JP3324911B2 - 画像形成装置および接触式転写手段の清掃方法 - Google Patents
画像形成装置および接触式転写手段の清掃方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機，プリンタ
等に適用される画像形成装置に関し、特に接触式転写手
段を清掃する機能を備えた画像形成装置および接触式転
写手段の清掃方法に関する。
等に適用される画像形成装置に関し、特に接触式転写手
段を清掃する機能を備えた画像形成装置および接触式転
写手段の清掃方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の技術としては、特開平５−4603
8号公報、あるいは特開平６−51655号公報記載のものが
ある。
8号公報、あるいは特開平６−51655号公報記載のものが
ある。
【０００３】特開平５−46038号公報には、転写電源と
は別に、転写電源が発生する電圧とは逆極性の電圧を発
生する逆電圧電源を設け、転写電源と逆電圧電源とを転
写スイッチにより択一的に転写ローラに接続可能にす
る。そして記録紙が交換された場合に、制御部は転写ス
イッチを逆電圧電源に切り換えることによって転写ロー
ラに正極性の高電圧を印加する。さらに制御部は帯電装
置および現像装置を動作させた状態で、感光体ドラム駆
動系に感光体ドラムを所定量回転させることにより、転
写ローラに付着したトナーを感光体ドラムに戻すことに
よって、転写ローラ上のトナーを回収させるといった技
術が記載されている。
は別に、転写電源が発生する電圧とは逆極性の電圧を発
生する逆電圧電源を設け、転写電源と逆電圧電源とを転
写スイッチにより択一的に転写ローラに接続可能にす
る。そして記録紙が交換された場合に、制御部は転写ス
イッチを逆電圧電源に切り換えることによって転写ロー
ラに正極性の高電圧を印加する。さらに制御部は帯電装
置および現像装置を動作させた状態で、感光体ドラム駆
動系に感光体ドラムを所定量回転させることにより、転
写ローラに付着したトナーを感光体ドラムに戻すことに
よって、転写ローラ上のトナーを回収させるといった技
術が記載されている。
【０００４】特開平６−51655号公報には、転写動作に
先立って転写材の幅を検知し、検知した幅が前回の転写
における転写材の幅以上またはその幅より大きいとき
は、非転写時における転写に先立つ前記転写ローラの前
回転にて転写ローラに清掃用バイアスを印加するように
し、かつ、清掃用バイアスの印加時間を、他の非転写時
における清掃用バイアス印加時間より長くするかあるい
は清掃用バイアス電圧より高く設定するか、またはその
双方を行うことにより、転写材側部で発生する恐れのあ
る裏汚れおよび転写不良を防止するという技術があっ
た。
先立って転写材の幅を検知し、検知した幅が前回の転写
における転写材の幅以上またはその幅より大きいとき
は、非転写時における転写に先立つ前記転写ローラの前
回転にて転写ローラに清掃用バイアスを印加するように
し、かつ、清掃用バイアスの印加時間を、他の非転写時
における清掃用バイアス印加時間より長くするかあるい
は清掃用バイアス電圧より高く設定するか、またはその
双方を行うことにより、転写材側部で発生する恐れのあ
る裏汚れおよび転写不良を防止するという技術があっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】近年、マシンの低コス
ト化で、給紙カセットには紙幅検知機構を持たせている
が、手差し給紙部には紙幅検知機構を省略したものもあ
る。
ト化で、給紙カセットには紙幅検知機構を持たせている
が、手差し給紙部には紙幅検知機構を省略したものもあ
る。
【０００６】このような、転写材の幅検知機構を持たな
い給紙装置が選択されたときは、送られてきたデータの
幅、すなわち像担持体上のトナー画像の幅が用意された
転写材の幅よりも大きい場合、(例えば転写材がＡ４縦
で画像データがＡ４横の場合)、転写ローラにはトナー
の正規帯電特性の転写用バイアスが印加されているため
に、転写ローラの転写材非通紙部(転写材がＡ４縦の場
合はＡ４縦幅より外側)には正規帯電極性のトナー画像
が直接付着してしまう。このような場合、次に転写サイ
ズを変更(例えばＡ４縦通紙からＡ４横通紙へ変更)し
て、以前は非通紙部であった領域が新たに通紙部となっ
たときは、転写ローラに付着しているトナーが転写材に
転移付着し、転写材の側部裏汚れが発生するという問題
点がある。
い給紙装置が選択されたときは、送られてきたデータの
幅、すなわち像担持体上のトナー画像の幅が用意された
転写材の幅よりも大きい場合、(例えば転写材がＡ４縦
で画像データがＡ４横の場合)、転写ローラにはトナー
の正規帯電特性の転写用バイアスが印加されているため
に、転写ローラの転写材非通紙部(転写材がＡ４縦の場
合はＡ４縦幅より外側)には正規帯電極性のトナー画像
が直接付着してしまう。このような場合、次に転写サイ
ズを変更(例えばＡ４縦通紙からＡ４横通紙へ変更)し
て、以前は非通紙部であった領域が新たに通紙部となっ
たときは、転写ローラに付着しているトナーが転写材に
