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JP3349882B2 - 光接続部収納ケース - Google Patents

光接続部収納ケース

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Publication number
JP3349882B2
JP3349882B2 JP06500696A JP6500696A JP3349882B2 JP 3349882 B2 JP3349882 B2 JP 3349882B2 JP 06500696 A JP06500696 A JP 06500696A JP 6500696 A JP6500696 A JP 6500696A JP 3349882 B2 JP3349882 B2 JP 3349882B2
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optical
case
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optical fiber
connection
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JP06500696A
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仁博 百津
義和 野村
英行 細谷
隆司 美馬
真人 黒岩
直樹 中尾
孝 海老原
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP06500696A priority Critical patent/JP3349882B2/ja
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  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多心の光ファイバ
を光コネクタ接続により光ファイバ心線へ分岐接続し、
通信用の光ファイバ心線に試験光を送入するための光接
続部収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバネットワークにおいて、例え
ば、光ケーブルを光コネクタ接続により光ファイバ心線
へ分岐接続するには、多数の局内外光ファイバを成端し
て大群構成とする光配線架が使用される。特に加入者系
伝送路に用いられる光配線架としては、FTM(Fib
er Termination Module)が用い
られる。図5および図6は、FTMに適用された従来の
光配線架を示す図であり、図中、符号1はフレーム、2
は端子板、3は光コネクタ、4は光分岐モジュールであ
る。
【0003】前記フレーム1は、水平に配置された仕切
板5によって等間隔の複数段に仕切られた棚状に形成さ
れており、前記光分岐モジュール4を収納する段が複数
段形成されている。このフレーム1の各段の同一側開口
部には、該開口部を略覆う端子板2が固定されている。
この端子板2には前記光コネクタ3の取り付け用の穴6
が複数並べて連設され、この穴6内にSC形の光コネク
タ3が2個づつ配置・固定されている。この光コネクタ
3は、外側に局内光ファイバ心線7が接続される図示し
ないSC形端子が複数配置され、内側に局外光ファイバ
心線が接続される図示しない複数のSC形端子が前記局
内光ファイバ心線7用の端子に対応する位置に配置され
ている。
【0004】以下、光分岐モジュール4の基本構成を図
9に示す。図9に示すように、光分岐モジュール4内に
は、光カプラ9、光フィルタ4d、および光ファイバ4
cを切り替え接続するための光コネクタ10等の光部品
が収納される。光線路の試験・管理を行うには、まず、
試験対象となる心線を収納する光分岐モジュールを心線
選択装置4aにて選択し、光パルス試験装置4bから送
出された試験光(光パルス)を、光カプラ9を経由して
測定対象となる局外側の光ファイバ4cへ送出し、さら
に、当該光ファイバ4cで発生する後方散乱光を光カプ
ラ9を経由して光パルス試験装置4bの受光部で受光
し、次いで、受光された後方散乱光の波形を解析するこ
とにより光線路の損失異常をモニタする。
【0005】図7、図8に沿って、従来の4心用光分岐
モジュールについて説明すれば、この光分岐モジュール
は、全体として薄板状のパッケージであり、図示しない
開閉蓋により開閉可能である。光分岐モジュール4の後
面側(図7、図8左側)には、局外光ケーブル(成端ケ
ーブル)Kから導出された4心光ファイバテープ8a
と、心線選択装置から導出された1本の8心光ファイバ
テープ8bが導入される。光分岐モジュール4内には、
4個のファイバ形光カプラ9が収納されており、心線選
択装置側の光ファイバテープ8bは、8心MTコネクタ
