JP3340593B2 - 電池式電子錠装置 - Google Patents
電池式電子錠装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場やスポーツク
ラブ等におけるロッカーなどの被施錠体にあって、その
扉や引出し等につき、暗証番号等による符号を入力させ
ることにより施錠したり、解錠したりすることのできる
電池式電子錠装置に関する。
ラブ等におけるロッカーなどの被施錠体にあって、その
扉や引出し等につき、暗証番号等による符号を入力させ
ることにより施錠したり、解錠したりすることのできる
電池式電子錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来の電池式電子錠装置にあって
は、図5に例示の如くロッカーaに露設した符号入力部
である操作パネルbにつき、その図示されていないキー
を操作すると、任意に選定した暗証番号が登録済みの状
態になると共に、扉等cの錠前部dは施錠状態となり、
次いで、当該暗証番号と合致する符号をキーの操作で入
力すれば、当該扉等cが解錠状態となるよう構成されて
いる。そして、このような施錠状態にあるロッカーaに
つき、その管理者がロッカー内の掃除をしようとするよ
うな場合には、別途マスターキーeを用いたり、操作パ
ネルbの操作によりマスター番号を入力させることによ
って、強制解錠させ、さらに、必要に応じ登録済みの暗
証番号を消去して電池式電子錠装置を初期化してしまう
ことになる。
は、図5に例示の如くロッカーaに露設した符号入力部
である操作パネルbにつき、その図示されていないキー
を操作すると、任意に選定した暗証番号が登録済みの状
態になると共に、扉等cの錠前部dは施錠状態となり、
次いで、当該暗証番号と合致する符号をキーの操作で入
力すれば、当該扉等cが解錠状態となるよう構成されて
いる。そして、このような施錠状態にあるロッカーaに
つき、その管理者がロッカー内の掃除をしようとするよ
うな場合には、別途マスターキーeを用いたり、操作パ
ネルbの操作によりマスター番号を入力させることによ
って、強制解錠させ、さらに、必要に応じ登録済みの暗
証番号を消去して電池式電子錠装置を初期化してしまう
ことになる。
【0003】しかし、上記の初期化を行うため、これま
でのものにあっては、前記強制解錠後に扉等cを開き、
上記操作パネルbの裏側にあって設けられているリセッ
ト用孔fに、同図5(A)の如くマスターキーeとか、
(B)のように所定の治具e′を差し込むことで、その
奥に設けられた図示しないリセットスイッチを押動し、
これにより初めて登録済み暗証番号が消去される構成と
なっている。
でのものにあっては、前記強制解錠後に扉等cを開き、
上記操作パネルbの裏側にあって設けられているリセッ
ト用孔fに、同図5(A)の如くマスターキーeとか、
(B)のように所定の治具e′を差し込むことで、その
奥に設けられた図示しないリセットスイッチを押動し、
これにより初めて登録済み暗証番号が消去される構成と
なっている。
【0004】しかし、上記のような消去作業によるとき
は、ゴルフ場のロッカーなど、その数が数百台もあるよ
うな場合、特に作業員に大変な労力を強いることにな
り、このために多大な時間を費さねばならないことにな
る。
は、ゴルフ場のロッカーなど、その数が数百台もあるよ
うな場合、特に作業員に大変な労力を強いることにな
り、このために多大な時間を費さねばならないことにな
る。
【0005】これに対し、登録済み暗証番号を消去する
のに、マスターキーを用いて解錠操作を施すことによ
り、リセットスイッチが作動されて当該消去がなされる
ようにしたもの(特開平6−129144号)も提案さ
れている。しかし、このような暗証番号消去手段による
ときは、ゴルフ場のメンバー用ロッカーなどを、前記の
ように管理者が開扉して掃除したり、その他何等かの都
合により、マスターキーによって強制解錠しなければな
らない際、当該マスターキーの操作だけで登録済み暗証
番号が消去されてしまうことになる。
のに、マスターキーを用いて解錠操作を施すことによ
り、リセットスイッチが作動されて当該消去がなされる
ようにしたもの(特開平6−129144号)も提案さ
れている。しかし、このような暗証番号消去手段による
ときは、ゴルフ場のメンバー用ロッカーなどを、前記の
ように管理者が開扉して掃除したり、その他何等かの都
合により、マスターキーによって強制解錠しなければな
らない際、当該マスターキーの操作だけで登録済み暗証
番号が消去されてしまうことになる。
【0006】従って、当該ロッカーを使用しているメン
バーが再度暗証番号の登録をし直さねばならないだけで
なく、メンバー不在時であれば、当該暗証番号は当該メ
ンバーでなければ不知なのであるから、強制解錠はした
ものの、当該メンバーが出頭して来なければ、別途新規
な暗証番号を勝手に選定して登録してしまい、施錠する
といったこともできないことになる。
バーが再度暗証番号の登録をし直さねばならないだけで
なく、メンバー不在時であれば、当該暗証番号は当該メ
ンバーでなければ不知なのであるから、強制解錠はした
ものの、当該メンバーが出頭して来なければ、別途新規
な暗証番号を勝手に選定して登録してしまい、施錠する
といったこともできないことになる。
【0007】さらに、前記従来の電池式電子錠装置にお
いては、図6に明示されている通り、その符号入力手段
として用いられている操作パネルb(キーボード)に、
暗証番号としての符号gを「0」から「9」まで列装配
備するだけでなく、これ以外に操作開始のキーとか、確
認または取消用のキー(同図中の「C」とか「M」)を
配備するようにしている。従って、操作パネルbの小形
化ができないだけでなく、特に初めて操作する者にとっ
て、上記「C」とか「M」のうち、どのキーから押動し
て暗証番号を入力したらよいのかが理解し難く、利用者
に戸惑いを与えることになる。
いては、図6に明示されている通り、その符号入力手段
として用いられている操作パネルb(キーボード)に、
暗証番号としての符号gを「0」から「9」まで列装配
備するだけでなく、これ以外に操作開始のキーとか、確
認または取消用のキー(同図中の「C」とか「M」)を
配備するようにしている。従って、操作パネルbの小形
化ができないだけでなく、特に初めて操作する者にとっ
て、上記「C」とか「M」のうち、どのキーから押動し
て暗証番号を入力したらよいのかが理解し難く、利用者
に戸惑いを与えることになる。
【0008】さらに、当該従来装置にあっても、施錠さ
れたのかどうか、そして解錠状態となったのかどうかを
確認するための錠状態検出部と、被施錠体の扉等が、果
して閉成または開成されているか否かを確認するための
扉等状態検出部が設けられているのであるが、これらは
図7の錠状態検出部hにより例示する通り、一接点スイ
ッチiを用い、その可動接点jをマイクロコンピュータ
kの電源電位mに抵抗nを介して結線すると共に、当該
マイクロコンピュータkの検出用入力ポートpに接続
し、かつ固定接点qは接地rするようにしている。
れたのかどうか、そして解錠状態となったのかどうかを
確認するための錠状態検出部と、被施錠体の扉等が、果
して閉成または開成されているか否かを確認するための
扉等状態検出部が設けられているのであるが、これらは
図7の錠状態検出部hにより例示する通り、一接点スイ
ッチiを用い、その可動接点jをマイクロコンピュータ
kの電源電位mに抵抗nを介して結線すると共に、当該
マイクロコンピュータkの検出用入力ポートpに接続
し、かつ固定接点qは接地rするようにしている。
【0009】従って、上記の構成によるときは、一接点
スイッチiが開成しているとき、マイクロコンピュータ
kの検出用入力ポートpはハイレベルにあり、次に当該
一接点スイッチiが閉じたときには、ロウレベルとなる
が、この際、当該抵抗nには継続的に電流が流れること
となり、この結果、マイクロコンピュータkに用いられ
ている電源電池の寿命が、可成り短いものとなってい
る。
スイッチiが開成しているとき、マイクロコンピュータ
kの検出用入力ポートpはハイレベルにあり、次に当該
一接点スイッチiが閉じたときには、ロウレベルとなる
が、この際、当該抵抗nには継続的に電流が流れること
となり、この結果、マイクロコンピュータkに用いられ
