10)のアドレスポインタを移動する。初期時には、図
10に示すように、アドレスポインタPがテーブルの先
頭に位置する。例えば、カーソル上方向スイッチを操作
すれば、アドレスポインタは減じられ、カーソル下方向
スイッチを操作すればアドレスポインタは増じられる。
【0082】ステップSC5では、ソートテーブルのア
ドレスポインタが示す曲名へとカーソルを表示画面上で
移動させて表示する。また、必要に応じて画面のスクロ
ールや、続きの曲があることを示す矢印27の表示を行
う。その後、カーソル移動スイッチの処理を終了する。
【0083】ステップSC1においてフラグKWD_M
Dが1であると判断されたときにはキーワード選択モー
ドであることを意味するので、ステップSC2へ進む。
すなわち、キーワードスイッチを操作した後に、カーソ
ル移動スイッチを操作した場合は、以下の処理を行う。
【0084】ステップSC2では、キーワードテーブル
(図7(A)〜(C))のアドレスポインタを移動す
る。
【0085】ステップSC3では、キーワードテーブル
のアドレスポインタが示すキーワードへと表示画面上の
カーソルを移動する。また、必要に応じて画面のスクロ
ールや、続きのキーワードがあることを示す矢印27の
表示を行う。その後、カーソル移動スイッチの処理を終
了する。
【0086】図13は、セットスイッチが操作されたと
きにCPUが処理するフローチャートである。
【0087】ステップSD1では、フラグKWD_MD
が1か否かをチェックする。フラグKWD_MDが1の
ときには、キーワード選択モードであるので、ステップ
SD2へ進む。例えば、表示画面に表示されたリストの
中から所望のアーチスト名等にカーソルを合わせ、セッ
トスイッチを操作した場合は、以下の処理を行う。
【0088】ステップSD2では、キーワードテーブル
(図7(A)〜(C))においてアドレスポインタが示
すキーワードの番号を含む曲を曲テーブル(図6)中か
ら検索する。例えば、アーチスト番号1が選択される
と、アーチスト番号1を含む曲番号と曲名を検索する。
【0089】ステップSD3では、見つかった全ての曲
番号と曲名をソートテーブル(図10)に登録する。キ
ーワードに一致する曲番号と曲名のみが登録されるの
で、図10に示すように、通常、曲番号は不連続の番号
順で登録される。
【0090】ステップSD4では、ソートテーブル中の
曲を曲番号順に並べ替える。曲番号は、曲名のアルファ
ベット順または50音順に並んでいるので、ソートテー
ブルには曲名がアルファベット順または50音順に並
ぶ。
【0091】ステップSD5では、指定されたキーワー
ド名を表示画面に表示する。例えば、図3に示すよう
に、表示画面の上部に“Artist : Aaaa ”を表示する。
そして、ソートテーブルに基づいて曲番号順(すなわち
アルファベット順または50音順)に曲名リスト30
(図3)を表示する。
【0092】ステップSD6では、キーワード選択モー
ドから曲選択モードに切り替えるため、フラグKWD_
MDを0にセットする。その後、セットスイッチの処理
を終了する。
【0093】ステップSD1においてフラグKWD_M
Dが0であると判断されたときには、曲選択モードであ
ることを意味するので、ステップSD7へ進む。例え
ば、表示画面に表示された曲名の中から所望の曲名にカ
ーソルを合わせ、セットスイッチを操作した場合は、以
下の処理を行う。
【0094】ステップSD7では、ソートテーブルにお
いてアドレスポインタが示す曲番号に対応する演奏設定
データ38を選択し、曲テーブル(図6)から読み出
す。
【0095】ステップSD8では、読み出された演奏設
定データに基づいて演奏環境(伴奏スタイル、音色、テ
ンポ、ハーモニー等)を設定する。
【0096】ステップSD9では、ユーザが当該演奏設
定データを修正するための操作を行ったときには修正後
の演奏設定データに基づいて演奏環境を設定する。ユー
ザは、曲テーブルから読み出された演奏設定データでは
不満があるときには、数値変更スイッチを用いて演奏設
定データを修正することができる(図4)。その後、セ
ットスイッチの処理を終了する。
【0097】図14は、図8(A)のスタイルデータに
代わる他のスタイルデータの構成例を示す。
【0098】スタイルデータは、スタイル番号に関連付
けられる。スタイルデータは、スタイル名、初期テン
ポ、拍子、伴奏の繰り返しパターンの小節数、リズムパ
ターン、ベースパターン、コードパターンの他、曲デー
タを含む。例えば、スタイル番号1において、当該スタ
