JP3211732B2 - 距離測定装置 - Google Patents
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
までの距離を光センサアレイを有する受光器を用いて求
める距離測定装置であって、特に受光窓の曇りや汚れ、
霧などによる動作不良に基づく障害や、光センサアレイ
内の不良の光センサ素子に基づく障害を検出する機能を
備えた距離測定装置に関する。
しくは相当部分を示す。
測定装置の従来技術を説明する。従来の車間距離測定装
置としては、左右の2つの光学系により結像された像を
電気的に比較して、三角測量により測距を行うものが知
られている。図16は、この種の従来の車間距離測定装
置を示す図である。同図において、結像レンズ1,2は
光軸間隔Bを隔てて配置されている。光センサアレイ3
A,4Aは例えばCCDリニアセンサアレイであり、夫
々結像レンズ1,2に対して焦点距離fの位置に配置さ
れている。これらの光センサアレイ3A,4Aは結像レ
ンズ1,2により各々結像された対象物16Aの像を像
信号30A,40Aに変換し、信号処理部5に出力す
る。
変換器53,54、記憶装置55からなる。光センサア
レイ3A,4Aからの像信号30A,40Aは増幅器5
1,52により増幅されてA/D変換器53,54によ
りディジタルデータに変換され、像データ31A,41
Aとして記憶装置55に出力される。信号処理部5の出
力側に設けられた距離検出回路6は、マイクロコンピュ
ータにより構成されており、記憶装置55に記憶された
左右の像データ31A,41Aを比較して対象物16A
までの距離を算出し、距離信号11として外部に出力す
る。
明する。各結像レンズ1,2の中点を原点Oとして横軸
X,縦軸Yを設定し、結像位置L1 ,R1 の座標を夫々
(−aL1−B/2,−f),(aR1+B/2,−f)と
する。ここで、aL1,aR1は図示するように光センサア
レイ3A,4A上の距離である。結像レンズ1の中心点
OL の座標は(−B/2,0)、結像レンズ2の中心点
OR の座標は(B/2,0)であり、対象物16Aの点
Mの座標を(x,y)とすれば、点MからX軸に下ろし
た垂線とX軸との交点Nの座標は(x,0)、点OL か
ら光センサアレイ3Aに下ろした垂線の位置L0 の座標
は(−B/2,−f)、点OR から光センサアレイ4A
に下ろした垂線の位置R0 の座標は(B/2,−f)で
ある。このとき、ΔMOL NとΔOL L1 L0 ,ΔMO
R NとΔO R R1 R0 は夫々相似であるから、次の数式
1,2が成り立つ。
式3により、結像位置L1 ,R1 に関する距離aL1,a
R1がわかれば、対象物16Aまでの距離yを算出するこ
とができる。
回路6は、図18の実線に示すような、左右の像データ
3AL,4ARを、別途設定した測定ウィンドウの部分
について比較し、像が一致しなければ同図の破線のよう
に、例えば左の像データ3ALを右に、右の像データ4
ARを左に順次シフトしていき、左右の像データが一致
したときのシフト量を検出する。
の一致度を判定するには、次に述べる評価関数が用いら
れる。即ち評価関数は左右の光センサアレイ3A,4A
の中に夫々設定された測定ウィンドウ内の対応する座標
に位する画素(この例ではCCD素子)同士の画素デー
タの差の絶対値を測定ウィンドウ内の全画素について加
算したもので、この左右の測定ウィンドウを順次シフ
ト、即ち左の測定ウィンドウは左へシフト(従って左の
像データ3ALは等価的に右にシフトされることにな
る)し、右の測定ウィンドウは右へシフト(従って右の
像データ4ARは等価的に左にシフトされることにな
る)しつつ、この評価関数の値を調べ、この関数値が最
小になるときに左右の像データが一致したと判定する。
る距離aL1,aR1はこのシフト量に一致するので、距離
検出回路6はシフト量aL1,aR1から、対象物16Aま
での距離yを前記数式3により算出する。図19は、先
行車16との車間距離検出における正常時の画像を示す
模式図である。同図において、測定視野22内に測距範
囲23を設定し、測距範囲23内の対象物つまり先行車
16に対する距離を、前述の距離検出の原理に基づき車
間距離として検出する。
な不都合が起こりうる。例えば図20に示すように、道
路上には先行車以外にも標識や横断歩道の塗分け模様な
どがあり、測距範囲23内に現れるこれらの画像までの
距離を測っている場合が度々生じる。また、道路脇にも
看板,標識等が多く、特に道路がカーブしているような
場合はこれらがセンサの視野の中央に見えるため先行車
と誤認しやすい。従って、車間距離測定装置としては、
先行車を正しく認識すると共にこの先行車までの正確な
距離情報のみを出力することが求められる。
淡画像情報を用い、画像データのエッジを抽出して2値
