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JP3229538B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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Publication number
JP3229538B2
JP3229538B2 JP2786096A JP2786096A JP3229538B2 JP 3229538 B2 JP3229538 B2 JP 3229538B2 JP 2786096 A JP2786096 A JP 2786096A JP 2786096 A JP2786096 A JP 2786096A JP 3229538 B2 JP3229538 B2 JP 3229538B2
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Japan
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variable
rolling code
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JP2786096A
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昌弘 田戸
和頼 片山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US08/667,592 priority patent/US5973411A/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジン始動時
にエンジンキーより入力されたIDコードの正当性に基
づいてエンジン始動を許可する車両用盗難防止装置に関
し、特にIDコードを複雑化して盗難防止の強化を図る
車両用盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジンを始動するために
は、ディラーよりユーザーに渡された機械的なシリン
ダキー(以下、キーと記載する)を使用してキースイッ
チをONすることでエンジン始動を行っていた。従っ
て、エンジン始動は正規のキー無しでは不可能であり、
キースイッチ操作によるエンジン始動によって車両の盗
難を防止していた。しかし、キーは比較的複製が容易な
ため、キーを頼りに車両の盗難防止を図っても必ずしも
効果的とは言えなかった。
【0003】そこで、盗難防止を強化するために、例え
ば従来、特公平4−15141号公報にあるように、キ
ーをキーシリンダに差し込んだ際に、キーよりキーシリ
ンダに当車両のキーを特定するIDコードを送信する。
キーシリンダは送信されてきたIDコードを識別してコ
ード照合手段に送信する。コード照合手段は送信されて
来たIDコードが正規なIDコードであると判定したな
らば、エンジン始動許可信号をエンジン始動手段に送信
する。
【0004】エンジン始動許可信号を送信する回路の構
成として、キーシリンダのキーホールの外周に環状コア
を設け、この環状コアにロータコイルを巻回する。さら
に、キーシリンダにキーを差し込んだ際に、キー内部の
軸状コアに巻回されたキーコイルをロータコイルに近接
させて1組の磁気回路を構成する。そして、この磁気回
路を介してキーよりキーシリンダにIDコードを送信す
ると、キーシリンダは受信したIDコードをコード照合
手段に送信する。
【0005】そして、コード照合手段は受信したIDコ
ードが正しいと判定したなら、エンジン始動信号を生成
してエンジン始動判定手段へ送信する。このように、キ
ーに記憶されたIDコードに基づいてエンジン始動の可
否を判定する車両用盗難防止装置の具体的な構成として
は図9の構成図に示す車両用盗難防止装置がある。
【0006】キー1のつまみ部分1aには、電磁誘導に
より電圧が誘起される誘導コイルと及び電磁誘導作用に
よる誘導無線通信を行うアンテナとを兼ねたキーコイル
アンテナ1a1と、誘起電圧を内蔵したコンデンサに充
電して電源電圧として動作するIC1a2が内蔵されて
いる。IC1a2はキー1に割り当てられた電子的な固
有のIDコードを記憶した不揮発性のメモリ(EEPR
OM:図示せず)と信号送受信用の制御回路が内蔵され
ている。
【0007】キー1のブレード(キー本体)1bが差し
込まれるキーシリンダ2のキーホール2a1の外周に
は、つまみ部分1a内のキーコイルアンテナ1a1に対
し、電磁誘導により電圧を誘起する誘導コイルと電磁誘
導作用により信号通信を行うアンテナとを兼ねたキーシ
リンダコイルアンテナ2a2が巻回されている。ブレー
ド1bをキーシリンダ2に差し込んで回転すると、イグ
ニッションキースイッチ2bはON動作してコード照合
手段3、エンジン始動判定手段5など内蔵するエンジン
制御装置(ECU)に電源ON信号SG、或いは各種指
令信号を伝える。
【0008】コード照合手段3は、イグニッションキー
スイッチ2bより入力した電源ON信号SGに従って、
コード照合手段3の各部にバッテリ電源を供給する電源
3a、電磁誘導用の高周波信号をキーシリンダコイルア
ンテナ2a2に送信し、且つ、IDコードを電磁誘導に
よりキーシリンダコイルアンテナ2a2を介して受信す
るRF回路3c、入力したIDコードとEEPROM3
eに記憶された照合用のIDコードとを比較し、一致判
定時にエンジン始動信号を生成して出力する制御部3
b、コード照合手段3とエンジン始動判定手段5との間
で信号(エンジン始動許可信号或いはエンジン始動禁止
信号)SEの入出力を行う通信I/F3fより構成され
ている。
【0009】更に、エンジン始動判定手段5は、コード
照合手段3との間で信号の入出力を行う通信I/F
1、入力されたエンジン始動許可信号SEと予めEE
PROM54に記憶されたエンジン始動信号との一致判
定を行い、一致判定結果に基づいてエンジン始動手段7
へエンジン始動許可信号を出力する制御部52を備えて
いる。
【0010】次に動作について説明する。先ず、車両の
エンジンをスタートするとき、運転は、キー1をキー
シリンダ2に挿入してエンジンをスタートさせるべく回
転させる。この回転により、イグニッションキースイッ
