JP3499177B2 - スタータ - Google Patents
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Description
モータ出力軸の回転を減速して始動出力軸に伝達する遊
星歯車減速装置を備えたスタータに関し、特に負荷側の
過大な回転トルクによる衝撃応力を吸収するスタータの
衝撃吸収機構に関するものである。
したスタータを示す一部破断側面図、図15は従来のス
タータにおける遊星歯車減速装置のインターナルギヤの
嵌着状態を示す要部正面図である。図14および図15
において、スタータは、回転力を発生する始動モータ
3、この始動モータ3のモータ出力軸4の回転を減速し
て出力する遊星歯車減速装置5、この遊星歯車減速装置
5の始動出力軸6に嵌合するオーバーランニングクラッ
チ7、このオーバーランニングクラッチ7と一体に始動
出力軸6上を摺動可能に設けられたピニオン8、始動モ
ータ3への通電を制御するとともに、シフトレバー10
を介してオーバーランニングクラッチ7と一体にピニオ
ン8をエンジンのリングギヤ14側へ付勢する電磁スイ
ッチ9等から構成されている。
形成され、外枠と磁気回路を兼ねるヨーク11、このヨ
ーク11に巻装されたフィールドコイル12、このフィ
ールドコイル12の内周に配される電機子13、電機子
13の回転軸であるモータ出力軸4に装着された整流子
(図示せず)、この整流子に摺接するように配設された
ブラシ(図示せず)等から構成される。そして、リヤブ
ラケット2がヨーク11の後端外周に嵌合されてヨーク
11に結合されて、モータ回転軸4の後端を支承してい
る。また、フロントブラケット1がヨーク11の前端外
周に嵌合されてヨーク11に結合されている。
前端外周に形成されたサンギヤ15と、このサンギヤ1
5と噛み合う複数の遊星ギヤ16と、各遊星ギヤ16と
噛み合うインターナルギヤ17とから構成されている。
インターナルギヤ17は、中心穴が底部中央に穿設さ
れ、図15に示すように回り止め19が外周壁面に突設
され、内周ギヤ部18が内周壁面に刻設された有底円筒
状に成形されている。そして、インターナルギヤ17
は、後方(電機子側)に開口するようにフロントブラケ
ット1に嵌着されている。回り止め19はフロントブラ
ケット1に係合し、これによりインターナルギヤ17の
周方向の移動が規制されている。この回り止め19はエ
ンジン側で必要とするトルクをモータ回転軸4から始動
出力軸6に伝達するために必要なものである。また、円
盤状のフランジ部20が始動出力軸6の後端に一体に形
成されている。そして、ピン21がフランジ部20の後
端面に同心状に等角ピッチで複数立設され、遊星ギヤ1
6が各ピン21に回転自在に支持されている。このフラ
ンジ部20、即ち始動出力軸6が、フロントブラケット
1に固定されたインターナルギヤ17の中心穴に嵌着さ
れた軸受け22を介して回転自在に支持され、モータ出
力軸4の前端部が、フランジ部20に嵌着された軸受け
23を介して回転自在に支持されている。これにより、
複数の遊星ギヤ16がサンギヤ15および内周ギヤ部1
8に噛み合って遊星歯車減速装置5を構成している。サ
ンギヤ15は、モータ回転軸4と一体に回転することで
モータ回転軸4の回転を各遊星ギヤ16に伝達する。そ
して、遊星ギヤ16は、サンギヤ15の回転を受けてサ
ンギヤ15の外周を自転しながら公転する。この遊星ギ
ヤ16の公転動作により、始動出力軸6が回転駆動され
る。
の移動が可能で、かつ、回転運動が伝達されるように始
動出力軸6に装着されている。ピニオン8は、オーバー
ランニングクラッチ7を構成するスリーブシャフト24
の前端部に連結されている。シフトレバー10は、その
中間の支点部10aを中心として回動可能に取り付けら
れ、その一端がオーバーランニングクラッチ7に係合さ
れ、他端が始動モータ3の上方に取り付けられた電磁ス
イッチ9のプランジャ(図示せず)に連結されている。
タの動作について説明する。まず、スタータの作動前に
おいては、シフトレバー10は図14に示された位置に
あり、オーバーランニングクラッチ7が移動しておら
ず、ピニオン8はリングギヤ14に係合していない。そ
