JP3356511B2 - バタフライバルブ - Google Patents
バタフライバルブInfo
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- F16K1/2263—Shaping or arrangements of the sealing the sealing being arranged on the valve seat
- F16K1/2265—Shaping or arrangements of the sealing the sealing being arranged on the valve seat with a channel- or U-shaped seal covering a central body portion
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Description
されるバルブであって、特にその弁体の切削加工が容易
なバタフライバルブに関するものである。
ルブを示す。このバタフライバルブは、ボデー1と、そ
の内面に装着されたシートリング2と、ボデー1の軸孔
を通して挿通した弁軸3によって開閉操作される円盤状
の弁体4とを備えており、シートリング2の内面に突出
した内方隆起部5の側縁6を、弁体4の羽根部7の表裏
周縁が圧接する圧接シール面としている。
2に対して最小限の摩擦力で圧接することになり、シー
トリング2の寿命を延長させ、また、弁体4の開閉トル
クも少なくて済むことになる。
は、弁軸3を挿入する軸孔形成部9が弁軸3を中心とし
て回転するため、内方隆起部5の側縁6に圧接する構成
は採用できない。そのため、図11に示すように、軸孔
形成部9は、円盤状の弁体4の弁軸3が挿通する部分を
半月状に切り取り、平面状の軸孔形成面を形成し、この
軸孔形成部9に、シートリング2の軸挿通部10を弁軸
3の軸方向に突出させ、軸方向で軸孔形成部9を圧接す
る構成を採用している。
て、鋳造等により製作されるものであるが、シートリン
グ2との圧接時のシール性を良好にするために、その外
周面S1及び圧接周縁部11,12が切削加工されてい
る。
来のバタフライバルブにおいて、軸孔形成部9の軸孔形
成面が平面状であり、その両側の羽根部の外周面が円弧
状であるため、旋盤を用いて切削加工を行う場合に、軸
孔形成部9及び羽根部7の外周面を連続的に加工するこ
とができない。
ついてもシール性を良好にするために、面取り加工を施
すが、図10に示すように、両羽根部7は軸孔形成部9
よりも薄肉に形成されており、かつ軸孔形成部9の軸中
心を通る線上Bに形成されているため、羽根部7の周縁
の面取り加工を自動的に行うには、軸孔形成部9が邪魔
になり、少なくとも軸孔形成部9との境界部13におけ
る面取り加工を手加工で行わなければならないといった
難点がある。
加工しているため、羽根部7の表裏周縁11,12と平
面状外周面S1とのコーナー部が角張り、これをシート
リング2に圧接すると、シートリング2が損傷するおそ
れがある。
シートリングとの間のシール性を良好とするとともに、
弁体の外周面の加工が容易に行えるバタフライバルブを
提供することにある。また、この場合においても、この
発明が、流体抵抗を最小限に抑えることができるバタフ
ライバルブを提供することを目的とする。さらに、この
発明は、弁体の周縁の面取り加工を自動的に行えるバタ
フライバルブ、及び弁体によるシートリングの損傷を抑
えることができるバタフライバルブを提供することを目
的としている。
の発明においては、円盤状の弁体の外周面を軸孔形成部
を含めて全体を球面状に形成したことを最大の特徴とし
ている。すなわち、この発明に係るバタフライバルブ
は、ボデーと、その内面に装着されたシートリングと、
ボデーの軸孔を通して挿通した弁軸によって開閉操作さ
れる弁体とを備えており、シートリングの内面に突出し
た内方隆起部の側縁を、弁体の表裏周縁が圧接する圧接
シール面とし、弁体を略円盤状に形成すると共に、その
外周面を球面形状に形成し、一方、シートリングの軸挿
通部を、弁体の球面形状に対応する凹状に形成したこと
を特徴としている。
を除いて薄肉形状に形成し、弁開放時の流体抵抗を最小
限に抑える構成を採用している。さらに、この好ましい
実施態様としては、弁体が、円筒状の軸孔形成部と、こ
の軸孔形成部を中心とした点対称位置で、かつ軸孔形成
部の表裏外周面の接線方向に延設された両側の羽根部と
を備え、両羽根部は、シートリングの圧接シール面に圧
接する周縁に面取り加工を施している。この場合、羽根
部は、シートリングの圧接シール面に圧接する周縁に、
