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JP3321803B2 - 情報入力制御装置及び情報入力制御方法 - Google Patents

情報入力制御装置及び情報入力制御方法

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JP3321803B2
JP3321803B2 JP31835690A JP31835690A JP3321803B2 JP 3321803 B2 JP3321803 B2 JP 3321803B2 JP 31835690 A JP31835690 A JP 31835690A JP 31835690 A JP31835690 A JP 31835690A JP 3321803 B2 JP3321803 B2 JP 3321803B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はペンタッチの情報入力制御装置及び情報入力
制御方法に係り、特に電子ペンによる座標設定を確実に
行なう様にした情報入力制御装置及び情報入力制御方法
に関する。
〔発明の概要〕
本発明はペンタッチの情報入力装置に係わり、入力手
段と表示手段を重ね、電子ペンを用いて情報を入力する
ように構成するとともに、記憶手段を構成した情報入力
制御装置において、電子ペンが表示手段に接近したこと
を検知し、電子ペンの指示する第1の座標値を記憶手段
に格納する座標値格納手段と、この座標値格納手段によ
り格納された第1の座標値との比較により、電子ペンの
停止状態を検知する停止検知手段と、この停止検知手段
により検知された停止状態が所定時間より長いことを検
知する停止時間検知手段と、この停止時間検知手段に基
づき、電子ペンが第1の座標値の位置を指示するものと
する固定処理を行う座標固定手段と、電子ペンが現在指
示している第2の座標値のずれが、座標固定手段により
固定指示された第1の座標値から所定範囲内であるとき
は、現在の電子ペンが第1の座標値の位置を指示してい
るとする処理を行う座標最終指定手段と、電子ペンが第
2の座標値の位置にて表示手段と接触したときには、第
1の座標値と第2の座標値のずれ量を算出し、実際の電
子ペンの先端の描く軌跡に、ずれ量に基づく補正を行
い、表示手段に描画した軌跡を表示する描画軌跡表示手
段とを備えることを特徴とするもので電子ペンでタブレ
ット等を操作する際に生ずる手振れ等を安定化し、正し
い図形を容易に画ける様にしたものである。
〔従来の技術〕
本出願人は先に、表示手段(表示パネル)に入力手段
(タブレット)を重ねたディスプレイ部に電子ペンを用
いて情報入力を行なう様にした情報入力制御装置を提案
している。例えば図形を画く場合には第6図示の様に図
形モードで、周囲にアイコン群(40)の映出されたディ
スプレイ部(1)兼入力タブレット(2)に電子ペン
(3)を近接させるとディスプレイ部(1)に位置指示
カーソル(42)が表示される。この位置指示カーソル
(42)の中心位置(x0,y0)(43)にペン(3)の先端
をダウンさせて、例えば、所定の長方形の図形を描く場
合には対角線(45)をディスプレイ部(1)から離さず
にドラッギング(dragging)し、位置指示カーソル(4
2)の移動した中心位置(x1,y1)(44)から電子ペン
(3)を離間させれば、破線で示す様な長方形(46)を
簡単に描くことが出来る様に構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述で説明した従来構成によると、電子ペン(3)は
電子ペン(3)とタブレット(2)間の静電容量変化等
を検出する様に成されているのでタブレット(2)に電
子ペン(3)の先端が接触しなくても位置指示カーソル
(42)をディスプレイ部(1)に表示させることが出来
て、例えば電子ペン(3)の初期位置の座標(x0,y0
の表示マーカである位置指示カーソル(42)が表示され
るが、電子ペン(3)の先端がディスプレイ部(1)の
位置指示カーソル(42)の中心位置(43)に正しくダウ
ンさせて接した時点で電子ペン(3)内の機械的なスイ
ッチ手段が「オン」状態となって座標の取り込み動作が
開始される様になっているが、電子ペン(3)の先端を
位置指示カーソル(42)の中心位置(43)に合せること
が極めて困難である。これは種々の原因があり、例えば
