JP3478077B2 - リチウム二次電池 - Google Patents
リチウム二次電池Info
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Description
る。更に詳しくは、電解液に代えて(電解液を含有し
た)ポリマー電解質を用いたリチウム二次電池に存し、
高電位、高エネルギー密度でサイクル特性に優れたリチ
ウム二次電池に存する。
ィオ機器、携帯型コンピュータ、携帯電話等様々な機器
の小型化、軽量化が進んでおり、これら機器の電源とし
ての電池に対する高性能化要請が高まっている。中でも
電気自動車の動力源としての電池として高電圧、高エネ
ルギー密度で、且つ優れたサイクル特性の実現が可能な
リチウム二次電池の開発が盛んになっている。
蔵放出可能な正極と負極及び非水電解質液とからなり、
一般的に、リチウム二次電池における正極や負極は、ア
ルミニウム箔や銅箔の様な集電体上に正極(負極)活物
質、導電材料、及び結合剤(バインダー)、溶媒等を含
有する塗料を塗布、乾燥して製造する。しかし、金属か
ら成る集電体と結合剤から成る活物質層とのなじみが悪
く、巻き取り工程などの製造工程中で活物質層が剥離し
たり、電池容器中で電解液の浸透により活物質層中の結
合剤が膨潤して、活物質層が剥離するなどの問題が生じ
ていた。
るための手段の一般的な例として、集電体の表面を粗面
化する手法がある。表面の粗面化方法としては、機械的
研磨法、電解研磨法または化学研磨法が挙げられ、例え
ば機械的研磨法としては、研磨剤粒子を固着した研磨布
紙、砥石、エメリバフ、鋼線などを備えたワイヤ−ブラ
シなどで集電体表面を研磨する方法が知られている。
時間にわたる電解液と活物質層との接触により、活物質
層の結合剤が膨潤するため、集電体と活物質層との間の
接着性を十分に保つには至っていない。さらに、粗面化
された集電体と活物質層との間の電気的接触性が不十分
かつ不均一であるので、電極内部で部分的に電気抵抗が
変化し、電池性能を十分に引き出すことができない。
する別の手段として、US5580686等には、グラ
ファイトと結合剤を主成分とする易接着層を集電体と活
物質層の間に設ける方法が記載されている。グラファイ
ト粒子が集電体表面を粗面化するとともに、導電性をも
つグラファイト粒子の介在により集電体と活物質層の電
気的接触性を改善する効果があるものの、一般に、グラ
ファイトは結合剤に対するなじみが悪く、グラファイト
を結合剤中に分散する工程は長時間を要する。また、グ
ラファイトを含有する塗料は粘性が高いため、集電体上
に薄く塗布することが困難であり、電池の体積エネルギ
ー密度の面では不利である。さらに、グラファイトは、
DBP吸油量が大きいので、分散に要する結合剤量を多
く必要とし、導電性粒子としてのグラファイトの特徴を
十分に発揮するに至っていない。このように、結合剤に
対する分散性が悪いグラファイトを使用して形成された
易接着層は、表面性が悪く、かつ塗膜が脆いという問題
点を有していた。
高電圧系電池の電解液として非水系の電解液が用いられ
ていた。ところが、非水系電解液を用いた電池は濾液や
発火の危険を有していることから,近年では、安全性を
向上させるために非水電解液を、例えばゲル状ポリマ−
に電解液を含有させた電解質の開発が行われている。特
にリチウム二次電池においては液体電解質を用いた際に
生ずるリチウムのデンドライト析出による内部短絡から
くる発熱、発火が問題となっており、ポリマー電解質の
適応が望まれていた。
電解液を含有した電解質等を含めたポリマ−電解質は、
従来のリチウム二次電池と異なりセパレータを用いずと
も、この二次電池系で使用されるセパレ−タ−の代用を
勤めることが可能となるので、ポリマー電解質を挟んで
正極と負極と接合させて用いることが出来る。この様な
ポリマーは液系に比して軽量で形状柔軟性を有するの
で、例えばシ−ト状が如き薄膜化が可能であり、軽量、
省スペースな電池が作成可能となる有利な点がある。
ム二次電池においても、正極または負極活物質層は金属
からなる集電体上に形成されるので、正極または負極活
物質層と集電体との接着性を高め、良好な電気的接触を
得ることは必要である。しかしながら、集電体の粗面化
またはグラファイトを成分とする易接着層を設けるとい
った上記の従来の製造方法を用いても、十分な効果が得
られていない。
の集電体への接着性は、主に集電体の粗面化によって行
われており、粗面化された集電体と活物質層との間の電
気的接触性が不十分であるため、電池性能を十分に引き
出すことができず、また、電池容器中での長時間にわた
る電解液と活物質層との接触により、活物質層中の結合
剤が膨潤し、活物質層が集電体から剥離するという問題
点を有していた。一方、グラファイトを成分とする易接
着層を設ける手法では、グラファイトの分散に多量の結
合剤を必要とするため、導電剤としてのグラファイトの
特性を十分に活かせず、また、粘性が極めて高いため、
薄膜化が困難であり、塗膜の表面性も悪く脆いといった
欠点を有していた。
て為されたものであり、高電位、高エネルギー密度でサ
イクル特性に優れたリチウム二次電池を得るために鋭意
検討した結果、箔状の集電体と活物質層との間に、導電
性フィラー及び界面活性剤を使用した易接着層を設ける
ことにより、集電体と活物質層との接着性および電気的
接触性の向上を計り且つ、サイクル特性に優れ、さらに
電池間のサイクル特性と放電容量のばらつきが少ないリ
チウム二次電池を得られることを見いだし、完成したも
のである。
次電池の易接着層の導電性フィラーの平均粒子径とDB
P吸油量が、本発明の目的とする特性の改良に重要な指
標になることを見出し、この目的を達成するためには、
導電性フィラーの平均粒子径を0.5μm以下、DBP
吸油量を50ml/100g以下、さらには、易接着層
の乾燥膜厚を0.01〜5umにすることが必用である
ことを突き止めた。このように導電性フィラーの平均粒
子径を0.5μm以下、DBP吸油量を50ml/10
0g以下、さらには、易接着層の乾燥膜厚を0.01〜
5μmとすることで高電位、高エネルギー密度でサイク
ル特性を向上することができるのである。
びポリマー電解質を備えたリチウム二次電池であって、
正極が、箔状の正極集電体上に導電性フィラーを含有す
る易接着層、リチウムイオンを吸蔵放出可能な化合物を
含む正極活物質層を順次設けたものであり、該易接着層
の導電性フィラーの平均粒子径が0.5μm以下、DB
P吸油量が50ml/100g以下であり、かつ、易接
着層の乾燥膜厚が0.01〜5μmであることを特徴と
するリチウム二次電池に存する。
体と電池活物質層との間に易接着層を設けた電極を有
し、特にはポリマー電解質を主たる構成要件とするもの
である。まず本発明のリチウム二次電池における電極に
ついて説明する。一般的に、リチウム二次電池における
正極や負極は、アルミニウム箔や銅箔の様な集電体上
に、正極(負極)活物質、導電材料、結合剤(バインダ
ー)、溶媒等を含有する塗料を塗布、乾燥して電池活物
質層を形成させて製造する。
チウムイオンを吸蔵放出可能な化合物が用いられ、例え
ば無機化合物としてはFe、Co、Ni、Mn、等の遷
移金属の遷移金属酸化物、リチウムと遷移金属との複合
酸化物、遷移金属硫化物等が挙げられる。具体的には、
MnO、V2 O5 、V6 O13、TiO2 等の遷移金属
酸化物粉末、ニッケル酸リチウム、コバルト酸リチウム
などのリチウムと遷移金属との複合酸化物粉末、TiS
2 、FeSなどの遷移金属硫化物粉末が挙げられる。有
機化合物としては、例えばポリアニリン等の導電性ポリ
マー等が挙げられる。これらの無機化合物、有機化合物
は混合して用いても良い。
ムイオンを吸蔵放出可能な化合物が用いられ、例えばグ
ラファイトやコ−クス等が挙げられるが、特に安全性の
面からコ−クスが好ましい。これら正極、負極の活物質
の粒径は電池のその他の構成要件とのかねあいで適宜選
択すればよいが、通常1〜30μm、特に1〜10μ
m、中でも3〜8μmとすることで、活物質層中の空隙
率を容易に制御することが可能であるという効果がある
ので好ましい。
ある必要があり耐候性、耐薬品性、耐熱性、難燃性等が
望まれる。さらにイオン伝導性に優れた材料が望ましく
例えば架橋性のポリエチレンオキシド樹脂等が挙げられ
る。さらに好ましくは、ポリエチレンオキシド樹脂末端
にアクリル基、メタアクリル基等を導入し、熱や紫外線
等により架橋させることが望ましい。
可能な化合物粉末に適量混合して導電性を付与できる物
であれば特に制限は無いが、アセチレンブラック、カ−
ボンブラック、黒鉛などの炭素粉末や、使用する電極電
位で安定な金属粉末などが挙げられる。これら導電性物
質のDBP吸油量は120ml/100g以上が好まし
く、特に150ml/100g以上が電解液を保持する
という理由から好ましい。活物質との重量比は、98/
2〜90/10の範囲が好ましい。活物質との重量比が
98/2より大きいと,導電性物質の導電性が発揮され
ず、電極塗膜の抵抗が増加する。また、活物質との重量
比が90/10より小さいと,導電性物質の分散が困難
になることに加えて,活物質の重量の減少により、充放
電容量も減少する。
つ容易に乾燥するものが好ましく、例えばアクリロニト
リル、ジメチルカ−ボネ−ト等が挙げられる。集電体と
しては、一般的に正極にアルミ箔を用い、負極に銅箔を
用いる。尚、負極材料として、負極集電体と負極活物質
層からなる負極を使用する代わりに、Li金属箔を使用
することもできる。
間に、導電性フィラーを含有する易接着層を設ける。本
発明においては、易接着層における導電性フィラーの平
均粒子径は0.5μm以下である。この様な値に特定す
ることで、良好な接着性を保てるため、サイクル特性が
向上するという顕著な効果が得られる。これは、平均粒
子径0.5μm以下の導電性フィラーは、易接着層表面
に適度な表面粗さを与える効果によるものである。導電
性フィラーの平均粒子径が0.5umを越えると、易接
着層の表面が粗れすぎて、易接着層と活物質層との間の
電気的接触性が不十分かつ不均一であるので、電極内部
で部分的に電気抵抗が変化し、電池性能を十分に引き出
すことができない。
る導電性フィラーのDBP吸油量が50ml/100g
以下である。このような値に規定することで、導電性フ
ィラーの導電性を発揮するために、適度な結合剤量での
分散が可能になる。更には、良好な分散状態の導電性フ
ィラーの塗料が得られるので、易接着層の薄膜化が可能
であるばかりでなく、易接着層の表面性のばらつきが小
さくなるため、易接着層と活物質層との間に均一な電気
的接触を保つことができる。一方、導電性フィラーのD
BP吸油量が50ml/100gを越えると、導電性フ
ィラーの分散に要する結合剤の割合が多くなり、易接着
層の電気抵抗が高くなり、導電性フィラーの効果を得る
ことができない。
との比率は、95/5〜10/90が望ましい。導電性
フィラーと結合剤の比率が95/5より大きいと,導電
性フィラーの分散が困難になり,10/90より小さい
と導電性フィラーの導電性が得られない。さらに、本発
明においては、易接着層の乾燥膜厚が0.01〜5μm
である。ここでいう乾燥膜厚とは、集電体上に易接着塗
料を塗布し,含有溶剤を乾燥させる処理を施した後に測
定した易接着層の膜厚をいう。乾燥膜厚をこのような値
に規定することで、良好な接着性を保ちながら、活物質
層との電気的接触抵抗を低減し、電池の体積エネギー密
度を向上できるという顕著な効果が得られる。易接着層
の乾燥膜厚が0.01μmに満たないと、易接着層の機
械的強度が弱く、易接着層に傷が入りやすい。また、易
接着層の乾燥膜厚が5μmを越えると、易接着層の電気
抵抗が高くなるため、レイト特性やサイクル特性が悪く
なるということがある。また、易接着層を厚膜にするこ
とは、電池の体積エネルギー密度の向上の点からも不利
である。
導電性金属または金属化合物粉末があげられる。例え
ば、AgやPtなどの金属、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チ
タンなどの金属化合物、さらには、酸化錫などの金属化
合物にSbやAlなどをドーピングしたものなどが使用
でき、中でも、分散性の点から酸化錫が好ましい。ま
た、易接着層の結合剤としては、塩化ビニル樹脂、ウレ
タン樹脂などの高分子化合物、さらには、アルカリ金属
系シリケート剤などが使用でき、集電体との反応性の点
からアルカリ金属系シリケート剤が好ましい。尚、導電
性フィラーの分散性を高めるために、易接着層の塗料を
作製する際に、界面活性剤を添加してもよい。
形成方法は、特に限定されるものではないが、コンマリ
バ−スコ−ト、スクイ−ズコ−ト、リップコ−ト、ダイ
コート、バーコート、グラビュアコート等の塗布方式が
用いられ、易接着剤、電極活物質が順次形成される。ま
た、上述のように電極、特には正極を形成した後に、活
物質含有層にカレンダ−やプレス処理等で圧力をかけて
もよい。このときの圧力は活物質を形成する材料により
異なるが、一般的には500〜2000kgf/cm2
とすればよい。
極いずれに設けても良いが、特には正極に形成すること
が好ましい。次に、ポリマー電解質について説明する。
ポリマー電解質としては、一般的には、ゲル状ポリマー
中に電解液を含有するもの(以下、これを単にポリマー
電解質ということがある)を用いる。
電解液が好適であり、これは非水溶媒に電解質を溶解さ
せたものを用いるのが一般的である。ポリマー電解質に
用いる電解液としては、電解質として上記正極活物質及
び負極活物質に対して安定であり、かつリチウムイオン
が前記正極活物質あるいは負極活物質と電気化学反応を
するための移動を行い得る非水物質であればいずれのも
のでも使用することができる。
iSbF6 、LiBF4 、LiClO4 、LiI、Li
Br、LiCl、LiAlCl、LiHF2 、LiSC
N、LiSO3 CF2 等が挙げられる。これらのうちで
は、特にLiPF6 、LiClO4 が好適である。これ
ら電解質の電解液における含有量は、一般的に0.5〜
2.5mol/lである。
限定されないが、比較的高誘電率の溶媒が好適に用いら
れる。具体的にはエチレンカ−ボネ−ト、プロピレンカ
−ボネ−ト等の環状カ−ボネ−ト類、ジメチルカ−ボネ
−ト、ジエチルカ−ボネ−ト、エチルメチルカ−ボネ−
トなどの非環状カ−ボネ−ト類、テトラヒドロフラン、
2−メチルテトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等の
グライム類、γ−ブチルラクトン等のラクトン類、スル
フォラン等の硫黄化合物、アセトニトリル等のニトリル
類等の1種又は2種以上の混合物を挙げることができ
る。これらのうちでは、特にエチレンカ−ボネ−ト、プ
ロピレンカ−ボネ−ト等の環状カ−ボネ−ト類、ジメチ
ルカ−ボネ−ト、ジエチルカ−ボネ−ト、エチルメチル
カ−ボネ−トなどの非環状カ−ボネ−ト類から選ばれた
1種又は2種以上の混合溶液が好適である。
ド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエチレンオキサイ
ドのイソシアネ−ト架橋体、フェニレンオキシド、フェ
ニレンスルフィド系ポリマ−等の重合体に浸させゲル状
電解質を作成する。本発明のリチウム二次電池の形状
は、円筒型、箱形、ペ−パ−型、カ−ド型など種々の形
状とすることができる。
を用いたリチウム二次電池において易接着層中の導電性
フィラーの粒子径とDBP吸油量と、易接着層の乾燥膜
厚を規定することにある。以下、本発明を具体的に説明
する。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下に示
す実施例に制限されるわけではない。なお、各実施例に
おいて評価は下記の方法によって行った。 (接着性)易接着層と正極活物質層との間の接着性は、
電解液に正極を浸漬した時の正極活物質層の剥離に要す
る時間により評価した。電解液にはプロピレンカーボネ
ートを使用し、正極サイズは13mmΦに成形して評価
した。
容量は正極重量当たりの放電容量で計算した。評価は同
一のシ−トから5個同じ電池を作成して、初期放電容量
のばらつきも評価した。 (サイクル特性)サイクル特性は初期放電容量を1とし
たとき、容量保持率が80%以下になったサイクル数で
評価した。評価は同一のシ−トから5個同じ電池を作成
して、サイクル特性のばらつきも評価した。
上に塗布した。易接着層塗料の原料としては以下のもの
を使用した。 導電性フィラー:酸化錫粉末(三菱マテリアル社製;平均粒子径0.03μm 、DBP吸油量30ml/100g) 40重量部 結合剤 :Li2 Si15O11の20%水溶液(Aldrich社製) 90重量部 界面活性剤 :Triton X−100(Alidrich社製) 1重量部 水 : 150重量部
化し、厚さ20μmのアルミ箔上にバーコーターを用
い、乾燥膜厚が0.01μmになるよう塗布した。塗膜
の乾燥条件は,200℃で90秒間の予備乾燥後、さら
に、脱水のために400℃のAr雰囲気の電気炉で24
時間乾燥させた。続いて、以下に示す組成に従い正極用
塗料を作成し、上記の易接着層付きアルミ基材上に塗布
して、Li電池用の正極とし評価した。正極塗料の原料
としては以下のものを使用した。
料化し、先に作成した易接着層付きのアルミ箔上にドク
タ−ブレ−ドを用い膜厚が150μmになるよう塗布し
た。その後、塗膜を120℃で乾燥・架橋し、電極材が
塗布されたシ−トを得た。次にプレス圧が800kgf
/cm2 となるようプレス処理を行った。その後、電解
液プロピレンカ−ボネ−トを塗膜に含浸させ、所定の形
状に打ち抜いて正極を作成した。次にここで得られた正
極上に厚さ50μmの電解質を塗布し、紫外線架橋を行
ってゲル状電解質層を作成した。ゲル状電解質層上に負
極として金属Li箔をラミネ−トし、シ−ト状の電池を
得た。
同様の方法で、シート状の電池を得た。 実施例3 導電性フィラーとして、平均粒子径が0.01μm、D
BP吸油量が45ml/100gの酸化錫を使用した以
外は、実施例1と同様の方法で、シート状の電池を得
た。
P吸油量が20ml/100gの酸化錫を使用した以外
は、実施例1と同様の方法で、シート状の電池を得た。 比較例1 易接着層を設けなかった以外は、実施例1と同様の方法
で、シート状の電池を得た。
ルミ基材を研磨する処理を施した以外は、実施例1と同
様の方法で、シート状の電池を得た。 比較例3 導電性フィラーとして、平均粒子径が6μm、DBP吸
油量が120ml/100gのグラファイトを使用した
以外は、実施例1と同様の方法で、シート状の電池を得
た。
油量が120ml/100gのグラファイトを使用し、
易接着層の乾燥膜厚を5μmとした以外は、実施例1と
同様の方法で、シート状の電池を得た。 比較例5 易接着層の乾燥膜厚を10μmとした以外は、実施例1
と同様の方法で、シート状の電池を得た。
施例1と同様の方法で、シート状の電池を得た。 比較例7 導電性フィラーとして、平均粒子径が1.0μm、DB
P吸油量が15ml/100gの酸化錫を使用した以外
は、実施例1と同様の方法で、シート状の電池を得た。
DBP吸油量が60ml/100gの酸化錫を使用した
以外は、実施例1と同様の方法で、シート状の電池を得
た。 実施例1〜3および比較例1〜8について、接着性、初
期放電容量、サイクル特性を評価し、その結果を表1に
示す。
は、良好な接着性が得られ、電池の性能のばらつきが少
なく、サイクル特性に優れた電池となる。
Claims (4)
- 【請求項1】 箔状の集電体と電池活物質層との間に易
接着層を施した電極を用いたリチウム二次電池におい
て、該易接着層中に、平均粒子径が0.5μm以下かつ
DBP吸油量が50ml/100g以下の導電性フィラ
ー及び界面活性剤を含み、該易接着層の乾燥膜厚が0.
01〜5μmであることを特徴とするリチウム二次電
池。 - 【請求項2】 導電性フィラーが酸化錫であることを特
徴とする請求項1記載のリチウム二次電池。 - 【請求項3】 正極、負極及びポリマー電解質を備えた
リチウム二次電池であって、正極が、箔状の正極集電体
上に易接着層、リチウムイオンを吸蔵放出可能な化合物
を含む正極活物質層を順次設けたものであり、該易接着
層中に平均粒子径が0.5μm以下、DBP吸油量が5
0ml/100g以下の導電性フィラーを含み、かつ該
易接着層の乾燥膜厚が0.01〜5μmであることを特
徴とするリチウム二次電池。 - 【請求項4】 ポリマー電解質が、非水電解液含有ゲル
状ポリマーからなる電解質であることを特徴とする請求
項3記載のリチウム二次電池。
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