JP3220455B2 - 新規吸入器 - Google Patents
新規吸入器Info
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- JP3220455B2 JP3220455B2 JP50639492A JP50639492A JP3220455B2 JP 3220455 B2 JP3220455 B2 JP 3220455B2 JP 50639492 A JP50639492 A JP 50639492A JP 50639492 A JP50639492 A JP 50639492A JP 3220455 B2 JP3220455 B2 JP 3220455B2
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- Japan
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- capsule
- inhaler
- container
- cover
- chamber
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M15/00—Inhalators
- A61M15/0028—Inhalators using prepacked dosages, one for each application, e.g. capsules to be perforated or broken-up
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61M15/00—Inhalators
- A61M15/0028—Inhalators using prepacked dosages, one for each application, e.g. capsules to be perforated or broken-up
- A61M15/003—Inhalators using prepacked dosages, one for each application, e.g. capsules to be perforated or broken-up using capsules, e.g. to be perforated or broken-up
- A61M15/0033—Details of the piercing or cutting means
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M2202/00—Special media to be introduced, removed or treated
- A61M2202/06—Solids
- A61M2202/064—Powder
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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- A61M2205/02—General characteristics of the apparatus characterised by a particular materials
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は患者がカプセルから粉体状薬剤を吸入するこ
とを可能にする吸入器に関する。
とを可能にする吸入器に関する。
様々な形態の吸入器が既に知られており、また、吸入
の際に薬剤を吸引できるようにカプセルの端部に穴をあ
ける手段またはカプセルの本体部からキャップ部を分離
する手段を付与することが知られている。
の際に薬剤を吸引できるようにカプセルの端部に穴をあ
ける手段またはカプセルの本体部からキャップ部を分離
する手段を付与することが知られている。
カプセルを通過する吸入気流により、即ち、吸入器を
通過する気流の渦流形態によりカプセルをスピンさせる
ことにより薬剤を抽出することができる。このカプセル
のスピンにより繰り返し衝突するカプセル内の粉体状薬
剤の射出を助け、吸入気流へ送り込む。
通過する気流の渦流形態によりカプセルをスピンさせる
ことにより薬剤を抽出することができる。このカプセル
のスピンにより繰り返し衝突するカプセル内の粉体状薬
剤の射出を助け、吸入気流へ送り込む。
既知の吸入器の欠点としては、カプセルから射出され
た粉体状薬剤は吸入器を通る空気通過路の壁に固着し易
く、このため、たとえ、一人の患者が同一の吸入器を繰
り返し使用しても、規則的な間隔で吸入器の清掃をする
必要があることである。
た粉体状薬剤は吸入器を通る空気通過路の壁に固着し易
く、このため、たとえ、一人の患者が同一の吸入器を繰
り返し使用しても、規則的な間隔で吸入器の清掃をする
必要があることである。
吸入器は一定の時間に、例えば一日に患者により使用
されるべき薬剤カプセルの供給をするための容器を有す
ることが知られている。このカプセルの容器の存在は吸
入器の洗浄作業を複雑にしている。このため本発明の目
的は、次回以降の使用のために保存されているカプセル
の壁をぬらさずに、それまでの使用により粉体状薬剤が
固着した部分を洗浄することを容易にすることである。
されるべき薬剤カプセルの供給をするための容器を有す
ることが知られている。このカプセルの容器の存在は吸
入器の洗浄作業を複雑にしている。このため本発明の目
的は、次回以降の使用のために保存されているカプセル
の壁をぬらさずに、それまでの使用により粉体状薬剤が
固着した部分を洗浄することを容易にすることである。
本発明の目的は容器の清掃を容易にすることにより上
記の困難を克服することにある。
記の困難を克服することにある。
従って、本発明は、閉じたカプセルに保持される粉体
状薬剤の吸入器において、開放されたカプセルを渦流の
吸入気流により回転させる渦撹拌チャンバーを構成する
本体部と、次の使用に備えて乾燥状態で該吸入器内のカ
プセルの予備を保持すると共にカプセル容器が吸入器に
結合されているときは該カプセル容器からカプセルを取
り出し、吸入のために渦撹拌チャンバーに載置すること
を可能にする吸入器に取り外し可能に取り付けられるカ
プセル容器とを具備し、該カプセル容器は吸入器のハウ
ジング内に取り付けられるようになっており、これによ
り、該吸入器を清掃のため洗浄を可能にするために該吸
入器の該ハウジングから該カプセル容器を取り出すこと
ができると共に更に該容器は一度に一つのカプセルを取
り出すことを可能にする摺動可能なカバーを具備するこ
とを特徴とする吸入器を提供する。
状薬剤の吸入器において、開放されたカプセルを渦流の
吸入気流により回転させる渦撹拌チャンバーを構成する
本体部と、次の使用に備えて乾燥状態で該吸入器内のカ
プセルの予備を保持すると共にカプセル容器が吸入器に
結合されているときは該カプセル容器からカプセルを取
り出し、吸入のために渦撹拌チャンバーに載置すること
を可能にする吸入器に取り外し可能に取り付けられるカ
プセル容器とを具備し、該カプセル容器は吸入器のハウ
ジング内に取り付けられるようになっており、これによ
り、該吸入器を清掃のため洗浄を可能にするために該吸
入器の該ハウジングから該カプセル容器を取り出すこと
ができると共に更に該容器は一度に一つのカプセルを取
り出すことを可能にする摺動可能なカバーを具備するこ
とを特徴とする吸入器を提供する。
本発明をより解かりやすくするために、以下の添付図
面を参考に、単なる例示として以下の説明を与える。
面を参考に、単なる例示として以下の説明を与える。
図1は本発明の吸入器の垂直側面図であり、マウスピ
ース自体を見やすくするように断面にしたマウスピース
のカバーを示す。
ース自体を見やすくするように断面にしたマウスピース
のカバーを示す。
図2は図1の矢印IIの方向に沿って見た立面図であ
る。
る。
図3はカプセルを破裂させる操作の際のカプセル開孔
ピンの位置を右側に、カプセル開孔ピンが格納された状
態を左側に示す断面図である。
ピンの位置を右側に、カプセル開孔ピンが格納された状
態を左側に示す断面図である。
図4は図1から図3の装置に用いられる取り外し可能
なカプセル容器の立面図である。
なカプセル容器の立面図である。
図5は図3の線VVにおける断面図である。
図6は係止取付けにより組み立てられる吸入器の改良
