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JP3348656B2 - 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 - Google Patents

窒化ガリウム系化合物半導体発光素子

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Publication number
JP3348656B2
JP3348656B2 JP23636498A JP23636498A JP3348656B2 JP 3348656 B2 JP3348656 B2 JP 3348656B2 JP 23636498 A JP23636498 A JP 23636498A JP 23636498 A JP23636498 A JP 23636498A JP 3348656 B2 JP3348656 B2 JP 3348656B2
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JP
Japan
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gallium nitride
compound semiconductor
buffer layer
based compound
sapphire substrate
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JP23636498A
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勝英 真部
久喜 加藤
勇 赤崎
和政 平松
浩 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Japan Science and Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd, Japan Science and Technology Corp filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窒化ガリウム系化合物半
導体発光素子に関する。
【0002】
【従来技術】従来、有機金属化合物気相成長法(以下
「MOVPE」と記す)を用いて、窒化ガリウム系化合
物半導体(AlX Ga1-X N;X=0 を含む) 薄膜をサフ
ァイア基板上に気相成長させることや、その窒化ガリウ
ム系化合物半導体薄膜を発光層とする発光素子が研究さ
れている。窒化ガリウム系化合物半導体の単結晶ウエハ
ーが容易に得られないことから、窒化ガリウム系化合物
半導体をそれと格子定数の近いサファイア基板上にエピ
タキシャル成長させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サファイア
と発光層としての窒化ガリウム系化合物半導体との格子
不整合や、ガリウムと窒素の蒸気圧が大きく異なるた
め、良質な窒化ガリウム系化合物半導体結晶が得られな
いとう問題があり、このため、青色発光の発光効率の高
い発光素子が得られなかった。
【0004】したがって、本発明は、上記の課題を解決
するために成されたものであり、その目的とするところ
は、サファイア基板上に成長させる窒化ガリウム系化合
物半導体の結晶性を向上させることで発光効率の高い青
色の発光素子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明は、サファイア基板上に窒化ガリウム
系化合物半導体層(Alx Ga1-x N;X=0を含む)
を有する発光素子において、サファイア基板上に成長温
度400 ℃以上600 ℃未満で膜厚100 Å以上500Å未満の
厚さに成長された、結晶構造を無定形結晶中に存在割合
が1〜90%である微結晶又は多結晶の混在した窒化ア
ルミニウム(AlN)から成るウルツァイト構造とする
バッファ層と、バッファ層上に形成された複数の窒化ガ
リウム系化合物半導体層(Alx Ga1-x N;X=0を
含む)とから成る窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
である。又、請求項2の発明は、サファイア基板上に窒
化ガリウム系化合物半導体層(Al x Ga 1-x N;X=
0を含む)を有する発光素子において、サファイア基板
上に成長温度400 ℃以上600 ℃未満で膜厚100 Å以上50
0 Å未満の厚さに成長された、結晶構造を無定形結晶中
に大きさが0.1μm以下の微結晶又は多結晶の混在し
