JP3334333B2 - 部品供給装置用制御装置 - Google Patents
部品供給装置用制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の部品箱を積み重
ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意の部品箱
を取り出す部品供給装置を制御する制御装置に関し、さ
らに詳細には、一つの部品箱を取り出すことにより、他
の部品箱の位置が変化したときに、変化した部品箱の情
報を訂正することにより、部品の収納情報を正確に把握
可能な部品供給装置用制御装置に関するものである。
ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意の部品箱
を取り出す部品供給装置を制御する制御装置に関し、さ
らに詳細には、一つの部品箱を取り出すことにより、他
の部品箱の位置が変化したときに、変化した部品箱の情
報を訂正することにより、部品の収納情報を正確に把握
可能な部品供給装置用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数段の棚が複数列配設された部
品倉庫の各棚に、複数個の小物部品を入れたポリエチレ
ン製のポリ箱を一つづつ収納していた。そして、各棚の
位置、及びその棚に配置されたポリ箱に収納されている
部品の種別を制御装置が記憶しており、任意の部品を必
要とする場合に、制御装置が、その部品が収納されてい
るポリ箱の配置棚にスタッカークレーンを移動させて、
必要な部品の収納されているポリ箱を取り出し、部品取
り出し口である部品供給台上に置いていた。そして、部
品供給台上のポリ箱より、作業者が必要な部品を取り出
していた。部品取出しが終わった後、必要な部品を取り
出した後ポリ箱が空でない場合、制御装置は、スタッカ
ークレーンによりポリ箱を元の棚に戻していた。
品倉庫の各棚に、複数個の小物部品を入れたポリエチレ
ン製のポリ箱を一つづつ収納していた。そして、各棚の
位置、及びその棚に配置されたポリ箱に収納されている
部品の種別を制御装置が記憶しており、任意の部品を必
要とする場合に、制御装置が、その部品が収納されてい
るポリ箱の配置棚にスタッカークレーンを移動させて、
必要な部品の収納されているポリ箱を取り出し、部品取
り出し口である部品供給台上に置いていた。そして、部
品供給台上のポリ箱より、作業者が必要な部品を取り出
していた。部品取出しが終わった後、必要な部品を取り
出した後ポリ箱が空でない場合、制御装置は、スタッカ
ークレーンによりポリ箱を元の棚に戻していた。
【0003】しかし、各棚に一つづつポリ箱を収納して
いたのでは、無駄な空間が多く、収納効率が悪い。そこ
で、複数のポリ箱を積み重ねた状態で収納することが試
みられている。この場合、積み重ねる部品箱段には、同
一種類の部品が収納されていた。部品箱段の途中に位置
するポリ箱を取り出すことができず、部品箱は必ず最上
段または最下段から取り出されていたからである。ま
た、最上段または最下段からポリ箱を取り出し、同じ場
所に返却しないと収納されている部品がわからなくなっ
てしまうからである。この方法では、せっかくポリ箱を
積み重ねて無駄な空間を減少させ収納効率を上げても、
同じ種類のポリ箱ばかりが収納されることになり、多品
種少量生産を前提に多種類の部品を収納したいという要
望に答えることができなかった。
いたのでは、無駄な空間が多く、収納効率が悪い。そこ
で、複数のポリ箱を積み重ねた状態で収納することが試
みられている。この場合、積み重ねる部品箱段には、同
一種類の部品が収納されていた。部品箱段の途中に位置
するポリ箱を取り出すことができず、部品箱は必ず最上
段または最下段から取り出されていたからである。ま
た、最上段または最下段からポリ箱を取り出し、同じ場
所に返却しないと収納されている部品がわからなくなっ
てしまうからである。この方法では、せっかくポリ箱を
積み重ねて無駄な空間を減少させ収納効率を上げても、
同じ種類のポリ箱ばかりが収納されることになり、多品
種少量生産を前提に多種類の部品を収納したいという要
望に答えることができなかった。
【0004】その問題を解決するために、本出願人は、
特願平6−42632号において、任意の部品を収納し
た部品箱を積み重ねた部品箱段を複数配列した部品箱群
から、任意の部品が収納された部品箱を取り出す部品供
給装置を提案している。その部品供給装置の構成を図2
5に示す全体構成の正面図、及び図26に示す全体構成
の側面図に基づいて説明する。部品供給装置は、フレー
ム101を連結したフレーム箱型構造をしている。下面
にポリ箱台102が固設され、ポリ箱台102の上面に
位置決め突起114が付設され、最下段のポリ箱Pを位
置決めしている。上段に位置するポリ箱Pは、下段のポ
リ箱Pにより位置決めされ6個積み重ねられて部品箱段
を構成しており、部品箱段が4列備えられて部品箱群を
構成している。図25において第5列を構成する最右列
の部品箱段は、補給用の部品箱段である。
特願平6−42632号において、任意の部品を収納し
た部品箱を積み重ねた部品箱段を複数配列した部品箱群
から、任意の部品が収納された部品箱を取り出す部品供
給装置を提案している。その部品供給装置の構成を図2
5に示す全体構成の正面図、及び図26に示す全体構成
の側面図に基づいて説明する。部品供給装置は、フレー
ム101を連結したフレーム箱型構造をしている。下面
にポリ箱台102が固設され、ポリ箱台102の上面に
位置決め突起114が付設され、最下段のポリ箱Pを位
置決めしている。上段に位置するポリ箱Pは、下段のポ
リ箱Pにより位置決めされ6個積み重ねられて部品箱段
を構成しており、部品箱段が4列備えられて部品箱群を
構成している。図25において第5列を構成する最右列
の部品箱段は、補給用の部品箱段である。
【0005】フレーム101の四隅には、昇降ベルト1
03がプーリ112,113により上下に張架されてい
る。プーリ113は、モータ118により回転駆動され
る。昇降ベルト103と平行なガイドシャフトに摺動可
能に昇降スライド120が嵌合されている。昇降スライ
ド120は、昇降ベルト103に連結されており、昇降
ベルト103の駆動により、上下方向に昇降される。ま
た、昇降スライド120を両端にして昇降ブラケット1
09が付設されている。昇降ブラケット109の各部品
箱段に対応する位置に、4対のレバー回転機構110が
付設されている。各レバー回転機構110には、上部ポ
リ箱持ち上げレバー111が取り付けられており、上部
ポリ箱持ち上げレバー111はレバー回転機構110に
より、ポリ箱Pに対して係合状態または回避状態に回転
させられる。
03がプーリ112,113により上下に張架されてい
る。プーリ113は、モータ118により回転駆動され
る。昇降ベルト103と平行なガイドシャフトに摺動可
能に昇降スライド120が嵌合されている。昇降スライ
ド120は、昇降ベルト103に連結されており、昇降
ベルト103の駆動により、上下方向に昇降される。ま
た、昇降スライド120を両端にして昇降ブラケット1
09が付設されている。昇降ブラケット109の各部品
箱段に対応する位置に、4対のレバー回転機構110が
付設されている。各レバー回転機構110には、上部ポ
リ箱持ち上げレバー111が取り付けられており、上部
ポリ箱持ち上げレバー111はレバー回転機構110に
より、ポリ箱Pに対して係合状態または回避状態に回転
させられる。
【0006】また、昇降ブラケット109には、図25
の左右方向に一対の左右ベルト105が張架されてい
る。また、昇降ブラケット109に付設されたガイドシ
ャフトに対して摺動可能に、一対の左右ブラケット10
7が付設されている。一対の左右ブラケット107は、
左右ベルト105に各々連結されており、常に対称の位
置に駆動される。左右ブラケット107には、レバー回
転機構116を介してポリ箱レバー108が取り付けら
れている。ポリ箱レバー108は、レバー回転機構11
6により、ポリ箱Pに対して係合状態または回避状態に
回転させられる。フレーム101の左中央より下側に、
取り出したポリ箱Pを置くための部品供給台104が固
設されている。また、フレーム101の右下部にシリン
ダ115が付設され、シリンダ115のロッド先端に移
動台117が取り付けられている。
の左右方向に一対の左右ベルト105が張架されてい
る。また、昇降ブラケット109に付設されたガイドシ
ャフトに対して摺動可能に、一対の左右ブラケット10
7が付設されている。一対の左右ブラケット107は、
左右ベルト105に各々連結されており、常に対称の位
置に駆動される。左右ブラケット107には、レバー回
転機構116を介してポリ箱レバー108が取り付けら
れている。ポリ箱レバー108は、レバー回転機構11
6により、ポリ箱Pに対して係合状態または回避状態に
回転させられる。フレーム101の左中央より下側に、
取り出したポリ箱Pを置くための部品供給台104が固
設されている。また、フレーム101の右下部にシリン
ダ115が付設され、シリンダ115のロッド先端に移
動台117が取り付けられている。
【0007】次に、上記構成を有する部品供給装置の動
作について説明する。一例として、図中左から3番目の
列の上から5段目の位置にあるポリ箱PAを取り出し
て、部品取り出し台104上に移動させる動作について
説明する。始めに、図25及び図26に示すように、左
から第1列から第4列までの上から4段目にある各々の
ポリ箱Pの上部枠に上部ポリ箱持ち上げレバー111を
係合させて、昇降ベルト103により、昇降ブラケット
109を上昇させる。これにより、第1列から第4列ま
での上から第1段から第4段までの全てのポリ箱Pが上
に持ち上げられる。これと同時に、ポリ箱レバー108
が第3列第5段のポリ箱Pに係合し、そのポリ箱Pの下
面と他の第5段のポリ箱Pの上面とが所定の間隔になる
まで、昇降ベルト103は昇降ブラケット109を上昇
させる。ここで、図26に示すように、ポリ箱Pを持ち
上げる前において、上部ポリ箱持ち上げレバー111の
ポリ箱Pに対する距離より、ポリ箱レバー108のポリ
箱Pに対する距離が長いので、ポリ箱Pを持ち上げたと
きに、ポリ箱レバー108が保持するポリ箱Pの上面と
上部ポリ箱持ち上げレバー111が保持するポリ箱Pの
下面との間には、所定の間隔ができる。
作について説明する。一例として、図中左から3番目の
列の上から5段目の位置にあるポリ箱PAを取り出し
て、部品取り出し台104上に移動させる動作について
説明する。始めに、図25及び図26に示すように、左
から第1列から第4列までの上から4段目にある各々の
ポリ箱Pの上部枠に上部ポリ箱持ち上げレバー111を
係合させて、昇降ベルト103により、昇降ブラケット
109を上昇させる。これにより、第1列から第4列ま
での上から第1段から第4段までの全てのポリ箱Pが上
に持ち上げられる。これと同時に、ポリ箱レバー108
が第3列第5段のポリ箱Pに係合し、そのポリ箱Pの下
面と他の第5段のポリ箱Pの上面とが所定の間隔になる
まで、昇降ベルト103は昇降ブラケット109を上昇
させる。ここで、図26に示すように、ポリ箱Pを持ち
上げる前において、上部ポリ箱持ち上げレバー111の
ポリ箱Pに対する距離より、ポリ箱レバー108のポリ
箱Pに対する距離が長いので、ポリ箱Pを持ち上げたと
きに、ポリ箱レバー108が保持するポリ箱Pの上面と
上部ポリ箱持ち上げレバー111が保持するポリ箱Pの
下面との間には、所定の間隔ができる。
【0008】次に、左右ベルト105が駆動され、左右
ブラケット107が部品供給台104の真上に移動され
る。そして、左右ブラケット107が保持するポリ箱P
が部品供給台104に置かれる高さまで、昇降ベルト1
03により昇降ブラケット109が下降される。次に、
レバー回転機構116が駆動して、ポリ箱レバー108
をポリ箱Pから退避させる。次に、第1、2、4列の第
4段目のポリ箱Pの下面が第5段目の上面に完全に接触
する位置まで、昇降ベルト103により昇降ブラケット
109が下降される。次に、第1、2、4列の上部ポリ
箱持ち上げレバー111がレバー回転機構110により
退避される。次に、第3列の第4段目のポリ箱Pの下面
が第6段目の上面に完全に接触する位置まで、昇降ベル
ト103により昇降ブラケット109が下降される。次
に、第3列の上部ポリ箱持ち上げレバー111がレバー
回転機構110により退避される。これにより、第3列
のポリ箱Pの段数は変化するが、部品供給台104に置
かれたポリ箱Pから部品が取り出された後、そのポリ箱
Pを戻すときに、第3列の第1段目に置けばよいので、
返却を短時間で行うことができる。
ブラケット107が部品供給台104の真上に移動され
る。そして、左右ブラケット107が保持するポリ箱P
が部品供給台104に置かれる高さまで、昇降ベルト1
03により昇降ブラケット109が下降される。次に、
レバー回転機構116が駆動して、ポリ箱レバー108
をポリ箱Pから退避させる。次に、第1、2、4列の第
4段目のポリ箱Pの下面が第5段目の上面に完全に接触
する位置まで、昇降ベルト103により昇降ブラケット
109が下降される。次に、第1、2、4列の上部ポリ
箱持ち上げレバー111がレバー回転機構110により
退避される。次に、第3列の第4段目のポリ箱Pの下面
が第6段目の上面に完全に接触する位置まで、昇降ベル
ト103により昇降ブラケット109が下降される。次
に、第3列の上部ポリ箱持ち上げレバー111がレバー
回転機構110により退避される。これにより、第3列
のポリ箱Pの段数は変化するが、部品供給台104に置