電子ペン(3)の先端を位置指示カーソル(42)の中心
位置(43)に合致させ様として電子ペン(3)の先端を
ダウンさせてもディスプレイ部(1)に接した点はガラ
ス面ですべると共に電子ペン(3)内の機械的スイッチ
が「オン」されるときのクリックの動き、或は操作者自
身の手の震え、更には視差等が重なって、ねらった位置
に正しくペン先を持ち来すことか出来なくなる。電子ペ
ン(3)を最終の位置指示カーソル(42)の中心位置
(x1,y1)(44)からアップする場合はダウンさせる場
合に比べて比較的正しい位置で離間させることが出来
る。
上述の如き理由でディスプレイ部に正しい寸法の図形
を描こうとしてもなかなか描けない欠点があった。
本発明は叙上の如き欠点を除くためになされたもの
で、その目的とするところはペン先を所定位置に簡単に
定めることが出来、正しい図形が容易に画ける様にした
情報入力制御装置及び情報入力制御方法を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に係わる本発明の情報入力装置は入力手段と
表示手段を重ね、電子ペンを用いて情報を入力するよう
に構成するとともに、記憶手段を構成した情報入力制御
装置において、電子ペンが表示手段に接近したことを検
知し、電子ペンの指示する第1の座標値を記憶手段に格
納する座標値格納手段と、この座標値格納手段により格
納された第1の座標値との比較により、電子ペンの停止
状態を検知する停止検知手段と、この停止検知手段によ
り検知された停止状態が所定時間より長いことを検知す
る停止時間検知手段と、この停止時間検知手段に基づ
き、電子ペンが第1の座標値の位置を指示するものとす
る固定処理を行う座標固定手段と、電子ペンが現在指示
している第2の座標値のずれが、座標固定手段により固
定指示された第1の座標値から所定範囲内であるとき
は、現在の電子ペンが第1の座標値の位置を指示してい
るとする処理を行う座標最終指定手段と、電子ペンが第
2の座標値の位置にて表示手段と接触したときには、第
1の座標値と第2の座標値のずれ量を算出し、実際の電
子ペンの先端の描く軌跡に、ずれ量に基づく補正を行
い、表示手段に描画した軌跡を表示する描画軌跡表示手
段とを備える様に成したものである。
請求項2に係わる本発明の情報入力制御方法は入力手
段と表示手段を重ね、電子ペンを用いて情報を入力する
とともに、情報を記憶手段に記憶する情報入力制御方法
において、電子ペンが上記表示手段に接近したことを検
知し、電子ペンの指示する第1の座標値を記憶手段に格
納する座標値格納ステップと、この座標値格納ステップ
より格納された第1の座標値との比較により、電子ペン
の停止状態を検知する停止検知ステップと、この停止検
知ステップにより検知された停止状態が所定時間より長
いことを検知する停止時間検知ステップと、停止時間検
知ステップに基づき、電子ペンが第1の座標値の位置を
指示するものとする固定処理を行う座標固定ステップ
と、電子ペンが現在指示している第2の座標値のずれ
が、座標固定ステップにより固定指示された第1の座標
値から所定範囲内であるときは、現在の電子ペンが第1
の座標値の位置を指示しているとする処理を行う座標最
終指定ステップと、電子ペンが第2の座標値の位置にて
表示手段と接触したときには、第1の座標値と第2の座
標値のずれ量を算出し、実際の電子ペンの先端の描く軌
跡に、ずれ量に基づく補正を行い、表示手段に描画した
軌跡を表示する描画軌跡表示ステップとを備えることを
特徴とする情報入力処理方法としたものである。
〔作用〕
本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方法は電
子ペンを用いて図形データ等を入力する際に、指定点位
置に電子ペンを所定時間以上固定させることで指定点位
置座標を決定する様にしたので電子ペンをディスプレイ
部兼タブレットにダウンさせた時に生ずるずれを発生さ
せずに正しい図形を描くことの出来るものが得られる。
〔実施例〕
以下本発明を第1図乃至第5図によって詳記する。
第1図乃至第3図の本発明の流れ図及び動作説明図を
説明する前に第4図及び第5図によって本発明の情報入
力制御装置を電子手帳装置に適用した場合について詳記
する。
第4図において、左右筐体(17)(16)から成る左側
筐体(17)には液晶等からなる表示装置、即ち、ディス
