JP3362558B2 - ロータリーエンコーダ - Google Patents
ロータリーエンコーダInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体の回転位置を検出
するためのロータリーエンコーダに関するものであり、
特に3相ACサーボモータに組み込まれて使用されるイ
ンクリメンタルエンコーダに関するものである。
するためのロータリーエンコーダに関するものであり、
特に3相ACサーボモータに組み込まれて使用されるイ
ンクリメンタルエンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種機械の駆動用に使われるサーボモー
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。
【0003】サーボ系の位置検出器にもさまざまな種類
があるが、近年サーボモータに組み込まれて使用される
ロータリーエンコーダが普及している。ACサーボモー
タに組み込まれるエンコーダはインクリメンタルエンコ
ーダとアブソリュートエンコーダに大別される。インク
リメンタルエンコーダは各種機械のACサーボモータに
取付けられ広く使用されており、ACサーボ用エンコー
ダとして主流を占めている。一方アブソリュートエンコ
ーダは1回転内の絶対位置が判別できるエンコーダで、
原点復帰動作が不要なことから多関節ロボットをはじめ
とする大型のロボット用サーボモータなどに普及してい
る。
があるが、近年サーボモータに組み込まれて使用される
ロータリーエンコーダが普及している。ACサーボモー
タに組み込まれるエンコーダはインクリメンタルエンコ
ーダとアブソリュートエンコーダに大別される。インク
リメンタルエンコーダは各種機械のACサーボモータに
取付けられ広く使用されており、ACサーボ用エンコー
ダとして主流を占めている。一方アブソリュートエンコ
ーダは1回転内の絶対位置が判別できるエンコーダで、
原点復帰動作が不要なことから多関節ロボットをはじめ
とする大型のロボット用サーボモータなどに普及してい
る。
【0004】以下に従来のインクリメンタルエンコーダ
について説明する。図8は従来のインクリメンタルエン
コーダの構成を示すものであり81は発光素子、82は
回転スリット板、83は受光素子、84は波形整形回
路、85は信号伝送回路である。
について説明する。図8は従来のインクリメンタルエン
コーダの構成を示すものであり81は発光素子、82は
回転スリット板、83は受光素子、84は波形整形回
路、85は信号伝送回路である。
【0005】出力信号は図9(a),(b)に示すよう
に、回転方向が判別できるように互いに90度位相差を
有するA,B2相の信号と、1回転1パルスの原点基準
Z信号と、ACサーボモータの相励磁切り替えのための
コミュテーション信号CS1,CS2,CS3を備えて
いる。
に、回転方向が判別できるように互いに90度位相差を
有するA,B2相の信号と、1回転1パルスの原点基準
Z信号と、ACサーボモータの相励磁切り替えのための
コミュテーション信号CS1,CS2,CS3を備えて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、出力信号の数が多いので、配線の数が多い
ため量産性が悪く、機器への誤配線,信号線自身の断線
も起こりやすいという問題点があった。また、ロータリ
ーエンコーダのパルス数や装着するモータなどの機器の
情報を受信側で手動で入力するという問題点があった。
の構成では、出力信号の数が多いので、配線の数が多い
ため量産性が悪く、機器への誤配線,信号線自身の断線
も起こりやすいという問題点があった。また、ロータリ
ーエンコーダのパルス数や装着するモータなどの機器の
情報を受信側で手動で入力するという問題点があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、エンコーダの出力信号数を減らし、量産性が高く信
頼性が高いインクリメンタルエンコーダを提供すること
を目的とする。
で、エンコーダの出力信号数を減らし、量産性が高く信
頼性が高いインクリメンタルエンコーダを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクリメンタルエンコーダは、互いに90
度位相差を有するA,B2相のインクリメンタル信号
と、1回転中の原点を示す基準信号Zと、3相ACサー
ボモータの相励磁切り替え信号(コミュテーション信
号)CS1,CS2,CS3相とを出力する原信号出力
