JP3345927B2 - デイーゼルエンジン排気の浄化方法 - Google Patents
デイーゼルエンジン排気の浄化方法Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デイーゼルエンジンか
ら排出される排気中の有害成分であるNOX、CO及び
HCをを効果的に低減する排気浄化方法に関するもので
ある。
ら排出される排気中の有害成分であるNOX、CO及び
HCをを効果的に低減する排気浄化方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】技術上良く知られているように、自動車
用のエンジン、特にガソリンエンジンにおいては、白金
(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の
貴金属触媒成分の少なくとも一種以上をモノリス担体等
適宜の担体に担持させた三元触媒又は酸化触媒が広く採
用されている。同三元触媒は、ガソリンエンジンが理論
空燃費近傍で運転されている場合、排気中の有害成分で
あるHC、CO、NOXを夫々効果的に浄化することが
できるが、燃費の改善を主目的として空燃費を大きくし
た所謂リーンバーンの場合は、排気中の酸素量が増加す
るためにNOXの還元浄化が有効に行なわれない欠点が
ある。また、デイーゼルエンジンにおいては、排気中に
上記リーンバーンの場合より更に多量の酸素即ち通常1
0%程度の酸素が含まれているため、上記三元触媒によ
つてNOXを浄化することは一層困難であると謂われて
いる。
用のエンジン、特にガソリンエンジンにおいては、白金
(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の
貴金属触媒成分の少なくとも一種以上をモノリス担体等
適宜の担体に担持させた三元触媒又は酸化触媒が広く採
用されている。同三元触媒は、ガソリンエンジンが理論
空燃費近傍で運転されている場合、排気中の有害成分で
あるHC、CO、NOXを夫々効果的に浄化することが
できるが、燃費の改善を主目的として空燃費を大きくし
た所謂リーンバーンの場合は、排気中の酸素量が増加す
るためにNOXの還元浄化が有効に行なわれない欠点が
ある。また、デイーゼルエンジンにおいては、排気中に
上記リーンバーンの場合より更に多量の酸素即ち通常1
0%程度の酸素が含まれているため、上記三元触媒によ
つてNOXを浄化することは一層困難であると謂われて
いる。
【0003】更に、種々の天然又は合成ゼオライトを担
体として、その成分中のナトリウム(Na)及び水素イ
オンの少なくとも一部分を銅(Cu)等遷移金属イオン
と交換した還元触媒(以下ゼオライト触媒という)が、
デイーゼルエンジンの排気中におけるNOXの浄化に有
効であると謂われている。しかしながら、従来提案され
ている種々のゼオライト触媒は、元来触媒の活性度が高
い400°C程度の高温領域において、比較的多量のH
Cを有する排気を、比較的少ない単位時間当たりの流量
で所与容積の触媒に接触させた場合にのみ非常に優れた
NOX浄化性能を発揮することができるが、排気温度が
上記400°Cより可成低い例えば250°Cで、しか
もHCの含有量が少ない排気を単位時間当たり多量に所
与容積の触媒に接触させた場合は、排気中のNOX浄化
性能が著しく低減する一般的傾向がある。
体として、その成分中のナトリウム(Na)及び水素イ
オンの少なくとも一部分を銅(Cu)等遷移金属イオン
と交換した還元触媒(以下ゼオライト触媒という)が、
デイーゼルエンジンの排気中におけるNOXの浄化に有
効であると謂われている。しかしながら、従来提案され
ている種々のゼオライト触媒は、元来触媒の活性度が高
い400°C程度の高温領域において、比較的多量のH
Cを有する排気を、比較的少ない単位時間当たりの流量
で所与容積の触媒に接触させた場合にのみ非常に優れた
NOX浄化性能を発揮することができるが、排気温度が
上記400°Cより可成低い例えば250°Cで、しか
もHCの含有量が少ない排気を単位時間当たり多量に所
与容積の触媒に接触させた場合は、排気中のNOX浄化
性能が著しく低減する一般的傾向がある。
【0004】一方、トラツク等に搭載されているデイー
ゼルエンジンの排気は、貨物を満載した状態で急な坂道
