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JP3320606B2 - 光分岐モジュール - Google Patents

光分岐モジュール

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Publication number
JP3320606B2
JP3320606B2 JP04188696A JP4188696A JP3320606B2 JP 3320606 B2 JP3320606 B2 JP 3320606B2 JP 04188696 A JP04188696 A JP 04188696A JP 4188696 A JP4188696 A JP 4188696A JP 3320606 B2 JP3320606 B2 JP 3320606B2
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JP
Japan
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optical
connector
optical fiber
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connection
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JP04188696A
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仁博 百津
茂則 後藤
義和 野村
隆司 美馬
真人 黒岩
直樹 中尾
孝 海老原
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujikura Ltd
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用の光心線に
試験光を挿入するための光分岐モジュールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光ファイバネットワークにおいて、例え
ば、光ケーブルを光コネクタ接続により光ファイバ心線
へ分岐接続するには、多数の局内外光ファイバを成端し
て大群構成とする光配線架が使用される。特に加入者系
伝送路に用いられる光配線架としては、FTM(Fib
er Termination Module)が用い
られる。図3および図4は、FTMに適用された従来の
光配線架を示す図であり、図中、符号1はフレーム、2
は端子板、3は光コネクタ、4は光分岐モジュールであ
る。
【0003】前記フレーム1は、水平に配置された仕切
板5によって等間隔の複数段に仕切られた棚状に形成さ
れており、前記光分岐モジュール4を収納する段が複数
段形成されている。このフレーム1の各段の同一側開口
部には、該開口部を略覆う端子板2が固定されている。
この端子板2には前記光コネクタ3の取り付け用の穴6
が複数並べて連設され、この穴6内に周知のSC形の光
コネクタ3が2個づつ配置・固定されている。この光コ
ネクタ3は、外側に局内光ファイバ心線7が接続される
図示しないSC形端子が複数配置され、内側に局外光フ
ァイバ心線が接続される図示しない複数のSC形端子が
前記局内光ファイバ心線7用の端子に対応する位置に配
置されている。
【0004】以下、光分岐モジュール4の基本構成を図
7に示す。図7に示すように、光分岐モジュール4内に
は、光カプラ9、光フィルタ4d、および光ファイバ4
cを切り替え接続するための光コネクタ10等の光部品
が収納される。光線路の試験・管理を行うには、まず、
試験対象となる心線を収納する光分岐モジュールを心線
選択装置4aにて選択し、光パルス試験装置4bから送
出された試験光(光パルス)を、光カプラ9を経由して
測定対象となる局外側の光ファイバ4cへ送出し、さら
に、当該光ファイバ4cで発生する後方散乱光を光カプ
ラ9を経由して光パルス試験装置4bの受光部で受光
し、次いで、受光された後方散乱光の波形を解析するこ
とにより光線路の損失異常をモニタする。
【0005】図5、図6に沿って、従来の4心用分岐モ
ジュールについて説明すれば、この光分岐モジュール
は、全体として薄板状のパッケージであり、図示しない
