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JP3317181B2 - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP3317181B2
JP3317181B2 JP07107597A JP7107597A JP3317181B2 JP 3317181 B2 JP3317181 B2 JP 3317181B2 JP 07107597 A JP07107597 A JP 07107597A JP 7107597 A JP7107597 A JP 7107597A JP 3317181 B2 JP3317181 B2 JP 3317181B2
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singer
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Yamaha Corp
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Publication date
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歌唱者の歌唱音
声の波形をオリジナル歌手の声に似た波形に変換する
ラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オリジナルが女性の曲を男性が歌った
り、オリジナルが男性の曲を女性が歌ったりできるよう
にするため、男性の声を女性の声に、女性の声を男性の
声に音域変換する機能を備えたカラオケ装置が提案され
ている。
【0003】音声信号の周波数を変換する場合、単純に
音声信号波形を圧縮・伸長したのでは、録音テープの早
回しや遅回しのように通常の人声とかけ離れた音色にな
ってしまうため、上記音域変換機能ではフォルマントシ
フト方式を用いている。
【0004】フォルマントシフト方式とは、歌唱者の音
声信号から30〜60ms程度の連続波形をハミング関
数で切り出し、これを変換先の周波数の時間間隔で配列
することによって歌唱者の特徴的な周波数成分(フォル
マント)を保存したまま歌唱の周波数を変換するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記音域変換
機能では、男性が女性の声で、女性が男性の声で歌唱で
きるようになっても、フォルマントが同じであり、オリ
ジナルの歌手のような声で歌いたいという要求に応える
ことができない欠点があった。また、このオリジナル歌
手の声で歌いたいという要求は、男性が男性の曲を歌う
場合でも、女性が女性の曲を歌う場合でも同様にあり、
現在のカラオケ装置ではこれに応えることができなかっ
た。
【0006】この発明は、歌唱者の歌唱音声をオリジナ
ル歌手の音声に似た波形に変換することができるラオ
ケ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記憶
手段、演奏手段、性別検出手段、パラメータ記憶手段、
音高検出手段、フィルタ手段を備えるカラオケ装置であ
って、記憶手段はガイドメロディを含む楽曲データを記
憶し、演奏手段は選択された楽曲データを演奏し、性別
検出手段はマイクから入力された歌唱音声に基づいて歌
唱者が男性か女性かを検出し、パラメータ記憶手段は性
別と音域に対応するフィルタ係数を記憶し、音高検出手
段は演奏に伴うガイドメロディの音高を検出し、フィル
タ手段は検出された性別及び検出された音高に対応する
フィルタ係数を読み出して該フィルタ係数に基づいてマ
イクから入力される歌唱音声を加工することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、記憶手段、演奏手段、
性別検出手段、パラメータ記憶手段、音高検出手段、フ
ィルタ手段を備えるカラオケ装置であって、記憶手段は
楽曲データを記憶し、演奏手段は選択された楽曲データ
を演奏し、性別検出手段はマイクから入力された歌唱音
声に基づいて歌唱者が男性か女性かを検出し、パラメー
タ記憶手段は性別と音域に対応するフィルタ係数を記憶
し、音高検出手段は入力される歌唱音声の音高を検出
し、フィルタ手段は検出された性別及び検出された音高
に対応するフィルタ係数を読み出して該フィルタ係数に
基づいてマイクから入力される歌唱音声を加工すること
を特徴とする。請求項3の発明は、請求項1、2の発明
において、記憶手段は、男性曲および女性曲の楽曲デー
タを記憶し、選択された楽曲データに対応する性別と、
性別検出手段の検出した歌唱者の性別が異なる場合、マ
イクから入力される音声信号のフォルマントを所定の変
換率で変換するフォルマントシフト手段を備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、記憶手段、演奏手段、
性別検出手段、基本周波数変換手段を備えるカラオケ装
