JP3349844B2 - 再剥離可能な圧着性の記録シートおよび帳票 - Google Patents
再剥離可能な圧着性の記録シートおよび帳票Info
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- JP3349844B2 JP3349844B2 JP27077094A JP27077094A JP3349844B2 JP 3349844 B2 JP3349844 B2 JP 3349844B2 JP 27077094 A JP27077094 A JP 27077094A JP 27077094 A JP27077094 A JP 27077094A JP 3349844 B2 JP3349844 B2 JP 3349844B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不透明支持体の片面
に、通常の状態では接着性、粘着性ともに示さずに接着
剤の塗布面同士を対向させて加圧することにより剥離可
能に接着し得る感圧接着層を設けた圧着性記録シートに
おいて、該感圧接着層が電子受容性有機顕色剤を含有す
るとともに、該不透明支持体の該感圧接着層が設けられ
た面と反対側の面に、通常の状態では接着性も粘着性も
示さずに、該反対側の面に設けられている接着剤の塗布
面同士を対向させて加圧することにより実質的に再剥離
不可能に接着し得る(一旦接着すると剥離できないか、
あるいは剥離しにくい程度の接着性を有する)感圧強接
着層が設けられた両面圧着性記録シートに関するもので
ある。又、その両面圧着性記録シートと電子供与性発色
剤内包マイクロカプセルを塗設した感圧記録紙(以下、
上用紙と略す)とを組み合わせることにより、凸版印刷
機、クラッシャー印刷、インパクトプリンターなどで容
易に複写印字でき、感圧接着層は常温圧着シーラーで貼
合せが可能で、貼合された感圧接着層はその界面を剥離
することにより内部に隠ぺいされた情報を見ることがで
きる帳票に関するものである。これらの両面圧着性記録
シートは、親展用の葉書、給料明細や健康診断などのプ
ライベートな情報の出力や伝達に用いることができ、印
字された情報は顕色剤と発色剤との反応により得られる
ものであるため、圧着および剥離しても対面に印字内容
が裏移りすることがない。
に、通常の状態では接着性、粘着性ともに示さずに接着
剤の塗布面同士を対向させて加圧することにより剥離可
能に接着し得る感圧接着層を設けた圧着性記録シートに
おいて、該感圧接着層が電子受容性有機顕色剤を含有す
るとともに、該不透明支持体の該感圧接着層が設けられ
た面と反対側の面に、通常の状態では接着性も粘着性も
示さずに、該反対側の面に設けられている接着剤の塗布
面同士を対向させて加圧することにより実質的に再剥離
不可能に接着し得る(一旦接着すると剥離できないか、
あるいは剥離しにくい程度の接着性を有する)感圧強接
着層が設けられた両面圧着性記録シートに関するもので
ある。又、その両面圧着性記録シートと電子供与性発色
剤内包マイクロカプセルを塗設した感圧記録紙(以下、
上用紙と略す)とを組み合わせることにより、凸版印刷
機、クラッシャー印刷、インパクトプリンターなどで容
易に複写印字でき、感圧接着層は常温圧着シーラーで貼
合せが可能で、貼合された感圧接着層はその界面を剥離
することにより内部に隠ぺいされた情報を見ることがで
きる帳票に関するものである。これらの両面圧着性記録
シートは、親展用の葉書、給料明細や健康診断などのプ
ライベートな情報の出力や伝達に用いることができ、印
字された情報は顕色剤と発色剤との反応により得られる
ものであるため、圧着および剥離しても対面に印字内容
が裏移りすることがない。
【0002】
【従来の技術】印刷あるいは他の記録手段により、不透
明支持体上に情報を設けた記録体を2つ折りや3つ折
り、あるいは2枚を重ね合わせ、剥離可能な接着により
密着し、見掛け上1枚のシートの葉書として郵送し、受
取人が剥離可能な接着部分を剥離して内部に設けられた
情報を読むことのできる剥離性葉書や隠ぺい葉書、ある
いは圧着葉書は、一般の葉書よりも多くの情報を郵送で
き、且つ金額や暗証番号など外部の人間には知られたく
ない秘密情報を外部からは隠ぺいしたまま葉書として郵
送できるというメリットから、世の中に広く使われ始め
ている。
明支持体上に情報を設けた記録体を2つ折りや3つ折
り、あるいは2枚を重ね合わせ、剥離可能な接着により
密着し、見掛け上1枚のシートの葉書として郵送し、受
取人が剥離可能な接着部分を剥離して内部に設けられた
情報を読むことのできる剥離性葉書や隠ぺい葉書、ある
いは圧着葉書は、一般の葉書よりも多くの情報を郵送で
き、且つ金額や暗証番号など外部の人間には知られたく
ない秘密情報を外部からは隠ぺいしたまま葉書として郵
送できるというメリットから、世の中に広く使われ始め
ている。
【0003】剥離性葉書のメリットは、多くの情報量や
秘密情報を葉書の郵送価格で送れるということばかりで
なく、3つ折り葉書に見られるように1枚の用紙の一面
に住所、氏名などの表書きの情報、折り畳んだ際に表書
き面の裏側の隠ぺいされる情報、同じく折り畳んだ際に
裏書面の裏側に隠ぺいされる情報、以上3種の情報を同
時に印字した後、Z字状に3つ折りにすることにより表
書きの情報を表面に、隠ぺいされるべき情報を内側にし
て畳み込むことにより、一面のみの印字によって実質3
面の印字を行ったのと同じ効果を生むことができるとい
う工程数減少のメリットもある。
秘密情報を葉書の郵送価格で送れるということばかりで
なく、3つ折り葉書に見られるように1枚の用紙の一面
に住所、氏名などの表書きの情報、折り畳んだ際に表書
き面の裏側の隠ぺいされる情報、同じく折り畳んだ際に
裏書面の裏側に隠ぺいされる情報、以上3種の情報を同
時に印字した後、Z字状に3つ折りにすることにより表
書きの情報を表面に、隠ぺいされるべき情報を内側にし
て畳み込むことにより、一面のみの印字によって実質3
面の印字を行ったのと同じ効果を生むことができるとい
う工程数減少のメリットもある。
【0004】このような剥離性葉書において、最も重要
な再剥離可能な接着(以後、剥離可能な接着と称する)
は、主に次のような方法によるものである。即ち、
(1)2枚の透明シートを剥離可能に接着し、その両面
に強粘・接着層を設け、記録した支持体を両面に貼り合
わせて一体化する方法、(2)1枚の透明シートの両側
に接着強度の異なる接着層を設け、記録した支持体を両
面に貼り合わせて一体化する方法、(3)支持体の少な
くとも1面に剥離可能な接着層を設け、その層上に記録
を行った後、剥離可能な接着層同士を重ね合わせて圧着
することにより一体化する方法などである。
な再剥離可能な接着(以後、剥離可能な接着と称する)
は、主に次のような方法によるものである。即ち、
(1)2枚の透明シートを剥離可能に接着し、その両面
に強粘・接着層を設け、記録した支持体を両面に貼り合
わせて一体化する方法、(2)1枚の透明シートの両側
に接着強度の異なる接着層を設け、記録した支持体を両
面に貼り合わせて一体化する方法、(3)支持体の少な
くとも1面に剥離可能な接着層を設け、その層上に記録
を行った後、剥離可能な接着層同士を重ね合わせて圧着
することにより一体化する方法などである。
【0005】これらの方法の中では、(1)、(2)の
方法が記録した支持体と透明シートを重ね合わせて一体
化しなければいけないのに対し、(3)の方法はあたか
もフォーム用紙など一般紙のごとく扱え、印刷・記録後
において剥離可能な接着層を内側にして折り畳み圧着さ
せるだけであるので、工程が簡単なばかりでなく工程数
減少のメリットもあり、加工コスト、加工方法ともに優
れているものである。しかしながら、(3)のような剥
離可能な接着層を有する支持体(以後、圧着記録シート
と称する)を用い、接着層同士を圧着させたものは、記
録面が接着層の上となるため、これを一旦圧着して剥離
した場合、接着層上の記録の一部が対面側の接着層に移
行し、いわゆるインク移りを起こしてしまうという欠点
があった。このインク移りは、記録そのものが薄くなっ
たり欠けたりするだけでなく、対面に移行して対面の記
録をも汚してしまうという、情報記録としては致命的な
欠点であった。この欠点のため、接着層上に記録(印
字)する方法は、レーザープリンターや電子写真方式な
ど加熱によりインクの定着が可能な方式に限られてい
た。
方法が記録した支持体と透明シートを重ね合わせて一体
化しなければいけないのに対し、(3)の方法はあたか
もフォーム用紙など一般紙のごとく扱え、印刷・記録後
において剥離可能な接着層を内側にして折り畳み圧着さ
せるだけであるので、工程が簡単なばかりでなく工程数
減少のメリットもあり、加工コスト、加工方法ともに優
れているものである。しかしながら、(3)のような剥
離可能な接着層を有する支持体(以後、圧着記録シート
と称する)を用い、接着層同士を圧着させたものは、記
録面が接着層の上となるため、これを一旦圧着して剥離
した場合、接着層上の記録の一部が対面側の接着層に移
行し、いわゆるインク移りを起こしてしまうという欠点
があった。このインク移りは、記録そのものが薄くなっ
たり欠けたりするだけでなく、対面に移行して対面の記
録をも汚してしまうという、情報記録としては致命的な
欠点であった。この欠点のため、接着層上に記録(印
字)する方法は、レーザープリンターや電子写真方式な
ど加熱によりインクの定着が可能な方式に限られてい
た。
【0006】しかしながら、剥離可能な接着層を構成す
る樹脂は、熱による劣化や乾燥による劣化が激しく、記
録部分を加熱定着することにより接着品質が低下すると
いうジレンマを抱えていた。
る樹脂は、熱による劣化や乾燥による劣化が激しく、記
録部分を加熱定着することにより接着品質が低下すると
いうジレンマを抱えていた。
【0007】本発明は、このような問題点を、感圧記録
方式を用いて解決したものである。当然ながら、一般の
感圧記録紙そのものに感圧記録した情報は、必然的に衆
目に晒される公開性の高いものであり、情報内容を隠ぺ
いしたい場合には、別途袋に入れるなどしなければなら
ず、そのままでは本発明の隠ぺいを目的とした記録シー
ト用には用いることができないものである。
方式を用いて解決したものである。当然ながら、一般の
感圧記録紙そのものに感圧記録した情報は、必然的に衆
目に晒される公開性の高いものであり、情報内容を隠ぺ
いしたい場合には、別途袋に入れるなどしなければなら
ず、そのままでは本発明の隠ぺいを目的とした記録シー
ト用には用いることができないものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、印字記録および複写が容易に行え
るばかりでなく、容易に剥離可能な接着を行って印字記
録情報を隠ぺいでき、且つ剥離可能な接着層を剥離して
も印字記録部分のインク移りが発生しない再剥離可能な
発色型の圧着性記録シートを提供することにある。この
再剥離可能な圧着性記録シートは、印字記録後に圧着し
て一体化することにより積層シートとなり、具体的には
剥離性葉書として用いられるものである。
しようとする課題は、印字記録および複写が容易に行え
るばかりでなく、容易に剥離可能な接着を行って印字記
録情報を隠ぺいでき、且つ剥離可能な接着層を剥離して
も印字記録部分のインク移りが発生しない再剥離可能な
発色型の圧着性記録シートを提供することにある。この
再剥離可能な圧着性記録シートは、印字記録後に圧着し
て一体化することにより積層シートとなり、具体的には
剥離性葉書として用いられるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、不透明支持体
