JP3441933B2 - ナビゲーション装置、案内経路表示装置及び案内経路表示のためのコンピュータプログラムを記憶した媒体 - Google Patents
ナビゲーション装置、案内経路表示装置及び案内経路表示のためのコンピュータプログラムを記憶した媒体Info
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- JP3441933B2 JP3441933B2 JP26688897A JP26688897A JP3441933B2 JP 3441933 B2 JP3441933 B2 JP 3441933B2 JP 26688897 A JP26688897 A JP 26688897A JP 26688897 A JP26688897 A JP 26688897A JP 3441933 B2 JP3441933 B2 JP 3441933B2
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Description
経路を地図情報に基づいて探索するとともに、この移動
経路を移動体操作者に情報伝達する案内経路表示装置及
びナビゲーション装置などに関する。特に、地図情報の
表示の仕方を改良した案内経路表示装置及びナビゲーシ
ョン装置などに関する。
レイ装置に使用者が希望するエリアの地図が表示され
る。この表示された地図を利用して、使用者が希望する
目的地が設定される。そして、この設定された目的地
と、車両の現在位置との間を結ぶ、最適な案内経路が、
予め記録された各道路情報を利用して検索される。
装置に表示される地図で、明確に表示される。なお、車
両がその案内経路を移動している間は、走行に必要な情
報が音声等の聴取手段によって使用者に報知される。
両の現在位置から目的地までの経路探索が行われ、この
探索された経路に基づき経路案内が行われる。そして、
この経路に沿った走行中に、その現在案内を受けている
経路とは、別の経路を探索する要求が入力されると、現
在の経路とは別の探索条件による経路探索が実行され
る。そして、探索された経路が、新たな案内経路とされ
る。この別ルート探索においては、現在走行中の道路の
探索コストを上げたり、現在案内中の経路の探索時にお
ける探索条件(探索時における道路データの重み付け)
と、異なる条件によって再探索が行われる。これによ
り、現在走行中の道路を避けた道路によって構成される
経路が、新たな案内経路として探索される。
ら外れて走行すると、経路から外れていることが認識さ
れた時点で、車両現在位置から新たな経路を自動的に再
探索するオートリルート機能がある。或いは、再探索を
開始するためのキーを有し、該キーが操作されると再探
索を実行する機能がある。この従来の装置においては、
案内経路から外れて最初の再探索経路は周辺探索経路
(元の経路に戻るように探索された経路)を検出し、さ
らに、使用者の要求により全ルート探索経路(目的地ま
での新たな探索経路)を検出することが可能となってい
る。
装置では、ディスプレイ装置の画面全体に一つの地図が
表示される。ところが、近年、液晶ディスプレイの単価
が低下してきている。そこで、表示画面の広いディスプ
レイ装置が利用できるようになった。このように、広い
表示画面を持つディスプレイ装置で、地図を表示した場
合、より広い範囲の地理情報が得られる。しかも、広い
画面を用いれば、より詳細な地理情報を含む地図の拡大
表示が可能である。
範囲の地理情報が必要でない場合がある。例えば、車両
が目的地近隣に接近した場合、車両及び目的地の地理的
な位置が確認できればよい。それ以外の地理的情報は必
要でない。この場合、必要な地理的な情報は、画面の一
部を用いれば十分に表示できる。つまり、広くなったデ
ィスプレイ装置の画面が十分に活用されない場合があ
る。
ィスプレイでも、一つの地図画面の表示では、上記と同
様な問題が発生する可能性がある。つまり、車両の任意
の運行状況において、あまり必要でない情報が画面に表
示される場合がある。さらに、自車両の現在位置から目
的地までの推奨経路が複数検索できる場合、1つ1つの
案内経路を1つの画面に表示していたのでは、各経路同
士の比較が容易とはいえない。仮に、1つの画面に複数
の案内経路が同時に表示された場合でも、画面全体が煩
雑な表示となり、的確かつ迅速な経路比較ができない。
装置においては、別ルート探索を実行すると、新たな経
路に基づき、経路案内が開始される。別ルート探索は、
例えば現在走行中の経路前方が渋滞しているときに、使
用者の要求に応じて行われる。ここで別ルート探索によ
り探索された経路が元の経路に対して非常に大回りとな
ってしまうことがある。しかも、従来の装置では、別ル
ート探索により探索された経路に自動的に切リ替わって
しまい、元の経路と比較することができなかった。ま
た、異なる探索条件による複数の別ルートが順次探索可
能である装置においても、それらの経路同士の比較は容
易ではなかった。
ては、経路を外れたことをシステムが認識した時点、或
いは、使用者により再探索開始のキーが入力された時点
で再探索が実行される。そして、探索された新たな経路
により自動的に経路案内が開始される。しかしながら、
上記別ルート探索における課題同様、再探索した経路が
元の経路に比較して非常に大回りである場合には、元の
経路に戻って案内を受ける方がよいと感ずることがあ
る。しかし、再探索後には、自動的に再探索経路による
案内に切り替わってしまい、元の経路と再探索された経
路との比較ができなかった。また、周辺探索経路と全ル
ート探索経路との比較もできなかった。
時的に案内経路から外れた場所へと走行され、その後、
再度元の案内経路へ自車両を復帰させたい場合がある。
例えば、急に発生した用事を済ませるため、または案内
経路前方の道路混雑を迂回するために上記状況が要求さ
れる。特に、現在走行中の案内経路周辺の道路構成が操
作者にとって周知であるなら、自車両の走行前方に発生
した道路混雑を迂回すべく、意図的に案内経路から逸脱
され、案内経路でない迂回路によって目的地方向へ移動
される場合がある。しかも、迂回路走行後に於いて、迅
速に元の案内経路への復帰が希望される。
常時、自車両が画面中心となるように地図表示がなされ
るため、地図の表示縮尺によっては、元の案内経路が画
面からはみ出して、経路が全く表示されない状況があ
る。この場合、元の案内経路の方向及び位置が画面上で
直ちに確認できない。そこで、従来では、地図縮尺の変
更操作が必要であった。つまり、地図の表示縮尺が、元
の案内経路が表示できるまで順次小さくされ、より広い
範囲の道路地図を表示する操作が必要であった。
を検知したときに、自車両の現在位置から目的地までの
新しい案内経路を再探索して表示するナビゲーション装
置でも、新しい案内経路が、必ずしも操作者の希望に合
致した経路とは限らない。むしろ、元の案内経路へ復帰
したほうが好ましい場合もある。自車両の現在位置と、
元の案内経路とが1つの画面に表示されない状況が発生
する従来のナビゲーション装置では、このような判断が
困難である。つまり、自車両と元の案内経路とが、地図
縮尺によっては、同時に表示されない場合がある。しか
も、自車両の元の案内経路に対する位置と、新しい案内
経路との比較もできなかった。
近傍の施設へ寄り道した場合、元の案内経路への復帰す
るルートを中心的に表示するとともに、自車両の周囲を
同時に表示することは、従来のナビゲーション装置では
できなかった。
立ち寄り地の設定の場合、必要な検索条件の情報は画面
の一部を用いれば十分に表示できるものてあり、広くな
ったディスプレイ装置の画面が十分に活用されていると
は言い難い。
と、画面が移り変わるため、前回の指定条件を確認した
い場合、画面を一つ前に戻すか、若しくは最初の入力画
面に戻さなくてはならず、検索操作が煩雑化していた。
に、本発明は、地図を表示する画面を2以上に分割し、
その分割画面の一つには、複数の案内経路のうちの第1
の案内経路を表示すると共に、他の画面には、第1の案
内経路とは異なる第2の案内経路を表示させた。そし
て、それら第1、第2の案内経路の何れかを選択できる
ようにした。また、本発明は、地図を表示する画面を分
割した。そして、最初に探索された案内経路から自車両
が外れた場合に、新たに探索された経路を示す地図を、
分割画面の第1画面に表示した。しかも、この第1画面
の表示にともなって、第2画面に、従前に探索された案
内経路を示す地図を表示した。
割した。そして、探索された経路の自車両の現在位置を
含む地図を、第1の画面に表示した。そして、第1画面
に自車両の現在位置周辺の道路地図が表示されていると
きに、第1画面の案内経路に接続する道路地図であっ
て、しかも最終目的地をも表示する地図を第2画面に表
示した。
位置に応じて、案内経路の右左折方向、目的地の方向、
または目的地等に関する情報を切り換えて表示するよう
にした。
路となるように探索された、自車両の現在位置から目的
地までの案内経路を並列表示し、案内経路を選択できる
ようにした。
内経路から外れた際に、その案内経路へ戻る復帰ルート
全体の地理範囲を含むとともに、その逸脱された案内経
路の一部をも含む地図を第1画面に表示した。しかも、
第2画面には、自車両の現在位置を中心とした地図か、
または再探索された目的地までの新しい案内経路を並列
表示した。なお、第1画面の復帰ルートは、案内開始命
令が入力された時点で初めて明示されると共に、常に、
画面全体に最大表示されるようにした。
的地または立ち寄り地の設定に際し、画面を分割して、
第1の画面には、第1の検索条件による施設検索結果情
報を表示する。しかも、第2画面には、更なる検索条件
の選択肢を表示した。この後、新たな検索条件による、
施設抽出結果を第2の画面に表示する。しかも第1の画
面にこの新たな検索条件を示す選択肢を表示した。つま
り、施設の抽出において、検索条件と、その検索結果と
を分割画面に並列表示した。
画面を2以上の画面に分割し(図22のステップSL1
0、図27のステップSP12)、該分割された画面の
うち1以上の画面に、第1の案内経路情報を表示し(図
22のステップSL12、図27のステップSP1
4)、前記第1の案内経路情報を表示した画面以外の1
以上の両面に、前記第1の案内経路情報とは異なる第2
の案内経路情報を表示する(図22のステップSL1
2、図27のステップSP14)ことを特徴とする。
施例は、予め設定された経路に従い経路案内を行う(図
5のSA2〜SA6)ナビゲーション装置において、予
め設定された経路とは異なる経路を探索させる命令がな
されると(図22のステップSL4、図22のステップ
SL28、図22のステップSP6、図27のステップ
SP32)、探索を実行し(図22のステップSL8、
SL26、図27のステップSP10、SP30)、表
示画面を2以上の画面に分割し(図22のステップSL
10、図27のステップSP12)、該分割された画面
のうち1以上の画面に第1の案内経路情報として予め設
定された経路の情報を表示し(図22のステップSL1
2、図27のステップSP14)、前記第1の案内経路
情報を表示した画面以外の1以上の画面に、第2の案内
経路情報として前記第1の案内経路情報とは異なる経路
の情報を表示する(図22のステップSL12、図27
のステップSP14)ことを特徴とする。
は、予め設定された経路に従い経路案内を行う(図5の
SA2〜SA6)ナビゲーション装置において、予め設
定された経路から外れて新たな経路を探索させる命令が
なされると(図27のステップSP2、SP6)、探索
を実行し(図27のステップSP10)、表示画面を2
以上の画面に分割し(図27のステップSP12)、該
分割された画面のうち1以上の画面に第1の案内経路情
報として予め設定された経路の情報を表示し(図27の
ステップSP14)、前記第1の案内経路情報を表示し
た画面以外の1以上の画面に、第2の案内経路情報とし
て探索された新たな経路を表示する(図27のステップ
SP14)ことを特徴とする。
は、自車両の出発地または現在位置付近から、入力され
た目的地または立ち寄り地付近までの、探索または受信
された経路の情報、または自車両が離脱した案内経路と
自車両の現在位置とを繋なぐ経路の情報(図22のステ
ップSL8、SL26、図27のステップSP10、S
P30)であることを特徴とする。
施例は、探索命令が入力される度に、上記第1の案内経
路情報及び/または上記第2の案内経路情報が他の案内
経路情報に切り換えられる(図22のステップSL2
4、SL26、SL12、図27のステップSP28、
SP30、SP14)ことを特徴とする。
索命令が入力される度に、上記第1の案内経路情報が、
上記第2の案内経路情報とされると共に、上記第2の案
内経路情報には、探索または受信された新たな経路の情
報とされる(図22のステップSL24、SL26、S
L12、図27のステップSP28、SP30、SP1
4)ことを特徴とする。
施例は、上記第1、第2の案内経路情報は、案内経路の
主要名称及び/または通過点名称及び/または案内経路
の全長及び/または通過所用時間(図32、図33)で
もよいことを特徴とする。
施例は、上記第1、第2の案内経路情報の一つが選択さ
れると、当該選択案内経路による案内が開始されるとと
もに、画面が分割状態または、当該選択案内経路のみを
表示する単一画面にされる(図22のステップSL2
3、SL34、SL36、図27のステップSP25、
SP38、SP40)ことを特徴とする。
施例は、予め設定された経路に従い経路案内を行う(図
5のSA2〜SA6)ナビゲーション装置において、案
内経路情報を表示する表示装置と(図1の画像メモリ1
0、ディスプレイ33)、該表示装置に案内情報を出力
する表示処理手段と(図1の画像プロセッサ9)、予め
設定された経路とは異なる経路を探索させる指示を入力
する入力手段と(図22のステップSL4、SL28、
図27のステップSP6、SP32)、前記入力手段の
入力により経路を探索させる指示がなされると予め設定
された経路とは異なる経路を探索する経路探索手段(図
22のステップSL8、SL26、図27のステップS
P10、SP30)とを備え、前記表示処理手段は、前
記経路探索手段により予め設定された経路とは異なる経
路が探索されると前記表示装置に表示する画面を2以上
の画面に分割し(図22のステップSL10、図27の
ステップSP12)、該分割された画面のうち1以上の
画面に、予め設定された経路に関する第1の案内経路情
報を表示し(図22のステップSL12、図27のステ
ップSP14)、前記第1の案内経路情報を表示した画
面以外の1以上の画面に、前記第1の案内経路情報とは
異なる経路に関する第2の案内経路情報を表示する(図
22のステップSL12、図27のステップSP14)
ことを特徴とする。
施例は、予め設定された経路に従い経路案内を行う(図
5のSA2〜SA6)ナビゲーション装置において、案
内経路情報を表示する表示装置と(図1の画像メモリ1
0、ディスプレイ33)、該表示装置に案内情報を出力
する表示処理手段と(図1の画像プロセッサ9)、予め
設定された経路から車両が外れたことを検出する経路外
れ検出手段と(図27のステップSP2)、該経路外れ
検出手段により車両が経路から外れたことが検出される
と新たな経路を探索する経路探索手段(図27のステッ
プSP10)とを備え、前記表示処理手段は、前記経路
探索手段により新たな経路が探索されると前記表示装置
に表示する画面を2以上の画面に分割し(図27のステ
ップSP12)、該分割された画面のうち1以上の画面
に、予め設定された経路に関する第1の案内経路情報を
表示し(図27のステップSP14)、該第1の案内経
路情報を表示した画面以外の1以上の画面に、前記経路
探索手段により探索された新たな経路に関する第2の案
内経路情報を表示する(図27のステップSP14)こ
とを特徴とする。
示す。中央処理部1は、ナビゲーション装置全体の動作
を制御する。この中央処理部1は、CPU(中央処理装
置)2、フラッシュメモリ3、ROM4、RAM(Ra
ndom Access Memory)5、センサ入
力インターフェイス7、通信インターフェイス8、画像
プロセッサ9、画像メモリ10、音声プロセッサ11及
び時計14によって構成されている。各CPU2〜時計
14は、CPUローカルバス15によって相互に接続さ
れている。CPU2の制御のもと、各種情報データの授
受がフラッシュメモリ3等の各デバイス間で行われる。
書き込みが可能なメモリ(EEPROM)等で構成され
る。このフラッシュメモリ3(内部記憶媒体/手段)に
は、光ディスクまたは光磁気ディスク等の情報記憶部3
7(外部記憶媒体/手段)に記憶されるコンピュータの
プログラム38bが書き写され記憶される(インストー
ル/転送される)。また、フラッシュメモリ3は、メイ
ン情報処理装置等の外部装置から、データ送受信装置2
7を介して送信されるプログラム38bが記憶可能であ
る。このプログラム38bの記憶媒体は通信媒体も含
む。
プログラムが変更されれば、新しいルーチンによる処理
が可能となる。このプログラム38bは、後述する各フ
ローチャートに応じたプログラムであり、CPU2で実
行される各種処理のプログラムである。例えば、このプ
ログラム38bは、情報の表示制御と音声案内制御等で
ある。本装置に予め別のオペレーティングシステム、シ
ステムプログラム(OS)が記憶され、上記プログラム
38bはこれらのOSとともに実行されてもよい。この
プログラム38bは本装置にインストールされ実行され
たときに、請求項(クレーム)に記載された処理・機能
を実行させることができればよい。
部が本装置以外の1つ以上の別装置に記憶されて実行さ
れ、本装置と別装置との間には通信手段を介して、これ
から処理するデータ/既に処理されたデータ/プログラ
ムが送受され、本装置及び別装置全体として、本発明が
実行されてもよい。
記憶部37が本ナビゲーション装置にセットされたと
き、または、本ナビゲーション装置の電源が投入された
とき等に、自動的に実行される。または、操作者による
操作によってインストールされてもよい。なお、情報記
憶部37には、ラベルまたはファイル識別子等を含むデ
ィスク管理情報38aが保存されており、このディスク
管理情報38aによって、情報記憶部37のプログラム
の更新バージョン等が判断される。また、この情報記憶
部37は、他の情報記憶部37と入れ替えることができ
る。よって、新しい情報記憶部37がセットされたか否
かが、ディスク管理情報38aの情報内容によって判断
される。
ラムと、このプログラムに関する管理情報が保存されて
いるので、新たな情報記憶部37がセットされると、フ
ラッシュメモリ3の管理情報と、ディスク管理情報38
aとが比較される。そして、新しいプログラムを含む情
報記憶部37がセットされたと判断された場合に、情報
記憶部37のプログラム38bが、フラッシュメモリ3
にインストールされる。これにより、フラッシュメモリ
3には、最新の上記プログラム38bおよびデータ38
cが、常時保存されることになる。この結果、情報記憶
部37の交換によって、最新のナビゲーション装置が実
現される。
報には、ナビゲーション動作で用いられる、各種パラメ
ータ等が含まれている。ROM4には、表示図形データ
及び各種汎用データが記憶されている。表示図形データ
とは、ディスプレイ33上に表示されるルート案内及び
地図表示に必要な各データである。各種汎用データと
は、案内音声用の合成または肉声を録音した音声波形デ
ータ等のナビゲーション時に使用される各データであ
る。
及び、演算のために用いられる各種パラメータや演算結
果及びナビゲーション用のプログラム等が記憶される。
つまり、RAM5は、キャッシュメモリ等にも利用され
る。時計14は、カウンタ及びバッテリバックアップR
AMまたはEEPROM等から構成されている。この時
計14から、時間情報が出力される。
変換回路またはバッファ回路等で構成されている。この
センサ入力インターフェイス7には、現在位置検出装置
20の各センサが接続されている。現在位置検出装置2
0の各センサから、アナログ信号またはデジタル信号の
センサデータがセンサ入力インタフェイス7に入力され
る。この現在位置検出装置20のセンサには、絶対方位
センサ21、相対方位センサ22、距離センサ23及び
速度センサ24がある。
ンサであり、地磁気が検出される。この絶対方位センサ
21から、絶対方位となる南北方向を示すデータが出力
される。相対方位センサ22は、例えば、光ファイバジ
ャイロや圧電振動ジャイロ等のジャイロ装置を用いた操
舵角センサである。この操舵角センサにより、車輪の操
舵角が検出される。そして、絶対方位センサ21で検出
される絶対方位に対する、自車両の走行方向の相対角度
が、相対方位センサ22から出力される。
タに連動したカウンタ等で構成されている。この距離セ
ンサ23からは、自車両の走行距離を示すデータが出力
される。速度センサ24は、速度メータに接続されたカ
ウンタ等で構成されている。この速度センサ24から
は、自車両の走行速度に比例するデータが出力される。
は、I/Oデータバス28が接続されている。このI/
Oデータバス28には、現在位置検出装置20のGPS
受信装置25、ビーコン受信装置26及びデータ送受信
装置27が接続されている。さらに、このI/Oデータ
バス28には、入出力装置30のタッチスイッチ34、
プリンタ35及び情報記憶部37が接続されている。つ
まり、通信インターフェイス8により、各付属装置と、
CPUローカルバス15との間で、各種データの授受が
行われる。
ように、自車両の現在位置を検出するためのデータが出
力される。つまり、絶対方位センサ21で絶対方位が検
出される。相対方位センサ22で、この絶対方位に対す
る相対方位が検出される。さらに、距離センサ23で走
行距離が検出される。速度センサ24で自車両の走行速
度が検出される。GPS受信装置25により、GPS
(Global Positioning Syste
m)の信号(複数の地球周回軌道衛星からのマイクロ
波)が受信され、自車両の緯度・経度等の地理的な位置
データが検出される。
り、VICS(道路交通情報通信システム)等の情報提
供システムからのビーコン波が受信される。そして、ビ
ーコン受信装置26から、近隣道路情報データまたはG
PSの補正データ等がI/Oデータバス28へ出力され
る。
ン、FM多重信号若しくは電話回線等を利用した双方向
式の現在位置情報提供システムまたはATIS(交通情
報サービス)等との間で、現在位置情報または自車両近
隣の道路状況に関する情報が送受信される。これらの情
報は、自車両の位置検出情報または運行補助情報として
利用される。なお、これらビーコン受信装置26及びデ
ータ送受信装置27はなくても良い。このデータ送受信
装置27は、ラジオ受信機、テレビジョン受信機、携帯
電話、ページャまたはその他の無線通信機が用いられ
る。
明なタッチパネル34、プリンタ35及びスピーカ13
から構成される。ディスプレイ33には、ナビゲーショ
ン動作中に案内情報が表示される。タッチパネル34
は、ディスプレイ33の画面上に付着され、透明タッチ
スイッチ(透明電極で構成された接触スイッチまたは、
圧電スイッチ等がある)が複数、平面マトリクス状に配
置されている。このタッチパネル34からは、ナビゲー
ション装置に対して、出発地、目的地、通過地点等の目
的地設定に必要な情報が選択され、入力される。
8を介して出力される地図や施設ガイド等の各種情報が
印刷される。スピーカ13からは音声で使用者に各情報
が伝達される。なお、プリンタ35は、無くても良い。
T、液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイ等の
画像情報を表示可能なものが利用される。しかし、消費
電力が少なく、視認性が高くしかも軽量な、液晶ディス
プレイがディスプレイ33として好ましい。本実施例に
おいては、このディスプレイ33に、画面がより広いワ
イド液晶ディスプレイが用いられる。
る2枚以上の液晶ディスプレイで構成してもよい。そし
て、各液晶ディスプレイは、各々、独立したビデオ信号
ケーブルで画像プロセッサ9と接続されている。しか
も、各液晶ディスプレイは、各々異なる位置に設置でき
るようにしてもよい。
ッサ9には、DRAM(Dynamic RAM)また
はデュアルポートDRAM等の画像メモリ10が接続さ
れている。画像プロセッサ9によって、画像メモリ10
への画像データの書き込み制御が行われる。さらに、画
像プロセッサ9の制御のもとで、画像メモリ10からデ
ータが読み出されてディスプレイ33への画像表示が行
われる。
リ10も第2画面用と第3面面用とに分割される。この
分割形態に応じて、画像メモリ10の各画像メモリ素子
のアドレス指定も、第2画面と第3画面とで分けられ
る。
の描画コマンドに従って、地図データ及び文字データを
表示用画像データに変換し、画像メモリ10に書き込
む。このとき、画面のスクロールのために、ディスプレ
イ33に表示される、画面周囲の画像も形成されて、画
像メモリ10に同時に書き込まれる。
されたときは、画像メモリ10のメモリ領域も、その画
面分割に適合するように分割される。そして、画像メモ
リ10の分割された各メモリ領域に、独立した画像デー
タが書き込まれる。
接続されている。この音声プロセッサ11は、CPUロ
ーカルバス15を介してCPU2及びROM4と接続さ
れている。そして、CPU2によって、ROM4から読
み出された案内音声用の音声波形データが、音声プロセ
ッサ11に入力される。この音声波形データは、音声プ
ロセッサ11によりアナログ信号に変換され、スピーカ
13から出力される。この音声プロセッサ11及び上記
画像プロセッサ9は、汎用のDSP(デジタルシグナル
プロセッサ)等で構成されてもよい。
部39を介して情報記憶部37が接続されている。この
情報記憶部37には、ディスク管理情報38a、上述し
た各ナビゲーション動作を制御するためのプログラム3
8b及び地図情報などのデータ38cが記憶されてい
る。ディスク管理情報38aには、この情報記憶部37
内に記憶されているデータ及びプログラムに関する情報
が保存されている。例えば、プログラム38bのバージ
ョン情報等である。データ38cには、道路地図データ
などのナビゲーション動作に必要なデータが不揮発性的
に記録されている。この情報記憶部37には、I/Oデ
ータバス28との間で、データの読み出し制御を行う、
データ送受信部39が設けられている。
CD−ROM等の光メモリのみならず、次のようなデバ
イスを利用してもよい。例えば、ICメモリ、ICメモ
りカード等の半導体メモリ、光磁気ディスク、ハードデ
ィスク等の磁気メモリ等の記録媒体でもよい。なお、デ
ータ送受信部39は、情報記録部37の記録媒体が変更
された場合、その変更された記録媒体に適合するデータ
ピックアップが備えられる。例えば、記録媒体がハード
ディスクであれば、コアーヘッド等の磁気信号書き込
み、読み取り装置がデータ送受信部39に具備される。
ーション動作に必要な、地図データ、交差点データ、ノ
ードデータ、道路データ、写真データ、目的地点デー
タ、案内地点データ、詳細目的地データ、目的地読みデ
ータ、家形データ、その他のデータである。また、情報
記憶部37に記憶されたプログラム38bにより、デー
タ38cの道路地図データを用いてナビゲーション動作
が実行される。なお、このナビゲーション用のプログラ
ムは、データ送受信部39によって情報記憶部37から
読み出され、フラッシュメモリ3内に書き込まれる。そ
の他のデータには、表示案内用データ、音声案内用デー
タ、簡略案内経路画像データ等がある。
は、各々異なる縮尺率の地図データや、一つの縮尺率の
地図データが記憶されている。つまり、データ38c
に、同一地域の地図であって、しかも各々が異なる縮尺
率の地図が記録されている。または、一つの縮尺率の地
図データがデータ38cに記録されている。一つの縮尺
率の地図データが記録されている場合、その縮尺率は、
地図が最も大きく表示されるものとする。
cに記録されている場合で、ディスプレイ33に縮尺の
小さな地図、つまり広い地理範囲を表示する地図(広域
地図)を表示する場合、このデータ38cに記録された
地図データから情報が間引かれて表示される。このデー
タ38cの地図データの間引き表示においては、各道路
等の地理的距離が小さくされるのみならず、施設等の表
示記号情報の間引きも行われる。
タファイル 図2は、情報記憶部37のデータ38cに記憶されてい
る各データファイルの内容を示す。地図データファイル
F1には、全国道路地図、1地方の道路地図または住宅
地図等の地図データが記憶されている。道路地図には、
主要幹線道路、高速道路、細街路等の各道路と地上目標
物(施設等)が表示される。住宅地図は、地上建造物等
の外形を表す図形及び、道路名称等が表示される市街図
である。細街路とは、後述される図5の経路探索処理で
利用されない道路である。例えば、道幅が所定値以下の
狭い道路で、しかも国道または県道以外の市道及び私道
等が細街路とされる。
地理的位置座標や名称等の交差点に関するデータが記憶
されている。ノードデータファイルF3には、地図上に
おいて経路探索に利用される各ノードの地理座標データ
等が記憶されている。道路データファイルF4には、道
路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の
道路に関するデータが記憶されている。写真データファ
イルF5には、各種施設や観光地、または主要な交差点
等の視覚的表示が要求される場所を写した写真の画像デ
ータが記憶されている。
地や建物、電話帳に記載されている企業・事業所等の目
的地になる可能性の高い場所や施設等の位置と名称等の
データが記憶されている。案内地点データファイルF7
には、道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点
の案内等の案内が必要とされる地点の案内データが記憶
されている。詳細目的地データファイルF8には、上記
目的地データファイルF6に記憶されている目的地に関
する詳細なデータが記憶されている。道路名称データフ
ァイルF10には、上記道路データファイルF4に記憶
されている道路の中で主要な道路の名称データが記憶さ
れている。分岐点名称データファイルF11には、主要
な分岐点の名称データが記憶されている。住所データフ
ァイルF11には、上記目的地データファイルF6に記
憶されている目的地を住所から検索するためのリストデ
ータが記憶されている。
は、上記目的地データファイルF6に記憶されている目
的地の市外・市内局番のみのリストデータが記憶されて
いる。登録電話番号ファイルF13には、使用者のマニ
ュアル操作によって登録された仕事上の取引先等の覚え
ておきたい電話番号データが記憶されている。目印デー
タファイルF14には、使用者がマニュアル操作によっ
て入力した走行途上の目印になる地点や覚えておきたい
場所の位置と名称等のデータが記憶されている。地点デ
ータファイルF15には、目印データファイルF14に
記憶されている目印地点の詳細なデータが記憶されてい
る。施設データファイルF16には、ガソリンスタンド
やコンビニエンスストア或いは駐車場等の目的地以外に
立ち寄りたい場所等の目標物の位置や説明等のデータが
記憶されている。
現在位置データMPは、現在位置検出装置20によって
検出される、自車両の現在位置を表すデータである。絶
対方位データZDは、南北方向を示すデータであり、絶
対方位センサ21からの情報に基づいて求められる。相
対方位角データDθは、自車両の進行方向が絶対方位デ
ータZDに対してなす角度データである。この相対方位
角データDθは、相対方位センサ22からの情報に基づ
いて求められる。
であり、距離センサ23からのデータに基づいて求めら
れる。現在位置情報PIは、現在位置に関するデータで
あり、ビーコン受信装置26またはデータ送受信装置2
7から入力される。VICSデータVDとATISデー
タADは、ビーコン受信装置26またはデータ送受信装
置27から入力されるデータである。このVICSデー
タVDを利用して、GPS受信装置25で検出される自
車両位置の誤差補正が実行される。また、ATISデー
タADにより、地域の交通規制、交通混雑状況が判別さ
れる。
登録された、目的地の座標位置や名称等の目的地に関す
るデータである。案内開始地点データSPには、ナビゲ
ーション動作が開始される地点の地図座標データが記憶
される。同様に、最終案内地点データEDには、ナビゲ
ーション動作が終了される地点の地図座標データが記憶
される。
両の現在地または出発地からもっとも近い案内道路上の
ノード座標が用いられる。この案内開始地点データSP
が記憶される理由は、現在位置データMPに応じた自車
両の現在地が、例えば、ゴルフ場または駐車場等の敷地
内等であり、必ずしも案内道路上にないからである。同
じように、案内最終地点データEDも、登録目的地デー
タTPにもっとも近い案内道路上のノード座標が記憶さ
れる。この案内最終地点データEDが記憶される理由
も、登録目的地データTPの座標が、案内道路上にない
ことがあるからである。
は、目的地までの最適な経路、または推奨される経路を
示すデータであり、後述されるステップSA4の経路探
索処理または再探索処理等で求められる。なお、情報記
憶部37のデータ38cに記憶された道路地図内の各道
路には、固有の道路ナンバが付されている。この案内経
路データMWは、案内開始地点データSPから最終案内
地点データEDまでの道路ナンバの列で構成される。
地設定処理で利用されるデータである。このモードセッ
トデータMDは、ディスプレイ33上にラミネート積層
されたタッチスイッチ34によって設定される。このモ
ードセットデータMDにより、ディスプレイ33上に表
示されるモード内容が特定される。立ち寄り地DPは、
案内経路途中において立ち寄る施設等に関する情報であ
る。
状態を示すデータである。つまり、後述されるプログラ
ムの処理によってディスプレイ33の表示画面が分割さ
れる。画面状態GJのデータは、このディスプレイ33
の表示画面が、分割状態か、単一画面状態かを示す。よ
って、ディスプレイ33の表示状態が切り換えられる毎
に、画面状態GJのデータが書き換えられる。
ト前方表示処理等で利用されるデータである。具体的に
は、ディスプレイ33の画面が分割表示されるが、その
分割画面の一方に表示される案内経路における端点の地
理座標を表す。このクロスポイントCSPを始点とし
て、分割された他方の画面に案内経路が表示される。
3の分割前の単一画面に表示される地図の縮尺度を表
す。第2画面の縮尺WDBは、ディスプレイ33の分割
後の画面であって、補助席により近い画面に表示される
地図の縮尺度を表す。よって、第2画面は、便宜上分割
画面の助手席側の画面とする。同じように、第3画面の
縮尺WDCは、分割後の運転者に近い画面に表示される
地図の縮尺度を表す。つまり、第3画面は、分割画面の
運転者側の画面である。なお、本発明では、第2画面
が、分割された画面の運転者側の画面とし、第3画面が
助手席側の画面でもよい。
ってディスプレイ33の画面に表示される地図におい
て、画面水平方向の表示可能な地理的直線距離を表す。
同じように、垂直距離YLMは、指定された縮尺度によ
ってディスプレイ33の画面に表示される地図におい
て、画面の垂直方向の表示可能な地理的な直線距離を表
す。
グラム「表示可能範囲算出処理」で用いられるデータで
ある。具体的には、分割画面に表示される案内経路の画
面端に表示されるノードの座標値である。詳細は後述さ
れる。
タファイルF4中の道路データの一部を示す。この道路
データファイルF4には、地図データファイルに記憶さ
れている地域内に存在する一定幅以上の道路に関する情
報が含まれている。この道路データファイルF4に含ま
れる道路数をnとすれば、n本の道路に関する道路デー
タが含まれている。各道路データは、道路ナンバデー
タ、案内対象フラグ、道路属性データ、形状データ、案
内データ、長さデータから構成されている。
国道等が、最小単位に分断される。そして、この分断さ
れた道路毎に付された識別番号が道路ナンバデータであ
る。道路データファイルF4の案内対象フラグには、案
内対象道路であれば“1”、非案内対象道路であれば
“0”が記憶されている。なお、案内対象道路は県道以
上の主幹道路や一般道路等の所定幅以上、例えば幅5.
