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JP3234667B2 - エンジン駆動式熱ポンプ装置のドレン水処理装置 - Google Patents

エンジン駆動式熱ポンプ装置のドレン水処理装置

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Publication number
JP3234667B2
JP3234667B2 JP06327493A JP6327493A JP3234667B2 JP 3234667 B2 JP3234667 B2 JP 3234667B2 JP 06327493 A JP06327493 A JP 06327493A JP 6327493 A JP6327493 A JP 6327493A JP 3234667 B2 JP3234667 B2 JP 3234667B2
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JP
Japan
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drain water
exhaust
neutralizer
heat exchanger
engine
Prior art date
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JP06327493A
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Inventor
眞 小栗
聡 牧野
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調装置であるエン
ジン駆動式熱ポンプ装置で生じたドレン水を処理するた
めのドレン水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ドレン水処理装置には、従来、実開
昭60−137110号公報で示されたものがある。
【0003】上記公報のものによれば、冷媒圧縮用の圧
縮機を駆動させるエンジンが設けられ、このエンジンに
排気熱交換器、排気サイレンサー、およびガス出口部が
連設されており、これら排気熱交換器、排気サイレンサ
ー、およびガス出口部をこの順序で同上エンジンの排気
が順次流れて外部に排出されるようになっている。
【0004】上記排気熱交換器と排気サイレンサーにお
けるドレン水を導入して、このドレン水を中和させる中
和器が設けられ、この中和器は同上排気熱交換器と排気
サイレンサーよりも下側に位置させられている。
【0005】上記排気熱交換器内を上記中和器内に連通
させる第1ドレン水パイプが設けられ、この第1ドレン
水パイプとは別体として上記排気サイレンサー内を上記
中和器内に連通させる第2ドレン水パイプが設けられ、
かつ、上記中和器内に向って開口しこの中和器内をその
外部に連通させるドレン水出口が設けられている。
【0006】そして、上記エンジンにより圧縮機を駆動
させれば、この圧縮機で圧縮された冷媒熱交換器など
に循環させられて、空調が行われる。また、この際、上
エンジンからの排気は排気熱交換器排気サイレンサ
、およびガス出口部を順次流れて排出される
【0007】上記の場合、排気から生じるドレン水は酸
性分を有しており、これは少量ではあるが、これをその
ままの状態で排水することは好ましくない。そこで、上
記中和器を設けたのであり、上記排気熱交換器内と排気
サイレンサー内とで生じるドレン水は上記第1、第2ド
レン水パイプをそれぞれ通って互いに干渉し合うことな
く上記中和器内に円滑に送り込まれ、ここで、中和され
た後、上記ドレン水出口を通して排出されるようになっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、排気熱交換器内の排気の一部が上記第1ドレ
ン水パイプを通って中和器内に流入することがあり、こ
の場合には、上記中和器内の圧力が高くなり、この圧力
により、上記第2ドレン水パイプ内のドレン水が上記中
和器側から上記排気サイレンサー内に向って逆流させら
れるおそれを生じる。
【0009】そして、上記逆流が生じると、上記排気サ
イレンサー内に生じるドレン水はこの排気サイレンサー
内に溜りがちとなり、このドレン水の酸化作用により、
上記排気サイレンサーの寿命が低下させられるという問
題がある。
【0010】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、エンジンの排気から生じるドレン水