型の詳細を示す。
型の詳細を示す。
図1は吸入器本体上の摩擦はめ合いのカバー8により
閉じられるマウスピース6を有する本体4からなる吸入
器2を示す。
閉じられるマウスピース6を有する本体4からなる吸入
器2を示す。
吸入器本体4の各サイドに沿ってU字形のスプリング
10のリムがあり、図2および3においても示される弓型
の凹部12に位置を合わせて利用者の親指と他の指をか
け、これらの間で圧力を加えることにより、このリムを
残りのリムに押しつけるられるようになっている。
10のリムがあり、図2および3においても示される弓型
の凹部12に位置を合わせて利用者の親指と他の指をか
け、これらの間で圧力を加えることにより、このリムを
残りのリムに押しつけるられるようになっている。
図1はまたは、渦撹拌チャンバーに通じる二つの吸気
口の内の一つを構成する吸気口14を本体4の上部に示
し、このチャンバーで、開孔したカプセルを渦運動にか
け、スピンさせ、またカプセルをチャンバーの壁に衝突
させ、カプセルの内部から粉体状薬剤を噴出させる。カ
プセルの渦撹拌動作を強めるためにチャンバーは概ね平
たい円柱形をしておりその軸寸法はカプセルの直径より
大きく、かつカプセルの長さよりかなり小さく、一方、
そのチャンバーの直径はカプセルの長さより大きい。粉
体状薬剤を保存するのに従来より用いられているカプセ
ルの形態はカプセル本体とカプセルキャップにより構成
され、通常両者はゼラチン物質で構成され、カプセル本
体の上にカプセルキャップが被るように合わされ、半球
状のドーム状端部を有する概円柱状の形態をカプセルの
最終形状とする。カプセルの“直径”により、我々は組
み立てられたカプセルの概円柱形の中央部の直径を意味
し、カプセルの“長さ”により概円柱状部と二つのドー
ム状の端部の全長を意味する。
口の内の一つを構成する吸気口14を本体4の上部に示
し、このチャンバーで、開孔したカプセルを渦運動にか
け、スピンさせ、またカプセルをチャンバーの壁に衝突
させ、カプセルの内部から粉体状薬剤を噴出させる。カ
プセルの渦撹拌動作を強めるためにチャンバーは概ね平
たい円柱形をしておりその軸寸法はカプセルの直径より
大きく、かつカプセルの長さよりかなり小さく、一方、
そのチャンバーの直径はカプセルの長さより大きい。粉
体状薬剤を保存するのに従来より用いられているカプセ
ルの形態はカプセル本体とカプセルキャップにより構成
され、通常両者はゼラチン物質で構成され、カプセル本
体の上にカプセルキャップが被るように合わされ、半球
状のドーム状端部を有する概円柱状の形態をカプセルの
最終形状とする。カプセルの“直径”により、我々は組
み立てられたカプセルの概円柱形の中央部の直径を意味
し、カプセルの“長さ”により概円柱状部と二つのドー
ム状の端部の全長を意味する。
ここに記述される本発明の好適な実施例はその端部を
破裂せることによりカプセルを開放するが、粉体状薬剤
内容を解放するためにカプセルを開く際、カプセルキャ
ップとカプセル本体を引き離すための手段を設けたカプ
セル吸入器である代替構成に対しても本発明は同様に適
用することが可能である。
破裂せることによりカプセルを開放するが、粉体状薬剤
内容を解放するためにカプセルを開く際、カプセルキャ
ップとカプセル本体を引き離すための手段を設けたカプ
セル吸入器である代替構成に対しても本発明は同様に適
用することが可能である。
図1の矢印IIの方向に沿って見た図2に示す正面垂直
図は本体部4の弓型凸部12において見えるU字型のスプ
リング10のリムの露出部分を示す。
図は本体部4の弓型凸部12において見えるU字型のスプ
リング10のリムの露出部分を示す。
図2はまた、後に図4及び5を参照して詳しく説明す
る取り外すことができるカプセル容器の摺動カバー16を
示す。図2に示される位置から下方にカバー16を摺動さ
せると蓋の上端部18が退去し、通常閉じた容器からカプ
セルを解放するためにカプセル容器内の一端部を露出す
る。
る取り外すことができるカプセル容器の摺動カバー16を
示す。図2に示される位置から下方にカバー16を摺動さ
せると蓋の上端部18が退去し、通常閉じた容器からカプ
セルを解放するためにカプセル容器内の一端部を露出す
る。
図2はまた、吸入器の一部切り欠き部において、カプ
セルの破片がマウスピースに入る、それゆえ患者の呼吸
管に入るのを避けるためにマウスピース6により近いチ
ャンバーの壁上のスクリーングリッド20を示す。スクリ
ーン20は図5においても示される。
セルの破片がマウスピースに入る、それゆえ患者の呼吸
管に入るのを避けるためにマウスピース6により近いチ
ャンバーの壁上のスクリーングリッド20を示す。スクリ
ーン20は図5においても示される。
図2はまた、渦撹拌チャンバーの内部を露出するため
にヒンジライン24について軸支回動することにより開く
ことができるカバー22を示す。このチャンバーは概円柱
形部26を具備するが、概円柱形部26はこのチャンバー内
で開孔されるカプセルを保持すること及びチャンバーを
非円形にすることを意図して隣接して配置される凹部28
を有する。開孔機構については図3を参照し後に記述す
るが、ここで重要なことは、本発明はチャンバー26、28
内で動作する一対の開孔ピンであるカプセル開孔手段の
好適な位置決めを提供し、カプセルの端部を開孔した状
態で渦撹拌チャンバーにカプセルを挿入する必要がない
ことである。
にヒンジライン24について軸支回動することにより開く
ことができるカバー22を示す。このチャンバーは概円柱
形部26を具備するが、概円柱形部26はこのチャンバー内
で開孔されるカプセルを保持すること及びチャンバーを
非円形にすることを意図して隣接して配置される凹部28
を有する。開孔機構については図3を参照し後に記述す
るが、ここで重要なことは、本発明はチャンバー26、28
内で動作する一対の開孔ピンであるカプセル開孔手段の
好適な位置決めを提供し、カプセルの端部を開孔した状
態で渦撹拌チャンバーにカプセルを挿入する必要がない
ことである。
上述したように、弛緩状態においてスプリング10のリ
ムは弓型の凹部12において見える状態にあり、図2はス
プリングの両方のリムが実質的に本体4の右側の端部と
同一平面にあることを示す。
ムは弓型の凹部12において見える状態にあり、図2はス
プリングの両方のリムが実質的に本体4の右側の端部と
同一平面にあることを示す。
図3はこの位置にあるスプリング10の左側のリムを示
すが、右側のリム10は内側に押されており、スプリング
10のリムが押されることにより動くカプセル開孔ピン32
の鋭利先端30をチャンバーの凹部18の内側に動かし、鎖
線で示されるカプセルに突き刺す。図3の右側に示す鎖
線もカプセル開孔位置での反対側のカプセル開孔ピンの
先端である。
すが、右側のリム10は内側に押されており、スプリング
10のリムが押されることにより動くカプセル開孔ピン32
の鋭利先端30をチャンバーの凹部18の内側に動かし、鎖
線で示されるカプセルに突き刺す。図3の右側に示す鎖
線もカプセル開孔位置での反対側のカプセル開孔ピンの
先端である。
図3の左側の破線で示されるように、カプセル開孔ピ
ン32は概してL字型をしており、破線で示され、スプリ
ングのリムに埋め込まれている要素34をもち、一方、実
質的に直角な湾曲部およびスプリングの他のリムはチャ
ンバーの凹部28に向かい突出する。ピンのカプセル開孔
運動の際、特に、気に止めておかなければならないこと
は二つのピンがカプセルのドーム型の端部を押始めると
ピンの鋭利先端30をカプセルの半球ドーム型の端部が偏
向させてしまうのだが、このときピンを案内するため
に、二つのカプセル開孔ピンはそれぞれの位置決め部36
によりガイドされる。この位置決め部36はカプセルを突
き刺す際にピン32を確実にセンターリングするために凹
部28でのカプセルの位置にできる限り近くに位置する。
ン32は概してL字型をしており、破線で示され、スプリ
ングのリムに埋め込まれている要素34をもち、一方、実
質的に直角な湾曲部およびスプリングの他のリムはチャ
ンバーの凹部28に向かい突出する。ピンのカプセル開孔
運動の際、特に、気に止めておかなければならないこと
は二つのピンがカプセルのドーム型の端部を押始めると
ピンの鋭利先端30をカプセルの半球ドーム型の端部が偏
向させてしまうのだが、このときピンを案内するため
に、二つのカプセル開孔ピンはそれぞれの位置決め部36