開閉蓋により開閉可能である。光分岐モジュール4の後
面側(図5、図6左側)には、局外光ケーブル(成端ケ
ーブル)Kから導出された4心光ファイバテープ8a
と、心線選択装置から導出された1本の8心光ファイバ
テープ8bが導入される。光分岐モジュール4内には、
4個のファイバ形光カプラ9が収納されており、心線選
択装置側の光ファイバテープ8bは、8心MTコネクタ
10により、光カプラ9側の8心光ファイバテープに接
続される。
【0006】次に、局外光ケーブル(成端ケーブル)側
の光ファイバテープ8aは、4心MTコネクタ10によ
り、光カプラ9側の光ファイバテープ(図示せず)に接
続される。一方、光カプラ9の局内側のポートから導出
される1本の4心光ファイバテープは、光コード8wと
してパッケージ外部へ導出され、さらに、側板に固定さ
れた多心単心分岐器Fにて単心光ファイバ8yへ分岐さ
れる。分岐された各単心光ファイバ8yの先端は、SC
形プラグへ成端されており、フレーム1の端子板2に固
定されたSC形光アダプタ3へ接続される。
【0007】この光分岐モジュール4は、前記フレーム
1の各段に、例えば13.5mm幅で、一段に50個程
度設けられる。光分岐モジュール4の内部には、光コー
ド8wと、該光コード8wに接続された光カプラ9と、
光ファイバテープ8a、8bと光コード8wとを接続切
り替え可能に光接続するMTコネクタ10(Mecha
nically Transferable)とが収納
されている。光分岐モジュール4の収納時に上側となる
側部には、フレーム1の各段の上部に架設された吊り下
げレール11から吊り下げるための吊り下げ部材12が
取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光分岐モジュール4の場合、部品点数が多い上、収容
心線数の増大や実装密度の高度化の要求に鑑みて各段に
十分な広さが確保されていないため、狭隘な空間におい
て光コネクタ3等の光部品の取付作業を行なわねばなら
ず、作業性が極めて悪かった。また、特定の1個の光分
岐モジュール4の交換においても、その光分岐モジュー
ル4の近傍の光分岐モジュール4も取り外して作業者の
手が入る程度の空間を確保する必要があり、光配線架の
高密度化に伴い作業に困難をきたすようになってきた。
【0009】すなわち、心線の切り替えに際して光分岐
モジュール4内に収納されたMTコネクタ10を切り替
えるために光ファイバ切替接続システムを使用する場合
には、図6に示すように、該当の光分岐モジュール4を
フレーム1から引き出して棚に載置し、引き出した光分
岐モジュール4内を開放して、内部からMTコネクタ1
0を引き出すが、光分岐モジュール4内のMTコネクタ
10の引き出し時には、光コード8wなどに接続されて
いる前記光カプラ9やフィルタ等(図示せず)の光部品
まで一緒に引き出すこととなり、活線状態では光通信に
影響を与えることなく作業を行うことが困難になってい
た。
【0010】前記光配線架にあっては、収容心線数の増
大に伴いさらなる実装密度の向上の要求があるが、前述
した光分岐モジュール4を引き出すための各光分岐モジ
ュール間の空間やMTコネクタ10で接続切り替えする
ための作業場所を確保する必要があるため、実装密度の
向上には限界があった。
【0011】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光分岐モジュールを載置するような引出用の作業
スペースを削減して実装密度を向上することができると
ともに、接続切り替え等の作業時に光通信に与える影響
を可及的に軽減することができる光分岐モジュールを提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光分岐モジュー
ルでは、分岐接続用光コネクタを一端部に支持し、途中
に光カプラが介在された光ファイバを内部に収納する本
体と、光ファイバ同士を切り替え可能に接続する切替用
コネクタおよびその接続余長を収納し、本体の前記分岐
接続用光コネクタと対向する端部において出没自在に設
けられ、本体から離間した際に接続余長が引出余長とし
て引き出される可動余長収納部とを備え、前記可動余長
収納部が、前記接続余長を巻回して収納する回動自在に
設けられた円板と該円板の中央部に設けられた前記切替