を上記排気サイレンサーから円滑に排水させて、この
気サイレンサーの寿命を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、冷媒圧縮用の圧縮機
6を駆動させるエンジン4を設け、このエンジン4に排
気熱交換器9、排気サイレンサー11、およびガス出口
部15を連設して、これら排気熱交換器9、排気サイレ
ンサー11、およびガス出口部15をこの順序で同上エ
ンジン4の排気21が順次流れて外部に排出されるよう
にし、
【0012】上記排気熱交換器と排気サイレンサー
におけるドレン水23を導入して、このドレン水23
を中和させる中和器25を設け、この中和器25を同上
排気熱交換器と排気サイレンサー11よりも下側に位
置させ
【0013】上記排気熱交換器9内を上記中和器25内
に連通させる第1ドレン水パイプ35を設け、この第1
ドレン水パイプ35とは別体として上記排気サイレンサ
ー11内を上記中和器25内に連通させる第2ドレン水
パイプ37を設け、かつ、上記中和器25内に向って開
口しこの中和器25内をその外部に連通させるドレン
出口39を設けたエンジン駆動式熱ポンプ装置のドレン
水処理装置において、
【0014】上記中和器25内をその外部に連通させる
ガス出口部34を設け、
【0015】上記中和器25内に開口する上記第1、第
2ドレン水パイプ35,37の各下流端部のドレン水入
口32,33、および上記ドレン水出口39よりもそれ
ぞれ上側に、上記中和器25内に開口する上記ガス出口
部34の開口34aを位置させた点にある。
【0016】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0017】エンジン4からの高温の排気21が、排
熱交換器9排気サイレンサー11、およびガス出口部
15を流れるときには、上記排気21は熱交換により著
しく冷却されて温度降下し、排気熱交換器9と排気サイ
レンサー11内でドレン水23が生じる
【0018】記排気熱交換器9と排気サイレンサー1
1とで生じ多量のドレン水23は上記第1、第2ドレ
ン水パイプ35,37をそれぞれ通って中和器25に導
入され、ここで中和された後、上記ドレン水出口39を
通して排水される。
【0019】上記の場合、排気熱交換器9内の排気21
の一部が上記第1ドレン水パイプ35を通って中和器2
5内に流入すると、この中和器25内の圧力が高くな
り、この圧力により、上記第2ドレン水パイプ37内の
ドレン水23が上記中和器25側から上記排気サイレン
サー11内に向って逆流させられようとする。
【0020】しかし、上記第1ドレン水パイプ35を通
って上記中和器25内に流入させられた排気21は、上
記ガス出口部34を通って上記中和器25の外部に排出
させられる。
【0021】このため、上記中和器25内の圧力が高く
なることは防止されて、上記第2ドレン水パイプ37内
のドレン水23は、上記中和器25側からの圧力を受け
ることなく、上記中和器25内に円滑に導入され、ここ
で、確実に中和され、排水される。
【0022】よって、上記エンジン4の排気21から生
じるドレン水23は、上記排気熱交換器9からだけでな
く排気サイレンサー11からも上記中和器25内に円滑
に排水されて、上記排気サイレンサー11内に溜まるこ
とが防止される。
【0023】また、上記中和器25内に開口する上記第
1、第2ドレン水パイプ35,37の各下流端部のドレ
ン水入口32,33、および上記ドレン水出口39より
もそれぞれ上側に、上記中和器25内に開口する上記ガ
ス出口部34の開口34aを位置させてある。
【0024】このため、上記中和器25内において、上
記第1ドレン水パイプ35のドレン水入口32からガス
出口部34に向おうとする排気21と、上記各ドレン水
入口32,33からドレン水出口39に向おうとするド
レン水23とが上記中和器25内で上下に分流させられ
て、これらが互いに干渉し合うということが防止され
る。
【0025】よって、上記中和器25内のドレン水23
が上記排気21により運ばれて上記ガス出口部34から
排出させられるということが防止される。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0027】(実施例1)
【0028】図1から図3は、実施例1を示している。
【0029】図中符号1は、エンジン駆動式熱ポンプ装
置における室外ユニットである。この室外ユニット1
は、平面視矩形のケーシング2を有し、このケーシング
2は地面3上に設置されている。