によりガイドされる。この位置決め部36はカプセルを突
き刺す際にピン32を確実にセンターリングするために凹
部28でのカプセルの位置にできる限り近くに位置する。
図3の右側にはスプリング10のリムと一体的に形成さ
れたスタッド38が穴50を介して吸入器の本体の内部に移
動した状態を示す。一方、スプリングの左側のリムのス
タッド38は吸入器本体4の二つの壁40の間の空間から離
れており、穴50においてその先端は退去状態にある。
れたスタッド38が穴50を介して吸入器の本体の内部に移
動した状態を示す。一方、スプリングの左側のリムのス
タッド38は吸入器本体4の二つの壁40の間の空間から離
れており、穴50においてその先端は退去状態にある。
この二つのスタッド38の目的はスプリング10のリム
と、開孔するための渦撹拌チャンバーの凹部にカプセル
を装填するために渦撹拌チャンバーにアクセスできるよ
うに開放可能なカバー22との間に必要に応じてインター
ロックを供与することにある。
と、開孔するための渦撹拌チャンバーの凹部にカプセル
を装填するために渦撹拌チャンバーにアクセスできるよ
うに開放可能なカバー22との間に必要に応じてインター
ロックを供与することにある。
図5に示すように、カバー22の上端部44は吸入器本体
の隣接面より盛り上がっており、これにより利用者は上
端部44の後ろ側に親指または指の爪を引っかけ図5の鎖
線により一部示す開放構成状態にカバー22を引くことが
できる。
の隣接面より盛り上がっており、これにより利用者は上
端部44の後ろ側に親指または指の爪を引っかけ図5の鎖
線により一部示す開放構成状態にカバー22を引くことが
できる。
鎖線にも示され、またカバー22が閉じる際に占められ
る位置に実線において示されるように、カバー22の概半
円形の耳部48に更なる穴46がある。カバーの各側にはそ
れぞれこのような別々の耳部48があり、各々に穴46が設
けられており、この二つの穴46は図5に実線で示す閉じ
位置にカバー22があるときのみ壁部40の同様な穴50と位
置が合うようになっている。図5の鎖線で示すピボット
鋳べそ52により軸24(図2)について回転可能なカバー
22がこの他の位置にあるときは、耳部48は壁40に隣接
し、これらに挟まれ、穴50を閉じ、これによりU字型の
スプリング10のリムが図3の右側に示す位置に押し込ま
れることを防止する。このため、スタッド38は互いに接
近することができず、ひいては、カプセル開孔ピン32の
鋭利先端30も図3の左側に示す位置にあり、即ち、使用
者の指を不用意に突き刺す危険のない位置決め部36内に
完全に退去した状態にある。
る位置に実線において示されるように、カバー22の概半
円形の耳部48に更なる穴46がある。カバーの各側にはそ
れぞれこのような別々の耳部48があり、各々に穴46が設
けられており、この二つの穴46は図5に実線で示す閉じ
位置にカバー22があるときのみ壁部40の同様な穴50と位
置が合うようになっている。図5の鎖線で示すピボット
鋳べそ52により軸24(図2)について回転可能なカバー
22がこの他の位置にあるときは、耳部48は壁40に隣接
し、これらに挟まれ、穴50を閉じ、これによりU字型の
スプリング10のリムが図3の右側に示す位置に押し込ま
れることを防止する。このため、スタッド38は互いに接
近することができず、ひいては、カプセル開孔ピン32の
鋭利先端30も図3の左側に示す位置にあり、即ち、使用
者の指を不用意に突き刺す危険のない位置決め部36内に
完全に退去した状態にある。
選択的に設けらる穴46をなくし、耳部48をカバー22が
完全に閉じたとき以外の位置でカプセル開孔ピンの動作
を可能にする別な形態にすることも可能である。しかし
更なる穴50を付与し、カバー22が完全に収まっている時
以外の他のすべてのにおいて穴50が閉じられる図5の好
適配置は最も安全であると考えられる。
完全に閉じたとき以外の位置でカプセル開孔ピンの動作
を可能にする別な形態にすることも可能である。しかし
更なる穴50を付与し、カバー22が完全に収まっている時
以外の他のすべてのにおいて穴50が閉じられる図5の好
適配置は最も安全であると考えられる。
このような使用者の指を突き刺してしまう危険は装置
を子供がいじることによる故意の誤使用または大人また
は子供による装置の偶発的な誤使用にによってだけでな
く、それまでの吸入器の使用による塊になった粉体状薬
剤を渦撹拌チャンバー26、28から取り除くための装置の
通常の走査によっても起こり得る。装置を清掃する必要
性を考慮すれば、チャンバーに接近することができる間
は、カプセル開孔ピンが凹部28に出ることを防ぐインタ
ーロックを有することは有効である。
を子供がいじることによる故意の誤使用または大人また
は子供による装置の偶発的な誤使用にによってだけでな
く、それまでの吸入器の使用による塊になった粉体状薬
剤を渦撹拌チャンバー26、28から取り除くための装置の
通常の走査によっても起こり得る。装置を清掃する必要
性を考慮すれば、チャンバーに接近することができる間
は、カプセル開孔ピンが凹部28に出ることを防ぐインタ
ーロックを有することは有効である。
概円柱状部26及びカプセル開孔手段が動作する概して
隣接するカプセル保持凹部28を有する非円形の渦撹拌チ
ャンバーの形態は当方の同時係属出願の英国特許出願No
90 13261.4に既に開示されおり、(1)チャンバー
内でカプセルを回転またはスピンをさせるようにカプセ
ルを引きずる渦流の吸入気流の渦撹拌動作による内容物
の遠心力射出、及び(2)カプセルの端部が不規則なチ
ャンバー壁、特に凹部28と概円柱状チャンバー部26との
間の鈍角なコーナーに衝突する際の打撃による射出が生
じ非常に有効であると考えられる。さらに上記英国特許
出願No.9013261.4はチャンバーの概偏平形状によりカプ
セルは常に同一平面(チャンバーの中央平面)に保持さ
れ、これによりカプセルの回転衝突動作の強度及び制御
を向上させ、遠心力により粉体状薬剤を射出することを
述べている。
隣接するカプセル保持凹部28を有する非円形の渦撹拌チ
ャンバーの形態は当方の同時係属出願の英国特許出願No
90 13261.4に既に開示されおり、(1)チャンバー
内でカプセルを回転またはスピンをさせるようにカプセ
ルを引きずる渦流の吸入気流の渦撹拌動作による内容物
の遠心力射出、及び(2)カプセルの端部が不規則なチ
ャンバー壁、特に凹部28と概円柱状チャンバー部26との
間の鈍角なコーナーに衝突する際の打撃による射出が生
じ非常に有効であると考えられる。さらに上記英国特許
出願No.9013261.4はチャンバーの概偏平形状によりカプ
セルは常に同一平面(チャンバーの中央平面)に保持さ
れ、これによりカプセルの回転衝突動作の強度及び制御
を向上させ、遠心力により粉体状薬剤を射出することを
述べている。
図3は渦撹拌チャンバーへの二つの通気路を示し、そ
のうちの一方は、図1にも示される吸気口14から内部に
接続し、ポート54において概円柱チャンバー26に概して
接して開いていて、そこから気流が流入し、(図3に鎖
線で示される)カプセルに衝撃を与え、カプセル破裂凹
部28からカプセル(この時二つのピン先端30は位置決め
部36の中に退去していることに注意)を押し出すのを助
け、これによりカプセルがチャンバー26内の渦流に巻き
込まれるように解放する。
のうちの一方は、図1にも示される吸気口14から内部に
接続し、ポート54において概円柱チャンバー26に概して
接して開いていて、そこから気流が流入し、(図3に鎖
線で示される)カプセルに衝撃を与え、カプセル破裂凹
部28からカプセル(この時二つのピン先端30は位置決め
部36の中に退去していることに注意)を押し出すのを助
け、これによりカプセルがチャンバー26内の渦流に巻き
込まれるように解放する。
残りの吸気口56はポート58に至る通路に連通してお
り、このポート58は吸入された空気を上述したポート54
からの空気の方向に対して平行でない方向に沿って放出
する。
り、このポート58は吸入された空気を上述したポート54
からの空気の方向に対して平行でない方向に沿って放出
する。
図3に示すように、U字型スプリング10の屈曲部60は
図5においても示される中空スタッド62により吸入器の
本体4に固定される。実際には、本体部4はマウスピー
ス6が形成される前部64及び前部64に結合される後部66