こで、キースイッチ(図示せず)が閉じられ、スタータ
が作動されると、電磁スイッチ9からの給電により電機
子13が通電付勢され、フィールドコイル12の付勢力
を受けて回転する。この電機子13の回転に伴って電機
子13と一体のモータ出力軸4が回転駆動される。ま
た、シフトレバー10が電磁スイッチ9内のプランジャ
により駆動され、支点部10aを中心に図14の反時計
方向に回動される。このシフトレバー10の回動により
オーバーランニングクラッチ7が押圧され、オーバーラ
ンニングクラッチ7とピニオン8とが一体となって始動
出力軸6上を前方(図14中右方向)に移動し、ピニオ
ン8がリングギヤ14に係合する。
ルクは、モータ出力軸4のサンギヤ15から遊星ギヤ1
6に伝達される。そして、遊星ギヤ16は、ピン21を
中心に回転しながら、サンギヤ15と内周ギヤ部18と
の間で回転する、すなわち、サンギヤ15周りを自転し
ながら公転する。遊星ギヤ16を支持しているフランジ
部20は、遊星ギヤ16の公転により、モータ出力軸4
の回転よりも減速されて回転し、減速回転出力を始動出
力軸6に伝達する。そして、始動出力軸6は、オーバー
ランニングクラッチ7およぴピニオン8を介してリング
ギヤ14(クランク軸)を減速回転させる。
いては、始動出力軸6に連結されて回転駆動中のクラン
ク軸が急停止したり、回転駆動中の始動出力軸6がクラ
ンク軸に急に連結される場合が起こり得る。このような
場合、過大な回転トルクが始動出力軸6に急に印加され
ることになる。そして、始動出力軸6に印加された回転
トルクは、始動出力軸6の一端のフランジ部20から遊
星ギヤ16に伝達された後、内周ギヤ部18を介してイ
ンターナルギヤ17に伝達されるとともに、サンギヤ1
5を介してモータ出力軸4に伝達される。
ナルギヤ17とフロントブラケット1とが回り止め19
により一体的に連結されているので、急変動した負荷側
の過大な回転トルクによる衝撃応力が遊星歯車減速装置
5を介してフロントブラケット1およびモータ出力軸に
伝達され、スタータ内の出力伝達系の各要素の脆弱部分
が破損されるおそれがあるという課題があった。
は、円筒部を有し、この円筒部の外周側には回り止めが
設けられて、該回り止めにより周方向の移動が規制され
る如くブラケットに固定される固定部材を備えるととも
に、上記固定部材における円筒部の内周側と上記遊星歯
車減速装置におけるインターナルギヤの外周側とが嵌合
された嵌合部が構成され、上記嵌合部は、上記固定部材
の円筒部の内周側とインターナルギヤの外周側とを暫定
的に嵌合した暫定嵌合部における上記円筒部の外周側を
切削することにより、上記始動出力軸に印加される回転
トルクが所定のトルクを越えた場合に、上記固定部材に
対してインターナルギヤがすべり回転するように設定さ
れるものとした。また、暫定嵌合部における円筒部の外
周面に径方向の溝を形成することにより嵌合部を上述の
ように設定する。また、上記所定のトルクは、上記オー
バーランニングクラッチの最大伝達トルクを上記遊星歯
車減速装置におけるインターナルギヤとサンギヤとの歯
数比(インターナルギヤの歯数/サンギヤの歯数)で除
した値より小さく、かつ、スタータのロックトルクを上
記インターナルギヤとサンギヤとの歯数比(インターナ
ルギヤの歯数/サンギヤの歯数)で除した値より大きく
なるか、または、除した値前後となるように設定され
た。 また、上記インターナルギヤは、両端側が開口の円
筒体に形成されたものを用いた。 また、上記インターナ
ルギヤは、両端側が開口の円筒体に形成されたものを用
い、上記固定部材は、インターナルギヤである上記円筒
体の軸方向長さと同じ長さで、両端が上記円筒体の両端
に揃えられた状態で内周に上記円筒体の外周が嵌合され
る円筒体に形成されたものを用い、さらに、上記固定部
材に嵌合されたインターナルギヤである円筒体の一端面
側に配置され、上記始動出力軸を軸受けを介して回転自
在に支持するプレートを設け、上記プレートと上記イン
ターナルギヤとこのインターナルギヤの他端面側に配置
されるパッキンとの隙間を調整するために、上記プレー
トと上記インターナルギヤとの間に調整ワッシャを介挿
