JP2014136857A - くつ下 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のくつ下は、多くは左右対称に作られている。また、足指の形状に合わせ左右非対称に作製し、足指の圧迫を防止するものも存在するが、これらは、靴を履く、靴と合わせる視点から作られたものではなく、靴を履いて生活する現状の中で、足と靴の接触により生じる様々な負担を解消しきれていない。
【解決手段】靴を履いて足に負担のかかる箇所について、まず、歩行時に衝撃と圧迫のかかる踵、爪先、親指外側、小指外側の部位に起毛素材を編み込み衝撃と圧迫を軽減する。次に、足首、足指付根部の蒸れが発生しやすい部位には、ネット編みを行い通気性を高める。さらに、足底部位に対して銀繊維を編み込み、蒸れから生じる防臭、抗菌と摩擦から生じる静電気を抑止し、足裏の緊張も緩和する。また、歩行時の衝撃を分散する土踏まずの部位に対して、甲部から帯状に伸縮性の高いライクラ繊維を編み込み衝撃分散機能を補助することを可能とした。
【選択図】図4
【解決手段】靴を履いて足に負担のかかる箇所について、まず、歩行時に衝撃と圧迫のかかる踵、爪先、親指外側、小指外側の部位に起毛素材を編み込み衝撃と圧迫を軽減する。次に、足首、足指付根部の蒸れが発生しやすい部位には、ネット編みを行い通気性を高める。さらに、足底部位に対して銀繊維を編み込み、蒸れから生じる防臭、抗菌と摩擦から生じる静電気を抑止し、足裏の緊張も緩和する。また、歩行時の衝撃を分散する土踏まずの部位に対して、甲部から帯状に伸縮性の高いライクラ繊維を編み込み衝撃分散機能を補助することを可能とした。
【選択図】図4
Description
本発明は、靴を履いたときの足の負担を軽減するくつ下に関する。
一般的に、くつ下は、足の入口部から爪先部の方向に筒編した後、くつ下状の筒編部の甲部に形成された開口部の端部を逢着することにより得られる。それらは左右対称形に形成され、左右どちらの足にも履く事ができる。
上記くつ下から発展し、人の足の形状に爪先部の形状が近似するように、くつ下を履いたとき、親指が挿入される爪先部の親指側に厚みを増加して、その圧迫感を与えることを防止し得るくつ下も存在する。(特許文献1参照)
前記手法のくつ下にあって、その爪先部が親指部と他の指部とに分割されて成る足袋様のくつ下であって、親指が他の指よりも太い人の足の形状に近似するよう形成されていることを特徴とするものも開発される。
従来のくつ下の発想は、足を保護する、足を装飾する衣類であり、多くは左右対称形に形成され、左右どちらの足にも履く事ができる。しかし、一般的には人の足は親指が他の指よりも太く小指側は細い非対称形である。そのため、左右対称形のくつ下を履いた場合、親指によってくつ下地が引っ張られて親指側、小指側ともに圧迫感が生じる。また、この状態で靴を履いた場合、靴の内側で接する親指側は特に傷み易くなる。
更にはそこから発展し、一般の人の足の形状に合わせ、足の親指側に厚みを持たせた左右非対称の形状を実現することにより、親指側圧迫感を防止する機能を付加したくつ下も存在する。
係るくつ下は足の保護、足の装飾を目的としたものから、その形状を左右非対称の足の形に合ったものを提供することにより、足指の圧迫感を防止すること主として作られている。
しかし、靴を販売する視点から見ると、実際に靴を履いた場合には指の圧迫感については更に細かな接点に注意が必要となる。特に大きな負担が掛かる部位としては、図1の12親指の爪先部、図1の20a親指第1関節外側、図1の20b小指第1関節外側、そして足の基点となる図2に示す11の踵部である。また、上記の左右非対称のくつ下においては、その形状が親指側に偏って編まれているため、より親指の靴との接触が強くなり、つま先の親指部は傷みやすくなる。係る細部までの負荷を防止するくつ下を提供し、靴と足を負荷少なく結びつけることが課題の一つとなる。
靴を履いた場合、快適さを阻害する要因として、足の蒸れとそこから派生する臭いが課題となる。この解決には一般的には素材を薄く、網目を粗くし、通気性を高める必要が生じる。しかし、そのためには足の保護機能は低くなることとなる。また、図2に示すUVからQDに至る足の指間部は一番細菌が発生しやすい箇所であり、衛生的な問題は恒常的な課題となっている。
足本来の機能を考えるとき、図2のS−Tに至る足底部は身体全体の体重や歩行時などの衝撃を分散して足への負担を軽減する働きを担う。係る機能を重視しながら、上記機能を複合的に実現できるくつ下を提供することが健康靴を主として提供する販売業者の視点からは重要となる。
本発明者等は前記課題を解決すべく検討を重ね、健康靴の販売業者の視点から靴を履いたときに生じる足の負荷を軽減しうる本発明に至った。まず、本発明は足が靴と接し、特に負担の大きい図1の20c親指爪先部、図1の20a親指外側部、図1の20b小指外側部、図2に示す11の踵部に対して歩行時の衝撃を和らげ、係る部位を保護する起毛素材を編みこむことにより、その衝撃を緩和することとした。
足の発汗から生じる蒸れの抑制に対応して、関節可動の大きい図1の23c足指関節部位と図1の23a、23b足関節部位に加え、図2の23d足底指関節部位に対して排気性の高い網目素材を帯状に編み込むことにより、足背、足底の放熱通気、快適な足環境を保つこととした。