ている電源電池の寿命が、可成り短いものとなってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
がもつ問題点につき検討し、請求項1にあっては、符号
入力部と、その出力信号が入力されるマイクロコンピュ
ータ等による制御回路部と、これに接続される錠前機構
部とを有する電池式電子錠装置にあって、上記の制御回
路部に、符号読込手段、符号の桁計数手段、一時的記憶
手段、登録用記憶手段、計時手段、比較判断手段、施解
錠信号発生手段そして符号消去手段を適切に具備させ、
かつ前記錠前機構部に設けられた錠作動部と錠状態検出
部および扉等状態検出部とを、これまた適切に上記の制
御回路部と接続するのである。
がもつ問題点につき検討し、請求項1にあっては、符号
入力部と、その出力信号が入力されるマイクロコンピュ
ータ等による制御回路部と、これに接続される錠前機構
部とを有する電池式電子錠装置にあって、上記の制御回
路部に、符号読込手段、符号の桁計数手段、一時的記憶
手段、登録用記憶手段、計時手段、比較判断手段、施解
錠信号発生手段そして符号消去手段を適切に具備させ、
かつ前記錠前機構部に設けられた錠作動部と錠状態検出
部および扉等状態検出部とを、これまた適切に上記の制
御回路部と接続するのである。
【0011】上記のように構成することにより、本発明
では電池式電子錠装置を、前記の如くマスターキーによ
り強制解錠しようとするとき、符号入力部のキー操作を
行いながらマスターキーを使用すれば、同時に登録用記
憶手段における暗証番号を前記の符号消去手段により消
去してしまうことができ、暗証番号の消去なしに強制解
錠したいときは、前記のキー操作を併用しなければよい
構成とし、このことで、暗証番号の消去を伴う強制解錠
を、軽徴な労力だけで短時間内に行い得るようにし、か
つ、当該消去を行いたくないときは、キー操作の不作為
だけで、当該要求を満足させようとするのが、第1の目
的である。
では電池式電子錠装置を、前記の如くマスターキーによ
り強制解錠しようとするとき、符号入力部のキー操作を
行いながらマスターキーを使用すれば、同時に登録用記
憶手段における暗証番号を前記の符号消去手段により消
去してしまうことができ、暗証番号の消去なしに強制解
錠したいときは、前記のキー操作を併用しなければよい
構成とし、このことで、暗証番号の消去を伴う強制解錠
を、軽徴な労力だけで短時間内に行い得るようにし、か
つ、当該消去を行いたくないときは、キー操作の不作為
だけで、当該要求を満足させようとするのが、第1の目
的である。
【0012】さらに、前記のように構成し、特に計時手
段と桁計数手段との採択により、符号入力手段における
キーにつき、その操作開始用のキーとか確認用または取
消用のキーを不要とし、これにより操作パネルの小形化
を実現すると共に、利用者にとって極めて使い勝手のよ
いキー操作を行い得るようにするのが、第2の目的であ
る。
段と桁計数手段との採択により、符号入力手段における
キーにつき、その操作開始用のキーとか確認用または取
消用のキーを不要とし、これにより操作パネルの小形化
を実現すると共に、利用者にとって極めて使い勝手のよ
いキー操作を行い得るようにするのが、第2の目的であ
る。
【0013】次に、請求項2にあっては、上記請求項1
における構成にあって、その前記した錠状態検出部と扉
等状態検出部に二点スイッチを導入すると共に、これと
制御回路部における比較判断手段とを適切に接続するこ
とによって、当該二点スイッチが施錠または解錠によ
り、あるいは開扉等または閉扉等により夫々切換作動が
なされた際、制御回路部における電源電池が消費されな
いようにして、その寿命を長期化してメンテナンスにつ
いても、その省力化を図ろうとしている。
における構成にあって、その前記した錠状態検出部と扉
等状態検出部に二点スイッチを導入すると共に、これと
制御回路部における比較判断手段とを適切に接続するこ
とによって、当該二点スイッチが施錠または解錠によ
り、あるいは開扉等または閉扉等により夫々切換作動が
なされた際、制御回路部における電源電池が消費されな
いようにして、その寿命を長期化してメンテナンスにつ
いても、その省力化を図ろうとしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1にあっては被施錠体に露設さ
れ、暗証番号等に必要なる符号を、各キーの手動操作に
より出力自在とした符号入力部と、これに結線の制御回
路部と、この制御回路部に結線され外部からマスターキ
ーにより機械的に強制解錠可能な錠作動部と、その施解
錠状態を検出する錠状態検出部そして被施錠体の扉等に
つき、その開閉状態を検出する扉等状態検出部とを備え
た錠前機構部とからなり、上記の制御回路部には、前記
符号入力部の操作により起動されて、その出力信号であ
る符号を読み込む符号読込手段と、この符号読込手段の
起動により動作を開始して、上記符号につき、その計数
した桁数が、所定桁値に達したとき制御信号を出力する
桁計数手段と、前記の符号読込手段が読んだ符号の一時
的記憶手段と、上記桁計数手段からの制御信号により、
一時的記憶手段の記憶符号が転送されて、無記憶状態の
下で記憶登録される登録用記憶手段と、前記符号読込手
段の起動により動作を開始して、符号の一桁入力毎の所
定計時時間内に、所定桁数の符号が入力されないか、所
定計時時間経過後に符号が入力されたとき、前記の一時
的記憶手段に対して、その記憶符号消去信号を送出する
計時手段と、前記桁計数手段の制御信号により施錠信号
を送出して、前記錠前機構部における錠作動部を施錠す
る施解錠信号発生手段と、同上桁計数手段の制御信号に
より、一時的記憶手段の記憶符号と登録用記憶手段の記
憶登録符号との比較による両者合致の判断信号を、前記
施解錠信号発生手段に入力させ、これにより施解錠信号
発生手段から出力する解錠信号により、前記錠作動部を
解錠させ、かつ錠前機構部における前記の錠状態検出部
と扉等状態検出部から夫々送出される施解錠検出信号と
扉等開閉検出信号が入力されて、錠作動部の施解錠作動
と扉等の開閉状態とを判断する比較判断手段と、前記登
録用記憶手段に記憶登録符号が登録済みであると共に扉
等が閉成かつ施錠の状態にあって、錠作動部がマスター
キーにより強制解錠され、これによる錠状態検出部から
の強制解錠検出信号を受けた比較判断手段より、強制解
錠信号が入力する符号消去手段とを具備し、当該符号消
去手段が、上記強制解錠信号を受け、かつ符号入力手段
のキー操作による符号入力の存在を符号読込手段によっ
て確認することにより、登録用記憶手段に登録符号消去
信号を入力させると共に、上記符号入力の不存在により
登録用記憶手段の登録符号が消去されなかったとき、扉
等状態検出部から扉等閉成検出信号が比較判断手段に送
出されることで、当該比較判断手段が自動制御信号を施
解錠信号発生手段に送信し、当該施解錠信号発生手段か
らの施錠信号により、錠作動部が施錠状態となるように
したことを特徴とする電池式電子錠装置を提供しようと
している。
達成するため、請求項1にあっては被施錠体に露設さ
れ、暗証番号等に必要なる符号を、各キーの手動操作に
より出力自在とした符号入力部と、これに結線の制御回
路部と、この制御回路部に結線され外部からマスターキ
ーにより機械的に強制解錠可能な錠作動部と、その施解
錠状態を検出する錠状態検出部そして被施錠体の扉等に
つき、その開閉状態を検出する扉等状態検出部とを備え
た錠前機構部とからなり、上記の制御回路部には、前記
符号入力部の操作により起動されて、その出力信号であ
る符号を読み込む符号読込手段と、この符号読込手段の
起動により動作を開始して、上記符号につき、その計数
した桁数が、所定桁値に達したとき制御信号を出力する
桁計数手段と、前記の符号読込手段が読んだ符号の一時
的記憶手段と、上記桁計数手段からの制御信号により、
一時的記憶手段の記憶符号が転送されて、無記憶状態の
下で記憶登録される登録用記憶手段と、前記符号読込手
段の起動により動作を開始して、符号の一桁入力毎の所
定計時時間内に、所定桁数の符号が入力されないか、所
定計時時間経過後に符号が入力されたとき、前記の一時
的記憶手段に対して、その記憶符号消去信号を送出する
計時手段と、前記桁計数手段の制御信号により施錠信号