置であって、記憶手段は男性曲および女性曲の楽曲デー
タを記憶し、演奏手段は選択された楽曲データを演奏
し、性別検出手段はマイクから入力された歌唱音声に基
づいて歌唱者が男性か女性を検出し、基本周波数変換手
段は選択された楽曲データに対応する性別と性別検出手
段の検出した歌唱者の性別が異なる場合、マイクから入
力される音声信号の基本周波数を所定の変換率で変換す
ることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、選択された楽曲データに対応する性別と、性別検出
手段の検出した歌唱者の性別が異なる場合、マイクから
入力される音声信号のフォルマントを所定の変換率で変
換するフォルマントシフト手段を備えたことを特徴とす
る。請求項6の発明は、請求項4、5の発明において、
各楽曲データに対応するフィルタ係数を記憶するパラメ
ータ記憶手段と、演奏手段が演奏している楽曲データに
対応するフィルタ係数をパラメータ記憶手段から読み出
し、該フィルタ係数に基づいてマイクから入力される音
声信号を加工するフィルタ手段とを備えたことを特徴と
する。
【0011】この発明では、歌唱などの音声信号の基本
周波数や周波数スペクトルの形状を加工することによっ
て、男性の声を女性の声に変更したり、女性の声を男性
の声に変更したり、声の質を本人の声と異なる特徴に加
工する。この加工処理の態様により、たとえば、どの程
度周波数スペクトルの形状を加工するかなどの態様によ
り、加工された音声信号の波形が全く異なる。そこで、
処理手段が行う複数の加工処理の態様をパラメータ
ブルに記憶して、そのうちの周波数変換する変換率に対
応するものを前記処理手段に供給するようにした。これ
により、所望の加工の態様を選択し、その加工態様に対
応したパラメータを処理手段に供給することにより、簡
略な設定で音声信号を所望の態様で加工することができ
る。この発明の音声信号の加工処理は、歌唱音声や通常
の会話音声に適用することができる。
【0012】この発明では、パラメータテーブルに複数
の歌手の歌唱の特徴を表すパラメータを記憶し、入力さ
れた歌唱曲に対応する歌手のパラメータを処理手段に供
給する。これにより、入力された歌唱音声信号をその歌
手の声に似た波形にすることができる。この設定をパラ
メータテーブルにおけるパラメータの選択で行うことが
できるようにしたことにより、容易に種々の歌手に似た
声に音声信号の波形を加工することができる。
【0013】この発明では、前記パラメータテーブルに
複数の音域に対応するパラメータを記憶している。そし
て、入力された音声信号の音域に対応するパラメータを
処理手段に供給する。これにより、入力された音声信号
をその音域にあった処理態様で加工することができる。
【0014】この発明は、入力された歌唱音声信号の基
本周波数,周波数スペクトル形状の一方または両方に変
換することにより、カラオケ歌唱者が入力した歌唱音声
信号をそのカラオケ歌唱に適合した声の質に加工する。
この加工手段はパラメータによってその加工処理の態様
が規定される。そして、カラオケ曲は最初から最後まで
同じ雰囲気ではないため、その曲の各場面に合わせた加
工態様のパラメータをカラオケ演奏を実行する楽曲デー
タにトラックとして書き込んでおく。これにより、カラ
オケ歌唱者の表現能力にかかわらず、曲の場面毎に声の
質が変わる表現力のある歌唱音声を出力することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態について説明する。図1はこの発明の実施形態である
カラオケ装置のブロック図である。カラオケ装置は、カ
ラオケ装置本体1,コントロールアンプ2,音声信号処
理装置3,LDチェンジャ4,スピーカ5,モニタ6,
マイク7および赤外線のリモコン装置8で構成されてい
る。装置全体の動作を制御するカラオケ装置本体1のC
PU10には、内部バスを介してROM11,RAM1
2,ハードディスク記憶装置17,通信制御部16,リ
モコン受信部13,表示パネル14,パネルスイッチ1
5,音源装置18,音声データ処理部19,文字表示部
20,表示制御部21が接続されるとともに、上記外部
装置であるコントロールアンプ2,音声信号処理装置3
およびLDチェンジャ4がインタフェースを介して接続
されている。
【0016】ROM11にはこの装置を起動するために
必要な起動プログラムなどが記憶されている。装置の動
作を制御するシステムプログラム,アプリケーションプ
ログラムなどはハードディスク記憶装置17に記憶され
ている。アプリケーションプログラムはカラオケ演奏プ
ログラムなどである。カラオケ装置の電源がオンされる
と上記起動プログラムによってシステムプログラムやカ
ラオケ演奏プログラムがRAM12に読み込まれる。ま
たハードディスク記憶装置17には、上記システムプロ
グラムやアプリケーションプログラムのほか、約1万曲
のカラオケ演奏用楽曲データやボイスチェンジパラメー
タテーブルなどが記憶されている。
【0017】通信制御部16はISDN回線を介して配
