[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000161950A - 車間距離測定装置 - Google Patents

車間距離測定装置

Info

Publication number
JP2000161950A
JP2000161950A JP10335230A JP33523098A JP2000161950A JP 2000161950 A JP2000161950 A JP 2000161950A JP 10335230 A JP10335230 A JP 10335230A JP 33523098 A JP33523098 A JP 33523098A JP 2000161950 A JP2000161950 A JP 2000161950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
distance
inter
preceding vehicle
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10335230A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Suzuki
芳幸 鈴木
Takehide Hirabayashi
丈英 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP10335230A priority Critical patent/JP2000161950A/ja
Publication of JP2000161950A publication Critical patent/JP2000161950A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】左右対のレンズの結像面上に、m列の、かつ各
々列方向にn個の測定ウィンドウが設定された光センサ
アレイからなる受光器の一対が対のレンズに対応して配
置され、m×n点の測定ウィンドウ別の測定距離情報の
うち、自車の走行車線上の白線等の検出によって検出さ
れた先行車の像の存在可能な領域における測定距離情報
の処理によって自車と先行車16との車間距離111を
求める距離測定装置100を利用して運転者により有効
に警報を与える。 【解決手段】警報判定部103は、車間距離111と自
車の車速を検出するセンサ102からの車速信号112
とを入力として、先行車及び自車が停止している状態か
ら先行車が発進し、その後所定時間を経ても自車が発進
しないときは警報信号113を自車に搭載したナビゲー
ションシステムや自動車用テレビ等の情報機器104に
与え、さらには情報機器104のモニタ105にその警
報を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対の結像レ
ンズ(光学系とも呼ぶ)によって測距対象物の像が結像
される各結像面上に、それぞれ光センサアレイ(ホトセ
ンサアレイとも呼ぶ)を有する受光器を持ち、この左右
一対の受光器の出力の量子化データから先行車または後
方車との車間距離を安定、かつ簡単に測定するパッシブ
型の車間距離測定装置であって、特に先行車両に続いて
自車が停車中に先行車が発進したことを判別し、必要時
に運転者に警報を与える機能を備えた車間距離測定装置
に関する。なお以下各図において同一の符号は同一もし
くは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】先ず先行車との距離を測定する車間距離
測定装置の従来技術を説明する。従来のパッシブ型の車
間距離測定装置としては、左右の2つの光学系により結
像された像を電気的に比較して、三角測量により測距を
行うものが知られている。
【0003】図24はこの種の従来の車間距離装置の構
成例を示すブロック図である。同図において、結像レン
ズ1,2は光軸間隔Bを隔てて配置されている。光セン
サアレイ3A,4Aは例えばホトダイオードやCCD等
の光電変換素子(以下光センサ又はホトセンサともい
う)からなるリニアセンサアレイであり、それぞれ結像
レンズ1,2に対して焦点距離fの位置に配置されてい
る。これらの光センサアレイ3A,4Aは結像レンズ
1,2により各々結像された対象物16Aの像を像信号
30A,40Aに変換し、信号処理部5に出力する。
【0004】信号処理部5は増幅器51,52、A/D
変換器53,54、記憶装置55からなる。光センサア
レイ3A,4Aからの像信号30A,40Aは増幅器5
1,52により増幅されてA/D変換器53,54によ
りデジタルデータに変換され、像データ31A,41A
として記憶装置55に出力される。
【0005】信号処理部5の出力側に設けられた距離検
出回路6は、マイクロコンピュータにより構成されてお
り、記憶装置55に記憶された左右の像データ31A,
41Aを比較して対象物16Aまでの距離を算出し、距
離信号11として外部に出力する。
【0006】次に、距離算出の原理を図25を用いて説
明する。各結像レンズ1,2の中点を原点Oとして横軸
X,縦軸Yを設定し、結像位置L1 ,R1 の座標を夫々
(−al1−B/2,−f),(aR1+B/2,−f)と
する。ここで、al1,aR1は図示するように光センサア
レイ3A,4A上の距離である。
【0007】結像レンズ1の中心点OL の座標は(−B
/2,0)、結像レンズ2の中心点OR の座標は(B/
2,0)であり、対象物16Aの点Mの座標を(x,
y)とすれば、点MからX軸に下ろした垂線とX軸との
交点Nの座標は(x,0)、点OL から光センサアレイ
3Aに下ろした垂線の位置L0 の座標は(−B/2,−
f)、点OR から光センサアレイ4Aに下ろした垂線の
位置R0 の座標は(B/2,−f)である。このとき、
ΔMOL NとΔOL 1 0 、ΔMOR NとΔO R 1
0 はそれぞれ相似であるから、次の式(1),(2)
が成り立ち、さらに式(1),(2)から下式(3)を
得ることができる。
【0008】