を送出して、前記錠前機構部における錠作動部を施錠す
る施解錠信号発生手段と、同上桁計数手段の制御信号に
より、一時的記憶手段の記憶符号と登録用記憶手段の記
憶登録符号との比較による両者合致の判断信号を、前記
施解錠信号発生手段に入力させ、これにより施解錠信号
発生手段から出力する解錠信号により、前記錠作動部を
解錠させ、かつ錠前機構部における前記の錠状態検出部
と扉等状態検出部から夫々送出される施解錠検出信号と
扉等開閉検出信号が入力されて、錠作動部の施解錠作動
と扉等の開閉状態とを判断する比較判断手段と、前記登
録用記憶手段に記憶登録符号が登録済みであると共に扉
等が閉成かつ施錠の状態にあって、錠作動部がマスター
キーにより強制解錠され、これによる錠状態検出部から
の強制解錠検出信号を受けた比較判断手段より、強制解
錠信号が入力する符号消去手段とを具備し、当該符号消
去手段が、上記強制解錠信号を受け、かつ符号入力手段
のキー操作による符号入力の存在を符号読込手段によっ
て確認することにより、登録用記憶手段に登録符号消去
信号を入力させると共に、上記符号入力の不存在により
登録用記憶手段の登録符号が消去されなかったとき、扉
等状態検出部から扉等閉成検出信号が比較判断手段に送
出されることで、当該比較判断手段が自動制御信号を施
解錠信号発生手段に送信し、当該施解錠信号発生手段か
らの施錠信号により、錠作動部が施錠状態となるように
したことを特徴とする電池式電子錠装置を提供しようと
している。
【0015】さらに、請求項2では、上記請求項1の構
成に加えて、錠状態検出手段と扉等状態検出手段とが、
夫々錠用可動接片と解錠位置固定接点および施錠位置固
定接点とによる錠用二点スイッチと、扉等用可動接片と
扉等開成位置固定接点および扉等閉成位置固定接点とに
よる扉等用二点スイッチにより構成され、上記の錠用可
動接片と扉等用可動接片は前記制御回路部の比較判断手
段に接続され、錠用二点スイッチと扉等用二点スイッチ
における一方の上記各一方の固定接点は接地され、各他
方の固定接点は制御回路部の電池による電源電位ライン
に接続されていることを、その内容としている。
成に加えて、錠状態検出手段と扉等状態検出手段とが、
夫々錠用可動接片と解錠位置固定接点および施錠位置固
定接点とによる錠用二点スイッチと、扉等用可動接片と
扉等開成位置固定接点および扉等閉成位置固定接点とに
よる扉等用二点スイッチにより構成され、上記の錠用可
動接片と扉等用可動接片は前記制御回路部の比較判断手
段に接続され、錠用二点スイッチと扉等用二点スイッチ
における一方の上記各一方の固定接点は接地され、各他
方の固定接点は制御回路部の電池による電源電位ライン
に接続されていることを、その内容としている。
【0016】
【作用】先ず暗証番号等による符号を登録すると共に、
それまで解錠状態であった被施錠体の扉等につき、これ
を施錠する際の作用につき説示すると、符号入力部によ
り暗証番号等の符号を順次所要桁数だけ出力させるが、
最初の符号が符号読込手段に読み込まれると同時に桁計
数手段と計時手段とが始動されると共に一時的記憶手段
に当該入力符号が記憶される。
それまで解錠状態であった被施錠体の扉等につき、これ
を施錠する際の作用につき説示すると、符号入力部によ
り暗証番号等の符号を順次所要桁数だけ出力させるが、
最初の符号が符号読込手段に読み込まれると同時に桁計
数手段と計時手段とが始動されると共に一時的記憶手段
に当該入力符号が記憶される。
【0017】上記の計時手段は、その動作が開始されて
から符号の一桁入力毎の所定計時時間内に、所定桁数の
符号が入力されて来なかったり、所定計時時間経過後に
符号が入力されて来たような場合、一時的記憶手段にあ
って、それまでに入力された記憶符号を消去するため記
憶符号消去信号を送出する。
から符号の一桁入力毎の所定計時時間内に、所定桁数の
符号が入力されて来なかったり、所定計時時間経過後に
符号が入力されて来たような場合、一時的記憶手段にあ
って、それまでに入力された記憶符号を消去するため記
憶符号消去信号を送出する。
【0018】そして、上記の所定計時時間経過以前にあ
って、桁計数手段が所定桁数の符号を検知するに至れ
ば、当該桁計数手段はその制御信号を、上記一時的記憶
手段と施解錠信号発生手段そして比較判断手段に夫々送
出することになり、当該制御信号を受けた一時的記憶手
段は、その記憶符号を次段の登録用記憶手段に転送し
て、これに暗証番号等による記憶登録符号が登録される
のであり、もちろん、この際、既に記憶登録符号が登録
済みであれば、当該転送は行われない。
って、桁計数手段が所定桁数の符号を検知するに至れ
ば、当該桁計数手段はその制御信号を、上記一時的記憶
手段と施解錠信号発生手段そして比較判断手段に夫々送
出することになり、当該制御信号を受けた一時的記憶手
段は、その記憶符号を次段の登録用記憶手段に転送し
て、これに暗証番号等による記憶登録符号が登録される
のであり、もちろん、この際、既に記憶登録符号が登録
済みであれば、当該転送は行われない。
【0019】また、上記制御信号を受けた施解錠信号発
生手段からの施錠信号により、錠前機構部における錠作
動部を、ソレノイドなどを用いることで施錠状態とする
ことになり、当該施錠状態を解錠しようとするときは、
前記の符号入力部の操作で、前記登録済みである暗証番
号等による記憶登録符号を順次入力させることになる。
この符号入力操作が前記のように一時的記憶手段に、消
去されてしまうことなく所定計時時間内に所定桁数だけ
入力されたときには、一時的記憶手段からは当該記憶符
号が、登録用記憶手段からは、その記録符号が夫々比較
判断手段に送信されることになる。
生手段からの施錠信号により、錠前機構部における錠作
動部を、ソレノイドなどを用いることで施錠状態とする
ことになり、当該施錠状態を解錠しようとするときは、
前記の符号入力部の操作で、前記登録済みである暗証番
号等による記憶登録符号を順次入力させることになる。
この符号入力操作が前記のように一時的記憶手段に、消
去されてしまうことなく所定計時時間内に所定桁数だけ
入力されたときには、一時的記憶手段からは当該記憶符
号が、登録用記憶手段からは、その記録符号が夫々比較
判断手段に送信されることになる。
【0020】この結果、比較判断手段は、上記の記憶符
号と記憶登録符号とを比較して、両者が合致したときに
その判断信号を発し、これにより施解錠信号発生手段か
ら解錠信号が錠作動部に送られ、これまたソレノイドな
どの作動により解錠状態とすることができる。
号と記憶登録符号とを比較して、両者が合致したときに
その判断信号を発し、これにより施解錠信号発生手段か
ら解錠信号が錠作動部に送られ、これまたソレノイドな
どの作動により解錠状態とすることができる。
【0021】このように、錠作動部の施錠または解錠作
動があったときには、果して施解錠の作動がなされたか
否か、そして、この際被施錠体の扉等が閉成しているの
か開成状態のままかを確認するため、既知の如く夫々錠
状態検出部と扉等状態を検出部とが錠前機構部に備えら
れており、当該各検出部からの施解錠検出信号、扉等開
閉検出信号が前記比較判断手段に送信されることとな
り、この際施錠、解錠が行われず、また扉等の閉成がな
されなかったときは、必要に応じて警報器などを稼動さ
せることができる。
動があったときには、果して施解錠の作動がなされたか
否か、そして、この際被施錠体の扉等が閉成しているの
か開成状態のままかを確認するため、既知の如く夫々錠
状態検出部と扉等状態を検出部とが錠前機構部に備えら
れており、当該各検出部からの施解錠検出信号、扉等開
閉検出信号が前記比較判断手段に送信されることとな
り、この際施錠、解錠が行われず、また扉等の閉成がな
されなかったときは、必要に応じて警報器などを稼動さ
せることができる。
【0022】次に、ロッカーなどの管理者が各種の事情
によって扉等を開成する必要が生じたときは、所謂強制
解錠を実施することになるが、これには既知の如く別途
用意されているマスターキーを用いて、前記の錠作動部
に設けられたシリンダ錠等を用いて解錠状態とするが、
この際登録用記憶手段における登録済みの暗証番号など
をも消去したい場合には、単にマスターキーを操作する
だけでなく、当該鍵操作と符号入力部のキー操作とを併
用するのである。