転移付着し、転写材の側部裏汚れが発生するという問題
点がある。
【０００７】本発明は、このような問題点を解決し、転
写材の幅検知機構を持たない給紙装置が選択されたとき
においても裏汚れのない画像形成装置および接触式転写
手段の清掃方法を提供することをその課題とする。
写材の幅検知機構を持たない給紙装置が選択されたとき
においても裏汚れのない画像形成装置および接触式転写
手段の清掃方法を提供することをその課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決達成する
ために、電子写真方式で形成された像担持体上のトナー
画像を転写材へ転写するための接触式転写手段と、この
接触式転写手段に転写材を給紙するための一つまたは複
数の給紙装置とを備えた画像形成装置において、転写材
の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合には、転写
材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時に、前記
接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するようにし、
かつこの清掃用バイアスの印加時間を、他の非転写時に
おける清掃用バイアスの印加時間よりも長く設定する制
御手段を設けたことを特徴とする。
ために、電子写真方式で形成された像担持体上のトナー
画像を転写材へ転写するための接触式転写手段と、この
接触式転写手段に転写材を給紙するための一つまたは複
数の給紙装置とを備えた画像形成装置において、転写材
の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合には、転写
材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時に、前記
接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するようにし、
かつこの清掃用バイアスの印加時間を、他の非転写時に
おける清掃用バイアスの印加時間よりも長く設定する制
御手段を設けたことを特徴とする。
【０００９】また、転写材の幅検知手段がない給紙装置
を選択した場合には、転写材へのトナー画像の転写を終
了した後の回転時に、前記接触式転写手段に清掃用バイ
アスを印加するようにし、かつこの清掃用バイアスの電
圧を、他の非転写時における清掃用バイアスの電圧より
も高く設定する制御手段を設けたことを特徴とする。
を選択した場合には、転写材へのトナー画像の転写を終
了した後の回転時に、前記接触式転写手段に清掃用バイ
アスを印加するようにし、かつこの清掃用バイアスの電
圧を、他の非転写時における清掃用バイアスの電圧より
も高く設定する制御手段を設けたことを特徴とする。
【００１０】また、転写材の幅検知手段がない給紙装置
が手差し給紙装置であることを特徴とする。
が手差し給紙装置であることを特徴とする。
【００１１】さらに、本発明は、電子写真方式の画像形
成装置における像担持体上のトナー画像を転写材へ転写
するための接触式転写手段の清掃方法であって、転写材
の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合には、転写
材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時に、前記
接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するようにし、
かつこの清掃用バイアスの印加時間を、他の非転写時に
おける清掃用バイアスの印加時間よりも長くすることを
特徴とする。
成装置における像担持体上のトナー画像を転写材へ転写
するための接触式転写手段の清掃方法であって、転写材
の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合には、転写
材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時に、前記
接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するようにし、
かつこの清掃用バイアスの印加時間を、他の非転写時に
おける清掃用バイアスの印加時間よりも長くすることを
特徴とする。
【００１２】また、電子写真方式の画像形成装置におけ
る像担持体上のトナー画像を転写材へ転写するための接
触式転写手段の清掃方法であって、転写材の幅検知手段
がない給紙装置を選択した場合には、転写材へのトナー
画像の転写を終了した後の回転時に、前記接触式転写手
段に清掃用バイアスを印加するようにし、かつこの清掃
用バイアスの電圧を、他の非転写時における清掃用バイ
アスの電圧よりも高くすることを特徴とする。
る像担持体上のトナー画像を転写材へ転写するための接
触式転写手段の清掃方法であって、転写材の幅検知手段
がない給紙装置を選択した場合には、転写材へのトナー
画像の転写を終了した後の回転時に、前記接触式転写手
段に清掃用バイアスを印加するようにし、かつこの清掃