信センタから楽曲データやボイスチェンジパラメータテ
ーブルなどをダウンロードしハードディスク記憶装置1
7に書き込む。この書込動作はDMA回路を用いてハー
ドディスク記憶装置17に直接行われる。
【0018】リモコン装置8は、テンキーなど各種のキ
ースイッチを備えており、利用者がこれらのスイッチを
操作するとその操作に応じたコード信号が赤外線で出力
される。リモコン受信部13はリモコン装置8から送ら
れてくる赤外線信号を受信して、そのコード信号を復元
しCPU10に入力する。前記リモコン装置8は、音声
変換モードスイッチを有している。音声変換モードと
は、歌唱者の声がオリジナル歌手の声に似るように波形
を変換するモードであり、前記音声変換モードスイッチ
の操作によりオン/オフされる。
【0019】表示パネル14はこのカラオケ装置本体1
の前面に設けられており、現在演奏中の曲番号や予約曲
数を表示するマトリクス表示器や現在設定されているキ
ーやテンポを表示するLED群などを含んでいる。パネ
ルスイッチ15は、前記リモコン装置8と同様の曲番号
入力用のテンキーや音声変換モードスイッチなどを備え
ている。
【0020】音源装置18は、楽曲データの楽音トラッ
クのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽音トラッ
クは、複数のトラックを有しており、音源装置18はこ
のデータに基づいて複数パートの楽音信号を同時に形成
する。音声データ処理部19は、楽曲データに含まれる
音声データに基づき、指定された長さ、指定された音高
の音声信号を形成する。音声データは、バックコーラス
などの人声など電子的に形成しにくい信号波形をそのま
まPCM信号として記憶したものである。前記音源装置
18が形成した楽音信号および音声データ処理部19が
再生した音声信号は、コントロールアンプ2に入力され
る。
【0021】コントロールアンプ2にはマイク7が接続
されており、カラオケ歌唱者の歌唱音声信号が入力され
る。コントロールアンプ2は、通常モードにおいては、
カラオケ演奏音,バックコーラス,歌唱音声信号に対し
て、それぞれエコーなど所定の効果を付与したのち、所
定のバランスでミキシングし、増幅してスピーカ5に出
力する。一方、音声変換モード時には、マイク7から入
力された歌唱音声信号に対して処理をすることなく、そ
のまま音声信号処理装置3に出力する。そして、音声信
号処理装置3から再入力された変換された歌唱音声信号
を上記のように効果付与、ミキシング・増幅したのちス
ピーカ5から出力する。
【0022】音声信号処理装置3は、音声変換モード時
に、前記コントロールアンプ2から入力された歌唱音声
信号をオリジナル歌手の声に似た波形になるように変換
する。この音声変換機能については、図4の説明におい
て詳述する。
【0023】文字表示部20は入力される文字データに
基づいて曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。ま
た、外付装置であるLDチェンジャ4は、CPU10か
ら入力された映像選択データに基づいて動画の映像を背
景映像として再生する。映像選択データは楽曲データの
ヘッダに書き込まれているジャンルデータなどに基づい
て決定される。表示制御部21はLDチェンジャ4から
入力された背景映像に文字表示部20から入力される歌
詞などの文字パターンをスーパーインポーズで合成して
モニタ6に表示する。
【0024】図2は同カラオケ装置において用いられる
楽曲データの構成を示す図である。楽曲データは、ヘッ
ダ,楽音トラック,ガイドメロディトラック,歌詞トラ
ック,音声トラック,効果制御トラックおよび音声デー
タ部からなっている。ヘッダは、この楽曲データの属性
に関するデータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャ
ンル,オリジナル歌手名,発表日,曲の演奏時間などの
データが書き込まれている。楽音トラック〜効果制御ト
ラックの各トラックは、複数のイベントデータと各イベ
ントデータ間の時間的間隔を示すデュレーションデータ
からなるMIDIフォーマットで記述されている。歌詞
トラック〜効果制御トラックのデータは楽音データでは
ないがインプリメンテーションの統一をとり作業工程を
容易にするため、これらのトラックもMIDIフォーマ
ットで記述されている。
【0025】楽音トラックは、音源装置18を駆動して
複数の楽音信号を形成するための複数パートのトラック
からなっている。ガイドメロディトラックには、該カラ
オケ曲の主旋律すなわち歌唱者が歌うべき旋律のデータ
が書き込まれている。歌詞トラックは、モニタ6上に歌
詞を表示するためのシーケンスデータを記憶したトラッ
クである。歌詞トラックのイベントデータは、歌詞の文
字コードやその表示位置を指示するデータなどからな
る。音声制御トラックは、音声データ部に記憶されてい
る音声データ群の発声タイミングなどを指定するトラッ
クである。音声データ部には人声などのPCMデータが
