JP3229251B2 - Cvd装置 - Google Patents
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Description
空チャンバ内で発生させたガスプラズマにより成膜を行
うCVD装置に関する。
を成膜する方法として、ガスプラズマ等を用いるプラズ
マCVD法(Plasma Chemical Vapor Deposition: プラ
ズマ化学気相堆積法) が従来より、広く知られている。
を導入することにより、その空間に存在する気体を活性
化して、低温で薄膜を作成するものである。
マCVD法においては、処理能力に限界があり、生産性
の向上という点で課題が残されていた。特に、最近は基
板の大型化、すなわち大面積化の要求が高まっている
が、従来のCVD装置にあっては、成膜する対象物が大
型化すればするほど処理能力が低下し、逆に大型の基板
に成膜するためにCVD装置そのものを大型化すると装
置内のプラズマ密度が低下してしまい、いずれの場合も
効率良く成膜を行えず、大型の基板を一度に、かつ大量
に処理することは困難であった。
になされたもので、大型の基板を一度に大量に、しかも
高速で処理できるCVD装置を提供することを目的とす
る。
め、本発明のCVD装置は、真空源に接続される真空チ
ャンバと、ガス供給源およびそのガス供給源からのガス
を上記真空チャンバ内に導くガス供給管を備えたガス供
給ユニットと、上記真空チャンバ内に設けられ、その真
空チャンバ内に導かれたガスをプラズマ化および/また
は活性イオン化する放電電極を有するCVD装置におい
て、上記真空チャンバ内に、回転テーブルと、その回転
テーブル上の周縁部に同心円状に複数個配置され、かつ
個々の表面側および裏面側にそれぞれ成膜すべき基板を
保持する基板ホルダとが設けられ、上記ガス供給管、上
記放電電極およびアノード電極が、上記基板ホルダの表
面側および裏面側にそれぞれ上記基板の移動軌跡に沿っ
て等間隔で順に同心円状に対向配置され、上記放電電極
は円形または多角形のリング状の複数の永久磁石が、こ
れらの永久磁石の磁化方向に絶縁体を介して一定の間隔
で軸棒に着脱自在に嵌め込まれ、かつ、相互に隣合う永
久磁石の磁極を同極性とするよう配列されており、上記
アノード電極は金属棒が複数のリング体を貫通してなる
カルーセル型の構成であることによって特徴付けられて
いる。
の永久磁石の並び方向に所定のストロークで往復動させ
るための駆動手段を設けることが望ましい。 また、上
記ガス供給ユニットには、真空チャンバ内に供給される
ガスを予めプラズマ化および/または活性イオン化させ
るためのマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段を設
けることが望ましい。
電力の位相を制御する位相シフタと、放電電極の直流自
己バイアスをコントロールするバイアスコントローラが
組み込まれたマッチングボックスを備え、この高周波電
源からの電力をこのマッチングボックスを介して上記放
電電極に供給するよう構成することが望ましい。
続される真空チャンバと、ガス供給源およびそのガス供
給源からのガスを上記真空チャンバ内に導くガス供給管
を備えたガス供給ユニットと、上記真空チャンバ内に設
けられ、その真空チャンバ内に導かれたガスをプラズマ
化および/または活性イオン化する放電電極を有するC
VD装置において、上記真空チャンバ内に、直線状に移
動する搬送コンベアと、その搬送コンベアに複数個配置
され、かつ個々の表面側および裏面側にそれぞれ成膜す
べき基板を保持する基板ホルダとが設けられ、上記ガス
供給管、上記放電電極およびアノード電極が、上記基板
ホルダの表面側および裏面側にそれぞれ上記基板の移動
軌跡に沿って等間隔で順に直線状に対向配置され、上記
放電電極は円形または多角形のリング状の複数の永久磁
石が、これらの永久磁石の磁化方向に絶縁体を介して一
定の間隔で軸棒に着脱自在に嵌め込まれ、かつ、相互に
隣合う永久磁石の磁極を同極性とするよう配列されてお
り、上記アノード電極は金属棒が複数のリング体を貫通
してなるインライン型の構成によって特徴付けられる。
型の構成と同様、上記放電電極に、上記永久磁石をその
永久磁石の並び方向に所定のストロークで往復動させる
ための駆動手段を設けることが望ましい。また、上記ガ