によって扉等を開成する必要が生じたときは、所謂強制
解錠を実施することになるが、これには既知の如く別途
用意されているマスターキーを用いて、前記の錠作動部
に設けられたシリンダ錠等を用いて解錠状態とするが、
この際登録用記憶手段における登録済みの暗証番号など
をも消去したい場合には、単にマスターキーを操作する
だけでなく、当該鍵操作と符号入力部のキー操作とを併
用するのである。
【0023】すなわち、上記の如き強制解錠は、もちろ
ん、暗証番号等が登録済みで、扉等が閉成かつ施錠状態
にあるが、上記マスターキーにより強制解錠されること
で、錠状態検出部から強制解錠検出信号が比較判断手段
に入力され、これにより強制解錠信号が符号消去手段に
入力される。この際、管理者側の作業員が符号入力部に
おけるキー操作を適宜行うようにしていれば、符号消去
手段は上記の強制解除信号だけでなく、符号読込手段か
ら符号入力のあったことを確認し得ることになり、この
ことで符号消去手段は登録用記憶手段へ、登録符号消去
信号を入力させ、これにより記憶登録符号が消去される
ことになる。
ん、暗証番号等が登録済みで、扉等が閉成かつ施錠状態
にあるが、上記マスターキーにより強制解錠されること
で、錠状態検出部から強制解錠検出信号が比較判断手段
に入力され、これにより強制解錠信号が符号消去手段に
入力される。この際、管理者側の作業員が符号入力部に
おけるキー操作を適宜行うようにしていれば、符号消去
手段は上記の強制解除信号だけでなく、符号読込手段か
ら符号入力のあったことを確認し得ることになり、この
ことで符号消去手段は登録用記憶手段へ、登録符号消去
信号を入力させ、これにより記憶登録符号が消去される
ことになる。
【0024】また、符号入力部が操作されず、従って暗
証符号などの消去がなされなかった際には、扉等状態検
出部から扉等閉成検出信号が比較判断手段に送信される
ことによって、これより自動制御信号が施解錠信号手段
に送り出され、これにより施錠信号が錠作動部に送信さ
れて、施錠状態となり、ロッカーのメンバーなどが、再
度暗証番号を登録したりする必要なく、かつ別途人為的
に施錠操作をしなければならないといったこともない。
証符号などの消去がなされなかった際には、扉等状態検
出部から扉等閉成検出信号が比較判断手段に送信される
ことによって、これより自動制御信号が施解錠信号手段
に送り出され、これにより施錠信号が錠作動部に送信さ
れて、施錠状態となり、ロッカーのメンバーなどが、再
度暗証番号を登録したりする必要なく、かつ別途人為的
に施錠操作をしなければならないといったこともない。
【0025】次に請求項2の場合には、上記請求項1の
構成だけでなく錠用二点スイッチと扉等用二点スイッチ
を夫々錠状態検出器と扉等状態検出器とに採択してある
ので、図示の実施例によって説示すれば、解錠状態、扉
等開成状態となって夫々錠用可動接片が解錠位置固定接
点に、扉等用可動接片が扉等開成位置固定接点に導通し
たときには、制御回路部の電源電池は、比較判断手段に
ハイの状態を送信でき、施錠状態、扉等閉成状態となっ
た際には、夫々錠用可動接片が施錠位置固定接点に、扉
等用可動接片が扉等閉成位置固定接点に導通したときに
は比較判断手段は接地状態となってロウの状態となるか
ら、何れの場合にも上記電源電池がアースされることな
く、このため当該電池を不本意に消費してしまうことが
阻止されることになる。
構成だけでなく錠用二点スイッチと扉等用二点スイッチ
を夫々錠状態検出器と扉等状態検出器とに採択してある
ので、図示の実施例によって説示すれば、解錠状態、扉
等開成状態となって夫々錠用可動接片が解錠位置固定接
点に、扉等用可動接片が扉等開成位置固定接点に導通し
たときには、制御回路部の電源電池は、比較判断手段に
ハイの状態を送信でき、施錠状態、扉等閉成状態となっ
た際には、夫々錠用可動接片が施錠位置固定接点に、扉
等用可動接片が扉等閉成位置固定接点に導通したときに
は比較判断手段は接地状態となってロウの状態となるか
ら、何れの場合にも上記電源電池がアースされることな
く、このため当該電池を不本意に消費してしまうことが
阻止されることになる。
【0026】
【実施例】本発明を図示の実施例によって以下詳記する
と、先ず請求項1の場合には図1に示す如く符号入力部
1と、マイクロコンピュータなどを用いることのできる
制御回路部2と、錠前機構部3とによって構成されてお
り、上記符号入力部1は、既知の如くロッカーとか机な
どの図4に示されている被施錠体1aに露設されてお
り、暗証番号等による必要なる符号1bを、図3に例示
する如く各キー1cの手動操作により出力自在に構成さ
れ、当該出力信号1dが、上記制御回路部2における符
号読込手段2aに入力されるよう結線されている。
と、先ず請求項1の場合には図1に示す如く符号入力部
1と、マイクロコンピュータなどを用いることのできる
制御回路部2と、錠前機構部3とによって構成されてお
り、上記符号入力部1は、既知の如くロッカーとか机な
どの図4に示されている被施錠体1aに露設されてお
り、暗証番号等による必要なる符号1bを、図3に例示
する如く各キー1cの手動操作により出力自在に構成さ
れ、当該出力信号1dが、上記制御回路部2における符
号読込手段2aに入力されるよう結線されている。
【0027】ここで、前記の錠前機構部3は制御回路部
2と後述の如く結線され、かつ、外部からマスターキー
3aによって機械的に強制解錠可能に構成され錠作動部
3bと、この錠作動部3bを制御回路部2によって施錠
状態としたり解錠状態とした際、当該施解錠状態を検出
することのできる錠状態検出部3cと、さらに、前記被
施錠体1aの扉とか引出しといった扉等1eについて、
その開成状態と閉成状態とを検出する扉等状態検出部3
dとを備えている。
2と後述の如く結線され、かつ、外部からマスターキー
3aによって機械的に強制解錠可能に構成され錠作動部
3bと、この錠作動部3bを制御回路部2によって施錠
状態としたり解錠状態とした際、当該施解錠状態を検出
することのできる錠状態検出部3cと、さらに、前記被
施錠体1aの扉とか引出しといった扉等1eについて、
その開成状態と閉成状態とを検出する扉等状態検出部3
dとを備えている。
【0028】上記制御回路部2につき、これをCPUに
おける作業につき機能ブロック化した図1によって以下
詳記すると、前記の符号読込手段2aは符号入力部1の
前記入力操作により起動されて、出力信号1dを読み込
み、当該符号読込手段2aの起動により桁計数手段2b
と計時手段2cとが動作を開始する。桁計数手段2b
は、これにより符号1bにつき、その桁数が計数されて
行き、例えば暗証番号が4桁である場合であるとき、計
数桁数が所定の4桁値に達したときに制御信号2d、2
e、2fが出力するように構成されている。
おける作業につき機能ブロック化した図1によって以下
詳記すると、前記の符号読込手段2aは符号入力部1の
前記入力操作により起動されて、出力信号1dを読み込
み、当該符号読込手段2aの起動により桁計数手段2b
と計時手段2cとが動作を開始する。桁計数手段2b
は、これにより符号1bにつき、その桁数が計数されて
行き、例えば暗証番号が4桁である場合であるとき、計
数桁数が所定の4桁値に達したときに制御信号2d、2
e、2fが出力するように構成されている。
【0029】さらに、前記符号読込手段2aが読み込ん
だ符号1bが一時的記憶手段2gに入力されて記憶符号
が得られるが、当該記憶符号は、上記の制御信号2dが
入力されることによって転送される登録用記憶手段2h
に送り込まれ、これに記憶登録符号としての暗証記号が
登録されることになるが、もちろん、この登録用記憶手
段2hに記憶登録符号が登録済みとなっていれば当該転
送による登録はないこととなる。
だ符号1bが一時的記憶手段2gに入力されて記憶符号
が得られるが、当該記憶符号は、上記の制御信号2dが
入力されることによって転送される登録用記憶手段2h
に送り込まれ、これに記憶登録符号としての暗証記号が
登録されることになるが、もちろん、この登録用記憶手
段2hに記憶登録符号が登録済みとなっていれば当該転
送による登録はないこととなる。
【0030】次に、前記のように始動した計時手段2c
につき説示すると、始動してからの時間経過が計時さ
れ、前記の符号1bが一桁入力する毎の所定計時時間内