化した後、領域分割を行って対象認識を行うといった画
像処理による対象認識方法がある。しかし、こういった
画像処理は2値化までの濃淡画像のフィルタ処理等によ
るノイズの除去や画像の差分等によるエッジの抽出等の
前処理に時間を要してしまい、仮に高速な画像処理装置
を用いて処理を行うにしても装置のコスト増加,大型化
は避けられず、実用化が困難である。
しては本出願人の先願(便宜上、第1の先願という)に
なる特開平8−210848号の提案がある。次にこの
第1の先願の技術内容を簡単に説明する。この先願では
先行車との車間距離のような先行対象物までの距離を、
光センサアレイを有する受光器を用いて安定,正確かつ
簡単に求め、距離測定装置を低コスト化しようとするも
のである。
定装置に適用した場合の構成例を示すものであり、車間
距離を測定すべき先行対象物としての先行車16が、図
示されていない自車両と同一の車線を走行している。結
像レンズ1,2は光軸間隔Bを隔てて配置され、受光器
3,4は焦点距離f(便宜上、図示せず)の位置に配置
される。受光器3は、光軸に対して垂直な平面内に平行
に配設されたm本の光センサアレイ31〜3mからな
り、同様に受光器4は、光軸に対して垂直な平面内に平
行に配設されたm本の光センサアレイ41〜4mからな
り、31と41,3iと4i,3mと4mが同一の視野
を有するように並設されている。
は、受光器3の光センサアレイ31〜3mにより像信号
301〜30mに変換され、同様に結像レンズ2により
結像された対象物の像は、受光器4の光センサアレイ4
1〜4mにより像信号401〜40mに変換され、夫々
信号処理部5に出力される。信号処理部5は増幅器51
1〜51m及び521〜52m,A/D変換器531〜
53m及び541〜54m,記憶装置55からなり、受
光器3の光センサアレイ31〜3mからの像信号301
〜30mは増幅器511〜51mにより増幅され、A/
D変換器531〜53mによりディジタルデータに変換
されて像データ311〜31mとして記憶装置55に格
納される。
4mからの像信号401〜40mは増幅器521〜52
mにより増幅され、A/D変換器541〜54mにより
ディジタルデータに変換されて像データ411〜41m
として記憶装置55に格納される。距離検出回路6は、
図16と同様にマイクロコンピュータによつて構成され
ており、記憶装置55に記憶された左右の像データ31
1,411、31i,41i、31m,41mから各光
センサアレイ31,41、3i,4i、3m,4mの測
定視野内で測距範囲内の対象物までの距離を算出する。
図11に示すように測定視野22内の測距範囲23をm
×n(m:片側の光センサアレイ数を示す自然数、n:
光センサアレイ内の測定ウィンドウ数を示す自然数)個
の距離ブロックとして番地付けし、各ブロックにおける
測定距離情報を集めた距離ブロック図24を作成する。
この距離ブロック図はm×n個の測距データの集まりと
いうことができる。
7、光センサアレイ長手方向の測定ウィンドウ数nが1
2の場合を図10,図11によって説明する。これらの
図において、測距範囲23の上から順に光センサアレイ
A1〜A7とし、左から順に光センサアレイ長手方向の
測定点をW1〜W12とし、光センサアレイAi上の測
定点Wjにおける測定距離をLijで表す。図示例では
測定視野22内の7×12の距離検出が可能であり、そ
の結果、図11のような距離ブロック図24が抽出され
る。
測距原理を図12を用いて説明する。この場合の距離測
定装置の構成は図16と全く同様であり、異なるのは各
センサアレイが複数の領域(測定ウィンドウ)に区画さ
れることである。図12では光センサアレイが3つの領
域,,に区画された場合の例を示している。な
お、このような測定ウィンドウの領域,,は、測
定ウィンドウの領域間で光センサアレイを構成する光セ
ンサ素子(この例ではCCD素子)の一部が重複する
(つまりこの一部のCCD素子が隣り合う2つの測定ウ
ィンドウの領域に属する)形で設定される場合もある。
測定装置の一点鎖線で示された3つの方向、即ち中心線
方向とその両側の角度αの方向とに、夫々距離L1 ,L
2 ,L3 を隔てて位置するものとする。各光センサアレ
イ3,4の夫々、互いに対となる領域,,は、夫
々対象物O1 ,O2 ,O3 に対応する。換言すれば、各
光センサアレイ3,4の対の領域に同時に結像するの
が中心線の左側の角度αの方向にある対象物O1 に関す
るものであり、同様に対の領域,に同時に結像する
のが夫々中心線方向、右側の角度αの方向にある対象物
O2 ,O3 に関するものである。そして、各対象物
O1 ,O2 ,O3 までの距離L1 ,L2 ,L3 は次の数
式4〜数式6によって表される。なお、これらの数式に