用コネクタを支持するコネクタ支持部とを備える構成と
したことを前記課題の解決手段とした。本発明の光分岐
モジュールの作用としては、本体に対して可動余長収納
部を引き出して、切替用光コネクタの切り替え作業や、
可動余長収納部内の他の光部品の交換やメンテナンスを
行なう。こうすることにより、本体を引き出す必要がな
いので、本体内の光部品や隣接された光分岐モジュール
内の光部品に影響を与えること無く作業を行なえるとと
もに、引き出した切替用光コネクタの再収納も容易であ
る。また、可動余長収納部を本体に対して引き出した場
合には、可動余長収納部から引き出された光ファイバが
引出余長として機能する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、図1および図2を参照して説明する。図中符号20
は本実施の形態の光分岐モジュールである。図中、前記
図3から図7と同一の構成部分には同一の符号を付し、
その説明を簡略化する。光分岐モジュール20は、図3
および図4記載の前記フレーム1に収納されるものであ
る。
【0014】前記光分岐モジュール20は、図1および
図2に示すように、支持手段21を介してフレーム1内
の定位置に支持可能に構成され、該支持時にフレーム1
外側に臨む一端部22に局内装置側への分岐接続用光コ
ネクタ23が設置され、該分岐接続用光コネクタ23に
接続された4心または8心の複数本の光ファイバテープ
25(多心光ファイバ)および該光ファイバテープ25
の途中に介在された光カプラ28や分岐部29等の光部
品を内部に収納する薄板状の本体24と、光ケーブルK
から導出された光ファイバテープ8a、8b(光ファイ
バ)と光ファイバテープ25とを切り替え可能に接続す
る切替用コネクタとしてのMTコネクタ26およびその
接続余長25aを収納し、本体24の前記分岐接続用光
コネクタ23と対向する端部において出没自在に設けら
れ、本体24から離間した際に接続余長25aが引き出
されて引出余長として機能する可動余長収納部27とを
備えている。
【0015】前記本体24は、プラスチック等の軽量な
素材からなり、外面視長方形板状の有底角筒体である。
この本体24の長方形の短辺方向の一側端面の前記分岐
接続用コネクタ23寄りの部分には、前記支持手段21
として吊具30(21)が取り付けられている。この吊
具30は、フレーム1における光分岐モジュール20を
配置する段の上段の仕切板5に設けた図示しない係合部
に局外側(図1左側)から係合することにより、本体2
4を所定の向き(端子板2に対して垂直、かつ仕切板5
に対して垂直)な平面内に位置決めする。なお、吊具3
0の位置は、図示したものに限られない。また、支持手
段21としては、前記吊具30以外、本体24を前記所
定の向きに位置決め可能なものであれば、他の構成であ
ってもよい。
【0016】本体24の一端部22には、分岐接続用コ
ネクタ23を支持するための端面板31が設けられてい
る。この端面板31の上部(図1上側)には、コネクタ
支持穴32が開口されている。このコネクタ支持穴32
には、分岐接続用コネクタ23が光ファイバ心線同士を
光接続する接続軸線を端面板31と垂直として嵌め込ま
れている。端面板31の局内側端面には、フレーム1に
挿入した光分岐モジュール20が前記吊具30を中心と
して揺動することを防止する振れ止めピン31aが突設
されている。
【0017】分岐接続用コネクタ23は、位置決め用リ
ングスリーブが内蔵された多心SC形の光アダプタであ
って、分岐部29によって単心分岐された光ファイバテ
ープ25の先端を成端するSCプラグ23aが着脱され
るようになっている。分岐部29は、光カプラ28から
出た光ファイバテープ25に単心光ファイバを融着して
多心単心分岐するようになっている。分岐接続用コネク
タ23には、局内側光ファイバ心線7を成端するSCプ
ラグ23bが外側から挿抜可能に差し込まれるようにな
っている。光カプラ28は、基板導波路型であって、光
フィルタを内蔵している。
【0018】本体24の内壁面には、前記光ファイバテ
ープ25の余長を規定以上の半径を維持して湾曲させて
収納するための半径維持突起33が複数突設されてい
る。これら半径維持突起33は、光ファイバテープ25
を規定以上の半径で湾曲可能な程度の半径で湾曲された