からなり、この場合にはこれらの二つの部分64、66はそ
の相互係合部において超音波熔接により結合される。
図5においても示される中空スタッド62により吸入器の
本体4に固定される。実際には、本体部4はマウスピー
ス6が形成される前部64及び前部64に結合される後部66
からなり、この場合にはこれらの二つの部分64、66はそ
の相互係合部において超音波熔接により結合される。
或は、吸入器本体4の二つの部分64、66の結合は吸入
器本体の組立を容易にするスナップ取り付けを付与する
係止係合手段により一体に固定することも可能である。
その変形例の詳細は図6に示すが、ここで図5に示され
る部分には同じ符号を与え、また係止留め構成68もあわ
せて示す。
器本体の組立を容易にするスナップ取り付けを付与する
係止係合手段により一体に固定することも可能である。
その変形例の詳細は図6に示すが、ここで図5に示され
る部分には同じ符号を与え、また係止留め構成68もあわ
せて示す。
グリッドスクリーン20は、勿論、製造段階でチャンバ
ー構成部72に埋め込むことが可能であり、更に別の方法
も存在する。例えば、グリッドを格納リングに挿入成型
し、そのリングをマウスピースの中に挿入することがで
きる。
ー構成部72に埋め込むことが可能であり、更に別の方法
も存在する。例えば、グリッドを格納リングに挿入成型
し、そのリングをマウスピースの中に挿入することがで
きる。
放出される粉体薬剤が吸入器内の通気道の表面に固着
する度合いを出来るだけ少なくするために、チャンバー
部72を表面抵抗の小さいポリマーで構成し、これにより
帯電防止性を持たせる。チャンバー26、28の内壁を構成
する材料は好ましくは1012Ω、更に好ましくは108Ω未
満の表面抵抗を有するポリマーが望ましい。本実施例に
おいては本体72を構成するチャンバー全体を同じ低表面
抵抗のポリマーで形成するが、もし望むなら、チャンバ
ーを低表面抵抗材料の内張りにより構成することも可能
である。
する度合いを出来るだけ少なくするために、チャンバー
部72を表面抵抗の小さいポリマーで構成し、これにより
帯電防止性を持たせる。チャンバー26、28の内壁を構成
する材料は好ましくは1012Ω、更に好ましくは108Ω未
満の表面抵抗を有するポリマーが望ましい。本実施例に
おいては本体72を構成するチャンバー全体を同じ低表面
抵抗のポリマーで形成するが、もし望むなら、チャンバ
ーを低表面抵抗材料の内張りにより構成することも可能
である。
用語“帯電防止材料”はここでは開孔されたカプセル
から吸入器内に放出される粉体状薬剤に対し静電的引力
を安易に及ぼさない材料を指すことを意図している。帯
電防止特性は表面に高い静電散逸性を持つことにより、
及び/又は、高い電気伝導性を持つことにより、及び/
又は低い表面抵抗を持つことにより付与される。
から吸入器内に放出される粉体状薬剤に対し静電的引力
を安易に及ぼさない材料を指すことを意図している。帯
電防止特性は表面に高い静電散逸性を持つことにより、
及び/又は、高い電気伝導性を持つことにより、及び/
又は低い表面抵抗を持つことにより付与される。
例えば、電気伝導率を向上させることにより、又は表
面抵抗を減少させることにより、又は静電散逸性を強化
することによりポリマーの帯電防止性能を向上させる数
多くの添加剤が知られている。一つの可能な方法として
は、カーボン又は鉄の充填剤(繊維形態のものが多い)
を帯電防止性能を与えるべきこれらの部材の製造に使用
するポリマーに混入させる。或は、非繊維化学材料を成
型処理の前に大抵の場合、チップ形態で成型用ポリマー
に混入し、成型品の表面抵抗を下げるの使用することが
可能である。フランスのAtochem社で製造される製品Peb
axはポリエステルのブロック状アミド製品であり、これ
はこのような添加材の使用により帯電防止の性質が得ら
れる。
面抵抗を減少させることにより、又は静電散逸性を強化
することによりポリマーの帯電防止性能を向上させる数
多くの添加剤が知られている。一つの可能な方法として
は、カーボン又は鉄の充填剤(繊維形態のものが多い)
を帯電防止性能を与えるべきこれらの部材の製造に使用
するポリマーに混入させる。或は、非繊維化学材料を成
型処理の前に大抵の場合、チップ形態で成型用ポリマー
に混入し、成型品の表面抵抗を下げるの使用することが
可能である。フランスのAtochem社で製造される製品Peb
axはポリエステルのブロック状アミド製品であり、これ
はこのような添加材の使用により帯電防止の性質が得ら
れる。
別の可能性としては、成型品を電気的導電層で被覆
し、これにより表面抵抗を下げる。
し、これにより表面抵抗を下げる。
表面抵抗は好ましくは1012Ω、更に好ましくは108Ω
未満が望ましい。
未満が望ましい。
更にに好ましくは、しかし必要に応じて、マウスピー
ス6がこのような材料で構成された内壁を有し、また、
渦撹拌チャンバーの背面を閉じるカバー22が低表面抵抗
を有するこのようなポリマーにより構成されることが更
に好ましい。
ス6がこのような材料で構成された内壁を有し、また、
渦撹拌チャンバーの背面を閉じるカバー22が低表面抵抗
を有するこのようなポリマーにより構成されることが更
に好ましい。
図5は箱部74及び薄膜ヒンジ78を介して箱部に蝶番留
めされた蓋76からなる取り外し可能なカプセル保存箱を
示す。この箱は上述した摺動カバー16を有し、箱の底面
82と吸入器の前本体部64の係合面との間、及び、蓋76の
ドーム状部186の上側端面184とドーム状カバー部186を
受ける吸入器前部本体部64の凹部の当接端部との間に摩
擦密着することにより装置内の適所に保持される。
めされた蓋76からなる取り外し可能なカプセル保存箱を
示す。この箱は上述した摺動カバー16を有し、箱の底面
82と吸入器の前本体部64の係合面との間、及び、蓋76の
ドーム状部186の上側端面184とドーム状カバー部186を
受ける吸入器前部本体部64の凹部の当接端部との間に摩
擦密着することにより装置内の適所に保持される。
カプセル容器74、76を取り外すことの意図は、容器を
取り外し、乾燥を保ち、その間装置のその他の部分を洗
浄し、吸入器の通気道の壁から固着した粉体薬剤の蓄積
を取り除くことにある。このようにして、容器74、76は
決して粉体薬剤に晒されることなく(なぜならば容器に
格納されるカプセルは常に閉じられているから)、固着
薬剤を取り除くために洗浄を要する吸入器のこれらの部
分とは切り離して置くことが可能になる。そして、装置
の洗浄された部分が完全に乾き、次の使用のための用意
が整ったら、容器を再び挿入することが出来る。
取り外し、乾燥を保ち、その間装置のその他の部分を洗
浄し、吸入器の通気道の壁から固着した粉体薬剤の蓄積
を取り除くことにある。このようにして、容器74、76は
決して粉体薬剤に晒されることなく(なぜならば容器に
格納されるカプセルは常に閉じられているから)、固着
薬剤を取り除くために洗浄を要する吸入器のこれらの部
分とは切り離して置くことが可能になる。そして、装置
の洗浄された部分が完全に乾き、次の使用のための用意
が整ったら、容器を再び挿入することが出来る。
容器を取り外し出来ることのもう一つの効用は、これ
により、薬剤師が容器に前もってカプセルを装填したパ
ッケージを調合し、これを、使い捨て又は再使用可能な
空の容器の代わりに単に差し込むようにすることが可能
である。
により、薬剤師が容器に前もってカプセルを装填したパ
ッケージを調合し、これを、使い捨て又は再使用可能な
空の容器の代わりに単に差し込むようにすることが可能
である。
容器74、76を再使用する場合には、カプセルの補給
は、先ず、そのハウジングからカプセル容器を取り出す
ためにドーム状部186を押し込むことにより容器74、76
を吸入器2の他の部分から取り出し、次に戻止めを乗り
越え、即ち、内部即ち、容器箱74を露出することにより
行われる。ハウジングでのカプセル容器74、76のはめ合
わせはカプセル容器がハウジングから取り外されるまで
覆い76が開くことができないようにしっかりとなされて
いる。万一、不注意により、カプセルが濡れてしまい、
カプセルのゼラチン本体が柔らかくなり、べとつく場合
には、このようなカプセルは蓋76を開けることにより簡
単に取り除くことが可能である。
は、先ず、そのハウジングからカプセル容器を取り出す
ためにドーム状部186を押し込むことにより容器74、76