用バイアスの電圧を、他の非転写時における清掃用バイ
アスの電圧よりも高くすることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明に最適な実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１４】図１は、本発明の実施形態を備えた複写機
を示す構成図であり、１は帯電極性が負の像担持体であ
る感光体ドラムを示す。この感光体ドラム１の周囲に順
に、帯電チャージャ２，現像装置４，接触式転写手段で
ある転写ローラ５，除電針６，クリーナ７およびイレー
サ８が配置されている。
を示す構成図であり、１は帯電極性が負の像担持体であ
る感光体ドラムを示す。この感光体ドラム１の周囲に順
に、帯電チャージャ２，現像装置４，接触式転写手段で
ある転写ローラ５，除電針６，クリーナ７およびイレー
サ８が配置されている。
【００１５】帯電チャージャ２には図示しない電源から
感光体表面帯電用の電圧が印加されるようになってい
る。現像装置４は帯電極性が負極性のトナーにより現像
を行うものである。転写ローラ５には切り替えスイッチ
51を介して正極性バイアス電圧印加のための正極性電源
52および負極性バイアス電圧印加のための負極性電源53
が接続されている。切り替えスイッチ51はスイッチ駆動
部54にて切り替え可能であり、スイッチ駆動部54は複写
機全体の動作を制御する制御部50からの指示に基づいて
後述するように切り替えスイッチ51の切り替えを行う。
制御部50はマイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。
感光体表面帯電用の電圧が印加されるようになってい
る。現像装置４は帯電極性が負極性のトナーにより現像
を行うものである。転写ローラ５には切り替えスイッチ
51を介して正極性バイアス電圧印加のための正極性電源
52および負極性バイアス電圧印加のための負極性電源53
が接続されている。切り替えスイッチ51はスイッチ駆動
部54にて切り替え可能であり、スイッチ駆動部54は複写
機全体の動作を制御する制御部50からの指示に基づいて
後述するように切り替えスイッチ51の切り替えを行う。
制御部50はマイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。
【００１６】制御部50には操作盤Ｐ，給紙カセット９の
転写紙サイズ検知センサ20，手差し給紙選択センサ31等
が接続されている。また、操作盤Ｐにはプリント枚数や
複写開始を指示するプリントキーが搭載されている。手
差し給紙選択センサ31は、手差し給紙トレイ30に転写紙
がセットされたことを検知して制御部50に信号を送るも
のである。
転写紙サイズ検知センサ20，手差し給紙選択センサ31等
が接続されている。また、操作盤Ｐにはプリント枚数や
複写開始を指示するプリントキーが搭載されている。手
差し給紙選択センサ31は、手差し給紙トレイ30に転写紙
がセットされたことを検知して制御部50に信号を送るも
のである。
【００１７】転写ローラ５の図中右側には転写ローラ５
に近い位置から順に、タイミングローラ対12および給紙
カセット９が配置されている。給紙カセット９には転写
紙Ｓが収納されており、転写紙Ｓの紙引出し部には紙捌
き板11が設けられ、紙捌き板11と転写紙Ｓにわたり、給
紙を兼ねる捌きローラ10が臨ませてある。除電針６の図
中左側には、転写紙搬送ガイド13および定着ローラ対14
が配置されており、さらにその左側には排紙ローラ対15
および排紙トレイ16が配置されている。
に近い位置から順に、タイミングローラ対12および給紙
カセット９が配置されている。給紙カセット９には転写
紙Ｓが収納されており、転写紙Ｓの紙引出し部には紙捌
き板11が設けられ、紙捌き板11と転写紙Ｓにわたり、給
紙を兼ねる捌きローラ10が臨ませてある。除電針６の図
中左側には、転写紙搬送ガイド13および定着ローラ対14
が配置されており、さらにその左側には排紙ローラ対15
および排紙トレイ16が配置されている。
【００１８】感光体ドラム１の上方には、原稿画像を走
査し、その画像に応じて感光体ドラム１表面に画像露光
３を行う光学系Ｌが設けてある。この複写機によれば、
制御部50に接続された操作盤Ｐ上のプリントスイッチ
(プリントＳＷ)が押されることで、図示しないメインモ
ータが始動し、感光体ドラム１は図中時計方向に、ま
た、転写ローラ５は感光体ドラム１に当接して図中反時
計方向に回転する。タイミングローラ対12、捌きローラ
10、定着ローラ対14等は、制御部50の指示に基づき所定
のタイミングで運転される。現像装置４は図示しない現
像モータにて、制御部50の指示に基づき所定のタイミン
グで運転される。
査し、その画像に応じて感光体ドラム１表面に画像露光
３を行う光学系Ｌが設けてある。この複写機によれば、
制御部50に接続された操作盤Ｐ上のプリントスイッチ
(プリントＳＷ)が押されることで、図示しないメインモ
ータが始動し、感光体ドラム１は図中時計方向に、ま
た、転写ローラ５は感光体ドラム１に当接して図中反時
計方向に回転する。タイミングローラ対12、捌きローラ
