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JP3228338B2 - インクジェットヘッド、及びこれに適した振動子ユニット - Google Patents

インクジェットヘッド、及びこれに適した振動子ユニット

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Publication number
JP3228338B2
JP3228338B2 JP29564399A JP29564399A JP3228338B2 JP 3228338 B2 JP3228338 B2 JP 3228338B2 JP 29564399 A JP29564399 A JP 29564399A JP 29564399 A JP29564399 A JP 29564399A JP 3228338 B2 JP3228338 B2 JP 3228338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
piezoelectric element
fixed
jet head
reservoir
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP29564399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000085126A (ja
Inventor
公平 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP29564399A priority Critical patent/JP3228338B2/ja
Publication of JP2000085126A publication Critical patent/JP2000085126A/ja
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Publication of JP3228338B2 publication Critical patent/JP3228338B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タにおいて記録媒体にインク滴を噴射し、文字・図形等
をドットにより形成するインクジェットヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】入力情報に応じて複数のノズルからイン
ク滴を噴射し、文字・図形等をドットにより形成するイ
ンクジェットプリンタは、低騒音、低ランニングコスト
で普通紙上に高印字品質の記録書き込みができる点で他
の方式のものに比べて優れている。このようなインク滴
は、特開昭57-188372号公報に見られるように外部から
インクの供給を受けるリザーバ部に複数の圧力室を連通
させ、それぞれの圧力室を入力情報に対応した駆動信号
が印加される圧電素子により膨張、収縮させることによ
り吐出させられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それぞ
れの圧力室に圧電素子を位置決めして固定する構造で
は、印刷密度等の向上を図るため、ノズルのピッチが小
さく、同時に数が多くなると、製造工程が煩雑化してコ
ストの上昇や、また信頼性の低下を来すという問題があ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、複数の圧力室への圧電素子の
取付けを簡素化して、高い信頼性で高密度印刷を行うこ
とができるインクジェットヘッドを提供することにあ
る。
【0004】また、本発明の第2の目的は、同上インク
ジェットヘッドに適した振動子ユニットを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するために、外部からインクの供給を受け
るリザーバ部と、供給路を介して前記リザーバ部に連通
するとともに、インクを加圧してノズルのそれぞれから
インク滴を吐出させる圧力室と備えた流路ユニット
と、切断手段により複数に分割され、かつ活性部が変位
可能に固定板に固定された積層型圧電素子からなる振動
子ユニットと、前記流路ユニットを一方の面に固定し、
また前記振動子ユニットの固定板の挿入が可能なスリッ
トを備え、かつ前記固定板を介して前記積層型圧電素子
を固定する構造部材とから構成されている。
【0006】
【実施例】そこで以下に、本発明の詳細を図示した実施
例に基づいて説明する。図1は本発明のインクジェット
ヘッドのの一実施例を示すものであって、圧電素子固定
板15上に導電性の接着剤により固定された積層型圧電
素子8は、マルチダイシングあるいはマルチワイヤーソ
ーダイシング等の切断具による加工により縦列分の数に
分割して振動子ユニットとして構成されている。
【0007】積層型圧電素子8とその駆動回路とは図示
しない方法により接続されるが、例えば圧電素子固定板
15の圧電素子固定面15aに予め導電性膜を形成して
おき、積層型圧電素子8を分割加工する際に導電性膜1
5bも同時に分割加工することによりパターン形成を行
うことができる。
【0008】導電性膜15bと積層型圧電素子8の信号
入力端子8aは、図2のように導電性の接着剤により固
着されている。また、導電性膜15bと信号入力端子8
aとは、ハンダ14で導通をとることもできる。この場
合、圧電素子固定板15に積層型圧電素子8を固定する
接着剤は、導電性である必要はない。さらに積層型圧電
素子8の共通電極側端子8bは図示しない方法により導
電性膜15bの共通電極部分に接続されている。
【0009】次に、積層型圧電素子8を固定した圧電素
子固定板15は、各々の位置関係が規定される状態で構
造体16に固定される。構造体16は、圧電素子固定板
15を圧入するためのスリットを設けた成形樹脂でつく
られており、圧電素子固定板15を圧入した後、接着剤
で固定する。また、圧電素子固定板15の材質をセラミ
ックあるいは金属にした場合は治具等によって積層型圧
電素子8との位置出しを行った後、接着剤により固定す
る方法もあり前記の方法に限定されるわけではない。
【0010】そして、構造体16には、図3に示したよ
うに複数、この実施例では4組のものが組み込まれ、2
組ずつが圧電素子8が対向するように配置されている。
【0011】一方、インクが噴射されるノズル基板5、
インクが導入される基板6及び第2の基板7からなる流
路ユニットは、構造体16上に積層型圧電素子8との位
置関係が確保された上で積層状態で接着剤により固定さ
れている。ノズル基板5の材質はニッケル電鋳板である
が他に成形樹脂、ステンレス板、ガラス板でも可能であ
る。基板6は図3に示す様に、リザーバ1、供給路2、
圧力室3によって構成されており、材質はポリサルホ
ン、ポリカーボネイト等の成形樹脂、あるいはガラスを
エッチングしたものであるが他に感光性樹脂、感光性ガ
ラス、ステンレス板によっても構成できる。第2の基板
7は積層型圧電素子8から受ける力によって変形可能な
厚みでかつ強度的に耐久性のあるポリイミド、ポリエス
テル、ポリカーボネイト等の材質であり、インクの水分
を外部に透過させない目的でアルミニウム、金、銅等の
金属をスパッタ、蒸着、ラミネート等により付加したも
のである。
【0012】かかる構成において、図示しないインクカ
ートリッジから導かれたインクは、図3に示すようにイ
ンク供給パイプ9、リザーバ1、供給路2を通って圧力
室3に毛細管力によって到達する。印字動作が行なわれ
る場合は、入力信号に応じて積層型圧電素子8に15〜
30Vの電圧が印加され積層型圧電素子8の活性部8c
は矢印Dの方向に膨張変位し、第2の基板7をたわませ
ることにより圧力室3を加圧する。
【0013】圧力室3内のインクはこれに応じてノズル
4、及び供給路2の方向に瞬間的に移動するが、ノズル
4からは外部に向けてインク滴Aが噴射される。また、
圧力室3の変位領域を拡大するために第2の基板7と積
層型圧電素子8の間に振動板13を設けることも可能で
ある。積層型圧電素子8の活性部8cが矢印Dと反対方
向に収縮変位する際にはリザーバ1より圧力室3にイン
クが流入する。以上の動作により通常時は安定した印字
が継続できる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、切
手段により分割して固定板に固定された複数の圧電素子
をユニットとして取り扱って、固定板を構造部材のスリ
ットに挿入するだけで流路ユニットの圧力室に位置決め
できるから、個々の圧電素子を位置決めする場合に比較
して製造工程の簡素化と信頼性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドの一実施例を示
す図である。
【図2】同上インクジェットヘッドの圧電素子を拡大し
て示す図である。
【図3】同上インクジェットヘッドの断面構造を示す図
である。
【符号の説明】
1 リザーバ 2 供給路 3 圧力室 4 ノズル 5 ノズル基板 6 基板 7 第2の基板 8 積層型圧電素子 9 インク供給パイプ 15 圧電素子固定板 16 構造体