記憶されており、音声制御トラックのイベントデータ
は、そのイベントタイミングにどの音声データを再生す
るかを指定する。効果制御トラックには、コントロール
アンプ2を制御するための効果制御データが書き込まれ
ている。コントロールアンプ2はこの効果制御データに
基づいて楽音信号に対してリバーブなどの残響系の効果
を付与する。
【0026】カラオケ演奏がスタートすると、各トラッ
クのデータはクロックに従って並行して読み出され、対
応する処理部に出力される。楽音トラックのイベントデ
ータは音源装置18に出力され、歌詞トラックのデータ
は文字表示部20に出力され、効果制御トラックのデー
タはコントロールアンプ2に出力される。
【0027】図3は、前記ハードディスク記憶装置17
に設定されるボイスチェンジパラメータテーブルの構成
を示す図である。ボイスチェンジパラメータは図4に示
す音声信号処理装置3の動作を規定するパラメータであ
り、補正係数およびフィルタ係数からなっている。補正
係数は、音声信号処理装置3の圧縮・伸長部33に供給
されるパラメータであり、歌唱者の歌唱音声信号のフォ
ルマントをどの程度シフトするかの補正値を示すデータ
である。また、フィルタ係数は、音声信号処理装置3の
フィルタ34に供給されるパラメータであり、人間の声
道や共鳴体をシミュレートするフィルタ34において前
記声道や共鳴体の形状を規定するパラメータである。
【0028】上述したように、このカラオケ装置には、
約1万曲のカラオケ曲の楽曲データが記憶されており、
このボイスチェンジパラメータテーブルには、各カラオ
ケ曲のオリジナル歌手に対応して、この歌手の声の特徴
を抽出したボイスチェンジパラメータがそれぞれ記憶さ
れている。すなわち、補正係数は、オリジナル歌手の声
が太い声の場合フォルマントが低くなるように補正し、
オリジナル歌手の声が細い可愛い声の場合にはフォルマ
ントが高くなるように補正する値に設定される。また、
フィルタ係数は、そのオリジナル歌手の声の質から割り
出された声道,共鳴部の形状をシミュレートする値に設
定されている。このボイスチェンジパラメータテーブル
の内容も楽曲データと同様にセンタからのダウンロード
によってメンテナンスされ、新たな歌手の楽曲データが
ダウンロードされた場合には、その歌手のボイスチェン
ジパラメータもダウンロードされ、このボイスチェンジ
パラメータテーブルに書き込まれる。
【0029】図4は前記音声信号処理装置3の機能を示
すブロック図である。音声信号処理装置3はDSPを内
蔵しており、音声信号の処理をマイクロプログラムで処
理するが、この図では、このマイクロプログラムによる
機能をブロック図で表している。また、図5〜図7は図
4の機能ブロック図において処理された信号の例を示す
図である。マイク7からコントロールアンプ2を介して
入力された歌唱音声信号は、A/Dコンバータ30によ
ってディジタルの波形データに変換される。この波形デ
ータは、波形切出部31および周波数検出部36に入力
される。周波数検出部36は、この波形データの基本周
波数を検出し、これを周波数データとして波形切出部3
1に供給するとともに、インタフェースを介してCPU
10に出力する。波形切出部31は、周波数検出部36
から入力された周波数データに基づき、2周期分の波形
データをハミング関数やハニング関数などの窓関数によ
って切り出す(図5(A)、(B)参照)。上記窓関数
を用いて2周期分を切り出すのは、切り出された波形デ
ータにおいても元の波形データの周波数スペクトルを保
存するためである。
【0030】そして、男性の声を女性の声に変換する場
合には、この切出波形データの読出クロックを約20パ
ーセント早くして、切出波形データの時間的長さを約2
0パーセント短くする(図5(C)参照)。これによ
り、切出波形データのフォルマントが約20パーセント
上にシフトされる。これは、男性に比べて女性のほう
が、声帯,声道や胸,頭などの共鳴体が約20パーセン
ト小さく(短く)フォルマント周波数も約20パーセン
ト高いことをシミュレートしたものである。そして、こ
のフォルマントシフトされた切出波形データを繰返波形
合成部33に入力する。繰返波形合成部33は、この切
出波形データを前記周波数検出部36が検出した周波数
Fの2倍の周波数2F(周期:1/2F)で繰り返し読
み出すことによって連続波を合成する(図6(B)参
照)。これにより、この繰返波形合成部33から出力さ
れる繰返合成波形データの周波数は入力された歌唱音声
信号の2倍、すなわち、オクターブ高くなっている。こ
のように、周波数を2倍にし、フォルマントを約20パ
ーセント上にシフトすることにより、男性の声を女性の
声に変換することができる。
【0031】一方、女性の声を男性の声に変換する場合
には、前記切出波形データの読出クロックを約20パー
セント遅くして、切出波形データの時間的長さを約20
パーセント長くする(図5(D)参照)。これにより、
切出波形データのフォルマントが約20パーセント下に
シフトされる。これは、女性に比べて男性のほうが、声
帯,声道や胸,頭などの共鳴体が約20パーセント大き
く(長く)フォルマント周波数も約20パーセント低い
ことをシミュレートしたものである。そして、このフォ
ルマントシフトされた切出波形データは繰返波形合成部
33に入力される。繰返波形合成部33は、この切出波
形データを前記周波数検出部36が検出した周波数Fの
1/2倍の周波数(周期:2/F)で繰り返し読み出す
ことによって連続波を合成する(図6(C)参照)。こ
れにより、この繰返波形合成部33から出力される繰返
合成波形データの周波数は入力された歌唱音声信号の1
/2倍、すなわち、オクターブ低くなっている。このよ
うに、周波数を1/2にし、フォルマントを約20パー
セント下にシフトすることにより、女性の声を男性の声
に変換することができる。
【0032】以上が一般的な男・女変換動作であるが、
このカラオケ装置では、カラオケ曲の演奏時にその曲の
オリジナル歌手の声に質に合わせた補正係数が圧縮・伸
長部32に入力される。この補正係数は、前記ボイスチ
ェンジパラメータテーブルから前記歌手名に対応して読
み出されたものであり、圧縮・伸長の比率である20パ
ーセントをその歌手の声の特徴に合わせて補正するため
のものである。すなわち、体格が大きく奥行きのある声
の歌手の場合には切出波形データの時間的長さを長くし
てフォルマント周波数が低くなるように補正し、可愛い
声の歌手の場合には切出波形データの時間的長さを短く
してフォルマント周波数が高くなるように補正する。
【0033】繰返波形合成部33から出力され男性→女
性または女性→男性の変換がされた波形データ(繰返合
成波形データ)はフィルタ34に入力される。フィルタ
34は、図4(B)に示すような構成をしており、人間
の声道および胸部,頭部の共鳴部における音声の伝達を
シミュレートするものである。声道1〜3および共鳴部
1,2の各部分フィルタには、その形状を定義するパラ
メータがCPU10から入力される。この形状を定義す
るパラメータが前記ボイスチェンジパラメータのフィル
タ係数である。上述したようにこのフィルタ係数はオリ
ジナル歌手の共鳴系をシミュレートしたものであり、フ
ィルタ34全体としての周波数特性は、たとえば、図7
(A)のような形状になる。このフィルタ34に、声帯
振動信号に代えて、同図(B)のようなスペクトルを有
する波形データを入力することにより、この波形データ
のスペクトルの特徴、すなわち、フォルマント周波数が
オリジナル歌手に近いものとなる(図7(B)の破線参
照)。フィルタ34を通過した波形データはD/Aコン
バータ35でアナログの音声信号に変換され、コントロ
ールアンプ2に入力される。
【0034】コントロールアンプ2は、音声変換モード
時は、マイク7から入力された歌唱音声信号をカラオケ
演奏音とミキシングせずに音声信号処理装置3に入力
し、ここの音声信号処理装置3においてオリジナル歌手
の声に近い波形に変換され再入力された音声信号をカラ
オケ演奏音などとミキシングしてスピーカ5から放音す
る。
【0035】なお、男性が男性の曲を、女性が女性の曲
を歌う場合には、前記圧縮・伸長部32は、補正係数に
よる切出波形データの圧縮・伸長のみ行い、繰返波形合
成部33は、周波数検出部36が検出した周波数の周期
で前記切出波形データを繰り返し合成する。
【0036】図8は同カラオケ装置の動作を示すフロー
チャートである。この動作は、カラオケ演奏のスタート
時の動作を示している。曲番号によって選曲され、カラ
オケ演奏の処理プログラムが起動すると、まず、ハード
ディスク記憶装置17から曲番号で指定された楽曲デー
タをRAM12の実行データ記憶エリアに読み出す(s
1)。この読み出された楽曲データのヘッダからオリジ
ナル歌手名を読み出し(s2)、この歌手が男性か女性
かを記憶するとともに(s3)、このオリジナル歌手名
でボイスチェンジパラメータテーブルを検索する(s
4)。歌手名に対応して検索されたボイスチェンジパラ
メータのうち、補正係数を圧縮・伸長部32に供給し
(s5)、フィルタ係数をフィルタ34に供給する(s
6)。こののち、カラオケ演奏をスタートする(s
7)。カラオケ演奏がスタートすると、これに合わせて
歌唱者が歌唱し、マイク7から歌唱音声信号が入力され
る。この歌唱音声信号の周波数に基づいて歌唱者が男性
であるか女性であるかを割り出し(s8)て歌唱者とオ
リジナル歌手の性別の組合せを判断する(s9)。男性
→女性の変換であれば、圧縮・伸長部32および繰返波
形合成部33に男性→女性の変換である旨の指示を行い
(s10)、女性→男性の変換であれば、圧縮・伸長部
32および繰返波形合成部33に女性→男性の変換であ
る旨の指示を行い(s11)、歌唱者とオリジナル歌手
が同性であれば圧縮・伸長部32および繰返波形合成部
33に同性である旨の指示を行う(s12)。圧縮・伸
長部32は、男性→女性の変換の場合には切出波形デー
タを20パーセント圧縮し、女性→男性の変換の場合に
は切出波形データを20パーセント伸長する。また、繰
返波形合成部は、男性→女性の変換の場合には切出波形
データを歌唱周波数の2倍の周波数で繰り返し重ね合わ
せ、女性→男性の変換の場合には切出波形データを歌唱
周波数の1/2の周波数で繰り返し重ね合わせる。これ
により、男性が歌唱した場合でも女性が歌唱した場合で
もオリジナル歌手の声に似た声で出力することができ
る。
【0037】図9,図10はこの発明の他の実施形態を
説明する図である。上記実施形態では、カラオケ曲のオ
リジナル歌手に合わせて音声信号処理装置3のパラメー
タ設定を行い、オリジナル歌手の共鳴系のシミュレート
をするものである。一方、この実施形態は、歌唱音声信
号のスペクトル形状が歌唱音域によって変化することを
シミュレートして、本物らしい男・女変換をするもので
ある。
【0038】この実施形態では、ボイスチェンジパラメ
ータテーブルとして図9に示す内容のものをハードディ
スク記憶装置17に記憶している。このボイスチェンジ
パラメータテーブルには、男性,女性別にその音域に対
応したフィルタ係数が記憶されている。図7(B)に示
すフィルタ34において、男性,女性とも、高い音域を
歌う場合には顎を引いて頭部で音を共鳴させ、低い音域
を歌う場合には胸をはって胸で音を共鳴させることをシ
ミュレートするためのパラメータである。このパラメー
タは、楽曲データに含まれるガイドメロディデータの音
高に基づいて選択され、音声信号処理装置3に設定され
る。
【0039】図10は、同実施形態の動作を示すフロー
チャートである。この動作はカラオケ演奏の実行中にお
けるパラメータ変更動作を示している。カラオケ演奏が
スタートすると、歌唱者の性別を音域に基づいて判断し
(s20)、このカラオケ曲のオリジナル歌手の性別に
基づいて所定の変換態様を圧縮・伸長部32および切返
波形合成部34に通知する(s21)。圧縮・伸長部3
2は、男性→女性の変換の場合には切出波形データを2
0パーセント圧縮し、女性→男性の変換の場合には切出
波形データを20パーセント伸長する。繰返波形合成部
34は、男性→女性の変換の場合には切出波形データを
歌唱周波数の2倍の周波数で繰り返し重ね合わせ、女性
→男性の変換の場合には切出波形データを歌唱周波数の
1/2の周波数で繰り返し重ね合わせる。そしてカラオ
ケ曲の演奏と並行してガイドメロディトラックのデータ
を読み出し(s22)、このガイドメロディの音高を読
み出す(s23)。そして、この曲が男性の曲であるか
女性の曲であるかを判断し(s24)、男性の曲であれ
ば、図9のボイスチェンジパラメータテーブルの男性の
欄からs23で読み出された音高に対応するボイスチェ
ンジパラメータを検索し(s25)、これをフィルタ3
4にフィルタ係数として設定する(s27)。一方、女
性の曲であれば、図9のボイスチェンジパラメータテー
ブルの女性の欄からs23で読み出された音高に対応す
るボイスチェンジパラメータを検索し(s26)、これ
をフィルタ34にフィルタ係数として設定する(s2
7)。曲が終了するまで(s28)、以上の動作を繰り
返し実行する。
【0040】これにより、たとえば、男性が女性の曲を
歌った場合に、音域がオクターブシフトされると実際に
女性が歌った場合よりも高音域が楽になるが、スペクト
ル変換することによって、これを高音域らしい声質にす
ることができる。
【0041】図11は、さらに他の実施形態を示すフロ
ーチャートである。図9,図10の実施形態では、楽曲
データのガイドメロディデータに基づいて音域を判断
し、これに基づいてボイスチェンジパラメータテーブル
からボイスチェンジパラメータを選択するようにしてい
るが、この実施形態では、音声信号処理装置3の周波数
検出部36が検出した歌唱者が実際に歌唱している歌唱
音声信号の周波数に基づいてボイスチェンジパラメータ
を選択するようにしている。図11において、カラオケ
演奏がスタートすると、歌唱者の性別を音域に基づいて
判断し(s30)、このカラオケ曲のオリジナル歌手の
性別に基づいて所定の変換態様を圧縮・伸長部32およ
び切返波形合成部34に通知する(s31)。圧縮・伸
長部32は、男性→女性の変換の場合には切出波形デー
タを20パーセント圧縮し、女性→男性の変換の場合に
は切出波形データを20パーセント伸長する。繰返波形
合成部34は、男性→女性の変換の場合には切出波形デ
ータを歌唱周波数の2倍の周波数で繰り返し重ね合わ
せ、女性→男性の変換の場合には切出波形データを歌唱
周波数の1/2の周波数で繰り返し重ね合わせる。そし
て、歌唱者が歌唱している音声信号の周波数データを音
声信号処理装置3から入力する(s32)。そして、こ
の曲が男性の曲であるか女性の曲であるかを判断し(s
33)、男性の曲であれば、図9のボイスチェンジパラ
メータテーブルの男性の欄からs32で入力された音高
に対応するボイスチェンジパラメータを検索し(s3
4)、これをフィルタ34にフィルタ係数として設定す
る(s36)。一方、女性の曲であれば、図9のボイス
チェンジパラメータテーブルの女性の欄からs32で入
力された音高に対応するボイスチェンジパラメータを検
索し(s35)、これをフィルタ34にフィルタ係数と
して設定する(s36)。曲が終了するまで(s3
7)、以上の動作を繰り返し実行する。
【0042】この方式でも、上記実施形態と同様に、男
性が女性の曲を歌った場合に、音域がオクターブシフト
されると実際に女性が歌った場合よりも高音域が楽にな
るが、スペクトル変換することによって、これを高音域
らしい声質にすることができる。
【0043】図12および図13は、この発明の第4の
実施形態を説明する図である。この実施形態では、ボイ
スチェンジパラメータのシーケンスデータを楽曲データ
中に書き込んでおき、曲に進行に従ってボイスチェンジ
パラメータを変更してゆくようにしたものである。図1
2に示すように、この実施形態で用いる楽曲データは、
図2に示した楽曲データの構成に加えてボイスチェンジ
パラメータトラックを有している。このボイスチェンジ
パラメータトラックも他のトラック同様MIDIフォー
マットで記述され、ボイスチェンジパラメータは、イベ
ントデータとしてシステムエクスクルーシブメッセージ
で書き込まれている。なお、実際のボイスチェンジパラ
メータは図3や図9のようにボイスチェンジパラメータ
テーブルに記憶しておき、そのうちの1つを指定するデ
ータをこのボイスチェンジパラメータトラックのイベン
トデータに書き込むようにしてもよい。
【0044】図13はこの実施形態の動作を示すフロー
チャートである。カラオケ演奏がスタートすると、歌唱
者の性別を音域に基づいて判断し(s40)、このカラ
オケ曲のオリジナル歌手の性別に基づいて所定の変換態
様を圧縮・伸長部32および切返波形合成部34に通知
する(s41)。圧縮・伸長部32は、男性→女性の変
換の場合には切出波形データを20パーセント圧縮し、
女性→男性の変換の場合には切出波形データを20パー
セント伸長する。繰返波形合成部34は、男性→女性の
変換の場合には切出波形データを歌唱周波数の2倍の周
波数で繰り返し重ね合わせ、女性→男性の変換の場合に
は切出波形データを歌唱周波数の1/2の周波数で繰り
返し重ね合わせる。
【0045】カラオケ曲の進行を制御するクロックに従
ってボイスチェンジパラメータトラックの読出動作を行
い(s42)、読出データがある場合には(s43)、
このデータが補正係数(またはボイスチェンジパラメー
タテーブルの補正係数を指定するデータ)であるかを判
断する(s45)。補正係数であれば、この補正係数を
圧縮・伸長部32に出力する(s46)。なお、読み出
されたデータが補正係数指定データの場合には、これに
よって指定される補正係数をボイスチェンジパラメータ
テーブルから読み出して圧縮・伸長部32に出力する。
一方、読み出されたデータがフィルタ係数であれば、こ
のフィルタ係数をフィルタ34に出力する(s47)。
なお、読み出されたデータがフィルタ係数指定データの
場合には、これによって指定されるフィルタ係数をボイ
スチェンジパラメータテーブルから読み出してフィルタ
34に出力する。以上の動作を曲が終了するまで(s4
8)、継続する。
【0046】これにより、曲の進行に合わせて適当なボ
イスチェンジを自動的にすることができる。
【0047】この実施形態では、歌唱音声信号の基本周
波数,周波数スペクトル形状の加工態様を規定するパラ
メータを楽曲データにトラックとして書き込んでおき、
カラオケ曲の進行に合わせて歌唱音声信号の声質を加工
するようにしたことにより、カラオケ曲の歌唱音声を曲
の場面にあった声質に加工し、表現力のある歌唱音声を
出力することができるようになる。なお、この実施形態
では、声信号処理装置をカラオケ装置に適用した例を
示したが、これ以外の装置に適用することも可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、加工処理の態様を規
定するパラメータを複数種類パラメータ記憶手段に記憶
して、そのうちの1つをフィルタ手段に供給するように
したことにより、簡略な設定で所望の態様で音声信号を
加工することができる。
【0049】この発明によれば、パラメータ記憶手段
複数の歌手の歌唱の特徴を表すパラメータを記憶し、歌
唱者が歌唱する曲に合わせていずれかのパラメータを
ィルタ手段に供給するようにしたことにより、歌唱音声
信号をその歌手の声に似た波形に加工することができ
る。たとえば、その曲のオリジナル歌手のパラメータを
設定することにより、その曲のオリジナルの歌唱に似せ
た歌唱を容易にすることができるようになる。
【0050】この発明によれば、パラメータ記憶手段
複数の音域に対応するパラメータを記憶し、入力された
音声信号の音域に対応するパラメータをフィルタ手段に
供給するようにしたことにより、入力された音声信号を
その音域にあった処理態様で加工することができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置において用いられる楽曲データ
の構成を示す図
【図3】同カラオケ装置において用いられるボイスチェ