部と、エンコーダ主電源のオン,オフ状態を検出する電
源ON/OFF検出回路と、A,B2相の変化エッジを
検出しA,B2相の位相によりカウントアップパルスお
よびダウンパルスを出力する方向弁別回路と、前記電源
ON/OFF検出回路の出力によりカウント初期データ
をプリロードし前記方向弁別回路の出力パルスをカウン
トするアップ・ダウンカウンタと、A,B2相のレベル
により前記アップ・ダウンカウンタにプリロードする初
期データを出力する初期値検出回路と、前記原信号出力
部からのZ相およびCS1,CS2,CS3相と前記ア
ップ・ダウンカウンタからのデータをラッチするデータ
ラッチ回路と、前記原信号出力からのZ相をサンプリン
グしてZ相の状態を出力するZ信号変換回路と、外部か
らのシリアル信号の命令によって、ロータリーエンコー
ダのパルス数や極数や認識番号などのエンコーダのパラ
メータと、装着するモータなどの機器の番号や誘起電圧
定数や慣性モーメントや粘性計数やそれらの温度係数な
どのモータなどの機器のパラメータを、ROMもしくは
電気的に書き換え可能なROMもしくは不揮発性のRA
Mもしくは電池でバックアップしたRAMに書き込み記
憶する回路と、外部からのシリアル信号の命令によっ
て、前記データラッチ回路から出力されるカウントデー
タ、CS1,CS2,CS3相と前記Z相信号変換回路
から出力されるデータと、ロータリーエンコーダのパラ
メータとモータなどの機器のパラメータとを切り替えて
シリアルデータに変換し出力するパラレルシリアル変換
回路と双方向のシリアル通信の変換回路とを備えてい
る。
に本発明のインクリメンタルエンコーダは、互いに90
度位相差を有するA,B2相のインクリメンタル信号
と、1回転中の原点を示す基準信号Zと、3相ACサー
ボモータの相励磁切り替え信号(コミュテーション信
号)CS1,CS2,CS3相とを出力する原信号出力
部と、エンコーダ主電源のオン,オフ状態を検出する電
源ON/OFF検出回路と、A,B2相の変化エッジを
検出しA,B2相の位相によりカウントアップパルスお
よびダウンパルスを出力する方向弁別回路と、前記電源
ON/OFF検出回路の出力によりカウント初期データ
をプリロードし前記方向弁別回路の出力パルスをカウン
トするアップ・ダウンカウンタと、A,B2相のレベル
により前記アップ・ダウンカウンタにプリロードする初
期データを出力する初期値検出回路と、前記原信号出力
部からのZ相およびCS1,CS2,CS3相と前記ア
ップ・ダウンカウンタからのデータをラッチするデータ
ラッチ回路と、前記原信号出力からのZ相をサンプリン
グしてZ相の状態を出力するZ信号変換回路と、外部か
らのシリアル信号の命令によって、ロータリーエンコー
ダのパルス数や極数や認識番号などのエンコーダのパラ
メータと、装着するモータなどの機器の番号や誘起電圧
定数や慣性モーメントや粘性計数やそれらの温度係数な
どのモータなどの機器のパラメータを、ROMもしくは
電気的に書き換え可能なROMもしくは不揮発性のRA
Mもしくは電池でバックアップしたRAMに書き込み記
憶する回路と、外部からのシリアル信号の命令によっ
て、前記データラッチ回路から出力されるカウントデー
タ、CS1,CS2,CS3相と前記Z相信号変換回路
から出力されるデータと、ロータリーエンコーダのパラ
メータとモータなどの機器のパラメータとを切り替えて
シリアルデータに変換し出力するパラレルシリアル変換
回路と双方向のシリアル通信の変換回路とを備えてい
る。
【0009】
【作用】この構成により、外部からのシリアル信号の命
令の切り替えによって、A相,B相,Z相,CS1,C
S2,CS3の信号と、ロータリーエンコーダのパラメ
ータとモータなどの機器のパラメータをシリアルデータ
として1回線で伝送できるため、エンコーダからの出力
信号数を減らすことができ、量産性に優れた信頼性の高
いロータリーエンコーダを得ることができる。
令の切り替えによって、A相,B相,Z相,CS1,C
S2,CS3の信号と、ロータリーエンコーダのパラメ
ータとモータなどの機器のパラメータをシリアルデータ
として1回線で伝送できるため、エンコーダからの出力
信号数を減らすことができ、量産性に優れた信頼性の高
いロータリーエンコーダを得ることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるロータリ
ーエンコーダの機能ブロック図である。
ーエンコーダの機能ブロック図である。
【0012】図1において、11は原信号出力部、12
は方向弁別回路、13はアップダウンカウンタ、14は
初期値検出回路、15はパラメータ記憶回路、16はデ