おける各距離B,f,U11,U12,U13,U2
1,U22,U23は図12に示す通りである。
ト量(U21,U11,U22,U12,U13,U2
3)は距離検出回路6によって求められるから、数式4
〜数式6によって各距離L1 ,L2 ,L3 を求めること
ができる。
出部7からの距離信号12は、図6における距離選択部
8へ出力される。距離選択部8では、距離信号12の距
離度数分布をとり、距離信号12の中から先行車16ま
での距離のみを選択し、距離信号13として移動平均処
理部9へと出力する。次に、距離選択部8の動作原理を
図13を参照しつつ説明する。図13において、横軸に
階級幅ΔLを持つ距離階級Kを設け、縦軸は夫々の階級
に属する度数値Yを示す。このようにして距離信号12
を分別する。ここで、図14に示されるように、測距範
囲23内における先行車16の占める大きさは先行車1
6までの車間距離によって異なり、従って先行車16ま
での距離を測っていると考えられる測定データの点数も
車間距離によって異なってくる。
内における先行車16の占める大きさは相似の関係から
(1/n)2 になる。即ち、先行車16までの距離を測
定している測定データの点数も(1/n)2 になると容
易に推測される。従って、ある距離で先行車16までの
距離を測定している測定データの点数、つまり度数値は
次の数式7により与えられる。
距離階級(距離)) 定数aは先行車16そのものの大きさや距離測定装置の
形状によって決まるものであり、ここではその具体的な
求め方についての記述は省略する。この曲線Yを図13
に破線で示し、この曲線Yの上領域まで伸びている度数
値を持つ距離階級Kの中央値L(=(K2+K3)/
2)を先行車16までの測定距離の候補値とし、距離信
号13として移動平均処理部9へ出力する。
づいて前述した7×12の距離ブロックの大きさの範囲
内で移動平均処理を行い、各移動平均位置での距離平均
値,標準偏差/距離平均値の移動平均処理結果14を、
先行対象物認識部としての先行車認識部10に送信す
る。移動平均処理の演算原理を図15を用いて説明す
る。先ず、距離信号13(距離階級の中央値L)から移
動平均をとるi×j(i:m以下の自然数,j:n以下
の自然数)の距離ブロックの大きさを決定する。この距
離ブロックの大きさは、距離信号13による先行車16
までの車間距離,先行車16そのものの大きさ,距離測
定装置の形状によって決まるものであり、ここではその
具体的な求め方についての記述は省略する。
ク図を例にとって移動平均処理を説明する。ここで移動
平均をとる距離ブロックの大きさを3×6とした場合、
図15(a)の移動平均をとった結果は図15(b)〜
(d)で表される。Lijをi番目のセンサアレイ上の
j番目のウィンドウ位置における測定距離とすると、図
15(b),(c),(d)におけるAij,Sij,
Dijは下記の数式8〜数式10にて表される。
×6)=AVG
G)2 }/(3×6)〕1/2
えば、図15(a)において斜線部の距離の平均値が図
15(b),標準偏差が図15(c),標準偏差/距離
平均値が図15(d)の夫々斜線部で表される領域であ
る。
0は、移動平均処理部9と接続されており、移動平均処
理部9から送信された移動平均処理結果14としての距
離平均値,標準偏差,標準偏差/距離平均値に基づき、
前方の測定対象物が先行車16であるか否かを判定す
る。この判定には移動平均をとる距離ブロックの左上を
LijとするDijの値が用いられ、この値がある規格
値bよりも小さい場合には、測定視野内のLijにおけ
る移動平均位置において、距離平均値Aijにより表さ
れる車間距離に先行車16があると判定し、先行車16
の位置及び先行車16までの車間距離を先行車の情報1
5として外部の警報装置等へ出力する。
を図7に示す。即ち、距離検出回路6は信号処理部5の
記憶装置55内のデータを用いてm×n個の測定距離情
報を算出し(S1)、これに基づいて距離ブロック図抽
出部7が距離ブロック図を作成する(S2)。その後、
距離選択部8は距離度数分布をとり(S3)、距離階級
Kの中央値Lを抽出する(S4)。
いて移動平均をとる距離ブロックの大きさi×jを決定
し(S5)、このi×jのエリアによりm×nのエリア
の移動平均を求める(S6)。次に、各移動平均位置で
の距離平均値,標準偏差,標準偏差/距離平均値を算出
し,これらを先行車認識部10に送信する(S7)。
均値と規格値bとを比較し(S8)、その結果、先行車
ありと判断された場合(S91)には移動平均位置を先
行車の位置、距離平均値を先行車までの車間距離として
出力する(S10)。また、先行車なしと判断された場
合(S92)にはそのまま処理を終了する。ところで、
上記の装置を実現させるには、先行車16を確実にとら
えるために測定視野ができるだけ広いことが望ましい。