を登坂する場合等稀に発生する全力運転時又はこれに近
い運転状態においてのみ500°C以上になり、排気中
のNOX環境保全上特に問題となつている都市内走行で
は、排気温度は通常略300°C前後に過ぎず、しかも
デイーゼルエンジンの排気には、上記ゼオライト触媒の
活性化に必要なHCの含有量が本質的に少なく、反対に
NOXの還元を妨げる酸素含有量が前記のように極めて
多いという悪条件下にある。したがつて、従来知られて
いるゼオライト触媒単独では、トラツク等車両用デイー
ゼルエンジンの排気中に含まれているNOXを効果的に
浄化することは、実際上極めて困難である。
ゼルエンジンの排気は、貨物を満載した状態で急な坂道
を登坂する場合等稀に発生する全力運転時又はこれに近
い運転状態においてのみ500°C以上になり、排気中
のNOX環境保全上特に問題となつている都市内走行で
は、排気温度は通常略300°C前後に過ぎず、しかも
デイーゼルエンジンの排気には、上記ゼオライト触媒の
活性化に必要なHCの含有量が本質的に少なく、反対に
NOXの還元を妨げる酸素含有量が前記のように極めて
多いという悪条件下にある。したがつて、従来知られて
いるゼオライト触媒単独では、トラツク等車両用デイー
ゼルエンジンの排気中に含まれているNOXを効果的に
浄化することは、実際上極めて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来三元触
媒は酸素の存在下ではNOXを分解しないという技術常
識にもかかわらず、一部の三元触媒、特に白金(Pt)
を含有するものでは、約10%の酸素存在下で、ある温
度領域において、HCを還元剤としてNOXを分解する
ことができるという発見に基づくものである。この新た
な知見に基づき、本発明は、上記三元触媒のHC及びC
O酸化能力と、低温におけるNOX分解能力とを利用
し、従来浄化が困難であつたデイーゼルエンジンの排気
中に含まれているNOX及びHC、COを夫々効果的に
除去することができる排気浄化方法を提供することを目
的とするものである。
媒は酸素の存在下ではNOXを分解しないという技術常
識にもかかわらず、一部の三元触媒、特に白金(Pt)
を含有するものでは、約10%の酸素存在下で、ある温
度領域において、HCを還元剤としてNOXを分解する
ことができるという発見に基づくものである。この新た
な知見に基づき、本発明は、上記三元触媒のHC及びC
O酸化能力と、低温におけるNOX分解能力とを利用
し、従来浄化が困難であつたデイーゼルエンジンの排気
中に含まれているNOX及びHC、COを夫々効果的に
除去することができる排気浄化方法を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために創案されたもので、デイーゼルエンジンの
運転状態に適宜量(零を含む)のHCを添加した排気の
通路内に、結晶性シリケートにCu等の遷移金属を含有
させた第1の触媒を配置すると共に、同第1触媒の下流
側に、適宜の担体にPt、Pd、Rh等の触媒成分を担
持させた三元触媒からなる第2の触媒を配置し、更に上
記第1触媒が、200〜500°Cの温度範囲に最大の
NOX浄化点を有すると共に、そのHCライトオフ温度
が上記第2触媒のHCライトオフ温度より高く、かつそ
の温度差が150°C以下の触媒であり、また上記第2
触媒は、そのHCライトオフ温度が150〜350°C
で、かつそのCOライトオフ温度が上記HCライトオフ
温度より低い触媒であることを特徴とするデイーゼルエ
ンジン排気の浄化方法を提案するものである。
成するために創案されたもので、デイーゼルエンジンの
運転状態に適宜量(零を含む)のHCを添加した排気の
通路内に、結晶性シリケートにCu等の遷移金属を含有
させた第1の触媒を配置すると共に、同第1触媒の下流
側に、適宜の担体にPt、Pd、Rh等の触媒成分を担
持させた三元触媒からなる第2の触媒を配置し、更に上
記第1触媒が、200〜500°Cの温度範囲に最大の
NOX浄化点を有すると共に、そのHCライトオフ温度
が上記第2触媒のHCライトオフ温度より高く、かつそ
の温度差が150°C以下の触媒であり、また上記第2
触媒は、そのHCライトオフ温度が150〜350°C
で、かつそのCOライトオフ温度が上記HCライトオフ
温度より低い触媒であることを特徴とするデイーゼルエ