した 。 また、上記固定部材は、両端側が開口の円筒体に
形成されたものを用い、上記インターナルギヤは、中心
穴が底部中央に穿設され、上記固定部材である円筒体の
内周側に嵌合される円筒部と、この円筒部における上記
底部側の外周には上記円筒体の一端側に係止する鍔部と
を有する有底円筒状に形成され、さらに、上記円筒部に
おける上記底部側とは反対側の外周が、円筒部の中心軸
に向けて傾斜するように形成されたものを用いた。 ま
た、上記インターナルギヤと固定部材との接触面におい
てインターナルギヤあるいは固定部材のいずれか一方の
接触面にグリス溜りを設けた。 また、上記インターナル
ギヤにおける上記ヨーク側端面にはパッキンを設けると
ともに、上記インターナルギヤにおけるヨーク側端面と
上記パッキンとの間にワッシャを介挿し、かつ、上記イ
ンターナルギヤにおけるヨーク側端面にはグリス溝を設
けた。 また、上記固定部材は焼結材で形成して潤滑油を
含浸させたものを用い、上記インターナルギヤはアルミ
または鉄で形成されたものを用いた。
明する前に、本願発明の前提となる本願出願人の出願
(特願平11−131482号)による発明を図16乃
至図18により説明する。尚、各図中、従来例の図1
4,15と同一部分は同一符号を付して詳説を省略す
る。この前提発明は、遊星歯車減速装置30をフロント
ブラケット1に装着する固定部材としてのリング40を
設け、当該リング40にインターナルギヤ31を焼きば
めあるいは圧入等の手段により嵌着して衝撃吸収機構と
しての嵌合部50を製作している。この嵌合部50は、
始動出力軸6に印可される回転トルクが所定のトルクを
超えると、インターナルギヤ31がリング40に対して
周方向に滑るように設定されている。上記嵌合部50に
おける設定すべりトルク(上記所定のトルク)は、オー
バーランニングクラッチ7の最大伝達トルクをインター
ナルギヤ31とサンギヤ15との歯数比(インターナル
ギヤの歯数/サンギヤの歯数)で除した値(以下、「上
限値」という)より小さく、かつ、スタータのロックト
ルクをインターナルギヤ31とサンギヤ15との歯数比
(インターナルギヤの歯数/サンギヤの歯数)で除した
値(以下、「下限値」という)より大きくなるか、また
は、除した値前後となるように設定される。
以下の式により求まる。 T(N)=P(単位面積当たりの圧力(N))×L(嵌
合部の長さ) この前提発明では、予め嵌合部50の長さを決定してお
いてから、リング40の内径面とインターナルギヤ31
の外径面の加工精度を上げて締め代を設定することによ
りPを調整することで、所望の設定すべりトルク以上
で、リング40に対してインターナルギヤ31がすべり
回転する嵌合部50を設定するようにしている。
の鋼材で作製され、鍔部41が筒状体の一端から内周側
に突設され、かつ、回り止め42が外周壁面に突設され
た有底円筒状に成形されている。そして、リング40
は、鍔部41がフロント側に向くようにフロントブラケ
ット1に嵌着されている。回り止め42は、フロントブ
ラケット1に係合し、リング40の周方向の移動を規制
している。インターナルギヤ31は、例えば鉄系の焼結
材で作製され、インターナルギヤ31はフロント側端面
が上記鍔部41に当接し、インターナルギヤ31の軸方
向の移動が規制されている。インターナルギヤ31は、
中心穴22cが底部中央に穿設され、この底部中央に軸
受け22が配置され、内周ギヤ部32が内周壁面に刻設
された有底円筒状に成形されている。また、34は環状
に成形されたパッキンであり、インターナルギヤ31の
リヤ側(ヨーク11側)端面に嵌め込まれている。ま
た、遊星ギヤ16の抜け防止および潤滑油封入のために
パッキン34の端面とヨーク11の端面との間にはプレ
ート板35が配設されている。
を越えるような回転トルクが始動出力軸6に印加され嵌
合部50に伝達されると、インターナルギヤ31が嵌合
部50でリング40に対してすべり回転するように構成
されているので、エンジン側の負荷が急増して始動出力
軸6に過大な回転トルクが印加されても、過大な回転ト
ルクは嵌合部50によるすべりで吸収され、フロントブ
ラケット1やモータ出力軸4に伝達されることがない。
そこで、エンジン側の負荷変動に起因するスタータ内の