ータラッチ回路、17はZ信号変換回路、18はパラレ
ルシリアル変換回路、19は双方向性バッファ回路、2
0は電源ON/OFF検出回路である。
は方向弁別回路、13はアップダウンカウンタ、14は
初期値検出回路、15はパラメータ記憶回路、16はデ
ータラッチ回路、17はZ信号変換回路、18はパラレ
ルシリアル変換回路、19は双方向性バッファ回路、2
0は電源ON/OFF検出回路である。
【0013】原信号出力部11は従来のインクリメンタ
ルエンコーダと同様に図8に示す発光素子81、回転ス
リット板82、受光素子83、波形整形回路84より構
成され、出力信号の代表例としては図9のようなインク
リメンタル信号A相、B相、Z相および3相励磁切り替
えコミュテーション信号CS1,CS2,CS3が出力
される。
ルエンコーダと同様に図8に示す発光素子81、回転ス
リット板82、受光素子83、波形整形回路84より構
成され、出力信号の代表例としては図9のようなインク
リメンタル信号A相、B相、Z相および3相励磁切り替
えコミュテーション信号CS1,CS2,CS3が出力
される。
【0014】図2は本発明の一実施例における方向弁別
回路の動作波形図である。図2において、A相がB相よ
り進み位相のときはダウンパルスが出力され、A相がB
相より遅れ位相のときはアップパルスが出力される。こ
のアップパルス,ダウンパルスはアップダウンカウンタ
13に入力されパルスを計数しカウントデータが変化す
る。
回路の動作波形図である。図2において、A相がB相よ
り進み位相のときはダウンパルスが出力され、A相がB
相より遅れ位相のときはアップパルスが出力される。こ
のアップパルス,ダウンパルスはアップダウンカウンタ
13に入力されパルスを計数しカウントデータが変化す
る。
【0015】図3(a)は本発明の一実施例における初
期値検出回路の動作波形図、図3(b)はその回路例で
あり、A相,B相の信号“H”,“L”により2ビット
の初期値D1,D0が出力される。
期値検出回路の動作波形図、図3(b)はその回路例で
あり、A相,B相の信号“H”,“L”により2ビット
の初期値D1,D0が出力される。
【0016】図4(a)は本発明の一実施例におけるア
ップダウンカウンタの動作波形図であり、ここでは16
ビットカウンタの動作例を示す。このアップダウンカウ
ンタはON/OFF検出回路20の出力により、データ
プリロード動作とカウント動作が切り替えられるパルス
カウンタになっている。
ップダウンカウンタの動作波形図であり、ここでは16
ビットカウンタの動作例を示す。このアップダウンカウ
ンタはON/OFF検出回路20の出力により、データ
プリロード動作とカウント動作が切り替えられるパルス
カウンタになっている。
【0017】図4(b)は本発明の一実施例におけるア
ップダウンカウンタの全体動作波形図である。
ップダウンカウンタの全体動作波形図である。
【0018】図5は本発明の一実施例におけるパラレル
シリアル変換回路より出力されるシリアルデータの構成
図である。図5において、データ1フレームはスタート
ビット,モードビット,データビット,パリティビッ
ト,ストップビット,アイドルビットなどで構成され
る。また、データラッチ回路16でデータを更新するた
めのデータラッチ信号は図5のようにシリアルデータの
フレームに同期して出力される。
シリアル変換回路より出力されるシリアルデータの構成
図である。図5において、データ1フレームはスタート
ビット,モードビット,データビット,パリティビッ
ト,ストップビット,アイドルビットなどで構成され
る。また、データラッチ回路16でデータを更新するた
めのデータラッチ信号は図5のようにシリアルデータの
フレームに同期して出力される。
【0019】図6は本発明の一実施例におけるZ信号変
換回路の構成図である。図6において、Z相レベル検出
回路61、Z相通過検出回路62、カウント変化量検出
回路63、データシフト回路64より構成される。
換回路の構成図である。図6において、Z相レベル検出
回路61、Z相通過検出回路62、カウント変化量検出
回路63、データシフト回路64より構成される。
【0020】図7は本発明の一実施例におけるZ信号変
換回路の動作説明図である。図7(a)はシリアルデー
タの1フレームごとにA,B,Z相出力が変化したとき
のZ信号変換状態を示しており、図7(b)はシリアル
データの1フレーム内でA,B,Z相出力が変化したと
きのZ信号変換状態を示した図である。
換回路の動作説明図である。図7(a)はシリアルデー
タの1フレームごとにA,B,Z相出力が変化したとき
のZ信号変換状態を示しており、図7(b)はシリアル
データの1フレーム内でA,B,Z相出力が変化したと
きのZ信号変換状態を示した図である。
【0021】以下、上記構成のロータリーエンコーダに
ついてその動作説明をする。まず、パラメータ設定とし
て外部からのシリアル信号の命令によって、ロータリー
エンコーダのA相,B相のパルス数や極数や認識番号な
どのパラメータと、装着するモータなどの機器の番号や
誘起電圧定数や慣性モーメントや粘性計数やそれらの温
度係数などのモータなどの機器のパラメータを、双方向
性バッファ回路19とパラレルシリアル変換回路18と
データラッチ回路16を介して15のパラメータ記憶回
路に入力する。
ついてその動作説明をする。まず、パラメータ設定とし
て外部からのシリアル信号の命令によって、ロータリー
エンコーダのA相,B相のパルス数や極数や認識番号な
どのパラメータと、装着するモータなどの機器の番号や
誘起電圧定数や慣性モーメントや粘性計数やそれらの温
度係数などのモータなどの機器のパラメータを、双方向
性バッファ回路19とパラレルシリアル変換回路18と
データラッチ回路16を介して15のパラメータ記憶回
路に入力する。
【0022】パラメータ設定が完了後、主電源を投入す
ると15のパラメータ記憶回路に記憶している各パラメ
ータデータをデータラッチ回路16とパラレルシリアル
変換回路18と双方向性バッファ回路19を介して出力
する。このパラメータデータの出力は数秒間連続して繰
り返し送信するか、もしくは外部からのシリアル信号の
命令によってA相,B相,Z相,CS1,CS2,CS
3の出力状態に移行する。
ると15のパラメータ記憶回路に記憶している各パラメ
ータデータをデータラッチ回路16とパラレルシリアル
変換回路18と双方向性バッファ回路19を介して出力
する。このパラメータデータの出力は数秒間連続して繰
り返し送信するか、もしくは外部からのシリアル信号の
命令によってA相,B相,Z相,CS1,CS2,CS
3の出力状態に移行する。
【0023】A相,B相,Z相,CS1,CS2,CS
3の出力状態では、原信号出力部11よりA相,B相,
Z相,CS1,CS2,CS3信号を検出し、この信号
を次のような信号処理をしてシリアル信号として出力し
ている。
3の出力状態では、原信号出力部11よりA相,B相,
Z相,CS1,CS2,CS3信号を検出し、この信号
を次のような信号処理をしてシリアル信号として出力し
ている。
【0024】A相,B相のカウンタ処理としては、たと
えば、図4(a)の位置で主電源ONした場合、カウン
ト値には初期値検出回路14で検出した初期値“3”が
データプリロードされ、軸がCWに回転すると方向弁別
回路12からのダウンパルスをカウントし、カウント値
は3→2→1→0→65535と変化し、以後カウンタ
は図4(b)のようにサイクリックカウンタとして動作
を継続する。また、このカウンタのデータおよび原信号
出力部のZ相およびCS1,CS2,CS3信号はデー
タラッチ回路16でシリアルデータの伝送周期ごとにデ
ータラッチされる。また、Z相については前記Z相とデ
ータラッチ回路16の出力Z’相とアップダウンカウン
タの値よりZ信号変換回路17にて2ビットの状態情報
Z1,Z0に変換される。
えば、図4(a)の位置で主電源ONした場合、カウン
ト値には初期値検出回路14で検出した初期値“3”が
データプリロードされ、軸がCWに回転すると方向弁別
回路12からのダウンパルスをカウントし、カウント値
は3→2→1→0→65535と変化し、以後カウンタ
は図4(b)のようにサイクリックカウンタとして動作
を継続する。また、このカウンタのデータおよび原信号
出力部のZ相およびCS1,CS2,CS3信号はデー
タラッチ回路16でシリアルデータの伝送周期ごとにデ
ータラッチされる。また、Z相については前記Z相とデ
ータラッチ回路16の出力Z’相とアップダウンカウン
タの値よりZ信号変換回路17にて2ビットの状態情報
Z1,Z0に変換される。
【0025】以上のカウントデータ、CS1,CS2,
CS3およびZ1,Z0はパラレルシリアル変換回路1
8に入力され、図5に示す構成でシリアルデータとして
外部システムへ情報が伝達される。
CS3およびZ1,Z0はパラレルシリアル変換回路1
8に入力され、図5に示す構成でシリアルデータとして
外部システムへ情報が伝達される。
【0026】このようにエンコーダ内の情報はすべてシ
リアルデータとして所定時間ごとに繰り返し外部システ
ムへ転送される。
リアルデータとして所定時間ごとに繰り返し外部システ
ムへ転送される。