たウルツァイト構造とする窒化アルミニウム(AlN)
から成るバッファ層と、バッファ層上に形成された複数
の窒化ガリウム系化合物半導体層(Al x Ga 1-x N;
X=0を含む)とから成る窒化ガリウム系化合物半導体
発光素子である。請求項3の発明は、請求項2の発明に
おいて、微結晶又は多結晶の存在割合は1〜90%であ
ることを特徴とする。 請求項4の発明は、請求項1乃至
請求項3の何れか1項の発明において、バッファ層は有
機金属化合物気相成長法により形成されることを特徴と
する。
【0006】
【作用及び効果】サファイア基板上に、成長温度400 ℃
以上600 ℃未満で、膜厚100 Å以上500Å未満の厚さに
成長され、結晶構造を無定形結晶中に存在割合が1〜9
0%である微結晶又は多結晶の混在したウルツァイト構
造とする窒化アルミニウム(AlN)から成るバッファ
層を設けたため、そのバッファ層上に成長する窒化ガリ
ウム系化合物半導体の結晶性が良くなった。同様に、サ
ファイア基板上に、成長温度400 ℃以上600 ℃未満で、
膜厚100 Å以上500 Å未満の厚さに成長され、結晶構造
を無定形結晶中に大きさが0.1μm以下の窒化アルミ
ニウム(AlN)から成るバッファ層を設けたため、そ
のバッファ層上に成長する窒化ガリウム系化合物半導体
の結晶性が良くなった。又、本発明の発光素子は、同様
な構成のバッファ層を設けたため、青色発光特性が改善
された。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は本発明を実施するための気相
成長装置の構成を示した断面図である。石英管10はそ
の左端でOリング15でシールされてフランジ14に当
接し、緩衝材38と固定具39を用い、ボルト46,4
7とナット48,49等により数箇所にてフランジ14
に固定されている。又、石英管10の右端はOリング4
0でシールされてフランジ27に螺子締固定具41,4
2により固定されている。
【0008】石英管10で囲われた内室11には、反応
ガスを導くライナー管12が配設されている。そのライ
ナー管12の一端13はフランジ14に固設された保持
プレート17で保持され、その他端16の底部18は保
持脚19で石英管10に保持されている。石英管10の
X軸方向に垂直なライナー管12の断面は、図2〜図5
に示すように、X軸方向での位置によって異なる。即
ち、反応ガスはX軸方向に流れるが、ガス流の上流側で
は円形であり、下流側(X軸正方向)に進むに従って、
紙面に垂直な方向(Y軸方向)を長軸とし、長軸方向に
拡大され、短軸方向に縮小された楕円形状となり、サセ
プタ20を載置するやや上流側のA位置では上下方向
(Z軸)方向に薄くY軸方向に長い偏平楕円形状となっ
ている。A位置におけるIV−IV矢視方向断面図における
開口部のY軸方向の長さは 7.0cmであり、Z軸方向の長
さは 1.2cmである。
【0009】ライナー管12の下流側には、サセプタ2
0を載置するX軸に垂直な断面形状が長方形の試料載置
室21が一体的に連設されている。その試料載置室21
の底部22にサセプタ20が載置される。そのサセプタ
20はX軸に垂直な断面は長方形であるが、その上面2
3はX軸に対して緩やかにZ軸正方向に傾斜している。
そのサセプタ20の上面23に試料、即ち、長方形のサ
ファイア基板50が載置されるが、そのサファイア基板
50とそれに面するライナー管12の上部管壁24との
間隙は、上流側で12mm,下流側で 4mmである。
【0010】サセプタ20には操作棒26が接続されて
おり、フランジ27を取り外してその操作棒26によ
り、サファイア基板50を載置したサセプタ20を試料
載置室21へ設置したり、結晶成長の終わった時に、試
料載置室21からサセプタ20を取り出せるようになっ
ている。又、ライナー管12の上流側には、第1ガス管
28が開口し、第2ガス管29は端部で封止されて第1
ガス管28を覆っている。そして、それらの両管28,
29は同軸状に2重管構造をしている。第1ガス管28
の第2ガス管29から突出した部分と第2ガス管29の
側周部には、多数の穴30が開けられており、第1ガス
管28と第2ガス管29により導入された反応ガスは、
それぞれ、多数の穴30を介してライナー管12の内部
に吹出される。そして、そのライナー管12の内部で、
両反応ガスは初めて混合される。
【0011】その第1ガス管28は第1マニホールド3
1に接続され、第2ガス管29は第2マニホールド32
に接続されている。そして、第1マニホールド31には
NH3 の供給系統Hとキャリアガスの供給系統Iとトリ
メチルガリウム(以下「TMG」と記す)の供給系統J
とトリメチルアルミニウム(以下「TMA」と記す)の
供給系統Kとが接続され、第2マニホールド32にはキ
