JP3415113B2 - 車両用燃料タンクのバッフルプレート - Google Patents
車両用燃料タンクのバッフルプレートInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
燃料タンク内を複数の小室に区画する車両用燃料タンク
のバッフルプレートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4に示すように、車両に搭載される燃
料タンク1は、筒部2aの両端開口部に一対のエンドプ
レート2bが封止されたタンク本体2に、このタンク本
体2内を複数の小室に区画するバッフルプレート3が設
けられる。このバッフルプレート3は車両の走行中にお
ける急発進、急制動又は急旋回による燃料の急激な流動
を防止することにより、タンク本体2内に設置された図
示しない燃料計等のフロートを保護し、またタンク本体
2内の燃料の流動音を低減するために用いられる。この
バッフルプレート3はエンドプレート2bと同一の金型
により鋼板を絞り加工することにより作られ、燃料の急
激な流動を防止するものであることから、その流動する
燃料の衝撃に対抗し得る所定の剛性を必要とし、その剛
性を確保するために補強用の凹部3dが絞り加工した後
の追加加工により形成される。また、バッフルプレート
3には複数の小室を連通する孔3a及び切欠いた切欠き
3bが形成され、複数の小室間に貯留された燃料がそれ
ぞれの小室間を移動できるようになっている。一方、バ
ッフルプレート3の周縁にはタンク本体2の内壁に密着
するフランジ3cが形成され、そのフランジ3cをタン
ク本体2の所定の位置にスポット溶接することによりバ
ッフルプレート3はタンク本体2内の所定の位置に固定
される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバッフ
ルプレート3では、複数の小室を連通する切欠き3bが
フランジ3cの一部と共に周縁の一部を切欠くことによ
り形成されることから、そのフランジ3cが切欠かれた
部分はタンク本体2と溶接されることはなく、その部分
における接合強度が低下する不具合があった。また、補
強用凹部3dはフランジ3cと別途独立して形成される
ので、フランジ3cと補強用凹部3dとの間に存在する
平板部分が燃料の流動衝撃により撓み、燃料の急激な流
動を効果的に防止することができない不具合もあった。
この点を解消するために、バッフルプレート3の板厚を
増加させてフランジ3aの切欠かれた部分を周囲から補
強するとともに、平板部分におけるたわみを抑制するこ
とも考えられるが、単に板厚を増加させるだけでは燃料
タンク1の重量を増加させる不具合があり、燃料タンク
1の単価を押し上げる要因となる不具合がある。本発明
の目的は、必要な剛性を確保しつつその板厚を軽減し得
る車両用燃料タンクのバッフルプレートを提供すること
にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、筒部14aの両端開口部に
一対のエンドプレート14b,14bが封止されたタン
ク本体14内を複数の小室15,15,15に区画する
バッフルプレート16,16であって、周縁に筒部14
aの内面に相応する外面を有し筒部14aの内面に溶着
されるフランジ16aと、補強用の凹部16bが形成さ
れた車両用燃料タンクのバッフルプレートの改良であ
る。その特徴ある構成は、フランジ16aが全周縁に形
成され、複数の小室15,15,15を連通する凹溝1
6cが補強用凹部16bに連続してフランジ16aに形
成されたところにある。 【0005】この請求項1に係るバッフルプレートで
は、凹溝16cに燃料が流通するので、従来形成してい
た切欠きによりフランジの一部が切欠かれることはな
く、従来切欠いていた部分にも筒部14aとのスポット
溶接が可能になり、その部分におけるタンク本体2との
接合強度を向上させる。また、燃料を流通させる凹溝1
6cは補強用凹部16bと連続させるので、フランジ1
6aと補強用凹部16bとの間が凹溝16cにより補強
される結果、フランジ16aを含むバッフルプレート1
6全体の強度が向上する。 【0006】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図2に示すように、車両であ
るトラック10のシャシフレーム11には燃料タンク1
2が一対の取付バンド13,13により取付けられる。
燃料タンク12は燃料を貯えるタンク本体14と、タン
ク本体14内を複数の小室15に区画するバッフルプレ
ート16とを備える。図1に示すように、タンク本体1
4は角筒状に形成された筒部14aと、この筒部14a
の両端の開口部を閉止しかつ筒部14a内を密閉する2
枚のエンドプレート14b(図では一枚のみ示す)とを
有する。バッフルプレート16はこの例では2枚であ
り、これらのバッフルプレート16によりタンク本体1
4内が3つの小室15に区画される(図2)。 【0007】エンドプレート14bは鋼板を絞り加工に
より補強用凸部14cとともにその全周縁に第1フラン
ジ14dが形成され、この第1フランジ14dは筒部1
4aの両端開口部に向かい、かつその両端開口部に相応
して形成される。一方、バッフルプレート16にはその
全周縁に筒部14aの内面に相応する外面を有する第2
フランジ16aが鋼板を絞り加工することにより形成さ
れる。図2に示すように、この一対のバッフルプレート
16は、車両10に固定するための一対の取付バンド1
3,13(図2)の取付け位置に相応する間隔を持って
筒部14aに挿入され、その第2フランジ16aを筒部
14aにスポット溶接して固定される。第2フランジ1
6aの溶着箇所が一対の取付バンド13,13の取付け
位置であることにより、その部分がバッフルプレート1
6により補強され、取付バンド13,13を締結する際
に燃料タンク12が変形することが防止される。なお、
筒部14aには燃料をタンク内に供給するための供給管
17と燃料をエンジンに供給する図示しない排出管が別
途設けられ、燃料タンク12が完成する。 【0008】図1に示すように、バッフルプレート16
には鋼板を絞り加工する際に第2フランジ16aととも
に補強用凹部16bが中央部分に形成される。また、そ
の加工の際に複数の小室15を連通する複数の凹溝16
cが補強用凹部16bに連続してフランジ16aに形成
される。この実施の形態における凹溝16cは下縁にお
けるフランジ16aに4本、上縁におけるフランジ16
aに3本、両側縁におけるフランジ16aにそれぞれ2
本形成される。上縁におけるフランジ16aに形成され
た3本の凹溝16cにはタンク本体14内の空気が流通
し、下縁におけるフランジ16aに形成された4本の凹
溝16cにはタンク本体14内の燃料が流通するように
なっている。また、両側縁におけるフランジ16aにそ
れぞれ形成された2本の凹溝16cには、その凹溝16
cより燃料の液面が低い場合にはタンク本体14内の空
気が流通し、その凹溝16cより燃料の液面が高い場合
にはタンク本体14内の燃料が流通してそれぞれの小室
15に貯留された燃料が均等な液面になるように構成さ
れる。このバッフルプレート16により、燃料タンク1
2を搭載したトラック10が走行中に急発進、急制動又
は急旋回することに起因するタンク本体14内の燃料の
流動を抑制することができる。 【0009】このように構成されたバッフルプレート1
6では凹溝16cに燃料が流通するので、従来形成して
いた切欠きによりフランジの一部が切欠かれることはな
く、従来切欠いていた部分にも筒部14aとのスポット
溶接が可能になり、その部分におけるタンク本体14と
の接合強度を向上させることができる。また、燃料を流
通させる凹溝16cは補強用凹部16bと連続するた
め、フランジ16aと補強用凹部16bとの間が凹溝1
6cにより補強される結果、フランジ16aを含むバッ
フルプレート16全体の強度が向上する。このため、本
発明のバッフルプレート16では、板厚を従来より減少
させても凹溝16cを形成しない従来のバッフルプレー
トと同様の強度を確保することができ、板厚を減少させ
れば燃料タンク12全体の重量を従来より軽減すること
ができる。 【0010】なお、上述した実施の形態では、角筒状に
形成されたタンク本体14に挿入されるバッフルプレー
ト16を説明したが、本発明のバッフルプレートは図3
に示すように、各辺が所定の径で湾曲するいわゆるだる
ま形の燃料タンクに使用されるものであっても良い。ま
た、上述した実施の形態では、従来形成されていた小室
を連通させるための孔を特に設けていないが、凹溝16
cのみでは燃料の流動量が足りない場合には燃料流動用
の孔を別途バッフルプレートに形成しても良い。 【0011】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ランジを全周縁に形成し、複数の小室を連通する凹溝を
フランジに形成したので、凹溝に燃料が流通するので、
従来形成していた切欠きによりフランジの一部が切欠か
れることはなく、従来切欠いていた部分にも筒部とのス
ポット溶接が可能になり、その部分におけるタンク本体
との接合強度を向上させることができ、また燃料を流通
させる凹溝を補強用凹部と連続させるので、フランジと
補強用凹部との間が凹溝により補強される結果、フラン
ジを含むバッフルプレート全体の強度を向上することが
できる。この結果、本発明のバッフルプレートでは、板
厚を従来より減少させても凹溝を形成しない従来のバッ
フルプレートと同様の強度を確保することができ、板厚
を減少させれば燃料タンク全体の重量を従来より軽減す
ることができる。
燃料タンク内を複数の小室に区画する車両用燃料タンク
のバッフルプレートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4に示すように、車両に搭載される燃
料タンク1は、筒部2aの両端開口部に一対のエンドプ
レート2bが封止されたタンク本体2に、このタンク本
体2内を複数の小室に区画するバッフルプレート3が設
けられる。このバッフルプレート3は車両の走行中にお
ける急発進、急制動又は急旋回による燃料の急激な流動
を防止することにより、タンク本体2内に設置された図
示しない燃料計等のフロートを保護し、またタンク本体
2内の燃料の流動音を低減するために用いられる。この
バッフルプレート3はエンドプレート2bと同一の金型
により鋼板を絞り加工することにより作られ、燃料の急
激な流動を防止するものであることから、その流動する
燃料の衝撃に対抗し得る所定の剛性を必要とし、その剛
性を確保するために補強用の凹部3dが絞り加工した後
の追加加工により形成される。また、バッフルプレート
3には複数の小室を連通する孔3a及び切欠いた切欠き
3bが形成され、複数の小室間に貯留された燃料がそれ
ぞれの小室間を移動できるようになっている。一方、バ
ッフルプレート3の周縁にはタンク本体2の内壁に密着
するフランジ3cが形成され、そのフランジ3cをタン
ク本体2の所定の位置にスポット溶接することによりバ
ッフルプレート3はタンク本体2内の所定の位置に固定
される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバッフ
ルプレート3では、複数の小室を連通する切欠き3bが
フランジ3cの一部と共に周縁の一部を切欠くことによ
り形成されることから、そのフランジ3cが切欠かれた
部分はタンク本体2と溶接されることはなく、その部分
における接合強度が低下する不具合があった。また、補
強用凹部3dはフランジ3cと別途独立して形成される
ので、フランジ3cと補強用凹部3dとの間に存在する
平板部分が燃料の流動衝撃により撓み、燃料の急激な流
動を効果的に防止することができない不具合もあった。
この点を解消するために、バッフルプレート3の板厚を
増加させてフランジ3aの切欠かれた部分を周囲から補
強するとともに、平板部分におけるたわみを抑制するこ
とも考えられるが、単に板厚を増加させるだけでは燃料
タンク1の重量を増加させる不具合があり、燃料タンク
1の単価を押し上げる要因となる不具合がある。本発明
の目的は、必要な剛性を確保しつつその板厚を軽減し得
る車両用燃料タンクのバッフルプレートを提供すること
にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、筒部14aの両端開口部に
一対のエンドプレート14b,14bが封止されたタン
ク本体14内を複数の小室15,15,15に区画する
バッフルプレート16,16であって、周縁に筒部14
aの内面に相応する外面を有し筒部14aの内面に溶着
されるフランジ16aと、補強用の凹部16bが形成さ
れた車両用燃料タンクのバッフルプレートの改良であ
る。その特徴ある構成は、フランジ16aが全周縁に形
成され、複数の小室15,15,15を連通する凹溝1
6cが補強用凹部16bに連続してフランジ16aに形
成されたところにある。 【0005】この請求項1に係るバッフルプレートで
は、凹溝16cに燃料が流通するので、従来形成してい
た切欠きによりフランジの一部が切欠かれることはな
く、従来切欠いていた部分にも筒部14aとのスポット
溶接が可能になり、その部分におけるタンク本体2との
接合強度を向上させる。また、燃料を流通させる凹溝1
6cは補強用凹部16bと連続させるので、フランジ1
6aと補強用凹部16bとの間が凹溝16cにより補強
される結果、フランジ16aを含むバッフルプレート1
6全体の強度が向上する。 【0006】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図2に示すように、車両であ
るトラック10のシャシフレーム11には燃料タンク1
2が一対の取付バンド13,13により取付けられる。
燃料タンク12は燃料を貯えるタンク本体14と、タン
ク本体14内を複数の小室15に区画するバッフルプレ
ート16とを備える。図1に示すように、タンク本体1
4は角筒状に形成された筒部14aと、この筒部14a
の両端の開口部を閉止しかつ筒部14a内を密閉する2
枚のエンドプレート14b(図では一枚のみ示す)とを
有する。バッフルプレート16はこの例では2枚であ
り、これらのバッフルプレート16によりタンク本体1
4内が3つの小室15に区画される(図2)。 【0007】エンドプレート14bは鋼板を絞り加工に
より補強用凸部14cとともにその全周縁に第1フラン
ジ14dが形成され、この第1フランジ14dは筒部1
4aの両端開口部に向かい、かつその両端開口部に相応
して形成される。一方、バッフルプレート16にはその
全周縁に筒部14aの内面に相応する外面を有する第2
フランジ16aが鋼板を絞り加工することにより形成さ
れる。図2に示すように、この一対のバッフルプレート
16は、車両10に固定するための一対の取付バンド1
3,13(図2)の取付け位置に相応する間隔を持って
筒部14aに挿入され、その第2フランジ16aを筒部
14aにスポット溶接して固定される。第2フランジ1
6aの溶着箇所が一対の取付バンド13,13の取付け
位置であることにより、その部分がバッフルプレート1
6により補強され、取付バンド13,13を締結する際
に燃料タンク12が変形することが防止される。なお、
筒部14aには燃料をタンク内に供給するための供給管
17と燃料をエンジンに供給する図示しない排出管が別
途設けられ、燃料タンク12が完成する。 【0008】図1に示すように、バッフルプレート16
には鋼板を絞り加工する際に第2フランジ16aととも
に補強用凹部16bが中央部分に形成される。また、そ
の加工の際に複数の小室15を連通する複数の凹溝16
cが補強用凹部16bに連続してフランジ16aに形成
される。この実施の形態における凹溝16cは下縁にお
けるフランジ16aに4本、上縁におけるフランジ16
aに3本、両側縁におけるフランジ16aにそれぞれ2
本形成される。上縁におけるフランジ16aに形成され
た3本の凹溝16cにはタンク本体14内の空気が流通
し、下縁におけるフランジ16aに形成された4本の凹
溝16cにはタンク本体14内の燃料が流通するように
なっている。また、両側縁におけるフランジ16aにそ
れぞれ形成された2本の凹溝16cには、その凹溝16
cより燃料の液面が低い場合にはタンク本体14内の空
気が流通し、その凹溝16cより燃料の液面が高い場合
にはタンク本体14内の燃料が流通してそれぞれの小室
15に貯留された燃料が均等な液面になるように構成さ
れる。このバッフルプレート16により、燃料タンク1
2を搭載したトラック10が走行中に急発進、急制動又
は急旋回することに起因するタンク本体14内の燃料の
流動を抑制することができる。 【0009】このように構成されたバッフルプレート1
6では凹溝16cに燃料が流通するので、従来形成して
いた切欠きによりフランジの一部が切欠かれることはな
く、従来切欠いていた部分にも筒部14aとのスポット
溶接が可能になり、その部分におけるタンク本体14と
の接合強度を向上させることができる。また、燃料を流
通させる凹溝16cは補強用凹部16bと連続するた
め、フランジ16aと補強用凹部16bとの間が凹溝1
6cにより補強される結果、フランジ16aを含むバッ
フルプレート16全体の強度が向上する。このため、本
発明のバッフルプレート16では、板厚を従来より減少
させても凹溝16cを形成しない従来のバッフルプレー
トと同様の強度を確保することができ、板厚を減少させ
れば燃料タンク12全体の重量を従来より軽減すること
ができる。 【0010】なお、上述した実施の形態では、角筒状に
形成されたタンク本体14に挿入されるバッフルプレー
ト16を説明したが、本発明のバッフルプレートは図3
に示すように、各辺が所定の径で湾曲するいわゆるだる
ま形の燃料タンクに使用されるものであっても良い。ま
た、上述した実施の形態では、従来形成されていた小室
を連通させるための孔を特に設けていないが、凹溝16
cのみでは燃料の流動量が足りない場合には燃料流動用
の孔を別途バッフルプレートに形成しても良い。 【0011】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ランジを全周縁に形成し、複数の小室を連通する凹溝を
フランジに形成したので、凹溝に燃料が流通するので、
従来形成していた切欠きによりフランジの一部が切欠か
れることはなく、従来切欠いていた部分にも筒部とのス
ポット溶接が可能になり、その部分におけるタンク本体
との接合強度を向上させることができ、また燃料を流通
させる凹溝を補強用凹部と連続させるので、フランジと
補強用凹部との間が凹溝により補強される結果、フラン
ジを含むバッフルプレート全体の強度を向上することが
できる。この結果、本発明のバッフルプレートでは、板
厚を従来より減少させても凹溝を形成しない従来のバッ
フルプレートと同様の強度を確保することができ、板厚
を減少させれば燃料タンク全体の重量を従来より軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンドプレートと筒部とバッフルプレ
ートの関係を示す斜視図。 【図2】その燃料タンクを搭載した車両の側面図。 【図3】本発明の別のバッフルプレートの平面図。 【図4】従来のバッフルプレートを含む図1に対応する
斜視図。 【符号の説明】 12 燃料タンク 14 タンク本体 14a 筒部 14b エンドプレート 15 小室 16 バッフルプレート 16a フランジ 16b 補強用凹部 16c 凹溝
ートの関係を示す斜視図。 【図2】その燃料タンクを搭載した車両の側面図。 【図3】本発明の別のバッフルプレートの平面図。 【図4】従来のバッフルプレートを含む図1に対応する
斜視図。 【符号の説明】 12 燃料タンク 14 タンク本体 14a 筒部 14b エンドプレート 15 小室 16 バッフルプレート 16a フランジ 16b 補強用凹部 16c 凹溝
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 筒部(14a)の両端開口部に一対のエンド
プレート(14b,14b)が封止されたタンク本体(14)内を複
数の小室(15,15,15)に区画するバッフルプレート(16,1
6)であって、周縁に前記筒部(14a)の内面に相応する外
面を有し前記筒部(14a)の内面に溶着されるフランジ(16
a)と、補強用の凹部(16b)が形成された車両用燃料タン
クのバッフルプレートにおいて、 前記フランジ(16a)が全周縁に形成され、 前記複数の小室(15,15,15)を連通する凹溝(16c)が前記
補強用凹部(16b)に連続して前記フランジ(16a)に形成さ
れたことを特徴とする車両用燃料タンクのバッフルプレ
ート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000322292A JP3415113B2 (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 車両用燃料タンクのバッフルプレート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000322292A JP3415113B2 (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 車両用燃料タンクのバッフルプレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002127765A JP2002127765A (ja) | 2002-05-08 |
JP3415113B2 true JP3415113B2 (ja) | 2003-06-09 |
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ID=18800197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000322292A Expired - Fee Related JP3415113B2 (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 車両用燃料タンクのバッフルプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3415113B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9950616B2 (en) | 2010-12-03 | 2018-04-24 | Jeffrey Yager | Deployable fuel tank baffle and fuel tank system |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6568556B1 (en) * | 2002-09-23 | 2003-05-27 | Visteon Global Technologies, Inc. | Fuel tank baffle |
JP4801891B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2011-10-26 | 宝栄工業株式会社 | 燃料タンク |
JP4609841B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2011-01-12 | 宝栄工業株式会社 | 燃料タンク |
KR102246859B1 (ko) * | 2019-11-13 | 2021-04-30 | 주식회사 포스코 | 연료탱크 및 이를 포함하는 자동차 |
-
2000
- 2000-10-23 JP JP2000322292A patent/JP3415113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9950616B2 (en) | 2010-12-03 | 2018-04-24 | Jeffrey Yager | Deployable fuel tank baffle and fuel tank system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002127765A (ja) | 2002-05-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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