の片面に、通常の状態では接着性、粘着性ともに示さず
に接着剤の塗布面同士を対向させて加圧することにより
剥離可能に接着し得る感圧接着層を設けた圧着性記録シ
ートにおいて、該感圧接着層が電子受容性有機顕色剤を
含有するとともに、該不透明支持体の該感圧接着層が設
けられた面と反対側の面に、通常の状態では接着性も粘
着性も示さずに、該反対側の面に設けられている接着剤
の塗布面同士を対向させて加圧することにより実質的に
再剥離不可能に接着し得る感圧強接着層が設けられた両
面圧着性記録シートに関するものである。又、その両面
圧着性記録シートと電子供与性発色剤内包マイクロカプ
セルを塗設した感圧記録紙とが組合わされた帳票に関す
るものである。本発明に用いる電子受容性有機顕色剤
(以下、有機顕色剤と略す)としては、サリチル酸また
はその誘導体、サリチル酸系樹脂、またはそれらの多価
金属塩の群から選ばれる1種以上の電子受容性有機顕色
剤であることが好ましい。
の片面に、通常の状態では接着性、粘着性ともに示さず
に接着剤の塗布面同士を対向させて加圧することにより
剥離可能に接着し得る感圧接着層を設けた圧着性記録シ
ートにおいて、該感圧接着層が電子受容性有機顕色剤を
含有するとともに、該不透明支持体の該感圧接着層が設
けられた面と反対側の面に、通常の状態では接着性も粘
着性も示さずに、該反対側の面に設けられている接着剤
の塗布面同士を対向させて加圧することにより実質的に
再剥離不可能に接着し得る感圧強接着層が設けられた両
面圧着性記録シートに関するものである。又、その両面
圧着性記録シートと電子供与性発色剤内包マイクロカプ
セルを塗設した感圧記録紙とが組合わされた帳票に関す
るものである。本発明に用いる電子受容性有機顕色剤
(以下、有機顕色剤と略す)としては、サリチル酸また
はその誘導体、サリチル酸系樹脂、またはそれらの多価
金属塩の群から選ばれる1種以上の電子受容性有機顕色
剤であることが好ましい。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる感圧接着層は、通常の感圧記録紙における下
用紙(支持体上に電子受容性有機顕色剤を塗設した記録
シートで、上用紙と組合わせて記録ができるシート)と
同様に用いることができるので、感圧記録紙の上用紙と
両面圧着性記録シートの感圧接着層が設けられた面を向
かい合わせて帳票とし、筆圧により感圧記録紙の上用紙
のカプセルを破壊して発色剤を流出せしめ、感圧接着層
の有機顕色剤と反応させて発色させることができる。
用いられる感圧接着層は、通常の感圧記録紙における下
用紙(支持体上に電子受容性有機顕色剤を塗設した記録
シートで、上用紙と組合わせて記録ができるシート)と
同様に用いることができるので、感圧記録紙の上用紙と
両面圧着性記録シートの感圧接着層が設けられた面を向
かい合わせて帳票とし、筆圧により感圧記録紙の上用紙
のカプセルを破壊して発色剤を流出せしめ、感圧接着層
の有機顕色剤と反応させて発色させることができる。
【0011】本発明においては、不透明支持体上に有機
顕色剤を含有する感圧接着層を設けた記録シートを圧着
性記録シートと呼び、該圧着性記録シートの裏面に圧着
性ではあるが実質的に再剥離しない感圧強接着層を設け
た記録シートを両面圧着性記録シート、該両面圧着性記
録シート(又は該圧着性記録シート)の感圧接着層同士
を対向させて重ね合わせ、圧着して一体化したシート、
あるいは該両面圧着性記録シートをZ字状に折り畳んで
圧着して一体化したシートを積層シートと呼ぶが、その
用途は葉書に限定されるものではなく、伝票、くじ、貼
合せ封書、メモ、健康診断や預貯金管理などプライベー
トな記録、ラベルなど外の用途に使用することは何等差
し支えない。
顕色剤を含有する感圧接着層を設けた記録シートを圧着
性記録シートと呼び、該圧着性記録シートの裏面に圧着
性ではあるが実質的に再剥離しない感圧強接着層を設け
た記録シートを両面圧着性記録シート、該両面圧着性記
録シート(又は該圧着性記録シート)の感圧接着層同士
を対向させて重ね合わせ、圧着して一体化したシート、
あるいは該両面圧着性記録シートをZ字状に折り畳んで
圧着して一体化したシートを積層シートと呼ぶが、その
用途は葉書に限定されるものではなく、伝票、くじ、貼
合せ封書、メモ、健康診断や預貯金管理などプライベー
トな記録、ラベルなど外の用途に使用することは何等差
し支えない。
【0012】本発明において両面圧着性記録シートに用
いられる不透明支持体、あるいは感圧記録紙の上用紙に
通常用いられる支持体は、上質紙、アート紙、コーテッ
ド紙、キャスト紙、グラシン紙などの一般紙である。更
に、必要に応じて、木材パルプ、合成パルプ、填料、サ
イズ剤、紙力増強剤、染料など、通常抄紙で用いられる
原材料も使用できる。又、上記の支持体以外に、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリメチルペンテンなどのプラスッチクシート、及
びこれらの合成繊維からなる合成紙や不織布、またはこ
れらの合成樹脂を紙に片面、または両面にラミネートし
たラミネート紙、金属箔、または金属箔と紙の貼り合わ
せ品、蒸着紙、ホログラム処理を施した不透明シート、
合成樹脂フィルムとの貼り合わせ品、マイカ紙、ガラス
ペーパーなども使用可能である。これらの支持体は無機
あるいは有機染顔料、インク、トナーなどにより不透明
化することができる。当然ながら地紋印刷やベタ印刷で
不透明化することも可能である。
いられる不透明支持体、あるいは感圧記録紙の上用紙に
通常用いられる支持体は、上質紙、アート紙、コーテッ
ド紙、キャスト紙、グラシン紙などの一般紙である。更
に、必要に応じて、木材パルプ、合成パルプ、填料、サ
イズ剤、紙力増強剤、染料など、通常抄紙で用いられる
原材料も使用できる。又、上記の支持体以外に、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリメチルペンテンなどのプラスッチクシート、及
びこれらの合成繊維からなる合成紙や不織布、またはこ
れらの合成樹脂を紙に片面、または両面にラミネートし
たラミネート紙、金属箔、または金属箔と紙の貼り合わ
せ品、蒸着紙、ホログラム処理を施した不透明シート、
合成樹脂フィルムとの貼り合わせ品、マイカ紙、ガラス
ペーパーなども使用可能である。これらの支持体は無機
あるいは有機染顔料、インク、トナーなどにより不透明
化することができる。当然ながら地紋印刷やベタ印刷で
不透明化することも可能である。
【0013】本発明の両面圧着性記録シートを得る第1
段階は、不透明支持体の片面に、有機顕色剤を含有する
感圧接着剤を塗布、乾燥して感圧接着層を設ける製造工
程よりなる。感圧記録層としてのみ用いるには、電子受
容性であれば活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、
ゼオライト、ベントナイト、シリカ、ケイ酸アルミなど
の無機顕色剤でも差し支えないが、感圧接着層として用
いるには、このような無機顕色剤だと発色性と同様に重
要な接着性を著しく阻害するため好ましくない。本発明
者らは無機顕色剤と異なり有機顕色剤を用いた場合は、
感圧接着性に影響を及ぼすことなく感圧接着層に発色性
を付与できることを見出した。このようにして得られた
感圧接着層の上に、裏面に発色剤を内包するマイクロカ
プセルを塗抹した感圧記録紙の上用紙を重ね合わせ、イ
ンパクトプリンターにより記録を行ったのち、感圧接着
層を内側にして圧着性記録シートを折り畳み、圧着する
ことにより一体化して積層シートとし、再剥離可能な、
インク移りが発生しない積層シートや圧着葉書とするこ
とができる。
段階は、不透明支持体の片面に、有機顕色剤を含有する
感圧接着剤を塗布、乾燥して感圧接着層を設ける製造工
程よりなる。感圧記録層としてのみ用いるには、電子受
容性であれば活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、
ゼオライト、ベントナイト、シリカ、ケイ酸アルミなど
の無機顕色剤でも差し支えないが、感圧接着層として用
いるには、このような無機顕色剤だと発色性と同様に重
要な接着性を著しく阻害するため好ましくない。本発明
者らは無機顕色剤と異なり有機顕色剤を用いた場合は、
感圧接着性に影響を及ぼすことなく感圧接着層に発色性
を付与できることを見出した。このようにして得られた
感圧接着層の上に、裏面に発色剤を内包するマイクロカ
プセルを塗抹した感圧記録紙の上用紙を重ね合わせ、イ
ンパクトプリンターにより記録を行ったのち、感圧接着
層を内側にして圧着性記録シートを折り畳み、圧着する
ことにより一体化して積層シートとし、再剥離可能な、
インク移りが発生しない積層シートや圧着葉書とするこ
とができる。
【0014】本発明の両面圧着性記録シートにおいて
は、折り目にあたる部分に切れ込み部分や圧縮線を入
れ、折り畳みやすくすることは何等差し支えない。ま
た、裏面に表面の感圧接着剤により得られる接着性より
も強く、実質的に再剥離しない感圧強接着層を設けた両
面圧着性記録シート1枚を3つに折り畳んで一体化する
ことも可能である。両面圧着性記録シートに印字を行う
には、感圧記録紙の上用紙と重ね合わせてその上からイ
ンパクトプリンターで印字するか、あるいはボールペン
などでも印字可能である。両面圧着性記録シートを圧着
するには、通常の圧着ハガキを作成する圧着シーラーを
用いることができる。
は、折り目にあたる部分に切れ込み部分や圧縮線を入
れ、折り畳みやすくすることは何等差し支えない。ま
た、裏面に表面の感圧接着剤により得られる接着性より
も強く、実質的に再剥離しない感圧強接着層を設けた両
面圧着性記録シート1枚を3つに折り畳んで一体化する
ことも可能である。両面圧着性記録シートに印字を行う
には、感圧記録紙の上用紙と重ね合わせてその上からイ
ンパクトプリンターで印字するか、あるいはボールペン
などでも印字可能である。両面圧着性記録シートを圧着
するには、通常の圧着ハガキを作成する圧着シーラーを
用いることができる。
【0015】本発明に利用し得る有機顕色剤、発色剤お
よびそのマイクロカプセルについては、特に制限される
ことなく、従来から公知のものを使用できる。例えば、
マイクロカプセル化の方法やマイクロカプセルの壁材、
発色剤や発色剤を溶解する油、あるいは有機顕色剤、接
着樹脂、マイクロカプセル保護剤などである。
よびそのマイクロカプセルについては、特に制限される
ことなく、従来から公知のものを使用できる。例えば、
マイクロカプセル化の方法やマイクロカプセルの壁材、
発色剤や発色剤を溶解する油、あるいは有機顕色剤、接
着樹脂、マイクロカプセル保護剤などである。
【0016】有機顕色剤としては、有機酸(例えば、サ
リチル酸の如き芳香族カルボキシ化合物またはこれらの
金属塩など)、有機酸と金属化合物の混合物、酸性重合
体(例えば、フェノ−ル/ホルムアルデヒド樹脂、サリ
チル酸系樹脂またはこれらの亜鉛、マグネシウム、アル
ミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッ
ケルなどの多価金属塩など)などが使用できる。
リチル酸の如き芳香族カルボキシ化合物またはこれらの
金属塩など)、有機酸と金属化合物の混合物、酸性重合
体(例えば、フェノ−ル/ホルムアルデヒド樹脂、サリ
チル酸系樹脂またはこれらの亜鉛、マグネシウム、アル
ミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッ
ケルなどの多価金属塩など)などが使用できる。