に、所定桁数の符号1bが入力されなかったか、当該所
定計時時間を経過してしまった後にあって符号1bが入
力されたときには、一時的記憶手段2gの1桁〜4桁等
の記憶符号が消去されてしまうのであり、これは計時手
段2cから一時的記憶手段2gに対して記憶符号消去信
号2iを送信することによりなされる。
につき説示すると、始動してからの時間経過が計時さ
れ、前記の符号1bが一桁入力する毎の所定計時時間内
に、所定桁数の符号1bが入力されなかったか、当該所
定計時時間を経過してしまった後にあって符号1bが入
力されたときには、一時的記憶手段2gの1桁〜4桁等
の記憶符号が消去されてしまうのであり、これは計時手
段2cから一時的記憶手段2gに対して記憶符号消去信
号2iを送信することによりなされる。
【0031】従って、前記した桁計数手段2bからの制
御信号2d、2e、2fは、前記のように所定計時時間
内に所定桁値の符号1bが入力し終ったとき発信される
のであり、当該制御信号2eは施解錠信号発生手段2j
に入力され、これにより施錠信号2kが、前記錠前機構
部3における錠作動部3bを、後説するソレノイドなど
により作動させて施錠することになり、かくして、暗証
番号等を登録用記憶手段2hに登録すると同時に錠作動
部3bを施錠して、被施錠体1aの扉等1eをロック状
態とすることになる。
御信号2d、2e、2fは、前記のように所定計時時間
内に所定桁値の符号1bが入力し終ったとき発信される
のであり、当該制御信号2eは施解錠信号発生手段2j
に入力され、これにより施錠信号2kが、前記錠前機構
部3における錠作動部3bを、後説するソレノイドなど
により作動させて施錠することになり、かくして、暗証
番号等を登録用記憶手段2hに登録すると同時に錠作動
部3bを施錠して、被施錠体1aの扉等1eをロック状
態とすることになる。
【0032】さらに、制御回路部2には比較判断手段2
mと符号消去手段2nとが具備されており、この比較判
断手段2mの一役割は、扉等1eを解錠するため符号入
力部1より、登録済である暗証番号である記憶登録番号
と同番号が入力され、これが一時的記憶手段2gにより
記憶された際、当該記憶符号と登録用記憶符号とが、こ
の比較判断手段2mに入力されて、両者が比較判断さ
れ、これらが合致したときの判断信号2pを前記の施解
錠信号発生手段2jに送信することである。かくして、
この施解錠信号発生手段2jからの解錠信号2qにより
錠作動部3bが解錠されることになる。
mと符号消去手段2nとが具備されており、この比較判
断手段2mの一役割は、扉等1eを解錠するため符号入
力部1より、登録済である暗証番号である記憶登録番号
と同番号が入力され、これが一時的記憶手段2gにより
記憶された際、当該記憶符号と登録用記憶符号とが、こ
の比較判断手段2mに入力されて、両者が比較判断さ
れ、これらが合致したときの判断信号2pを前記の施解
錠信号発生手段2jに送信することである。かくして、
この施解錠信号発生手段2jからの解錠信号2qにより
錠作動部3bが解錠されることになる。
【0033】また、比較判断手段2mは、前記の錠前機
構部3における錠状態検出部3cと扉等状態検出部3d
から送信される施解錠検出信号3e、扉等開閉検出信号
3fを受信することによって、夫々錠作動部3bが施錠
状態であるのか解錠状態なのかを判断し、また被施錠体
1aの扉等1eが開成状態なのか閉成状態なのかを判断
し、これにより必要に応じ解錠状態または開成であると
き警報器等を稼動させることになる。
構部3における錠状態検出部3cと扉等状態検出部3d
から送信される施解錠検出信号3e、扉等開閉検出信号
3fを受信することによって、夫々錠作動部3bが施錠
状態であるのか解錠状態なのかを判断し、また被施錠体
1aの扉等1eが開成状態なのか閉成状態なのかを判断
し、これにより必要に応じ解錠状態または開成であると
き警報器等を稼動させることになる。
【0034】さらに、ロッカー等の管理者がマスターキ
ー3aによって、被施錠体1aの所定箇所に設置したシ
リンダ錠などを操作し、これにより錠作動部3bを強制
解錠した場合には、これを検知した錠状態検出部3cか
ら強制解錠検出信号3gが上記の比較判断手段2mに入
力され、これにより、前記の符号消去手段2nに当該比
較判断手段2mから強制解錠信号2rが入力される。
ー3aによって、被施錠体1aの所定箇所に設置したシ
リンダ錠などを操作し、これにより錠作動部3bを強制
解錠した場合には、これを検知した錠状態検出部3cか
ら強制解錠検出信号3gが上記の比較判断手段2mに入
力され、これにより、前記の符号消去手段2nに当該比
較判断手段2mから強制解錠信号2rが入力される。
【0035】しかし、この際符号消去手段2nに強制解
錠信号2rのみが送信されているだけであれば、符号消
去手段2nからの出力はなく、従って、登録用記憶手段
2hの登録済みである記情登録符号は消去されることは
ない。ところが、強制解錠信号2rだけでなく、前記符
号入力部1のキー1cを操作し、これにより当該任意の
符号1bが符号読込手段2aに読み込まれているとき
は、当該符号入力を確認した符号消去手段2nから登録
符号消去手段2sが送信され、これにより、登録用記憶
手段2hの登録済みである暗証番号等は消去される。
錠信号2rのみが送信されているだけであれば、符号消
去手段2nからの出力はなく、従って、登録用記憶手段
2hの登録済みである記情登録符号は消去されることは
ない。ところが、強制解錠信号2rだけでなく、前記符
号入力部1のキー1cを操作し、これにより当該任意の
符号1bが符号読込手段2aに読み込まれているとき
は、当該符号入力を確認した符号消去手段2nから登録
符号消去手段2sが送信され、これにより、登録用記憶
手段2hの登録済みである暗証番号等は消去される。
【0036】このように、マスターキー3aによる強制
解錠により、キー1cを操作するか否かだけの簡易な選
択により、暗証番号等を選択的に消去し得ることになる
が、何れにせよ強制解錠後にあって開成した扉等1eを
閉成してやれば、扉等状態検出部3dからの扉閉成検出
信号3hが比較判断手段2mに入力され、これにより自
動制御信号2tを受信した施解錠信号発生手段2jか
ら、施錠信号2kが送信されることで錠作動部3bが施
錠状態となる。
解錠により、キー1cを操作するか否かだけの簡易な選
択により、暗証番号等を選択的に消去し得ることになる
が、何れにせよ強制解錠後にあって開成した扉等1eを
閉成してやれば、扉等状態検出部3dからの扉閉成検出
信号3hが比較判断手段2mに入力され、これにより自
動制御信号2tを受信した施解錠信号発生手段2jか
ら、施錠信号2kが送信されることで錠作動部3bが施
錠状態となる。
【0037】次に、図2によって請求項2に係る電池式
電子装置につき説示すると、ここでは、図1に示されて
いる錠状態検出部3cと扉等状態検出部3dとが、次の
如く構成されている。すなわち、錠状態検出部3cに
は、錠用二点スイッチ3iが用いられ、その3j、3
k、3mは、夫々錠用可動接片、解錠位置固定接点そし
て施錠位置固定接点を示しており、扉等状態検出部3d
の扉等用二点スイッチ3nは、扉等用可動接片3pと扉
等開成位置固定接点3qと扉等閉成位置固定接点3rと
を具備している。
電子装置につき説示すると、ここでは、図1に示されて
いる錠状態検出部3cと扉等状態検出部3dとが、次の
如く構成されている。すなわち、錠状態検出部3cに
は、錠用二点スイッチ3iが用いられ、その3j、3
k、3mは、夫々錠用可動接片、解錠位置固定接点そし
て施錠位置固定接点を示しており、扉等状態検出部3d
の扉等用二点スイッチ3nは、扉等用可動接片3pと扉
等開成位置固定接点3qと扉等閉成位置固定接点3rと
を具備している。
【0038】そして、錠用可動接片3jと扉等用可動接
片3pは、何れもマイクロコンピュータ等のポートであ
る比較判断手段2mに接続されていると共に、一方の固
定接点、すなわち図示例にあっては、解錠位置固定接点
3kと扉等開成位置固定接点3qとは、前記制御回路2
における電池電源が抵抗2uと電源電位ライン3sを介
して、何れも接続されており、他方の固定接点、すなわ
ち図示例では、施錠位置固定接点3mと扉等閉成位置固
定接点3rとが、何れもアース3tによって接地されて