ス供給ユニットには、真空チャンバ内に供給されるガス
を予めプラズマ化および/または活性イオン化させるた
めのマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段を設ける
ことが望ましい。さらに、上記放電電極に供給される高
周波電力の位相を制御する位相シフタと、放電電極の直
流自己バイアスをコントロールするバイアスコントロー
ラが組み込まれたマッチングボックスを備え、この高周
波電源からの電力をこのマッチングボックスを介して上
記放電電極に供給するよう構成することが望ましい。
では、放電電極は、円形または多角形のリング状の複数
の永久磁石を相互に吸引状態となるように、絶縁体を介
して一定の間隔で配列することにより、電極の近傍に密
度の高いプラズマを発生させることができる。また、こ
れらの永久磁石を軸棒に着脱自在としたので、放電電極
を所望の大きさに形成することが可能となり、大面積を
有する基板上への成膜を容易にしかも精度よく行うこと
ができる。
方向に所定のストロークで往復動することにより、放電
電極近傍に発生したプラズマ等の密度を均一化すること
ができるので、基板の表面を均一に、精度よく成膜する
ことができる。
を導入して予めプラズマ化および/または活性イオン化
させた状態のガスを真空チャンバ内に供給した場合、こ
のガス供給後の放電によるプラズマ化および/または活
性イオン化により、放電電極の周囲には多量のプラズマ
ないしラジカルイオンが発生する。これにより、高速で
精度よく成膜することができる。
複数個の放電電極に対し、同時に高周波電力を供給する
と、それらの放電電極間の相互干渉によりプラズマ発生
が不安定となり、チャージアップや異常放電等が多発す
るおそれがある。そこで、アノード電極を放電電極の近
傍に設けることで、それらを防止することができる。
イアスコントローラが組み込まれたマッチングボックス
を設け、高周波電源からの電力をこのマッチングボック
スを介して上記放電電極に供給することで、高周波電力
の位相制御と放電電極の直流自己バイアスが最適状態と
なるようにコントロールされるので、これら放電電極間
の相互干渉が起こらず、プラズマ等の発生が安定化され
る。また、高周波電圧を連続もしくはパルスで印加する
ことにより、異常放電の防止及び成膜形状のコントロー
ルも可能となる。 さらに、本発明をカルーセル型のC
VD装置に適用した場合、回転テーブル上の周縁部に同
心円状に複数個配置された基板ホルダの表面側および裏
面側にそれぞれ保持された基板に、基板の回転軌跡に沿
ってこれらの基板ホルダの表面側および裏面側に配置さ
れている放電電極およびガス供給管により密度の高いプ
ラズマ等が常に供給され、大型の基板を一度に大量に成
膜することができる。
D装置に適用した場合も同様に、直線状に移動する搬送
コンベアに複数個配置された基板ホルダの表面側および
裏面側にそれぞれ保持された基板に、基板の移動軌跡に
沿ってこれらの基板ホルダの表面側および裏面側に配置
されている放電電極およびガス供給管により密度の高い
プラズマ等が常に供給され、大型の基板を一度に大量に
成膜することができる。
実施の形態について説明する。
構成を示す縦断面図であり、図3は図2におけるII−II
断面図である。
プレート2上に円筒形の容器を設けてなる真空チャンバ
4を有する。この真空チャンバ4は、プレート2に形成
された排気口(図示せず)を介して外部の図示しない真
空ポンプ(真空源)と接続されており、同ポンプによっ
て真空チャンバ4内が所定の真空状態にされるようにな
っている。
‥501が形成されてなる回転テーブル5が備えられて
いる。この回転テーブル5は、その周縁部下面側がロー
ラ6‥‥6によって受けられてプレート2上に支持され
ている。この回転テーブル5に設けられた歯501‥‥
501とプレート2に取り付けられた回転テーブル駆動
用モータ(回転駆動手段)7の軸部先端に設けられた歯
車701とが噛み合わされた状態で、モータ7が駆動す
ることにより、回転テーブル5はプレート2上の中心軸
8の回りを所望の速度で回転するようになっている。
その周縁部から回転テーブル5の中心の向きに所定間隔
を隔てた部位にそれぞれ同心円状に複数の基板ホルダ9
‥‥9、9′‥‥9′が絶縁体(図示せず)を介して配
置されている。これらの基板ホルダ9、9′の両面に
は、成膜する対象として複数のガラス基板100が着脱
自在に取り付けられるようになっている。また、これら
の基板ホルダ9、9′には、真空チャンバ4外に備えら
れたマッチングボックス10を介してRF電源11およ
びDC電源12が接続されている。
介して各基板ホルダ9、9′に電気的に接続されたテー
ブル端子14が設けられている。また、プレート2上面
には、電線15を介してマッチングボックス10に接続
された プレート端子16が設けられている。そして回
転テーブル5の回転時においてはテーブル端子14がプ
レート端子16に接しながら中心軸8の回りを回転し、
その状態で外部のRF電源11ないしDC電源12から
マッチングボックス10を介して各基板ホルダ9、9
に、所定の高周波電力ないし直流電力があるいはこの両
者が重畳された状態で印加されることにより、各基板ホ
ルダ9、9に負の電界、つまり周囲の空間に各基板ホル
ダ9、9に向かう電界を生じさせるようになっている。
また、基板ホルダ9、9には300℃程度に基板100
を加熱するためのヒータ(図示せず)が設けられてい
る。
相対的に内側(中心側)に位置する各基板ホルダ9′と
外周側に位置する各基板ホルダ9の各回転軌跡に沿っ
て、それぞれ、その内側および外側に同心円状にプラズ
マ発生電極20が配置されており、このプラズマ発生電
極20の近傍にはアノード電極70が配置されている。
また、ガス供給源32からのガスを真空チャンバ4内に
導くガス供給管30はプラズマ発生電極20を挟んでア
ノード電極70の反対側に配置されている。これらガス
供給管30、プラズマ発生電極20およびアノード電極
70は等間隔で順に同心円状に配置されている。これら
ガス供給管30、プラズマ発生電極20およびアノード
電極70は、いずれも容器3の天井部を介して真空チャ
ンバ4の外側から真空チャンバ4内部に挿入され、各基
板ホルダ9、9′の両面に装着された基板100に対向
するように設置される。ただし、基板100の出し入れ
作業を行う必要上、真空チャンバ4の側壁に設けられた
出入口41に対応する部分には、ガス供給管30、プラ
ズマ発生電極20およびアノード電極70は設置されて
いない。
図1に示す。このプラズマ発生電極20は、金属棒21
の外周に、非磁性体22によって被覆された円形または
多角形のリング状の複数の永久磁石23を嵌合させると
ともに、その隣合う永久磁石23が互いに反発し合うよ
うその極性を同一にし、永久磁石23‥‥23間に金属
あるいは絶縁体からなるスペーサ24を設けた構成とな
っており、さらに管体201によってこれらが収容され
た構成となっている。このプラズマ発生電極20は、永
久磁石23の数を増減することにより、所望の大きさの
基板に対応する長さに調節が可能となっている。このよ
うに、永久磁石23による磁界を構成することにより、
プラズマ発生電極20の近傍に密度の高いプラズマを発
生させることができる。言い換えると、低インピーダン
スで放電を起こさせることにより、RF電源26から供
給される電力を効率良く放電エネルギに変換してプラズ
マ発生電極20の近傍に多量のプラズマを発生させるこ
とができる。
ように、それぞれマッチングボックス25を介してRF
電源26に接続されている。マッチングボックス25に
はプラズマ発生電極20に供給する高周波電力の位相を
制御しうる位相シフタと、放電電極の直流自己バイアス
をコントロールするバイアスのコントローラとが組み込
まれている。このマッチングボックス25を介してRF
電源26からの電源が供給されると基板ホルダ9、9′
間で放電が起こり、各プラズマ発生電極20の近傍に高
密度のプラズマないしラジカルイオンが発生し、これに
より基板100の表面が成膜される。
うに、例えばアルミニウムからなる金属棒71が複数の
リング体72を貫通した構成となっている。
発生電極20の上部に、このプラズマ発生電極20を上
下方向に所定のストロークで往復動させるための駆動機
構として、モータ27が設置されている。この往復動に
よって、プラズマ発生電極20近傍に発生したプラズマ
の密度が、均一化されるので、各基板100の表面を均
一に成膜することができる。
ラズマ発生電極20に、周波数が数Hz〜100MHz
のRF電圧を連続もしくはパルス的(ON時間50〜5
00μsec,OFF時間5〜100μsec)に印加
されるようになっているが、この場合、自己バイアス電