【数1】 (x+B/2)f=(al1+B/2−B/2)y ・・・(1) (−x+B/2)f=(aR1+B/2−B/2)y ・・・(2) y=B・f/(al1+aR1) ・・・(3) この式(3)により、結像位置L1 ,R1 に関する距離
l1,aR1がわかれば、対象物16Aまでの距離yを算
出することができる。
【0009】次に距離検出回路6の動作の詳細を説明す
る。距離検出回路6は、図26の実線に示すような、左
右の像データ3AL,4ARを、別途設定した測定ウィ
ンドウの部分について比較し、像が一致しなければ同図
の破線のように、例えば左の像データ3ALを右に、右
の像データ4ARを左に順次シフトしていき、左右の像
データが一致したときのシフト量を検出する。
【0010】なお、この左右の像データ3AL,4AR
の一致度を判定するには、次に述べる評価関数が用いら
れる。即ち評価関数は左右の光センサアレイ3A,4A
の中に夫々設定された測定ウィンドウ内の対応する座標
に位する画素(この例ではCCD素子)同士の画素デー
タの差の絶対値を測定ウィンドウ内の全画素について加
算したもので、この左右の測定ウィンドウを順次シフ
ト、即ち左の測定ウィンドウは左へシフト(従って左の
像データ3ALは等価的に右にシフトされることにな
る)し、右の測定ウィンドウは右へシフト(従って右の
像データ4ARは等価的に左にシフトされることにな
る)しつつ、この評価関数の値を調べ、この関数値が最
小になるときに左右の像データが一致したと判定する。
【0011】前述した左右の結像位置L1 ,R1 に関す
る距離al1,aR1はこのシフト量に一致するので、距離
検出回路6はシフト量al1,aR1から、対象物16Aま
での距離yを前記の式(3)により算出する。図27
は、先行車16との車間距離検出における正常時の画像
を示す模式図である。同図において、測定視野22内に
測距範囲23を設定し、測距範囲23内の対象物つまり
先行車16に対する距離を、前述の距離検出の原理に基
づき車間距離として検出する。
【0012】ところで上述した従来技術では、次のよう
な不都合が起こりうる。例えば図28に示すように、道
路上には先行車以外にも標識や横断歩道の塗分け模様な
どがあり、測距範囲23内に現れるこれらの画像までの
距離を測っている場合が度々生じる。また、道路脇にも
看板,標識等が多く、特に道路がカーブしているような
場合はこれらがセンサの視野の中央に見えるため先行車
と誤認しやすい。従って、車間距離測定装置としては、
先行車を正しく認識すると共にこの先行車までの正確な
距離情報のみを出力することが求められる。
【0013】この要求に答えるべく、CCDセンサの濃
淡画像情報を用い、画像データのエッジを抽出して2値
化した後、領域分割を行って対象認識を行うといった画
像処理による対象認識方法がある。しかし、こういった
画像処理は2値化までの濃淡画像のフィルタ処理等によ
るノイズの除去や画像の差分等によるエッジの抽出等の
前処理に時間を要してしまい、仮に高速な画像処理装置
を用いて処理を行うにしても装置のコスト増加,大型化
は避けられず、実用化が困難である。
【0014】この問題を解決しようとする技術の一例と
しては本出願人の先願(便宜上、第1の先願という)に
なる特開平8−210848号公報の提案がある。次に
この第1の先願の技術内容を簡単に説明する。この先願
では先行車との車間距離のような先行対象物までの距離
を、光センサアレイを有する受光器を用いて安定,正確
かつ簡単に求め、距離測定装置を低コスト化しようとす
るものである。
【0015】図3はこの第1の先願の技術を車間距離測
定装置に適用した場合の構成例を示すものであり、車間
距離を測定すべき先行対象物としての先行車16が、図
示されていない自車両と同一の車線を走行している。結
像レンズ1,2は光軸間隔Bを隔てて配置され、受光器
3,4は焦点距離f(便宜上、図示せず)の位置に配置
される。受光器3は、光軸に対して垂直な平面内に平行
に配設されたm本の光センサアレイ31〜3mからな
り、同様に受光器4は、光軸に対して垂直な平面内に平
行に配設されたm本の光センサアレイ41〜4mからな
り、31と41,3iと4i,3mと4mが同一の視野
を有するように並設されている。
【0016】結像レンズ1により結像された対象物の像
は、受光器3の光センサアレイ31〜3mにより像信号
301〜30mに変換され、同様に結像レンズ2により
結像された対象物の像は、受光器4の光センサアレイ4
1〜4mにより像信号401〜40mに変換され、夫々
信号処理部5に出力される。
【0017】信号処理部5は増幅器511〜51m及び
521〜52m,A/D変換器531〜53m及び54
1〜54m,記憶装置55からなり、受光器3の光セン
サアレイ31〜3mからの像信号301〜30mは増幅
器511〜51mにより増幅され、A/D変換器531
〜53mによりディジタルデータに変換されて像データ
311〜31mとして記憶装置55に格納される。
【0018】同様に、受光器4の光センサアレイ41〜
4mからの像信号401〜40mは増幅器521〜52
mにより増幅され、A/D変換器541〜54mにより
ディジタルデータに変換されて像データ411〜41m
として記憶装置55に格納される。
【0019】距離検出回路6は、図24と同様にマイク
ロコンピュータによつて構成されており、記憶装置55
に記憶された左右の像データ311,411、31i,
41i、31m,41mから各光センサアレイ31,4
1、3i,4i、3m,4mの測定視野内で測距範囲内
の対象物までの距離を算出する。
【0020】距離ブロック図抽出部7では、図7及び図
8に示すように測定視野22内の測距範囲23をm×n
(m:片側の光センサアレイ数を示す自然数、n:光セ
ンサアレイ内の測定ウィンドウ数を示す自然数)個の距
離ブロックとして番地付けし、各ブロックにおける測定
距離情報を集めた距離ブロック図24を作成する。この
距離ブロック図はm×n個の測距データの集まりという
ことができる。
【0021】ここでは、例として光センサアレイ数mが
7、光センサアレイ長手方向の測定ウィンドウ数nが1
2の場合を図7,図8によって説明する。これらの図に
おいて、測距範囲23の上から順に光センサアレイA1