を吸入器2の他の部分から取り出し、次に戻止めを乗り
越え、即ち、内部即ち、容器箱74を露出することにより
行われる。ハウジングでのカプセル容器74、76のはめ合
わせはカプセル容器がハウジングから取り外されるまで
覆い76が開くことができないようにしっかりとなされて
いる。万一、不注意により、カプセルが濡れてしまい、
カプセルのゼラチン本体が柔らかくなり、べとつく場合
には、このようなカプセルは蓋76を開けることにより簡
単に取り除くことが可能である。
その後、カプセルの新たな補給を箱74に挿入し、蓋76
を閉め、容器を再び吸入器2の中に挿入する。
を閉め、容器を再び吸入器2の中に挿入する。
上述したように、摺動カバー16は容器の一部であり、
図5のCで示される最上部のカプセルを解放するため
に、即ち、容器内のカプセルを一度に一つ投与するため
に引き下げることが可能である。この目的のため、摺動
カバー16は箱74のスロット86内に受容される大きさのシ
ュー84を有する。このシュー84はまたスロット86を過ぎ
て押し出すことが出来るが、スロット86に戻るには広す
ぎる幅の端部88を有し、これにより箱74から摺動部16が
外れないようにする。
図5のCで示される最上部のカプセルを解放するため
に、即ち、容器内のカプセルを一度に一つ投与するため
に引き下げることが可能である。この目的のため、摺動
カバー16は箱74のスロット86内に受容される大きさのシ
ュー84を有する。このシュー84はまたスロット86を過ぎ
て押し出すことが出来るが、スロット86に戻るには広す
ぎる幅の端部88を有し、これにより箱74から摺動部16が
外れないようにする。
摺動カバー16には更に、戻り止めシュー90が設けられ
ており、カバー16を片寄らせカバーの閉じ位置に在らし
める最上部において箱74のバー92の上に係合するが、こ
れはシュー90がバー92に乗り上げる際に摺動部を湾曲さ
せるように摺動カバー16を下方に強く引き下げることに
よってのみカバー92を越えることが可能となる。摺動部
を再び下側に戻すとき摺動カバーを片寄らせその最下部
に在らしめる同様なシュー90の係止動作が行なわれる。
戻り止めシュー90の上端及び下端はシュー90がバー92の
いずれの方向にも楽に通過出来るように面取りされてい
る。
ており、カバー16を片寄らせカバーの閉じ位置に在らし
める最上部において箱74のバー92の上に係合するが、こ
れはシュー90がバー92に乗り上げる際に摺動部を湾曲さ
せるように摺動カバー16を下方に強く引き下げることに
よってのみカバー92を越えることが可能となる。摺動部
を再び下側に戻すとき摺動カバーを片寄らせその最下部
に在らしめる同様なシュー90の係止動作が行なわれる。
戻り止めシュー90の上端及び下端はシュー90がバー92の
いずれの方向にも楽に通過出来るように面取りされてい
る。
図6に示される代替構成は、吸入器の別な組立方法を
単に例示するものであり、決して、吸入器を使用する寿
命の間に係止部68を取り外すことを意図しているのでは
ない。これらの係止部を設けることは、単に成型後の吸
入器の組み付け操作を容易にすることを意図する。
単に例示するものであり、決して、吸入器を使用する寿
命の間に係止部68を取り外すことを意図しているのでは
ない。これらの係止部を設けることは、単に成型後の吸
入器の組み付け操作を容易にすることを意図する。
図6において、グリッド20はマウントリング70に挿入
成型され、またマウスピース6は渦撹拌チャンバー構成
部と一体化して設けられる。この一体化部材6は適切な
帯電防止ポリマー材料により射出成型される。
成型され、またマウスピース6は渦撹拌チャンバー構成
部と一体化して設けられる。この一体化部材6は適切な
帯電防止ポリマー材料により射出成型される。
図に示される吸入器2の組み付け動作は以下のように
行なわれる。
行なわれる。
マウントリング70(図6)にすでに挿入成型されてい
るグリッド20を先ず所定の場所(図5のようにグリッド
がチャンバー構成部72に埋め込まれていない場合、又は
マウスピース)にスナップ固定する。
るグリッド20を先ず所定の場所(図5のようにグリッド
がチャンバー構成部72に埋め込まれていない場合、又は
マウスピース)にスナップ固定する。
開孔ピン32のための二つの保持部をチャンバー内の図
3に示す所定の位置に摺動させる。一体のマウスピース
及びチャンバー部材6を前カバー64に挿入する。
3に示す所定の位置に摺動させる。一体のマウスピース
及びチャンバー部材6を前カバー64に挿入する。
ピン32、34をスプリング10に挿入する。
次に、U字型スプリング10及び吸入器本体の前部本体
部64を前部本体部64の中空スタッド62をスプリング10の
屈曲部に設けられたソケットに挿入することにより両部
材を固定する。図3の左側に示されるように、スプリン
グが開放位置にあるとき、カバー22を所定の位置にスナ
ップ固定すると同時に、耳部48のピボット鋳べそ52を二
つの壁部40の間挿入し、これらを受け入れるために形成
された穴53の位置にスナップ固定する。
部64を前部本体部64の中空スタッド62をスプリング10の
屈曲部に設けられたソケットに挿入することにより両部
材を固定する。図3の左側に示されるように、スプリン
グが開放位置にあるとき、カバー22を所定の位置にスナ
ップ固定すると同時に、耳部48のピボット鋳べそ52を二
つの壁部40の間挿入し、これらを受け入れるために形成
された穴53の位置にスナップ固定する。
次に、カバー22が閉じられた位置にある場合におい
て、後部本体部66をそれ以外の組み付け部に合わせ、二
つの部材66及び残りの組み付け部の間の接合部を超音波
熔接により結合する。或は、部材66を残りの組み付け部
に押し込み、係止取り付けする。その際、脚96を変形す
ることにより係止部68が図6の94等の対応するリブに乗
り上げ、この脚に係止部68が位置決めされる。
て、後部本体部66をそれ以外の組み付け部に合わせ、二
つの部材66及び残りの組み付け部の間の接合部を超音波
熔接により結合する。或は、部材66を残りの組み付け部
に押し込み、係止取り付けする。その際、脚96を変形す
ることにより係止部68が図6の94等の対応するリブに乗
り上げ、この脚に係止部68が位置決めされる。
最後に、マウスピースカバー8を所定の場所にスナッ
プ固定し、カプセル容器74、76を所定の位置に取付け
る。勿論、摺動カバー16の箱74への組み付けは単に摺動
カバーを箱74に対し(即ち、図5において右方向に)強
く圧力をかけ、スロット86を介してブレード84の戻り止
めのエッジ部88を動かすことにより行うことも可能であ
る。
プ固定し、カプセル容器74、76を所定の位置に取付け
る。勿論、摺動カバー16の箱74への組み付けは単に摺動
カバーを箱74に対し(即ち、図5において右方向に)強
く圧力をかけ、スロット86を介してブレード84の戻り止
めのエッジ部88を動かすことにより行うことも可能であ
る。
上記の説明においては、メッシュスクリーン20は電気
伝導性を有する長所を持つステンレス鋼のメッシュとし
て記述したが、必要により、電気伝導電性若しくは静電
的散逸性を有するか、若しくは表面抵抗の低い適切な帯
電防止材料で、かつ、かつ非腐食性で洗浄に対し耐性を
有する材料であれば、他のいずれのものを用いることが
可能である。例えば、メッシュを一体部材としてチャン
バー構成部72の残りの部分と共に一体成型することも可
能である。
伝導性を有する長所を持つステンレス鋼のメッシュとし
て記述したが、必要により、電気伝導電性若しくは静電
的散逸性を有するか、若しくは表面抵抗の低い適切な帯
電防止材料で、かつ、かつ非腐食性で洗浄に対し耐性を
有する材料であれば、他のいずれのものを用いることが
可能である。例えば、メッシュを一体部材としてチャン
バー構成部72の残りの部分と共に一体成型することも可
能である。
吸入器の全ての部材を射出成型により形成することが
可能であり、また以下に見るように、唯一の複雑化の要
因はスプリング10のリムの端部でのL型ピン32、34の埋
め込みが必要なこと及びチャンバー構成部72でのメッシ
ュ20の埋め込みのみである。
可能であり、また以下に見るように、唯一の複雑化の要
因はスプリング10のリムの端部でのL型ピン32、34の埋
め込みが必要なこと及びチャンバー構成部72でのメッシ
ュ20の埋め込みのみである。
