JP3499991B2 - 内視鏡の管路内洗浄用栓 - Google Patents
内視鏡の管路内洗浄用栓Info
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Description
内視鏡の流体管路内及び管路切換弁内に洗浄液を流して
洗浄するために、管路切り換え用弁体が抜去されたあと
のシリンダの口元開口を塞ぐための内視鏡の管路内洗浄
用栓に関する。 【0002】 【従来の技術】図6は従来の内視鏡の管路内洗浄用栓を
示しており、11は、送気送水管路切換弁のシリンダ、
21は吸引管路切換弁のシリンダである。 【0003】両シリンダ11,21は内径寸法が相違し
ていて、その口元開口は操作部1の外面に露出して配置
されている。14と24は、両シリンダ11,21を囲
んであい異なる色で形成された指標である。 【0004】洗浄用栓90は、両シリンダ11,21の
口元開口に嵌め込まれる嵌め込み部分90a,90b
が、手元側の摘まみ部分90cと一体に、弾力性のある
ゴムによって形成されている。 【0005】嵌め込み部分90a,90bは、流体管路
12a〜12d、22a,22bを通じてシリンダ1
1,21内に流される洗浄液が漏れてはいけないので、
シリンダ11,21にきつく嵌め込まれている。 【0006】摘まみ部分90cの手元側表面部分には、
二つの嵌め込み部分90a,90が各々二つのシリンダ
11,21のどちらに嵌め込まれるべきものかを表示す
るために、例えば図7に示されるように、両シリンダ1
1,21の口元開口の周囲に設けられた指標14,24
と同じ色の組み合わせの色マーク94a,94bが印さ
れている。また、例えば図8に示されるように、送気送
水を示すA/Wの文字と、吸引を示すSの文字を印した
もの等もある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
ゴムの一体成形によって形成される洗浄用栓に2色のマ
ークを形成するためには、3色によるゴム成形を行う必
要があるので、部品コストが非常に高いものになってし
まう。 【0008】また、A/WやS等の文字で区別をしたも
のでは、内視鏡使用後の洗浄を行うオペレータによって
はその意味が分かりにくくて、正しい取り付け方が分か
らなくなってしまう場合がある。 【0009】そこで本発明は、製造コストがかからずし
かも誰でもが取り付け方を正しく判断することのできる
内視鏡の管路内洗浄用栓を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の管路内洗浄用栓は、口元開口の寸
法形状が同一でない並置された複数のシリンダ内から各
々管路切り換え用弁体を抜去したあと、上記複数のシリ
ンダの口元開口に外側から嵌め込んでその口元開口を塞
ぐための内視鏡の管路内洗浄用栓であって、上記複数の
シリンダの口元開口に嵌め込まれる複数の嵌め込み部分
が手元側の摘まみ部分と一体成形されたものにおいて、
上記複数の嵌め込み部分が各々嵌め込まれるべきシリン
ダの寸法形状の相違を表示した図形マークを、上記複数
の嵌め込み部分の位置に対応して上記摘まみ部分の表面
に成形したことを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。図2は内視鏡の操作部1を示してお
り、10は、送気送水操作を行うための送気送水管路切
換弁、20は吸引操作を行うための吸引管路切換弁であ
り、19及び29は、その操作を行うために押し込み操
作される操作ボタンである。 【0012】図3は、送気送水管路切換弁10と吸引管
路切換弁20の部分を拡大して示しており、11は、送
気送水管路切換弁10のシリンダ、21は、吸引管路切
換弁20のシリンダである。両シリンダ11,21共
に、奥まで円形の断面に形成されている。 【0013】ただし、両シリンダ11,21の口元開口
11a,21aの形状を示す図4に示されるように、吸
引側シリンダ21には、口元寄りの部分の断面に小さな
円形の膨らみが形成されているので、製造の都合上二つ
の部品に分けて溶接接続されている。 【0014】両シリンダ11,21内には、通常はピス
トン状の管路切り換え弁体(図示せず)が軸方向に進退
自在に嵌挿されていて、その先端に操作ボタン19,2
9が連結されている。 【0015】しかし内視鏡使用後の洗浄の際には、図3
に示されるように、管路切り換え弁体が操作ボタン1
9,29等と共にシリンダ11,21から外方に抜去さ
れて、シリンダ11,21の口元開口11a,21aが
操作部1の外面に露出した状態になる。 【0016】両シリンダ11,21共に、操作部1の外
面に突出した口元部分の外周ネジ部に外側から螺合する
固定ナット13,23によって操作部1に固定されてい
る。15及び25は、シール用のOリングである。 【0017】そして、操作部1の内部において、送気送
水側シリンダ11には給気管12a、給水管12b、送
気管12c及び送水管12dが接続され、吸引側シリン
ダ21には吸引管22aと鉗子チャンネルへの連通管2
2bが接続されている。 【0018】図1は、そのような両シリンダ11,21
の口元開口11a,21a部分に管路内洗浄用栓30が
取り付けられた状態を示している。洗浄用栓30は、両
シリンダ11,21の口元開口11a,21aに嵌め込
まれる短い棒状の嵌め込み部分30a,30bが、送気
送水側シリンダ11と吸引側シリンダ21との間の間隔
に合わせて並べて配置されていて、弾力性のあるゴム材
によって、手元側の摘まみ部分30cと共に一体成形に
より形成されている。したがって、両嵌め込み部分30
a,30bを両シリンダ11,21に対して同時に嵌め
込むことができる。 【0019】両嵌め込み部分30a,30bは、両シリ
ンダ11,21の口元開口11a,21a内に変形した
状態できつく嵌め込まれるように、外径が両シリンダ1
1,21の口元開口11a,21aの内径より少し太く
形成されている。 【0020】なお、両嵌め込み部分30a,30bの断
面形状は、両シリンダ11,21の口元開口11a,2
1a付近の断面形状に合わせて、送気送水側嵌め込み部
分30aは円形に形成され、吸引側嵌め込み部分30b
は図4に示されるような二段の円形に形成されている。 【0021】両嵌め込み部分30a,30bの奥側の端
面部分には、円錐状の窪み30d,30eが形成されて
いる。窪み30d,30eは、底部の直径が嵌め込み部
分30a,30bの直径の半分ないし4分の3程度であ