【0027】一方外部システム側では、上記シリアルデ
ータを受信し、カウントデータ,CSデータ,Z相状態
情報,ロータリーエンコーダのパラメータや装着する機
器のパラメータをパラレルデータに変換したのち、カウ
ントデータおよびZ相状態情報および各パラメータを位
置・速度・電流などの制御用に、またCSデータはモー
タ励磁用として使用される。
ータを受信し、カウントデータ,CSデータ,Z相状態
情報,ロータリーエンコーダのパラメータや装着する機
器のパラメータをパラレルデータに変換したのち、カウ
ントデータおよびZ相状態情報および各パラメータを位
置・速度・電流などの制御用に、またCSデータはモー
タ励磁用として使用される。
【0028】次にZ信号変換回路17について図6,図
7を用いて動作説明をする。図6において、Z相レベル
検出回路61はシリアルデータの伝送周期ごとにZ相の
“H”,“L”を検出する回路である。Z相通過検出回
路62はシリアルデータの伝送周期内でのZ相の変化を
検出し、周期内でZ相が通過したかどうかを検出する回
路である。カウント変化量検出回路63はシリアルデー
タの伝送周期ごとにカウンタデータの変化量を検出する
回路であり、変化量が所定量以下の場合上記Z相通過検
出回路のZ相通過情報のキャンセルをする。データシフ
ト回路64は、上記Z相レベル検出回路とZ相通過検出
回路よりZ相状態情報Z1,Z0信号を生成する回路で
ある。ここでZ相状態情報2ビットZ1,Z0の内、Z
1は1フレーム前のZ相の“H”,“L”またはZ相
“通過あり”,“通過なし”を“1”,“0”で示し、
Z0は今のフレームでのZ相の“H”,“L”またはZ
相“通過あり”,“通過なし”を“1”,“0”で示
す。
7を用いて動作説明をする。図6において、Z相レベル
検出回路61はシリアルデータの伝送周期ごとにZ相の
“H”,“L”を検出する回路である。Z相通過検出回
路62はシリアルデータの伝送周期内でのZ相の変化を
検出し、周期内でZ相が通過したかどうかを検出する回
路である。カウント変化量検出回路63はシリアルデー
タの伝送周期ごとにカウンタデータの変化量を検出する
回路であり、変化量が所定量以下の場合上記Z相通過検
出回路のZ相通過情報のキャンセルをする。データシフ
ト回路64は、上記Z相レベル検出回路とZ相通過検出
回路よりZ相状態情報Z1,Z0信号を生成する回路で
ある。ここでZ相状態情報2ビットZ1,Z0の内、Z
1は1フレーム前のZ相の“H”,“L”またはZ相
“通過あり”,“通過なし”を“1”,“0”で示し、
Z0は今のフレームでのZ相の“H”,“L”またはZ
相“通過あり”,“通過なし”を“1”,“0”で示
す。
【0029】図7(a)はZ相レベル検出回路とデータ
シフト回路の動作を示した図であり、シリアルデータの
1フレームごとにA,B,Z相出力が変化したときのZ
信号変換状態を示している。h点ではZ相が“L”のた
めデータシフト回路の出力Z1,Z0は0,0、i点で
はZ相が“H”のためZ1,Z0は0,1、j点ではZ
相が“H”のためZ1,Z0は1,1、k点ではZ相は
“L”のためZ1,Z0は1,0となる。
シフト回路の動作を示した図であり、シリアルデータの
1フレームごとにA,B,Z相出力が変化したときのZ
信号変換状態を示している。h点ではZ相が“L”のた
めデータシフト回路の出力Z1,Z0は0,0、i点で
はZ相が“H”のためZ1,Z0は0,1、j点ではZ
相が“H”のためZ1,Z0は1,1、k点ではZ相は
“L”のためZ1,Z0は1,0となる。
【0030】図7(b)はZ相通過検出回路とカウント
変化量検出回路とデータシフト回路の動作を示した図で
あり、シリアルデータの1フレーム内でA,B,Z相出
力が変化したときのZ信号変換状態を示している。m点
ではZ相通過検出回路によりZ相が通過したと検出する
がカウント変化量検出回路によりカウント値が変化して
いないため位置が元に戻ったことになり、よって、“通
過”情報はキャンセルされZ1,Z0は0,0となる。
一方O点ではZ相通過検出回路によりZ相が通過したと
検出し、またカウント変化量検出回路ではカウント値が
変化しているため“通過”情報はキャンセルせずにZ
1,Z0は0,1となる。ここでZ相が通過したときは
カウント変化量は必ず3以上であるため、変化量検出回
路の判定はカウント変化量2以下はキャンセル、変化量
3以上はキャンセルなしとなる。
変化量検出回路とデータシフト回路の動作を示した図で
あり、シリアルデータの1フレーム内でA,B,Z相出
力が変化したときのZ信号変換状態を示している。m点
ではZ相通過検出回路によりZ相が通過したと検出する