カプセル開孔32の支持のための独立した保持部36を有
する目的はピン32の断面にぴったりと合う穴を有し、か
つ図3の右側の吸気口14とポート54の間の通気道の方向
に収束する方向に沿ってピン32の通路の成型をする必要
性をなくすためである。保持部はまた吸入チャンバーへ
の空気の侵入及びここからの粉のロスを避けるための付
加的な目止めの役割を果たすであろう。
する目的はピン32の断面にぴったりと合う穴を有し、か
つ図3の右側の吸気口14とポート54の間の通気道の方向
に収束する方向に沿ってピン32の通路の成型をする必要
性をなくすためである。保持部はまた吸入チャンバーへ
の空気の侵入及びここからの粉のロスを避けるための付
加的な目止めの役割を果たすであろう。
図に示される装置の使用を以下に記す。
通常、装置はマウスピースカバー8を取付け、また取
り外し可能な容器74、76にカプセルを保存した状態で格
納箱又はポケット、又はハンドバッグに保存される。吸
入をする必要がある場合には、利用者は図2に示す親指
グリップリブ上に親指で圧力を加えることにより容器7
4、76のカバー16をずらし、摺動カバー16の面とりされ
たブレード90により通常占有されているスロットを露出
する。この動作は装置を逆さにした状態でするのが最良
の方法であり、これにより摺動カバー16を十分に開いた
際に図5のCで示すカプセルがスロットを介して出易い
位置になる。
り外し可能な容器74、76にカプセルを保存した状態で格
納箱又はポケット、又はハンドバッグに保存される。吸
入をする必要がある場合には、利用者は図2に示す親指
グリップリブ上に親指で圧力を加えることにより容器7
4、76のカバー16をずらし、摺動カバー16の面とりされ
たブレード90により通常占有されているスロットを露出
する。この動作は装置を逆さにした状態でするのが最良
の方法であり、これにより摺動カバー16を十分に開いた
際に図5のCで示すカプセルがスロットを介して出易い
位置になる。
カプセルCを一つ出した後、摺動カバー16を図5の位
置に戻し容器74、76を閉じ、カバー22を指の爪又は親指
の端部を上端部44に引っ掛け、本体4から(図5に示す
ように)カバー22の上部を引き出すことにより開放し、
又は、カバー22の最下端に対し下方に圧力をかけること
により開放する。(この後者の動きは蝶番の鋳ベソ52に
大きな応力を与える可能性があり、カバー22を開く最も
簡単な方法ではない。)次にカプセルCをピン32の鋭利
先端30により開孔するために手動によりカプセル開孔凹
部28(図3)に置く。カプセルは図3及び図5において
鎖線の位置に示される。
置に戻し容器74、76を閉じ、カバー22を指の爪又は親指
の端部を上端部44に引っ掛け、本体4から(図5に示す
ように)カバー22の上部を引き出すことにより開放し、
又は、カバー22の最下端に対し下方に圧力をかけること
により開放する。(この後者の動きは蝶番の鋳ベソ52に
大きな応力を与える可能性があり、カバー22を開く最も
簡単な方法ではない。)次にカプセルCをピン32の鋭利
先端30により開孔するために手動によりカプセル開孔凹
部28(図3)に置く。カプセルは図3及び図5において
鎖線の位置に示される。
次にカバー22を再び閉じ、スナップさせて閉じる。こ
れにより、耳部48の穴46がスプリング10のスタッド38と
位置が合い、始めて、カプセル開孔機構を動作させるこ
とが可能になる。この段階でマウスピースカバー8を外
し、吸入に備え露出する。
れにより、耳部48の穴46がスプリング10のスタッド38と
位置が合い、始めて、カプセル開孔機構を動作させるこ
とが可能になる。この段階でマウスピースカバー8を外
し、吸入に備え露出する。
使用者はU字形のスプリング10のリムの凹部12(図
2)で露出された部分を押し、位置決め部36によってガ
イドされるピン32を押し込みカプセルの端部に突き刺
す。カプセル開孔動作はスプリング10のリムを解放し、
図2の位置(図3の左手側)に戻すことにより終了す
る。
2)で露出された部分を押し、位置決め部36によってガ
イドされるピン32を押し込みカプセルの端部に突き刺
す。カプセル開孔動作はスプリング10のリムを解放し、
図2の位置(図3の左手側)に戻すことにより終了す
る。
ここに至り、使用者は彼又は彼女の唇をマウスピース
にあて、吸入し、これにより吸気口14、56(図3)の各
々より気流を吸い込み、ポート54、58(図3)によりチ
ャンバー26、28に導く。この気流がチャンバーの円形領
域26内に渦流を発生させ、カプセルを凹部28の図3に示
す位置から持ち上げ、これをスピン動作回転で高速に打
撃させる。このスピンの際、カプセルの横軸はチャンバ
ーの円柱部26の対称軸とほぼ一致する。二つのポート54
及び58しか無いという事実及び、これらが互いに平行で
なく、かつ円柱状チャンバー26に対して、カプセル開孔
凹部28が接して存在するということにより、カプセルの
回転の際にチャンバー26、28の壁にカプセルが衝突し、
これによりカプセルの穴を開けられた両端部からカプセ
ル内の粉体状薬剤を射出する。この射出は、カプセルの
スピンによる遠心運動によるものと、壁への衝突、特に
渦撹拌チャンバーのカプセル型の凹部28と概円柱状の残
りの部分26の間のチャンバー壁の角への衝突の結果とし
て生じる。
にあて、吸入し、これにより吸気口14、56(図3)の各
々より気流を吸い込み、ポート54、58(図3)によりチ
ャンバー26、28に導く。この気流がチャンバーの円形領
域26内に渦流を発生させ、カプセルを凹部28の図3に示
す位置から持ち上げ、これをスピン動作回転で高速に打
撃させる。このスピンの際、カプセルの横軸はチャンバ
ーの円柱部26の対称軸とほぼ一致する。二つのポート54
及び58しか無いという事実及び、これらが互いに平行で
なく、かつ円柱状チャンバー26に対して、カプセル開孔
凹部28が接して存在するということにより、カプセルの
回転の際にチャンバー26、28の壁にカプセルが衝突し、
これによりカプセルの穴を開けられた両端部からカプセ
ル内の粉体状薬剤を射出する。この射出は、カプセルの
スピンによる遠心運動によるものと、壁への衝突、特に
渦撹拌チャンバーのカプセル型の凹部28と概円柱状の残
りの部分26の間のチャンバー壁の角への衝突の結果とし
て生じる。
開孔動作の際、カプセルの端部が壊れ、脆い破片が散
った場合、これらの破片は使用者の呼吸管には入ること
はない。なぜなら、渦撹拌チャンバーからの吸入空気及
びそれにより運ばれる粉末状の薬剤はマウスピース6に
入る前にスクリーン20を通過しなければならないからで
ある。このスクリーン20はカプセルのいかなる破片をも
捕獲し、カプセルの本体部を確実捕獲し、使用者が飲み
込んでしまうことを防ぐ。
った場合、これらの破片は使用者の呼吸管には入ること
はない。なぜなら、渦撹拌チャンバーからの吸入空気及
びそれにより運ばれる粉末状の薬剤はマウスピース6に
入る前にスクリーン20を通過しなければならないからで
ある。このスクリーン20はカプセルのいかなる破片をも
捕獲し、カプセルの本体部を確実捕獲し、使用者が飲み
込んでしまうことを防ぐ。
このようにカプセルが壊れた場合でも本発明による装
置はこの問題に十分対処することが可能である。という
のはカプセルに穴を開ける際及び吸入の際、カプセルは
スクリーン20の後ろ側の渦撹拌チャンバー内に保持され
ており、一方、EPA0 333 334等の装置では、チャンバ
ーを閉じる前にカプセルをチャンバー内に固定されたピ
ンに対して押し当てることにより穴を開けるので、カプ
セルキャップ又はカプセル本体が砕けることは薬剤のロ
スにつながり、これにより投与量が不十分になるという
問題を引き起こす。本装置はカプセルの両端を同時に開
孔するが、この従来の装置において、カプセルの両端を
別々に開孔する必要があり、この問題を更に複雑化す
る。
置はこの問題に十分対処することが可能である。という
のはカプセルに穴を開ける際及び吸入の際、カプセルは
スクリーン20の後ろ側の渦撹拌チャンバー内に保持され
ており、一方、EPA0 333 334等の装置では、チャンバ
ーを閉じる前にカプセルをチャンバー内に固定されたピ
ンに対して押し当てることにより穴を開けるので、カプ
セルキャップ又はカプセル本体が砕けることは薬剤のロ
スにつながり、これにより投与量が不十分になるという
問題を引き起こす。本装置はカプセルの両端を同時に開