10(Mechanically Transfera
ble)により、光カプラ9側の8心光ファイバテープ
に接続される。
【0006】次に、局外光ケーブル(成端ケーブル)側
の光ファイバテープ8aは、4心MTコネクタ10によ
り、光カプラ9側の光ファイバテープ(図示せず)に接
続される。一方、光カプラ9の局内側のポートから導出
される1本の4心光ファイバテープは、光コード8wと
してパッケージ外部へ導出され、さらに、側板に固定さ
れた多心単心分岐器Fにて単心光ファイバ8yへ分岐さ
れる。分岐された各単心光ファイバ8yの先端は、SC
形プラグへ成端されており、フレーム1の端子板2に固
定されたSC形光アダプタ3へ接続される。
【0007】この光分岐モジュール4は、前記フレーム
1の各段に、例えば13.5mm幅で、一段に50個程
度設けられる。光分岐モジュール4の内部には、光コー
ド8wと、該光コード8wに接続された光カプラ9と、
光ファイバテープ8a、8bと光コード8wとを接続切
り替え可能に光接続するMTコネクタ10とが収納され
ている。光分岐モジュール4の収納時に上側となる側部
には、フレーム1の各段の上部に架設された吊り下げレ
ール11から吊り下げるための吊り下げ部材12が取り
付けられている。
【0008】光ファイバテープ8a、8b同士を直接光
接続する場合には、図10に示すように、MTコネクタ
13および接続余長14を直収用ケース15に収納す
る。直収用ケース15は、光分岐モジュール4の吊り下
げ部材12と同様の構成の吊り下げ部材16によってフ
レーム1内に吊り下げて、光分岐モジュール4と並列に
収納されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な直収用ケース15の場合、収納した光ファイバテープ
8a、8bを局内光ファイバ心線7に分岐する場合には
光分岐モジュール4と交換されて捨てられるので、コス
トの面で無駄が生じる上、直収用ケース15内に収納し
た光ファイバテープ8a、8bをケース15内から取り
出して光分岐モジュール4に再収納する作業に手間がか
かるといった問題が生じていた。また、収容心線数の増
大や実装密度の高度化の要求に鑑みて光配線架の各段に
は十分な広さが確保されていないため、直収用ケース1
5を取り出した後の空間に光分岐モジュール4を組み立
てる作業では、周囲の光分岐モジュール4や直収用ケー
ス15を一旦取り外す等して十分な作業空間を形成する
必要があり、作業性が極めて悪かった。また、特定の1
個の直収用ケース15の取り出しにおいても、その直収
用ケース15の近傍の直収用ケース15や光分岐モジュ
ール4も取り外して作業者の手が入る程度の空間を確保
する必要があり、作業性が悪くなっていた。
【0010】直収用ケース15内に収納された光ファイ
バテープ8a、8bの接続を切り替えるために光ファイ
バ切替接続システムを使用する場合には、光分岐モジュ
ール4と同様に、該当の直収用ケース15をフレーム1
から引き出して棚に載置し、引き出した直収用ケース1
5内を開放して、内部からMTコネクタ13を引き出す
が、直収用ケース15内のMTコネクタ13の引き出し
時には、作業に関係の無い側の光ファイバテープ8a、
8bやMTコネクタ13まで一緒に引き出すこととな
り、活線状態では光通信に影響を与えることなく作業を
行うことが困難になっていた。
【0011】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光配線架の実装密度を向上することができるとと
もに、接続切り替え等の作業時に光通信に与える影響を
可及的に軽減することができる光接続部収納ケースを提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の光接続部収納ケースでは、光ファイバ同士を光
接続する光コネクタおよび接続余長を収納する光接続部
収納ケースであって、光コネクタおよび接続余長を収納
可能に構成され、複数本の光ファイバを内部に導入する
ための導入口(26)が開口されたケース本体(27)
と、該ケース本体を定位置に支持するための支持手段
(28)と、多心の光ファイバを単心光ファイバ(2
9)に分岐接続する分岐接続用光コネクタ(30)を一
端部(31)に突設状態に支持する光分岐モジュール本
体(32)の他端部(33)にケース本体を連結する連
結手段(40d、42)とを具備し、前記ケース本体に
備えられた連結手段は嵌合突起であり、前記光分岐モジ
ュール本体の他端部に備えられた連結手段は前記嵌合突
起が嵌合される嵌合部であり、前記ケース本体の前記光
分岐モジュール本体の他端部と対向する面に備えられた
連結手段が、前記光分岐モジュール本体の他端部に備え
られた連結手段に押し込まれて、前記ケース本体と前記
光分岐モジュール本体が連結されることを前記課題の解
決手段とした。
【0013】請求項記載の光接続部収納ケースでは、
