JP3367353B2 - フィン付き熱交換器 - Google Patents
フィン付き熱交換器Info
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Description
機等に用いられるフィン付き熱交換器に関するものであ
る。
示すように、所定間隔で平行に並べられたフィン群10
1とこのフィン群101に略直角に挿入し貫通する伝熱
管群102とから構成されている。気流103はフィン
間を矢印方向に流動して伝熱管群102の管内の流体と
熱交換を行う。
(c)に示す。図12(a)はフィンの部分平面図を、
(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線での
断面図である。フィン110には山部104と谷部10
5が交互に連続して波状型の凹凸を有している。109
は伝熱管後流部の止水域、111はフィン間を流れる流
体の流線である。このフィン形状においては、波状型の
凹凸により、伝熱面積の増大、流線111の蛇行による
温度境界層の薄膜化などが図れ、伝熱促進を図ることが
できる。
6号公報を、図13(a)、(b)に示す。図13
(a)はフィンの斜視図、(b)は側面図である。これ
は第1の従来例に対し、三角状の波を、台形状とし、さ
らに、山部120及び谷部121にディンプル122を
形成することにより、三角状の曲折部で発生していた空
気の停滞域を抑制し、山部及び谷部に設けたディンプル
122により空気を攪拌し、伝熱促進を図るものであ
る。なお、実開平5−17366号公報の実施例である
図13(b)においては、山高さH1はフィンピッチF
pの2倍以上の高さを有しているものの、山高さH1と
隣接するフィンとの距離Fpの関係については開示して
いない。
来の構成では、第1の従来例の場合、伝熱面積の増大も
僅かであり、流線の蛇行も小さく、これによる温度境界
層の薄膜化はそれほど期待できない。また、第2の従来
例の場合、伝熱面積の増大の割に、気流の通過する抵抗
の増加が著しく、空気調和機に搭載した場合、騒音値の
増加や風量の減少などの課題を有していた。このため気
流の通過する抵抗を抑制しながら伝熱性能の向上を図る
ことが要求されていた。
ものであり、気流の通過する抵抗の増加を抑制しながら
伝熱性能の向上が図れるフィン付き熱交換器を提供する
ことを目的とする。
に本発明は、フィンに形成した波状型の山部、または、
挿入した伝熱管の中心と同心円状に形成した円状の山部
の高さが、隣接するフィンとの距離より大きく、この距
離の2倍より小さい高さで形成するものである。
ンの表面積が増加し、またフィン間を流動する気流を大
きく蛇行することができ、気流の通過する抵抗の増加を
抑制しながら伝熱性能の向上が図れ、熱交換性能の高い
フィン付き熱交換器が得られる。
は、所定間隔で平行に並べられるとともに、その間を気
体が流動するフィン群と、このフィン群に略直角に挿入
し貫通して内部を流体が流動する伝熱管群とを備え、前
記フィンを山部と谷部が交互に連続した波状型を形成
し、少なくとも一つの前記山部の高さが隣接するフィン
との距離より大きく、この距離の2倍より小さい山を形
成したものである。そしてこの構成によれば、フィン間
を流動する気流を大きく蛇行することができ、気流の通
過する抵抗の増加を抑制しながら伝熱性能の向上を図る
ことができる。
隔で平行に並べられるとともに、その間を気体が流動す
るフィン群と、このフィン群に略直角に挿入し貫通して
内部を流体が流動する伝熱管群とを備え、挿入した伝熱
管の中心と同心円状または同心円弧状に山部を形成し、
この山部の外側に山部と谷部が交互に連続した波状型を
形成した山部の高さが隣接するフィンとの距離より大き
く、この距離の2倍より小さい山を形成したものであ
る。そしてこの構成によれば、フィン間を流動する気流
が大きく蛇行するとともに、気流の通過する抵抗の増加
を抑制しながら伝熱性能の向上を図ることができる。
伝熱管中心線上またはその近傍に形成した谷部が、伝熱
管近傍の平坦部より高い位置で形成したもので、これに
よって、伝熱性能の向上が図れるとともに、山部及び谷
部の凹凸成形時の破断を抑制できる。
た請求項3記載のフィンを、山部を形成する二つの斜面
の長さを等しくしたもので、これによって、請求項3記
載と同様に、伝熱性能の向上が図れ、成形性が向上する
とともに、山部及び谷部の凹凸成形時に均等に素材を伸
ばすことができ、さらに破断を抑制できる。
た請求項1から3のいずれか1項記載のフィンを、挿入
した伝熱管の中心と同心円状または同心円弧状に形成し
た山部の高さ、または、この山部の外側に、山部と谷部
