JP3451388B2 - 小型車両の車体カバー構造 - Google Patents
小型車両の車体カバー構造Info
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Description
自動三輪車等の小型車両における車体カバー構造に関す
る。
転者の脚部に風や雨が直接当たるのを防止するために、
通常運転者の両脚部前方をレッグシールドが覆ってい
る。スクータ型車両では、ヘッドパイプの前方を覆うフ
ロントカバーに対してヘッドパイプの後方にレッグシー
ルドが左右に張り出して一体に形成されている場合が多
い。
傷を受けたりすると全体を交換しなければならない等不
経済であるとともに、運転者によってはレッグシールド
を取り外して乗車することを希望する場合があるが、か
かる要望に簡単に応えることができない。
つレッグシールドを取り外した状態で乗車することも考
慮した例(特開平5−8779号公報)が提案されてい
る。同例では、ヘッドパイプの前方を覆うフロントカバ
ーとヘッドパイプの後方のフレームを覆うフレームカバ
ーとが分割して形成されており、図19に示すようにフロ
ントカバー01とフレームカバー02との間に、左右のレッ
グシールド03が、その前側縁を挟まれて外側に展開して
いる。
部03aと後側取付溝部03bとが対向位置に形成されて、
左右の前側取付溝部03aにフロントカバー01の両側端部
がそれぞれ挿着され、左右の後側取付溝部03bにフレー
ムカバー02の前側両側端部がそれぞれ挿着されて組付け
られる。このようにレッグシールド03は、その前側縁が
フロントカバー01とフレームカバー02との間に挟着され
ているので、レッグシールド03の着脱は容易に行え、レ
ッグシールドなしの車体カバーに簡単に変更できる。
03を取り外す場合、フロントカバー01とフレームカバー
02との間に挟まれたレッグシールド03の前側縁を抜き取
ることになり、したがってレッグシールド03を外した後
には、フロントカバー01とフレームカバー02との間に隙
間が形成されてしまい、外部からも見える箇所などで外
観上好ましくなく商品性が落ちる。
ールド03との合わせ面が側面視でメインフレームに略沿
っているため、レッグシールド03を取り外すと、メイン
フレームの下方に配設される機器例えばエアクリーナや
気化器等が略露出することになり、外観上益々好ましく
なく、また埃等が付着し易い。
で、その目的とする処は、レッグシールドの着脱が簡単
に行え、レッグシールドを取り外した状態でも良好な外
観を損なうことがない小型車両の車体カバー構造を供す
る点にある。
を達成するために、本発明は、ヘッドパイプから後方斜
め下向きに設けたメインパイプの後部下方に内燃機関を
配設し、該内燃機関の上方に吸気系部材を設け、前記ヘ
ッドパイプの前方を覆うフロントトップカバーと、前記
ヘッドパイプの後ろ側から前記メインパイプに沿って後
方に延びるメインパイプトップカバーと、前記メインパ
イプトップカバーの左右に垂下するメインパイプサイド
カバーと、前記メインパイプサイドカバーの前部に左右
レッグシールドを着脱自在に設けるとともに、前記左右
レッグシールドの上部は前記フロントトップカバーと前
記メインパイプサイドカバーで挟むように設けた小型車
両の車体カバー構造において、フロントトップカバーの
側縁と前記メインパイプサイドカバーの前側縁が、側面
視で重なり、メインパイプサイドカバーの前側縁は、フ
ロントトップカバー側縁の内側にあって、レッグシール
ドを挟む隙間が、メインパイプサイドカバーの前側縁と
フロントトップカバー側縁間で車両の前後方向に対して
左右方向で確保され、レッグシールドの前側縁は、折曲
されて、当該隙間に後方から隙間を塞ぐように挟まれる
ことにより、前記レッグシールドを外したときに、前記
フロントトップカバーと前記メインパイプサイドカバー
上部が側面視重なるようにし、側面視で隙間が見えない
ものとされ、かつ、前記メインパイプサイドカバーはそ
の下側縁を吸気系部材前部まで延出することにより、前
記レッグシールドを外したときに、当該吸気系部材を側
方から殆ど覆っていることを特徴とする小型車両の車体
カバー構造とした。
フロントトップカバーと前記メインパイプサイドカバー