出力伝達系要素の破損が未然に阻止される。また、上記
設定すべりトルクは、スタータのロックトルクをインタ
ーナルギヤ31とサンギヤ15との歯数比で除した値よ
り大きくなるか、または、除した値前後となるように設
定されているので、通常の回転動作および減速動作が行
われ、何ら問題なくエンジンを始動することができる。
即ち、エンジンを始動させるに十分な回転トルクがモー
タ出力軸4から遊星歯車減速装置30およびオーバーラ
ンニングクラッチ7を介してリングギヤ14に伝達され
るので、エンジンが始動され、スタータの特性を確実に
保証することができる。また、上記設定すべりトルク
は、オーバーランニングクラッチ7の最大伝達トルクを
インターナルギヤ31とサンギヤ15との歯数比で除し
た値より小さく設定されているので、エンジン側の負荷
が急増して始動出力軸6に過大な回転トルクが印加され
ると、オーバーランニングクラッチ7がすべる前にイン
ターナルギヤ31がリング40に対して滑り回転して、
フロントブラケット1やモータ出力軸4への過大な回転
トルクの伝達が阻止され、スタータの出力伝達系要素の
破損が未然に阻止される。さらに、鍔部41がリング4
0の一端から内周側に突設されているので、インターナ
ルギヤ31のフロント側端面が鍔部41に当接し、イン
ターナルギヤ31の軸方向フロント側への移動が規制さ
れている。そこで、遊星歯車減速装置30の軸方向の移
動が規制されて、遊星歯車減速装置30の軸方向のガタ
ツキが抑制され、モータ出力軸4の回転トルクを始動出
力軸6に減速伝達する遊星歯車減速装置30の動作を安
定して行うことができる。
合部50の長さを決定しておいてから、リング40の内
径面とインターナルギヤ31の外径面の切削加工精度を
上げて締め代を設定することによりPを調整すること
で、所望の設定すべりトルク以上ですべる嵌合部50を
設定しているので、リング40の内径面とインターナル
ギヤ31の外径面の切削加工に際して高精度な加工が要
求され、加工費が高くなる。即ち、衝撃吸収機構として
の嵌合部50を製作するための製造コストが高くなる。
て説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るス
タータの出力伝達系要素破損防止機構を示す断面図であ
る。尚、図18の前提発明と同一部分は同一符号を付し
ている。図1において、50A1は衝撃吸収機構として
の嵌合部であり、この嵌合部50A1は、インターナル
ギヤ31Aとフロントブラケット1に固定される固定部
材としてのリング40A1とによる暫定嵌合部の製作→
暫定嵌合部のすべりトルク測定→削り長さ換算→機械切
削加工→すべりトルク測定の工程を経て製作される。即
ち、まず最初に、上述の上限値以上のすべりトルクを加
えないとすべり回転しないように嵌合状態が強めの暫定
嵌合部を製作する。即ち、図1の点線に示すように、嵌
合長さを長めに設定した暫定嵌合部を製作し、この暫定
嵌合部のすべりトルクを測定する。最終的には、上述し
た上限値より小さく、かつ、上述した下限値より大きく
なるようにすべりトルクが設定される嵌合部50A1を
製作するわけであるが、最初は、すべりトルクが上記上
限値より大きくなるよう、嵌合長さを適当に決めた上
で、リング40A1の内径面とインターナルギヤ31A
の外径面の加工を適当な精度で粗加工を施して、きつめ
の嵌合状態に設定する。つまり、上述のPを大きくして
おく。即ち、前提発明のように、予め嵌合長さを決定し
ておいてからリング40の内径面とインターナルギヤ3
1の外径面を高い精度で加工するのではなくて、最後に
削り長さを決めることにより嵌合長さを決定すること
で、上記上限値と下限値の間の値のトルクが嵌合部に加
わったときにインターナルギヤ31Aがリング40A1
に対してすべり回転するような嵌合部50A1を製作す
るわけである。例えば、上限値が8N、下限値6Nだと
すると、最初にすべりトルクが8Nを超えるように、リ
ング40A1の内径面とインターナルギヤ31Aの外径
面の切削加工を適当な精度で粗加工して、強めの締め代
に設定しておく。そして、この時の暫定嵌合部のすべり
トルクを測定して、すべりトルクを8Nから6Nの間に
するために削り長さを決めて削ることで、すべりトルク
が8Nから6Nの間に設定された嵌合部50A1を製作
する。削り長さは、リング40A1の円筒部40Rの端
面40s側を削る長さである。尚、実際には、嵌合状態
においてリング40A1のみを削るのは困難なので、イ
ンターナルギヤ31Aの端面側の外周も若干切削され
る。また、削り長さは、次のように求める。即ち、最初
の測定でT0が測定され、最初のL0も分かっているの
で、PはP=T0/L0により求まる。従って、所望の
すべりトルクT1とするためのL1は、L1=T1/P
より求まる。そして、削り長さはL0−L1より求ま
る。尚、削り長さを計算で求めて削るようにしてもよい
が、削る毎にその時に嵌合部のすべりトルクを測定して
いきながら最終的に所望のすべりトルクになるように調
整していってもよい。また、嵌合部は、最初に1つ製作
してしまえば、削り長さは決まるので、あとは同じよう
に製作すればよい。従って、前提発明のように、1つ1
つリング40の内径面とインターナルギヤ31の外径面
を高い精度で加工調整して製作するのに比べて、加工が
容易となり、加工手間が少なくなるので、加工費を格段
に安く出来る。
果が得られるとともに、衝撃吸収機構としての嵌合部5
0A1の製造コストを安くできる。
ーナルギヤ31Aとリング40A2の接触面積を確保し
つつ、所望のすべりトルクでインターナルギヤ31Aが
すべり回転するような嵌合部50A2を製作する。即
ち、最初に実施の形態1と同様に暫定嵌合部を製作して
おき、リング40A2の端面側から図2の右方向に向け
てリング40A2の円筒部40Rの外周を削ることで嵌
合部50A2を製作する。尚、この場合、切削後のリン
グ40A2の残余部40aの厚さtは予め決めておき、
図2の削り長さnを調整することで、嵌合部50A2の
すべりトルクを設定する。この実施の形態2の場合、削
り長さを計算で出すことは難しいので、削る毎にその状
態における嵌合部のすべりトルクを測定しながら調整し
ていく。実施の形態2によれば、実施の形態1と同様な
効果が得られるとともに、暫定嵌合部におけるインター
ナルギヤ31Aとリング40A2の接触面積を保ったま
まで、トルク調整が行えるので、実施の形態1に比べて
嵌合部の耐久性(耐焼付性)が高まる。
合部におけるリング40A3の円筒部40Rの外周面に
径方向の溝40bを形成することで、この溝40bの数
で嵌合部50A3のすべりトルクを調整するようにして
もよい。この場合も、溝40bを形成する毎にその状態
における嵌合部のすべりトルクを測定しながら調整して
いく。即ち、リング40A3の外周に溝を形成して、P
を調整することにより、所望のすべりトルクに設定す
る。この実施の形態3によれば、実施の形態2と同様な
効果が得られるとともに、溝40bを形成するための機
械加工は容易なので、実施の形態2よりも簡易にすべり
トルクを調整できる。
が開口の円筒体から成るインターナルギヤ31Bを用い
てもよい。即ち、この円筒体から成るインターナルギヤ
31Bを用いて上述したような嵌合部50A1〜50A
3や、あるいは焼きばめ,圧入等の手段により嵌着され
る前提発明の嵌合部50を構成するようにしてもよい。
このようにすれば、インターナルギヤの加工が容易にな
るので、製造コストを安くできる。尚、この場合、固定
部材としてのリング40Bは、図4に示すように、中心
穴40cが底部中央に穿設され、この底部に始動出力軸
6を回転自在に支持するための軸受け22を保持すると
ともに、上記インターナルギヤ31Bの外周側とで上記
嵌合部を構成する円筒部40Rを有する有底円筒状に形
成されたものが用いられる。
から成るインターナルギヤ31Cと、このインターナル
ギヤ31Cの軸方向長さと同じ長さで、両端がインター
ナルギヤ31Cの両端に揃えられた状態で内周にインタ
ーナルギヤ31Cの外周が嵌合されて上記暫定嵌合部を
構成する円筒体から成る固定部材としてのリング40C
とでを嵌合部50A1(あるいは上述した他の嵌合部5
0A2,50A3,50)を構成するようにして、さら
に、始動出力軸6を回転自在に支持するための軸受け2
2を保持するとともに、上記インターナルギヤ31Cの
一端50s面側に配置されるプレート60を設け、プレ
ート60とインターナルギヤ31Cとインターナルギヤ
31Cのヨーク11側端面50t側に配置されるパッキ
ン34との隙間を調整するために、上記プレート60と
インターナルギヤ31Cとの間に調整ワッシャ70を介
挿するようにしてもよい。尚、プレート60は図4のリ
ング40Bの嵌合部分を除いた形状のものである。この
ように構成すれば、上記嵌合部に加わる圧力分布をより
均等に分布させることができる。また、上記において、
図5に示すように、回り止め42を設けたプレート61
を用い、回り止め42の無いリング40Cを用いるよう
にしてもよい。
が開口の円筒体から成る固定部材としてのリング40D
と、中心穴22cが底部中央に穿設され、上記リング4
0Dの内周側に嵌合される円筒部31Rと、この円筒部
31Rにおける上記底部側の外周には上記リング40D
の一端40d側に係止する鍔部31zとを有する有底円
筒状に形成され、さらに、上記円筒部31Rにおける上
記底部側とは反対側の外周が、円筒部31Rの中心軸に
向けて傾斜するように形成されたテーパ部31kを持つ
インターナルギヤ31Dとを用いて、上述したような各
種嵌合部50A1,50A2,50A3,50を構成す
るようにしてもよい。この実施の形態によれば、上記各
種の嵌合部を製作する場合において、インターナルギヤ
31Dをリング40D内に嵌めるときに、インターナル
ギヤ31Dの先端側がテーパ部31kとなっているの
で、嵌めやすくなり、嵌合部50の製作が容易になる。
特に、圧入の場合に効果が顕著である。また、鍔部31
zを備えるので、上記前提発明や各実施の形態と同じよ
うに、インターナルギヤ31Dの軸方向フロント側への
移動が規制されているので、遊星歯車減速装置の軸方向
のガタツキが抑制され、モータ出力軸4の回転トルクを
始動出力軸6に減速伝達する遊星歯車減速装置の動作を
安定して行うことができる。
に、上述したような嵌合部50A1,50A2,50A
3,50において、インターナルギヤと固定部材として
のリングとの接触面においてインターナルギヤあるいは
リングのいずれか一方の接触面にグリス溜りを設けるよ
うにすれば、所定以上のトルクが負荷した際にグリスの
潤滑作用でインターナルギヤとリングを円滑に摺動させ
ることができ、嵌合部のすべりトルクの安定させること
ができる。尚、各図ではインターナルギヤ31とリング
40とを用いた場合を例にして図示している。図7はリ
ング40の内周に沿って設けた複数の円環状溝80によ
りグリス溜りを構成するようにしたもの、図8はインタ
ーナルギヤ31の外周に設けた複数の円環状溝80によ
りグリス溜りを構成するようにしたもの、図9はリング
40の内周にスパイラル状に設けた溝80Aによりグリ
ス溜りを構成するようにしたもの、図10はインターナ
ルギヤ31の外周にスパイラル状に設けた溝80Aによ
りグリス溜りを構成するようにしたもの、図11はリン
グ40の内周に設けた軸方向に延長する複数の溝80B
によりグリス溜りを構成するようにしたもの、図12は
インターナルギヤ31の外周に設けた軸方向に延長する
複数の溝80Bによりグリス溜りを構成するようにした
ものを示している。
したような嵌合部50A1,50A2,50A3,50
において、例えばインターナルギヤ31におけるヨーク
側端面とプレート板35との間に嵌着されたパッキン3
4を設けるとともに、このパッキン34とインターナル
ギヤ31におけるヨーク側端面との間にワッシャ36を
介挿し、かつ、上記インターナルギヤ31におけるヨー
ク側端面にグリス溝37を設けるようにする。一般にパ
ッキンとインターナルギヤの摩擦カは大きく、嵌合部に
おけるすべりトルクのばらつく原因になるので、本実施
の形態のように構成すれば、グリスの潤滑作用でワッシ
ャ36とインターナルギヤが円滑に摺動するようにな
り、嵌合部のすべりトルクを安定させることができる。
各リングは、焼結材で形成され潤滑油を含浸させたもの
を用い、上記各インターナルギヤは、アルミまたは鉄で
形成されたものを用いるようにしてもよい。このように
すれば、焼結材で形成され潤滑油が含浸されたリングに
より、嵌合部のすべりトルクの安定化が図れる。
部材における円筒部の内周側と遊星歯車減速装置におけ
るインターナルギヤの外周側とが嵌合された嵌合部は、
上記固定部材における円筒部の内周側とインターナルギ
ヤの外周側とを暫定的に嵌合した暫定嵌合部における上
記円筒部の外周側を切削することにより、始動出力軸に
印加される回転トルクが所定のトルクを越えた場合に、
上記固定部材に対してインターナルギヤがすべり回転す
るように設定されるものとしたので、エンジン側の負荷
の急変動に伴う過大な回転トルクに起因する衝撃応力を
吸収して、出力伝達系要素の破損を防止でき、このため
の衝撃吸収機構としての上記嵌合部を安く製造でき、ま
た、固定部材の耐久性を高めることができる。また、上
記暫定嵌合部における円筒部の外周面に径方向の溝を形
成することにより嵌合部を上述のように設定することに
より、嵌合部の設定(すべりトルク調整)を簡易に行う
ことが可能となる。また、上記所定のトルクを、オーバ
ーランニングクラッチの最大伝達トルクを遊星歯車減速
装置におけるインターナルギヤとサンギヤとの歯数比で
除した値より小さく、かつ、スタータのロックトルクを
インターナルギヤとサンギヤとの歯数比で除した値より
大きくなるか、または、除した値前後となるように設定
したので、スタータの特性を確実に保証できて、かつ、
スタータの出力伝達系要素の破損を未然に防止できる。
また、円筒体に形成されたインターナルギヤを用いるこ
とにより、インターナルギヤの加工が容易になるため、
嵌合部の製造コストを安く出来る。また、プレートとイ
ンターナルギヤとパッキンとの隙間を調整ワッシャで調
整することにより、嵌合部に加わる軸方向の力を低減さ
せることができ、嵌合部の性能劣化を防止できる。即
ち、嵌合部に加わる圧力分布をより均等に分布させるこ
とができる。また、円筒体の固定部材と、この固定部材
の内周に嵌め込むために先端が中心軸方向に傾斜するテ
ーパ状に形成された筒部を有し、かつ上記固定部材の一
端側を係止する鍔部を備えたインターナルギヤとを用い
たことにより、インターナルギヤを固定部材に嵌めやす
くなり、嵌合部の製作が容易になる。また、鍔部によ
り、遊星歯車減速装置の動作を安定させることができ
る。また、インターナルギヤと固定部材との接触面のい
ずれかにグリス溜りを設けたので、嵌合部のすべりトル
クを安定させることができ、嵌合部の性能劣化を防止で
きる。また、インターナルギヤとパッキンとの間にワッ
シャを介挿し、ワッシャに接するインターナルギヤの端
面にグリス溝を設けるようにしたので、嵌合部のすべり
トルクを安定させることができ、嵌合部の性能劣化を防
止できる。また、固定部材は、焼結材で形成され潤滑油
を含浸させたものを用い、インターナルギヤは、アルミ
または鉄で形成されたものを用いるようにしたので、焼
結材で形成され潤滑油が含浸されたリングにより、嵌合
部のすべりトルクの安定化が図れる。
ための図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
である。
である。
である。
の図である。
ある。
拡大図である。
図である。
ヤとリングとの嵌合状態を示す図である。
C,40D リング、 50,50A1,50A2,50A3 嵌合部。
Claims (9)
- 【請求項1】 電機子がヨーク内に収納されてなる始動
モータと、この始動モータの回転出力を減速して始動出
力軸に伝達する遊星歯車減速装置と、周方向の移動が規
制され、かつ、軸方向の移動が可能に上記始動出力軸に
設けられたオーバーランニングクラッチと、このオーバ
ーランニングクラッチと一体に上記始動出力軸上を軸方
向に摺動可能に設けられたピニオンと、上記始動モータ
への通電を制御するとともに、シフトレバーを介して上
記オーバーランニングクラッチと一体に上記ピニオンを
エンジンのリングギヤ側へ付勢する電磁スイッチとを備
えたスタータにおいて、 円筒部を有し、この円筒部の外周側には回り止めが設け
られて、該回り止めにより周方向の移動が規制される如
くブラケットに固定される固定部材を備えるとともに、 上記固定部材における円筒部の内周側と上記遊星歯車減
速装置におけるインターナルギヤの外周側とが嵌合され
