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JP3382121B2 - ポリエステル樹脂およびその成形品 - Google Patents

ポリエステル樹脂およびその成形品

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JP3382121B2
JP3382121B2 JP09115997A JP9115997A JP3382121B2 JP 3382121 B2 JP3382121 B2 JP 3382121B2 JP 09115997 A JP09115997 A JP 09115997A JP 9115997 A JP9115997 A JP 9115997A JP 3382121 B2 JP3382121 B2 JP 3382121B2
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polyester resin
acid
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ester
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眞 徳水
純 吉田
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のボトル、フ
ィルム、シート、板、繊維、自動車部品、外装部品、お
よび事務機器のハウジング等の樹脂成形品、ならびにそ
の成形に用いられる熱可塑性ポリエステル樹脂に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】結晶性芳香族ポリエステル単位をハード
セグメントとし、ポリアルキレンオキシドグリコールの
ような脂肪族ポリエーテル単位またはポリラクトンのよ
うな脂肪族ポリエステル単位をソフトセグメントとする
ポリエステルブロック共重合体は、柔軟性、弾性的性
質、耐油耐薬品性、機械的性質、高温特性等多くの点が
優れているため、各種のシート、フィルム、繊維などの
産業資材や自動車、電気電子部品等の多くの用途に用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したポリ
エステル樹脂は、耐熱老化性に関しては十分ではない。
そこで、種々の提案がなされている。例えば、特開平2
−173059号公報には、ポリアミド樹脂とイオウ系
酸化防止剤またはリン系酸化防止剤を添加する方法が提
案されている。しかし、そのようなものは、添加するポ
リアミド樹脂がポリエステル樹脂より弾性率が高いた
め、添加後の組成物の弾性率が大きくなり、他の機械的
特性も変化してしまう問題があった。本発明は前記課題
を解決するためになされたもので、ポリエステル樹脂の
持つ優れた成形加工性、柔軟性、高い耐熱性、耐薬品
性、機械的特性、耐久性、弾性と高度の弾性回復率、表
面光沢、耐薬品性等を損なうことなく、耐熱老化性を向
上させたポリエステル樹脂、およびその成形品を目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み鋭意検討した結果、ポリエステル樹脂に特
定の成分を共重合することで、熱安定性、表面外観、機
械的性質の向上した樹脂が得られることを見いだし、本
発明に到達したものである。すなわち、本発明のポリエ
ステル樹脂は、(A)ジカルボン酸またはそのエステル
形成誘導体と、(B)グリコールまたはそのエステル形
成誘導体と、(C)3価以上の多価カルボン酸、多価ア
ルコールまたはそれらのエステル形成誘導体を、多価カ
ルボン酸の場合は(A)成分と(C)成分の合計量中
0.1〜5モル%、多価アルコールの場合は(B)成分
と(C)成分の合計量中0.1〜5モル%と、(D)下
記一般式で示されるユニットを有する化合物を上記
(A)〜(C)成分の合計に対し3〜65重量%とを含
有してなるポリエステル樹脂であって、25℃のフェノ
ール/テトラクロロエタン等量混合溶媒中で測定される
極限粘度ηが0.5dl/g以上であることを特徴とす
るものである。
【化2】 (ただし、2≦m≦6、4≦n≦23の整数) 本発明の成形品は、このポリエステル樹脂を成形してな
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステル樹脂は少な
くとも上記(A)〜(D)成分を必須とする。本発明に
用いられる(A)成分においては、耐熱性の観点から芳
香族ジカルボン酸及びそのエステル形成誘導体を主たる
酸成分とするものが好ましい。芳香族ジカルボン酸とし
ては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−1,
4もしくは2,6−ジカルボン酸、アントラセンジカル
ボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−
ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−スルホイソフタ
ル酸、3−スルホイソフタル酸ナトリウム等が挙げられ
