JP3373606B2 - グランドピアノ - Google Patents
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Description
通常の演奏機構に加え、電子音源を制御して演奏する機
構をも備えたグランドピアノに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、アコースティックピアノに電
子音源を組み合わせて、通常のピアノ演奏以外に、電子
音源による演奏をも可能にしたピアノが提案されてい
る。このうち、特開昭63−216099号公報には、
押鍵による動作がハンマーに伝達されないようにして、
電子音源による演奏の際に打弦動作による通常の演奏音
(以下、打弦音という)を止めることができるピアノが
記載されている。これによれば、打弦音を止めて電子音
源からの演奏音をヘッドホンなどで聴きながら演奏すれ
ば、外部に演奏音が漏れず、集号住宅や住宅密集地域で
の演奏、あるいは夜間の演奏練習などが自由にできると
いう利点がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術によれば、打弦音を出した場合と止めた場合と
では、押鍵時のタッチ感が異なるものであった。すなわ
ち、ハンマーが回動した位置に保持されているため、打
弦音を出す場合に比べて、ハンマーを回動させなくても
よい分だけタッチ感が軽くなっていた。 【0004】このため、熟練者にとっては、通常のピア
ノのタッチ感に馴染んでいるため打弦音を止めた状態で
のタッチ感には違和感があり、一方、初心者にとって
は、打弦音を止めて練習を重ねても打弦音を出した状態
では鍵が重くてうまく演奏できないといった問題があっ
た。 【0005】また特に、従来技術は、アップライトピア
ノには使えるものの、グランドピアノにそのまま適用す
ることはできなかった。グランドピアノにおいては、ハ
ンマーを含むアクション機構が鍵に当接し、その重量が
鍵にかかった状態で、鍵がバランスして静止位置にある
ようにされている。このため、ハンマーを弦に当接する
位置まで持ち上げると、上述のバランスが崩れ、演奏者
側から見て鍵が沈み込んだ状態になってしまう。これで
は見た目がおかしく、違和感を抱かせるタッチ感にな
り、場合によっては演奏を妨げる恐れもあった。 【0006】そこで本発明は、通常のピアノ演奏に加え
て電子音源による演奏をも可能にしたグランドピアノに
おいて、打弦音を止めて電子音源だけで演奏する際に
も、アコースティックピアノの通常のタッチ感を全く損
なわずに、電子音源による演奏ができるようにすること
を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は課題を解決するための手段を次の通り
構成した。すなわち、鍵盤を操作するとハンマーが慣性
運動して打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づいて電子
音源を制御する機構をも備えたグランドピアノにおい
て、押鍵・離鍵に関する動作を検出する検出手段と、該
検出手段からの情報に基づき前記電子音源を制御する制
御手段と、該制御手段により前記電子音源を制御して演
奏する際に前記ハンマーの動作を阻止する動作阻止手段
とを備え、該動作阻止手段は、前記ハンマーが慣性運動
を始めてから弦に当接するまでの間で前記ハンマーの動
作を阻止する位置に配設され、前記検出手段は、前記動
作阻止手段によって途中で動きが阻止される構成部品の
動きを検出する手段であり、前記動作阻止手段によって
前記ハンマーの動作が阻止される前に、押鍵に関する動
作の検出が完了する位置に配設されており、電子音源に
よる演奏時に、押鍵していない状態において、ハンマー
からの重量が鍵にかかっていることを特徴とするグラン
ドピアノの構成がそれである。 【0008】 【作用】前記構成を有する本発明のグランドピアノによ
れば、検出手段が検出した押鍵・離鍵に関する情報に基
づいて、制御手段が電子音源を制御して演奏を行う。こ