孔するが、この従来の装置において、カプセルの両端を
別々に開孔する必要があり、この問題を更に複雑化す
る。
全ての薬剤粉が使用者の呼吸管に達することが望まし
く、実際、本発明による装置はカプセルからの粉体状薬
剤の高い取り出し率を達成し、全体として吸入器から薬
剤の取り出しを高い効率で達成し、一方、吸入器内の圧
力降下を最小限に抑える。装置内の圧力降下が低いこと
は、特に重要である。というのも、装置の主目的は、患
者の呼吸管を治療効果をもたらすをための薬剤の投与で
あり、このような患者の呼吸管はすでにかなり弱く、大
きな圧力差を発生させることが出来ないからである。
く、実際、本発明による装置はカプセルからの粉体状薬
剤の高い取り出し率を達成し、全体として吸入器から薬
剤の取り出しを高い効率で達成し、一方、吸入器内の圧
力降下を最小限に抑える。装置内の圧力降下が低いこと
は、特に重要である。というのも、装置の主目的は、患
者の呼吸管を治療効果をもたらすをための薬剤の投与で
あり、このような患者の呼吸管はすでにかなり弱く、大
きな圧力差を発生させることが出来ないからである。
例えば、毎分60リットルの吸気量で、本装置はカプセ
ルシェルから粉体を98%の効率で取り出し、かつ水位で
26.9cmの圧力降下であると測定され、また、毎分30リッ
トルの吸気量で、カプセルを空にする効率は僅か93%ま
で落ちるに留まり、圧力降下は水位で6.9cmまで下がっ
た。毎分40リットルでの圧力降下は水位で12.8cmあり、
また、毎分50リットルでは水位で18.8cmあり、毎分20リ
ットルでは水位で2.8cmある。毎分60リッターから毎分3
0リッターへ吸入流速が下がることによりカプセルを空
にする効率において僅かな低下しかもたらさないという
事実は特に意義のあることである。というのもすでに呼
吸機能に重大な障害を抱える患者は一回の吸入でカプセ
ル中の使用可能な全薬剤を効率よく吸入できるというこ
とを意味するからである。
ルシェルから粉体を98%の効率で取り出し、かつ水位で
26.9cmの圧力降下であると測定され、また、毎分30リッ
トルの吸気量で、カプセルを空にする効率は僅か93%ま
で落ちるに留まり、圧力降下は水位で6.9cmまで下がっ
た。毎分40リットルでの圧力降下は水位で12.8cmあり、
また、毎分50リットルでは水位で18.8cmあり、毎分20リ
ットルでは水位で2.8cmある。毎分60リッターから毎分3
0リッターへ吸入流速が下がることによりカプセルを空
にする効率において僅かな低下しかもたらさないという
事実は特に意義のあることである。というのもすでに呼
吸機能に重大な障害を抱える患者は一回の吸入でカプセ
ル中の使用可能な全薬剤を効率よく吸入できるというこ
とを意味するからである。
比較により本装置を同じ流速で、ただし、渦撹拌チャ
ンバーにカプセルがない状態でテストしたところ装置内
の圧力降下は表1に示すものが得られた。 表 1 流速(リットル/分) 20 30 40 60 圧力降下(cm水位) 3.4 8.0 14.9 32.9 驚くべきことに、カプセルがあるとき、圧力降下は実
際に少なくなり、これにより患者による吸入を更に助け
られる。
ンバーにカプセルがない状態でテストしたところ装置内
の圧力降下は表1に示すものが得られた。 表 1 流速(リットル/分) 20 30 40 60 圧力降下(cm水位) 3.4 8.0 14.9 32.9 驚くべきことに、カプセルがあるとき、圧力降下は実
際に少なくなり、これにより患者による吸入を更に助け
られる。
吸入器の渦撹拌チャンバー内壁、さらには場合によっ
てはマウスピースについて適当に選んだ材料の表面電気
抵抗の低さにより、これらの壁に残り、その後の使用に
よる残留と共に蓄積し固着を生じさせる薬剤粉の量を最
小限に抑える。
てはマウスピースについて適当に選んだ材料の表面電気
抵抗の低さにより、これらの壁に残り、その後の使用に
よる残留と共に蓄積し固着を生じさせる薬剤粉の量を最
小限に抑える。
しかし、時々、通気道を洗浄することは、効果的であ
り、図示した装置において、先ず、カプセル容器74、76
を取り、次に、装置を入念に洗浄し、その後乾燥させ
る。装置が完全に乾いたら、カプセル容器74、76を再挿
入し、マウスピースカバー8を再取付けすることによ
り、保存及び次回の吸引のために準備する。渦撹拌チャ
ンバー及びマウスピースの洗浄及び乾燥の操作は、渦撹
拌チャンバーの内部に届くように回転カバー22を吸入器
の後側から開くことにより行なうことは当然理解されよ
う。
り、図示した装置において、先ず、カプセル容器74、76
を取り、次に、装置を入念に洗浄し、その後乾燥させ
る。装置が完全に乾いたら、カプセル容器74、76を再挿
入し、マウスピースカバー8を再取付けすることによ
り、保存及び次回の吸引のために準備する。渦撹拌チャ
ンバー及びマウスピースの洗浄及び乾燥の操作は、渦撹
拌チャンバーの内部に届くように回転カバー22を吸入器
の後側から開くことにより行なうことは当然理解されよ
う。
本発明の装置は、特定の適用可能な吸気量率であれ
ば、カプセル内からの薬剤粉の放出の効率測定値が簡単
に再現可能なことにさらなる利点を提供する。
ば、カプセル内からの薬剤粉の放出の効率測定値が簡単
に再現可能なことにさらなる利点を提供する。
さらに、チャンバーの設計、乱流の発生及びカプセル
の運動の遠心成分と共に生じる衝突により、装置の性能
は広い範囲にわたる吸入率について非常に一貫性をも
つ。表2は本装置の性能を示す。
の運動の遠心成分と共に生じる衝突により、装置の性能
は広い範囲にわたる吸入率について非常に一貫性をも
つ。表2は本装置の性能を示す。
性能の評価は既存の二つのステージのインピンジャー
(1988年、British Pharmacopoeiaの頁A204−A207(付
録17C)に記述の装置A)を使用して行なった。この装
置はインピンジャーの二番目のステージに到達する粉の
量により吸入器を使用する人の細気管支及び肺胞に達す
るであろう薬剤の量を表示する。
(1988年、British Pharmacopoeiaの頁A204−A207(付
録17C)に記述の装置A)を使用して行なった。この装
置はインピンジャーの二番目のステージに到達する粉の
量により吸入器を使用する人の細気管支及び肺胞に達す
るであろう薬剤の量を表示する。
試験薬剤として硫化サルブタモールを使用した。
肺への薬剤の送り込み及びその再現性は非常によく、
比較対象の市場製品より優れている。
比較対象の市場製品より優れている。
表 2 B.P2ステージインピンジャー(装置A)を使用しての吸
入器の性能 (a)インピンジャーの二番目のステージに到達する投
薬の割合気体流 量(リットル/分) (%) 20 22.1 30 28.5 60 25.9 (b)投薬の送り込みの再現性:連続6回の独立したカ
プセルの衝撃。結果は相対標準偏差(%)で示される。
入器の性能 (a)インピンジャーの二番目のステージに到達する投
薬の割合気体流 量(リットル/分) (%) 20 22.1 30 28.5 60 25.9 (b)投薬の送り込みの再現性:連続6回の独立したカ
プセルの衝撃。結果は相対標準偏差(%)で示される。
気体流量(リットル/分) (%) 20 13.8 30 4.3 60 5.4 装置の使用において操作者側に何らの技能又は練習を
課さなくとも、スプリング10を押し込むことによりカプ
セル開孔ピンを操作する前にカプセルが正規の位置にあ
ることを患者が確認すれば、カプセルは常に両端で開
き、低吸入率で合っても内容物を非常に速い割合で常に
解放すると考えられる。
課さなくとも、スプリング10を押し込むことによりカプ
セル開孔ピンを操作する前にカプセルが正規の位置にあ
ることを患者が確認すれば、カプセルは常に両端で開
き、低吸入率で合っても内容物を非常に速い割合で常に
解放すると考えられる。
マウスピース6は図6に示すように、チャンバー構成
部72と一体化してもよく、また、こうすると、薬剤粉が
体積しかねない分離線が無くなり、実際好都合である。
部72と一体化してもよく、また、こうすると、薬剤粉が
体積しかねない分離線が無くなり、実際好都合である。
清掃は拭き掃除又は水洗いのいずれによっても実施で
きるが、残留する湿気によりマウスピース及びチャンバ
ーに静電気によってもらされる問題以上の不都合を起こ
すので、ドライクリーニングが好ましい。