る。これらのエステル形成誘導体としては低級アルキル
エステルやアリールエステル、炭酸エステル、酸ハロゲ
ン化物等が挙げられる。この芳香族ジカルボン酸は、ポ
リエステル樹脂全体の全酸成分中80モル%以上含有さ
れていることが好ましく、85モル%以上含有されてい
ればより好ましい。芳香族ジカルボン酸成分が80モル
%未満であると成形品の機械的強度が低下する恐れがあ
り、また、生産性も低下するためである。また、芳香族
ジカルボン酸以外の酸成分として脂肪族ジカルボン酸、
またはこれらのエステル形成誘導体を含有させることが
できるが、その場合、全酸成分中に20モル%未満、好
ましくは15モル%未満の範囲とすることが好ましい。
これは20モル%以上含有させると成形品の機械的強度
の低下を招く恐れがあるためである。本発明で使用され
る脂肪族ジカルボン酸としては、シュウ酸、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、セバシン酸、ア
ゼライン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸、1,3も
しくは1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、シクロペ
ンタンジカルボン酸、4,4’−ジシクロヘキシルジカ
ルボン酸等が挙げられる。
【0006】本発明に使用する(B)成分は、色調、透
明性、耐熱性、耐衝撃性等を付与するためのもので、以
下の各種のグリコールを適用することができる。エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ダイマージオール、シクロヘキサンジオール、シ
クロヘキサンジメタノール、下記一般式(1)、(2)
で表されるアルコール成分、及びこれらの誘導体のエチ
レンオキサイド付加物等が挙げられる。
【化3】 (式中、Xは、CH2、C(CH32、C(CF32
O、S、SO2のいずれかを示し、1≦n+m≦4 を
満足する。)
【化4】 (式中、Xは、CH2、C(CH32、C(CF32
O、S、SO2のいずれかを示し、RはC1〜C5のア
ルキル基を示し、1≦n+m≦4 を満足する。)中で
も次の一般式(3)に示される構造を有するビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物が好ましい。
【化5】 (式中、1≦n+m≦4 を満足する。)
【0007】本発明の(C)成分は、3価以上の多価カ
ルボン酸、多価アルコールまたはそれらのエステル形成
誘導体である。より好ましくは3価〜4価である。価数
が3価未満であると、得られる樹脂の弾性が不足する傾
向にある。このような3価以上の多価カルボン酸として
はトリメリット酸、ピロメリット酸及びこれらの無水物
等の多価カルボン酸が挙げられ、多価アルコールとして
は、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
グリセリン等が挙げられる。(C)成分が多価カルボン
酸の場合は(A)成分と(C)成分の合計量中0.1〜
5モル%、多価アルコールの場合は(B)成分と(C)
成分の合計量中0.1〜5モル%の範囲が好ましい。こ
の範囲よりも低いと配合の効果がなく、高い場合はゲル
化により反応の制御が難しい傾向にある。より好ましく
は、0.3〜2モル%の範囲である。
【0008】本発明の(D)成分は耐熱性付与成分であ
り、(A)、(B)、(C)成分の合計に対して3〜6
5重量%とすることが好ましい。含有量が3重量%より
低いと柔軟性やゴム弾性が不足し、65重量%を越える
と重縮合反応が停滞したり、成形性が悪くなる傾向があ
る。より好ましい添加範囲は、10〜50重量%であ
る。(D)成分の化合物中のユニットにおいて、mは2
以上6以下が好ましく、nは4以上23以下が好まし
い。mが2未満であると得られる樹脂の機械的特性が不
十分であり、mが6よりも大きいと耐熱性が不足してし
まう。また、nが4未満である場合も、得られる樹脂の
機械的特性が不十分であり、nが23よりも大きいと透
明性や外観が不十分となる恐れがある。この(D)成分
の化合物は、その平均分子量が500〜2000である
ことが好ましい。平均分子量が500未満であると得ら
れる樹脂の機械的特性が不十分であり、2000よりも
大きいと透明性や外観が不十分となる恐れがある。ま
た、本発明の(D)成分の添加時期は、重合反応中のど
の時期でも差し支えないが、(A)〜(C)成分のエス
テル化反応終了後が望ましい。これは、(D)成分がカ
ーボネート結合を有するため、エステル交換によりラン
ダム化する可能性があるためである。
【0009】本発明のポリエステル樹脂を得る方法とし
ては、周知の直接重合法やエステル交換法等により製造
することができる。重合度としては、25℃のフェノー
ル/テトラクロロエタン等量混合溶媒中で測定される極
限粘度ηが0.5dl/g以上の重合度であることが好
ましく、さらには0.6dl/g以上であることがより
好ましい。0.5dl/gよりも小さいと粘度が低く、
ストランドの冷却が難しかったり、ペレタイズ時のロス
が大きい傾向にある。また、本発明成形品を得る方法と