イル番号に対応する曲が4つある場合には、曲1デー
タ、曲2データ、曲3データ、曲4データを含む。
【0099】曲データは、曲名、アーチスト番号、作曲
者番号、ジャンル番号、音色番号、テンポ値、ハーモニ
ー番号を含む。これにより、アーチスト番号、作曲者番
号、ジャンル番号を基にキーワード検索が可能になる。
また、音色番号等の演奏設定データの設定が可能にな
る。スタイルデータが曲データを含むので、図6の曲テ
ーブルは不要になる。
【0100】スタイルデータに曲データを含ませる構成
をとれば、後からスタイルデータを容易に補充すること
ができる。図14のスタイルデータの代わりに、図8
(A)のスタイルデータを用いる場合には、新たなスタ
イルデータを追加することは容易ではない。その場合、
図8(A)のスタイルデータに新たなスタイルデータを
追加するだけではなく、それに対応して図6の曲テーブ
ル中に新たなスタイル番号を登録する必要があり、煩雑
である。それに対し、図14のスタイルデータによれ
ば、新たなスタイルデータを追加するだけでよく、他の
部分を変更する必要がなく、データ作成が容易である。
また、追加分のスタイルデータは、フロッピディスク等
によりユーザに供給することができる。
【0101】図15は、図8(B)の音色データに代わ
る他の音色データの構成例を示す。音色データは、音色
番号に関連付けられる。音色データは、音色名、音色パ
ラメータの他、曲データを含む。例えば、音色番号1に
おいて、当該音色番号に対応する曲が4つある場合に
は、曲1データ、曲2データ、曲3データ、曲4データ
を含む。
【0102】曲データは、曲名、アーチスト番号、作曲
者番号、ジャンル番号、スタイル番号、テンポ値、ハー
モニー番号を含む。これにより、アーチスト番号等を基
にキーワード検索が可能になり、図6の曲テーブルは不
要になる。音色データに曲データを含ませる構成をとれ
ば、後から音色データを容易に補充することができる。
【0103】図16は、図14に示すスタイルデータま
たは図15に示す音色データを用いたときに、セットス
イッチが操作されたときCPUが処理するフローチャー
トである。
【0104】ステップSE1では、フラグKWD_MD
が1か否かをチェックする。フラグKWD_MDが1の
ときには、キーワード選択モードであるので、ステップ
SE2へ進む。
【0105】ステップSE2では、キーワードテーブル
(図7(A)〜(C))においてアドレスポインタが示
すキーワードの番号を含む曲を、スタイルデータ(図1
4)(または音色データ(図15))中から検索する。
【0106】ステップSE3では、見つかった全ての曲
名と該曲名を含むスタイル番号(または音色番号)、該
スタイル(または音色)中の曲番号をソートテーブル
(図17)に登録する。図17に示すように、ソートテ
ーブルには、スタイル番号、スタイル中の曲番号、曲名
がそれぞれ対応付けられる。
【0107】ステップSE4では、ソートテーブル中の
曲を曲名のアルファベット順または50音順に並べ替え
る。
【0108】ステップSE5では、指定されたキーワー
ド名を表示画面に表示する。そして、ソートテーブルに
基づいて曲番号順に曲名リスト30(図3)を表示す
る。
【0109】ステップSE6では、キーワード選択モー
ドから曲選択モードに切り替えるため、フラグKWD_
MDを0にセットする。その後、セットスイッチの処理
を終了する。
【0110】ステップSE1においてフラグKWD_M
Dが0であると判断されたときには、曲選択モードであ
ることを意味するので、ステップSE7へ進む。
【0111】ステップSE7では、ソートテーブルにお
いてアドレスポインタが示すスタイル番号(または音色
番号)、および曲番号に対応する演奏設定データを選択
し、スタイルデータ(図14)(または音色データ(図
15))中から読み出す。
【0112】ステップSE8では、読み出された演奏設
定データに基づいて演奏環境(音色(または伴奏スタイ
ル)、テンポ、ハーモニー等)を設定する。
【0113】ステップSE9では、ユーザが当該演奏設
定データを修正するための操作を行ったときには修正後
の演奏設定データに基づいて演奏環境を設定する。その
後、セットスイッチの処理を終了する。
【0114】本実施例による演奏設定データ選択装置
は、曲名そのものを選択することにより、演奏したい曲
に適合した演奏設定データを容易に設定することができ
る。いわゆるソングイメージセッティングを行うことが
できる。また、アーチスト、作曲者、ジャンル等をキー
ワードとして曲名を検索すれば、容易かつ迅速に曲名を