かれたポリ箱Pから部品が取り出された後、そのポリ箱
Pを戻すときに、第3列の第1段目に置けばよいので、
返却を短時間で行うことができる。
【0009】一方、空になったポリ箱Pは、順次第4列
に積み重ねられる。第4列に空のポリ箱Pが複数段積み
重ねられると、シリンダ115が駆動されて移動台11
7が第5列の位置まで移動する。作業者は、空のポリ箱
Pを取り出して、取り出したポリ箱Pと同数の段積みさ
れた部品入りポリ箱Pを移動台117の上に載せる。次
に、シリンダ115が駆動して移動台117を第4列の
位置に戻す。これにより、新たな部品箱群が形成され
る。
に積み重ねられる。第4列に空のポリ箱Pが複数段積み
重ねられると、シリンダ115が駆動されて移動台11
7が第5列の位置まで移動する。作業者は、空のポリ箱
Pを取り出して、取り出したポリ箱Pと同数の段積みさ
れた部品入りポリ箱Pを移動台117の上に載せる。次
に、シリンダ115が駆動して移動台117を第4列の
位置に戻す。これにより、新たな部品箱群が形成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、例えば本出願人が提案した特願平6−426
32号を制御する際に、次の問題点があった。 (1)従来の制御装置では、新規なポリ箱Pを棚に配置
したとき等の場合、ポリ箱Pの棚位置及び収納する部品
の情報を登録することは行われていたが、移動したポリ
箱P及びそれ以外のポリ箱Pの位置等の情報を変更する
手段がなかったため、特願平6−42632号で提案し
た部品供給装置で取り出したポリ箱P及びそれ以外のポ
リ箱Pの位置が変化した場合に対応することができなか
った。 (2)従来の制御装置では、ポリ箱Pを取り出した棚位
置と返却する棚位置とを常に同一としていたため、特願
平6−42632号で提案した部品供給装置のように、
ポリ箱Pを取り出した位置と返却する位置とを変更する
部品供給装置を制御することができなかった。 (3)従来の制御装置では、空になったポリ箱Pを部品
が収納されたポリ箱Pと1つづつ交換することにより、
補給を行っていたため、複数のポリ箱Pを補給した場合
に、複数のポリ箱Pの位置情報及び収納部品情報を効率
的に処理することができなかった。
方法では、例えば本出願人が提案した特願平6−426
32号を制御する際に、次の問題点があった。 (1)従来の制御装置では、新規なポリ箱Pを棚に配置
したとき等の場合、ポリ箱Pの棚位置及び収納する部品
の情報を登録することは行われていたが、移動したポリ
箱P及びそれ以外のポリ箱Pの位置等の情報を変更する
手段がなかったため、特願平6−42632号で提案し
た部品供給装置で取り出したポリ箱P及びそれ以外のポ
リ箱Pの位置が変化した場合に対応することができなか
った。 (2)従来の制御装置では、ポリ箱Pを取り出した棚位
置と返却する棚位置とを常に同一としていたため、特願
平6−42632号で提案した部品供給装置のように、
ポリ箱Pを取り出した位置と返却する位置とを変更する
部品供給装置を制御することができなかった。 (3)従来の制御装置では、空になったポリ箱Pを部品
が収納されたポリ箱Pと1つづつ交換することにより、
補給を行っていたため、複数のポリ箱Pを補給した場合
に、複数のポリ箱Pの位置情報及び収納部品情報を効率
的に処理することができなかった。
【0011】本発明は、上記問題点を解決すると共に、
複数の部品箱を積み重ねた部品箱段を複数列備える部品
箱群から任意の部品箱を取り出す部品供給装置を制御し
て、1つの部品箱を取り出すことにより、他の部品箱の
位置が変化しても、変化した部品箱情報を正確に訂正可
能な部品供給装置用制御装置を提供することを目的とす
る。
複数の部品箱を積み重ねた部品箱段を複数列備える部品
箱群から任意の部品箱を取り出す部品供給装置を制御し
て、1つの部品箱を取り出すことにより、他の部品箱の
位置が変化しても、変化した部品箱情報を正確に訂正可
能な部品供給装置用制御装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の部品供給装置用制御装置は、複数の部品箱
を積み重ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意
の部品箱をその上部の部品箱を仮置きすることなく取り
出す部品供給装置を制御する部品供給装置用制御装置で
あって、(1)部品箱が位置する段数と列数、及びその
部品箱に収納されている部品の種別を記憶する部品記憶
手段と、(2)与えられた部品情報に応じて、当該部品
が収納されている部品箱を検索する部品検索手段と、
(3)部品検索手段の検索情報に基づいて、取り出す部
品箱を決定する部品箱決定手段と、(4)部品供給装置
を駆動して、部品箱決定手段が決定した部品箱より上部
の段にある各列の部品箱を一体的に持ち上げて、部品箱
決定手段が決定した部品箱の上面と、一体的に持ち上げ
られた各列の部品箱の下面との間に空間を形成し、部品
箱決定手段が決定した部品箱を空間において列方向に移
動させて取り出す駆動制御手段と、(5)部品供給装置
が駆動することにより部品箱決定手段が決定した1又は
2以上の部品箱が取り出されて、取り出された部品箱以
外の部品箱の位置が変化したときに、取り出された部品
箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納されて
いる部品の種別に応じて、取り出された部品箱以外の部
品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納され
ている部品の種別を訂正し、部品箱記憶手段に記憶させ
る部品記憶訂正手段とを有している。
に、本発明の部品供給装置用制御装置は、複数の部品箱
を積み重ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意
の部品箱をその上部の部品箱を仮置きすることなく取り
出す部品供給装置を制御する部品供給装置用制御装置で
あって、(1)部品箱が位置する段数と列数、及びその
部品箱に収納されている部品の種別を記憶する部品記憶
手段と、(2)与えられた部品情報に応じて、当該部品
が収納されている部品箱を検索する部品検索手段と、
(3)部品検索手段の検索情報に基づいて、取り出す部
品箱を決定する部品箱決定手段と、(4)部品供給装置
を駆動して、部品箱決定手段が決定した部品箱より上部
の段にある各列の部品箱を一体的に持ち上げて、部品箱
決定手段が決定した部品箱の上面と、一体的に持ち上げ
られた各列の部品箱の下面との間に空間を形成し、部品
箱決定手段が決定した部品箱を空間において列方向に移
動させて取り出す駆動制御手段と、(5)部品供給装置
が駆動することにより部品箱決定手段が決定した1又は
2以上の部品箱が取り出されて、取り出された部品箱以
外の部品箱の位置が変化したときに、取り出された部品
箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納されて
いる部品の種別に応じて、取り出された部品箱以外の部
品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納され
ている部品の種別を訂正し、部品箱記憶手段に記憶させ
る部品記憶訂正手段とを有している。
【0013】また、上記装置において、部品箱決定手段
が、部品検索手段が検出した部品箱が複数ある場合に、
収納期間の長い部品が収納された部品箱を優先的に決定
することを特徴とする。
が、部品検索手段が検出した部品箱が複数ある場合に、
収納期間の長い部品が収納された部品箱を優先的に決定
することを特徴とする。
【0014】また、本発明の部品供給装置用制御装置
は、複数の部品箱を積み重ねた部品箱段を複数列備える
部品箱群から任意の部品箱をその上部の部品箱を仮置き
することなく取り出す部品供給装置を制御する部品供給
装置用制御装置であって、(1)部品箱が位置する段数
と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種別を
記憶する部品記憶手段と、(2)不要になった複数の部
品箱がある列より補給すべき複数の部品箱側の列にあっ
て、不要になった複数の部品箱の最上段と同一段にある
部品箱の有無を判断し、その判断結果から搬送する部品
箱数を決定し、決定された数の部品箱を補給すべき複数
の部品箱側の列にある部品箱の上部において列方向に移
動させて搬送し、補給すべき複数の部品箱に交換する部
品補給手段と、(3)部品補給手段が、不要になった複
数の部品箱を補給すべき複数の部品箱に交換したとき
に、不要になった複数の部品箱が位置する段数と列数、
及びその部品箱に収納されている部品の種別を、補給す
べき複数の部品箱の部品箱が位置する段数と列数、及び
その部品箱に収納されている部品の種別に変更し、部品
箱記憶手段に記憶する部品記憶変更手段とを有してい
る。
は、複数の部品箱を積み重ねた部品箱段を複数列備える
部品箱群から任意の部品箱をその上部の部品箱を仮置き
することなく取り出す部品供給装置を制御する部品供給
装置用制御装置であって、(1)部品箱が位置する段数
と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種別を
記憶する部品記憶手段と、(2)不要になった複数の部
品箱がある列より補給すべき複数の部品箱側の列にあっ
て、不要になった複数の部品箱の最上段と同一段にある
部品箱の有無を判断し、その判断結果から搬送する部品
箱数を決定し、決定された数の部品箱を補給すべき複数
の部品箱側の列にある部品箱の上部において列方向に移
動させて搬送し、補給すべき複数の部品箱に交換する部
品補給手段と、(3)部品補給手段が、不要になった複
数の部品箱を補給すべき複数の部品箱に交換したとき
に、不要になった複数の部品箱が位置する段数と列数、
及びその部品箱に収納されている部品の種別を、補給す
べき複数の部品箱の部品箱が位置する段数と列数、及び
その部品箱に収納されている部品の種別に変更し、部品
箱記憶手段に記憶する部品記憶変更手段とを有してい
る。
【0015】
【作用】本発明の部品供給装置用制御装置の制御対象で
ある部品供給装置は、複数の部品箱を積み重ねた部品箱
段を複数列備える部品箱群から、任意の部品箱を取り出
す装置である。本制御装置の部品記憶手段は、各部品箱
毎に部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収
納されている部品の種別と個数とを記憶している。ま
た、部品検索手段は、部品供給装置に部品情報が与えら
れた時に、与えられた部品情報に応じて、当該部品が収
納されている部品箱を検索する。ここで、当該部品が収
納されている部品箱が複数ある場合は、全ての部品箱を
検索している。また、部品箱決定手段は、部品検索手段
が検索した部品箱に基づいて、取り出す部品箱を決定す
る。
ある部品供給装置は、複数の部品箱を積み重ねた部品箱
段を複数列備える部品箱群から、任意の部品箱を取り出
す装置である。本制御装置の部品記憶手段は、各部品箱
毎に部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収
納されている部品の種別と個数とを記憶している。ま
た、部品検索手段は、部品供給装置に部品情報が与えら
れた時に、与えられた部品情報に応じて、当該部品が収
納されている部品箱を検索する。ここで、当該部品が収
納されている部品箱が複数ある場合は、全ての部品箱を
検索している。また、部品箱決定手段は、部品検索手段
が検索した部品箱に基づいて、取り出す部品箱を決定す
る。
【0016】ここで、部品箱決定手段は、部品検索手段
が検出した部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部
品が収納された部品箱を優先的に決定している。先入れ
先出しの原則を順守するためである。また、駆動制御手
段は、部品供給装置を駆動して、部品箱決定手段が決定
した部品箱を取り出す。本制御装置の制御対象である部
品供給装置は、最上段以外の段にある部品箱を取り出し
た場合、他の部品箱の位置が変化する。そこで、部品記
憶訂正手段は、部品供給装置の駆動により、取り出され
た部品箱及びそれ以外の部品箱の位置が変化したとき
に、変化した後の各部品箱の段数と列数、及びその部品
箱に収納されている部品の種別を部品箱記憶手段に記憶
させている。また、本発明の部品供給装置用制御装置の
部品補給手段は、不要になった複数の部品箱と、補給す
べき複数の部品箱とを交換する。また、部品記憶変更手
段は、部品補給手段が交換した複数の補給部品箱が位置
する段数と列数、及び各部品箱に収納されている部品の
種別に関する部品記憶手段の記憶を変更している。
が検出した部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部
品が収納された部品箱を優先的に決定している。先入れ
先出しの原則を順守するためである。また、駆動制御手
段は、部品供給装置を駆動して、部品箱決定手段が決定
した部品箱を取り出す。本制御装置の制御対象である部
品供給装置は、最上段以外の段にある部品箱を取り出し
た場合、他の部品箱の位置が変化する。そこで、部品記
憶訂正手段は、部品供給装置の駆動により、取り出され
た部品箱及びそれ以外の部品箱の位置が変化したとき
に、変化した後の各部品箱の段数と列数、及びその部品
箱に収納されている部品の種別を部品箱記憶手段に記憶
させている。また、本発明の部品供給装置用制御装置の
部品補給手段は、不要になった複数の部品箱と、補給す