このために光センサアレイを長手方向に長くする、光セ
ンサアレイの一対を複数個、数多く配置するといったこ
とが考えられるが、このような方法では装置が大きくな
る、受光器の端の部分で結像レンズの収差により像のぼ
けが大きくなり特性が劣化する、増幅器,A/D変換器
等の処理回路が複雑になるといった問題がある。
体01を、その光軸線が放射状方向をとるように揺動さ
せる構成としている。図8において、制御回路部18は
距離測定装置揺動用モータ17と信号処理部5とに接続
され、制御信号19,20をモータ17と信号処理部5
に送信している。モータ17は距離測定装置本体01と
機械的に接続されており、制御信号19に基づいて光軸
線を放射状方向にとるように距離測定装置本体01を揺
動させる。
定置される距離測定装置本体01と、この距離測定装置
本体01に放射状方向からの光を入射させるべく揺動す
る反射ミラー21とを有する構成としている。制御回路
部18は反射ミラー駆動用モータ17と信号処理部5と
に接続され、制御信号19,20をモータ17と信号処
理部5に出力している。モータ17は反射ミラー21に
機械的に接続されており、制御信号19に基づいて距離
測定装置本体01に放射状方向からの光を入射させるよ
うに反射ミラー21を揺動させる。
域を特定しようとする技術としては、上述した第1の先
願の技術の他にも同じく本出願人の先願(便宜上、第2
の先願という)になる特開平7−280563号の提案
がある。この第2の先願の技術を簡潔に述べれば、ライ
ン検出部によって少なくとも一方の受光器の各光センサ
アレイ上の光量分布が極大値をとる位置における像が、
車線に関わるラインとして検出される。次に測距範囲検
出部によってライン検出部からのラインの位置を表す信
号に基づき、先行車の水平方向の可能位置範囲が検出さ
れる。次に距離検出部によって、その可能位置範囲内に
おける先行車の結像位置に基づき、三角測量法を用いて
その先行車との車間距離が演算されて求められる。
法がとられる。その第1は、光量分布の極大値をとる結
像位置が設定時間だけ設定範囲内に維持されるときの像
をラインとして検出する方法、その第2は、各受光器で
2つの光センサアレイ上の光量分布の極大値をとる結像
位置を結んだ直線が、他の光センサアレイ上の光量分布
の極大値をとる結像位置を中心として設定した範囲内を
通るときの像をラインとして検出する方法、その第3
は、光量分布の極大値をとる結像位置から求められる対
象物までの距離とその像の幅とから求められる対象物の
幅が設定範囲内にあるときの、その像をラインとして検
出する方法である。なお、ここで言うラインとは白線や
他の種類のライン、例えば黄線なども含むものとする。
うな距離測定装置においては、レンズの前面を保護する
透明なカバーガラスやレンズなどが曇ったり汚れたりす
ることにより、あるいは霧の発生等によって視界が不良
となった場合には、測距が不正確または不能となる問題
があり、光センサアレイ内の画素としての光センサ素子
(この例ではCCD素子)が不良になった場合、この不
良素子の出力を用いる評価関数の値は異常となり、正確
な距離演算ができないという問題がある。
な距離演算が可能な距離測定装置を提供することを課題
とする。
めに、請求項1の距離測定装置は、互いに平行な1対の
光軸を持つ光学系(カバーガラスCG、結像レンズ1,
2など)の各光軸に対応する結像面上に夫々1又は複数
の光センサアレイ(31〜3m,41〜4m)を所定間
隔で並列に配置してなる受光器の1対(3,4)が光セ
ンサアレイの長手方向に配置され、この対の受光器の光
センサアレイの像データ(311〜31m,411〜4
1m)から(車領域検出・測距部91などを介し)前方
の対象物(先行車16など)との距離を求める距離測定
装置において、光センサアレイ内に設定された複数個の
各測定ウィンドウ内の光センサ素子の出力の低コントラ
スト状態が、所定時間以上継続した場合にはアラーム信
号(102)を出力する視界不良検出手段(101)を
備え、前記低コントラスト状態を示す複数個の測定ウィ
ンドウの個数が所定値を越え、且つこのような複数個の
測定ウィンドウが1対の受光器に共に存在するときは、
前記視界不良検出手段は前記アラーム信号を光学系のく
もり(F)又は霧による動作不良を警告する信号とす
る。
バーガラスCG、結像レンズ1,2など)の各光軸に対
応する結像面上に夫々1又は複数の光センサアレイ(3
1〜3m,41〜4m)を所定間隔で並列に配置してな
る受光器の1対(3,4)が光センサアレイの長手方向
に配置され、この対の受光器の光センサアレイの像デー
タ(311〜31m,411〜41m)から(車領域検
出・測距部91などを介し)前方の対象物(先行車16
など)との距離を求める距離測定装置において、光セン