が交互に連続した波状型を形成した山部の高さが、伝熱
管中心線に対し、風上側の山部の高さより風下側の山部
の高さを高く形成することにより、請求項1から3記載
と同様に伝熱性能の向上及び成形性の向上を図るととも
に、気流の通過する抵抗の増加を抑制しながら伝熱性能
の向上を図ることができる。
た請求項2記載のフィンを、挿入した伝熱管の中心と同
心円状または同心円弧状に形成した山部の高さが隣接す
るフィンとの距離より大きく、この距離の2倍より小さ
い山を形成したもので、これによって、請求項2から5
記載と同様に伝熱性能の向上を図るとともに、伝熱管近
傍を流動する気流が大きく蛇行することができ、さらに
伝熱性能の向上を図ることができる。
隔で平行に並べられるとともに、その間を気体が流動す
るフィン群と、このフィン群に略直角に挿入し貫通して
内部を流体が流動する伝熱管群とを備え、挿入した伝熱
管の中心と同心円状に山部を形成し、前記山部の高さが
隣接するフィンとの距離より大きく、この距離の2倍よ
り小さい山を形成したものである。そして、この構成に
よれば、フィン間を流動する気流を大きく蛇行すること
ができ、気流の通過する抵抗の増加を抑制しながら伝熱
性能の向上を図ることができる。
た請求項6のフィンを、挿入した伝熱管の中心と同心円
状に山部を形成し、この山部の高さが伝熱管中心線に対
し、風上側の山高さより風下側の山高さが高く形成する
もので、これによって、請求項6記載と同様に伝熱性能
の向上を図るとともに、気流の通過する抵抗の増加を抑
制しながら伝熱性能の向上を図ることができる。
説明する。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。図1(a)及び(b)及び(c)に
おいて、1は波型形状のフィン1、2は内部を流体が流
動する伝熱管2であり、所定間隔で平行に並べられたフ
ィン1に複数本の伝熱管2が略直角に貫通状に挿入され
たもので、矢印方向3から気流が流動する。
向に山部4と谷部5、5aが、谷部5a、山部4、谷部
5、山部4の順に連続する波型形状を形成し、山部4の
山高さH1は、隣接するフィンとの距離Fpより大き
く、この距離の2倍より小さい山高さに形成したもので
ある。
線9を示す。図12(b)の従来例の流線111より蛇
行する量が大きく、乱流促進や温度境界層の薄膜化及び
伝熱面積の増加などにより伝熱性能の向上を図ることが
できる。また、山部4の山高さH1は、隣接するフィン
との距離の2倍より小さい範囲内の山高さであることか
ら気流の通過する抵抗の著しい増加を抑制できる。
3に対し、略直角に直線状であるが、所定の角度に傾斜
した稜線また曲線状の稜線であっても同様の効果が得ら
れる。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
または同心円弧状に山部10を形成し、この山部の外側
に、気流方向3に対して垂直方向に山部4と谷部5、5
aが、谷部5a、山部4、谷部5、山部4の順に連続す
る波型形状を形成し、山部4の山高さH1は、隣接する
フィンとの距離Fpより大きく、この距離の2倍より小
さい山高さに形成したものである。
線9を示す。図12(b)の従来例の流線111より蛇
行する量が大きく、乱流促進や温度境界層の薄膜化及び
伝熱面積の増加、また、伝熱管挿入部7と同心円状また
は同心円弧状に山部10により伝熱管後流部の止水域8
bを小さくでき、伝熱性能の向上を図ることができる。
また、山部4の山高さH1は、隣接するフィンとの距離
の2倍より小さい山高さであることから気流の通過する
抵抗を抑制できる。
心円弧状に山部10の山高さH4は、図2のように隣接
するフィンとの距離の2倍より小さい山高さであれば、
この距離Fpより小さくてもよい。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
向に山部4と谷部5a、5aが、谷部5a、山部4、谷
部5b、山部4の順に連続する波型形状を形成し、山部
4の山高さH1は、隣接するフィンとの距離Fpより大
きく、この距離の2倍より小さい山高さに形成したもの
である。また、谷部5bは、伝熱管近傍の平坦部6より
高い位置で、この高さH2を形成する。
する抵抗の抑制、また、伝熱性能の向上が図れるととも
に、谷部5bにより山部及び谷部の凹凸成形時の破断を
抑制できる。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
または同心円弧状に山部10を形成し、この山部の外側
に、気流方向3に対して垂直方向に山部4と谷部5a、
