JP3343137B2 - 光ディスク用接着剤塗布装置 - Google Patents
光ディスク用接着剤塗布装置Info
- Publication number
- JP3343137B2 JP3343137B2 JP13570992A JP13570992A JP3343137B2 JP 3343137 B2 JP3343137 B2 JP 3343137B2 JP 13570992 A JP13570992 A JP 13570992A JP 13570992 A JP13570992 A JP 13570992A JP 3343137 B2 JP3343137 B2 JP 3343137B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical disk
- adhesive
- optical
- roll
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の光ディスクを貼
合わせることにより両方の主面部に情報信号の書込み及
び読出しが可能な両面光ディスクを製造するにあたっ
て、互いに接着される光ディスクに接着剤を塗布するた
めに用いる光ディスク用接着剤塗布装置に関する。
合わせることにより両方の主面部に情報信号の書込み及
び読出しが可能な両面光ディスクを製造するにあたっ
て、互いに接着される光ディスクに接着剤を塗布するた
めに用いる光ディスク用接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の書込み及び読出しを行
うための記録媒体として、例えば光磁気ディスクの如き
光ディスクが提案されている。
うための記録媒体として、例えば光磁気ディスクの如き
光ディスクが提案されている。
【0003】光磁気ディスクは、ポリカーボネイト等の
如き透明な材料よりなるディスク基板を有し、このディ
スク基板の一方の主面部側より、光学的手段によって情
報信号の書込み及び読出しが行われる。すなわち、この
ディスク基板の他方の主面部上には、信号記録層が被着
形成されている。この信号記録層は、希土類−遷移金属
合金非晶質の如き磁気光学効果を有する材料よりなる薄
膜、反射層及び誘電体層等が積層されて形成されてい
る。
如き透明な材料よりなるディスク基板を有し、このディ
スク基板の一方の主面部側より、光学的手段によって情
報信号の書込み及び読出しが行われる。すなわち、この
ディスク基板の他方の主面部上には、信号記録層が被着
形成されている。この信号記録層は、希土類−遷移金属
合金非晶質の如き磁気光学効果を有する材料よりなる薄
膜、反射層及び誘電体層等が積層されて形成されてい
る。
【0004】この光磁気ディスクは、集光させたレーザ
光をディスク基板を透過して信号記録層に照射し、信号
記録層の微小領域のみをキュリー温度又は温度補償点以
上に加熱し、この加熱された領域に外部磁界を印加する
ことによって、情報信号の書込みを行うことができる。
すなわち、このような光磁気ディスクに対して情報信号
を書き込むための記録装置は、光磁気ディスクにレーザ
光を照射する光学ピックアップ装置と、光磁気ディスク
に外部磁界を印加する磁気ヘッド装置とを備えている。
光をディスク基板を透過して信号記録層に照射し、信号
記録層の微小領域のみをキュリー温度又は温度補償点以
上に加熱し、この加熱された領域に外部磁界を印加する
ことによって、情報信号の書込みを行うことができる。
すなわち、このような光磁気ディスクに対して情報信号
を書き込むための記録装置は、光磁気ディスクにレーザ
光を照射する光学ピックアップ装置と、光磁気ディスク
に外部磁界を印加する磁気ヘッド装置とを備えている。
【0005】この種の光ディスクにおいて、図5に示す
ように、2枚の光ディスク101,101の他方の主面
部同士を互いに貼合わせることによって、両方の主面部
についてそれぞれ情報信号の書込み及び/又は読出しが
行えるように構成された両面光ディスクが提案されてい
る。なお、光ディスク101の一方の主面部の中央部に
は、ディスクハブ102が取り付けられている。このデ
ィスクハブ102は、中央部に位置決め孔が穿設された
金属材料よりなる円盤である。このディスクハブ102
は、記録及び/又は再生装置において、光ディスク10
1の位置決めを行うための基準となるものである。
ように、2枚の光ディスク101,101の他方の主面
部同士を互いに貼合わせることによって、両方の主面部
についてそれぞれ情報信号の書込み及び/又は読出しが
行えるように構成された両面光ディスクが提案されてい
る。なお、光ディスク101の一方の主面部の中央部に
は、ディスクハブ102が取り付けられている。このデ
ィスクハブ102は、中央部に位置決め孔が穿設された
金属材料よりなる円盤である。このディスクハブ102
は、記録及び/又は再生装置において、光ディスク10
1の位置決めを行うための基準となるものである。
【0006】このような両面光ディスクを構成するに当
たっては、まず、各光ディスクのそれぞれの他方の主面
部に接着剤を塗布する。この接着剤の塗布は、図6に示
すように、接着剤203が外周面部に塗布される塗布ロ
ール201を備えた光ディスク用接着剤塗布装置を用い
て行う。この光ディスク用接着剤塗布装置において、塗
布ロール201は、金属等の硬質の材料よりなり、第1
の支軸205に取り付けられて回転可能に支持されてい
る。第1の支軸205の一端側には、第1のギヤ207
が取り付けられている。第1のギヤ207には、モータ
211の駆動軸に取り付けられた第2のギヤ210が噛
合している。塗布ロール201に軸心を平行となすとと
もに塗布ロール201の周面部に周面部を近接させて、
バックアップロール204が配設されている。バックア
ップロール204は、シリコンゴム等の材料よりなり、
第2の支軸206に回転可能に支持されている。第2の
支軸206の一端側には、第3のギヤ208が取り付け
られている。第3のギヤ208は、第1のギヤ207に
噛合している。
たっては、まず、各光ディスクのそれぞれの他方の主面
部に接着剤を塗布する。この接着剤の塗布は、図6に示
すように、接着剤203が外周面部に塗布される塗布ロ
ール201を備えた光ディスク用接着剤塗布装置を用い
て行う。この光ディスク用接着剤塗布装置において、塗
布ロール201は、金属等の硬質の材料よりなり、第1
の支軸205に取り付けられて回転可能に支持されてい
る。第1の支軸205の一端側には、第1のギヤ207
が取り付けられている。第1のギヤ207には、モータ
211の駆動軸に取り付けられた第2のギヤ210が噛
合している。塗布ロール201に軸心を平行となすとと
もに塗布ロール201の周面部に周面部を近接させて、
バックアップロール204が配設されている。バックア
ップロール204は、シリコンゴム等の材料よりなり、
第2の支軸206に回転可能に支持されている。第2の
支軸206の一端側には、第3のギヤ208が取り付け
られている。第3のギヤ208は、第1のギヤ207に
噛合している。
【0007】すなわち、この光ディスク用接着剤塗布装
置は、塗布ロール201及びバックアップロール204
が、モータ211により図6中矢印a方向に回転操作さ
れる。このとき、塗布ロール201及びバックアップロ
ール204は、互いに対向する周面部の速度を等しくし
ている。
置は、塗布ロール201及びバックアップロール204
が、モータ211により図6中矢印a方向に回転操作さ
れる。このとき、塗布ロール201及びバックアップロ
ール204は、互いに対向する周面部の速度を等しくし
ている。
【0008】塗布ロール201の上方側には、接着剤溜
め202が配設されている。接着剤溜め202は、上方
側及び下方側が開放された筺体として形成され、下方側
部分を塗布ロール201の外周面に摺接させている。接
着剤溜め202内には、接着剤203が蓄えられてい
る。接着剤溜め202内に蓄えられた接着剤203は、
塗布ロール201が回転操作されると、塗布ロール20
1の周面部に略々均一に薄く被着される。
め202が配設されている。接着剤溜め202は、上方
側及び下方側が開放された筺体として形成され、下方側
部分を塗布ロール201の外周面に摺接させている。接
着剤溜め202内には、接着剤203が蓄えられてい
る。接着剤溜め202内に蓄えられた接着剤203は、
塗布ロール201が回転操作されると、塗布ロール20
1の周面部に略々均一に薄く被着される。
【0009】接着剤203が塗布される光ディスク10
1は、塗布ロール201及びバックアップロール204
が所定速度にて回転操作されている状態で、一方の主面
部をバックアップロール204側に位置させ、他方の主
面部を塗布ロール201側に位置させて、これらバック
アップロール204及び塗布ロール201間に挿入され
る。すると、塗布ロール201の周面部が光ディスク1
01の他方の主面部に転接し、塗布ロール201の周面
部に被着されていた接着剤203が光ディスク101の
他方の主面部上に塗布される。
1は、塗布ロール201及びバックアップロール204
が所定速度にて回転操作されている状態で、一方の主面
部をバックアップロール204側に位置させ、他方の主
面部を塗布ロール201側に位置させて、これらバック
アップロール204及び塗布ロール201間に挿入され
る。すると、塗布ロール201の周面部が光ディスク1
01の他方の主面部に転接し、塗布ロール201の周面
部に被着されていた接着剤203が光ディスク101の
他方の主面部上に塗布される。
【0010】バックアップロール204には、周面部の
略々中央部分に、帯状凹部204aが形成されている。
この帯状凹部204aは、バックアップロール204の
周面部の全周に亘って、ディスクハブ102の直径に略
々対応する幅及びディスクハブ102の厚さに略々対応
する深さを有している。この帯状凹部204aは、ディ
スクハブ102が塗布ロール201とバックアップロー
ル204とに挟持されないようにするために設けられて
いる。すなわち、塗布ロール201とバックアップロー
ル204とにディスクハブ102が挟持されると、これ
ら塗布ロール201及びバックアップロール204間で
光ディスク101のディスク基板が湾曲してしまい、光
ディスクに接着剤203を良好に塗布することができな
くなる。
略々中央部分に、帯状凹部204aが形成されている。
この帯状凹部204aは、バックアップロール204の
周面部の全周に亘って、ディスクハブ102の直径に略
々対応する幅及びディスクハブ102の厚さに略々対応
する深さを有している。この帯状凹部204aは、ディ
スクハブ102が塗布ロール201とバックアップロー
ル204とに挟持されないようにするために設けられて
いる。すなわち、塗布ロール201とバックアップロー
ル204とにディスクハブ102が挟持されると、これ
ら塗布ロール201及びバックアップロール204間で
光ディスク101のディスク基板が湾曲してしまい、光
ディスクに接着剤203を良好に塗布することができな
くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のような光ディス
ク用接着剤塗布装置は、バックアップロール204に帯
状凹部204aが設けられていることにより、図7に示
すように、光ディスク101の他方の主面部上の帯状凹
部204a上を通過する帯状部分104上には、他方の
主面部上の帯状凹部204aの側方側を通過する側方側
部分103,103上に比較して、接着剤203が良好
に塗布されず、薄い接着剤層しか形成されない。これ
は、帯状凹部204a上においては、バックアップロー
ル204による光ディスク101の塗布ロール201へ
の押圧が十分に行えないためである。
ク用接着剤塗布装置は、バックアップロール204に帯
状凹部204aが設けられていることにより、図7に示
すように、光ディスク101の他方の主面部上の帯状凹
部204a上を通過する帯状部分104上には、他方の
主面部上の帯状凹部204aの側方側を通過する側方側
部分103,103上に比較して、接着剤203が良好
