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JP3333315B2 - 気化器のバルブ開度制御装置 - Google Patents

気化器のバルブ開度制御装置

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Publication number
JP3333315B2
JP3333315B2 JP10224594A JP10224594A JP3333315B2 JP 3333315 B2 JP3333315 B2 JP 3333315B2 JP 10224594 A JP10224594 A JP 10224594A JP 10224594 A JP10224594 A JP 10224594A JP 3333315 B2 JP3333315 B2 JP 3333315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
support plate
control device
valve
plate
Prior art date
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Application number
JP10224594A
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English (en)
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JPH07286535A (ja
Inventor
宣明 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気化器のスロットルバ
ルブの開度を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバルブ開度制御装置とし
て、多連気化器の各スロットルバルブが同調して回転す
るように制御する装置、または適当なアイドリング運転
状態を得るために、スロットルバルブのアイドル位置を
規制する装置等が知られている。これらの装置では、先
端がスロットルバルブと一体的に回転する当接部に当接
可能なネジが設けられる。ネジは支持板の孔に螺合さ
れ、ネジの頭部と支持板の間にはバネが設けられてお
り、このバネによりネジは支持板とは反対の方向に付勢
され、所定の位置において固定される。ネジをドライバ
等により軸心回りに回動させると、ネジの支持板からの
突出量が変化し、各スロットルバルブの回転位置が調整
され、あるいはスロットルバルブのアイドル位置が定め
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記装置
では、バネおよび支持板が比較的摩擦係数の大きい金属
材料で形成されているため、調整時にネジを回動する
と、バネの端部、すなわちバネの支持板若しくはネジの
頭部との当接部において、バネが良好に滑らず、捻れた
ままネジが支持板に固定されることがある。このような
場合、調整が困難になり、またバネに生じた復元力によ
って、突発的にネジが回転して支持板からの突出量が変
化するおそれがある。
【0004】またネジと支持板の孔との間に隙間が生じ
るため、調整後にネジが緩んで回転し、ネジの支持板か
らの突出量が変化するおそれがある。このようにネジの
固定位置が変化すると、多連気化器では各スロットルバ
ルブの開度に差異が発生し、またアイドリング開度の規
制装置ではアイドル位置が不適当なものとなってしま
う。
【0005】ネジの緩みを防止する方法としてネジに接
着剤を塗布する方法があるが、一度接着するとネジが動
かなくなる。また螺合部にペイントを塗布する方法もあ
るが、塗布後にネジを動かすとペイントが剥がれてしま
い、ペイントの接着効果がなくなる。
【0006】本発明はこれらの問題点に鑑みてなされた
ものであり、バルブ開度を制御するネジの調整が容易で
あり、しかも調整後にネジが変位することのないバルブ
開度制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る気化器のバ
ルブ開度制御装置は、スロットルバルブと一体的に回転
する当接部と、支持板と、この支持板の所定位置に固定
され、合成樹脂から成る座板と、この座板に密着して
合され、先端が支持板から突出して当接部に当接可能な
ネジと、このネジの頭部と座板の間に設けられ、ネジを
頭部の方向に付勢するバネとを備えたことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】支持板に設けられた合成樹脂から成る座板とバ
ネの間の摩擦係数は、支持板とバネの間の摩擦係数より
も小さいため、ネジの調整作業においてバネはスムーズ
に回転し、バネに捩じり方向の弾発力が発生することは
ない。
【0009】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1および図2は、多連気化器の同調機構とアイドル位置
調整機構を示しており、図3は図2のIII-III線に沿っ
て切断したときの断面図である。
【0010】スロットルバルブ11、41はそれぞれ第
1、2吸気通路10、40内に設けられ、取付ネジ1
3、43を介してシャフト12、42に固定されてい