がカウント変化量検出回路によりカウント値が変化して
いないため位置が元に戻ったことになり、よって、“通
過”情報はキャンセルされZ1,Z0は0,0となる。
一方O点ではZ相通過検出回路によりZ相が通過したと
検出し、またカウント変化量検出回路ではカウント値が
変化しているため“通過”情報はキャンセルせずにZ
1,Z0は0,1となる。ここでZ相が通過したときは
カウント変化量は必ず3以上であるため、変化量検出回
路の判定はカウント変化量2以下はキャンセル、変化量
3以上はキャンセルなしとなる。
【0031】このようにZ相状態情報を2ビットにし、
かつ現在のフレームと1つ前のフレームの2フレームの
状態を情報化することにより、ノイズなどによるデータ
抜けに対しても前・後のシリアルデータで情報の判別が
できる。
かつ現在のフレームと1つ前のフレームの2フレームの
状態を情報化することにより、ノイズなどによるデータ
抜けに対しても前・後のシリアルデータで情報の判別が
できる。
【0032】以上のような構成により、カウントデータ
やコミュテーションデータ,Z相情報,ロータリーエン
コーダのパラメータや装着するモータなどのパラメータ
をシリアル伝送することにより信号数を1回線にでき、
機器の配線工数の削減や信号線の断線に対して信頼性を
向上させることができる。
やコミュテーションデータ,Z相情報,ロータリーエン
コーダのパラメータや装着するモータなどのパラメータ
をシリアル伝送することにより信号数を1回線にでき、
機器の配線工数の削減や信号線の断線に対して信頼性を
向上させることができる。
【0033】また、A,B相のカウントデータおよびZ
相情報を2ビットで伝送することにより、上位システム
との間にてシリアルデータが外来ノイズにより受信ミス
になっても次のデータを正常受信すれば正規の情報が得
られるため、信頼性の高い省配線システムが構築でき
る。
相情報を2ビットで伝送することにより、上位システム
との間にてシリアルデータが外来ノイズにより受信ミス
になっても次のデータを正常受信すれば正規の情報が得
られるため、信頼性の高い省配線システムが構築でき
る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明はA相,B相,Z
相,CS1,CS2,CS3信号,ロータリーエンコー
ダのパラメータや装着するモータなどのパラメータをシ
リアル伝送することにより、従来14本必要としていた
信号線の数を4本にまで削減することができ、量産性の
向上と信頼性の高いロータリーエンコーダを実現でき
る。
相,CS1,CS2,CS3信号,ロータリーエンコー
ダのパラメータや装着するモータなどのパラメータをシ
リアル伝送することにより、従来14本必要としていた
信号線の数を4本にまで削減することができ、量産性の
向上と信頼性の高いロータリーエンコーダを実現でき
る。
【図1】本発明の一実施例におけるロータリーエンコー
ダ構成図
ダ構成図
【図2】本発明の一実施例における方向弁別回路の動作
説明図
説明図
【図3】本発明の一実施例における初期値検出回路の動
作説明図
作説明図
【図4】本発明の一実施例におけるアップダウンカウン
タの動作説明図
タの動作説明図
【図5】本発明の一実施例におけるシリアルデータ構成
図
図
【図6】本発明の一実施例におけるZ信号変換回路の構
成図
成図
【図7】本発明の一実施例におけるZ信号変換回路の動
作説明図
作説明図
【図8】従来のロータリーエンコーダ構成図
【図9】従来のロータリーエンコーダ動作波形図
【符号の説明】
11 原信号出力部
12 方向弁別回路
13 アップダウンカウンタ
14 初期値検出回路
15 パラメータ記憶回路
16 データラッチ回路
17 Z信号変換回路
18 パラレルシリアル変換回路
19 双方向性バッファ回路
20 電源ON/OFF検出回路
61 Z相レベル検出回路
62 Z相通過検出回路
63 カウント変化量検出回路
64 データシフト回路
81 発光素子
82 回転スリット板
83 受光素子
84 波形整形回路
85 信号伝送回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01D 5/00 - 5/62
G01B 7/00 - 7/34
Claims (4)
- 【請求項1】互いに90度位相差を有するA,B2相の
インクリメンタル信号と、1回転中の原点を示す基準信
号Zと、3相ACサーボモータの相励磁切り替え信号
(コミュテーション信号)CS1,CS2,CS3相と
を出力する原信号出力部と、エンコーダ主電源のオン,