の際、動作阻止手段は、ハンマーが慣性運動を始めてか
ら弦に当接するまでの間で、ハンマーの動作を阻止す
る。したがって、ハンマーは慣性運動に移っているた
め、そのハンマーの動作を阻止しても鍵盤のタッチ感に
は影響がない。また、動作阻止手段によってハンマーの
動作が阻止されても、検出手段による押鍵に関する動作
の検出は完了するため、電子音源による演奏も問題なく
なされる。 【0009】ここで、ハンマーが慣性運動を始めてから
というのは、ハンマーと一体となって回動するハンマー
シャンク等の構成部品が、当該回動を開始させる力を及
ぼしたジャック等の構成部品から分離して、当該回動が
慣性運動に移行してからということである。慣性運動に
移行するタイミングは、ハンマーの回動位置によって特
定できる。したがって、動作阻止手段は、ハンマーが回
動して所定位置を超えたらその動きを阻止するような位
置に、ハンマーの回動を止める部材を選択的に配置でき
るようにするだけで、簡単に実現することができる。 【0010】また、検出手段は、例えば、ハンマー等に
シャッタを配設して、その動きをフォトセンサで捉える
等、鍵盤操作によって動作する構成部品が動いたことを
検出する手段である。この検出手段は、動作阻止手段に
よってハンマーの動作が阻止される前に、押鍵に関する
動作の検出が完了する位置に配設される。本発明におい
て、検出手段による検出対象となる構成部品は、動作阻
止手段による動作阻止対象(例えばハンマーシャンク
等)であり、動作が阻止される位置にハンマーが至るま
でに、押鍵に関する動作の検出が完了するように、検出
手段を配設する。このような位置に検出手段を配設すれ
ば、検出手段が、動作阻止手段によって途中で動きが阻
止される構成部品の動きを検出するにもかかわらず、動
作阻止手段による動作阻止の影響を受けることなく、押
鍵に関する動作の検出を完了することができる。加え
て、電子音源による演奏時に、押鍵していない状態にお
いて、ハンマーからの重量が鍵にかかる状態になってい
るので、演奏者側から見て鍵が沈み込んだりしないので
望ましい。 【0011】 【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。グランドピアノ1は、図1に示すように、MID
Iインターフェイス3を備え、同じくMIDIインター
フェイス5を備える外部の電子楽器7と接続して、グラ
ンドピアノ1を操作すると電子楽器7からも演奏音が出
るようにされている。また、電子楽器7の演奏音は、外
部に放音することなくヘッドホン9を介して聴くことも
できる。 【0012】グランドピアノ1は、図2に示すように、
演奏者の操作によって揺動する鍵11と、鍵11が押さ
れると上昇するキャプスタンスクリュー12と、ウイッ
ペンフレンジ13を介してウイッペンレール14に回動
可能に支持され、キャプスタンスクリュー12の上昇に
よって上向きに回動するウイッペン15と、ウイッペン
15に回動可能に連結され、レギュレチングボタン16
に当接するまでウイッペン15と共に上昇するジャック
17と、ジャック17に当接し、ジャック17に突き上
げられると分離するシャンクローラー18と、シャンク
フレンジ19を介してシャンクレール20に回動可能に
支持され、シャンクローラー18が突き上げられると上
向きに回動するハンマーシャンク21と、ハンマーシャ
ンク21の先端に装着されたハンマー23と、ハンマー
23によって叩かれる弦25などとからなる打弦機構を
備えている。 【0013】また、動作阻止手段として、ハンマーシャ
ンクストップレール31が、グランドピアノ1本体の打
ち廻し33に固定されたレール上下機構35によって支
持されている。このうち、ハンマーシャンクストップレ
ール31の下面には、クッションフェルト37が配設さ
れている。また、レール上下機構35は、図3(a),
(b)に示すように、打ち廻し33に固定されたブラケ
ット41と、一端にハンマーシャンクストップレール3
1が固定される消音レバー43と、消音レバー43の孔