円弧状のフランジであって、本体24の内壁面において
一列に連設されている。これら半径維持突起33が連設
領域の両側方には、光カプラ28や分岐部29を支持す
るための光部品支持部34が設けられている。
【0019】本体24の局外側端部には、前記可動余長
収納部27をガイドして本体24に対して本体24の長
手方向に沿ってスライド移動自在とするガイド部35が
突設されている。このガイド部35は、本体24の断面
方向一側部を本体24の局外側に突出させた部分であ
る。このガイド部35の上端部(図1上側)には、可動
余長収納部27に設けられた図示しない係合部と係合し
て可動余長収納部27を吊下げた状態でスライド移動自
在に支持し、ガイド部35の局外側において出没可能と
するレール36が設けられている。
【0020】ガイド部35の基端部には、可動余長収納
部27の局内側への移動を規制する規制板37が設けら
れている。この規制板37は、本体24の長手方向略中
央部に位置し、本体24の厚さ方向に延在して、本体2
4に光ファイバテープ25の余長を収納可能な余長収納
部38を画成している。規制板37の余長収納部38側
には、光ファイバテープ25を引き留めるコード引留具
37aが取り付けられている。
【0021】ガイド部35の局外側端部には、本体24
をフレーム1の局外側から局内側に向けて挿入した際に
本体24をその挿入方向において位置決めする樹脂製の
位置決め部材35aが突設されている。位置決め部材3
5aは、本体24をフレーム1に挿入した際に、先端が
フレーム1の図示しない止め穴に挿入されることによ
り、本体24をフレーム1に対して位置決めするように
なっている。止め穴に挿入された位置決め部材35a
は、止め穴にさらに押し込むことにより先端が拡径し
て、フレーム1に対して仮留めされるようになってい
る。位置決め部材35aは、フレーム1内に挿入された
本体24をフレーム1の局外側に引き出すための引き出
しつまみとしても利用することができる。
【0022】前記可動余長収納部27は、前記ガイド部
35のレール36に移動自在として吊り下げられた長方
形状の基板39と、この基板39の中央部において基板
39に垂直な軸線を以て回動自在に設けられた正円形の
円板40とを備えている。基板39は、前記ガイド部3
5に収納可能な大きさの長方形板であって、中央部に前
記円板40を回動自在として収納することができる円形
凹部41を有している。円板40は、直径方向に延在す
る溝42を介して互いに突き合わせ状態になっている2
つの半円部43を有している。各半円部43の中央部に
は、その外側に卷装された光ファイバテープ8a、8b
の湾曲半径を維持する略楕円形のマンドレル44が膨出
されている。各半円部43は、円形凹部41の内周面と
マンドレル44の外周面との間に光ファイバテープ8
a、8bを規定以上の湾曲半径を維持して収納するよう
になっている。前記溝42の中央部には、前記MTコネ
クタ26を挟持して支持するためのコネクタ支持部45
が設けられている。
【0023】なお、円板40は、基板39の円形凹部4
1に円板40の外周面の半分以上が覆われ、しかも、外
周面が円形凹部41の内周面とそれぞれ周方向に延在す
る図示しない突条と溝とで凹凸係合されているので、円
形凹部41から脱落することはない。円板40の下部
は、円形凹部41の開放された下方に露出されているの
で、この露出した部分を利用して光ファイバテープ8
a、8bを容易に卷装できるようになっている。また、
円板40に卷装された光ファイバテープ8a、8bは、
円板40の外面側に着脱自在に装着された蓋40aによ
って、円板40の外方に突出しないように収められてい
る。円板40は、正円形以外、楕円形等であってもよ
い。また、円板40と円形凹部41とは、相対回転の範
囲が設定された形状であっても構わない。
【0024】図示した光分岐モジュール20にあって
は、それぞれコード化された1本の光ファイバテープ8
aと2本の光ファイバテープ8bとが導入されている。
これら光ファイバテープ8a、8bは、4心または8心
のMTコネクタ26を介してそれぞれ同一心数の光ファ
イバテープ25と切り替え可能に接続されている。MT
コネクタ26をコネクタ支持部45に支持した際に生じ
る光ファイバテープ25の接続余長25aは、マンドレ
ル44の外周面に卷回されて可動余長収納部27内に収