【0030】上記ケーシング2内の下部にはエンジン4
が設置され、このエンジン4はガスを燃料として駆動す
る。このエンジン4の側方近傍には一対の圧縮機6,6
が設けられ、これら各圧縮機6は上記エンジン4によっ
て駆動される。
【0031】上記エンジン4の吸気口にはエアクリーナ
7が連結され、同上エンジン4の排気口には、一対の第
1排気管8、一対の排気熱交換器9、排気サイレンサー
11、第2排気管13、ミストセパレータ14、および
ガス出口部15がこの順序で連設されている。上記エア
クリーナ7と排気サイレンサー11はエンジン4上部の
側方近傍に位置し、上記各排気熱交換器9はエンジン4
下部の側方近傍に位置している。
【0032】また、上記ミストセパレータ14はケーシ
ング2内の最上部に位置し、ガス出口部15はケーシン
グ2の天井板を貫通してこのケーシング2の外部に開口
している。
【0033】その他、16は熱交換器、17はオイルタ
ンク、18はフロン等の冷媒を貯留する冷媒ユニット、
19は電装ユニット、20はケーシング2の上端に取り
付けられた室外ファンで、この室外ファン20は熱交換
器16の熱交換作用を促進すると共に、上記ケーシング
2内を換気する。
【0034】上記エンジン4が駆動するときには、燃料
のガスと共にケーシング2内の空気が前記エアクリーナ
7を通って上記エンジン4に吸入され、燃焼に供され
る。一方、上記エンジン4から排出される高温の排気2
1は、まず、第1排気管8と排気熱交換器9を順次通り
抜け、この排気熱交換器9を通る際に、この排気21の
熱は温水に与えられ、更に、この温水の熱は冷媒に与え
られる。
【0035】次に、上記排気21は上記排気熱交換器9
から排気サイレンサー11第2排気管13、ミストセ
パレータ14、およびガス出口部15をこの順序で順次
流れて室外ユニット1の外部に排出される。
【0036】上記エンジン4の駆動により各圧縮機6が
駆動すれば、冷媒が圧縮されて、室内の熱交換器などに
循環させられる。そして、これによって、冷房もしくは
暖房の空調が行われる。
【0037】上記の場合、エンジン4からの排気21
が、特に、上記排気熱交換器9と排気サイレンサー11
を流れるとき、上記排気21は熱交換により著しく冷却
されて温度降下し、酸性分のあるドレン水23が生じ
る。また、前記ミストセパレータ14においても、排気
21から分離されて、酸性分のあるドレン水23が生じ
る。
【0038】そこで、上記ドレン水23を中和して排水
させるドレン水処理装置24が設けられている。
【0039】このドレン水処理装置24は中和器25を
有し、この中和器25は上記排気熱交換器9や排気サイ
レンサー11よりも下側に位置し、上記中和器25は軸
心縦向きの円筒形状とされ、ケーシング2の側壁と、圧
縮機6との間の空間に設けられている。この中和器25
は縦長であるため、平面視の占有面積が小さくて済む。
よって、室外ユニット1を狭い床面に設置する場合に適
している。
【0040】に、図3で示すように、上記中和器25
縦長のケーシング26と、このケーシング26内を仕
切るパンチングメタル27とを備え、このパンチングメ
タル27はケーシング26内を縦向きに延びている。こ
のパンチングメタル27によって仕切られたケーシング
26内の側の室には石灰石などの粒状の中和剤29が
充填され、側の室は空間30とされ、また、上記一側
の室における上記中和剤29の上方には他の空間31が
形成されている。
【0041】上記空間30の下部にはドレン水入口
2,33が形成されている。そして、前記両排気熱交換
器9,9のうち下側の排気熱交換器9の下流端側が上記
ドレン水入口3に第1ドレン水パイプ35により連結
されている。なお、図示しないが、上側の排気熱交換器
9の下流端側も上記と同じようにドレン水入口33に連
結されている。もって、上記排気熱交換器9,9内は上
記第1ドレン水パイプ35により上記中和器25内に連
通させられている。
【0042】前記排気サイレンサー11は上記ドレン水
入口33に上記第1ドレン水パイプ35とは別体の第2
ドレン水パイプ37により連結され、もって、上記排気
サイレンサー11内は上記第2ドレン水パイプ37によ
り上記中和器25内に連通させられている。更に、前記
ミストセパレータ14上記ドレン水入口33に第3ド
レン水パイプ38により連結され、上記第2ドレン水パ
イプ37と第3ドレン水パイプ38の各下端は互いに集
合するよう連結されている。また、ケーシング26の下
部には上記中和器25内に向って開口するドレン水出口
39が形成され、このドレン水出口39はケーシング2
を貫通して、このケーシング2の外部に開口し、もっ