ンジパラメータテーブルの構成を示す図
【図4】同カラオケ装置の音声信号処理装置の機能ブロ
ック図
【図5】同音声信号処理装置の各処理部における信号の
状態を示す図
【図6】同音声信号処理装置の各処理部における信号の
状態を示す図
【図7】同音声信号処理装置の各処理部における信号の
状態を示す図
【図8】前記カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図9】この発明の他の実施形態で用いられるボイスチ
ェンジパラメータテーブルの構成を示す図
【図10】同他の実施形態におけるカラオケ装置の動作
を示すフローチャート
【図11】この発明の第3の実施形態におけるカラオケ
装置の動作を示すフローチャート
【図12】この発明の第4の実施形態で用いられる楽曲
データの構成を示す図
【図13】同第4の実施形態におけるカラオケ装置の動
作を示すフローチャート
【符号の説明】
3…音声信号処理装置、7…マイク、31…波形切出
部、32…圧縮・伸長部、、33…繰返波形合成部、3
4…フィルタ、36…周波数検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 302 G10L 13/08 G10L 21/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段、演奏手段、性別検出手段、パ
    ラメータ記憶手段、音高検出手段、フィルタ手段を備え
    るカラオケ装置であって、 記憶手段は、ガイドメロディを含む楽曲データを記憶
    し、 演奏手段は、選択された楽曲データを演奏し、 性別検出手段は、マイクから入力された歌唱音声に基づ
    いて歌唱者が男性か女性かを検出し、 パラメータ記憶手段は、性別と音域に対応するフィルタ
    係数を記憶し、 音高検出手段は、演奏に伴うガイドメロディの音高を検
    出し、 フィルタ手段は、検出された性別、及び、検出された音
    高に対応するフィルタ係数を読み出し、該フィルタ係数
    に基づいてマイクから入力される歌唱音声を加工する カラオケ装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段、演奏手段、性別検出手段、パ
    ラメータ記憶手段、音高検出手段、フィルタ手段を備え
    るカラオケ装置であって、 記憶手段は、楽曲データを記憶し、 演奏手段は、選択された楽曲データを演奏し、 性別検出手段は、マイクから入力された歌唱音声に基づ
    いて歌唱者が男性か女性かを検出し、 パラメータ記憶手段は、性別と音域に対応するフィルタ
    係数を記憶し、 音高検出手段は、入力される歌唱音声の音高を検出し、 フィルタ手段は、検出された性別、及び、検出された音
    高に対応するフィルタ係数を読み出し、該フィルタ係数
    に基づいてマイクから入力される歌唱音声を加工する カラオケ装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、男性曲および女性曲の楽曲
    データを記憶し、 選択された楽曲データに対応する性別と、性別検出手段
    の検出した歌唱者の性別が異なる場合、マイクから入力
    される音声信号のフォルマントを所定の変換率で変換す
    るフォルマントシフト手段を備えた請求項1または請求
    項2に記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 記憶手段、演奏手段、性別検出手段、基
    本周波数変換手段を備えるカラオケ装置であって、 記憶手段は、男性曲および女性曲の楽曲データを記憶
    し、 演奏手段は、選択された楽曲データを演奏し、 性別検出手段は、マイクから入力された歌唱音声に基づ
    いて歌唱者が男性か女性を検出し、 基本周波数変換手段は、選択された楽曲データに対応す
    る性別と、性別検出手段の検出した歌唱者の性別が異な
    る場合、マイクから入力される音声信号の基本周波数を
    所定の変換率で変換する カラオケ装置。
  5. 【請求項5】 選択された楽曲データに対応する性別
    と、性別検出手段の検出した歌唱者の性別が異なる場
    合、マイクから入力される音声信号のフォルマントを所
    定の変換率で変換するフォルマントシフト手段を備えた
    請求項4に記載のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 各楽曲データに対応するフィルタ係数を
    記憶するパラメータ記憶手段と、 演奏手段が演奏している楽曲データに対応するフィルタ
    係数をパラメータ記憶手段から読み出し、該フィルタ係
    数に基づいてマイクから入力される音声信号を加工する
    フィルタ手段と、 を備えた請求項4または請求項5に記載のカラオケ装
    置。
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