納されている。光ファイバテープ25は3本を要する。
また、MTコネクタ26は3個要する。これらMTコネ
クタ26のいずれにも、光ファイバテープ25が接続さ
れている。
【0025】光ファイバテープ25は、余長収納部38
内において、半径維持突起33によって規定以上の湾曲
半径で湾曲されて収納され、その途中において介在した
光カプラ28や分岐部29を経て、前記分岐接続用コネ
クタ23を介して局内光ファイバ心線7と切り替え可能
に接続されている。前記分岐接続用コネクタ23として
は、4心のものが2連として用いられている。
【0026】本発明の光分岐モジュールは、局外側から
導入された複数本の光ファイバテープ8a、8bを可動
余長収納部27において前記MTコネクタ26を介して
光ファイバテープ25と切り替え可能に接続するととも
に、前記光ファイバテープ25の単心分岐した先端を接
続した分岐接続用コネクタ23を介して局内光ファイバ
心線7と切り替え可能に接続し、光ファイバテープ25
の余長を余長収納部38内に規定以上の湾曲半径を維持
して収納し、光分岐モジュール20をフレーム1の適切
位置に収納する。また、光ファイバテープ25のMTコ
ネクタ26における接続余長25aをマンドレル44の
外周部に卷装して収納する。
【0027】フレーム1に収納した光分岐モジュール2
0において、MTコネクタ26での接続を切り替えるに
は、可動余長収納部27を本体24に対して局外側に引
き出してMTコネクタ26を該MTコネクタ26に接続
されている光ファイバテープ8a、8b、25ごと取り
出し、切り替え作業を行なう。この際、円板40は、円
形凹部41に対して回転可能になっているので、可動余
長収納部27の引き出しに伴って回転してマンドレル4
4外側に卷装されている光ファイバテープ25の接続余
長25aが巻き出され、引出余長として機能する。巻き
出された接続余長25aは、コード引留具37aによっ
て引き留められているので、本体24内に収納されてい
る光ファイバテープ25に引張力が作用することが無
く、本体24内の光部品に影響を与えることなく効率良
く作業を行なうことができる。
【0028】MTコネクタ26を再収納する際には、円
板40を回転することにより、MTコネクタ26に接続
されている光ファイバテープ8a、8b、25の余長を
マンドレル44の外周面に卷装する。こうすることによ
り、各光ファイバテープ8a、8b、25同士が絡むこ
となく、効率良く再収納することができる。また、分岐
接続用コネクタ23において、局内光ファイバ心線7を
差し替えるか、光分岐モジュール20をフレーム1から
引き出して光ファイバテープ25のSCプラグ23aを
分岐接続用コネクタ23に対して差し替える。さらに、
光分岐モジュール20をフレーム1に対して挿抜するに
は、位置決め部材35aを利用して光分岐モジュール2
0をフレーム1に対して移動する。
【0029】したがって、本発明の光分岐モジュール2
0によれば、複数本の光ファイバテープ8a、8b、2
5を省スペースで収納することができるので、実装密度
が向上するとともに、可動余長収納部27を本体24に
対して引き出し、再収納するだけで光ファイバテープ8
a、8b、25の余長やMTコネクタ26等の光部品を
一体的に引き出し、再収納でき、MTコネクタ26にお
ける接続切り替え時には本体24を引き出す必要が無い
ので、本体24内の光部品や隣設された光分岐モジュー
ル20内の光部品に影響を与えること無く作業を行なえ
るとともに、引き出した光部品の再収納も容易である。
この結果、光ファイバテープ8a、8bと光ファイバテ
ープ25との接続切り替えを、活線状態のまま行なうこ
とが可能となる。
【0030】また、局外側に引き出し可能な可動余長収
納部27において回転自在の円板40を採用したことに
より、可動余長収納部27の引出余長を収納するスペー
スの設置が不要であり、フレーム1の奥行き方向の寸法
を縮小することができ、光ファイバテープ8a、8b、
25や分岐接続用コネクタ23の実装密度が一層向上す
る。加えて、光配線架において隣設した光分岐モジュー
ル20間に接続切替用の作業スペースを確保する必要が
無いので、光分岐モジュール20同士を接近させて設置
することができ、光配線架における光分岐モジュール2
0の実装密度が向上して、より多心の光ケーブルKに対
応することができる光配線架を提供することができる。
【0031】なお、本発明の光分岐モジュールは、光配
線架以外、光配線盤や光成端箱等にも適用することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光分岐モ
ジュールによれば、分岐接続用光コネクタを一端部に支
持し、途中に光カプラが介在された光ファイバを内部に
収納する本体と、光ファイバ同士を切り替え可能に接続
する切替用コネクタおよびその接続余長を収納し、本体
の前記分岐接続用光コネクタと対向する端部において出
没自在に設けられ、本体から離間した際に接続余長が引
出余長として引き出される可動余長収納部とを備え、本
体において複数本の光ファイバを省スペースで収納する
ことができるので、実装密度が向上するとともに、可動
余長収納部を本体に対して出没させるだけで光ファイバ
の余長や切替用コネクタ等の光部品を一体的に引き出せ
て、切替用コネクタにおける接続切り替え時には本体を
引き出す必要が無いので、本体内の光カプラ等の光部品
や隣設された光分岐モジュール内の光部品に影響を与え
ること無く接続切り替え作業を行なうことができ、しか
も引き出した光部品の再収納が容易になるといった優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光分岐モジュールの実施の形態を示
す側断面図である。
【図2】 図1の光分岐モジュールを示す斜視図であ
る。
【図3】 光配線架を示す側面図である。
【図4】 光配線架を示す正面図である。
【図5】 従来の光分岐モジュールを示す側面図であ
る。
【図6】 従来の光分岐モジュールを示す図であって、
MTコネクタでの接続切り替えを示す側面図である。
【図7】 光分岐モジュールの基本構成を示す略図であ
る。
【符号の説明】
1…フレーム、7…光ファイバ心線(局内光ファイバ心
線)、8…光ファイバテープ、20…光分岐モジュー
ル、21…支持手段、22…端部、23…分岐接続用コ
ネクタ、24…本体、25…光ファイバテープ、25a
…接続余長、26…切替用コネクタ(MTコネクタ)、
27…可動余長収納部、28…光カプラ、30…支持手
段(吊具)、K…光ケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 美馬 隆司 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 黒岩 真人 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中尾 直樹 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 海老原 孝 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−222527(JP,A) 特開 平9−197143(JP,A) 特開 平9−197142(JP,A) 特開 平9−197138(JP,A) 特開 平9−5532(JP,A) 特開 平8−327830(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心の光ファイバ(8a、8b)を光コ
    ネクタ接続により光ファイバ心線(7)へ分岐接続する
    ための光分岐モジュール(20)であって、分岐接続用
    光コネクタ(23)を一端部(22)に支持し、途中に
    光カプラ(28)が介在された光ファイバ(25)を内
    部に収納する本体(24)と、光ファイバ同士を切り替
    え可能に接続する切替用コネクタ(26)およびその接
    続余長(25a)を収納し、本体の前記分岐接続用光コ
    ネクタと対向する端部において出没自在に設けられ、本
    体から離間した際に接続余長が引出余長として引き出さ
    れる可動余長収納部(27)とを備え、前記可動余長収
    納部が、前記接続余長を巻回して収納する回動自在に設
    けられた円板(40)と該円板の中央部に設けられた前
    記切替用コネクタを支持するコネクタ支持部(45)と
    を備えることを特徴とする光分岐モジュール。
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