〜A7とし、左から順に光センサアレイ長手方向の測定
点をW1〜W12とし、光センサアレイAi上の測定点
Wjにおける測定距離をLijで表す。図示例では測定
視野22内の7×12の距離検出が可能であり、その結
果、図8のような距離ブロック図24が抽出される。
【0022】ここで光センサアレイ長手方向の複数点の
測距原理を図9を用いて説明する。この場合の距離測定
装置の構成は図24と全く同様であり、異なるのは各セ
ンサアレイが複数の領域(測定ウィンドウ)に区画され
ることである。図9では光センサアレイが3つの領域
,,に区画された場合の例を示している。
【0023】なお、このような測定ウィンドウの領域
,,は、測定ウィンドウの領域間で光センサアレ
イを構成する光センサ素子(この例ではCCD素子)の
一部が重複する(つまりこの一部のCCD素子が隣り合
う2つの測定ウィンドウの領域に属する)形で設定され
る場合もある。
【0024】距離測定の対象物O1 ,O2 ,O3 が距離
測定装置の一点鎖線で示された3つの方向、即ち中心線
方向とその両側の角度αの方向とに、夫々距離L1 ,L
2 ,L3 を隔てて位置するものとする。各光センサアレ
イ3,4の夫々、互いに対となる領域,,は、夫
々対象物O1 ,O2 ,O3 に対応する。
【0025】換言すれば、各光センサアレイ3,4の対
の領域に同時に結像するのが中心線の左側の角度αの
方向にある対象物O1 に関するものであり、同様に対の
領域,に同時に結像するのが夫々中心線方向、右側
の角度αの方向にある対象物O2 ,O3 に関するもので
ある。そして、各対象物O1 ,O2 ,O3 までの距離L
1 ,L2 ,L3 は次の式(4)〜(6)によって表され
る。なお、これらの式における各距離B,f,U11,
U12,U13,U21,U22,U23は図9に示す
通りである。
【0026】
【数2】 L1 =B・f/(U21−U11) ・・・(4) L2 =B・f/(U22+U12) ・・・(5) L3 =B・f/(U13−U23) ・・・(6) 各光センサアレイ3,4の像データに基づいて、各シフ
ト量(U21,U11,U22,U12,U13,U2
3)は距離検出回路6によって求められるから、式
(4)〜(6)によって各距離L1 ,L2 ,L3 を求め
ることができる。
【0027】このようにして得られた距離ブロック図抽
出部7からの距離信号12は、図3における距離選択部
8へ出力される。距離選択部8では、距離信号12の距
離度数分布をとり、距離信号12の中から先行車16ま
での距離のみを選択し、距離信号13として移動平均処
理部9へと出力する。
【0028】次に、距離選択部8の動作原理を図10を
参照しつつ説明する。図10において、横軸に階級幅Δ
Lを持つ距離階級Kを設け、縦軸は夫々の階級に属する
度数値Yを示す。このようにして距離信号12を分別す
る。ここで、図11に示されるように、測距範囲23内
における先行車16の占める大きさは先行車16までの
車間距離によって異なり、従って先行車16までの距離
を測っていると考えられる測定データの点数も車間距離
によって異なってくる。
【0029】一般に、車間距離がn倍になると測定範囲
内における先行車16の占める大きさは相似の関係から
(1/n)2 になる。即ち、先行車16までの距離を測
定している測定データの点数も(1/n)2 になると容
易に推測される。従って、ある距離で先行車16までの
距離を測定している測定データの点数、つまり度数値は
次の式(7)により与えられる。
【0030】
【数3】 Y=a/K2 ・・・(7) 但し、Y:度数値,a:定数,K:距離階級(距離) 定数aは先行車16そのものの大きさや距離測定装置の
形状によって決まるものであり、ここではその具体的な
求め方についての記述は省略する。この曲線Yを図10
に破線で示し、この曲線Yの上領域まで伸びている度数
値を持つ距離階級Kの中央値L(=(K2+K3)/
2)を先行車16までの測定距離の候補値とし、距離信
号13として移動平均処理部9へ出力する。
【0031】移動平均処理部9では、距離信号13に基
づいて前述した7×12の距離ブロックの大きさの範囲
内で移動平均処理を行い、各移動平均位置での距離平均
値,標準偏差/距離平均値の移動平均処理結果14を、
先行対象物認識部としての先行車認識部10に送信す
る。
【0032】移動平均処理の演算原理を図12を用いて
説明する。先ず、距離信号13(距離階級の中央値L)
から移動平均をとるi×j(i:m以下の自然数,j:
n以下の自然数)の距離ブロックの大きさを決定する。
この距離ブロックの大きさは、距離信号13による先行
車16までの車間距離,先行車16そのものの大きさ,
距離測定装置の形状によって決まるものであり、ここで
はその具体的な求め方についての記述は省略する。
【0033】以下では、前述した7×12の距離ブロッ
ク図を例にとって移動平均処理を説明する。ここで移動
平均をとる距離ブロックの大きさを3×6とした場合、
図12(a)の移動平均をとった結果は図12(b)〜
(d)で表される。Lijをi番目のセンサアレイ上の
j番目のウィンドウ位置における測定距離とすると、図
12(b),(c),(d)におけるAij,Sij,
Dijは下記の式(8)〜(10)にて表される。
【0034】
【数4】 Aij={i+2,j+5 Σi,j (Lij)}/(3×6)=AVG ・・・(8) Sij=〔{i+2,j+5 Σi,j (Lij−AVG)2 }/(3×6)〕1/2 ・・・(9) Dij=Sij/Aij ・・・(10) なお、式(8)において、AVGは距離平均値である。
【0035】例えば、図12(a)において斜線部の距
離の平均値が図12(b),標準偏差が図12(c),
標準偏差/距離平均値が図12(d)の夫々斜線部で表
される領域である。先行対象物認識部としての先行車認
識部10は、移動平均処理部9と接続されており、移動
平均処理部9から送信された移動平均処理結果14とし
ての距離平均値,標準偏差,標準偏差/距離平均値に基
づき、前方の測定対象物が先行車16であるか否かを判
定する。
【0036】この判定には移動平均をとる距離ブロック
の左上をLijとするDijの値が用いられ、この値が
ある規格値bよりも小さい場合には、測定視野内のLi
jにおける移動平均位置において、距離平均値Aijに
より表される車間距離に先行車16があると判定し、先
行車16の位置及び先行車16までの車間距離を先行車
の情報15として外部の警報装置等へ出力する。
【0037】上述した例における処理のフローチャート
を図4に示す。即ち、距離検出回路6は信号処理部5の
記憶装置55内のデータを用いてm×n個の測定距離情
報を算出し(S1)、これに基づいて距離ブロック図抽
出部7が距離ブロック図を作成する(S2)。
【0038】その後、距離選択部8は距離度数分布をと
り(S3)、距離階級Kの中央値Lを抽出する(S
4)。移動平均処理部9は、上記中央値Lに基づいて移
動平均をとる距離ブロックの大きさi×jを決定し(S
5)、このi×jのエリアによりm×nのエリアの移動
平均を求める(S6)。
【0039】次に、各移動平均位置での距離平均値,標
準偏差,標準偏差/距離平均値を算出し,これらを先行
車認識部10に送信する(S7)。先行車認識部10で
は、標準偏差/距離平均値と規格値bとを比較し(S
8)、その結果、先行車ありと判断された場合(S9
1)には移動平均位置を先行車の位置、距離平均値を先
行車までの車間距離として出力する(S10)。また、
先行車なしと判断された場合(S92)にはそのまま処
理を終了する。
【0040】ところで、上記の装置を実現させるには、
先行車16を確実にとらえるために測定視野ができるだ
け広いことが望ましい。このために光センサアレイを長
手方向に長くする、光センサアレイの一対を複数個、数
多く配置するといったことが考えられるが、このような
方法では装置が大きくなる、受光器の端の部分で結像レ
ンズの収差により像のぼけが大きくなり特性が劣化す
る、増幅器,A/D変換器等の処理回路が複雑になると
いった問題がある。
【0041】従って、図5の構成例では距離測定装置本
体100を、その光軸線が放射状方向をとるように揺動
させる構成としている。図5において、制御回路部18
は距離測定装置揺動用モータ17と信号処理部5とに接
続され、制御信号19,20をモータ17と信号処理部
5に送信している。モータ17は距離測定装置本体10
0と機械的に接続されており、制御信号19に基づいて
光軸線を放射状方向にとるように距離測定装置本体10
0を揺動させる。
【0042】また、図6の構成例では距離測定装置を、
定置される距離測定装置本体100と、この距離測定装
置本体100に放射状方向からの光を入射させるべく揺
動する反射ミラー21とを有する構成としている。制御
回路部18は反射ミラー駆動用モータ17と信号処理部
5とに接続され、制御信号19,20をモータ17と信
号処理部5に出力している。モータ17は反射ミラー2
1に機械的に接続されており、制御信号19に基づいて
距離測定装置本体100に放射状方向からの光を入射さ
せるように反射ミラー21を揺動させる。
【0043】受光器3,4の視野の中で先行車の存在領
域を特定しようとする技術としては、上述した第1の先
願の技術の他にも同じく本出願人の先願(便宜上、第2
の先願という)になる特開平7−280563号公報の
提案がある。次にこの第2の先願の技術を説明する。
【0044】この第2の先願の技術では、ライン検出部
によって少なくとも一方の受光器の各光センサアレイ上
の光量分布が極大値をとる位置における像が、車線に係
るラインとして検出される。次に測距範囲検出部によっ
てライン検出部からのラインの位置を表す信号に基づ
き、先行車の水平方向の可能位置範囲が検出される。次
に距離検出部によって、その可能位置範囲内における先
行車の結像位置に基づき、三角測量法を用いてその先行
車との車間距離が演算されて求められる。
【0045】なお、ライン検知方式として次の三つの方
法がとられる。その第一は、光量分布の極大値をとる結
像位置が設定時間だけ設定範囲内に維持されるときの像
をラインとして検出する方法、その第二は、各受光器で
二つの光センサアレイ上の光量分布の極大値をとる結像
位置を結んだ直線が、他の光センサアレイ上の光量分布
の極大値をとる結像位置を中心として設定した範囲内を
通るときの像をラインとして検出する方法、その第三
は、光量分布の極大値をとる結像位置から求められる対
象物までの距離とその像の幅とから求められる対象物の
幅が設定範囲内にあるときの、その像をラインとして検
出する方法である。なお、ここで言うラインとは白線や
他の種類のライン、例えば黄線なども含むものとする。
【0046】この第2の先願に係る車間距離検出装置の
例について、以下に図を参照しながら説明する。なお、
以下の例では、ラインとして白線を適用した場合で説明
する。図13はこの車間距離検出装置の構成図である。
この図において、車間距離を測定すべき先行車16が図
示していない自車輌と同一の車線を走行している。結像
レンズ1,2は光軸間隔Bで配置され、受光器3,4は
焦点距離fの位置に配置される。
【0047】受光器3は、光軸に対して垂直な平面内に
平行に配設された3本の光センサアレイ3a〜3cから
なり、同様に受光器4は、光軸に対して垂直な平面内に
平行に配設された3本の光センサアレイ4a〜4cから
なり、同じく3aと4a,3bと4b,3cと4cが同
一の視野を有するように配置される。
【0048】結像レンズ1により結像された対象物(先
行車16,白線72など)の像は受光器3の光センサア
レイ3a〜3cにより、像信号30a〜30cに変換さ
れ、同様に結像レンズ2により結像された対象物の像
は、受光器4の光センサアレイ4a〜4cにより、像信
号40a〜40cに変換されて、夫々信号処理部5に出
力される。
【0049】信号処理部5は、増幅器51a〜51cと
同じく52a〜52c,A/D変換器53a〜53cと
同じく54a〜54c、及び記憶装置55からなる。受
光器3の光センサアレイ3a〜3cから出力された像信
号30a〜30cは、夫々増幅器51a〜51cにより
増幅され、A/D変換器53a〜53cによりディジタ
ルデータに変換された後、像データ31a〜31cとし
て記憶装置5 5に出力される。
【0050】また、受光器4の光センサアレイ4a〜4
cから出力された像信号40a〜40cは、増幅器52
a〜52cにより増幅され、A/D変換器54a〜54
cによりディジタルデータに変換された後、像データ4
1a〜41cとして記憶装置55に出力される。
【0051】距離検出回路6は、図24と同様にマイク
ロコンピュータからなる回路で、記憶装置55に記憶さ
れた左右の像データの31aと41a,同じく31bと
41b,同じく31cと41cから、各光センサアレイ
3aと4a,同じく3bと4b,同じく3cと4cの視
野内で、後述のように設定される測距範囲79a〜79
c内の対象物までの距離を算出する。
【0052】白線検出回路76はマイクロコンピュータ
からなる回路であり、自車輌が走行する車線の白線72
を検出するもので、その方法は各受光器3,4の少なく
とも一方の各光センサアレイ上の光量分布が極大値をと
る位置における像をもって白線72とする。
【0053】図14は白線検出に必要な極大値の位置の
検出方法の模式図である。図14において、左側の受光
器3の光センサアレイ3a〜3cの視野は同図(a )の
ようになり、同図(b)に示す左の像データ31a〜3
1cが得られ、記憶装置55に記憶される。
【0054】白線検出回路76は、記憶装置55に記憶
された像データ31a〜31cを入力し、光センサアレ
イの1画素毎に長手方向に差分を行い、同図(c)のよ
うな差分データ32a〜32cを得る。差分データ32
a〜32cの中で、正から負にかわる零点を検出し、そ
のときの画素の位置を極大値の位置P1〜P8として検
出して格納する。
【0055】これらの極大値の位置P1〜P8からの白
線の検出には、次の三つの方式がある。なお、ここで述
べた白線検出方法は、左側の受光器3からの入力に対す
るものであったが、右側の受光器4からの入力に対して
も同様の方法を用いて処理することができる。
【0056】第一の方式について図15,図16を参照
しながら説明する。図15は白線検出回路76の動作,
白線検出(1)を示すフローチャート、図16は白線検
出の第一の方式における検出信号を示す模式図である。
【0057】図13における白線検出回路76は、極大
値の位置P1〜P8を検出する(図15のステップS1
〜S4参照、以下同じ)。その後、予め定められた設定
時間t後(S5)、同様の動作を繰返し(S6→S1〜
S5)、検出された極大値の位置P1’〜P8’を図1
6に示すように格納された極大値の位置P1〜P8と比
較し(S7)、位置の差が予め設定した値dよりも小さ
い場合にだけ、極大値の位置を白線の位置として出力す
る(S8)。図16においては、P4〜P8が白線の位
置として検出される。
【0058】第二の方式について図17,図18を参照
しながら説明する。図17は白線検出回路76の動作,
白線検出(2)を示すフローチャート、図18は白線検
出の第二の方式における検出信号を示す模式図である。
【0059】白線検出回路76は、図18のように極大
値の位置P1〜P8を検出後さらに、光センサアレイ3
c,3bに係る極大値の位置P7と位置P5,P6、位
置P8と位置P5,P6の各点を結ぶ直線L1〜L4を
求め(図17のステップS1〜S5参照)、次に光セン
サアレイ3a上の通過点を求め(S6)、この通過点と
光センサアレイ3aに係る極大値の位置P1〜P4を比
較して(S7)、予め定められた設定範囲d内を通る直
線を検出し、その直線に関する極大値の位置を白線の位
置として出力する(S8)。図18では直線L1,L4
が検出され、それに関する極大値の位置P2,P4,P
5〜P8を白線の位置として出力する。
【0060】第三の方式について図19,図20を参照
しながら説明する。図19は白線検出回路76の動作,
白線検出(3)を示すフローチャート、図20は白線検
出の第三の方式における検出信号を示す模式図である。
【0061】白線検出回路76は図19のステップS1
〜S9の手順によって、図20のように極大値の位置P
1を検出した後、同様に左の像データ31cに対応する
右の像データ41cから極大値の位置Prを検出し、左
右の像データ31c,41cの極大値の位置から極大値
に係る対象物までの距離Sを前述の距離検出の原理に基
づいて算出する。また、像データ31c又は像データ4
1cから極大値に係る像の幅wを検出する(S10,S
11)。
【0062】ここで、極大値P1又はPrに対応する像
データのピーク点から、所定の値h(例えばピーク値の
半分)だけ小さい値を示す像データの位置(PwとP
w’)によって幅wが決定される。この幅wは極大値P
1又はPrの前後で、極大値の例えば半分以上の値に対
応するセンサの数とセンサピッチの積によって求めるこ
ともできる。
【0063】図21の対象物の幅の検出原理に示すよう
に、対象物の実際の幅Wは、対象物までの距離Sと像の
幅wと結像レンズの焦点距離fとから、W=w・S/f
として求めることができる。そして、この幅Wが予め定
められた白線の幅の設定範囲に含まれる場合に、極大値
の位置P1を白線の位置として出力する(S12,S1
3)。
【0064】図13における測距範囲検出回路78 はマ
イクロコンピュータからなる回路で、白線検出回路76
により検出された白線の位置に基づいて、自車輌の走行
する車線に相当する白線を認識し、その白線に囲まれた
範囲を測距範囲として距離検出回路6に出力する。以下
に図22,図23を参照しながら測距範囲検出回路78
の動作を説明する。図22は測距範囲検出回路78の動
作を示すフローチャート、図23は測距範囲検出の模式
図である。
【0065】測距範囲検出回路78は、図23に示すよ
うな白線の位置P1〜P9を白線検出回路76より入力
し(図22のステップS1参照)、光センサアレイ31
a〜31cの中心位置Q1〜Q3から最も近い白線の位
置を、自車輌の走行する車線に相当する白線72として
認識し(図23におけるP2,P5,P8,P3,P
6,P9)、各光センサアレイ3a〜3cの白線の位置
で挟まれた領域を測距範囲信号79a〜79cとして、
距離検出回路6に出力する(S2→S3,分岐NO→S
5)。
【0066】ここで、中心位置Q1〜Q3からみて左又