丸みを帯びた面取り加工を施す構成も採用可能である。
縁を、弁体の表裏周縁が圧接する圧接シール面としたバ
タフライバルブにおいて、弁体の外周面の全体を真円に
形成すれば、外周面の切削加工が旋盤を使用した場合で
も連続的に行うことができる。
心として回転するため、シートリングの内方隆起部の側
縁に圧接する形式を採用することができない。そのた
め、この部分はシートリングの軸挿通部を弁体の半径方
向で内側へ押圧する形式を採用しなければならない。
り単に平面状に形成すると、流体の流れ方向から見れ
ば、軸挿通部と軸孔形成部とが点接触することになり、
シール性に問題を生ずる。シール性を向上させるには、
軸挿通部の内方隆起部の高さを大にして、弁体への圧接
力を大にしなければならず、そうすると、弁体の開閉操
作力が大となるとともにシートリングが弁体により損傷
するおそれがある。
めて全体を球面状に形成し、かつシートリングの軸挿通
部をその球面形状に合わせて凹状に形成することによ
り、弁体の軸孔形成部とシートリングの軸挿通部の接触
面積が大になり、内方隆起部の高さを大にしなくともシ
ール性を向上させることができる。しかも、シートリン
グの軸孔形成部と軸挿通部との境界部においても、弁体
の回転に伴ってシートリングが損傷するのを最小限に抑
えることができる。従って、シートリングの内方隆起部
の高さは、弁体の羽根部及び軸孔形成部を同一高さに設
定してもシール性を保持することができ、またシートリ
ングの製作も容易に行える。
の周縁が圧接する羽根圧接部と、弁体の軸孔形成部が圧
接する軸挿通部とでは、圧接方向が異なり、弁体を弁軸
回りに低トルクで開閉回転するには、羽根圧接部と軸挿
通部との境界部で弁体の回転を許容する高さの内方隆起
部が必要となる。
側の側縁高さが、弁体の回転を許容する高さに設定され
ていなければならない。勿論、この境界部でのシール性
も必要となるところから、境界部における内方隆起部で
は、弁体の回転方向外側の側縁の高さは、羽根圧接部及
び軸挿通部の外周縁の高さと同等の高さに形成するのが
望ましい。
弁体の全開時の流体抵抗を最小限に抑えるために、弁体
を軸孔形成部を除いて薄肉形状に形成しているが、この
場合、羽根部を軸孔形成部を中心とした点対称位置で、
かつ軸孔形成部の表裏外周面の接線方向に配置すると、
シートリングの圧接シール面と圧接する両羽根部の表側
及び裏側の周縁が、弁軸の軸方向から見て、軸孔形成部
の外側で、互いに平行でかつ平面状に形成することがで
きる。
により行う場合、軸孔形成部でバイトによる切削が阻害
されることなく、自動加工が容易に行える。また、軸孔
形成部と羽根部の境界部の面取り加工も同時に行うこと
ができる。さらに、この切削加工において、羽根部の周
縁に丸みを帯びた面取り加工を施せば、シートリングの
内方隆起部の圧接シール面と圧接しても、圧接シール面
が損傷するのを防止することができる。
する。図1ないし図9は、この発明に係るバタフライバ
ルブの一実施例を示すもので、図1はその分解斜視図、
図2は弁体の斜視図、図3はバタフライバルブの横断斜
視図、図4はシートリングの横断面図、図5は弁体の全
閉状態を示す縦断面図、図6はその横断面図、図7は弁
体の開放中間状態を示す横断面図、図8は弁体の全開状
態を示す横断面図、図9は弁体の全閉状態を示す拡大横
断面図である。
図1に示すように、ボデー22と、その内面に装着され
たシートリング23と、ボデー21の軸孔24、25を
通して挿通した上下一対の弁軸26、27によって開閉
操作される弁体28とを備えている。
を嵌合密着するリング保持部30と、弁軸26を回転自
在に保持し、上端に弁軸駆動部(図示略)を設置する設
置部31とから構成される。図面上省略した弁軸駆動部
は、レバー、ハンドルギヤ、シリンダあるいはモータに
よって構成することができる。
流体の流れ方向Aで前後の外面側に、ボデー22に係合
するフランジ32が形成され、また、その外面の中央
に、軸挿通部33を除いて補強用のリブ34が形成され
ている。
28と圧接して流体の流路を遮断するために、内方へ突
出するリング状の内方隆起部35が形成されている。こ
の内方隆起部35は、図4及び図8に示すように、弁体
28の羽根部37,38の表裏周縁39,40が圧接す
る羽根圧接部41と、軸孔形成部38を弁体28の半径
方向へ押圧する軸挿通部33とから構成されている。
面台形状に形成されており、その側縁43,44が圧接
シール面とされている。この圧接シール面としては、図
4において、流体の流れ方向が図面上A方向であるとす
ると、流れ方向から見て、右側(図面上左側)の羽根圧
接部41における圧接シール面は、流れ方向で後側の側
縁43に設定されている。また、流れ方向から見て左側