る。シャフト12に一体的に固定されたスロットルレバ
ー14には、図示しないアクセル機構に接続されたワイ
ヤ(二点鎖線L)が連結されており、アクセル機構を操
作することにより、スロットルレバー14と後述する同
調機構とを介してスロットルバルブ11、41が回転
し、エンジンに供給される空気量が調整される。
【0011】スロットルレバー14は例えばステンレス
で形成され、扇型の板形状を有している。扇型の中心点
付近にはシャフト12の端部が嵌合し、一体的に固定さ
れている。円弧状のガイド16はスロットルレバー14
の外周に沿って設けられ、ワイヤは図示しないピンに締
結され、スロットルレバー14に沿ってアクセル機構ま
で延びている。スロットルレバー14の端部は垂直に折
曲され、かつシャフト12に平行に延びており、この折
曲部は当接部15を構成する。この当接部15にはアイ
ドル位置調整機構のネジ131の先端が当接可能であ
る。このアイドル位置調整機構の構成については後に詳
述する。
【0012】シャフト12の外周にはコイル状の捻りバ
ネ18が設けられる。捻りバネ18の一端はレバー14
に係合し、また多端は本体19に係合している。捻りバ
ネ35の弾発力により、レバー14は図1の矢印Aの方
向(スロットルバルブ11が閉じる方向)に付勢され
る。
【0013】スロットルレバー14のシャフト12とは
反対側の面には、金属で形成された係合部材21が設け
られる。係合部材21はコの字型に成形され、この係合
部材21の連結板22はスロットルレバー14に固着さ
れている。連結板22の両端部には略垂直に折曲する支
持板23および下板24が形成される。支持板23の中
央付近には孔23aが形成される。孔23aには、後述
するネジ31の雄ネジ35と略同型の雌ネジが形成され
る。
【0014】支持板23には座板25が設けられる。座
板25は金属に比べて摩擦係数が小さく、また若干の弾
性を有する、例えばジュラコン等の合成樹脂により成形
される。座板25は板状部26を有し、板状部26の両
端には支持板23の側部に係合する係合溝27が形成さ
れる。係合溝27の端部は更に垂直に折曲して係合部2
8が形成され、係合部28は支持板23の裏面に係合す
る。従って座板25は支持板23の所定の位置に固定さ
れる。
【0015】ネジ31はステンレス等で形成され、頭部
32と脚部33から構成される。頭部32にはドライバ
の先端が係合可能な溝34が形成され、脚部33には雄
ネジ35が形成される。ネジ31の先端は支持板23か
ら突出している。
【0016】ネジ31の頭部32と座板25の間であっ
て脚部33の外周には、コイル状の圧縮バネ37が設け
られる。圧縮バネ37の両端部は、それぞれ頭部32お
よび座板25に当接し、これによりネジ31は頭部32
の方向に付勢される。
【0017】連結レバー44は例えばステンレスで形成
され、レバー44の中心点付近にはシャフト42の端部
が嵌合して一体的に固定される。シャフト42はシャフ
ト12と同軸的に配置される。レバー44の端部は垂直
に折曲され、かつシャフト42に平行に延びており、こ
の折曲部は当接部45を構成する。当接部45は支持板
23と下板24の間に、これらと平行に配置される。当
接部45の支持板23側表面にはネジ31の先端が当接
する。
【0018】当接部45と下板24の間にはコイル状の
圧縮バネ47が設けられる。圧縮バネ47の両端部は、
それぞれ当接部45の下板24側表面および下板24に
当接する。これにより当接部45は常にネジ31の方向
に付勢されて、このネジ31に当接する。
【0019】シャフト42の外周には捻りバネ18と同
様に、捻りバネ48が設けられている。この捻りバネ4
8の弾発力により、レバー44は図1の矢印Aの方向
(スロットルバルブ11が閉じる方向)に付勢される。
【0020】当接部15の近傍には次にアイドル位置調
整機構の構成を説明する。アイドル位置調整機構は同調
機構に類似した構成を有するので、同調機構の構成と同
一または相当する部分の構成については参照符号に10
0を加えて示し、重複説明を省略する。
【0021】板状の支持部123は気化器本体の一部と
して構成され、支持部123にはジュラコン等の合成樹
脂により成形された座板125が設けられる。ネジ13
1の先端はスロットルレバー14の方向に突出し、当接
部15の表面に当接可能である。
【0022】次に本実施例の作用を説明する。アクセル
機構を操作すると、捻りバネ18の弾発力に抗してバル
ブシャフト11はスロットルレバー14と一体的にシャ
フト12の周りに回転し、これにより吸気通路10の流
路面積が変化する。またスロットルレバー14と一体的
に係合部材21とネジ31が回転し、このネジ31に押
圧されて当接部45が回動される。すなわち、スロット
ルバルブ41も捻りバネ48の弾発力に抗して、当接部
45と一体的にシャフト42の周りに回転し、吸気通路
40の流路面積が変化する。
【0023】アクセル機構が解放された状態、すなわち
アイドリング時には、スロットルレバー14が捻りバネ
18の作用によって図1の矢印A方向に付勢され、ネジ
131の先端が当接部15に当接する。
【0024】同調機構のネジ31の組付工程において、
座板25の板状部26の中央付近にネジ31の雄ネジ3
5の谷径と同程度の径を有する孔29が形成され、座板
25は孔29と支持板23の孔23aが重なるように配