【0017】詳細には、ノボラック型のフェノール樹脂
やサリチル酸誘導体、或はサリチル酸誘導体の多価金属
塩が用いられており、特に、サリチル酸誘導体の多価金
属塩は発色特性が良好である。さらに、従来のフェノー
ル樹脂系有機顕色剤の発色速度が遅いことやサリチル酸
系有機顕色剤の発色文字の耐水性がやや悪いこと等の改
良を目的として、多くのサリチル酸樹脂またはその多価
金属塩が有機顕色剤として提案されているが、これらの
有機顕色剤を用いることが可能である。
やサリチル酸誘導体、或はサリチル酸誘導体の多価金属
塩が用いられており、特に、サリチル酸誘導体の多価金
属塩は発色特性が良好である。さらに、従来のフェノー
ル樹脂系有機顕色剤の発色速度が遅いことやサリチル酸
系有機顕色剤の発色文字の耐水性がやや悪いこと等の改
良を目的として、多くのサリチル酸樹脂またはその多価
金属塩が有機顕色剤として提案されているが、これらの
有機顕色剤を用いることが可能である。
【0018】ノボラック型フェノール樹脂は、各種フェ
ノール誘導体とホルムアルデヒドで代表される低級アル
デヒドとを原料として酸性触媒存在下で重縮合すること
により製造される。この時、使用されるフェノール性原
料としては、例えば、無置換フェノール、アルキル基置
換フェノール(例、クレゾール、エチルフェノール、ブ
チルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノー
ル等でパラ置換体が主)、アラルキル基置換フェノール
(例、p−ベンジルフェノール、pークミルフェノール
等)、アリール基置換フェノール(例、p−フェニルフ
ェノール)、或はハロゲン置換フェノール(例、p−ク
ロロフェノール)、等が挙げられる。
ノール誘導体とホルムアルデヒドで代表される低級アル
デヒドとを原料として酸性触媒存在下で重縮合すること
により製造される。この時、使用されるフェノール性原
料としては、例えば、無置換フェノール、アルキル基置
換フェノール(例、クレゾール、エチルフェノール、ブ
チルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノー
ル等でパラ置換体が主)、アラルキル基置換フェノール
(例、p−ベンジルフェノール、pークミルフェノール
等)、アリール基置換フェノール(例、p−フェニルフ
ェノール)、或はハロゲン置換フェノール(例、p−ク
ロロフェノール)、等が挙げられる。
【0019】サリチル酸誘導体としては、芳香族置換基
を少なくとも1個有する化合物で、具体的には、3−フ
ェニルサリチル酸、5−フェニルサリチル酸、3−ベン
ジルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、5−(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジベンジルサリ
チル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリ
チル酸、3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸
等が挙げられる。
を少なくとも1個有する化合物で、具体的には、3−フ
ェニルサリチル酸、5−フェニルサリチル酸、3−ベン
ジルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、5−(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジベンジルサリ
チル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリ
チル酸、3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸
等が挙げられる。
【0020】また、特開平2−563号公報に開示され
ているサリチル酸類、ロジン類及び多価金属化合物から
なる多価金属塩化合物も好ましい有機顕色剤として挙げ
ることができる。サリチル酸類としては、総炭素数が8
以上、特に8〜20でアルキル基を有する公知のサリチ
ル酸系化合物が用いられる。ロジン類としては、ガムロ
ジン、ウッドロジン、トール油ロジン、不均化ロジン、
水添ロジン、重合ロジン、マレイン化ロジン、フマル化
ロジン、ホルムアルデヒド変性ロジン、ロジンフェノー
ル樹脂等天然、変性ロジンのいずれも有効に使用し得
る。多価金属塩化合物は、例えば、次のような方法で製
造される。サリチル酸類またはロジン類の少なくとも1
種をエーテル類、ケトン類、酢酸エステル類等の溶媒に
溶解し、多価金属化合物と無機アンモニウム塩を加え、
40〜100℃にて1〜6時間加熱し、生成物の濾過、
蒸留を行ない、未反応の無機化合物及び溶媒を除去して
得られる。
ているサリチル酸類、ロジン類及び多価金属化合物から
なる多価金属塩化合物も好ましい有機顕色剤として挙げ
ることができる。サリチル酸類としては、総炭素数が8
以上、特に8〜20でアルキル基を有する公知のサリチ
ル酸系化合物が用いられる。ロジン類としては、ガムロ
ジン、ウッドロジン、トール油ロジン、不均化ロジン、
水添ロジン、重合ロジン、マレイン化ロジン、フマル化
ロジン、ホルムアルデヒド変性ロジン、ロジンフェノー
ル樹脂等天然、変性ロジンのいずれも有効に使用し得
る。多価金属塩化合物は、例えば、次のような方法で製
造される。サリチル酸類またはロジン類の少なくとも1
種をエーテル類、ケトン類、酢酸エステル類等の溶媒に
溶解し、多価金属化合物と無機アンモニウム塩を加え、
40〜100℃にて1〜6時間加熱し、生成物の濾過、
蒸留を行ない、未反応の無機化合物及び溶媒を除去して
得られる。
【0021】サリチル酸誘導体、或はサリチル酸誘導体
の多価金属塩としては、サリチル酸とα,α’−ジアル
コキシ−p−キシレン等の共縮合樹脂の多価金属塩(特
開昭62−176875号、同62−178387号、
同62−178388号、同63−53092号、同6
3−159082号、同63−160877号等の各公
報)、サリチル酸誘導体にスチレン誘導体を反応させて
得られる樹脂の多価金属塩(特開昭63−186729
号公報、特開平1−133780号公報)、サリチル酸
誘導体にベンジルアルコール、ベンジルエーテル、ベン
ジルハライド等のベンジル誘導体を反応させて得られる
樹脂の多価金属塩(特開昭63−254124号、同6
3−289017号、同64−56724号、同64−
77575号、特開平4−89274号等の各公報)、
サリチル酸変性テルペンフェノール樹脂多価金属塩(特
開昭63−147682号公報)等の有機顕色剤が知ら
れている。
の多価金属塩としては、サリチル酸とα,α’−ジアル
コキシ−p−キシレン等の共縮合樹脂の多価金属塩(特
開昭62−176875号、同62−178387号、
同62−178388号、同63−53092号、同6
3−159082号、同63−160877号等の各公
報)、サリチル酸誘導体にスチレン誘導体を反応させて
得られる樹脂の多価金属塩(特開昭63−186729
号公報、特開平1−133780号公報)、サリチル酸
誘導体にベンジルアルコール、ベンジルエーテル、ベン
ジルハライド等のベンジル誘導体を反応させて得られる
樹脂の多価金属塩(特開昭63−254124号、同6
3−289017号、同64−56724号、同64−
77575号、特開平4−89274号等の各公報)、
サリチル酸変性テルペンフェノール樹脂多価金属塩(特
開昭63−147682号公報)等の有機顕色剤が知ら
れている。
【0022】サリチル酸樹脂またはその多価金属塩とし
ては、前述の化合物が全て用いられ得るが、一例を示せ
ば、前記のサリチル酸誘導体とスチレン、o.m.p−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチ
レン等のスチレン誘導体をモル比1:0.5〜10で強
酸触媒下にフリーデルクラフツ反応させて得られるサリ
チル酸樹脂を多価金属塩化したものが挙げられる。
ては、前述の化合物が全て用いられ得るが、一例を示せ
ば、前記のサリチル酸誘導体とスチレン、o.m.p−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチ
レン等のスチレン誘導体をモル比1:0.5〜10で強
酸触媒下にフリーデルクラフツ反応させて得られるサリ
チル酸樹脂を多価金属塩化したものが挙げられる。
【0023】多価金属の種類としては、Ca、Mg、A
l、Zn、Mn等が挙げられるが、亜鉛塩として用いる
のが最も好ましい。これらの有機顕色剤は2種以上併用
して用いても良い。
l、Zn、Mn等が挙げられるが、亜鉛塩として用いる
のが最も好ましい。これらの有機顕色剤は2種以上併用
して用いても良い。
【0024】本発明で帳票の相手用紙として用いられる
感圧記録紙の上用紙は、支持体の片面に発色剤のマイク
ロカプセルを塗布したもので、用いる発色剤のマイクロ
カプセル化法としては、コアセルベーション法(米国特
許2800458号明細書など)、界面重合法(特公昭
47−1763号公報など)、インサイチュー重合法
(特開昭51−9079号公報など)などが使用でき
る。
感圧記録紙の上用紙は、支持体の片面に発色剤のマイク
ロカプセルを塗布したもので、用いる発色剤のマイクロ
カプセル化法としては、コアセルベーション法(米国特
許2800458号明細書など)、界面重合法(特公昭
47−1763号公報など)、インサイチュー重合法
(特開昭51−9079号公報など)などが使用でき
る。
【0025】マイクロカプセルの壁材としては、ポリウ
レタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹
脂、メラミン/ホルマリン樹脂などが使用できる。
レタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹
脂、メラミン/ホルマリン樹脂などが使用できる。
【0026】発色剤としては、トリアリルメタン系化合
物、ジアリールメタン系化合物、キサンテン系化合物、
チアジン系化合物、スピロピラン系化合物などが使用で
き、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられてい
るものであれば、特に制限されない。例えば、発色剤と
しては、トリアリルメタン系化合物、ジアリ−ルメタン
系化合物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、ス
ピロピラン系化合物、ジフェニルメタン系染料、スピロ
系染料、ラクタム系染料、フルオラン系染料などが使用
でき、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられて
いるものであれば特に制限されない。
物、ジアリールメタン系化合物、キサンテン系化合物、
チアジン系化合物、スピロピラン系化合物などが使用で
き、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられてい
るものであれば、特に制限されない。例えば、発色剤と
しては、トリアリルメタン系化合物、ジアリ−ルメタン
系化合物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、ス
ピロピラン系化合物、ジフェニルメタン系染料、スピロ
系染料、ラクタム系染料、フルオラン系染料などが使用
でき、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられて
いるものであれば特に制限されない。
【0027】発色剤を溶解する油としては、ジアリール
アルカン系、アルキルナフタレン系、アルキル化ビフェ
ニル、水添ターフェニルの如き芳香族合成油、ケロシ
ン、ナフサ、パラフィン油、塩素化パラフィンの如き脂
肪族合成油、綿実油、大豆油、亜麻仁油の如き植物油な
どが使用できる。
アルカン系、アルキルナフタレン系、アルキル化ビフェ
ニル、水添ターフェニルの如き芳香族合成油、ケロシ
ン、ナフサ、パラフィン油、塩素化パラフィンの如き脂
肪族合成油、綿実油、大豆油、亜麻仁油の如き植物油な
どが使用できる。
【0028】マイクロカプセルの保護剤としては、セル
ロース粉末、デンプン粒子、タルク、焼成カオリン、炭
酸カルシウムなどが使用できる。
ロース粉末、デンプン粒子、タルク、焼成カオリン、炭
酸カルシウムなどが使用できる。
【0029】マイクロカプセルの内相に用いる不揮発性
溶媒としては、一般の感圧記録紙で用いられるものが使
用可能であり、例えば、アルキル化ジフェニルメタン、
アルキル化ジフェニルエタン、アルキル化ジフェニルプ
ロパン、アルキル化ジフェニルブタン等のジアリールア
ルカン類、アルキルナフタレン、ジアルキルナフタレン
等のアルキル化ナフタレン類、アルキル化ビフェニル、
芳香族エステル系、脂肪族エステル系、塩素化パラフィ
ン、n−パラフィン、イソパラフィン等のパラフィン油
類等が挙げられ、これらを単独或いは2種類以上混合し
て用いることができる。
溶媒としては、一般の感圧記録紙で用いられるものが使
用可能であり、例えば、アルキル化ジフェニルメタン、
アルキル化ジフェニルエタン、アルキル化ジフェニルプ
ロパン、アルキル化ジフェニルブタン等のジアリールア
ルカン類、アルキルナフタレン、ジアルキルナフタレン
等のアルキル化ナフタレン類、アルキル化ビフェニル、
芳香族エステル系、脂肪族エステル系、塩素化パラフィ
ン、n−パラフィン、イソパラフィン等のパラフィン油
類等が挙げられ、これらを単独或いは2種類以上混合し
て用いることができる。
【0030】マイクロカプセルの内相中の発色剤の溶解
濃度は、一般的には、2〜20重量%であるが、3〜1
2重量%が好ましく、特に6〜10重量%が好ましい。
染料の溶解濃度が低い場合には、多くの不揮発性溶媒が
有機顕色剤層に転移し、発色像の滲みの原因となる。ま
た、染料の溶解濃度が高い場合には、マイクロカプセル
内相の有機顕色剤層への転移率が低下し、十分な読み取
り濃度が得られなくなる。
濃度は、一般的には、2〜20重量%であるが、3〜1
2重量%が好ましく、特に6〜10重量%が好ましい。
染料の溶解濃度が低い場合には、多くの不揮発性溶媒が
有機顕色剤層に転移し、発色像の滲みの原因となる。ま
た、染料の溶解濃度が高い場合には、マイクロカプセル
内相の有機顕色剤層への転移率が低下し、十分な読み取
り濃度が得られなくなる。
【0031】マイクロカプセルは、小麦澱粉、コーンス
ターチ、微細セルロース粉体等のスチルト剤、水溶性接
着剤、ラテックス等の接着剤や、必要に応じて、界面活
性剤、ワックス類、減感剤、消泡剤、紫外線吸収剤、白
色顔料等を加え、酸性紙、合成紙、フィルム等の支持体
に全面的或いは部分的に塗工される。
ターチ、微細セルロース粉体等のスチルト剤、水溶性接
着剤、ラテックス等の接着剤や、必要に応じて、界面活
性剤、ワックス類、減感剤、消泡剤、紫外線吸収剤、白
色顔料等を加え、酸性紙、合成紙、フィルム等の支持体
に全面的或いは部分的に塗工される。
【0032】有機顕色剤とともに用いられる顔料として
は、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、重
質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化
チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、
微粉ケイ酸、尿素−ホルマリン樹脂等の白色顔料などが
挙げられる。
は、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、重
質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化
チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、
微粉ケイ酸、尿素−ホルマリン樹脂等の白色顔料などが
挙げられる。
【0033】その他に、助剤として、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩、
パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリ
エチレン、ステアリン酸アミド、カスターワックスなど
のワックス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム、スルホン酸変性ポリビニルアルコールなどの分散
剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫
外線吸収剤、更らに界面活性剤、蛍光染料、帯電防止
材、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、離型剤、滑
剤、耐ブロッキング向上剤、粘着付与剤などが必要に応
じて添加される。
鉛、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩、
パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリ
エチレン、ステアリン酸アミド、カスターワックスなど
のワックス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム、スルホン酸変性ポリビニルアルコールなどの分散
剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫
外線吸収剤、更らに界面活性剤、蛍光染料、帯電防止
材、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、離型剤、滑
剤、耐ブロッキング向上剤、粘着付与剤などが必要に応
じて添加される。
【0034】本発明において、感圧接着層、感圧強接着
層、発色剤層の形成方法としては、ブレード塗工法、エ
アナイフ塗工法、グラビア塗工法、ロールコーティング
塗工法、バー塗工法、落下カーテン塗工法などの公知の
塗工方法が利用可能である。それぞれの塗布層は平滑化
処理をすることができる。
層、発色剤層の形成方法としては、ブレード塗工法、エ
アナイフ塗工法、グラビア塗工法、ロールコーティング
塗工法、バー塗工法、落下カーテン塗工法などの公知の
塗工方法が利用可能である。それぞれの塗布層は平滑化
処理をすることができる。
【0035】感圧接着層、あるいは感圧強接着層の塗工
量は、2〜45g/m2、好ましくは4〜30g/m2、より好
ましくは4〜20g/m2の範囲で用いられる。
量は、2〜45g/m2、好ましくは4〜30g/m2、より好
ましくは4〜20g/m2の範囲で用いられる。
【0036】更に、カール防止のためにバックコートを
施したり、ジャミング防止のために導電処理を行った
り、不透明支持体と感圧接着層の間、支持体と発色層と
の間にアンダーコート層を設けるなど、感圧記録材料製
造分野、圧着記録シート製造分野における各種の公知技
術を必要に応じて付加することができる。
施したり、ジャミング防止のために導電処理を行った
り、不透明支持体と感圧接着層の間、支持体と発色層と
の間にアンダーコート層を設けるなど、感圧記録材料製
造分野、圧着記録シート製造分野における各種の公知技
術を必要に応じて付加することができる。
【0037】また、本発明の構成として、高い発色濃度
を得る上で、不透明支持体と感圧接着層との間に、炭酸
カルシウム、タルク、シリカ、クレー、硫酸バリウム、
炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸鉛、鉛
白、亜鉛華、硫化亜鉛、サチン白、酸化チタン、酸化ア
ンチモン、雲母、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、石
膏、水酸化アルミニウムなどの無機顔料、またはポリス
チレン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベン
ゼン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、尿素/ホルム
アルデヒド重合体、ポリエチレンなどの微粉有機顔料を
含むアンカー層を設けたり、感圧接着層内に分散するこ
とは何等差し支えない。
を得る上で、不透明支持体と感圧接着層との間に、炭酸
カルシウム、タルク、シリカ、クレー、硫酸バリウム、
炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸鉛、鉛
白、亜鉛華、硫化亜鉛、サチン白、酸化チタン、酸化ア
ンチモン、雲母、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、石
膏、水酸化アルミニウムなどの無機顔料、またはポリス
チレン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベン
ゼン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、尿素/ホルム
アルデヒド重合体、ポリエチレンなどの微粉有機顔料を
含むアンカー層を設けたり、感圧接着層内に分散するこ
とは何等差し支えない。
【0038】本発明に用いられる感圧性接着剤は、感圧
接着層に用いる剥離可能な感圧性接着剤と、感圧強接着
層に用いる剥離不能な感圧性接着剤に分けられるが、こ
れらの接着性の制御は、配合上からも塗布量の制御から
も可能である。これらの感圧性接着剤に用いられる接着
剤ベースポリマーとしては、天然ゴム、変性天然ゴム、
スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エンゴムなどの合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル系樹脂、
塩化ビニリデン系樹脂などが溶液あるいはエマルジョン
の形で、さらにカゼイン、ゼラチン等のプロテイン、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、酸化デンプン、エステル化デ
ンプン等のサッカロースのような水溶性天然高分子化合
物、更に、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ス
チレン−ブタジエンラテックス、ポリビニルピロリド
ン、アクリルニトリル−ブタジエン−アクリル酸ラテッ
クス、スチレン−無水マイレン酸共重合体等のような水
溶性合成高分子化合物やラテックス類が併用できる。
接着層に用いる剥離可能な感圧性接着剤と、感圧強接着
層に用いる剥離不能な感圧性接着剤に分けられるが、こ
れらの接着性の制御は、配合上からも塗布量の制御から
も可能である。これらの感圧性接着剤に用いられる接着
剤ベースポリマーとしては、天然ゴム、変性天然ゴム、
スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エンゴムなどの合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル系樹脂、