て、上記中和器25内は上記ドレン水出口39により上
記中和器25の外部に連通させられている。
【0043】上記中和器25のケーシング26内の空間
31を上記中和器25の外部に連通させるガス出口部3
4が設けられている。上記空間31に対するガス出口部
34の開口34aは、上記中和器25内に開口する第
1、第2ドレン水パイプ35,37の各下流端部のドレ
ン水入口32,33、および上記ドレン水出口39より
もそれぞれ上側に位置させられている。
【0044】そして、各排気熱交換器9で生じたドレン
水23は、上記排気熱交換器9に溜ることなく第1ドレ
ン水パイプ35を自然流下して、上記空間30に導入さ
れる。また、この際、排気熱交換器9から排気サイレン
サー11に向う排気21の一部も同上空間30に導入さ
れる。上記空間30に導入された排気21のほとんどは
上記空間30,31を通って上記ガス出口部34から排
出され、同上排気21の一部はドレン水出口39から排
出される。そして、上記ドレン水23は中和剤29に入
り込んで中和され、上記排気21と共にドレン水出口3
9から排出される。
【0045】一方、上記排気サイレンサー11で生じた
ドレン水23は、上記排気サイレンサー11に溜ること
なく第2ドレン水パイプ37を自然流下して上記空間3
0に入り、ここから、中和剤29に入り込んで中和さ
れ、同上ドレン水出口39から排水される。
【0046】更に、ミストセパレータ14からのドレン
水23も、第3ドレン水パイプ38を自然流下して上記
空間30に入り、ここから、中和剤29に入り込んで中
和され、同上ドレン水出口39から排水される。この場
合、ミストセパレータ14はケーシング2内の最上部に
位置し、中和器25は最下部に位置しているため、第3
ドレン水パイプ38内のドレン水23に十分のヘッド差
が生じて、空間30内に前記した排気21の圧力がある
としても、上記第3ドレン水パイプ38内のドレン水2
3はこの第3ドレン水パイプ38を逆流することなく円
滑に流下する。
【0047】上記実施例によれば、中和器25はエンジ
ン4と共にケーシング2内に位置していて、保温される
ため、上記中和器25における中和反応が促進されて、
この中和反応が効果的に行われる。また、上記各ドレン
水23はドレン水出口39に集約されて排水されるた
め、その処理がし易くなっている。
【0048】更に、上記ドレン水出口39はこれを通っ
て排出される排気21によって加熱されるため、この部
分の凍結が防止されて、円滑な排水が確保される。
【0049】なお、上記第1ドレン水パイプ35、第2
ドレン水パイプ37、および第3ドレン水パイプ38は
耐酸性の金属パイプでもよいが、樹脂製の可撓性、弾性
を有するチューブでもよい。また、第1ドレン水パイプ
35の中途部にドレントラップを設け、ここで排気21
と分離されたドレン水23だけを中和器25に流入させ
るようにしてもよい。
【0050】以下の各図は、実施例を示している。な
お、こ実施例と前記実施例とが互いに共通する構成
や作用については、図面に共通の符号を付して重複した
説明を省略し、主に異なるものについて説明する。
【0051】(実施例2)
【0052】図4は、実施例2を示している。
【0053】これによれば、中和器25は上記実施例
のものと同構成であるが、ケーシング2の外部で地面3
上に配設されている。
【0054】第1ドレン水パイプ35、第2ドレン水パ
イプ37、および第3ドレン水パイプ38はその中途部
に継手41が介設され、この継手41により、中和器2
5はケーシング2側に対し着脱自在に取り付けられる。
【0055】このため、この実施例は、既設の室外ユニ
ット1に対し、中和器25を追加的に設置するのに適し
ている。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、冷媒圧縮用の圧縮機
を駆動させるエンジンを設け、このエンジンに排気熱交
換器、排気サイレンサー、およびガス出口部を連設し
て、これら排気熱交換器、排気サイレンサー、およびガ
ス出口部をこの順序で同上エンジンの排気が順次流れて
外部に排出されるようにし、
【0057】上記排気熱交換器と排気サイレンサーにお
けるドレン水を導入して、このドレン水を中和させる中
和器を設け、この中和器を同上排気熱交換器と排気サイ
レンサーよりも下側に位置させ、
【0058】上記排気熱交換器内を上記中和器内に連通
させる第1ドレン水パイプを設け、この第1ドレン水パ
イプとは別体として上記排気サイレンサー内を上記中和
器内に連通させる第2ドレン水パイプを設け、かつ、上
