JP3445294B2 - エンジンの吸気制御装置 - Google Patents
エンジンの吸気制御装置Info
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- JP3445294B2 JP3445294B2 JP34239192A JP34239192A JP3445294B2 JP 3445294 B2 JP3445294 B2 JP 3445294B2 JP 34239192 A JP34239192 A JP 34239192A JP 34239192 A JP34239192 A JP 34239192A JP 3445294 B2 JP3445294 B2 JP 3445294B2
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- valve
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/48—Tumble motion in gas movement in cylinder
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気通路内に配設され
た吸気制御弁により吸気通路面積を可変制御するように
したエンジンの吸気制御装置に関する。
た吸気制御弁により吸気通路面積を可変制御するように
したエンジンの吸気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃費率の向上を図るために、
A/F(空燃比)を高く設定した希薄空燃比型のエンジ
ンが実用に供されている。このようなエンジンにおいて
燃費率をさらに向上させるためには、吸気量の少ない運
転領域でも吸気の流速を高めることにより燃焼室内に例
えばタンブル(縦渦)を発生させ、希薄燃焼を安定化さ
せることが効果的であることが知られている。このよう
なタンブルを発生できる吸気制御装置として、本件出願
人は、先に吸気通路の底壁内に吸気制御弁を回動自在に
配設し、低吸入空気量時に吸気通路の底壁側部分を絞り
込むことにより吸入空気を天壁側に偏らせて流し、さら
に吸気制御弁の下流側に吸気の方向付けを行う整流部材
を配設し、もって吸入空気を燃焼室中心側から縦方向に
流入させるようにした吸気制御装置を提案している(例
えば特願平3−360129号参照)。
A/F(空燃比)を高く設定した希薄空燃比型のエンジ
ンが実用に供されている。このようなエンジンにおいて
燃費率をさらに向上させるためには、吸気量の少ない運
転領域でも吸気の流速を高めることにより燃焼室内に例
えばタンブル(縦渦)を発生させ、希薄燃焼を安定化さ
せることが効果的であることが知られている。このよう
なタンブルを発生できる吸気制御装置として、本件出願
人は、先に吸気通路の底壁内に吸気制御弁を回動自在に
配設し、低吸入空気量時に吸気通路の底壁側部分を絞り
込むことにより吸入空気を天壁側に偏らせて流し、さら
に吸気制御弁の下流側に吸気の方向付けを行う整流部材
を配設し、もって吸入空気を燃焼室中心側から縦方向に
流入させるようにした吸気制御装置を提案している(例
えば特願平3−360129号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記提案に係
る吸気制御装置は、上述のように低吸入空気量時には吸
気制御弁を閉じて吸気通路面積を絞り込むとともに整流
部材によって吸気流を方向付けすることによりタンブル
を発生させ、かつ高吸入空気量時には吸気制御弁を開く
ことにより吸気抵抗を軽減するように構成されている。
ところが、上記整流部材の形状,配置位置のいかんによ
っては、気筒軸方向に流れるタンブルをより確実に発生
させる点でまだ充分でないことが判明した。
る吸気制御装置は、上述のように低吸入空気量時には吸
気制御弁を閉じて吸気通路面積を絞り込むとともに整流
部材によって吸気流を方向付けすることによりタンブル
を発生させ、かつ高吸入空気量時には吸気制御弁を開く
ことにより吸気抵抗を軽減するように構成されている。
ところが、上記整流部材の形状,配置位置のいかんによ
っては、気筒軸方向に流れるタンブルをより確実に発生
させる点でまだ充分でないことが判明した。
【0004】例えば上記提案装置では、整流部材は吸気
弁より反気筒中心側に位置していることから断面V字状
になっていた。そのため、吸気流はカム軸直角方向に長
い長円状となり、気筒内で反転流と干渉し易い問題があ
った。
弁より反気筒中心側に位置していることから断面V字状
になっていた。そのため、吸気流はカム軸直角方向に長
い長円状となり、気筒内で反転流と干渉し易い問題があ
った。
【0005】また提案装置では整流部材が横断面V字状
をなしており、しかもこのV字形の中に吸気弁が位置し
ているので、それだけ吸気の流路抵抗が大きいという問
題があった。
をなしており、しかもこのV字形の中に吸気弁が位置し
ているので、それだけ吸気の流路抵抗が大きいという問