に塗布されず、薄い接着剤層しか形成されない。これ
は、帯状凹部204a上においては、バックアップロー
ル204による光ディスク101の塗布ロール201へ
の押圧が十分に行えないためである。
【0012】このような、光ディスク101の他方の主
面部上における接着剤203の塗布ムラ、すなわち、接
着剤層の不均一性があると、2枚の光ディスク101の
他方の主面部同士を貼合わせたときに、これら各光ディ
スク101,101は、反りや歪み等に起因するいわゆ
るうねりを生じてしまう。これら反りや歪み等は、極め
て微小なものではあるが、各光ディスク101,101
に対する良好な情報信号の書込み及び/又は読出しを阻
害するおそれがある。
面部上における接着剤203の塗布ムラ、すなわち、接
着剤層の不均一性があると、2枚の光ディスク101の
他方の主面部同士を貼合わせたときに、これら各光ディ
スク101,101は、反りや歪み等に起因するいわゆ
るうねりを生じてしまう。これら反りや歪み等は、極め
て微小なものではあるが、各光ディスク101,101
に対する良好な情報信号の書込み及び/又は読出しを阻
害するおそれがある。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、2枚の光ディスク同士を貼合わ
せるためのこれら光ディスクへの接着剤の塗布が、均一
な接着剤層を形成するように行え、良好な情報信号の記
録及び再生特性を有する両面光ディスクの作成を可能と
なす光ディスク用接着剤塗布装置を提供することを目的
とする。
案されるものであって、2枚の光ディスク同士を貼合わ
せるためのこれら光ディスクへの接着剤の塗布が、均一
な接着剤層を形成するように行え、良好な情報信号の記
録及び再生特性を有する両面光ディスクの作成を可能と
なす光ディスク用接着剤塗布装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る光ディスク用接着剤
塗布装置は、移動操作可能に配設され、光ディスクが載
置されてこの光ディスクの一方の主面部を支持する搬送
台と、この搬送台を移動操作する駆動手段と、上記搬送
台の移動経路近傍に配設され、周面部に接着剤が被着さ
れて回転操作される塗布ロールと、この塗布ロールを、
その周面部の速度が上記搬送台の移動速度に等しくなる
回転速度にて回転操作する同期制御手段とを備えてい
る。
目的を達成するため、本発明に係る光ディスク用接着剤
塗布装置は、移動操作可能に配設され、光ディスクが載
置されてこの光ディスクの一方の主面部を支持する搬送
台と、この搬送台を移動操作する駆動手段と、上記搬送
台の移動経路近傍に配設され、周面部に接着剤が被着さ
れて回転操作される塗布ロールと、この塗布ロールを、
その周面部の速度が上記搬送台の移動速度に等しくなる
回転速度にて回転操作する同期制御手段とを備えてい
る。
【0015】そして、搬送台は、移動操作されることに
より、光ディスクが載置される載置面を上記塗布ロール
の周面部に対して該光ディスクの厚みに相当する距離を
隔てて対向させながら該塗布ロールの近傍を通過し、載
置された光ディスクの他方の主面部に上記塗布ロールの
周面部を接触させる。このとき、塗布ロールは、同期制
御手段により制御されて、周面部の速度が搬送台の移動
速度に等しくなる回転速度であって搬送台の移動方向と
同方向に回転されて、搬送台に支持された光ディスクに
接着剤を塗布する。
より、光ディスクが載置される載置面を上記塗布ロール
の周面部に対して該光ディスクの厚みに相当する距離を
隔てて対向させながら該塗布ロールの近傍を通過し、載
置された光ディスクの他方の主面部に上記塗布ロールの
周面部を接触させる。このとき、塗布ロールは、同期制
御手段により制御されて、周面部の速度が搬送台の移動
速度に等しくなる回転速度であって搬送台の移動方向と
同方向に回転されて、搬送台に支持された光ディスクに
接着剤を塗布する。
【0016】
【作用】本発明に係る光ディスク用接着剤塗布装置は、
移動操作可能に配設され光ディスクが載置され、この光
ディスクの一方の主面部を支持する搬送台は、移動操作
されることによって、光ディスクが載置される載置面
を、この搬送台の移動経路近傍に配設され周面部に接着
剤が被着されて回転操作される塗布ロールの周面部に対
して該光ディスクの厚みに相当する距離を隔てて対向さ
せながら塗布ロールの近傍を通過する。塗布ロールは、
同期制御手段により、周面部の速度が搬送台の移動速度
に等しくなる回転速度であって搬送台の移動方向と同方
向に回転されて、搬送台に支持された光ディスクに接着
剤を塗布する。
移動操作可能に配設され光ディスクが載置され、この光
ディスクの一方の主面部を支持する搬送台は、移動操作
されることによって、光ディスクが載置される載置面
を、この搬送台の移動経路近傍に配設され周面部に接着
剤が被着されて回転操作される塗布ロールの周面部に対
して該光ディスクの厚みに相当する距離を隔てて対向さ
せながら塗布ロールの近傍を通過する。塗布ロールは、
同期制御手段により、周面部の速度が搬送台の移動速度
に等しくなる回転速度であって搬送台の移動方向と同方
向に回転されて、搬送台に支持された光ディスクに接着
剤を塗布する。
【0017】この光ディスク用接着剤塗布装置は、塗布
ロールの周面部が搬送台に支持された光ディスクの他方
の主面部に均等に接触し、光ディスクの他方の主面部に
塗布された接着剤に剪断力を与えるような力を与えるこ
となく転接する。
ロールの周面部が搬送台に支持された光ディスクの他方
の主面部に均等に接触し、光ディスクの他方の主面部に
塗布された接着剤に剪断力を与えるような力を与えるこ
となく転接する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0019】本発明に係る光ディスク用接着剤塗布装置
は、図4及び図5に示すように、2枚の光ディスク10
1,101の主面部同士を互いに貼合わせることにより
両方の主面部についてそれぞれ情報信号の書込み及び/
又は読出しが行えるような両面光ディスクを構成するに
あたって、各光ディスク101の主面部に接着剤を塗布
するための装置である。
は、図4及び図5に示すように、2枚の光ディスク10
1,101の主面部同士を互いに貼合わせることにより
両方の主面部についてそれぞれ情報信号の書込み及び/
又は読出しが行えるような両面光ディスクを構成するに
あたって、各光ディスク101の主面部に接着剤を塗布
するための装置である。
【0020】光ディスク101は、いわゆる光磁気ディ
スクであって、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、
ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、硝子等の如き透明
な材料よりなる円盤状のディスク基板の主面部上に信号
記録層を形成している。この光ディスク101は、ディ
スク基板の一方の主面部側より、光学的手段によって情
報信号の書込み及び読出しが行われる。すなわち、信号
記録層は、ディスク基板の他方の主面部上に被着形成さ
れている。
スクであって、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、
ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、硝子等の如き透明
な材料よりなる円盤状のディスク基板の主面部上に信号
記録層を形成している。この光ディスク101は、ディ
スク基板の一方の主面部側より、光学的手段によって情
報信号の書込み及び読出しが行われる。すなわち、信号
記録層は、ディスク基板の他方の主面部上に被着形成さ
れている。
【0021】信号記録層は、ディスク基板を射出成型に
より形成するときに成型用の金型内に配設されるスタン
パによって主面部上に形成されたプリグルーブと、この
プリグルーブ上に被着形成された磁性材料層とから構成
されている。磁性材料層は、TbFeCo系非晶質等の
希土類−遷移金属合金非晶質の如き磁気光学効果を有す
る材料より形成されている。この信号記録層上には、紫
外線硬化樹脂等よりなる保護層が信号記録層を覆って形
成されている。
より形成するときに成型用の金型内に配設されるスタン
パによって主面部上に形成されたプリグルーブと、この
プリグルーブ上に被着形成された磁性材料層とから構成
されている。磁性材料層は、TbFeCo系非晶質等の
希土類−遷移金属合金非晶質の如き磁気光学効果を有す
る材料より形成されている。この信号記録層上には、紫
外線硬化樹脂等よりなる保護層が信号記録層を覆って形
成されている。
【0022】光ディスク101の一方の主面部の中心部
には、この光ディスク101が記録及び/又は再生装置
等において位置決めされて保持されるためのディスクハ
ブ102が取り付けられている。このディスクハブ10
2は、中央部に位置決め孔が穿設された金属材料よりな
る円盤であり、記録及び/又は再生装置等における上記
光ディスク101の位置決めを行うための基準となるも
のである。
には、この光ディスク101が記録及び/又は再生装置
等において位置決めされて保持されるためのディスクハ
ブ102が取り付けられている。このディスクハブ10
2は、中央部に位置決め孔が穿設された金属材料よりな
る円盤であり、記録及び/又は再生装置等における上記
光ディスク101の位置決めを行うための基準となるも
のである。
【0023】この光磁気ディスクは、光学ピックアップ
装置等により記信号記録層の微小領域のみがキュリー温
度又は温度補償点以上に加熱され、この加熱された領域
に磁気ヘッド装置等により外部磁界が印加されることに
よって、情報信号の書込みが行われる。すなわち、光磁
気ディスクは、光学ピックアップ装置と磁気ヘッド装置
とを備える記録装置において情報信号の書込みが行われ
る。
装置等により記信号記録層の微小領域のみがキュリー温
度又は温度補償点以上に加熱され、この加熱された領域
に磁気ヘッド装置等により外部磁界が印加されることに
よって、情報信号の書込みが行われる。すなわち、光磁
気ディスクは、光学ピックアップ装置と磁気ヘッド装置
とを備える記録装置において情報信号の書込みが行われ
る。
【0024】そして、両面光ディスクは、2枚の光ディ
スク101,101の他方の主面部同士を接着剤によっ
て互いに貼合わせて構成される。このような両面光ディ
スクの作製は、まず、各光ディスク101,101のそ
れぞれの他方の主面部に接着剤を塗布し、その後、図4
中矢印Dで示すように、これら光ディスク101,10
1の他方の主面部同士を互いに接合させることにより行
われる。なお、この接合は、各光ディスク101,10
1をそれぞれのディスクハブ102,102が互いに同
軸状となるように相対的に位置決めした後、所定の圧力
を印加して行う。
スク101,101の他方の主面部同士を接着剤によっ
て互いに貼合わせて構成される。このような両面光ディ
スクの作製は、まず、各光ディスク101,101のそ
れぞれの他方の主面部に接着剤を塗布し、その後、図4
中矢印Dで示すように、これら光ディスク101,10
1の他方の主面部同士を互いに接合させることにより行
われる。なお、この接合は、各光ディスク101,10
1をそれぞれのディスクハブ102,102が互いに同
軸状となるように相対的に位置決めした後、所定の圧力
を印加して行う。
【0025】接着剤の光ディスク101への塗布を行う
本発明に係る光ディスク用接着剤塗布装置は、図1及び
図2に示すように、接着剤3が外周面部に塗布される塗
布ロール1を有している。
本発明に係る光ディスク用接着剤塗布装置は、図1及び
図2に示すように、接着剤3が外周面部に塗布される塗
布ロール1を有している。
【0026】塗布ロール1は、金属等の硬質の材料より
なり、支軸4に取り付けられて回転可能に支持されてい
る。支軸4の一端側は、ローラ回転モータ5の駆動軸に
連設されている。すなわち、塗布ロール1は、ローラ回
転モータ5により、軸心回りに回転操作される。
なり、支軸4に取り付けられて回転可能に支持されてい
る。支軸4の一端側は、ローラ回転モータ5の駆動軸に