10、定着ローラ対14等は、制御部50の指示に基づき所定
のタイミングで運転される。現像装置４は図示しない現
像モータにて、制御部50の指示に基づき所定のタイミン
グで運転される。
【００１９】回転する感光体ドラム１表面は帯電チャー
ジャ２により一様に負に帯電され、この帯電域に光学系
Ｌから画像露光３がなされて静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像装置４にて現像され、トナー画像とな
り、転写ローラ５に臨む転写領域へ移行する。一方、給
紙カセット９において捌きローラ10が回転することによ
り、転写紙Ｓが引き出されてその先端がタイミングロー
ラ対12に至る。タイミングローラ対12に到来した転写紙
Ｓは、感光体ドラム１上の、トナー画像と同期をとっ
て、タイミングローラ12対により転写領域へ送り込ま
れ、ここで転写ローラ５にてトナー画像が転写されたの
ち、除電針６の作用のもと、感光体ドラム１から離れ、
転写紙搬送ガイド13から定着ローラ対14に至る。ここで
トナー画像を定着させた後、排紙ローラ対15にて排紙ト
レイ16へ排出される。なお、感光体ドラム１上の残留ト
ナーはクリーナ７にて清掃され、残留電荷はイレーサ８
にて消去される。
ジャ２により一様に負に帯電され、この帯電域に光学系
Ｌから画像露光３がなされて静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像装置４にて現像され、トナー画像とな
り、転写ローラ５に臨む転写領域へ移行する。一方、給
紙カセット９において捌きローラ10が回転することによ
り、転写紙Ｓが引き出されてその先端がタイミングロー
ラ対12に至る。タイミングローラ対12に到来した転写紙
Ｓは、感光体ドラム１上の、トナー画像と同期をとっ
て、タイミングローラ12対により転写領域へ送り込ま
れ、ここで転写ローラ５にてトナー画像が転写されたの
ち、除電針６の作用のもと、感光体ドラム１から離れ、
転写紙搬送ガイド13から定着ローラ対14に至る。ここで
トナー画像を定着させた後、排紙ローラ対15にて排紙ト
レイ16へ排出される。なお、感光体ドラム１上の残留ト
ナーはクリーナ７にて清掃され、残留電荷はイレーサ８
にて消去される。
【００２０】次に、複写機動作中における転写ローラ５
に印加する電圧の切り替え動作について説明する。
に印加する電圧の切り替え動作について説明する。
【００２１】転写時には正極性電源52による正極性の転
写バイアス電圧を印加し、非転写時(トナー画像転写前
の転写ローラの回転時、前のトナー画像と次のトナー画
像との間における転写ローラの回転時、トナー画像転写
後の転写ローラの回転時等)には負極性電源53による負
極性の清掃用バイアス電圧を印加する。なお、この時の
負極性の清掃用バイアス電圧には０値も含むものとす
る。
写バイアス電圧を印加し、非転写時(トナー画像転写前
の転写ローラの回転時、前のトナー画像と次のトナー画
像との間における転写ローラの回転時、トナー画像転写
後の転写ローラの回転時等)には負極性電源53による負
極性の清掃用バイアス電圧を印加する。なお、この時の
負極性の清掃用バイアス電圧には０値も含むものとす
る。
【００２２】また、手差し給紙トレイ30のようにサイズ
検知機構をもたない給紙装置が選択された際には清掃用
バイアスの印加時間を所定時間(本実施例では０〜1.5
秒)よりも長時間(1.5〜10秒)印加する。なお、この時の
負極性の清掃用バイアスの印加時間には０時間も含むも
のとする。
検知機構をもたない給紙装置が選択された際には清掃用
バイアスの印加時間を所定時間(本実施例では０〜1.5
秒)よりも長時間(1.5〜10秒)印加する。なお、この時の
負極性の清掃用バイアスの印加時間には０時間も含むも
のとする。
【００２３】以上、説明した転写ローラ５のバイアス切
り替えは、いずれも制御部50からの指示に基づく、スイ
ッチ駆動部54による切り替えスイッチ51の切り替えにて
行う。また、どの給紙装置が選択されたか(カセット給
紙か手差し給紙か)の判断は手差し給紙トレイ30の手差
し給紙選択センサ31による転写紙の有無の信号に基づき
判断される。
り替えは、いずれも制御部50からの指示に基づく、スイ
ッチ駆動部54による切り替えスイッチ51の切り替えにて
行う。また、どの給紙装置が選択されたか(カセット給
紙か手差し給紙か)の判断は手差し給紙トレイ30の手差
し給紙選択センサ31による転写紙の有無の信号に基づき
判断される。
【００２４】このように、転写ローラ５の後回転時に負
極性電源53にて転写ローラ５に負極性のバイアス電圧を
印加することで、たとえトナー画像の幅が転写材幅以上
のサイズのもので、転写ローラ５上の通紙部外側に厚く
トナーが付着してしまったとしても、その転写ローラ５
上の負極性トナーが感光体ドラム１側へ戻ることによ
り、転写ローラ５表面を清掃することができる。したが
って、次の転写動作で前回の転写のときの転写紙幅より
大きいサイズの転写紙を通紙するときでも、転写時にお
ける転写紙の裏汚れを防止することができる。
極性電源53にて転写ローラ５に負極性のバイアス電圧を