(図面上右側)の羽根圧接部41における圧接シール面
は、流れ方向で前側の側縁44に設定されている。
41の高さと等しく形成されており、中心部に軸挿通孔
46が形成され、この軸挿通孔46を中心として球面状
の凹部47が形成されている。
境界部48においては、外周面が球面状の弁体28を開
閉操作させるときに、低トルクで回転させるために、弁
体28の境界部28a(図2,3を参照)が侵入しやす
い高さに設定されている。
35は、流体の流れ方向に圧接する羽根圧接部41と弁
体の半径方向へ圧接する軸挿通部33とで圧接方向が異
なるため、弁体28を弁軸26,27回りに低トルクで
開閉回転するには、羽根圧接部41と軸挿通部33との
境界部48で弁体28の回転を許容する高さの内方隆起
部が必要となる。
28の回転方向内側の側縁48aの高さが、弁体28の
回転を許容する高さに設定されている。勿論、この境界
部48でのシール性も必要となるところから、境界部4
8における内方隆起部では、弁体28の回転方向で外側
の側縁48bの高さが、図4に示すように、羽根圧接部
41及び軸挿通部42の外周縁の高さと同等の高さに形
成されている。
の弁軸26,27に対応して2分割された軸孔形成部5
0と、その両側の薄肉状の羽根部37,38とが半径R
の略円盤状に形成されてなり、かつその全体の外周面S
が、円盤状の弁体28の半径Rと等しい半径を有する球
面Gに形成されている。
28の中央部53を保持させて弁体28を回転させれ
ば、弁体28の外周面の球面加工を旋盤を使用した場合
でも連続的に行うことができる。
に、その内部に軸孔51が形成され、その間の弁体中央
部53は、弁体28の全開時に流体抵抗を最小限にする
ために、薄肉状に形成されている。
ものであり、両羽根部37,38は、軸孔形成部50の
軸孔51を中心とした点対称位置で、かつ軸孔形成部5
0の外周面の接線方向に配置され、シートリング23の
圧接シール面41と圧接する周縁39,40が、軸孔形
成部50の外側で互いに平行でかつ平面状に形成されて
いる。
28の全閉状態において、流体の流れ方向Aから見て右
側の羽根部37(図面上左側)が左側の羽根部38(図
面上右側)よりも前方に位置しており、この右側の羽根
部37の表側の周縁39と、左側の羽根部38の裏側の
周縁40とが、軸孔形成部50の外側で互いに平行でか
つ平面状に形成されている。
加工を旋盤により行う場合、ワークとしての弁体28の
中央部53を旋盤の主軸のセンターに合わせ、弁体28
を回転させれば、軸孔形成部50でバイトによる切削が
阻害されることがなく、容易に弁体28の周縁39,4
0の面取り加工が行える。また、軸孔形成部50と羽根
部37,38の境界部28aの面取り加工も同時に行う
ことができる。図6において、符号Fで示す範囲が面取
り加工を行う範囲である。
23の内方隆起部35の側縁の圧接シール面に圧接する
周縁39,40が、丸みを帯びた面取り加工が施され、
シートリング23の圧接シール面41の損傷を防止して
いる。
動部からの駆動力により、弁軸26を介して弁体28を
開閉駆動すると、弁体28は、図8に示す全開状態から
図7の中間状態を経て図6に示す全閉状態に移行する。
このとき、弁体28の羽根部37,38をシートリング
23の内方隆起部35の側縁43,44に圧接する。従
って、シートリング23は、弁体28をその半径方向に
圧接する形式でないため、シートリング23の内方隆起
部35の劣化を抑えることができ、また、この部分で
は、弁体28をその半径方向に押圧するものではなく、
そのため開放時の操作性も良好になる。
も、この軸孔形成部50を球面状に形成し、かつシート
リング23の軸挿通部33をその球面形状に合わせて凹
状に形成しているので、弁体28の軸孔形成部50と軸
挿通部33の接触面積が大になり、内方隆起部の高さを
大にしなくともシール性が向上する。
みを帯びた面取り加工が施されているので、シートリン
グ23を損傷することなく、シール性を向上させること
ができる。
り、この発明に係るバタフライバルブによると、略円盤
状の弁体の外周面を球面形状に形成しているので軸孔形
成部及び両羽根部の外周面を一度に球面形状に切削加工
でき、外周面の自動切削加工が旋盤等で容易に行うこと
ができ、さらに、弁体の羽根部を軸孔形成部を中心とし
た点対称位置で軸孔形成部の表裏外周面の接線方向に延
設し、シートリングの圧接シール面に圧接する一側の羽
根部の表側周縁と他側の羽根部の裏側周縁とを、弁軸の
軸方向から見て、軸孔形成部の外側で、互いに平行でか
つ平面状に切削加工を施しているから、上述の弁体の外
周面の切削加工と弁体の周縁の切削加工とを旋盤等によ
り連続的に行うことができ、しかも、この周縁の面取り
加工は、弁体の球面形状の外周面にかけて丸みを帯びた
面取り加工を施せば、シートリングの内方隆起部の損傷
を防止することができる。
を、弁体の薄肉羽根部の表裏周縁が圧接する圧接シール
面とし、シートリングの軸挿通部を弁体の球面形状に対
応する凹状に形成し、球面形状の弁体を半径方向から押
圧するようにしているから、シート性も良好にすること
ができる。さらに、シートリングの羽根圧接部と軸挿通
部との境界部において、弁体の回転方向内側の側縁高さ
を弁体の回転を許容する高さに設定すると共に、弁体の
回転方向外側の側縁高さを羽根圧接部及び軸挿通部の外
周縁高さと同等な高さに設定しているので、弁体に対す
る圧接方向の異なる羽根圧接部と軸挿通部との境界部に
おいても弁体を弁軸周りに低トルクで開閉回転すること
ができる。
示す分解斜視図
図
横断面図
Claims (3)
- 【請求項1】ボデーと、その内面に装着されたシートリ
ングと、ボデーの軸孔を通して挿通した弁軸によって開
閉回転操作される弁体とを備え、シートリングの内面に
突出した内方隆起部の側縁を、弁体の表裏周縁が圧接す
る圧接シール面としたバタフライバルブにおいて、前記弁体は、円筒状の軸孔形成部と、この軸孔形成部を
中心とした点対称位置で、かつ軸孔形成部の表裏外周面
の接線方向に延設された両側の羽根部とを備え、略円盤
状に形成すると共に、その外周面を球面形状に形成し、
さらに前記軸孔形成部を除いて薄肉形状に形成し、 前記両羽根部は、前記シートリングの圧接シール面に圧
接する一側の羽根部の表側周縁と他側の羽根部の裏側周
縁とが、弁軸の軸方向から見て、軸孔形成部の外側で、
互いに平行でかつ平面状に切削加工を施してなることを
特徴とする バタフライバルブ。 - 【請求項2】前記両羽根部は、前記シートリングの圧接
シール面に圧接する一側の羽根部の表側周縁と他側の羽
根部の裏側周縁とを、前記弁体の外周面にかけて丸みを
帯びた面取り加工を施したことを特徴とする請求項1記
載のバタフライバルブ。 - 【請求項3】前記シートリングの内方隆起部は、弁体の
周縁が圧接する羽根圧接部と、弁体の軸孔形成部が圧接
する軸挿通部とを備え、前記軸挿通部を、弁体の球面形
状に対応する凹状に形成し、また、前記羽根圧接部と軸
挿通部との境界部において、前記弁体の回転方向内側の
側縁高さを弁体の回転を許容する高さに設定すると共
に、弁体の回転方向外側の側縁高さを羽根圧接部及び軸
挿通部の外周縁高さと同等な高さに設定したことを特徴
とする請求項1又は2に記載のバタフライバルブ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30172493A JP3356511B2 (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | バタフライバルブ |
CN93121284.7A CN1032386C (zh) | 1993-12-01 | 1993-12-23 | 蝶阀 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30172493A JP3356511B2 (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | バタフライバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151243A JPH07151243A (ja) | 1995-06-13 |
JP3356511B2 true JP3356511B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=17900405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30172493A Expired - Lifetime JP3356511B2 (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | バタフライバルブ |
Country Status (3)
Country | Link |
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US (1) | US5741006A (ja) |
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CN (1) | CN1032386C (ja) |
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