ンジン排気の浄化方法を提案するものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図7、及び
第1表について具体的に説明する。先ず、図1におい
て、符号10はトラツク用デイーゼルエンジンのクラン
クケース内に形成されたシリンダを概念的に示し、12
は同シリンダ内に摺動自在に嵌装されたピストン、14
はシリンダヘツドを示す。
第1表について具体的に説明する。先ず、図1におい
て、符号10はトラツク用デイーゼルエンジンのクラン
クケース内に形成されたシリンダを概念的に示し、12
は同シリンダ内に摺動自在に嵌装されたピストン、14
はシリンダヘツドを示す。
【0008】上記シリンダヘツド14内に吸気管16に
連通する吸気ポート18と排気管20に連通する排気ポ
ート22とが設けられている。上記吸気ポート18は吸
気弁24によつてシリンダ10との連通を制御され、ま
た排気ポート22は排気弁26によつてシリンダ10と
の連通を制御される。上記排気管20内に触媒コンバー
タ28が介装され、同触媒コンバータ28の内部には、
上流側にゼオライト触媒即ち第1触媒A、下流側に三元
触媒即ち第2触媒Bが近接して配設されている。
連通する吸気ポート18と排気管20に連通する排気ポ
ート22とが設けられている。上記吸気ポート18は吸
気弁24によつてシリンダ10との連通を制御され、ま
た排気ポート22は排気弁26によつてシリンダ10と
の連通を制御される。上記排気管20内に触媒コンバー
タ28が介装され、同触媒コンバータ28の内部には、
上流側にゼオライト触媒即ち第1触媒A、下流側に三元
触媒即ち第2触媒Bが近接して配設されている。
【0009】また、上記触媒コンバータ28より上流側
の排気管20にHCインジエクタ30が設けられ、同イ
ンジエクタ30はエンジンの運転状態例えば回転数、負
荷、排気温度等に応じてHC噴射量を設定するコントロ
ーラ32によつて駆動され、HC源34内のHCを排気
管20内に噴射する。上記HC源34内には、メタン、
プロパン、ブタン、或いはエンジンの燃料等適宜のHC
(炭化水素)が貯留されている。
の排気管20にHCインジエクタ30が設けられ、同イ
ンジエクタ30はエンジンの運転状態例えば回転数、負
荷、排気温度等に応じてHC噴射量を設定するコントロ
ーラ32によつて駆動され、HC源34内のHCを排気
管20内に噴射する。上記HC源34内には、メタン、
プロパン、ブタン、或いはエンジンの燃料等適宜のHC
(炭化水素)が貯留されている。
【0010】上記ゼオライト触媒Aは、天然又は合成ゼ
オライト等の結晶性シリケート中のナトリウム(Na)
及び水素(H)イオンを少なくとも一部分銅(Cu)イ
オンにより置換した触媒であり、好ましくは特許出願公
開平3−143547号に記載された触媒が用いられ
る。上記触媒は、例えば、シリカ、アルミナ等の無機酸
化物又は粘土等をバインダとし、必要に応じ有機物等の
成型助剤を加えて、粒状或いはハニカム状等適宜の形状
に成形され上記コンバータ28内に装入される。
オライト等の結晶性シリケート中のナトリウム(Na)
及び水素(H)イオンを少なくとも一部分銅(Cu)イ
オンにより置換した触媒であり、好ましくは特許出願公
開平3−143547号に記載された触媒が用いられ
る。上記触媒は、例えば、シリカ、アルミナ等の無機酸
化物又は粘土等をバインダとし、必要に応じ有機物等の
成型助剤を加えて、粒状或いはハニカム状等適宜の形状
に成形され上記コンバータ28内に装入される。
【0011】上記ゼオライト触媒Aは、例えば図5に示
されているような浄化率−温度特性を有する。同図5
は、典型的なトラツク等車両用デイーゼルエンジンの排
気を模しかつ実用上好ましい少量のHCを添加した次の
成分を有する試験ガスI(NOX:500ppm、C
O:300ppm、CO2:6%、O2:10%、H2
O:6%、C2H4:750ppm、N2:残部)を用
い、15×15×60mm(担体コージエライト:容積
13.5cc)の触媒Aに、種々の温度に調製された上
記試験ガスIを実用エンジンに対応した161/min
の流量で流してNOX、C2H4及びCOの浄化率を調
べたものである。
されているような浄化率−温度特性を有する。同図5
は、典型的なトラツク等車両用デイーゼルエンジンの排
気を模しかつ実用上好ましい少量のHCを添加した次の
成分を有する試験ガスI(NOX:500ppm、C
O:300ppm、CO2:6%、O2:10%、H2
O:6%、C2H4:750ppm、N2:残部)を用
い、15×15×60mm(担体コージエライト:容積
13.5cc)の触媒Aに、種々の温度に調製された上
記試験ガスIを実用エンジンに対応した161/min
の流量で流してNOX、C2H4及びCOの浄化率を調
べたものである。
【0012】図示のように、上記ゼオライト触媒Aは、
排気中のNOX含有量が比較的多いエンジンの運転領域
即ち触媒コンバータ28の入口における排気温度200
〜500°Cの範囲内にNOX浄化のピークを有するも
のであり、例示の場合、約350°C付近に浄化率のピ
ークがある。
排気中のNOX含有量が比較的多いエンジンの運転領域
即ち触媒コンバータ28の入口における排気温度200
〜500°Cの範囲内にNOX浄化のピークを有するも
のであり、例示の場合、約350°C付近に浄化率のピ
ークがある。
【0013】一方、上記三元触媒Bは、従来からガソリ
ンエンジンの排気浄化に広く使用されているもの、例え
ばコージエライト担体に、常法により白金(Pt)、パ
ラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等周知の触媒成分
を担持させたものを採用することができ、また次に述べ
るような金属担体上にPt、Pd、Rh等の触媒成分を
担持させた触媒(以下場合によリメタル担体触媒とい
う)を使用することができる。
ンエンジンの排気浄化に広く使用されているもの、例え
ばコージエライト担体に、常法により白金(Pt)、パ
ラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等周知の触媒成分
を担持させたものを採用することができ、また次に述べ
るような金属担体上にPt、Pd、Rh等の触媒成分を
担持させた触媒(以下場合によリメタル担体触媒とい
う)を使用することができる。
【0014】上記メタル担体触媒の製造方法の一例を簡
略に説明すると、先ず略5%のアルミニウム及び略20
%のクロムを含むステンレスは薄板にコルゲート加工を
施して作つた小ピツチの波板と平らなステンレス薄板と
を結合して一端部を軸芯とし巻物状に巻き上げて多数の
並行する小断面積の排気通路を具えた円筒体を形成した
のち、所定の温度及び時間加熱してステンレス薄板の表
面に酸化アルミニウムのウイスカを析出させる。次に、
上記円筒体を三元触媒に広く使用されている助触媒(酸
素吸蔵成分)溶液に浸漬して乾燥させ所定の温度で焼成
したのち、ジニトロジアミン白金の酸性水溶液に浸漬し
引き上げて乾燥させたうえ所定の温度で焼成する。続い
て塩化ロジウムの水溶液に浸漬し引き上げて乾燥させた
のち所定の温度で焼成する。上記工程を適数回繰返し
て、最後に水素又は水素を多量に含む還元雰囲気内で所
定の温度で還元処理を行なう。
略に説明すると、先ず略5%のアルミニウム及び略20
%のクロムを含むステンレスは薄板にコルゲート加工を
施して作つた小ピツチの波板と平らなステンレス薄板と
を結合して一端部を軸芯とし巻物状に巻き上げて多数の
並行する小断面積の排気通路を具えた円筒体を形成した
のち、所定の温度及び時間加熱してステンレス薄板の表
面に酸化アルミニウムのウイスカを析出させる。次に、
上記円筒体を三元触媒に広く使用されている助触媒(酸
素吸蔵成分)溶液に浸漬して乾燥させ所定の温度で焼成
したのち、ジニトロジアミン白金の酸性水溶液に浸漬し
引き上げて乾燥させたうえ所定の温度で焼成する。続い
て塩化ロジウムの水溶液に浸漬し引き上げて乾燥させた
のち所定の温度で焼成する。上記工程を適数回繰返し
て、最後に水素又は水素を多量に含む還元雰囲気内で所
定の温度で還元処理を行なう。
【0015】一例として、直径18.5mm、長さ50
mm、従つて容積約13.5cc(メツシユ400セ
ル)で、40g/lの助触媒及び0.98g/lのPt
及びRhを担持した上記メタル担体触媒に種々の温度の
上記試験ガスlを161/minの流量で流して、NO
X、C2H4及びCOの浄化率を調べた結果が、図6に
示されている。図示のように、この三元触媒B(メタル
担体触媒)のHCライトオフ温度(50%浄化率に相当
する温度)は150〜350°Cの範囲内に含まれ、例
示の場合は約230°Cである。また、COライトオフ
温度は上記HCライトオフ温度より低く、例示の場合は
略165°Cである。一方、図5に示した上記ゼオライ
ト触媒AのHCライトオフ温度は約325°Cであるか
ら、三元触媒BのHCライトオフ温度はゼオライト触媒
AのHCライトオフ温度より低く、両者の温度差ΔT
HCは約95°Cである。
mm、従つて容積約13.5cc(メツシユ400セ
ル)で、40g/lの助触媒及び0.98g/lのPt
及びRhを担持した上記メタル担体触媒に種々の温度の
上記試験ガスlを161/minの流量で流して、NO
X、C2H4及びCOの浄化率を調べた結果が、図6に
示されている。図示のように、この三元触媒B(メタル
担体触媒)のHCライトオフ温度(50%浄化率に相当
する温度)は150〜350°Cの範囲内に含まれ、例
示の場合は約230°Cである。また、COライトオフ
温度は上記HCライトオフ温度より低く、例示の場合は
略165°Cである。一方、図5に示した上記ゼオライ
ト触媒AのHCライトオフ温度は約325°Cであるか
ら、三元触媒BのHCライトオフ温度はゼオライト触媒
AのHCライトオフ温度より低く、両者の温度差ΔT
HCは約95°Cである。
【0016】さて、上記ゼオライト触媒Aに、上記試験
ガスlを、触媒容積に対し相対的に実用流量に近い流量
だけ流した場合、図5に示されているように、デイーゼ
ルエンジンを搭載した車両の都市内走行時に典型的な排
気温度300°C前後では、触媒の活性度が比較的低い
ためNOX、HC及びCOの浄化率がすべて低く、特に
HCライトオフ温度付近でCOが試験ガスlより却つて
増大する不具合があり、従つてゼオライト触媒Aの単独
使用では、所望の排気浄化効果は到底達成されない。同
様に、三元触媒Bの単独使用の場合は、図6に示されて
いるように、都市内走行時の一般的な排気温度領域30
0°C前後では、試験ガスI中の酸素濃度が高いにもか
かわらずNOXが浄化され、250°Cでは約25%も
の浄化性能が得られ、更にHC、COは250°Cの低
温から浄化が発現する。しかしながら、400°C前後
では、NOXの浄化率が著しく低下し、不十分である。
ガスlを、触媒容積に対し相対的に実用流量に近い流量
だけ流した場合、図5に示されているように、デイーゼ
ルエンジンを搭載した車両の都市内走行時に典型的な排
気温度300°C前後では、触媒の活性度が比較的低い
ためNOX、HC及びCOの浄化率がすべて低く、特に
HCライトオフ温度付近でCOが試験ガスlより却つて
増大する不具合があり、従つてゼオライト触媒Aの単独
使用では、所望の排気浄化効果は到底達成されない。同
様に、三元触媒Bの単独使用の場合は、図6に示されて
いるように、都市内走行時の一般的な排気温度領域30
0°C前後では、試験ガスI中の酸素濃度が高いにもか
かわらずNOXが浄化され、250°Cでは約25%も
の浄化性能が得られ、更にHC、COは250°Cの低
温から浄化が発現する。しかしながら、400°C前後
では、NOXの浄化率が著しく低下し、不十分である。
【0017】次に、上記と同じゼオライト触媒Aを上流
側に、メタル担体触媒(三元触媒)Bを下流側に近接配
置して上記試験ガスlを種々の温度に調整して上記と同
一流量流し、NOX、HC及びCOの浄化率を調べた結
果が図7に示されている。図示のように、デイーゼルエ
ンジンを搭載した車両の都市内走行時における一般的な
排気温度300°C付近でNOXの浄化率が略40%に
上昇し、HC及びCOの浄化率も略95%以上に達する
ことが認められた。換言すれば、元来触媒の活性度が低
い都市内走行時の排気温度領域において、かつ実際に近
い流量の多量の排気に実用に適する比較的少量のHCを
添加して、HC、COは略完壁に、また従来除去困難で
あつたNOXは略40%程度除去することができるの
で、デイーゼルエンジン搭載車両の実用走行域において
優れた排気浄化効果を奏し得る利点がある。
側に、メタル担体触媒(三元触媒)Bを下流側に近接配
置して上記試験ガスlを種々の温度に調整して上記と同
一流量流し、NOX、HC及びCOの浄化率を調べた結
果が図7に示されている。図示のように、デイーゼルエ
ンジンを搭載した車両の都市内走行時における一般的な
排気温度300°C付近でNOXの浄化率が略40%に
上昇し、HC及びCOの浄化率も略95%以上に達する
ことが認められた。換言すれば、元来触媒の活性度が低
い都市内走行時の排気温度領域において、かつ実際に近
い流量の多量の排気に実用に適する比較的少量のHCを
添加して、HC、COは略完壁に、また従来除去困難で
あつたNOXは略40%程度除去することができるの
で、デイーゼルエンジン搭載車両の実用走行域において
優れた排気浄化効果を奏し得る利点がある。
【0018】図2、図3及び図4は、上記図5、図6及
び図7に示したゼオライト触媒A、メタル担体触媒B
(三元触媒)、ゼオライト触媒Aとメタル担体触媒Bと
を組み合わせたものの浄化率−温度特性の表示方法を変
換して、夫々各触媒A、B及びそれらの組み合わせ(A
+B)をパラメータとしNOX浄化率−温度特性図、H
C浄化率−温度特性図、CO浄化率−温度特性図として
表示したものである。
び図7に示したゼオライト触媒A、メタル担体触媒B
(三元触媒)、ゼオライト触媒Aとメタル担体触媒Bと
を組み合わせたものの浄化率−温度特性の表示方法を変
換して、夫々各触媒A、B及びそれらの組み合わせ(A
+B)をパラメータとしNOX浄化率−温度特性図、H
C浄化率−温度特性図、CO浄化率−温度特性図として
表示したものである。
【0019】次に、下記表1は、前記試験ガスIの成分
中、HCのみを濃度500ppmのC3H6に変更した
試験ガスIIを使用し、上記と全く同一のゼオライト触
媒A、メタル担体触媒B(三元触媒)、及びゼオライト
触媒Aを上流側に、かつメタル担体触媒Bを下流側に配
置した組み合わせ(A+B)の夫々について、種々のガ
ス温度におけるNOX、CO、HCの浄化率を調べたも
のである。
中、HCのみを濃度500ppmのC3H6に変更した
試験ガスIIを使用し、上記と全く同一のゼオライト触
媒A、メタル担体触媒B(三元触媒)、及びゼオライト
触媒Aを上流側に、かつメタル担体触媒Bを下流側に配
置した組み合わせ(A+B)の夫々について、種々のガ
ス温度におけるNOX、CO、HCの浄化率を調べたも
のである。
【0020】
【表1】
【0021】表1から明らかなように、NOXの低減が
特に要請されているトラツクやバス等デイーゼルエンジ
ン搭載車両の都市内走行時に最も頻繁に発生する排気温
度300°C付近において、ゼオライト触媒A及びメタ
ル担体触媒Bの単独使用時よりも、両者の組み合わせ
(A+B)の方が優れたNOX浄化率を達成することが
でき、HC及びCOの浄化率も夫々極めて優れているこ
とが確認された。
特に要請されているトラツクやバス等デイーゼルエンジ
ン搭載車両の都市内走行時に最も頻繁に発生する排気温
度300°C付近において、ゼオライト触媒A及びメタ
ル担体触媒Bの単独使用時よりも、両者の組み合わせ
(A+B)の方が優れたNOX浄化率を達成することが
でき、HC及びCOの浄化率も夫々極めて優れているこ
とが確認された。
【0022】なお、上記ゼオライト触媒A即ち第1触媒
は、既に説明したように、特許出願公開平3−1435
47号に開示されている種々の触媒のうち、200〜5
00°Cの温度範囲に最大のNOX浄化率ピークを有す
ると共に、HCライトオフ温度が、三元触媒B即ち第2
触媒のHCライトオフ温度より高く、かつその温度差Δ
THCが150°C以下、好ましくは30〜100°C
の触媒であればよい。また三元触媒Bは、HCのライト
オフ温度が150〜350°Cの範囲内にあり、かつC
Oのライトオフ温度が上記HCのライトオフ温度より低
いものであれば、上記還元触媒Aを排気通路の上流側に
配置し、三元触媒Bを下流側に組み合わせ配置すること
によつて、上記と略同様の有害成分浄化効果、特に優れ
たNOX浄化効果が得られることが確認された。
は、既に説明したように、特許出願公開平3−1435
47号に開示されている種々の触媒のうち、200〜5
00°Cの温度範囲に最大のNOX浄化率ピークを有す
ると共に、HCライトオフ温度が、三元触媒B即ち第2
触媒のHCライトオフ温度より高く、かつその温度差Δ
THCが150°C以下、好ましくは30〜100°C
の触媒であればよい。また三元触媒Bは、HCのライト
オフ温度が150〜350°Cの範囲内にあり、かつC
Oのライトオフ温度が上記HCのライトオフ温度より低
いものであれば、上記還元触媒Aを排気通路の上流側に
配置し、三元触媒Bを下流側に組み合わせ配置すること