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からインクの供給を受けるリザーバ
    部と、供給路を介して前記リザーバ部に連通するととも
    に、インクを加圧してノズルのそれぞれからインク滴を
    吐出させる圧力室と備えた流路ユニットと、 切断手段により複数に分割され、かつ活性部が変位可能
    に固定板に固定された積層型圧電素子からなる振動子ユ
    ニットと、 前記流路ユニットを一方の面に固定し、また前記振動子
    ユニットの固定板の挿入が可能なスリットを備え、かつ
    前記固定板を介して前記積層型圧電素子を固定する構造
    部材とからなるインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 個々の前記積層型圧電素子が前記構造部
    材により前記圧力室を加圧するように位置決めされてい
    る請求項1のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記複数の振動子ユニットが、それぞれ
    の前記圧電素子が相互に対向するように前記構造部材に
    固定されている請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 前記固定板の圧電素子固定面には予め導
    電性膜が形成されていて、前記積層型圧電素子の前記分
    割に際して前記導電性膜が同時に分割されて導電パター
    ンが形成されている請求項1に記載のインクジェットヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 前記構造部材に前記リザーバにインクを
    供給する流路が形成されている請求項1に記載のインク
    ジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 外部からインクの供給を受けるリザーバ
    部と、供給路を介して前記リザーバ部に連通するととも
    に、インクを加圧してノズルのそれぞれからインク滴を
    吐出させる圧力室とを備えた流路ユニットを固定する構
    造部材に、前記構造部材に形成されたスリットへの挿入
    により固定可能な固定板の表面に、切断手段により複数
    に分割され、かつ活性部が変位可能に固定された積層型
    圧電素子からなるインクジェットヘッド用振動子ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 個々の前記積層型圧電素子が、前記固定
    板に導電性関係を維持するように固定されている請求項
    6に記載のインクジェットヘッド用振動子ユニット。
  8. 【請求項8】 前記固定板の圧電素子を固定する面に予
    め導電性膜が形成されていて、前記導電性膜が前記積層
    型圧電素子の前記分割の際に同時に分割されて導電パタ
    ーンとして形成されている請求項6に記載のインクジェ
    ットヘッド用振動子ユニット。
JP29564399A 1999-10-18 1999-10-18 インクジェットヘッド、及びこれに適した振動子ユニット Expired - Lifetime JP3228338B2 (ja)

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