いる。
片3pは、何れもマイクロコンピュータ等のポートであ
る比較判断手段2mに接続されていると共に、一方の固
定接点、すなわち図示例にあっては、解錠位置固定接点
3kと扉等開成位置固定接点3qとは、前記制御回路2
における電池電源が抵抗2uと電源電位ライン3sを介
して、何れも接続されており、他方の固定接点、すなわ
ち図示例では、施錠位置固定接点3mと扉等閉成位置固
定接点3rとが、何れもアース3tによって接地されて
いる。
【0039】従って、上記の構成によるときは、錠作動
部3bに解錠信号2qが入力されることで解錠状態にな
った際、錠用可動接片3jが解錠位置固定接点3kに接
触すれば、電源電池が抵抗2uを介して電源電位ライン
3sより比較判断手段2mに印加され、このことで、解
錠されたことが確認されると共に、扉等1eが開成され
たときは、扉等用可動接片3pが扉等開成位置固定接点
3qに接触することで、比較判断手段2mに電池電源が
抵抗2uを介して印加されることとなり、扉等1eの開
成が確認される。
部3bに解錠信号2qが入力されることで解錠状態にな
った際、錠用可動接片3jが解錠位置固定接点3kに接
触すれば、電源電池が抵抗2uを介して電源電位ライン
3sより比較判断手段2mに印加され、このことで、解
錠されたことが確認されると共に、扉等1eが開成され
たときは、扉等用可動接片3pが扉等開成位置固定接点
3qに接触することで、比較判断手段2mに電池電源が
抵抗2uを介して印加されることとなり、扉等1eの開
成が確認される。
【0040】そして、上記とは逆に錠作動部3bに施錠
信号2kが入力されて施錠状態となったときには、錠用
可動接片3jが施錠位置固定接点3mに当接し、従っ
て、比較判断手段2mのポートはロウ電位となり、施錠
状態を確認することができると共に、扉等1eが閉扉状
態となったときには、扉等用可動接片3pが扉等閉成位
置固定接点3rに当接し、これまた比較判断手段2mの
ポートはロウ電位となって、扉等の閉成状態を確認する
ことができる。従って、上記の如き解錠、施錠そして扉
等の開成、閉成何れの場合にあっても、電池電源が抵抗
2uを介して接地されてしまい、これにより当該電池の
寿命が短くなったり、頻繁なメンテナンスを要するとい
ったことがなくなる。
信号2kが入力されて施錠状態となったときには、錠用
可動接片3jが施錠位置固定接点3mに当接し、従っ
て、比較判断手段2mのポートはロウ電位となり、施錠
状態を確認することができると共に、扉等1eが閉扉状
態となったときには、扉等用可動接片3pが扉等閉成位
置固定接点3rに当接し、これまた比較判断手段2mの
ポートはロウ電位となって、扉等の閉成状態を確認する
ことができる。従って、上記の如き解錠、施錠そして扉
等の開成、閉成何れの場合にあっても、電池電源が抵抗
2uを介して接地されてしまい、これにより当該電池の
寿命が短くなったり、頻繁なメンテナンスを要するとい
ったことがなくなる。
【0041】上記の錠前機構部3としては、どのような
機械的構成のものを用いてもよいが、本発明の構成を理
解し易くするため、その一例を図4によって説示すると
以下の通りである。すなわち、扉等1eの裏側などに、
この錠前機構部3が固設されるが、今、当該扉等1eを
閉成させると、扉等閉成作動杆10が、図4(A)に示
す位置から、被施錠体1aに当接することにより、同上
図(A)のように矢印10Aの方向に、扉等復動スプリ
ング11の弾力に抗して変動する。
機械的構成のものを用いてもよいが、本発明の構成を理
解し易くするため、その一例を図4によって説示すると
以下の通りである。すなわち、扉等1eの裏側などに、
この錠前機構部3が固設されるが、今、当該扉等1eを
閉成させると、扉等閉成作動杆10が、図4(A)に示
す位置から、被施錠体1aに当接することにより、同上
図(A)のように矢印10Aの方向に、扉等復動スプリ
ング11の弾力に抗して変動する。
【0042】さらに、扉等1eから露呈された図示しな
いノブの操作で、回動自在としたロック回動板12が設
けられており、その一部にロック片13が、ピン12a
によって枢着されていると共に、当該ロック片13にお
ける先端部は、上記の扉等閉成作動杆10に設けられた
凹溝10Bに対して、ロック回動板12のピン12b
と、錠前機構部3の基盤3Aに設けられた固定ピン14
との間に張設されている回動用スプリング15の復原力
により、押当係止されている。
いノブの操作で、回動自在としたロック回動板12が設
けられており、その一部にロック片13が、ピン12a
によって枢着されていると共に、当該ロック片13にお
ける先端部は、上記の扉等閉成作動杆10に設けられた
凹溝10Bに対して、ロック回動板12のピン12b
と、錠前機構部3の基盤3Aに設けられた固定ピン14
との間に張設されている回動用スプリング15の復原力
により、押当係止されている。
【0043】ここで、前記の如く扉等閉成作動杆10
が、矢印10Aの方向に変動することで、図4(A)に
おける扉等1eの開成状態から、図4(B)に示した閉
成状態となるのであるが、当該閉成により、ロック片1
3が扉等閉成作動杆10における通孔10Cの位置に配
装されることとなる。この結果回動用スプリング15の
発条力により、ロック回動板12が回動するから、ロッ
ク片13は上記通孔10Cを貫通して下動し、これによ
り前記の扉等状態検出部3dにおける扉等用二点スイッ
チ3nの扉等用可動接片3pを押動することになり、こ
のことで、扉等1eの閉成が確認し得る。
が、矢印10Aの方向に変動することで、図4(A)に
おける扉等1eの開成状態から、図4(B)に示した閉
成状態となるのであるが、当該閉成により、ロック片1
3が扉等閉成作動杆10における通孔10Cの位置に配
装されることとなる。この結果回動用スプリング15の
発条力により、ロック回動板12が回動するから、ロッ
ク片13は上記通孔10Cを貫通して下動し、これによ
り前記の扉等状態検出部3dにおける扉等用二点スイッ
チ3nの扉等用可動接片3pを押動することになり、こ
のことで、扉等1eの閉成が確認し得る。
【0044】図4(B)は、上記のようにして扉等1e
が閉成され、かつ解錠状態にある場合を示しており、当
該状態にあっては、上記のロック回動板12に欠設され
ているロック溝12cに欠設されているロック溝12c
に対し、施錠プランジャー16の係止端16bが非係止
状態にあり、従って、ロック回動板12は、図示しない
ノブ操作により、自由に回動できる状態にある。すなわ
ち、当該解錠状態では、図示のソレノイド17が励磁さ
れていることから、施錠プランジャー16は、これに連
結されているソレノイドプランジャー17aによって、
下動状態に保持しているのであり、この際、当該ソレノ
イドプランジャー17aに被嵌した復帰用スプリング1
8は、停止ピン17bに押当して圧縮されている。
が閉成され、かつ解錠状態にある場合を示しており、当
該状態にあっては、上記のロック回動板12に欠設され
ているロック溝12cに欠設されているロック溝12c
に対し、施錠プランジャー16の係止端16bが非係止
状態にあり、従って、ロック回動板12は、図示しない
ノブ操作により、自由に回動できる状態にある。すなわ
ち、当該解錠状態では、図示のソレノイド17が励磁さ
れていることから、施錠プランジャー16は、これに連
結されているソレノイドプランジャー17aによって、
下動状態に保持しているのであり、この際、当該ソレノ
イドプランジャー17aに被嵌した復帰用スプリング1
8は、停止ピン17bに押当して圧縮されている。
【0045】また、上記した図4(B)の扉等は閉成、
かつ解錠状態にあるときは、上記のソレノイドプランジ
ャー17aが、前記のように引き下げられているので、
その下端に曲成した作動端部16aが、前記した錠状態
検出部3cにおける錠用二点スイッチ3iの錠用可動接
片3jを押動しており、これによって解錠状態であるこ
とを確認し得ることとなる。なお、図中19は、前記の
ロック回動板12が、図4(A)の状態から同図(B)
の状態となった際、当該ロック回動板12に対するスト
ッパであり、これは、基盤3Aから突設されており、2
0は基盤3Aに固設された電池用収納ケースを示し、こ
れにより突設のガイド腕板16cによって、前記施錠プ
ランジャー16が、上下動自在に案内される。