サアレイ内に設定された複数個の各測定ウィンドウ内の
光センサ素子の出力の低コントラスト状態、又は複数個
の各測定ウィンドウについて求めた評価関数の異常な状
態が、所定時間以上継続した場合にはアラーム信号(1
02)を出力する視界不良検出手段(101)を備え、
前記低コントラスト状態を示す複数個の測定ウィンドウ
の個数が当該の光センサアレイ内の全測定ウィンドウ数
に満たず、且つこのような複数個の測定ウィンドウが1
つの受光器にのみ存在するとき、又は当該の光センサア
レイ内の全測定ウィンドウ数に満たない複数個の測定ウ
ィンドウについて求めた評価関数が前記の異常状態であ
るときは、前記視界不良検出手段は前記アラーム信号を
光学系の汚れ(SP)による動作不良を警告する信号と
する。
平行な1対の光軸を持つ光学系(結像レンズ1,2な
ど)の各光軸に対応する結像面上に夫々1又は複数の光
センサアレイ(31〜3m,41〜4m)を所定間隔で
並列に配置してなる受光器の1対(3,4)が光センサ
アレイの長手方向に配置され、この対の受光器の光セン
サアレイの像データ(311〜31m,411〜41
m)を用い、(距離検出回路6Aなどを介し)各対の光
センサアレイ内に設定された各対の測定ウィンドウにつ
いての評価関数(FE)を演算し、前方の対象物(先行
車16など)との距離を検出する距離測定装置におい
て、前記距離の検出に先立って前記光センサアレイの像
データから、光センサアレイ内の当該の光センサ素子
(P k )とこの光センサ素子に隣接する光センサ素子
(P k+1 又は(及び)P k-1 )との間の像データの差分
の絶対値(|P k+1 −P k |又は(及び)|P k −P
k-1 |)が所定のしきい値(THa)を上回るような光
センサ素子(Pk )を不良画素として検出し、少なくと
もこの不良画素の位置を特定する不良画素位置情報(不
良画素情報202)を出力する不良画素検出手段(20
1)を備えたものとする。
良画素位置情報に基づいて、この不良画素を前記距離検
出の際の評価関数の演算から除外する手段(距離検出回
路6A)とを備えたものとする。また請求項5の距離測
定装置は、請求項4に記載の距離測定装置において、前
記不良画素検出手段が、前記不良画素の検出をこの距離
測定装置の電源の投入時、又は(及び)電源の投入中の
所定期間ごとに行うようにする。
または5に記載の距離測定装置において、前記不良画素
検出手段が、前記不良画素位置情報と共に不良画素の存
在を警告するアラーム信号(203)を出力するように
する。また請求項7の距離測定装置は、請求項1ないし
6の何れかに記載の距離測定装置において、距離を検出
する前記の前方の対象物を車両とする。
(カバーガラスCG、結像レンズ1,2など)の各光軸
に対応する結像面上に夫々1又は複数の光センサアレイ
(31〜3m,41〜4m)を所定間隔で並列に配置し
てなる受光器の1対(3,4)が光センサアレイの長手
方向に配置され、この対の受光器の光センサアレイの像
データ(311〜31m,411〜41m)から(車領
域検出・測距部91などを介し)前方の対象物(先行車
16など)との距離を求める距離測定装置において、光
センサアレイ内に設定された複数個の各測定ウィンドウ
内の光センサ素子の出力の最大値と最小値の差が所定の
しきい値以下であることまたは光センサアレイ内に設定
された複数個の各測定ウィンドウ内の隣り合う光センサ
素子の出力の差分の絶対値の和が所定のしきい値以下で
あることによる低コントラスト状態、、又は複数個の各
測定ウィンドウについて求めた評価関数の異常な状態
が、所定時間以上継続した場合にはアラーム信号(10
2)を出力する視界不良検出手段(101)を備えたも
のとする。
車間距離測定装置の要部の構成図で図6に対応するもの
である。図1において、CGは結像レンズ1,2の前面
に設けられた光学系保護用の透明なカバーガラス、91
は記憶装置55に格納された像データから先行車の存在
し得る領域を検出し、この領域における先行車に該当す
ると推定される対象物の距離を検出し、この距離を示す
距離信号96を出力する車領域検出・測距部で、この車
領域検出・測距部91は図6の手段6〜10を包含した
ものである。そして距離信号96は図6で先行車ありと
判断されたときの移動平均位置における距離平均値によ
り表される車間距離に相当する。つまり図1の距離信号
96は図6の先行車情報15に含まれるものである。ま
た101は本発明の主体となる視界不良検出手段であ
る。
1の実施例(以下実施例1という)を説明するための、
視界不良時における光センサアレイ内のCCD素子出力
の分布を示す図で、同図の(A)はカバーガラスCGが
くもった状態の例を示し、FはこのカバーガラスCGの
前面への微細な水滴等の付着に基づくくもりである。ま