5メートル以上の道路であり、経路探索対象とされる道
路である。非案内対象道路は、あぜ道や路地等の所定幅
以下、例えば幅5.5メートル未満の狭い細街路で、経
路探索の対象にならない道路である。また、案内対象道
路は県道以上の幹線道路、非案内対象道路は県道以下の
幹線道路と設定してもよい。
速道路、有料道路等の属性を示すデータである。形状デ
ータは、道路の形状を示すデータである。例えば、道路
の始点及び終点の座標データと、始点から終点間にある
各ノードの座標データとから形状データは構成される。
データ、道路名称データ、道路名称音声データ及び行き
先データから構成されている。交差点名称データは、道
路の終点が交差点である場合に、その交差点の名称を表
すデータである。注意点データは、踏切、トンネル入り
口、トンネル出口、幅員減少点等の道路上の注意点に関
するデータである。道路名称音声データは、音声案内に
使用される道路名称を表す音声データである。
路(これを、行き先とする)に関するデータであり、行
き先数kと、行き先毎のデータから構成されている。行
き先に関するデータは、行き先道路ナンバデータ、行き
先名称データ、行き先名称音声データ、行き先方向デー
タ及び走行案内データから構成される。
道路ナンバが示される。行き先名称データによって行き
先の道路の名称が示される。行き先名称音声データに
は、この行き先名称を音声案内するための音声データが
記憶されている。行き先方向データにより、行き先の道
路が向いている方向が示される。走行案内データは、行
き先の道路に入るために、当該道路において右車線に寄
ったり、左車線に寄ったり、中央を走行したりすること
を案内するための案内データである。長さデータは、道
路の始点から終点までの長さと、始点から各ノードまで
の長さ、及び各ノード間の長さのデータである。
によって実行される、全体処理のフローチャートを示
す。この処理は、電源投入によってスタートし、電源オ
フによって終了される。この電源投入及びオフは、ナビ
ゲーション装置の電源自体がオン・オフされるか、また
は車両のエンジンスタートキー(イグニッションスイッ
チ)のオン・オフで実行される。
イズ処理とは次のようなものである。初めに、情報記憶
部37からナビゲーション用プログラムが読み出され
る。読み出されたナビゲーション用プログラムは、フラ
ッシュメモリ3に複写される。この後、フラッシュメモ
リ3のプログラムが実行される。さらに、CPU2によ
って、RAM5のワークメモリ、画像メモリ10等の各
RAM内の汎用データ記憶エリアがクリアされる。
の複写は、情報記憶部37の交換によって、新たなプロ
グラム38bがナビゲーション装置にセットされると実
行される。つまり、新しい情報記憶部37がナビゲーシ
ョン装置に初めてセットされたときにのみ、フラッシュ
メモリ3へのプログラムの複写が実行される。
2)、目的地設定処理(ステップSA3)、経路探索処
理(ステップSA4)、案内・表示処理(ステップSA
5)及びその他の処理(ステップSA6)がサイクリッ
クに実行される。なお、目的地設定処理(ステップSA
3)及び経路探索処理(ステップSA4)は、目的地の
変更、または経路からの自車両の離脱等が発生しない場
合には、重複して実行されない。
は、本ナビゲーション装置が積載された地上移動体であ
る自車両の地理座標(緯度、経度及び高度)が検出され
る。つまり、GPS受信装置25によって、地球の回り
を周回している複数の衛星から電波が受信される。この
各衛星からの電波により、各衛星の座標位置、衛星にお
ける電波発信時間、及びGPS受信装置25での電波受
信時間が検出される。これらの情報から、各衛星との距
離が演算によって求められる。この各衛星との距離か
ら、自車両の地球表面における座標位置が求められる。
この求められた自車両の座標位置は、現在位置データM
PとしてRAM5に記憶される。なお、この現在位置デ
ータMPは、ビーコン受信装置26またはデータ受信装
置27から入力される情報によって修正される場合もあ
る。
於いて、絶対方位データZDと、相対方位角データDθ
と、走行距離データMLが、絶対方位センサ21、相対
方位センサ22及び距離センサ23を利用して求められ
る。これらの絶対方位データZDと、相対方位角データ
Dθと及び走行距離データMLから、自車両位置を特定
する演算処理が行われる。この演算処理によって求めら
れた自車両位置は、情報記憶部37のデータ38cに記
憶される地図データと照合され、地図画面上の現在位置
が正確に表示されるように補正が行われる。この補正処
理によって、トンネル内等のGPS信号が受信できない
ときでも自車両の現在位置が正確に求められる。
使用者の希望する目的地の地理座標が登録目的地データ
TPとしてセットされる。例えば、ディスプレイ33上
に表示される道路地図若しくは住宅地図を利用して、使
用者により目的地の座標が指定される。または、ディス
プレイ33上に表示される目的地の項目別リストから、
使用者によって目的地が特定される。この使用者による
目的地指定操作が行われると、目的地の地理座標等の情
報データが登録目的地データTPとしてRAM5に記憶
される。
内開始地点データSPから、最終案内地点データEDま
での最適な経路が探索される。なお、ここでいう最適な
経路とは、例えば、最短時間または最短距離で、目的地
に到達できる経路、または、より広い道路を優先的に使
用する経路等である。または、高速道路を使用する場
合、その高速道路を使用して、最短時間または最短距離
で目的地に到達できる経路等である。
置データMPと同じデータがセットされるか、または、
現在位置データMPに近い案内対象道路のノードデータ
がセットされる。なお、自車両の現在走行位置が、案内
経路から外れた場合には、この外れた現在位置から最終
案内地点までの最適な経路が自動的に再探索されるオー
トリルートモードがある。オートリルートモードがセッ
トされていなければ、経路の再探索は行われない。ま
た、上記案内経路は、立ち寄り地が設定された場合、そ
の立ち寄り地を経由した経路が探索されることもある。
上記経路探索処理(ステップSA4)で求められた案内
経路が、自車両の現在位置を中心としてディスプレイ3
3に表示される。なお、このディスプレイ33に表示さ
れる案内経路は、表示地図上において識別可能なように
表示される。例えば、ディスプレイ33に表示される地
図上で、案内経路のみが色違い表示される。さらに、こ
の案内経路にしたがって、自車両が良好に走行できるよ
う、道路の案内情報がスピーカ13から発音される。同
じように、各種の案内情報がディスプレイ33に随時表
示される。なお、案内経路を表示するための画像データ
は、情報記憶部37にあるデータ38cの現在位置周辺
の道路地図データか、または現在位置周辺の住宅地図デ
ータが用いられる。
切り換えは次の条件によって行われる。例えば、現在位
置から案内地点(目的地、立ち寄り地または交差点等)
までの距離、自車両の速度、表示可能エリアの大小、ま
たは操作者のスイッチ操作等により切り換えられる。さ
らに、案内地点(目的地、立ち寄り地または交差点等)
付近では、この案内地点付近の拡大地図がディスプレイ
33上に表示される。なお、道路地図の代わりに、簡略
案内経路画像がディスプレイ33に表示されてもよい。
この簡略案内経路画像には、例えば、地理的情報の表示
が省略され、案内経路と目的地または立ち寄り地の方向
と現在位置等の、必要最小限の情報のみが表示される。
プレイ33の画面は、後述されるように、操作者の操作
に応答して、2分割される。そして二つの画面は、各々
独立した操作により各種の案内情報及び道路情報が表示
される。
の他の処理(ステップSA6)が実行される。このステ
ップSA6の「その他の処理」では、最寄り施設処理が
実行される場合がある。この最寄り施設処理とは、上記
登録目的地データTP以外の、立ち寄り地(施設等)が
検索・指定される処理である。この立ち寄り地に関する
データは、ディスプレイ33に表示される地図または各
項目情報などを利用して定められる。この最寄り施設処
理は、上記ステップSA3の目的地設定処理と同じよう
に行われる。
両の走行位置が、算出された案内経路に沿っているか否
の判断が行われる。また、操作者のスイッチ操作による
目的地の変更命令が入力されたか否かの判断等も行われ
る。ステップSA6の処理が終わると、再び現在位置処
理(ステップSA2)から処理が繰り返される。なお、
自車両が目的地に到達した場合にも、経路の案内・表示
処理が終了され、再度ステップSA2に処理が戻され
る。この様に、ステップSA2〜ステップSA6までの
処理が、順次繰り返される。
行させるための情報報知処理である。つまり、ステップ
SA4によって案内経路が探索される。この探索された
案内経路がディスプレイ33に表示される。しかも、そ
の表示される案内経路は、常に自車両が画面中央となる
ように表示される。また、案内経路における右左折すべ
き地点に関する情報が随時報知される。このように、案
内経路に沿って良好に自車両が走行できるように、各種
情報が随時、報知または表示される処理が、案内・表示
処理である。
理のフローチャートを示す図である。初めに、ディスプ
レイ33の表示画面が分割状態であるか否かが判断され
る(ステップSB2)。表示画面の分割は、例えば、デ
ィスプレイ33の表示画面が横方向に長い場合は、略画
面中央を境界にして左右の2画面に分割される。そし
て、各分割画面個々に独自の地図が表示される。なお、
本実施例では、ディスプレイ33の分割画面の助手席側
画面を第2画面とし、運転席側画面を第3画面と定義す
る。したがって、右ハンドル仕様の車では、ディスプレ
イ33に向かって左側の画面が第2画面である。逆に、
左ハンドル仕様の車では、ディスプレイ33の右側の画
面が、第2画面である。
状態と判断されると、画面分割解除要求が入力されたか
否かが判断される(ステップSB4)。この解除要求の
命令は、タッチスイッチ34の特定スイッチが押される
ことで入力される。なお、タッチスイッチ34に代え
て、ディスプレイ33の画面下部に設けられたプッシュ
スイッチ等を用いるようにしてもよい。
の「単一画面表示処理」が実行される(ステップSB
6)。この単一画面処理では、分割前の第1画面の縮尺
率をもとに、ディスプレイ33の画面全体に地図が表示
される。この「単一画面表示処理」については、後ほど
詳述される。単一画面表示処理が終了されると、サブル
ーチンの「その他の案内・表示処理」が実行される(ス
テップSB8)。このステップSB8では、自車両が走
行する案内経路に関する各情報が、随時、表示または報
知される。
されると、図5の「全体処理」のフローに処理が回帰さ
れる。他方、ステップSB4において、画面分割解除要
求がなければ、サブルーチンの「第3画面の表示処理」
が実行される(ステップSB14)。この「第3画面の
表示処理」については後述される。
スプレイ33の表示画面が分割状態でないと判断される
と、画面分割要求が入力されたか否かが判断される(ス
テップSB10)。この画面分割要求も、タッチスイッ
チ34に設定された特定スイッチが押されることで入力
される。
8の「その他の案内・表示処理」が実行される。しか
し、画面分割要求があると、サブルーチンの「画面分割
処理」が実行される(ステップSB12)。この「画面
分割処理」では、ディスプレイ33の表示画面が、画面
中央を境界として2画面に分割表示される。そして、各
分割画面に各々独立した地図若しくは案内情報が表示さ
れる。この「画面分割処理」については、後ほど詳述さ
れる。
行されると、さらに、サブルーチン「第3画面の表示処
理」が実行される(ステップSB14)。この「第3画
面の表示処理」では、第3画面に表示される情報が、自
車両の走行状態に応じて切り換える処理が行われる。こ
の「第3画面の表示処理」については後述される。
理」が終了されると、ルート前方表示モードが操作者に
よって選択されたか否かが判断される(ステップSB1
6)。ルート前方表示モードが選択されれば、サブルー
チンの「ルート前方表示処理」が実行される(ステップ
SB18)。この「ルート前方表示処理」では、第3画
面に表示されている案内経路の上端(クロスポイントC
SP)に繋がる案内経路を第2画面に表示する処理が実
行される。この「ルート前方表示処理」については、後
ほど詳述される。
理」が終了されると、ステップSB8の「その他の案内
・表示処理」が実行される。そして、図5の「全体処
理」のフローに処理が回帰される。
前方表示モードが選択されていないと判断されると、全
ルート表示モードが選択されたか否かが判断される(ス
テップSB20)。この全ルート表示モードの選択は、
タッチスイッチ34に設定された特定スイッチが押され
ることで入力される。全ルート表示モードが選択される
と、サブルーチンの「全ルート(前方)表示処理」が実
行される(ステップSB22)。全ルート表示モードが
選択されていないと、ステップSB8の「その他の案内
・表示処理」が実行される。
第3画面に表示された案内経路の上端に接続し、かつ目
的地までの案内経路が第2画面に表示される処理が実行
される。なお、このサブルーチン「全ルート(前方)表
示処理」については後ほど詳述される。この全ルート
(前方)表示処理の後、ステップSB8の「その他の案
内・表示処理」が実行される。その後、図5の「全体処
理」のフローに処理が回帰される。
る。この単一画面処理では、ディスプレイ33の分割状
態の画面が単一画面に戻す処理が実行される。初めに、
RAM5の画面状態GJが読み出される(ステップSH
2)。この画面状態GJは、分割状態における第3画面
に表示されていた地図の表示態様を表す。
む地図が表示されていた場合、その表示態様を表す情報
が、RAM5に画面状態GJとして記憶されている。そ
して、この画面状態GJに基づいて、分割が解除された
画面に地図が表示される。したがって、分割時の第3画
面に細街路を含む地図が表示されていた場合、分割解除
後の第1画面には、細街路を含む地図が表示される。な
お、第1画面とは、分割状態でないディスプレイ33の
画面全体を意味する。
り、第3画面に表示されていた地図に細街路が含まれて
いるか否かが判断される(ステップSH4)。細街路が
含まれていれば、RAM5の「第3画面の縮尺WDC」
が読み出される(ステップSH6)。そして、画面状態
GJに基づいた地図であって、縮尺WDCの地図がディ
スプレイ33の画面全体に表示される(ステップSH
8)。つまり、細街路を含む地図が分割解除後の第1画
面に表示される。
示されていない場合、RAM5の「第1画面の縮尺WD
A」が読み出される(ステップSH10)。そして、画
面状態GJに基づいた地図であって、縮尺WDAの地図
がディスプレイ33の画面全体に表示される(ステップ
SH12)。なお、分割時における第3画面に簡略図が
表示されていた場合、その表示態様が画面状態GJに記
憶されている。したがって、分割解除後の第1画面に
は、この簡略図が表示される。
よって、ディスプレイ33の画面分割が解除されると、
フローは図6の案内・表示処理に回帰される。
チャートを示す。この画面分割処理では、ディスプレイ
33の画面全体が分割され、第2画面、第3画面が形成
される。なお、この画面分割は、次のように行われる。
ディスプレイ33に表示される画像データは、画像メモ
リ10に書き込まれる。そこで、画像メモリ10のメモ
リ領域が、分割画面に対応して分割される。その分割さ
れた画像メモリ10の各メモリ領域に、各々異なる地図
情報が画像プロセッサ9によって書き込まれる。これに
より、ディスプレイ33の表示画面は、2つに分割され
る。しかも、各画面には、異なる地図情報が表示され
る。
限定されないが、本実施例では、ディスプレイ33の略
画面中央とする。
分割前の画面の表示態様が検出される(ステップSC
2)。検出された表示態様により、第1画面に細街路を
含む道路地図が表示されているか否かが判断される(ス
テップSC4)。第1画面に細街路を含む地図が表示さ
れていれば、画面分割後の第2画面(助手席側画面)に
細街路を除く道路地図が表示される(ステップSC
6)。そして、画面分割後の第3画面(運転者席側画
面)に、第1画面と同じ表示態様の道路地図が表示され
る(ステップSC8)。ここでは、細街路を含む道路地
図が第3画面に表示される。
まない道路地図が表示されていた場合、第2画面(助手
席側画面)に細街路を含む道路地図が表示される(ステ
ップSC18)。そして、第3画面に細街路を含まない
道路地図が表示される(ステップSC20)。
は、分割前の画面と異なる態様の地図が表示される。そ
して、分割された画面の第3画面には、分割前の画面と
同じ態様の地図が表示される。
図の表示態様が、RAM5に画面状態GJとして記憶さ
れる(ステップSC10)。この道路地図の表示態様と
は、細街路を含む道路地図が第3画面に表示されていれ
ば、その態様を表すデータが画面状態GJにセットされ
る。なお、この画面状態GJにセットされるその他のデ
ータには、簡略図表示態様または、右左折方向のみを示
す図の表示態様等がある。
表示されると、その画面端で表示がとぎれる案内経路の
地理座標が検出される。そして、検出された地理座標値
は、RAM5にクロスポイントCSPとして記憶される
(ステップSC12)。なお、このクロスポイントCS
Pは、案内経路の自車両の現在地より先方であって、し
かも第3画面の表示地図上で途切れる案内経路中の地点
である。
M5に「第1画面の縮尺WDA」として記憶される(ス
テップSC14)。さらに、この「第1画面の縮尺WD
A」のデータが、RAM5に「第2画面の縮尺WDB」
及び「第3画面の縮尺WDC」としてコピーされる(ス
テップSC16)。これは、ディスプレイ33の表示画
面が分割直後であって、第2画面、第3画面共に、同じ
縮尺の地図が表示されていることによる。よって、第2
画面、第3画面各々の縮尺度が変更されれば、各縮尺W
DB、WDCの値は変更される。
が複写されると、図6の案内・表示処理にフローが復帰
される。
図の分割前の様子を示す図である。つまり第1画面の様
子を示す。記号100は、自車両の現在位置と、走行方
向を示す。この画面104には、主要幹線道路102の
みが表示されている。記号130は、絶対方位の北を示
す。この記号130の数値132は、画面104に表示
されている地図の縮尺を表す。この図9では、縮尺が1
/400であることが数値132によって解る。
3の表示画面104が、左右に2分割された様子を示す
図である。図10の記号112は、自車両の現在位置
と、走行方向を示す。第2画面108には、主要幹線道
路102と、細街路116とが表示される。また、第3
画面110には、主要幹線道路102のみが表示されて
いる。このように、第3画面には、分割前の第1画面と
同じ表示態様の道路地図が表示される。
の北を示す。数値136は、第2画面の縮尺度を示す。
数値140は、第3画面の縮尺度を示す。数値136が
表す情報が、「第2画面の縮尺WDB」に記憶される。
数値140が表す情報が、「第3画面の縮尺WDC」に
記憶される。
に、第3画面と異なる表示態様の地図が表示されたが、
第3画面と同じ態様の地図が第2画面に表示されてもよ
い。
を示すフローチャートである。この「第3画面表示処
理」では、第3画面に表示されている、道路地図の縮尺
変更の処理等が実行される。
おける次の右左折点との距離が所定値以内か否かが判断
される(ステップSD2)。つまり、走行される自車両
が、案内経路の次の右左折点に接近したか否かが判断さ
れる。自車両と次の右左折点との距離が所定値以内であ
れば、第3画面に、自車両の直進方向に対する右左折方
向を示す簡略図が表示される(ステップSD4)。
されると、この第3画面の地図表示態様を示すデータ
が、RAM5に画面状態GJとして記憶される(ステッ
プSD22)。この後、処理は図6のフローチャートに
復帰される。
定値以内でないと、第3画面に表示されている地図の縮
尺変更要求があるか否かが判断される(ステップSD
6)。縮尺変更要求があると、変更されたその縮尺率の
地図が第3画面に表示される。さらに、その変更された
縮尺度が、RAM5に「第3画面の縮尺WDC」として
記憶される(ステップSD8)。なお、縮尺の変更は、
タッチスイッチ34に設けられた特定スイッチの操作に
よって行われる。この地図の縮尺変更前の第3画面に細
街路を含む道路地図が表示されていた場合、細街路を十
分に表示できない縮尺度に変更されると、細街路を除い
た道路地図が第3画面に表示される。
れると、次に自車両の走行速度が、所定値(時速0Km
(停止)または数Km(微速))以下か否かが判断され
る(ステップSD10)。車速が所定値以下の徐行また
は停止状態であると、第3画面に細街路を含む道路地図
が表示される(ステップSD12)。また、車速が所定
値以下でないと、第3画面に、細街路を除く道路地図が
表示される(ステップSD14)。
かが判断される(ステップSD16)。所定距離移動さ
れていれば、サブルーチンの「画面スクロール処理」が
実行される(ステップSD18)。この画面スクロール
処理では、自車両の現在位置が第3画面の中央となるよ
うに地図がスクロール表示される。
テップSD18)か、または自車両が所定距離移動して
いない場合(ステップSD16)、第3画面に表示され
た案内経路の画面端における地理座標が検出される(ス
テップSD20)。つまり、第3画面に表示される案内
経路は、画面端で表示が途切れている。そこで、その画
面端において途切れる案内経路上の地点が検出される。
この検出された地点の座標値がクロスポイントCSPと
してRAM5に記憶される。
ータが、画面状態GJとしてRAM5に記憶される(ス
テップSD22)。この後、処理は、図6の案内・表示
処理に復帰される。
「ルート前方表示処理」のフローチャートを示す。この
ルート前方表示処理では、第3画面に表示された案内経
路に続く残りの案内経路が第2画面に表示される。
ルート前方表示態様であるか否かが判断される(ステッ
プSE2)。ルート前方表示態様でなければ、前方表示
要求が命令されたか否かが判断される(ステップSE1
2)。この前方表示要求は、タッチスイッチ34に設け
られた特定のスイッチが操作されることによって入力さ
れる。
2)、この「ルート前方表示処理」が終了され、図6の
案内・表示処理に処理が戻される。他方、前方表示要求
があれば(ステップSE12)、サブルーチン「表示可
能範囲算出処理」が実行される(ステップSE8)。
が前方表示状態であると判断されると、縮尺変更要求が
あるか否かが判断される(ステップSE4)。縮尺変更
要求がなければ、サブルーチン「表示可能範囲算出処
理」が実行される(ステップSE8)。逆に、縮尺変更
要求があれば、RAM5の「第2画面の縮尺WDB」の
データ値が変更される(ステップSE6)。なお、この
縮尺変更の処理も、タッチスイッチ34に設けられた特
定スイッチの操作によって行われる。
後述される。この表示可能範囲算出処理によってポイン
トノードNDPが求められる。そして、このポイントノ
ードNDP及びクロスポイントCSPを用いて案内経路
が第2画面に表示される。なお、ポイントノードNDP
は、上記縮尺WDBによって表示可能な案内経路の端点
の地理座標値である。
図上に、クロスポイントCSPからポイントノードND
Pまでの案内経路が表示される。このポイントノードN
DPがサブルーチン「表示可能範囲算出処理」によって
検出される。
NDPの各東経座標値の中間点が第2画面の中央垂線上
に略位置するとともに、クロスポイントCSPが画面の
下端に位置するように案内経路を含む道路地図が第2画
面に表示される(ステップSE10)。この様にして第
2画面に、第3画面に表示された案内経路を除いた残り
の案内経路が表示されると、処理は図6の案内・表示処
理に戻される。
算出処理」のフローチャートを示す。初めに、縮尺WD
Bによって第2画面に表示できる地図の地理的範囲が算
出される(ステップSF2)。つまり、縮尺WDBの地
図が第2画面に表示された際、画面上に表示される地図
の画面水平方向の直線距離が算出される。そして、この
表示可能な画面水平方向の直線距離が水平距離XLMと
してRAM5に記憶される。同じように、表示可能な画
面垂直方向の直線距離が垂直距離YLMとしてRAM5
に記憶される。
ステップSF12の条件を満足するまで繰り返される。
これらの処理は、案内経路のクロスポイントCSPを始
点として、第2画面に案内経路を効果的に表示するため
の処理である。つまり、クロスポイントCSPを基点と
した場合、縮尺WDBによって表示可能な案内経路の遠
隔点は、上記水平距離XLM及び垂直距離YLMで構成
される長方圏内にある。
が、クロスポイントCSPを一つの頂点とし、かつ水平
距離XLM及び垂直距離YLMで囲まれる四角形内にあ
るか否かが順次調査される。よって、ステップSF4の
回数値Nの値は、クロスポイントCSPを始点とする案
内経路上の第N番目のノードを示す。そして、「1」毎
にインクリメントされる回数値Nに基づいて、ステップ
SF4〜SF22の各処理が繰り返し実行される。
初期設定される。さらに、水平位置XPにクロスポイン
トCSPの東経座標値が記憶される(ステップSF
4)。次に、クロスポイントCSPに繋がる案内経路の