圧が高くなるとプラズマ発生電極20からのスパッタが
起こるので、印加するRF電圧は、放電で発生する自己
バイアスが高くならない程度(−100V以下)が望ま
しい。できるだけ高エネルギのプラズマを発生させるに
は投入電力を大きくすればよいが、投入電力を大きくす
ると自己バイアス電圧が高くなり、プラズマ発生電極2
0でスパッタが生じたり、異常放電が発生したりする可
能性がある。したがって、特にスパッタされる周波数
(13.56MHz)のRF電力を用いる場合には、自
己バイアス電圧が数ボルトの負電圧となるようにローパ
スフィルタにより直流分を数オームの抵抗を介して接地
し、調整するのが望ましい。
供給源(図示せず)に接続されているとともに、真空チ
ャンバ4の上部壁体を貫通して、真空チャンバ4内に配
設されており、真空チャンバ4内に配設された管部分は
多数の吐出口が設けられた構成となっている。また、ガ
ス供給源から真空チャンバ4に到る管部分に、マイクロ
波導入装置31が設置されている。このマイクロ波導入
装置31は、マグネトロンおよび導波管等によって構成
されており、ガス供給源から供給されるSiH 4 、NH
3 およびAr等の処理ガスにマイクロ波導入装置31か
らのマイクロ波(周波数は2.45GHz)を供給して
これらのガスを別々に真空チャンバ4外で予めプラズマ
化あるいは活性化(ラジカル化)する構成となってい
る。こうしてプラズマ化あるいは活性化されたガスはガ
ス供給管30を通じて真空チャンバ4内に供給され、ガ
ス供給管30の吐出口から周辺のプラズマ発生電極20
およびアノード電極70の近傍に吐出される。
用いて、例えば基板の表面に窒化珪素の薄膜を成膜する
場合について説明する。
内の回転テーブル5上にそれぞれ同心円状に配置されて
いる内側および外側の基板ホルダ9、9′の表裏両面に
基板100‥‥100を所定の状態にセットする。次
に、真空チャンバ4の出入口41の扉42を閉鎖して真
空チャンバ4を密閉した後、真空チャンバ4内を所定の
真空状態にし、その状態でモータ7により回転テーブル
5を回転駆動して、回転テーブル5上の各基板ホルダ
9、9′およびそれらに装着された各基板100を中心
軸8の回りに一体的に回転させる。
9′に保持された基板100をヒータにより300℃程
度に加熱しておく。そして、真空チャンバ4外からその
内部にガス供給管30を通じて、珪素源としてSi
H4 、窒素源としてNH3 、そしてキャリアガスとして
Arガスを供給する。ここで、RF電源11またはDC
電源12からマッチングボックス10等を介して各基板
ホルダ9、9′にRF電力もしくはDC電力またはこれ
らの電力を重畳させて負の電界を印加するとともに、各
プラズマ発生電極20をモータ27により、図1におけ
る上下方向に所定のストロークで往復運動させつつ、各
プラズマ発生電極20にその対応するRF電源26から
マッチングボックス25を介して所定のRF電力を供給
する。
30の途中にマイクロ波導入装置31からマイクロ波を
導入してガスの一部を予めプラズマ化ないしイオン化
(ラジカル化)しておく。
0およびアノード電極70の近傍にガス供給管30を通
じて予め一部プラズマ化ないしイオン化されたガスが供
給され、各プラズマ発生電極20と基板ホルダ9、9′
との間に生じる放電により更に多量のプラズマがプラズ
マ発生電極20の近傍で発生する。そして、そのうち、
正電荷を帯びた粒子が、基板ホルダ9、9′に印加され
ている負の電界により基板ホルダ9、9′側に加速され
て基板100に衝突することにより、プラズマ化ないし
イオン化によりラジカル状態となったガスは基板100
表面に窒化珪素の薄膜を成膜する。しかも、この場合、
各プラズマ発生電極20の金属棒21に嵌合された永久
磁石23が管体201内で、図2の上下方向に所定のス
トロークで往復動することにより、安定した状態で各基
板100に対して密度の高いプラズマが均一な状態で供
給されることになり、さらに、プラズマ発生電極20の
近傍には、アノード電極が設けられていることから、各
基板100に対する成膜が効率良く、しかも均一に行わ
れる。さらに、永久磁石23を増減することで基板10
0の大きさに対応するプラズマ発生電極20とすること
ができるので、大型の基板を一度にしかも大量に成膜す
ることが可能となる。また、プラズマ発生電極20に所
定のRF電力を供給した際のチャージアップおよび異常
放電を防止することもできる。
施の形態において適用した円筒形の真空チャンバの設け
られたCVD装置、いわゆるカルーセル型CVD装置に
適用されるのみならず、例えば図5に示すような直線
型、いわゆるインライン型のCVD装置にも適用するこ
とができる。この例を他の実施の形態として、以下に説
明する。
対して基板102のセット作業が行われる搬入室53
と、基板102の表面を成膜する成膜室54と、基板ホ
ルダ52から成膜後の基板102を取り外す作業が行わ
れる搬出室56とを一列に配置した構成で、これらの各
室53、54、56内を搬送コンベア(図示せず)が図
5中の左側から右側に向けて矢印50に示すように順次
通過するようになっている。ここで、各室53、54、
56の間には、各室53、54、56をそれぞれ密閉状
態に保ってそれぞれ独立して排気を可能とする開閉自在
のシャッタ(あるいはバルブ)57‥‥57が設けられ
ている。
路に沿ってその両側(図5中の上側および下側)に、複
数のプラズマ発生電極58‥‥58およびアノード電極
88‥‥88と、二種類のガス、すなわちガス66、ガ
ス67を混合して成膜室54内に供給するガス供給管5
9とが一定の間隔を隔てて、ガス供給管59、アノード
電極88、プラズマ発生電極58の順に配置されてい
る。また、成膜室54の外側にはRF電源60およびD
C電源61が備えられており、これらの電源から成膜室
54内の基板ホルダ52に所定のRF電力あるいはDC
電力あるいはその両方を重畳した電圧が印加されるよう
になっている。この場合のプラズマ発生電極58および
アノード電極88、ガス供給管59、RF電源60およ
びDC電源61は、基本的には、図2に示すCVD装置
1に用いたものと同様の構成となっている。
と、搬入室53で基板ホルダ52に基板102がセット
された後、この基板102は搬送コンベアによって成膜
室54に送られ、基板ホルダ52の両側に設置されてい
るプラズマ発生装置58およびアノード電極88の間を
通過しながら成膜される。したがって、こうした一連の
成膜工程を連続的に行うことができる。
置によれば、放電電極は、円形または多角形のリング状
の複数の永久磁石を、これらの磁石の磁化方向に絶縁体
を介して一定の間隔で軸棒に着脱自在に嵌め込み、相互
に隣合うの永久磁石の磁極を同極性とする構成としたか
ら、従来のように、プラズマ密度の低下を招くことがな
く、電極の近傍に密度の高いプラズマを発生させること
ができ、さらに、放電電極を所望の大きさに形成できる
ので、大型の基板等を一度に多量に成膜することが可能
になり、処理能力が向上する。
石をその永久磁石の並び方向に所定のストロークで往復
動させる構成とした場合、基板の表面を均一に成膜する
ことができ、成膜精度が向上する。さらに、マイクロ波
導入手段を設けた構成とすれば、成膜速度が大きくな
る。さらにまた、位相シフタと、バイアスコントローラ
が組み込まれたマッチングボックスを備え、高周波電源
からの電力をこのマッチングボックスを介して放電電極
に供給する構成とした場合には、放電電極間の相互干渉
が起こらず、プラズマ等の発生が安定化される。また、
異常放電の防止や成膜形状のコントロールも可能とな
る。
は、真空チャンバ内に、回転テーブルと、その回転テー
ブル上の周縁部に同心円状に複数個配置され、かつ個々
の表面側および裏面側にそれぞれ成膜すべき基板を保持
する基板ホルダとを設け、ガス供給管、放電電極および
金属棒が複数のリング体を貫通してなるアノード電極
を、基板ホルダの表面側および裏面側にそれぞれ上記基
板の移動軌跡に沿って等間隔で順に同心円状に対向配置
し、またインラインのCVD装置では、真空チャンバ内
に、直線状に移動する搬送コンベアと、その搬送コンベ
アに複数個配置され、かつ個々の表面側および裏面側に
それぞれ成膜すべき基板を保持する基板ホルダとを設
け、ガス供給管、放電電極およびアノード電極を、基板
ホルダの表面側および裏面側にそれぞれ上記基板の移動
軌跡に沿って等間隔で順に直線状に対向配置した構成と
したので、密度の高いプラズマが常に供給され、大型の
基板を一度に多量に効率良く成膜することが可能にな
る。
成を示す縦断面図
態を示す縦断面図
の構成を示す縦断面図
Claims (8)
- 【請求項1】 真空源に接続される真空チャンバと、ガ