によつて、上記と略同様の有害成分浄化効果、特に優れ
たNOX浄化効果が得られることが確認された。
【0023】なおまた、車両用デイーゼルエンジンの排
気(従つて対応する上記試験ガスI及びII)に添加さ
れるHCは、排気中のNOX濃度と同等又はより多量に
添加することが好ましく、一般には添加量の増大と共に
NOX浄化率が向上するが、その限度は排気中のNOX
の濃度の約10倍であり、それ以上のHC添加量の増大
は殆ど浄化率向上の効果がない。また、図2及び図7か
ら明らかなように、触媒の活性度が低い200°C以下
の低温領域例えばエンジンのアイドル運転時或いは低い
負荷低速運転時には、HCの添加は実際上無駄であり、
徒らにエンジンの運転コストを増大させるので、この温
度領域では添加しない方が有利である。
気(従つて対応する上記試験ガスI及びII)に添加さ
れるHCは、排気中のNOX濃度と同等又はより多量に
添加することが好ましく、一般には添加量の増大と共に
NOX浄化率が向上するが、その限度は排気中のNOX
の濃度の約10倍であり、それ以上のHC添加量の増大
は殆ど浄化率向上の効果がない。また、図2及び図7か
ら明らかなように、触媒の活性度が低い200°C以下
の低温領域例えばエンジンのアイドル運転時或いは低い
負荷低速運転時には、HCの添加は実際上無駄であり、
徒らにエンジンの運転コストを増大させるので、この温
度領域では添加しない方が有利である。
【0024】叙上のように、本発明に係るデイーゼルエ
ンジン排気の浄化方法は、デイーゼルエンジンの運転状
態に応じ適宜量(零を含む)のHCを添加した排気の通
路内に、結晶性シリケートにCu等の遷移金属を含有さ
せた第1の触媒を配置すると共に、同第1触媒の下流側
に、適宜の担体にPt、Pd、Rh等の触媒成分を担持
させた三元触媒からなる第2の触媒を配置し、更に上記
第1触媒が、200〜500°Cの温度範囲に最大のN
OX浄化点を有すると共に、そのHCライトオフ温度が
上記第2触媒のHCライトオフ温度より高く、かつその
温度差が150°C以下の触媒であり、また上記第2触
媒は、そのHCライトオフ温度が150〜350°C
で、かつCOライトオフ温度が上記HCライトオフ温度
より低い触媒であることを特徴とし、デイーゼルエンジ
ンの排気中の有害成分、特に従来浄化が難しいとされて
いるNOXを効果的に除去することができるので、産業
上有益である。
ンジン排気の浄化方法は、デイーゼルエンジンの運転状
態に応じ適宜量(零を含む)のHCを添加した排気の通
路内に、結晶性シリケートにCu等の遷移金属を含有さ
せた第1の触媒を配置すると共に、同第1触媒の下流側
に、適宜の担体にPt、Pd、Rh等の触媒成分を担持
させた三元触媒からなる第2の触媒を配置し、更に上記
第1触媒が、200〜500°Cの温度範囲に最大のN
OX浄化点を有すると共に、そのHCライトオフ温度が
上記第2触媒のHCライトオフ温度より高く、かつその
温度差が150°C以下の触媒であり、また上記第2触
媒は、そのHCライトオフ温度が150〜350°C
で、かつCOライトオフ温度が上記HCライトオフ温度
より低い触媒であることを特徴とし、デイーゼルエンジ
ンの排気中の有害成分、特に従来浄化が難しいとされて
いるNOXを効果的に除去することができるので、産業
上有益である。
【図1】本発明方法の一実施例を示す概略断面図であ
る。
る。
【図2】本発明方法におけるNOX浄化率と試験ガス温
度との関係をゼオライト触媒及び三元触媒と対比して示
した線図である。
度との関係をゼオライト触媒及び三元触媒と対比して示
した線図である。
【図3】本発明方法におけるHC浄化率と試験ガス温度
との関係をゼオライト触媒及び三元触媒と対比して示し
た線図である。
との関係をゼオライト触媒及び三元触媒と対比して示し
た線図である。
【図4】本発明方法におけるCO浄化率と試験ガス温度
との関係をゼオライト触媒及び三元触媒と対比して示し
た線図である。
との関係をゼオライト触媒及び三元触媒と対比して示し
た線図である。
【図5】ゼオライト触媒単独使用時のNOX、HC、C
O浄化率と試験ガス温度との関係を示した線図である。
O浄化率と試験ガス温度との関係を示した線図である。
【図6】三元触媒単独使用時のNOX、HC、CO浄化
率と試験ガス温度との関係を示した線図である。