チ2bの接点位置は変化して、コード照合手段3および
エンジン始動判定手段5に電源ON信号SGが入力され
る。電源ON信号SGの入力により、電源3aは動作し
て制御部3bにバッテリ電圧(図示せず)を供給する。
この時にエンジン始動判定手段5も動作を開始する。
【0011】電源供給により制御部3bが動作を開始す
ると、RF回路3cは高周波信号をキーシリンダコイル
アンテナ2aに送信して励磁する。この結果、キーシリ
ンダコイルアンテナ2aよりキー1に内蔵されているキ
ーコイルアンテナ1a1に電磁誘導作用が生じてキーコ
イルアンテナ1a1に電圧が誘起される。
【0012】この誘起電圧がIC1a2に印加される
と、IC1a2内のコンデンサは充電されてIC1a2
電源電圧が供給される。コンデンサが充電されている期
間は、各コイルアンテナ1a1、2a2を信号通信用のア
ンテナとして動作させるために、制御部3bの制御によ
りRF回路3cよりキーシリンダコイルアンテナ2a2
への高周波信号の送信を停止する。この高周波信号送信
停止タイミングは制御回路3bが認知している。そし
て、高周波信号の送信が停止している間に、IC1a2
はキー1に割り当てられた電子的な固有のIDコードを
不揮発性のメモリ(EEPROM:図示せず)から読み
出して送信信号に変換し、キーコイルアンテナ1a1
通してキーシリンダコイルアンテナ2a2に電磁誘導作
用により送信する。
【0013】この送信信号はRF回路3cで受信され、
制御部3bでデジタル化IDコードに変換される。制御
部3bは予めEEPROM3dに記憶してある照合用の
IDコードとIDコードと比較して一致の可否を判定す
る。不一致が判定されると、エンジン始動禁止信号SE
が通信I/F3f及び51を介してエンジン始動判定手
段5に伝えられ、エンジン始動禁止となる。
【0014】だが、各IDコードが一致していれば、制
御部3bは、イグニッションキースイッチ2bがOFF
時にエンジン始動判定手段5より送信されたイグニッシ
ョンキースイッチOFF毎に新たなコードに更新される
ローリングコードをIDコードに付加してエンジン始動
信号SEを生成し、通信I/F3f及び51を介してエ
ンジン始動判定手段5の制御部52へ送信する。
【0015】制御部52は受信したエンジン始動信号S
Eの内、IDコード及びローリングコードがEEPRO
M54に記憶されたIDコード及びローリングコードと
を比較して一致の可否を判定する。不一致が判定される
と、制御部52はエンジン始動禁止信号をエンジン始動
手段7に送信する。また、一致が判定されると、制御部
2はエンジン始動許可信号をエンジン始動手段7に送
信してエンジン始動となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用盗難防止
装置は以上のように構成されているため、コード照合手
段とエンジン始動判定手段との間の通信信号を傍受して
エンジン始動信号を解読し、このエンジン始動信号を不
正利用してエンジンを始動させる車両盗難に対しては防
止効果がある。しかしながら、エンジン始動判定手段は
コード照合手段より送信されてきたエンジン始動許可信
号中のローリングコードと前回送信したローリングコー
ドとの一致判定を行うため前回送信したローリングコー
ドを記憶する外部メモリであるEEPROMを必要とし
た。
【0017】そのため、エンジン始動判定手段に内蔵し
たEEPROMとコード照合手段に内蔵したEEPRO
Mと合わせると装置全体のコストが高くなるという問題
点があった。また、コード照合手段とエンジン始動判定
手段との間の一時的な通信エラーによって、ローリング
コードの不一致がエンジン始動判定手段で判定されると
正規のキーを使用してもエンジンの始動が不可能となり
装置の信頼性に欠けるという問題点があった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、エンジン始動判定手段側のEE
PROMを削除でき、またコード照合手段とエンジン始
動判定手段との間の一時的な通信エラーによってエンジ
ン始動判定手段でローリングコードの不一致が判定され
ても、エンジンの始動を可能にできる車両用盗難防止装
置を得ることを目的する。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【課題を解決するための手段】 請求項1 の発明に係る車
両用盗難防止装置は、車両のエンジンキーに記憶された
IDコードをエンジン始動毎に読み取るキー挿入側のコ
ード読み取り手段と、読み取ったIDコードと予め設定
したIDコードとを照合し、これらIDコードの一致判
定を行うIDコード判定手段と、前記エンジンの操作毎
に更新される変数を基にローリングコードを演算する第
1のローリングコード演算手段と、前記IDコードの一
致判定時に、前記IDコードに前記演算されたローリン
グコードを付加してエンジン始動許可信号を生成するロ
ーリングコード付加手段と、エンジン始動許可信号を送
信する始動許可信号送信手段と、前記エンジンの操作毎
に更新される変数を生成する変数生成手段と、生成され
た変数を基にローリングコードを演算する第2のローリ
ングコード演算手段と、前記生成された変数を前記第1
のローリングコード演算手段に送信する変数送信手段
と、前記エンジン始動許可信号を受信する始動許可信号
受信手段と、受信した始動許可信号の内IDコードと予
め設定したIDコードとを照合して、各IDコードの一
致判定を行うIDコード判定手段と、これらIDコード
が一致した場合に前記のエンジン始動許可信号の内、ロ
ーリングコードと前記第2のローリングコード演算手段
によって演算されたローリングコードとを照合し、これ
らローリングコードが一致した場合にエンジン始動許可
信号をエンジン始動手段に出力するローリングコード判
定手段とを備えたものである。
【0024】請求項2の発明に係る車両用盗難防止装置
は、請求項1において、第1のローリングコード演算手
段および第2のローリングコード演算手段をそれぞれ演
算式を異ならせて複数備え、エンジン操作毎に同一の第
1及び第2のローリングコード演算手段を順次選択し、
生成された変数を演算式に代入しローリングコードを演
算するものである。
【0025】請求項3の発明に係る車両用盗難防止装置
