JP3218443U

JP3218443U - 靴下ストッキング

Info

Publication number: JP3218443U
Application number: JP2018001327U
Authority: JP
Inventors: 里奈 ▲樋▼川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2018-03-22
Filing date: 2018-03-22
Publication date: 2018-10-18
Anticipated expiration: 2028-03-22

Abstract

【課題】袋状長布地の足側面と足裏面部が足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下を一体化することで、足の蒸れを軽減し、且つ、伸縮性、美観性に優れた快適な靴下ストッキングを提供することにある。【解決手段】袋状長布地の足側面と足裏面部と足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下を一体化し、且つ、部位靴下部が足側面から足裏面に構成していることで、足の甲が露出する女性用履物形状でも部位靴下部が履物内部に収納される構成を特徴とする靴下とした。【選択図】図２

Description

本考案は、足側面と足裏面部と足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下が、袋状長布地一体となっている靴下ストッキングに関する。

従来のストッキング、タイツ、パンティストッキングなどは、足導入部から足裏面部まで、同じ合成繊維素材で構成されている。

しかしながら、従来のストッキング、タイツ、パンティストッキングなどは、足裏面部の吸汗性に乏しく、足裏面が蒸れて不快感が発生し、且つ、伸縮性も乏しく、つま先部が窮屈に感じられるという欠点があった。

図４は、従来技術の一つであるストッキングの説明図であり、足導入部１０から足裏面部２１まで、同じ合成繊維素材で構成されており、足素肌と接する面も同じ合成繊維素材になるというものである。

続いて、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成したストッキング、靴下に関する他の従来技術を説明する。例えば、特許文献１（特開２００５−１０５４６３号公報、発明の名称「靴下」）、特許文献２（特開２００８−２６１０７９号公報、発明の名称「フットカバー」）に記載の発明も知られている。

特許文献１の図１、図３に示す発明では、足の指を個別に挿入する靴下を一体化し、通気性を確保することにより、水虫の予防又は治療に有効にするというものである。特許文献２の図１に示す発明では、従来のストッキングの上から重ねて着用し、足裏面の蒸れを軽減するというものである。

特開２００５−１０５４６３特開２００８−２６１０７９

しかしながら、上記図４のストッキングや特許文献１の靴下、特許文献２のフットカバーも問題点を有するものであった。まず、従来技術のストッキングは、その歴史も古く、特に女性の間で広く採用されており、職場やフォーマルな場面で必要不可欠である。その構成は、足導入部１０から足裏面部２１まで、同じ合成繊維素材で構成されており、このとき、足素肌と接する面も同じ合成繊維素材になり、足裏面が蒸れて不快感が発生し、且つ、伸縮性も乏しく、つま先部が窮屈に感じられるという問題点があった。

また、特許文献１に記載の従来技術でも、足の指を個別に挿入する靴下を一体化し、通気性を確保することにより、水虫の予防又は治療に有効にするというものであって、足の指部内部仕切りによりつま先部が厚くなり、女性用履物形状によっては、着用に支障が生じるという問題点があった。

さらに、特許文献２に記載の従来技術でも、従来のストッキングの上から重ねて着用するというストッキングとは別々の構成となり、着用者の手間となること、全体的な窮屈感があること、重ね履きによる美観を損なうことと脱げやすいことなどの問題点があった。

本考案は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、袋状長布地の足側面と足裏面部が足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下を一体化することで、足の蒸れを軽減し、且つ、伸縮性、美観性に優れた快適な靴下ストッキングを提供することにある。

上記課題を解決するため、請求項１に係わる考案は、
袋状長布地の足側面と足裏面部と足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下を一体化し、且つ、部位靴下部が足側面から足裏面に構成していることで、足の甲が露出する女性用履物形状でも部位靴下部が履物内部に収納される構成を特徴とする靴下とした。

また、請求項２に係わる考案は、
請求項１の記載の靴下ストッキングにおいて、
前記靴下を、ストッキング、タイツ又はパンティストッキングであることを特徴とする靴下とした。

このような考案によれば、足裏の蒸れをなくし、伸縮性の不足による窮屈感や疲れの改善が実現でき、且つ、高美観で快適な靴下ストッキングを提供することができる。

本考案を実施するための第１の考案側面図である。本考案を実施するための第１の考案側面図Ａ部拡大図である。本考案を実施するための第１及び第２の考案を着用した実施例を示す要部切欠側面図である。従来技術のストッキングの説明図である。

続いて、本考案を実施するための形態について、図１〜３を参照しつつ説明する。靴下ストッキング１は、図１で示すように、足導入部１０から足側面部２０まで従来のストッキングで採用されている合成繊維材で構成されており、足側面部２０から足裏面部２１までが吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下２００であり、全体として袋状長布地１００と一体化されている。

図２は靴下ストッキング１のＡ部を側面から見た拡大図であり、足側面部２０から足裏面部２１までが吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下２００である。

続いて実施例について説明する。図３は靴下ストッキング１を着用し、パンプスなどの履物３０を履いたものである。女性用履物に代表される足の甲が広く露出される履物を履いた時にも、部位靴下２００は履物の内部に収納され、見た目には従来のストッキングを着用しているものと変わらず、美観上、且つ、足の快適さを向上している。

さらに、部位靴下２００は袋状長布地１００と一体化となっているため、重ね履きによる美観を損なうことと脱げやすいことなどの問題点を解決している。

以上のような本考案の靴下ストッキングは、従来のストッキングの足側面と足裏面部と足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下を一体化し、且つ、部位靴下部が足側面から足裏面に構成していることで、足の甲が露出する女性用履物形状でも長靴下部が履物内部に収納される構成で、美観上、且つ、足の快適さを実現することを可能とし、産業上利用価値を高めている。

１：靴下ストッキング
１０：足導入部
２０：足側面部
２１：足裏面部
３０：履物
１００：袋状長布地
２００：部位靴下

Claims

袋状長布地の足側面と足裏面部と足素肌と接する部分に、吸汗性、伸縮性に優れた素材で構成した部位靴下において、
前記長布地と、前記部位靴下が一体となっていることを特徴とする靴下。
請求項１に記載の靴下において、
前記靴下は、ストッキング、タイツ又はパンティストッキングであることを特徴とする靴下。