た嵌合部が構成され、 上記嵌合部は、上記固定部材の円筒部の内周側とインタ
ーナルギヤの外周側とを暫定的に嵌合した暫定嵌合部に
おける上記円筒部の外周側を切削することにより、上記
始動出力軸に印加される回転トルクが所定のトルクを越
えた場合に、上記固定部材に対してインターナルギヤが
すべり回転するように設定されたことを特徴とするスタ
ータ。 - 【請求項2】 上記暫定嵌合部における上記円筒部の外
周面に径方向の溝を形成することにより上記嵌合部を上
記の如く設定したことを特徴とする請求項1に記載のス
タータ。 - 【請求項3】 上記所定のトルクは、上記オーバーラン
ニングクラッチの最大伝達トルクを上記遊星歯車減速装
置におけるインターナルギヤとサンギヤとの歯数比(イ
ンターナルギヤの歯数/サンギヤの歯数)で除した値よ
り小さく、かつ、スタータのロックトルクを上記インタ
ーナルギヤとサンギヤとの歯数比(インターナルギヤの
歯数/サンギヤの歯数)で除した値より大きくなるか、
または、除した値前後となるように設定されることを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載のスタータ。 - 【請求項4】 上記インターナルギヤは、両端側が開口
の円筒体に形成されたものを用いたことを特徴とする請
求項1又は請求項2又は請求項3に記載のスタータ。 - 【請求項5】 上記インターナルギヤは、両端側が開口
の円筒体に形成されたものを用い、 上記固定部材は、インターナルギヤである上記円筒体の
軸方向長さと同じ長さで、両端が上記円筒体の両端に揃
えられた状態で内周に上記円筒体の外周が嵌合される円
筒体に形成されたものを用い、 さらに、上記固定部材に嵌合されたインターナルギヤで
ある円筒体の一端面側に配置され、上記始動出力軸を軸
受けを介して回転自在に支持するプレートを設け、 上記プレートと上記インターナルギヤとこのインターナ
ルギヤの他端面側に配置されるパッキンとの隙間を調整
するために、上記プレートと上記インターナルギヤとの
間に調整ワッシャを介挿したことを特徴とする請求項1
又は請求項2又は請求項3に記載のスタータ。 - 【請求項6】 上記固定部材は、両端側が開口の円筒体
に形成されたものを用い、 上記インターナルギヤは、中心穴が底部中央に穿設さ
れ、上記固定部材である円筒体の内周側に嵌合される円
筒部と、この円筒部における上記底部側の外周には上記
円筒体の一端側に係止する鍔部とを有する有底円筒状に
形成され、さらに、上記円筒部における上記底部側とは
反対側の外周が、円筒部の中心軸に向けて傾斜するよう
に形成されたものを用いたことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載スタータ。 - 【請求項7】 上記インターナルギヤと固定部材との接
触面においてインターナルギヤあるいは固定部材のいず
れか一方の接触面にグリス溜りを設けたことを特徴とす
る請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は
請求項5又は請求項6に記載のスタータ。 - 【請求項8】 上記インターナルギヤにおける上記ヨー
ク側端面にはパッキンを設けるとともに、上記インター
ナルギヤにおけるヨーク側端面と上記パッキンとの間に
ワッシャを介挿し、かつ、上記インターナルギヤにおけ
るヨーク側端面にはグリス溝を設けたことを特徴とする
請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請
求項5又は請求項6又は請求項7に記載のスタータ。 - 【請求項9】 上記固定部材は焼結材で形成して潤滑油
を含浸させたものを用い、上記インターナルギヤはアル
ミまたは鉄で形成されたものを用いたことを特徴とする
請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請
求項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8に記載の
スタータ。
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