印加することで、たとえトナー画像の幅が転写材幅以上
のサイズのもので、転写ローラ５上の通紙部外側に厚く
トナーが付着してしまったとしても、その転写ローラ５
上の負極性トナーが感光体ドラム１側へ戻ることによ
り、転写ローラ５表面を清掃することができる。したが
って、次の転写動作で前回の転写のときの転写紙幅より
大きいサイズの転写紙を通紙するときでも、転写時にお
ける転写紙の裏汚れを防止することができる。
【００２５】次に、制御部50の動作を図２のフローチャ
ートを参照して、転写ローラ５へのバイアス切り替えを
中心に説明する。
ートを参照して、転写ローラ５へのバイアス切り替えを
中心に説明する。
【００２６】まず、制御部50は、ステップS１で給紙装
置が、サイズ検知機構のあるカセット給紙かそれともサ
イズ検知のない手差し給紙かの判断を行う。そして、手
差し給紙選択の場合は、ステップS２でフラグ１を
「１」とし、カセット給紙選択の場合はステップS３で
フラグ１を「０」として、ステップS４のトナー画像形
成処理，ステップS５の転写紙搬送処理へ移る。そし
て、ステップS６の転写処理では転写正極性バイアスを
ＯＮとして感光体ドラム１上のトナー画像を転写紙へ転
写する。そして、ステップS７で転写処理が終了してか
ら、ステップS８でフラグ１が「１」か否かを判断し、
「NO」の場合すなわちカセット給紙の場合はステップS
９でタイマT1を1.5secに設定し、「YES」の場合すなわ
ちサイズ検知のない手差し給紙の場合はステップS10で
タイマT1を10secに設定する。
置が、サイズ検知機構のあるカセット給紙かそれともサ
イズ検知のない手差し給紙かの判断を行う。そして、手
差し給紙選択の場合は、ステップS２でフラグ１を
「１」とし、カセット給紙選択の場合はステップS３で
フラグ１を「０」として、ステップS４のトナー画像形
成処理，ステップS５の転写紙搬送処理へ移る。そし
て、ステップS６の転写処理では転写正極性バイアスを
ＯＮとして感光体ドラム１上のトナー画像を転写紙へ転
写する。そして、ステップS７で転写処理が終了してか
ら、ステップS８でフラグ１が「１」か否かを判断し、
「NO」の場合すなわちカセット給紙の場合はステップS
９でタイマT1を1.5secに設定し、「YES」の場合すなわ
ちサイズ検知のない手差し給紙の場合はステップS10で
タイマT1を10secに設定する。
【００２７】次いで、ステップS11でタイマT1をスター
トさせ、この間ステップS12で転写負極性バイアスを印
加する。ステップS13タイマが設定値をカウンタしたか
否かを判断し、「YES」ならば転写ローラの清掃動作を
終了する。
トさせ、この間ステップS12で転写負極性バイアスを印
加する。ステップS13タイマが設定値をカウンタしたか
否かを判断し、「YES」ならば転写ローラの清掃動作を
終了する。
【００２８】なお、上述の実施形態では後回転時の負極
性清掃バイアスの印加時間を長くしたが、図３に示すよ
うに、サイズ検知のない給紙装置を選択した場合におけ
る、転写ローラ５の清掃用の負極性電圧として高電圧の
清掃用負極性電源55(感光体ドラムとの電位差が−200〜
−600Ｖになるもの)を準備しておき、これを制御部50か
らの指示に基づいて切り替えスイッチ51で切り替えるこ
とにより、清掃用バイアスの電圧を高くし、感光体ドラ
ム１と転写ローラ５との間の電界の強さを大きくして転
写ローラ５上に厚く付着した負極性トナーを感光体ドラ
ム１側へ戻すようにしてもよい。
性清掃バイアスの印加時間を長くしたが、図３に示すよ
うに、サイズ検知のない給紙装置を選択した場合におけ
る、転写ローラ５の清掃用の負極性電圧として高電圧の
清掃用負極性電源55(感光体ドラムとの電位差が−200〜
−600Ｖになるもの)を準備しておき、これを制御部50か
らの指示に基づいて切り替えスイッチ51で切り替えるこ
とにより、清掃用バイアスの電圧を高くし、感光体ドラ
ム１と転写ローラ５との間の電界の強さを大きくして転
写ローラ５上に厚く付着した負極性トナーを感光体ドラ
ム１側へ戻すようにしてもよい。
【００２９】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、次に記載する効果を奏する。
によれば、次に記載する効果を奏する。
【００３０】請求項１の構成および請求項４の方法によ
れば、サイズ検知のない給紙装置から転写材を像担持体
に給紙し、トナー画像を転写した後には接触式転写手段
の後回転時において接触式転写手段に清掃用バイアスが
印加される。そしてこの清掃用バイアスの印加において
は、他のサイズ検知のある給紙装置からの給紙した場合
に比べ、バイアス印加時間を長くする。これにより前回
の転写幅以上のサイズの転写材を通紙するときでも、前
回の転写において接触式転写手段上の通紙部外側に厚く
付着したトナー汚れを十分に清掃し、転写材側における
裏汚れの発生を防止することができる。
れば、サイズ検知のない給紙装置から転写材を像担持体
に給紙し、トナー画像を転写した後には接触式転写手段
の後回転時において接触式転写手段に清掃用バイアスが
印加される。そしてこの清掃用バイアスの印加において