題があった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、吸気通路を絞り込んだときのタンブルをより強力確
実に発生させて燃費をより向上できるエンジンの吸気制
御装置を提供することを目的としている。
で、吸気通路を絞り込んだときのタンブルをより強力確
実に発生させて燃費をより向上できるエンジンの吸気制
御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、底壁,左右内
側壁及び天壁を有する吸気通路の底壁内に、低吸入空気
量時に該吸気通路の上記底壁側部分を絞り込むことによ
り吸入空気を吸気通路の上記天壁側に偏らせて流す吸気
制御弁を回動可能に配設し、上記吸気通路の上記吸気制
御弁より下流側部分にて吸気を天壁側流れと底壁側流れ
とに整流するための整流部材を、該整流部材の長手方向
左右縁部と吸気通路の上記左右内側壁との間に隙間をあ
けて設けるとともに、該整流部材の吸気弁開口近傍部分
を吸気弁のバルブステムより気筒中心側に位置させたこ
とを特徴としている。
側壁及び天壁を有する吸気通路の底壁内に、低吸入空気
量時に該吸気通路の上記底壁側部分を絞り込むことによ
り吸入空気を吸気通路の上記天壁側に偏らせて流す吸気
制御弁を回動可能に配設し、上記吸気通路の上記吸気制
御弁より下流側部分にて吸気を天壁側流れと底壁側流れ
とに整流するための整流部材を、該整流部材の長手方向
左右縁部と吸気通路の上記左右内側壁との間に隙間をあ
けて設けるとともに、該整流部材の吸気弁開口近傍部分
を吸気弁のバルブステムより気筒中心側に位置させたこ
とを特徴としている。
【0008】また請求項2の発明は、吸気通路の底壁内
に、低吸入空気量時に該吸気通路の底壁側部分を絞り込
むことにより吸入空気を吸気通路の天壁側に偏らせて流
す吸気制御弁を回動可能に配設し、上記吸気通路の上記
吸気制御弁より下流側部分にて吸気を天壁側流れと底壁
側流れとに整流するための整流部材を設けるとともに、
該整流部材と上記吸気通路内壁とでなす通路面積を、上
記吸気制御弁が全閉位置に回動したときの該吸気制御弁
と上記整流部材とでなす隙間面積より大きくしたことを
特徴とするエンジンの吸気制御装置である。
に、低吸入空気量時に該吸気通路の底壁側部分を絞り込
むことにより吸入空気を吸気通路の天壁側に偏らせて流
す吸気制御弁を回動可能に配設し、上記吸気通路の上記
吸気制御弁より下流側部分にて吸気を天壁側流れと底壁
側流れとに整流するための整流部材を設けるとともに、
該整流部材と上記吸気通路内壁とでなす通路面積を、上
記吸気制御弁が全閉位置に回動したときの該吸気制御弁
と上記整流部材とでなす隙間面積より大きくしたことを
特徴とするエンジンの吸気制御装置である。
【0009】
【作用】請求項1の発明に係る吸気制御装置によれば、
整流部材を吸気弁のバルブステムより気筒中心側に位置
させたので、この整流部材と吸気通路内壁とで囲まれる
通路断面形状がカム軸方向に長い長円状となり、吸気が
燃焼室内に気筒軸方向に流入した際の反転流との干渉が
抑制され、それだけタンブルの発生を確実にできる。
整流部材を吸気弁のバルブステムより気筒中心側に位置
させたので、この整流部材と吸気通路内壁とで囲まれる
通路断面形状がカム軸方向に長い長円状となり、吸気が
燃焼室内に気筒軸方向に流入した際の反転流との干渉が
抑制され、それだけタンブルの発生を確実にできる。
【0010】また本発明では流路形状が横長の長円状を
なしており、しかもこの流路内に吸気弁は位置していな
いので、吸気通路を絞り込んだときの天壁側を流れる吸
気の流路抵抗を小さくすることができ、この点からも気
筒軸方向のタンブルをより強力に発生させることができ
る。
なしており、しかもこの流路内に吸気弁は位置していな
いので、吸気通路を絞り込んだときの天壁側を流れる吸
気の流路抵抗を小さくすることができ、この点からも気
筒軸方向のタンブルをより強力に発生させることができ
る。
【0011】さらにまた上記整流部材と吸気通路の左右
内側壁との間に隙間をあけたので、この隙間から流入し
た吸気により、吸気制御弁下流側の底壁側部分に生じる
負圧を緩和でき、吸気流の乱れを防止できる。これらの
相乗効果によってタンブルを強化でき、燃焼性をさらに
向上でき、燃費の改善が図れる。
内側壁との間に隙間をあけたので、この隙間から流入し
た吸気により、吸気制御弁下流側の底壁側部分に生じる
負圧を緩和でき、吸気流の乱れを防止できる。これらの
相乗効果によってタンブルを強化でき、燃焼性をさらに
向上でき、燃費の改善が図れる。
【0012】また、請求項2の発明に係る吸気制御装置
によれば、整流部材と吸気通路内壁とでなす通路面積
を、全閉時における吸気制御弁と整流部材と吸気通路内
壁とでなす隙間面積より大きく設定したので、この隙間
面積から流入した吸気により底壁側部分の負圧を緩和し
て吸気流の乱れを防止しながら、天壁側を流れる吸入空
気の必要量を確保してタンブルを確実に発生させること
ができる。
によれば、整流部材と吸気通路内壁とでなす通路面積
を、全閉時における吸気制御弁と整流部材と吸気通路内
壁とでなす隙間面積より大きく設定したので、この隙間