しては、射出成形、押し出し成形など通常の成形方法、
条件を採用することができ、成形品としては、ペレッ
ト、フイルム、シート、繊維など種々の用途に成形でき
る。本発明のポリエステル樹脂組成物を使用した成形品
に、さらに特定の性能を付与するために周知の各種加工
処理を施したり、適当な添加剤を配合することができ
る。加工処理の例としては、紫外線、α線、β線、γ線
あるいは電子線等の照射、コロナ処理、プラズマ照射処
理、火炎処理等の処理、塩化ビニリデン、ポリビニルア
ルコール、ポリアミド、ポリオレフィン等の樹脂の塗
布、ラミネート、あるいは金属の蒸着等が挙げられる。
添加剤の例としては、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ
オレフィン、ポリメチルメタクリレート等の樹脂、シリ
カ、タルク、カオリン、炭酸カルシウム等の無機粒子、
酸化チタン、カーボンブラック等の顔料、紫外線吸収
剤、離型剤、帯電防止剤、難燃剤等が挙げられる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。 [実施例1]テレフタル酸668.2g、エチレングリ
コール301.3g、無水トリメリツト酸3.9gを反応
容器に入れ、190〜225℃で3時間加熱攪件してエ
ステル化反応を行った。ついで245℃に昇温し、平均
分子量1000のポリヘキサメチレンポリカーボネート
を100g、重合触媒として三酸化アンチモン0.3g
を添加して重合反応を進行させた。得られたポリエステ
ル樹脂について、25℃のフェノール/テトラクロロエ
タン等量混合溶媒中で測定した極限粘度ηは0.74で
あった。この樹脂、および80℃、8時間乾燥したペレ
ットを200℃でASTM−D638試験片を射出成形
したものを用いて、ショアA硬度、引張り強度および伸
度、高温保形性、成形品外観(耐薬品性)を評価した。
評価結果を表1に示す。尚、各評価方法は次の通りであ
る。 ショアA硬度:ASTM−K7215に準拠。 引張り強度および伸度:ASTM−D638に準拠。 高温保形性:DMSによる動的弾性率測定で、室温と1
70℃の弾性率変化を次式に基づいて算出した。 (170℃の動的弾性率)/(23℃の動的弾性率)×
100% 成形品外観(耐薬品性):23℃で厚さ200μmのシ
ートの表面をアセトンでラビングし、外観の変化を目視
で評価した。
【0011】[実施例2]テレフタル酸385.5g、
エチレングリコール173.8g、無水トリメリツト酸
2.2gを反応容器に入れエステル化反応を行った。つ
いで平均分子量1000のポリヘキサメチレンポリカー
ボネートを500g、重合触媒として三酸化アンチモン
0.2gを添加して重合反応を進行させた。得られたポ
リエステル樹脂は極限粘度η=0.74であった。この
樹脂、および射出成形試験片の評価結果を表1に示し
た。 [実施例3]テレフタル酸ジメチル490.2g、1,4
−ブタンジオール545.9g、トリメチロールプロパ
ン6.8g、触媒としてテトラ−n−ブトキシチタン0.
34gを反応容器に入れエステル交換反応を行った。次
いで平均分子量500のポリヘキサメチレンポリカーボ
ネートを400g添加し重合反応を進行させた。得られ
たポリエステル樹脂は極限粘度η=0.74であった。
この樹脂を実施例1と同様に評価した結果を表1に示し
た。
【0012】[実施例4]テレフタル酸ジメチル49
0.2g、1,4−ブタンジオール545.9g、トリメ
チロールプロパン6.8g、触媒としてテトラ−n−ブ
トキシチタン0.34gを反応容器に入れエステル交換
反応を行った。次いで平均分子量2000のポリヘキサ
メチレンポリカーボネートを400g添加し重合反応を
進行させた。得られたポリエステル樹脂は極限粘度η=
0.88であった。この樹脂を実施例1と同様に評価し
た結果を表1に示した。 [実施例5]ナフタレンジカルボン酸ジメチル433.
4g、エチレングリコール274.1g、無水トリメリ
ット酸12.4g、エステル交換触媒として酢酸マンガ
ン0.2gを反応容器に入れエステル交換反応を行った
後、平均分子量1000のポリトリメチレンポリカーボ
ネートを500g、リン酸0.04g、重合触媒として
二酸化ゲルマニウム0.2gを添加して重合反応を進行
させた。得られたポリエステル樹脂は極限粘度η=0.
60であった。この樹脂を実施例1と同様に評価した結
果を表1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】[比較例1]テレフタル酸ジメチル100
2g、エチレングリコール772.7g、無水トリメリ
ット酸5.0g、エステル交換触媒として酢酸マンガン
0.4gを反応容器に入れエステル交換後、リン酸0.l
g、重合触媒として二酸化ゲルマニウム0.4gを添加
して重合反応を進行させた。得られたポリエチレンテレ
フタレートは極限粘度η=0.78であった。この樹脂
を実施例1と同様に評価した結果を表2に示した。 [比較例2]テレフタル酸ジメチル879.9g、1,4
−ブタンジオール980.0g、トリメチロールプロパ
ン3.0g、触媒としてテトラ−n−ブトキシチタン0.