た同図の(B)はこのようにカバーガラスCGあるいは
結像レンズ1,2がくもったり、又は霧によって視界が
きかなくなった場合における、左右の受光器3,4の光
センサアレイ(31〜3m,41〜4mの対となる何れ
か)内の各CCD素子の出力分布、つまりCCD素子出
力(縦軸)とそのCCD素子の配列座標としての画素番
号(画素NO.と略記、横軸)との関係の例を示す。即
ち、左右の光センサアレイ共に全体としてCCD素子間
に出力の差が少なく、いわゆる低コントラストの状態と
なっている。
は、光センサアレイ内に設定された前述した測定ウィン
ドウの所定数以上の複数個の各測定ウィンドウ内のCC
D素子の出力の低コントラスト状態が左右の受光器3,
4に共に存在し、且つこの状態が所定時間以上継続した
場合にはくもり又は霧による動作不良と判定し、その旨
を示すアラーム信号102を出力する。
力の低コントラスト状態とは次のような状態をいう。 (a)測定ウィンドウ内のCCD素子の出力の最大値と
最小値の差が所定のしきい値以下である。 (b)数式11に示すように、測定ウィンドウ内のCC
D素子の出力の差分の絶対値の和が所定のしきい値以下
である。
力)をPi 、測定ウィンドウの先頭画素の番号をi0 、
測定ウィンドウの画素数で表した幅をW、この判定のし
きい値をCとすると、数式11は次のように表される。
(以下実施例2という)を説明するための、視界不良時
における光センサアレイ内のCCD素子出力の分布を示
す図で、同図の(A)はカバーガラスCGの一部に汚れ
SPが付着した例を示し、同図の(B)はこの汚れSP
の像SPaにかかっている、この例では左側の受光器3
の光センサアレイ内のCCD素子出力の画素NO.別の
分布と、この光センサアレイと対になる右側の受光器4
の光センサアレイ内のCCD素子出力の画素NO.別の
分布とを対比して示す。この図に示すように、左側の光
センサアレイのCCD素子出力分布内の汚れの像SPa
にかかっている部分は、前述した低コントラストの状態
になっている。
この汚れSPは一般に左右の光学系に等しい形では存在
しないので、汚れの像SPaを含む左右の画像が異な
る。このように左右の画像が異なる場合、又は汚れに基
づく上述の低コントラストの場合には、左右の像の一致
度を判定する前述の評価関数が異常となる。ここで「評
価関数が異常」とは次のような場合をいう。 (a)評価関数に最小値がない(つまり評価関数が単調
に増加又は減少する)。 (b)評価関数に極小値が複数あって、最小値が決めら
れない。 (c)評価関数の最小値付近の傾きが所定のしきい値よ
り小さい。 (d)評価関数の最小値が所定のしきい値より大きい
(つまり左右の像の一致度が悪い)。
は、当該の光センサアレイ内の全測定ウィンドウ数に満
たない複数個の各測定ウィンドウ内のCCD素子の出力
の低コントラスト状態が左右の受光器3,4のいずれか
一方のみに存在し、且つこの状態が所定時間以上継続し
た場合、又は当該の光センサアレイ内の全測定ウィンド
ウ数に満たない複数個の各測定ウィンドウについて求め
た評価関数の前記した異常な状態が所定時間以上継続し
た場合には汚れによる動作不良と判定し、その旨を示す
アラーム信号102を出力する。これによりオペレータ
等にカバーガラスCGの清掃を促すことができる。
測定装置の要部の構成図で図6に対応するものである。
図4においては図6に対し、距離検出回路が6Aに置換
わると共に、記憶装置55と距離検出回路6Aとの間に
不良画素検出手段201が並設されている。この不良画
素検出手段201は記憶装置55内の左右の受光器3,
4の光センサアレイ31〜3m,41〜4mの像データ
311〜31m,411〜41mから予め不良画素を検
出し、その座標等を含む不良画素情報202を距離検出
回路6Aへ送ると共に、アラーム信号203を出力して
オペレータ等に不良画素の存在を警告する。
離検出回路6と同様の機能を持ち、記憶装置55内の像
データ311〜31m,411〜41mから、距離検出
のために左右対の各光センサアレイに設定された対の各
測定ウィンドウの対応画素同士の像データの差分により
評価関数を求め、各当該測定ウィンドウ内の画像に関わ
る対象物の距離を検出するが、この際、前記不良画素情
報202に基づいて不良画素を除いた対応画素同士の像
データの差分を用いて評価関数を求める点のみが図6の
距離検出回路6と異なる。
用の画像分布図で、同図(A)は左右の受光器3,4の
或る対となる光センサアレイ内に夫々設定された或る対
の測定ウィンドウ内の画像分布の例を示す。この図
(A)の2つの画像分布図の横軸はCCD素子の座標と
しての画素番号(画素NO.と略記、iは番号値を表す
パラメータ)、左側の画像分布図の縦軸のPLiは左側
の光センサアレイのi番目の画素の画素値(像データ)