また、くつ下を着用し靴を履く場合、発汗から派生する湿度の高まりが細菌の発生繁殖を助長するが、本発明は、図2に示す10bの足底の中足部位に銀繊維の帯を5mmから7mmの間隔で平行に縫いこむことで、銀の持つ特性であるプラス銀イオンの作用で密着度の高い足底から繁殖する細菌を取り除く。更に銀の他面特性である伝導性から摩擦による静電気を減らし、静電気が身体に与える緊張感を減らす効果をもたらすくつ下となる。
足の重要な機能である身体の体重や足にかかる衝撃を分散する図2に示す10bの足底部においては、足底腱と足骨の動きを阻害せずにその機能を補える伸縮性の高い繊維Lycra(ライクラ)を図1のGNからFOに至る部分と図2のSTに至る中足部の素材に用い、さらにその特徴である肌ざわりの良さにより、足の負担を軽減することとした。
本発明のくつ下は、係るくつ下を履いて靴を履くとき、実際の足の形状と足を保護する靴との形状の違いから生ずる足にかかる負担を減少するものである。立ち姿勢から歩行に移る中で、着地時に体重がかかる図2の11の踵への衝撃緩和と、さらに前足部に体重が移る時に、足が左右へ広がる時に生じる図1の20a親指外側および図1の20b小指外側への圧迫を肉厚の起毛素材により防止できる。また、着地から前方に進むための蹴り出し時に最も負荷のかかる図1および図2の20cの親指のつま先にも起毛素材を編み込んでいるため、一連の歩行の中で最も負荷のかかる踵、親指外側、小指外側、つま先を全て保護することができる。
図1に示す23a、23bの足首関節の可動部位と、図1の23cおよび図2の23dの足指関節部位に合わせて編み込んだ網素材は、そこから発する熱や汗を外に逃がし、通気性をよくすることにより靴内での蒸れを抑える。
さらに、図2に示す10b足底部に等間隔に縫い込んだ銀繊維はその特性により、抗菌、防臭効果を発揮するとともに静電気を抑え、歩行等による足に緊張を和らげる。
また、歩行時の衝撃を緩和、分散するために重要な図1の21aと図2のS−T部分の足底部に対しては、腱や骨の動きを阻害しない収縮性の高い繊維ライクラを編み込むことによりサポート機能を高めている。
以下、本発明の実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。本発明に係るくつ下はパソコン上で設計されたデザインを144針からなる丸編機により全自動にて作成されるものである。
本発明は、くつ下を履き、靴を履いて行動した時に足にかかる負荷を軽減する4つの機能を、それぞれ負荷の多い部位に合わせて異なる素材を編み込む、または異なる編み方を実施することによって実現するくつ下である。
図2において踵部11からUV位置までの20d、20eの足裏部は歩行、走行時に多くの衝撃がかかる部位であり、かかる部分の衝撃を和らげ、保護をするために、シンカーによりループ編みを施し、起毛させることにより負担を軽減することとした。図2の20c親指下部においても、歩行の蹴り出し時に多くの負荷がかかることにより、保護を目的としたループ編みを実施している。
同ループ編みの手法は図1の爪先部親指側の20c、図1と図4の親指外側の20a、図1と図3の小指外側の20bに対しても用いることとなる。かかる3つの部位は、一般的な人の足の形状と靴の形状との相違により部分的に足と靴が最も強く接する部位であり、過度の負荷により、爪先部では指先の圧迫、胼胝、鶏眼、親指外側においては外反母趾、小指外側では内反小趾の負担を軽減する。
図1、および図3、図4において10cの足首部位には、足先の底屈、背屈動作による関節稼働に対応して通気性を確保するために23a、23bの部位に細い糸と太い糸を二層の針にて編み立てる網目素材を組み込むこととする。
同様に足の中で最も熱の籠りやすい各図の15足指付根部においても、図1の23c足指上部から、図2の23d足裏部に至るまでを同様の網目素材として編み込むことにより靴内での足の通気性を高めることが可能となる。
図2、図3、図4に示す22aから22lは、図2の足裏部10b、図3、図4の側面から見た足裏接地部に対して等間隔に銀繊維を編み込んだものである。接地が頻繁で発汗の多い足裏全体に銀繊維を編み込むことにより、その特性として発汗による靴内での蒸れによって派生する細菌の増殖を抑え、不快な悪臭を軽減することとなる。また、他方の銀繊維の特徴として、靴内で靴とくつ下による摩擦によって生じる静電気の帯電を防止し、敏感な足裏から感じる緊張を和らげる効果をもたらす。
図1の甲部10a、図2の足裏部10bのST位置にかけてライクラ糸を使用し丸編みを実施している。かかる部位に対して高い伸縮性とすぐれた触感を有するライクラ糸を使用することにより、足裏の衝撃緩和の働きをもつ土踏まず部位に対してその形状維持を補い、クッション性をサポートするとともに、伸縮性による圧迫感を糸のもつ優れた肌触りにより緩和し、快適性をもたらすこととなる。また、図2の足裏部の10bにおいてはSからT位置にかけての地面との接地部の多い20eの部位に対して、ライクラ糸による編み込みにループ編みを加えた二重構造とし、足裏機能のサポートと保護の両機能を併せ持つものとする。
以上の説明において本発明は、足と靴の接点となるくつ下を、靴を履く視点から捉え、より快適に歩行を実現できる機能性くつ下として実現したものである。
10 くつ下
10a 甲部
10b 足裏側
10c 足首部
11 踵部
12 爪先部
13 親指側
14 小指側
15 足指付根部
20a、20b、20c、20d、20e 起毛素材部分
21a、21b ライクラ繊維編込部分
22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22h、22i、22j、22k、22l 銀繊維編込部分
23a、23b、23c、23d 網目素材使用部分
10a 甲部
10b 足裏側
10c 足首部
11 踵部
12 爪先部
13 親指側
14 小指側
15 足指付根部
20a、20b、20c、20d、20e 起毛素材部分
21a、21b ライクラ繊維編込部分
22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22h、22i、22j、22k、22l 銀繊維編込部分
23a、23b、23c、23d 網目素材使用部分
Claims (5)
- くつ下編機によって筒編みして作製されるくつ下において、踵部と爪先親指部、及び親指部と小指部の側面部にループ編起毛素材を編込んで形成されていることを特徴とするくつ下。
- くつ下の爪先を除く足指部と、足首下部に網状編み製法を用いて形成される請求項1記載のくつ下。
- くつ下の足底部に帯状に純銀繊維を編込んだ請求項1又は請求項2記載のくつ下。
- 足の中足部位に伸縮性の高い繊維素材を用いて、足裏部の湾曲した形状に沿った密着度を形成する請求項1又は請求項2又は請求項3記載のくつ下。
- くつ下編機によって筒編みして作製されるくつ下において、踵部と爪先親指部、及び親指部と小指部の側面部にループ網起毛素材を編込み、爪先を除く足指部と、足首下部は網状編み製法を用いて形成し、足底部には帯状に純銀繊維を編込み、さらに足の中足部位には伸縮性の高い繊維素材を用いて、足裏部の湾曲した形状に沿った密着度を形成するくつ下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013019870A JP2014136857A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | くつ下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013019870A JP2014136857A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | くつ下 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014136857A true JP2014136857A (ja) | 2014-07-28 |
Family
ID=51414540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013019870A Pending JP2014136857A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | くつ下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014136857A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105559160A (zh) * | 2016-03-06 | 2016-05-11 | 海宁汉德袜业有限公司 | 珠地网眼袜 |
CN107125812A (zh) * | 2017-07-08 | 2017-09-05 | 海宁新兰迪袜业有限公司 | 一种减压型袜子 |
CN108588997A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-28 | 海宁威尔斯针织有限公司 | 防静电高吸湿加固袜的生产工艺 |
CN110840394A (zh) * | 2019-10-14 | 2020-02-28 | 中国地质大学(武汉) | 自采集能量发电储能式编织弹力袜 |
CN111000300A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-14 | 嘉兴云翔针织有限公司 | 一种防滑落隐形袜及其生产工艺 |
-
2013
- 2013-01-17 JP JP2013019870A patent/JP2014136857A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108588997A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-28 | 海宁威尔斯针织有限公司 | 防静电高吸湿加固袜的生产工艺 |
CN108588997B (zh) * | 2018-03-28 | 2020-05-08 | 海宁威尔斯针织股份有限公司 | 防静电高吸湿加固袜的生产工艺 |
CN110840394A (zh) * | 2019-10-14 | 2020-02-28 | 中国地质大学(武汉) | 自采集能量发电储能式编织弹力袜 |
CN111000300A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-14 | 嘉兴云翔针织有限公司 | 一种防滑落隐形袜及其生产工艺 |
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