にはまるボール45を押さえる板バネ47とを、ボルト
49,ナット51によって連結して組み立てられてい
る。消音レバー43にはノブ53が一体に設けられ、ノ
ブ53を操作するとボルト49を軸として消音レバー4
3が回動する。消音レバー43を回動させると、ブラケ
ット41に形成された小孔41a,41bのいずれかに
ボール45がはまって、消音レバー43を二つの回動位
置のいずれかにロックできる。これにより、ハンマーシ
ャンクストップレール31が上下に動くと共に、上下二
つの位置のいずれかに位置決めされる。ハンマーシャン
クストップレール31を上側に位置決めすると、ハンマ
ーシャンク21を回動させた時に、ハンマーシャンク2
1がクッションフェルト37に当たることなく、ハンマ
ー23が弦25に当たる。また、ハンマーシャンクスト
ップレール31を下側に位置決めすると、逆にハンマー
23が弦25に当たることなく、ハンマーシャンク21
がクッションフェルト37に当たる。 【0014】更に、図2に示すように、鍵11の下面に
は段付シャッタ61と、キーセンサ63,65とが、押
鍵・離鍵に関する動作を検出する検出手段として配設さ
れている。キーセンサ63,65は共に、それぞれが発
光素子と受光素子とを一組としてなり、両素子の間を遮
るとオン信号を発するように構成されている。段付シャ
ッタ61は、鍵11が押された際に、ある時間差をもっ
てキーセンサ63,65の光路を遮ることになる。 【0015】これらのキーセンサ63,65は、図4に
示すように、制御手段としてのコントロール部71に接
続されている。コントロール部71は、周知のCPU7
2,ROM73,RAM74等を含む論理演算回路とし
て構成され、キーセンサ63,65とは入出力インター
フェイス75を介して接続されている。CPU72は、
キーセンサ63,65の光路を遮断する時期と時間差と
を検出し、ROM73に記憶された制御プログラムに基
づいてMIDI情報を作成し、MIDIインターフェイ
ス3を介して電子音源としての電子楽器7に送信する。 【0016】MIDI情報を構成するイベントデータ
は、1バイトのステータスバイトと2バイトのデータバ
イトとからなる3バイトを1単位とするデータとして構
成される。このうちステータスバイトには、押鍵(ノー
トオン),離鍵(ノートオフ)等を示すデータが設定さ
れ、データバイトには、音程となる鍵番号(ノートナン
バー),音量となる打鍵強度(ベロシティ)等を示すデ
ータが設定される。 【0017】なお、コントロール部71には、ダンパー
ペダル,ソフトペダル等のペダル機構の動作を検出する
ペダルセンサ(図示略)も接続され、この検出情報に基
づいて、MIDI情報の中にはダンパー機能等の情報も
設定される。以上のように構成されたグランドピアノ1
において、打弦音を止めて、電子楽器7からだけ演奏音
を出すには、演奏に先立ってノブ53を操作して、ハン
マーシャンクストップレール31を下側の位置に位置決
めする(図2の状態)。また、コントロール部71の作
動スイッチ(図示略)をオンにして、グランドピアノ1
をMIDI出力モードに設定すると共に、電子楽器7も
MIDI入力モードに設定する。 【0018】この状態において、演奏者が鍵11を押す
と、キャプスタンスクリュー12が上昇してウイッペン
15を上向きに回動させ、ウイッペン15と共に上昇す
るジャック17が、シャンクローラー18を押し上げて
ハンマーシャンク21を回動させる。更に、ジャック1
7が上昇してゆくと、ジャックテール17aがレギュレ
チングボタン16に当接し、ジャック17はウイッペン
15に対して図中時計周りに回動する。この結果、シャ
ンクローラー18は、ジャック17から離れてハンマー
シャンク21と共に慣性運動を開始する。 【0019】ハンマーシャンク21が慣性運動して、図
2の点線の位置に至ると、ハンマーシャンクストップレ
ール31下面のクッションフェルト37に当接する。こ
のとき、ハンマーシャンク21は、ハンマー23が弦2
5に当接する位置まで回動しておらず、打弦音は出な
い。 【0020】一方、鍵11が揺動すると、段付シャッタ
61がキーセンサ63,65の発光素子と受光素子との
間を遮り、鍵盤操作が検出される。コントロール部71
は、検出された押鍵情報に応じてMIDI情報を作成
し、この情報を電子楽器7に送信する。この結果、電子
楽器7からは演奏音が出る。 【0021】このように、上記グランドピアノ1によれ
ば、演奏者が鍵11を操作した際に、ハンマー23の動
きを阻止することにより、打弦音を全く出さずに電子楽
器7からだけ演奏音を出すことができる。このとき、ハ
ンマー23の動きは、慣性運動を始めてから阻止される
ので、鍵11のタッチ感は打弦音を出した場合と全く変
わらない。したがって、例えば、電子音源7からの演奏
音をヘッドホン9で聴きながら演奏すれば、騒音による
迷惑をかけることなく、自由に演奏練習ができる。 【0022】また、押鍵していない状態において、ハン
マー23等の重量が鍵11にかかっているので、演奏者
側から見て鍵11が沈み込んだりすることもない。とこ
ろで、以上説明したグランドピアノ1では、押鍵・離鍵
に関する動作を鍵の動きによって検出していたが、これ
に代えて、例えば、ハンマーシャンク等、動作阻止手段
によって途中で動きが阻止される構成部品の動きを検出
し、この構成部品の動きで押鍵・離鍵に関する動作を検
出するように構成してもよく、このように構成されたピ
アノが、本発明の実施例に相当する。このように動作阻
止手段によって途中で動きが阻止される構成部品の動き
で押鍵・離鍵に関する動作を検出する場合、押鍵に関す
る動作の検出が完了してから動作を阻止するように動作
阻止の位置を決定する。こうすれば、検出手段が、動作
阻止手段によって途中で動きが阻止される構成部品の動
きを検出する場合でも、押鍵に関する動作の検出を完了
することができる。以上本発明の実施例を説明したが、
本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内の種々なる態様を採用することができる。 【0023】例えば、ハンマーの動きを阻止する手段と
しては、図3に示した構造に限らない。他の例として
は、図5(a),(b)に示すように、ハンマーシャン
クストップレール81に通されたシャフト83を、打ち
廻し33に固定された軸受け85を介して回動自在に支
持すると共に、シャフト83と一体に回動する金具87
の一端にスプリング89を連結し、他端にワイヤ91を
連結した構造などが考えられる。この構造においては、
ワイヤ91を引っ張ると、金具87がシャフト83を支
点として動き、ハンマーシャンクストップレール81が
回動する。これにより、図5(b)に一点鎖線で示した
ように、ハンマーシャンクストップレール81に配設さ
れたクッションフェルト93が下を向き、ハンマーシャ
ンク21に当接してハンマー23による打弦を阻止す
る。このとき、金具87はスプリング89を引っ張るの
で、ハンマーシャンクストップレール81は戻る方向に
回動するように付勢されている。このため、ワイヤ91
を緩めると、回動していたハンマーシャンクストップレ
ール81が元の位置にまで戻り、クッションフェルト9
3が横をむいてハンマーシャンク21に当接しなくな
る。したがって、ワイヤ91を引っ張ったり緩めたりす
ることで、打弦音を止めたり出したりできる。このよう
に、ワイヤ91によって操作する構造であれば、操作レ
バーを比較的自由な位置に配設できる。したがって、ペ
ダルを足で踏んで操作して打弦音を止めるような構成も
容易にできる。 【0024】また、実施例に示したような、ハンマーシ
ャンクに当接する機構に限らず、ハンマー,ハンマーウ
ッド,シャンクローラー等、ハンマーと一体となって慣
性運動による回動を行う部品の動きを阻止する機構であ
ればよい。但し、これらの部品の動きを阻止する場合
も、少なくともジャックの先端がシャンクローラーから
離れて、ハンマーが慣性運動に移ってからハンマーの動
きを阻止するものでなければならない。 【0025】 【0026】 【0027】加えて、打弦音を止めるための操作レバー