プレイ部(1)が形成されている。このディスプレイ部
(1)には後述するCPU等からの画像データが表示され
ると共に、この表面には入力装置いわゆる透明タッチセ
ンサ等からなる入力タブレット(2)が設けられてい
る。また(3)はこの入力タブレット(2)と共同で任
意のデータ等の入力を行う電子ペンであって、この電子
ペンは電子ペン(3)とタブレット間の静電容量変化等
を採り出す検知手段を有し、ペン先がタブレット(2)
に当接していなくても座標位置検出が出来ると共にカー
ソルがペン先の対向位置に表示される様になされる。
この電子ペン(3)を取出してそのペン先で入力タブ
レット(2)に接触することにより、電子ペン(3)内
の機械的スイッチ機構等が「オン」され、その接触状態
や接触位置等の情報がコード(4)等を介してCPUに供
給され、任意のデータ等の入力が行われる。さらに(5
a)(5b)(5c)(5d)及び(6a)(6b)(6c)(6d)
は夫々所定のインデックス及びベージ等のキースイッチ
であって、これらからの信号もCPUに供給される。
又、(7c)はスピーカ部を示す。このスピーカ部(7
c)は電話の受話器を載置する受話器載置部を構成して
いる。(7a)(7a)‥‥はスピーカ用の放音孔であり、
右側筐体(16)の上面パネル下面に取り付けられたスピ
ーカ(7)に対応して形成されている。これら放音孔
(7a)(7a)‥‥を取り囲む位置には平面形状で丸みを
帯びた四角形を為す突状部(7b)が形成されており、こ
の突状部(7b)は一側の突状部が低く他側の突状部が高
くなるように、その稜線が傾斜されている。
この様な構成によれば、電子手帳装置内のメモリ等に
格納されている電話番号をCPUが読み出して、発信音を
放音する場合に電話機の受話器は正確にダイヤル音をキ
ャッチすることが出来る。
(8)は電池収容部であってロック機構(9)の解除
によって開閉される蓋の内部に電源用の電池が収容され
る。さらに(10)は電源スイッチ、(11)はマイクロフ
ォンである。また(12)は後述する固体録音の為の操作
キーで(12a)は録音キー、(12b)は再生キー、(12
c)は停止キー、(12d)は大,中,小に音量を調整し得
る音量調整キーであって、これらの操作キー(12)の押
圧、摺動によってマイクロフォン(11)に供給される音
声信号が録音され、上述のスピーカ部(7c)から放音さ
れる。さらに破線で示される(13)はROM,RAM等のICカ
ードの挿入接続されるソケット、(14)は外部機器等と
の接続を行う拡張用ソケット等で、右側筐体(16)の側
面位置に設けられている。
また(15)は信号を伝達するフレキシブル基板等を内
属する蝶番であって、この蝶番(15)によってこの装置
は電気的な障害等を受けることなく2つ折に折畳むこと
ができる。なおこの装置の使用に当って拡げられた状態
での大きさは縦が約29cm、横が約20.5cm、畳まれたとき
の厚さが約4cmとされ、ディスプレイ部(1)の大きさ
は約15cm×10cmである。
さらにこの装置において、内蔵されるハードウェアの
構成は第5図に示すようになっている。図において、
(21)はCPU、(22)はそのバスラインであってこのバ
スライン(22)を介して各種の機能IC等が接続されてい
る。そしてまず(23)はROMであって、このROM(23)に
は装置全体のシステムプログラムの他、例えばワードプ
ロセッサ機能用の仮名−漢字変換プログラム及びそのた
めの辞書データ、さらに手書入力に対する認識プログラ
ム及びそのための辞書データ等が書込まれている。
また(24)はワーキング用のRAM、(25)は電源(2
6)の併設されたバックアップRAMである。
さらに(27)はタイマーICであって、このIC(27)も
電源(26)にて駆動されると共に、水晶振動子(28)か
らのクロックを計数して常時その時点の年月日及び時刻
のデータを出力している。
以下には第4図の斜視図に現われる各部との接続関係
を含めて説明する。まず(29)はディスプレイ部(1)
を制御するディスプレイコントローラであって、このコ
ントローラ(29)はCPU(21)によって制御されると共
に、CPU(21)で作成された表示データがディスプレイ
コントローラ(29)を介してV−RAM(30)に書込ま
れ、この書込まれたデータがコントローラ(29)を通じ
てディスプレイ部(1)に供給される。
さらに(31)はディスプレイ部(1)と一体化された