記中和器内に向って開口しこの中和器内をその外部に連
通させるドレン水出口を設けたエンジン駆動式熱ポンプ
装置のドレン水処理装置において、
【0059】上記中和器内をその外部に連通させるガス
出口部を設けてある。
【0060】このため、エンジンからの排気が上記排気
熱交換器排気サイレンサー、およびガス出口部を通る
ことにより生じた多量のドレン水は上記第1、第2ドレ
ン水パイプをそれぞれ通って中和器に導入され、ここ
、中和された後、上記ドレン水出口を通して排水され
る。
【0061】上記の場合、排気熱交換器内の排気の一部
が上記第1ドレン水パイプを通って中和器内に流入する
と、この中和器内の圧力が高くなり、この圧力により、
上記第2ドレン水パイプ内のドレン水が上記中和器側か
ら上記排気サイレンサー内に向って逆流させられようと
する。
【0062】しかし、上記第1ドレン水パイプを通って
上記中和器内に流入させられた排気は、上記ガス出口部
を通って上記中和器の外部に排出させられる。
【0063】このため、上記中和器内の圧力が高くなる
ことは防止されて、上記第2ドレン水パイプ内のドレン
水は、上記中和器側からの圧力を受けることなく、上記
中和器内に円滑に導入され、ここで、確実に中和され、
排水される。
【0064】よって、上記エンジンの排気から生じるド
レン水は、上記排気熱交換器からだけでなく排気サイレ
ンサーからも上記中和器内に円滑に排水されて、上記排
気サイレンサー内に溜まることが防止され、この排気サ
イレンサーの寿命の向上が達成される。
【0065】また、上記中和器内に開口する上記第1、
第2ドレン水パイプの各下流端部のドレン水入口、およ
び上記ドレン水出口よりもそれぞれ上側に、上記中和器
内に開口する上記ガス出口部の開口を位置させてある。
【0066】このため、上記中和器内において、上記第
1ドレン水パイプのドレン水入口からガス出口部に向お
うとする排気と、上記各ドレン水入口からドレン水出口
に向おうとするドレン水とが上記中和器内で上下に分流
させられて、これらが互いに干渉し合うということが防
止される。
【0067】よって、上記中和器内のドレン水が上記排
気により運ばれて上記ガス出口部から排出させられると
いうことが防止されることから、上記ドレン水を上記ド
レン水出口を通すことにより所定位置へ排水させること
が、より確実に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で、全体正面図である。
【図2】実施例1で、図1の2‐2線矢視図である。
【図3】実施例1で、中和器の縦断面図である。
【図4】実施例2で、図に相当する図である
【符号の説明】
1 室外ユニット 2 ケーシング 4 エンジン 6 圧縮機 9 排気熱交換器 11 排気サイレンサー15 ガス出口部 21 排気 23 ドレン水 24 ドレン水処理装置 25 中和器32 ドレン水入口 33 ドレン水入口 34 ガス出口部 34a 開口 35 第1ドレン水パイプ 37 第2ドレン水パイプ 39 ドレン水出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮用の圧縮機を駆動させるエンジ
    ンを設け、このエンジンに排気熱交換器排気サイレン
    サー、およびガス出口部を連設して、これら排気熱交換
    排気サイレンサー、およびガス出口部をこの順序で
    同上エンジンの排気が順次流れて外部に排出されるよう
    にし 上記排気熱交換器と排気サイレンサーにおけるドレン水
    を導入して、このドレン水を中和させる中和器を設け、
    この中和器を同上排気熱交換器と排気サイレンサーより
    も下側に位置させ 上記排気熱交換器内を上記中和器内に連通させる第1ド
    レン水パイプを設け、この第1ドレン水パイプとは別体
    として上記排気サイレンサー内を上記中和器内に連通さ
    せる第2ドレン水パイプを設け、かつ、上記中和器内に
    向って開口しこの中和器内をその外部に連通させるドレ
    ン水出口を設けたエンジン駆動式熱ポンプ装置のドレン
    水処理装置において、 上記中和器内をその外部に連通させるガス出口部を設
    け、 上記中和器内に開口する上記第1、第2ドレン水パイプ
    の各下流端部のドレン水入口、および上記ドレン水出口
    よりもそれぞれ上側に、上記中和器内に開口する上記ガ
    ス出口部の開口を位置させ たエンジン駆動式熱ポンプ装
    置のドレン水処理装置。
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