は、請求項1において、第1のローリングコード演算手
段および第2のローリングコード演算手段をそれぞれ演
算式を異ならせて複数備え、エンジン操作毎に同一の第
1及び第2のローリングコード演算手段を無作為に選択
し、生成された変数を演算式に代入しローリングコード
を演算するものである。
【0026】請求項4の発明に係る車両用盗難防止装置
は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、ローリング
コード判定手段によるローリングコードの不一致判定時
には、変数生成手段は前回生成した変数と異なる変数を
生成し、変数送信手段を通して第1のローリングコード
演算手段に送信するものである。
【0027】請求項5の発明に係る車両用盗難防止装置
は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、変数送信手
段は、エンジンキーをOFFした際に更新された変数を
第1のローリングコード演算手段に送信をするものであ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本実施の形態に係る車両用盗難防
止装置の構成図である。尚、図中、図9と同一符号は同
一または相当部分を示す。本実施の形態におけるコード
照合手段3Aの制御部30bは、エンジン始動判定手段
5Aよりローリングコードの不一致判定結果に従ってロ
ーリングコードが再送されてくる毎に、読み取ったID
コードに再送されてきたローリングコードを付加して送
信データを生成し、エンジン始動判定手段5Aへ送信す
る。
【0029】本実施の形態に係るエンジン始動判定手段
5Aは、従来装置のように外部メモリのEEPROMよ
りローリングコードをイグニッションキースイッチ2b
のOFF毎に呼び出す代わりに、図8のフローチャート
に示す演算処理をイグニッションキースイッチ2bのO
FF毎に行いローリングコードを生成して出力するロー
リングコード生成手段を有する。
【0030】また、本実施の形態におけるRF回路3c
はコード読み取り手段を、制御部30bはIDコード判
定手段及びローリングコード付加手段を、通信I/F3
fは始動許可信号送信手段を、通信I/F51は始動許
可信号受信手段を、制御部52AはIDコード判定手段
及びローングコード判定手段をそれぞれ構成する。
【0031】以下、本実施の形態1におけるコード照合
手段3Aの動作を図2のフローチャートに従って説明す
る。尚、コード照合手段3Aにおいて、制御部30b以
外の動作は従来装置と同様であるため、本実施の形態で
は制御部30bの動作を中心に説明を行う。
【0032】先ず、ステップS101で運転者が乗車し
てキー1をキーシリンダ2に差し込みキー1を回転する
とIDコードの照合動作が開始される。制御部30b
は、キー1の回転によりイグニッションキースイッチ2
bの接点位置が変化し、電源ON信号SGがイグニッシ
ョンキースイッチ2bより入力されたか否かをステップ
S102で判定する。電源ON信号SGが入力されなけ
れば、再度、電源ON信号SGの入力チェックを繰り返
す。
【0033】イグニッションキースイッチ2bの接点位
置が変化して、電源ON信号SGが入力されたことを判
定したならば、ステップS103へ進み、電磁誘導によ
りキー1への電源供給及びキー1よりIDコードの読み
込みを実施する。次に、ステップS104へ進み、読み
込んだIDコードを予めEEPROM3eに記憶してあ
る照合用のIDコードと照合する。
【0034】ステップS104の照合結果はステップS
105でチェックされ、各IDコードが一致しない場合
には不正なIDコードによるエンジン始動操作であると
して照合動作を終了する。各IDコードが一致した場合
には、ステップS106では予めEEPROM3eに記
憶したローリングコードと既に照合の結果一致したID
コードを読み込む。EEPROM3bに記憶されたロー
リングコードは、前回イグニッションキースイッチ2b
をOFFした時にエンジン始動判定手段5A側で演算出
力されたローリングコードを受信して記憶する。
【0035】そして、ステップS107にて、IDコー
ドにローリングコードを付加して送信データ(エンジン
始動許可信号)を作成する。次に、ステップS108で
は、送信データに基づいてエンジン始動判定手段5Aに
エンジン始動判定を行わせるため、送信データの送信処
理を行う。その後、ステップS109に進み、エンジン
始動判定手段5Aによるエンジン始動判定結果に基づい
て送信されて来たローリングコード、エンジン始動禁止
或いは始動許可情報からなるエンジン始動可否情報、ま
たはローリングコード再送回数からなる判定データの受
信処理を行う。
【0036】ステップS110では受信したエンジン始
動可否情報よりエンジン始動許可を判定すると正規な送
信データに基づいてエンジン始動が開始されたとして照
合動作を終了する。しかし、ステップS110でエンジ
ン始動不許可を判定すると、ステップS111では受信
したローリングコード再送回数より再送回数が上限回数
を超えているかを判定する。
【0037】そして、ローリングコード再送回数が上限
を超えていると判定されると、照合動作を終了する。こ
れは、すなわち受信した送信データ中のIDコード或い
はローリングコードがエンジン始動判定手段5A側で設
定したコードと不一致であることが判定されると、コー
ド不一致はコード照合手段3Aとエンジン始動判定手段
5A間の通信エラーで偶発的に間違った送信データが送
信された可能性があるものとし、エンジン始動判定手段
5Aは再度コード照合手段3Aより送信データを受信す
るためにローリングコードを再送する。
【0038】しかし、不正なローリングコードを使用し
た送信データをエンジン始動判定手段5Aに送信する
と、依然コードの不一致が判定される。従って、エンジ
ン始動判定手段5Aは送信データを受信するためにロー
リングコードを再送し再送回数をカウントする。そして
コード照合手段は受信した送信データより再送回数が上
限回数を超えたと判定したなら、エンジン始動判定手段
5A側で不正コード使用を見いだしエンジン始動禁止処
理したものと判断して照合動作を終了する。
【0039】しかし、ステップS111でローリングコ
ードの再送回数が上限回数を超えていないと判定される