率と試験ガス温度との関係を示した線図である。
【図7】本発明方法によりゼオライト触媒及び三元触媒
を直列に配置した場合のNOX、HC、CO浄化率と試
験ガス温度との関係を示した線図である。
を直列に配置した場合のNOX、HC、CO浄化率と試
験ガス温度との関係を示した線図である。
10 デイーゼルエンジンのシリンダ 12 ピストン 20 排気管 28 触媒コンバータ A ゼオライト触媒 B 三元触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/08 - 3/36
Claims (1)
- 【請求項1】 デイーゼルエンジンの運転状態に応じ適
宜量(零を含む)のHCを添加した排気の通路内に、結
晶性シリケートにCu等の遷移金属を含有させた第1の
触媒を配置すると共に、同第1触媒の下流側に、適宜の
担体にPt、Pd、Rh等の触媒成分を担持させた三元
触媒からなる第2の触媒を配置し、更に上記第1触媒
が、200〜500°Cの温度範囲に最大のNOX浄化
点を有すると共に、そのHCライトオフ温度が上記第2
触媒のHCライトオフ温度より高く、かつその温度差が
150°C以下の触媒であり、また上記第2触媒は、そ
のHCライトオフ温度が150〜350°Cで、かつそ
のCOライトオフ温度が上記HCライトオフ温度より低
い触媒であることを特徴とするデイーゼルエンジン排気
の浄化方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33086592A JP3345927B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-10-28 | デイーゼルエンジン排気の浄化方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204592 | 1992-03-19 | ||
JP4-112045 | 1992-03-19 | ||
JP33086592A JP3345927B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-10-28 | デイーゼルエンジン排気の浄化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05321655A JPH05321655A (ja) | 1993-12-07 |
JP3345927B2 true JP3345927B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=14576642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33086592A Expired - Fee Related JP3345927B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-10-28 | デイーゼルエンジン排気の浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3345927B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3724040B2 (ja) * | 1995-04-27 | 2005-12-07 | トヨタ自動車株式会社 | 筒内噴射式圧縮着火内燃機関 |
DE69929396T2 (de) | 1998-02-05 | 2006-09-21 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama | Verfahren zur Reinigung von hochsauerstoffhaltigen Abgasen |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP33086592A patent/JP3345927B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05321655A (ja) | 1993-12-07 |
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