連設されている。すなわち、塗布ロール1は、ローラ回
転モータ5により、軸心回りに回転操作される。
【0027】塗布ロール1の上方側には、接着剤溜め2
が配設されている。接着剤溜め2は、上方側及び下方側
が開放された筺体として形成され、下方側部分を塗布ロ
ール1の外周面に摺接させている。接着剤溜め2内に
は、接着剤3が蓄えられている。接着剤3は、いわゆる
ホットメルト型のものが用いられる。接着剤溜め2内に
蓄えられた接着剤3は、塗布ロール1が図1中矢印A方
向に回転操作されると、この塗布ロール1の周面部に略
々均一に薄く被着される。
が配設されている。接着剤溜め2は、上方側及び下方側
が開放された筺体として形成され、下方側部分を塗布ロ
ール1の外周面に摺接させている。接着剤溜め2内に
は、接着剤3が蓄えられている。接着剤3は、いわゆる
ホットメルト型のものが用いられる。接着剤溜め2内に
蓄えられた接着剤3は、塗布ロール1が図1中矢印A方
向に回転操作されると、この塗布ロール1の周面部に略
々均一に薄く被着される。
【0028】そして、塗布ロール1の下方側には、送り
シャフト7が軸心を塗布ロール1の軸心に対し直交する
ように配設されている。送りシャフト7は、周面部にス
クリューネジが形成されたシャフトである。この送りシ
ャフト7は、一端側を駆動手段となる搬送モータ6の駆
動軸に連設させており、この搬送モータ6により、図1
中矢印B方向の軸心回りに回転操作される。
シャフト7が軸心を塗布ロール1の軸心に対し直交する
ように配設されている。送りシャフト7は、周面部にス
クリューネジが形成されたシャフトである。この送りシ
ャフト7は、一端側を駆動手段となる搬送モータ6の駆
動軸に連設させており、この搬送モータ6により、図1
中矢印B方向の軸心回りに回転操作される。
【0029】送りシャフト7には、搬送台9が取り付け
られている。この搬送台9は、図3に示すように、略々
矩形板状に形成されており、下面部に支持部8が突設さ
れている。この支持部8には、スクリューネジ孔17が
貫通して穿設されている。スクリューネジ孔17は、軸
心方向を搬送台9の上面部に平行に形成されている。こ
の搬送台9は、スクリューネジ孔17を送りシャフト7
に噛合させて、送りシャフト7に支持されている。搬送
台9は、搬送モータ6により送りシャフト7が回転操作
されると、この送りシャフト7の軸方向の図1中矢印C
方向に移動操作される。
られている。この搬送台9は、図3に示すように、略々
矩形板状に形成されており、下面部に支持部8が突設さ
れている。この支持部8には、スクリューネジ孔17が
貫通して穿設されている。スクリューネジ孔17は、軸
心方向を搬送台9の上面部に平行に形成されている。こ
の搬送台9は、スクリューネジ孔17を送りシャフト7
に噛合させて、送りシャフト7に支持されている。搬送
台9は、搬送モータ6により送りシャフト7が回転操作
されると、この送りシャフト7の軸方向の図1中矢印C
方向に移動操作される。
【0030】そして、搬送台9は、上面部部分に、シリ
コンゴム等の振動吸収性の良好な材料より形成された平
坦な板状部材を有している。すなわち、搬送台9の上面
部は、板状部材の上面部であって載置面部10となされ
ている。この搬送台9は、載置面部10を、塗布ロール
1の軸心に平行に支持している。この搬送台9は、送り
シャフト7に沿って移動操作されると、載置面部10を
塗布ロール1の周面部に対して光ディスク1の厚み、例
えば1.2mm程度に相当する距離を隔てて対向させな
がら塗布ロール1の近傍を通過するように配設されてい
る。
コンゴム等の振動吸収性の良好な材料より形成された平
坦な板状部材を有している。すなわち、搬送台9の上面
部は、板状部材の上面部であって載置面部10となされ
ている。この搬送台9は、載置面部10を、塗布ロール
1の軸心に平行に支持している。この搬送台9は、送り
シャフト7に沿って移動操作されると、載置面部10を
塗布ロール1の周面部に対して光ディスク1の厚み、例
えば1.2mm程度に相当する距離を隔てて対向させな
がら塗布ロール1の近傍を通過するように配設されてい
る。
【0031】また、載置台9の載置面部10には、一対
のディスクハブ挿入凹部13,13が設けられている。
これらディスクハブ挿入凹部13,13は、ディスクハ
ブ102に略々対応した大きさの円形の凹部であって、
ディスクハブ102の厚みに対応した深さを有してい
る。すなわち、載置面部10に光ディスク101の一方
の主面部を当接させディスクハブ102をディスクハブ
挿入凹部13に挿入させる状態で光ディスク101を載
置台9上に載置させると、この載置台9は載置面部10
により光ディスク101の一方の主面部の全面を平坦に
支持する。この載置台9上において、各光ディスク10
1,101は、塗布ロール1の軸心方向に配列される。
のディスクハブ挿入凹部13,13が設けられている。
これらディスクハブ挿入凹部13,13は、ディスクハ
ブ102に略々対応した大きさの円形の凹部であって、
ディスクハブ102の厚みに対応した深さを有してい
る。すなわち、載置面部10に光ディスク101の一方
の主面部を当接させディスクハブ102をディスクハブ
挿入凹部13に挿入させる状態で光ディスク101を載
置台9上に載置させると、この載置台9は載置面部10
により光ディスク101の一方の主面部の全面を平坦に
支持する。この載置台9上において、各光ディスク10
1,101は、塗布ロール1の軸心方向に配列される。
【0032】そして、載置台9の載置面部10には、一
対のディスクハブ挿入凹部13,13のそれぞれの周囲
部に位置して複数の吸入スリット15,15が形成され
ている。これら吸入スリット15,15は、載置台9の
内部に形成された隧道部14に連通され、この隧道部1
4を介して載置台9の側面部に一端部を取り付けられた
吸引パイプ16に連通されている。吸引パイプ16の他
端側は、図示しない真空ポンプに接続されている。すな
わち、真空ポンプは、吸引パイプ16及び隧道部14を
介して、各吸入スリット15,15より空気を吸引す
る。吸引パイプ16は、可撓性を有する材料より形成さ
れている。
対のディスクハブ挿入凹部13,13のそれぞれの周囲
部に位置して複数の吸入スリット15,15が形成され
ている。これら吸入スリット15,15は、載置台9の
内部に形成された隧道部14に連通され、この隧道部1
4を介して載置台9の側面部に一端部を取り付けられた
吸引パイプ16に連通されている。吸引パイプ16の他
端側は、図示しない真空ポンプに接続されている。すな
わち、真空ポンプは、吸引パイプ16及び隧道部14を
介して、各吸入スリット15,15より空気を吸引す
る。吸引パイプ16は、可撓性を有する材料より形成さ
れている。
【0033】本発明に係る光ディスク用接着剤塗布装置
は、搬送台9の載置面部10上に、光ディスク101,
101を一方の主面部を載置面10側となして載置し、
真空ポンプを作動させることにより、これら光ディスク
101,101は、載置面部10上に吸引保持される。
この搬送台9は、移動操作されることにより、載置され
て吸引保持した各光ディスク101,101の他方の主
面部に塗布ロール1の周面部を接触させ、この主面部に
接着剤3を塗布させる。
は、搬送台9の載置面部10上に、光ディスク101,
101を一方の主面部を載置面10側となして載置し、
真空ポンプを作動させることにより、これら光ディスク
101,101は、載置面部10上に吸引保持される。
この搬送台9は、移動操作されることにより、載置され
て吸引保持した各光ディスク101,101の他方の主
面部に塗布ロール1の周面部を接触させ、この主面部に
接着剤3を塗布させる。
【0034】この光ディスク用接着剤塗布装置は、ロー
ラ回転モータ5の回転速度をF−V変換器11により検
出する。すなわち、F−V変換器11は、ローラ回転モ
ータ5よりローラ回転モータ5の回転に同期したパルス
信号を供給され、このローラ回転モータ5の回転速度に
応じた電圧値の出力信号を出力する。このF−V変換器
11の出力信号は、同期制御手段となるモータ制御器1
2に送られる。モータ制御器12は、送られたF−V変
換器11の出力信号に応じて、搬送モータ6の回転速度
を制御する。すなわち、この光ディスク用接着剤塗布装
置は、塗布ローラ1の回転速度と搬送台9の移動速度と
を同期させることができる。そして、塗布ロール1は、
周面部の接線速度が搬送台9の移動速度に等しくなる回
転速度にて回転操作される。
ラ回転モータ5の回転速度をF−V変換器11により検
出する。すなわち、F−V変換器11は、ローラ回転モ
ータ5よりローラ回転モータ5の回転に同期したパルス
信号を供給され、このローラ回転モータ5の回転速度に
応じた電圧値の出力信号を出力する。このF−V変換器
11の出力信号は、同期制御手段となるモータ制御器1
2に送られる。モータ制御器12は、送られたF−V変
換器11の出力信号に応じて、搬送モータ6の回転速度
を制御する。すなわち、この光ディスク用接着剤塗布装
置は、塗布ローラ1の回転速度と搬送台9の移動速度と
を同期させることができる。そして、塗布ロール1は、
周面部の接線速度が搬送台9の移動速度に等しくなる回
転速度にて回転操作される。
【0035】上述のように構成された本発明に係る光デ
ィスク用接着剤塗布装置を用いて光ディスク101,1
01の他方の主面部に接着剤3を塗布するには、まず、
これら各光ディスク101,101を搬送台9の載置面
部10上に吸引保持させる。このとき、塗布ロール1
は、図1中矢印A方向に予め回転操作されている。ま
た、搬送台9は、搬送モータ6が停止されていることに
より停止されている。
ィスク用接着剤塗布装置を用いて光ディスク101,1
01の他方の主面部に接着剤3を塗布するには、まず、
これら各光ディスク101,101を搬送台9の載置面
部10上に吸引保持させる。このとき、塗布ロール1
は、図1中矢印A方向に予め回転操作されている。ま
た、搬送台9は、搬送モータ6が停止されていることに
より停止されている。
【0036】次に、搬送モータ6を高速で回転させるこ
とにより、搬送台9が、図1中矢印Cで示すように、塗
布ローラ1の近傍位置まで高速で移動操作される。ここ
で、モータ制御器12を作動させ、搬送台9の移動速度
を塗布ローラ1の周面部の接線速度に同期させる。
とにより、搬送台9が、図1中矢印Cで示すように、塗
布ローラ1の近傍位置まで高速で移動操作される。ここ
で、モータ制御器12を作動させ、搬送台9の移動速度
を塗布ローラ1の周面部の接線速度に同期させる。
【0037】搬送台9が塗布ローラ1の周面部の接線速
度に同期された移動速度にて塗布ローラ1の下方部を通
過すると、塗布ロール1の周面部は、各光ディスク10
1,101のそれぞれの他方の主面部に同時に転接し、
被着されていた接着剤3を各主面部上に塗布する。な
お、このとき、塗布ローラの回転方向は、図2に矢印A
及びCで示すように、搬送台9の移動方向と同方向であ
る。
度に同期された移動速度にて塗布ローラ1の下方部を通
過すると、塗布ロール1の周面部は、各光ディスク10
1,101のそれぞれの他方の主面部に同時に転接し、
被着されていた接着剤3を各主面部上に塗布する。な
お、このとき、塗布ローラの回転方向は、図2に矢印A
及びCで示すように、搬送台9の移動方向と同方向であ
る。
【0038】この光ディスク用接着剤塗布装置において
は、塗布ローラ1が各光ディスク101,101の他方
の主面部に摺接することなく転接し、また、各光ディス
ク101,101の一方の主面部の全面部が柔軟性を有
する載置面部10により平坦に支持されていることによ
り、各光ディスク101,101の他方の主面部上には
均一な接着剤層が形成される。
は、塗布ローラ1が各光ディスク101,101の他方
の主面部に摺接することなく転接し、また、各光ディス
ク101,101の一方の主面部の全面部が柔軟性を有
する載置面部10により平坦に支持されていることによ
り、各光ディスク101,101の他方の主面部上には
均一な接着剤層が形成される。
【0039】塗布ロール1の下方を通過した搬送台9
は、搬送モータ6がモータ制御器12による制御が解除
されて高速で回転させることにより、高速で塗布ローラ
1より離間し所定位置にて停止される。各光ディスク1
01,101は、真空ポンプによる吸引保持が解除さ
れ、搬送台9より取り外されて、互いに他方の主面部同
士を接合される貼合わせ工程に送られる。
は、搬送モータ6がモータ制御器12による制御が解除
されて高速で回転させることにより、高速で塗布ローラ
1より離間し所定位置にて停止される。各光ディスク1
01,101は、真空ポンプによる吸引保持が解除さ
れ、搬送台9より取り外されて、互いに他方の主面部同
士を接合される貼合わせ工程に送られる。
【0040】各光ディスク101,101を取り外され
た搬送台9は、搬送モータ6が高速で回転されることに
より、塗布ローラ1の下方側を通過して図1中反矢印C
方向に移動され、光ディスクが載置される初期位置にま
で戻される。このとき、載置面部10は、塗布ローラ1
の周面部に対して光ディスク101の厚みに相当する距
離を隔てて塗布ローラ1の近傍を通過するので接着剤3
が被着されることがない。
た搬送台9は、搬送モータ6が高速で回転されることに
より、塗布ローラ1の下方側を通過して図1中反矢印C
方向に移動され、光ディスクが載置される初期位置にま
で戻される。このとき、載置面部10は、塗布ローラ1
の周面部に対して光ディスク101の厚みに相当する距
離を隔てて塗布ローラ1の近傍を通過するので接着剤3
が被着されることがない。
【0041】なお、本発明は、上述の実施例に示したよ
うな光磁気ディスクのみならず、情報信号の読出しのみ
のために使用される多の光ディスクについても適用でき
るものである。
うな光磁気ディスクのみならず、情報信号の読出しのみ
のために使用される多の光ディスクについても適用でき
るものである。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光ディスク
用接着剤塗布装置は、移動操作可能に配設され光ディス
クが載置され、この光ディスクの一方の主面部を支持す
る搬送台は、移動操作されることによって、光ディスク
が載置される載置面を、この搬送台の移動経路近傍に配
設され周面部に接着剤が被着されて回転操作される塗布
ロールの周面部に対して該光ディスクの厚みに相当する
距離を隔てて対向させながら塗布ロールの近傍を通過す
る。塗布ロールは、同期制御手段により、周面部の速度
が搬送台の移動速度に等しくなる回転速度であって搬送
台の移動方向と同方向に回転されて、搬送台に支持され
た光ディスクに接着剤を塗布する。
用接着剤塗布装置は、移動操作可能に配設され光ディス
クが載置され、この光ディスクの一方の主面部を支持す
る搬送台は、移動操作されることによって、光ディスク
が載置される載置面を、この搬送台の移動経路近傍に配
設され周面部に接着剤が被着されて回転操作される塗布
ロールの周面部に対して該光ディスクの厚みに相当する
距離を隔てて対向させながら塗布ロールの近傍を通過す
る。塗布ロールは、同期制御手段により、周面部の速度
が搬送台の移動速度に等しくなる回転速度であって搬送
台の移動方向と同方向に回転されて、搬送台に支持され
た光ディスクに接着剤を塗布する。
【0043】したがって、搬送台は、光ディスクの他方
の主面部の全面を塗布ロールの周面部に均等に接触さ
せ、この主面部上に形成される接着剤層を均一なものと
なす。
の主面部の全面を塗布ロールの周面部に均等に接触さ
せ、この主面部上に形成される接着剤層を均一なものと
なす。
【0044】また、塗布ロールを、周面部の速度が搬送
台の移動速度に等しい回転速度で同方向に回転操作され
ることにより、塗布ロールの周面部は、光ディスクの他
方の主面部に塗布される接着剤に対する剪断力を発生さ
せることなく転接するので、光ディスクの他方の主面部
上に良好に均一な接着剤層を形成する。
台の移動速度に等しい回転速度で同方向に回転操作され
ることにより、塗布ロールの周面部は、光ディスクの他
方の主面部に塗布される接着剤に対する剪断力を発生さ
せることなく転接するので、光ディスクの他方の主面部
上に良好に均一な接着剤層を形成する。
【0045】本発明は、2枚の光ディスク同士を貼合わ
せるために光ディスクに塗布される接着剤を均一に塗布
し、均一な厚さの接着剤層を形成することができるの
で、貼合わせた後に良好な情報信号の記録再生特性を有
する両面光ディスクを製造することができる。
せるために光ディスクに塗布される接着剤を均一に塗布
し、均一な厚さの接着剤層を形成することができるの
で、貼合わせた後に良好な情報信号の記録再生特性を有
する両面光ディスクを製造することができる。
【図1】本発明に係る光ディスク用接着剤塗布装置の構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】上記光ディスク用接着剤塗布装置の構成を一部
を破断して示す側面図である。
を破断して示す側面図である。
【図3】上記光ディスク用接着剤塗布装置の搬送台の構
成を示す拡大斜視図である。
成を示す拡大斜視図である。
【図4】2枚の光ディスクを貼合わせる工程を説明する
斜視図である。
斜視図である。
【図5】2枚の光ディスクが貼合わされて構成された両
面光ディスクの構成を示す斜視図である。
面光ディスクの構成を示す斜視図である。
【図6】従来の光ディスク用接着剤塗布装置の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】上記従来の光ディスク用接着剤塗布装置により
接着剤が塗布された光ディスクを示す斜視図である。
接着剤が塗布された光ディスクを示す斜視図である。
1 塗布ロール、 6 搬送モータ、 9 搬送台、
10 載置面部、 10 光ディスク
10 載置面部、 10 光ディスク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−245329(JP,A) 特開 昭63−308744(JP,A) 特開 昭61−3341(JP,A) 特開 平3−209645(JP,A) 特開 平2−199639(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 移動操作可能に配設され、光ディスクが
載置されてこの光ディスクの一方の主面部を支持する搬
送台と、 上記搬送台を移動操作する駆動手段と、 上記搬送台の移動経路近傍に配設され、周面部に接着剤
が被着されて回転操作される塗布ロールと、 上記塗布ロールを、この塗布ロールの周面部の速度が上
記搬送台の移動速度に等しくなる回転速度にて回転操作
する同期制御手段とを備え、 上記搬送台は、移動操作されることにより、上記光ディ
スクが載置される載置面を上記塗布ロールの周面部に対
して該光ディスクの厚みに相当する距離を隔てて対向さ
せながら該塗布ロールの近傍を通過し、載置された光デ
ィスクの他方の主面部に上記塗布ロールの周面部を接触
させ、 上記塗布ロールは、上記同期制御手段により制御され、
周面部の速度が上記搬送台の移動速度に等しくなる回転
速度であって上記搬送台の移動方向と同方向に回転され
て、上記搬送台に支持された光ディスクに接着剤を塗布
することを特徴とする光ディスク用接着剤塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13570992A JP3343137B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 光ディスク用接着剤塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13570992A JP3343137B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 光ディスク用接着剤塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307773A JPH05307773A (ja) | 1993-11-19 |
JP3343137B2 true JP3343137B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=15158055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13570992A Expired - Fee Related JP3343137B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 光ディスク用接着剤塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3343137B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13570992A patent/JP3343137B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05307773A (ja) | 1993-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2808794B2 (ja) | 両面光ディスク | |
JP2001209980A (ja) | 光学的情報記録媒体の製造方法および製造装置 | |
JP3343137B2 (ja) | 光ディスク用接着剤塗布装置 | |
JP4118989B2 (ja) | 磁気転写装置 | |
WO1996028819A1 (en) | Structure for optical disk, and method and device for manufacturing it | |
JPS6150232A (ja) | 光記録媒体とその製造法 | |
JP3605902B2 (ja) | 多層光学記録媒体の製造方法 | |
JPH10320851A (ja) | 光学式貼り合わせディスクの製造方法及びその製造装置 | |
JPH09265672A (ja) | 光ディスクの貼り合わせ方法および貼り合わせ装置 | |
JP4648081B2 (ja) | 貼合装置及び貼合方法 | |
WO2004036570A1 (ja) | 光情報記録媒体とその製造方法、製造装置 | |
JP3585981B2 (ja) | 光学ディスクの製造方法及び装置 | |
US6941572B2 (en) | Optical information recording medium and optical information recording/reproduction apparatus | |
JP2526618B2 (ja) | 情報記録媒体の製造方法 | |
JP2519993B2 (ja) | 光学的記録媒体の製造方法 | |
JPH0438731A (ja) | 光記録媒体の製造方法 | |
JP2001014738A (ja) | 光記録媒体の製造方法 | |
JP2002067169A (ja) | 貼り合わせ装置及び貼り合わせ方法 | |
JP2635341B2 (ja) | 光ディスク用ハブの接着装置 | |
JP2552016B2 (ja) | 光磁気ディスク及びその製造方法 | |
JP2001184743A (ja) | 接合型円盤状光学記録媒体の接合方法及び接合装置 | |
JP2002056583A (ja) | 光学的情報記録媒体製造装置、および光学的情報記録媒体製造方法 | |
JP2000090499A (ja) | 光ディスクのカバーシート貼付装置と方法 | |
JP2002123980A (ja) | 光学記録媒体およびその製造方法 | |
JP2004213738A (ja) | 光ディスクおよびその製造方法ならびにディスク製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010814 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |