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JP3223063U - 緩衝シート - Google Patents

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JP3223063U
JP3223063U JP2019002430U JP2019002430U JP3223063U JP 3223063 U JP3223063 U JP 3223063U JP 2019002430 U JP2019002430 U JP 2019002430U JP 2019002430 U JP2019002430 U JP 2019002430U JP 3223063 U JP3223063 U JP 3223063U
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勝彦 寺岡
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Abstract

【課題】複数の物品を箱体内に容易かつ安全に多段に配置することができる緩衝シートを提供する。【解決手段】本考案に係る緩衝シート1は、1枚の段ボールシートからなり、箱体内に配置され、この箱体の内部空間を多段に区分可能な緩衝シートであって、対向する前縁2a、5a及び後縁2b、5b、並びに対向する左右一対の側縁2c、5cを有し、上記箱体の底面と平行に配置される略長方形状の中仕切板2と、上記中仕切板の一対の側縁から延出し、下方に折り曲げられる第1脚板3と、上記中仕切板の後縁から延出し、上方に折り曲げられる接続板4と、上記接続板の延出方向先端側の端縁から延出し、上記中仕切板と平行に折り返される上記中仕切板と略同型の天板5と、上記天板の延出方向先端側の端縁から延出し、下方に折り曲げられる第2脚板6とを備え、上記第2脚板の延出方向長さが、上記第1脚板及び上記接続板の延出方向の合計長さと等しい。【選択図】図1

Description

本考案は、緩衝シートに関する。
物品の保管、運搬等に段ボールシート等から組み立てられる箱体が広く用いられている。この箱体内には、比較的背の低い物品を2段以上に重ねて収容する場合がある。複数の物品を2段以上に重ねて収容する場合、各段に配置される物品間に緩衝用シートを配置することがある。
この緩衝用シートとしては、例えば1枚の段ボールシートからなる平板状の保護材が用いられている(特開2016−88612号公報参照)。
特開2016−88612号公報
一方、箱体に収容される物品には、上方から押圧されると所望の形状を保持できない等、押圧に対する耐性の弱いものも存在する。このような物品を平板状の保護材を介在させつつ多段に配置すると、下方に配置される物品は、上方からの荷重に耐えかねて、変形、破損等するおそれがある。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、複数の物品を箱体内に容易かつ安全に多段に配置することができる緩衝シートの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る緩衝シートは、1枚の段ボールシートからなり、箱体内に配置され、この箱体の内部空間を多段に区分可能な緩衝シートであって、対向する前縁及び後縁、並びに対向する左右一対の側縁を有し、上記箱体の底面と平行に配置される略長方形状の中仕切板と、上記中仕切板の一対の側縁から延出し、下方に折り曲げられる第1脚板と、上記中仕切板の後縁から延出し、上方に折り曲げられる接続板と、上記接続板の延出方向先端側の端縁から延出し、上記中仕切板と平行に折り返される上記中仕切板と略同型の天板と、上記天板の延出方向先端側の端縁から延出し、下方に折り曲げられる第2脚板とを備え、上記第2脚板の延出方向長さが、上記第1脚板及び上記接続板の延出方向の合計長さと等しい。