置される。すなわち孔29には雌ネジが形成されていな
い。次にネジ31が孔29、23aに挿入され、締付方
向に回動される。すなわちネジ31は、孔29の内壁面
に雌ネジを形成しつつ前進し、孔23aに螺合される。
同様にしてネジ131も座板125と支持板123に組
付けられる。
【0025】スロットルバルブ11、41の同調調整工
程において、ドライバ等によりネジ31を軸心回りに回
動すると、ネジ31の支持板23からの突出量が変化す
る。これによりスロットルバルブ41のシャフト11に
対する開度が調整され、各スロットルバルブ11、41
の同調が調整される。
【0026】アイドリング調整では、ドライバ等により
ネジ131が回動され、ネジ131の支持板123から
の突出量が変化する。これによりスロットルレバー14
の位置が規制され、スロットルバルブ11、41のアイ
ドル位置が調整される。
【0027】ネジ31が摩擦係数の大きい金属で形成さ
れているため、ネジ31の頭部32と圧縮バネ37の端
部との接触部において圧縮バネ37が滑りにくい。しか
しながら座板25が比較的摩擦係数の小さい合成樹脂で
形成されているため、圧縮バネ37のもう一方の端部と
座板25の板状部26表面との接触部では、圧縮バネ3
7が滑りやすい。従って圧縮バネ37は捻れないため、
ネジ31の調整が容易である。また圧縮バネ37に弾発
力が蓄積されず、例えば調整後にネジ31が不意に回転
してネジ31の突出量が変位することがない。
【0028】また座板25は弾性を有しているため、ネ
ジ31を軸心回りに回動しても雄ネジ35と孔29の密
着性が保持される。従って孔29と雄ネジ35間の抵抗
は、隙間が形成される下板24と雄ネジ35間の抵抗よ
りはるかに大きい。これにより調整後にネジ31が緩ま
ず、適当な調整位置に保持される。
【0029】同様にアイドル位置調整機構でも、調整後
に圧縮バネ37が捻れたり、ネジ31が緩むことがない
ため、調整が容易であり、しかも調整後にアイドリング
時のスロットルバルブシャフト11、41の回転位置が
変位することがない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バルブの
開度を制御する調整が容易になり、しかも調整後にネジ
が変位することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である同調機構とアイドル位置
強制機構を備えた多連気化器を示す斜視図である。
【図2】図1の多連気化器の一部破断図である。
【図3】図2のIII-III線に沿って切断したときの断面
図である。
【符号の説明】
11、41 スロットルバルブ 12、42 シャフト 14、44 レバー 15、45 当接部 23、123 支持板 25、125 座板 31、131 ネジ 32、132 頭部 37、137 圧縮バネ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブと一体的に回転する当
    接部と、支持板と、この支持板の所定位置に固定され
    合成樹脂から成る座板と、この座板に密着して螺合さ
    れ、先端が前記支持板から突出して前記当接部に当接可
    能なネジと、このネジの頭部と座板の間に設けられ、ネ
    ジを頭部の方向に付勢するバネとを備えたことを特徴と
    する気化器のバルブ開度制御装置。
  2. 【請求項2】 同軸上に配設された第1および第2のス
    ロットルバルブを有する多連気化器であって、前記支持
    板が第1のスロットルバルブと一体的に回転し、前記当
    接部が第2のスロットルバルブと一体的に回転すること
    を特徴とする請求項1に記載の気化器のバルブ開度制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記支持板が気化器本体に設けられ、前
    記ネジの支持板からの突出量によりバルブのアイドル位
    置が規制されることを特徴とする請求項1に記載の気化
    器のバルブ開度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記座板の両端に前記支持板に係合する
    係合溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    気化器のバルブ開度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記座板が前記ネジに形成された雄ネジ
    の谷径と略同じ径の孔を有し、前記ネジがこの孔に螺合
    されることによりこの孔の壁面に雌ネジが形成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の気化器のバルブ開度制
    御装置。
JP10224594A 1994-04-15 1994-04-15 気化器のバルブ開度制御装置 Expired - Fee Related JP3333315B2 (ja)

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JP7330804B2 (ja) * 2019-08-07 2023-08-22 株式会社ミクニ エンジンのスロットル装置

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