入力タブレット(2)及び電子ペン(3)のインターフ
ェース回路であって、このインターフェース回路(31)
にて入力タブレット(2)に書かれたデータ等がCPU(2
1)に供給される。
また(32)は固体録音の処理回路であって、マイクロ
フォン(11)からの音声信号がAD変換等の処理が施され
てCPU(21)を通じてバックアップRAM(25)に記憶され
る。またバックアップRAM(25)に記憶された音声信号
データは処理回路(32)にてDA変換等の処理が施され、
混合器(33)を通じてスピーカ(7)に供給される。
さらに(34)はダイアラー回路であって、CPU(21)
から任意の電話番号等のデータが供給されると、いわゆ
るプッシュフォンのデュアルトーンに相当する音響信号
が発生され、この信号が混合器(33)を通じてスピーカ
(7)に供給される。
また(35)はキーインターフェース回路であって、上
述の(5a)〜(5d),(6a)〜(6d),(10)及び(12
a)〜(12d)等のキースイッチ群からの信号が直接また
は電源回路(36)を通じて供給され、所定の変換された
信号がCPU(21)に供給される。なお電源スイッチ(1
0)及びキースイッチ(6a)〜(6d)と停止キー(12c)
を除く操作キー(12)は電源回路(36)を介してインタ
ーフェース回路(35)に供給され、これらのキースイッ
チが操作されるとまず電源回路(36)か起動され、その
後キー操作の情報がインターフェース回路(35)に供給
されるようになっている。
さらに(37)(38)はICカード及び拡張時の外部機器
とのインターフェース回路であって、それぞれソケット
(13)(14)に接続される。
叙上の電子手帳装置に於いて、第4図に示す電源のス
イッチ(10)を押圧すると、ディスプレイ部(1)には
第2図に示す様な各種の処理が可能なアイコン群(40)
が、ディスプレイの上側及び右側に配列表示される。こ
れらアイコン群(40)のうち、例えば「カク」と記載さ
れている書くアイコン(48)にペン先をタッチさせ、書
くアイコン(48)の右側に配列表示されている「アクシ
ョン」,「コネクション」,「レポート」等の文字列の
1つ例えば「レポート」を電子ペン(3)の先端でタッ
チさせれば第2図に示す様なレポート画面(47)がディ
スプレイ部(1)に表示される。更に、ディスプレイ部
(1)の上側に配列されているアイコン群(40)の内、
「カツジ」又は「ズケイ」と記載されている活字アイコ
ン(49)又は図形アイコン(50)にペンダウンさせて活
字又は図形プレート(図示せず)をレポート画面(47)
中にドラッギングさせて、活字や図形を画くことが出来
る。この電子ペン(3)は前記した様にペン先が入力タ
ブレット(2)と兼用されたディスプレイ部(1)のパ
ネル面に略5mm程に接近すると十字状の位置指示カーソ
ル(42)が表示されるので、ペン先位置がタブレット
(2)のどの位置にあるかを明確に目視することが出来
る。
第1図は電子ペン(3)の先端を位置指示カーソル
(42)の中心位置に正確に且つ予め定めた位置に指示さ
せるためのフローチャートを示すものである。以下第1
図乃至第3図によって、動作を説明する。先ず電子ペン
(3)を第2図に示す様にレポート画面(47)のディス
プレイ部(1)のパネル面から5mm程度に接近させる
と、位置指示カーソル(42)が表示される。電子ペン
(3)をパネル面に接触させても電子ペン(3)内の機
械的なスイッチが「オン」されない状態であればペン先
の指示座標だけが表示される。第1ステップST1ではCPU
(21)は画面上に位置指示カーソル(42)が出されてい
るか否かを判断し、「NO」であれば第2ステップST2
その他の処理が行なわれ第1ステップST1に戻される。
第1ステップST1か「YES」であればペン先が「オフ」状
態か否かを第3ステップST3で判断する。第3ステップS
T3でペン先がディスプレイ部兼タブレット(1)(2)
のパネル面に接触され、且つ機械的なスイッチか「オ
ン」された状態では第4ステップST4に進み後述する
「ずれ量」 の値を「0,0」として第17ステップST17に進み描画等の
その他の処理を行なってエンドに至る。第3ステップST
3が「YES」であれば第5ステップST5に進んでCPU(21)
内のタイマ機能のカウンタを零にし、次の第6ステップ
ST6に進んで現在、ディスプレイ兼タブレット(1)
(2)の画面(47)上に映出されているx軸及びy軸方
向の座標値(x0,y0)の値をRAMのX及びYに格納させ
る。次に第7ステップST7では再び電子ペン(3)がア
ップされた状態であるか否かを判断し、「NO」、即ちペ
ン先が「オン」された場合は第4ステップST4から第17
ステップST17に至りエンドに至る。第7ステップST7
「YES」であれば第8ステップST8に進んでCPU(21)は
現在の位置指示カーソルの座標値(x0,y0)〜(xn,yn
がRAMに第6ステップST6で格納した(x0,y0)と等しい
か否かを判断する。第8ステップST8が「NO」であれば
ペン先が揺れているので、第9ステップST9に進んで位
置指示カーソル(42)の移動等のその他の処理を行なっ
て第1ステップST1に戻される。第8ステップST8が「YE
S」であれば第10ステップST10に進んでタイマカウンタ
をプラス1する。次に第11ステップST11に進みCPU(2
1)はタイマカウンタが所定の値、例えば「100」(時間
的には1〜2秒)カウントしたか否かを判断する。この
判断で「NO」であれば第7ステップST7→第8ステップS
T8→第10ステップST10→第11ステップST11のループを所
定の値「100」カウントするまで循環する。タイマカウ
ンタが「100」に達しない範囲で電子ペン(3)の先端
が揺れる様な時には第8ステップST8の「NO」条件によ
って第9ステップST9で位置指示カーソル(42)は揺れ
た座標位置(例えばx2,y2)を表示することになる。
次に第11ステップST11が「YES」で所定値「100」をタ
イマカウンタがカウントすると、第12ステップST12に進
んでx,y座標固定処理及び位置指示カーソル(42)の形
を変えてロック状態とする。第12ステップST12により、
電子ペンは、第6ステップST6でメモリX,Yに格納した内
容である(x0,y0)を指示することになり、(x0,y0)の
位置で、指示が固定される。
更に、この場合に位置指示カーソル(42)は色を変え
たり、或は第2図に破線(51)で示す様に例えば位置表
示カーソル(42)を四角で囲みロック状態になったこと
を操作者が解る様に成すを可とする。
次の第13ステップST13ではCPU(21)は現在の位置指
示カーソル(42)の座標軸x,yのずれがX,Yの値と±3ド
ット以内であるか否かの比較を行ない、現在のカーソル
位置より±3ドット以内でなければ第9ステップST9
進んでカーソル移動等のその他の処理を行なって、第1
ステップST1に戻される。「YES」であれば、第14ステッ
プST14で指定座標をメモリーX,Yの値とし、第15ステッ
プST15で電子ペン(3)がアップ状態(パネル面に対接
していても機械的スイッチが「オフ」である場合も含
む)か否かを判断して「YES」状態であれば第13ステッ
プST13に戻されるが「NO」であれば第16ステップST16
ずれ量の補正を行なった後に第17ステップST17により描
画等のその他の処理を行なってエンドに至る。
ここで、第16ステップST16のずれ量補正について説明
する。上記した第1図のフローチャートから、明らかな
様に第12ステップ及び第13ステップ終了後は実際に電子
ペン(3)が第2図の様にレポート画面(47)にダウン
された点(54)はメモリーにX,Yとして固定された中心
点(42)とは異なったものとなる。その結果ペン先を破
線で示す様にパネル面に沿って直線(53)を引いて行く
とすると固定点の中心点(42)からエコーバックの軌跡
(52)が生じる。よって、実際の電子ペン(3)の直線
(53)上の所定位置(55)の表示座標値 は固定した軌跡(52)上の所定位置(55)と対応した位
置(56)の実際の座標 に比べてY軸方向で X軸方向で のずれが生ずる。よって、ずれ量 の値は位置(56)での実際の座標 と電子ペン(3)の所定位置 との夫々の差は となり、位置(56)の に補正して第17ステップST17に与える必要がある。この
様なずれ量の補正方法としてはハード的或はソフト的に
種々補正することが出来る。例えば、ずれ量の補正を直
ちに行なうとか、ずれ量を差分としてそのまま維持し、
停止位置で補正を行なう様にする等が考えられる。更に
第3図に示す様に実際のペンダウン点と固定点の所定位
置(55),(56)を中心に同心状円を描き直線(53)が
第1の円(57)を出て第2の円(58)内に入った時に所
定の例えば“1"の距離だけ軌跡(52)側に収斂させ、更
に第3の円(59)内に入った時に所定の例えば“2"の距
離だけ収斂させる様にして徐々に距離に応じて収斂させ
る様にしても良い。本発明は叙上の如く構成させたので
電子ペンの先端を所定の指定位置に簡単に定め、且つ正
しい図形を容易に描くことが出来る。
〔発明の効果〕
本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方法によ
ればペン先を「オン」しない状態で所定時間保持させて
おくことで指定位置を定められるので指定位置が簡単に
定められて正しい図形を容易に描くことの出来るものが
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の情報入力制御装置の一実施例を示す流
れ図、第2図は画面例を示す説明図、第3図はずれ補正
説明図、第4図は本発明の情報入力制御装置の一実施例
を示す外観斜視図、第5図は本発明の情報入力制御装置
の一実施例を示す系統図、第6図は従来の画面例を示す
説明図である。 (1)はディスプレイ部、(3)は電子ペン、(20)は
CPU、(42)は位置指示カーソルである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段と表示手段を重ね、電子ペンを用
    いて情報を入力するように構成するとともに、記憶手段
    を構成した情報入力制御装置において、 上記電子ペンが上記表示手段に接近したことを検知し、
    上記電子ペンの指示する第1の座標値を上記記憶手段に
    格納する座標値格納手段と、 上記座標値格納手段により格納され上記第1の座標値と
    の比較により、上記電子ペンの停止状態を検知する停止
    検知手段と、 上記停止検知手段により検知された停止状態が所定時間
    より長いことを検知する停止時間検知手段と、 上記停止時間検知手段に基づき、上記電子ペンが上記第
    1の座標値の位置を指示するものとする固定処理を行う
    座標固定手段と、 上記電子ペンが現在指示している第2の座標値のずれ
    が、上記座標固定手段により固定指示された上記第1の
    座標値から所定範囲内であるときは、現在の上記電子ペ
    ンが上記第1の座標値の位置を指示しているとする処理
    を行う座標最終指定手段と、 上記電子ペンが第2の座標値の位置にて上記表示手段と
    接触したときに、上記第1の座標値と上記第2の座標値
    のずれ量を算出し、実際の上記電子ペンの先端の描く軌
    跡に、上記ずれ量に基づく補正を行い、上記表示手段に
    描画した軌跡を表示する描画軌跡表示手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報入力処理装置。
  2. 【請求項2】入力手段と表示手段を重ね、電子ペンを用
    いて情報を入力するとともに、該情報を記憶手段に記憶
    する情報入力制御方法において、 上記電子ペンが上記表示手段に接近したことを検知し、
    上記電子ペンの指示する第1の座標値を上記記憶手段に
    格納する座標値格納ステップと、 上記座標値格納ステップより格納された上記第1の座標
    値との比較により、上記電子ペンの停止状態を検知する
    停止検知ステップと、 上記停止検知ステップにより検知された停止状態が所定
    時間より長いことを検知する停止時間検知ステップと、 上記停止時間検知ステップに基づき、上記電子ペンが上
    記第1の座標値の位置を指示するものとする固定処理を
    行う座標固定ステップと、 上記電子ペンが現在指示している第2の座標値のずれ
    が、上記座標固定ステップにより固定指示された上記第
    1の座標値から所定範囲内であるときは、現在の上記電
    子ペンが上記第1の座標値の位置を指示しているとする
    処理を行う座標最終指定ステップと、 上記電子ペンが第2の座標値の位置にて上記表示と接触
    したときには、上記第1の座標値と上記第2の座標値の
    ずれ量を算出し、実際の上記電子ペンの先端の描く軌跡
    に、上記ずれ量に基づく補正を行い、上記表示手段に描
    画した軌跡を表示する描画軌跡表示ステップとを備える
    ことを特徴とする情報入力処理方法。
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