選択することができる。
【0115】ユーザは、演奏したい曲が決まっている場
合、その曲名を選択すれば、その演奏曲に合った演奏設
定データが自動的に設定される。ユーザは、どの伴奏ス
タイル等を選んだらいいのかを悩む必要がない。
【0116】ユーザは、曲名からその曲を連想できれば
かなり具体的なイメージをつかむことができるので、曲
名の選択に迷うことは少ない。また、ユーザがイメージ
する演奏と、実際に行われる演奏とが一致し易い。
【0117】なお、演奏設定データは、伴奏スタイル、
音色等の他、和音進行データ、イントロパターンデー
タ、エンディングパターンデータ、リバーブ等の効果デ
ータ、左手による和音指定モード(シングルフィンガ
ー、フィンガーコード、フルキーボード等)データ、メ
ロディパートや伴奏パートの音量データ等を含むことが
できる。キーワードは、アーチスト名等の他、その他の
キーワードを含むことができる。
【0118】演奏設定データ選択装置は、電子楽器の形
態に限らず、パソコンとアプリケーションソフトウエア
とによる形態でもよい。アプリケーションソフトウエア
は、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶
媒体に記憶させ、パソコンに供給するようにしてもよい
し、ネットワークを介して供給するようにしてもよい。
【0119】また、演奏設定データ選択装置は、音源装
置や自動演奏装置等と共に電子楽器に内蔵されている場
合に限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや
各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続す
るようなものであってもよい。さらに、鍵盤楽器に限ら
ず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等に適
用することもできる。
【0120】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
曲名を指定することにより、その曲名の曲を演奏するの
に適した演奏設定データを自動的に設定することができ
る。演奏者は、曲名からその曲の演奏を連想しやすいの
で、曲名を指定することにより、ユーザが連想する演奏
に近い演奏設定データを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による演奏設定データ選択装
置を用いて演奏設定データを選択するための表示画面
(1)を示す図である。
【図2】 本実施例による演奏設定データ選択装置を用
いて演奏設定データを選択するための表示画面(2)を
示す図である。
【図3】 本実施例による演奏設定データ選択装置を用
いて演奏設定データを選択するための表示画面(3)を
示す図である。
【図4】 本実施例による演奏設定データ選択装置を用
いて演奏設定データを選択するための表示画面(4)を
示す図である。
【図5】 本実施例による演奏設定データ選択装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】 曲テーブルの構成を示す図である。
【図7】 キーワードテーブルの構成を示す図である。
図7(A)はアーチストテーブル、図7(B)は作曲者
テーブル、図7(C)はジャンルテーブルの構成を示す
図である。
【図8】 演奏設定データの構成を示す図である。図8
(A)はスタイルデータ、図8(B)は音色データ、図
8(C)はハーモニーデータの構成を示す図である。
【図9】 abcスイッチが操作されたときにCPUが
処理するフローチャートである。
【図10】 ソートテーブルの構成を示す図である。
【図11】 キーワードスイッチが操作されたときにC
PUが処理するフローチャートである。
【図12】 カーソル移動スイッチが操作されたときに
CPUが処理するフローチャートである。
【図13】 セットスイッチが操作されたときにCPU
が処理するフローチャートである。
【図14】 他のスタイルデータの構成例を示す図であ
る。
【図15】 他の音色データの構成例を示す図である。
【図16】 セットスイッチが操作されたときにCPU
が処理する他のフローチャートである。
【図17】 他のソートテーブルの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 鍵盤、 2 鍵盤検出回路、 3 スイッチ、
4 スイッチ検出回路、 5 表示回路、 6