第N番目のノードの座標値が道路データファイルF4及
びノードデータファイルF3から読み出される。読み出
されたノードの座標値は、ポイントノードNDPとして
RAM5に記憶される(ステップSF6)。このポイン
トノードNDPの北緯値からクロスポイントCSPの北
緯値が減算される。この減算の結果が垂直値YMとして
RAM5に記憶される(ステップSF8)。
ら上記水平位置XPの値が減算される。そして、その減
算値の絶対値が水平値XMとしてRAM5に記憶される
(ステップSF10)。次に、水平値XMが間隔XNよ
り大きいか否かが判断される(ステップSF12)。水
平値XMが間隔XNより大きければ、間隔XNに水平値
XMの値が代入される(ステップSF14)。
水平位置XPに、案内経路の第(N−1)番目のノード
の東経値が記憶される(ステップSF20)。そして、
間隔XNが0にクリアされる(ステップSF22)。こ
れらステップSF12、SF20、SF22は、案内経
路が東経方向に湾曲していることを検出するために行わ
れる。
CSPが表示されるが、案内経路が東経方向に湾曲して
いた場合、その湾曲部分を含めた案内経路が効率よく第
2画面に表示されねばならない。そこで、案内経路の湾
曲部分を新たな基点(水平位置XP)として、案内経路
の表示可能端であるポイントノードNDPが順次検索さ
れる。
って求められた水平値XM及び垂直値YMと、各水平距
離XLM及び垂直距離YLMとの大小比較が次のように
行われる。
が式(A)によって判断される。また、垂直値YMが
「0」より小さいかまたは垂直距離YLMより大きいか
否かが式(B)によって判断される。
ば、ステップSF6〜SF22の一連の処理が終了され
る。そして、図12のルート前方表示処理に処理が回帰
される。しかし、式(A)、(B)何れもが誤ならば、
回数値Nが「1」加算されて、案内経路の次のノードに
ついての処理が実行される(ステップSF18)。
より、ポイントノードNDPには、クロスポイントCS
Pを始点とした案内経路であって、第2画面に効率よく
表示される案内経路の端点の座標値が記憶される。
クロスポイントCSP部分の案内経路が画面の垂直方向
を向くように設定される。
よって第2画面に案内経路の前方部分が表示された様子
を示す図である。第3画面110に表示される案内経路
146のクロスポイントCSPに、第2画面の案内経路
144が接続される。そして、第2画面に縮尺WDBに
よって案内経路144を含む道路地図が表示された際、
案内経路上の地点であって、有効表示可能な地点がポイ
ントノードNDPである。また、案内経路の東経方向の
湾曲部148が図13のステップSF12〜SF22に
よって検出される。つまり、ステップSF22で水平位
置XPに新たに記憶される東経値は、この湾曲部148
の座標である。
ブルーチンを示す。この全ルート(前方)表示処理で
は、第3画面に表示される案内経路の表示途絶ポイント
であるクロスポイントCSPに続く残りの案内経路であ
って、しかも目的地までの案内経路全体が第2画面に表
示される。しかも、この全ルート(前方)表示処理で
は、表示縮尺の変更が可能である。つまり、残存案内経
路を含み、より広い範囲の道路地図が表示可能とされ
る。
いるか否かが判断される(ステップSG2)。第2画面
に全ルートが表示されていれば、縮尺変更要求がなされ
たか否かが判断される(ステップSG4)。この縮尺変
更の処理は、タッチスイッチ34に設けられた特定スイ
ッチが使用者によって操作されることにより実行され
る。
が変更される(ステップSG6)。そして、その変更さ
れた縮尺WDBにより地図が第2画面に表示される(ス
テップSG8)。なお、この縮尺が小さくされて、クロ
スポイントCSPから目的地までの案内経路が第2画面
全体に表示できない場合、図12のルート前方表示処理
と同じ処理が実行される。つまり、第2画面に最も効率
よく案内経路が表示されるように、案内経路の表示位置
の調整が実行される。
合(ステップSG4)、図15の処理が終了され、図6
の案内・表示処理に処理が回帰される。さらにまた、第
2画面の表示態様が全ルート表示状態でないと(ステッ
プSG2)、全ルート表示要求が入力されたか否かが判
断される(ステップSG10)。この全ルート表示要求
は、タッチスイッチ34に設定された特定スイッチを操
作することによって入力される。
が終了され、図6の案内・表示処理に処理が回帰され
る。他方、全ルート表示要求が入力されると、次の処理
が実行される。クロスポイントCSPから最終案内地点
データEDまでの案内経路における各ノードの座標値に
おいて、緯度、経度それぞれの最大値、最小値が検出さ
れる(ステップSG12)。この緯度、経度それぞれの
最大値及び最小値間の地理的な間隔を第2画面に表示で
きる、縮尺が求められる(ステップSG14)。この縮
尺算出には、予め求められた数値変換テーブルが用いら
れても良い。
を含む道路地図が表示される(ステップSG16)。さ
らに、ステップSG14で求められた縮尺が「第2画面
の縮尺WDB」としてRAM5に記憶される(ステップ
SG18)。この後、ステップSG4以降の縮尺変更処
理が実行される。
によって、クロスポイントCSPから目的地152まで
の案内経路が第2画面108に表示された様子を示す図
である。この様に、全ルート(前方)表示処理では、第
3画面の案内経路の端であるクロスポイントCSPより
先の案内経路全体が第2画面に表示される。
と、走行中においてより重要な地図情報が第3画面に表
示される。しかも、比較的重要性の低い地図情報が第2
画面に表示される。重要な地図情報とは、案内経路走行
中において、運転者にとってより必要性が高い情報を意
味する。つまり、案内経路を走行中において、自車両が
右左折する交差点に接近したとき、その右左折する方向
を示す情報が、案内経路全体に関する情報より重要であ
る。そこで、右左折する方向を示す情報が、第3画面に
表示される。
第2画面に表示される。ここでは、案内経路を含む一般
的な道路地図が第2画面に表示される。また、自車両が
右左折点に接近していない場合は、細街路を含む地図
と、細街路を含まない地図とが何れの画面に表示させる
かを自動的に処理している。つまり、車速が一定値以上
なら、細街路を含む道路地図は、運転者にとってあまり
重要ではない。そこで、主要幹線道路のみの道路地図が
第3画面に表示されるとともに、細街路を含む道路地図
が第2画面に表示される。
ィスプレイ33の表示面の右側とした。右ハンドル仕様
の車では、運転者側に近い分割画面が第3画面である。
つまり、第3画面とは、運転者により近い分割画面のこ
とである。したがって、左ハンドルの車では、ディスプ
レイ33の左側の分割画面が、第3画面になる。
運転者により近い画面に、より重要性の高い案内情報が
優先して表示される。そして、助手席側の画面に、補助
的な案内経路情報が表示される。なお、上記実施例で
は、第1〜第3画面にヘディングアップの地図が表示さ
れたが、これをノースアップの地図が表示されるように
しても良い。ヘディングアップとは、自車両の走行方向
が常に画面の上方となるように地図が表示される状態で
ある。ノースアップとは、絶対方向の北が常に画面の上
方となるように地図が表示された状態である。
される簡略図を示す。画面104には、絶対方位(地磁
気の北)を表す記号120と、自車両の現在位置を示す
記号126と、目的地の方向を示す矢印122と、目的
地までの距離を示す文字情報列124とが表示される。
この様な簡略図が第1〜第3画面の何れかに表示されて
もよい。
明は限定されない。例えば、自車両の走行方向が、常に
画面104の上方となるように表示されてもよい。この
場合、絶対方位を表す記号120は、相対方位角データ
Dθにしたがって画面104上で回転される。
33との間に挿入される上記画像プロセッサ9の回路構
成の一部を示す図である。この図18の回路は、ディス
プレイ33の画面が図10のように分割された場合にも
用いられる。画像メモリ10の出力は、パレットRAM
204とパレットRAM208とに並列接続されてい
る。つまり、同じ画像データがパレットRAM204と
パレットRAM208とに入力される。パレットRAM
204の出力は、ディジタルスイッチ214の端子22
2に接続される。パレットRAM208の出力は、スイ
ッチ214の端子224に接続される。スイッチ214
の出力は、デジタル/アナログ変換器(DAC)218
に接続されている。
のビデオ信号は、ディスプレイ33の表示制御回路に入
力される。なお、ディスプレイ33の表示制御回路で
は、液晶ディスプレイを駆動するための各種制御信号が
生成される。画像メモリ10には、画像プロセッサ9の
制御信号202が入力される。ディジタルスイッチ21
4の切り換え制御信号216は、画像プロセッサ9によ
って生成される。
4、208には、画像プロセッサ9の他の回路が接続さ
れており、変換テーブルデータが書き込まれる。つま
り、パレットRAM204に書き込まれる変換テーブル
データと、パレットRAM208に書き込まれる変換テ
ーブルデータとは異なる。なお、この変換テーブルデー
タの相違部分は、細街路の表示色に関するデータであ
る。例えば、パレットRAM204の変換テーブルに
は、細街路が画面の背景色と異なる色で表示されるデー
タが記憶される。他方、パレットRAM208の変換テ
ーブルには、細街路が画面と同一色または近似色となる
データが記憶される。
AM204の変換テーブルにおいて略同一とされる。こ
のような回路において、画像メモリ10から読み出され
たデジタルの画像データは、シリアル/パラレル変換さ
れた後、各パレットRAM204、208のアドレス端
子に入力される。パレットRAM204、208から出
力されるディジタルの色信号は、スイッチ214に入力
される。スイッチ214の切り換え制御は、画像プロセ
ッサ9によって行われる。この切り換えは、第2画面1
08と第3画面110の分割部分で行われる。つまり、
第2画面108の画像データが画像メモリ10から読み
出されているときは、スイッチ214がパレットRAM
204側に切り換えられる。これにより、パレットRA
M204から出力された色信号がDAC218に入力さ
れる。
メモリ10から読み出されているときは、スイッチ21
4がパレットRAM208側に切り換えられる。上述し
たように、パレットRAM204の変換テーブルには、
細街路を表示するデータが書き込まれている。パレット
RAM208の変換テーブルには、細街路が表示されな
いデータが書き込まれている。これにより、図10に示
されるように、第2画面108では、細街路が画面上に
表示され、第3画面110では、細街路が表示されな
い。
4、208が各々1つしか示されていないが、これらの
パレットRAMは、レッド、グリーン、ブルーの3つの
パレットRAMから構成されている。
のフローチャートである。本第2実施例では、第1実施
例と同じように、ディスプレイ33の表示画面が分割さ
れる。そして、分割された一方の画面にノースアップ画
面が、他方の画面にヘディングアップ画面が表示され
る。ノースアップ画面では、地磁気の北が常に画面の上
方となるように地図が表示される。ヘディングアップ画
面では、自車両の走行方向が常に画面の上方を向くよう
に地図が表示される。
略図表示選択が、使用者によって命令されたか否か判断
される(ステップSK2)。この略図表示の命令は、タ
ッチスイッチ34の特定スイッチが押されることで入力
される。
3の画面全体に略図が表示される(ステップSK1
6)。この略図は、上記第1実施例と同じであり、図1
7に示されている。略図表示の選択がない場合(ステッ
プSK2)、分割画面表示が命令されたか否かが判断さ
れる(ステップSK4)。この分割画面表示の命令も、
タッチスイッチ34の所定スイッチがオンされることに
よって入力される。分割画面表示が選択されないと、ス
テップSK18のその他の案内・表示処理が実行され
る。このステップSK18では、自車両が走行する案内
経路に関する各情報が、随時、表示または報知される。
この後、図19の案内・表示処理のサブルーチンが終了
される。
ップSK4)、第1画面の表示状態が検出される(ステ
ップSK6)。この第1画面とは、ディスプレイ33の
分割前の画面を意味する。つまり、ディスプレイ33全
体に表示されている地図の様子が検出される。表示され
ている地図の様子とは、ディスプレイ33に表示されて
いる地図の表示態様を意味する。つまり、ノースアップ
画面か、ヘディングアップ画面何れによって、ディスプ
レイ33に地図が表示されているかが判断される。
割前の画面に、ヘディングアップの地図が表示されてい
た場合(ステップSK7)、第2画面にノースアップの
地図が表示される(ステップSK8)。さらに、第3画
面に、ヘディングアップの地図が表示される(ステップ
SK10)。この後、その他の案内・表示処理が実行さ
れる(ステップSK18)。そして、図19のサブルー
チンが終了される。図19のサブルーチンが終了される
と、処理は図5のメイン処理に戻される。
に、ヘディングアップの地図が表示されていないときは
(ステップSK7)、第2画面にヘディングアップの地
図が表示される(ステップSK12)。さらに、第3画
面にノースアップの地図が表示される(ステップSK1
4)。つまり、画面の分割前に表示されていた地図が、
常に第3画面に表示される。そして、第2画面には、第
3画面と対となる表示状態の地図が表示される。この
後、その他の案内・表示処理が実行される(ステップS
K18)。そして、図19のサブルーチンが終了され
る。図19のサブルーチンが終了されると、処理は図5
のメイン処理に戻される。
実施例と同じように、ディスプレイ33の画面が分割さ
れて設けられる。つまり、運転者側により近い分割画面
が第3画面であり、助手席側に近い分割画面が第2画面
である。
様子を示す。なお、第1画面、つまり、ディスプレイ3
3の分割前の画面は、図9に示されている。つまり、分
割前では、ヘディングアップの地図が表示されているも
のとする。この状態で、画面の分割が指示されると、第
2画面108には、ノースアップの地図が表示される。
つまり、第2画面108の絶対方位を示す記号120が
画面の上方を向く。しかも、自車両の走行方向を示す記
号100が横向きにされる。
ップの地図が表示される。つまり、自車両の走行を示す
記号100が画面の上方を向かされる。この第3画面1
10における北方位は、記号122が示すように、画面
の右手方向となる。
のフローチャートである。本第3実施例では、第2実施
例と同じ処理には、同一符号が付されている。本第3実
施例では、ディスプレイ33の表示画面が分割される。
そして、分割された一方の画面に分割前に表示されてい
た地図がそのまま表示される。他方の画面には、略図が
表示される。
略図表示選択が、使用者によって命令されたか否か判断
される(ステップSK2)。この略図表示の命令は、タ
ッチスイッチ34の特定スイッチが押されることで入力
される。
3の画面全体に略図が表示される(ステップSK1
6)。この略図は、上記第1実施例と同じであり、図1
7に示されている。略図表示の選択がない場合(ステッ
プSK2)、分割画面表示が命令されたか否かが判断さ
れる(ステップSK4)。この分割画面表示の命令も、
タッチスイッチ34の所定スイッチがオンされることに
よって入力される。分割画面表示が選択されないと、ス
テップSK18のその他の案内・表示処理が実行され
る。このステップSK18では、自車両が走行する案内
経路に関する各情報が、随時、表示または報知される。
この後、図21の案内・表示処理のサブルーチンが終了
される。
ップSK4)、第1画面の表示状態が検出される(ステ
ップSK6)。この第1画面とは、第2実施例と同じよ
うに、ディスプレイ33の分割前の画面を意味する。第
1画面、すなわちディスプレイ33の分割前の画面に、
ヘディングアップの地図が表示されていた場合(ステッ
プSK7)、第2画面にヘディングアップの地図が表示
される(ステップSK20)。さらに、第3画面に、図
17の簡略図が表示される(ステップSK24)。この
後、その他の案内・表示処理が実行される(ステップS
K18)。そして、図21のサブルーチンが終了され
る。図21のサブルーチンが終了されると、処理は図5
のメイン処理に戻される。
に、ヘディングアップの地図が表示されていないときは
(ステップSK7)、第2画面にノースアップの地図が
表示される(ステップSK22)。さらに、第3画面に
は、図17のような簡略図が表示される(ステップSK
24)。つまり、画面の分割前に表示されていた地図
が、常に第2画面に表示される。そして、第3画面に
は、目的地の方向等必要最小限の案内情報が表示され
る。この後、その他の案内・表示処理が実行される(ス
テップSK18)。そして、図21のサブルーチンが終
了される。図21のサブルーチンが終了されると、処理
は図5のメイン処理に戻される。
1、2実施例と同じように、ディスプレイ33の画面が
分割されて設けられる。つまり、運転者側により近い分
割画面が第3画面であり、助手席側に近い分割画面が第
2画面である。
ーチャートを示す。当該実施例においては、最初に求め
られた案内経路の他に、操作者(使用者)の求めに応じ
て別の案内経路が新たに探索される。そして、その求め
られた新しい案内経路と、先に求められた案内経路と
が、2つの分割画面上でぞれぞれ表示される。また、更
なる探索が指示されると、再び別の案内経路が探索され
る。そして、新たに探索された案内経路が一方の画面に
表示されると、他の案内経路が他方の画面に表示され
る。これにより、分割画面において、元の経路と新たな
経路、或いは複数の別の経路とをそれぞれ比較すること
ができる。この経路の比較により、操作者の希望に合致
した案内経路の選択が容易になる。
に、ディスプレイ33の画面が分割状態か否かが判断さ
れる(ステップSL2)。分割状態なら、各画面に独自
に探索された別々の案内経路が表示されている。つま
り、本実施例では、後述する再探索操作が命令された
後、操作者による案内経路の決定が行われないと、1
度、図22の処理が終了され、図5のメイン処理にフロ
ーが戻される。そして、再び、図22のサブルーチンが
コールされると、直前で実行されていた処理が再度繰り
返される。つまり、再探索操作が操作者から命令されて
も、案内経路の決定が入力されないと、図22のサブル
ーチン全体が繰り返して実行される。しかも、操作者に
よる案内経路の決定操作が行われるまで、ディスプレイ
33の分割画面状態が維持される。
2)、別ルートの探索開始命令が入力されたか否かが判
断される(ステップSL4)。この別ルートの探索開始
命令は、ディスプレイ33に表示された「再探索」、
「別ルート」等のアイコンが操作者によってタッチされ
たか否かによって判断される。つまり、ディスプレイ3
3の画面に「再探索」等のアイコンが表示される。この
アイコン表示部分を操作者がタッチしたか否かが、ディ
スプレイ33の表示面に取り付けられたタッチスイッチ
34によって検知される。
い、つまり、別ルート探索が指示されない場合は、「そ
の他の案内・表示処理」が実行される(ステップSL3
8)。この「その他の案内・表示処理」では、最初に求
められた案内経路又は、選択された再探索案内経路を、
自車両が良好に運行できるように、各種の音声情報及び
画像情報が報知される。その後、図22の案内・表示処
理が終了され、図5の全体処理にフローが戻される。
プSL4)、ルート数Nが1に初期設定される(ステッ
プSL6)。このルート数Nは、探索された案内経路の
数を意味する。なお、別ルート探索操作は、例えば、デ
ィスプレイ33の画面に表示された、「別ルート」(図
23)の文字部分を操作者がタッチすることを意味す
る。そして、別ルート探索操作があると、自車両の現在
位置から登録目的地までの案内経路が、新たに探索され
る(ステップSL8)。このステップSL8で探索され
る案内経路は、再探索直前の案内処理中の案内経路とは
異なる。
図5の経路探索処理と同じ様な処理が行われる。つま
り、情報記憶部37に記録されている各道路データ及び
交差点データを用いて、自車両の現在位置から最終案内
地点まで繋がる経路が探索される。例えば、自車両が案
内対象道路上に存在した場合、その案内対象道路の終点
の交差点が道路データ及び交差点データから検索され
る。そして、その交差点が始点となる各道路から、目的
地方向により近い次の交差点へ、最短距離で進める道路
が探索される。このように、目的地方向に存在する交差
点へ進め、しかも距離のより短い道路が順次選択され
て、案内経路が探索される。
に説明する。道路に関する情報は、例えば、二つの分岐
点間(交差点等)を結ぶ接続道を1単位として、情報記
憶部37に記憶されている(図4)。各道路の情報に
は、その道路の長さデータと、その道路の方向等を表す
形状データと、その道路の種別等を表す道路属性データ
等が含まれる。そこで、これらのデータ値に対して、道
路の長さに換算する探索コストが定義される。例えば、
道路の道幅が広いほど、探索コストの値が小さくなるよ
うに設定される。つまり、道路の車線数が3車線なら、
「10」の探索コストが付与される。逆に、車線数が1
なら「30」の探索コストが与えられる。従って、道路
の幅が大きいと探索コストが小さく、狭いと探索コスト
が大きくされる。
等に対しても探索コストが定義される。この道路の行き
先方向(地理的な向き)は、この道路に繋がっていた、
もとの道路データに含まれる行き先方向データで判別さ
れる。そこで、この行き先方向データによる道路の方向
が、目的地方向に向いているほど、探索コストが小さく
なるように設定される。また、県道、市道、国道等によ
っても探索コストが定義されても良い。つまり、より一
般的な道路が優先選択されるように探索コストが定義さ
れてもよい。
られた数値算出用テーブルが利用される。上記の車線数
の場合、3車線で、探索コスト「10」、1車線で探索
コスト「30」というような数値対応表(以下テーブル
と呼称する)が、予め情報記憶部37またはROM4に
記録されている。
ぞれの値に対する探索コストが、それぞれのテーブルに
よって求められる。この求められた探索コストの総和
が、当該道路の総合的な探索コスト(以下総合探索コス
ト)とされる。なお、道路の長さについては、直接、探
索コストとして、用いても良いし、長さに係数を乗算し
ても良い。つまり、道路の長さによって一義的に定めら
れる係数値が、その長さの値に乗算されて、長さの探索
コストとされる。なお、この係数も、数値対応表(テー
ブル)によって算出されるようにしても良い。つまり、
道路の長さに応じて一義的に定められる係数の対応表が
情報記憶部37またはROM4に記録されている。
ら、係数「1.0」が与えられる。そして、長さの探索
コストが10*1.0=10とされる。同じように、1
0kmより長く、20km以下の道路なら、係数「3.
0」が与えられるようにする。この道路の長さの探索コ
ストは、20*3.0=60とされる。このように、道
路の長さに応じた係数が順次与えられる。これにより、
距離の長短による探索コストの大小比較が容易になる。
なお、これらの値は、1例であって、本願発明はこの数
値に限定されるものではないし、これらの探索コスト算
出を計算式を用いて行われるようにしてもよい。
が算出される。そして、一つの探索開始点(ノードまた
は交差点)に繋がる道路が複数ある場合は、各道路の総
合探索コストが求められる。そして、それまでに探索さ
れた経路の各道路の総合探索コストの累算値に、この求
められた各道路の総合探索コスト値が、それぞれ別々に
加算される。そして、より小さな総合探索コストの累算
値となる道路が最適経路として選択される。
うに総合探索コストの累算値が最も小さくなる道路が選
ばれる。つまり、総合探索コストの累算値がより小さく
なるように、道路が順次選択される。このようにして探
索された、出発地(案内開始点)から目的地(案内終了
点)まで連続する道路が、案内経路データMWとしてR
AM4に記憶される。なお、上記の場合、目的地方向に
向いた道路で、しかも、より道幅の広い道路が優先して
選ばれることになる。
差点を右左折して接続される場合に、より大きくなるよ
うにされてもよい。つまり、案内経路には、交差点にお
ける右左折を極力排除するような道路が選択されてもよ
い。同じように、交差点において、信号機の存在有無ま
たは交差点の呼称有無等によって探索コストが増減する
ように定められてもよい。例えば、信号機のない交差点
には、信号機のある交差点より探索コスト値が大きくな
るように設定される。これにより、より条件の良い交差
点が案内経路の交差点として優先的に選択される。
のより良い道路の総合探索コストが小さくなるように設
定されたが、逆に、条件のよい道路の総合探索コストが
大きくなるように設定されても良い。つまり、より短い
道路の探索コスト値が大きくなるように、長さの値に乗
算される係数値が逆比例に設定されてもよい。同じよう
に、道幅のより広い道路の探索コストが大きくなるよう
に設定される。
ら、係数「3.0」が与えられる。そして、長さの探索
コストが10*3.0=30とされる。同じように、1
0kmより長く、20km以下の道路なら、係数「0.