塩化ビニリデン系樹脂などが溶液あるいはエマルジョン
の形で、さらにカゼイン、ゼラチン等のプロテイン、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、酸化デンプン、エステル化デ
ンプン等のサッカロースのような水溶性天然高分子化合
物、更に、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ス
チレン−ブタジエンラテックス、ポリビニルピロリド
ン、アクリルニトリル−ブタジエン−アクリル酸ラテッ
クス、スチレン−無水マイレン酸共重合体等のような水
溶性合成高分子化合物やラテックス類が併用できる。
【0039】さらに、接着性を制御する目的で、シリ
カ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、メラミン樹脂粒子、ベ
ンゾグアナミン樹脂粒子、澱粉粒子などを併用すること
ができる。また、本発明の感圧性接着剤には粘着付与剤
としてロジン系樹脂及びその誘導体、テルペン系樹脂、
クマロインデン系樹脂、キシレン系樹脂、アルキルフェ
ノール系樹脂、石油樹脂などを接着性、耐ブロッキング
性、耐熱性を損なわない範囲で併用できる。さらに、剥
離性を制御する目的で離型剤を併用することも可能で、
例えば、各種パラフィン、ワックス、脂肪酸またはその
誘導体、高級アルコール類、金属石鹸類、シリコーン樹
脂類などを接着性を損なわない範囲で用いることができ
る。さらに、本発明に用いる感圧性接着剤には、必要に
より帯電防止剤、増粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止
剤、老化防止剤、紫外線防止剤、消泡剤などを添加する
ことができる。
カ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、メラミン樹脂粒子、ベ
ンゾグアナミン樹脂粒子、澱粉粒子などを併用すること
ができる。また、本発明の感圧性接着剤には粘着付与剤
としてロジン系樹脂及びその誘導体、テルペン系樹脂、
クマロインデン系樹脂、キシレン系樹脂、アルキルフェ
ノール系樹脂、石油樹脂などを接着性、耐ブロッキング
性、耐熱性を損なわない範囲で併用できる。さらに、剥
離性を制御する目的で離型剤を併用することも可能で、
例えば、各種パラフィン、ワックス、脂肪酸またはその
誘導体、高級アルコール類、金属石鹸類、シリコーン樹
脂類などを接着性を損なわない範囲で用いることができ
る。さらに、本発明に用いる感圧性接着剤には、必要に
より帯電防止剤、増粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止
剤、老化防止剤、紫外線防止剤、消泡剤などを添加する
ことができる。
【0040】本発明の積層シートでは、感圧接着層が発
色剤との接触による発色反応でしか発色しないため、不
用意な発色汚れの心配がなく、感圧記録した情報を外部
に公開、露出することなく取り扱うことができる。本発
明の圧着性記録シートを用いた積層シートは、情報の非
公開性が完全であり、且つ一旦剥離した積層シートは再
接着しないため、情報の秘守性が高いものである。
色剤との接触による発色反応でしか発色しないため、不
用意な発色汚れの心配がなく、感圧記録した情報を外部
に公開、露出することなく取り扱うことができる。本発
明の圧着性記録シートを用いた積層シートは、情報の非
公開性が完全であり、且つ一旦剥離した積層シートは再
接着しないため、情報の秘守性が高いものである。
【0041】本発明の両面圧着性記録シートにおいて
は、感圧接着層に含まれる有機顕色剤と、別紙に設けら
れた発色剤層に含まれる発色剤との混合による発色であ
るため、発色後において感圧接着層同士を重ね合わせて
積層シート化し、次にこれを剥離しても発色部分がその
対面にインク移り(裏写りとも称する)したりすること
なく、内部の記録を読むことができる。一度の印字で感
圧記録紙の上用紙に行った印字と、感圧接着層で発色し
た印字の2枚に複写でき、感圧記録紙の上用紙を控え用
紙に、両面圧着性記録シートを葉書等、親展情報書類に
用いることができる。
は、感圧接着層に含まれる有機顕色剤と、別紙に設けら
れた発色剤層に含まれる発色剤との混合による発色であ
るため、発色後において感圧接着層同士を重ね合わせて
積層シート化し、次にこれを剥離しても発色部分がその
対面にインク移り(裏写りとも称する)したりすること
なく、内部の記録を読むことができる。一度の印字で感
圧記録紙の上用紙に行った印字と、感圧接着層で発色し
た印字の2枚に複写でき、感圧記録紙の上用紙を控え用
紙に、両面圧着性記録シートを葉書等、親展情報書類に
用いることができる。
【0042】本発明の剥離性の積層シートでは、両面圧
着性記録シートを3つ折り葉書のように3重に重ね合わ
せ、圧着し、一体化する。本発明では、1枚の両面圧着
性記録シートを”Z”字状に折り曲げて圧着する方法
(3つ折りはがき法)により剥離性葉書を作製すること
ができる。
着性記録シートを3つ折り葉書のように3重に重ね合わ
せ、圧着し、一体化する。本発明では、1枚の両面圧着
性記録シートを”Z”字状に折り曲げて圧着する方法
(3つ折りはがき法)により剥離性葉書を作製すること
ができる。
【0043】本発明の両面圧着性記録シートにおいて
は、その剥離可能な接着による一体化工程において、小
さな圧力によっても剥離可能な接着をすることのできる
感圧接着剤による接着方法を用いるため、容易に親展化
された積層シートを得ることができる。また、接着用の
透明シートなどを用いないので、一体化の作業が容易で
圧着時の位置制御が容易であり、シワが入ることなく重
ね合わせることができる。
は、その剥離可能な接着による一体化工程において、小
さな圧力によっても剥離可能な接着をすることのできる
感圧接着剤による接着方法を用いるため、容易に親展化
された積層シートを得ることができる。また、接着用の
透明シートなどを用いないので、一体化の作業が容易で
圧着時の位置制御が容易であり、シワが入ることなく重
ね合わせることができる。
【0044】本発明の両面圧着性記録シートの感圧接着
層面に記録する際には、感圧記録紙の上用紙と重ねて、
インパクトプリンターを用いることも可能であるし、同
じ情報を多量に記録する必要がある場合には、活版印刷
により記録することも可能である。当然のことながら、
ボールペン、鉄筆などでの記録も可能である。また、感
圧接着層上、感圧強接着層上あるいは不透明支持体の裏
面に一般の印刷や地紋印刷を行うことは何等差し支えな
い。また、本発明の両面圧着性記録シート、積層シート
および帳票は、その表面や裏面に印刷層、トナー受理
層、インク受理層、感熱記録層、筆記層、磁気記録層な
どを単独で、あるいは同時に設けることができる。ま
た、本発明の両面圧着性記録シートは、感圧記録紙の上
用紙のみではなく、支持体の両面に顕色剤層と発色剤層
をそれぞれ有する感圧記録紙中紙を用いて帳票化するこ
とも可能であるし、発色剤層と顕色剤層を同時に有する
自己発色性感圧記録紙とともに用いることも何ら差し支
えない。
層面に記録する際には、感圧記録紙の上用紙と重ねて、
インパクトプリンターを用いることも可能であるし、同
じ情報を多量に記録する必要がある場合には、活版印刷
により記録することも可能である。当然のことながら、
ボールペン、鉄筆などでの記録も可能である。また、感
圧接着層上、感圧強接着層上あるいは不透明支持体の裏
面に一般の印刷や地紋印刷を行うことは何等差し支えな
い。また、本発明の両面圧着性記録シート、積層シート
および帳票は、その表面や裏面に印刷層、トナー受理
層、インク受理層、感熱記録層、筆記層、磁気記録層な
どを単独で、あるいは同時に設けることができる。ま
た、本発明の両面圧着性記録シートは、感圧記録紙の上
用紙のみではなく、支持体の両面に顕色剤層と発色剤層
をそれぞれ有する感圧記録紙中紙を用いて帳票化するこ
とも可能であるし、発色剤層と顕色剤層を同時に有する
自己発色性感圧記録紙とともに用いることも何ら差し支
えない。
【0045】本発明の両面圧着性記録シート、積層シー
トおよび帳票への印刷や記録の方法は、鉛筆やインクに
よる筆記、インパクトプリンター、電子写真、熱転写、
インクリボン、感熱、感圧、インクジェット、フレキソ
印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、活版印刷、凹版
印刷、レーザープリント、ラベル貼り合わせなどその方
法による制限はない。当然ながら、感圧接着層への感圧
記録は、圧力を伴う記録方法に限定される。
トおよび帳票への印刷や記録の方法は、鉛筆やインクに
よる筆記、インパクトプリンター、電子写真、熱転写、
インクリボン、感熱、感圧、インクジェット、フレキソ
印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、活版印刷、凹版
印刷、レーザープリント、ラベル貼り合わせなどその方
法による制限はない。当然ながら、感圧接着層への感圧
記録は、圧力を伴う記録方法に限定される。
【0046】また、本発明の両面圧着性記録シートは、
他の感圧記録シート、裏カーボン複写シート、粘着シー
ト、印刷シート、透明フィルムなどと組合わせて一連の
複写シートとして使用できる。本発明の積層シートの一
部、あるいは全部にダイカットなどの加工、支持体の一
部の分離、ミシン目、プリンター用送り孔などの加工を
施すことは何等差し支えない。
他の感圧記録シート、裏カーボン複写シート、粘着シー
ト、印刷シート、透明フィルムなどと組合わせて一連の
複写シートとして使用できる。本発明の積層シートの一
部、あるいは全部にダイカットなどの加工、支持体の一
部の分離、ミシン目、プリンター用送り孔などの加工を
施すことは何等差し支えない。
【0047】
【作用】本発明の両面圧着性記録シートにおいては、感
圧記録紙の上用紙と重ねて加圧印字を行うことにより、
感圧接着層を発色させることが可能であり、且つ感圧接
着剤の作用で、圧着することにより記録面を内側にして
1枚の用紙を折り曲げて一体化して積層シートとするこ
とができ、記録部分を隠ぺい情報として取り扱うことが
できる。また、この一体化は剥離可能な接着であり、軽
い力で再度剥離して、内部の隠ぺい情報を読むことがで
きるため、例えば、積層シートを用いた剥離性葉書にお
いて、郵送後に受取人のみがその情報を確認することが
可能である。発色が有機顕色剤と発色剤の混合による反
応を用いているため、支持体上に感圧接着層のみを設け
た一般の接着性シートと異なり、感圧接着層にはトナー
やインクリボンによる印字が不要で、このため発色部分
のインク移りの発生が全くなく、感圧接着層同士が剥離
可能に接着しても記録部分がインク移りするなどの影響
を受ける事なく、剥離可能な接着部分を剥離すればイン
ク移りのない明瞭な記録を読むことが可能である。ま
た、本発明においては、インクの定着に熱や光を用いな
いので感圧接着層の劣化を招くことがない。
圧記録紙の上用紙と重ねて加圧印字を行うことにより、
感圧接着層を発色させることが可能であり、且つ感圧接
着剤の作用で、圧着することにより記録面を内側にして
1枚の用紙を折り曲げて一体化して積層シートとするこ
とができ、記録部分を隠ぺい情報として取り扱うことが
できる。また、この一体化は剥離可能な接着であり、軽
い力で再度剥離して、内部の隠ぺい情報を読むことがで
きるため、例えば、積層シートを用いた剥離性葉書にお
いて、郵送後に受取人のみがその情報を確認することが
可能である。発色が有機顕色剤と発色剤の混合による反