べき複数の部品箱とを交換する。また、部品記憶変更手
段は、部品補給手段が交換した複数の補給部品箱が位置
する段数と列数、及び各部品箱に収納されている部品の
種別に関する部品記憶手段の記憶を変更している。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例である部品箱管理コントロ
ーラ23について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。部品箱管理コントローラ23の制御対象である部品
供給装置は、図25及び図26で説明した装置と同様な
ので、説明を省略する。本実施例の部品供給装置は、自
動車の製造工程に対して必要な部品を供給するための装
置である。始めに、部品箱管理コントローラ23及び周
辺機器のハードウェア構成を図1に示す。部品供給装置
を駆動して、定められたポリ箱Pを取り出す駆動制御装
置であるシーケンサ20が、部品箱管理コントローラ2
3のサブCPU7に、シーケンサ信号入出力インターフ
ェイス11を介して接続している。また、補給するポリ
箱P内に収納されているワーク情報を入力処理するため
に、ポリ箱P内ワーク情報である補給部品の型式及び個
数を読み取るバーコードリーダ19が、バーコード入力
インターフェイス10を介してサブCPU7に接続して
いる。一方、サブCPU7は、コントロールバス15、
データバス16、アドレスバス17により、ROM8、
RAM9、及び共有メモリ4に接続している。ROM8
にはシーケンサやバーコードリーダの入出力信号授受を
行うためのプログラムが格納されており、RAM9はそ
れぞれのデータを一時記憶したり、演算のためのワーキ
ングエリアとして用いられる。
ーラ23について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。部品箱管理コントローラ23の制御対象である部品
供給装置は、図25及び図26で説明した装置と同様な
ので、説明を省略する。本実施例の部品供給装置は、自
動車の製造工程に対して必要な部品を供給するための装
置である。始めに、部品箱管理コントローラ23及び周
辺機器のハードウェア構成を図1に示す。部品供給装置
を駆動して、定められたポリ箱Pを取り出す駆動制御装
置であるシーケンサ20が、部品箱管理コントローラ2
3のサブCPU7に、シーケンサ信号入出力インターフ
ェイス11を介して接続している。また、補給するポリ
箱P内に収納されているワーク情報を入力処理するため
に、ポリ箱P内ワーク情報である補給部品の型式及び個
数を読み取るバーコードリーダ19が、バーコード入力
インターフェイス10を介してサブCPU7に接続して
いる。一方、サブCPU7は、コントロールバス15、
データバス16、アドレスバス17により、ROM8、
RAM9、及び共有メモリ4に接続している。ROM8
にはシーケンサやバーコードリーダの入出力信号授受を
行うためのプログラムが格納されており、RAM9はそ
れぞれのデータを一時記憶したり、演算のためのワーキ
ングエリアとして用いられる。
【0018】データ入力機能付表示装置18が、表示器
入出力インターフェイス5を介してメインCPU1に接
続している。また、履歴データ収集装置22が履歴デー
タ出力インターフェース6を介してメインCPU1に接
続している。ここで、データ入力機能付表示装置18
は、部品供給装置内の補給部・ストック部・取り出し部
にあるポリ箱内のワーク情報を表示したり、各種のパラ
メータの設定・変更を行ったり、シーケンサ20との入
出力信号のON/OFF状況をモニタリングしたり、取
り出し部へ受渡したポリ箱P(ワーク)の履歴や補給部
へ搬入されたポリ箱P(ワーク)の履歴及び異常発生内
容の履歴を表示器入出力インターフェイス5を介して表
示する。なお、補給部品のデータ入力はバーコードデー
タに限定するものではなく、押釦スイッチによる入力や
データ入力機能付表示装置18を利用した入力方法を用
いてもよい。また、履歴データ収集装置22は、履歴デ
ータを保存したり、プリントアウトしたりする。
入出力インターフェイス5を介してメインCPU1に接
続している。また、履歴データ収集装置22が履歴デー
タ出力インターフェース6を介してメインCPU1に接
続している。ここで、データ入力機能付表示装置18
は、部品供給装置内の補給部・ストック部・取り出し部
にあるポリ箱内のワーク情報を表示したり、各種のパラ
メータの設定・変更を行ったり、シーケンサ20との入
出力信号のON/OFF状況をモニタリングしたり、取
り出し部へ受渡したポリ箱P(ワーク)の履歴や補給部
へ搬入されたポリ箱P(ワーク)の履歴及び異常発生内
容の履歴を表示器入出力インターフェイス5を介して表
示する。なお、補給部品のデータ入力はバーコードデー
タに限定するものではなく、押釦スイッチによる入力や
データ入力機能付表示装置18を利用した入力方法を用
いてもよい。また、履歴データ収集装置22は、履歴デ
ータを保存したり、プリントアウトしたりする。
【0019】本実施例の部品箱管理コントローラ23で
は、メインCPU1とサブCPU7の2個のCPUを用
いるが、これは処理を高速化するのが目的であり、処理
時間に問題がない場合は、サブCPU8,ROM8,R
AM9及び共有メモリ4を使用せず、かつ、バーコード
リーダ入力インターフェイス10及びシーケンサ信号入
力インターフェイス11を直接メインCPU1に取り込
むことで対応しても何ら問題はない。
は、メインCPU1とサブCPU7の2個のCPUを用
いるが、これは処理を高速化するのが目的であり、処理
時間に問題がない場合は、サブCPU8,ROM8,R
AM9及び共有メモリ4を使用せず、かつ、バーコード
リーダ入力インターフェイス10及びシーケンサ信号入
力インターフェイス11を直接メインCPU1に取り込
むことで対応しても何ら問題はない。
【0020】次に、上記構成を有する部品箱管理コント
ローラ23の作用をフローチャートに基づいて詳細に説
明する。部品箱管理コントローラ23の全体の処理の概
要を図2にジェネラルフローチャートとして示し、ジェ
ネラルフローチャートの中の各種要求処理に対する細部
の処理を図3〜図19にフローチャートで示す。部品箱
管理コントローラ23は電源を立ち上げる時に、ハード
ウェアの初期チェック、メモリの初期化、シーケンサ2
0等への出力の初期化等の初期設定処理(S31)を行
う。次に、データ入力機能付表示装置18に表示してい
る各種データの更新、データ入力機能付表示装置18か
ら入力された各種の表示画面切替え要求キーに対応した
表示画面切替えを行なうマン・マシンインターフェイス
処理(S32)を行う。次に、データ入力機能付表示装
置18によって入力された各種のパラメータ設定値を受
け取り、内部のRAM3や共有メモリ4に記憶されてい
るデータの書き替え、又は新規登録を行うためのパラメ
ータ設定/記憶処理(S33)を行う。次に、空になっ
たポリ箱Pの排除等の各種ポリ箱移動要求信号を取り込
んだり、それに対する完了信号を送出したりするシーケ
ンサ入出力信号処理(S34)を行う。
ローラ23の作用をフローチャートに基づいて詳細に説
明する。部品箱管理コントローラ23の全体の処理の概
要を図2にジェネラルフローチャートとして示し、ジェ
ネラルフローチャートの中の各種要求処理に対する細部
の処理を図3〜図19にフローチャートで示す。部品箱
管理コントローラ23は電源を立ち上げる時に、ハード
ウェアの初期チェック、メモリの初期化、シーケンサ2
0等への出力の初期化等の初期設定処理(S31)を行
う。次に、データ入力機能付表示装置18に表示してい
る各種データの更新、データ入力機能付表示装置18か
ら入力された各種の表示画面切替え要求キーに対応した
表示画面切替えを行なうマン・マシンインターフェイス
処理(S32)を行う。次に、データ入力機能付表示装
置18によって入力された各種のパラメータ設定値を受
け取り、内部のRAM3や共有メモリ4に記憶されてい
るデータの書き替え、又は新規登録を行うためのパラメ
ータ設定/記憶処理(S33)を行う。次に、空になっ
たポリ箱Pの排除等の各種ポリ箱移動要求信号を取り込
んだり、それに対する完了信号を送出したりするシーケ
ンサ入出力信号処理(S34)を行う。
【0021】次に、外部から指示された車種を製造する
ために必要なワークの入ったポリ箱が部品箱群または補
給部のどこにあるかを検索し、それを部品供給台104
まで搬送する際の装置内のワークデータの更新を行うポ
リ箱取り出し要求処理(S35)を行う。この詳細につ
いては後で説明する。次に、部品供給台104にあるポ
リ箱内のワークの有無を判別し、それによって返却位置
をそれぞれの方法で検索し、ポリ箱を返却した際の装置
内のワークデータの更新を行うポリ箱返却要求処理(S
36)を行う。この詳細については後で説明する。次
に、補給部にある充ポリ箱をストック部内へ供給する際
に、補給部の何個のポリ箱を補給部のどの位置から受け
取り、ストック部のどの位置へ受渡すのかを検索し、ス
トック部へポリ箱を受渡した際に装置内のワークデータ
の更新を行うポリ箱補給要求処理(S37)を行う。こ
の詳細については後で説明する。
ために必要なワークの入ったポリ箱が部品箱群または補
給部のどこにあるかを検索し、それを部品供給台104
まで搬送する際の装置内のワークデータの更新を行うポ
リ箱取り出し要求処理(S35)を行う。この詳細につ
いては後で説明する。次に、部品供給台104にあるポ
リ箱内のワークの有無を判別し、それによって返却位置
をそれぞれの方法で検索し、ポリ箱を返却した際の装置
内のワークデータの更新を行うポリ箱返却要求処理(S
36)を行う。この詳細については後で説明する。次
に、補給部にある充ポリ箱をストック部内へ供給する際
に、補給部の何個のポリ箱を補給部のどの位置から受け
取り、ストック部のどの位置へ受渡すのかを検索し、ス
トック部へポリ箱を受渡した際に装置内のワークデータ
の更新を行うポリ箱補給要求処理(S37)を行う。こ
の詳細については後で説明する。
【0022】次に、取り出し部にあるポリ箱を強制的に
空ポリ箱とし、補給部(又は補給部に充ポリ箱があるか
空ポリ箱が満杯の場合はストック部)のどの位置へ返却
するかを検索し、ポリ箱を返却した際の装置内のワーク
データの更新を行う強制空ポリ箱返却要求処理(S3
8)を行う。ここで、空ポリ箱を補給部に返却する際、
補給部に充ポリ箱があるか、空ポリ箱が満杯の場合、ス
トック部内の空エリアに一時待避させている。この詳細
については後で説明する。この一時待避した空ポリ箱の
位置と補給部の返却位置の検索を行い、返却した際に装
置内のワークデータの更新を行う空ポリ箱回収要求処理
(S39)を行う。この詳細については後で説明する。
次に、ストック部の最後列(補給部に最も近い列)に充
ポリ箱,空ポリ箱とも存在しない空エリアの場合(複数
列ある場合は空エリアの中の最前列)で、補給部に1個
又は複数個の充ポリ箱が段積みされている場合に、補給
部の全ての充ポリ箱を、ストック部のどの位置まで一括
で移動させられるかを検索し、ポリ箱受渡しの際に装置
内のワークデータ更新を行う充ポリ箱一括補給要求処理
(S40)を行う。この詳細については後で説明する。
空ポリ箱とし、補給部(又は補給部に充ポリ箱があるか
空ポリ箱が満杯の場合はストック部)のどの位置へ返却
するかを検索し、ポリ箱を返却した際の装置内のワーク
データの更新を行う強制空ポリ箱返却要求処理(S3
8)を行う。ここで、空ポリ箱を補給部に返却する際、
補給部に充ポリ箱があるか、空ポリ箱が満杯の場合、ス
トック部内の空エリアに一時待避させている。この詳細
については後で説明する。この一時待避した空ポリ箱の
位置と補給部の返却位置の検索を行い、返却した際に装
置内のワークデータの更新を行う空ポリ箱回収要求処理
(S39)を行う。この詳細については後で説明する。
次に、ストック部の最後列(補給部に最も近い列)に充
ポリ箱,空ポリ箱とも存在しない空エリアの場合(複数
列ある場合は空エリアの中の最前列)で、補給部に1個
又は複数個の充ポリ箱が段積みされている場合に、補給
部の全ての充ポリ箱を、ストック部のどの位置まで一括
で移動させられるかを検索し、ポリ箱受渡しの際に装置
内のワークデータ更新を行う充ポリ箱一括補給要求処理
(S40)を行う。この詳細については後で説明する。
【0023】次に、部品供給装置として、ストック部に
あるポリ箱を少しでも早く取り出し部へ受渡すために、
装置の空時間にストック部内にあるポリ箱を少しでも前
方(取り出し部に近い方)へ転送しておきたい。そのた
めに、最も後方上段にあるポリ箱をそれより前方で空エ
リアのある列に何個同時搬送できるか、それぞれの受取
り位置及び受渡し位置の検索を行い、ポリ箱受渡し時に
装置内のワークデータの更新を行うポリ箱前詰め要求処
理(S41)を行う。この詳細については後で説明す
る。次に、補給部へ搬入されたポリ箱のワーク種類,ポ
リ箱内ワーク数等をバーコードリーダにより取り込み、
補給部の空エリアの中の最下段へ転送を行う補給部ポリ
箱内ワーク情報入力処理(S42)を行う。この詳細に
ついては後で説明する。そして最後に、前述の各種履歴
データを履歴データ収集装置22から要求があった場合
に(S43,YES)、RAM3にファイル形式で格納
されたそれぞれのデータを送信する履歴データ出力処理
(S44)を行なう。この詳細については後で説明す
る。部品箱管理コントローラ23は、以上述べたS32
〜S44のブロックを繰り返し実行している。
あるポリ箱を少しでも早く取り出し部へ受渡すために、
装置の空時間にストック部内にあるポリ箱を少しでも前