と、上記の理由からローリングコードの再送回数の上限
回数を超えたと判定されるまで判定データを繰り返し入
力して照合動作を継続する。照合動作の継続が決まる
と、ステップS112ではEEPROM3eより読み出
したIDコードに対してステップS109にて再度受信
した前回同様のローリングコードを付加して送信データ
を作成する。次に、ステップS113にて送信データを
エンジン始動判定手段5Aへ送信する送信処理を行う。
その後、ステップS114にて、ステップS109と同
様な判定データをエンジン始動判定手段5Aより受信
し、再びステップS110へ戻る。
【0040】そして、エンジン始動許可情報を得るか、
ローリングコード再送回数が上限値を超えたと判断され
るまで照合動作を継続する。
【0041】次に、エンジン始動判定手段5Aにおける
制御部52Aのエンジン始動判定動作を図3のフローチ
ャートを用いて説明する。本エンジン始動判定手段5A
はローリングコードを記憶した外部のEEPROMを備
える代わりに、制御部52Aにイグニッションキースイ
ッチ2bのOFF毎にローリングコードを演算して発生
するローリングコード生成手段を内蔵する。先ず、エン
ジン始動判定動作を説明する前に図8のフローチャート
に従ってローリングコード生成のための演算処理の概要
を説明する。
【0042】先ず、エンジン始動判定動作が今回最初か
を判定するために、ステップS80においてフラグFが
ONであるか否かをチェックする。フラグFがONであ
ればステップS81へ進み、ローリングコードを演算す
るためのxを0に初期設定する。
【0043】そして、ステップS82でxを0に置き換
えるとx=1となる。1はステップS83でローリング
コードとして発生する。ローリングコード発生後はステ
ップS84へ進み、フラグFをOFFする。そして、次
回イグニッションキースイッチ2bがOFFとなると、
前回x=1となっているため、ステップS82の演算結
果よりx=2となり、ローリングコードは2となってス
テップS83で出力される。以下、イグニッションキー
スイッチ2bがOFFとなる毎に、ローリングコードは
更新されて発生する。尚、演算式は上式に限定されるこ
とはなく、イグニッションキースイッチ2bがOFFに
なる毎に、ローリングコードが更新されればよい。
【0044】先ず、ステップS201で運転者が乗車
し、キー1をキーシリンダ2に差し込んでキー1を回転
させることによりイグニッションキースイッチ2bの接
点位置が変化する。そして、制御部52Aでは、電源O
N信号SGが出力されたか、否かをステップS202で
判定する。電源ON信号SGが入力されなければ、再
度、電源ON信号SG入力のチェックを繰り返す。
【0045】イグニッションキースイッチ2bの接点位
置が変化して、電源ON信号SGが入力されたことを判
定したならば、ステップS203へ進み、コード照合手
段3Aからの送信データの受信処理を実施する。次に、
ステップS204へ進んで読み込んだ送信データの内、
IDコードと内部のROMに記憶しているIDコードと
を比較して一致の可否を判定する。
【0046】IDコードの一致が判定されたならばステ
ップS205へ進み、制御部52Aはイグニッションキ
ースイッチ2bのOFF時に演算して内部レジスタに保
持したローリングコードを読み取る。この読み取ったロ
ーリングコードは、ステップS206において、ステッ
プS203で受信した送信データ中のローリングコード
と比較してコード一致の可否を判定する。ステップS2
06で、ローリングコードの一致が判定されたならば、
ステップS212に進んでエンジン始動許可処理を行
う。
【0047】一方、IDコードが不一致であった場合に
はステップS207に進み、コード照合手段3Aより送
信データを得るためにコード照合手段3Aへローリング
コードを再送した回数が予め設定した上限回数に達した
か否かを判定する。そして、上限回数に達していない場
合には、ステップS208へ進み再度内部レジスタから
ローリングコードを読み出す。
【0048】読み出されたローリングコードはステップ
S209で送信データに変換された後に、ステップS2
10へ進みコード照合手段3Aで送信処理を行う。コー
ド照合手段3Aはローリングコードが再送されてくる毎
に、IDコードにローリングコードを付加して送信デー
タを生成しエンジン始動判定手段5Aへ再送する。
【0049】エンジン始動判定手段5AはステップS2
03で送信データを受信する毎にステップS204〜S
210を繰り返す。そして、受信した送信データ中のI
Dコードおよびローリングコードが設定した各コードと
一致したならば、ステップS212でエンジン始動許可
処理を行う。
【0050】しかしながら、IDコードあるいはローリ
ングコードが設定した各々コードと一致せず、ローリン
グコード再送回数が上限回数を超えたことをステップS
207で判定されたならば、ステップS211へ進みエ
ンジン始動禁止処理を行う。
【0051】ステップS211でエンジンの始動禁止処
理が行われた場合あるいはステップS212でエンジン
の始動許可処理が行われた場合には、ステップS213
に進みエンジン始動停止に入りイグニッションキースイ
ッチ21bがOFFになるのを待つ。イグニッションキ
ースイッチ21bのOFFが検出された場合には、ステ
ップS214に進みローリングコード生成手段で図8の
演算処理によって新たなローリングコードを生成する。
【0052】ローリングコードはステップS215で送
信データに変換された後にステップS216進み、コー
ド照合手段3Aへの送信処理を行って動作を終了する。
送信されたローリングコードはコード照合手段3AのE
EPROM3eに記憶される。また、カウントした再送
回数、エンジンの始動禁止処理結果、エンジンの始動許
可処理結果はリセットされる。
【0053】尚、本実施の形態ではローリングコードの
不一致判定時に、ローリングコードを生成して再送する
際には同一のローリングコードを生成して再送したが、
図8の演算処理に基づいて再送時には異なったローリン
グコードを生成して再送してもよい。この結果、ローリ
ングコードの秘匿性が向上する。
【0054】この結果、装置の外部メモリであるEEP
ROMを削減してコストを下げることができると共に、
通信エラーにより偶発的にIDコードあるいはローリン
グコードの不一致が判定されても、照合動作が一意的に
停止されることがないため装置の信頼性が向上する。ま
た、イグニッションキースイッチ2bをOFFした時
に、ローリングコードを生成しコード照合手段に送信し
ておくことで、イグニッションキースイッチ2bON後
のエンジン始動判定処理を早めることができる。
【0055】実施の形態2.上記実施の形態1ではエン
ジン始動判定手段5Aから、コード照合手段3Aに対し
てローリングコードを送信していた。だが、エンジン始
動判定手段5Aのローリングコード生成手段がローリン
グコードを演算して生成する際に、ローリングコード演
算式に代入する「変化する係数」の値を示す変数コード
のみをコード照合手段3Aに送信し、コード照合手段3
Aで予め設定したローリングコード演算式に変数コード
を代入してローリングコードを生成させても良い。変数
コードは図8のフローチャートに示す演算式により、イ
グニッションキースイッチ2bがOFFされる毎に生成
されて更新されるものとする。
【0056】以下、本実施の形態におけるコード照合手
段3Aの動作を図4のフローチャートを用いて説明す
る。先ず、ステップS101で運転者が乗車してキー1
をキーシリンダ2に差し込みキー1を回転すると照合動
作が開始される。制御部30bは、キー1の回転により
イグニッションキースイッチ2bの接点位置が変化し、
電源ON信号SGがイグニッションキースイッチ2bよ
り入力されたか否かをステップS102で判定する。電
源ON信号SGが入力されなければ、再度、電源ON信
号SGの入力チェックを繰り返す。
【0057】イグニッションキースイッチ2bの接点位
置が変化して、電源ON信号SGが入力されたことを判
定したならば、ステップS103へ進み、電磁誘導によ
りキー1への電源供給及びキー1よりIDコード読み込
みを実施する。次に、ステップS104へ進み、読み込
んだIDコードをEEPROM3eに予め記憶してある
IDコードと照合する。
【0058】ステップS104の照合結果はステップS
105でチェックされ、コードが一致しない場合には照
合動作を終了する。コードが一致した場合には、ステッ
プS106aにおいて、EEPROM3eより前回のイ
グニッションスイッチ2bのOFF時にエンジン始動判
定手段5Aから送信されて来た変数コード、演算式、及
びIDコードを読み出す。そして、ステップS106b
で変数コードを演算式に代入してローリングコードを演
算する。さらに、ステップS107では演算されたロー
リングコードを照合の結果一致が判定されたIDコード
に付加して送信データを作成する。
【0059】次に、ステップS108にて、送信データ
をエンジン始動判定手段5Aに送信する送信処理を行
う。その後、ステップS109に進み、エンジン始動判
定手段5Aのエンジン始動判定結果に基づいて送信され
た変数コード、エンジン始動禁止或いは始動許可情報か
らなるエンジン始動可否情報、または変数コード再送回
数等からなる判定データの受信処理を行う。
【0060】ステップS110では受信したエンジン始
動可否情報よりエンジン始動許可を判定すると正規な送
信データに基づいてエンジン始動が開始されたとして照
合動作を終了する。しかし、ステップS110でエンジ
ン始動不許可が判定されると、ステップS111では受
信した変数コードの再送回数が設定された再送回数の上
限回数を超えているかを判定する。
【0061】そして、再送回数が上限を超えていると判
定されるとIDコードの照合動作を終了する。一方、再
送回数が上限に達していないと判定されたならば、ステ
ップS112において、IDコードにステップS109
で受信した変数コードを基に演算されたローリングコー
ドを付加して送信データを作成する。次に、ステップS
113にて、送信データの送信処理を行う。その後、ス
テップS114にて、ステップS109と同様な判定デ
ータをエンジン始動判定手段5Aより受信し、再びステ
ップS110へ戻る。そして、エンジン始動許可情報を
得るか、変数コード再送回数が上限回数を超えたと判断
されるまで照合動作を継続する。
【0062】次に、エンジン始動判定手段5Aにおける
制御部52Aのエンジン始動判定動作を図5のフローチ
ャートを用いて説明する。エンジン始動判定手段5Aは
ローリングコードを記憶した外部のEEPROMを備え
る代わりに、制御部52Aにイグニッションキースイッ
チ2bのOFF毎にローリングコードを演算するローリ
ングコード演算式に代入する変数コード演算用の変数コ
ード生成手段を内蔵する。尚、変数コードの演算に関し
ては図8のフローチャートによるローリングコードの演
算処理と同様である。
【0063】先ず、ステップS201で運転者が乗車
し、キー1をキーシリンダ2に差し込んでキー1を回転
することによりイグニッションキースイッチ2bの接点
位置が変化する。そして、制御部52Aでは、電源ON
信号SGが出力されたか、否かをステップS202で判
定する。電源ON信号SGが入力されなければ、再度、
電源ON信号SG入力のチェックを繰り返す。
【0064】イグニッションキースイッチ2bの接点位
置が変化して、電源ON信号SGが入力されたことを判
定したならば、ステップS203へ進み、コード照合手
段からの送信データの受信処理を実施する。次に、ステ
ップS204へ進んで読み込んだ送信データの内、ID
コードと内部のROMに記憶しているIDコードとを比
較して一致の可否を判定する。
【0065】IDコードの一致が判定されたならばステ
ップS205aへ進み、制御部52aはイグニッション
キースイッチ2bのOFF時に演算した変数コードをロ
ーリングコード演算式に代入して演算し、内部レジスタ
に保持したローリングコードを読み取る。この読み取っ
たローリングコードは、ステップS206において、ス
テップS203で受信した送信データ中のローリングコ
ードと比較してコード一致の可否を判定する。ステップ
S206で、各ローリングコードが一致したことを判定
したならば、ステップS212に進んでエンジン始動許
可処理を行う。
【0066】一方、IDコードあるいはローリングコー
ドが不一致であった場合にはステップS207に進み、
コード照合手段3Aより送信データを得るために、コー
ド照合手段3Aへ再送した変数コードの再送回数が予め
設定した上限回数に達したか否かを判定する。そして、