応を用いているため、支持体上に感圧接着層のみを設け
た一般の接着性シートと異なり、感圧接着層にはトナー
やインクリボンによる印字が不要で、このため発色部分
のインク移りの発生が全くなく、感圧接着層同士が剥離
可能に接着しても記録部分がインク移りするなどの影響
を受ける事なく、剥離可能な接着部分を剥離すればイン
ク移りのない明瞭な記録を読むことが可能である。ま
た、本発明においては、インクの定着に熱や光を用いな
いので感圧接着層の劣化を招くことがない。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は、実施例に限られるものではない。
以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。また、
塗抹量を示す値は断わりのない限り乾燥後の塗抹量であ
る。また、圧着は全て圧着シーラー(日本エーディーエ
ム社製、SP401)を用いた。
が、本発明の内容は、実施例に限られるものではない。
以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。また、
塗抹量を示す値は断わりのない限り乾燥後の塗抹量であ
る。また、圧着は全て圧着シーラー(日本エーディーエ
ム社製、SP401)を用いた。
【0049】実施例1 坪量80g/m2の上質紙の片面に、感圧接着剤1を塗布量
8g/m2となるようエアナイフコーターで塗工、乾燥させ
感圧接着層とし、圧着性記録シートを製造した。
8g/m2となるようエアナイフコーターで塗工、乾燥させ
感圧接着層とし、圧着性記録シートを製造した。
【0050】[感圧接着剤1]アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(日本合成ゴム社製、AE-923):乾
燥重量60部 カオリン(エンゲルハルト社製、ウルトラホワイト-90):乾燥重
量35部 でんぷん粒子:乾燥重量40部 有機顕色剤;3,5-シ゛-(α-メチルヘ゛ンシ゛ル)サリチル酸亜鉛:乾燥
重量100部 水:200部
燥重量60部 カオリン(エンゲルハルト社製、ウルトラホワイト-90):乾燥重
量35部 でんぷん粒子:乾燥重量40部 有機顕色剤;3,5-シ゛-(α-メチルヘ゛ンシ゛ル)サリチル酸亜鉛:乾燥
重量100部 水:200部
【0051】その圧着性記録シートの裏面に、感圧接着
剤2を10g/m2となるように塗工、乾燥させて感圧強接
着層とし、目的の両面圧着性記録シートを得た。 [感圧接着剤2]アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン;(日本合成ゴム株式会社製、AE-923):乾燥重量85部 カオリン ;(エンケ゛ルハルト社製、ウルトラホワイト-90 ):乾燥重量35部 でんぷん粒子 ;乾燥重量30部 水 : 180 部
剤2を10g/m2となるように塗工、乾燥させて感圧強接
着層とし、目的の両面圧着性記録シートを得た。 [感圧接着剤2]アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン;(日本合成ゴム株式会社製、AE-923):乾燥重量85部 カオリン ;(エンケ゛ルハルト社製、ウルトラホワイト-90 ):乾燥重量35部 でんぷん粒子 ;乾燥重量30部 水 : 180 部
【0052】実施例2 感圧接着剤1を以下の組成の感圧接着剤3とし、その塗
布量8g/m2を10g/m2に変更した以外は実施例1と同様
にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤3] 天然コ゛ムラテックス/スチレン/メチルメタクリレート=100/3/10の共重合エマルシ゛ョン :乾燥重量60部 水酸化アルミニウム :(昭和電工製、ハイシ゛ライトH42、 平均粒径1μm) :乾燥重量150 部 でんぷん粒子 :乾燥重量40部 有機顕色剤 ;p−フェニルフェノール樹脂 :乾燥重量60部 水 : 200 部
布量8g/m2を10g/m2に変更した以外は実施例1と同様
にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤3] 天然コ゛ムラテックス/スチレン/メチルメタクリレート=100/3/10の共重合エマルシ゛ョン :乾燥重量60部 水酸化アルミニウム :(昭和電工製、ハイシ゛ライトH42、 平均粒径1μm) :乾燥重量150 部 でんぷん粒子 :乾燥重量40部 有機顕色剤 ;p−フェニルフェノール樹脂 :乾燥重量60部 水 : 200 部
【0053】その圧着性記録シートの裏面に、実施例1
で用いている感圧接着剤2を塗布量が10g/m2となるよ
うに塗工、乾燥させて感圧強接着層とし、目的の両面圧
着性記録シートを得た。
で用いている感圧接着剤2を塗布量が10g/m2となるよ
うに塗工、乾燥させて感圧強接着層とし、目的の両面圧
着性記録シートを得た。
【0054】実施例3 感圧接着剤1を感圧接着剤4に変更した以外は実施例1
と同様にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤4] ラテックス ;(旭タ゛ウ株式会社製、ラテックス636) :乾燥重量60部 炭酸カルシウム ;(奥多摩工業製、タマハ゜ールTP-123) :乾燥重量30部 でんぷん粒子 :乾燥重量30部 有機顕色剤 ;3-(α,α-シ゛メチルヘ゛ンシ゛ル)サリチル酸 :乾燥重量100 部 水 : 200 部
と同様にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤4] ラテックス ;(旭タ゛ウ株式会社製、ラテックス636) :乾燥重量60部 炭酸カルシウム ;(奥多摩工業製、タマハ゜ールTP-123) :乾燥重量30部 でんぷん粒子 :乾燥重量30部 有機顕色剤 ;3-(α,α-シ゛メチルヘ゛ンシ゛ル)サリチル酸 :乾燥重量100 部 水 : 200 部
【0055】その圧着性記録シートの裏面に、実施例1
で用いた感圧接着剤2を塗布量が8g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、目的の両面圧着性記
録シートを得た。
で用いた感圧接着剤2を塗布量が8g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、目的の両面圧着性記
録シートを得た。
【0056】実施例4 感圧接着剤1を感圧接着剤5に変更した以外は実施例1
と同様にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤5] 酢酸ビニル共重合体 ;(日本フーラー社製、#3316) :乾燥重量100 部 炭酸カルシウム ;(白石工業製、ブリリアント15) :乾燥重量50部 炭酸カルシウム ;(白石工業製、PC) :乾燥重量40部 有機顕色剤 ;5-(α,α-シ゛メチルヘ゛ンシ゛ル)サリチル酸亜鉛 :乾燥重量150 部 水 : 200 部
と同様にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤5] 酢酸ビニル共重合体 ;(日本フーラー社製、#3316) :乾燥重量100 部 炭酸カルシウム ;(白石工業製、ブリリアント15) :乾燥重量50部 炭酸カルシウム ;(白石工業製、PC) :乾燥重量40部 有機顕色剤 ;5-(α,α-シ゛メチルヘ゛ンシ゛ル)サリチル酸亜鉛 :乾燥重量150 部 水 : 200 部
【0057】その圧着性記録シートの裏面に、感圧接着
剤2を塗布量が8g/m2となるように塗工、乾燥させて感
圧強接着層とし、目的の両面圧着性記録シートを得た。
剤2を塗布量が8g/m2となるように塗工、乾燥させて感
圧強接着層とし、目的の両面圧着性記録シートを得た。
【0058】
【0059】実施例5 実施例3で得られた両面圧着性記録シートを一番下にし
て、市販の三菱NCR紙上用紙及び中用紙を用いて5枚
セットの帳票を作製した。
て、市販の三菱NCR紙上用紙及び中用紙を用いて5枚
セットの帳票を作製した。
【0060】
【0061】
【0062】実施例1〜4で得られた両面圧着性記録シ
ートは、感圧接着層、感圧強接着層ともに、普通の状態
ではタック性を示さず、感圧接着層と市販の感圧記録紙
の上用紙の塗布面と重ねてインパクトプリンターに導入
し、加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッドなどに何
等障害を起こすことなく感圧記録を行うことができた。
印字記録を行った両面圧着性記録シートをZ字型に折り
曲げ、そのまま圧着ローラーを通過させて圧着一体化さ
せ、3つ折りの積層シートを得た。インパクトプリンタ
ーに導入して加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッド
などに何等障害を起こすことなく感圧記録を行うことが
できた。折り畳まれた部分の印字記録面は完全に隠れ、
積層シートの表面には重ね合わせにより隠れなかった印
字記録の一部が露出し、裏面にはインクジェット、溶融
熱転写、マジックなどいろいろな手段で新たな記録の書
き込みが可能であった。
ートは、感圧接着層、感圧強接着層ともに、普通の状態
ではタック性を示さず、感圧接着層と市販の感圧記録紙
の上用紙の塗布面と重ねてインパクトプリンターに導入
し、加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッドなどに何
等障害を起こすことなく感圧記録を行うことができた。
印字記録を行った両面圧着性記録シートをZ字型に折り
曲げ、そのまま圧着ローラーを通過させて圧着一体化さ
せ、3つ折りの積層シートを得た。インパクトプリンタ
ーに導入して加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッド
などに何等障害を起こすことなく感圧記録を行うことが
できた。折り畳まれた部分の印字記録面は完全に隠れ、
積層シートの表面には重ね合わせにより隠れなかった印
字記録の一部が露出し、裏面にはインクジェット、溶融
熱転写、マジックなどいろいろな手段で新たな記録の書
き込みが可能であった。
【0063】比較例1 坪量80g/m2の上質紙を微塗工紙に、感圧接着剤1を感
圧接着剤6に変更した以外は実施例1と同様にして、圧
着性記録シートを製造した。
圧接着剤6に変更した以外は実施例1と同様にして、圧
着性記録シートを製造した。
【0064】[感圧接着剤6]アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン;(日本合成ゴム株式会社製、AE-923) :乾燥重量60部 カオリン ;(エンゲルハルト社製、ウルトラホワイト-90):乾燥重量35部 でんぷん粒子 :乾燥重量40部 水 : 200 部
【0065】その圧着性記録シートの裏面に、実施例1
で用いた感圧接着剤2を塗布量が10g/m2となるように
塗工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シ
ートを得た。
で用いた感圧接着剤2を塗布量が10g/m2となるように
塗工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シ
ートを得た。
【0066】比較例2 感圧接着剤3を感圧接着剤7に変更した以外は実施例2