オフ状態を検出する電源ON/OFF検出回路と、A,
B2相の変化エッジを検出しA,B2相の位相によりカ
ウントアップパルスおよびダウンパルスを出力する方向
弁別回路と、前記電源ON/OFF検出回路の出力によ
りカウント初期データをプリロードし前記方向弁別回路
の出力パルスをカウントするアップ・ダウンカウンタ
と、A,B2相のレベルにより前記アップ・ダウンカウ
ンタにプリロードする初期データを出力する初期値検出
回路と、前記原信号出力部からのZ相およびCS1,C
S2,CS3相と前記アップ・ダウンカウンタからのデ
ータをラッチするデータラッチ回路と、前記原信号出力
からのZ相をサンプリングしてZ相の状態を出力するZ
信号変換回路と、外部からのシリアル信号の命令によっ
て、ロータリーエンコーダのパルス数や極数や認識番号
などのエンコーダのパラメータと、装着するモータなど
の機器の番号や誘起電圧定数や慣性モーメントや粘性計
数やそれらの温度係数などのモータなどの機器のパラメ
ータを、ROMもしくは電気的に書き換え可能なROM
もしくは不揮発性のRAMもしくは電池でバックアップ
したRAMに書き込み記憶する回路と、外部からのシリ
アル信号の命令によって、前記データラッチ回路から出
力されるカウントデータ、CS1,CS2,CS3相と
前記Z相信号変換回路から出力されるデータと、ロータ
リーエンコーダのパラメータとモータなどの機器のパラ
メータとを切り替えてシリアルデータに変換し出力する
パラレルシリアル変換回路と、双方向のシリアル通信の
変換回路を備えたロータリーエンコーダ。 - 【請求項2】シリアルデータの周期に同期してZ相の状
態を検出するZ相レベル検出回路と、シリアルデータの
周期内での原信号出力部のZ相の状態を検出するZ相通
過検出回路と、シリアルデータの周期ごとのアップ・ダ
ウンカウンタの変化量を検出し変化量が設定値以下の場
合は前記Z相通過検出回路の通過情報をキャンセルする
カウント変化量検出回路と、前記Z相レベル検出回路と
Z相通過検出回路よりZ相の状態情報を2ビットで出力
するデータシフト回路からなるZ信号変換回路を備えた
請求項1記載のロータリーエンコーダ。 - 【請求項3】Z相の状態情報2ビットはシリアルデータ
の現在の周期で検出したZ相の状態0/1と1つ前の周
期で検出した状態0/1より構成されている請求項1ま
たは請求項2記載のロータリーエンコーダ。 - 【請求項4】カウント変化量が2以下の場合はZ相通過
情報をキャンセルするようにしたカウント変化量検出回
路を備えた請求項1または請求項2記載のロータリーエ
ンコーダ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15589995A JP3362558B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | ロータリーエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15589995A JP3362558B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | ロータリーエンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095114A JPH095114A (ja) | 1997-01-10 |
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Family
ID=15615950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15589995A Expired - Fee Related JP3362558B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | ロータリーエンコーダ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3362558B2 (ja) |
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1995
- 1995-06-22 JP JP15589995A patent/JP3362558B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH095114A (ja) | 1997-01-10 |
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