かつ解錠状態にあるときは、上記のソレノイドプランジ
ャー17aが、前記のように引き下げられているので、
その下端に曲成した作動端部16aが、前記した錠状態
検出部3cにおける錠用二点スイッチ3iの錠用可動接
片3jを押動しており、これによって解錠状態であるこ
とを確認し得ることとなる。なお、図中19は、前記の
ロック回動板12が、図4(A)の状態から同図(B)
の状態となった際、当該ロック回動板12に対するスト
ッパであり、これは、基盤3Aから突設されており、2
0は基盤3Aに固設された電池用収納ケースを示し、こ
れにより突設のガイド腕板16cによって、前記施錠プ
ランジャー16が、上下動自在に案内される。
【0046】次に、前記の如く施錠信号2kが錠作動部
3bに入力されることで、上記のソレノイド17に対す
る励磁が解かれると、復帰用スプリング18の復原力に
よって、ソレノイドプランジャー17aが復動し、これ
により施錠プランジャー16が上動するから、このこと
で、その係止端16bが、ロック溝12cに係止され、
ロック回転板12は、ノブの操作によって回動し得ない
図4(C)に示す如き施錠状態となる。このようにして
施錠状態となれば、施錠プランジャー16の作動端部1
6aが、錠用二点スイッチ3iから離間することになる
から、当該施錠状態となったことを、前記のように確認
し得ることになる。
3bに入力されることで、上記のソレノイド17に対す
る励磁が解かれると、復帰用スプリング18の復原力に
よって、ソレノイドプランジャー17aが復動し、これ
により施錠プランジャー16が上動するから、このこと
で、その係止端16bが、ロック溝12cに係止され、
ロック回転板12は、ノブの操作によって回動し得ない
図4(C)に示す如き施錠状態となる。このようにして
施錠状態となれば、施錠プランジャー16の作動端部1
6aが、錠用二点スイッチ3iから離間することになる
から、当該施錠状態となったことを、前記のように確認
し得ることになる。
【0047】また、前記の如くマスターキー3aの操作
で強制解錠を行いたいときは、図4に示す通り、これを
シリンダ錠21に差し込んで回動操作すれば、その強制
解錠ピン21aが回動することで、これが、施錠プラン
ジャー16の作動端部16aに押当して、これを引き下
すから、その係止端16bが係止溝12cから離脱して
解錠状態となり、このことは錠用二点スイッチ3iが検
知することになる。扉等1eを開成させようとするとき
は、前記の図示しないノブの操作をすることで、ロック
片13がロック回動板12の回動により引き上げられ、
扉等復動スプリング11により、扉等閉成作動杆10
が、図面にあって左方向へ復帰し、ロック片13は図4
(A)の如く前記の凹溝10Bに係止され、扉等1eは
開成状態となる。
で強制解錠を行いたいときは、図4に示す通り、これを
シリンダ錠21に差し込んで回動操作すれば、その強制
解錠ピン21aが回動することで、これが、施錠プラン
ジャー16の作動端部16aに押当して、これを引き下
すから、その係止端16bが係止溝12cから離脱して
解錠状態となり、このことは錠用二点スイッチ3iが検
知することになる。扉等1eを開成させようとするとき
は、前記の図示しないノブの操作をすることで、ロック
片13がロック回動板12の回動により引き上げられ、
扉等復動スプリング11により、扉等閉成作動杆10
が、図面にあって左方向へ復帰し、ロック片13は図4
(A)の如く前記の凹溝10Bに係止され、扉等1eは
開成状態となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成されてい
るものであるから、請求項1によるときは、符号入力部
と適切に構成の制御回路部と、これに接続した錠前機構
部とにより構成したので、マスターキーによる強制解錠
を行うとき、当該強制解錠のみを行うことも、これと一
緒に暗証番号等を消去して初期化することをも、選択的
に実施でき、しかも、初期化しようとするときには、マ
スターキーによる強制解錠操作時に、符号入力部のキー
操作を行うようにすればよいので、その操作が簡易にし
て迅速に実施でき、数多くのロッカーなどにつき、これ
を行う作業員の労力と時間とを、大幅に軽減することが
可能となる。
るものであるから、請求項1によるときは、符号入力部
と適切に構成の制御回路部と、これに接続した錠前機構
部とにより構成したので、マスターキーによる強制解錠
を行うとき、当該強制解錠のみを行うことも、これと一
緒に暗証番号等を消去して初期化することをも、選択的
に実施でき、しかも、初期化しようとするときには、マ
スターキーによる強制解錠操作時に、符号入力部のキー
操作を行うようにすればよいので、その操作が簡易にし
て迅速に実施でき、数多くのロッカーなどにつき、これ
を行う作業員の労力と時間とを、大幅に軽減することが
可能となる。
【0049】しかも、制御回路部の構成により、符号入
力手段におけるキーについて、操作開始用のキーや確認
用等のキーが不要となるので、利用者の使い勝手がよ
く、かつ、符号入力部としての操作パネルを小型化する
こともできる。
力手段におけるキーについて、操作開始用のキーや確認
用等のキーが不要となるので、利用者の使い勝手がよ
く、かつ、符号入力部としての操作パネルを小型化する
こともできる。
【0050】請求項2の電子錠装置では、その錠状態検
出部と扉等状態検出部とを、何れも二点スイッチを用い
て適切な回路構成としたので、施解錠や扉等の開閉状態
何れを検出する場合にも、制御回路部における電源電池
を、抵抗を介してアースに流すことがないので、電源電
池の寿命を長くでき、その交換作業に費す労力をも大幅
に削減することができる。
出部と扉等状態検出部とを、何れも二点スイッチを用い
て適切な回路構成としたので、施解錠や扉等の開閉状態
何れを検出する場合にも、制御回路部における電源電池
を、抵抗を介してアースに流すことがないので、電源電
池の寿命を長くでき、その交換作業に費す労力をも大幅
に削減することができる。
【図1】本発明に係る請求項1の電池式電子錠装置を示
した電気系ブロック図である。
した電気系ブロック図である。
【図2】同上請求項2の電池式電子錠装置を示す電気系
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】同上電子錠装置に用いられる符号入力部の操作
パネルを示す平面略示図である。
パネルを示す平面略示図である。
【図4】請求項2に係る錠前機構部の参考例を示した機
械系構成を示し、(A)は扉等開成、解錠状態の平面説
明図、(B)は扉等閉成、解錠状態の平面説明図、
(C)は扉等閉成、施錠状態の平面説明図である。
械系構成を示し、(A)は扉等開成、解錠状態の平面説
明図、(B)は扉等閉成、解錠状態の平面説明図、
(C)は扉等閉成、施錠状態の平面説明図である。
【図5】(A)、(B)はロッカーに付された既往電子
錠装置の異種例を示した各部分側面略示図である。
錠装置の異種例を示した各部分側面略示図である。
【図6】従来の符号入力手段における操作パネルの一例
を示した平面略示図である。
を示した平面略示図である。
【図7】従来の電子錠装置における扉状態検出部を示す
電気回路構成図である。
電気回路構成図である。
1 符号入力部 1a 被施錠体 1b 符号 1c キー 1e 扉等 2 制御回路部 2a 符号読込手段 2b 桁計数手段 2c 計時手段 2d 制御信号 2e 制御信号 2f 制御信号 2g 一時的記憶手段 2h 登録用記憶手段 2i 記憶符号消去信号 2j 施解錠信号発生手段 2k 施錠信号 2m 比較判断手段 2n 符号消去手段 2p 判断信号 2q 解錠信号 2r 強制解錠信号 2s 登録符号消去信号 2t 自動制御信号 3 錠前機構部 3a マスターキー 3b 錠作動部 3c 錠状態検出部 3d 扉等状態検出部 3e 施解錠検出信号 3f 扉等開閉検出信号 3g 強制解錠検出信号 3h 扉等閉成検出信号 3i 錠用二点スイッチ 3j 錠用可動接片 3k 解錠位置固定接点 3m 施錠位置固定接点 3n 扉等用二点スイッチ 3p 扉等用可動接片 3q 扉等開成位置固定接点 3r 扉等閉成位置固定接点 3s 電源電位ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 - 49/04 E05B 65/02