は、他のサイズ検知のある給紙装置からの給紙した場合
に比べ、バイアス印加時間を長くする。これにより前回
の転写幅以上のサイズの転写材を通紙するときでも、前
回の転写において接触式転写手段上の通紙部外側に厚く
付着したトナー汚れを十分に清掃し、転写材側における
裏汚れの発生を防止することができる。
【００３１】また、請求項２の構成および請求項５の方
法によれば、他のサイズ検知のある給紙装置からの給紙
した場合に比べ、バイアス印加時間の電圧値を大きくす
ることにより、像担持体との電位差を大きくする。これ
により前回の転写幅以上のサイズの転写材を通紙すると
きでも、前回の転写において接触式転写手段上の通紙部
外側に厚く付着したトナー汚れを十分に清掃し、転写材
側における裏汚れの発生を防止することができる。
法によれば、他のサイズ検知のある給紙装置からの給紙
した場合に比べ、バイアス印加時間の電圧値を大きくす
ることにより、像担持体との電位差を大きくする。これ
により前回の転写幅以上のサイズの転写材を通紙すると
きでも、前回の転写において接触式転写手段上の通紙部
外側に厚く付着したトナー汚れを十分に清掃し、転写材
側における裏汚れの発生を防止することができる。
【００３２】また、請求項３の構成によれば、手差し給
紙装置よりサイズの異なる転写材が搬送されても転写材
側における裏汚れの発生が防止できる。
紙装置よりサイズの異なる転写材が搬送されても転写材
側における裏汚れの発生が防止できる。
【図１】本発明の実施形態を備えた複写機を示す構成図
である。
である。
【図２】本発明の実施形態を備えた複写機における転写
ローラの清掃処理を示すフローチャートである。
ローラの清掃処理を示すフローチャートである。
【図３】本発明の他の実施形態の要部を示す構成図であ
る。
る。
１…感光体ドラム、 ２…帯電チャージャ、 ３…画像
露光、 ４…現像装置、５…転写ローラ、 ６…除電
針、 ７…クリーナ、 ８…イレーサ、 ９…給紙カセ
ット、 10…捌きローラ、 11…紙捌き板、 12…タイ
ミングローラ対、13…転写紙搬送ガイド、 14…定着ロ
ーラ対、 15…排紙ローラ対、 16…排紙トレイ、 20
…転写紙サイズ検知センサ、 30…手差し給紙トレイ、
31…手差し給紙選択センサ、 50…制御部、 51…切
り替えスイッチ、 52…正極性電源、 53…負極性電
源、 54…スイッチ駆動部、 55…清掃用負極性電源。
露光、 ４…現像装置、５…転写ローラ、 ６…除電
針、 ７…クリーナ、 ８…イレーサ、 ９…給紙カセ
ット、 10…捌きローラ、 11…紙捌き板、 12…タイ
ミングローラ対、13…転写紙搬送ガイド、 14…定着ロ
ーラ対、 15…排紙ローラ対、 16…排紙トレイ、 20
…転写紙サイズ検知センサ、 30…手差し給紙トレイ、
31…手差し給紙選択センサ、 50…制御部、 51…切
り替えスイッチ、 52…正極性電源、 53…負極性電
源、 54…スイッチ駆動部、 55…清掃用負極性電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/16 - 15/16 103 G03G 21/10 - 21/12 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/02 - 15/02 103
Claims (5)
- 【請求項１】 電子写真方式で形成された像担持体上の
トナー画像を転写材へ転写するための接触式転写手段
と、この接触式転写手段に転写材を給紙するための一つ
または複数の給紙装置とを備えた画像形成装置におい
て、 転写材の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合に
は、転写材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時
に、前記接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するよ
うにし、かつこの清掃用バイアスの印加時間を、他の非
転写時における清掃用バイアスの印加時間よりも長く設
定する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項２】 電子写真方式で形成された像担持体上の
トナー画像を転写材へ転写するための接触式転写手段
と、この接触式転写手段に転写材を給紙するための一つ
または複数の給紙装置とを備えた画像形成装置におい
て、 転写材の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合に
は、転写材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時
に、前記接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するよ
うにし、かつこの清掃用バイアスの電圧を、他の非転写
時における清掃用バイアスの電圧よりも高く設定する制
御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項３】 転写材の幅検知手段がない給紙装置が手