と同様にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤7] 天然コ゛ムラテックス/スチレン/メチルメタクリレート=100/3/10の共重合エマルシ゛ョン :乾燥重量60部 水酸化アルミニウム :(昭和電工製、ハイシ゛ライトH42、 平均粒径1μm) :乾燥重量150 部 でんぷん粒子 :乾燥重量40部 水 : 200 部
と同様にして、圧着性記録シートを製造した。 [感圧接着剤7] 天然コ゛ムラテックス/スチレン/メチルメタクリレート=100/3/10の共重合エマルシ゛ョン :乾燥重量60部 水酸化アルミニウム :(昭和電工製、ハイシ゛ライトH42、 平均粒径1μm) :乾燥重量150 部 でんぷん粒子 :乾燥重量40部 水 : 200 部
【0067】その圧着性記録シートの裏面に、実施例1
で用いた感圧接着剤2を塗布量が10g/m2となるように
塗工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シ
ートを得た。
で用いた感圧接着剤2を塗布量が10g/m2となるように
塗工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シ
ートを得た。
【0068】比較例3感圧接着剤3を感圧接着剤8に変
更した以外は実施例3と同様にして、圧着性記録シート
を製造した。 [感圧接着剤8] ラテックス :(旭ダウ株式会社製、ラテックス636) :乾燥重量60部 炭酸カルシウム ;(奥多摩工業製、タマハ゜ールTP-123) :乾燥重量30部 でんぷん粒子 :乾燥重量30部 水 : 200 部
更した以外は実施例3と同様にして、圧着性記録シート
を製造した。 [感圧接着剤8] ラテックス :(旭ダウ株式会社製、ラテックス636) :乾燥重量60部 炭酸カルシウム ;(奥多摩工業製、タマハ゜ールTP-123) :乾燥重量30部 でんぷん粒子 :乾燥重量30部 水 : 200 部
【0069】その圧着性記録シートの裏面に、実施例1
で用いた感圧接着剤2を塗布量が8g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シー
トを得た。
で用いた感圧接着剤2を塗布量が8g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シー
トを得た。
【0070】比較例4感圧接着剤5を感圧接着剤9に変
更した以外は実施例4と同様にして塗工、乾燥させて圧
着性記録シートを得た。 [感圧接着剤9] 酢酸ビニル共重合体 ;(日本フーラー社製、#3316) :乾燥重量100 部 炭酸カルシウム ;(白石工業製、フ゛リリアント15) :乾燥重量50部 炭酸カルシウム :(白石工業製、PC) :乾燥重量40部 水 : 200 部
更した以外は実施例4と同様にして塗工、乾燥させて圧
着性記録シートを得た。 [感圧接着剤9] 酢酸ビニル共重合体 ;(日本フーラー社製、#3316) :乾燥重量100 部 炭酸カルシウム ;(白石工業製、フ゛リリアント15) :乾燥重量50部 炭酸カルシウム :(白石工業製、PC) :乾燥重量40部 水 : 200 部
【0071】その圧着性記録シートの裏面に、実施例1
で用いた感圧接着剤2を塗布量が8g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シー
トを得た。
で用いた感圧接着剤2を塗布量が8g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、両面圧着性記録シー
トを得た。
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】比較例5 坪量80g/m2の上質紙を支持体にして有機顕色剤層を設
けた市販の感圧記録紙の下用紙(三菱NCR紙 下用紙
N80)をそのまま評価に用いた。
けた市販の感圧記録紙の下用紙(三菱NCR紙 下用紙
N80)をそのまま評価に用いた。
【0077】比較例1〜4において得られた圧着性記録
シートの感圧接着層は、普通の状態ではタック性を示さ
ず、インクリボンを装着したインパクトプリンターに導
入し、加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッドなどに
何等障害を起こすことなく印字記録を行うことができ
た。また、比較例5の感圧記録紙の下用紙は、市販の感
圧記録紙の上用紙(発色剤カプセル塗布紙)の塗布面と
重ねてインパクトプリンターに導入し、加圧記録を行っ
ても、紙送り、印字ヘッドなどに何等障害を起こすこと
なく感圧記録を行うことができた。印字記録を行ったの
ち、圧着性記録シートを2枚、感圧接着層同士を対面さ
せて圧着ローラーを通過させて圧着一体化させ、積層シ
ートを得た。当然ながら比較例5のサンプルは圧着でき
なかった。積層シートにおいては印字記録面は完全に隠
れ、積層シートの表面、あるいは裏面にはインクジェッ
ト、溶融熱転写、マジックなどいろいろな手段で新たな
記録の書き込みが可能であった。
シートの感圧接着層は、普通の状態ではタック性を示さ
ず、インクリボンを装着したインパクトプリンターに導
入し、加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッドなどに
何等障害を起こすことなく印字記録を行うことができ
た。また、比較例5の感圧記録紙の下用紙は、市販の感
圧記録紙の上用紙(発色剤カプセル塗布紙)の塗布面と
重ねてインパクトプリンターに導入し、加圧記録を行っ
ても、紙送り、印字ヘッドなどに何等障害を起こすこと
なく感圧記録を行うことができた。印字記録を行ったの
ち、圧着性記録シートを2枚、感圧接着層同士を対面さ
せて圧着ローラーを通過させて圧着一体化させ、積層シ
ートを得た。当然ながら比較例5のサンプルは圧着でき
なかった。積層シートにおいては印字記録面は完全に隠
れ、積層シートの表面、あるいは裏面にはインクジェッ
ト、溶融熱転写、マジックなどいろいろな手段で新たな
記録の書き込みが可能であった。
【0078】同様に比較例1〜4において得られた圧着
性記録シートをインクリボンを装着したインパクトプリ
ンターに導入し、加圧記録を行って、圧着性記録シート
を折り曲げて、感圧接着層同士を対面させて圧着ローラ
ーを通過させて圧着一体化させ、積層シートを得た。圧
着により印字記録面は完全に隠れ、積層シートの表面、
あるいは裏面にはインクジェット、溶融熱転写、マジッ
クなどいろいろな手段で新たな記録の書き込みが可能で
あった。
性記録シートをインクリボンを装着したインパクトプリ
ンターに導入し、加圧記録を行って、圧着性記録シート
を折り曲げて、感圧接着層同士を対面させて圧着ローラ
ーを通過させて圧着一体化させ、積層シートを得た。圧
着により印字記録面は完全に隠れ、積層シートの表面、
あるいは裏面にはインクジェット、溶融熱転写、マジッ
クなどいろいろな手段で新たな記録の書き込みが可能で
あった。
【0079】比較例1〜4で得られた両面圧着性記録シ
ートは、感圧接着層、感圧強接着層ともに、普通の状態
ではタック性を示さず、感圧接着層上にインクリボンを
装着したインパクトプリンターにより加圧記録を行って
も紙送り、印字ヘッドなどに何等障害を起こすことなく
感圧記録を行うことができた。印字記録を行った両面圧
着性記録シートをZ字型に折り曲げ、そのまま圧着ロー
ラーを通過させて圧着一体化させ、3つ折りの積層シー
トを得た。折り畳まれた部分の印字記録面は完全に隠
れ、積層シートの表面には重ね合わせにより隠れなかっ
た印字記録の一部が露出し、裏面にはインクジェット、
溶融熱転写、マジックなどいろいろな手段で新たな記録
の書き込みが可能であった。
ートは、感圧接着層、感圧強接着層ともに、普通の状態
ではタック性を示さず、感圧接着層上にインクリボンを
装着したインパクトプリンターにより加圧記録を行って
も紙送り、印字ヘッドなどに何等障害を起こすことなく
感圧記録を行うことができた。印字記録を行った両面圧
着性記録シートをZ字型に折り曲げ、そのまま圧着ロー
ラーを通過させて圧着一体化させ、3つ折りの積層シー
トを得た。折り畳まれた部分の印字記録面は完全に隠
れ、積層シートの表面には重ね合わせにより隠れなかっ
た印字記録の一部が露出し、裏面にはインクジェット、
溶融熱転写、マジックなどいろいろな手段で新たな記録
の書き込みが可能であった。
【0080】[圧着性1] 実施例1〜5および比較例1〜4において、印字記録を
行った圧着性記録シート、あるいは両面圧着性記録シー
トを2枚、感圧接着層同士あるいは感圧強接着層同士を
対面させて圧着ローラーを通過させて圧着一体化させ、
積層シートを得た。
行った圧着性記録シート、あるいは両面圧着性記録シー
トを2枚、感圧接着層同士あるいは感圧強接着層同士を
対面させて圧着ローラーを通過させて圧着一体化させ、
積層シートを得た。
【0081】[圧着性2] 実施例1〜5および比較例1〜4において、印字記録を
行った圧着性記録シート、あるいは両面圧着性記録シー
トを折曲げて、感圧接着層同士あるいは感圧強接着層同
士を対面させて圧着ローラーを通過させて圧着一体化さ
せ、積層シートを得た。
行った圧着性記録シート、あるいは両面圧着性記録シー
トを折曲げて、感圧接着層同士あるいは感圧強接着層同
士を対面させて圧着ローラーを通過させて圧着一体化さ
せ、積層シートを得た。
【0082】実施例および比較例で得られたサンプル
に、下記の項目の試験を行い、その評価結果を表1に示
した。
に、下記の項目の試験を行い、その評価結果を表1に示
した。
【0083】[印字性] 実施例1〜5及び両面圧着性記録シートと比較例5の感
圧記録紙の下用紙は、いずれも感圧発色性であるため圧
着前に市販の感圧記録紙三菱NCR紙上用紙(N40)
と重ね合わせて、インクリボンを装着したドットインパ
クトプリンターを用いて印字を行った。実施例9、10
で得られた帳票は、そのままの形でインクリボンを装着
したドットインパクトプリンターを用いて印字を行っ
た。比較例1〜4において得られた両面圧着性記録シー
トは、感圧発色性ではなく、NCR上用紙と重ねてイン
パクト印字してもほとんど発色しないためNCR上用紙
を重ねない状態で、圧着前にインクリボンを装着したド
ットインパクトプリンターにおいて印字を行った。いず
れのサンプルにおいても、10000文字の印字におい
て、読み取りに支障がある印字の個数をもって印字性の
評価とした。
圧記録紙の下用紙は、いずれも感圧発色性であるため圧
着前に市販の感圧記録紙三菱NCR紙上用紙(N40)
と重ね合わせて、インクリボンを装着したドットインパ
クトプリンターを用いて印字を行った。実施例9、10
で得られた帳票は、そのままの形でインクリボンを装着
したドットインパクトプリンターを用いて印字を行っ
た。比較例1〜4において得られた両面圧着性記録シー
トは、感圧発色性ではなく、NCR上用紙と重ねてイン
パクト印字してもほとんど発色しないためNCR上用紙
を重ねない状態で、圧着前にインクリボンを装着したド
ットインパクトプリンターにおいて印字を行った。いず
れのサンプルにおいても、10000文字の印字におい
て、読み取りに支障がある印字の個数をもって印字性の
評価とした。
【0084】[圧着性] 印字を行った実施例1〜5、比較例1〜4の両面圧着性
記録シート、実施例5において帳票から剥離した両面圧
着性記録シートは、圧着1および圧着2の項に記載した
ように感圧接着層を内側にして葉書大(10cm×15
cm)に2つ折り(両面圧着性記録シートについては3
つ折り)あるいは2枚重ねにし、クリアランス可変の圧
着ローラー(日本エー・ディ・エム社製、SP401)
を通すことにより圧着を行った。加圧はクリアランス目
盛りで調整し(この機械の場合、2つ折りあるいは2枚
重ねでレベル4〜5、3つ折りの場合はレベル7〜8)
を用いた。この試験により積層シートが得られる。比較
例5については、感圧記録層同士を重ね合わせて同様の
圧着試験を行ったが圧着はしない。
記録シート、実施例5において帳票から剥離した両面圧
着性記録シートは、圧着1および圧着2の項に記載した
ように感圧接着層を内側にして葉書大(10cm×15
cm)に2つ折り(両面圧着性記録シートについては3
つ折り)あるいは2枚重ねにし、クリアランス可変の圧
着ローラー(日本エー・ディ・エム社製、SP401)
を通すことにより圧着を行った。加圧はクリアランス目
盛りで調整し(この機械の場合、2つ折りあるいは2枚
重ねでレベル4〜5、3つ折りの場合はレベル7〜8)
を用いた。この試験により積層シートが得られる。比較
例5については、感圧記録層同士を重ね合わせて同様の
圧着試験を行ったが圧着はしない。
【0085】圧着後、30mmの幅で短冊状に切り取
り、テンシロン万能引っ張り試験機で180゜剥離強度
を測定した。郵送中などに不用意に剥がれることなく、
且つ剥離したい場合には、良好な剥離ができる感圧接着
層同士の剥離強度としては10〜200gf/30mm
であり、それより低いと郵送中などに剥離してしまうト
ラブルが発生しやすく、それより高いと剥離する場合に
紙が破れるなどのトラブルが発生しやすい。感圧強接着
層間の接着強度は、接着剤層間の剥離強度より十分高い
ことが必要で、接着強度の範囲としては高すぎるという
ことはなく、剥離時に紙が破壊するほど強接着しても差
し支えない。表には感圧接着層同士/感圧強接着層同士
を重ね合わせた場合の剥離強度を列記する。
り、テンシロン万能引っ張り試験機で180゜剥離強度
を測定した。郵送中などに不用意に剥がれることなく、
且つ剥離したい場合には、良好な剥離ができる感圧接着
層同士の剥離強度としては10〜200gf/30mm
であり、それより低いと郵送中などに剥離してしまうト
ラブルが発生しやすく、それより高いと剥離する場合に
紙が破れるなどのトラブルが発生しやすい。感圧強接着
層間の接着強度は、接着剤層間の剥離強度より十分高い
ことが必要で、接着強度の範囲としては高すぎるという
ことはなく、剥離時に紙が破壊するほど強接着しても差
し支えない。表には感圧接着層同士/感圧強接着層同士
を重ね合わせた場合の剥離強度を列記する。
【0086】[剥離感]圧着試験に用いた2枚重ねの圧
着性記録シートから得た積層シートを、手で端部から剥
離して剥離感を確認した。容易に一様に剥離できる場合
を剥離性優、剥離がやや重く、剥離に抵抗のある場合、
あるいは剥離が軽すぎて接着性に難がある場合を剥離性
並、剥離できないほど接着している場合を剥離性劣で判
定した。
着性記録シートから得た積層シートを、手で端部から剥
離して剥離感を確認した。容易に一様に剥離できる場合
を剥離性優、剥離がやや重く、剥離に抵抗のある場合、
あるいは剥離が軽すぎて接着性に難がある場合を剥離性
並、剥離できないほど接着している場合を剥離性劣で判
定した。
【0087】[インク移り]剥離感の試験後の圧着記録
シートの印字面において、印字面の汚れを測定した。印
字性の試験で印字した文字上に対面の印字部分のインク
移りが発生し、文字の汚れがある確率(%)を計算して
インク移りの評価とした。
シートの印字面において、印字面の汚れを測定した。印
字性の試験で印字した文字上に対面の印字部分のインク
移りが発生し、文字の汚れがある確率(%)を計算して
インク移りの評価とした。
【0088】それぞれの試験の結果を、下記表1に示し
た。
た。
【0089】
【表1】
【0090】評価: 実施例において得られた両面圧着性記録シートは印字
性、圧着性、剥離性に優れ、且つ剥離した後でも発色部
分のインクが対面に移るなど弊害がなく、優れた記録
性、取扱性を有し、かつ圧着性記録シート自体が複写に
より発色しているため印字と同時に控えをとることがで
きる。
性、圧着性、剥離性に優れ、且つ剥離した後でも発色部
分のインクが対面に移るなど弊害がなく、優れた記録
性、取扱性を有し、かつ圧着性記録シート自体が複写に
より発色しているため印字と同時に控えをとることがで
きる。
【0091】これに対して、発色性を有さない比較例1
〜4の両面圧着性記録シートは、インクドットプリンタ
ーにより印字しても、圧着時においてインクが重なり合
った対面に移行してしまうため、剥離した後、印字が非
常に読み取りにくくなった。無機顕色剤を用いた場合
は、感圧発色性が良好でないばかりでなく、発色性を向
上させるために無機顕色剤の含有量を増加させると感圧
接着性が低下するという致命的な問題があった。比較例
5の感圧記録紙の下用紙は、圧着性を有さないことは当
然である。
〜4の両面圧着性記録シートは、インクドットプリンタ
ーにより印字しても、圧着時においてインクが重なり合
った対面に移行してしまうため、剥離した後、印字が非
常に読み取りにくくなった。無機顕色剤を用いた場合
は、感圧発色性が良好でないばかりでなく、発色性を向
上させるために無機顕色剤の含有量を増加させると感圧
接着性が低下するという致命的な問題があった。比較例
5の感圧記録紙の下用紙は、圧着性を有さないことは当
然である。
【0092】
【発明の効果】本発明の発色型の圧着性記録シートにお
いては、感圧接着層を重ね合わせて圧着することにより
親展はがきなどに用いられる積層シートの作成が可能で
ある。この圧着は剥離可能な接着であり、端部から剥離
しようとすれば容易に剥離する事が出来る。このため、
印字した情報を外部に公開、露出することなく取り扱う
ことができ、且つ必要に応じて剥離可能な接着部分を剥
離することにより、内部に印字した情報を読むことがで
きる。印字は、感圧記録による発色性の感圧接着層が発
色した情報であるため、印字と同時に複写がとれるとと
もに、圧着により一体化を行っても、インクドットプリ
ンターで印字した情報が対面に移行したりせず、安価に
確実に親展型の剥離性葉書を製造できる。有機顕色剤を
用いているため、感圧接着性をほとんど低下させずに感
圧記録を行うことが可能である。また、記録方法が感圧
記録であるためインクの定着に熱や光を用いないので感
圧接着層の劣化を招くことがない。本発明は、剥離性葉
書のほかに、連続伝票用、貼り付け伝票、ラベル、記録
用、無塵記録紙など多くの用途に用いることができ、工
業的意義の大きいものである。
いては、感圧接着層を重ね合わせて圧着することにより
親展はがきなどに用いられる積層シートの作成が可能で
ある。この圧着は剥離可能な接着であり、端部から剥離
しようとすれば容易に剥離する事が出来る。このため、
印字した情報を外部に公開、露出することなく取り扱う
ことができ、且つ必要に応じて剥離可能な接着部分を剥
離することにより、内部に印字した情報を読むことがで
きる。印字は、感圧記録による発色性の感圧接着層が発
色した情報であるため、印字と同時に複写がとれるとと
もに、圧着により一体化を行っても、インクドットプリ
ンターで印字した情報が対面に移行したりせず、安価に
確実に親展型の剥離性葉書を製造できる。有機顕色剤を
用いているため、感圧接着性をほとんど低下させずに感
圧記録を行うことが可能である。また、記録方法が感圧
記録であるためインクの定着に熱や光を用いないので感
圧接着層の劣化を招くことがない。本発明は、剥離性葉
書のほかに、連続伝票用、貼り付け伝票、ラベル、記録
用、無塵記録紙など多くの用途に用いることができ、工
業的意義の大きいものである。
【図1】本発明の圧着性記録シートの断面図
【図2】本発明の両面圧着性記録シートの断面図
【図3】本発明の圧着記録シートの断面図
【図4】本発明の帳票の一例の断面図
1 不透明支持体 2 感圧接着層 3 圧着性記録シート 4 感圧強接着層 5 両面圧着性記録シート 6 積層シート 7 剥離可能な接着部分 8 感圧記録紙の上用紙 9 帳票
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/124 - 5/165 B42D 15/00 - 15/04
Claims (4)
- 【請求項1】 不透明支持体の片面に、通常の状態では
接着性、粘着性ともに示さずに接着剤の塗布面同士を対
向させて加圧することにより剥離可能に接着し得る感圧
接着層を設けた圧着性記録シートにおいて、該感圧接着
層が電子受容性有機顕色剤を含有するとともに、該不透
明支持体の該感圧接着層が設けられた面と反対側の面
に、通常の状態では接着性も粘着性も示さずに、該反対
側の面に設けられている接着剤の塗布面同士を対向させ
て加圧することにより実質的に再剥離不可能に接着し得
る感圧強接着層が設けられたことを特徴とする両面圧着
性記録シート。 - 【請求項2】 電子受容性有機顕色剤が、サリチル酸ま
たはその誘導体、サリチル酸系樹脂、またはそれらの多
価金属塩の群から選ばれる1種以上の電子受容性有機顕
色剤であることを特徴とする請求項1記載の圧着性記録
シート。 - 【請求項3】 該請求項1記載の両面圧着性記録シート
をZ字状に3つ折りに折り畳み、該圧着性記録シートの
電子受容性有機顕色剤を含有する感圧接着層同士及び該
反対側の面に設けられている接着剤の塗布面同士を対向
させ圧着して一体化してなる積層シート。 - 【請求項4】 該請求項1記載の両面圧着性記録シート
の感圧接着層面と、電子供与性発色剤内包マイクロカプ
セルを支持体裏面に塗布した感圧記録紙の該マイクロカ
プセル塗設面とを組合わせた帳票。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27077094A JP3349844B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 再剥離可能な圧着性の記録シートおよび帳票 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27077094A JP3349844B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 再剥離可能な圧着性の記録シートおよび帳票 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08132732A JPH08132732A (ja) | 1996-05-28 |
JP3349844B2 true JP3349844B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=17490760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27077094A Expired - Fee Related JP3349844B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 再剥離可能な圧着性の記録シートおよび帳票 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3349844B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP27077094A patent/JP3349844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08132732A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
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