きるが、残留する湿気によりマウスピース及びチャンバ
ーに静電気によってもらされる問題以上の不都合を起こ
すので、ドライクリーニングが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホツブズ,マイケル・アンソニー イギリス国エセツクス アールエム10 7エツクスエス・デイジエンハム・レイ ンハムロードサウス(番地なし)・ロー ン−プーランロレリミテツド内 (72)発明者 レイトン,アン−マリー イギリス国エセツクス アールエム10 7エツクスエス・デイジエンハム・レイ ンハムロードサウス(番地なし)・ロー ン−プーランロレリミテツド内 (72)発明者 シンプキン,ゴードン・トーマス イギリス国エセツクス アールエム10 7エツクスエス・デイジエンハム・レイ ンハムロードサウス(番地なし)・ロー ン−プーランロレリミテツド内 (72)発明者 トランレイ,ロイ イギリス国エセツクス アールエム10 7エツクスエス・デイジエンハム・レイ ンハムロードサウス(番地なし)・ロー ン−プーランロレリミテツド内 (56)参考文献 特開 昭49−130094(JP,A) 欧州特許出願公開406893(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 13/00
Claims (10)
- 【請求項1】閉じたカプセルに保持される粉体状薬剤の
吸入器であって、開放されたカプセルを渦流の吸入気流
により回転させる渦撹拌チャンバーを構成する本体部
と、次の使用に備えて乾燥状態で該吸入器内のカプセル
の予備を保持すると共にカプセル容器が吸入器に結合さ
れているときは該カプセル容器からカプセルを取り出
し、吸入のために渦撹拌チャンバーに載置することを可
能にする吸入器に取り外し可能に取り付けられるカプセ
ル容器とを具備する吸入器において、該カプセル容器
(74、76)は吸入器のハウジング(64)内に取り付けら
れるようになっており、これにより、該吸入器(2)を
清掃のため洗浄を可能にするために該吸入器の該ハウジ
ングから該カプセル容器を取り出すことができ、該容器
は一度に一つのカプセルを取り出すことを可能にする摺
動可能なカバー(16)を具備することを特徴とする吸入
器。 - 【請求項2】該カプセル容器が汚れ及び湿気の侵入を防
ぐために閉じた状態にある第一の位置と、カプセルを渦
撹拌チャンバー内で使用するために取り出すための開口
を供する第二の位置との間を容器に沿って動かすことが
可能なカバー(16)を該カプセル容器(74、76)が具備
することを特徴とする請求項1記載の吸入器。 - 【請求項3】該開口の近傍及び該開口から離れたその他
の部分の両方において該容器の内部を清掃するためにカ
プセル容器の(74)の内部に近づけるようにするための
取り外し可能な覆い(76)を該カプセル容器が具備する
ことにより特徴づけられる請求項2記載の吸入器。 - 【請求項4】該覆いが薄膜ヒンジ(78)により、該カプ
セル容器に蝶番留めされることを特徴とする請求項3記
載の吸入器。 - 【請求項5】該覆いをその閉じ位置において保持するた
めの係止取付け手段を具備することを特徴とする請求項
3記載の吸入器。 - 【請求項6】該覆い(76)の構成及び該係止取付け手段
は吸入器の該ハウジング内の適所に該カプセル容器が存
るときには該覆いを開くために該係止取付け手段を解除
することができないようになっていることを特徴とする
請求項5記載の吸入器。 - 【請求項7】該覆い(76)は、ドーム状部(186)具備
し、このドーム状部を吸入器の使用者が押し下げること
により、該カプセル容器を該吸入器のハウジングから取
り出し、該カプセル容器を解放し、かつ、該覆い部材を
開く動作をするために該係止取付け手段を解除すること
を特徴とする請求項6記載の吸入器。 - 【請求項8】該カバー(16)は該第一の位置又は該第二
の位置のいずれかに片寄って位置し、該カバーが該容器
から外れるのを防止するように、該カプセル容器に摺動
可能に結合されることを特徴とする請求項2から7のい
ずれかに記載の吸入器。 - 【請求項9】該カプセル容器は開放可能な表皮内に粉体
状薬剤を有する細長いカプセルを複数格納するカプセル
保持部(74)と、該カプセル保持部が閉じた状態に在る
第一の位置と該カプセルが一度に一つ通過できる開口を
供する第二の位置との間を摺擦移動するように該カプセ
ル保持部の第一の面に取付けられるカバー(16)と、該
カプセル保持部の反対の面を閉じることができ、該面に
軸回転するよう結合される覆い(76)とを具備し、該カ
プセル容器が吸入器のハウジング内に装填できるように
配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれか
に記載の吸入器。 - 【請求項10】チャンバーが第一及び第二の対向する壁
及び少くとも概隣接するカプセル保持凹部(28)を有す
る概円柱状の更なる一つの壁(26)により構成される非
円形であり、吸入気流の影響下にてカプセルの横軸につ
いてカプセルを回転させること可能にし、かつ、そうで
ない場合にはカプセルを該少なくとも一つの更なる壁に
衝突させカプセル内からの薬剤の射出の可能性を向上さ
せることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載
の吸入器。
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GB9106649.8 | 1991-03-28 | ||
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PCT/GB1992/000479 WO1992017232A1 (en) | 1991-03-28 | 1992-03-18 | Inhaler |
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JPH06505896A JPH06505896A (ja) | 1994-07-07 |
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CZ (1) | CZ290494A3 (ja) |
DE (1) | DE69215217T2 (ja) |
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GB (1) | GB9106649D0 (ja) |
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DK1485154T3 (da) * | 2002-03-20 | 2008-08-04 | Alkermes Inc | Pulverinhalationsindretning |
US7491194B1 (en) | 2004-02-03 | 2009-02-17 | David Oliwa | Remote control valve for urine collection bag |
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CN106075677B (zh) * | 2016-08-08 | 2022-06-10 | 中山市美捷时包装制品有限公司 | 一种干粉吸入装置的促动机构 |
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EP0005585B1 (en) * | 1978-05-03 | 1981-08-12 | FISONS plc | Inhalation device |
GB8314308D0 (en) * | 1983-05-24 | 1983-06-29 | Matburn Holdings Ltd | Medical administration devices |
IT1230313B (it) * | 1989-07-07 | 1991-10-18 | Somova Spa | Inalatore per medicamenti in capsule. |
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-
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