差し給紙装置であることを特徴とする請求項１または２
記載の画像形成装置。 - 【請求項４】 電子写真方式の画像形成装置における像
担持体上のトナー画像を転写材へ転写するための接触式
転写手段の清掃方法であって、 転写材の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合に
は、転写材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時
に、前記接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するよ
うにし、かつこの清掃用バイアスの印加時間を、他の非
転写時における清掃用バイアスの印加時間よりも長くす
ることを特徴とする接触式転写手段の清掃方法。 - 【請求項５】 電子写真方式の画像形成装置における像
担持体上のトナー画像を転写材へ転写するための接触式
転写手段の清掃方法であって、 転写材の幅検知手段がない給紙装置を選択した場合に
は、転写材へのトナー画像の転写を終了した後の回転時
に、前記接触式転写手段に清掃用バイアスを印加するよ
うにし、かつこの清掃用バイアスの電圧を、他の非転写
時における清掃用バイアスの電圧よりも高くすることを
特徴とする接触式転写手段の清掃方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21915195A JP3324911B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 画像形成装置および接触式転写手段の清掃方法 |
| US08/688,771 US5717981A (en) | 1995-08-28 | 1996-07-31 | Developing device for electrophotographic image forming apparatus |
| CN96111773A CN1101562C (zh) | 1995-08-28 | 1996-08-28 | 图象形成装置及接触式转印装置的清洁方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21915195A JP3324911B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 画像形成装置および接触式転写手段の清掃方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0962123A JPH0962123A (ja) | 1997-03-07 |
| JP3324911B2 true JP3324911B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=16731010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21915195A Expired - Fee Related JP3324911B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 画像形成装置および接触式転写手段の清掃方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5717981A (ja) |
| JP (1) | JP3324911B2 (ja) |
| CN (1) | CN1101562C (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| KR100191203B1 (ko) * | 1997-03-14 | 1999-06-15 | 윤종용 | 전자사진 현상방식을 채용한 화상형성장치의 전사 바이어스 제어방법 |
| KR100238688B1 (ko) * | 1997-04-07 | 2000-01-15 | 윤종용 | 전자사진형성장치의 현상제 회수/공급장치 |
| EP0919884B1 (en) * | 1997-11-28 | 2005-05-11 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus |
| JP3279523B2 (ja) * | 1998-07-13 | 2002-04-30 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
| US6341205B1 (en) * | 1999-09-08 | 2002-01-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus with cleaning bias feature |
| JP2001092276A (ja) | 1999-09-17 | 2001-04-06 | Fujitsu Ltd | プリンタおよび転写帯電器 |