面積から流入した吸気により底壁側部分の負圧を緩和し
て吸気流の乱れを防止しながら、天壁側を流れる吸入空
気の必要量を確保してタンブルを確実に発生させること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図6は本発明の一実施例によるエンジン
の吸気制御装置を説明するための図であり、図1ないし
図5は本実施例装置の構造を説明するための図、図6は
エンジン回転数−スロトッル弁開度−吸気制御弁開度の
関係を示す三次元マップ図である。
る。図1ないし図6は本発明の一実施例によるエンジン
の吸気制御装置を説明するための図であり、図1ないし
図5は本実施例装置の構造を説明するための図、図6は
エンジン回転数−スロトッル弁開度−吸気制御弁開度の
関係を示す三次元マップ図である。
【0014】図1において、1は水冷式4サイクル4バ
ルブエンジンであり、これはクランクケース2上にシリ
ンダブロック3,シリンダヘッド4を積層してヘッドボ
ルトで締結し、該シリンダヘッド4のヘッドガバー側合
面4iにヘッドガバー5を装着した構造のものである。
上記シリンダブロック3に形成されたシリンダボア3a
内にはピストン7が摺動自在に挿入配置されており、該
ピストン7はコンロッド8でクランク軸(図示せず)に
連結されている。
ルブエンジンであり、これはクランクケース2上にシリ
ンダブロック3,シリンダヘッド4を積層してヘッドボ
ルトで締結し、該シリンダヘッド4のヘッドガバー側合
面4iにヘッドガバー5を装着した構造のものである。
上記シリンダブロック3に形成されたシリンダボア3a
内にはピストン7が摺動自在に挿入配置されており、該
ピストン7はコンロッド8でクランク軸(図示せず)に
連結されている。
【0015】上記シリンダヘッド4のシリンダブロック
側合面4aには燃焼室を構成する燃焼凹部4bが凹設さ
れている。この燃焼凹部4bには吸気弁開口4c,排気
弁開口4dがそれぞれ2つずつ開口している。この各排
気弁開口4dには排気弁10のバルブヘッド10aが、
各吸気弁開口4cには吸気弁11のバルブヘッド11a
がそれぞれ開閉可能に配設されている。この排気,吸気
弁10,11のバルブステム10b,11bはカム軸方
向に見て所定の挟み角をなすように斜め上方に延びてお
り、その上端には排気,吸気リフタ12,13がそれぞ
れ装着されている。また該各リフタ12,13上には、
これを押圧駆動する排気,吸気カム軸14,15が気筒
軸と直角方向に向けて、かつ互いに平行に配設されてい
る。なお、12a,13aは各弁を閉方向に付勢するバ
ルブスプリング、29は点火プラグである。
側合面4aには燃焼室を構成する燃焼凹部4bが凹設さ
れている。この燃焼凹部4bには吸気弁開口4c,排気
弁開口4dがそれぞれ2つずつ開口している。この各排
気弁開口4dには排気弁10のバルブヘッド10aが、
各吸気弁開口4cには吸気弁11のバルブヘッド11a
がそれぞれ開閉可能に配設されている。この排気,吸気
弁10,11のバルブステム10b,11bはカム軸方
向に見て所定の挟み角をなすように斜め上方に延びてお
り、その上端には排気,吸気リフタ12,13がそれぞ
れ装着されている。また該各リフタ12,13上には、
これを押圧駆動する排気,吸気カム軸14,15が気筒
軸と直角方向に向けて、かつ互いに平行に配設されてい
る。なお、12a,13aは各弁を閉方向に付勢するバ
ルブスプリング、29は点火プラグである。
【0016】上記2つの排気弁開口4dは二股状の排気
通路16でシリンダヘッド4の前壁4f側に導出されて
おり、該排気通路16の壁面開口16aには排気管(図
示せず)が接続されている。また上記各吸気弁開口4
c,4c´はそれぞれ吸気通路17,17´によりシリ
ンダヘッド4の後壁4g側に導出されている。この各吸
気通路17,17´は気筒軸方向に見ると(図4参照)
互いに平行になっており、またカム軸方向に見ると(図
1参照)上記吸気弁開口4cからシリンダ後壁4g側に
円弧状に屈曲した後、略直線状に延びている。そしてこ
の各吸気通路17,17´の各壁面開口17aには共通
のキャブジョイント18が接続されており、該ジョイン
ト18内で1つの通路に合流している。このキャブジョ
イント18には1つの気化器19が接続されている。該
気化器19はスロトッル操作によって開閉するバタフラ
イ式スロットル弁19aと、エンジンの吸気負圧で自動
的に開閉するピストン弁19bとを有する自動可変ベン
チュリ式のものである。
通路16でシリンダヘッド4の前壁4f側に導出されて
おり、該排気通路16の壁面開口16aには排気管(図
示せず)が接続されている。また上記各吸気弁開口4
c,4c´はそれぞれ吸気通路17,17´によりシリ
ンダヘッド4の後壁4g側に導出されている。この各吸
気通路17,17´は気筒軸方向に見ると(図4参照)
互いに平行になっており、またカム軸方向に見ると(図
1参照)上記吸気弁開口4cからシリンダ後壁4g側に
円弧状に屈曲した後、略直線状に延びている。そしてこ
の各吸気通路17,17´の各壁面開口17aには共通
のキャブジョイント18が接続されており、該ジョイン
ト18内で1つの通路に合流している。このキャブジョ
イント18には1つの気化器19が接続されている。該
気化器19はスロトッル操作によって開閉するバタフラ
イ式スロットル弁19aと、エンジンの吸気負圧で自動
的に開閉するピストン弁19bとを有する自動可変ベン
チュリ式のものである。
【0017】上記吸気通路17の吸気弁開口近傍の屈曲
部17bには、弁穴17cがカム軸方向に貫通形成され
ている。この弁穴17cは、その軸線が該吸気通路17
の底壁17dの表面付近に位置し、吸気通路17内部分
は略半円状に形成されており、隣接する2つの気筒用吸
気通路を連通している。
部17bには、弁穴17cがカム軸方向に貫通形成され
ている。この弁穴17cは、その軸線が該吸気通路17
の底壁17dの表面付近に位置し、吸気通路17内部分
は略半円状に形成されており、隣接する2つの気筒用吸
気通路を連通している。
【0018】上記弁穴17c内には、各吸気通路17,
17´の通路断面積を変化させるための吸気制御弁21
が回動自在に挿入配置されている。この吸気制御弁21
は、丸棒の一部を吸気通路17の下部内面と連続面をな
すよう切り欠くことにより各吸気通路17,17´を開
閉する弁部21aを形成してなるものであり、この弁部
21aが弁穴17c内に没入して吸気通路内面と面一と
なる全開位置と、上記弁部21aが底壁17d面から略
垂直に起立して吸気通路17を50〜70%、好ましく
は67%程度絞り込む全閉位置との間で回動可能となっ
ている。この場合、上記弁部21aの外周面が上流側に
位置するように回動する。
17´の通路断面積を変化させるための吸気制御弁21
が回動自在に挿入配置されている。この吸気制御弁21
は、丸棒の一部を吸気通路17の下部内面と連続面をな
すよう切り欠くことにより各吸気通路17,17´を開
閉する弁部21aを形成してなるものであり、この弁部
21aが弁穴17c内に没入して吸気通路内面と面一と
なる全開位置と、上記弁部21aが底壁17d面から略
垂直に起立して吸気通路17を50〜70%、好ましく
は67%程度絞り込む全閉位置との間で回動可能となっ
ている。この場合、上記弁部21aの外周面が上流側に
位置するように回動する。
【0019】また上記キャブジョイント18内には、切
換弁26が配設されている。この切換弁26は、該ジョ
イント18を上記吸気制御弁21と平行に貫通するよう
に配設された弁軸26aと、該弁軸26aに固着され上
記一方の吸気通路17´を開閉する弁板26bとから構
成されている。
換弁26が配設されている。この切換弁26は、該ジョ
イント18を上記吸気制御弁21と平行に貫通するよう
に配設された弁軸26aと、該弁軸26aに固着され上
記一方の吸気通路17´を開閉する弁板26bとから構
成されている。
【0020】上記吸気制御弁21の外方突出部は制御モ
ータ30にプーリ,ケーブルを介して連結されている。
また上記切換弁26の外方突出部は切換モータ31にプ
ーリ,ケーブルを介して連結されている。上記制御モー
タ30,切換モータ31はECU23によってその回転
が制御される。
ータ30にプーリ,ケーブルを介して連結されている。
また上記切換弁26の外方突出部は切換モータ31にプ
ーリ,ケーブルを介して連結されている。上記制御モー
タ30,切換モータ31はECU23によってその回転
が制御される。
【0021】上記ECU23は、スロットル開度センサ
24によるスロットル弁19aの開度信号a,及び回転
センサ25によるエンジン回転数信号bが入力され、上
記吸気制御弁21を、図6に示すマップに従って制御す
るための制御信号Aを上記制御モータ30に出力し、ま
た上記切換弁26を吸入空気量が所定以下の運転域では
閉とし、上記所定量を越える運転域では開とする制御信
号Bを上記切換モータ31に出力する。
24によるスロットル弁19aの開度信号a,及び回転
センサ25によるエンジン回転数信号bが入力され、上
記吸気制御弁21を、図6に示すマップに従って制御す
るための制御信号Aを上記制御モータ30に出力し、ま
た上記切換弁26を吸入空気量が所定以下の運転域では
閉とし、上記所定量を越える運転域では開とする制御信
号Bを上記切換モータ31に出力する。
【0022】上記切換弁26の弁板26bが設けられて
いない吸気通路17側の、吸気制御弁21より下流側に
は整流部材20が配設されている。この整流部材20
は、図2,図3(a) 及び図3(b) に示すように、舌片状
の整流板20aの下流端部に環状の保持リング20bを
溶接,ロウ付けにより接続固定し、この保持リング20
bの外周面に凸状の係止部20cを突設して構成されて
おり、この係止部20cは上記吸気弁開口4cに圧入さ
れたバルブシート11dの内周面の凹部に嵌合してい
る。
いない吸気通路17側の、吸気制御弁21より下流側に
は整流部材20が配設されている。この整流部材20
は、図2,図3(a) 及び図3(b) に示すように、舌片状
の整流板20aの下流端部に環状の保持リング20bを
溶接,ロウ付けにより接続固定し、この保持リング20
bの外周面に凸状の係止部20cを突設して構成されて
おり、この係止部20cは上記吸気弁開口4cに圧入さ
れたバルブシート11dの内周面の凹部に嵌合してい
る。
【0023】上記整流板20aは上記吸気通路17の略
中心線に沿って延び、これの下流端部20eは上記バル
ブシート11dの圧入端pより燃焼室側に位置してい
る。また上記整流板20aの上部には上記吸気弁11の
バルブステム11bが挿通する挿通孔20dが両者の間
に隙間を設けて形成されている。
中心線に沿って延び、これの下流端部20eは上記バル
ブシート11dの圧入端pより燃焼室側に位置してい
る。また上記整流板20aの上部には上記吸気弁11の
バルブステム11bが挿通する挿通孔20dが両者の間
に隙間を設けて形成されている。
【0024】そして上記整流板20aの長手方向の両縁
部と吸気通路17の内側壁との間には若干の隙間tが設
けられている(図3(a) 参照) 。また上記整流板20a
の下流端部20e部分はバルブステム11bより気筒中
心の点火プラグ29側に位置している。
部と吸気通路17の内側壁との間には若干の隙間tが設
けられている(図3(a) 参照) 。また上記整流板20a
の下流端部20e部分はバルブステム11bより気筒中
心の点火プラグ29側に位置している。
【0025】さらにまた、上記整流板20aの上流端部
20fは、吸気制御弁21が全閉位置にある場合の弁部
21aの上方に位置している。この上流端部20fと上
記吸気通路17の天壁17f側内面とでなす通路面積C
は、上記全閉位置における吸気制御弁21と上記整流板
20aとでなす隙間面積Dより大きく設定されている
(図2,図5参照)。
20fは、吸気制御弁21が全閉位置にある場合の弁部
21aの上方に位置している。この上流端部20fと上
記吸気通路17の天壁17f側内面とでなす通路面積C
は、上記全閉位置における吸気制御弁21と上記整流板
20aとでなす隙間面積Dより大きく設定されている
(図2,図5参照)。
【0026】次に本実施例装置の作用効果について説明
する。本実施例装置では、ECU23からの制御信号A
によって制御モータ30が吸気制御弁21を開閉制御
し、またECU23からの制御信号Bによって切換モー
タ31が切換弁26を開閉制御する。
する。本実施例装置では、ECU23からの制御信号A
によって制御モータ30が吸気制御弁21を開閉制御
し、またECU23からの制御信号Bによって切換モー
タ31が切換弁26を開閉制御する。
【0027】上記切換弁26は上記ECU23によって
開閉制御され、一方の吸気通路17´を、要求吸気量の
少ない低速・低負荷運転域,及び要求吸気量が中程度の
中速・中負荷運転域では全閉する。これにより吸気は他
方の吸気通路17のみに偏って流れる。また要求吸気量
の多い高速・高負荷運転域では、切換弁26は吸気通路
17´を全開とする。これにより吸気は吸気通路17,
17´の両方を通って流れる。
開閉制御され、一方の吸気通路17´を、要求吸気量の
少ない低速・低負荷運転域,及び要求吸気量が中程度の
中速・中負荷運転域では全閉する。これにより吸気は他
方の吸気通路17のみに偏って流れる。また要求吸気量
の多い高速・高負荷運転域では、切換弁26は吸気通路
17´を全開とする。これにより吸気は吸気通路17,
17´の両方を通って流れる。
【0028】また上記上記ECU23は、エンジン回転
数信号b及びスロットル開度信号aを読み込み、内蔵す
る図6の三次元マップから現運転状態における最適の吸
気制御弁開度を演算し、該開度に応じて制御モータ30
を駆動する。即ち、吸気制御弁21は、エンジン回転数
が、b3より高い高速側運転域ではスロットル弁開度の
如何にかかわらず常に全開となっており、アイドル回転
数からb3の間の低,中速運転域ではスロットル弁開度
に応じて開閉制御される。
数信号b及びスロットル開度信号aを読み込み、内蔵す
る図6の三次元マップから現運転状態における最適の吸
気制御弁開度を演算し、該開度に応じて制御モータ30
を駆動する。即ち、吸気制御弁21は、エンジン回転数
が、b3より高い高速側運転域ではスロットル弁開度の
如何にかかわらず常に全開となっており、アイドル回転
数からb3の間の低,中速運転域ではスロットル弁開度
に応じて開閉制御される。
【0029】上記吸気制御弁21の開度は、上記低,中
速運転域ではスロットル弁開度がa1を越えるまで全閉
に保持され、ここからスロットル弁開度がa2〜a4に
達するまで緩やかに大きくなり、これらの開度を越える
と急撃に全開まで開かられ、全開に保持される。この場
合、上記隙間面積Dは吸気制御弁21が全閉時に最小で
かつD<Cとなり、該制御弁21を開いていくとD=C
の状態を経てD>Cとなる。
速運転域ではスロットル弁開度がa1を越えるまで全閉
に保持され、ここからスロットル弁開度がa2〜a4に
達するまで緩やかに大きくなり、これらの開度を越える
と急撃に全開まで開かられ、全開に保持される。この場
合、上記隙間面積Dは吸気制御弁21が全閉時に最小で
かつD<Cとなり、該制御弁21を開いていくとD=C
の状態を経てD>Cとなる。
【0030】このように本実施例によれば、低中速・低
負荷時のような吸入空気量の少ない運転域では、吸気制
御弁21を図1,図2に示す全閉位置に回動させ、かつ
切換弁26を閉位置に回動させて吸気を他方の吸気通路
17のみ流すとともに、該吸気を整流部材20で天壁側
流れと底壁側流れとに整流したので、吸気量が少ない場
合でも気筒軸方向に沿って流れるタンブルを確実に発生
させることができ、安定した希薄燃焼を確保でき、燃費
率を向上できる。
負荷時のような吸入空気量の少ない運転域では、吸気制
御弁21を図1,図2に示す全閉位置に回動させ、かつ
切換弁26を閉位置に回動させて吸気を他方の吸気通路
17のみ流すとともに、該吸気を整流部材20で天壁側
流れと底壁側流れとに整流したので、吸気量が少ない場
合でも気筒軸方向に沿って流れるタンブルを確実に発生
させることができ、安定した希薄燃焼を確保でき、燃費
率を向上できる。
【0031】また、上記整流部材20の整流板20aの
下流側を吸気弁11より気筒中心側に位置させたので、
吸気流をカム軸方向に横長の断面形状にすることがで
き、気筒内に流入する吸気流とピストン面から反転して
くる反転流との干渉を抑制でき、それだけタンブルを確
実に発生させることができる。
下流側を吸気弁11より気筒中心側に位置させたので、
吸気流をカム軸方向に横長の断面形状にすることがで
き、気筒内に流入する吸気流とピストン面から反転して
くる反転流との干渉を抑制でき、それだけタンブルを確
実に発生させることができる。
【0032】また本実施例では整流板20aを吸気弁よ
り気筒中心側に配置したので上記整流部材を例えばV字
状に形成して吸気弁を囲むように配置した場合に比べて
絞り込み時の流路抵抗を小さくすることができ、それだ
け吸入空気の流速を向上でき、この点からもタンブルを
より強力に発生させることができる。
り気筒中心側に配置したので上記整流部材を例えばV字
状に形成して吸気弁を囲むように配置した場合に比べて
絞り込み時の流路抵抗を小さくすることができ、それだ
け吸入空気の流速を向上でき、この点からもタンブルを
より強力に発生させることができる。
【0033】ここで本実施例では上記整流板20aの上
流端部20fを吸気制御弁21の全閉位置の弁部21a
の上方に位置させたが、上記整流板20aは、これの挿
通孔20dの上端部で切断してバルブステム11bの通
る穴をU字状としてもよく、あるいは上記挿通穴20d
の下部で切断してもよい。
流端部20fを吸気制御弁21の全閉位置の弁部21a
の上方に位置させたが、上記整流板20aは、これの挿
通孔20dの上端部で切断してバルブステム11bの通
る穴をU字状としてもよく、あるいは上記挿通穴20d
の下部で切断してもよい。
【0034】また本実施例では、上記整流板20aの両
縁部と吸気通路17との間に隙間tを設けたので、該隙
間tから流入した吸気により底壁側に生じる負圧を緩和
でき、吸気の巻き込みによる乱流を防止できる。この場
合、上記整流板20aの挿通孔20d,及び該整流板2
0aの上流端部20fと吸気制御弁21との隙間からも
吸気は流入することから、この点からも負圧による吸気
の乱れを防止できる。
縁部と吸気通路17との間に隙間tを設けたので、該隙
間tから流入した吸気により底壁側に生じる負圧を緩和
でき、吸気の巻き込みによる乱流を防止できる。この場
合、上記整流板20aの挿通孔20d,及び該整流板2
0aの上流端部20fと吸気制御弁21との隙間からも
吸気は流入することから、この点からも負圧による吸気
の乱れを防止できる。
【0035】また上記整流板20aの上流端部20fと
吸気通路17の天壁17f内面とでなす通路面積Cを、
上記上流端部20fと閉時の吸気制御弁21とでなす隙
間面積Dより大きく設定したので、底壁側が負圧になる
のを防止しながら天壁17f側を流れる吸気の流速を確
保でき、タンブルを確実に発生させることができる。な
お、上記上流端部20fを吸気制御弁21に当接させて
隙間面積Dを略ゼロにしてもよい。
吸気通路17の天壁17f内面とでなす通路面積Cを、
上記上流端部20fと閉時の吸気制御弁21とでなす隙
間面積Dより大きく設定したので、底壁側が負圧になる
のを防止しながら天壁17f側を流れる吸気の流速を確
保でき、タンブルを確実に発生させることができる。な
お、上記上流端部20fを吸気制御弁21に当接させて
隙間面積Dを略ゼロにしてもよい。
【0036】さらにまた上記整流板20aの下流端部2
0eを上記バルブシート11dの圧入端pより燃焼室側
に位置させたので、バルブ開口まで吸気に方向性を持た
せることができ、さらに強力なタンブルを発生させるこ
とができる。また上記下流端部20eを燃焼室側に延長
したことにより、整流板20aを保持リング20bに溶
接,ロウ付けする場合の接続代を長くできることから、
保持力を向上でき、エンジン振動,吸入負圧等による整
流板20aの倒れ,脱落を防止できる。
0eを上記バルブシート11dの圧入端pより燃焼室側
に位置させたので、バルブ開口まで吸気に方向性を持た
せることができ、さらに強力なタンブルを発生させるこ
とができる。また上記下流端部20eを燃焼室側に延長
したことにより、整流板20aを保持リング20bに溶
接,ロウ付けする場合の接続代を長くできることから、
保持力を向上でき、エンジン振動,吸入負圧等による整
流板20aの倒れ,脱落を防止できる。
【0037】また上記整流部材20の保持リング20b
に係止部20cを突設し、該係止部20cをバルブシー
ト11dの内周面の凹部に嵌合して固定するようにした
ので、簡単な形状で組付け性,及び保持力を向上でき
る。ここで、本実施例では、保持リング20bの係止部
20cをバルブシート11dの凹部に嵌合させて固定し
た場合を例にとって説明したが、例えば図7ないし図1
1に示すような固定構造を採用してもよい。図中、図2
及び図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
に係止部20cを突設し、該係止部20cをバルブシー
ト11dの内周面の凹部に嵌合して固定するようにした
ので、簡単な形状で組付け性,及び保持力を向上でき
る。ここで、本実施例では、保持リング20bの係止部
20cをバルブシート11dの凹部に嵌合させて固定し
た場合を例にとって説明したが、例えば図7ないし図1
1に示すような固定構造を採用してもよい。図中、図2
及び図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0038】図7に示す整流部材35は、保持リング3
5bの外周面に係止部35cを突設し、この係止部35
cをバルブシート11dの圧入端pに嵌合して構成した
例である。また図8に示す整流部材36は、保持リング
36bの下縁にフランジ部36cを折り曲げ形成し、こ
のフランジ部36cをバルブシート11dと吸気通路1
7の縁部とで挟持した例である。
5bの外周面に係止部35cを突設し、この係止部35
cをバルブシート11dの圧入端pに嵌合して構成した
例である。また図8に示す整流部材36は、保持リング
36bの下縁にフランジ部36cを折り曲げ形成し、こ
のフランジ部36cをバルブシート11dと吸気通路1
7の縁部とで挟持した例である。
【0039】また、図9(a),(b) に示す整流部材37
は、保持リング37bに一対の係止部37cを外方に切
り起こして形成し、この係止部37cをバルブシート1
1dの凹部11eに嵌合して構成した例である。図10
(a),(b) に示す整流部材38は、保持リング38bの外
周面に3つの係止片38cを外方に切り起こして形成
し、各係止片38cをバルブシート11dの内周面に嵌
合させて構成した例である。
は、保持リング37bに一対の係止部37cを外方に切
り起こして形成し、この係止部37cをバルブシート1
1dの凹部11eに嵌合して構成した例である。図10
(a),(b) に示す整流部材38は、保持リング38bの外
周面に3つの係止片38cを外方に切り起こして形成
し、各係止片38cをバルブシート11dの内周面に嵌
合させて構成した例である。
【0040】さらに図11(a),(b) に示す整流部材39
は、整流板39aと保持リング39bとを一体に形成し
てなるもので、この保持リング39bは略C字状に形成
されており、これの両端部の屈曲部39cをバルブシー
ト11dの溝11fに係合するとともに、上記保持リン
グ39bに形成された係止片39c´を上記バルブシー
ト11dの凹部11eに嵌合して構成されている。上記
何れの構造においても、組付け性,保持力を向上でき、
整流部材の倒れ,脱落を防止できる。
は、整流板39aと保持リング39bとを一体に形成し
てなるもので、この保持リング39bは略C字状に形成
されており、これの両端部の屈曲部39cをバルブシー
ト11dの溝11fに係合するとともに、上記保持リン
グ39bに形成された係止片39c´を上記バルブシー
ト11dの凹部11eに嵌合して構成されている。上記
何れの構造においても、組付け性,保持力を向上でき、
整流部材の倒れ,脱落を防止できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係るエン
ジンの吸気制御装置によれば、吸気通路の吸気制御弁よ
り下流側に配置された整流部材を吸気通路の左右内側壁
との間に隙間をあけて設けるとともに、該整流部材の吸
気弁開口近傍部分を吸気弁のバルブステムより気筒中心
側に位置させたので、吸気流の反転流との干渉を抑制で
き、また吸入抵抗を小さくして吸入空気の流速を向上で
き、さらに底壁側部分の負圧を緩和して吸気流の乱れを
防止できる。その結果、気筒軸方向のタンブルをより強
力に発生させることができ、燃焼性をさらに向上して燃
費を改善できる効果がある。
ジンの吸気制御装置によれば、吸気通路の吸気制御弁よ
り下流側に配置された整流部材を吸気通路の左右内側壁
との間に隙間をあけて設けるとともに、該整流部材の吸
気弁開口近傍部分を吸気弁のバルブステムより気筒中心
側に位置させたので、吸気流の反転流との干渉を抑制で
き、また吸入抵抗を小さくして吸入空気の流速を向上で
き、さらに底壁側部分の負圧を緩和して吸気流の乱れを
防止できる。その結果、気筒軸方向のタンブルをより強
力に発生させることができ、燃焼性をさらに向上して燃
費を改善できる効果がある。
【0042】また請求項2の発明では、整流部材と吸気
通路の天壁とでなす通路面積を、吸気制御弁が全閉位置
に回動したときの該吸気制御弁と上記整流部材とでなす
隙間面積より大きくしたので、底壁側部分の負圧を抑制
し、かつ吸気流速を確保でき、タンブルを確実に発生さ
せて燃焼性を向上できる。
通路の天壁とでなす通路面積を、吸気制御弁が全閉位置
に回動したときの該吸気制御弁と上記整流部材とでなす
隙間面積より大きくしたので、底壁側部分の負圧を抑制
し、かつ吸気流速を確保でき、タンブルを確実に発生さ
せて燃焼性を向上できる。
【図1】本発明の一実施例による吸気制御装置を備えた
エンジンの断面側面図である。
エンジンの断面側面図である。
【図2】上記実施例の吸気制御弁,整流部材部分の拡大
図である。
図である。
【図3】上記実施例の吸気制御弁,整流部材部分の拡大
図である。
図である。
【図4】上記実施例の吸気通路の断面平面図である。
【図5】上記実施例の吸気制御弁の閉時における通路面
積を示す図である。
積を示す図である。
【図6】上記実施例におけるエンジン回転数−スロット
ル弁開度−吸気制御弁開度の関係を示すマップ図であ
る。
ル弁開度−吸気制御弁開度の関係を示すマップ図であ
る。
【図7】上記実施例の変形例による整流部材を示す拡大
図である。
図である。
【図8】上記実施例の変形例による整流部材を示す拡大
図である。
図である。
【図9】上記実施例の変形例による整流部材を示す拡大
図である。
図である。
【図10】上記実施例の変形例による整流部材を示す拡
大図である。
大図である。
【図11】上記実施例の変形例による整流部材を示す拡
大図である。
大図である。
1 エンジン
11 吸気弁
17 吸気通路
17d 底壁
17f 天壁
20,35,36,37,38,39 整流部材
21 吸気制御弁
C 通路面積
D 隙間面積
Claims (2)
- 【請求項1】 底壁,左右内側壁及び天壁を有する吸気
通路の底壁内に、低吸入空気量時に該吸気通路の上記底
壁側部分を絞り込むことにより吸入空気を吸気通路の上
記天壁側に偏らせて流す吸気制御弁を回動可能に配設
し、上記吸気通路の上記吸気制御弁より下流側部分にて
吸気を天壁側流れと底壁側流れとに整流するための整流
部材を、該整流部材の長手方向左右縁部と吸気通路の上
記左右内側壁との間に隙間をあけて設けるとともに、該
整流部材の吸気弁開口近傍部分を吸気弁のバルブステム
より気筒中心側に位置させたことを特徴とするエンジン
の吸気装置。 - 【請求項2】 吸気通路の底壁内に、低吸入空気量時に
該吸気通路の底壁側部分を絞り込むことにより吸入空気
を吸気通路の天壁側に偏らせて流す吸気制御弁を回動可
能に配設し、上記吸気通路の上記吸気制御弁より下流側
部分にて吸気を天壁側流れと底壁側流れとに整流するた
めの整流部材を設けるとともに、該整流部材と上記吸気
通路内壁とでなす通路面積を、上記吸気制御弁が全閉位
置に回動したときの該吸気制御弁と上記整流部材とでな
す隙間面積より大きく設定したことを特徴とするエンジ
ンの吸気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34239192A JP3445294B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | エンジンの吸気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34239192A JP3445294B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | エンジンの吸気制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185370A JPH06185370A (ja) | 1994-07-05 |
JP3445294B2 true JP3445294B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=18353368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34239192A Expired - Fee Related JP3445294B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | エンジンの吸気制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445294B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP34239192A patent/JP3445294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06185370A (ja) | 1994-07-05 |
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