上限回数に達していない場合には、ステップS208a
へ進み再度同じ変数コードを生成する。
【0067】生成された変数コードはステップS209
で送信データに変換されたのち、ステップS210にて
コード照合手段3Aへの送信処理を行う。コード照合手
段3Aは変数コードが再送されて来る毎にローリングコ
ードを演算し、ローリングコードをIDコードに付加し
て送信データを生成してエンジン始動判定手段5Aに再
送する。
【0068】エンジン始動判定手段5AはステップS2
03で送信データを受信する毎にステップS204〜S
210を繰り返す。そして、受信した送信データ中のI
Dコードおよびローリングコードが設定した各コードと
一致したならば、ステップS212でエンジン始動許可
処理を行う。
【0069】しかしながら、IDコードあるいはローリ
ングコードが設定した各々コードと一致せず、変数コー
ド再送回数が上限回数を超えたことがステップS207
で判定されたならば、ステップS211へ進みエンジン
始動禁止処理を行う。
【0070】ステップS211でエンジンの始動禁止処
理が行われた場合とステップS212でエンジンの始動
許可処理が行われた場合には、ステップS213に進み
イグニッションキースイッチ21bがOFFになるまで
待機する。イグニッションキースイッチ21bのOFF
が検出された場合には、ステップS214aに進み変数
コード生成手段によって新たな変数コードを生成する。
更に、ステップS214bで、生成された変数コードを
基にローリングコードを演算して生成する。
【0071】生成された変数コードはステップS215
で送信データに変換された後に、ステップS216にて
コード照合手段3Aへの送信処理を行って動作を終了す
る。送信された変数コードはコード照合手段3Aにおい
てローリングコード演算にも用いられる。また、変数コ
ード再送回数、エンジンの始動禁止処理結果、エンジン
の始動許可処理結果はリセットされる。
【0072】尚、本実施の形態ではローリングコードの
不一致判定時に、変数コードを生成して再送する際には
同一の変数コードを生成して再送したが、再送毎に異な
った変数コードを生成して再送してもよい。この結果、
ローリングコードの秘匿性が向上する。
【0073】以上のように本実施例によれば、通信エラ
ーにより偶発的にIDコードあるいはローリングコード
の不一致が判定されても、照合動作が一意的に停止され
ることがないため装置の信頼性が向上する。また、エン
ジン始動判定手段よりコード照合手段へローリングコー
ド生成用の変数コードが送信されるため、エンジン始動
信号を送信する以前にローリングコードが事前に傍受さ
れることがない。さらに、コード照合手段3Aとエンジ
ン始動判定手段5Aのそれぞれでローリングコードを演
算するため、ローリングコードの一致判定結果の信頼性
が向上する。
【0074】実施の形態3. 上記実施の形態1では、ローリングコード生成用の演算
式の設定については特に言及していなかった。しかし、
ローリングコードの秘匿性の向上を考慮にいれるのであ
れば、イグニッシンキースイッチ2bのOFF毎にコ
ード照合手段3Aおよびエンジン始動判定手段5Aの双
方で複数あるローリングコード演算式より同一の演算式
を順次選択し、演算式にエンジン始動判定手段5Aで演
算された変数コードを代入してコード照合手段3Aおよ
びエンジン始動判定手段5Aの双方でローリングコード
を生成してもよい。コード照合手段3Aは、制御部30
bの内部ROMに記憶した複数のローリングコード演算
式よりイグニッションキースイッチ2bのON毎に特定
のローリングコード演算式を選択する演算式選択手段
と、ローリングコード演算手段を内蔵する。
【0075】エンジン始動判定手段5Aおよびコード照
合手段3Aは双方に複数のローリングコード演算式を記
憶したROMを備え、イグニッションキースイッチ2b
のON毎に、各手段3A,5Aは同一のローリングコー
ド演算式を順次更新しながら選択する。ローリングコー
ド演算式は例えば第1番目から第5番目まで用意し、最
終的に第5番目が選択された後は、再び第1番目から選
択する。
【0076】コード照合手段3Aは、イグニッションキ
ースイッチ2bのOFF毎にエンジン始動判定手段5A
で演算された変数コードをローリングコード演算式に代
入してローリングコードを演算する。尚、変数コードの
演算方法及び変数コードに基づくローリングコードの演
算方法は実施の形態2で述べたものと同様である。
【0077】以下、本実施の形態におけるコード照合手
段3Aの動作を図6のフローチャートを用いて説明す
る。先ず、ステップS101で運転者が乗車してキー1
をキーシリンダ2に差し込みキー1を回転すると照合動
作が開始される。制御部30bは、キー1の回転により
イグニッションキースイッチ2bの接点位置が変化し、
電源ON信号SGがイグニッションキースイッチ2bよ
り入力されたか否かをステップS102で判定する。電
源ON信号SGが入力されなければ、再度、電源ON信
号SGの入力チェックを繰り返す。
【0078】イグニッションキースイッチ2bの接点位
置が変化して、電源ON信号SGが入力されたことを判
定したならば、ステップS102aへ進み、制御部30
bの内部ROMに記憶された複数のローリングコード演
算式より第1番目のローリングコード演算式を選択す
る。
【0079】次に、ステップS103へ進んで電磁誘導
によりキー1への電源供給及びキー1よりIDコード読
み込みを実施する。IDコードの読み込み後は、ステッ
プS104では読み込んだIDコードをEEPROM3
eに予め記憶してある照合用のIDコードと照合する。
【0080】照合結果はステップS105でチェックさ
れ、IDコードが一致しない場合には照合動作を終了す
る。各IDコードが一致した場合には、ステップS10
6aにおいて、EEPROM3eよりIDコード、ステ
ップS102aで選択したローリングコード演算式、前
回イグニッションキースイッチ2bのOFF時にエンジ
ン始動判定手段5Aから受信した変数コードを読み込
む。
【0081】そして、ステップS106bで変数コード
をローリングコード演算式に代入してローリングコード
を演算する。さらに、ステップS107では照合の結果
一致判定されたIDコードにローリングコードが付加さ
れて送信データとなる。