上部は側面視重なるようにした車体カバー構造とするこ
とで、フロントトップカバーとメインパイプサイドカバ
ー上部が重なって、側面視隙間なく外観上好ましく、特
に、前記フロントトップカバーの側縁と前記メインパイ
プサイドカバーの前側縁が、つまり両カバーの側縁同士
が互いに側面視で重なるようにしたから、隙間なく良好
な外観を維持することができ、さらに、前記フロントト
ップカバーの側縁と前記メインパイプサイドカバーの前
側縁とが、側面視で重なるようにしたから重なる部分が
少なくて無駄がなく、レッグシールドの着脱を容易にな
すことができる。
下するメインパイプサイドカバーはその下側縁を吸気系
部材の前部まで延出することにより、メインパイプの下
方空間を側方から覆うので、レッグシールドを取り外し
た状態において、前記メインパイプの下方空間に配設さ
れる前記吸気系部材は前記メインパイプサイドカバーに
よりその側方から殆どの部分が覆われるので、該吸気系
部材は露出することなく、良好な外観を維持することが
できるとともに、該吸気系部材への塵埃の付着は極力避
けることができる。
ンク状に折り曲げられている請求項1記載の小型車両の
車体カバー構造とし、また、前記レッグシールド上部前
側縁に前方に向けて溝を設け、該溝に前記フロントトッ
プカバーの側縁が嵌入され、該フロントトップカバーの
側縁より内側に前記メインパイプサイドカバーの上部前
縁を配置した請求項1記載の小型車両の車体カバー構造
とすることで、レッグシールドのみを簡単に取り外すこ
とができ、さらに、レッグシールドは前記メインパイプ
サイドカバーとの締結部において、該メインパイプサイ
ドカバーの内側に取付けられる請求項1記載の小型車両
の車体カバー構造とすることで、レッグシールドを取り
外しても良好な外観が維持される。
記フロントトップカバーに固定される請求項1記載の小
型車両の車体カバー構造とすることで、良好な外観が維
持される。
ついて図1ないし図18に図示し説明する。図1は、本実
施の形態の自動二輪車1の全体側面図であり、図2は該
自動二輪車1の車体フレーム2の側面図、図3は同平面
図である。
プ3から後方へ斜め下向きに円筒状のメインパイプ4が
1本延出しており、このメインパイプ4の途中で若干後
寄りに溶接された左右一対の前側エンジンハンガープレ
ート5,5を介して左右のシートレール6,6の前端が
それぞれ溶接されて後方へ斜め上向きに延びている。
左右一対の後側エンジンハンガープレート7,7と前記
シートレール6,6の後端よりいくらか前寄り箇所との
間にそれぞれバックステー8,8が介装されている。シ
ートレール6とバックステー8とは、断面角型のパイプ
である。
ット9で補強されて結合され、左右のシートレール6,
6間には前後に第1クロスプレート10,第2クロスバー
11,第3クロスプレート12が順次架設されて一体に構成
されている。
パイプ4の下部の前側エンジンハンガープレート5と後
側エンジンハンガープレート7に内燃機関15が懸架され
ており、車体フレーム2の前部ヘッドパイプ3に軸支さ
れたステアリングシャフトの上部に左右に展開してハン
ドル17が設けられ、下部に連接され下方に延びたフロン
トフォーク18の下端に前輪19が軸支されている。
内燃機関15を吊持するとともにリヤフォーク20の前端を
ピボット軸21を介して枢支しており、後方に延びたリヤ
フォーク20の後端部に後輪22が軸支され上下に揺動自在
となし、リヤフォーク20の後端と前記シートレール6と
の間に左右それぞれリヤクッション23が介装されてい
る。
ハンガープレート5は、円筒状のメインパイプ4に嵌合
する嵌合湾曲部5aとその後部から外側に偏位して下方
に延びたハンガー部5bとからなり、ハンガー部5bの
下部に内燃機関15のマウント部を支持ピン16aにより吊
設するための取付孔5cを有する。
円筒状のメインパイプ4に嵌合する嵌合湾曲部7aとそ
の下端の水平段部を経て外側に偏位した位置で下方にハ
ンガー部7cが垂下しており、同ハンガー部7cには、
前端縁の中央近傍に内燃機関15の後部マウントを支持ピ
ン16bにより支持するための取付孔7eが形成されると
ともに、ハンガー部7cの中央上部に前記リヤフォーク
20を枢支するピボット軸21が貫通支持され、その垂直下
方にメインスタンド39を枢支する枢支孔7gが穿設され
ている(図2参照)。
ガープレート5,7によりクランクケース15aを支持ピ
ン16a,16bを介して吊設され、クランクケース15aか
ら前方に水平近くまで前傾してシリンダ15bが突出して
いる。このシリンダ15bの上方でメインパイプ4の下方
空間において、シリンダ15bの上方に延出した吸気管25
を介して気化器26が配設され、さらにその上にエアクリ
ーナ27がメインパイプ4に支持されて位置している。
しクランクケース15aの下面に沿って後方に延び、右方
に偏向しながら後輪の右側のマフラー29に連結されてい
る。一方シートレール6の上には、前半部に燃料タンク
30が第1クロスプレート10に支持されて位置し、その後
方には小物入れ31が配設され、この燃料タンク30と小物
入れ31の上に前端を枢着されて揺動自在に開閉するシー
ト32が被さっている。
イプ4とシートレール6とバックステー8とで構成され
る側面視三角形をなす空間に、バッテリボックス34とツ
ールボックス35が一体に形成されたボックス部材33が嵌
合支持されてバッテリ36とツール37が収容されるように
なっている。
メインパイプ4には、前後のエンジンハンガープレート
5,7が溶接されるが、その他車体フレーム2の前半部
には、ヘッドパイプ3の上部後面からカバーブラケット
50が突設され、ヘッドパイプ3の下部前面に前方へ突出
して取付片51が設けられ、ガセット9には左右側方にそ
れぞれカバーブラケット52,52が突設され、前側エンジ
ンハンガープレート5,5にも左右側方にカバーブラケ
ット53,53が突設される。
ール6とバックステー8が左右それぞれ溶接され、左右
のシートレール6,6間を第1クロスプレート10,第2
クロスバー11,第3クロスプレート12が順次連結した状
態とする。
を支持するとともに、前方へ突出してカバーブラケット
10aが形成されており、第2クロスバー11は三角形状を
なす左右の支柱11a,11a間に架設され、各支柱11a,
11aが左右のシートレール6,6に溶接され、支柱11
a,11aには外側に突出して支軸11b,11bが設けられ
て、同支軸11b,11bに前記リヤクッション23,23の上
端がそれぞれ枢着されるようになっている。
ドパイプ3の前方をフロントトップカバー40が覆い、ヘ
ッドパイプ3の後側からメインパイプ4の上側を後方へ
メインパイプトップカバー41が覆い、メインパイプトッ
プカバー41の左右に連接したメインパイプサイドカバー
42が前記内燃機関15のシリンダ15bの上部と気化器26,
エアクリーナ27等の吸気系を左右から覆い、フロントト
ップカバー40とメインパイプサイドカバー42との間に左
右に張り出して運転者の脚部の前方を覆う左右一対のレ
ッグシールド43,43が設けられている。
の後方にそれぞれ連接したサイドカバー44,44がボック
ス部材33の左右を覆い、シート32の下方で燃料タンク30
および小物入れ31の周囲を覆ってリヤカバー45が設けら
れている。前輪19の上方はフロントフェンダー46が覆
い、後輪22の上方から後方にかけてリヤフェンダー47が
覆っている。なおフロントトップカバー40の前方にフロ
ントバスケット48が取り付けられている。
動二輪車1は覆われ、その前半部の車体カバーの拡大側
面図を図4に示すが、図4はフロントバスケット48を省
略してあり、フロントバスケット48のフロントトップカ
バー40との共締めによる取り付けは図5に示す。
ップカバー41,メインパイプサイドカバー42は、車体フ
レーム2に固着されるが、レッグシールド43に関して
は、前後のカバーに挟まれて着脱自在に構成されてい
る。
トップカバー40は、図5に示すようにヘッドパイプ3の
前方に突出した取付片51に連結された取付ステー55に、
フロントバスケット48とともに締結される。取付ステー
55は、前方の斜め上向きに前面を向けた本体プレート55
aの後面から連結片55bが突出しており、前記取付片51
と連結片55bが前後2か所でボルト締めされて固着され
ている。
部中央に締結用のネジ孔55cおよび下部左右にそれぞれ
締結用のネジ孔55d,55dが形成されている。この取付
ステー55の本体プレート55aの前面に前記フロントトッ
プカバー40が重ねられ、さらにカラー56を介して前記フ
ロントバスケット48が取り付けられる。
3の前方を覆うように図6および図7に図示するように
若干湾曲し左右側縁40d、40dが下方に若干先細に形成
された左右対象なプレート部材であり、その中央に1個
取付孔40a、その下方左右にそれぞれ取付孔40b,40b
が若干凹出した箇所に穿設されており、同3つの取付孔
40a,40b,40bは、前記取付ステー55の3つの締結用
のネジ孔55c,55d,55dに対応している。またフロン
トバスケット48は、後壁48aに前記取付ステー55の3つ
の締結用のネジ孔55c,55d,55dにそれぞれ対応して
3つの取付金具49が固着されている。
まず取付ステー55の本体プレート55aの前面にフロント
トップカバー40を、ネジ孔55c,55d,55dと取付孔40
a,40b,40bとを合わせて重ね、次いで各取付孔40
a,40b,40bの凹部に円筒状カラー56を介装してフロ
ントバスケット48を、その後壁48aの取付金具49を各カ
ラー56に当接して重ね、フロントバスケット48の内側か
ら3個のネジ57をそれぞれ取付金具49,カラー56,取付
孔40a,40b,40bを貫通させ、取付ステー55のネジ孔
55c,55d,55dに螺合し緊締する(図5参照)。
フレーム2に固着される。なおフロントトップカバー40
は、その裏面の上部左右にそれぞれ取付片40cが突設さ
れており、取付片40cは中央に取付孔を有する。
プ4の上方を覆うメインパイプトップカバー41は、図8
に図示するようにメインパイプ4に沿って長尺であり、
全体的にメインパイプ4の上部を覆う上壁41aとその左
右が若干垂下して側壁41b,41bを形成している。
背後を覆う形状をしており、その上壁4aの中央に取付
孔41cが穿設され、後端近傍の上壁41aの中央にも取付
孔41dが穿設され、さらに左右側壁41b,41bの前部に
取付片41e,41eが下方へ突設されている。なお右側の
側壁41bの前端立上がり部に、コンビネーションスイッ
チ取付用の円孔41fが穿設されている。
インパイプ4の上に被せ、前部の取付孔41cを車体フレ
ーム2のヘッドパイプ3から突設されたカバーブラケッ
ト50に当接してネジ止めし、メインパイプトップカバー
41の後部の取付孔41dを第1クロスプレート10に突出形
成されたカバーブラケット10aに当接してネジ止めす
る。
側壁41b,41bの前部に突設された取付片41e,41e
は、車体フレーム2のガセット9に突設されたカバーブ
ラケット52,52に外側から当接され、メインパイプサイ
ドカバー42とともにボルト60により共締めされ(図12参
照)、以上3か所においてメインパイプトップカバー41
は車体フレーム2に固着される。
のメインパイプサイドカバーが互いに対象な形状をして
おり、その左側メインパイプサイドカバー42について図
9および図10に図示するように、斜めに傾斜した前側縁
42aが、前記フロントトップカバー40の側縁40dに対応
し、同前側縁42aの上部に外側から切り欠かれるように
して形成された取付溝42bがフロントトップカバー40の
取付片40cに対応する。
方へ斜め下向きに延びた上側縁42cは、前記メインパイ
プトップカバー41の側壁41bの側縁に対応し、同上側縁
42cの上部近傍に形成された取付孔42dは、車体フレー
ム2に突設されたカバーブラケット52に対応する。上側
縁42cの後端から垂下した後側縁42eはサイドカバー44
に連接し、その下部に突設された取付片42fは、前記車
体フレーム2に突設されたカバーブラケット53に対応す
る。
に延びた後屈曲して後方へ斜め下向きに下側縁42gが延
びており、同下側縁42gに沿って上から順に3個のネジ
止めボス部42hが内面に突出形成されており、さらに下
端には取付孔42iが穿設されていて、同取付孔42iは内
燃機関15のシリンダ15bのボスに締結された取付ステー
15c(図14参照)に対応している。
ッグシールド43について図11に図示するように上部の斜
めに傾斜した前側縁43aが、フロントトップカバー40の
側縁40dおよびメインパイプサイドカバー42の前側縁42
aに対応し、上部より斜め下方へ延びるシールド本体部
43bは内側壁43cと外側壁43dとが前側縁で連結され外
側壁43dが側方へ湾曲しながら張り出した形状をしてお