り、窪み30d,30eの頂点がシリンダ11,21の
口元開口11a,21aに位置するように形成されてい
る。 【0022】したがって、嵌め込み部分30a,30b
がシリンダ11,21に嵌め込まれる際には、ゴム製の
嵌め込み部分30a,30bが、窪み30d,30eに
よる空間のある内方に比較的容易に変形するので、嵌め
込み動作が固くならず、比較的容易に嵌め込むことがで
きる。 【0023】そして、窪み30d,30eが円錐状に形
成されているので、奥へ嵌め込まれるほど徐々に嵌め込
み状態が固くなってシール性が高まる。また、完全に嵌
め込まれた状態でシリンダ内に洗浄液の圧力がかかる
と、円錐形の窪み30d,30eが膨らむ方向に力が作
用するので、シール性がさらに高められ、漏れが発生し
ない。 【0024】なお、嵌め込み部分30a,30bがシリ
ンダ11,21に完全に嵌め込まれた状態では、摘まみ
部分30cの両端に形成されたフック部分30fが、固
定ナット13,23の突端部に形成された鍔部16,2
6に引っ掛かって、抜け止めとして作用する。 【0025】洗浄用栓30の表面には、図5に示される
ように、送気送水側シリンダ11と吸引側シリンダ21
の口元開口11a,21aの寸法形状の相違を表示する
図形マーク34a,34bが、裏側の嵌め込み部分30
a,30bと位置を合わせて形成されている。 【0026】両図形マーク34a,34bは、図1に示
されるように、摘まみ部分30cの表面を少しだけ出っ
張らせて(又は、引っ込ませて)ゴム成形することによ
り形成されている。 【0027】したがって、ゴム成形の金型にその図形形
状を彫り込んでしまえば、図形マーク34a,34b形
成のために部品コストは一切かからない。そして、内視
鏡の洗浄をするオペレータは、その図形マーク34a,
34bを両シリンダ11,21の口元形状と対比させる
ことにより、両シリンダ11,21に対する洗浄用栓3
0の取り付け方向を誤りなく判断することができる。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、複数の嵌め込み部分が
各々嵌め込まれるべきシリンダの寸法形状の相違を表示
した図形マークが、成形品である洗浄用栓の摘まみ部分
の表面に成形されているので、マーク形成のための部品
コストが全くかからず、使用時には、その図形マーク複
数のシリンダの寸法形状と対比させることにより、取り
付け方を誰でもが誤りなく正しく判断することができ
る。
り付けられた状態の側面断面図である。 【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の操作部の側面図
である。 【図3】本発明の実施の形態のシリンダ部分の側面断面
図である。 【図4】本発明の実施の形態のシリンダの口元開口の正
面図である。 【図5】本発明の実施の形態の図形マークの正面図であ
る。 【図6】従来の洗浄用栓がシリンダに取り付けられた状
態の側面断面図である。 【図7】従来のマークの正面図である。 【図8】従来の他のマークの正面図である。 【符号の説明】 11,21 シリンダ 30 洗浄用栓 30a,30b 嵌め込み部分 30c 摘まみ部分 34a,34b 図形マーク
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】口元開口の寸法形状が同一でない並置され
た複数のシリンダ内から各々管路切り換え用弁体を抜去
したあと、上記複数のシリンダの口元開口に外側から嵌
め込んでその口元開口を塞ぐための内視鏡の管路内洗浄
用栓であって、上記複数のシリンダの口元開口に嵌め込
まれる複数の嵌め込み部分が手元側の摘まみ部分と一体
成形されたものにおいて、 上記複数の嵌め込み部分が各々嵌め込まれるべきシリン
ダの寸法形状の相違を表示した図形マークを、上記複数
の嵌め込み部分の位置に対応して上記摘まみ部分の表面
に成形したことを特徴とする内視鏡の管路内洗浄用栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30697295A JP3499991B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 内視鏡の管路内洗浄用栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30697295A JP3499991B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 内視鏡の管路内洗浄用栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140668A JPH09140668A (ja) | 1997-06-03 |
JP3499991B2 true JP3499991B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=17963488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30697295A Expired - Lifetime JP3499991B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 内視鏡の管路内洗浄用栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3499991B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2556144Y2 (ja) * | 1992-06-02 | 1997-12-03 | 旭光学工業株式会社 | 内視鏡の鉗子栓 |
JP3328040B2 (ja) * | 1993-12-22 | 2002-09-24 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡装置 |
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-
1995
- 1995-11-27 JP JP30697295A patent/JP3499991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09140668A (ja) | 1997-06-03 |
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