本考案に係る緩衝シートは、複数の物品を箱体内に容易かつ安全に多段に配置することができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る緩衝シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の緩衝シートの箱体内での組立状態を示す模式的斜視図である。 図3は、図1の緩衝シートを箱体内に配置する途中の状態を示す模式的側面図である。 図4は、図1の緩衝シートを箱体内に配置する図3の次の状態を示す模式的側面図である。 図5は、図1の緩衝シートを箱体内に配置した状態を示す模式的側面図である。 図6は、図1の緩衝シートとは異なる実施形態に係る緩衝シートを示す模式的平面図である。 図7は、図6の緩衝シートの箱体内での組立状態を示す模式的斜視図である。 図8は、図7の緩衝シートの模式的背面図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案に係る緩衝シートは、1枚の段ボールシートからなり、箱体内に配置され、この箱体の内部空間を多段に区分可能な緩衝シートであって、対向する前縁及び後縁、並びに対向する左右一対の側縁を有し、上記箱体の底面と平行に配置される略長方形状の中仕切板と、上記中仕切板の一対の側縁から延出し、下方に折り曲げられる第1脚板と、上記中仕切板の後縁から延出し、上方に折り曲げられる接続板と、上記接続板の延出方向先端側の端縁から延出し、上記中仕切板と平行に折り返される上記中仕切板と略同型の天板と、上記天板の延出方向先端側の端縁から延出し、下方に折り曲げられる第2脚板とを備え、上記第2脚板の延出方向長さが、上記第1脚板及び上記接続板の延出方向の合計長さと等しい。
当該緩衝シートは、中仕切板の一対の側縁からそれぞれ延出する第1脚板によって上記中仕切板を箱体の底面と平行に保持すると共に、接続板から延出する天板を第2脚板によって上記中仕切板と平行に保持することができる。そのため、当該緩衝シートは、上記中仕切板と箱体の底面との間の空間、及び上記中仕切板と上記天板との間の空間を用いて複数の物品を安全かつ多段に配置することができる。当該緩衝シートは、1枚の段ボールシートからなるので、箱体内に複数の物品を収容する際に複数のシート材を組み合わせることを要しない。そのため、当該緩衝シートは、複数の物品を箱体内に容易に配置することができる。
当該緩衝シートは、上記接続板の延出方向基端側の端縁から延出する第3脚板をさらに備えるとよい。このように、上記接続板の延出方向基端側の端縁から延出する第3脚板をさらに備えることによって、上記中仕切板を上記箱体の底面と平行により安定的に保持することができる。また、この構成によると、上記接続板を上記箱体の側面に沿わせやすく、ひいては上記天板を上記中仕切板を平行に配置しやすい。
上記第3脚板が、その延出方向先端側の端縁から基端縁に至る凹部を有し、上記中仕切板が、上記凹部と相補的な凸部を有するとよい。当該緩衝シートは、上記中仕切板に上記第3脚板に対応する切欠きを形成することで上記凹部及び凸部を同時に形成することができる。この構成によると、上記第3脚板によって上記中仕切板及び上記天板を上記箱体の底面と平行に安定的に保持しつつ、上記凸部が物品の載置面として機能するので、複数の物品を上記中仕切板上に安定的に配置することができる。
上記第1脚板の上記中仕切板の後縁側の側縁が円弧状であるとよい。このように、上記第1脚板の上記中仕切板の後縁側の側縁が円弧状であることによって、当該緩衝シートを上記箱体内に設置しやすい。
当該緩衝シートは、上記中仕切板の前縁から延出し、下方に折り曲げられ、上記第2脚板と重なり合う第4脚板をさらに備えるとよい。このように、上記中仕切板の前縁から延出し、下方に折り曲げられ、上記第2脚板と重なり合う第4脚板をさらに備えることによって、上記中仕切板及び上記天板を上記箱体の底面と平行により安定的に保持することができる。
なお、本考案において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、当該緩衝シートが箱体内に配置された状態における相対的な位置関係を意味している。「円弧状」とは、完全な円弧状に限られず、例えば複数の直線で円弧状に近似した形状を含む。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<緩衝シート>
図1の緩衝シート1は、1枚の段ボールシートからなる。当該緩衝シート1は、図2に示す組立状態で箱体内に配置される。当該緩衝シート1は、箱体内に配置され、この箱体の内部空間を多段に区分可能に構成される。当該緩衝シート1が配置される箱体としては、特に限定されるものではなく、例えば段ボールシートから組み立てられる包装箱等が挙げられる。
当該緩衝シート1は、対向する前縁2a及び後縁2b、並びに対向する左右一対の側縁2cを有し、上記箱体の底面と平行に配置される略長方形状の中仕切板2と、中仕切板2の一対の側縁2cから延出し、下方に折り曲げられる第1脚板3と、中仕切板2の後縁2bから延出し、上方に折り曲げられる接続板4と、接続板4の延出方向先端側の端縁から延出し、中仕切板2と平行に折り返される中仕切板2と略同型の天板5と、天板5の延出方向先端側の端縁から延出し、下方に折り曲げられる第2脚板6とを備える。また、当該緩衝シート1は、中仕切板2の前縁2aから延出し、下方に折り曲げられ、第2脚板6と重なり合う第4脚板7を備える。なお、図1において、太い実線は段ボールシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線は段ボールシートの片面を筋押しして形成される罫線を示す。また、図1において、細い2点鎖線は、段ボールシートの片面側だけを切断したハーフカット線を示す。
当該緩衝シート1に用いられる段ボールシートとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
上記段ボールシートの厚さの下限としては、1.5mmが好ましく、3mmがより好ましい。一方、上記段ボールシートの厚さの上限としては、8mmが好ましく、5mmがより好ましい。上記厚さが上記下限に満たないと、当該緩衝シート1の強度が不十分となり、箱体内で所望の形状を維持し難くなるおそれがある。逆に、上記厚さが上記上限を超えると、箱体内に配置される形状に組み立て難くなるおそれや、当該緩衝シート1に起因して箱体内において物品を収容するための空間が小さくなるおそれがある。
上記段ボールシートの中芯の稜線は、中仕切板2の前後方向(前縁2a及び後縁2bに垂直な方向。図2のX方向)と平行であることが好ましい。この構成によると、当該緩衝シート1は、中仕切板2及び天板5が前後方向に撓み難くなるので、第2脚板6及び第4脚板7を支柱として、中仕切板2及び天板5を上記箱体の底面と平行に保持しやすい。
(中仕切板)
中仕切板2は、箱体内で、物品の収容空間を上下2段に区画する。つまり、当該緩衝シート1は、箱体内に配置された図2の状態で、箱体の底面と中仕切板2との間に第1収容空間S1が設けられ、中仕切板2と天板5との間に第2収容空間S2が設けられる。中仕切板2は、前縁2a、後縁2b及び一対の側縁2cを4辺とする略長方形状である。前縁2a、後縁2b及び一対の側縁2cは、それぞれ箱体内でこの箱体の側壁の内面と対向する。なお、「略長方形状」とは、完全な長方形に限定されるものではなく、長方形の角部が面取りされている形状や、各辺に切欠きが設けられている形状を含む。
(第1脚板)
第1脚板3は、中仕切板2の一対の側縁2cからそれぞれ延出している。つまり、当該緩衝シート1は、中仕切板2の対向する側縁2cから延出する一対の第1脚板3を有する。第1脚板3の幅(側縁2cと平行な方向の長さ)としては、側縁2cの長さ以下が好ましい。第1脚板3の延出方向長さとしては、第1収容空間S1に収容される物品のサイズ等に基づいて設定可能であるが、例えば3cm以上10cm以下とすることができる。
第1脚板3の中仕切板2の後縁2b側の側縁3aは円弧状であることが好ましい。この構成によると、後述するように、複数の物品を第1収容空間S1に収容しつつ、当該緩衝シート1を上記箱体内に設置しやすい。
第1脚板3の中仕切板2の後縁2b側の側縁3aの基端部(中仕切板2側の端部)の前後方向位置(図2のX方向位置)は、後縁2bと略同じであることが好ましい。この構成によると、第1脚板3の中仕切板2の後縁2b側の側縁を上記箱体の底面に当接しつつ、当該緩衝シート1を上記箱体内に設置しやすい。
第1脚板3と中仕切板2との間の境界線には折り曲げ容易線が設けられている。上記折り曲げ容易線としては、複数の切断線と段ボールシートの片面(第1脚板3が折り曲げられる側の面)を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が好ましい。
(接続板)
接続板4は、略長方形状である。接続板4は、中仕切板2に対して上方に折り曲げられることで、中仕切板2と天板5との間隔を保持するスペーサとして機能する。接続板4の延出方向長さとしては、第2収容空間S2に収容される物品のサイズ等に基づいて設定可能であるが、例えば第1脚板3の延出方向長さと同じとすることができる。なお、「接続板の延出方向長さ」とは、接続板の延出方向における接続板と中仕切板との境界線と接続板と天板との境界線との距離をいう。
接続板4と中仕切板2との間の境界線、及び接続板4と天板5との間の境界線には折り曲げ容易線が設けられている。これらの折り曲げ容易線としては、例えば段ボールシートの片面側(接続板4及び天板5が折り曲げられる側と反対の面側)だけを切断したハーフカット線や、複数の切断線と段ボールシートの片面(接続板4及び天板5が折り曲げられる側の面)を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が挙げられる。中でも、接続板4と天板5との間の境界線に形成される折り曲げ容易線としては、上記リード罫線とハーフカット線との組み合わせが好ましく、上述のリード罫線の両側に一対のハーフカット線が設けられた形状が特に好ましい。この構成によると、上記リード罫線によって上記折り曲げ容易線の意図しない折り曲げを抑制しつつ、箱体への設置時に上記折り曲げ容易線を容易かつ確実に折り曲げることができる。
(天板)
天板5は、箱体内で、中仕切板2と平行に保持され、中仕切板2との間に第2収容空間S2を形成する。また、天板5は、箱体の蓋部の下方に配置され、第2収容空間S2に収容されている物品を蓋部側からの衝撃から保護する。
天板5は、中仕切板2と略同型である。具体的には、天板5は、箱体内でこの箱体の側壁の内面と対向する前縁5a、後縁5b及び一対の側縁5cを有する略長方形状である。
(第2脚板)
第2脚板6は、天板5から下方に折り曲げられることで、中仕切板2の前縁2aの前方で上下方向に配置される。第2脚板6の最小幅(天板5の前縁5aと平行な方向の最小長さ)は、例えば天板5の前縁5aの長さの1/2以上とされる。
第2脚板6の延出方向長さは、第1脚板3及び接続板4の延出方向の合計長さと等しい。つまり、当該緩衝シート1は、中仕切板2と天板5とを平行に保持した状態で、箱体内において第1脚板3と第2脚板6とがこの箱体の底面に共に当接する。従って、第2脚板6は、天板5を中仕切板2と平行に保持するスペーサとして機能する。
第2脚板6と天板5との間の境界線には折り曲げ容易線が設けられている。上記折り曲げ容易線としては、段ボールシートの片面側(第2脚板6が折り曲げられる側と反対の面側)だけを切断したハーフカット線が好ましい。
(第4脚板)
第4脚板7は、第1脚板3と共に中仕切板2を支持する。そのため、第4脚板7の延出方向長さは第1脚板3の延出方向長さと等しい。第4脚板7は、中仕切板2の前縁2aから延出している。より具体的には、中仕切板2の前縁2aには、シート1枚分程度陥没した窪み部2dが形成されており、第4脚板7はこの窪み部2dから延出している。これにより、第2脚板6を第4脚板7の外面に重ね合わせた場合に、第2脚板6が中仕切板2に対して前方に突出するのが抑えられ、当該緩衝シート1を箱体内に安定的に配置することができる。
第4脚板7と中仕切板2との間の境界線には折り曲げ容易線が設けられている。上記折り曲げ容易線としては、複数の切断線と段ボールシートの片面(第4脚板7が折り曲げられる側の面)を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が好ましい。
<設置手順>
次に、図3〜図5を参照して、当該緩衝シート1の箱体21内への設置手順を説明する。まず、図3に示すように、箱体21の底面21a上に複数の物品X1を整列させる。また、当該緩衝シート1を、第1脚板3を下方に折り曲げたうえ、中仕切板2と接続板4との間の境界線で2つ折りに折り曲げる。そして、接続板4及び天板5を箱体21の後壁21bの内面に沿わせるよう当該緩衝シート1を箱体21内に挿入する。
次に、第1脚板3の円弧状の側縁3aを支点として、中仕切板2を箱体21の底面21a側に倒していく。この際、第4脚板7を下方に折り曲げておき、箱体21の底面21aと当接させる。これにより、図4に示すように、中仕切板2が箱体21の底面21aと平行に保たれ、中仕切板2と底面21aとの間の第1収容空間S1に複数の物品X1が収容される。
続いて、図4に示すように、中仕切板2の上面に複数の物品X2を整列させる。そして、接続板4との境界線で天板5を折り曲げ、天板5を箱体21の底面21a側に倒していく。この際、第2脚板6を下方に折り曲げておき、第4脚板7と箱体21の前壁21cとの間に挿入し、箱体21の底面21aに当接させる。これにより、図5に示すように、天板5が中仕切板2と平行に保たれ当該緩衝シート1が箱体21内に設置されると共に、中仕切板2と天板5との間の第2収容空間S2に複数の物品X2が収容される。さらに、図5に示すように、箱体21の蓋部21dを組み立てる。なお、当該緩衝シート1の設置に関しては、必ずしも箱体21の蓋部21dを組み立てる必要はない。当該緩衝シート1は、例えば蓋部を有しないトレイ状の容器等にも設置可能である。