5bが、谷部5a、山部4、谷部5b、山部4の順に連
続する波型形状を形成し、山部4の山高さH1は、隣接
するフィンとの距離Fpより大きく、この距離の2倍よ
り小さい山高さに形成したものである。また、谷部5b
は、伝熱管近傍の平坦部6より高い位置で、この高さH
2を形成する。
する抵抗の抑制、伝熱性能の向上を図るとともに、さら
に、谷部5bにより山部及び谷部の凹凸成形時の破断を
抑制できる。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
向に山部4aと谷部5a、5bが、谷部5a、山部4
a、谷部5b、山部4aの順に連続する波型形状を形成
する。山部4aの山高さH1は、隣接するフィンとの距
離Fpより大きく、この距離の2倍より小さい山高さで
あり、さらに、山部4aを形成する二つの斜面41、4
2の長さ11、12は等しく形成する。また、谷部5b
は、伝熱管近傍の平坦部6より高い位置で、この高さH
2を形成する。
気流の通過する抵抗の抑制、伝熱性能の向上、また、成
形性の向上が図れ、さらに、山部4aを形成する二つの
斜面41、42の長さ11、12が等しいことで、凹凸
成形時に素材を均等に伸ばすことができ、破断を抑制で
きる。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
向に山部4b、4cと谷部5a、5cが、谷部5a、山
部4b、谷部5c、山部4cの順に連続する波型形状を
形成する。山部4cの山高さH1は、隣接するフィンと
の距離Fpより大きく、この距離の2倍より小さい山高
さで、山部4bの山高さH3は、H1より低い。また、
谷部5cは、伝熱管近傍の平坦部6より高い位置で、こ
の高さH2を形成する。
たは4同様に、気流の通過する抵抗の抑制、乱流促進、
また、成形性の向上が図れるとともに、山部4bの山高
さH3を、H1より小さくすることで、前記伝熱性能の
向上を維持しつつ、気流の通過する抵抗を抑制でき、伝
熱性能と気流の通過する抵抗との設計上の最適形状を容
易に得ることができる。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
または同心円弧状に山部10を形成し、この山部の外側
に、気流方向3に対して垂直方向に山部4b、4cと谷
部5a、5cが、谷部5a、山部4b、谷部5c、山部
4cの順に連続する波型形状を形成する。山部4cの山
高さH1は、隣接するフィンとの距離Fpより大きく、
この距離の2倍より小さい山高さで、山部4bの山高さ
H3は、H1より低い。また、谷部5cは、伝熱管近傍
の平坦部6より高い位置で、この高さH2を形成する。
たは5記載と同様に、気流の通過する抵抗の抑制、伝熱
性能の向上、また、成形性の向上とともに、山部4bの
山高さH3を、H1より小さくすることで、気流の通過
する抵抗を抑制でき、伝熱性能と気流の通過する抵抗と
の設計上の最適形状を容易に得ることができる。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。
または同心円弧状に山部10aを形成し、この山部10
aの外側に、気流方向3に対して垂直方向に山部4dと
谷部5a、5bが、谷部5a、山部4d、谷部5b、山
部4dの順に連続する波型形状を形成し、伝熱管挿入部
7と同心円状または同心円弧状に山部10aの山高さH
4は、隣接するフィンとの距離Fpより大きく、この距
離の2倍より小さい山高さに形成したものである。
促進や温度境界層の薄膜化及び伝熱面積の増加と伝熱管
後流部の止水域8cの減少などにより伝熱性能の向上を
図ることができる。
接するフィンとの距離Fpより小さいが、高くてもよ
い。
図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B線
での断面図である。図において、1aは平板状のフィン
1a、2は内部を流体が流動する伝熱管2であり、所定
間隔で平行に並べられたフィン1aに複数本の伝熱管2
が略直角に貫通状に挿入されたもので、矢印方向3から
気流が流動する。
りまくように略円形状または略多角形状のリング状の山
部11を形成し、山部11の山高さH5は、隣接するフ
ィンとの距離Fpより大きく、この距離の2倍より小さ
い山高さに形成したものである。
線9を示す。流線9は山部11により大きく蛇行し、乱
流促進や温度境界層の薄膜化及び伝熱面積の増加、また
は伝熱管2の後流部の止水域8dの減少などにより、伝
熱性能の向上を図ることができる。また、山部11の山
高さH1は、隣接するフィンとの距離の2倍より小さい
山高さであることから気流の通過する抵抗を抑制でき