1」が与えられるようにする。この道路の長さの探索コ
ストは、20*0.1=2とされる。この場合、長さの
短い道路の探索コストが大きくなる。
象道路上に存在しない場合は、自車両により近い案内対
象道路上のノードが選択される。つまり、自車両の現在
位置から所定距離圏内にある、案内対象道路のノードが
選択される。しかも、この自車両に近い案内対象道路の
ノードが複数あった場合は、その複数のノードに於い
て、より目的地に近いノードが案内開始地点とされる。
ステップSL8(図22)の別ルート探索においても、
自車両の現在位置が、案内対象道路上にない場合は、近
隣の案内対象道路上のノードが探索開始点とされる。こ
れは、図5の経路探索処理(ステップSA4)と同じ処
理である。
5の経路探索処理において探索された案内経路又は、現
在案内中の案内経路の道路が、新しい案内経路に極力選
択されない処理が施される。例えば、以前の探索処理で
求められた案内経路に既に使用されている道路の探索条
件に新たな探索コストが付加される。すなわち、図5の
経路探索処理で探索された案内経路を構成する各道路
に、例えば、探索コスト「50」の数値を余分に加算す
る。これにより、案内経路として既に使用されている道
路の選択条件が悪くなる。結果、新たな案内経路の探索
において、この道路の選択が困難とされる。
たな案内経路が、第N番目の案内経路としてRAM5に
記憶される。この新たな案内経路が探索されると、ディ
スプレイ33の表示画面が左右に分割される(ステップ
SL10)。この画面分割処理では、ディスプレイ33
の画面が、略中央を境として左右に、2分割される。そ
して、表示画面に向かって、左側の画面が第2画面とさ
れる。右側の画面は、第3画面とされる。
で探索された第N番目の案内経路が表示される(ステッ
プSL12)。第3画面には、第(N−1)番目の案内
経路が表示される(ステップSL12)。ここでの第
(N−1)番目の案内経路とは、図5の経路探索処理で
探索された最初の案内経路または、現在案内中の経路で
ある。つまり、N−1=0である。このN=0の経路と
は、最初に探索された経路又は、走行途中で再探索さ
れ、現在案内中の経路である。例えば、N=0の経路に
は、ナビゲーションシステムによる案内開始前の目的地
等が設定された時点で探索される経路がある。又は、図
22の案内・表示処理によって再探索され、選択された
新たな案内経路である。つまり、ルート数N=0の経路
とは、現在案内中の経路が該当する。
者によって命令された場合は、最新の案内経路が、第2
画面に表示され、直前に探索された、一つ古い案内経路
が第3画面に表示される。
示されると、ディスプレイ33の画面に表示されたアイ
コンの「RETURN」が押されたか否かが判断される
(ステップSL16)。このアイコンの「RETUR
N」が押されたか否かは、タッチスイッチ34のオン・
オフによって判断される。
ンされると、第2画面及び第3画面に表示される案内経
路が、各々1つ前の案内経路とされる。ところで、図2
2の案内・表示処理の別ルート探索命令が繰り返される
と、N個の案内経路が探索される。そして、上記復帰キ
ーが押される直前では、第2画面に最新の第N番目の案
内経路が表示されており、第3画面には、第(N−1)
番目の案内経路が表示されている。
画面には第(N−1)番目の案内経路が、第3画面に
は、第(N−2)番目の案内経路がそれぞれ表示され
る。つまり、復帰キーが押されると、ディスプレイ33
の表示状態が、1つ前の状態に戻される。これらの一連
の処理が、ステップSL12〜SL20によって行われ
る。
(ステップSL18)。そして、ステップSL18の処
理によって、ルート数Nの値が1より小さくなったか否
かが判断される(ステップSL20)。ルート数Nの値
が「1」より小さくない場合、再びステップSL12に
戻って、処理が実行される。つまり、第2画面に、1つ
前に探索された案内経路が表示される。同じように、第
3画面には、2つ前に探索された案内経路が表示され
る。
と、N=0の案内経路より古い探索経路はない。そこ
で、図5の経路探索処理で探索された最初の経路、また
は案内処理が実行されていた現在の経路が選択される
(ステップSL22)。この場合、画面の表示も、分割
状態が解除される。そして、分割前に表示されていた地
図が、縮尺を変更することなく表示される(ステップS
L23)。この後、その他の案内・表示処理が行われ
(ステップSL38)、図22の案内・表示処理が一度
終了される。
った場合(ステップSL22、23)、最初に再探索さ
れた別ルートが第2画面に、もとの経路が第3画面に表
示された状態が保持されても良い。この場合、第2、第
3画面のいずれかの経路が選択された時点で、画面分割
が解除されればよい。
示処理のサブルーチンがコールされたときにも、ステッ
プSL16の処理が行われる。つまり、画面の分割表示
状態で、復帰キーが押されたか、または後述されるルー
ト決定キーが押されたか否かが判断される。別ルート探
索が1度命令されると、ディスプレイ33の画面は、分
割状態にされる。その分割状態で、第2画面または第3
画面の案内経路が操作者によって選択されないか、また
はルート数N=0となるまで、「RETURN」キーが
繰り返して押されないと、その分割状態が継続される。
ルート数N=0となるまで、「RETURN」が繰り返
して押されると、その分割状態が解除される。そして、
決定された案内経路による案内処理が実行される。な
お、図22の案内・表示処理は、自車両が最終案内地点
に到達するまで繰り返し実行される。ただし、別ルート
の探索命令は、車両が停止または徐行状態でないと許可
されない。
まり「RETURN」キーのオンが検出されないと、別
ルートキーが押されたか否かが判断される(ステップS
L28)。つまり、ディスプレイ33に表示されたアイ
コンの「別ルート」が操作者によってタッチされたか否
かが、タッチスイッチ34のオン・オフによって判断さ
れる。
が「1」加算される(ステップSL24)。そして、再
度新たな案内経路が探索される。探索された新たな案内
経路は、第N番目の案内経路としてRAM5に記憶され
る(ステップSL26)。なお、このステップSL26
の案内経路の探索においても、過去に探索された案内経
路に使用されている道路は、選択されにくくされる。つ
まり、より小さな総合探索コストの道路が選択される場
合、案内経路を構成する道路として選択されたものに、
新たな探索コストが加算される。これにより、異なる道
路によって構成された案内経路が複数探索される。
探索される案内経路の探索条件は、第1番目に探索され
た案内経路と異なる探索条件にされてもよい。例えば、
第1番目の探索経路が有料道路(高速道路)を優先使用
する経路であれば、第2番目に探索される案内経路は、
有料道路を使用しない経路となるように探索される。ま
た、第1番目の案内経路が、最短距離で目的地まで到達
する案内経路であれば、第2番目は、より広い道路を優
先使用した案内経路となるように探索される。このよう
に、繰り返される案内経路探索において、各々の経路探
索条件が変更されてもよい。
経路は、第2画面に表示される。しかもそれまで第2画
面に表示されていた案内経路が第3画面に表示される
(ステップSL12)。なお、第3画面には、常時、図
5の経路探索処理によって最初に探索された案内経路又
は、現在案内中の案内経路が表示されてもよい。つま
り、第2画面には、「別ルート」キーが押された毎に探
索された、最新の案内経路が表示される。他方、第3画
面には、現在案内中の経路が、常時表示される。これに
より、元の案内経路と、再探索処理が行われた新しい案
内経路とを直接的に比較できる。
で、第3画面に表示される案内経路は、図5の経路探索
処理で探索された案内経路に限定されない。つまり、図
22の案内・表示処理において、新たに探索された案内
経路が、案内対象経路として選択された場合、この新し
い案内対象道路が基本の案内経路とされる。よって、1
度、別ルート探索による新しい案内経路によって案内処
理が行われている際に、再度別ルート探索が指示される
と、その新しい案内経路が、分割画面の第3画面に表示
される。
ートキーのオンが検出されないと、ルート決定キーがオ
ンされたか否かが判断される(ステップSL30)。こ
のルート決定キーも、ディスプレイ33の画面に、アイ
コン「ルート決定」として表示される。そして、このア
イコン表示部分が操作者によってタッチされたか否か
が、タッチスイッチ34によって判断される。
プSL38の「その他案内・表示処理」が実行される。
そして、図22の処理が一度終了される。逆に、ルート
決定キーが押された場合、第2画面、第3画面何れの案
内経路が選択されたかが判断される(ステップSL3
2)。この案内経路の選択も、タッチスイッチ34のオ
ン・オフによって判断される。第2画面の案内経路が選
択されれば、ディスプレイ33の画面分割状態が解除さ
れる。そして、第2画面に表示されている案内経路が、
解除された単一画面(第1画面)に表示される(ステッ
プSL34)。そして、選択された案内経路に沿った車
両の運行を助ける為の情報表示及び報知等の「その他の
案内・表示処理」が実行される(ステップSL38)。
きにも、ディスプレイ33の分割状態が解除される。そ
して、単一画面となったディスプレイ33の画面に選択
された案内経路が表示される(ステップSL36)。さ
らに、選択された案内経路に沿った車両の運行を助ける
為の情報表示及び報知等の「その他の案内・表示処理」
が実行される(ステップSL38)。この後、図22の
処理が終了され、図5のフローチャートに処理が戻され
る。
の表示画面の様子を示す。画面104には、図5の経路
探索処理によって探索された最初の案内経路162が表
示されている。さらに、この案内経路162上を走行し
ている自車両の現在位置と走行方向とを示す記号100
が表示されている。また、画面104に、ステップSL
4の判断対象である「別ルート」のアイコン160が表
示されている。
態を示す。この画面分割状態は、図22のステップSL
8が初めて実行された直後のディスプレイ33の画面の
様子を示す。第2画面108には、ステップSL8の経
路探索処理によって探索された新たな案内経路170が
表示される。第3画面110には、図23で表示されて
いた案内経路162が表示されている。また、第2画面
108、第3画面110には、アイコン164、16
6、168が表示されている。アイコン164は、「別
ルート」を表す。アイコン166は、ステップSL30
の判断対象である「ルート決定」キーを表す。アイコン
168は、ステップSL16の判断対象である「RET
URN」キー、つまり復帰キーを表す。
直後のディスプレイ33の表示画面の様子を示す。第2
画面108には、ステップSL26によって新たに探索
された案内経路172が表示されている。第3画面に
は、図24の第2画面に表示されていた案内経路170
が表示される。なお、アイコン164、166、168
は、図24のアイコンと同じ機能が与えられている。
ってディスプレイ33の画面が単一画面に戻された状態
を示す。例えば、図25において、アイコン166が押
され、第3画面110の案内経路170が選択される。
案内経路170が選択されると、分割画面が解除され
る。そして、単一画面の第1画面104全体に案内経路
170が表示される。なお、この画面分割解除後の画面
104にアイコン160も表示されている。
3画面それぞれに表示される経路を自由に選択できるよ
うにしても良い。つまり、N回、別ルートが探索された
場合、そのN個の別ルートの任意の1つが、第2画面に
表示される。同じく、N個の別ルートの任意の1つが、
第3画面に表示されてもよい。さらに、第2画面または
第3画面に、表示される経路が固定されても良い。例え
ば、第3画面に、別ルートの再探索が指示される直前の
元の経路が常時表示されても良い。しかも、第2、第3
画面に表示される地図の縮尺についても、特に限定する
ものではなく、自車両の現在位置から目的地までの経路
全体が各分割画面全体に表示されるように、縮尺が調整
されても良い。または、分割前の縮尺を用いて、各分割
画面の地図表示が行われてもよい。
ーチャートを示す。この第5実施例の案内・表示処理で
は、自車両が現在案内中の案内経路から外れた場合に、
その案内経路へ戻る復帰ルートと、新たに探索された別
ルートまたは元の経路とが分割画面にそれぞれ表示され
る。
外れたか否かが判断される(ステップSP2)。RAM
5に記憶された現在位置情報PIと、案内経路データM
Wを構成する道路の地理座標とが比較される。これによ
り、自車両が案内経路上を走行しているか否かが判断さ
れる。自車両が案内経路上を走行していれば、「その他
の案内・表示処理」が実行される(ステップSP4
2)。そして、案内経路に沿った車両の運行を補助する
案内情報の報知及び表示等の処理が行われる。この後、
図27の処理が終了され、図5のフローチャートに処理
が戻される。
合、画面分割状態か否かが判断される(ステップSP
4)。画面分割状態なら、既に探索された二つの案内経
路が左右の画面それぞれに表示されている。この場合、
復帰キーがオンされるか、またはルート決定キーがオン
される場合がある。そこで、画面分割状態なら、ステッ
プSP18の処理が実行される。
指令が入力されたか否かが判断される(ステップSP
6)。つまり、現在案内中の案内経路へ戻る経路を探索
する処理の開始が指示されたか否かが判断される。この
再探索指令は、ディスプレイ33の画面に表示された
「再探索」、「別ルート」等のアイコンが操作者によっ
てタッチされたか否かによって判断される。タッチの有
無は、タッチスイッチ34のオン・オフによって判断さ
れる。
が外れた地図が、ディスプレイ33に継続して表示され
る。なお、この場合、案内経路から自車両が外れている
ことを警告する情報が随時報知されてもよい。再探索指
令があれば、ルート数Nが「1」に初期設定される(ス
テップSP8)。そして、自車両の現在位置から案内経
路に戻る経路が探索される。この復帰ルートの探索は周
辺ルート探索処理である。この復帰ルートの探索では、
案内経路へ向かう道路の選択条件がより優位になる重み
付けが行われる。例えば、自車両の進行方向と逆方向に
進む道路は、総合探索コストが大きくなるように、所定
の探索コスト値が総合探索コストに加算される。同じよ
うに、案内経路方向とは、逆方向に進行する道路にも、
探索コストが大きくなるように所定値が加算される。こ
の結果、案内経路方向に進行する道路が優先的に選択さ
れる。
探索されると、この復帰ルートが第N(N=1)番目の
経路に設定される(ステップSP10)。そして、ディ
スプレイ33の画面が分割される(ステップSP1
2)。分割された画面における、第2画面に第N番目の
案内経路が表示される(ステップSP14)。ここで
は、N=1であり、現在案内中の案内経路への復帰ルー
トが第2画面に表示される。なお、この第N番目の案内
経路は、自車両が外れてきた案内経路と異なる色彩等で
表示される。つまり、もとの案内経路と、復帰ルートが
識別可能なようにディスプレイ33に表示される。
内経路が表示される。ここでは、N−1=0であり、図
5の経路探索処理で探索された最初の案内経路又は、自
車両が外れた時点での案内経路である。第2画面、第3
画面に各々の案内経路が表示されると、ディスプレイ3
3の画面に表示されたアイコンの「RETURN」が押
されたか否かが判断される(ステップSP18)。この
アイコンの「RETURN」が押されたか否かは、タッ
チスイッチ34のオン・オフによって判断される。
ンされると、第2画面及び第3画面に表示される案内経
路が、各々1つ前の案内経路とされる。なお、後述され
るステップSP30の全ルート探索処理が繰り返される
と、N個の案内経路が探索される。そして、上記復帰キ
ーが押される直前では、第2画面に最新の第N番目の案
内経路が表示されており、第3画面に第(N−1)番目
の案内経路が表示されている。
画面には第(N−1)番目の案内経路が、第3画面に
は、第(N−2)番目の案内経路がそれぞれ表示され
る。つまり、復帰キーが押されると、ディスプレイ33
の表示状態が、1つ過去の状態に戻される。これらの一
連の処理が、ステップSP14〜SP22によって行わ
れる。
キーがオンされると、ルート数Nの値が「1」減算され
る(ステップSP20)。そして、ステップSP20の
処理によって、ルート数Nの値が「1」より小さくなっ
たか否かが判断される(ステップSP22)。ルート数
Nの値が「1」より小さくない場合、再びステップSP
14に戻って、処理が実行される。つまり、第2画面
に、1つ前に探索された案内経路が表示される。同じよ
うに、第3画面には、2つ前に探索された案内経路が表
示される。
と、N=0の案内経路より古い探索経路はない。この場
合、自車両が外れた時点で、案内が行われていた案内経
路が選択される(ステップSP24)。そして、分割前
の状態、つまり、元の経路と、その経路から外れた自車
両とが一つの地図画面に表示される(ステップSP2
5)。この後、その他の案内・表示処理が実行され(ス
テップSP42)、図27の案内・表示処理が一旦終了
される。この場合、経路の案内処理は行われず、単一画
面に、元の経路と、その経路から外れた自車両とが表示
される。
URN」キーがオンされた場合、分割を解除するのでは
なく、第2画面に復帰ルート、第3画面に自車両が外れ
てきた案内経路とが表示される状態が保持されても良
い。この場合、第2画面、または第3画面の経路いずれ
かが選択されたときに、画面分割状態が初めて、解除さ
れればよい。さらに、ルート数N=1の状態で、「RE
TURN」キーが押されると、もとの案内経路への復帰
が要求されたと判断して、第2画面の復帰ルートが強制
的に選択されても良い。
しかも画面分割状態で、図27の案内・表示処理のサブ
ルーチンがコールされたときにも、ステップSP18の
処理が最初に行われる。つまり、画面の分割表示状態
で、復帰キーが押されたか、または後述されるルート決
定キー等が押されたか否かの判断が実行される。また、
再探索指令が1度入力されると、ディスプレイ33の画
面は、分割状態にされる。その分割状態で、第2画面ま
たは第3画面の案内経路が操作者によって選択されない
か、またはルート数N=0となるまで、復帰キー(RE
TURN)が繰り返して押されないと、その分割状態が
継続される。しかし、案内経路が選択されると、その分
割状態が解除され、単一画面とされると共に、決定され
た案内経路による案内処理が実行される。
が最終案内地点に到達するまで繰り返し実行される。さ
らに、第2画面、第3画面に表示される地図の縮尺は、
本実施例では、特に限定しないが、再探索された別ルー
トを表示する場合、そのルート全体が画面上に表示され
るようにしても良い。又は、分割前の、第1画面に表示
されていた地図の縮尺で、第2画面、第3画面に地図が
表示されても良い。
まり「RETURN」キーのオンが検出されないと、再
探索キーが押されたか否かが判断される(ステップSP
32)。つまり、ディスプレイ33に表示されたアイコ
ンの「再探索」が操作者によってタッチされたか否か
が、タッチスイッチ34のオン・オフによって判断され
る。
「1」加算される(ステップSP28)。そして、新た
な案内経路が探索される。探索された新たな案内経路
は、第N番目の案内経路としてRAM5に記憶される
(ステップSP30)。なお、このステップSP30の
案内経路の探索では、過去に探索された案内経路に使用
されている道路は、選択されにくくされる。つまり、よ
り値の小さな総合探索コストの道路が優先選択される場
合、案内経路を構成する道路として既に選択されたもの
に、新たな探索コストが加算される。これにより、異な
る道路によって構成された案内経路が複数探索される。
このステップSP30における全ルート探索は、上記図
22のステップSL8等と同様な処理が実行される。
される案内経路の探索条件は、第1番目に探索された案
内経路と異なる探索条件にされてもよい。例えば、第1
番目の探索経路が有料道路(高速道路)を優先使用する
経路であれば、第2番目に探索される案内経路は、有料
道路を使用しない経路となるように探索される。また、
第1番目の案内経路が、最短距離で目的地まで到達する
案内経路であれば、第2番目は、より広い道路を優先使
用した案内経路となるように探索される。このように、
繰り返される案内経路探索において、各々の経路探索条
件が変更されてもよい。
経路は、第2画面に表示される。しかもそれまで第2画
面に表示されていた案内経路が第3画面に表示される
(ステップSP14)。なお、第3画面には、常時、図
5の経路探索処理によって最初に探索された案内経路又
は、現在案内中の案内経路が表示されてもよい。つま
り、第2画面には、「再探索」キーが押された毎に探索
された、最新の案内経路が表示される。第3画面には、
自車両が外れてきた案内経路が表示される。これによ
り、元の案内経路と、探索処理が行われた毎の新しい案
内経路とを直接的に比較できる。
示される経路を、それぞれ自由に、ルート数Nによって
指定及び表示されるようにしても良い。つまり、再探索
がN回行われた場合、第2、第3画面それぞれに、N個
のルートの一つが任意に選択表示可能とされても良い。
で、第3画面に表示される案内経路は、図5の経路探索
処理で探索された案内経路に限定されない。つまり、図
27の案内・表示処理において、新たに探索された案内
経路が、案内対象経路として選択された場合、この新し
い案内対象道路が基本の案内経路とされる。よって、1
度、再探索による新しい案内経路によって案内処理が行
われている際に、再度再探索が指示されると、その新し
い案内経路が、分割画面の第3画面に最初に表示され
る。
オンが検出されないと、案内開始(ルート決定)キーが
オンされたか否かが判断される(ステップSP34)。
なお、ステップSP10の周辺ルート探索処理が実行さ
れた場合、第2画面には、復帰ルートが表示されてい
る。また、第3画面には、当初の案内経路が表示されて
いるが、自車両はこの案内経路上にない。よって、この
第3画面の案内経路による経路の案内が要求されると、
第2画面の復帰ルートを用いて経路の案内が行われても
よい。よって、第2画面に復帰ルートが表示されている
場合、第2画面上にアイコンの「案内開始」が表示され
る。そして、ステップSP34の判断対象では、この案
内開始キーが押されたか否かが判断される。
(外れた案内経路)が選択された場合、なんら案内開始
が行われないようにしても良い。この場合、分割前の単
一画面に戻される。つまり、自車両が外れてきた案内経
路と、自車両とが画面に表示される。つまり、ルート数
N=1の状態で、「RETURN」キーが押された状態
(ステップSP24、25)と同様な処理が行われる。
が繰り返された場合は、第4実施例と同じように、ディ
スプレイ33の画面に、アイコンの「ルート決定」が表
示される。そして、このアイコン表示部分が操作者によ
ってタッチされたか否かが、タッチスイッチ34によっ
て判断される(ステップSP34)。
れば、ステップSP42の「その他案内・表示処理」が
実行される。そして、図27の処理が一度終了される。
逆に、ルート決定キーが押された場合、第2画面、第3
画面何れの案内経路が選択されたかが判断される(ステ
ップSP36)。この案内経路の選択も、タッチスイッ
チ34のオン・オフによって判断される。第2画面の案
内経路が選択されれば、ディスプレイ33の画面分割状
態が解除される。そして、第2画面に表示されている案
内経路が、解除された単一画面(第1画面)に表示され
る(ステップSP38)。そして、選択された案内経路
に沿った車両の運行を助ける為の情報表示及び報知等の
「その他の案内・表示処理」が実行される(ステップS
P42)。
きにも、ディスプレイ33の分割状態が解除される。そ
して、単一画面となったディスプレイ33の画面に選択
された案内経路が表示される(ステップSP40)。さ
らに、選択された案内経路に沿った車両の運行を助ける
為の情報表示及び報知等の「その他の案内・表示処理」
が実行される(ステップSP42)。この後、図27の
処理が終了され、図5のフローチャートに処理が戻され
る。なお、これら分割解除後の表示地図縮尺について
も、分割前の表示縮尺が用いられても良いし、異なる縮
尺でもよい。
の表示画面の様子を示す。画面104には、図5の経路
探索処理によって探索された最初の案内経路162が表
示されている。さらに、この案内経路162から外れた
自車両の現在位置と走行方向とを示す記号100が表示
されている。また、画面104に、ステップSP6の判
断対象である「再探索」のアイコン174が表示されて
いる。
態を示す。この画面分割状態は、図27のステップSP
10が実行された直後のディスプレイ33の画面の様子
を示す。第2画面108には、ステップSP10の周辺
ルート探索処理によって探索された復帰ルート178が
表示される。第3画面110には、図28で表示されて
いた案内経路162が表示されている。また、第2画面
108、第3画面110には、アイコン174、17
6、168が表示されている。アイコン174は、「再
探索」を表す。アイコン176は、ステップSP34の
判断対象である「案内開始」キーを表す。アイコン16
8は、ステップSP18の判断対象である「RETUR
N」キー、つまり復帰キーを表す。
行された直後のディスプレイ33の表示画面の様子を示
す。第2画面108には、ステップSP30によって新
たに探索された案内経路180と、最初に探索された案
内経路162とが表示されている。第3画面には、図2
9の第2画面に表示されていた復帰ルート178が表示
される。なお、アイコン174、168は、図29のア
イコンと同じ機能が与えられている。なお、アイコン1
66は、ルート決定キーであり、図29の「案内開始」
のアイコンに対応する。なお、図30の第2画面108
には、二つの案内経路が表示されているが、これを案内
経路180のみが表示されてもよい。
ってディスプレイ33の画面が単一画面に戻された状態
を示す。例えば、図30において、アイコン166が押
され、第3画面110の復帰ルート178が選択された
とする。復帰ルート178が選択されると、分割画面が
解除される。そして、単一画面の第1画面104全体に
復帰ルート178と案内経路162が表示される。な
お、この画面分割解除後の画面104にアイコン174
も表示されている。
及び第5実施例の図30の他の実施例を示す図である。
この実施例では、案内経路の表示に合わせて、距離及び
時間情報186が表示される。この距離及び時間情報に
は、当該経路による最終案内地点までの経路沿いの距離
と、最終案内地点到着に要する所用時間とが表示され
る。例えば、図32の場合、案内経路182によって最
終案内地点まで走行した場合の経路沿いの距離と、その
距離を法定速度で走行した場合の所用時間とが情報18
6として表示される。
84の最終案内地点までの走行距離と、その距離を走行
するのに必要な所用時間とが距離及び時間情報186に
表示される。図33は、図22のステップSL26等が
実行され、図32から案内経路の表示が切り換えられた
状態を示す。この図33の距離及び時間情報186に
は、案内経路188の最終案内地点までの走行距離と、
その距離を走行するのに必要な所用時間とが表示され
る。なお、図33の第3画面110は、図32の第2画
面が複写される。
等の情報が表示される距離及び時間情報186には、次
のような情報が表示されても良い。すなわち、データ送
受信装置27によって受信されたVICS情報(経路中
の混雑道路の情報、または工事情報等)や、当該経路に
おける右左折回数等が表示されても良い。VICS情報
には、道路の混雑情報等のみならず、経路周辺の駐車場
の混雑情報等が含まれても良い。
の名称(国道、県道名等)や、主要交差点名称(名称の
ある交差点のみ)が表示されるようにしても良い。この
ような道路名称、交差点名称などは、画面上に表示され
る「ルート情報」キーがオンされたときに、リスト形式
で表示されても良い。つまり、画面上に、「ルート情
報」のアイコンが表示されるようにする。そして、この
アイコン「ルート情報」が操作者によってオンされる
と、第2、第3画面に表示されている各案内経路の詳細
情報(道路名称等)が表示される。この詳細情報には、
案内経路の目的地までの距離、所用時間、VICS情報
等が含まれても良い。これにより、経路の選択に寄与す
るより多くの情報が多岐に表示されるので、経路の比較
検討が容易になる。
る「別ルート探索」、「周辺ルート探索」「全ルート探
索」の各探索処理において、探索コストにVICS等の
外部から受信された交通情報が加味されても良い。つま
り、外部から入信された道路の混雑情報に基づいて、当
該混雑中の道路が選択されにくくすることで、混雑道路
を迂回する経路が探索されるよにしても良い。
割表示画面が、ヘディングアップ画面、ノースアップ画
面、または絶対方位が、画面の4方向の何れかを向いて
いるように表示されても良い。
トを示す。第6実施例では、最初の案内経路上から自車
両の走行位置が外れた場合、画面が2分割される。第2
画面には、外れてきた案内経路の一部と車両の現在位置
周辺とを含む道路地図が表示される。第3画面には、分
割前に表示されていた、元の案内経路か、または目的地
までの新しい案内経路である、再探索された全ルートが
表示される。自車両が外れた元の案内経路は、図5の経
路探索処理(ステップSA4)又は、後述される全ルー
ト再探索(ステップSR20)によって探索された経路
である。また、画面分割直後の第2画面には、元の案内
経路に戻る復帰ルートが、直ぐには表示されない。しか
し、復帰ルートによる案内開始が、操作者によって命令
されると、その復帰ルートが画面上に明示される。な
お、第2画面に表示される道路地図の縮尺は、復帰ルー
ト全体が、第2画面に表示されるように調整される。
の現在位置が案内経路上に存在するか否かが判断される
(ステップSQ2)。この判断処理は次のように行われ
る。RAM5から現在位置情報PIと、案内経路データ
MWとが読み出される。現在位置情報PIの示す座標
が、案内経路データMWを構成する道路の地理座標に略
一致するか否かが判断される。一致すれば、自車両が案
内経路上を走行している。逆に、一致しなければ、自車
両が案内経路から外れて走行していることになる。
イ33の画面が分割状態か否かが判断される(ステップ
SQ14)。なお、このディスプレイ33の分割状態
は、画面状態GJとしてRAM5に記憶されている。そ
こで、この画面状態GJのデータによって、ディスプレ
イ33が分割状態か否かが判断される。ディスプレイ3
3の画面が分割状態ならば、単一画面処理が実行される
(ステップSQ16)。この単一画面処理では、ディス
プレイ33の画面分割状態が解除される。そして、第3
画面に表示されている道路地図が、ディスプレイ33の
画面全体に表示される。
らず(ステップSQ2)、画面が分割状態とは、自車両
が1度、案内経路から外れた後、再び案内経路上に戻さ
れた状態を意味する。つまり、自車両が案内経路から外
れると、後述されるルート外れ処理によって、画面が分
割状態にされる。しかし、その分割状態において、経路
探索または経路変更等の操作が操作者によって行われ
ず、そのまま元の案内経路に復帰された場合に、ステッ
プSQ2、SQ14、SQ16の処理が実行される。
から自車両が一時的に外されるが、操作者の判断によっ
て、再び、案内経路に自車両が戻された場合に実行され
る。すなわち、案内経路走行中に於いて、経路近傍の施
設への急な用事ができた場合、一時的に案内経路から外
されるが、この用事終了の後、案内経路に再び戻される
場合がある。ところで、従来のナビゲーション装置に於
いては、オートリルートモードがセットされた状態で、
案内経路から自車両が外れたことが検知されると、自車
両の現在位置から目的地までの新しい案内経路が、自動
的に再探索されてしまう。
も、目的地方向への最短距離で到達できるとは限らな
い。むしろ、外れた元の案内経路に戻った方が、より迅
速に目的地に到達できる場合がある。このような場合、
案内経路が自動的に再探索されず、操作者の意志によっ
て自車両が元の案内経路に戻されたほうが良い。そこ
で、オートリルートモードがセットされていない状態
で、自車両が再び元の案内経路に、操作者の意志によっ
て戻された場合、上記ステップSQ2、SQ14、SQ
16の処理が実行される。なお、オートリルートモード
とは、案内中の経路から自車両が外れたことを検出し