Claims (2)
- 【請求項1】 被施錠体に露設され、暗証番号等に必要
なる符号を、各キーの手動操作により出力自在とした符
号入力部と、これに結線の制御回路部と、この制御回路
部に結線され外部からマスターキーにより機械的に強制
解錠可能な錠作動部と、その施解錠状態を検出する錠状
態検出部そして被施錠体の扉等につき、その開閉状態を
検出する扉等状態検出部とを備えた錠前機構部とからな
り、上記の制御回路部には、前記符号入力部の操作によ
り起動されて、その出力信号である符号を読み込む符号
読込手段と、この符号読込手段の起動により動作を開始
して、上記符号につき、その計数した桁数が、所定桁値
に達したとき制御信号を出力する桁計数手段と、前記の
符号読込手段が読んだ符号の一時的記憶手段と、上記桁
計数手段からの制御信号により、一時的記憶手段の記憶
符号が転送されて、無記憶状態の下で記憶登録される登
録用記憶手段と、前記符号読込手段の起動により動作を
開始して、符号の一桁入力毎の所定計時時間内に、所定
桁数の符号が入力されないか、所定計時時間経過後に符
号が入力されたとき、前記の一時的記憶手段に対して、
その記憶符号消去信号を送出する計時手段と、前記桁計
数手段の制御信号により施錠信号を送出して、前記錠前
機構部における錠作動部を施錠する施解錠信号発生手段
と、同上桁計数手段の制御信号により、一時的記憶手段
の記憶符号と登録用記憶手段の記憶登録符号との比較に
よる両者合致の判断信号を、前記施解錠信号発生手段に
入力させ、これにより施解錠信号発生手段から出力する
解錠信号により、前記錠作動部を解錠させ、かつ錠前機
構部における前記の錠状態検出部と扉等状態検出部から
夫々送出される施解錠検出信号と扉等開閉検出信号が入
力されて、錠作動部の施解錠作動と扉等の開閉状態とを
判断する比較判断手段と、前記登録用記憶手段に記憶登
録符号が登録済みであると共に扉等が閉成かつ施錠の状
態にあって、錠作動部がマスターキーにより強制解錠さ
れ、これによる錠状態検出部からの強制解錠検出信号を
受けた比較判断手段より、強制解錠信号が入力する符号
消去手段とを具備し、当該符号消去手段が、上記強制解
錠信号を受け、かつ符号入力手段のキー操作による符号
入力の存在を符号読込手段によって確認することによ
り、登録用記憶手段に登録符号消去信号を入力させると
共に、上記符号入力の不存在により登録用記憶手段の登
録符号が消去されなかったとき、扉等状態検出部から扉
等閉成検出信号が比較判断手段に送出されることで、当
該比較判断手段が自動制御信号を施解錠信号発生手段に
送信し、当該施解錠信号発生手段からの施錠信号によ
り、錠作動部が施錠状態となるようにしたことを特徴と
する電池式電子錠装置。 - 【請求項2】 被施錠体に露設され、暗証番号等に必要
なる符号を、各キーの手動操作により出力自在とした符
号入力部と、これに結線の制御回路部と、この制御回路
部に結線され外部からマスターキーにより機械的に強制
解錠可能な錠作動部と、その施解錠状態を検出する錠状
態検出部そして被施錠体の扉等につき、その開閉状態を
検出する扉等状態検出部とを備えた錠前機構部とからな
り、上記の制御回路部には、前記符号入力部の操作によ
り起動されて、その出力信号である符号を読み込む符号
読込手段と、この符号読込手段の起動により動作を開始
して、上記符号につき、その計数した桁数が、所定桁値
に達したとき制御信号を出力する桁計数手段と、前記の
符号読込手段が読んだ符号の一時的記憶手段と、上記桁
計数手段からの制御信号により、一時的記憶手段の記憶
符号が転送されて、無記憶状態の下で記憶登録される登
録用記憶手段と、前記符号読込手段の起動により動作を
開始して、符号の一桁入力毎の所定計時時間内に、所定
桁数の符号が入力されないか、所定計時時間経過後に符
号が入力されたとき、前記の一時的記憶手段に対して、
その記憶符号消去信号を送出する計時手段と、前記桁計
数手段の制御信号により施錠信号を送出して、前記錠前
機構部における錠作動部を施錠する施解錠信号発生手段
と、同上桁計数手段の制御信号により、一時的記憶手段
の記憶符号と登録用記憶手段の記憶登録符号との比較に
よる両者合致の判断信号を、前記施解錠信号発生手段に
入力させ、これにより施解錠信号発生手段から出力する
解錠信号により、前記錠作動部を解錠させ、かつ錠前機
構部における前記の錠状態検出部と扉等状態検出部から
夫々送出される施解錠検出信号と扉等開閉検出信号が入
力されて、錠作動部の施解錠作動と扉等の開閉状態とを
判断する比較判断手段と、前記登録用記憶手段に記憶登
録符号が登録済みであると共に扉等が閉成かつ施錠の状
態にあって、錠作動部がマスターキーにより強制解錠さ
れ、これによる錠状態検出部からの強制解錠検出信号を
受けた比較判断手段より、強制解錠信号が入力する符号
消去手段とを具備し、当該符号消去手段が、上記強制解
錠信号を受け、かつ符号入力手段のキー操作による符号
入力の存在を符号読込手段によって確認することによ
り、登録用記憶手段に登録符号消去信号を入力させると
共に、上記符号入力の不存在により登録用記憶手段の登
録符号が消去されなかったとき、扉等状態検出部から扉
等閉成検出信号が比較判断手段に送出されることで、当
該比較判断手段が自動制御信号を施解錠信号発生手段に
送信し、当該施解錠信号発生手段からの施錠信号によ
り、錠作動部が施錠状態となるようにし、さらに、前記
の錠状態検出手段と扉等状態検出手段とが、夫々錠用可
動接片と解錠位置固定接点および施錠位置固定接点とに
よる錠用二点スイッチと、扉等用可動接片と扉等開成位
置固定接点および扉等閉成位置固定接点とによる扉等用
二点スイッチにより構成され、上記の錠用可動接片と扉
等用可動接片は前記制御回路部の比較判断手段に接続さ
れ、錠用二点スイッチと扉等用二点スイッチにおける一
方の上記各一方の固定接点は接地され、各他方の固定接
点は制御回路部の電池による電源電位ラインに接続され
ていることを特徴とする電池式電子錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16796795A JP3340593B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 電池式電子錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16796795A JP3340593B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 電池式電子錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08333927A JPH08333927A (ja) | 1996-12-17 |
JP3340593B2 true JP3340593B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=15859361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16796795A Expired - Fee Related JP3340593B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 電池式電子錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3340593B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6340273B2 (ja) * | 2014-07-07 | 2018-06-06 | 株式会社総合車両製作所 | 認証システム |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16796795A patent/JP3340593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08333927A (ja) | 1996-12-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |