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JP3411713B2 - 音声符号化通信における背景雑音制御方式 - Google Patents

音声符号化通信における背景雑音制御方式

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Publication number
JP3411713B2
JP3411713B2 JP08202395A JP8202395A JP3411713B2 JP 3411713 B2 JP3411713 B2 JP 3411713B2 JP 08202395 A JP08202395 A JP 08202395A JP 8202395 A JP8202395 A JP 8202395A JP 3411713 B2 JP3411713 B2 JP 3411713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
switch
control signal
communication partner
speech
Prior art date
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Application number
JP08202395A
Other languages
English (en)
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JPH08251065A (ja
Inventor
治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、音声符号化通信におけ
る送受信装置に用いられ、背景雑音を除去する雑音除去
器の制御方式に関するものである。 【0002】 【従来の技術】音声による通信においては、音声入力時
の背景雑音の重畳によって受信側の再生音声が劣化する
ことがある。特に、音声符号化器を用いた音声符号化通
信システムでは、背景雑音が重畳された音声を符号化し
て送出すると受信側の再生音声が極端に劣化することが
ある。そのため、送信側の音声入力直後に背景雑音除去
器を設けて再生音声の劣化を軽減する方法が有効であ
る。 【0003】図2は雑音除去器を用いた従来の音声符号
化送受信装置のブロック図である。伝送路を介した通話
相手側にも図2の構成と同じ送受信装置があるものとす
る。図において、10は送信側ベースバンド回路、20
は受信側ベースバンド回路、3は変復調器(MODE
M)、4は背景雑音を除去するための雑音除去器、5は
音声符号化器、9は音声復号器である。S1 ,S2 は連
動するスイッチであり、必要に応じて雑音除去器4の挿
入/バイパス(側路)を手動で切替えることができる。
送受間の伝送路は有線または無線のいずれでもよい。 【0004】音声入力はスイッチS1 ,S2 により雑音
除去器4を挿入/バイパスされて音声符号化器5に入力
され、符号化されて符号化データbとして変復調器3に
入力され、変調して伝送路に送出される。スイッチ
1 ,S2 は、通信相手からの通話連絡により手動でオ
ン/オフする。通信相手の再生音声に送話側の背景雑音
が多く重畳されて音声品質が悪く聞きとり難いとき、通
信相手から雑音除去器4を挿入するよう依頼されたとき
スイッチS1 ,S2 を操作して雑音除去器4を挿入す
る。このように構成された送受信装置により、送信側の
マイクロホン(図示は省略した)を介して入力される入
力音声に背景雑音が重畳されたとき雑音除去器4を挿入
することにより、通信相手の受信側のスピーカ(図示は
省略した)から出力される再生音声の劣化を軽減するこ
とができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述の従来回路におい
て、現在の技術水準では、雑音除去器4で完全に音声と
雑音を分離して雑音のみを完全に除去することは難し
く、音声信号の一部も除去され、雑音が大きすぎる時
等、ある場合においては、雑音除去器4を挿入すると受
話音声の明瞭度が極めて低くなるため、雑音除去器4の
挿入/バイパスの選択が難しく、切替操作が煩雑になる
という欠点がある。本来、この切替操作は、受話者が、
受話音声を確認しながら切替えて聞きやすい方を選択す
る方が好ましい。このように、従来回路では、受話者の
意向に沿って雑音除去器4のオン/オフ制御をするに
は、そのための音声通信のやりとりを経て送話者が操作
している。しかも、このやりとりは、受話者が、再生音
声の品質が悪くなるとその都度随時行われるため通話が
円滑に行われないという欠点がある。 【0006】本発明の目的は、前記従来の方法におい
て、受話者が、送信側の雑音除去器4を直接操作するこ
とができないために、雑音除去器4の挿入/バイパスを
変えたいと思う度に、送信側とやりとりしなければなら
ないという余分な手間がかかる点を解決し、受話者が直
接送話者側の雑音除去器の挿入/バイパスを任意に設定
できるようにした音声符号化通信における背景雑音制御
方式を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の背景雑音制御方
式は、音声入力の背景雑音を除去するための雑音除去器
と該雑音除去器と側路を切替えて前記音声入力を該雑音
除去器と側路のいずれかを通して出力する第1のスイッ
チと該第1のスイッチからの音声信号を符号化する音声
符号化器とを備えた送信側ベースバンド回路と、該送信
側ベースバンド回路からの符号化データによって変調を
行って伝送路に送出するとともに該伝送路を介して入力
される通信相手からの信号を復調して出力する変復調器
と、該変復調器からの復調出力を復号して再生音声を出
力する音声復号器を備えた受信側ベースバンド回路とを
備え、前記第1のスイッチを切替えて前記雑音除去器を
挿入/バイパスすることにより必要に応じて背景雑音を
除去するように構成された音声符号化通信における背景
雑音制御方式において、前記送信側ベースバンド回路
に、通信相手に対する雑音除去制御信号を発生する雑音
除去制御信号発生器とその出力をオン/オフする第2の
スイッチと該第2のスイッチの出力と前記音声符号化器
からの符号化データとを多重化して前記変復調器に入力
する多重化器とを設け、前記受信側ベースバンド回路
に、前記変復調器からの復調出力を通信相手からの符号
化データと通信相手からの雑音除去制御信号に分離し該
符号化データを前記音声復号器に入力し該通信相手から
の雑音除去制御信号を前記第1のスイッチに与える多重
分離器を設けて、通信相手からの受話再生音声を聞きな
がら前記第2のスイッチをオン/オフして前記第1のス
イッチを制御することにより受話再生音声品質の良いほ
うを選択するようにしたことを特徴とするものである。 【0008】 【実施例】図1は本発明の実施例を示す送受信装置の要
部ブロック図である。図において、1は送信側ベースバ
ンド回路、2は受信側ベースバンド回路、3は変復調器
(MODEM)である。4は背景雑音を除去するための
雑音除去器、5は音声符号化器、6は雑音除去制御信号
発生部、7は多重化器、8は多重分離器、9は音声復号
器である。スイッチS1 ,S2 は例えば電子スイッチで
あり、制御信号eによって連動し、音声入力と音声符号
化器5との間に雑音除去器4を挿入したり、バイパス
(側通)したりすることができる。S3 は雑音除去制御
信号発生器6の出力をオン/オフするスイッチである。
このスイッチS3 は直接手動操作できる機械的なスイッ
チでも、押ボタン操作によって“0”/“1”信号を与
えてオン/オフする電子スイッチでもよい。 【0009】図1に示した本発明の送受信装置の構成に
よる動作について説明する。通話の相手側にも図1の構
成と同じ機能を有する送受信装置が備えられているもの
とする。送信側ベースバンド回路1の雑音除去制御信号
発生器6は、通信相手の送受信装置の送信側ベースバン
ド回路に設けられた雑音除去器のオン/オフ制御を行う
ための、例えば、“0”/“1”の制御信号aを発生し
て出力する。この制御信号aと音声符号化器5で符号化
された音声符号化データbは、多重化器7で規定のフォ
ーマットで多重化され、変復調器3で変調された信号c
は伝送路に送出される。 【0010】一方、通信相手の送受信装置から伝送路を
介して送られ変復調器3で復調された信号dには、相手
側からの音声符号化データfと当方の雑音除去器4に対
する制御信号eとが含まれており、それぞれ多重分離器
8で分離される。分離された音声符号化データfは音声
復号器9で復号されて再生音声出力となり、制御信号e
は送信側ベースバンド回路1のスイッチS1 ,S2 に与
えられ雑音除去器4のオン/オフ制御が行われる。この
ように構成することにより、送話者が、通話相手からの
再生音声出力を聞きながら随時通話相手の送受信装置の
雑音除去器をスイッチS3 によってオン/オフ制御して
再生音声品質のよい方を選んで通信を続けることができ
る。 【0011】雑音除去制御信号発生器6は、送受信装置
内のクロックから生成する雑音除去制御信号生成器でも
よい。また、伝送路は有線でも無線でもよい。 【0012】上記実施例は、音声符号化方式のデジタル
通信の場合について適用した場合を示したが、アナログ
通信の場合は制御信号を、例えば、3.5kHzなどの
帯域外トーンを設定すれば適用することができる。 【0013】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、受話者が送話者からの再生音声を聞
きながら音声品質を判断して随時相手側の装置の背景雑
音除去器のオン/オフを制御できるので、その都度、送
話者に依頼して切替えてもらわなければならないという
煩わしさや面倒な手続きから開放され、通話が円滑に行
われるため極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の要部ブロック図である。 【図2】従来の送受信装置の要部構成例図である。 【符号の説明】 1,10 送信側ベースバンド回路 2,20 受信側ベースバンド回路 3 変復調器 4 雑音除去器 5 音声符号化器 6 雑音除去制御信号発生器 7 多重化器 8 多重分離器 9 音声復号器

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 音声入力の背景雑音を除去するための雑
    音除去器と該雑音除去器と側路を切替えて前記音声入力
    を該雑音除去器と側路のいずれかを通して出力する第1
    のスイッチと該第1のスイッチからの音声信号を符号化
    する音声符号化器とを備えた送信側ベースバンド回路
    と、該送信側ベースバンド回路からの符号化データによ
    って変調を行って伝送路に送出するとともに該伝送路を
    介して入力される通信相手からの信号を復調して出力す
    る変復調器と、該変復調器からの復調出力を復号して再
    生音声を出力する音声復号器を備えた受信側ベースバン
    ド回路とを備え、前記第1のスイッチを切替えて前記雑
    音除去器を挿入/バイパスすることにより必要に応じて
    背景雑音を除去するように構成された音声符号化通信に
    おける背景雑音制御方式において、 前記送信側ベースバンド回路に、通信相手に対する雑音
    除去制御信号を発生する雑音除去制御信号発生器とその
    出力をオン/オフする第2のスイッチと該第2のスイッ
    チの出力と前記音声符号化器からの符号化データとを多
    重化して前記変復調器に入力する多重化器とを設け、 前記受信側ベースバンド回路に、前記変復調器からの復
    調出力を通信相手からの符号化データと通信相手からの
    雑音除去制御信号に分離し該符号化データを前記音声復
    号器に入力し該通信相手からの雑音除去制御信号を前記
    第1のスイッチに与える多重分離器を設けて、 通信相手からの受話再生音声を聞きながら前記第2のス
    イッチをオン/オフして前記第1のスイッチを制御する
    ことにより受話再生音声品質の良いほうを選択するよう
    にしたことを特徴とする音声符号化通信における背景雑
    音制御方式。
JP08202395A 1995-03-15 1995-03-15 音声符号化通信における背景雑音制御方式 Expired - Fee Related JP3411713B2 (ja)

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