ス供給源およびそのガス供給源からのガスを上記真空チ
ャンバ内に導くガス供給管を備えたガス供給ユニット
と、上記真空チャンバ内に設けられ、その真空チャンバ
内に導かれたガスをプラズマ化および/または活性イオ
ン化する放電電極を有するCVD装置において、上記真
空チャンバ内に、回転テーブルと、その回転テーブル上
の周縁部に同心円状に複数個配置され、かつ個々の表面
側および裏面側にそれぞれ成膜すべき基板を保持する基
板ホルダとが設けられ、上記ガス供給管、上記放電電極
およびアノード電極が、上記基板ホルダの表面側および
裏面側にそれぞれ上記基板の移動軌跡に沿って等間隔で
順に同心円状に対向配置され、上記放電電極は円形また
は多角形のリング状の複数の永久磁石が、これらの永久
磁石の磁化方向に絶縁体を介して一定の間隔で軸棒に着
脱自在に嵌め込まれ、かつ、相互に隣合う永久磁石の磁
極を同極性とするよう配列されており、上記アノード電
極は金属棒が複数のリング体を貫通してなることを特徴
とするCVD装置。 - 【請求項2】 上記放電電極に、上記永久磁石をその永
久磁石の並び方向に所定のストロークで往復動させるた
めの駆動手段が設けられたことを特徴とする請求項1に
記載のCVD装置。 - 【請求項3】 上記ガス供給ユニットには、真空チャン
バ内に供給されるガスを予めプラズマ化および/または
活性イオン化させるためのマイクロ波を導入するマイク
ロ波導入手段が設けられたことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のCVD装置。 - 【請求項4】 上記放電電極に供給される高周波電力の
位相を制御する位相シフタと、放電電極の直流自己バイ
アスをコントロールするバイアスコントローラが組み込
まれたマッチングボックスを備え、この高周波電源から
の電力をこのマッチングボックスを介して上記放電電極
に供給するよう構成されたことを特徴とする請求項1、
2または3に記載のCVD装置。 - 【請求項5】 真空源に接続される真空チャンバと、ガ
ス供給源およびそのガス供給源からのガスを上記真空チ
ャンバ内に導くガス供給管を備えたガス供給ユニット
と、上記真空チャンバ内に設けられ、その真空チャンバ
内に導かれたガス をプラズマ化および/または活性イオ
ン化する放電電極を有するCVD装置において、上記真
空チャンバ内に、直線状に移動する搬送コンベアと、そ
の搬送コンベアに複数個配置され、かつ個々の表面側お
よび裏面側にそれぞれ成膜すべき基板を保持する基板ホ
ルダとが設けられ、上記ガス供給管、上記放電電極およ
びアノード電極が、上記基板ホルダの表面側および裏面
側にそれぞれ上記基板の移動軌跡に沿って等間隔で順に
直線状に対向配置され、上記放電電極は円形または多角
形のリング状の複数の永久磁石が、これらの永久磁石の
磁化方向に絶縁体を介して一定の間隔で軸棒に着脱自在
に嵌め込まれ、かつ、相互に隣合う永久磁石の磁極を同
極性とするよう配列されており、上記アノード電極は金
属棒が複数のリング体を貫通してなることを特徴とする
CVD装置。 - 【請求項6】 上記放電電極に、上記永久磁石をその永
久磁石の並び方向に所定のストロークで往復動させるた
めの駆動手段が設けられたことを特徴とする請求項5に
記載のCVD装置。 - 【請求項7】 上記ガス供給ユニットには、真空チャン
バ内に供給されるガスを予めプラズマ化および/または
活性イオン化させるためのマイクロ波を導入するマイク
ロ波導入手段が設けられたことを特徴とする請求項5ま
たは6に記載のCVD装置。 - 【請求項8】 上記放電電極に供給される高周波電力の
位相を制御する位相シフタと、放電電極の直流自己バイ
アスをコントロールするバイアスコントローラが組み込
まれたマッチングボックスを備え、この高周波電源から
の電力をこのマッチングボックスを介して上記放電電極
に供給するよう構成されたことを特徴とする請求項5、
6または7に記載のCVD装置。
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JP25372797A JP3229251B2 (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | Cvd装置 |
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