| JP2002060085A (ja) | 2000-08-11 | 2002-02-26 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動装置及び該ベルト駆動装置を用いた画像形成装置 |
| JP4042127B2 (ja) | 2001-01-10 | 2008-02-06 | 株式会社リコー | カラー画像形成装置 |
| JP2002207338A (ja) | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成の色ずれ検出方法，装置およびカラー画像形成装置 |
| JP4375918B2 (ja) | 2001-04-26 | 2009-12-02 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
| US7136600B2 (en) * | 2002-02-28 | 2006-11-14 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including controller driving image carriers |
| JP2004012549A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成の色ずれ検出方法、その装置及びカラー画像形成装置 |
| US6947679B2 (en) * | 2002-08-29 | 2005-09-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and fixing temperature control method |
| JP3604683B2 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-12-22 | 株式会社リコー | カラー画像形成装置、タンデムドラム式カラー画像形成装置、およびカラー画像形成装置に用いるプロセスカートリッジ |
| JP3905023B2 (ja) * | 2002-11-27 | 2007-04-18 | キヤノンファインテック株式会社 | 画像形成装置 |
| US6766125B1 (en) * | 2003-03-07 | 2004-07-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
| CN100416711C (zh) * | 2003-05-22 | 2008-09-03 | 平河福泰克株式会社 | 发泡同轴线缆及其制造方法 |
| US7242887B2 (en) * | 2004-06-17 | 2007-07-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus which can optimize cleaning time of transfer member contacting inter-image area of image bearing member |
| JP2006349967A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| CN104885020B (zh) * | 2013-10-31 | 2017-09-19 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02272590A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JPH0546038A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-26 | Toshiba Corp | 電子写真記録装置 |
| JPH0651655A (ja) * | 1992-07-28 | 1994-02-25 | Minolta Camera Co Ltd | 転写ローラの清掃方法 |
| JPH0744069A (ja) * | 1993-07-27 | 1995-02-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21915195A patent/JP3324911B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-07-31 US US08/688,771 patent/US5717981A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-28 CN CN96111773A patent/CN1101562C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1166635A (zh) | 1997-12-03 |
| JPH0962123A (ja) | 1997-03-07 |
| CN1101562C (zh) | 2003-02-12 |
| US5717981A (en) | 1998-02-10 |
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