【0082】次に、ステップS108で、送信データを
エンジン始動判定手段5Aに送信する送信処理を行う。
その後、ステップS109ではエンジン始動判定手段5
Aにおけるエンジン始動判定結果に基づいて送信された
変数コード、エンジン始動禁止或いは始動許可情報から
なるエンジン始動可否情報、または変数コード再送回数
等からなる判定データの受信処理を行う。
【0083】ステップS110では受信したエンジン始
動可否情報よりエンジン始動許可を判定すると正規な送
信データに基づいてエンジン始動が開始されたとして照
合動作を終了する。しかし、ステップS110でエンジ
ン始動不許可が判定されると、ステップS111では受
信した変数コードの再送回数が設定された上限回数を超
えているかを判定する。
【0084】そして、再送回数が上限回数を超えている
と判定されるとIDコードの照合動作を終了する。一
方、再送回数が上限回数に達していない場合には、ステ
ップS112において、IDコードに変数コードを基に
演算されたローリングコードを付加して送信データを作
成する。次に、ステップS113にて、送信データの送
信処理を行う。その後、ステップS114にて、ステッ
プS109と同様な判定データをエンジン始動判定手段
5Aより受信し、再びステップS110へ戻る。そし
て、エンジン始動許可情報を得るか、変数コード再送回
数が上限値を超えたと判断されるまで照合動作を継続す
る。
【0085】次に、エンジン始動判定手段5Aにおける
制御部52Aのエンジン始動判定動作を図7のフローチ
ャートを用いて説明する。本エンジン始動判定手段5A
はローリングコードを記憶した外付けのEEPROMを
備える代わりに、制御部52Aの内部ROMに記憶した
複数のローリングコード演算式よりイグニッションキー
スイッチ2bのON毎に特定のローリングコード演算式
を選択する演算式選択手段と、ローリングコード演算式
に代入する変数コードを演算する変数コード発生手段
と、ローリングコード演算手段を内蔵する。尚、変数コ
ードの演算に関しては図8のフローチャートによるロー
リングコードの演算処理と同様である。
【0086】先ず、ステップS201で運転者が乗車
し、キー1をキーシリンダ2に差し込んでキー1を回転
することによりイグニッションキースイッチ2bの接点
位置が変化する。そして、制御部52Aでは、電源ON
信号SGが出力されたか、否かをステップS202で判
定する。電源ON信号SGが入力されなければ、再度、
電源ON信号SG入力のチェックを繰り返す。
【0087】イグニッションキースイッチ2bの接点位
置が変化して、電源ON信号SGが入力されたことが判
定されたならば、ステップS202aでは複数あるロー
リングコード演算式より第1のローリングコード演算式
を選択する。この時、コード照合手段3Aも第1のロー
リングコード演算式を選択している。ステップS203
へ進みコード照合手段3Aからの送信データの受信処理
を実施する。
【0088】次に、ステップS204へ進んで受信した
送信データの内、IDコードと内部のROMに記憶して
いるIDコードとを比較して一致の可否を判定する。I
Dコードの一致が判定されたならばステップS205a
へ進み、制御部52Aはイグニッションキースイッチ2
bのOFF時に演算した変数コードを選択したローリン
グコード演算式に代入して求めたローリングコードを内
部メモリより読み取る。この読み取ったローリングコー
ドは、ステップS206において、ステップS203で
受信した送信データ中のローリングコードと比較してコ
ード一致の可否を判定する。ステップS206で、ロー
リングコードが一致したことを判定したならば、ステッ
プS212に進んでエンジン始動許可処理を行う。
【0089】一方、IDコードが不一致であった場合に
はステップS207に進み、コード照合手段3Aより送
信データを得るために、変数コードをコード照合手段3
Aへ再送した再送回数が予め設定した上限回数に達した
か否かを判定する。そして、上限回数に達していない場
合には、ステップS208へ進み再度同じ変数コードを
生成する。
【0090】生成された変数コードはステップS209
で送信データに変換されたのち、ステップS210でコ
ード照合手段3Aへの送信処理を行う。コード照合手段
3Aは変数コードが再送されてくる毎にローリングコー
ドを演算し、ローリングコードをIDコードに付加して
送信データを生成しエンジン始動判定手段5Aに再送す
る。
【0091】エンジン始動判定手段5AはステップS2
03で送信データを受信する毎にステップS204〜S
210を繰り返す。そして、受信した送信データ中のI
Dコードおよびローリングコードが設定した各コードと
一致したならば、ステップS212でエンジン始動許可
処理を行う。
【0092】しかしながら、IDコードが設定した各コ
ードと一致せず、変数コード再送回数が上限回数を超え
たことがステップS207で判定されたならば、ステッ
プS211へ進みエンジン始動禁止処理を行う。
【0093】ステップS211でエンジンの始動禁止処
理が行われた場合とステップS212でエンジンの始動
許可処理が行われた場合には、ステップS213に進み
イグニッションキースイッチ21bがOFFになるまで
待機する。イグニッションキースイッチ21のOFFが
検出された場合は、ステップS214aに進み変数コー
ド生成手段で新たな変数コードを生成する。
【0094】生成された変数コードはステップS215
で送信データに変換された後に、ステップS216にて
コード照合手段3Aへの送信処理を行って動作を終了す
る。送信された変数コードはコード照合手段3Aにおい
てローリングコード演算に用いられる。また、再送回
数、エンジンの始動禁止処理結果、エンジンの始動許可
処理結果はリセットされる。
【0095】本実施の形態では、コード照合手段3Aお
よびエンジン始動判定5Aのそれぞれがイグニッション
キースイッチ2bのON毎に、複数のローリングコード
演算式より順次ローリングコード演算式を選択した。だ
が、他の実施の形態として、エンジン始動判定5Aはイ
グニッションキースイッチ2bのON毎に、複数のロー
リングコード演算式より無作為にローリングコード演算
式を選択し、その選択情報をコード照合手段に送信して
同様なローリングコード演算式を選択させてもよい。