り(図16,図17参照)、内側壁43cの上側縁43eがメイ
ンパイプサイドカバー42の下側縁42gに対応し、上側縁
43eに沿って3か所形成された取付溝43fはメインパイ
プサイドカバー42の3個のネジ止めボス部42hに対応す
る。
されていて、同取付片43gの取付孔43hは、前記メイン
パイプサイドカバー42の取付孔42iおよび前記取付ステ
ー15c(図14参照)に対応している。
は、上部前側縁42aをフロントトップカバー40の側縁40
dに合わせ、上側縁42cをメインパイプトップカバー41
の側壁41bの下側縁に嵌合し、取付孔42dを図12に示す
ようにカバーブラケット52に重ねられたメインパイプト
ップカバー41の取付片41eにさらに重ねて合致させボル
ト60で共締めし、後側縁42eに突設された取付片42fを
図13に示すようにカバーブラケット53に重ね、さらに後
側縁42eにサイドカバー44の前側縁を連接して同前側縁
に沿って形成された取付孔44aを取付片42fに合致さ
せ、ボルト61で共締めする。
42aの上部に形成された取付溝42bは、フロントトップ
カバー40の取付片40cに一致し、ボルトにより互いに固
着される。このようにメインパイプサイドカバー42は、
2か所で車体フレーム2のカバーブラケット52,53にそ
れぞれメインパイプトップカバー41,サイドカバー44と
共に締結され、上部1か所でフロントトップカバー40に
固着される。
42aは、フロントトップカバー40の側縁40dに一致し、
側縁40dの内側に側面視で重なる位置にある(図15参
照)。こうして車体フレームに取り付けられたフロント
トップカバー40,メインパイプサイドカバー42に対し
て、レッグシールド43は、前側縁43aをフロントトップ
カバー40の側縁40dとメインパイプサイドカバー42の前
側縁42aとの間に嵌合させ、内側壁43cの上側縁43eを
メインパイプサイドカバー42の下側縁42gに一致させて
取り付ける。
43の前側縁43aは、断面がクランク形状に折曲されてフ
ロントトップカバー40の側縁40dとメインパイプサイド
カバー42の前側縁42aとの間に嵌装され、レッグシール
ド43の前側縁43aの前方に開口した溝にフロントトップ
カバー40の側縁40dが嵌入される。
ンパイプサイドカバー42の下側縁42gに沿って3カ所形
成されたネジ止めボス部42hに、レッグシールド43の内
側壁43cの上側縁43eに沿って3カ所形成された取付溝
43fを合致させてタッピングネジ62で締結し、さらに図
14に示すようにレッグシールド43の下部に形成された取
付片43gを、シリンダ15bのボスに締結された取付ステ
ー15cとメインパイプサイドカバー42の取付孔42iとの
間に挿入して外側からボルト63により共締めする。
れているので、3カ所のタッピングネジ62を抜き下部の
ボルト63を外せば、レッグシールド43のみを簡単に取り
外すことができる。なおレッグシールド43を取り外した
状態で乗車する場合、メインパイプサイドカバー42の下
端の取付孔42iは、ボルト63により取付ステー15cに締
結しておく。
を示す要部側面図であり、同図18から明らかなように、
メインパイプサイドカバー42は内燃機関15のシリンダ15
bの上方でかつメインパイプ4の下方空間に配設された
気化器26,エアクリーナ27等の吸気系機器を側方から殆
ど覆っており、該機器への埃等の付着が極力避けられる
とともに、外観を損なうことがなく商品性を維持するこ
とができる。またフロントトップカバー40とメインパイ
プサイドカバー42との間に側面視で隙間が形成されてい
ないことも外観性を良くしている。
易であり、レッグシールド43を取り外した状態で、乗車
しても良好な外観を維持して違和感を与えるようなこと
はない。さらにレッグシールド43を外してもメインパイ
プサイドカバー42は、吸気系機器および内燃機関15のシ
リンダ15bの側方を一部覆っているので、冷却風の導入
効果は維持される。
側壁41bの前端立上がり部に穿設された円孔41fに、嵌
め込まれるコンビネーションスイッチ70(図18に破線で
示す)も、レッグシールド43を外した後になお車体フレ
ームに装着された状態にあるフロントトップカバー40,
メインパイプサイドカバー42によって覆われ露出しない
ので、防犯上有利である。
祖側面図である。
トの取付構造を示す一部断面とした要部側面図である。
る。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
図である。
断面図である。
断面図である。
の前半部の要部側面図である。
面図である。
プ、4…メインパイプ、5…前側エンジンハンガープレ
ート、6…シートレール、7…後側エンジンハンガープ
レート、8…バックステー、9…ガセット、10…第1ク
ロスプレート、11…第2クロスバー、12…第3クロスプ
レート、15…内燃機関、17…ハンドル、18…フロントフ
ォーク、19…前輪、20…リヤフォーク、21…ピボット
軸、22…後輪、23…リヤクッション、25…吸気管、26…
気化器、27…エアクリーナ、28…排気管、29…マフラ
ー、30…燃料タンク、31…小物入れ、32…シート、33…
ボックス部材、34…バッテリボックス、35…ツールボッ
クス、36…バッテリ、37…ツール、38…蓋部材、39…メ
インスタンド、40…フロントトップカバー、41…メイン
パイプトップカバー、42…メインパイプサイドカバー、
43…レッグシールド、44…サイドカバー、45…リヤカバ
ー、46…フロントフェンダー、47…リヤフェンダー、48
…フロントバスケット、49…取付金具、50…カバーブラ
ケット、51…取付片、52,53…カバーブラケット、55…
取付ステー、56…カラー、57…ネジ、60,61…ボルト、
62…タッピンネジ、63…ボルト、70…コンビネーション
スイッチ。
Claims (5)
- 【請求項1】 ヘッドパイプから後方斜め下向きに設け
たメインパイプの後部下方に内燃機関を配設し、 該内燃機関の上方に吸気系部材を設け、 前記ヘッドパイプの前方を覆うフロントトップカバー
と、 前記ヘッドパイプの後ろ側から前記メインパイプに沿っ
て後方に延びるメインパイプトップカバーと、 前記メインパイプトップカバーの左右に垂下するメイン
パイプサイドカバーと、前記メインパイプサイドカバー
の前部に左右レッグシールドを着脱自在に設けるととも
に、 前記左右レッグシールドの上部は前記フロントトップカ
バーと前記メインパイプサイドカバーで挟むように設け
た小型車両の車体カバー構造において、フロントトップカバーの側縁と前記メインパイプサイド
カバーの前側縁が、側面視で重なり、 メインパイプサイドカバーの前側縁は、フロントトップ
カバー側縁の内側にあって、レッグシールドを挟む隙間
が、メインパイプサイドカバーの前側縁とフロントトッ
プカバー側縁間で車両の前後方向に対して左右方向で確
保され、 レッグシールドの前側縁は、折曲されて、当該隙間に後
方から隙間を塞ぐように挟まれることにより、 前記レッグシールドを外したときに、前記フロントトッ
プカバーと前記メインパイプサイドカバー上部が側面視
重なるようにし、側面視で隙間が見えないものとされ、 かつ、 前記メインパイプサイドカバーはその下側縁を吸
気系部材前部まで延出することにより、前記レッグシー
ルドを外したときに、当該吸気系部材を側方から殆ど覆
っていることを特徴とする小型車両の車体カバー構造。 - 【請求項2】 前記レッグシールドの前側縁(43a)
は断面がクランク状に折り曲げられていることを特徴と
する請求項1記載の小型車両の車体カバー構造。 - 【請求項3】 前記レッグシールドの上部前側縁(43
a)に前方に向けて溝を設け、該溝に前記フロントトッ
プカバーの側縁(40d)が嵌入され、該フロントトッ
プカバーの側縁(40d)より内側に前記メインパイプ
サイドカバー(42)の上部前縁を配置したことを特徴
とする請求項1記載の小型車両の車体カバー構造。 - 【請求項4】 前記レッグシールドは前記メインパイプ
サイドカバーとの締結部において、該メインパイプサイ
ドカバーの内側に取付けられる請求項1記載の小型車両
の車体カバー構造。 - 【請求項5】 前記メインパイプサイドカバーの上部は
前記フロントトップカバーに固定されている請求項1記
載の小型車両の車体カバー構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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