は右側に白線の位置が無い場合には(S3,分岐YE
S)、光センサアレイの左端部又は右端部までを測距範
囲として、距離検出回路6に出力する(S4→S5)。
【0067】距離検出回路6は測距範囲信号79a〜7
9cに基づいて、測距範囲内の像から前述の距離測定原
理に基づいて距離を演算し、距離信号11を出力する。
なお、 上述した白線検出回路76, 距離検出回路6,測
距範囲検出回路78は、 機能的に区分して表現した要素
であるが、 実際上は共通なマイクロコンピュータを用い
た回路で構成されている。
【0068】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして得ら
れた車間距離情報は車の追突や異常接近の防止等に利用
され、必要時に運転者に警報を与えることができる。し
かしながら、車線上で渋滞や信号待ちなどで先行車に続
き自車が停止しているときに、先行車が発進するような
場合、近年のナビゲーションシステムや自動車用テレビ
等の普及により、運転者がそれらの機器を操作すること
や画面を見ることに気を取られ、先行車の発進に気が付
かなくても警報は出されず、渋滞を拡大したり、トラブ
ルを招くおそれがある。
【0069】本発明が解決しようとする課題は、運転者
が信号待ちや渋滞などで停車中に自動車用テレビやナビ
ゲーションシステムを操作したり、それら機器の表示を
見ている時にも確実に運転者に前方車両の発進を知らせ
ることにある。
【0070】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の車間距離測定装置は、光軸が互いに平
行で同一平面上に結像する一対の結像レンズ(1,2)
の結像面上に、複数m列の、かつ各々列方向に複数n個
の測定ウィンドウが設定された光センサアレイからなる
受光器の一対(31〜3mと41〜4m、または3a〜
3cと4a〜4c)が、夫々の結像レンズに対応し、対
の受光器相互の対応する光センサアレイの列同士がそれ
ぞれ同一直線上にあるように配置され、この対の受光器
上の像データから三角測量法によりm×n点の測定ウィ
ンドウ別の測定距離を求め得る距離検出手段(距離検出
回路6)と、この対の受光器の少なくとも一方の像デー
タから受光器の視野内における先行車の像の存在可能な
領域を検出する手段(白線検出回路76、測距範囲検出
回路78など)とを備え、前記距離検出手段によって求
め得るm×n点の測定距離情報のうち、前記先行車の像
の存在可能な領域に該当する測定距離情報から(距離ブ
ロック図抽出部7,距離選択部8,移動平均処理部9,
先行車認識部10などを介し)自車と先行車との車間距
離(111)を求める車間距離測定装置(距離測定装置
100)において、この先行車との車間距離と、自車の
車速センサ(102)から検出された自車の速度(車速
信号112)とを入力として自車と先行車との走行状態
を監視し、必要時に運転者への警報(警報信号113)
を出力する警報生成手段(警報判定部103)を備えた
ものとする。
【0071】また請求項2の車間距離測定装置では、請
求項1に記載の車間距離測定装置において、前記警報生
成手段は、先行車及び自車が停止している状態から、先
行車が発進し、その後所定時間(TD )を経ても自車が
発進しないときは警報を出力するものであるようにす
る。
【0072】また請求項3の車間距離測定装置は、請求
項1または2に記載の車間距離測定装置において、前記
警報を自車が搭載するナビゲーションシステムや自動車
用テレビなどの(モニタ105付きのものを含む)情報
機器(104)に出力するためのインターフェイスを備
えたものとする。
【0073】
【発明の実施の形態】本発明の車間距離測定装置は、従
来技術で述べた第1及び第2の先願の技術等を用いて、
光軸が互いに平行で同一平面上に結像する左右対の結像
レンズの結像面上に、複数m列の、かつ各々列方向に複
数n個の測定ウィンドウが設定された光センサアレイか
らなる受光器の一対が、夫々の結像レンズに対応し、対
の受光器相互の対応する光センサアレイの列同士がそれ
ぞれ同一直線上にあるように配置されており、この対の
受光器上の像データから三角測量法によりm×n点の測
定ウィンドウ別の測定距離を求め得る距離検出手段と、
この対の受光器の少なくとも一方の像データから、自車
の走行車線上の白線等を検出することなどによって、受
光器の視野内における先行車の像の存在可能な領域を検
出する手段とを備え、前記距離検出手段によって求め得
るm×n点の測定距離情報のうち、前記先行車の像の存
在可能な領域に該当する測定距離情報を処理することに
よって自車と先行車との車間距離を求めるが、さらに求
めた車間距離情報および別途自車の車速センサより入力
した自車の速度情報を用いて、必要時に運転者により有
効に警報を与えるものである。
【0074】図1は本発明の一実施例としての構成図
で、同図(a)は本発明の車間距離測定装置を搭載した
自車と先行車との関係を模式的に示し、図1(b)は本
装置を構成する機能ブロックを示す。
【0075】即ち、図1において、距離測定装置100
は自車の前方に取り付けられ、先行車16までの車間距
離を測定している。この距離測定装置100は警報判定
部103に接続されていて、警報判定部103に対し自
車と先行車との距離を示す車間距離111及び先行車に
ついての従来技術で述べた位置情報(つまり、m×n点
のマトリクス配列の距離情報内における先行車の距離情
報の存在する位置を示す情報)を出力している。
【0076】また警報判定部103には自車の速度を測
定している車速センサ107が接続されていて、この車
速センサ107より送られてくる自車の速度を示す車速
信号112と車間距離111から、先行車の走行速度お
よび信号待ちや渋滞等による停車状態を判別することが
できる。
【0077】そして警報判定部103は、次に述べるよ
うに警報信号113を自車に搭載したカーオーディオシ
ステム,カーAVシステム,またはナビゲーションシス
テムなどの情報機器104に与え、さらには情報機器1
04のモニタ(カーTV,ナビゲーションモニタなど)
105にその警報を表示させて運転者に注意を促すこと
ができる。図2は本発明の動作説明図で、同図(a),
(b)は時間(横軸)に対する、車間距離(細い実
線)、及び自車の速度(太い実線)(縦軸)の推移の異
なる例を示す。
【0078】同図(a),(b)において、時刻T0〜
Tlの間は自車は一定速度で先行車と一定の車間距離を
保って走行している。時刻T1で先行車がブレーキを踏
んで、減速を開始し車間距離が急速に縮まっている。時
刻T2で自車の運転者は先行車両が減速していることに
気が付き、自車のブレーキを踏み減速し始める。時刻T
3で先行車との車間距離が一定になる。ここで自車の速
度信号が0であることから、警報判定部103は自車及
び先行車が停止していることを判別できる。
【0079】更に時間が経過し、時刻T4で先行車は発
進し、車間距離が増加する。ここで通常の場合、図2
(a)のように運転者は先行車の発進を察知して時刻T
5で自車を発進させ、自車速度が増加し始めるが、運転
者の不注意などにより先行車の発進に気が付かない場合
がある。
【0080】そのような場合、図2(b)のように時刻
T4から一定時間TD が経過した時点T5’において警
報判別部103は警報信号113を発する。警報判定部
103は前記のように自車内の情報機器104に接続さ
れていて、警報信号113はこの情報機器104に送信
され、情報機器104から音声等により警報が出力され
る。またさらに情報機器104にはモニタ105が接続
されていて、画像表示によっても運転者に注意を促すこ
とができる。
【0081】なお、上記実施例では警報判定部103が
警報信号113を自車に搭載したカーオーディオシステ
ム,カーAVシステム,またはナビゲーションシステム
などの情報機器104に与え、さらにはそのモニタ10
5に警報を表示させるものとしたが、これとは別に車間
距離測定装置内に運転者の聴覚や視覚に訴える警報発生
手段を設け、警報判定部103が警報信号113をこの
警報発生手段に与えるようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、自車に搭載した車間距
離測定装置が、その測定で得た先行車との車間距離と、
自車の車速センサから入力した自車の速度とにより、自
車と先行車の走行状態を常時監視し、特に車線上で、例
えば信号待ちや渋滞などで先行車に続き自車が停止して
いるときに先行車が発進し、運転者が不注意などからこ
れに気が付かぬことにより一定時間を経ても自車が発進
しないときは、これを検出して警報を発信し、運転者の
聴覚に訴えるのみならず、モニタなどの視覚的手段によ
っても運転者に注意を促すようにしたので、運転者が停
車中に自動車用テレビやナビゲーションシステムを操作
したり、それら機器の表示を見ていて前方車両の発進に
気が付かない場合にも確実に運転者に注意を促すことが
でき、ひいては交通渋滞の要因を低減することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての構成図
【図2】本発明の動作説明図
【図3】第1の先願の技術に基づく車間距離測定装置の
構成例を示す図
【図4】図3の装置の処理を示すフローチャート
【図5】図3の撮像機構部の異なる例を示す構成図
【図6】図3の撮像機構部の他の異なる例を示す構成図
【図7】図3の測定視野と測距範囲の説明図
【図8】図3の距離ブロック図を示す模式図
【図9】図3の光センサアレイ長手方向の複数点の測距
原理を示す図
【図10】図3の距離選択部の動作原理を示す図
【図11】図3の測定視野内の先行車の大きさを示す図
【図12】図3の移動平均処理部の動作原理を示す図
【図13】第2の先願の技術に基づく車間距離測定装置
の構成例を示す図
【図14】図13の白線検出に必要な極大値の位置の検
出方法の説明図
【図15】図13の第一白線検出方式における白線検出
回路の動作を示すフローチャート
【図16】第一白線検出方式における検出信号を示す模
式図
【図17】図13の第二白線検出方式における白線検出
回路の動作を示すフローチャート
【図18】第二白線検出方式における検出信号を示す模
式図
【図19】図13の第三白線検出方式における白線検出
回路の動作を示すフローチャート
【図20】第三白線検出方式における検出信号を示す模
式図
【図21】第三白線検出方式における白線検出に必要な
対象物の幅の検出原理を示す模式図
【図22】図13の測距範囲検出回路の動作を示すフロ
ーチャート
【図23】図22の測距範囲検出の模式図
【図24】先願以前の技術に基づく車間距離測定装置の
構成図
【図25】図24の距離算出の原理を示す図
【図26】図24の距離検出回路の動作原理を示す図
【図27】図24の車間距離検出における正常時の画像
を示す図
【図28】図24の車間距離検出における不都合を示す
【符号の説明】
1,2 結像レンズ 3,4 受光器 3a〜3c,4a〜4c 光センサアレイ 31〜3m,41〜4m 光センサアレイ 6 距離検出回路 7 距離ブロック図抽出部 8 距離選択部 9 移動平均処理部 10 先行車認識部 16 先行車 30a〜30c,40a〜40c 像信号 301〜30m,401〜40m 像信号 31a〜31c,41a〜41c 像データ(光量分
布データ) 311〜31m,411〜41m 像データ(光量分
布データ) 53a〜53c,54a〜54c A/D変換器 531〜53m,541〜54m A/D変換器 55 記憶装置 72 白線 76 白線検出回路 78 測距範囲検出回路 100 距離測定装置 102 車速センサ 103 警報判定部 104 情報機器 105 モニタ 111 車間距離 112 車速信号 113 警報信号 TD 遅れ時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA14 CC11 CC40 FF01 FF09 FF67 HH13 JJ03 JJ18 JJ26 KK01 LL04 LL13 QQ03 QQ15 QQ21 QQ32 QQ36 QQ43 SS09 SS13 UU02 UU05 2F112 AC06 BA16 BA18 CA05 CA12 DA32 FA03 FA07 FA21 FA36 FA39 FA45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸が互いに平行で同一平面上に結像する
    一対の結像レンズの結像面上に、複数m列の、かつ各々
    列方向に複数n個の測定ウィンドウが設定された光セン
    サアレイからなる受光器の一対が、夫々の結像レンズに
    対応し、対の受光器相互の対応する光センサアレイの列
    同士がそれぞれ同一直線上にあるように配置され、 この対の受光器上の像データから三角測量法によりm×
    n点の測定ウィンドウ別の測定距離を求め得る距離検出
    手段と、 この対の受光器の少なくとも一方の像データから受光器
    の視野内における先行車の像の存在可能な領域を検出す
    る手段とを備え、 前記距離検出手段によって求め得るm×n点の測定距離
    情報のうち、前記先行車の像の存在可能な領域に該当す
    る測定距離情報から自車と先行車との車間距離を求める
    車間距離測定装置において、 この先行車との車間距離と、自車の車速センサから検出
    された自車の速度とを入力として自車と先行車との走行
    状態を監視し、必要時に運転者への警報を出力する警報
    生成手段を備えたことを特徴とする車間距離測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車間距離測定装置におい
    て、 前記警報生成手段は、先行車及び自車が停止している状
    態から、先行車が発進し、その後所定時間を経ても自車
    が発進しないときは警報を出力するものであることを特
    徴とする車間距離測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の車間距離測定装
    置において、 前記警報を自車が搭載するナビゲーションシステムや自
    動車用テレビなどの情報機器に出力するためのインター
    フェイスを備えたことを特徴とする車間距離測定装置。
JP10335230A 1998-11-26 1998-11-26 車間距離測定装置 Withdrawn JP2000161950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10335230A JP2000161950A (ja) 1998-11-26 1998-11-26 車間距離測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10335230A JP2000161950A (ja) 1998-11-26 1998-11-26 車間距離測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000161950A true JP2000161950A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18286208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10335230A Withdrawn JP2000161950A (ja) 1998-11-26 1998-11-26 車間距離測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000161950A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212906B2 (en) * 2004-02-19 2007-05-01 Honda Motor Co., Ltd. Follow running control system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212906B2 (en) * 2004-02-19 2007-05-01 Honda Motor Co., Ltd. Follow running control system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8311283B2 (en) Method for detecting lane departure and apparatus thereof
JP3263699B2 (ja) 走行環境監視装置
JP2887039B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP2800531B2 (ja) 車両用障害物検出装置
KR19980018699A (ko) 차간 거리 측정 장치
JP2007241898A (ja) 停止車両分別検出装置および車両の周辺監視装置
US5920382A (en) Distance-measuring apparatus
JP3807583B2 (ja) 道路領域判定装置
JPH0981757A (ja) 車両位置検出装置
JP4762774B2 (ja) 測距装置および車両の周辺監視装置
KR101960417B1 (ko) 객체인식률을 높인 융합센서 및 이를 구비한 차량 안전지원 시스템
JPH0771916A (ja) 車載用距離計測装置
JP2017129543A (ja) ステレオカメラ装置及び車両
JPH07244717A (ja) 車両用走行環境認識装置
JP3211732B2 (ja) 距離測定装置
JP3612821B2 (ja) 車載用距離測定装置
JP3287166B2 (ja) 距離測定装置
JP3586938B2 (ja) 車載用距離測定装置
JPH07333339A (ja) 自動車用障害物検知装置
JP4629638B2 (ja) 車両の周辺監視装置
JP2000161950A (ja) 車間距離測定装置
JP4162868B2 (ja) 対象物抽出装置
JPH0979821A (ja) 障害物認識装置
JP4165966B2 (ja) 物体認識装置
JP3232985B2 (ja) 車輛識別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050411