としてのCCD素子出力、同じく右側の画像分布図の縦
軸のPRiは右側の光センサアレイのi番目の画素の画
素値(像データ)としてのCCD素子出力である。そし
てこの例では右側の光センサアレイの画像のピーク部分
に、たまたま画素値の極めて小さい不良画素Pkが存在
している場合を示している。
する画素同士の画素値の差分の絶対値を当該測定ウィン
ドウの全画素について加算した値として定義され、いま
左右対の測定ウィンドウの夫々の始点に位する画素の番
号をls,rs、測定ウィンドウの画素番号で表した幅
をWとすると、評価関数FEは次の数式12で表され
る。
れると、対象物の正しい距離を検出できないことは明か
である。図5の(B)は、同図(A)の右側の画像分布
に対応して、右側の光センサアレイ内の隣接画素同士の
画素値の差分の絶対値|PRi+1 −PRi |の分布を示
したものである。この図に示すように隣接画素同士の画
素値の差分絶対値は通常、不良画素部分で不連続に所定
のしきい値THaより大きい突出値を示す。そこで本発
明の不良画素検出手段201は予めこの距離測定装置の
電源投入時などに光センサアレイ内の隣接画素同士の画
素値の差分の絶対値を求め、次の数式13又は(及び)
数式14の演算により不良画素を検出する。
画素NO.をkとすると、この不良画素に関わる隣接画
素との画素値の差分絶対値が数式13,数式14のよう
に所定のしきい値THa以上であることから不良画素P
kが特定される。
k等を含む不良画素情報202を距離検出回路6Aに与
えると共に、アラーム信号203を出力してオペレータ
等に不良画素の存在を警告する。
検出回路6Aは前述のように当該の不良画素を除いた、
左右の計測ウィンドウの各対応画素について評価関数の
演算を行う。
の光センサアレイに設定された複数の測定ウィンドウ内
のCCD素子出力が低コントラストである状態、又は複
数の測定ウィンドウについて求めた評価関数の異常な状
態が所定時間以上継続したとき、あるいは不良画素を検
出したとき、アラーム信号を出力するようにしたので、
オペレータ等へ警告することができ、動作不良,不良画
素に対応する動作を行わせることができる。また低コン
トラスト状態の複数の測定ウィンドウの個数が所定数以
上であって、且つこのような測定ウィンドウが対の受光
器に共に存在する場合には、前記アラーム信号をくもり
もしくは霧による動作不良を警告する信号とし、低コン
トラスト状態の複数の測定ウィンドウの個数が当該の光
センサアレイの全測定ウィンドウ数に満たず、且つこの
ような低コントラスト状態の複数の測定ウィンドウが1
つの受光器のみに存在する場合、または当該の光センサ
アレイの全測定ウィンドウ数に満たぬ複数の測定ウィン
ドウについて求めた評価関数が異常な場合には前記アラ
ーム信号を汚れによる動作不良を警告する信号としたの
で、オペレータに夫々の動作不良に対応する動作を行わ
せることができる。
像データを用い、各対の光センサアレイ内に夫々設定さ
れた各対の測定ウィンドウについての評価関数を演算
し、先行車16などの前方の対象物との距離を検出する
際、この距離検出に先立って前記光センサアレイの像デ
ータから、光センサアレイ内の隣接画素同士の像データ
の差分の絶対値を求め、この差分の絶対値が所定のしき
い値を上回るような画素を不良画素として検出し、この
不良画素を前記距離検出の際の評価関数の演算から除外
すると共に、アラーム信号によって不良画素の存在をオ
ペレータ等へ警告するようにしたので、前方の対象物と
の距離を正確に検出するために、不良画素の修復、例え
ば光学系の清掃等を促すことができる。
ロック図
視界不良時における光センサアレイ内のCCD素子出力
分布の例を示す図
における光センサアレイ内のCCD素子出力分布の例を
示す図
ロック図
布図
構成例を示す図
距原理を示す図
構成図
を示す図
図
布データ) 531〜53m,541〜54m A/D変換器 55 記憶装置 91 車領域検出・測距部 96 距離信号 101 視界不良検出手段 102 アラーム信号 201 不良画素検出手段 202 不良画素情報 203 アラーム信号 FE 評価関数 CG カバーガラス F くもり SP 汚れ SPa 汚れの像
Claims (8)
- 【請求項1】互いに平行な1対の光軸を持つ光学系の各
光軸に対応する結像面上に夫々1又は複数の光センサア
レイを所定間隔で並列に配置してなる受光器の1対が光
センサアレイの長手方向に配置され、この対の受光器の
光センサアレイの像データから前方の対象物との距離を
求める距離測定装置において、 光センサアレイ内に設定された複数個の各測定ウィンド
ウ内の光センサ素子の出力の低コントラスト状態が、所
定時間以上継続した場合にはアラーム信号を出力する視
界不良検出手段を備え、前記低コントラスト状態を示す