【0096】以上のように本実施例によれば、通信エラ
ーにより偶発的にIDコードあるいはローリングコード
の不一致が判定されても、照合動作が一意的に停止され
ることがないため装置の信頼性が向上する。また、エン
ジン始動判定手段よりコード照合手段へローリングコー
ド生成用の変数コードが送信されるため、エンジン始動
信号を送信する以前にローリングコードが事前に傍受さ
れることがない。さらに、コード照合手段3Aとエンジ
ン始動判定手段5AはイグニッションキースイッチのO
毎に更新されるローリングコード演算式でローリング
コードを演算するため、ローリングコードの一致判定結
果の信頼性が向上する共にローリングコードの秘匿性が
更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両盗難防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のコード照合手段の
動作を説明するフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1のエンジン始動判定
手段の動作を説明するフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2のコード照合手段の
動作を説明するフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2のエンジン始動判定
手段の動作を説明するフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3のコード照合手段の
動作を説明するフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3のエンジン始動判定
手段の動作を説明するフローチャートである。
【図8】 ローリングコード生成手段の動作を説明する
フローチャートである。
【図9】 従来例の車両盗難防止装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 キー、1a1 キーコイルアンテナ、1a2 IC
(トランスポンダ)、2キーシリンダ、2a キーホー
ル、2a1 キーシリンダコイルアンテナ、2a2 イグ
ニッションキースイッチ、3 コード照合手段、3a
電源、30b制御部(ワンチップマイコン)、3c R
F回路、3e EEPROM、3f通信I/F、5A
エンジン始動判定手段、51 通信I/F、52A 制
御部、SG 電源ON信号、SE エンジン始動許可信
号。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンキーに記憶されたIDコ
    ードをエンジン始動毎に読み取るキー挿入側のコード読
    み取り手段と、前記読み取ったIDコードと予め設定したIDコードと
    を照合してIDコードの一致判定を行うIDコード判定
    手段と、 前記エンジンの操作毎に更新される変数を基にローリン
    グコードを演算する第1のローリングコード演算手段
    と、 前記IDコードの一致判定時に、前記読み取ったIDコ
    ードに前記演算されたローリングコードを付加してエン
    ジン始動許可信号を生成するローリングコード付加手段
    と、 エンジン始動許可信号を送信する始動許可信号送信手段
    と、前記エンジンの操作毎に更新される変数を生成する変数
    生成手段と、 前記生成された変数を基にローリングコードを演算する
    第2のローリングコード演算手段と、 前記生成された変数を前記第1のローリングコード演算
    手段に送信する変数送信手段と、 前記エンジン始動許可信号を受信する始動許可信号受信
    手段と、受信した始動許可信号の内、IDコードと予め設定した
    IDコードとを照合してIDコードの一致判定を行うI
    Dコード判定手段と、 これらIDコードが一致した場合に前記エンジン始動許
    可信号の内、ローリングコードと前記第2のローリング
    コード演算手段によって演算されたローリングコードと
    を照合してこれらローリングコードが一致した場合に、
    エンジン始動許可信号をエンジン始動手段に出力するロ
    ーリングコード判定手段と を備えたことを特徴とする車
    両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 第1のローリングコード演算手段および
    第2のローリングコード演算手段をそれぞれ演算式を異
    ならせて複数備え、エンジン操作毎に同一演算式の第1
    及び第2のローリングコード演算手段を順次選択し、演
    算された変数を前記演算式に代入しローリングコードを
    演算することを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難
    防止装置。
  3. 【請求項3】 第1のローリングコード演算手段および
    第2のローリングコード演算手段をそれぞれ演算式を異
    ならせて複数備え、エンジン操作毎に同一演算式の第1
    及び第2のローリングコード演算手段を無作為に選択
    し、演算された変数を前記演算式に代入してローリング
    コードを演算することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 ローリングコード判定手段によるローリ
    ングコードの不一致判定時には、変数生成手段は前回生
    成した変数と異なる変数を演算し、変数送信手段を通し
    て第1及び第2のローリングコード演算手段に送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    車両用盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 変数送信手段は、エンジンキーをOFF
    した際に更新された変数を第1及び第2のローリングコ
    ード演算手段に送信をすることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
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