6gを反応容器に入れエステル交換、重合反応を進行さ
せた。得られたポリブチレンテレフタレートは極限粘度
η=0.96であった。この樹脂を実施例1と同様に評
価した結果を表2に示した。
【0015】[比較例3]テレフタル酸102.4g、
エチレングリコール46.0g、トリメチロールプロパ
ン1.7gを反応容器に入れ、エステル化反応を行った
後、平均分子量1000のポリテトラメチレングリコー
ルを800g、重合触媒として三酸化アンチモン0.1
gを添加して重合反応を進行させた。得られたポリエス
テル樹脂は極限粘度η=0.74であった。この樹脂を
実施例1と同様に評価した結果を表2に示した。 [比較例4]テレフタル酸478.0g、エチレングリ
コール214.4g、トリメチロールプロパン7.7gを
反応容器に入れ、エステル化反応を行った後、平均分子
量3000のポリヘキサメチレンポリカーボネートを4
00g、重合触媒として三酸化アンチモン0.2gを添
加して重合反応を進行させた。得られたポリエステル樹
脂は極限粘度η=0.62であった。この樹脂を実施例
1と同様に評価した結果を表2に示した。 [比較例5]テレフタル酸478.0g、エチレングリ
コール214.4g、トリメチロールプロパン7.7gを
反応容器に入れ、エステル化反応を行った後、平均分子
量200のポリトリメチレンポリカーボネートを500
g、重合触媒として三酸化アンチモン0.2gを添加し
て重合反応を進行させた。得られたポリエステル樹脂は
極限粘度η=0.96であった。この樹脂を実施例1と
同様に評価した結果を表2に示した。
【0016】[比較例6]テレフタル酸ジメチル49
1.9g、1,4−ブタンジオール547.9g、トリメ
チロールプロパン3.4g、触媒としてテトラ−n−プ
トキシチタン0.3gを反応容器に入れエステル交換反
応を行った後、平均分子量1000のポリテトラメチレ
ングリコール400gを添加して重合反応を進行させ
た。得られたポリエステル樹脂は極限粘度η=0.74
であった。この樹脂を実施例1と同様に評価した結果を
表2に示した。 [比較例7]テレフタル酸579.0g、エチレングリ
コール303.1gを反応容器に入れ、エステル化反応
を行った後、平均分子量1000のポリヘキサメチレン
ポリカーボネートを300g、重合触媒として三酸化ア
ンチモン0.2gを添加して重合反応を進行させた。得
られたポリエステル樹脂は極限粘度η=0.74であっ
た。この樹脂を実施例1と同様に評価した結果を表2に
示した。
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】本発明のポリエステル樹脂は従来のポリ
エステル樹脂の持つ優れた物性、成形加工性を維持し、
柔軟性に優れた材料である上に、耐熱性、耐薬品性、か
つ高度の弾性と高度の弾性回復率を有し、しかもこれら
の物性が高温でも低下せず、また表面光沢、機械的特
性、耐久性等の優れた特性を有するもので、ボトル、フ
ィルム、シート、板、繊維の他、例えば自動車部品、外
装部品、および事務機器のハウジング等に広く利用する
ことができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ジカルボン酸またはそのエステル
    形成誘導体と、(B)グリコールまたはそのエステル形
    成誘導体と、(C)3価以上の多価カルボン酸、多価ア
    ルコールまたはそれらのエステル形成誘導体を、多価カ
    ルボン酸の場合は(A)成分と(C)成分の合計量中
    0.1〜5モル%、多価アルコールの場合は(B)成分
    と(C)成分の合計量中0.1〜5モル%と、(D)下
    記一般式で示されるユニットを有する化合物を上記
    (A)〜(C)成分の合計に対し3〜65重量%とを含
    有してなるポリエステル樹脂であって、25℃のフェノ
    ール/テトラクロロエタン等量混合溶媒中で測定される
    極限粘度ηが0.5dl/g以上であることを特徴とす
    るポリエステル樹脂。 【化1】 (ただし、2≦m≦6、4≦n≦23の整数)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリエステル樹脂から
    なることを特徴とする成形品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7396896B2 (en) 2004-12-21 2008-07-08 E.I. Dupont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) composition and shaped articles prepared therefrom
EP2270065A2 (en) 2004-12-21 2011-01-05 E. I. du Pont de Nemours and Company Poly(trimethylene terephthalate) composition and shaped articles prepared therefrom
EP3039074B1 (en) * 2013-08-30 2020-12-02 Discma AG Blow molding method for forming containers using a highly modified polyesters

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