音源回路、 7 効果回路、 8 サウンドシス
テム、 9 RAM、 10 ROM、 11
CPU、 12 タイマ、 13 外部記憶装置、
14 インターフェース、 15通信ネットワー
ク、 16 サーバコンピュータ、 17 バス、
20表示画面、 21 abcスイッチ、 22
キーワードスイッチ、23 カーソル移動スイッチ、
24 セットスイッチ、 25 数値変更スイッ
チ、 26 カーソル、 37 キーワードデー
タ、 38 演奏設定データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/12 G10K 15/00 - 15/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子楽器を用いてユーザが曲を演奏す
    る際に該電子楽器に対して設定する複数の演奏設定デー
    タを記憶するデータ記憶手段と、 複数の曲名と該曲名の曲をユーザが演奏する際に前記電
    子楽器に対して設定するのに適した前記データ記憶手段
    に記憶される演奏設定データとの対応関係を記憶するテ
    ーブルと、 曲名を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定される曲名に対応する演奏設定
    データを前記テーブルに基づいて前記データ記憶手段か
    ら読み出して前記電子楽器に対して設定する設定手段と
    を有する演奏設定データ選択装置。
  2. 【請求項2】 複数の演奏設定データを記憶し、さら
    に該演奏設定データ毎に該演奏設定データを用いて演奏
    するのに適した曲の曲名を対応付けて記憶する記憶手段
    と、 曲名を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定される曲名に対応する演奏設定
    データを前記記憶手段から読み出して設定する設定手段
    とを有する演奏設定データ選択装置。
  3. 【請求項3】 (a)電子楽器を用いてユーザが曲を演
    奏する際に該電子楽器に対して設定する複数の演奏設定
    データを記憶するデータ記憶手段を準備する工程と、 (b)複数の曲名と該曲名の曲をユーザが演奏する際に
    前記電子楽器に対して設定するのに適した前記データ記
    憶手段に記憶される演奏設定データとの対応関係を記憶
    するテーブルを準備する工程と、 (c)曲名を指定する工程と、 (d)前記指定された曲名に対応する演奏設定データを
    前記テーブルに基づいて前記データ記憶手段から読み出
    して前記電子楽器に対して設定する工程とを含む演奏設
    定データ選択方法。
  4. 【請求項4】 (a)複数の演奏設定データを記憶し、
    さらに該演奏設定データ毎に該演奏設定データを用いて
    演奏するのに適した曲の曲名を対応付けて記憶する記憶
    手段を準備する工程と、 (b)曲名を指定する工程と、 (c)前記指定された曲名に対応する演奏設定データを
    前記記憶手段から読み出して設定する工程とを含む演奏
    設定データ選択方法。
  5. 【請求項5】 (a)電子楽器を用いてユーザが曲を演
    奏する際に該電子楽器に対して設定する複数の演奏設定
    データを記憶するデータ記憶手段を準備する手順と、 (b)複数の曲名と該曲名の曲をユーザが演奏する際に
    前記電子楽器に対して設定するのに適した前記データ記
    憶手段に記憶される演奏設定データとの対応関係を記憶
    するテーブルを準備する手順と、 (c)曲名を指定する手順と、 (d)前記指定された曲名に対応する演奏設定データを
    前記テーブルに基づいて前記データ記憶手段から読み出
    して前記電子楽器に対して設定する手順とをコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 (a)複数の演奏設定データを記憶し、
    さらに該演奏設定データ毎に該演奏設定データを用いて
    演奏するのに適した曲の曲名を対応付けて記憶する記憶
    手段を準備する手順と、 (b)曲名を指定する手順と、 (c)前記指定された曲名に対応する演奏設定データを
    前記記憶手段から読み出して設定する手順と をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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