をアクチュエーターで動かしたり、ハンマーシャンクス
トップレールそのものをアクチュエーターで動かす構造
にしてもよい。この場合、電子音源の作動スイッチとア
クチュエーターとを連動させることにより、一つのスイ
ッチを操作すると、自動的に打弦音が止まって電子音源
による演奏モードに切り替わるように構成することもで
きる。 【0028】さらに加えて、本発明の構成を自動演奏ピ
アノに備えれば、自動演奏データによって鍵を動作させ
ながら、音だけは電子音源の音をヘッドホンから聴ける
ので、騒音による迷惑をかけずに運指練習ができる。な
お、実施例では、電子音源として外部の電子楽器とつな
ぐ構成としたが、本発明の構成を、電子音源を内蔵する
ピアノに適用しても、全く同様の効果を得ることができ
る。 【0029】 【発明の効果】以上の如く本発明によれば、ハンマーの
打弦動作による演奏に加えて、電子音源による演奏をも
可能にしたグランドピアノにおいて、打弦音を止めて電
子音源からの演奏音だけを出す場合でも、アコースティ
ックピアノの通常のタッチ感を全く損なわずに演奏がで
きるようになる。特に、検出手段が、動作阻止手段によ
って途中で動きが阻止される構成部品の動きを検出する
にもかかわらず、押鍵に関する動作の検出を完了するこ
とができる。また、電子音源による演奏時に、押鍵して
いない状態において、ハンマーからの重量が鍵にかかる
ように構成されているので、演奏者側から見て鍵が沈み
込んだりすることもない。
である。 【図3】 実施例のグランドピアノにおける動作阻止手
段を示し、(a)はその部分斜視図、(b)はその一部
を分解した斜視図である。 【図4】 実施例のグランドピアノにおける制御手段を
示すブロック図である。 【図5】 変形例としての動作阻止手段を示し、(a)
はその部分斜視図、(b)はその動きを示す説明図であ
る。 【符号の説明】 1・・・グランドピアノ、3,5・・・MIDIインタ
ーフェイス、7・・・電子楽器、11・・・鍵、15・
・・ウイッペン、16・・・レギュレチングボタン、1
7・・・ジャック、18・・・シャンクローラー、21
・・・ハンマーシャンク、23・・・ハンマー、25・
・・弦、31,81・・・ハンマーシャンクストップレ
ール、33・・・打ち廻し、35・・・レール上下機
構、37,93・・・クッションフェルト、41・・・
ブラケット、43・・・消音レバー、45・・・ボー
ル、47・・・板バネ、49・・・ボルト、51・・・
ナット、53・・・ノブ、61・・・段付シャッタ、6
3・・・キーセンサ、71・・・コントロール部、83
・・・シャフト、85・・・軸受け、87・・・金具、
89・・・スプリング、91・・・ワイヤ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鍵盤を操作するとハンマーが慣性運動し
て打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づいて電子音源を
制御する機構をも備えたグランドピアノにおいて、 押鍵・離鍵に関する動作を検出する検出手段と、 該検出手段からの情報に基づき前記電子音源を制御する
制御手段と、 該制御手段により前記電子音源を制御して演奏する際に
前記ハンマーの動作を阻止する動作阻止手段とを備え、 該動作阻止手段は、前記ハンマーが慣性運動を始めてか
ら弦に当接するまでの間で前記ハンマーの動作を阻止す
る位置に配設され、 前記検出手段は、前記動作阻止手段によって途中で動き
が阻止される構成部品の動きを検出する手段であり、前
記動作阻止手段によって前記ハンマーの動作が阻止され
る前に、押鍵に関する動作の検出が完了する位置に配設
されており、 電子音源による演奏時に、押鍵していない状態におい
て、ハンマーからの重量が鍵にかかっている ことを特徴
とするグランドピアノ。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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