方(取り出し部に近い方)へ転送しておきたい。そのた
めに、最も後方上段にあるポリ箱をそれより前方で空エ
リアのある列に何個同時搬送できるか、それぞれの受取
り位置及び受渡し位置の検索を行い、ポリ箱受渡し時に
装置内のワークデータの更新を行うポリ箱前詰め要求処
理(S41)を行う。この詳細については後で説明す
る。次に、補給部へ搬入されたポリ箱のワーク種類,ポ
リ箱内ワーク数等をバーコードリーダにより取り込み、
補給部の空エリアの中の最下段へ転送を行う補給部ポリ
箱内ワーク情報入力処理(S42)を行う。この詳細に
ついては後で説明する。そして最後に、前述の各種履歴
データを履歴データ収集装置22から要求があった場合
に(S43,YES)、RAM3にファイル形式で格納
されたそれぞれのデータを送信する履歴データ出力処理
(S44)を行なう。この詳細については後で説明す
る。部品箱管理コントローラ23は、以上述べたS32
〜S44のブロックを繰り返し実行している。
【0024】次に、前述のS35〜S42の各ブロック
について細部の作用を図3〜図19のフローチャートに
基づいて詳細に説明する。図3に示すように、ポリ箱取
り出し要求処理S35は、シーケンサ20から「ポリ箱
取り出し要求指示」信号が入力されたとき(S46,Y
ES)、該当ポリ箱位置検索完了記憶はOFF状態なの
で(S47,YES)、同時に入力された車種データ信
号を読み込み、その車種に該当するワークデータD2
(ワーク種類を表す)を予め設定されたパラメータに従
って読み出す(S48)。次に、読み出したワークデー
タD2に該当するポリ箱データ(ポリ箱位置データ,ポ
リ箱内ワークデータ,ポリ箱内残りワーク数,同一ワー
ク格納順位を示す)を図20に示す装置内ポリ箱データ
テーブルより全て抽出する(S49)。この時該当する
ポリ箱が無い場合(S50,NO)は「該当車種ポリ箱
無し」信号を出力し(S56)、検索を終える。
について細部の作用を図3〜図19のフローチャートに
基づいて詳細に説明する。図3に示すように、ポリ箱取
り出し要求処理S35は、シーケンサ20から「ポリ箱
取り出し要求指示」信号が入力されたとき(S46,Y
ES)、該当ポリ箱位置検索完了記憶はOFF状態なの
で(S47,YES)、同時に入力された車種データ信
号を読み込み、その車種に該当するワークデータD2
(ワーク種類を表す)を予め設定されたパラメータに従
って読み出す(S48)。次に、読み出したワークデー
タD2に該当するポリ箱データ(ポリ箱位置データ,ポ
リ箱内ワークデータ,ポリ箱内残りワーク数,同一ワー
ク格納順位を示す)を図20に示す装置内ポリ箱データ
テーブルより全て抽出する(S49)。この時該当する
ポリ箱が無い場合(S50,NO)は「該当車種ポリ箱
無し」信号を出力し(S56)、検索を終える。
【0025】該当するポリ箱があった場合(S50,Y
ES)は、ワークデータの中の同一ワーク格納順位が最
も古いポリ箱(D4(x,y)=1)を再抽出し、その
ポリ箱位置データ(列番号及び段番号を示す)を「ポリ
箱受取り位置データ」信号D1(x1,y1)として、
取り出し部ポリ箱位置データを「ポリ箱受渡し位置デー
タ」信号D1(0,0)としてシーケンサ20に出力
後、同データの読み込みタイミングのトリガ信号として
「データ読み取り指示」信号を出力する(S52)(以
下の説明では本信号出力は省略する)。また、同時に搬
送するポリ箱数は1個なので同時搬送ポリ箱数n=1を
記憶する(S53)。
ES)は、ワークデータの中の同一ワーク格納順位が最
も古いポリ箱(D4(x,y)=1)を再抽出し、その
ポリ箱位置データ(列番号及び段番号を示す)を「ポリ
箱受取り位置データ」信号D1(x1,y1)として、
取り出し部ポリ箱位置データを「ポリ箱受渡し位置デー
タ」信号D1(0,0)としてシーケンサ20に出力
後、同データの読み込みタイミングのトリガ信号として
「データ読み取り指示」信号を出力する(S52)(以
下の説明では本信号出力は省略する)。また、同時に搬
送するポリ箱数は1個なので同時搬送ポリ箱数n=1を
記憶する(S53)。
【0026】この処理後、ポリ箱データ転送第1処理を
行う(S54)。ポリ箱データ第1処理の詳細を図15
のフローチャートに示す。シーケンサ20からの指示で
(S206)、部品供給装置の搬送ユニットがストック
部(又は補給部)のポリ箱PAを受取った時、ストック
部内のポリ箱受取りデータ更新が完了していないので
(S207,NO)、搬送ポリ箱数nを読み込む(S2
08)。ここでは、同時に搬送するポリ箱数は1個なの
で、そのポリ箱受取り位置データの列番号x、段番号y
をn=1分だけ読み込み(S209)、搬送ユニット部
のポリ箱データエリアに転送する(S210)。ここ
で、DTz(m)は、搬送ユニットポリ箱データを示し
ている。次に、ストック部(又は補給部)から搬送ユニ
ットに受け取ったポリ箱PAの上段に位置したポリ箱P
のポリ箱データをn=1だけ下段方向へデータ転送する
(S211)。そして、取り出したポリ箱PAのポリ箱
データをクリアする(S212)。本実施例の部品供給
装置では、ポリ箱PAを取り出したときに、そのポリ箱
PAの上段に位置したポリ箱Pを取り出したポリ箱PA
があった位置まで降ろして積み込んでいるため、ポリ箱
の情報を一段づつ変更する必要があるからである。
行う(S54)。ポリ箱データ第1処理の詳細を図15
のフローチャートに示す。シーケンサ20からの指示で
(S206)、部品供給装置の搬送ユニットがストック
部(又は補給部)のポリ箱PAを受取った時、ストック
部内のポリ箱受取りデータ更新が完了していないので
(S207,NO)、搬送ポリ箱数nを読み込む(S2
08)。ここでは、同時に搬送するポリ箱数は1個なの
で、そのポリ箱受取り位置データの列番号x、段番号y
をn=1分だけ読み込み(S209)、搬送ユニット部
のポリ箱データエリアに転送する(S210)。ここ
で、DTz(m)は、搬送ユニットポリ箱データを示し
ている。次に、ストック部(又は補給部)から搬送ユニ
ットに受け取ったポリ箱PAの上段に位置したポリ箱P
のポリ箱データをn=1だけ下段方向へデータ転送する
(S211)。そして、取り出したポリ箱PAのポリ箱
データをクリアする(S212)。本実施例の部品供給
装置では、ポリ箱PAを取り出したときに、そのポリ箱
PAの上段に位置したポリ箱Pを取り出したポリ箱PA
があった位置まで降ろして積み込んでいるため、ポリ箱
の情報を一段づつ変更する必要があるからである。
【0027】例えば、左から3列目の上から5段目の位
置にあるポリ箱PAを取り出した場合、ポリ箱PAのポ
リ箱受取り位置データの列番号x=3、段番号y=5を
読み込み(S209)、搬送ユニット部のポリ箱データ
エリアに転送する(S210)。次に、ストック部(又
は補給部)から搬送ユニットに受け取ったポリ箱PAの
上段に位置した1段目から4段目のポリ箱Pのポリ箱デ
ータをn=1だけ下段方向へデータ転送する(S21
1)。そして、取り出したポリ箱PAのポリ箱データD
z(3,4)をクリアする(S212)。次に、「スト
ック部(又は補給部)内ポリ箱受取りデータ更新完了」
信号をシーケンサ20へ出力する(S213)。以上説
明した処理により、任意のポリ箱Pを取り出したとき他
のポリ箱の位置が変化しても、変化したポリ箱のデータ
を自動的に変更できるため、複数の部品箱を積み重ねた
部品箱段を複数列備える部品箱群から任意の部品箱を取
り出しても、常に部品情報を正確に把握することができ
る。
置にあるポリ箱PAを取り出した場合、ポリ箱PAのポ
リ箱受取り位置データの列番号x=3、段番号y=5を
読み込み(S209)、搬送ユニット部のポリ箱データ
エリアに転送する(S210)。次に、ストック部(又
は補給部)から搬送ユニットに受け取ったポリ箱PAの
上段に位置した1段目から4段目のポリ箱Pのポリ箱デ
ータをn=1だけ下段方向へデータ転送する(S21
1)。そして、取り出したポリ箱PAのポリ箱データD
z(3,4)をクリアする(S212)。次に、「スト
ック部(又は補給部)内ポリ箱受取りデータ更新完了」
信号をシーケンサ20へ出力する(S213)。以上説
明した処理により、任意のポリ箱Pを取り出したとき他
のポリ箱の位置が変化しても、変化したポリ箱のデータ
を自動的に変更できるため、複数の部品箱を積み重ねた
部品箱段を複数列備える部品箱群から任意の部品箱を取
り出しても、常に部品情報を正確に把握することができ
る。
【0028】次に、ポリ箱データ転送第2処理(S5
5)を行う。ポリ箱データ転送第2処理の詳細を図16
のフローチャートに示す。搬送ユニットがポリ箱PAを
持って取り出し部の所に移動し、ポリ箱の受渡しを行っ
た時点でシーケンサ20より「取り出し部ポリ箱受渡し
指示」信号が入力され(S215,YES)、搬送ユニ
ットポリ箱データDTz(1)を取り出し部のポリ箱デ
ータエリアに転送する(S216〜218)。転送後は
「取り出し部ポリ箱受渡し完了」信号を出力し(S21
9)、同一処理を続けて行わないようチェックする(S
216)。また、「取り出し部ポリ箱受渡し指示」信号
がOFFした時点で「取り出し部ポリ箱受渡し完了」信
号はOFFする(S220)。
5)を行う。ポリ箱データ転送第2処理の詳細を図16
のフローチャートに示す。搬送ユニットがポリ箱PAを
持って取り出し部の所に移動し、ポリ箱の受渡しを行っ
た時点でシーケンサ20より「取り出し部ポリ箱受渡し
指示」信号が入力され(S215,YES)、搬送ユニ
ットポリ箱データDTz(1)を取り出し部のポリ箱デ
ータエリアに転送する(S216〜218)。転送後は
「取り出し部ポリ箱受渡し完了」信号を出力し(S21
9)、同一処理を続けて行わないようチェックする(S
216)。また、「取り出し部ポリ箱受渡し指示」信号
がOFFした時点で「取り出し部ポリ箱受渡し完了」信
号はOFFする(S220)。
【0029】ポリ箱返却要求処理S36は、図4に示す
ようにシーケンサ20から「ポリ箱返却要求支持」信号
が入力された時(S58,YES)、ポリ箱返却位置信
号検索は完了していないので(S59,NO)、取り出
し部のポリ箱が最終ワークを供給するために受渡された
ものかどうかをチェックする(S60)。そして、最終
ワークであれば取り出し部のポリ箱は空になったと判断
し、空ポリ箱を補給部へ返却するため、補給部に返却す
るエリアが存在するか否かを補給部空ポリ箱返却検索処
理によりチェックする(S69)。補給部空ポリ箱返却
検索処理の詳細を、図5に補給部空ポリ箱返却箇所検索
処理フローチャートとして示す。なお、補給部は装置内
に新たに投入する充ポリ箱を補給したりするほか、充ポ
リ箱がない場合は空箱を装置外へ取り去るためのエリア
としての役割ももっている。
ようにシーケンサ20から「ポリ箱返却要求支持」信号
が入力された時(S58,YES)、ポリ箱返却位置信
号検索は完了していないので(S59,NO)、取り出
し部のポリ箱が最終ワークを供給するために受渡された
ものかどうかをチェックする(S60)。そして、最終
ワークであれば取り出し部のポリ箱は空になったと判断
し、空ポリ箱を補給部へ返却するため、補給部に返却す
るエリアが存在するか否かを補給部空ポリ箱返却検索処
理によりチェックする(S69)。補給部空ポリ箱返却
検索処理の詳細を、図5に補給部空ポリ箱返却箇所検索
処理フローチャートとして示す。なお、補給部は装置内
に新たに投入する充ポリ箱を補給したりするほか、充ポ
リ箱がない場合は空箱を装置外へ取り去るためのエリア
としての役割ももっている。
【0030】補給部ポリ箱返却箇所検索処理S69で
は、補給部に充ポリ箱があるかチェックし(S76)、
あれば(S76,NO)、補給部に空ポリ箱を返却する
エリアがないということで「補給部返却箇所無し記憶」
をONし(S81)、図5の処理を終えS70へ戻る。
充ポリ箱がない場合は(S76,YES)、次に空ポリ
箱が満杯か否かをチェックし(S77)、満杯の場合も
(S77,YES)、「補給部返却箇所無し記憶」をO
Nし(S81)、処理を終了しS70へ戻る。満杯でな
い場合は(S77,NO)、補給部の何段目のエリアが
空であるかをチェックし(S78〜80)、その補給部
返却ポリ箱位置データを記憶し(S82)、処理を終了
する。
は、補給部に充ポリ箱があるかチェックし(S76)、
あれば(S76,NO)、補給部に空ポリ箱を返却する
エリアがないということで「補給部返却箇所無し記憶」
をONし(S81)、図5の処理を終えS70へ戻る。
充ポリ箱がない場合は(S76,YES)、次に空ポリ
箱が満杯か否かをチェックし(S77)、満杯の場合も
(S77,YES)、「補給部返却箇所無し記憶」をO
Nし(S81)、処理を終了しS70へ戻る。満杯でな
い場合は(S77,NO)、補給部の何段目のエリアが
空であるかをチェックし(S78〜80)、その補給部
返却ポリ箱位置データを記憶し(S82)、処理を終了
する。
【0031】図5に示す補給部空ポリ箱返却箇所検索処
理の結果、補給部に空ポリ箱を返却するエリアが無かっ
た場合(S70)、または、前述の取り出し部のポリ箱
が最終ワークではなかった場合は、ストック部を最前列
(取り出し部に最も近い列)の最下段から上段へ、続い
て後列へと空いているエリアの検索を行い(S61〜S
67)、もし、1箇所も空エリアがなければ(S67,
YES)、空箱を返却する箇所が無いということで「返
却箇所無し」信号をシーケンサ20に出力する(S6
8)。また、空エリアがあった場合は(S63,YE
S)、その位置を「ポリ箱受渡し位置データ」信号とし
て、取り出し部を「ポリ箱受取り位置データ」信号とし