<利点>
当該緩衝シート1は、中仕切板2の一対の側縁2cからそれぞれ延出する第1脚板3によって中仕切板2を箱体21の底面21aと平行に保持すると共に、接続板4から延出する天板5を第2脚板6によって中仕切板2と平行に保持することができる。そのため、当該緩衝シート1は、中仕切板2と箱体21の底面21aとの間の第1収容空間S1、及び中仕切板2と天板5との間の第2収容空間S2を用いて複数の物品X1,X2を安全かつ多段に配置することができる。当該緩衝シート1は、1枚の段ボールシートからなるので、箱体21に複数の物品X1,X2を収容する際に複数のシート材を組み合わせることを要しない。そのため、当該緩衝シート1は、複数の物品X1,X2を箱体21内に容易に配置することができる。
当該緩衝シート1は、中仕切板2の前縁2aから延出し、下方に折り曲げられ、第2脚板6と重なり合う第4脚板7を備えるので、中仕切板2及び天板5を箱体21の底面21aと平行により安定的に保持することができる。
[第二実施形態]
<緩衝シート>
図6の緩衝シート11は、1枚の段ボールシートからなる。当該緩衝シート11は、図7に示す組立状態で箱体内に配置される。当該緩衝シート11は、この箱体の内部空間を多段に区分可能に構成される。当該緩衝シート11は、対向する前縁12a及び後縁12b、並びに対向する左右一対の側縁12cを有し、上記箱体の底面と平行に配置される略長方形状の中仕切板12と、中仕切板12の一対の側縁12cから延出し、下方に折り曲げられる第1脚板13と、中仕切板12の後縁12bから延出し、上方に折り曲げられる接続板14と、接続板14の延出方向先端側の端縁から延出し、中仕切板12と平行に折り返される中仕切板12と略同型の天板15と、天板15の延出方向先端側の端縁から延出し、下方に折り曲げられる第2脚板16とを備える。当該緩衝シート11は、中仕切板12の前縁12aから延出し、下方に折り曲げられ、第2脚板16と重なり合う第4脚板17を備える。さらに、当該緩衝シート11は、接続板14の延出方向基端側の端縁から延出する第3脚板18を備える。なお、図6において、太い実線は段ボールシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線は段ボールシートの片面を筋押しして形成される罫線を示す。また、図6において、細い2点鎖線は、段ボールシートの片面側だけを切断したハーフカット線を示す。
図6に示すように、第3脚板18は、中仕切板12の後縁12bを切り欠くことで形成される。当該緩衝シート11は、接続板14の延出方向基端側の端縁から延出する第3脚板18を備え、かつ中仕切板12がこの第3脚板18を画定する切欠き12eを有する以外、図1の緩衝シート1と概略同形状とすることができる。そのため、以下では、第3脚板18及び切欠き12eについてのみ説明する。
(第3脚板)
第3脚板18は、接続板14の幅方向の中央部から延出している。図8に示すように、第3脚板18は、当該緩衝シート11が箱体内に配置された状態で接続板14の下縁から下方に突出し、第1脚板13及び第4脚板17と共に中仕切板12を箱体の底面と平行に支持する。また、第3脚板18は、延出方向先端側の端縁(以下、「先端縁18a」ともいう)が箱体の底面に当接した状態で接続板14を下方から支持することで、第2脚板16と共に天板15を中仕切板12と平行に支持する。第3脚板18の延出方向長さとしては、第1脚板13及び第4脚板17の延出方向長さと同じとすることができる。
第3脚板18は、先端縁18aから基端縁に至る凹部18bを有する。凹部18bは、第3脚板18の基端縁から先端縁18aに向けて幅が漸増する拡幅部及び幅が漸減する縮幅部をこの順で有する。凹部18bは、先端縁18a側に縮幅部を有することで、先端縁18a側に形成される開口幅を小さくすることができる。これにより、当該緩衝シート11は、図7の配置状態で、第3脚板18の内面に当接するように複数の物品を配置しやすく、ひいては複数の物品によって第3脚板18を内面側から支持することで、中仕切板12及び天板15を箱体の底面と平行に安定的に保持しやすい。