る。
面図、(b)及び(c)は(a)のA−A線及びB−B
線での断面図である。図において、1aは平板状のフィ
ン1a、2は内部を流体が流動する伝熱管2であり、所
定間隔で平行に並べられたフィン1aに複数本の伝熱管
2が略直角に貫通状に挿入されたもので、矢印方向3か
ら気流が流動する。
りまくように略円形状または略多角形状のリング状の山
部11aを形成し、山部11aの稜線は伝熱管中心線に
対し風下側の山高さH5は、風上側の山高さH6より高
く、前記山高さH5は、隣接するフィンとの距離Fpよ
り大きく、この距離の2倍より小さい山高さに形成した
ものである。
に、伝熱性能の向上を図るとともに、風上側山部の山高
さH6を、風下側山高さH5より小さくすることで、伝
熱性能の向上を維持しつつ、気流の通過する抵抗を抑制
でき、伝熱性能と気流の通過する抵抗との設計上の最適
形状を容易に得ることができる。
1に記載の発明は、フィンに気流方向に対して垂直方向
に山部と谷部が連続して波型形状を形成し、山部の山高
さを隣接するフィンとの距離より大きく、この距離の2
倍より小さい山高さに形成するものである。
流の流線を大きく蛇行させることができ、乱流促進や温
度境界層の薄膜化及び伝熱面積の増加などにより伝熱性
能の向上が図れ、また、山部が隣接するフィンとの距離
の2倍より小さい山高さを有することから気流の通過す
る抵抗を抑制できる。
した伝熱管の中心と同心円状または同心円弧状に山部を
形成し、この山部の外側に、気流方向に対して垂直方向
に山部と谷部が連続して波型形状を形成し、山部の山高
さを、隣接するフィンとの距離より大きく、この距離の
2倍より小さい山高さに形成したものである。
流の流線を大きく蛇行させることができ、乱流促進や温
度境界層の薄膜化及び伝熱面積の増加、さらに、挿入し
た伝熱管の中心と同心円状または同心円弧状に設けた山
部により伝熱管後流部の止水域8bを小さくでき、伝熱
性能の向上を図ることができる。山部が隣接するフィン
との距離の2倍より小さい山高さを有することから気流
の通過する抵抗を抑制できる。
気流方向に対して垂直方向に山部と谷部が連続して波型
形状を形成し、山部の山高さを隣接するフィンとの距離
Fpより大きく、この距離の2倍より小さい山高さに形
成し、伝熱管中心線付近の谷部は、伝熱管近傍の平坦部
より高い位置に形成したものである。
抑制しながら、乱流促進や温度境界層の薄膜化及び伝熱
面積の増加などにより伝熱性能の向上が図れるととも
に、伝熱管中心線付近の谷部により、山部及び谷部の凹
凸成形時の破断を抑制できる。
向に対して垂直方向に山部と谷部が連続して波型形状を
形成する。隣接するフィンとの距離より大きく、この距
離の2倍より小さい山部を形成する二つの斜面の長さを
等しく形成し、伝熱管中心線付近の谷部は、伝熱管近傍
の平坦部より高く形成したものである。
抑制しながら、乱流促進や温度境界層の薄膜化及び伝熱
面積の増加などにより伝熱性能の向上が図れ、伝熱管中
心線付近の谷部により、山部及び谷部の凹凸成形時の破
断を抑制できるとともに、山部を形成する二つの斜面が
等しいことで、凹凸成形時に素材を均等に伸ばすことが
でき、さらに破断を抑制できる。
向に対して垂直方向に山部と谷部が連続して波型形状を
形成する。伝熱管中心線に対して、風下側の山部を、隣
接するフィンとの距離より大きく、この距離の2倍より
小さい山部を形成し、風上側山部を風下側より低い山高
さで形成する。また、伝熱管中心線付近の谷部は、伝熱
管近傍の平坦部より高い位置で形成したものである。
同様に、伝熱性能の向上や山部及び谷部の凹凸成形時の
破断を抑制が図れるとともに、風下側の山部により伝熱
管後流部の止水域8aがさらに小さくできる。また、風
上側の山部の高さを、風下側の山部より低くすること
で、前記伝熱性能の向上を維持しつつ、気流の通過する
抵抗を抑制でき、伝熱性能と気流の通過する抵抗との設
計上の最適形状を容易に得ることができる。
した伝熱管の中心と同心円状または同心円弧状に山部を
形成し、この山部の外側に、気流方向に対して垂直方向
に山部と谷部が連続する波型形状を形成し、伝熱管挿入
部7と同心円状または同心円弧状に山部の山高さは、隣
接するフィンとの距離より大きく、この距離の2倍より
小さい山高さに形成したものである。
弧状の山部により、伝熱管近傍では、乱流促進や温度境
界層の薄膜化及び伝熱面積の増加と伝熱管後流部の止水
域の減少などにより伝熱性能の向上を図ることができ
る。
管の挿入穴をとりまくように略円形状または略多角形状
のリング状の山部を形成し、山部の山高さを、隣接する
フィンとの距離より大きく、この距離の2倍より小さい