ャリアガスの供給系統Iとジエチル亜鉛(以下「DE
Z」と記す)の供給系統Lとが接続されている。
【0012】又、石英管10の外周部には冷却水を循環
させる冷却管33が形成され、その外周部には高周波電
界を印加するための高周波コイル34が配設されてい
る。又、ライナー管12はフランジ14を介して外部管
35と接続されており、その外部管35からはキャリア
ガスが導入されるようになっている。又、試料載置室2
1には、側方から導入管36がフランジ14を通過して
外部から伸びており、その導入管36内に試料の温度を
測定する熱電対43とその導線44,45が配設されて
おり、試料温度を外部から測定できるように構成されて
いる。このような装置構成により、第1ガス管28で導
かれたNH3 とTMGとTMAとH2 との混合ガスと、
第2ガス管29で導かれたDEZとH2 との混合ガスが
それらの管の出口付近で混合され、その混合反応ガスは
ライナー管12により試料載置室21へ導かれ、サファ
イア基板50とライナー管12の上部管壁24との間で
形成された間隙を通過する。この時、サファイア基板5
0上の反応ガスの流れが均一となり、場所依存性の少な
い良質な結晶が成長する。
【0013】N型のAlX Ga1-X N薄膜を形成する場
合には、第1ガス管28だけから混合ガスを流出させれ
ば良く、I型のAlX Ga1-X N薄膜を形成する場合に
は、第1ガス管28と第2ガス管29とからそれぞれの
混合ガスを流出させれば良い。I型のAlX Ga1-X
薄膜を形成する場合には、ドーパントガスであるDEZ
は第1ガス管28から流出する反応ガスとサファイア基
板50の近辺のライナー間12の内部で初めて混合され
ることになる。そして、DEZはサファイア基板50に
吹き付けられ熱分解し、ドーパント元素は成長するAl
X Ga1-X Nにドーピングされて、I型のAlX Ga
1-X Nが得られる。この場合、第1ガス管28と第2ガ
ス管29とで分離して、反応ガスとドーパントガスがサ
ファイア基板50の付近まで導かれるので、良好なドー
ピングが行われる。
【0014】次に本装置を用いて、サファイア基板50
上に次のようにして結晶成長をおこなった。まず、有機
洗浄及び熱処理により洗浄した(0001)面を主面とする単
結晶のサファイア基板50をサセプタ20に装着する。
次に、H2 を 0.3 liter/分で、第1ガス管28及び第
2ガス管29及び外部管35を介してライナー管12に
流しながら、温度1100℃でサファイア基板50を気相エ
ッチングした。次に温度を650 ℃まで低下させて、第1
ガス管28からH2 を 3 liter/分、NH3 を 2 liter
/分、15℃のTMAを50cc/分で2分間供給した。
【0015】この成長工程で、図6に示すように、Al
Nのバッファ層51が約300 Åの厚さに形成された。こ
のバッファ層のRHEED 像を測定した。その結果を図7に
示す。図7のRHEED 像から、結晶構造は非単結晶、即
ち、アモルファス、微結晶、多結晶となっていることが
理解される。
【0016】又、上記装置を用いて他のサファイア基板
上に成長温度650 ℃で膜厚を50〜1000Å範囲で変化させ
て、各種のAlNのバッファ層を形成した。その時の表
面のRHEED 像を測定した。その結果を図8(a),(b) に示
す。膜厚が100 Å以下だと単結晶性が強く、膜厚が500
Å以上だと多結晶性が強くなっている。又、AlNのバ
ッファ層の膜厚が50〜1000Å範囲の上記の各種の試料に
おいて、試料温度を 970℃に保持し、第1ガス管28か
らH2 を 2.5 liter/分、NH3 を 1.5liter/分、−
15℃のTMGを100 cc/分で60分間供給し、図9に示
すように、膜厚約 7μmのN型のGaNから成るN層5
2をそれぞれ形成した。そして、このN層52のSEM 像
及びRHEED 像を測定した。その結果を図10(a),(b) 、
図11(a),(b) に示す。SEM 像の倍率は4100倍である。
バッファ層51の膜厚が100 Å以下だどN層52はピッ
トの発生した状態となり、バッファ層51の膜厚が500
Å以上においてもN層52は100 Å以下と同じ状態とな
る。従って、結晶性の良いN層を得るには、AlNのバ
ッファ層51の膜厚は100 〜500 Åの範囲が望ましい。
【0017】又、他の試料として、サファイア基板上
に、膜厚300 ÅのAlNのバッファ層を成長温度を300
〜1200℃の範囲で変化させて、各種成長させた。そし
て、同様にAlNのバッファ層のRHEED 像を測定した。
その結果を12図(a),(b) に示す。このことから、成長
温度が300 ℃以下であるとAlNバッファ層の所望の膜
厚が得られず、成長温度が900 ℃以上となるとAlNの
結晶化が進んでしまい所望の膜質が得られないことが分
る。
【0018】更に、上記の膜厚300 ÅのAlNのバッフ
ァ層を成長温度300 〜1200℃の範囲で成長させた各種試
料に対し、さらにAlNのバッファ層上に、上記と同一
条件で、膜厚約 7μmのN型のGaNから成るN層を成
長させた。そして、このN層のSEM 像及びRHEED 像を測
定した。その結果を図13(a),(b) 、図14(a),(b)に
示す。SEM 像の倍率は3700倍である。AlNのバッファ
層の成長温度を400 ℃より低くすると、N型のGaNか
ら成るN層はピットが発生した結晶となり、AlNのバ
ッファ層の成長温度を 900℃以上とすると、六角形のモ
ホロジーをもつ結晶となる。その結果から、結晶性の良
いN層を得るには、AlNのバッファ層の成長温度は40
0 〜900 ℃が望ましいことが分る。
【0019】尚、上記の実験により、AlNのバッファ
層の結晶構造は、無定形構造の中に、多結晶又は微結晶
が混在したウルツァイト構造であるときに、その上に成
長するGaN層の結晶性が良くなることが分かった。そ
して、その多結晶又は微結晶の存在割合は1〜90%が
良いことや、その大きさは0.1 μm以下であることが望
ましいことが分かった。このような結晶構造のAlNの
バッファ層の形成は、膜厚や成長温度が上記条件の他、
反応ガス流量として15℃のTMAが0.1 〜1000cc/
分、NH3 が100cc 〜10liter/分、H2 が1 liter 〜50
liter/分の範囲で行ったが、いずれもウルツァイト構造
が得られた。
【0020】次に、発光ダイオードの作成方法について
説明する。次に本装置を用いて、図15に示す構成に、
サファイア基板60上に次のようにして結晶成長をおこ
なった。上記と同様にして、単結晶のサファイア基板6
0上に、成長温度650 ℃で、第1ガス管28からH2
3liter /分、NH3 を 2liter /分、15℃のTMA
を500cc/分で1分間供給して350 ÅのAlNのバッ
ファ層61を形成した。次に、1分経過した時にTMA
の供給を停止して、サファイア基板60の温度を970℃
に保持し、第1ガス管28からH2 を 2.5liter /分、
NH3 を 1.5liter /分、−15℃のTMGを 100cc/
分で60分間供給し、膜厚約 7μmのN型のGaNから成
るN層62を形成した。そのN層62の形成されたサフ
ァイア基板60を気相成長装置から取り出し、N層62
の主面にホトレジストを塗布して所定パターンのマスク
を使って露光した後エッチングを行って所定パターンの
ホトレジストを得た。
【0021】次に、このホトレジストをマスクにして膜
厚 100Å程度のSi02 膜63をパターン形成した。そ
の後、ホトレジストを除去しSi02 膜63のみがパタ
ーン形成されたサファイア基板60を洗浄後、再度、サ
セプタ20に装着し気相エッチングした。そして、サフ
ァイア基板60の温度を 970℃に保持し、第1ガス管2
8からは、H2 を 2.5liter /分、NH3 を 1.5liter
/分、−15℃のTMGを 100cc/分供給し、第2ガス
管29からは、30℃のDEZを 500cc/分で5分間供
給して、I型のGaNから成るI層64を膜厚 1.0μm
に形成した。
【0022】この時、GaNの露出している部分は、単
結晶のI型のGaNが成長しI層64が得られるが、S
i02 膜63の上部には多結晶のGaNから成る導電層
65が形成される。その後、反応室20からサファイア
基板60を取り出し、I層64と導電層65の上にアル
ミニウム電極66、67を蒸着し、サファイア基板60
を所定の大きさにカッティングして発光ダイオードを形
成した。この場合、電極66はI層64の電極となり、
電極67は導電層65と極めて薄いSi02 膜63を介
してN層62の電極となる。そして、I層64をN層6
2に対し正電位とすることにより、接合面から光が発光
する。このようにして得られた発光ダイオードは発光波
長485 nmで、光度10 mcdであった。AlNバッファ層を
単結晶で形成したものに比べて、発光光度において、1
0倍の改善が見られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに使用した気相成長装置の
構成図
【図2】同実施例のライナー管の断面図
【図3】同実施例のライナー管の断面図
【図4】同実施例のライナー管の断面図
【図5】同実施例のライナー管の断面図
【図6】結晶成長される半導体の構成を示した断面図
【図7】AlNのバッファ層のRHEED による結晶構造を
示した写真
【図8】AlNのバッファ層の膜厚を変化させたときの
AlNのバッファ層のRHEED による結晶構造を示した写
【図9】N型GaN層の成長した半導体の構造を示した
断面図
【図10】AlNのバッファ層の膜厚を変化させて、そ
のバッファ層上に成長させたGaN層の顕微鏡(SEM)に
よる結晶構造を示した写真
【図11】AlNのバッファ層の膜厚を変化させて、そ
のバッファ層上に成長させたGaN層のRHEED による結
晶構造を示した写真
【図12】成長温度を変化させて成長させたAlNバッ
ファ層のRHEED による結晶構造を示した写真
【図13】成長温度を変化させて成長させた各種のAl
Nバッファ層上に成長させたGaN層の顕微鏡(SEM)に
よる結晶構造を示した写真
【図14】成長温度を変化させて成長させた各種のAl
Nバッファ層上に成長させたGaN層のRHEED による結
晶構造を示した写真
【図15】発光ダイオードを作成する場合の結晶構造を
示した断面図
【符号の説明】
10─石英管 12─ライナー管 20─サセプタ 21─試料載置室 28─第1ガス管 29─第2ガス管 50、60─サファイア基板 51、61─AlNバッファ層 52、62─N層 53、63─I層 64─導電層 65、66─電極 H─NH3 の供給系統 I─キャリアガスの供給系統 J─TMGの供給系統 K─TMAの供給系統 L─DEZの供給系統
フロントページの続き (73)特許権者 396020800 科学技術振興事業団 埼玉県川口市本町4丁目1番8号 (72)発明者 真部 勝英 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 加藤 久喜 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 赤崎 勇 愛知県名古屋市千種区不老町(番地な し) 名古屋大学内 (72)発明者 平松 和政 愛知県名古屋市千種区不老町(番地な し) 名古屋大学内 (72)発明者 天野 浩 愛知県名古屋市千種区不老町(番地な し) 名古屋大学内 (56)参考文献 日本結晶成長学会誌,Vol.15,N o.3,4,pp.334−342(1988) 日本結晶成長学会誌,Vol.13,N o.4,pp.218−225(1986)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サファイア基板上に窒化ガリウム系化合物
    半導体層(Alx Ga1-x N;X=0を含む)を有する
    発光素子において、 前記サファイア基板上に成長温度400 ℃以上600 ℃未満
    で膜厚100 Å以上500Å未満の厚さに成長された、結晶
    構造を無定形結晶中に存在割合が1〜90%である微結
    晶又は多結晶の混在したウルツァイト構造とする窒化ア
    ルミニウム(AlN)から成るバッファ層と、 前記バッファ層上に形成された複数の窒化ガリウム系化
    合物半導体層(AlxGa1-x N;X=0を含む)とか
    ら成る窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  2. 【請求項2】サファイア基板上に窒化ガリウム系化合物
    半導体層(Al x Ga 1-x N;X=0を含む)を有する
    発光素子において、 前記サファイア基板上に成長温度400 ℃以上600 ℃未満
    で膜厚100 Å以上500Å未満の厚さに成長された、結晶
    構造を無定形結晶中に大きさが0.1μm以下の微結晶
    又は多結晶の混在したウルツァイト構造とする窒化アル
    ミニウム(AlN)から成るバッファ層と、 前記バッファ層上に形成された複数の窒化ガリウム系化
    合物半導体層(Al x Ga 1-x N;X=0を含む)とか
    ら成る窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  3. 【請求項3】前記微結晶又は前記多結晶の存在割合は1
    〜90%であることを特徴とする請求項2に記載の窒化
    ガリウム系化合物半導体発光素子。
  4. 【請求項4】前記バッファ層は有機金属化合物気相成長
    法により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れか1項に記載の窒化ガリウム系化合物半導体
    発光素子。
JP23636498A 1989-03-01 1998-08-07 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 Expired - Lifetime JP3348656B2 (ja)

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