て「データ読み取り指示」信号とともに出力する(S7
1)。この時、搬送するポリ箱はn=1個なので「同時
搬送ポリ箱数」は1を記憶させる(S72)。
理の結果、補給部に空ポリ箱を返却するエリアが無かっ
た場合(S70)、または、前述の取り出し部のポリ箱
が最終ワークではなかった場合は、ストック部を最前列
(取り出し部に最も近い列)の最下段から上段へ、続い
て後列へと空いているエリアの検索を行い(S61〜S
67)、もし、1箇所も空エリアがなければ(S67,
YES)、空箱を返却する箇所が無いということで「返
却箇所無し」信号をシーケンサ20に出力する(S6
8)。また、空エリアがあった場合は(S63,YE
S)、その位置を「ポリ箱受渡し位置データ」信号とし
て、取り出し部を「ポリ箱受取り位置データ」信号とし
て「データ読み取り指示」信号とともに出力する(S7
1)。この時、搬送するポリ箱はn=1個なので「同時
搬送ポリ箱数」は1を記憶させる(S72)。
【0032】これらの処理の後、ポリ箱データ転送第3
処理を行う(S73)。図17にポリ箱データ転送第3
処理フローチャートを示す。シーケンサ20からの指示
で(S221,YES)、部品供給装置の搬送ユニット
が取り出し部のポリ箱を受取った時に、そのポリ箱のデ
ータを搬送ユニット部ポリ箱データエリアに転送する
(S223)。このタイミングで取り出し部にあるポリ
箱からワークを1つ抜き出したことを確認したので、ポ
リ箱内残りワーク数を1個減らす(S224)。
処理を行う(S73)。図17にポリ箱データ転送第3
処理フローチャートを示す。シーケンサ20からの指示
で(S221,YES)、部品供給装置の搬送ユニット
が取り出し部のポリ箱を受取った時に、そのポリ箱のデ
ータを搬送ユニット部ポリ箱データエリアに転送する
(S223)。このタイミングで取り出し部にあるポリ
箱からワークを1つ抜き出したことを確認したので、ポ
リ箱内残りワーク数を1個減らす(S224)。
【0033】この結果、ポリ箱内のワークが無くなった
場合は(S225,YES)、「ストック部及び補給部
内同一ワーク格納順位更新処理S226」を行う。この
処理の詳細は、図19にフローチャートで示す。補給部
に続いてストック部最前列のそれぞれ最下段から上段
へ、続いて後列へと搬送ユニット部のワークと同一種類
のワークの入ったポリ箱を検索し(S240)、そのポ
リ箱の格納順位が搬送ユニット部の格納順位より古いポ
リ箱であれば(S241,YES)、格納順位を1個新
しいものに更新する(S242)。これを順次、補給
部、続いてストック部の全エリアについて実施する(S
243〜S246)。
場合は(S225,YES)、「ストック部及び補給部
内同一ワーク格納順位更新処理S226」を行う。この
処理の詳細は、図19にフローチャートで示す。補給部
に続いてストック部最前列のそれぞれ最下段から上段
へ、続いて後列へと搬送ユニット部のワークと同一種類
のワークの入ったポリ箱を検索し(S240)、そのポ
リ箱の格納順位が搬送ユニット部の格納順位より古いポ
リ箱であれば(S241,YES)、格納順位を1個新
しいものに更新する(S242)。これを順次、補給
部、続いてストック部の全エリアについて実施する(S
243〜S246)。
【0034】この後、搬送ユニット内ポリ箱データをポ
リ箱位置データを除きすべてクリアする(S227)。
全ての処理が終了した時点で「取り出し部ポリ箱受取り
データ更新完了」信号をONし(S228)、上記処理
の繰り返しを避ける(S222)。また、「取り出し部
ポリ箱受取指示」信号がOFFした時点で「取り出し部
ポリ箱受取りデータ更新完了」信号をOFFする。
リ箱位置データを除きすべてクリアする(S227)。
全ての処理が終了した時点で「取り出し部ポリ箱受取り
データ更新完了」信号をONし(S228)、上記処理
の繰り返しを避ける(S222)。また、「取り出し部
ポリ箱受取指示」信号がOFFした時点で「取り出し部
ポリ箱受取りデータ更新完了」信号をOFFする。
【0035】次に、図4でS74へ進み、ポリ箱データ
転送第4処理を行う。この処理の詳細については、図1
8にフローチャートで示す。シーケンサ20からの指示
信号に従って(S230)、搬送ユニットが同時に搬送
してきたポリ箱数nを読み取り(S232)、次にポリ
箱を受渡すストック部(又は補給部)の列番号及び段番
号を読み取る(S223)。次に、搬送ユニットのポリ
箱データを全て、ストック部(又は補給部)へ転送する
(S234)。次に、搬送ユニットポリ箱データをクリ
アする(S235)。最後に「ストック部(又は補給
部)内ポリ箱受渡しデータ更新完了」信号をシーケンサ
20に出力する(S236)。また、「ストック部(又
は補給部)内ポリ箱受渡し指示」信号がOFFした時に
(S230,NO)、「ストック部(又は補給部)内ポ
リ箱データ更新完了」信号をOFFする(S237)。
転送第4処理を行う。この処理の詳細については、図1
8にフローチャートで示す。シーケンサ20からの指示
信号に従って(S230)、搬送ユニットが同時に搬送
してきたポリ箱数nを読み取り(S232)、次にポリ
箱を受渡すストック部(又は補給部)の列番号及び段番
号を読み取る(S223)。次に、搬送ユニットのポリ
箱データを全て、ストック部(又は補給部)へ転送する
(S234)。次に、搬送ユニットポリ箱データをクリ
アする(S235)。最後に「ストック部(又は補給
部)内ポリ箱受渡しデータ更新完了」信号をシーケンサ
20に出力する(S236)。また、「ストック部(又
は補給部)内ポリ箱受渡し指示」信号がOFFした時に
(S230,NO)、「ストック部(又は補給部)内ポ
リ箱データ更新完了」信号をOFFする(S237)。
【0036】次に、図2に示すポリ箱補給要求処理S3
7について、図6のフローチャートに基づいて説明す
る。シーケンサ20からの指示により(S83,YE
S)、ストック部内を最前列の最下段から上段へ(S8
5〜89)、続いて後列へと(S90〜91)、空エリ
アを検索する。そして、空エリアが存在した場合は、補
給部取り出し位置データ及び同時搬送ポリ箱数検索処理
(S93)を行う。この処理の詳細については、図7に
フローチャートで示す。図7の処理では、まず、補給部
にあるポリ箱が充ポリ箱なのか空ポリ箱なのか、あるい
はポリ箱無しなのかをチェックし(S98)、充ポリ箱
が無い場合は(S98,YES)、「補給部充ポリ箱無
し」信号をシーエンサ20に出力し(S107)、同時
搬送ポリ箱数をクリアし(S108)、図7の処理を終
了してS94へ戻る。
7について、図6のフローチャートに基づいて説明す
る。シーケンサ20からの指示により(S83,YE
S)、ストック部内を最前列の最下段から上段へ(S8
5〜89)、続いて後列へと(S90〜91)、空エリ
アを検索する。そして、空エリアが存在した場合は、補
給部取り出し位置データ及び同時搬送ポリ箱数検索処理
(S93)を行う。この処理の詳細については、図7に
フローチャートで示す。図7の処理では、まず、補給部
にあるポリ箱が充ポリ箱なのか空ポリ箱なのか、あるい
はポリ箱無しなのかをチェックし(S98)、充ポリ箱
が無い場合は(S98,YES)、「補給部充ポリ箱無
し」信号をシーエンサ20に出力し(S107)、同時
搬送ポリ箱数をクリアし(S108)、図7の処理を終
了してS94へ戻る。
【0037】補給部に充ポリ箱がある場合は(S98,
NO)、ストック部内の空エリアの後列の同段の1つ上
の段にポリ箱が無いかをチェックする(S99〜S10
6)。すなわち、仮に後列の同段の1つ上の段にポリ箱
がある場合は、補給部からその段を通過してストック部
へポリ箱搬送が出来ないので、同時搬送ポリ箱数を1個
減らす処理を行う必要がある。さらに後列・同段の1つ
上の段にポリ箱が存在する場合は、同時搬送ポリ箱数を
減らした後、その上段についても同様のチェックを行
う。最上段までポリ箱が存在した場合は同時搬送ポリ箱
数が1個となり補給部の充ポリ箱の受取り位置検索処理
へと移る(S99〜106)。
NO)、ストック部内の空エリアの後列の同段の1つ上
の段にポリ箱が無いかをチェックする(S99〜S10
6)。すなわち、仮に後列の同段の1つ上の段にポリ箱
がある場合は、補給部からその段を通過してストック部
へポリ箱搬送が出来ないので、同時搬送ポリ箱数を1個
減らす処理を行う必要がある。さらに後列・同段の1つ
上の段にポリ箱が存在する場合は、同時搬送ポリ箱数を
減らした後、その上段についても同様のチェックを行
う。最上段までポリ箱が存在した場合は同時搬送ポリ箱
数が1個となり補給部の充ポリ箱の受取り位置検索処理
へと移る(S99〜106)。
【0038】次に、補給部の充ポリ箱の最上段が何段目
かをまず検索し(S109〜111)、その段数と前述
の処理で求めた、同時搬送ポリ箱数nを比較し(S11
2)、段数y4の方が大きい場合、つまり搬送数以上に
補給部に充ポリ箱がある場合は、ポリ箱受取位置データ
の演算を行い(S115)終了する。段数y4より同時
搬送ポリ箱数nの方が大きい場合は(S112,YE
S)、同時搬送ポリ箱数y4を補給部にある充ポリ箱数
nとし(S113)、また、受取り位置も補給部最下段
y4=1に変更する(S114)。以上の図7の処理が
終了後、図6のS94へ戻る。シーケンサ20に対し、
ストック部のポリ箱位置データを「ポリ箱受渡し位置デ
ータ」信号として、補給部のポリ箱位置データを「ポリ
箱受取り位置データ」信号として出力し、続いて「デー
タ読み取り指示」信号を出力する(S94)。この処理
の後に、前述のポリ箱データ転送第1処理(S95)、
ポリ箱データ転送第4処理(S96)を実行し終了す
る。ポリ箱補給要求処理S37を行っているので、空エ
リアの段数及びその列の後方の同一段のポリ箱の有無を
判断して搬送できる最大数のポリ箱の数を決定し、その
個数のポリ箱を同時に搬送できるため、補給部からスト
ック部へポリ箱を効率よく移動させることができる。
かをまず検索し(S109〜111)、その段数と前述
の処理で求めた、同時搬送ポリ箱数nを比較し(S11
2)、段数y4の方が大きい場合、つまり搬送数以上に
補給部に充ポリ箱がある場合は、ポリ箱受取位置データ
の演算を行い(S115)終了する。段数y4より同時
搬送ポリ箱数nの方が大きい場合は(S112,YE
S)、同時搬送ポリ箱数y4を補給部にある充ポリ箱数
nとし(S113)、また、受取り位置も補給部最下段
y4=1に変更する(S114)。以上の図7の処理が
終了後、図6のS94へ戻る。シーケンサ20に対し、
ストック部のポリ箱位置データを「ポリ箱受渡し位置デ
ータ」信号として、補給部のポリ箱位置データを「ポリ
箱受取り位置データ」信号として出力し、続いて「デー
タ読み取り指示」信号を出力する(S94)。この処理
の後に、前述のポリ箱データ転送第1処理(S95)、
ポリ箱データ転送第4処理(S96)を実行し終了す
る。ポリ箱補給要求処理S37を行っているので、空エ
リアの段数及びその列の後方の同一段のポリ箱の有無を
判断して搬送できる最大数のポリ箱の数を決定し、その
個数のポリ箱を同時に搬送できるため、補給部からスト
ック部へポリ箱を効率よく移動させることができる。
【0039】強制空ポリ箱返却要求処理S38の詳細を
図8のフローチャートに示す。シーケンサ20からの信
号が入力されたとき(S116,YES)、空ポリ箱返
却位置検索完了記憶はOFFしているので(S117,
YES)、まず取り出し部にあるポリ箱の中に残ってい
るワークの数を最終ワークにセットする(S118)。
次に、補給部に充ポリ箱が補給されていないのかのチェ
ックを行い(S119)、充ポリ箱がある場合は(S1
19,YES)、ストック部の最前列の下段から上段、
次に後列方向へ、また、充ポリ箱がない場合は、まず補
給部最下段から上段、続いてストック部を上記と同様な
方法で空ポリ箱を返却できる空エリアの検索を行う(S
120〜126,128)。
図8のフローチャートに示す。シーケンサ20からの信
号が入力されたとき(S116,YES)、空ポリ箱返
却位置検索完了記憶はOFFしているので(S117,
YES)、まず取り出し部にあるポリ箱の中に残ってい
るワークの数を最終ワークにセットする(S118)。
次に、補給部に充ポリ箱が補給されていないのかのチェ
ックを行い(S119)、充ポリ箱がある場合は(S1
19,YES)、ストック部の最前列の下段から上段、
次に後列方向へ、また、充ポリ箱がない場合は、まず補
給部最下段から上段、続いてストック部を上記と同様な
方法で空ポリ箱を返却できる空エリアの検索を行う(S
120〜126,128)。
【0040】検索途中で空エリアが発見されれば(S1
22,NO)、検索処理を終了し「同時搬送ポリ箱数」
を1個と記憶させる(S129)。そして、検索した空
エリア位置データを「ポリ箱受渡し位置データ」信号と
し、取り出し部位置データを「ポリ箱受取り位置デー
タ」信号として、「データ読み取り指示」信号とともに
シーケンサ20に出力する(S130)。また、全検索
が終了しても空エリアが発見されなかった場合は(S1
26,YES)、「返却箇所無し」信号をシーケンサ2
0に出力して(S127)、検索終了とする。これらの
処理の後に、前述のポリ箱データ転送第3処理(S13
1)、ポリ箱データ転送第4処理(S132)を実行し
終了する。なお、「ポリ箱受取り(及び受渡し)位置デ
ータ」信号,「データ読み取り指示」信号はシーケンサ
からの各要求指示信号がOFFした時点でOFFする
(S117)。
22,NO)、検索処理を終了し「同時搬送ポリ箱数」
を1個と記憶させる(S129)。そして、検索した空