山高さに形成したものである。
流は山部により大きく蛇行し、乱流促進や温度境界層の
薄膜化及び伝熱面積の増加、または伝熱管の後流部の止
水域の減少などにより伝熱性能の向上を図ることができ
る。
管の挿入穴をとりまくように略円形状または略多角形状
のリング状の山部を形成し、山部の稜線は伝熱管中心線
に対し、風上側より風下側で高く、この山高さは、隣接
するフィンとの距離より大きく、この距離の2倍より小
さい山高さに形成したものである。
様に伝熱性能の向上が図れ、さらに、風上側山高さを、
風下側より低くすることで、伝熱性能の向上を維持しつ
つ、気流の通過する抵抗を抑制でき、伝熱性能と気流の
通過する抵抗との設計時の最適形状を容易に得ることが
できる。
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
ンの部分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
分平面図 (b)(a)のA−A線での断面図 (c)(a)のB−B線での断面図
部斜視図 (b)同断面図
Claims (7)
- 【請求項1】 所定間隔で平行に並べられるとともに、
その間を気体が流動するフィン群と、前記フィン群に略
直角に挿入し貫通して内部を流体が流動する伝熱管群と
を備え、前記フィン群を、山部と谷部が交互に連続した
波状型を形成し、少なくとも前記山部の一つの高さが隣
接するフィンとの距離より大きく、この距離の2倍より
小さい山を形成し、前記フィンの伝熱管中心線上または
その近傍に形成した谷部が、伝熱管近傍の平坦部より高
い位置で形成したフィンで構成された事を特徴とするフ
ィン付き熱交換器。 - 【請求項2】 所定間隔で平行に並べられるとともに、
その間を気体が流動するフィン群と、前記フィン群に略
直角に挿入し貫通して内部を流体が流動する伝熱管群と
を備え、挿入した前記伝熱管の中心と同心円状または同
心円弧状に山部を形成し、前記山部の外側に、山部と谷
部が交互に連続した波状型を形成し、この山部の高さが
隣接するフィンとの距離より大きく、この距離の2倍よ
り小さい山を形成し、前記フィンの伝熱管中心線上また
はその近傍に形成した谷部が、伝熱管近傍の平坦部より
高い位置で形成したフィンで構成された事を特徴とする
フィン付き熱交換器。 - 【請求項3】 山部を形成する二つの斜面の長さが等し
いフィンで構成された請求項1または2記載のフィン付
き熱交換器。 - 【請求項4】 伝熱管中心線に対し、風上側の山部の高
さより風下側の山部の高さを高く形成したフィンで構成
された請求項1から3のいずれか1項に記載のフィン付
き熱交換器。 - 【請求項5】 挿入した前記伝熱管の中心と同心円状ま
たは同心円弧状に形成した山部の高さが隣接するフィン
との距離より大きく、この距離の2倍より小さい山を形
成したフィンで構成された請求項2に記載のフィン付き
熱交換器。 - 【請求項6】 所定間隔で平行に並べられるとともに、
その間を気体が流動するフィン群と、このフィン群に略
直角に挿入し貫通して内部を流体が流動する伝熱管群と
を備え、伝熱管挿入部をとりまくように略円状または略
多角形状に山部を形成し、前記山部の高さが隣接するフ
ィンとの距離より大きく、この距離の2倍より小さい山
を形成したフィンで構成されたフィン付き熱交換器。 - 【請求項7】 伝熱管挿入部をとりまくように略円状ま
たは略多角形状に山部を形成し、風上側の山高さより風
下側の山高さが高く形成したフィンで構成された請求項
6記載のフィン付き熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30001896A JP3367353B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | フィン付き熱交換器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30001896A JP3367353B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | フィン付き熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10141880A JPH10141880A (ja) | 1998-05-29 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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