て、自車両の現在位置から目的地までの経路が自動的に
再探索されるモードである。
(ステップSQ14)、または画面分割が解除されると
(ステップSQ16)、その他の案内・表示処理が実行
される(ステップSQ26)。つまり、現在選択されて
いる案内経路に沿って自車両が良好に走行できるよう、
各種情報の表示及び報知等が行われる。例えば、右左折
する交差点に接近した場合に、その交差点までの距離が
ディスプレイ33に表示される。このような「その他の
案内・表示処理」が行われた後、図34の処理が終了さ
れ、図5のメイン処理に復帰される。
合は(ステップSQ2)、復帰ルートによる案内処理中
か否かが判断される(ステップSQ3)。つまり、後述
されるサブルーチンの「ルート外れ処理」によって探索
された復帰ルートによって元の経路への復帰中か否かが
判断される。復帰ルートによる案内処理中ならば、ステ
ップSQ20以降の、単一画面選択及び、第2、第3画
面の表示処理が実行される。このステップSQ3の判断
は、図34の処理が繰り返し実行された場合に於いて、
「ルート外れ処理」が誤って実行されるのを防止するた
めに行われる。なお、上記ステップSQ20以降の処理
については、後述する。
ブルーチンの「ルート外れ処理」が実行される(ステッ
プSQ4)。このサブルーチン「ルート外れ処理」につ
いては、後ほど詳細に説明されている。この「ルート外
れ処理」では、はじめにディスプレイ33の画面が分割
される。画面の分割は、ディスプレイ33の表示画面の
ほぼ中央を境界として、左右の画面に分割される。そし
て、表示画面に向かって左側の画面が第2画面、右側の
画面が第3画面とされる。この画面の分割は、画像デー
タが書き込まれるビデオメモリが、画面分割状態に応じ
て二つの領域に分割される。そして、各分割領域に、独
立した画像データが書き込まれることによって、ディス
プレイ33の表示画面が分割されて表示される。なお、
ディスプレイ33が、はじめから二つのディスプレイ装
置で構成されていても良い。
内経路まで戻る復帰ルートが探索される。なお、この復
帰ルートは、分割された一方の画面(第2画面)に自車
両の現在位置周辺の道路地図を表示する際に利用され
る。これに加えて、ナビゲーション装置のモードがオー
トリルートモードに設定されていれば、自車両の現在位
置から最終案内地点までの経路が、自動的に再探索され
る。なお、分割直後の第2画面には、復帰ルートが明示
されず、自車両の現在位置周辺の道路地図が表示され
る。
6から自車両が外れた直後のディスプレイ33の状態を
示している。記号100が自車両の現在位置と走行方向
とを示している。この分割前のディスプレイ33の画面
が第1画面である。第1画面の下部には、文字「縮
小」、「拡大」、「全ルート」等のアイコン250、2
56、252が表示されている。「縮小」のアイコン2
50が、操作者によってタッチされると、第1画面に表
示されている地図の縮尺が小さくされ、広域地図が表示
される。
者によってタッチされると、第1画面に表示されている
地図の縮尺が大きくされ、詳細地図または住宅地図が表
示される。「全ルート」のアイコン252が、操作者に
よってタッチされると、自車両の現在位置から最終案内
地点までの案内経路が再探索される。
が実行された直後のディスプレイ33の表示画面の様子
を示す。第2画面108には、案内経路146及び、そ
の案内経路146から外れた自車両が、記号100とし
て表示されている。第3画面110には、分割前の画面
である第1画面に表示されていた地図が、同一縮尺によ
って表示されている。また、第2画面108の下部に
は、「全ルート」のアイコン252、「案内開始」のア
イコン255、「縮小」のアイコン250、「拡大」の
アイコン256が表示されている。「案内開始」のアイ
コン255は、復帰ルートによる案内開始を指示するた
めに用いられる。
外れ処理」が実行され、復帰ルートまたは全ルートが探
索されると、案内開始キーのオンが検知されたか否かが
判断される(ステップSQ6)。この案内開始キーは、
上述されたように、第2画面上に、アイコンとしての文
字「案内開始」が表示される。そして、この「案内開
始」表示部分が操作者によってタッチされたか否かが、
タッチスイッチ34から出力されるスイッチ信号によっ
て判断される。
経路へ戻る復帰ルートによる案内の処理を行わせるか否
かの判断に用いられる。よって、「案内開始」キーがオ
ンされれば、図34のステップSQ18以降の処理が実
行される。つまり、復帰ルートが第2画面に明示され、
所定の案内処理が実行される。しかし、「案内開始」キ
ーのオンが検知されなければ(ステップSQ6)、次の
条件判断が実行される。すなわち、自車両の現在位置か
ら目的地までの、再探索された全ルートが指定されたか
否かが判断される(ステップSQ8)。この全ルートの
再探索は、オートリルートモード又は、操作者によって
再探索が命令されたときに、行われる。
まで案内処理が実行されていた案内経路に替えて、新し
い案内経路としてRAM5に記憶される(ステップSQ
10)。さらに、この新しい案内経路を画面全体に表示
すべく、ディスプレイ33の分割状態が解除される(ス
テップSQ12)。つまり、2つに分割されていた画面
が、1つの画面に戻されると共に、その単一画面に新し
い案内経路が表示される。この後、新しい案内経路に沿
った情報報知・表示を行う「その他の案内・表示処理」
が行われる(ステップSQ26)。そして、図34の処
理が一旦終了され、図5の全体処理にフローが戻され
る。なお、単一画面に表示される新しい案内経路の縮尺
は、分割前(第1画面)の縮尺が用いられる。
(ステップSQ6)、画面分割時に探索された復帰ルー
トが第2画面に明示される(ステップSQ18)。この
後、復帰ルートを1つの画面に表示するか否かの判断が
行われる(ステップSQ20)。これは、ディスプレイ
33の画面に表示された、例えば、「画面解除」のアイ
コンが、操作者によってタッチされたか否かによって判
断される。画面解除が選択されれば、単一画面処理が実
行される(ステップSQ12)。
プレイ33の表示画面が解除されると共に、その単一画
面に復帰ルート及び元の案内経路が表示される。なお、
この復帰ルートの単一画面表示の縮尺は、第2画面表示
時の地図縮尺又は、分割前の第1画面に表示されていた
地図の縮尺が用いられる。単一画面処理の後、その他の
案内・表示処理(ステップSQ26)が行われた後、図
34の処理が一旦終了される。
れない場合(ステップSQ20)、自車両の移動に伴
い、サブルーチン「第2画面の表示調整」が実行される
(ステップSQ22)。この「第2画面の表示調整」で
は、第2画面に表示される自車両の表示位置又は、地図
縮尺の調整が行われる。つまり、第2画面には、復帰ル
ートと自車両とが表示されているが、この表示方法に次
の2つが設けられている。第1の表示方法では、復帰ル
ートが自車両を中心として第2画面全体に表示される。
第2の表示方法では、第2画面全体に復帰ルートが表示
され、その復帰ルート上を自車両が移動するように表示
される。つまり、第2の表示方法では、自車両の表示位
置が、自車両の走行に伴って第2画面上を移動される。
なお、これら、第1または第2の表示方法による「第2
画面の表示調整」については、後述される。
ン「第3画面の表示処理」が行われる(ステップSQ2
3)。このサブルーチン「第3画面の表示処理」では、
画面分割前の第1画面に表示されていた地図が、そのま
ま第3画面に表示される。なお、この第3画面において
も、自車両の走行に伴う、表示地図のスクロール処理等
が行われる。この後、復帰ルートによる音声情報の報知
等の処理である「選択ルートの音声等の案内処理」が実
行される(ステップSQ24)。
れたノースアップまたはヘディングアップ状態で地図表
示が行われる。上記ステップSQ24が実行された後、
「その他の案内・表示処理」が実行される(ステップS
Q26)。そして、処理が図5のメインフローチャート
に復帰される。なお、上記第3画面の地図縮尺は、自車
両の走行位置に伴って変化されてもよい。
処理」のフローチャートを示す。初めに、案内中の経路
から外れた自車両が、この経路に戻る復帰ルート上を走
行しているか否かが判断される(ステップSR2)。つ
まり、図35の一連の処理が実行された後では、復帰ル
ートが既に探索されている。復帰ルート探索後におい
て、操作者によるルート選択等の操作が行われないと、
図35の処理が繰り返し実行される。また、自車両が復
帰ルート上にない場合、「復帰ルート探索処理」が実行
される(ステップSR4)。なお、自車両が探索済みの
復帰ルート上に無い状態には、復帰ルートが全く探索さ
れていない状態も含まれる。つまり、自車両が元の経路
から外れた直後の状態である。但し、自車両が既に探索
された復帰ルート上にあれば、復帰ルートの探索処理は
パスされる。この「復帰ルート探索処理」では、上記案
内・表示処理の第5実施例における周辺ルート探索処理
と同じ処理が実行される。
続する経路の探索が行われる。しかも、この復帰ルート
探索に於いては、元の案内経路へ向かう道路の選択条件
がより優位になる重み付けが行われる。例えば、自車両
の進行方向と逆方向に進む道路は、総合探索コストが大
きくなるように、所定の探索コスト値が総合探索コスト
に加算される。同じように、案内経路方向へ向かう道路
と、逆方向に進行する道路にも、探索コストが大きくな
るように所定値が加算される。この結果、案内経路方向
に進行する道路が優先的に選択される。
最も近い目的地側の交差点と、自車両の現在位置とを結
ぶ、最短経路が探索される。但し、自車両の現在位置と
上記交差点とを結ぶ経路が発見できない場合は、次に近
い目的地側の交差点と自車両とを結ぶ経路が探索され
る。このように、自車両の現在位置と、自車両が外れた
地点より目的地側にある、元の案内経路の交差点とを結
ぶ復帰ルートが探索される。
車両が復帰ルート上にあれば、ディスプレイ33の画面
が分割されているか否かが判断される(ステップSR
6)。画面分割状態でないなら、ディスプレイ33の画
面分割処理が実行される(ステップSR8)。つまり、
表示される画像データが書き込まれる画像メモリが、そ
の画面分割に適合するように、領域分割される。ここで
は、上記各実施例と同じように、ディスプレイ33の画
面中央を境界とされて、左右に分割される。
面が第3画面とされる。なお、分割前の画面は第1画面
である。ディスプレイ33が分割状態なら、ステップS
R8の画面分割処理は実行されない(ステップSR
6)。つまり、一度、自車両が案内中の経路から外れ
て、図34、35の処理が実行されると、ディスプレイ
33の画面が分割される。その後、経路の選択等の操作
が行われないと、画面分割状態が保持されている。この
場合は、ステップSR8の画面分割処理は行われない。
されると、「第2画面の初期表示」のサブルーチンが実
行される(ステップSR10)。この「第2画面の初期
表示」では、第2画面に、自車両と、外れてきた案内経
路とが、最適縮尺で表示される。つまり、ステップSR
4によって探索された復帰ルートにおける、元の案内経
路への接続点(交差点等)と、自車両とが、第2画面に
適正縮尺で表示される。なお、この「第2画面の初期表
示」では、復帰ルートそのものは明示されない。但し、
図34のステップSQ6の案内開始キーがオンされて、
初めて復帰ルートが第2画面に表示される。この「第2
画面の初期表示」については、後述される。
のナビゲーション装置のモードが、オートリルートモー
ドか否かが判断される(ステップSR12)。オートリ
ルートモードならば、自車両の現在位置が、再探索され
た全ルート上にあるか否かが判断される(ステップSR
16)。ステップSR12、16等の処理は、ナビゲー
ション装置がオートリルートモードにセットされてお
り、しかも新しい全ルートが再探索された後、操作者に
よって経路指定がされないと、図34、35の処理が繰
り返される。そこで、ステップSR16の処理は、新し
い全ルートが繰り返し再探索されることを防止すべく実
行される。
上にない場合には、全ルートが全く再探索されていない
状態も含まれる。そこで、自車両が再探索された新しい
全ルート上になければ、自車両の現在位置から最終案内
地点までの全ルートが再探索される(ステップSR2
0)。そして、第3画面に、再探索された新しい全ルー
トが表示される。なお、この第3画面には、自車両が外
れてきた元の案内経路が共に表示されてもよい。この第
3画面の表示縮尺は、分割前の第1画面の縮尺でも良
い。または、新しい全ルートが表示される場合は、その
全ルート全体が画面に表示されるように縮尺が調整され
ても良い。さらに、この新しい全ルートが表示される
際、第5実施例の図32、33等のように、新しく探索
された経路の固有情報も同時に表示されても良い。つま
り、自車両の現在位置から目的地までの経路の全長距離
と、走行予測所用時間、主要道路名称、主要交差点名称
等の情報が同時に表示されてもよい。この新しい経路の
固有情報は、操作者の選択によって、リスト形式で表示
されても良い。
れると、図35の処理が終了され、図34の処理に戻さ
れる。また、オートリルートモードでないと(ステップ
SR12)、第3画面に、分割前のディスプレイ33の
画面(第1画面)に表示されていた地図が表示される
(ステップSR14)。つまり、元の経路から外れた自
車両が、第3画面の中央となる地図が表示される。な
お、この第3画面への地図表示に用いられる縮尺は、分
割前の地図縮尺が用いられる。さらに、この第3画面に
は、自車両と、目的地と、元の案内経路とを含んだ地図
が表示されても良い。つまり、地図縮尺が調整され、元
の経路全体が表示されても良い。または、第2画面の地
図表示に用いられる縮尺と同一縮尺で、第3画面に地図
が表示されても良い。
ップSR14)、全ルートキーがオンされたか否かが判
断される(ステップSR18)。この全ルートキーのオ
ン/オフは、ディスプレイ33に表示されたアイコン
「全ルート」が操作者によってタッチされたか否かによ
って判断される。タッチの有無は、タッチスイッチ34
の検出信号によって判断される。全ルートキーがオンさ
れれば、上述された「全ルート再探索処理」が実行され
る(ステップSR20)。その後、再探索された全ルー
トが第3画面に表示される(ステップSR22)。
処理が終了され、図34の処理にフローが戻される。
例を示す。図36の「第2画面の初期表示」では、自車
両の現在位置が画面中心となるように、復帰ルート全体
が第2画面に表示される。
の経路の一部とを構成する各道路のノード座標値がノー
ドデータファイルF3等から読み出される(ステップS
T2)。ステップST2によって読み出された各ノード
の座標値から、東経方向及び北緯方向の最大値(Ema
x、Nmax)及び最小値(Emin、Nmin)が検
索される(ステップST4)。この東経及び北緯方向の
最大値、最小値について、図47を用いて説明する。
らノードP24へ結ばれた経路PC10が元の案内経路
の一部とすると、点線で表示されたルートPC12が復
帰ルートとする。つまり、ノードP22が、元の経路か
ら自車両が外れた地点(以下、離反点)である。ノード
P12が、探索された復帰ルートと元の案内経路との合
流点である。自車両の現在位置P10から合流点のノー
ドP12までが、復帰ルートPC12になる。また、離
反点のノードP22から自車両の現在位置P10までの
経路PC11が、元の案内経路から外れた自車両が走行
してきた道のりと仮定する。なお、元の案内経路におけ
る目的地は、ノードP24方向にあるとする。図47の
上方が絶対方位の北方位とする。
面に表示される場合、復帰ルートPC12と、次の各ノ
ードを繋ぐ経路とが表示される。すなわち、合流点のノ
ードP12の両隣の、出発地側にあるノードP28と、
目的地側にあるノードP24とを結ぶ元の経路と、復帰
ルートPC12とが第2画面に表示される。なお、この
復帰ルートPC12の第2画面表示に於いて、離反点の
ノードP22から合流点のノードP12までの元の経路
と、経路PC11と、復帰ルートPC12とが、全て第
2画面に表示されても良い。
合、東経方向の最大座標値を持つノードが、ノードP2
4になる。よって、ノードP24の東経座標値が最大値
EmaxとしてRAM5に記憶される。同じように、北
緯方向の最大座標値を持つノードがノードP12とする
と、このノードP12の北緯座標値が最大値Nmaxと
してRAM5に記憶される。
がノードP14とすると、このノードP14の東経座標
値が最小値EminとしてRAM5に記憶される。北緯
方向の最小座標値を持つノードがノードP16であれ
ば、このノードP16の北緯座標値が最小値Nminと
してRAM5に記憶される。
れる場合、以下のノード及び経路が含まれてもよい。す
なわち、合流点であるP12から1つ目的地側にあるノ
ードP24と、離反点のノードP22より出発地側にあ
るノードP26と、離反点のノードP22から合流点の
ノードP12までの元の経路とが、復帰ルートと共に第
2画面に表示されてもよい。この場合、東経方向の最大
値座標値を持つノードは、ノードP24となる。同じよ
うに、北緯方向の最大座標値を持つノードは、ノードP
20となる。東経方向の最小座標値を持つノードは、ノ
ードP26になる。北緯方向の最小座標値を持つノード
は、ノードP16となる。そして、各ノードの座標値
が、東経方向及び北緯方向の最大値(Emax、Nma
x)及び最小値(Emin、Nmin)としてRAM5
に記憶される。
max)及び最小値(Emin、Nmin)が検出され
ると、自車両の現在位置P10の座標(GX、GY)か
ら次の数式が計算される。
る。そして、(1)、(2)式の値において大きいもの
が、東経幅WEとしてRAM5に記憶される(ステップ
ST6)。
て、(3)、(4)式の値において大きいものが、北緯
幅WNとしてRAM5に記憶される(ステップST
8)。
できる地図の縮尺が、予め、情報記憶部37に記録され
た数値算出テーブル等を利用して求められる。つまり、
第2画面上に、自車両が画面の中心となるように復帰ル
ートを含む道路地図が表示される。この道路地図が表示
される際の縮尺が、数値算出テーブルを利用して求めら
れる(ステップST10)。
8に分割されたディスプレイ33の様子が表示されてい
る。この第2画面108の有効表示領域は、水平幅HC
6及び垂直高HC14とする。そして、この有効表示領
域より、面積が約5パーセント小さな領域内に、復帰ル
ート等を含む道路地図が表示される。
ト小さな領域が、水平幅HC4、垂直高HC10の範囲
とする。この水平幅HC4の半分の幅HC2以内に、上
記東経幅WEが収まると共に、垂直高HC10の半分の
高さHC8以内に北緯幅WNが収まるように地図縮尺が
求められる。
緯幅WNの値と、各地図縮尺値との数値対応関係を表す
データが格納されている。よって、東経幅WE及び北緯
幅WNが上記各式によって求められると、その東経幅W
E及び北緯幅WNに対応する地図縮尺値が数値算出テー
ブルより求められる。なお、この地図縮尺は、比例式等
の演算によって求められても良い。
き、第2画面の実寸から、表示できる地図の地理的な距
離が解る。よって、地図縮尺が「MSA」のときに、第
2画面に表示された地図における画面縦方向の地理的な
距離が「MYA」、画面横方向の地理的な距離が「MX
A」とする。これら、地図縮尺に対する、表示可能な地
理的距離が解れば、上記東経幅WE及び北緯幅WNの道
路地図を表示するための適正縮尺は次の式によって求ま
る。
(広域地図表示可能な縮尺)のものが適正縮尺として選
択される。上記数値算出テーブルには、各東経幅WE及
び北緯幅WNに対する(5)、(6)式の演算結果によ
る地図縮尺が保存されている。なお、(5)、(6)の
計算は、第2画面にノースアップ地図が表示される場合
に用いられる。
は、各東経幅WE及び北緯幅WNに、以下の値による補
正演算が行われる。つまり、絶対方位に対する自車両の
進行方向角度を表す相対方位角データDθによる余弦値
が求められる。そして、東経幅WE及び北緯幅WNから
なる三角形の斜辺の距離に、上記余弦値が乗算される。
この乗算値が、図48の幅HC2及び高さHC8以内に
収まる地図縮尺が求められる。
る間隔HC12には、アイコン「全ルート」「案内開
始」等が表示される。この間隔HC12のアイコンの背
景にも、道路地図等が表示されても良いし、この領域の
背景に、地図情報が表示されなくてもよい。また、復帰
ルートが表示される領域は、第2画面の有効表示領域よ
り約5パーセント小さな領域に限定しない。つまり、有
効表示領域より面積が、5パーセント以上小さくても良
いし、1〜5パーセント小さなサイズでも良い。
尺が求められると、この求められた縮尺で、しかも自車
両が画面中心となるように、復帰ルートPC12が第2
画面に表示される(ステップST12)。この後、フロ
ーは図35に戻される。つまり、第3画面の表示処理等
が行われる。
C12が第2画面に表示される際、合流点であるノード
P12の両隣のノードP28、24を結ぶ元の経路部分
も同時に表示された。しかし、合流点であるノードP1
2のみが含まれるように、復帰ルートPC12が第2画
面に表示されても良い。
例 図37は、図35の「第2画面の初期表示」の第2実施
例のフローチャートを示す。この「第2画面の初期表
示」の第2実施例では、自車両の現在位置が必ずしも、
画面中心となるように復帰ルートが表示されない。つま
り、最初に求められた復帰ルートの全体が第2画面に均
等に表示され、その状態が保持される。よって、自車両
は、第2画面に表示された復帰ルート上を移動するよう
に表示される。
ード座標値が読み出される(ステップSU2)。ステッ
プSU2によって読み出された各ノードの座標値及び自
車両の現在位置座標値から、東経方向及び北緯方向の最
大値(Emax、Nmax)及び最小値(Emin、N
min)が検索される(ステップSU4)。この処理は
図36のステップST4と同じである。なお、本実施例
においても、復帰ルートPC12の第2画面表示に際
し、ノードP28〜P24間の元の経路の一部(図4
7)も同時に表示されるものとする。
経路が表示されず、合流点のノードP12から、離反点
のノードP22または自車両の現在位置P10までの復
帰ルートPC12のみが表示されても良い。さらに、上
記第1実施例の「第2画面の初期表示」と同じように、
ノードP20からノードP24までの元の経路と、復帰
ルートPC12とが第2画面に表示されても良い。以下
の説明では、上記ノードP28〜P24間の元の経路
と、自車両の現在位置P10から合流点のノードP12
までの復帰ルートPC12とが第2画面に表示される場
合について説明する。
いて、東経方向の最大座標値を持つノードは、ノードP
24になる。よって、ノードP24の東経座標値が最大
値EmaxとしてRAM5に記憶される。同じように、
北緯方向の最大座標値を持つノードは、ノードP12に
なる。よって、ノードP12の北緯座標値が最大値Nm
axとしてRAM5に記憶される。
ードP14である。よって、ノードP14の東経座標値
が最小値EminとしてRAM5に記憶される。北緯方
向の最小座標値を持つノードは、ノードP16である。
よって、ノードP16の北緯座標値が最小値Nminと
してRAM5に記憶される。
最小値から次の数式が計算される(ステップSU6)。
図の縮尺が、予め情報記憶部37に記録された数値算出
テーブルを利用して求められる(ステップSU8)。第
1実施例の「第2画面の初期表示」と同じように、図4
8の水平幅HC4以内に東経間隔XEが収まると共に、
垂直高HC10以内に北緯間隔YNが収まる地図縮尺が
数値算出テーブルによって求められる。
間隔XE及び北緯間隔YNが与えられたとき、水平幅H
C4及び垂直高HC10で囲まれる、第2画面の表示領
域内に、正しく、復帰ルートPC12及び元の経路の一
部が表示できる縮尺値が保存されている。つまり、各東
経間隔XE及び北緯間隔YNに対応した縮尺値が数値算
出テーブルに保存されている。なお、この地図縮尺値
は、演算によって直接に求められても良い。例えば、任
意の縮尺で第2画面に地図が表示されたとき、表示され
る地理的な距離、すなわち、東経方向の距離と、北緯方
向の距離とは、第2画面の実寸からわかる。よって、特
定の東経間隔XE及び北緯間隔YNを、正しく第2画面
に表示できる地図縮尺は、比例式によって算出できる。
上記数値算出テーブルには、このような東経間隔XE及
び北緯間隔YNと地図縮尺との対応関係が保存されてい
る。
囲まれる領域は、上記第1実施例の「第2画面の初期表
示」と同じように、有効表示領域より約5パーセント小
さくされている。ステップSU8によって地図縮尺が求
められると、この求められた縮尺で、しかも、東経座標
(Emin+XE/2)、北緯座標(Nmin+YN/
2)が画面中心となるように、復帰ルートが第2画面に
表示される(ステップSU10)。この後、フローは図
35に戻される。なお、本第2実施例では、復帰ルート
がノースアップ地図で表示される。
の、ディスプレイ33の様子を示す。つまり、第2画面
108には、元の経路146と、自車両の現在位置を表
す記号100とが表示されている。但し、探索された復
帰ルートそのものは、まだ表示されていない。また、ア
イコン252、255も同時に表示されている。アイコ
ン252は、図35における全ルート再探索処理の開始
を指示するスイッチを表している。また、アイコン25
5は、復帰ルートによる案内開始を指示するスイッチを
表している。アイコン250、256は、第3画面の地
図縮尺をマニュアルによって変更するためのスイッチで
ある。
表示されている様子を示す。この図42は、図41の表
示状態に於いて、案内開始キー(アイコン255)が押
された時点のディスプレイ33の様子を示す。つまり、
図41のように復帰ルートが表示されていない状態か
ら、復帰ルートが点線258のように明示される。な
お、実際の表示画面では、復帰ルートが、元の案内経路
146と異なる色で表示されるか、または同一色彩で表
示される。なお、図41、42では、離反点(図42の
交点261)の隣にある、案内経路の出発地側のノード
と、合流点(図42の交点259)の隣にある、案内経
路の目的地側のノードとを結ぶ元の案内経路も表示され
ている。
車両がさらに案内経路からより遠くに外れた場合を示し
ている。つまり、図41の状態では、一度、復帰ルート
が探索される。その後、その復帰ルートから再度自車両
が外れると、図35のステップSR2、SR4の処理に
より、新たな復帰ルートが探索される。そして、この新
しい復帰ルートを含む道路地図が第2画面108に表示
される。但し、この図43においても、案内開始キーが
押されていないので、復帰ルートは明示されていない。
この図43の状態で、案内開始キーが押されると、図4
4の様に、復帰ルート260が表示される。図45は、
復帰ルート260の表示応用例を示す。つまり、案内開
始キーが押されると、自車両の現在位置(記号100の
位置)から合流点263までを繋ぐ復帰ルート260
と、合流点263から目的地までの案内経路146のみ
が、第2画面に明示される。よって、案内経路の不要部
分、すなわち、既に走行してきた部分等は、第2画面に
表示されない。
ステップSQ22)の第1実施例 図38は、本発明の第6実施例(図34)における第2
画面の表示調整(ステップSQ22)のフローチャート
を示す。図38の「第2画面の表示調整」では、自車両
の走行に伴う、第2画面の復帰ルート表示位置調整等が
行われる。つまり、復帰ルートに沿って自車両が走行さ
れた場合、自車両の現在位置から合流点までの復帰ルー
トと、合流点近傍の案内経路等が、第2画面に最大表示
される。なお、図38の「第2画面の表示調整」では、
復帰ルートを含む道路地図が、自車両を画面中心に表示
される。
未走行ルートを構成する各道路のデータが情報記憶部3
7から読み出される。そして、読み出された道路データ
の各ノード座標値がノードデータファイルF3等から読
み出される(ステップSV2)。ステップSV2によっ
て読み出された各ノードの座標値から、東経方向及び北
緯方向の最大値(Emax、Nmax)及び最小値(E
min、Nmin)が検索される(ステップSV4)。
テップST4と同じである。そして、自車両の現在位置
座標(GX、GY)と、各最大値(Emax、Nma
x)及び最小値(Emin、Nmin)とから次の数式
が計算される。
められる。そして、(9)、(10)式の値において大
きいものが、東経幅WEとしてRAM5に記憶される
(ステップSV6)。
求められる。そして、(11)、(12)式の値におい
て大きいものが、北緯幅WNとしてRAM5に記憶され
る(ステップSV8)。
の縮尺KAPが識別される(ステップSV10)。そし
て、識別された縮尺KAPによって表示できる東経方向
の地理的な距離REと、北緯方向の地理的な距離RNと
が求められる(ステップSV12)。なお、この距離R
E、RNは、情報記憶部37またはROM4に記憶され
た数値算出テーブルが用いられても良いし、比例式等の
演算式で求められても良い。ここでの数値算出テーブル
は、上記「第2画面の初期表示」で説明した数値算出テ
ーブルと同様のものである。つまり、各地図縮尺で第2
画面に地図が表示されたとき、第2画面上の縦及び横方
向の、表示可能な地理的距離が、その地図縮尺と対応し
て保存されている。よって、この数値算出テーブルを用
いて、上記距離RE、RNが求められる(ステップSV
12)。
及び、北緯幅WNと距離RNとの大小比較が行われる。
そして、東経幅WEが距離RE以上か、または北緯幅W
Nが距離RN以上であると、縮尺KAPはより広い地理
範囲の地図が表示できる値に変更される(ステップSV
16)。つまり、自車両の移動によって、第2画面上に
復帰ルートの残存ルートが表示できなくなった場合に、
ステップSV16の処理が実行される。
かつ、北緯幅WNが距離RNより短いと、東経幅WE及
び北緯幅WNが適正に表示できる縮尺KAPであるか、
否かが判断される(ステップSV18)。つまり、東経
幅WEが距離REよりかなり短いか、または、北緯幅W
Nが距離RNよりかなり短くなっていないかどうか判断
される。東経幅WE<<距離REか、または北緯幅WN
<<距離RNとは、自車両の移動に伴い、第2画面に表
示すべき復帰ルートの地理範囲が狭くなってきたことを
表している。この場合、縮尺KAP値は、地図がより狭
い地理的範囲を表示できる縮尺値に変更される(ステッ
プSV20)。つまり、詳細地図が表示される地図縮尺
に変更される。
KAPが調整されると、再度ステップSV14、SV1
8の判断処理が実行される。つまり、縮尺KAPの値
が、東経幅WE及び北緯幅WNが最も適正に表示できる
ように増減される。そして、適正縮尺KAPがステップ
SV14、SV18で求められると、復帰ルートの残存
経路が、自車両を画面中心として第2画面に表示される
(ステップSV22)。この後、処理は、図34の案内
・表示処理に戻される。このように、復帰ルートによる
案内開始が選択された後、自車両が走行されると、合流
点までの復帰ルートの残存部分が減少される。そこで、
「第2画面の表示調整」の第1実施例では、減少する復
帰ルートの残存部分に合わせて、地図縮尺が調整され
る。例えば、復帰ルートの残存部分が短くなり、表示す
べき地理的範囲が狭くなると、第2画面の表示地図縮尺
が、小さくされる。この結果、より詳細地図が第2画面
に表示される。
部37に記録されたテーブルを利用して求められてもよ
い。つまり、第2画面上に、自車両が画面の中心とな
り、しかも残存復帰ルートが効率よく地図上に表示され
る縮尺KAPが、情報記憶部37等に記憶された数値算
出テーブル等を利用して直接的に求められてもよい。な
お、縮尺KAPは、残存復帰ルート等が、第2画面の有
効表示領域より多少面積の小さな領域に、適正表示でき
る値とされる。これは、図36、37の「第2画面の初
期表示」処理と同一である。
ステップSQ22)の第2実施例 図39は、「第2画面の表示調整」の第2実施例のフロ
ーチャートを示す。この「第2画面の表示調整」の第2
実施例は、図37の「第2画面の初期表示」に対応して
いる。つまり、自車両の走行に伴って減少する復帰ルー
トの残存部分を、第2画面に効率良く表示する地図縮尺
が随時求められる。図39において、初めに、自車両の
現在位置から復帰ルートの合流点までの未走行道路デー
タが情報記憶部37から読み出される。この残存する復
帰ルート及び、元の案内経路の合流点近傍の経路を構成
する各道路のノード座標値がノードデータファイルF3
等から読み出される(ステップSW2)。ステップSW
2によって読み出された各ノードの座標値及び自車両の
現在位置座標値から、東経方向及び北緯方向の最大値
(Emax、Nmax)及び最小値(Emin、Nmi
n)が検索される(ステップSW4)。この処理は図3
7のステップSU4と同じである。
最小値から次の数式が計算される(ステップSW6)。
図の縮尺が、予め情報記憶部37に記録された数値算出
テーブルを利用して求められる(ステップSW8)。つ
まり、第2画面上に、復帰ルートの残存部分が、適正表
示される縮尺が求められる。なお、この適正縮尺の算出
は、図37の「第2画面の初期表示」と同じ処理が実行
される。本実施例では、第2画面に表示される地図が固
定されており、自車両がその表示地図上の復帰ルート上
を移動するように表示される。但し、地図の縮尺は、自
車両の移動に伴って変化する場合がある。
れると、この求められた縮尺で、しかも東経座標(Em
in+XE/2)、北緯座標(Nmin+YN/2)が
画面中心となるように、未走行の復帰ルートと、合流点
を中心とした元の案内経路の一部とが、第2画面に表示
される(ステップSU10)。そして、フローは図34
に戻される。なお、本実施例の「第2画面の表示調整」
は、第2画面に表示される復帰ルートが、図27の「第
2画面の初期表示」によって表示された場合に、図34
のステップSQ22として行われる。また、復帰ルート
が、図37の「第2画面の初期表示」の処理によって表
示された場合、図39の「第2画面の表示調整」は行わ
れなくてもよい。つまり、第2画面に最初に表示された
復帰ルート等を含む地図が縮尺固定で表示され、自車両
の移動に伴う地図縮尺の調整が行われなくてもよい。
例えば、復帰ルートが矢印268で表示される。又、復
帰ルートが第2画面に表示されないとき、復帰ルートと
元の経路とが交わる、合流点のみが、印262によって
明示されても良い。また、復帰ルートが明示されたとき
でも、合流点が印262によって表示されても良い。さ
らに、元の案内経路における目的地の方向が、目的地方
向マーク264によって表示されてもよい。
ついて簡単に説明する。第2画面に表示されている元の
案内経路と、ディスプレイ33の第2画面108に表示
されている地図画面の端との交点が計算される。この処
理では、上記案内経路データMWを構成する各道路の中
から、画像プロセッサ9によってディスプレイ33に表
示されている座標の範囲内に含まれる道路データが読み
出される。そして、この道路データの中から、登録目的
地TPに最も近い道路が求められる。案内経路データM
Wは、案内開始地点から登録目的地までの間を結ぶ道路
ナンバデータが順番に並べられて構成されている。従っ
て、この順番(アドレスナンバ)が最も大きい道路ナン
バが登録目的地に最も近い道路である。
ら、ディスプレイ33に表示されている座標範囲内のも
のが読み出される。そして、この各ノードの中で、最も
順番(アドレスナンバ)が大きいノードND1が選択さ
れる。このノードND1と、この次のアドレスナンバの
ノードND2とを結ぶ直線がディスプレイ33の画面端
部と交差する点の座標データが求められる。求められた
座標データは、交点データCPとしてRAM4に記憶さ
れる。
案内経路の目的地方向を求める処理が行われる。この処
理も種々考えられるが、例えば、上記交点データCPの
座標(またはノードND1の座標)と上記ノードND2
の座標とを結ぶ直線の絶対方位に対する傾き角(Tan
θ1)が目的地の方向になる。
す目的地方向マーク264を表示する処理が行われる。
この処理は、例えば次のように実行される。情報記憶部
37またはROM4には、目的地方向マークに用いられ
る矢印のキャラクタパターンデータが記憶されている。
そして、上記交点データCPに応じて、上記目的地方向
を示す矢印となるように矢印のキャラクタパターンが回
転される。このキャラクタパターンデータは画像プロセ
ッサ9へ送られて、画像データに組み込まれる。これに
より、目的地方向マーク264が交点データCPによっ
て示される座標に表示される。実際には、矢印の先端が
交点データCPの座標に一致するように、目的地方向マ
ークの座標には交点データCPに対する偏差が設けてあ
る。
の第6実施例では、自車両が案内経路から外れた際に、
その案内経路へ戻るための復帰ルートが一旦探索され
る。そして、第2画面に、復帰ルート等が適正表示され
る縮尺で、自車両近傍の道路地図が表示される。そし
て、操作者の選択により、復帰ルートを用いた、元の案
内経路への案内処理が行われる。また、この復帰ルート
の案内処理では、操作者の選択により2画面表示または
1画面表示とされる。また、復帰ルートが操作者の希望
にそぐわない場合、操作者の命令に応じて、目的地まで
の案内経路が新たに探索される、全ルート探索が行われ
る。つまり、自車両の走行位置に応じた、案内経路の選
択が可能である。
帰ルート探索、ルート決定等の操作は、本発明では、車
両が停止または徐行速度以下で走行しているときにのみ
操作可能とされる。
意図によって、一時的に案内経路から自車両が逸れて走
行されても、元の案内経路と自車両近傍とを含む道路地
図が、分割されたディスプレイ33の一方の画面に表示
される。しかも、この自車両近傍の道路地図は、自車両
の現在位置から元の経路との合流点までの復帰ルートが
表示された場合における適正縮尺で表示される。この復
帰ルートは、ナビゲーション装置によって自動探索され
た、自車両の現在位置から元の案内経路の推奨合流点ま
での推奨経路である。
意図的に案内経路から外されても、自車両の現在位置
と、元の案内経路との位置関係などの必要な地図情報
を、迅速に確認できる。しかも、案内開始が指示されれ
ば、元の経路に戻るための案内処理が、復帰ルートの表
示と共に開始される。従って、案内経路走行中に於け
る、急用等による一時的な経路外れが発生されても、迅
速に案内経路へ復帰する事が可能になる。
に表示されていた地図が、同一縮尺で表示されるので、
地図表示の切り替えに伴う状況混乱が防止できる。つま
り、ディスプレイ33に表示される、地図が変更される
と、通常、表示されている自車両の現在位置及び地図情
報の把握により多くの時間が必要であり、画面への意識
の集中が発生される。この結果、車両前方への意識の欠
落が生じるおそれがある。しかし、本実施例では、分割
前に表示されていた地図がそのまま、分割後の他方の画
面に表示されるので、そのような画面への意識の集中を
未然に防止できる。
在位置周辺の地図が表示されていた場合、表示縮尺によ
っては、案内経路が完全に画面から消失する場合があ
る。つまり、分割前の画面に詳細地図が表示されている
場合、自車両が案内経路から遠く離れるにつれて、案内
経路が画面から消失する状態が生じてくる。この場合、
自車両の現在位置に対する、元の案内経路の方向が分か
らず、迅速に元の経路へ戻ることができない。また、こ
のような場合に於いて、自車両の現在位置から目的地ま
での案内経路が再探索されても、その新しい案内経路
が、目的地到着時間がより多くかかり、元の案内経路へ
復帰した方が好ましい場合がある。しかし、本実施例に
よれば、外れた元の経路と、自車両との相対位置が分割
画面の一方に的確に表示されるので、自車両の現在位置
に対する元の案内経路の位置及び方向を的確に把握でき
る。つまり、元の経路に戻ることと、新しい案内経路を
使用した場合の条件比較が容易にできる。
画面の第2画面に表示される地図の種類については特に
限定しない。つまり、道路地図でも、住宅地図でも良
い。なお、住宅地図とは、住居等の施設情報を含む道路
地図のことである。さらに、本第6実施例では、第2画
面の地図縮尺は、復帰ルート全体が最大限に表示される
よう定められたが、それ以上の地図縮尺でも良い。つま
り、復帰ルートを含む、より範囲の広い地図が、第2画
面に表示されるようにしても良い。さらにまた、復帰ル
ート探索に於いて、VICS情報等の外部から送信され
る情報を考慮した経路探索が行われてもよい。つまり、
道路混雑情報等をもとに、その混雑道路が復帰ルートと
して選択されないようにしても良い。
処理のフローチャートを示す。この最寄り施設設定処理
は、図5の目的地設定処理またはその他の処理で実行さ
れる。最寄り施設処理では、自車両の現在位置付近また
は案内経路途中にある、最終目的地以外の立ち寄り施設
の検索及び選択処理が行われる。立ち寄り施設とは、次
のようなものがある。例えば、燃料補給のためのガソリ
ンスタンド、食事の為のレストラン、銀行、郵便局、買
い物のためのスーパーなどがある。つまり、最終目的地
以外の施設であって、日常の生活において必要とされる
各種施設が該当する。
するためのジャンルが表示される。そして、そのジャン
ルリストを用いて1つのジャンルが指定される。その指
定されたジャンルに該当する施設が第2画面の地図上に
表示される。このとき、第3画面には、検索施設の絞り
込み条件である販売品目名のリストが表示される。第3
画面の販売品目名リストから特定品目名が指定される。
トが表示される。さらに、その販売品目名に該当する施
設のみが、第3画面の地図上に表示される。このよう
に、立ち寄り施設を指定するのに、大きな範疇から順に
より狭い範疇が順次指定される。しかも、その指定によ
る検索結果が分割画面に表示される。加えて、直前に指
定された範疇による検索結果か、または検索条件も同時
に表示される。
の要求が操作者からなされたか否かが判断される(ステ
ップSX2)。ジャンル選択の要求は、ディスプレイ3
3に表示されたアイコンの「立ち寄り地設定」等が押さ
れることで入力される。ジャンル選択の要求がない場
合、図49の処理が終了される。そして、図5の全体処
理にフローが戻される。しかし、ジャンル選択の要求が
入力されれば、ジャンル選択用のリストがディスプレイ
33の画面に表示される(ステップSX4)。
04に表示されるジャンルリストの例を示す。図50に
示されるリスト270の各欄に、ジャンル(例えば、コ
ンビニエンスストアー、ファミリーレストラン、ガソリ
ンスタンド等)の名称が表示される。
ンルリストから1つのジャンルが選択されたか否かが判
断される(ステップSX6)。ジャンルの選択が行われ
ない場合、つまり、一定時間の間、タッチスイッチ34
の操作が行われないと、図49の処理が強制的に終了さ
れる(ステップSX6)。そして、処理は図5の全体処
理に戻される。しかし、特定のジャンルが指定される
と、自車両の現在位置から所定距離の圏内に存在する指
定ジャンルに該当する施設が、施設データファイルF1
6から検索される(ステップSX8)。つまり、施設デ
ータファイルF16内の各施設から指定ジャンルに該当
する施設のみが検索される。さらに、その検索された各
施設の東経座標SEO及び北緯座標SNOから、自車両
の現在位置との地理的な直線距離が算出される。
内にある各施設の識別番号が、検索施設番号GBnとし
てRAM5に記憶される。選択ジャンルに該当する施設
の抽出が終了されると、次にディスプレイ33の表示画
面の分割処理が実行される(ステップSX10)。そし
て、ステップSX8によって抽出された各施設が第2画
面の地図上に表示される(ステップSX12)。さら
に、第3画面には、販売品目名やブランド名のリストが
表示される。例えば、図50に示される第1画面におい
て、ジャンルの中のガソリンスタンドが選択されれば、
販売品目名であるガソリンスタンドの銘柄のリストが、
図51のように、第3画面に表示される(ステップSX
14)。ジャンルに銀行が指定されれば、ステップSX
14の処理によって、銀行各社の名前が第3画面にリス
ト表示される。
された状態を示している。第2画面108には、第1画
面で指定されたジャンルに該当する施設が抽出され、自
車両を中心とする地図上に表示される。また、第3画面
には、第1画面で指定されたガソリンスタンドの銘柄
(販売品目名)のリスト272が表示される。
(ステップSX16)。この戻し要求とは、ディスプレ
イ33に表示されている情報が1つ前に表示されていた
情報内容に戻す処理である。ステップSX16で戻し要
求が入力されたと判断されると、ステップSX4のジャ
ンルリストの表示、つまり図50の第1画面に戻され
る。また、戻し要求が入力されたと判断されると、図5
1の第2画面若しくは第3画面のどちらか一方に、図5
0の第1画面に表示されているジャンルリストを表示し
ても良い。なお、戻し要求の入力は、ディスプレイ33
に表示されたアイコンを押すことによって行われる。
たリスト272を用いて、販売品目であるガソリンスタ
ンドの銘柄指定が行われたか否かが判断される(ステッ
プSX18)。
は、第2次検索で用いられる検索条件に該当する。この
第2次検索の指定が行われることで、特定施設の絞り込
みが行われる。
ンドの銘柄(販売品目)の指定が行われると、第2画面
に、ガソリンスタンドの銘柄(販売品目名)のリストが
表示される(ステップSX20)。さらに、指定された
ガソリンスタンドの銘柄(販売品目)を扱う施設のみが
第3画面の地図上に表示される(ステップSX22)。
図52の第2画面108には、ステップSX20の処理
結果が表示されている。同じく、図52の第3画面11
0には、ステップSX22の処理結果が示されている。
第2画面108には、図51で示される第3画面のリス
ト272が表示される。図52の第3画面110には、
リスト272のガソリンスタンドの銘柄(販売品目)2
78に該当する施設279のみが地図上に表示される。
(ステップSX24)。この戻し要求とは、ディスプレ
イ33に表示されている情報が1つ前に表示されていた
情報内容に戻す処理である。ステップSX24で戻し要
求が入力されたと判断されると、ステップSX12の処
理に戻される。つまり、図52表示状態で戻し要求が行
われると、図51の表示状態に戻される。
操作が行われたか否かが判断される(ステップSX2
6)。つまり、図52に示される第3画面を用いて特定
施設が指定されたか否か判断される。施設が指定されれ
ば、その指定された施設の座標値等の情報が情報記憶部
37から読み出され、立ち寄り地DPとしてRAM5に
記憶される(ステップSX28)。
つの施設が指定されないか、または所定時間操作が行わ
れないと、分割画面の解除処理等が行われる(ステップ
SX30)。つまり、図49で示された最寄り施設設定
処理が強制的に終了される。なお、特定の施設が指定さ
れた場合にも、分割画面の解除が実行される(ステップ
SX30)。
では、立ち寄り地などの施設指定に、ジャンル指定、販
売品目名指定というようにより狭い範疇の指定が順次行
われる。しかも、その範疇の指定時に、範疇に該当する
施設と、次の範疇指定の手段とがディスプレイ33の分
割画面に並列表示される。したがって、範疇指定の変更
が直ちに行える。しかも、その変更された範疇に該当す
る施設の抽出結果が隣接画面に直接表示される。よっ
て、施設指定の操作がより迅速かつ的確に行うことがで
きる。また、ステップSX18によってガソリンスタン
ドの銘柄(販売品目)の指定が行われると、図73に示
されるように、第2画面にステップSX12の選択ジャ
ンルに該当する全施設、つまり、図51の第2画面10
8が表示され、第3画面にステップSX22で指定され
たガソリンスタンドの銘柄を扱う施設のみが地図上に表
示される。
ャンル指定が行われた。第2の検索条件として、販売品
目名指定が行われた。本発明は、この様な検索条件に限
定するものではない。例えば、探索された案内経路から
所定距離以内にある施設のみが抽出される検索条件が、
上記第2の検索条件に代えられても良いし、第3の検索
条件としてもよい。
のサブルーチンでは、検索された各施設の地理座標デー
タにより、その施設から案内経路までの地理的最短直線
距離が算出される(ステップSX32)。なお、この最
短直線距離算出のサブルーチンは図54に示される。上
記案内経路とは、図5の全体処理における経路探索処理
によって求められた案内経路データMWを意味する。図
55は、検出された施設と案内経路との位置関係を説明
する図である。案内開始地点εから目的地αまでの経路
が、経路探索処理(ステップSA4)によって求められ
た経路となる。
で求められた、各施設と案内経路との最短直線距離が、
約150m以内の施設のみが抽出される(ステップSX
34)。このステップSX34によって抽出された各施
設が、案内経路の進行方向に対して左右何れの側にある
かが求められる(ステップSX36)。図56は、ステ
ップSX36の処理を説明するための図である。座標
(X1、Y1)は、施設の目標座標(Xb、Yb)の施
設に近いノードの座標を表しており、図55に示される
ノードSAS1に相当する。また、基準座標(X0、Y
0)は、図55に示されるノードSAS2の座標または
自車両の現在位置に相当する。したがって、座標(X
1、Y1)と基準座標(X0、Y0)とを結ぶ基準ベク
トルa=(ax、ay)は、図55のブランチ300を
表している。なお、基準ベクトルaは、a=(ax、a
y)=(X1−X0、Y1−Y0)である。この座標
(X1、Y1)と基準座標(X0、Y0)は、案内経路
データMWに応じた道路データのうち、施設の目標座標
(Xb、Yb)に最も近い座標のノードが選択される。
に90度回転させた直交ベクトルcを定義する。また、
基準座標(X0、Y0)と、施設の目標座標(Xb、Y
b)とを結ぶ目標ベクトルbと、直交ベクトルcとの間
は、角度θだけの広がりがある。なお、目標ベクトルb
は、b=(Xb−X0、Yb−Y0)である。
との内積は、次のように定義される。
は、案内経路における進行方向の左側にある。逆に、内
積値が負ならば、施設は、進行方向に対して右側にあ
る。この様に、案内経路に対する各抽出施設の相対的な
左右位置が、ベクトルの内積のプラス、マイナスによっ
て判別される(ステップSX36)。従って内積計算結
果の正負だけを判別すれば、目標物の左右方向が容易に
判定される。この判別された左右データRLは、上記R
AM5に記憶される。なお、図56に示される基準座標
(X0、Y0)は、検査対象施設に最も近い二つのノー
ドのうち、必ず、出発地点に近いノードの座標(図55
の場合では、ノードSAS2)とされる。逆に、座標
(X1、Y1)は、目的地に近い側のノード座標(図5
5では、ノードSAS1)とされる。
aに対して時計回りに90度回転させたものでもよい
し、基準ベクトルaと目標ベクトルbとを外積(|a|
×|b|×sinθ)してもよい。案内経路に対する各
抽出施設の左右位置が検出されると、各抽出施設から目
的地までの施設−目的地間距離Znが算出される(ステ
ップSX38)。ここでの施設−目的地間距離Znと
は、案内経路上の距離である。つまり、図55に示され
る点PP1から目的地αまでの経路沿い距離を意味す
る。したがって、図55の場合、点PP1からノードS
AS1までの直線距離に、ブランチ364、365、3
66の各直線距離を加算したものが、施設−目的地間距
離Znである。また、基準ベクトルaは、自車両の進行
方向や、自車両から目的地への方向、北、南、東、西、
操作者が設定した方向何れでも良い。また、この施設−
目的地間距離Znに、最短直線距離(図53のステップ
SX32で求められた値)が加算されるようにしても良
い。
nを基に、抽出施設データの並び替えが実行される(ス
テップSX40)。例えば、各施設が、施設−目的地間
距離Znの最も大きなものから並べられる。
短直線距離算出のサブルーチン(ステップSX32)を
示す。図55は、案内経路沿いにある施設と、この案内
経路との相対的な地理的位置関係を説明するための図で
ある。図57は、最短直線距離の算出を説明する図であ
る。上述されたように、図55に示される案内開始地点
εから目的地αまでの経路が、経路探索処理(図5のス
テップSA4)によって求められた経路である。
SAS2が図55に示されるノードSAS1、SAS2
に対応する。検索された1つの施設の座標PP2と案内
経路との地理的最短直線距離は次のようにして求められ
る。案内経路に於いて、この施設の座標PP2に最も近
いノードSAS1、SAS2が選択される(図54のス
テップSX42)。なお、この案内経路にある各ノード
うち、着目施設に最も近い二つのノードを検出するに
は、次の処理が実行される。まず、各ノードと座標PP
2との直線距離が算出される。算出された各直線距離の
うち、最小値及び、次に小さな値の直線距離を有するノ
ードが検出される。そして、二つのノードが、案内経路
に最も近いノードとされる。
2を結ぶ直線をm等分する中間点JJ1、JJ2…の各
座標が、各ノードSAS1、SAS2の地理的座標から
算出される(ステップSX44)。各中間点JJ1、J
J2…と、着目されている施設の座標PP2とを各々結
ぶ直線RR1、RR2…の地理的な直線距離が算出され
る(ステップSX46)。
に直線RR1の距離値がセットされる。さらに、条件変
数NSに初期値「2」がセットされる(ステップSX4
8)。この条件変数NSで指定されるNS番目の直線R
R(NS)の地理的な距離と、最小値Rminとの大小
比較が行われる(ステップSX50)。直線RR(N
S)の値が最小値Rminより小さければ、最小値Rm
inに直線RR(NS)の地理的な距離値がセットされ
る(ステップSX52)。この数値の置換の後、条件変
数NSが1インクリメントされる(ステップSX5
4)。
S)の距離値より小さければ、ステップSX52の処理
は行われず、ステップSX54の処理のみが実行され
る。この後、条件変数NSがノードSAS1、SAS2
を等間隔に分割する中間点数より大きくなったか否かが
判断される(ステップSX56)。このステップSX5
6の判断がNOならば、ステップSX50の処理から再
度実行される。しかし、ノードSAS1、SAS2を等
間隔に分割する中間点各々についての処理が全て実行さ
れると、図54の処理が終了される。
着目施設の座標PP2からノードSAS1、SAS2間
を結ぶ直線までの最短直線距離にほぼ等しい数値がセッ
トされる。よって、最小値Rminを、施設と案内経路
間の最短の施設−経路間距離Rminとする。この最小
値Rminは、目標施設からノードSAS1、SAS2
間への垂線の足と、この目標施設までの距離を表す。な
お、この最短直線距離算出処理は、次のようにしても良
い。ノードSAS1またはノードSAS2と目標施設ま
での距離算出を行う。さらに、このノード及び施設間の
直線距離から間接的に求めても良い。
央分離帯が存在する、右折不可とされる道路における右
手側の近隣施設が、除外されるようにしても良い。この
場合、探索された案内経路中の各道路の道路環境を抽出
する道路条件抽出手段を設ける。この道路条件抽出手段
によって読み出された道路条件により、抽出された施設
を除外するか否かが、ステップSX36の処理結果を利
用して、施設除外手段によって判断される。つまり、ス
テップSX36により案内経路沿いの左右どちら側に各
施設があるか判別できる。よって、道路環境と、各施設
の左右位置との比較を行えば、上記抽出処理が可能であ
る。
ータファイルF4から、道路属性データ、注意点データ
等が読み出される。この読み出された道路属性データ等
を利用して、抽出された施設に最も近い案内経路の道路
環境が判断される。つまり、その施設への立ち寄りが困
難か否かが施設除外手段によって判断される。これによ
り、立ち寄りが極めて困難な施設が選択されることが防
止できる。
情報を取り込み、立ち寄り施設の抽出条件としても良
い。例えば、目的地周辺の駐車場を立ち寄り施設として
抽出させる場合、VICSやATIS等の外部情報によ
り、各駐車場の満車、空車状態または当該施設近傍の道
路の混雑状況をも、考慮して施設を抽出させるようにす
る。これにより、施設選択の誤りをより少なくすること
ができる。なお、上記最寄り施設設定処理の開始命令
は、自車両が走行中では実行できないような処理がなさ
れている。
ン装置は、当初設定された目的地まで行く途中等で、立
ち寄りたい場所が生じたときに、案内経路沿いの施設
が、自車両の現在位置を考慮した距離と共に検索され
る。よって、立ち寄り施設の選択範囲が広くなり、より
最適な施設の選択が可能となる。
の経路途中においては、目的に合致する立ち寄り施設が
ない場合でも、次の様な状態があり得る。例えば、案内
経路を少し出発地側に引き返した地点に、目的に合致す
る施設が存在する。この場合でも、上記本発明の実施例
によれば、案内経路沿いであって、しかも既に通過した
施設も検索されるので、立ち施設の選択がより容易に行
える。
場合には、上記のように絞り込み条件を厳しくすれば、
より使用者の希望に合致する立ち寄り施設のみが表示さ
れるので、施設選択処理に要する時間が短縮される。
報全域で施設の検索を行っても良い。この場合、ルート
を走行している利用者は、ルートから大きく外れること
なく、所望の施設に立ち寄ることができる。また、基準
点(現在地、目的地、カーソル位置など)から所望範囲
内の施設を選択表示するように構成すると、利用者に対
して要求されている情報を迅速かつ明瞭に提供すること
ができる。また、ルート情報及び施設情報に基づいて、
位置関係を示す各施設位置が表示されるので、ルートに
対する所望施設の位置を明瞭に示すことができる。
各種のデータの構造が示されている。これらのデータ
は、図64の目的地設定処理で用いられる。図58に
は、郵便番号選択データ50が示されている。この郵便
番号データ50は、郵便番号RDN、ストリートリスト
アドレスLA、サイズLD、施設ジャンルリストアドレ
スNA、サイズND、代表点東経座標PEO、代表点北
緯座標PNO及びエリア形状データアドレスEAから構
成される。1つの郵便番号RDNによって、1つの地域
エリアが特定される。この特定されたエリアに関する各
種のデータの情報記憶部37の記憶番地は、ストリート
リストアドレスLA及び施設ジャンルリストアドレスN
A等によって指定される。
記憶開始番地とメモリサイズとは、ストリートリストア
ドレスLA及びサイズLDによって指定される。同じ
く、各施設の属するジャンルリストが記録された記憶開
始番地とメモリサイズとが、施設ジャンルリストアドレ
スNA及びサイズNDによって識別される。なお、ジャ
ンルとは、駅、美術館、ゴルフ場、本屋、薬局、レスト
ラン等、その施設の公共施設、交通施設、スポーツ・レ
ジャー施設、ショッピング施設等の施設、目的地または
立ち寄り地の分類、分野、類別、目的、用途または事業
(営業)内容を表している。
PNOは、郵便番号RDNに応じたエリアの略中心を表
している。情報記憶部37の地図データがディスプレイ
33に表示されるとき、この代表点東経座標PEO及び
代表点北緯座標PNOで指定される地理座標がディスプ
レイ33のほぼ中央となる。これにより、指定郵便番号
エリアがディスプレイ33の略中央に表示される。つま
り、代表点東経座標PEO及び代表点北緯座標PNOに
よって、郵便番号エリアの地図データがディスプレイ3
3内のほぼ中央に表示される。なお、表示縮尺によって
はエリアの端の一部がカットされる場合がある。
定するデータの情報記憶部37の記憶開始番地及びメモ
リサイズは、エリア形状データアドレスEA及びサイズ
EDによって指定される。詳しくは、エリアの外縁の複
数箇所の緯度データ及び経度データ(地理座標)が、ア
ドレスEAで指定されるメモリ番地から記録されてい
る。この複数の箇所の緯度及び経度(地理座標)によ
り、1つの郵便番号エリアが、情報記憶部37の地図デ
ータに応じた地図内で特定される。そして、この各緯度
及び経度が全てディスプレイ33内に入れば、指定され
た郵便番号エリアは端がカットされないで表示される。
便番号RDN、ストリートリストアドレスLA、施設ジ
ャンルリストアドレスNA、代表点東経座標PEO、代
表点北緯座標PNO及びエリア形状データアドレスEA
を1単位とするデータ群である。したがって、郵便番号
RDNが特定されれば、1つのエリアが情報記憶部37
の地図データにおいて特定される。
号)エリアは、このエリアの代表点データに基づいて表
示出力手段のほぼ中央に表示される。また、エリアの形
状データに基づいて最適な表示縮尺が選択され、表示出
力手段に端が切れないで表示される。
一部)によって、代表点東経座標及び代表点北緯座標が
選択されてもよい。つまり、郵便番号及び電話番号の一
部が入力されることによって、入力された一部の郵便番
号及び電話番号に対応するエリアが特定される。例え
ば、3桁の郵便番号「123」のうち上位から2桁の
「12」が入力された場合、この入力された郵便番号の
上位「12」に対応するエリアが表示出力されてもよ
い。さらに、郵便番号及び電話番号と同様に、所定条件
によって区別、分類または区分された地域ごとに特定の
識別番号が与えられてもよい。例えば、県、市、町また
は村ごとの番号、または記号、州ごとの番号または記
号、時差域ごとの番号または記号、欧州共同体の国ごと
の番号または記号等である。
示す。このストリートリストデータ55は、ストリート
数SS(m)個のグループデータから構成され、ストリ
ートリストアドレスLAで示される先頭番地から記憶さ
れる。1つのストリートリストデータ55は、ストリー
ト名称SSN、表示代表点東経座標SEO、表示代表点
北緯座標SNO及び形状データアドレスSEA並びにサ
イズSEDから構成されている。
ストリートの名称を表す。このストリート名称は、国道
名(国道番号)、地方道路名(地方道路番号)または高
速道路名(高速道路番号)を含んでもよい。表示代表点
東経座標SEO及び表示代表点北緯座標SNOは、この
ストリートの代表点の経度及び緯度(地理座標)を示
す。この代表点はストリートの中央の点であるが、北東
側の端若しくは南西側の端または北西側の端若しくは南
東側の端の点でもよい。
Dにより、このストリートの各ノードの地理座標データ
の記憶開始番地及びメモリエリアが指定される。この各
ノードの地理座標データによって、このストリートの外
形状が識別される。これらの表示代表点東経座標SE
O、表示代表点北緯座標SNO及び各ノードの地理座標
データを用いて、ストリート名称SSNで指定されるス
トリートの図形がディスプレイ33に表示される。
にまたがる場合、このストリートのストリートリストデ
ータ55は、各郵便番号エリアごとに記憶され、それぞ
れのストリート名称SSNは同じで、表示代表点東経座
標SEO、表示代表点北緯座標SNO及び形状データア
ドレスSEA並びにサイズSEDは異なる。
を示している。この施設ジャンルリストデータ60は、
施設ジャンル数NC(k)個のデータグループから構成
されている。1つの施設ジャンルリストデータ60は、
施設ジャンル名称NM及び施設リストアドレスNLA、
サイズSEDから構成される。施設ジャンル名称NM
は、ジャンルの名称を表す。
モリ開始番地から、サイズNLDで指定されるメモリ領
域に、このジャンルに属する施設のリストデータが記憶
されている。よって、この施設リストアドレスNLA及
びサイズNLDで指定されるメモリから読み出されたデ
ータにより、この施設ジャンル名称NMに属する各施設
の地理座標と施設固有の名称が識別される。
す。このストリート形状データ65は、ノード数ES
(t)個のデータ群から構成されている。1つのストリ
ート形状データ65は、東経座標EEO、北緯座標EN
O、番地ENO及びストリート名称SSNから構成され
ている。東経座標EEO及び北緯座標ENOにより、情
報記憶部37の地図データにおけるノードの地理的な位
置が定められる。また、番地ENOは、このノードの住
所の番地データを表している。この番地ENOは、スト
リートがディスプレイ33内に表示される際、ストリー
ト(ノード)に沿って表示され、これによりストリート
に沿った番地が識別される。
るか、または近隣のストリート(案内対象道路)の名称
を表している。したがって、施設周囲に複数のストリー
ト(案内対象道路)が存在した場合、複数のストリート
名称SSNが、一つの施設データ内に記憶されている。
また、このストリート名称SSNは、図59に示される
ストリートリストデータ55のストリート名称SSNと
同じである。なお、案内対象道路は、後述する経路探索
処理で探索される道路を意味する。
この施設リストデータ70は、施設数IS(u)個のデ
ータグループから構成されている。この施設リストデー
タ70は、図60に示された1つの施設ジャンルリスト
データ60の1つのジャンルに帰属する複数の施設を表
している。
IM、東経座標IEO、北緯座標INO及び番地IBか
ら構成されている。施設名称IMは、施設の固有名称で
ある。東経座標IEOおよび北緯座標INOは、この施
設の経度及び緯度(地理的位置)を示す。この東経座標
IEOおよび北緯座標INOによって、この施設の地図
上の位置が特定される。また、番地IBは住所の番地を
表す。
造を表す。このエリア形状データ75は、上述したよう
に地図上の郵便番号エリアの外縁を示し、エリア範囲を
特定する。すなわち、エリアの地理的範囲は、複数のノ
ードによって外周の地理的な位置が特定される。1つの
エリア形状データ75は、経度と緯度つまり東経座標A
EOと北緯座標ANOから成る。また、ノード数データ
ANC(v)はノードの数を示す。
れる、目的地設定処理のフローチャートを表している。
図64は、目的地設定処理(ステップSA3)のフロー
チャートを表す図である。初めに、ディスプレイ33の
画面が分割される(ステップSX60)。そして、第2
画面に郵便番号の入力画面が表示される(ステップSX
62)。この郵便番号の入力画面の例が図68の第2画
面108に示されている。さらに、第3画面に項目選択
用の画像が表示される(ステップSX64)。
上に、入力数字表示欄402と、0〜9までの数字40
8と、数字入力が完了したことを選択する「END」文
字410とが表示される。また、この画面108内を自
由に移動できるマウスカーソル406も表示される。こ
のマウスカーソル406が、各数字408上に移動さ
れ、確定入力キーが押されると、当該数字がナビゲーシ
ョン装置で認識される。なお、確定入力キーは、ナビゲ
ーション装置上に設けられたキースイッチである。
ティックによって移動されてもよい。確定入力キーは、
このジョイスティックを押すスイッチング機構で代用さ
れてもよい。また、第3画面110には、マウスカーソ
ル406が表示されなくてもよい。この場合、画面11
0内の各表示項目がジョイスティックの駆動によって選
択される。選択された表示項目の枠内は、表示色が変化
され、選択状態が識別できるように表示されてもよい。
して入力された数値は、郵便番号RDNとして用いられ
る。この郵便番号RDNが入力されると、この郵便番号
RDNを元に、郵便番号選択データ50(図58参照)
が情報記憶部37から検索される。すなわち、郵便番号
選択データ50のデータ群から、入力された郵便番号R
DNに合致する1つの郵便番号選択データが、情報記憶
部37から読み出される。
第3画面110に表示される(ステップSX64)。こ
の項目選択画面の表示例は、図68に示されている。こ
の図68に示されるように、「代表点地図表示」の文字
418、「ストリート名入力」の文字420、「施設名
入力」の文字422及び、「別項目による目的地設定」
の文字424が表示される。
れているマウスカーソル406が、操作者によって移動
される。また、確定キーがオンされた時点での、このマ
ウスカーソル406の画面108、110上における相
対位置が検知される(ステップSX66)。すなわち、
確定キーが押された時点における、マウスカーソル40
6の画面上の位置がCPU2によって識別される。そし
て、このマウスカーソル406の位置に表示されている
情報内容が選択される。例えば、「代表点地図表示」の
文字418上に、マウスカーソル406が重ねて表示さ
れているときに、確定キーが押される。この場合、この
代表点地図表示の処理が選択される。
されたか否かが判断される(ステップSX68)。この
「別項目による目的地設定」が選択されると、図64の
処理が終了される。すなわち、郵便番号で指定されるエ
リアから目的地が設定される処理がキャンセルされる。
したがって、ステップSX68の判断結果がYESの場
合、別の項目に基づく目的地の設定処理サブルーチンが
実行される(ステップSX70)。例えば、目的地の住
所から直接的に目的地が選択される処理が実行される。
このステップSX70のサブルーチンが終了されると、
処理は図5のメインフローに復帰される。
Oの場合は、ステップSX72以降の処理が実行され
る。ステップSX64、SX66による項目選択処理に
おいて、代表点地図表示処理、ストリート名入力処理ま
たは施設名入力処理の何れかが選択されると、この選択
結果がモードセットデータMDとしてRAM5に記憶さ
れる。
いと、それまで第3画面に表示されていた項目選択画像
が第2画面に表示される(ステップSX72)。そし
て、モードセットデータMDのデータにより、代表点地
図を表示させるモードが選択されたか否かが判断される
(ステップSX74)。選択されていれば、「代表点地
図表示及び目的地設定」サブルーチンが実行される(ス
テップSX76)。
ないか、またはステップSX76の処理が終了された場
合、次のステップSX78の判断が実行される。つま
り、モード選択がストリート入力モードであるか否かが
判断される(ステップSX78)。ストリート入力モー
ドが選択されていれば、「ストリート名称の表示及び目
的地設定」サブルーチンが実行される(ステップSX8
0)。
地設定」サブルーチンが終了されるか、またはステップ
SX78の判断結果が「NO」の場合、ステップSX8
2の判断が実行される。すなわち、ジャンル別設定モー
ドが選択されたか否かが判断される(ステップSX8
2)。ジャンル選択モードなら、「ジャンルリスト表示
及び目的地設定」サブルーチンが実行される(ステップ
SX84)。このステップSX84のサブルーチンが終
了されるか、またはステップSX82の結果が「NO」
の場合は、復帰キーが押されたか否か判断される(ステ
ップSX86)。復帰キーが押されていれば、ステップ
SX62以降の処理が再度実行される。つまり、郵便番
号入力用の画像が第2画面に表示される。しかし、復帰
キーが押されなければ、処理が図5のメインフローに戻
される。
ルーチン 図65は、代表点地図表示及び目的地設定サブルーチン
を示す。初めに、郵便番号RDNで指定される郵便番号
選択データ50が情報記憶部37から読み出される。な
お、この郵便番号RDNは、ステップSX62で入力さ
れる。さらに、この郵便番号選択データ50に記録され
るエリア形状データアドレスEA、サイズEDが抽出さ
れる。
イズEDで指定されるメモリ領域から、エリアの外縁
(外周)を定める各ノードの東経座標AEO及び北緯座
標ANO(図63参照)が、順次読み出される。そし
て、各ノードの東経座標AEOの中の最大値、最小値が
抽出される(ステップSX90)。同じく、各ノードの
北緯座標ANOの中の最大値、最小値が抽出される。
Oそれぞれの最大値、最小値から、ディスプレイ33に
地図を表示する際の、縮尺が求められる(ステップSX
92)。これにより、郵便番号RDNのエリアの端が切
れないように、エリア全部がディスプレイ33の第3画
面110内に表示される(ステップSX94)。なお、
郵便番号RDNの指定エリアの地理範囲は、エリア形状
データ75によって定められる。また、ディスプレイ3
3に表示される地図データは、情報記憶部37に記憶さ
れている。
縮尺で、第3画面に指定エリアが表示される(ステップ
SX94)。この適正縮尺による指定エリアの表示例は
図69に示される。この図69において、指定エリアは
点線456で囲まれた範囲である。また、この図69に
示される曲折点460、462はノードを表している。
さらに、記号452は、自車両の現在位置を表してい
る。曲線458、459は、道路を表している。このス
テップSX94では、指定エリア内の全ストリートまた
は主要ストリートの形状も表示される。この場合、図6
1の各エリアのストリート形状データ65が使用され
る。
処理は省略されてもよいし、適正縮尺は操作者の手動に
よって選択されてもよい。ステップSX92の処理が省
かれた場合は、ディスプレイ33に表示されるエリア地
図は、最も大きく拡大した地図となる。しかも、指定さ
れたエリアの代表点東経座標PEO、代表点北緯座標P
NO(図58参照)が、第3画面110の中心となる。
にエリア地図が表示されると、さらに、フラッシュメモ
リ3に記憶された図記号を利用して、指定エリア内に各
施設が表示される(ステップSX96)。この施設の表
示では、図62の施設リストデータ70が利用される。
この施設の地理座標に応じた座標に特定のシンボルが表
示される。このシンボルは、星、丸、三角、方形、フォ
ーク、コップ、鞄、旗、家等である。なお、この施設表
示は、ディスプレイ33の第3画面に最も拡大されたエ
リア地図が表示されたときのみ行われるようにしてもよ
い。
マウスカーソル406を用いて、表示地図エリアの任意
の点が指定される。つまり、操作者の操作により、マウ
スカーソル406が移動され、確定キーが押される。こ
の確定キーが押された時点での、マウスカーソル406
の表示位置が操作者の希望目的地である。よって、確定
キーが押された時点の、マウスカーソル406の表示位
置が取得される(ステップSX98)。このカーソル表
示位置から、実際の地理座標位置が、演算によって算出
される。この演算によって求められた地理座標位置が、
登録目的地データTPとしてRAM5に記憶される(ス
テップSX100)。
ると、処理は図64の目的地設定処理に戻される。な
お、立ち寄り地の設定も、上記と同じ手順にしたがって
行われてもよい。そして、立ち寄り地の地理座標も立ち
寄り地DPとしてRAM5に記憶される。
定サブルーチン 図66は、ストリート名称の表示及び目的地設定サブル
ーチンを示す。この図66の処理は、図64において、
ステップSX78の判断結果がYESの場合に実行され
る。図66において、初めに、郵便番号RDNで指定さ
れるエリア内にある全てのストリートが読み出される
(ステップSX110)。この全ストリートのリストア
ップは、図59のストリートリストデータ55を利用し
て行われる。このストリートリストデータ55には、郵
便番号RDNで指定されるエリア内にあるストリート名
称が記憶されている。よって、このストリートリストデ
ータ55からストリート名称のみを抽出することによっ
て、ストリートのリストアップが行われる。
ストリート名称のリストはディスプレイ33の第3画面
110に表示される(ステップSX112)。なお、ス
トリート数SS(m)が多い場合、ディスプレイ33に
全ストリートが一度に表示できない。この場合、ディス
プレイ33の画面がスクロールされることにより、各ス
トリート名称が表示される。ストリートリストの表示例
は図70に示される。また、このストリートのリスト表
示と共に、音声によって各ストリート名称が報知されて
もよい。
示の際、マウスカーソル406もディスプレイ33の画
面108上に表示される。そして、確定キーが押された
時点における、マウスカーソル406の表示位置が取得
される(ステップSX114)。このマウスカーソル4
06の表示位置により、どのストリートが選択されたか
が識別される(ステップSX116)。
リートの表示代表点東経座標SEO及び表示代表点北緯
座標SNOが、ストリートリストデータ55から読み出
される(ステップSX118)。さらに、選択されたス
トリートのストリート形状データ65が、情報記憶部3
7から読み出される。このストリート形状データ65
は、各ノードの東経座標EEOと北緯座標ENOとから
なり、このストリートの形状を定める。そこで、これら
各ノード東経座標EEO及び各北緯座標ENOの最大値
及び最小値がそれぞれ求められる(ステップSX12
0)。
れの最大値及び最小値の算出は、上記したエリア地図表
示におけるステップSX90と同様の処理である。よっ
て、求められた各東経及び各北緯それぞれの最大値及び
最小値により、ディスプレイ33に表示する地図の適正
縮尺が求められる。この求められた縮尺でストリートが
ディスプレイ33の第3画面に表示される(ステップS
X122)。このディスプレイ33の第3画面にストリ
ートが表示される際、このストリートに付随する各番地
がともに表示される。このストリート表示に併せて、こ
のストリート名称が音声によって報知されてもよい。
2画面にストリートリストが表示される(ステップSX
123)。ディスプレイ33の第3画面110に表示さ
れたストリートの例は図71に示される。この図に示さ
れるように、選択されたストリートは、第3画面110
において、他の道路と識別表示される。この図71で
は、太線500で示される。実際の画面では、特徴的な
識別色で表示されてもよい。また、第3画面110の上
部に設けられた表示領域502に、選択されたストリー
トの名称が、文字504で表示される。なお、この表示
ストリート名称は、ストリートリストデータ55のスト
リート名称SSNが用いられる。図71における、文字
506は、番地を表している。この番地表示は、ストリ
ート形状データ65の番地ENOのデータが用いられ
る。
の算出は省略されてもよい。この場合、ストリートが最
も拡大されるように、地図が表示される。しかも、スト
リートの代表点が画面100の略中央となるように調整
される。このストリートの代表点は、ストリートリスト
データ55内の表示代表点東経座標SEO、表示代表点
SNOで決定される。
表示されると、マウスカーソル406によって目的地が
指定される。そこで、確定キーが押された時点での、マ
ウスカーソル406の画面110上の位置が検出される
(ステップSX124)。次に復帰キーが押されたか否
かが判断される(ステップSX125)。復帰キーが押
されていれば、ディスプレイ33の表示状態が1処理前
の状態に戻される。つまり、図64のステップSX72
に処理が戻される。また、復帰キーが押されていなけれ
ば、カーソル表示位置から、実際の地理座標位置が、演
算によって算出される。この演算によって求められた地
理座標位置が、登録目的地データTPとしてRAM5に
記憶される(ステップSX126)。
ると、処理は、図64の目的地設定処理に戻される。な
お、立ち寄り地の設定も、上記と同じ手順にしたがって
行われてもよい。そして、立ち寄り地の地理座標が、立
ち寄り地DPとしてRAM5に記憶される。さらに、上
記ステップSX122によるストリート表示の際、この
ストリートを含む指定エリア全体が表示されてもよい。
サブルーチン 図67は、ジャンルリスト表示及び目的地設定サブルー
チンを表している。この図67において、初めに、郵便
番号RDNで指定されたエリア内にある各施設のジャン
ルが、リストアップされる(ステップSX130)。こ
のジャンルのリストアップは、図60の施設ジャンルリ
ストデータ60を用いて行われる。この施設ジャンルリ
ストデータ60の情報記憶部37のメモリ領域は、郵便
番号選択データ50の施設ジャンルリストアドレスNA
及びサイズNDによって指定される。
ら施設ジャンル数NC(k)個の施設ジャンル名称NM
が読み出される。そして、ジャンルリストがディスプレ
イ33の第3画面に表示される(ステップSX13
2)。このジャンルリストの画面表示例が図72に示さ
れている。この後、確定キーが押された時点における、
マウスカーソル406の画面110における表示位置が
取得される(ステップSX134)。さらに、復帰キー
が押されたか否かが判断される(ステップSX13
5)。復帰キーが押されていれば、図67の処理から図
64のステップSX62に処理が戻される。
406のある位置に、表示されているジャンルが選択さ
れたと判断される(ステップSX136)。この指定さ
れたジャンルに属する施設がリストアップされる(ステ
ップSX138)。図62の施設リストデータ70を用
いて、この施設がリストアップされる。この施設リスト
データ70のメモリ領域は、施設リストアドレスNLA
及びサイズNLDによって指定される。施設リストアド
レスNLA及びサイズNLDは、施設ジャンルリストデ
ータ60に含まれる。つまり、ジャンルが特定されれ
ば、直ちにそのジャンルに属しかつ指定されたエリア内
にある施設のリストが、情報記憶部37から読み出され
る。
Mのみが抽出されて、ディスプレイ33の第3画面にリ
スト表示される(ステップSX140)。さらに、ジャ
ンルリストが第2画面に表示される(ステップSX14
1)。そして、確定キーが押された時点における、マウ
スカーソル406の画面110における表示位置が取得
される(ステップSX142)。このカーソル106の
表示位置の施設が目的地として設定される(ステップS
X144)。
される(ステップSX145)。復帰キーが押されてい
れば、図64のステップSX72に処理が戻される。し
かし、復帰キーが押されなければ、ステップSX146
以降の処理が実行される。
経座標IEO及び北緯座標INOが、施設リストデータ
70から読み出される。この東経座標IEO及び北緯座
標INOをもとにして、指定された施設周辺の地図がデ
ィスプレイ33の第3画面に表示される(ステップSX
146)。しかも、施設リストが第2画面に表示される
(ステップSX147)。なお、この地図表示の縮尺
は、地図が最大表示される縮尺、または操作者が選択し
た縮尺でもよい。さらに、この特定された施設の周辺地
図表示に併せて、音声によって施設名称が報知されても
よい。ステップSX147の表示が行われた後、復帰キ
ーが押されたか否か判断される(ステップSX14
8)。復帰キーが押されていれば、ステップSX140
の処理が再び実行される。しかし、復帰キーが押されて
いなければ、処理は図64の目的地設定処理に戻され
る。
は、郵便番号RDNで特定のエリアが指定された後、デ
ィスプレイ33に表示される情報は複数種類(3種類、
3モード)となる。これにより、目的地の検索がより容
易になる。また、各選択状態において、復帰キーが押さ
れると、1つ前の選択画面に表示が戻される。
されてもよい。まず、郵便番号によって特定エリアが指
定される。次ぎに、そのエリア内にあるストリートから
特定のストリートが選択される。さらに、その選択スト
リート周囲にある施設がリストアップされる。最後に、
このリストアップされた施設名称から所望する目的地が
選択される。これにより、所望する目的地がストリート
近傍から検索することができる。
行われても良い。郵便番号によって特定エリアが指定さ
れる。次ぎに、そのエリア内にあるストリートから特定
のストリートが選択される。さらに、その選択ストリー
ト沿いにある施設がリストアップされる。最後に、この
リストアップされた施設名称から所望する目的地が選択
される。したがって、所望する目的地が特定地域の特定
ストリート沿いから抽出される。
うに行われても良い。まず、郵便番号RDNで特定のエ
リアが指定される。この後、特定のジャンルが選択され
る。次に、指定された同一ジャンルに該当する各施設が
存在するストリート名称が列挙される。そして、このス
トリート名称リストをもとにして、施設が選択される。
よって、目的地を設定する場合、地域、ジャンル、スト
リートの順に、検索して行くことができる。
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、図66のステップSX116におけるストリート選
択時において、ストリートリストが図70のように、デ
ィスプレイ33内に表示されたが、これを次のように行
ってもよい。すなわち、図69の第2画面110のよう
に、エリアがディスプレイ33の分割画面に表示される
と共に、各ストリート名称も、その画面上に一緒に表示
される。そして、マウスカーソル406によって表示エ
リア上の任意の地理座標が選択されると、直ちにその選
択部分を中心とした拡大図が表示される。その拡大図表
示の際、ディスプレイ33の表示可能範囲にある施設
も、同時に表示される。これにより、特定地域の特定ス
トリートに沿った各施設を、操作者は地図を見ながら検
索できる。
よってエリアが指定されたが、この郵便番号をそっくり
電話番号の全部または上位一部に置き換え可能である。
すなわち、市外局番のみでエリアを指定したり、市外局
番と、市外局番を除いた残りの電話番号の上数桁とを用
いて、エリアを指定できる。さらに入力される郵便番号
は、上位一部または全部いずれであってもよい。
96の後に、上記ステップSX110、またはSX13
0へジャンプしてもよい。これにより、表示されたエリ
ア内のストリートのリスト若しくは図形または施設のリ
ストまたは位置が表示出力または/及び音声出力され
る。また、上記ステップSX112で上記ステップSX
94の処理も実行されてもよいし、上記ステップSX1
40で上記ステップSX96の処理が代わりに、または
併せて実行されてもよい。これにより、指定されたエリ
ア内のストリートの図形または指定されたエリア内の施
設の位置が表示される。なお、上記ステップSX146
とステップSX144の順番が入れ替わってもよい。
作者からの音声によって実行されてもよい。この場合、
表示出力または/及び音声出力されたリストのなかから
所望の事項が選択され、この事項が操作者によって発音
される。
入力にもとづく、目的地または立ち寄り地の検索処理
が、経路探索処理(ステップSA4)の前に行われる。
しかし、これらの目的地または立ち寄り地検索処理が、
ステップSA5の案内・表示処理途中でも行われてもよ
い。つまり、案内経路の途中において、割り込みによっ
て、新たな立ち寄り地または目的地が設定される。但
し、これらの操作は自車両が停止または徐行状態で行わ
れる。これにより、容易に目的地または立ち寄り地が設
定変更される。さらに、目的地、立ち寄り地の選択に各
施設の営業時間による抽出を行うようにしてもよい。例
えば午前11時から午後の11まで営業している施設を
抽出するようにしてもよい。
処理では、画面が分割されると共に、各分割画面に検索
条件及び検索結果が並列表示された。これにより、目的
地の検索条件の絞り込みを段階的に行うことができるの
で、目的地の検索がより簡便に行える効果等を奏する。
特に所望目的地の住所等が明確に分からない場合でも、
地域を特定する番号をもとに、目的地を検索できる。
位置は、本発明において特に限定しない。上記各実施例
においては、ディスプレイ33の画面を縦方向で、しか
も第2画面と第3画面とを均等面積となるように分割し
た。しかし、第2画面の表示面積が第3画面の表示面積
より小さくてもよい。逆に、第2画面の表示面積が、第
3画面の表示面積より大きくても良い。また、ディスプ
レイ33の表示画面が縦長の場合は、水平方向に分断
し、第3画面が上方の画面とし、第2画面が下方の画面
としてもよい。なお、ここでの第3画面とは、運転者に
とってより必要性の高い地図情報を表示する画面を意味
する。さらに、上記各実施例では、画面を2分割した
が、3画面以上に分割してもよい。例えば、上記各実施
例における第2画面を水平方向に分割し、上側と、下側
の画面に分割する。そして、各分割画面に、異なる地理
的な情報が表示されるようにしてもよい。
第3画面それぞれに地理的な情報が表示された。これを
次のようにしてもよい。例えば、第2画面に、テレビジ
ョン画像が表示される。第3画面には、従来の地図情報
が表示されるようにしてもよい。なお、上記各実施例に
於いて、画面分割解除が使用者によって指示されると、
ディスプレイ33の画面全体に1つの地図が表示され
る。この分割解除時には、第3画面に表示されていた地
図が、ディスプレイ33の画面全体に表示される。
左/右のほか、上/下、斜め上/斜め下等でもよく、両
画面の表示面積は異なっていてもよい。この場合、上記
画像メモリ10はこれらの分割形態に応じて分割され、
各画像メモリ素子のアドレス指定も、これらの分割形態
に応じて分けられる。また、分割画面の数は2つを越え
ても良く、これに応じて画像メモリ10の分割数も増
え、パレットRAM204、208の数も増える。
は図14の第3画面110(または第2画面108)に
表示される情報は、図17の簡略図であってもよい。こ
の場合、上記ステップSC8、SC20、SD12、S
D14または上記ステップSC6、SC18、SB1
8、SB22、SK8、SK12)で、上記ステップS
K16またはSK24の処理が実行される。
ィスプレイ33に表示されたアイコン上のタッチスイッ
チまたはこのアイコンに対応するスイッチの操作が判別
されてもよい。このアイコンは「地図向き」である。
0、SE4、SE12、SG10、SG4でも、上記ア
イコンに応じた操作者による操作が判別されてもよい。
このアイコンはステップSB4では「分割解除」、ステ
ップSB10では「画面分割」、ステップSE4、SG
4では「縮尺変更」、ステップSE12では「ルート前
方表示」、ステップSG10では「全ルート表示」等で
ある。
示される地図を手動によって選択できるようにしてもよ
い。この場合、アイコンで表示される「詳細」が選択さ
れると、主に幹線道路(案内対象道路)だけの全画面か
ら、非幹線道路(細街路または案内非対象道路)を含む
分割画面と幹線道路(案内対象道路)だけの分割画面と
に切り換えられる。また、アイコンで表示される「概
略」が選択されると、非幹線道路を含む全画面から、幹
線道路だけの分割画面と非幹線道路を含む分割画面とに
切り換えられる。
D4においても、表示地図の態様を手動によって選択で
きるようにしてもよい。この場合、アイコンで表示され
る「交差点」が選択されると、道路地図の全画面から、
交差点または曲がる地点における左右折方向を示す分割
画面と上記道路地図の分割画面とに切り換えられる。以
上により、画面分割前の表示内容が分割後の1つの画面
に表示され、表示切り換えによって表示したい内容が分
割後の他の画面に表示される。
表示への切り換えは、自車の方位の変化に応じてもよ
い。この場合、絶対方位センサ21または相対方位セン
サ22からの情報に基づき、自車の方位が「北」から所
定角度(例えば±45度、±30度)ずれれば、上記ス
テップSK12→SK14→…、ステップSK8→SK
10→…、ステップSK20→SK24→…、ステップ
SK22→SK24→…に入ることになる。または、上
記図11のステップSD2で判別されるのは、自車から
目的地または立ち寄り地までの距離が所定距離未満とな
ったか否かでもよい。この場合、上記ステップSD4
で、第3画面に目的地または立ち寄り地の業種、銘柄、
価格、名称、電話番号等が表示される。
記図10、図14または図16の第2画面108(また
は第3画面110)に表示される情報は、上記ノースア
ップであってしかも上記細街路を含む詳細な道路地図が
表示されてもよい。
れ、図6の各処理による分割画面が表示されたまま、ス
テップSK6→SK7→…の処理に入ってもよい。また
は、図19または図21の各処理による分割画面が表示
されたまま、ステップSD2またはステップSD10の
処理に入ってもよい。これにより分割画面の表示内容が
同時に切り換えられる。
細」、「概略」、「交差点」、「地図向き」「画面分
割」、「縮尺変更」、「ルート前方表示」、「全ルート
表示」等のアイコンが表示され、このアイコンに応じた
スイッチが操作者によって操作され、各分割画面ごとに
表示内容が個別に切り換えられてもよい。
え、図6、図19または図21の各処理による分割画面
が表示されたまま、単一画面表示に戻ってもよい。この
場合、この単一の画面に表示される地図情報は、上記分
割画面のいずれかに表示されていた地図情報、この分割
画面のいずれにも表示されていなかった地図情報または
画面分割前の元の地図情報である。
した操作者の切り換え操作、自車の走行状態の変化、自
車の車速の変化、自車の方位の変化、交差点または曲が
る地点から自車までの距離の変化、目的地または立ち寄
り地までの距離の変化等に基づく。
SK16、SK24、SD4、SC6、SC8、SC1
8、SC20、SK8、SK10、SK12、SK1
4、SK20、SK22、SK24が実行される。この
場合、表示情報は分割画面ではなく、ディスプレイ33
の全画面に表示される。
画面が、図10、図14、図16及び図20では第3画
面110であった。ここで上記(1)(2)(3)
(4)に加え、この第3画面110と第2画面108と
が、左ハンドルと右ハンドルに応じて、または自車の走
行状態の変化に応じて入れ換わってもよい。この場合、
上述した操作者の切り換え操作、自車の走行状態の変
化、自車の車速の変化、自車の方位の変化、交差点また
は曲がる地点から自車までの距離の変化、目的地または
立ち寄り地までの距離の変化等に基づいて、上記図6、
図19及び図21のフローチャートのコンピュータプロ
グラムの変更が行われる。
8、SC18、SC20、SD12、SD14、SE1
20、SG16、SK12、SK14、SK8、SK1
0、SK20、SK22、SK24においての表示処理
が、第3画面110と第2画面108とで入れ替えられ
る。
ップSC18及びSC20、ステップC18及びSC2
0、ステップSK12及びSK14、ステップSK8及
びSK10、ステップSK20及びSK22、ステップ
SK20及びSK24で、それまで、第2画面108に
表示されていた情報が第3画面110に移され、第3画
面110に表示されていた情報が第2画面108に移さ
れ、両表示画面が入れ替えられる。これにより、それぞ
れの分割画面の表示内容は互いに入れ替えることができ
る。
る地図は、第3画面に表示される地図に対して、北方
向、北東方向、東方向、南東方向、南方向、南西方向、
西方向または北西方向に連なる地図でもよい。この場
合、例えば、第1実施例のステップSB16で判断され
るモードが、上記方向に接続する地図表示モードか否か
が判断される。そして、このステップSB16に該当す
るモードであるなら、当該モードに適合する地図表示
が、ステップSB18で行われる。例えば、第3画面に
表示されている地図がノースアップ画面とする。この場
合に、東方向に接続する地図表示モードが選択されたと
する。
は、図11(第3画面表示処理)における第3画面の端
部におけるクロスポイントCSPが検出されるステップ
SD20で行われる。つまり、このステップSD20に
おいて、第3画面に表示される地図の東端の地理座標が
検出される。そして、上記のモード選択を受けて、図6
のステップSB18では、この第3画面に表示される地
図の東端に接続する地図が第2画面に表示される。
者の操作、取り付け者の操作等に基づいて、当該操作が
検出されて行われてもよい。さらに、ナビゲーション装
置近傍表面に設けた物体検出センサー、例えば、赤外セ
ンサー等によって、運転者の位置が検知されるようにし
てもよい。そして、この運転者の位置によって上記第2
画面への地図表示処理が行われてもよい。さらに、速度
センサー等によって検出される自車の走行状態の変化ま
たは、自車の車速の変化によって上記第2、3画面の地
図表示処理が行われてもよい。
れる、自車の方位の変化によって上記第2、3画面の地
図表示が行われてもよい。案内経路の走行位置によって
交差点または曲がる地点から自車までの距離の変化、目
的地または立ち寄り地までの距離の変化が検出され、そ
の検出結果に応じて上記第2、3画面の表示が行われて
もよい。
される地図は、自車、出発地、目的地、立ち寄り地また
は選択された任意の箇所の周囲を表す地図情報であって
もよい。そして、この第3画面に表示された地図の全方
位の1方位に繋がる地図が第2画面に表示されてもよ
い。つまり、第3画面に、目的地(立ち寄り地、指定地
等)周辺の地図が表示されているとする。第2画面に
は、この第3画面の地図に接続される地図であって、し
かも出発地から目的地へと繋がる案内経路を含む地図が
表示されてもよい。この場合の処理も、上記(7)と同
様に、図11の第3画面表示処理のステップSD20に
おいて行われる。つまり、第3画面に表示される地図の
端辺に対応する地理座標がステップSD20等で検出さ
れる。そして、図6のステップSB18において、第2
画面に、この第3画面の端辺の地理座標に繋がる地図が
表示される。
繋がる地図は、自車の走行延長線上で接続する地図でも
よい。つまり、自車が案内経路上を走行していないと
き、第3画面に目的地周辺の地図が表示されるとする。
第2画面には、第3画面につながる地図が表示される。
しかし、自車が案内経路を走行していないので、第2画
面には、案内経路が含まれなくてもよい。加えて、第2
画面には、自車の位置または案内経路と無関係な方向の
地図が表示されてもよい。
示される地図は、各地図の表示中心が互いにずれていて
もよい。各地図の表示範囲が第2、第3画面同士で互い
に重なっておらず、地理的に離れた地図が表示されても
よい。第2画面、第3画面おのおのに表示される地図の
一部が重なっていてもよい。
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、図2に示される各種データを記憶するための記録媒
体は、フロッピーディスク等の書き込みが可能な記録媒
体でも良い。さらに、上記ナビゲーション装置に、アナ