エリア位置データを「ポリ箱受渡し位置データ」信号と
し、取り出し部位置データを「ポリ箱受取り位置デー
タ」信号として、「データ読み取り指示」信号とともに
シーケンサ20に出力する(S130)。また、全検索
が終了しても空エリアが発見されなかった場合は(S1
26,YES)、「返却箇所無し」信号をシーケンサ2
0に出力して(S127)、検索終了とする。これらの
処理の後に、前述のポリ箱データ転送第3処理(S13
1)、ポリ箱データ転送第4処理(S132)を実行し
終了する。なお、「ポリ箱受取り(及び受渡し)位置デ
ータ」信号,「データ読み取り指示」信号はシーケンサ
からの各要求指示信号がOFFした時点でOFFする
(S117)。
【0041】空ポリ箱回収要求処理S39の詳細を図9
のフローチャートに示す。シーケンサ20からの信号が
入力されたとき(S134,YES)、データ読取り信
号出力がOFFしているので(S135,YES)、補
給部に充ポリ箱が補給されているか(S136)、ある
いは空ポリ箱が満杯であるか(S137)をチェックす
る。いずれかであれば(S136,NOまたはS13
7,YES)、「補給部返却箇所無し」信号を出力す
る。(S141)。そうでない場合は(S136,YE
SかつS137,NO)、補給部の空エリアの位置を最
下段から順次検索を行い(S138〜140)、発見し
た時点でその段番号を記憶し、S142へ進む。
のフローチャートに示す。シーケンサ20からの信号が
入力されたとき(S134,YES)、データ読取り信
号出力がOFFしているので(S135,YES)、補
給部に充ポリ箱が補給されているか(S136)、ある
いは空ポリ箱が満杯であるか(S137)をチェックす
る。いずれかであれば(S136,NOまたはS13
7,YES)、「補給部返却箇所無し」信号を出力す
る。(S141)。そうでない場合は(S136,YE
SかつS137,NO)、補給部の空エリアの位置を最
下段から順次検索を行い(S138〜140)、発見し
た時点でその段番号を記憶し、S142へ進む。
【0042】次に、ストック部内に一時的に仮置きされ
た空ポリ箱の有無及びそのポリ箱位置の検索を、ストッ
ク部内空ポリ箱位置検索処理(S142)に従って行
う。この検索処理の詳細を図10にフローチャートで示
す。ストック部の最前列x7(S147),最下段y7
(S148)から順次ストック部内のエリアに空ポリ箱
があるか否かをチェックする(S149)。無ければ
(S149,NO)、順次上段へ(S150〜15
1)、続いて後列へ(S152〜153)と検索を行
う。空ポリ箱を発見できた時点で(S149,YE
S)、そのエリアの位置データを記憶し(S155)、
同時搬送ワーク数に1をセットし(S156)、検索処
理を終了する。また、ストック部内の全エリアを検索し
た結果、空ポリ箱を発見できなかった場合は(S15
3,YES)、「ストック部内空ポリ箱無し」信号を出
力して(S154)処理を終了する。その結果に基づい
て、ストック部内の空ポリ箱の位置を「ポリ箱受取り位
置データ」信号とし、補給部の空エリアを「ポリ箱受渡
し位置データ」信号として、「データ読み取り指示」信
号とともにシーケンサ20に出力する(S143)。こ
れら一連の処理の後、前述のポリ箱データ転送第1処理
(S144)、ポリ箱データ転送第4処理(S145)
を実行して終了する。
た空ポリ箱の有無及びそのポリ箱位置の検索を、ストッ
ク部内空ポリ箱位置検索処理(S142)に従って行
う。この検索処理の詳細を図10にフローチャートで示
す。ストック部の最前列x7(S147),最下段y7
(S148)から順次ストック部内のエリアに空ポリ箱
があるか否かをチェックする(S149)。無ければ
(S149,NO)、順次上段へ(S150〜15
1)、続いて後列へ(S152〜153)と検索を行
う。空ポリ箱を発見できた時点で(S149,YE
S)、そのエリアの位置データを記憶し(S155)、
同時搬送ワーク数に1をセットし(S156)、検索処
理を終了する。また、ストック部内の全エリアを検索し
た結果、空ポリ箱を発見できなかった場合は(S15
3,YES)、「ストック部内空ポリ箱無し」信号を出
力して(S154)処理を終了する。その結果に基づい
て、ストック部内の空ポリ箱の位置を「ポリ箱受取り位
置データ」信号とし、補給部の空エリアを「ポリ箱受渡
し位置データ」信号として、「データ読み取り指示」信
号とともにシーケンサ20に出力する(S143)。こ
れら一連の処理の後、前述のポリ箱データ転送第1処理
(S144)、ポリ箱データ転送第4処理(S145)
を実行して終了する。
【0043】充ポリ箱一括補給要求処理S40の詳細を
図11にフローチャートで示す。シーケンサ20からの
信号が入力されたとき(S157,YES)、データ読
取り信号出力はOFFしているので(S158,YE
S)、補給部に充ポリ箱が補給されているか否かをチェ
ックする(S159)。無ければ(S159,YE
S)、「充ポリ箱無し」信号を出力し処理を終える(S
165)。有る場合は(S159,NO)、ストック部
の最後列(補給部に最も近い列)にポリ箱が全くないか
をチェックする(S160〜161)。ポリ箱があった
場合(S161,NO)、「補給箇所無し」信号を出力
し処理を終える(S165)。
図11にフローチャートで示す。シーケンサ20からの
信号が入力されたとき(S157,YES)、データ読
取り信号出力はOFFしているので(S158,YE
S)、補給部に充ポリ箱が補給されているか否かをチェ
ックする(S159)。無ければ(S159,YE
S)、「充ポリ箱無し」信号を出力し処理を終える(S
165)。有る場合は(S159,NO)、ストック部
の最後列(補給部に最も近い列)にポリ箱が全くないか
をチェックする(S160〜161)。ポリ箱があった
場合(S161,NO)、「補給箇所無し」信号を出力
し処理を終える(S165)。
【0044】ポリ箱が無い場合は(S161,YE
S)、さらに前列方向へチェックを繰り返し行う(S1
62〜164)。途中、ポリ箱が存在する列を発見する
か、もしくは最前列までチェックし終えたら(S16
2,NOまたはS163,NO)、その空エリアの列番
号を記憶する(S162A)。そして、空エリアの列の
最下段の位置データを「ポリ箱受取位置データ」信号と
し、補給部最下段の位置データを「ポリ箱受取り位置デ
ータ」信号とし、それらを「データ読み出し指示」信号
としてシーケンサ20に出力する(S166)。この時
の同時搬送ポリ箱数は1列全てなのでY個セットする
(S167)。これら一連の処理の後、ポリ箱データ転
送第1処理(S168)、ポリ箱データ転送第4処理
(S169)を実行して終了する。充ポリ箱一括補給要
求処理S40を行うことにより、不要になった複数のポ
リ箱を新しい複数のポリ箱と交換した場合でも、部品情
報を変換できるため、ポリ箱の部品情報を正確かつ迅速
に把握することができる。
S)、さらに前列方向へチェックを繰り返し行う(S1
62〜164)。途中、ポリ箱が存在する列を発見する
か、もしくは最前列までチェックし終えたら(S16
2,NOまたはS163,NO)、その空エリアの列番
号を記憶する(S162A)。そして、空エリアの列の
最下段の位置データを「ポリ箱受取位置データ」信号と
し、補給部最下段の位置データを「ポリ箱受取り位置デ
ータ」信号とし、それらを「データ読み出し指示」信号
としてシーケンサ20に出力する(S166)。この時
の同時搬送ポリ箱数は1列全てなのでY個セットする
(S167)。これら一連の処理の後、ポリ箱データ転
送第1処理(S168)、ポリ箱データ転送第4処理
(S169)を実行して終了する。充ポリ箱一括補給要
求処理S40を行うことにより、不要になった複数のポ
リ箱を新しい複数のポリ箱と交換した場合でも、部品情
報を変換できるため、ポリ箱の部品情報を正確かつ迅速
に把握することができる。
【0045】ポリ箱前詰め要求処理S41の詳細を図1
2のフローチャートに示す。シーケンサ20からの信号
が入力されたとき(S171,YES)、データ読取り
信号出力がOFFしているので(S172,YES)、
ストック部内の空エリアを、ストック部内空エリア位置
検索処理(S173)に検索する。この検索処理の詳細
を図13にフローチャートで示す。この検索処理では、
ストック部の最前列x10(S188),最下段y10
(S189)から順次ストック部内の空エリアの検索を
行う(S190)。そして、空エリアが発見されれば
(S190,YES)、その位置データを一時記憶し
(S196)、その空エリア上部に何段分ポリ箱を積み
重ねられるかを演算し、その値を同時搬送ポリ箱数とし
て仮に記憶し(S197)、検索処理を終了する。ま
た、空エリアでなかった場合は(S190,NO)、順
次上段のエリアを検索し(S191〜192)、最上段
まで検索を終了すれば次に後列方向へさらに検索を続け
る(S193〜194)。全エリアの検索が終了した時
点で、ストック部内に空エリアが発見できなかった場合
は(S194,YES)、「ストック部内空エリア無
し」信号を出力し(S195)、検索処理を終了しS1
74へ戻る。
2のフローチャートに示す。シーケンサ20からの信号
が入力されたとき(S171,YES)、データ読取り
信号出力がOFFしているので(S172,YES)、
ストック部内の空エリアを、ストック部内空エリア位置
検索処理(S173)に検索する。この検索処理の詳細
を図13にフローチャートで示す。この検索処理では、
ストック部の最前列x10(S188),最下段y10
(S189)から順次ストック部内の空エリアの検索を
行う(S190)。そして、空エリアが発見されれば
(S190,YES)、その位置データを一時記憶し
(S196)、その空エリア上部に何段分ポリ箱を積み
重ねられるかを演算し、その値を同時搬送ポリ箱数とし
て仮に記憶し(S197)、検索処理を終了する。ま
た、空エリアでなかった場合は(S190,NO)、順
次上段のエリアを検索し(S191〜192)、最上段
まで検索を終了すれば次に後列方向へさらに検索を続け
る(S193〜194)。全エリアの検索が終了した時
点で、ストック部内に空エリアが発見できなかった場合
は(S194,YES)、「ストック部内空エリア無
し」信号を出力し(S195)、検索処理を終了しS1
74へ戻る。
【0046】この検索の結果、ストック部内に空エリア
が無かった場合は(S174,NO)、「前詰め可能ポ
リ箱無し」信号を出力し(S183),ポリ箱の検索を
終了しS186へ進む。また、空エリアが有る場合は
(S174,YES)、空エリアのある列の後列のスト
ック部にポリ箱が有るか否かを、最後列(S175)、
最上段(S177)から検索を行う(S178)。ただ
し、検索の行う列がストック部内空エリア位置検索処理
で検索した空エリアと同一列の場合は、「前詰め可能ポ
リ箱無し」信号を出力し(S183)、ポリ箱の検索を
終了する。
が無かった場合は(S174,NO)、「前詰め可能ポ
リ箱無し」信号を出力し(S183),ポリ箱の検索を
終了しS186へ進む。また、空エリアが有る場合は
(S174,YES)、空エリアのある列の後列のスト
ック部にポリ箱が有るか否かを、最後列(S175)、
最上段(S177)から検索を行う(S178)。ただ
し、検索の行う列がストック部内空エリア位置検索処理
で検索した空エリアと同一列の場合は、「前詰め可能ポ
リ箱無し」信号を出力し(S183)、ポリ箱の検索を
終了する。
【0047】検索は上段から次第に下段へと行い、最下
段まで検索すると(S179〜180)、次は前列の検
索を行う。ポリ箱が発見されると(S178,YE
S)、その段数y9と前述のストック部内空エリア位置
検索処理の中で仮に記憶した同時搬送ポリ箱数nと比較
し、段数y9が同時搬送ポリ箱数n以上であれば、ポリ
箱の受取り位置は検索した段より同時搬送ポリ箱数の仮
記憶分下の段番号として記憶し、段数nが同時搬送ポリ
箱数未満y9であれば段番号を最下段、同時搬送ポリ箱
数nをその列に積まれているポリ箱数とする(S18
4)。この結果、空エリアの位置データを「ポリ箱受渡
し位置データ」信号とし、取出す方のポリ箱位置データ
を「ポリ箱受取り位置データ」信号とし、それらを「デ
ータ読み取り指示」信号とともに出力する(S18
5)。この処理の後に、前述のポリ箱データ転送第1処
理(S186)、ポリ箱データ1転送第4処理(S18
7)を実行して終了する。ポリ箱前詰め要求処理S41
を行うことにより、部品供給装置が部品の取出し等の作
業を行っていない空き時間に、部品取り出し口より遠い
後方列のポリ箱を前方に移動することができるため、部
品供給装置が部品を取り出す時間を短縮することができ
る。
段まで検索すると(S179〜180)、次は前列の検
索を行う。ポリ箱が発見されると(S178,YE
S)、その段数y9と前述のストック部内空エリア位置
検索処理の中で仮に記憶した同時搬送ポリ箱数nと比較
し、段数y9が同時搬送ポリ箱数n以上であれば、ポリ
箱の受取り位置は検索した段より同時搬送ポリ箱数の仮
記憶分下の段番号として記憶し、段数nが同時搬送ポリ
箱数未満y9であれば段番号を最下段、同時搬送ポリ箱
数nをその列に積まれているポリ箱数とする(S18
4)。この結果、空エリアの位置データを「ポリ箱受渡
し位置データ」信号とし、取出す方のポリ箱位置データ
を「ポリ箱受取り位置データ」信号とし、それらを「デ
ータ読み取り指示」信号とともに出力する(S18
5)。この処理の後に、前述のポリ箱データ転送第1処
理(S186)、ポリ箱データ1転送第4処理(S18
7)を実行して終了する。ポリ箱前詰め要求処理S41
