JP3481967B2 - 農産物収穫機 - Google Patents
農産物収穫機Info
- Publication number
- JP3481967B2 JP3481967B2 JP10670993A JP10670993A JP3481967B2 JP 3481967 B2 JP3481967 B2 JP 3481967B2 JP 10670993 A JP10670993 A JP 10670993A JP 10670993 A JP10670993 A JP 10670993A JP 3481967 B2 JP3481967 B2 JP 3481967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workbench
- harvesting
- vegetables
- container
- headed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばキャベツ、白
菜、レタス等の農産物を圃場から引き抜いて搬送された
収穫物を調製処理する作業台に特徴を有する農産物収穫
機に関する。
菜、レタス等の農産物を圃場から引き抜いて搬送された
収穫物を調製処理する作業台に特徴を有する農産物収穫
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、結球野菜のような農産物を収穫す
るようにした農産物収穫機として各種のものが提案され
ている。例えば、機体前部に、圃場に植生している農産
物を引き抜き、機体の後方に向け搬送する収穫部を設
け、この収穫部の搬送終端部に臨んで、搬送された収穫
物を作業者が包丁等を用いて仕上げ切りして調製処理す
る作業台を配設したものを、本出願人は提案している。
るようにした農産物収穫機として各種のものが提案され
ている。例えば、機体前部に、圃場に植生している農産
物を引き抜き、機体の後方に向け搬送する収穫部を設
け、この収穫部の搬送終端部に臨んで、搬送された収穫
物を作業者が包丁等を用いて仕上げ切りして調製処理す
る作業台を配設したものを、本出願人は提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
農産物収穫機の作業台のように、1枚の板状の処理スペ
ースを配設しただけでは、収穫物を作業者が包丁等を用
いて仕上げ切りするときに、作業台に前回処理された収
穫物から落下した水分、土、泥、細かい葉等が残ってい
る場合には、これらが処理しようとする収穫物に接触,
付着し、汚してしまうという問題点があった。本発明
は、上記の問題点を解決することを目的になされたもの
である。
農産物収穫機の作業台のように、1枚の板状の処理スペ
ースを配設しただけでは、収穫物を作業者が包丁等を用
いて仕上げ切りするときに、作業台に前回処理された収
穫物から落下した水分、土、泥、細かい葉等が残ってい
る場合には、これらが処理しようとする収穫物に接触,
付着し、汚してしまうという問題点があった。本発明
は、上記の問題点を解決することを目的になされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を特徴としている。 (1) 機体前部に、圃場に植生している農産物を引き抜
き、機体の後方に向け搬送する収穫部6を設け、この収
穫部6の搬送終端部に臨んで、搬送された収穫物を調製
処理する作業台8を配設した農産物収穫機において、上
記作業台8を、上側のスノコ状の作業台8aと下側の板
状の作業台8との2層構造とした。
めに本発明は、以下の構成を特徴としている。 (1) 機体前部に、圃場に植生している農産物を引き抜
き、機体の後方に向け搬送する収穫部6を設け、この収
穫部6の搬送終端部に臨んで、搬送された収穫物を調製
処理する作業台8を配設した農産物収穫機において、上
記作業台8を、上側のスノコ状の作業台8aと下側の板
状の作業台8との2層構造とした。
【0005】(2) 上記上側のスノコ状の作業台8aを、
回動・開閉可能、着脱可能とした。 (3) 上記上側のスノコ状の作業台8aを、一側方へ傾斜
させた。
回動・開閉可能、着脱可能とした。 (3) 上記上側のスノコ状の作業台8aを、一側方へ傾斜
させた。
【0006】
【作用】上記の構成によって本発明の農産物収穫機は、
次の作用をする。 作業台8を、上側のスノコ状の作
業台8aと下側の板状の作業台8との2層構造としたの
で、スノコ状の作業台8aにおいては収穫物に水分や泥
等が付着していても、これらを下方へ逃がすことができ
る。また、収穫物が直接接触する上側のスノコ状の作業
台8aには泥や水分が溜ることがなく、仕上げ切断処理
される収穫物が汚れない。
次の作用をする。 作業台8を、上側のスノコ状の作
業台8aと下側の板状の作業台8との2層構造としたの
で、スノコ状の作業台8aにおいては収穫物に水分や泥
等が付着していても、これらを下方へ逃がすことができ
る。また、収穫物が直接接触する上側のスノコ状の作業
台8aには泥や水分が溜ることがなく、仕上げ切断処理
される収穫物が汚れない。
【0007】 上側のスノコ状の作業台8aを、回動
・開閉可能、着脱可能としたので、下側の作業台8に水
分、土、泥、細かい葉等が溜った場合でも、これらを簡
単に除去できる。 上側のスノコ状の作業台8aを、
一側方へ傾斜させたので、収穫物に水分や泥等が付着し
ていても、これらを傾斜下方へ逃がすことができる。
・開閉可能、着脱可能としたので、下側の作業台8に水
分、土、泥、細かい葉等が溜った場合でも、これらを簡
単に除去できる。 上側のスノコ状の作業台8aを、
一側方へ傾斜させたので、収穫物に水分や泥等が付着し
ていても、これらを傾斜下方へ逃がすことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1ないし図3において、符号
1は結球野菜(農産物)収穫機で、この結球野菜収穫機
1は、左右対をなしスピン旋回を可能にしたクローラ
2,2を装備している。このクローラ2,2間の機体ほ
ぼ中央部にエンジン3を搭載し、このエンジン3の前側
下部位置に、油圧ポンプ4、油圧無段変速装置(HS
T)を含むトランスミッション5を搭載すると共に、エ
ンジン3から動力伝達するようにしている。また、機体
の下部前方からトランスミッション5上を通り機体中央
上部にかけて斜め方向に、圃場に植生している結球野菜
を抜取り、後方に向け搬送する左右一対のスクリューコ
ンベア6,6を配設し、このスクリューコンベア6,6
は、前側部分を上下動するように基端部を枢支してい
る。エンジン3の側方には、操縦部7を設けている。
して具体的に説明する。図1ないし図3において、符号
1は結球野菜(農産物)収穫機で、この結球野菜収穫機
1は、左右対をなしスピン旋回を可能にしたクローラ
2,2を装備している。このクローラ2,2間の機体ほ
ぼ中央部にエンジン3を搭載し、このエンジン3の前側
下部位置に、油圧ポンプ4、油圧無段変速装置(HS
T)を含むトランスミッション5を搭載すると共に、エ
ンジン3から動力伝達するようにしている。また、機体
の下部前方からトランスミッション5上を通り機体中央
上部にかけて斜め方向に、圃場に植生している結球野菜
を抜取り、後方に向け搬送する左右一対のスクリューコ
ンベア6,6を配設し、このスクリューコンベア6,6
は、前側部分を上下動するように基端部を枢支してい
る。エンジン3の側方には、操縦部7を設けている。
【0009】スクリューコンベア6,6は、図7及び図
8にも示すように、圃場に植生している結球野菜(例え
ばキャベツ)の根茎部を左右両側から挟持するようにし
て回転しながら機体の進行と共に圃場から引き抜く引き
抜き部6aと、引き抜き部6aで引き抜かれた結球野菜
を根茎部を挟持した状態で引き継いで、機体の後方斜め
上方に向け搬送する第1搬送部6b及び第2搬送部6c
とで構成されている。このスクリューコンベア6の搬送
終端部に臨んで機体のほぼ中央部に、搬送された結球野
菜から根茎部を人力により切断処理する作業台(処理ス
ペース)8を設けている。作業台8上には、図3、図5
及び図6に示すようにスノコ状の上側作業台8aを回動
(開閉)・着脱可能に、かつ一方に傾斜させて設けてい
る。作業台8の後方に、切断処理された結球野菜を収容
するコンテナ9を載置するフォークリフト状のコンテナ
載置部10を、上部で作業台8に接近し、下部で作業台
8から離間するように斜めに昇降可能に設けている。
8にも示すように、圃場に植生している結球野菜(例え
ばキャベツ)の根茎部を左右両側から挟持するようにし
て回転しながら機体の進行と共に圃場から引き抜く引き
抜き部6aと、引き抜き部6aで引き抜かれた結球野菜
を根茎部を挟持した状態で引き継いで、機体の後方斜め
上方に向け搬送する第1搬送部6b及び第2搬送部6c
とで構成されている。このスクリューコンベア6の搬送
終端部に臨んで機体のほぼ中央部に、搬送された結球野
菜から根茎部を人力により切断処理する作業台(処理ス
ペース)8を設けている。作業台8上には、図3、図5
及び図6に示すようにスノコ状の上側作業台8aを回動
(開閉)・着脱可能に、かつ一方に傾斜させて設けてい
る。作業台8の後方に、切断処理された結球野菜を収容
するコンテナ9を載置するフォークリフト状のコンテナ
載置部10を、上部で作業台8に接近し、下部で作業台
8から離間するように斜めに昇降可能に設けている。
【0010】スクリューコンベア6の引き抜き部6a
は、平面視において八の字状に開き、作業時に圃場に刺
さり込んだ状態で前進して結球野菜の根茎部の導入を容
易にする一対のガイド棒11a、及びこのガイド棒11
aに連続して設けられ、圃場の土を左右両側方に案内す
る整流板11bからなるガイド体11と、ガイド体11
に先端を回動自在に支持され、左右のものの傾斜角度が
異なるように傾斜する引き抜き・搬送螺旋体13とを設
けている。また、引き抜き部6aから第1搬送部6b、
第1搬送部6bから第2搬送部6cへの接続位置は左右
のものがそれぞれ前後にずれている。第2搬送部6cの
始端部下方には、スクリューコンベア6,6により搬送
されて来る結球野菜の根部を切断する切断刃12を設け
ている。スクリューコンベア6,6の両側方に、支持フ
レーム14,14が設けられていてスクリューコンベア
6,6を回動自在に支持すると共に、その一方を3本の
移動軸15及びバネ15aにより、左右方向に移動可能
に弾持している。
は、平面視において八の字状に開き、作業時に圃場に刺
さり込んだ状態で前進して結球野菜の根茎部の導入を容
易にする一対のガイド棒11a、及びこのガイド棒11
aに連続して設けられ、圃場の土を左右両側方に案内す
る整流板11bからなるガイド体11と、ガイド体11
に先端を回動自在に支持され、左右のものの傾斜角度が
異なるように傾斜する引き抜き・搬送螺旋体13とを設
けている。また、引き抜き部6aから第1搬送部6b、
第1搬送部6bから第2搬送部6cへの接続位置は左右
のものがそれぞれ前後にずれている。第2搬送部6cの
始端部下方には、スクリューコンベア6,6により搬送
されて来る結球野菜の根部を切断する切断刃12を設け
ている。スクリューコンベア6,6の両側方に、支持フ
レーム14,14が設けられていてスクリューコンベア
6,6を回動自在に支持すると共に、その一方を3本の
移動軸15及びバネ15aにより、左右方向に移動可能
に弾持している。
【0011】支持フレーム14,14の後端部両側には
回動支持部材16,16が固着され、この回動支持部材
16,16が回動軸17を介して機体に枢支されてい
る。また、支持フレーム14の下側と機体との間には、
油圧シリンダ18が介装されていて、この油圧シリンダ
18の伸縮作動によってスクリューコンベア6,6、支
持フレーム14,14等は回動軸17を中心に回動し
て、その前部側が上下移動するようになっている。
回動支持部材16,16が固着され、この回動支持部材
16,16が回動軸17を介して機体に枢支されてい
る。また、支持フレーム14の下側と機体との間には、
油圧シリンダ18が介装されていて、この油圧シリンダ
18の伸縮作動によってスクリューコンベア6,6、支
持フレーム14,14等は回動軸17を中心に回動し
て、その前部側が上下移動するようになっている。
【0012】支持フレーム14,14の後端部には、エ
ンジン3からの伝動系により動力伝達される動力伝達部
19を設け、この動力伝達部19からチェン伝動系を介
してスクリューコンベア駆動部20,20に動力伝達す
るようにしている。スクリューコンベア駆動部20,2
0から、ギヤ伝動機構21を介してスクリューコンベア
6,6の第2搬送部6c,6cの終端に動力伝達するよ
うにしている。また、スクリューコンベア6,6の引き
抜き部6a、第1搬送部6b及び第2搬送部6cは、そ
れぞれ独立して構成され、単独で交換可能となってい
る。
ンジン3からの伝動系により動力伝達される動力伝達部
19を設け、この動力伝達部19からチェン伝動系を介
してスクリューコンベア駆動部20,20に動力伝達す
るようにしている。スクリューコンベア駆動部20,2
0から、ギヤ伝動機構21を介してスクリューコンベア
6,6の第2搬送部6c,6cの終端に動力伝達するよ
うにしている。また、スクリューコンベア6,6の引き
抜き部6a、第1搬送部6b及び第2搬送部6cは、そ
れぞれ独立して構成され、単独で交換可能となってい
る。
【0013】そして、スクリューコンベア駆動部20,
20からギヤ伝動機構21を介してスクリューコンベア
6,6に動力伝達されて共に内側に向け回転するように
なっており、また、引き抜き部6aにおいては引き抜き
部分と搬送部分とでスクリューのピッチを変えている。
さらに、スクリューコンベア6は、図7に示すように、
水平線に対して引き抜き部6aから第1搬送部6bにか
けて屈曲しており、屈曲部においてユニバーサルジョイ
ント23により接続されている。また、支持フレーム1
4には、屈曲部25が形成されている。スクリューコン
ベア6,6のガイド体11よりやや前側の上方には、圃
場に植生している結球野菜を掻き込む掻込みリール22
が、支持アーム24及び伝動ケース24aにより変速回
転駆動、かつ上下動するように支持されている。掻込み
リール22は左右の枠体22a,22a間に多数の弾性
体(ホース)22bを適当間隔あけて張り渡したもの
で、支持アーム24及び伝動ケース24aは、バネ24
bにより上下動可能に弾持されている。
20からギヤ伝動機構21を介してスクリューコンベア
6,6に動力伝達されて共に内側に向け回転するように
なっており、また、引き抜き部6aにおいては引き抜き
部分と搬送部分とでスクリューのピッチを変えている。
さらに、スクリューコンベア6は、図7に示すように、
水平線に対して引き抜き部6aから第1搬送部6bにか
けて屈曲しており、屈曲部においてユニバーサルジョイ
ント23により接続されている。また、支持フレーム1
4には、屈曲部25が形成されている。スクリューコン
ベア6,6のガイド体11よりやや前側の上方には、圃
場に植生している結球野菜を掻き込む掻込みリール22
が、支持アーム24及び伝動ケース24aにより変速回
転駆動、かつ上下動するように支持されている。掻込み
リール22は左右の枠体22a,22a間に多数の弾性
体(ホース)22bを適当間隔あけて張り渡したもの
で、支持アーム24及び伝動ケース24aは、バネ24
bにより上下動可能に弾持されている。
【0014】また、掻込みリール22の後方においてス
クリューコンベア6,6の搬送部分に対応して、搬送さ
れる結球野菜を上方から押さえる押えベルト26を設け
ている。この押えベルト26は、支持フレーム14,1
4を、その前部及び後部において門型フレーム27,2
8により連結し、この門型フレーム27,28間を連結
フレーム29により連結して、門型フレーム27に対し
て支持フレーム30の後部を左右一対のリンク体31,
31により上下,前後方向に平行移動及び回動移動可能
に支持し、また支持フレーム30の前部を門型フレーム
28に対して左右一対のバネ32,32により弾持して
いる。押えベルト26の移動速度とスクリューコンベア
6,6の回転速度,即ち、結球野菜の移動速度とは同期
させている。上記リンク体31,31は、押えベルト2
6の後部に限らず中間部あるいは前部に設けるようにし
てもよいものである。
クリューコンベア6,6の搬送部分に対応して、搬送さ
れる結球野菜を上方から押さえる押えベルト26を設け
ている。この押えベルト26は、支持フレーム14,1
4を、その前部及び後部において門型フレーム27,2
8により連結し、この門型フレーム27,28間を連結
フレーム29により連結して、門型フレーム27に対し
て支持フレーム30の後部を左右一対のリンク体31,
31により上下,前後方向に平行移動及び回動移動可能
に支持し、また支持フレーム30の前部を門型フレーム
28に対して左右一対のバネ32,32により弾持して
いる。押えベルト26の移動速度とスクリューコンベア
6,6の回転速度,即ち、結球野菜の移動速度とは同期
させている。上記リンク体31,31は、押えベルト2
6の後部に限らず中間部あるいは前部に設けるようにし
てもよいものである。
【0015】押えベルト26の外周面には、可撓性部材
からなる板状の掻込み体33,33…が所定間隔に設け
られている。この掻込み体33は、必ずしも設けなくと
もよいものである。また、押えベルト26への動力伝達
は、上記スクリューコンベア駆動部20の軸端部からフ
レキシブルチューブ(伝達機構)34を介して行われよ
うになっている。さらに、上記切断刃12への動力伝達
も、機体側からフレキシブルチューブ(伝達機構)35
を介して行われようになっている。そして、押えベルト
26はスクリューコンベア6,6に対して所定範囲で上
下及び前後動可能であり、また、押えベルト26及びス
クリューコンベア6,6等により構成される収穫搬送部
36全体が、回動軸17を中心に回動して、その前部側
が上下動可能となっている。
からなる板状の掻込み体33,33…が所定間隔に設け
られている。この掻込み体33は、必ずしも設けなくと
もよいものである。また、押えベルト26への動力伝達
は、上記スクリューコンベア駆動部20の軸端部からフ
レキシブルチューブ(伝達機構)34を介して行われよ
うになっている。さらに、上記切断刃12への動力伝達
も、機体側からフレキシブルチューブ(伝達機構)35
を介して行われようになっている。そして、押えベルト
26はスクリューコンベア6,6に対して所定範囲で上
下及び前後動可能であり、また、押えベルト26及びス
クリューコンベア6,6等により構成される収穫搬送部
36全体が、回動軸17を中心に回動して、その前部側
が上下動可能となっている。
【0016】スクリューコンベア6,6の引き抜き部6
a,6a側方付近には、結球野菜栽培畝の両側に接して
追従し、かつ結球野菜の引き抜き反力を受ける左右一対
のガイド輪37,37を配設している。このガイド輪3
7は、支持フレーム14に設けられた上下調節機構38
に、連繋部材39を介して連繋,支持され、また、左右
幅調節も可能であり、かつキャンバー角を有している。
そして、機体の走行と共に結球野菜栽培畝の両側にガイ
ド輪37,37が転接して機体を自動操向させ、一人の
作業者による圃場端での操縦(旋回)操作と作業台8
a,8での切断作業とを可能にしている。また、結球野
菜栽培畝の高さや幅に応じて、ガイド輪37,37の上
下移動調節及び左右幅調節が行われる。
a,6a側方付近には、結球野菜栽培畝の両側に接して
追従し、かつ結球野菜の引き抜き反力を受ける左右一対
のガイド輪37,37を配設している。このガイド輪3
7は、支持フレーム14に設けられた上下調節機構38
に、連繋部材39を介して連繋,支持され、また、左右
幅調節も可能であり、かつキャンバー角を有している。
そして、機体の走行と共に結球野菜栽培畝の両側にガイ
ド輪37,37が転接して機体を自動操向させ、一人の
作業者による圃場端での操縦(旋回)操作と作業台8
a,8での切断作業とを可能にしている。また、結球野
菜栽培畝の高さや幅に応じて、ガイド輪37,37の上
下移動調節及び左右幅調節が行われる。
【0017】操縦部7の後方で、作業台8の側方に位置
して、作業者が乗るステップ40が設けられると共に、
その一部に座席41が設けられている。作業者は、圃場
端において旋回するとき操縦部7での操縦(操向)操作
を行う以外は、収穫作業中の殆どはガイド輪37,37
が結球野菜栽培畝の両側に接して追従し、ほぼ自動的に
操向操作されて作業者は専ら、スクリューコンベア6,
6及び押えベルト26によって搬送され、その搬送終端
から上側作業台8aあるいは作業台8に向け排出される
結球野菜から、包丁等で根茎部を切断処理する作業を行
うようにしている。切断処理された結球野菜は、コンテ
ナ載置部10上に載置されたコンテナ9に収容される。
なお、上記作業台8は、図4に示すように、上側作業台
8aを省略した状態にしてもよいものである。
して、作業者が乗るステップ40が設けられると共に、
その一部に座席41が設けられている。作業者は、圃場
端において旋回するとき操縦部7での操縦(操向)操作
を行う以外は、収穫作業中の殆どはガイド輪37,37
が結球野菜栽培畝の両側に接して追従し、ほぼ自動的に
操向操作されて作業者は専ら、スクリューコンベア6,
6及び押えベルト26によって搬送され、その搬送終端
から上側作業台8aあるいは作業台8に向け排出される
結球野菜から、包丁等で根茎部を切断処理する作業を行
うようにしている。切断処理された結球野菜は、コンテ
ナ載置部10上に載置されたコンテナ9に収容される。
なお、上記作業台8は、図4に示すように、上側作業台
8aを省略した状態にしてもよいものである。
【0018】コンテナ載置部10は、2本のフォーク状
の載置台が、作業台8の後方に前傾状に設けられた左右
一対のチャンネル材からなる傾斜フレーム42に、図示
しないがローラ、チェーンを介して油圧シリンダ43に
連繋され、油圧シリンダ43の伸縮作動により昇降可能
に支持されリフト装置を構成している。そして、根茎部
を切断処理された結球野菜を収容したコンテナ9を載置
して、その収容量によって上下移動させると共に、コン
テナ9の荷役作業にも用いられる。ここで使用されるコ
ンテナ9は、結球野菜を約200kg収容できる程度の
大型のものである。また、コンテナ載置部10は、その
基端部から上方に回動して機体側に収納できる構造とな
っている。
の載置台が、作業台8の後方に前傾状に設けられた左右
一対のチャンネル材からなる傾斜フレーム42に、図示
しないがローラ、チェーンを介して油圧シリンダ43に
連繋され、油圧シリンダ43の伸縮作動により昇降可能
に支持されリフト装置を構成している。そして、根茎部
を切断処理された結球野菜を収容したコンテナ9を載置
して、その収容量によって上下移動させると共に、コン
テナ9の荷役作業にも用いられる。ここで使用されるコ
ンテナ9は、結球野菜を約200kg収容できる程度の
大型のものである。また、コンテナ載置部10は、その
基端部から上方に回動して機体側に収納できる構造とな
っている。
【0019】エンジン3から動力を受けて変速するトラ
ンスミッション5においては、無段変速する油圧無段変
速装置(HST)と、変速ギヤとにより無段と有段とに
変速するようにし、サイドクラッチ、デファレンシャル
装置を介して動力伝達を接,断してクローラ2,2を無
段と有段とに変速走行させるようにしている。また、デ
ファレンシャル装置に関連してブレーキ装置が設けられ
ている。そして、操向レバーを大きく操作したとき、サ
イドクラッチ、差動機構、ブレーキの作動により機体を
スピン旋回させるようにしている。
ンスミッション5においては、無段変速する油圧無段変
速装置(HST)と、変速ギヤとにより無段と有段とに
変速するようにし、サイドクラッチ、デファレンシャル
装置を介して動力伝達を接,断してクローラ2,2を無
段と有段とに変速走行させるようにしている。また、デ
ファレンシャル装置に関連してブレーキ装置が設けられ
ている。そして、操向レバーを大きく操作したとき、サ
イドクラッチ、差動機構、ブレーキの作動により機体を
スピン旋回させるようにしている。
【0020】スクリューコンベア6,6及び押えベルト
26は、その回転速度及び移動速度が無段と有段とに変
速調節可能であり、これにクローラ2,2の無段または
有段変速走行と組合せることにより、結球野菜の収穫作
業速度が自由に設定可能である。また、スクリューコン
ベア6,6及び押えベルト26は、路上走行時や圃場端
での旋回作業時には、油圧シリンダ18を伸張させて回
動軸17を中心回動させ、先端側を上昇させた状態で、
路上走行を容易にし、枕地旋回を少ない面積で行えるよ
うにしている。
26は、その回転速度及び移動速度が無段と有段とに変
速調節可能であり、これにクローラ2,2の無段または
有段変速走行と組合せることにより、結球野菜の収穫作
業速度が自由に設定可能である。また、スクリューコン
ベア6,6及び押えベルト26は、路上走行時や圃場端
での旋回作業時には、油圧シリンダ18を伸張させて回
動軸17を中心回動させ、先端側を上昇させた状態で、
路上走行を容易にし、枕地旋回を少ない面積で行えるよ
うにしている。
【0021】また、上記スクリューコンベア6,6は、
図9に示すように、支持フレーム14,14の後端部に
エンジン3からの伝動系により動力伝達される動力伝達
部19を設け、この動力伝達部19からチェン伝動系を
介してスクリューコンベア駆動部20,20に動力伝達
するようにし、スクリューコンベア駆動部20,20か
らギヤ伝動機構21,21aを介して、支持フレーム1
4,14に内装された伝動軸14a,14a及びスクリ
ューコンベア6,6の第2搬送部6c,6cの終端にそ
れぞれ動力伝達し、伝動軸14a,14aにより引き抜
き部6a,6aを駆動し、第2搬送部6c,6cから第
1搬送部6b,6bを駆動するように、2系統から動力
伝達するようにしてもよいものである。
図9に示すように、支持フレーム14,14の後端部に
エンジン3からの伝動系により動力伝達される動力伝達
部19を設け、この動力伝達部19からチェン伝動系を
介してスクリューコンベア駆動部20,20に動力伝達
するようにし、スクリューコンベア駆動部20,20か
らギヤ伝動機構21,21aを介して、支持フレーム1
4,14に内装された伝動軸14a,14a及びスクリ
ューコンベア6,6の第2搬送部6c,6cの終端にそ
れぞれ動力伝達し、伝動軸14a,14aにより引き抜
き部6a,6aを駆動し、第2搬送部6c,6cから第
1搬送部6b,6bを駆動するように、2系統から動力
伝達するようにしてもよいものである。
【0022】次に、上記のように構成された結球野菜収
穫機1の作用について説明する。結球野菜収穫機1は、
例えば、結球野菜であるキャベツを栽培している圃場に
おいて収穫作業を行うとき、栽培畝に応じてガイド輪3
7,37を上下調節機構38により上下調節し、また左
右幅を調節して、油圧シリンダ18を収縮させて収穫搬
送部36の前部を下降させ、ガイド輪37,37を栽培
畝の両側に接した状態で、掻き込みリール22、スクリ
ューコンベア6,6及び押えベルト26を回転駆動さ
せ、クローラ2,2により機体を走行させる。すると、
機体はガイド輪37,37によりほぼ自動操向されて走
行し、栽培畝に植生している結球野菜は、ガイド体11
により案内、掻き込みリール22により掻き込まれてス
クリューコンベア6,6の引き抜き部6a,6aにより
根茎部が両側から挟持され、外側への回転と機体の走行
とによって引き抜かれ、停滞なく後方へ送られる。
穫機1の作用について説明する。結球野菜収穫機1は、
例えば、結球野菜であるキャベツを栽培している圃場に
おいて収穫作業を行うとき、栽培畝に応じてガイド輪3
7,37を上下調節機構38により上下調節し、また左
右幅を調節して、油圧シリンダ18を収縮させて収穫搬
送部36の前部を下降させ、ガイド輪37,37を栽培
畝の両側に接した状態で、掻き込みリール22、スクリ
ューコンベア6,6及び押えベルト26を回転駆動さ
せ、クローラ2,2により機体を走行させる。すると、
機体はガイド輪37,37によりほぼ自動操向されて走
行し、栽培畝に植生している結球野菜は、ガイド体11
により案内、掻き込みリール22により掻き込まれてス
クリューコンベア6,6の引き抜き部6a,6aにより
根茎部が両側から挟持され、外側への回転と機体の走行
とによって引き抜かれ、停滞なく後方へ送られる。
【0023】掻き込みリール22は作物,圃場の状態に
応じて回転数が調節される。また、引き抜き部6a,6
aには先端部にガイド体11,11が設けられているの
で結球野菜が吸い込まれ、回転している引き抜き部6
a,6aにより根径部が挟持され引き抜かれる。引き抜
き部6a,6aで引き抜かれた結球野菜は、搬送されて
第1搬送部6b,6bに引き継がれ、次いで第2搬送部
6c,6cに引き継がれて機体の後方に向け急角度で上
昇,搬送される。この搬送過程において、結球野菜は上
方から押えベルト26により押さえられて安定した姿勢
で移動し、その移動途中で結球野菜の根部が切断刃12
により切断される。
応じて回転数が調節される。また、引き抜き部6a,6
aには先端部にガイド体11,11が設けられているの
で結球野菜が吸い込まれ、回転している引き抜き部6
a,6aにより根径部が挟持され引き抜かれる。引き抜
き部6a,6aで引き抜かれた結球野菜は、搬送されて
第1搬送部6b,6bに引き継がれ、次いで第2搬送部
6c,6cに引き継がれて機体の後方に向け急角度で上
昇,搬送される。この搬送過程において、結球野菜は上
方から押えベルト26により押さえられて安定した姿勢
で移動し、その移動途中で結球野菜の根部が切断刃12
により切断される。
【0024】押えベルト26は、前端側が上部フレーム
29にバネ32により吊持されてリンク体31により上
下動及び平行移動ができ、しかもスクリューコンベア
6,6との対応部分では掻込み体33,33…により掻
き込まれるので、結球野菜の大きさ、間隔等に応じて的
確に押えて姿勢を矯正すると共に、より確実な搬送を行
い、切断刃12により結球野菜の根部が定位置で切断さ
れる。また、押えベルト26への動力伝達はフレキシブ
ルチューブ35により行われるので、押えベルト26は
所定範囲で自由に上下動、平行移動を行うことができ
る。
29にバネ32により吊持されてリンク体31により上
下動及び平行移動ができ、しかもスクリューコンベア
6,6との対応部分では掻込み体33,33…により掻
き込まれるので、結球野菜の大きさ、間隔等に応じて的
確に押えて姿勢を矯正すると共に、より確実な搬送を行
い、切断刃12により結球野菜の根部が定位置で切断さ
れる。また、押えベルト26への動力伝達はフレキシブ
ルチューブ35により行われるので、押えベルト26は
所定範囲で自由に上下動、平行移動を行うことができ
る。
【0025】また、スクリューコンベア6,6及び押え
ベルト26等の収穫搬送部36は、支持フレーム14,
14の後端部が回動軸17により回動自在であり、前端
側がガイド輪37,37により支持されているので、ス
クリューコンベア6,6の前側はきわめて軽く支持され
ることになり、フローティング状態で圃場の凹凸に対し
てすばやく追従し、精度の高い収穫作業を行うことがで
きる。また、切断刃12への動力伝達も、機体側からフ
レキシブルチューブ35を介して行われているので、収
穫搬送部36全体の上下動もスムーズに行われ、安定し
た収穫作業が行われる。
ベルト26等の収穫搬送部36は、支持フレーム14,
14の後端部が回動軸17により回動自在であり、前端
側がガイド輪37,37により支持されているので、ス
クリューコンベア6,6の前側はきわめて軽く支持され
ることになり、フローティング状態で圃場の凹凸に対し
てすばやく追従し、精度の高い収穫作業を行うことがで
きる。また、切断刃12への動力伝達も、機体側からフ
レキシブルチューブ35を介して行われているので、収
穫搬送部36全体の上下動もスムーズに行われ、安定し
た収穫作業が行われる。
【0026】クリューコンベア6,6の搬送終端部から
排出された結球野菜は上側作業台8aまたは作業台8に
もたらされる。そして作業者は、結球野菜から茎幹部及
び下葉等を包丁等で切断して処理する。上側作業台8a
で作業すると、作業台8が土等で汚れていてもそれが結
球野菜に付着しない。切断された茎幹部及び下葉等は圃
場に放出される。切断処理された結球野菜は、コンテナ
載置部10上に載置されたコンテナ9に投入するように
して収容される。このとき、コンテナ9に収容された結
球野菜の量が少ないときはコンテナ載置部10を上昇さ
せ、その量が多くなるに従って下降させることで、結球
野菜の投入,落下時おける損傷を少なくする。
排出された結球野菜は上側作業台8aまたは作業台8に
もたらされる。そして作業者は、結球野菜から茎幹部及
び下葉等を包丁等で切断して処理する。上側作業台8a
で作業すると、作業台8が土等で汚れていてもそれが結
球野菜に付着しない。切断された茎幹部及び下葉等は圃
場に放出される。切断処理された結球野菜は、コンテナ
載置部10上に載置されたコンテナ9に投入するように
して収容される。このとき、コンテナ9に収容された結
球野菜の量が少ないときはコンテナ載置部10を上昇さ
せ、その量が多くなるに従って下降させることで、結球
野菜の投入,落下時おける損傷を少なくする。
【0027】コンテナ載置部10は、油圧シリンダ43
により機体に対し斜め方向に昇降するようになっている
ので、上昇させて機体側に接近させることにより、機体
重心を機体中央寄りに移動させて安定した走行性が得ら
れる。また、コンテナ9内の結球野菜が一杯になったと
きには、一旦収穫作業を中断し、油圧シリンダ18によ
り収穫搬送部36の前側を揚上した状態で、機体を畦畔
部またはすでに収穫を終わった場所に移動し、コンテナ
載置部10によりコンテナ9を降ろし、新たなコンテナ
9を載置して収穫作業を再開する。降ろされたコンテナ
9内の結球野菜は、別の作業者により箱詰めされて出荷
される。
により機体に対し斜め方向に昇降するようになっている
ので、上昇させて機体側に接近させることにより、機体
重心を機体中央寄りに移動させて安定した走行性が得ら
れる。また、コンテナ9内の結球野菜が一杯になったと
きには、一旦収穫作業を中断し、油圧シリンダ18によ
り収穫搬送部36の前側を揚上した状態で、機体を畦畔
部またはすでに収穫を終わった場所に移動し、コンテナ
載置部10によりコンテナ9を降ろし、新たなコンテナ
9を載置して収穫作業を再開する。降ろされたコンテナ
9内の結球野菜は、別の作業者により箱詰めされて出荷
される。
【0028】ここで、結球野菜収穫機1は、クローラ
2,2の前方側にトランスミッション5、ほぼ中央部に
エンジン3、操縦部7及び処理スペース8を配設し、後
方側にコンテナ載置部10を配置することにより、機体
の前後,左右のバランスがよくなり、作業性,作業精度
が良好となり、機体の走行性,旋回性能,安定性が向上
している。また、クローラ2,2をスピン旋回が可能に
構成すると共に、トランスミッション5を機体前側中央
部に配設していることにより、機体がスピン旋回すると
きに左右何れの方向にもバランスよく旋回できる。従っ
て、クローラ2,2によって圃場の土を大きく掻き寄せ
ることがない。
2,2の前方側にトランスミッション5、ほぼ中央部に
エンジン3、操縦部7及び処理スペース8を配設し、後
方側にコンテナ載置部10を配置することにより、機体
の前後,左右のバランスがよくなり、作業性,作業精度
が良好となり、機体の走行性,旋回性能,安定性が向上
している。また、クローラ2,2をスピン旋回が可能に
構成すると共に、トランスミッション5を機体前側中央
部に配設していることにより、機体がスピン旋回すると
きに左右何れの方向にもバランスよく旋回できる。従っ
て、クローラ2,2によって圃場の土を大きく掻き寄せ
ることがない。
【0029】上記実施例のスクリューコンベア6,6の
引き抜き部6a、第1搬送部6b及び第2搬送部6cの
螺旋方向、ピッチ及び回転方向、回転数を、それぞれの
機能に適した状態にしているので結球野菜の適切な引き
抜きと搬送作業が行われる。また、引き抜き部6aと第
1搬送部6b及び第2搬送部6cとは別々の動力伝達系
で駆動することも可能であり、また、それぞれの回転数
を変更することも可能で、その調節により、より適切な
作業を行うこともできる。さらに、引き抜き部6aと第
1搬送部6b及び第2搬送部6cは、それぞれ複数の螺
旋軸で構成されているので、それらの何れかが破損した
場合には、破損したもののみを交換すればよい。
引き抜き部6a、第1搬送部6b及び第2搬送部6cの
螺旋方向、ピッチ及び回転方向、回転数を、それぞれの
機能に適した状態にしているので結球野菜の適切な引き
抜きと搬送作業が行われる。また、引き抜き部6aと第
1搬送部6b及び第2搬送部6cとは別々の動力伝達系
で駆動することも可能であり、また、それぞれの回転数
を変更することも可能で、その調節により、より適切な
作業を行うこともできる。さらに、引き抜き部6aと第
1搬送部6b及び第2搬送部6cは、それぞれ複数の螺
旋軸で構成されているので、それらの何れかが破損した
場合には、破損したもののみを交換すればよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫
機によれば、以下の効果を奏する。 作業台8を、上
側のスノコ状の作業台8aと下側の板状の作業台8との
2層構造としたので、スノコ状の作業台8aにおいては
収穫物に水分や泥等が付着していても、これらを下方へ
逃がすことができる。また、上側のスノコ状の作業台8
aと下側の作業台8の両方を使用することができる。さ
らに、上側のスノコ状の作業台8aを使用する場合に
は、収穫物が下側の作業台8と直接接触することがな
く、下側の作業台8に泥や水分が溜っていても上側のス
ノコ状の作業台8aで処理される農産物に付着すること
がなく、仕上げ切断処理される収穫物を汚すことがな
い。
機によれば、以下の効果を奏する。 作業台8を、上
側のスノコ状の作業台8aと下側の板状の作業台8との
2層構造としたので、スノコ状の作業台8aにおいては
収穫物に水分や泥等が付着していても、これらを下方へ
逃がすことができる。また、上側のスノコ状の作業台8
aと下側の作業台8の両方を使用することができる。さ
らに、上側のスノコ状の作業台8aを使用する場合に
は、収穫物が下側の作業台8と直接接触することがな
く、下側の作業台8に泥や水分が溜っていても上側のス
ノコ状の作業台8aで処理される農産物に付着すること
がなく、仕上げ切断処理される収穫物を汚すことがな
い。
【0031】 上側のスノコ状の作業台8aを、回動
・開閉可能、着脱可能としたので、上側のスノコ状の作
業台8aと下側の作業台8を容易に選択して使用するこ
とができる。また、下側の作業台8に水分、土、泥、細
かい葉等が溜った場合でも、これらを簡単に除去するこ
とができる。 上側のスノコ状の作業台8aを、一側
方へ傾斜させたので、収穫物に水分や泥等が付着してい
ても、これらを傾斜下方へ逃がすことができる。
・開閉可能、着脱可能としたので、上側のスノコ状の作
業台8aと下側の作業台8を容易に選択して使用するこ
とができる。また、下側の作業台8に水分、土、泥、細
かい葉等が溜った場合でも、これらを簡単に除去するこ
とができる。 上側のスノコ状の作業台8aを、一側
方へ傾斜させたので、収穫物に水分や泥等が付着してい
ても、これらを傾斜下方へ逃がすことができる。
【図1】本発明による結球野菜(農産物)収穫機全体の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同他の実施例の平面図である。
【図5】結球野菜収穫機全体の後方からの斜視図スクリ
ューコンベア部分の平面図である。
ューコンベア部分の平面図である。
【図6】同部分背面図である。
【図7】スクリューコンベア部分の側面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】スクリューコンベア部分の他の実施例の平面図
である。
である。
1 結球野菜(農産物)収穫機
2 クローラ
3 エンジン
4 油圧ポンプ
5 トランスミッション
6 スクリューコンベア 6a 引き抜き部 6b 第
1搬送部 6c 第2搬送部 7 操縦部 8 作業台(処理スペース) 8a スノコ状の上側作
業台 9 コンテナ 10 コンテナ載置部(リフト装置) 11 ガイド体 11a ガイド棒 11b 整流板 12 切断刃 13 引き抜き・搬送螺旋体 14 支持フレーム 15 移動軸 15a バネ 16 回動支持部材 17 回動軸 18,43 油圧シリンダ 19 動力伝達部 20 スクリューコンベア駆動部 21 ギヤ伝動機構 22 掻込みリール 22a 枠体 22b 弾性体 23 ユニバーサルジョイント 24 支持アーム 24a 伝動ケース 24b バネ 25 屈曲部 26 押さえベルト 26a 支持フレーム 27,28 門型フレーム 29 連結フレーム 30 支持フレーム 31 リンク体 32 バネ 33 掻込み体 34,35 フレキシブルチューブ(伝動機構) 36 収穫搬送部 37 ガイド輪 38 上下調節機構 39 連繋部材 40 ステップ 41 座席 42 傾斜フレーム
1搬送部 6c 第2搬送部 7 操縦部 8 作業台(処理スペース) 8a スノコ状の上側作
業台 9 コンテナ 10 コンテナ載置部(リフト装置) 11 ガイド体 11a ガイド棒 11b 整流板 12 切断刃 13 引き抜き・搬送螺旋体 14 支持フレーム 15 移動軸 15a バネ 16 回動支持部材 17 回動軸 18,43 油圧シリンダ 19 動力伝達部 20 スクリューコンベア駆動部 21 ギヤ伝動機構 22 掻込みリール 22a 枠体 22b 弾性体 23 ユニバーサルジョイント 24 支持アーム 24a 伝動ケース 24b バネ 25 屈曲部 26 押さえベルト 26a 支持フレーム 27,28 門型フレーム 29 連結フレーム 30 支持フレーム 31 リンク体 32 バネ 33 掻込み体 34,35 フレキシブルチューブ(伝動機構) 36 収穫搬送部 37 ガイド輪 38 上下調節機構 39 連繋部材 40 ステップ 41 座席 42 傾斜フレーム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01D 45/26
A47B 77/06
Claims (3)
- 【請求項1】 機体前部に、圃場に植生している農産物
を引き抜き、機体の後方に向け搬送する収穫部(6)を
設け、この収穫部(6)の搬送終端部に臨んで、搬送さ
れた収穫物を調製処理する作業台(8)を配設した農産
物収穫機において、 上記作業台(8)を、上側のスノコ状の作業台(8a)
と下側の板状の作業台(8)との2層構造としたことを
特徴とする農産物収穫機。 - 【請求項2】 上記上側のスノコ状の作業台(8a)
を、回動・開閉可能、着脱可能としたことを特徴とする
請求項1記載の農産物収穫機。 - 【請求項3】 上記上側のスノコ状の作業台(8a)
を、一側方へ傾斜させたことを特徴とする請求項1また
は2記載の農産物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10670993A JP3481967B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 農産物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10670993A JP3481967B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 農産物収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319350A JPH06319350A (ja) | 1994-11-22 |
JP3481967B2 true JP3481967B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=14440511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10670993A Expired - Lifetime JP3481967B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 農産物収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3481967B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP10670993A patent/JP3481967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06319350A (ja) | 1994-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3481967B2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JP3300113B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP3369682B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP3455342B2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JP3160410B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2910889B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2578613Y2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2588141Y2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JPH06311817A (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2852988B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP3334832B2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JPH06319349A (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2586350Y2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JP2597536Y2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JP2782301B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP3305795B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2598158Y2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JP2565997Y2 (ja) | 野菜収穫機におけるスクリューコンベア | |
JP3273819B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP3290232B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP3305793B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JPH06225620A (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2580308Y2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JPH06311816A (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JPH0837863A (ja) | 農産物収穫機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 9 |