第3脚板18と接続板14との間の境界線には折り曲げ容易線は形成されていないことが好ましい。このように、第3脚板18と接続板14との間の境界線に折り曲げ容易線は形成されていないことで、第3脚板18を直立させやすく、中仕切板12及び天板15を箱体の底面と平行に安定的に保持しやすい。
(切欠き)
切欠き12eは、第3脚板18を画定すると共に、中仕切板12の外縁を画定する。そのため、第3脚板18が上述の凹部18bを有することで、中仕切板12にはこの凹部18bと相補的な凸部12fが形成される。凸部12fは、基端縁から先端側に向けて幅が漸増する拡幅部及び幅が漸減する縮幅部をこの順で有する。当該緩衝シート11は、中仕切板12が凸部12fを有することで、この凸部12fが物品の載置面として機能するので、複数の物品を中仕切板12上に安定的に配置することができる。
<利点>
当該緩衝シート11は、接続板14の延出方向基端側の端縁から延出する第3脚板18を備えることによって、中仕切板12を箱体の底面と平行により安定的に保持することができる。また、この構成によると、接続板14を箱体の側面に沿わせやすく、ひいては天板15を中仕切板12を平行に配置しやすい。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば当該緩衝シートは、中仕切板の前縁から延出する第4脚板を備えていなくてもよい。当該緩衝シートは、第4脚板を備えていない場合でも、中仕切板の左右一対の側縁から延出する第1脚板によって中仕切板を箱体の底面と平行に保持することが可能である。
当該緩衝シートにおける各板の具体的形状は上記実施形態に記載の形状に限定されるものではない。例えば当該緩衝シートは、第一実施形態において第1脚板の中仕切板の後縁側の側縁が円弧状でなくてもよい。また、当該緩衝シートは、第3脚板を備える場合でも、この第3脚板は、必ずしも延出方向先端側の端縁から基端縁に至る凹部を有していなくてもよい。
当該緩衝シートは、箱体の内部空間を必ずしも2段に区分する必要はなく、3段以上に区分可能に構成されてもよい。
以上のように、本考案に係る緩衝シートは、複数の物品を箱体内に容易かつ安全に多段に配置することができるので、箱体内に複数の物品を保管するのに適している。
1,11 緩衝シート
2,12 中仕切板
2a,12a 前縁
2b,12b 後縁
2c,12c 側縁
2d 窪み部
12e 切欠き
12f 凸部
3,13 第1脚板
3a 側縁
4,14 接続板
5,15 天板
5a 前縁
5b 後縁
5c 側縁
6,16 第2脚板
7,17 第4脚板
18 第3脚板
18a 先端縁
18b 凹部
21 箱体
21a 底面
21b 後壁
21c 前壁
21d 蓋部
S1 第1収容空間
S2 第2収容空間
X1,X2 物品

Claims (5)

  1. 1枚の段ボールシートからなり、箱体内に配置され、この箱体の内部空間を多段に区分可能な緩衝シートであって、
    対向する前縁及び後縁、並びに対向する左右一対の側縁を有し、上記箱体の底面と平行に配置される略長方形状の中仕切板と、
    上記中仕切板の一対の側縁から延出し、下方に折り曲げられる第1脚板と、
    上記中仕切板の後縁から延出し、上方に折り曲げられる接続板と、
    上記接続板の延出方向先端側の端縁から延出し、上記中仕切板と平行に折り返される上記中仕切板と略同型の天板と、
    上記天板の延出方向先端側の端縁から延出し、下方に折り曲げられる第2脚板と
    を備え、
    上記第2脚板の延出方向長さが、上記第1脚板及び上記接続板の延出方向の合計長さと等しい緩衝シート。
  2. 上記接続板の延出方向基端側の端縁から延出する第3脚板をさらに備える請求項1に記載の緩衝シート。
  3. 上記第3脚板が、その延出方向先端側の端縁から基端縁に至る凹部を有し、
    上記中仕切板が、上記凹部と相補的な凸部を有する請求項2に記載の緩衝シート。
  4. 上記第1脚板の上記中仕切板の後縁側の側縁が円弧状である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の緩衝シート。
  5. 上記中仕切板の前縁から延出し、下方に折り曲げられ、上記第2脚板と重なり合う第4脚板をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の緩衝シート。
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