を行うことにより、部品供給装置が部品の取出し等の作
業を行っていない空き時間に、部品取り出し口より遠い
後方列のポリ箱を前方に移動することができるため、部
品供給装置が部品を取り出す時間を短縮することができ
る。
【0048】補給部ポリ箱内ワーク情報入力処理S42
の詳細を、図14にフローチャートで示す。バーコード
リーダ19よりデータ送信要求があった場合(S19
8,YES)、バーコードリーダ19から送られてきた
ワーク種類、ポリ箱内のワークの数等を一時的に記憶し
ておく(S199)。次に、充ポリ箱は補給部の空エリ
ア又は空箱のある段を最下段より(S200)、検索を
行う(S201)。そして、空エリア又は空ポリ箱でな
ければ(S201,NO)、順次上段へと検索を行う
(S202〜203)。また、全段検索しても空エリア
も空ポリ箱も発見できなかった場合は(S203,YE
S)、「補給部内空エリア無し」信号を出力し(S20
4)、処理を終了する。また、空エリア又は空ポリ箱を
発見した場合は(S201,YES)、その段の位置に
バーコードリーダより読み取ったデータを格納し(S2
05)、その段より上段の補給部データエリアについて
はワークデータ,残りワーク数及び格納順位をクリアし
(S205A)処理を終了する。
の詳細を、図14にフローチャートで示す。バーコード
リーダ19よりデータ送信要求があった場合(S19
8,YES)、バーコードリーダ19から送られてきた
ワーク種類、ポリ箱内のワークの数等を一時的に記憶し
ておく(S199)。次に、充ポリ箱は補給部の空エリ
ア又は空箱のある段を最下段より(S200)、検索を
行う(S201)。そして、空エリア又は空ポリ箱でな
ければ(S201,NO)、順次上段へと検索を行う
(S202〜203)。また、全段検索しても空エリア
も空ポリ箱も発見できなかった場合は(S203,YE
S)、「補給部内空エリア無し」信号を出力し(S20
4)、処理を終了する。また、空エリア又は空ポリ箱を
発見した場合は(S201,YES)、その段の位置に
バーコードリーダより読み取ったデータを格納し(S2
05)、その段より上段の補給部データエリアについて
はワークデータ,残りワーク数及び格納順位をクリアし
(S205A)処理を終了する。
【0049】一方、履歴データ収集装置22は、履歴デ
ータを保存したり、プリントアウトしたりする。また、
データ入力機能付表示装置18は、部品供給装置内の補
給部・ストック部・取り出し部にあるポリ箱内のワーク
情報を表示したり、各種のパラメータの設定・変更を行
ったり、シーケンサ20との入出力信号のON/OFF
状況をモニタリングしたり、履歴データ収集装置22が
記憶している取り出し部へ受渡したポリ箱P(ワーク)
の履歴や補給部へ搬入されたポリ箱P(ワーク)の履歴
及び異常発生内容の履歴を表示器入出力インターフェイ
ス5を介して表示する。ポリ箱の履歴表示の実施例を図
21から図24に示す。図21は、メニュー画面であ
り、エラーヒストリ、補給ヒストリ、取出しヒストリの
いずれかを選択することができる。
ータを保存したり、プリントアウトしたりする。また、
データ入力機能付表示装置18は、部品供給装置内の補
給部・ストック部・取り出し部にあるポリ箱内のワーク
情報を表示したり、各種のパラメータの設定・変更を行
ったり、シーケンサ20との入出力信号のON/OFF
状況をモニタリングしたり、履歴データ収集装置22が
記憶している取り出し部へ受渡したポリ箱P(ワーク)
の履歴や補給部へ搬入されたポリ箱P(ワーク)の履歴
及び異常発生内容の履歴を表示器入出力インターフェイ
ス5を介して表示する。ポリ箱の履歴表示の実施例を図
21から図24に示す。図21は、メニュー画面であ
り、エラーヒストリ、補給ヒストリ、取出しヒストリの
いずれかを選択することができる。
【0050】エラーヒストリの表示画面を図22に示
す。各ポリ箱毎にエラー内容を示すエラーコード、発生
の日時が表示される。補給ヒストリの表示画面を図23
に示す。各ポリ箱毎に補給方法、車種、補給日時が表示
される。取出しヒストリの表示画面を図24に示す。各
ポリ箱毎に車種、連番、搬出番号、取出し日時が表示さ
れる。本実施例の部品供給装置用制御装置では、ポリ箱
毎に履歴を表示できるので、部品の使用頻度の把握や、
どの種類の部品をいつ補給したか等のデータを容易に知
ることができるため、補給タイミングの見直し等を行う
ことができ、部品供給装置を効率的に運用することが可
能となる。
す。各ポリ箱毎にエラー内容を示すエラーコード、発生
の日時が表示される。補給ヒストリの表示画面を図23
に示す。各ポリ箱毎に補給方法、車種、補給日時が表示
される。取出しヒストリの表示画面を図24に示す。各
ポリ箱毎に車種、連番、搬出番号、取出し日時が表示さ
れる。本実施例の部品供給装置用制御装置では、ポリ箱
毎に履歴を表示できるので、部品の使用頻度の把握や、
どの種類の部品をいつ補給したか等のデータを容易に知
ることができるため、補給タイミングの見直し等を行う
ことができ、部品供給装置を効率的に運用することが可
能となる。
【0051】以上詳細に説明したように、本実施例の部
品供給装置用制御装置によれば、(1)部品箱が位置す
る段数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の
種別を記憶する部品記憶手段と、(2)与えられた部品
情報に応じて、当該部品が収納されている部品箱を検索
する部品検索手段と、(3)部品検索手段の検索情報に
基づいて、取り出す部品箱を決定する部品箱決定手段
と、(4)部品供給装置を駆動して、部品箱決定手段が
決定した部品箱を取り出す駆動制御手段と、(5)部品
供給装置の駆動により、取り出された部品箱以外の部品
箱の位置が変化したときに、変化した後の各部品箱の段
数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種別
を部品箱記憶手段に記憶させる部品記憶訂正手段とを有
しているので、一つの部品箱を取り出したときに、他の
部品箱の位置が変化しても、変化した部品箱のデータを
訂正しているので、部品箱のデータを正確に把握するこ
とができる。また、取り出した部品箱を取り出した位置
と異なった位置に返却しても、部品箱のデータを正確に
把握することができる。
品供給装置用制御装置によれば、(1)部品箱が位置す
る段数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の
種別を記憶する部品記憶手段と、(2)与えられた部品
情報に応じて、当該部品が収納されている部品箱を検索
する部品検索手段と、(3)部品検索手段の検索情報に
基づいて、取り出す部品箱を決定する部品箱決定手段
と、(4)部品供給装置を駆動して、部品箱決定手段が
決定した部品箱を取り出す駆動制御手段と、(5)部品
供給装置の駆動により、取り出された部品箱以外の部品
箱の位置が変化したときに、変化した後の各部品箱の段
数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種別
を部品箱記憶手段に記憶させる部品記憶訂正手段とを有
しているので、一つの部品箱を取り出したときに、他の
部品箱の位置が変化しても、変化した部品箱のデータを
訂正しているので、部品箱のデータを正確に把握するこ
とができる。また、取り出した部品箱を取り出した位置
と異なった位置に返却しても、部品箱のデータを正確に
把握することができる。
【0052】また、部品箱決定手段が、部品検索手段が
検出した部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部品
が収納された部品箱を優先的に決定しているので、先入
れ先出しの原則を順守することができる。また、本発明
の部品供給装置用制御装置は、(1)部品箱が位置する
段数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種
別を記憶する部品記憶手段と、(2)不要になった複数
の部品箱と、補給すべき複数の部品箱とを交換する部品
補給手段と、(3)部品補給手段が交換した複数の補給
部品箱が位置する段数と列数、及び各部品箱に収納され
ている部品の種別に関する部品記憶手段の記憶を、変更
する部品記憶変更手段とを有しているので、複数の空部
品箱を補給部品箱と交換しても、部品箱のデータを変更
できるため、部品箱のデータを迅速かつ正確に把握する
ことができる。
検出した部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部品
が収納された部品箱を優先的に決定しているので、先入
れ先出しの原則を順守することができる。また、本発明
の部品供給装置用制御装置は、(1)部品箱が位置する
段数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種
別を記憶する部品記憶手段と、(2)不要になった複数
の部品箱と、補給すべき複数の部品箱とを交換する部品
補給手段と、(3)部品補給手段が交換した複数の補給
部品箱が位置する段数と列数、及び各部品箱に収納され
ている部品の種別に関する部品記憶手段の記憶を、変更
する部品記憶変更手段とを有しているので、複数の空部
品箱を補給部品箱と交換しても、部品箱のデータを変更
できるため、部品箱のデータを迅速かつ正確に把握する
ことができる。
【0053】本発明は以上詳細に説明した実施例に限定
されることなく、様々な応用が可能である。例えば、本
実施例では、部品箱に限定して説明しているが、図書館
等で本を収納した本箱を積み重ねて本箱群を構成し、任
意の本が収納された本箱を取り出す本取り出し装置にお
いても、本発明の部品供給装置用制御装置がそのまま応
用できることは当然である。また、本実施例では、ポリ
箱を使用しているが、金属製の箱や各種ポリ箱を複数収
納したスリットであっても同様に使用可能である。ま
た、本実施例の部品供給装置では、5列の中前方4列を
ストック部として使用し、第5列を補給部として使用し
ているが、前方3列をストック部とし、第4列を補給部
とし、第5列を入れ替え作業部として使用しても良い。
この場合、補給部に空ポリ箱が満杯になったとき、移動
台117に位置する空ポリ箱をシリンダ115により入
れ替え部まで移動させる。これにより、作業者は部品供
給装置の可動部に触れることなく入れ替え作業ができ
る。従って、作業者は、部品供給装置を停止させずに、
ポリ箱の入れ替え作業を安全に行うことができる。
されることなく、様々な応用が可能である。例えば、本
実施例では、部品箱に限定して説明しているが、図書館
等で本を収納した本箱を積み重ねて本箱群を構成し、任
意の本が収納された本箱を取り出す本取り出し装置にお
いても、本発明の部品供給装置用制御装置がそのまま応
用できることは当然である。また、本実施例では、ポリ
箱を使用しているが、金属製の箱や各種ポリ箱を複数収
納したスリットであっても同様に使用可能である。ま
た、本実施例の部品供給装置では、5列の中前方4列を
ストック部として使用し、第5列を補給部として使用し
ているが、前方3列をストック部とし、第4列を補給部
とし、第5列を入れ替え作業部として使用しても良い。
この場合、補給部に空ポリ箱が満杯になったとき、移動
台117に位置する空ポリ箱をシリンダ115により入
れ替え部まで移動させる。これにより、作業者は部品供
給装置の可動部に触れることなく入れ替え作業ができ
る。従って、作業者は、部品供給装置を停止させずに、
ポリ箱の入れ替え作業を安全に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の部品供給装置用制御装置よれば、複数の部品箱
を積み重ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意
の部品箱をその上部の部品箱を仮置きすることなく取り
出す部品供給装置を制御する部品供給装置用制御装置で
あって、(1)部品箱が位置する段数と列数、及びその
部品箱に収納されている部品の種別を記憶する部品記憶
手段と、(2)与えられた部品情報に応じて、当該部品
が収納されている部品箱を検索する部品検索手段と、
(3)部品検索手段の検索情報に基づいて、取り出す部
品箱を決定する部品箱決定手段と、(4)部品供給装置
を駆動して、部品箱決定手段が決定した部品箱より上部
の段にある各列の部品箱を一体的に持ち上げて、部品箱
決定手段が決定した部品箱の上面と、一体的に持ち上げ
られた各列の部品箱の下面との間に空間を形成し、部品
箱決定手段が決定した部品箱を空間において列方向に移
動させて取り出す駆動制御手段と、(5)部品供給装置
が駆動することにより部品箱決定手段が決定した1又は
2以上の部品箱が取り出されて、取り出された部品箱以
外の部品箱の位置が変化したときに、取り出された部品
箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納されて
いる部品の種別に応じて、取り出された部品箱以外の部
品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納され
ている部品の種別を訂正し、部品箱記憶手段に記憶させ
る部品記憶訂正手段とを有しているので、一つの部品箱
を取り出したときに、他の部品箱の位置が変化しても、
変化した部品箱のデータを訂正しているので、部品箱の
データを正確に把握することができる。また、取り出し
た部品箱を取り出した位置と異なった位置に返却して
も、部品箱のデータを正確に把握することができる。従
って、本発明の部品供給装置用制御装置によれば、部品
箱群の任意の箱に任意の部品を収納できるため、生産計
画の変更に応じて、車種別部品箱の数を変更できる、生
産計画に対してフレキシブルに対応することが可能とな
る。
本発明の部品供給装置用制御装置よれば、複数の部品箱
を積み重ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意
の部品箱をその上部の部品箱を仮置きすることなく取り
出す部品供給装置を制御する部品供給装置用制御装置で
あって、(1)部品箱が位置する段数と列数、及びその
部品箱に収納されている部品の種別を記憶する部品記憶
手段と、(2)与えられた部品情報に応じて、当該部品
が収納されている部品箱を検索する部品検索手段と、
(3)部品検索手段の検索情報に基づいて、取り出す部
品箱を決定する部品箱決定手段と、(4)部品供給装置
を駆動して、部品箱決定手段が決定した部品箱より上部
の段にある各列の部品箱を一体的に持ち上げて、部品箱
決定手段が決定した部品箱の上面と、一体的に持ち上げ
られた各列の部品箱の下面との間に空間を形成し、部品
箱決定手段が決定した部品箱を空間において列方向に移
動させて取り出す駆動制御手段と、(5)部品供給装置
が駆動することにより部品箱決定手段が決定した1又は
2以上の部品箱が取り出されて、取り出された部品箱以
外の部品箱の位置が変化したときに、取り出された部品
箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納されて
いる部品の種別に応じて、取り出された部品箱以外の部
品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納され
ている部品の種別を訂正し、部品箱記憶手段に記憶させ
る部品記憶訂正手段とを有しているので、一つの部品箱
を取り出したときに、他の部品箱の位置が変化しても、
変化した部品箱のデータを訂正しているので、部品箱の
データを正確に把握することができる。また、取り出し
た部品箱を取り出した位置と異なった位置に返却して
も、部品箱のデータを正確に把握することができる。従
って、本発明の部品供給装置用制御装置によれば、部品
箱群の任意の箱に任意の部品を収納できるため、生産計
画の変更に応じて、車種別部品箱の数を変更できる、生
産計画に対してフレキシブルに対応することが可能とな
る。
【0055】また、部品箱決定手段が、部品検索手段が
検出した部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部品
が収納された部品箱を優先的に決定しているので、先入
れ先出しの原則を順守することができる。また、本発明
の部品供給装置用制御装置は、(1)複数の部品箱を積
み重ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意の部
品箱をその上部の部品箱を仮置きすることなく取り出す
部品供給装置を制御する部品供給装置用制御装置であっ
て、(1)部品箱が位置する段数と列数、及びその部品
箱に収納されている部品の種別を記憶する部品記憶手段
と、(2)不要になった複数の部品箱がある列より補給
すべき複数の部品箱側の列にあって、不要になった複数
の部品箱の最上段と同一段にある部品箱の有無を判断
し、その判断結果から搬送する部品箱数を決定し、決定
された数の部品箱を補給すべき複数の部品箱側の列にあ
る部品箱の上部において列方向に移動させて搬送し、補
給すべき複数の部品箱に交換する部品補給手段と、
(3)部品補給手段が、不要になった複数の部品箱を補
給すべき複数の部品箱に交換したときに、不要になった
複数の部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に
収納されている部品の種別を、補給すべき複数の部品箱
の部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納
されている部品の種別に変更し、部品箱記憶手段に記憶
する部品記憶変更手段とを有しているので、複数の空部
品箱を補給部品箱と交換しても、部品箱のデータを変更
できるため、部品箱のデータを迅速かつ正確に把握する
ことができる。
検出した部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部品
が収納された部品箱を優先的に決定しているので、先入
れ先出しの原則を順守することができる。また、本発明
の部品供給装置用制御装置は、(1)複数の部品箱を積
み重ねた部品箱段を複数列備える部品箱群から任意の部
品箱をその上部の部品箱を仮置きすることなく取り出す
部品供給装置を制御する部品供給装置用制御装置であっ
て、(1)部品箱が位置する段数と列数、及びその部品
箱に収納されている部品の種別を記憶する部品記憶手段
と、(2)不要になった複数の部品箱がある列より補給
すべき複数の部品箱側の列にあって、不要になった複数
の部品箱の最上段と同一段にある部品箱の有無を判断
し、その判断結果から搬送する部品箱数を決定し、決定
された数の部品箱を補給すべき複数の部品箱側の列にあ
る部品箱の上部において列方向に移動させて搬送し、補
給すべき複数の部品箱に交換する部品補給手段と、
(3)部品補給手段が、不要になった複数の部品箱を補
給すべき複数の部品箱に交換したときに、不要になった
複数の部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に
収納されている部品の種別を、補給すべき複数の部品箱
の部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納
されている部品の種別に変更し、部品箱記憶手段に記憶
する部品記憶変更手段とを有しているので、複数の空部
品箱を補給部品箱と交換しても、部品箱のデータを変更
できるため、部品箱のデータを迅速かつ正確に把握する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例である部品供給装置用制御装
置の全体構成を示すブロック図である。
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】部品供給装置用制御装置のジェネラルフローチ
ャートである。
ャートである。
【図3】ポリ箱取り出し要求処理フローチャートであ
る。
る。
【図4】ポリ箱返却要求処理フローチャートである。
【図5】補給部空ポリ箱返却箇所検索処理フローチャー
トである。
トである。
【図6】ポリ箱補給要求処理フローチャートである。
【図7】同時搬送ポリ箱及び補給部取り出し位置検索処
理フローチャートである。
理フローチャートである。
【図8】強制空ポリ箱返却要求処理フローチャートであ
る。
る。
【図9】空ポリ箱回収要求処理フローチャートである。
【図10】ストック部内空ポリ箱検索処理フローチャー
トである。
トである。
【図11】充ポリ箱一括補給要求処理フローチャートで
ある。
ある。
【図12】ポリ箱前詰め要求処理フローチャートであ
る。
る。
【図13】ストック部内空エリア位置検索処理フローチ
ャートである。
ャートである。
【図14】補給部ポリ箱内ワーク情報入力処理フローチ
ャートである。
ャートである。
【図15】ポリ箱データ転送第1処理フローチャートで
ある。
ある。
【図16】ポリ箱データ転送第2処理フローチャートで
ある。
ある。
【図17】ポリ箱データ転送第3処理フローチャートで
ある。
ある。
【図18】ポリ箱データ転送第4処理フローチャートで
ある。
ある。
【図19】ストック部及び補給部内同一ワーク格納順位
更新処理フローチャートである。
更新処理フローチャートである。
【図20】装置内ポリ箱データテーブルを示す説明図で
ある。
ある。
【図21】履歴表示のメニュー画面を示す説明図であ
る。
る。
【図22】エラーヒストリの画面を示す説明図である。
【図23】補給ヒストリの画面を示す説明図である。
【図24】取出しヒストリの画面を示す説明図である。
【図25】部品供給装置の構成を示す正面図である。
【図26】部品供給装置の構成を示す側面図である。
1 メインCPU 4 共有メモリ 18 データ入力機能付表示装置 19 バーコードリーダ 20 シーケンサ 22 履歴データ収集装置 23 部品箱管理コントローラ P ポリ箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−201504(JP,A) 特開 平5−208715(JP,A) 特開 昭48−20252(JP,A) 特開 昭48−9476(JP,A) 特開 平7−133023(JP,A) 特公 昭55−34722(JP,B2) 特公 昭58−51853(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/137
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の部品箱を積み重ねた部品箱段を複
数列備える部品箱群から任意の部品箱をその上部の部品
箱を仮置きすることなく取り出す部品供給装置を制御す
る部品供給装置用制御装置において、 部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納さ
れている部品の種別を記憶する部品記憶手段と、 与えられた部品情報に応じて、当該部品が収納されてい
る部品箱を検索する部品箱検索手段と、 前記部品箱検索手段の検索情報に基づいて、取り出す部
品箱を決定する部品箱決定手段と、 前記部品供給装置を駆動して、前記部品箱決定手段が決
定した部品箱より上部の段にある各列の部品箱を一体的
に持ち上げて、前記部品箱決定手段が決定した部品箱の
上面と、前記一体的に持ち上げられた各列の部品箱の下
面との間に空間を形成し、前記部品箱決定手段が決定し
た部品箱を前記空間において列方向に移動させて取り出
す駆動制御手段と、 前記部品供給装置が駆動することにより前記部品箱決定
手段が決定した1又は2以上の部品箱が取り出されて、
前記取り出された部品箱以外の部品箱の位置が変化した
ときに、前記取り出された部品箱が位置する段数と列
数、及びその部品箱に収納されている部品の種別に応じ
て、前記取り出された部品箱以外の部品箱が位置する段
数と列数、及びその部品箱に収納されている部品の種別
を訂正し、前記部品箱記憶手段に記憶させる部品記憶訂
正手段とを有することを特徴とする部品供給装置用制御
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載する装置において、 前記部品箱決定手段が、前記部品箱検索手段が検出した
部品箱が複数ある場合に、収納期間の長い部品が収納さ
れた部品箱を優先的に決定することを特徴とする部品供
給装置用制御装置。 - 【請求項3】 複数の部品箱を積み重ねた部品箱段を複
数列備える部品箱群から任意の部品箱をその上部の部品
箱を仮置きすることなく取り出す部品供給装置を制御す
る部品供給装置用制御装置において、 部品箱が位置する段数と列数、及びその部品箱に収納さ
れている部品の種別を記憶する部品記憶手段と、 不要になった複数の部品箱がある列より補給すべき複数
の部品箱側の列にあって、前記不要になった複数の部品
箱の最上段と同一段にある部品箱の有無を判断し、その
判断結果から搬送する部品箱数を決定し、前記決定され
た数の部品箱を前記補給すべき複数の部品箱側の列にあ
る部品箱の上部において列方向に移動させて搬送し、補
給すべき複数の部品箱に交換する部品補給手段と、 前記部品補給手段が、前記不要になった複数の部品箱を
前記補給すべき複数の部品箱に交換したときに、前記不
要になった複数の部品箱が位置する段数と列数、及びそ
の部品箱に収納されている部品の種別を、前記補給すべ
き複数の部品箱の部品箱が位置する段数と列数、及びそ
の部品箱に収納されている部品の種別に変更し、前記部
品箱記憶手段に記憶する部品記憶変更手段とを有するこ
とを特徴とする部品供給装置用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11616294A JP3334333B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 部品供給装置用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11616294A JP3334333B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 部品供給装置用制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315523A JPH07315523A (ja) | 1995-12-05 |
JP3334333B2 true JP3334333B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=14680317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11616294A Expired - Fee Related JP3334333B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 部品供給装置用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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