請求項記載の光接続部収納ケースにおいて、前記ケー
ス本体には光分岐モジュール本体側に光ファイバを導出
する導出口が開口され、前記光分岐モジュール本体の他
端部には、該光分岐モジュール本体内の光ファイバを導
出するとともに、前記光ファイバを引き留める引留部を
先端に有し、前記導出口に内装可能になっている突起が
設けられていることを前記課題の解決手段とした。
【0014】請求項記載の光接続部収納ケースでは、
請求項1または2記載の光接続部収納ケースにおいて、
ケース本体内に光ファイバの接続余長を湾曲させて収納
するための半径維持部がケース本体の蓋に臨む面に突設
されている仕切シートを交換可能に収納して、ケース本
体内をそれぞれ接続余長を収納可能な複数の領域に仕切
ったことを前記課題の解決手段とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の光接続部収納ケース
の実施の形態を、図1から図4を参照して説明する。な
お、図中図5から図10と同一の構成部分には同一の符
号を付し、その説明を簡略化する。図中符号20は、本
実施の形態の光接続部収納ケースである。光接続部収納
ケース20は、図1および図2に示すように、光コネク
タとしてのMTコネクタ21および該MTコネクタ21
によって接続されるコード化された複数本の光ファイバ
テープ(光ファイバ)22、23の接続余長24、25
を収納可能に構成され、光ファイバテープ22、23を
内部に導入するための導入口26が後部(図1左側)に
開口されたケース本体27と、該ケース本体27を定位
置に支持するための支持手段としての吊り下げ部材28
と、ケース本体27を光分岐モジュール本体32(図4
参照)の他端部33に連結するための連結手段としての
嵌合突起42(後述)とを具備している。
【0016】ケース本体27は、プラスチック等の軽量
な材料によって分解可能な薄板状に形成され、図2に示
すように、フレーム1の各段の吊り下げレール11にか
えて設置した位置決め板1aに複数突設された位置決め
フランジ1bの間に背面側から挿入することにより定位
置に収納可能になっている。位置決め板1aは、フレー
ム1の各段の上下に一対対向配置されている。ケース本
体27内には、図2および図3に示すように、厚さ方向
中央部に配置されることによりケース本体27内を厚さ
方向で二つの領域36、38に仕切る仕切シート34が
交換可能に収納されるようになっている。
【0017】仕切シート34は、プラスチック等の軽量
な材料によって形成された板材であって、図1に示すよ
うに、接続余長24、25を規定以上の湾曲半径で湾曲
させて収納するための半径維持部35が両面にそれぞれ
複数突設されている。これら半径維持部35には、仕切
シート34のケース本体27内の厚さ方向における収納
位置を設定する機能もある。光接続部収納ケース20を
光分岐モジュール本体32に連結した時には、ケース本
体27内の仕切シート34によって仕切られた一側の領
域36内で成端側の光ファイバテープ22と光分岐モジ
ュール本体32内の光コード37とが光接続され、他側
の領域38内で光スイッチ46側の光ファイバテープ2
3と別の光コード39とが光接続されるようになってい
る。前記光コード37、39と光ファイバテープ22、
23とは、光ファイバテープ22、23同士を光接続す
るMTコネクタ21と接続切り替え可能なMTコネクタ
21によって光接続されるようになっている。
【0018】ケース本体27の内側には、適切位置に収
納された仕切シート34との間に光ファイバテープ2
2、23およびその接続余長24、25を挟み込んで支
持する押さえ片20aが複数突設されている。押さえ片
20aは、半径維持部35の外周部にも突設されてい
る。
【0019】ケース本体27の前部(図1、図4右側)
には、図4に示すように、ケース本体27を光分岐モジ
ュール本体32に連結した際に光分岐モジュール本体3
2後部に突設された位置決め突起40aを内装してケー
ス本体27を光分岐モジュール本体32に対して位置決
めする内装穴40bが設けられている。内装穴40b
は、ケース本体27内に収納した光コード37、39を
前方に引き出す導出口としても機能する。仕切シート3
4の内装穴40bに対応する部分にも、図示しない切り
欠き部が形成されており、内装穴40bに内装した位置
決め突起40aと干渉しないようになっている。ケース
本体27の前部の別の場所には、光分岐モジュール本体
32の後部に形成された嵌合部40dと着脱自在に嵌合
する嵌合突起42が突設されている。
【0020】ケース本体27の上部(図1、2、3上
側)には、図3に示すように、吊り下げ部材28が取り
付けられている。吊り下げ部材28は、フレーム1各段
の上側に設置した位置決め板1aの位置決めフランジ1
b間に挿入することにより光接続部収納トレー20を位
置決め可能、かつ図4に示すように、光分岐モジュール
本体32の後部に突設された桟部43にスライド方向に
挿抜可能に構成されている。前記桟部43は、光分岐モ
ジュール本体32をフレーム1の定位置に設置した場合
に、フレーム1の位置決めフランジ1b間に挿入される
ことにより、光分岐モジュール本体32を定位置に位置
決めする棒状の突設部である。
【0021】ケース本体27の後部には、図1および図
4に示すように、仕切シート34の後部に形成されてM
Tコネクタ21を着脱自在に支持するコネクタ支持部4
5aと、分岐モジュール本体32にケース本体27を連
結した際に、分岐モジュール本体32から導出されて光
スイッチ46と光接続される光ファイバ46aおよび該
光ファイバ46aを成端するMTコネクタ46bを収納
するコネクタ収納部45bとが内装される。コネクタ支
持部45aは、図3に示すように、仕切シート34の両
面に形成され、MTコネクタ21を着脱自在に支持する
ようになっている。コネクタ収納部45bは、一側の領
域36に開口する溝状の部分であって、光ファイバ46
aおよびMTコネクタ46bが引出可能に内挿されるよ
うになっている。
【0022】ケース本体27の下部には、図2に示すよ
うに、フレーム1の各段の下側の位置決め板1aの位置
決めフランジ1bに挿入されることによりガイドされ
て、ケース本体27を位置決めするガイド脚部47が突
設されている。ガイド脚部47は、図1に示すように、
ケース本体27の下部に突設された二つのフランジ48
を介して支持されている。フランジ48は、鋏等の手工
具で容易に切断可能になっている。
【0023】ケース本体27の両側部には、図3に示す
ように、開閉自在の蓋49が取り付けられている。ケー
ス本体27は、蓋49によって、仕切シート34によっ
て仕切られた両領域36、38を個別に開閉できるよう
になっている。
【0024】光分岐モジュール本体32は、図1に示す
ように、光コード37、39を局内光ファイバ心線29
(単心光ファイバ)に分岐接続する分岐接続用光コネク
タ30を一端部31に突設状態に支持し、光コード3
7、39の図示しない接続余長を内部に収納するように
なっている。光分岐モジュール本体32の上部には、位
置決め板1aによって位置決めされることにより、光分
岐モジュール本体32をフレーム1の定位置に位置決め
するガイド部44が取り付けられている。光分岐モジュ
ール本体32は、光接続部収納ケース20が後部に連結
されることにより、光分岐モジュールを構成するように
なっている。分岐接続用コネクタ30は、周知のSC型
光コネクタであって、位置決め用リングスリーブが内蔵
された単心ファイバ用の接続端子が8連とされ、光分岐
モジュール本体32を光配線架に収納した際に光配線架
の前面に露出するようになっている。
【0025】光分岐モジュール本体32の後部に突設さ
れた桟部43および位置決め突起40aは、互いに平行
になっている。位置決め突起40aの先端には、分岐モ
ジュール本体32の内部の光コード37、39をモジュ
ール本体32後部に導出するとともに、導出したコード
37、39を引き留める引留部40cが形成されてい
る。位置決め突起40aを内装穴40bに内装した時に
は、引留部40cから導出された光コード37、39
は、仕切シート34によって仕切られた二つの領域3
6、38に振り分けて収納される。
【0026】以下、本実施の形態の作用および効果を説
明する。光接続部収納ケース20は、直収用の仕切シー
ト34を収納してMTコネクタ21を介して接続された
複数組の光ファイバテープ22、23および接続余長2
4、25を収納(直収)する場合には、光ファイバテー
プ22、23および接続余長24、25を収納完了後
に、吊り下げ部材28とガイド脚部47とをそれぞれ位
置決め板1a間に直接挿入して位置決めすることによ
り、光配線架の適宜位置に収納される。
【0027】互いに接続された光ファイバテープ22、
23の組の接続余長24、25は、仕切シート34によ
って仕切られた光接続部収納ケース20の両領域36、
38に適当に振り分けて収納する。このとき、各光ファ
イバテープ22、23の組を接続するMTコネクタ21
も異なる領域36、38に収納するので、収納作業が容
易になるとともに、接続切り替え時に目的の光ファイバ
テープ22、23の引き出しや切り替え作業時に、関係
無い側のMTコネクタ21や接続余長24、25を引き
出す必要が無いので作業性が向上する。
【0028】光接続部収納ケース20を光分岐モジュー
ルの一部として使用(通常使用)する場合には、フレー
ム1から一旦引き出して光ファイバテープ22、23と
光コード37、39との接続作業を完了した後、ケース
本体27と光分岐モジュール本体32とを連結して光分
岐モジュールを構成した後、フレーム1の元の位置に差
し込む。ケース本体27と光分岐モジュール本体32と
の連結は、吊り下げ部材28を桟部43に係合させて、
光分岐モジュール本体32をフレーム1に設置した時に
桟部43からケース本体27が吊り下げられるようにす
るとともに、嵌合部40dと嵌合突起42とを嵌合させ
る。このとき、光接続部収納ケース20のガイド脚部4
7は、フランジ48を切断して除去する。こうすること
により、光接続部収納ケース20の高さ寸法が、桟部4
3とフレーム1の各段の下側の位置決めフランジ1bと
の間に収納可能な寸法になる。
【0029】成端側の光ファイバテープ22および光コ
ード37は一側の領域36に収納し、光スイッチ46側
の光ファイバテープ23および光コード39は他側の領
域38に収納する。ケース本体27内の両領域36、3
8には、光コード37、39の余長も収納するようにす
る。なお、光ファイバテープ22、23と光コード3
7、39との接続作業時には、仕切シート34を、例え
ば光カプラや光フィルタ等を収納可能なタイプに交換す
ることも可能である。
【0030】光分岐モジュールを構成した光接続部収納
ケース20は、光分岐モジュール本体32に対して後方
にスライドさせることにより、内装穴40bから光コー
ド37、39が引出余長として引き出されるようになっ
ている。したがって、光分岐モジュールを構成した光接
続部収納ケース20は、光分岐モジュール本体32の後
方に引き出すことにより、光分岐モジュール本体32内
の光部品等に振動等の影響を与えることなくMTコネク
タ21の接続切り替え等を行うことができるようになっ
ている。
【0031】したがって、本実施の形態の光接続部収納
ケース20によれば、直収と通常使用の二つの使用方法
を切り替えることができるので、例えば直収用として使
用した後に通常使用に転用する場合には、従来のように
廃棄する必要がなく、コスト面で有利である。この場
合、同一の光分岐モジュールを構成する光ファイバテー
プ22、23や光コネクタ21を収納したまま目的の光
分岐モジュールに組み込むことができるので、作業性が
良好である。
【0032】仕切シート34によって仕切られた二つの
領域36、38に光ファイバテープ22、23や光コー
ド37、39やMTコネクタ21を振り分けて収納する
ことができるので、直収と通常使用のいずれの場合にお
いても、これら光ファイバテープ22、23、MTコネ
クタ21、光コード37、39を整理して収納すること
ができ、光接続部収納ケース20や光分岐モジュールの
組み立て作業の能率が向上するとともに、一方の領域で
の作業が他方の領域に振動等の影響を与えることを防止
でき、活線状態においても、良好な作業性を維持するこ
とができる。また、仕切シート34を変更するだけで、
光接続部収納ケース20内に光カプラや光フィルタ等を
安定に収納することができるので、通常使用の場合の汎
用性が向上する。
【0033】なお、光接続部収納ケースの形状は、図示
したものに限られない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の光
接続部収納ケースによれば、光ファイバ同士を光接続す
る光コネクタおよび接続余長を収納する光接続部収納ケ
ースであって、光コネクタおよび接続余長を収納可能に
構成され、複数本の光ファイバを内部に導入するための
導入口が開口されたケース本体と、該ケース本体を定位
置に支持するための支持手段と、多心の光ファイバを単
心光ファイバに分岐接続する分岐接続用光コネクタを一
端部に突設状態に支持する光分岐モジュール本体の他端
部に連結する連結手段とを具備し、直収と通常使用の二
つの用途に使用できるようにしたので、汎用性が向上し
て、コストを低減することができる。
【0035】請求項2記載の光接続部収納ケースによれ
ば、請求項1記載の光接続部収納ケースにおいて、光分
岐モジュール本体への連結時に、光分岐モジュール本体
側に光ファイバを導出する導出口をケース本体に開口し
て、通常使用時に導出口を介してケース本体と光分岐モ
ジュール本体との間に光ファイバを布線するようにした
ので、直収用から通常使用への切り替えを効率良く行う
ことができる。
【0036】請求項3記載の光接続部収納ケースでは、
請求項1または2記載の光接続部収納ケースにおいて、
ケース本体内に仕切シートを交換可能に収納して、ケー
ス本体内をそれぞれ接続余長を収納可能な複数の領域に
仕切って、仕切シートを交換するだけで直収と通常使用
の二つの使用方法を切り替えることができるようにした
ので、例えば直収用として使用した後に通常使用に転用
する場合には、従来のように廃棄する必要がなく、コス
ト面で有利であるとともに、仕切シートによって仕切ら
れた二つの領域に光ファイバや光コネクタを振り分けて
収納することができるので、直収と通常使用のいずれの
場合においても、一方の領域での作業が他方の領域に振
動等の影響を与えることを防止でき、活線状態において
も、良好な作業性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光接続部収納ケースの実施の形態を
示す正面図である。
【図2】 本発明の光接続部収納ケースの実施の形態を
示す側面図である。
【図3】 本発明の光接続部収納ケースの実施の形態を
示す平面図である。
【図4】 本発明の光接続部収納ケースの実施の形態の
作用を示す正面図である。
【図5】 光配線架を示す側面図である。
【図6】 光配線架を示す正面図である。
【図7】 従来の光分岐モジュールを示す側面図であ
る。
【図8】 従来の光分岐モジュールを示す図であって、
MTコネクタでの接続切り替えを示す側面図である。
【図9】 光分岐モジュールの基本構成を示す略図であ
る。
【図10】 従来の直収用ケースを示す正面図である
【符号の説明】
20…光接続部収納ケース、21…光コネクタ(MTコ
ネクタ)、22…光ファイバ(光ファイバテープ)、2
3…光ファイバ(光ファイバテープ)、24…接続余
長、25…接続余長、26…導入口、27…ケース本
体、28…支持手段(吊り下げ部材)、29…単心光フ
ァイバ(局内光ファイバ心線)、30…分岐接続用光コ
ネクタ、31…一端部、32…光分岐モジュール本体、
33…他端部、34…仕切シート、36…一側の領域、
37…光ファイバ(光コード)、38…他側の領域、3
9…光ファイバ(光コード)、40b…導出口(内装
穴)、42…嵌合突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 英行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 美馬 隆司 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 黒岩 真人 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中尾 直樹 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 海老原 孝 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−222527(JP,A) 特開 平9−197143(JP,A) 特開 平9−197142(JP,A) 特開 平9−197138(JP,A) 特開 平9−5532(JP,A) 特開 平8−327830(JP,A) 特開 平7−128563(JP,A) 特開 平6−34822(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(22、23)同士を光接続
    する光コネクタ(21)および接続余長(24、25)
    を収納する光接続部収納ケース(20)であって、 光コネクタおよび接続余長を収納可能に構成され、複数
    本の光ファイバを内部に導入するための導入口(26)
    が開口されたケース本体(27)と、該ケース本体を定
    位置に支持するための支持手段(28)と、多心の光フ
    ァイバを単心光ファイバ(29)に分岐接続する分岐接
    続用光コネクタ(30)を一端部(31)に突設状態に
    支持する光分岐モジュール本体(32)の他端部(3
    3)にケース本体を連結する連結手段(40d、42)
    とを具備し、前記ケース本体に備えられた連結手段は嵌
    合突起であり、前記光分岐モジュール本体の他端部に備
    えられた連結手段は前記嵌合突起が嵌合される嵌合部で
    あり、前記ケース本体の前記光分岐モジュール本体の他
    端部と対向する面に備えられた連結手段が、前記光分岐
    モジュール本体の他端部に備えられた連結手段に押し込
    まれて、前記ケース本体と前記光分岐モジュール本体が
    連結されることを特徴とする光接続部収納ケース。
  2. 【請求項2】 請求項記載の光接続部収納ケースにお
    いて、 前記ケース本体には光分岐モジュール本体側に光ファイ
    バ(37、39)を導出する導出口(40b)が開口さ
    れ、前記光分岐モジュール本体の他端部には、該光分岐
    モジュール本体内の光ファイバを導出するとともに、前
    記光ファイバを引き留める引留部(40c)を先端に有
    し、前記導出口に内装可能になっている突起が設けられ
    ていることを特徴とする光接続部収納ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光接続部収納ケ
    ースにおいて、 ケース本体内に光ファイバの接続余長を湾曲させて収納
    するための半径維持部(35)がケース本体の蓋(4
    6)に臨む面に突設されている仕切シート(34)を交
    換可能に収納して、ケース本体内をそれぞれ接続余長を
    収納可能な複数の領域(36、38)に仕切ったことを
    特徴とする光接続部収納ケース。
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