複数個の測定ウィンドウの個数が所定値を越え、且つこ
のような複数個の測定ウィンドウが1対の受光器に共に
存在するときは、前記視界不良検出手段は前記アラーム
信号を光学系のくもり又は霧による動作不良を警告する
信号とするものであることを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項2】互いに平行な1対の光軸を持つ光学系の各
光軸に対応する結像面上に夫々1又は複数の光センサア
レイを所定間隔で並列に配置してなる受光器の1対が光
センサアレイの長手方向に配置され、この対の受光器の
光センサアレイの像データから前方の対象物との距離を
求める距離測定装置において、 光センサアレイ内に設定された複数個の各測定ウィンド
ウ内の光センサ素子の出力の低コントラスト状態、又は
複数個の各測定ウィンドウについて求めた評価関数の異
常な状態が、所定時間以上継続した場合にはアラーム信
号を出力する視界不良検出手段を備え、前記低コントラ
スト状態を示す複数個の測定ウィンドウの個数が当該の
光センサアレイ内の全測定ウィンドウ数に満たず、且つ
このような複数個の測定ウィンドウが1つの受光器にの
み存在するとき、又は当該の光センサアレイ内の全測定
ウィンドウ数に満たない複数個の測定ウィンドウについ
て求めた評価関数が前記の異常状態であるときは、前記
視界不良検出手段は前記アラーム信号を光学系の汚れに
よる動作不良を警告する信号とするものである ことを特
徴とする距離測定装置。 - 【請求項3】互いに平行な1対の光軸を持つ光学系の各
光軸に対応する結像面上に夫々1又は複数の光センサア
レイを所定間隔で並列に配置してなる受光器の1対が光
センサアレイの長手方向に配置され、この対の受光器の
光センサアレイの像データを用い、各対の光センサアレ
イ内に設定された各対の測定ウィンドウについての評価
関数を演算し、前方の対象物との距離を検出する距離測
定装置において、 前記距離の検出に先立って前記光センサアレイの像デー
タから、光センサアレイ内の当該の光センサ素子とこの
光センサ素子に隣接する光センサ素子との間の像データ
の差分の絶対値が所定のしきい値を上回るような光セン
サ素子を不良画素として検出し、少なくともこの不良画
素の位置を特定する不良画素位置情報を出力する不良画
素検出手段を備えたことを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の距離測定装置において、 前記不良画素位置情報に基づいて、この不良画素を前記
距離検出の際の評価関数の演算から除外する手段とを備
えたことを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項5】請求項3に記載の距離測定装置において、 前記不良画素検出手段が、前記不良画素の検出をこの距
離測定装置の電源の投入時、又は(及び)電源の投入中
の所定期間ごとに行うことを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項6】請求項3または5に記載の距離測定装置に
おいて、 前記不良画素検出手段が、前記不良画素位置情報と共に
不良画素の存在を警告するアラーム信号を出力すること
を特徴とする距離測定装置。 - 【請求項7】請求項1ないし6の何れかに記載の距離測
定装置において、 距離を検出する前記の前方の対象物を車両としたことを
特徴とする距離測定装置。 - 【請求項8】互いに平行な1対の光軸を持つ光学系の各
光軸に対応する結像面上に夫々1又は複数の光センサア
レイを所定間隔で並列に配置してなる受光器の1対が光
センサアレイの長手方向に配置され、この対の受光器の
光センサアレイの像データから前方の対象物との距離を
求める距離測定装置において、 光センサアレイ内に設定された複数個の各測定ウィンド
ウ内の光センサ素子の出力の最大値と最小値の差が所定
のしきい値以下であることまたは光センサアレイ内に設
定された複数個の各測定ウィンドウ内の隣り合う光セン
サ素子の出力の差分の絶対値の和が所定のしきい値以下
であることによる低コントラスト状態、 又は複数個の各
測定ウィンドウについて求めた評価関数の異常な状態
が、所定時間以上継続した場合にはアラーム信号を出力
する視界不良検出手段を備えたことを特徴とする距離測
定装置。
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JP8-186497 | 1997-04-16 | ||
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ID=27468720
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