ログ/デジタル変換器を備える音声入力装置を具備させ
るようにしても良い。そして、この音声入力装置によっ
て入力された音声命令によって、各操作が実行されるよ
うにしても良い。
レイ33の画面が二つの表示面に分割された。これを、
二つのディスプレイ装置によって実施してもよい。つま
り、一つの筐体内に、二つの液晶ディスプレイが隣接し
て配置される。そして、分割前では、二つの液晶ディス
プレイによって一つの地図が表示される。分割が指示さ
れると、各々の液晶ディスプレイに、異なる地図情報が
表示される。
では、上述のフローチャートの全部または一部の処理
が、VICS、ATIS等の情報管理センターにおいて
実行されてもよい。この処理結果(処理情報)は、デー
タ送受信装置27で受信される。例えば、図5の目的地
設定処理(ステップSA3)及び経路探索処理(ステッ
プSA4)等が、地図情報が蓄積された情報処理センタ
ーにおいて実行される。そして、探索された案内経路デ
ータが、データ送受信装置27を介して本発明のナビゲ
ーション装置に転送される。
てきた案内経路データに基づいて案内表示の処理が実行
される。つまり、目的地または立ち寄り施設の検索条件
及び、経路探索条件等の情報が本発明のナビゲーション
装置から上記情報管センターに送られる。情報管理セン
ターでは、この送られてきた条件に基づき、所望の施設
の検索と、目的地までの経路の探索が実行される。そし
て、情報管理センターからナビゲーション装置へ検索・
抽出・探索結果に関する情報が地図情報等と共に送信さ
れる。
検索・抽出・探索結果に基づき、検索施設がディスプレ
イ33上に表示される。このようにすれば、自車の現在
位置周辺に関する各施設の詳細かつ最新情報に基づい
て、各施設の検索、抽出、探索が可能である。また、施
設検索において、周辺道路の環境変化(一方通行道路の
新設等)を考慮した検索が可能である。なお、この場
合、情報管理センターに蓄積される各施設に関する情報
は、常に更新される必要がある。
と、地図及び表示記号等の情報とを記憶した情報記憶部
37を一般のコンピュータ装置で使用できるようにして
もよい。つまり、情報記憶部37に記憶されたプログラ
ムが一般のコンピュータで実行可能なプログラムとされ
る。そして、GPS受信装置25によって現在位置を検
出できる装置とともに、この情報記憶部37を携帯タイ
プのコンピュータ装置に接続すれば、このコンピュータ
装置でもナビゲーション処理が可能となる。さらに、本
発明は、自動車以外の車両や、船舶、航空機、ヘリコプ
タ等のナビゲーション装置としても適用でき、ナビゲー
ションに用いられる地図は、道路地図の他に、海図や海
底地図等でも良い。さらにまた、本発明は、自動車等の
移動体に装着されるナビゲーション装置のみならず、人
間が携帯するナビゲーション装置に適用されても良い。
これにより、自動車を利用しないサイクリング、旅行、
登山、ハイキング、つり等においても本ナビゲーション
装置を利用できる。
は、地図情報を表示する画面を2以上の画面に分割し
(図6のステップSB12)、このうちの1以上の画面
に、記憶または受信された第1の地図情報を表示し(図
6のステップSB14)、この表示された画面以外の画
面に、この表示された第1の地図情報と異なり、しかも
記憶または受信された第2の地図情報を同時に表示し
(図6のステップSB18またはステップSB22)、
上記第1の地図情報は、所定の処理によって表示された
地図情報であり(第3画面110または図17)、上記
第2の地図情報は、上記第1の地図情報に連なる地図情
報(図16の第2画面108)であることを特徴とす
る。
は、地図情報を表示する画面を2以上の画面に分割し
(図6のステップSB12)、このうちの1以上の画面
に、記憶または受信された第1の地図情報を表示し(図
6のステップSB14)、この表示された画面以外の画
面に、この表示された第1の地図情報と異なり、しかも
記憶または受信された第2の地図情報を同時に表示し
(図6のステップSB18またはステップSB22)、
上記第1の地図情報は、自車両の周囲を表す地図情報
(第3画面110)、または自車の出発地または現在位
置付近と目的地または立ち寄り地付近との地理関係を表
わす簡略図(図17)の情報であり、上記第2の地図情
報は、上記第1の地図情報に連なり、しかも自車の行き
先方向の地図、自車の出発地または現在位置付近から目
的地または立ち寄り地付近までの地図を表示できる地図
情報(図16の第2画面108)であることを特徴とす
る。
ナビゲーションの案内対象道路及び非案内対象道路の情
報が、上記第1の地図情報または/及び第2の地図情報
に含まれることを特徴とする。
記特徴に加えて、上記地図情報を表示する画面の表示内
容の切り換えを検出するようにし(図6のステップSB
10、SB16、SB20)、この検出結果に応じて、
上記第1の地図情報を、当該切り換え前に表示されてい
た地図情報とするようにし(図6のステップSB1
4)、同じくこの検出結果に応じて、上記第2の地図情
報を、当該切り換え後に表示すべき地図情報とするよう
にしたことを特徴とする。
記特徴に加えて、上記表示内容の切り換え前の表示画面
は分割されていない、または分割されており(図6のス
テップSB2)、上記表示内容の切り換えは、操作者の
切り換え操作、自車の走行状態の変化、自車の車速の変
化(図11のステップSD10)、自車の方位の変化、
交差点または曲がる地点から自車までの距離の変化(図
11のステップSD2)、目的地または立ち寄り地まで
の距離の変化に応じていることを特徴とする。
は、上記特徴に加えて上記分割された各画面に表示され
る地図は、個々にまたは連動して縮尺が変更される(図
12のステップSE4、図15のステップSG4)こと
を特徴とする。
は、上記特徴に加えて、上記第1の地図情報または第2
の地図情報は、さらに順次別の地図情報に切り換えら
れ、これにより上記分割画面の一部または全部の表示内
容がさらに順次個別に若しくは同時に切り換えられ、ま
たは、上記第1の地図情報または、第2の地図情報、ま
たは第1の地図情報及び第2の地図情報とは別の地図情
報、または画面分割前の元の地図情報何れかが、画面の
さらなる切り換えに応じて、分割されない単一の画面に
表示され(図6のステップSB6)、記表示内容の切り
換えは、操作者の切り換え操作、自車の走行状態の変
化、自車の車速の変化、自車の方位の変化、交差点また
は曲がる地点から自車までの距離の変化、目的地または
立ち寄り地までの距離の変化に応じていることを特徴と
する。
は、上記特徴に加えて、上記第1の地図情報と第2の地
図情報とが表示される画面は互いに入れ換わり、この入
れ換わりは操作者の操作、取り付け者の操作、運転者の
位置の検知、自車の走行状態の変化、自車の車速の変
化、自車の方位の変化、交差点または曲がる地点から自
車までの距離の変化、目的地または立ち寄り地までの距
離の変化に基づき、上記分割された画面のうち運転者に
近い画面に、上記第1の地図情報または第2の地図情報
が表示されることを特徴とする。
は、上記特徴に加え、上記第1の地図情報及び上記第2
の地図情報は、一方がノースアップによる表示であり
(図19のステップSK8、SK14)、他方はヘディ
ングアップ(図19のステップSK10、SK12)に
よる表示であり、または、上記第1の地図情報及び上記
第2の地図情報は、一方は北の絶対方位を画面のいずれ
かの方向にほぼ維持した地図の情報であり、他方は自車
の進行方向を画面のいずれかの方向にほぼ維持した地図
の情報であり、または、上記第1の地図情報及び上記第
2の地図情報は、同じ縮尺または異なる縮尺であり、上
記第2の地図情報は、上記第1の地図情報に対して、
北、北東、東、南東、南、南西、西または北西に連なる
地図情報であり、これらの地図情報は、操作者の操作、
取り付け者の操作、運転者の位置の検知、自車の走行状
態の変化、自車の車速の変化、自車の方位の変化、交差
点または曲がる地点から自車までの距離の変化、目的地
または立ち寄り地までの距離の変化に基づき、いずれか
が選択されることを特徴とする。
は、上記特徴に加え、上記第1の地図情報は、自車、出
発地、目的地、立ち寄り地または選択された任意の箇所
の周囲を表す地図情報であり、上記第2の地図情報は、
この第1の地図情報に連なる地図の情報であり、この第
2の地図情報の地図は、上記第1の地図情報の地図に隣
り合いまたはこの第1の地図情報の地図に対して自車の
進行方向若しくは探索経路に沿って先又は後に隣り合
い、各地図の表示中心が互いにずれており、各地図の表
示範囲は互いに重なっていない又は一部重なっているこ
とを特徴とする。
実施例は、入力された目的地までの案内経路を探索し
(図5のステップSA4)、この案内経路にしたがって
情報案内を行うナビゲーション装置(図5のステップS
A5)において、地図情報を表示する画面を2以上の画
面に分割し(図35のステップSR8)、このうちの1
以上の画面に、記憶または受信された第1の地図情報を
表示し(図35のステップSR10)、この表示された
画面以外の画面に、記憶または受信された第2の地図情
報を同時に表示し(図35のステップSR14、SR2
2)、上記第1の地図情報は、自車両の現在位置周囲の
地図を表す地図情報であり(図35のステップSR1
4)、上記第2の地図情報は、上記案内経路の一部また
は全部と、自車両の現在位置とを含む地図情報(図36
のステップST12、図37のステップSU10)であ
ることを特徴とするナビゲーション装置である。
らの自車両の逸脱を検知したときに行われる(図34の
ステップSQ2)。
されると、自車両の現在位置から上記案内経路へ戻る復
帰経路が探索される(図35のステップSR4)ととも
に、この復帰経路から自車両が逸脱走行されると、再
度、自車両の現在位置から上記案内経路へ戻る復帰経路
を再探索し(図35のステップSR2)、上記第2の地
図情報が、上記復帰経路を上記分割画面に最も拡大表示
できる地理範囲(図36のステップST10、図37の
ステップSU8、図38のステップSV16、SV20
又は、図39のステップSW8)である。
合にのみ、上記第2の地図情報に復帰経路が表示される
(図34のステップSQ18)。
路における自車両の現在位置から上記案内経路との合流
点までを上記分割画面に最も拡大表示できる地理範囲で
ある(図37のステップSU8又は、図39のステップ
SW8)。
記分割画面の中心となるように表示されると共に、絶対
方位が常時画面上方を向いているか、または自車両の進
行方向が常時画面上方を向いている(図36のステップ
ST12または図38のステップSV22)。
に、自車両の現在位置から目的地までの第2案内経路を
探索し、この第2案内経路の一部または全部が、上記第
1の地図情報として、上記案内経路と共に/または代え
て表示される(図35のステップSR20、SR2
2)。
のステップSQ20)、地図情報を表示する画面の分割
状態が解除されると共に(図34のステップSQ1
2)、上記第1または第2の地図情報のいずれかが分割
解除後の画面に表示される。
とが検知されたとき(図34のステップSQ2及びSQ
14)、画面分割が解除され(図34のステップSQ1
6)、上記第1の地図情報が分割解除の画面に表示され
る。
せる処理、 この分割された画面のうち1以上の画面
に、第1の案内経路情報を表示させる処理、 この第1
の案内経路情報を表示した画面以外の1以上の画面に、
上記第1の案内経路情報とは異なる第2の案内経路情報
を表示させる処理とを少なくともコンピュータに実行さ
せる案内経路表示のためのコンピュータプログラムの記
憶媒体/通信方法/案内経路表示方法/地図表示方法。
は、地図情報を表示する画面を2以上の画面に分割する
ようにし、このうちの1以上の画面に、記憶または受信
された第1の地図情報を表示するようにし、この表示さ
れた画面以外の画面に、この表示された第1の地図情報
と異なる第2の地図情報を同時に表示するようにしたこ
とを特徴とするナビゲーション装置において、上記第1
の地図情報と上記第2の地図情報とは、道路種別の異な
る地図情報の異なる地図情報を表示制御することを特徴
とする。
種別とはナビゲーションの案内対象道路及び非案内対象
道路についての情報であり、上記第1の地図情報はナビ
ゲーションの案内対象道路及び非案内対象道路の情報で
あり、上記第2の地図情報はナビゲーションの案内対象
道路のみの情報であることを特徴とする。
ン装置は、地図情報を表示する画面を2以上の画面に分
割するようにし、このうちの1以上の画面に対して記憶
または受信された第1の地図情報を表示するようにし、
この表示された画面以外の画面に、この表示された第1
の地図情報とは異なる第2の地図情報を同時に表示する
ナビゲーション装置において、上記表示された第1の地
図情報の地図の向きと上記表示された第2の地図情報の
地図の向きと異なるように表示制御することを特徴とす
る。
報はノースアップによる表示がなされ、上記第2の地図
情報はヘディングアップによる表示がなされることを特
徴とする。
[1]、[2]、[3]または[4]の特徴に加え、上
記地図情報を表示する画面の表示内容の切り換えを検出
するようにし、この検出結果に応じて、上記第1の地図
情報を、当該切り換え前に表示されていた地図情報とす
るようにし、同じくこの検出結果に応じて、上記第2の
地図情報を、当該切り換え後に表示すべき地図情報とす
るようにしたことを特徴とする。
[1]、[2]、[3]、[4]または[5]に加え、
上記表示内容の切り換え前の表示画面は分割されていな
い、または分割されており、上記表示内容の切り換え
は、操作者の切り換え操作、自車の走行状態の変化、自
車の車速の変化、自車の方位の変化、交差点または曲が
る地点から自車までの距離の変化、目的地または立ち寄
り地までの距離の変化に応じていることを特徴とする。
は、上記[1]、[2]、[3]、[4]、[5]また
は[6]に加え、上記第1の地図情報または第2の地図
情報は、さらに順次別の地図情報に切り換えられ、これ
により上記分割画面の一部または全部の表示内容がさら
に順次個別に若しくは同時に切り換えられ、または上記
第1の地図情報または第2の地図情報は、画面の表示内
容のさらなる切り換えに応じて、分割されない単一の画
面にされ、この単一の画面に表示される地図情報は、上
記第1の地図情報、第2の地図情報、この第1の地図情
報及び第2の地図情報とは別の地図情報または画面分割
前の元の地図情報であり、上記表示内容の切り換えは、
操作者の切り換え操作、自車の走行状態の変化、自車の
車速の変化、自車の方位の変化、交差点または曲がる地
点から自車までの距離の変化、目的地または立ち寄り地
までの距離の変化に応じていることを特徴とする。
は、上記[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、
[6]または[7]の特徴に加え、上記第1の地図情報
と第2の地図情報とが表示される画面は互いに入れ換わ
り、この入れ換わりは操作者の操作、取り付け者の操
作、運転者の位置の検知、自車の走行状態の変化、自車
の車速の変化、自車の方位の変化、交差点または曲がる
地点から自車までの距離の変化、目的地または立ち寄り
地までの距離の変化に基づき、上記分割された画面のう
ち運転者に近い画面に、上記第1の地図情報または第2
の地図情報が表示されることを特徴とする。
[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、
[7]または[8]の特徴に加え、上記地図情報は、自
車の出発地または現在位置付近から目的地または立ち寄
り地付近までの経路を探索し、この探索された経路に関
する地図情報であり、上記第1の地図情報は自車の出発
地または現在位置付近と目的地または立ち寄り地付近と
の地理関係を表わす簡略図の情報であり、上記第2の地
図情報は自車の現在位置付近の詳細な地理情報であり、
または、上記第1の地図情報は上記探索された経路にお
ける、自車の走行情報に基づく走行情報であり、上記第
2の地図情報は自車の現在位置付近の詳細な地理情報で
あり、または、上記第1の地図情報は幹線道路及び非幹
線道路またはナビゲーションの対象道路及び非対象道路
についての情報であり、第2の地図情報は主に幹線道路
だけまたはナビゲーションの対象道路だけについての情
報であり、または、上記第1の地図情報はノースアップ
による表示であり、第2の地図情報はヘディングアップ
による表示であり、または、上記第1の地図情報は北の
絶対方位を画面のいずれかの方向にほぼ維持した地図の
情報であり、第2の地図情報は自車の進行方向を画面の
いずれかの方向にほぼ維持した地図の情報であることを
特徴とする。
装置は、入力された目的地までの経路を探索し、探索さ
れた経路を基に経路案内するナビゲーション装置におい
て、表示画面を2以上に分割し、所望の地点データを階
層的に検索でき、この検索条件及び検索結果のうち異な
る2以上の情報を各分割画面それぞれに、同時表示する
ことを特徴とする。
装置は、上記[10]の特徴に加え、上記異なる2以上
の情報のうち、第1の情報は第1の検索条件による抽出
結果であり、第2の情報は第2の検索条件であることを
特徴とする。
装置は、上記[11]の特徴に加え、上記異なる2以上
の情報のうち、第1の情報は第1の検索条件による抽出
結果であり、第2の情報は第2の検索条件による抽出結
果であることを特徴とする。
装置は、上記[10]、[11]、または[12]の特
徴に加え、上記第1の検索条件は、地域に対応する識別
番号の全部または一部よってエリアを指定し、上記第2
の検索条件は、上記各エリア内のストリートを抽出し、
上記ストリート内にある施設を、ジャンルまたは営業内
容または営業時間または営業品目または自車両からの距
離または案内経路からの距離によって抽出する条件が、
検索命令の入力毎に上記第2の検索条件に重畳されるこ
とを特徴とする。
装置は、上記[10]、[11]、[12]または[1
3]の特徴に加え、切り換え命令に応じて、上記第1の
検索条件及び/または第2の検索条件に付加条件が重
畳、または軽減されることを特徴とする。
の画面に分割し、このうちの1以上の画面に、記憶また
は受信された第1の地図情報を表示し、この表示された
画面以外の画面に、この表示された第1の地図情報と異
なり、しかも記憶または受信された第2の地図情報を同
時に表示し、上記第1の地図情報は、所定の処理によっ
て表示された地図情報であり、上記第2の地図情報は、
上記第1の地図情報に連なる地図情報であることを特徴
とするナビゲーション装置。
の画面に分割し、このうちの1以上の画面に、記憶また
は受信された第1の地図情報を表示し、この表示された
画面以外の画面に、この表示された第1の地図情報と異
なり、しかも記憶または受信された第2の地図情報を同
時に表示し、上記第1の地図情報は、自車両の周囲を表
す地図情報、または自車の出発地または現在位置付近と
目的地または立ち寄り地付近との地理関係を表わす簡略
図の情報であり、上記第2の地図情報は、上記第1の地
図情報に連なり、しかも自車の行き先方向の地図、自車
の出発地または現在位置付近から目的地または立ち寄り
地付近までの地図を表示できる地図情報であることを特
徴とするナビゲーション装置。
[15]または[16]に加え、上記地図情報にはナビ
ゲーションの案内対象道路及び非案内対象道路の情報
が、上記第1の地図情報または/及び第2の地図情報に
含まれることを特徴とする。
[15][16]または[17]に加え、上記ナビゲー
ション装置は、上記地図情報を表示する画面の表示内容
の切り換えを検出するようにし、この検出結果に応じ
て、上記第1の地図情報を、当該切り換え前に表示され
ていた地図情報とするようにし、同じくこの検出結果に
応じて、上記第2の地図情報を、当該切り換え後に表示
すべき地図情報とするようにしたことを特徴とする。
[15][16][17]または[18]に加え、上記
表示内容の切り換え前の表示画面は分割されていない、
または分割されており、上記表示内容の切り換えは、操
作者の切り換え操作、自車の走行状態の変化、自車の車
速の変化、自車の方位の変化、交差点または曲がる地点
から自車までの距離の変化、目的地または立ち寄り地ま
での距離の変化に応じていることを特徴とする。
[15][16][17][18]または[19]に加
え、上記分割された各画面に表示される地図は、個々に
または連動して縮尺が変更されることを特徴とする。
[15][16][17][18][19]または[2
0]に加え、上記第1の地図情報または第2の地図情報
は、さらに順次別の地図情報に切り換えられ、これによ
り上記分割画面の一部または全部の表示内容がさらに順
次個別に若しくは同時に切り換えられ、または、上記第
1の地図情報または、第2の地図情報、または第1の地
図情報及び第2の地図情報とは別の地図情報、または画
面分割前の元の地図情報何れかが、画面のさらなる切り
換えに応じて、分割されない単一の画面に表示され、上
記表示内容の切り換えは、操作者の切り換え操作、自車
の走行状態の変化、自車の車速の変化、自車の方位の変
化、交差点または曲がる地点から自車までの距離の変
化、目的地または立ち寄り地までの距離の変化に応じて
いることを特徴とする。
[15][16][17][18][19][20]ま
たは[21]に加え、上記第1の地図情報と第2の地図
情報とが表示される画面は互いに入れ換わり、この入れ
換わりは操作者の操作、取り付け者の操作、運転者の位
置の検知、自車の走行状態の変化、自車の車速の変化、
自車の方位の変化、交差点または曲がる地点から自車ま
での距離の変化、目的地または立ち寄り地までの距離の
変化に基づき、上記分割された画面のうち運転者に近い
画面に、上記第1の地図情報または第2の地図情報が表
示されることを特徴とする。
[15][16][17][18][19][20]
[21]または[22]に加え、上記第1の地図情報及
び上記第2の地図情報は、一方がノースアップによる表
示であり、他方はヘディングアップによる表示であり、
または、上記第1の地図情報及び上記第2の地図情報
は、一方は北の絶対方位を画面のいずれかの方向にほぼ
維持した地図の情報であり、他方は自車の進行方向を画
面のいずれかの方向にほぼ維持した地図の情報であり、
または、上記第1の地図情報及び上記第2の地図情報
は、同じ縮尺または異なる縮尺であり、上記第2の地図
情報は、上記第1の地図情報に対して、北、北東、東、
南東、南、南西、西または北西に連なる地図情報であ
り、これらの地図情報は、操作者の操作、取り付け者の
操作、運転者の位置の検知、自車の走行状態の変化、自
車の車速の変化、自車の方位の変化、交差点または曲が
る地点から自車までの距離の変化、目的地または立ち寄
り地までの距離の変化に基づき、いずれかが選択される
ことを特徴とする。
[15][16][17][18][19][20]
[21][22]または[23]に加え、上記第1の地
図情報は、自車、出発地、目的地、立ち寄り地または選
択された任意の箇所の周囲を表す地図情報であり、上記
第2の地図情報は、この第1の地図情報に連なる地図の
情報であり、この第2の地図情報の地図は、上記第1の
地図情報の地図に隣り合いまたはこの第1の地図情報の
地図に対して自車の進行方向若しくは探索経路に沿って
先又は後に隣り合い、各地図の表示中心が互いにずれて
おり、各地図の表示範囲は互いに重なっていない又は一
部重なっていることを特徴とする。
表示される表示画面を少なくとも2つに分割した。そし
て、一方の画面には複数の案内経路のうちの第1の案内
経路を表示させる。他方の画面には第2の案内経路が表
示されるようにした。さらに、第1の案内経路又は第2
の案内経路の何れかを選択できるようにした。これによ
り、異なる2種類の経路を同時に得ることができる。つ
まり、従来、画面の表示状態の切り換えによって時間差
を持って得られた二つの経路が、本発明によれば、同時
に得られるため、表示される2種類の経路同士の比較が
可能になる。さらに、再探索された別ルートと、元の経
路、または他の再探索された別ルート同士が、分割画面
にそれぞれ表示される。よって、各経路同士の優劣判断
による比較が直接行える。
車両と外れた元の案内経路とを含む地図が、分割画面の
一方に直ちに表示されると共に、他方の画面には分割前
の地図が表示されている。この結果、元の案内経路と自
車両との相対位置関係を迅速に把握できる。よって、元
の経路への復帰が容易にできる。しかも、必要に応じ
て、自動探索された復帰ルートによる案内処理が実行さ
れる。また、再探索された新しい案内経路を使用するこ
とと、元の経路へ復帰した場合おのおのについて条件比
較が容易にできる。
おいても、各選択条件と、その選択結果を分割画面各々
に表示するので、選択条件の変更と、その結果を迅速に
得ることができる。
データ構造を示す図である。
る。
る。
トを示す図である。
を示す図である。
す図である。
示す図である。
示す図である。
を示す図である。
ンを示す図である。
チンを示す図である。
ある。
ルーチンを示す図である。
体が表示された様子を示す図である。
図である。
介装される回路を示す図である。
トを示す図である。
面の様子を示す図である。
トを示す図である。
トを示す図である。
様子を示す図である。
ある。
ある。
た状態を示す図である。
ーチャートを示す図である。
様子を示す図である。
ある。
ある。
を示す図である。
ある。
ある。
トを示す図である。
ある。
フローチャートを示す図である。
フローチャートを示す図である。
表示調整の第1実施例のフローチャートを示す図であ
る。
表示調整の第2実施例のフローチャートを示す図であ
る。
ある。
画面の様子を示す図である。
る様子を示す図である。
るディスプレイ33の分割画面の様子を示す図である。
が表示され様子を示す図である。
が表示され様子を示す図である。
応用例を示す図である。
説明する図である。
図である。
示された様子を示す図である。
ある。
のサブルーチンを示す図である。
明する図である。
図である。
た図である。
である。
る。
る。
チャートを表す図である。
を示す図である。
ーチンを示す図である。
チンを示す図である。
ある。
る。
特定銘柄に該当する施設が表示された様子を示す図であ
る。
リ、4…ROM、5…RAM、7…センサ入力インタフ
ェイス、8…通信インタフェイス、9…画像プロセッ
サ、10…画像メモリ、11…音声プロセッサ、13…
スピーカ、20…現在位置検出装置、21…絶対方位セ
ンサ、22…相対方位センサ、23…距離センサ、24
…速度センサ、25…GPS受信装置、26…ビーコン
受信装置、27…データ送受信装置、30…入出力装
置、33…ディスプレイ、34…タッチパネル、37…
情報記憶部、38a…ディスク管理情報、39…データ
送受信部
Claims (11)
- 【請求項1】 表示画面を2以上の画面に分割し、 該分割された画面のうち1以上の画面に、複数の案内経
路のうちの第1の案内経路を表示し、 前記第1の案内経路を表示した画面以外の1以上の画面
に、前記第1の案内経路とは異なる第2の案内経路を表
示し、前記第1の案内経路又は第2の案内経路の何れか
を選択することを特徴とする案内経路表示装置。 - 【請求項2】 予め設定された経路に従い経路案内を行
うナビゲーション装置において、 予め設定された経路とは異なる経路を探索させる命令が
なされると、探索を実行し、 表示画面を2以上の画面に分割し、 該分割された画面のうち1以上の画面に第1の案内経路
として予め設定された経路を表示し、 前記第1の案内経路を表示した画面以外の1以上の画面
に、第2の案内経路として前記第1の案内経路とは異な
る経路を表示することを特徴とするナビゲーション装
置。 - 【請求項3】 予め設定された経路に従い経路案内を行
うナビゲーション装置において、 予め設定された経路から外れて新たな経路を探索させる
命令がなされると、探索を実行し、 表示画面を2以上の画面に分割し、 該分割された画面のうち1以上の画面に第1の案内経路
として予め設定された経路を表示し、 前記第1の案内経路を表示した画面以外の1以上の画面
に、第2の案内経路として探索された新たな経路を表示
することを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項4】 上記第1及び第2の案内経路は、自車両
の出発地または現在位置付近から、入力された目的地ま
たは立ち寄り地付近までの、探索または受信された経
路、または自車両が離脱した案内経路と自車両の現在位
置とを繋なぐ経路であることを特徴とする請求項1、2
または3記載のナビゲーション装置。 - 【請求項5】 探索命令が入力される度に、上記第1の
案内経路及び/または上記第2の案内経路が他の案内経
路に切り換えられることを特徴とする請求項1、2、3
または4記載のナビゲーション装置。 - 【請求項6】 探索命令が入力される度に、上記第1の
案内経路が、上記第2の案内経路に置き換えられると共
に、上記第2の案内経路は、新たに探索または受信され
た経路とされることを特徴とする請求項1、2、3、4
または5記載のナビゲーション装置。 - 【請求項7】 上記第1、第2の案内経路は、案内経路
の主要名称及び/または通過点名称及び/または案内経
路の全長及び/または通過所用時間であることを特徴と
する請求項1、2、3、4、5または6記載のナビゲー
ション装置。 - 【請求項8】 上記第1、第2の案内経路の一つが選択
されると、当該選択案内経路による案内が開始されると
ともに、画面が分割状態または、当該選択案内経路のみ
を表示する単一画面にされることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6または7記載のナビゲーション
装置。 - 【請求項9】 予め設定された経路に従い経路案内を行
うナビゲーション装置において、 案内経路を表示する表示装置と、 該表示装置に案内経路を出力する表示処理手段と、 予め設定された経路とは異なる経路を探索させる指示を
入力する入力手段と、 前記入力手段の入力により経路を探索させる指示がなさ
れると予め設定された経路とは異なる経路を探索する経
路探索手段とを備え、 前記表示処理手段は、前記経路探索手段により予め設定
された経路とは異なる経路が探索されると前記表示装置
に表示する画面を2以上の画面に分割し、該分割された
画面のうち1以上の画面に、予め設定された経路に関す
る第1の案内経路を表示し、前記第1の案内経路を表示
した画面以外の1以上の画面に、前記第1の案内経路と
は異なる経路に関する第2の案内経路を表示することを
特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項10】 予め設定された経路に従い経路案内を
行うナビゲーション装置において、 案内経路を表示する表示装置と、 該表示装置に案内経路を出力する表示処理手段と、 予め設定された経路から車両が外れたことを検出する経
路外れ検出手段と、 該経路外れ検出手段により車両が経路から外れたことが
検出されると新たな経路を探索する経路探索手段とを備
え、 前記表示処理手段は、前記経路探索手段により新たな経
路が探索されると前記表示装置に表示する画面を2以上
の画面に分割し、該分割された画面のうち1以上の画面
に、予め設定された経路に関する第1の案内経路を表示
し、該第1の案内経路を表示した画面以外の1以上の画
面に、前記経路探索手段により探索された新たな経路に
関する第2の案内経路を表示することを特徴とするナビ
ゲーション装置。 - 【請求項11】 表示画面を2以上の画面に分割させる
処理、 この分割された画面のうち1以上の画面に、複数の案内
経路のうちの第1の案内経路を表示させる処理、 この第1の案内経路を表示した画面以外の1以上の画面
に、上記第1の案内経路とは異なる第2の案内経路を表
示させる処理、前記第1の案内経路又は第2の案内経路
の何れかを選択する処理とを備えたことを特徴とする案
内経路表示のためのコンピュータプログラムを記憶した
媒体。
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JP1996261075 | 1996-10-01 | ||
JP26688897A JP3441933B2 (ja) | 1996-10-01 | 1997-09-30 | ナビゲーション装置、案内経路表示装置及び案内経路表示のためのコンピュータプログラムを記憶した媒体 |
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